【安価・コンマ】貴方のヒーローアカデミア Vol.5

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399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:15:07.95 ID:mll0Xe640
4
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 22:15:28.78 ID:WbP6ksou0
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:19:02.24 ID:bWBVfj/W0
4
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:19:58.22 ID:zAvvFQDX0
1
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 22:20:09.36 ID:WbP6ksou0
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 22:22:12.61 ID:0yx2b4tT0
>>1
わざわざ質問お返事下さってありがとうございます!!
2で
405 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/12(水) 22:31:42.10 ID:7K9LAHfn0


多数決 選択 2 またやらかした! 今年も途中でいなくなり、今度は世界を救ってきたぞ!

知ったクラスメイトは呆れたに違いない。

誰かついてったかはエピローグで拾えたらその時に。


続いて3年次の体育祭を!

雄英体育祭
三年次の成績

↓3〜 多数決 先に3票入ったもの
1:今年はハプニングもなくブッチギリで優勝。ついに貴方の実力が世に示された!
2:今年もまたハプニング! またまた途中でいなくなり、今度は秘密裏に宇宙を救ってきた! ※1
3:普通に負けた! のち最終トーナメントのどこで、誰に負けたのかを安価
4:いや、ここはコンマでいこう!(↑三つをコンマでやる)
5:その他 思いついた結果を

※1 今度は誰かと一緒にやってきたかもしれない。むしろ今度は全員で行ったかも
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 22:32:18.90 ID:WbP6ksou0
1
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:37:24.12 ID:bWBVfj/W0
1
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:38:42.69 ID:KSO8wnQaO
さすがにもう1でええやろ
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 22:40:28.87 ID:WbP6ksou0
1
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:43:04.48 ID:zAvvFQDX0
1

さすがにこれ以上すっぽかすとヒーロー活動に支障があるどころではない。
411 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/12(水) 22:52:54.77 ID:7K9LAHfn0


多数決 選択 1 三度目の正直!!


二度の棄権を経て、ついに優勝した貴方。

これにはクラスメイトもにっこり。
ついにの優勝なので、マスコミの食いつきもよろしかろう。


ところで、二年次の優勝者は誰だったのかな?

↓2〜4 コンマが一番高かった人

 1 緑谷出久
 2 爆豪勝己
 3 八百万百
 4 麗日お茶子
 5 瀬呂範太
 6 切島鋭児朗
 7 蛙吹梅雨
 8 上鳴電気
 9 飯田天哉
10 常闇踏陰
11 葉隠透
12 峰田実
13 青山優雅
14 轟焦凍
15 耳朗響香
16 障子目蔵
17 芦戸三奈
18 尾白猿夫
19 砂糖力道
20 口田甲司
21 拳藤一佳
22 鉄哲徹鐡
23 物間寧人
24 その他体育祭に参加した人


ついでに三年次の決勝の相手も決める? 決める決めないも記入してくれると助かるっす。
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:56:41.08 ID:O3BYhny6O
デク

安価なら決めるで
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:57:10.81 ID:BNgVvuv70
21
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:57:14.44 ID:mll0Xe640

個人的には決めたいな
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 22:58:40.33 ID:bWBVfj/W0
10
416 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/12(水) 23:05:03.47 ID:7K9LAHfn0


21 拳藤一佳 コンマ 81
 
 1 緑谷出久 コンマ 44
 
10 常闇踏陰 コンマ 33


数値的に拳藤さんだけど、ゾロ目のあつかいを決めていなかったっ……!

いつもならゾロ目の人も選択ってなるんですが、今回は一人だから、ここはいつもの累積ということで


↓1 ゾロ目あり デクのコンマ +44

↓2 ゾロ目あり 常闇のコンマ +33 ゾロ目が出たらさらに下を適応していくよ

お助けポイントは使えません
拳藤さんの81超えたら逆転優勝

優勝者決定したら、対戦相手を決めます

417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:06:32.30 ID:7c224vgk0
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:07:56.43 ID:bWBVfj/W0
ほい
419 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/12(水) 23:13:05.27 ID:7K9LAHfn0

拳藤 コンマ 81

デク コンマ 30 +44 =77

常闇 コンマ 43 +33 =76


逆転ならず! 2年次の優勝者は拳藤一佳!

すげぇ。並み居る強豪をおさえ、まさかのダークホース。この体育祭もなにがあった。

想像するだけでワクワクしますね。


では、3年次、貴方の対戦相手。つまり準優勝者を決めます。

↓2〜4 コンマが一番高かった人 ゾロ目あり ゾロ目の場合は 5〜の数値が適応されていきます

 1 緑谷出久
 2 爆豪勝己
 3 八百万百
 4 麗日お茶子
 5 瀬呂範太
 6 切島鋭児朗
 7 蛙吹梅雨
 8 上鳴電気
 9 飯田天哉
10 常闇踏陰
11 葉隠透
12 峰田実
13 青山優雅
14 轟焦凍
15 耳朗響香
16 障子目蔵
17 芦戸三奈
18 尾白猿夫
19 砂糖力道
20 口田甲司
21 拳藤一佳
22 鉄哲徹鐡
23 物間寧人
24 その他体育祭に参加した人
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:15:28.17 ID:BNgVvuv70
まさか勝つとは。これも描写に入るんかな?
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:15:39.72 ID:HsUAXKW4O
一桂ちゃんで
二連覇をかけた戦いとか面白そう
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:16:19.98 ID:mll0Xe640
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 23:16:48.11 ID:WbP6ksou0
デク

強豪やA組のクラスメイトは貴方と一緒に棄権した可能性も
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:16:52.46 ID:AVVAdg1pO
デク
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:19:30.88 ID:7c224vgk0
デク
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:19:37.85 ID:HsUAXKW4O
>>423 sageしよう
棄権だと優勝でも少ししょぼそうに見えるし、貴方がいない分奮起したんじゃない?
427 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/12(水) 23:30:13.42 ID:7K9LAHfn0


21 拳藤一佳 コンマ 72
 
 1 緑谷出久 コンマ 98
 
 1 緑谷出久 コンマ 11 +46


最後の最後でこのコンマをだすとは、さすが本家主人公。

見ごたえのある戦いだったに違いない。


とりあえず、三年次優勝したので指名の心配もなく進路も安心ですね。


それでは、エピローグのための安価もとっておこうと思います。
好感度の高い人全員やれればいいんですが、さすがにそれは無茶なので勘弁な!

とりあえず、最初の一人から決めましょう

誰とのエピローグが見たい?


↓2〜4 コンマが一番高かった人 ゾロ目の場合はその人もだ!

 1 緑谷出久
 2 爆豪勝己
 3 八百万百
 4 麗日お茶子
 5 瀬呂範太
 6 切島鋭児朗
 7 蛙吹梅雨
 8 上鳴電気
 9 飯田天哉
10 常闇踏陰
11 葉隠透
12 峰田実
13 青山優雅
14 轟焦凍
15 耳朗響香
16 障子目蔵
17 芦戸三奈
18 尾白猿夫
19 砂糖力道
20 口田甲司
21 拳藤一佳
22 鉄哲徹鐡
23 物間寧人
24 その他貴方と関わりを持った人

シチュエーションのリクエストとかあったら一緒にどうぞ。結婚式とか、決闘とか
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:34:32.35 ID:BNgVvuv70
1 決勝戦
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:34:38.98 ID:oeG5+cIA0
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:35:03.36 ID:HsUAXKW4O
21 告白→結婚?
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:36:17.17 ID:7c224vgk0
八百万百
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:37:27.97 ID:KSO8wnQaO

最終決戦後のお忍びデートとか
433 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/12(水) 23:44:47.05 ID:7K9LAHfn0

11 葉隠 透 コンマ 98

21 拳藤一佳 コンマ 36

 3 八百万百 コンマ 17


透強し。

ひとまず彼女に決定したところで、本日は終了。

エピローグでコンマや安価があるかはまだ未定なので、その時はまたお付き合い下さい。


今日はここまでー。
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:46:30.06 ID:HsUAXKW4O

余裕があれば、今回選ばれなかった候補の2人も書いてもいいのよ?(願望)
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:55:36.07 ID:bWBVfj/W0
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/12(水) 23:57:45.20 ID:BNgVvuv70
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/13(木) 00:00:00.67 ID:/mUTyPiA0
裸見たんだから責任は取らないと
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/14(金) 12:20:03.10 ID:Floivu7XO
デク♀とのルートが見たいです
439 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 21:16:40.20 ID:NAUC9hyT0


21:30からエピローグ 葉隠透ルートやりますよー。

ちなみに、エピローグ中にコンマや安価はありません。

440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/16(日) 21:19:09.86 ID:9X5bttWo0
わかったよー
441 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 21:31:51.20 ID:NAUC9hyT0


エピローグ 葉隠透


黒い闇が晴れ、オールフォーワンは倒れた。

最終決戦後、無事生還した貴方に、いの一番に抱きついてきたのは透だった。


透「よかった。よかったよー」


ぎゅっと貴方を抱きしめ、その無事を、確かに鳴る心臓の鼓動を確かめる。

その大胆な行動に、流石の貴方も一瞬驚くが、安心する彼女を見て、思わずぽんぽんと頭を撫でてしまった。


貴方「あの、光さえ届かない闇の中。君の声が聞こえました」

透「へ?」

貴方「最後、『勝って、また私の顔を見て、なんか一言言うんだよー!』そう言ってましたよね」

透「ええっ!? 届いてたの!?」

貴方「だから、言うよ」


貴方は抱きついた透を放し、その肩に手を置き、じっと彼女の顔を、目を見た。

442 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 21:32:18.15 ID:NAUC9hyT0


貴方「どうやら私は、君の事が好きのようです」

443 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 21:32:51.00 ID:NAUC9hyT0


透「……」

みんな「……」


貴方の発言に、みんな、固まった。


貴方「さっき、確信しました。愛していると言ってもいい!」


透「うえええええー!?」

みんな「ええええー!?」


透「わ、私、透明だよ?」

貴方「私には、瞳の色まではっきりわかります」


透「別に、かわいくないよ?」

貴方「私にとっては世界で一番かわいい人です」


透「テンション高くてうざいって言われるよ?」

貴方「おかげで私のノリについてきてくれるじゃないですか」


透「こんな私でいいの?」

貴方「そんな透がいいんです」


透「ううー」

次から次へと論破(?)され、透は言葉に窮してしまった。


貴方「私の事は、嫌いですか?」

透「そ、そんなことないよ! 私だって、大好きなんだから!」


貴方にだけ見える彼女が、顔を真っ赤にして、そう宣言した。


切島&上鳴「えんだー!」

ピクシーボブ「いやあぁぁぁぁ!!」(やっと来た)

良くあるノリで、場にいた人達が騒ぎ出した。


この時やっと、透は周囲にクラスメイトや他のヒーローがいたことを思い出す。


貴方「なら、問題ありませんね。これから、よろしくお願いします」

透「うー。もう。こうなったら自棄だよ。もう、私を一人にしちゃイヤなんだからね!」

貴方「させませんよ。一生、一緒にいましょう」


相澤「やれやれ。交際するなとは言わんが、学生のうちは控えろよ。不順異性交遊は退学対象だからな」

やれやれと、相澤先生は呆れたように忠告した。


透「透明だから大丈夫です!」

相澤「なにが大丈夫なんだ。おい」


皆の笑いが、場に木霊した。

444 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 21:34:32.92 ID:NAUC9hyT0

それから。

色々なことがあった。
仮免所得でひと悶着あったり、インターンで事件にまきこまれたりもした。

雪山行ったら遭難も経験しただろう。

二年目の体育祭は世界を救うためまた途中で棄権したりもした。

最後の挑戦となる三年目の体育祭にてついに優勝し、貴方はその実力を世に知らしめた。

そこから一気に社会的な注目も集まり、サイドキックとしてどの事務所へ入るのか、それともヒーローとして個人

事務所を開くのか。
その年の目玉となった。

話のネタはまだまだ尽きないようだが、そろそろこの物語も締めに入らなければならない。

445 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 21:35:08.97 ID:NAUC9hyT0


リンゴーン。
リンゴーン。


教会。

祝福の鐘が鳴り響く中、純白のウエディングドレスに身を包んだ透明な花嫁と、同じく曇りなき白のタキシードを

着た花婿がいた。

二人は教会にて。

花嫁は真っ赤なバージンロードを歩き。

その指輪の交換も、終わる……


神父「誓いのキスを」


ついにこの時がやって来た。二人の視線が、絡み合う。


近づいて行く唇と唇。

その、瞬間……

446 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 21:35:42.59 ID:NAUC9hyT0


『緊急警報』
『緊急警報』

『ヴィラン出現の一報が入りました。ただちに現場へお願いします』

447 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 21:36:13.08 ID:NAUC9hyT0


教会に、緊急警報が鳴り響いた。


二人の動きは直前で止まり、祝福に訪れていた招待客も、やれやれと席から立ち上がる。


天哉「このめでたい時に悪事を働くなど、言語道断!」

瀬呂「まったくだ。どんなバカが出たってんだ」

デク「むしろ、こんな日に限って出なくてもよかったろうに……」

梅雨「イベントごとには必ずハプニングに見舞われる。彼等らしいわね」

お茶子「せめてブーケトスまで待って欲しかったー」

青山「これは、ヴィランに同情するねっ!」

常闇「諸行無常となりえるな」

招待客が出現したヴィランに対して同情をする。


貴方「こうなったらしかたありません。披露宴での最初の共同作業は、予定変更ですね」

透「そうするしかないみたいだね!」


新郎新婦はおろか、この場にそろった者達はほとんどがヒーロー。

休憩はあれど、休日はあってはならない。

なぜなら彼等は、ヒーローだから!
助けを求める者がいるならば、必ずそこへ助けに行く。


ゆえに貴方達は、ウエディングドレスとタキシードのまま、現場へ急行することにした!



──そう遠くない未来。新たな平和な象徴と呼ばれるヒーローが現われるだろう。


そのヒーローは、助けを求める声があらば瞬時に駆けつけ、瞬く間に事件を解決してゆく。

その名を耳にするだけでヴィランは恐れおののき、その名を口にするだけで力なき人々は勇気と安心を得る。

それはまさに、平和を象徴とする、新たなヒーロー。


そのヒーローが颯爽とその場に現われた時、その場にいるすべての者はこう口にするだろう。



≪貴方が来た!≫



と──



その日、花嫁姿と花婿姿でヴィランを倒すというヒーローの姿が話題になったとかならなかったとか……



貴方のヒーローアカデミア おしまい

448 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 21:38:55.12 ID:NAUC9hyT0

というわけで、ひとまず完結。


あと何人いけるかはわかりませんが、いけるとこまで個別ルートやるよー。

誰とのエピローグが見たい?


↓2〜4 コンマが一番高かった人 ゾロ目の場合はその人もだ!

 1 緑谷出久
 2 爆豪勝己
 3 八百万百
 4 麗日お茶子
 5 瀬呂範太
 6 切島鋭児朗
 7 蛙吹梅雨
 8 上鳴電気
 9 飯田天哉
10 常闇踏陰
11 葉隠透   済
12 峰田実
13 青山優雅
14 轟焦凍
15 耳朗響香
16 障子目蔵
17 芦戸三奈
18 尾白猿夫
19 砂糖力道
20 口田甲司
21 拳藤一佳
22 鉄哲徹鐡
23 物間寧人
24 その他貴方と関わりを持った人


シチュエーションのリクエストとかあったら一緒にどうぞ。結婚式とか、決闘とか
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/16(日) 21:39:05.20 ID:9X5bttWo0
エタらずに完結してよかった
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/16(日) 21:39:52.89 ID:ivAtKRPj0
21
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/16(日) 21:40:19.44 ID:zwTxxa2+o
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/16(日) 21:41:28.39 ID:9X5bttWo0
発目明
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/16(日) 21:59:03.22 ID:ivAtKRPj0
活躍したであろう二年次と三年次の体育祭にも少し触れて欲しいなと思ったり(結婚などの個別ENDに話を繋げれるかが少し疑問ですけど)
454 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/16(日) 22:00:12.99 ID:NAUC9hyT0


21 拳藤一佳 コンマ 89

 1 緑谷出久 コンマ 44

24 発目明  コンマ 39


ここでゾロ目を出してくるとは。

ゾロ目補正で 拳藤とデクの個別ルートに決定です。


二人に決定したところで、今日はここまでー。

455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/16(日) 22:16:12.58 ID:LVFF9Wqb0
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/17(月) 04:34:54.30 ID:c50hxQvA0
乙ー。

 エタる作品が多い中、エピローグまで書いてくれるのは嬉しいね。ここのヒロアカ安価では初かな。少なくとも自分は初めて見た。
457 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:19:51.91 ID:jWc4CCKM0


21:30からエピローグ 拳藤一佳ルートやりますのー。

ちなみに、今回もエピローグ中、コンマや安価はありません。


……しかし、前回からもう一週間。
忙しいと時間の経過が速すぎてびっくりします。

458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 21:20:20.81 ID:TmQW8Dda0
よっしゃー
459 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:34:24.10 ID:jWc4CCKM0


エピローグ 拳藤一佳


オールフォーワンと戦った林間学校から、色々な事があった。
仮免所得でひと悶着あったり、インターンで事件にまきこまれもした。

冬雪山に行ったら遭難も経験しただろう。


あれから約一年。年は巡り、舞台は再びの雄英体育祭である。


スケジュールは順調に進み、毎年恒例、決勝のトーナメントとあいなった。
貴方はもちろん、決勝進出者の一人だ。

次の試合が近いため、貴方は一人、控え室にいた。

学生生活も一年たち、皆手ごわく成長した。油断すれば負けるかもしれないと、集中するためだ。


貴方「……っ!」


しかし、その集中のおかげで、貴方はこの祭りの最中に起きようとしているある異変を感じ取ってしまった。

この星からはるかはなれたある場所。そこに、孔が生まれようとしている。

いわゆる重力異常。わかりやすく例えれば、宇宙の落とし穴。
突如として生まれる、ブラックホールにも似た、全てをすりつぶす巨大な孔。

そこに入ればいかなる存在も帰ってくることは出来ぬ重力の異常。

それが、この地球が進む公転軌道上に生まれようとしている!


重力を極め、極限まで集中力を高めた貴方だからこそ感じた異変。

他の者がこの異変を察知できるとすれば、それはその孔に落ちる直前。
回避不能の状態になってからだろう。

それはまさに、落とし穴に落ちるがごとく、その地点に到達した瞬間に孔が開き、星ごと全てがのみこまれてゆく!

貴方は確信する。
なにもしなければ、今から二時間後、この地球は消滅すると!

貴方(原因はまだわからない。でも、それを探っている暇はないし、それが起きることだけははっきりと予見できる……)

たとえ誰かに知らせたとしても、場所は宇宙。準備もなくそこで行動出来る者はほとんどいなかった。

やれやれと、貴方は控え室のベンチから立ち上がった。


貴方「今年もまた、優勝は御預けですか」

貴方はこれから試合であった。

しかし、それも諦めざるを得ない。
ここで見逃せば、地球ごと全てが滅んでしまうのだから当然だろう。


準備もなく宇宙で行動できる例外。
それに貴方は当てはまっていた。

今、貴方のスーツはサポート科の助けのおかげで、宇宙でも活動出来るよう改造されていた。

短い時間ならば、貴方一人で宇宙に出る事は可能なのである!

だから、一人で孔を塞ぎに行ってもなんの問題もない!


貴方(問題は、閉じたあと。ですがね……)


そんなことを思いつつ、貴方はワームホールを開き、今日は必要のない自身のヒーロースーツを取り出した。

460 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:34:55.51 ID:jWc4CCKM0


コンコン。

461 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:35:57.46 ID:jWc4CCKM0


一佳「いるー?」

ノックして控え室に入ってきたのは、同じく決勝トーナメントに残った拳藤一佳だった。


貴方「あ」

一佳「え?」


拳藤一佳が見たのは、ヒーロースーツ。白金のフルプレートに着替えた貴方の姿だった。

雄英体育祭のルールにおいて、ヒーロースーツは使えない。
なのにそれを着ているということは、それを着る必要があるなにかが起きている。

すなわち、貴方が次の試合に出るつもりはない。ということを彼女は即座に悟る。


一佳「一体、なにが起きているの?」

貴方「……しかたありません。時間がありませんから、聞いてください」


ここで押し問答するより、彼女ならば事態を理解してくれるだろうと判断し、貴方は先ほど感じ取った重力異常。宇宙の落とし穴が発生した事を説明した。


一佳「う、そ……」

貴方「時間がありません。私はこのままそこへむかい、孔を閉じてきます」

一佳「な、なら、私も……!」

貴方「いえ。他の人は連れて行けません。場所は宇宙ですし、なにより、今回ばかりは私でも帰ってこれる保証はありません」

一佳「え?」


貴方の言葉に、一佳は驚きを隠せなかった。

貴方が無理かもしれないなんて口にするなんて、一年近く一緒にいる彼女でも初めて耳にするレベルの言葉だったからだ。
すでに一流プロの実力があると言われている貴方がそんなことを口にするなんて、事態はかなり切迫していると彼女は悟った。


貴方「大丈夫。明日は普通にきます。だから、私の分もこのトーナメントで大暴れしてください」


貴方が一佳に向けた笑顔は、どこかなにかを悟ったような儚い笑顔だった。

462 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:36:23.06 ID:jWc4CCKM0


一佳「……わかった。残るよ」

わがままを言わず、一佳はあっさりとひいた。

463 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:36:55.03 ID:jWc4CCKM0


一佳「でもさ、約束して。私は不可能を可能にするから、君も不可能を可能にするって」

貴方「……はい?」

一佳「今、大暴れしてって言ったね。優勝を託すって言わなかったのは、君でも私が優勝するのは不可能だって思ってるって事だ」

貴方「……」


確かにその通りだった。いくら彼女が優秀なB組のクラス委員長だといっても、それ以上に優秀な個性を持った者達がごろごろといる。

彼女の個性は『大拳』

両の拳を巨大化させるというものだ。
この個性で爆破や炎の個性を持つ武闘派と渡り合うというのは正直言って厳しい。いや、不可能と言っていい。

それは一佳自身もわかっている。

わかっている……


だが。

だからこそ……!


一佳「絶対不可能だって思うそれを実現させるなら、君だって、それが不可能だなんて言ってられないよな?」


にこっと、一佳は貴方に微笑みかけた。


一佳「だから、約束。私、優勝するから。君も絶対、必ず、帰ってきて。この結果を確認しに来て。不可能なんてないんだって、証明するために!」

貴方「……」

貴方は、一瞬唖然としてしまった。


貴方「ふっ。ふふふ。ははは。その通りです。その通りでした。なにを弱気になっていたんでしょう。わかりました。約束です。私は必ず帰ってくる」

一佳「私は、必ず優勝する」


二人は突き出した拳を突き合わせ、その場から離れた……

464 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:37:21.18 ID:jWc4CCKM0


今年もまた貴方が行方不明となり、小さな話題となったが、トーナメントの進行に支障は生じない。

解説席。今年もまた去年と同じ面子の二人が、貴方の時間切れ失格にあんぐりと口を開ける。

相澤「口を開けてんのはプレゼントマイクのヤツだけな」

プレゼントマイク「い、いや、今年もまーたいなくなっちまったんだぜ」

相澤「……マイク、ここ、少し頼む」


貴方の出るはずだった試合もなくなり、しばらく時間調整が行われる中、相澤が席から立ち上がった。


プレゼントマイク「オーケーオーケー。次の試合までには戻って来いよ」

相澤「ああ。すぐ戻る」


解説の部屋から出た相澤はまず貴方に電話をかけた。
当然、出ない。

ついで可能性のある場所へ、手当たり次第にかけてゆく。


相澤(今年こそ逃げ出した。なんてのはあり得ん。アイツが勝手にいなくなるということは、それ相応の事態がどこかで起きているということだ。校長あたりならなにか把握しているか……?)


そうして調査をお願いした結果、地球の公転軌道上で小さな重力異常が発生しようとしていることが判明する。

相澤は星の終わりが迫っている事を知る。
そして、貴方がそこへ向かったであろうことも……

しかしソレは、表に出す事は出来なかった。

もうじきこの星が滅ぶかもしれませんなど、どう公表しろというのだ……!

今各国の上層部が必至に対策を練ろうとしている。それまで今までどおり過ごして欲しいと校長に言われ、相澤は解説席に戻ってきた。


この事態を解決出来るのは重力を極めた貴方しかいないと理解し、出来ることは無事に戻ってくる事だけと、彼は気づいたからだ……


プレゼントマイク「おう、どうだった?」

相澤「なんでもなかった」

プレゼントマイク「お、おう」

プレゼントマイク(なんでもなかったわけねぇって面だな。こりゃ、口にも出せねぇヤベェ事態になってやがんな……)

だが、プロであるプレゼントマイクはそれをまったく表に出さない。

一見すると何事も起きていないかのように、トーナメントは進む。

465 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:38:14.81 ID:jWc4CCKM0


貴方二度目の失踪!

それは、相澤だけでなく、貴方をよく知るクラスメイト達でさえまたなにか事件に首を突っ込んだな。とすぐ理解出来た。

ある者はトーナメントを放り出して貴方を追おうとし、またある者はなぜ共に行こうと告げてくれなかったと憤る。
貴方が逃げたわけではないと気づく者達は、このままではトーナメントで戦うような状態ではなかった。


そんな中、彼等の前に立った拳藤一佳は宣言する。


一佳「私は彼の行った場所と理由を知ってる。知りたいのなら、トーナメントで私を倒すんだね! そうしたら教えてあげるよ!」


この宣言により、トーナメントからそれた意識が、彼女を倒し、貴方の行方を知るということで戻った。

貴方不在で失われた目的が、いないことで復活したのである!


しかしそれは、貴方との約束を守る一佳にとって茨の道。

優勝を遠のかせる、無駄な宣言。

それでも、彼女は言わねばならぬと思った。貴方の意志を貫き通すためにも。不可能を可能にするという約束を守るためにも!


一佳に迫る強豪達。

誰もがA組の誰かならば彼女に勝利するだろうと思っていた。

そうして居場所がわかれば、彼のあとを追える。

個性の質と相性を考え、誰もがそう、考えていた……


しかし。
しかしだ。


今回ばかりは、そうはいかなかった。


拳藤一佳は、貴方を心配し、限界を超えて力を発揮した彼等の友情さえ超えてみせた。

たった一つの約束を守り、自身の限界さえこえ、まさに身を持って、不可能を可能にした。


彼女は常闇も、爆豪も、轟も、デクも退け、決勝の舞台の上で勝者として手を上げる!

466 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:38:45.45 ID:jWc4CCKM0


プレゼントマイク「な、なんじゃこりゃぁ! まさか、まさかのダークホースだぜ。言っちゃあなんだが、並み居る強豪を蹴散らし、まさかこいつが優勝するなんて誰が想像した! 一体誰が、この子が勝つと考えた!」


決勝の舞台で勝者として立っていたのは、B組クラス委員長。拳藤一佳だった。
姿はボロボロであったが、その瞳には強い意志が宿り、その立ち姿には、勝者としての気品すら感じられた。


相澤「……戦いに鬼気迫るものがあったな。皆、気合が入っていたが、彼女一人は別格だった。絶対に負けられないという意志があったように見えた。それが、勝因だろう」

相澤(ひょっとすると、アイツがいないこととなにか関係があるのか……?)

相澤「その強い意志の力で、個性の相性差も跳ね除け、相手をすべて倒した。見事としか言いようがない」

マイク「ともかく、ともかくだ。今回の優勝は、まさかのダークホース。拳藤一佳だあぁぁぁ!」


わぁっ!!

客席から、大歓声があがった。


勝利の確定と共に、優勝者へインタビュアーとカメラが走る。
マイクを向けられた彼女は、自分をうつすカメラを見てにこりと笑った。


一佳「見てくれた? 私、勝ったよ! 約束は守った。今度は君の番! 聞こえた? ううん。届いているはずだよ。私の声が聞こえたのなら、今すぐ帰ってこーいっ!!」


マイクがきーんとハウリングするほどの声量。

なにも知らない観客は、この言葉が誰に向けられているのかはわからないだろう。
しかし、親しい者達は薄々気づいていた。その、意味に……

彼女の強い意志の裏に隠された、その『想い』に……


これは、祈りだ。

467 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:39:59.86 ID:jWc4CCKM0


貴方「……」


そこは、なにもない空間だった。

宇宙。


人類というちっぽけな存在にとってそこは、そう思ってしまって不思議のない広大にして膨大に広がる、なにもない広さだった。

貴方「……」

そこに、ちっぽけな人影がゆらりゆらりと漂っている。


地球の公転軌道上に開くはずだった重力の落とし穴は、すでに閉じられている。
全身全霊をこめた貴方の重力操作により、その孔は開くことなく存在をひっそりと消されてしまった。

地球の危機は、はじまることなく終わりを告げていた。


しかし……


貴方(やはり、ダメか……)


体がピクリとも動かない。

その入り口を閉じた貴方は、今まさに力尽きようとしていた。

地球をのみこむほどの孔を閉じたのだ。限界の限界をこえ力を発揮し、全てを出し尽くしてやっと可能にした、まさに不可能を可能にした一事。

全てを出しつくし世界を救い、そこからさらに、もう一つの不可能を可能にするなど、到底出来るわけが……


一佳『私、勝ったよ!』


貴方「っ!?」


声が、聞こえた。

聞こえるはずがないその場所で、貴方の耳は確かに彼女の声をとらえた!


一佳『約束は守った。今度は君の番! 聞こえた? ううん。届いているはずだよ。私の声が聞こえたのなら、今すぐ帰ってこーいっ!!』


それはただの幻聴だったのかもしれない。

気のせいだったのかもしれない。


でも!


貴方「約束、した……!」

そう思った瞬間、体の奥底から力がわいた!

貴方「必ず、私も帰ると……! 約束、したっ!」


遠くから迫るその青い星を霞む視界にとらえながら、貴方は最後の力を振り絞る。


その、『おもい』を力に変えて!


地球。


どさりっ。

その出現は、唐突だった。


優勝者である拳藤一佳の表情が驚き、悲しみ、嬉しさとかわり、会場に唐突に落下したその少年に向かってかけてゆく。

彼女のための優勝賞品が、そこに現われたからだ……!
468 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:40:28.15 ID:jWc4CCKM0


物間「えー、これが、お二人がお付き合いをはじめるきっかけであり、後に重力回天事件として語られる事となる
国際犯罪の序章だったのは、皆さんもご存知の通りでしょう」


今日は、その二人の結婚式。

よくある出会いから結婚までの軌跡を描いたスライドが、思い出の写真と共に流されている。


物間「どうして僕が、君等の結婚式の司会なのかなあ?」


次のスライドがはじまると、物間がマイクから口を離し、また文句を口にした。


一佳「あんたが一番適任だから。鉄哲じゃ司会なんて無理だし、A組じゃ私の方が関係薄いし」


鉄哲「『貴方』さーん! 拳藤のヤツ、頼みましたよー!」

ちなみに貴方は、友人からのお祝いの酒を次から次へとグラスに注がれていて、物間の愚痴を聞いてる暇はない。


物間「まあ、受けたからには完璧にこなすけどね」

やれやれと、物間は呆れたようにため息をついた。

物間「そうそう。いい忘れた事があった」

一佳「なにさ?」

物間「結婚、おめでとう。あいつは大っ嫌いだが、よい選択をしたのは間違いないよ」

一佳「当たり前じゃない。私が選んだ世界で一番いい男なんだから!」


その笑顔は、幸せ一杯に包まれた、まさに世界で一番幸せな花嫁の笑顔であった。


物間「もうお腹いっぱいだよ。お幸せに」



──そう遠くない未来。新たな平和な象徴と呼ばれるヒーローが現われるだろう。


そのヒーローは、助けを求める声があらば瞬時に駆けつけ、瞬く間に事件を解決してゆく。

その名を耳にするだけでヴィランは恐れおののき、その名を口にするだけで力なき人々は勇気と安心を得る。

それはまさに、平和を象徴とする、新たなヒーロー。


そのヒーローが颯爽とその場に現われた時、その場にいるすべての者はこう口にするだろう。



≪貴方が来た!≫



と──



貴方のヒーローアカデミア おしまい

469 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/07/23(日) 21:42:00.87 ID:jWc4CCKM0


エピローグ 拳藤壱佳はこれにて終了。
デクはまた別の日にー。

470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 21:46:17.38 ID:2wMSwMFZ0
一佳ちゃん可愛い・・・いいエピローグ
乙です
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 21:57:01.96 ID:TmQW8Dda0
最高だった
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 22:40:18.10 ID:uT2DfMA10


良かったな、本当に
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/24(月) 05:01:51.00 ID:mZ+Qbl5A0
乙ー。

 なるほど二年次の貴方不在&一佳優勝をこう使いますか。良いエピソードでした。

 二人が結ばれなくても同じ事が起きていた場合、負けた子達は凄く奮起しそうですね。三年次の皆のステータスが凄いことになっていそう。特に緑谷・爆豪・轟。

 という訳でデク編も楽しみにしています。
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/25(火) 02:31:38.58 ID:6bF+gRRu0
>そのヒーローは、助けを求める声があらば瞬時に駆けつけ、瞬く間に事件を解決してゆく。

【貴方】はインゲニウムの語ったヒーロー像の理想形でもあるんだね
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/29(土) 11:05:34.80 ID:+Cs5vc7z0
黒霧と同じことできるからね
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/31(月) 02:03:53.65 ID:11WMPyAx0
オールフォーワンに乗っ取られてラスボス化したルートも見てみたいな
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 02:11:34.91 ID:yXz8+Zd7O
次の子はオールフォーワンの子供とかやってみたい
478 : ◆iTIU2u1OKI [sage]:2017/08/09(水) 22:06:03.62 ID:K+kjmt3t0

 あ、れ? もう8月も10日近くたってる? そろそろお盆?

 おかしいな。まだ8月入ったくらいじゃない? いや、7月の末のような気もする。
 言っても現実は変わらない悲しさ。

 エピローグのデク編はもうちょっとお待ち下さい。
 If編とか二周目とか楽しそうですが、ちょっとわかりません。


 あえて意味深にお助けポイントを。 11→12
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 22:07:29.56 ID:5zcj4pXWo
やったぜ
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/27(日) 21:46:27.49 ID:qO1Hz+ZG0
まだ?
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/27(日) 21:48:55.32 ID:FqIJu/OI0
次は、何をやるのだろうか?
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/22(金) 21:05:33.52 ID:GavpjLVT0
483 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/10/03(火) 21:03:55.94 ID:DnltyMgM0

いやー、まさか一ヶ月なにも……え? もう十月? アレから二ヶ月!? 今年残りもう2ヶ月ないの!? コレはじめて一年通り過ぎてた!!?
うっそだぁ……

時間がたつの早すぎてちょっと愕然としてます。

デクのエピローグは三年体育祭の優勝決定戦をコンマをもちいてやりたかったんですが、ちょっと安価、コンマを捌いている余裕がなさそうなので、非安価の今までどおりのエピローグにさせてください。

デクとの決勝は余裕が出来たらやるかもしれませんが、いつ余裕が出来るかさっぱりなので期待はしないようにお願いします。
せっかくの意味深が無駄になっちゃったけど、一応。お助けポイント12→13
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 21:04:57.45 ID:Pok3vCu50
待ってたよテンポ銃士で非安価のほうが良いよね
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 21:13:19.62 ID:Pok3vCu50
非安価でいいから早く見たい
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 21:23:47.09 ID:E5vHNrMO0
承知
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 21:40:45.99 ID:Ye9TsfBk0
了解
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 23:18:20.92 ID:G1FGrhgA0
りょうかい〜
489 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/10/07(土) 22:07:27.94 ID:mDETPyDd0


22:22ごろからエピローグ デクをやりたいと思います。

今回安価、コンマはないと言ったな。あれは、嘘だ!
やり残して後悔するくらいなら、やって後悔しようと思う。だから、やっぱやるよ、決勝戦!

なので詫びおP13→14

今回はその準備と安価なしで用意したエピローグ部分じゃ。

490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/07(土) 22:08:45.96 ID:d4XKl8vH0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
491 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/10/07(土) 22:22:26.60 ID:mDETPyDd0


エピローグ 緑谷出久


オールフォーワンとの決戦のあった林間合宿からしばらく。

貴方は、オールマイトに呼び出され、デクと共に学校の面談室へ来ていた。
そしてなぜか、デクは貴方の対面。オールマイトの隣に座った。


オールマイト「あの日、オールフォーワンから緑谷少年の持つワンフォーオールに聞かされたと聞いてね。このまま君に秘密にしておくよりは、全てを話しておいた方がいいと思い、ここに来てもらった」

貴方「ワンフォーオールとオールフォーワンの関係についてですね?」

オールマイト「そう。それと、私と緑谷少年についてもだ」


オールマイトは、デクと自分。そしてワンフォーオールとオールフォーワンの事について包み隠さず貴方に話した。


貴方「オールフォーワンから派生し、悪を倒すため受け継がれてきた力……」


オールマイトの説明により、貴方の中で色々な事が腑に落ちた。


デク「今回このことを『貴方』君に話したのは、事情を知ってもらうためだけじゃなく、万一を考えて、一つ頼みを聞いてもらうためなんだ」

貴方「頼み?」

デク「うん。僕が倒れるような事があった時、この力を受け継いで欲しいんだ」


デクの中にあるワンフォーオール。万一の時、それを受け継ぐ後継者になって欲しいとの事だった。

事情を知っていれば受け渡しの理解も楽だし、なにより実力は申し分ない。

それは、オールマイトも了承した事だった。

だが……

492 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/10/07(土) 22:23:01.03 ID:mDETPyDd0


貴方「お断りします」

493 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/10/07(土) 22:23:36.22 ID:mDETPyDd0


きっぱりはっきりと、貴方は断った。


貴方「二十年後、デク君が円満に引退を考えての話ならば考えましたが、デク君が倒れた時の保険の役目などお断りです」

オールマイト「ほ、保険というわけでは……」

貴方「いいえ、保険です。デク君にとってはね。デク君には、自分が倒れても私がいるなんて思われては困るんです。なぜなら、デク君なら、私を超える可能性さえあるのだから!」

オールマイト「な、なんだってー!?」

デク「え? それ、僕褒められてる?」

貴方「はい。デク君は自分の力を過小評価しすぎています。私があの時オールフォーワンに勝てたのは、私一人の力ではありません。デク君の。そして友の力があったからです。そして、デク君には私にはない強さと優しさがある」

デク「え? え?」

貴方「力がないところでその力を受け継いだと聞き、納得がいきました。デク君が挫折をしても、折れずに立ち上がるその心の強さの源がなんなのか。そして、それゆえに与えられる優しさがある」

オールマイト「……」

貴方「デク君。君は、誰よりも力を持たぬ人の気持ちがわかる人だ。それは、私にはない心構え。そして、最もヒーローに必要な心構えです。君は、私には手を差し伸べられない人達に助けの手を伸ばせるヒーロー。だから、自信を持って、私を超えて行ってください」

デク「……君は、本当に凄い人だと思う。でも、君があまりに凄いから、僕はなにかを見失っていたのかもしれない。そうだ。そうだよね。うん。わかったよ。むしろ君に渡す必要がない位、オールマイトと同じくらい、凄いヒーローに、僕はなる!」

貴方「その意気です」

デク「でも、それとは別に、決めたよ」

貴方「決めた?」

デク「うん。将来の事を!」


意を決したデクは、勢いよく立ち上がり、貴方を真正面から見つめた。


デク「僕もこれから負けないように努力する。でも、その万一がないよう、僕の隣に、君がいて欲しいんだ。そう、君が、欲しい!」

貴方「……」


デクの真摯な言葉に、隣にいたオールマイトが頭を抱え、両手で顔を覆った。
それはまるで、やっちまったと、過去のトラウマがえぐられたかのような行動だった。


貴方「いや、さすがにそれは……」

ノーサンキューの証として、手のひらを両方デクの方へ向ける。


デク「どうして! 君と一緒なら……って、そそそそそ、そういう意味じゃなくてね!」

意味に気づいたデクが大慌てで修正に走った。

デク「ヒーローとしての相棒というか、サイドキックにって意味で。コンビを組もうって事なんだ!」

貴方「ええ。わかってますよ。わかってますが、反応に困ります」


かつてその師匠。オールマイトにも同じような告白をされた記憶が甦った。
やっぱり師弟なんだなあ。そんな感想さえ浮かんでくる。
494 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/10/07(土) 22:24:07.13 ID:mDETPyDd0


貴方「確かに、コンビを組む。というのはやぶさかではありません」

デク「やった!」

貴方「ですが、譲れない事が一つ!」

デク「え? な、なに?」

デク(リーダーが自分で、僕はサイドキックということかな? それならそれで一向にかまわないけど……)

貴方「それは、ポーズです!」

デク「……ぽーず?」

貴方「そう。ヒーローならば登場時一つや二つの決めポーズを持つもの。二人ならば左右に立ち、バッチリ決めるものです。でも、二人がどちらとも右側に立つのがいいと言ったら……!」

デク「……言ったら?」

貴方「この話はなかったことに!」

デク「ええーっ!?」

貴方「私は、見る者から見て右側に立つのだけは譲れないんです!」

デク「ええー?」


デクが、その違いがわからない。というような声をあげた。


オールマイト「いや、これは重要な事だぞ緑谷少年。私もかつて、意見の相違でサイドキックと喧嘩別れになった事がある」

デク「え?」

デク(オールマイトにサイドキックがいた!? 初耳だよ! しかも、喧嘩別れしていたなんて! 一体、どんな意見の相違が……)


オールマイト「いいじゃないか。風呂上りに裸で牛乳を飲んだって!」


デク「ずこーっ!」こけた


オールマイト「彼はヒーローならばパンツをはけと譲らず、私達の間には大きな溝が出来てしまった。君達には、そんな思いはして欲しくない! だから、よく考えるんだ緑谷少年!」

デク「い、いや、僕はそこまで立ち位置には拘りませんから」

オールマイト「そうか。なら、よかった」

貴方「ほっ」


デク(むしろ、ポーズをとることにこそ抵抗があるけど、ヒーローにとって決めポーズは決め台詞と同じくらい必須なものってのはわからないでもない。僕には難易度がとてつもなく高いけど!)


デク「だ、だから、『貴方』君。僕も、君の満足するポーズをとれるよう頑張るよ。だって僕達は、コンビになるんだから!」

貴方「わかってくれますか!」

デク「うん!」

貴方「では、二人で、私達で見ている人全てをしびれさせる完璧なポーズを完成させましょう!」

デク(……気持ちはわかるけど、僕には荷が重いかもしれないっ!)


こうしてデクの新たなヒーロー道ははじまったのだった!


オールマイト「私は、歴史も変えうる新たなヒーローコンビの誕生に立ち会ってしまったようだな……」

先輩は一人、涙ぐんでしまった。


とりあえず、ツッコミが不在である事はここに表記しておこう。


しかし、このコンビ宣言。この後他のクラスメイトも自分もコンビ組みたい騒動に発展することになるのだが、それはまた別の話。

495 : ◆iTIU2u1OKI [saga]:2017/10/07(土) 22:25:08.32 ID:mDETPyDd0


それから。

色々なことがあった。
仮免所得でひと悶着あったり、インターンで事件にまきこまれたりもした。

雪山行ったら遭難も経験しただろう。

二年目の体育祭は世界を救うためまた途中で棄権したりもした。

そして、最後の晴れ舞台となる三年目の体育祭。貴方はついに、決勝トーナメントの決勝戦へとたどりつく。
対戦相手はもちろん、貴方の相棒にして、最大のライバル、デク。

この日、雄英体育祭で最も盛り上がり、その歴史に名を刻む戦いが、はじまる……!



というわけで、三年時決勝トーナメントの決勝戦やるよー!

そのために、まず貴方達がその3年間でどれだけ成長したのかを。


成長判定
3年分なので、コンマの値そのままがプラスされます

貴方 

↓1 体値 現在32  ゾロ目あり

↓2 知値 現在29  ↑ゾロ目の場合、適応が終わるまで下に移動

↓3 心値 現在41  ↑ゾロ目の場合、適応が終わるまで下に移動

↓4 個性 現在104 ↑ゾロ目の場合、適応が終わるまで下に移動

↓5〜7 多数決 お助けポイントの使用する? 使うか使わないかを ↑ゾロ目の場合、適応が終わるまで下に移動
現在値:14

496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/07(土) 22:28:26.65 ID:d4XKl8vH0
知は30だよ >>111
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 22:37:02.47 ID:SzlVNOfzO
さて
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/07(土) 22:38:15.85 ID:d4XKl8vH0
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