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【艦これ】吹雪「大変です、司令官!」 キット「パート2突入です」

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186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:18:06.05 ID:c/NoRPVF0
>>183
提督が一番楽しんでるって?キノセイデスヨー

>>184
これで精神崩壊ならアムロ・レイ等、戦争をしているアニメのキャラは全員病院送りですよ。
特にフリット・アスノなんて7歳の時に目の前で母親殺される。14の時に恩人、初恋の人を殺され、以降ずっとそんな人生ですが狂ってはいませんし。

>>185
悲しいけど、うーちゃんの扱いってこんな感じですよね。今回は少々やり過ぎ感はありますが。
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:19:33.64 ID:c/NoRPVF0
先日、うちにも大鳳が来ましたが、どの辺がママなのか分からない・・・。
夕雲ママ、浦風ママ、霞ママ、雷ママも全く分からない。
夕雲と浦風は好きだけど、どの辺に母性を感じるんだか。教えてエロイ人。
ただ、鳳翔さんがお艦ってのは唯一共感出来た。

本日分、始まります。
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:20:55.97 ID:c/NoRPVF0

-執務室-

鹿島「鹿島、本日より鎮守府での業務に戻ります!誠心誠意務めさせて頂きます」

提督「長期の出向任務ご苦労だった(長いことほったらかしにしてたし、今度何かお詫びをしないと)」

吹雪「長い間お疲れ様でした。鹿島さんが帰ってこられて嬉しいです(今度、何かお詫びをしないといけませんよね)」

キット「お帰りなさい。鹿島さんが戻ってこられたので、これで香取さんの負担が減らせますね」フォンフォン

鹿島「吹雪ちゃん、キット、ありがとう」

香取「先日、着任した新人が待ってるわ」

鹿島「では、行ってきます!」

提督「頼んだぞ」

ガチャ

バタン

提督「鹿島も帰ってきたし、もう忘れていることなんて無いよな?」

吹雪「大丈夫・・・ですよね?」

キット「はい。現状、他は何もありません」フォンフォン

提・吹「良かった」

〜数分後〜

コンコン

大淀「大淀です。お客様をお連れしました」

提督(客?そんな予定聞いてないけどな)

提督「どうぞ」

ガチャ

提督「お、お前は!」

吹雪「!?」

キット「・・・」フォンフォン

大淀「ごゆっくりどうぞ。では、私は失礼します」

バタン
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:24:33.66 ID:c/NoRPVF0

師匠(元・瀬戸内海深提)「久しぶりだな」

提督「何のマネだ?」

師匠「久しぶりに師匠が会いに来たというのに、つれない奴だ」

提督「何故、お前がここに居る?脱獄してきたのか?」

師匠「そう怖い顔をするでない。刑務所で模範囚として服役していたので、仮出所が認められたのだ」

吹雪「それで何しに来たんですか?」

師匠「そう邪険に扱わないでくれ。出所したはいいが、行く所が無いのでな。元帥に頼んでここに置いてもらうことになった。元帥からの手紙だ」つ手紙

提督「元帥からの手紙だと?」

『拝啓 やっほー、提督くん元気してるー?実はさぁ、君の師匠の元大将なんだけどぉ、むしょから出たはいいけど、行く所が無いって泣きついてきてさぁ、まー幼馴染だから見捨てられないし、君の所で面倒見てあげてねー。きゃはっ☆ 元帥』

提督「・・・」プルプル

吹雪(どうしたんだろう?)

キット「アドミラル、血圧が上昇していますが、大丈夫ですか?」フォンフォン

バタッ

吹雪「し、司令官!しっかりしてください!」

提督「何処のJKが書いた手紙だ!鈴谷かよ!」

師匠「何を言うか、正真正銘、元帥からの手紙だ」

提督「信じられるか!」

吹雪「何て書いてあるんですか?」

提督「読んでみるといい」つ手紙

吹雪「では、読ませていただきます」

吹雪「」ポカーン

提督「キット、筆跡鑑定を頼む」

キット「はい」フォンフォン

〜鑑定中〜

キット「残念なお知らせです」フォンフォン

提督「ま、まさか・・・」

キット「ええ、そのまさかです。正真正銘、元帥の直筆でした」フォンフォン

提・吹「」ポカーン
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:28:41.78 ID:c/NoRPVF0

師匠「どうだ?これで分かっただろう?」

提督「吹雪、仕事を辞めて何処か遠い所へ行こうか。暑い所は苦手だから、どこか北の方へ」

吹雪「そうですね。フランスなんてどうですか?勲章を貰ったくらいですし、受け入れてくれるはずですよ」

提督「そうだな。それなら、コマンダン・テストとリシュリューも連れて行こうか。母国に帰れるなら、その方がいいだろう」

師匠「お主等、待たぬか!」

提・吹「軍のトップがこんなふざけた手紙を渡すなんて、この国はもうお終いだ(です)!」

師匠「そこはお茶目さんだと関心するところだろ!」

提・吹「出来るかー!」

師匠「わしには家族が居らん。頼れるのはお前さんだけだ。それにわしはお前さんを実の息子の様に思っておる」

提督「アンタには感謝している。アンタが居なければ、俺は今ここに居ないからな。だが、それはそれ、これはこれだ。金で寝返った奴が今更そんなことを言って信じられるか!」

吹雪「司令官の仰る通りです!」

師匠「こんなことを言っても信じてもらえんかも知れんが、実は深海側に寝返った振りをして奴等の動向を探っていたのだ」

提督「まさか・・・それじゃあ」

キット「残念ながら嘘です」フォンフォン

提督「え?嘘?」

キット「はい。アドミラルを息子の様にという部分は本心でしょうが、それ以降の部分で嘘を検出しました」フォンフォン

提・吹「・・・」ジトー

師匠「な、何を言うか!提督よ、キットは故障しているようだ」

提督「残念ながら、昨日、定期メンテナンスを済ませたところでな」

吹雪「明石さんたちからは何も問題ないとの連絡を受けています」

師匠「うっ・・・」

提督「二度も裏切られるとは思わなかった」

吹雪「酷すぎますね」

師匠「悪かった。この通りだ」土下座

師匠「わしにはお前さんしか居らんのだ、頼む!ここに置いてくれ」

提督「はぁ・・・。元帥からの手紙もある以上仕方ない」

吹雪「いいんですか?」

提督「仕方ない。放り出してまた問題を起こされても困るからな」

吹雪「確かにそうですね」

師匠「おお!ここに置いてくれるのか?」

提督「アンタのためじゃない。元帥からの命令だからだ」

師匠「そうだとしても恩に着る」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:32:55.19 ID:c/NoRPVF0

コンコン

青葉「青葉ですぅ」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

青葉「師匠さん、早速インタビューを!」

師匠「待て!落ち着かぬか!」

提督「アンタも青葉がこういう性分なのは知っているだろ?青葉、会議室に連行していいぞ」

師匠「お、おい!何を言い出すんだ!」

提督「インタビュー中に部屋を用意しておくから、行って来てくれ」

青葉「では、連れて行きますね〜」ガシッ

師匠「待て!離せ!」

青葉「ええ。たっぷりお話しましょう!」ズルズル

師匠「その『話せ』ではない!『離せ』と言ったのだ!」

青葉「ええ。たっぷりじっくりお話しましょうね」ズルズル

師匠「あぁぁぁぁぁぁーっ」

ガチャ

バタン

提督「はぁーーーーーーーーーーっ。空はあんなに青いのに」

吹雪(物凄いため息です。でも、仕方ないですよね)
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:34:13.28 ID:c/NoRPVF0

-扶桑型私室-

扶桑「くしゅん」

山城「姉さま!?まさか、風邪お召しになられたのですか!?」

扶桑「落ち着いて、山城。私たちは病気に対する免疫は一通り持っているじゃない。風邪なんてひかないわ」

山城「では、まさか・・・未知のウイルスに姉さまは侵されている!?ああ、どうしましょう!このままでは姉さまが・・・」

扶桑「きっと、誰かが噂話をしているのよ」

山城「提督だわ!提督が姉さまのあんな姿やこんな姿といった、あられもない姿を妄想しているのだわ!」

扶桑「そうやって提督を悪者にするのは止めて」

山城「ですが、姉さま!」

扶桑「仮にそうだとしても提督なら悪い気はしないわ(それに、普段から出撃後の報告時にあられもない姿を見られているし。提督は報告は入渠後で言いと言うけれど、先に済ませておかないと)」

山城「あぁ・・・そんな・・・姉さまが提督に!!!」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:35:26.75 ID:c/NoRPVF0

-執務室-

コンコン

山風「山風・・・です」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

山風「提督、あのね・・・」

提督「うん」

山風「さっきの出撃であたしがMVPだったよ・・・」

提督「そうか!よく頑張ったな」ナデナデ

山風「止めてよ、いいのに(もっと、もっと!)」

提督「おっと、スマン。つい、いつもの癖で。許してくれ」

山風「・・・(どうして・・・止めちゃうの?)」

吹雪(山風ちゃんはもう少し素直になった方が良いと思うよ)

提督「では、お詫び兼、MVPのご褒美として間宮券を進呈しよう。好きな物を食べてくるといい」つ間宮券

山風「ありがと・・・(もっと撫でて欲しかったのに・・・)」

山風「それじゃ・・・」

ガチャ

バタン

提督「相変わらず、あの子と接するには距離感が分からない」

キット「難しい年頃ですね」フォンフォン

吹雪「そんなに難しく考える必要は無いと思いますよ」

提督「そうだろうか?」

吹雪「はい」

提督「そういうものか?」

吹雪(司令官もキットも山風ちゃんの本心に気付いてないみたい)

提督「そうだ。忘れないうちに全員に連絡しておかないと」

吹雪「皆さんを集めて師匠さんの紹介をしないといけませんね」

ピンポンパンポーン

スピーカー「提督です。連絡事項があるので全員、ヒトサンマルマルに大ホールに集合するように」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:38:18.41 ID:c/NoRPVF0

-ヒトサンマルマル 大ホール-

ザワザワ

提督「全員揃ったな?」

吹雪「はい。その様です」

提督「では、これより今日、新たにこの鎮守府に加わった人物に挨拶をしてもらいます。皆に挨拶をしてくれ」

比叡「お姉さま、あの人は!」

金剛「!!! 提督のマスター!?」

一同「え?提督の師匠!?」

師匠「今日からこの鎮守府で世話になることになった元・海軍大将だ。よろしく頼む」

提督「金に目が眩んで深海側に寝返った奴だけどな」

ザワザワ

新提「何!」

提督「かつてのお前さんの仲間だな」

師匠「かつての?貴様も深海側に居たのか?わしは瀬戸内海だった」

新提「私は日本海だ」

師匠「まさかこんな偶然があるとは」

大和「あの」

提督「どうした?」

大和「どうしてその人が鎮守府に?」

提督「元帥からの命令でな。悪いが我慢してくれ」

大和「そうでしたか。それとさっき金剛さんの言っていた師匠とは?」

提督「文字通り、俺の師匠だった人だ。だが、深海側に寝返った様な奴だ。もう師匠でも何でもない。他に質問は?」

シーン

提督「無いか。では、先ほど青葉がコイツにインタビューをしてたので、詳細は明日の艦隊新聞でも見てくれ」

青葉「お任せください!」

提督「最後に一つ。深海側から足を洗ったとは言え、諸手を挙げて信用していい人物では無い。何かあれば後ろからでも撃っていいぞ」

吹雪「流石に言い過ぎじゃないですか?」

師匠「構わんよ。裏切ったのは事実だ。そう簡単に信じてもらえるとは思っておらん」

提督「そうういうことだ。では、解散」

師匠「イ級、ヲ級」

ヲ級「嫌よ」

師匠「まだ何も言って無いんだが」

ヲ級「私とイ級は提督の艦娘になったんだから、アンタの下に付く気は無いわ」

師匠(艦娘ってお前たちは深海棲艦だろ・・・)

師匠「久しぶりに会ったので話をしようと思っただけだ。わしの配下に付けとは言わん」

ヲ級「そう。ならいいわ」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:41:58.17 ID:c/NoRPVF0

-執務室-

提督「元帥も何を考えてらっしゃるのやら」

吹雪「きっと何か考えがあるんですよ」

キット「考えがあると言えば、『私にいい考えがある』と死亡フラグを立てる司令官が居ます」フォンフォン

吹雪「それって相当ダメな人だよね?(汗)」

コンコン

夕張「夕張です」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

夕張「提督!アレの季節がやって来ましたよ!」

提督「アレの季節?」

キット「なるほど、アレの季節ですか」フォンフォン

提・吹(アレって何だろう?クリスマスはまだ早いし。でも、街はハロウィンが終わった途端、クリスマスムードだし。うーん)

吹雪「司令官、アレって何ですか?」

提督「さっきから考えているんだが、さっぱり分からん」

夕張「もぉー、分かってるくせに。私の好きなアレですよ、ア・レ!」

提督「夕張が好きな物で、今の季節に関係がある・・・」

ポクポクポク

チーン!

提督「あー、アレか!」

キット「気付きましたか」フォンフォン

吹雪「分かったんですか?」

提督「ああ、答えは秋刀魚だな?」

夕張「へ?」

提督「冗談だ。蕎麦だろ?」

夕張「正解!新蕎麦が出てお蕎麦が美味しい季節です!」

提督「よし、では週末は信州へ!と言いたいところだが、少々遠いので出石に出かけよう」

夕張「やったー!」

吹雪「出石って、江戸時代に信州からお殿様がお国替えでやって来て、蕎麦職人も一緒に来たから蕎麦が有名なんですよね?」

提督「よく知ってたな」

キット「よくご存知で」フォンフォン

夕張「へぇ〜、そうなんだ」

吹雪「出石は艦だった頃の私が建造された舞鶴から近いですからね」

提督「なるほど、それでか。そうだ!鹿島も誘っていいだろうか?」

夕張「私は構いませんよ」

吹雪「いいと思います。長い間、コンビにで頑張ってもらいましたし、美味しい物食べてもらいましょう」

提督「よし。では、後ほど鹿島を誘ってくる」

夕張「私も明石と大淀さんを誘おうかな」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:44:18.57 ID:c/NoRPVF0

-土曜の朝 正門前-

提督「では、留守中は頼んだぞ」

新提「任せておけ」

長門「土産を頼むぞ」

提督「ああ」

卯月「何処へお出かけぴょん?」ヒョコッ

鹿島「あら、卯月ちゃん」

卯月「鹿島さん、おはようだぴょん」

提督(見つかってしまった!)

吹雪「これから夕張さんたちとお蕎麦を食べに行くんだよ」

卯月「いいなー。うーちゃんも連れて行って欲しいぴょん!」

提督「見つかってしまった以上、仕方ない。でも、睦月たちには内緒だぞ」

卯月「分かってるぴょん!流石に睦月型全員を連れて行くのは無理があるぴょん」

吹雪「これ以上増えないうちに出発しちゃいましょう」

提督「そうだな。夕張、出発しよう」

夕張「はーい。と、言うことなので乗っちゃって」

明石「これ以上増えると、金剛さんか、サラトガさんか、ウォースパイトさんにも出してもらわないといけなくなるわね」

大淀「そうなると大変ですね。早く出発しましょう」

卯月「うーちゃん、助手席に座ってみたいぴょん」

提督(助手席は吹雪の指定席なんだが)

吹雪「構いませんよ。私は鹿島さんと後部座席に座ります」

提督「そうか。卯月、分かっているとは思うが」

卯月「大丈夫だぴょん!うーちゃん、そこまで非常識じゃないぴょん。運転中の司令官にイタズラして事故死なんて嫌だぴょん!」

提督「分かっているならそれでいい。では、乗ってくれ」

ガチャ

バタン

提督「よし、出発だ!」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/12(日) 22:45:00.42 ID:c/NoRPVF0
この後、提督一行は美味しい蕎麦を食べたそうな。

本日はここまで。
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 04:23:08.15 ID:YMY6aNduo
私のとろろ蕎麦もどうですか?
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:29:24.29 ID:8wfwvIL70
>>198

鹿島「遠慮しておきます」ニコッ

夕張「私もお腹いっぱいです」

憲兵「向こうで話を聞こうか」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:35:04.87 ID:8wfwvIL70
今回のイベントで防空棲姫が出てきて良かった。
やっと15夏の雪辱(と言うかトラウマ)を果たせたよ。
当時は着任から日が浅く、E7までは行ったけど、あきつ丸も居なかったし、当時火力が一番強かったLv83の長門がボス戦で一人で足引っ張りまくったし、丙なのに手も足も出なかったし。
今回は弱体化しているとは言え、甲でボッコボコにしてやったぜ!

それと、レ級って先制雷撃が無いとただの戦艦だよね。タ級やル級と変わらない。夕立や綾波ならともかく、ブッキーが小破未満だったレ級を連撃で殴り倒した(撃沈)のを見てよっわ(笑)ってなった。
駆逐艦の改二が増えて吹雪の順位はだいぶ下がったけど、それでもまだ強いことが分かったよ。

本日分、始まります。
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:37:09.68 ID:8wfwvIL70

-鎮守府 中庭-

金剛「秋デスネー。お出かけにぴったりなシーズンデース」

榛名「お弁当を持ってお出かけはどうですか?」

金剛「いいデスネー!そろそろ紅葉も始まりマース」

アークロイヤル「紅葉か。この国の紅葉は美しいと聞いたことがある」

ウォースパイト「いいわね。車も有るし、お出かけしましょうか」

比叡(えっ、車で?)

比叡「私、ウォースパイトさんのDB5に乗ってみたいです!」

榛名「は、榛名も乗ってみたいです!」

霧島「かの有名な英国諜報員が乗った伝説の名車、DB5。私も乗ってみたいです」メガネクイッ

ウォースパイト「乗りたいなら私は構いませんが、貴女たちは金剛と一緒の方が」

比叡「いえ!お姉さまのトランザムにはいつでも乗れます!」

榛名「そうです!せっかくなのでDB5に乗せてください!」

霧島「是非ともお願いします!」

ウォースパイト「分かりました(汗) そういうことなので、金剛、貴女のKnight2000にアークロイヤルを乗せてもらえますか?」

金剛「もちろんデース」

アークロイヤル「よろしく頼む」

金剛「英国車もいいデスが、アメ車の良さを教えてあげマース。では、ティータイムが終わったら、提督に申請に行って来ますネ」
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:38:20.01 ID:8wfwvIL70

-執務室-

コンコン

金剛「金剛デース」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

金剛「提督、お願いがありマース」

提督「俺に叶えられる範囲の内容にしてくれよ」

金剛「大丈夫デース。実はマイシスターズ、ウォースパイト、アークロイヤルでお弁当を持って出かけようとおもいマシテ」

提督「ああ、それなら構わないぞ。次の金曜日は全員出撃の予定が無いし、行ってくるといい」

金剛「サンキューデース」

提督「そうだ、吹雪も連れて行ってやってくれないか?」

金剛「もちろん大歓迎デース」

吹雪「いいんですか?」

提督「ああ、秘書艦なら大淀にでも頼むから大丈夫だ」

パカッ

青葉「青葉にお任せです!」

提督(いつも通り天井裏から現れた)

シュタッ

川内「私に任せてよ!」

吹雪(やっぱりこの人、忍者ですよね)

ドドドドドドド

提督「この地鳴りはまさか・・・」

金剛「間違い無いネー(汗)」
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:41:58.82 ID:8wfwvIL70

ドアバーン

夕立「夕立に任せるっぽい!」

大和「大和にお任せください!」

時雨「二人とも落ち着きなよ。提督、ここは僕に任せてくれないかな?」

黒吹雪「吹雪の代わりが勤まるのは私だけです!」フンス

提督「いや、君も一緒に行ってきていいよ」

金剛「どっちのブッキーも大歓迎デース」

黒吹雪「ダメです!私には秘書艦の仕事があります!」

提督(ダメだこりゃ。もう引かないな)

瑞穂「提督、瑞穂をご指名ですか?」

高雄「私で宜しければ///」

愛宕「ぱんぱかぱーん♪」

摩耶「あたしに任せな!」

鳥海「私の計算では、私が最適かと」

漣「ご主人様!貴方のラブリーエンジェル、漣が勤めさせていただきます」

曙「はぁ?何言ってんの?クソ提督が選ぶのは私だし!」

瑞鳳「卵焼き焼いてきたよ」

足柄「カツサンドの差し入れよ!」

由良「由良を選んでくれますよね?ね?」

夕雲「もちろん私ですよね?」

赤城「一航戦の誇りにかけて」

加賀「ここは譲れません」

グラーフ「私こそが適任だ!そうだろ?アトミラール」

葛城「貴方は私がついてないとダメね」

扶桑「戦艦扶桑、(秘書艦代理として執務室へ)出撃いたします」

伊8「はっちゃんは準備万端です」

春風「司令官様♡」
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:44:11.88 ID:8wfwvIL70

ヲ級「もちろん私よね?」

翔鶴「提督のお力になれればと思っています」

瑞鶴「私を選んでくれないと爆撃するから!」

浦風「当然、うちを選んでくれるよね?」

浜風「私にお任せください」

蒼龍「やだやだやだ、私を選んでくれないとやだ!」

飛龍「ここで立候補したら多聞丸に怒られちゃうかな?」

大井「本当は嫌だけど、仕方ないから引き受けてあげます!」

大井「あーあ、北上さんと一緒に居られる時間がへっちゃうなー(棒)」チラッ

摩耶「嫌なら引き受けなければいいだろ?(ここで一人でもライバルを蹴落とさないとな)」

足柄「そーだ、そーだ!(一人でも減らさないと)」

大井「!!!(クッ・・・そう来たか!マズイ。次の手段を考えないと!)」

大淀「皆さん、落ち着いてください。提督が指名したのは私です!」

酒匂「ぴゃー♪」

提督(何この修羅場・・・。ここで大淀に頼むと言えば角が立つ、しかし、他のだれか一人を選んでも角が立つ)

島風「(決断が)おっそーい!」

天津風「急かしちゃダメよ」

島風「だって遅いんだもん!」

提督(つまり、俺に残された選択肢は一つしかない)


-球磨型私室-

北上「何か大井っちが物凄い勢いで出て行ったけど、何だったんだろ?」

球磨「凄かったクマー」

多摩「きっと提督の所だニャー」

木曾「大井の姉貴は何だかんだ言って提督のことが好きだよな」

北上「確かにそうだねー」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:47:55.35 ID:8wfwvIL70

-金曜日 路上-

男A「お!いい女発見!」

男B「どこどこ?」

男A「後ろから来る車を見てみろよ」

男B「運転してる子、最高じゃねーか!」

男A「信号待ちで横に止まるぞ」

男A「そこのお姉さん、俺たちと遊びに行かない?」

金剛「私とレースをして勝てばいいデスヨ。次の信号まで先に到達した方が勝ちネー!」

男A「よっしゃー!勝ってやるぜ!」

吹雪「不味いですよ、金剛さん!」

金剛「心配しなくても大丈夫デース。レプリカとは言えナイト2000デス。そんじょそこらのカスタムカー風情には負けまセーン!」

吹雪「そういう意味ではなくて」

アークロイヤル「お手並み拝見ね」

金剛「青デース」

ピューン

男A「へ?」

男B「何してるんだよ!早く出せ!」

男A「お、おう!」

霧島「やってしまった・・・」

比叡「ヒエーッ!」

ウォースパイト「貴女たちが金剛のKnight2000に乗りたがらなかったのってもしかして」

榛名「はい。見ての通り、金剛お姉さまはハンドルを握ると人が変わるタイプです」

ピューン

警官A「おい!今の見たか?」

警官B「ああ、制限時速を50km/hはオーバーしていたぞ!」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:54:00.90 ID:8wfwvIL70

警官A「そこの黒い車、止まりなさい!それと、後ろの車も!」

吹雪(やっぱりこうなってしまいました)

金剛「ポリスに見つかってしまいましたネ。振り切ってやりマース!」

アークロイヤル「流石だ」

吹雪「ダメです!大人しく止まりましょう」

金剛「仕方ないデスネ」

アークロイヤル「そうか。この国ではPolicemanに止まれと言われると、止まらないといけないのか」

吹雪「全世界共通です!」

キキーッ

警官A「俺は前の黒い車の所に行ってくる」

警官B「了解。では、俺は後ろの車に」

コンコン

警官A「免許書見せて」

ウィィィーン

吹雪「どうも(汗)」

警官A「(左ハンドル?)あれ?君もしかして・・・」

金剛「ブッキー、渡してくだサーイ」つ免許証

警官A(黒いトランザム?見覚えのある顔・・・まさか)

吹雪「免許証です」つ免許証

警官A「!!! し、失礼いたしました!お返しします。どうぞ!」

金剛「罰金はいくらデスカ?」

警官A「罰金なんて滅相もございません!お手数をお掛けして申し訳ありません。どうぞ、行ってください。安全運転でお願いします」

金剛「? そうデスカ。じゃあ、行きましょう」

ブーン

警官B「おいおい、何で行かせたんだよ?」

警官A「提督さんの所の艦娘さんだった」

警官B「あー、相手が相手だけに流石に反則切符は切れんよな」

警官A「ああ、普段から世話になってるからな。それに、この街の平和、いや、国の平和を守ってもらっているし」

警官B「提督さんはバリバリの武闘派って噂だよな」

警官A「素手で深海棲艦を殴り倒して、ちぎっては投げって噂だからな。下手なことをすると後が怖い」

男A「では、自分たちもこれで」

警官A「待て。お前たちは行っていいと言ってないぞ」

男B「やっぱりダメだった」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:55:26.64 ID:8wfwvIL70

-鎮守府 執務室-

提督「はっくしょん」

夕立「提督さん、風邪ひいたの?」

提督「いや、誰かが噂をしていた様だ」

夕立「ふ〜ん」

提督「ところで、夕立さん。何故、俺の膝の上に座ってらっしゃるのですか?」

夕立「ここが落ち着くからっぽい〜♪」

時雨「あと5分で交代だよ」

夕立「はーい」

時雨「次は僕で、その次が大和さんで」

提督「ちょっと待て」

時雨「どうしたんだい?」

提督「何その順番」

時雨「さっきくじ引きで決めたんだよ?」

提督「マジっすか」

時雨「今日、集まってる全員の順番が決まってるから」

提督(生殺しじゃないか。地獄だ・・・)

青葉「司令官。実は昨日、元帥から任務が届きまして」

提督「何で青葉に?」

青葉「実は、青葉は元帥とメル友なんです」

提督「青葉、お前もか」

青葉「(お前も?)それで内容ですが」

提督「続けてくれ」

青葉「先日、吹き飛んだ新提さんが着任予定だった鎮守府の再建費用を捻出するために、艦娘主演の映画を作製することになりました」

提督「またかよ!」

青葉「来年のゴールデンウィーク公開予定で製作して欲しいとのことです」

提督「約半年で?」

青葉「無理なら夏休み公開でも構わないそうです。本来の仕事の方が大事ですからね」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:56:51.39 ID:8wfwvIL70

提督「で、アイデアはあるのか?」

青葉「勿論です。一つ目がガサー主演で、考古学者のガサーが大冒険を繰り広げる『失われたクリスタル・最後の魔宮』」

提督「おい!」

青葉「どうしたんですか?」

提督「どうしたも、こうしたもあるか!某考古学者の映画のタイトルをくっ付けただけだろ!」

青葉「まーまー落ち着いてください。ストーリーの概要を説明しますから」

提督「分かった。聞こう」

青葉「考古学者のガサーがクリスタルで出来た死者の書を発見して、ピラミッドと言う名の魔宮で古代のミイラを蘇らせてしまいます」

提督「ちょっと待て!」

青葉「もー、何ですか?良い所なのに」

提督「自動車メーカーの様な名前の人物が主演のスピルナントカ監督作品に、古代エジプトの神官の様な名前の人物が登場するミイラ映画をくっ付けた内容じゃないか!」

青葉「そんなこと無いですよ!蠍王とか登場しませんし!」

提督「自分でパクリって言ってるじゃねーか!」

青葉「パクリじゃないです!リスペクトです!」

提督「都合の良い言葉を出してきたな」

青葉「それほどでも///」

提督「褒めてないから。蠍王と言えば、人気があったらしく蠍王が主役のスピンオフ映画あったよな」

青葉「ありましたねー」

提督「あれってアヌビスの軍団を率いて戦う映画かと思ったら、蠍王になるまでの過程を描いた映画だったな」

青葉「あれには驚きましたねぇ。え?そっちですか!?って」

提督「更に蠍王2ってのがあった」

青葉「そうなんですか?では、今度こそ」

提督「そう思うだろ?」

青葉「はい」

提督「今度は少年時代の話だった」

青葉「へ?では、アヌビスを率いて戦う話は?」

提督「そんなもの無い。本当に何なんすかコレ?って感じだった」

青葉「うーん・・・気を取り直して次行きましょう!」

提督「そうだな」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:58:36.80 ID:8wfwvIL70

青葉「もう一つは、熊野さん主演で『富豪艦娘』です」

提督「もう突っ込まんぞ」

青葉「こちらのストーリーはですね、世界一の大富豪の孫娘、熊野さんが警察に就職し、金に物を言わせて事件を解決する刑事もの(?)です」

提督「うん、そうだと思った」

夕立「面白そう〜、夕立も出して〜」

青葉「司令官の許可が出たら、夕立さんの出番も考えますよ」

夕立「提督さぁ〜ん」

提督「夕立が出るのは構わんが、俺は絶対に出ないからな」

青葉「いいんですかぁ〜?元帥からの指令ですよ。いくら司令官と言えどもノーとは言えないはずです」

提督「前回の映画のキスシーンを忘れたとは言わせんぞ。あの後、吹雪が怒るわ、拗ねるわで大変だったんだぞ」

時雨「アレは吹雪が嫉妬するのも仕方ないよ。例え、角度的にしている様に見えるだけで実際にはして無いとしてもね」

青葉「あはは・・・。今回はそういうシーンは入れないので安心してください。それと強力な助っ人を呼んでます」

提督「助っ人?」

青葉「どうぞ、入ってください」

ガチャ

提督「!!! あ、あなた方は!」

淀長「ハイ皆さん、こんばんは」

水野「いやぁー、映画って本当に良いものですね」

バタン

提督「青葉、その人たちをどうやって連れてきた?(汗)」

青葉「恐山のイタコの人に頼んで呼んでもらいました。本当は黒澤監督も呼びたかったんですが、予算の都合でお二人だけに」

提督「帰ってもらいなさい」

時雨「夕立、交代の時間だよ」

夕立「名残惜しいけど、仕方ないっぽい」

時雨「じゃあ、失礼するよ」ストン

提督(ナチュラルに座ってきた)

青葉「残念ながら、契約が終了するまで帰ってもらうことは出来ません」

提督「クッ・・・。ん?青葉、お前さんいつの間に青森まで行ってきたんだ?」

青葉「行ってませんよ。今はオンラインでイタコに依頼できる時代です」

提督「マジっすか」

青葉「イムヤちゃんに教えてもらいました。スマホで見つけたそうです」

提督「イムヤの奴、スマホで何やってんだか」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 21:59:33.74 ID:8wfwvIL70

-京都 嵐山-

金剛「渡月橋が見えてきましたヨー」

アークロイヤル「あれが、かの有名な渡月橋か」

金剛「ブッキーは懐かしいんじゃないデスカ?」

吹雪「えっ?あの、私、京都は京都でも舞鶴なので」

金剛「ウップス、そうでした。嵐山に海はありマセンネ。ソーリー」

吹雪「あそこの駐車場はどうですか?」

金剛「一日1000円デスカ。観光地の駐車場はボッタクリデース」

吹雪「観光地の駐車場はそんなものですよね。でも、向こうはさらに高いですよ」

金剛「仕方ないのでそこに停めましょう」

ウォースパイト「金剛がParkingに入っていきましたね。私たちもあそこに停めましょう」

比叡「あれ以降、お姉さまが何も問題を起こさず目的地にたどり着いたのが奇跡です」

榛名「きっと吹雪さんが同乗していたおかげです」

霧島「ええ、間違いないかと」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:02:35.79 ID:8wfwvIL70

-執務室-

時雨「ねぇ、提督」

提督「どうした?」

時雨「提督の階級って大佐だよね?」

提督「ああ、そうだ。それがどうかしたか?」

時雨「おかしいと思わないかい?今までに深海側の鎮守府を四つも潰したのに、勲章の一つももらえず、評価されないなんて」

大淀(ま、まさか!時雨さんは気付いている?いいえ、これは鎌をかけているだけのはず。ここで慌てると相手の思う壺よ。冷静に振舞わないと)

提督「時雨がそう思ってくれるのは嬉しいが、俺なんてまだまだだ」

大淀「提督の武功を考えると、勲章の一つすらもらえないのは納得できませんが、元帥に何かお考えがあるのでしょう」

提督(大淀ぉ・・・、いや、ここで下手な発言をすれば大淀に危害が及ぶ危険性ある。俺が知らないふりをしたら丸く収まるんだ、何も言うまい)

時雨「提督のことを評価しない元帥なんて要らないよね。大丈夫、僕が提督を元帥にしてあげるから」ハイライトオフ

提督(ヒエーッ!ヤバイ発言してるし!)

提督「時雨、俺は現状で満足しているからな!だから落ち着こう」

時雨「ダメだよ。提督はもっと向上心を持たないと」

提督(どうしたらいいんだよ!もう詰んでるだろ!?)

扶桑「時雨、そんなことを言ってはいけないわ」

提督(ナイス、扶桑!)

時雨「僕の邪魔をするなら扶桑と言えども」

扶桑「これだけ人が居る場所でそんなことを言っては何処から情報が漏れるか分からないわ。後で二人で話し合いましょう」

時雨「そうだね。扶桑の言う通りだ」

提督「ちょっと待て!!!何でそうなる!」

時雨「何故かって?」

扶桑「そんなの決まってます。提督に出世して欲しいからです。提督の出世を望まない艦娘なんて居ません」

提督「いえ、でも、そういう物騒なことは止めて頂けるとですね、助かると言いますか」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:03:50.11 ID:8wfwvIL70

-嵐山-

吹雪「このサンドイッチ美味しい〜です」

金剛「沢山作ったので遠慮せず食べてくださいネー」

吹雪「はい!頂きます」

ウォースパイト「良かったらこれもどうぞ」

吹雪「チョコですか?」

ウォースパイト「マーマイトよ」

吹雪「!!!(マーマイトって物凄くマズイって聞いたことがあるアレですか・・・)」

アークロイヤル「一つ頂こう」

ウォースパイト「どうぞ」

モグモグ

アークロイヤル「美味い」

吹雪(貴女はイギリス人(艦)だから平気でしょうが、私たち日本人(艦)は・・・って金剛さんが露骨に目を反らしてます・・・)
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:05:09.66 ID:8wfwvIL70

-執務室-

大和「提督、お茶がはいりましたので、ここに置きますね」

提督「ありがとう」

提督(この香りは・・・)

提督「大和なら緑茶かと思ったが、アールグレイか」

大和「はい。秘書艦として提督の好みを把握するのは当然です」

提督「そうか、ありがとう。ん?」

大和「どうかされましたか?」

提督「いや、何でもない」

提督(今、大和は秘書艦代理ではなく、秘書艦と言ったよな?つまりこれって、大和は、いや、今集まっている全員が明日以降も秘書艦として来る気じゃないよな?)

大和「・・・」ニコニコ

提督(大和の笑顔が怖い。秘書艦の座を巡って、執務室の中の戦争とか止めてくれよ。嘘だと言ってよバーナード)

瑞穂「摩耶さん、そろそろ交代のお時間です」

摩耶「もうそんな時間か。名残惜しいけど、仕方ない」

瑞穂「では、失礼いたします」ストン

提督(さも当然と言わんばかりに皆、膝の上に座ってきたが、頼むから止めてください。駆逐艦の子(一部例外あり)だけにしてください)
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:06:23.18 ID:8wfwvIL70

-嵐山-

金剛「紅葉も満喫しましたシ、そろそろ帰りまショウカ」

ウォースパイト「そうね」

比叡「お土産買って帰りませんか?」

金剛「いいデスネー。確かこの辺りに有名な七味唐辛子のお店がありマシタ」

吹雪「それってまさか・・・」

金剛「舞妓はんナントカって名前デシタ」

吹雪「やっぱり。以前、司令官がその唐辛子で大変な目に合ったって聞いたことがあります。辛い物マニア以外にはオススメできないとか」

金剛「食堂に置いておけば誰か使いますヨー」

吹雪「そうですね!辛い物マニアの人は喜びますね」

榛名(でも、辛い物マニアの人って居たでしょうか?)

霧島(私の記憶ではその様な人は居なかった様な・・・)

金剛「では、30分後に駐車場に集合しまショウ」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:07:29.24 ID:8wfwvIL70

-夕方 執務室-

ガチャ

吹雪「ただいま戻りました」

バタン

黒吹雪「おかえりなさい」

提督「おかえり」ゲンナリ

吹雪「あれ?司令官、随分お疲れの様ですが」

キット「アドミラルにとって今日は大変な一日でしたから」フォンフォン

吹雪「やっぱり私は残った方が良かったんじゃ」

黒吹雪「今日は結構暇だったのに」

提督「色々あるんだよ。それと吹雪は悪くないから気にするな」

吹雪「でも」

提督「吹雪を連れて行く様に頼んだのは俺だからな」

吹雪(何があったのか気になるから、後でこっそりキットに聞いてみようかな)

提督(皆、普通に座ってくるせいで煩悩云々なんて口が裂けて言えない)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:12:35.08 ID:8wfwvIL70

-夜 食堂-

鳳翔「長門さんはいつも通り甘口ですね?」

長門「ああ、甘口で頼む」

鳳翔「はい、甘口です」

長門「ありがとう」

陸奥「駆逐艦の子たちが長門の食べてるカレーが甘口だと知ったらどう思うでしょうね?」

長門「バレなければいいだけの話だ。あそこが空いているな」

陸奥「では、あそこに座りましょう」

長・陸「いただきます」

清霜「長門さーん」

長門「清霜か。どうした?」

清霜「長門さんは戦艦(おとな)だから辛い物も平気で食べられますよね?」

長門「当然だ。私はビッグセブンだからな!」

清霜「じゃあ、辛口カレーにこの舞妓はんって七味唐辛子をかけても平気ですよね?」憧憬の眼差し

長門「と、当然だ!」

陸奥(ご愁傷様)

清霜「じゃあ、かけますねー」

パッパッ

ドバー

長門(え?こんなにかけるのか?)

陸奥(甘口から一気に激辛ね)

清霜「こんなものかな」

長門(真っ赤に染まったカレー・・・)

清霜「どうかしましたか?」キョトン

長門「何でもない。では、食うぞ」パクッ

長門「う、美味い!」汗ドバー

陸奥(顔が引きつってるわよ)

清霜「わぁー!すごーい!」

長門「お、大人だならな」

清霜「早く清霜も立派な戦艦になりたいなー」


-夕食後 長門型私室-

長門「あーーーーー!辛いーーーー!」ゴロゴロ

陸奥「見栄を張るからよ」

長門「私はビッグセブンだ!辛口のカレーが食えんなど、恥ずかしくて言えるか!」

陸奥「その変なプライドは捨てた方がいいわよ。身から出た錆ね」

長門「あーーーーー!」ゴロゴロ

陸奥「はぁ・・・静かにしてよ」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:14:09.89 ID:8wfwvIL70
世界一辛い(と販売元が主張している)一味、七味の舞妓はんひぃ〜ひぃ〜
京都市内各所で売っているので、気になる人は試してみてください。
一応、言っておきますがメーカーの回し者ではありません。

本日はここまで。
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:25:36.15 ID:hqiyQpXz0
E4のマスの記号がもう意味分からない。どこまで拡張する気ですか?そのうちZZZとか出るの?

Z1:レーベ?
Z2:鉄機武者鋼丸のモデル。それ以上は知らん。
Z3:マックス?
ZZ:ガンダム
ZZ2:新手のガンダム?こんな奴居そう。
ZZ3:同上

本日分、始まります。
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:27:09.59 ID:hqiyQpXz0

-10月中旬 執務室-

ジリリリリーン

ピッ

提督「もしもし」

妖精ズ「もしもし、提督さん?大変です!」

提督「大変?何が起きたんだ?」

妖精ズ「工事中に天井が崩落しました!」

提督「何だって!それで被害は?」

妖精ズ「全員無事ですが、崩落した場所の真上が大淀さんの部屋で、大変な物が落ちてきました!」

提督「大変な物?」

妖精ズ「兎に角、来てください!」

提督「分かった。直ぐ行くから、ちょっと待っててくれ」

ピッ

キット「大変な物とは何でしょう?」フォンフォン

提督「分からん。とりあえず行ってみるしかない」

キット「アドミラルの盗撮写真が大量に見つかった、とかならいいのですが」フォンフォン

提督「その程度であればいいが。周辺に青葉は居ないか?」

キット「青葉さんを含む、艦娘はどなたもいらっしゃいません」フォンフォン

提督「それでは、上から三段目、左から五冊目をっと」グイッ

ピーッ!

ピーッ!

キット「本棚の本が地下へのエレベーターの起動スイッチとはまるで忍者屋敷ですね」フォンフォン

提督「遊び心があっていいだろ?」

キット「アドミラルが気に入っているのであれば否定はしません」フォンフォン
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:28:08.49 ID:hqiyQpXz0

-地下通路-

妖精ズ「提督さーん」

提督「お待たせ」

妖精ズ「これを見てください!」

提督「艦娘基金?何だコレ?」

妖精ズ「中を見てください」

提督「ふむ」ペラッ

提督「!!!」

ペラッ

ペラッ

提督「こ、コレは!?」

妖精ズ「提督さん」

提督「これを部屋に戻して、崩落した箇所は元に戻してくれ」

妖精ズ「ですが」

提督「後のことは俺が処理する。君たちは何も見て無いし、聞いてない。天井の崩落なんて起きなかった。いいね?」

妖精ズ「分かりました」

提督「後で差し入れを持っていくよ」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:29:22.91 ID:hqiyQpXz0

-現在 執務室-

提督(大淀の部屋から見つかった艦娘基金と書かれた帳簿。何も無ければ見なかったことにしようかと思ったが・・・)

提督(先日の時雨、アイツの目はやばかった。もしかしたら、大淀が俺に隠れて資金を貯めていることに気付いているのかも知れない)

キット「大淀さんの部屋から見つかった、帳簿のことを考えているのですか?」フォンフォン

提督「そうだ。やはり、本人に直接確かめるべきだろうか?」

キット「そうですね。私も先日の時雨さんの反応を見て、大淀さんから話を聞くべきだと思いました」フォンフォン

提督「やはりそう思うか」

キット「はい。あの時の時雨さんはアドミラルに仇なす者は全て敵だと言わんばかりの態度でした」フォンフォン

提督「元帥に対してもあの態度だったもんな」

キット「大淀さんにどの様な意図があるのか分かりませんが、彼女を守るためにも白黒つけるべきかと」フォンフォン

提督「そうだな。大淀を呼んで話を聞こう」
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:32:37.91 ID:hqiyQpXz0

-しばらく後 執務室-

提督「急に呼び出して悪かった」

大淀「いえ、どうされたのですか?」

提督「君に聞きたいことがあってな。とりあえず掛けてくれ」

大淀「では、失礼します」

提督「ここだと話しづらいので、場所を移動する」

大淀「?」

提督「そのまま座っていてくれ」

大淀「ですが、座ったままでは」

提督「大丈夫だ。直ぐに分かる」グイッ

ピーッ!

ピーッ!

大淀「警報音?」

ゴゴゴゴゴ

大淀「一体何が!?」

提督「少し揺れるからしっかり座っててくれ」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:36:52.02 ID:hqiyQpXz0

-執務室(地下)-

大淀「ここは一体?」

提督「この空間はゴリアテの襲撃を受けた時に隠れてやり過した場所だ」

大淀「確かにあの時、提督は地下から現れましたね」

提督「この場所は夕・・・(ヤベッ。この時空の夕張はこの場所を知らないんだった。知っているのはツ級に俺が殺された時空の方の夕張だ)」

大淀「夕?」

提督「ごほん。限られた者しか存在を知らない場所だ」

大淀(夕?誰でしょう?夕張さん、夕立さん、夕雲さん・・・夕雲さん!?まさか)

〜妄想中〜

提督「ママ〜、僕、ママのおっぱいが欲しいでちゅう」

夕雲「もう、提督ったら甘えん坊さんですね」

提督「ママ〜、早く〜」

夕雲「ふふっ。仕方ないですね」

提督「わーい」

〜妄想終了〜

大淀「何て破廉恥な!」←オークラ先生の薄い本に思考を毒されている

提督「え?破廉恥?」

キット「大淀さん、どうされたのですか?」フォンフォン

大淀「え・・・?も、申し訳ありません!」

提督「話を続けていいだろうか?」

大淀「はい!お願いします」

提督(大淀の奴、どうしたんだ?まぁいい。とりあえず話の続きを)

提督「君に尋ねたいことがある。先日、妖精さんに地下空間の拡張工事をしてもらっていた時のことだ」

提督「君の部屋の床、ここから見ると天井に当たる場所が崩落して、上から物が落ちてきた」

大淀「!!!」

提督「落ちてきた物の中に艦娘基金と書かれた帳簿があった」

大淀「まさか・・・」

提督「悪いが中を確認させてもらった」

大淀「知ってしまったのですね」

提督「ああ、俺が受け取るはずだった勲章を換金するとの趣旨の文書と元帥のサインも確認した」

大淀「知ってしまったのなら、隠しても仕方ありませんね。ええ、そうです。全てお金に換えました。どうしますか?私を解体しますか?」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:39:02.40 ID:hqiyQpXz0

提督「大淀」

大淀「それとも、腹いせに酷いことをしますか?エロ同人のように!そうされても文句を言えないことをしでかしたんですからね」ヌギヌギ

提督「待ちなさい。スカートを脱ごうとするんじゃない!」クルッ

大淀「後ろを向いたりせず、私を見てください」

提督「ちゃんとスカートを履いたらな」

大淀「そうですか。提督は服を着たままがお好きですか」

提督「何故そうなる!」

大淀「えい!」ドン!

提督「うわっ!」バタッ

提督「いてて、何するんだ!」クルッ

大淀「貴方がその気にならないなら、私がその気にしてあげます」ストン

提督「こら!跨るんじゃない!」

大淀「吹雪さんより先に貴方の子供が出来れば」ブツブツ

提督「キット、助けてくれ!」

キット「大淀さん、止めなさい!」フォンフォン

大淀「大丈夫ですよ、提督♡」

提督「大丈夫じゃないから!兎に角、話し合おう!」

大淀「ええ、たっぷりと」ニコッ

提督(ダメだ。言葉が通じない!)

ドスッ

大淀「うっ・・・」バタッ

提督「お、大淀?」

川内「提督、危なかったね」

提督「川内!?」

川内「川内参上!提督の護衛なら任せといて!」

提督「何故この場所を?」

川内「どうして秘密の地下室を知っているかって?何故なら私は忍者だから」

提督(魚雷の様な訳の分からんことを言い出した。それに自分で忍者って言ってるし)

川内「冗談はさておき、とりあえず大淀さんを退けようか」

提督「そうだな。何時までも抱きつかれるかたちになるのは色んな意味で良くない」

川内「よっこらせっと。で、どうする?このまま床に寝かせとく?」

提督「まだ聞きたいことがあるから、キットに乗せておく。キット、ドアを開けてくれ」

キット「はい」フォンフォン
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:41:06.67 ID:hqiyQpXz0

-廊下(地上)-

巻雲「沖波」

沖波「あ、巻雲姉さん」

巻雲「ちょっとこっちに」

沖波「はい」スタスタ

巻雲「沖波に大事な話があるから付いて着て」

沖波「分かりました」


-会議室-

コンコン

巻雲「巻雲です。沖波を連れてきました」

霧島「どうぞ」

ガチャ

沖波(た、沢山人が集まっています・・・。天霧さん以外は先輩方。まさか、新人いびり?)

バタン

巻雲「ようこそ!神聖眼鏡同盟 メガ・ネリティアへ」

沖波「神聖眼鏡同盟 メガ・ネリティア?」

天霧「何だソレ?」

ローマ「文字通り、メガネを着用している艦娘により構成された組織よ」

天霧(意味が分からん)

沖波「え?でもそれなら時雨さんも」

霧島「時雨さんはファッション伊達メガネです」

天霧「提督はどうなんだ?」

香取「提督のはPC用メガネで度が入ってません」

沖波「それじゃあ、瑞鳳さんは」

鳥海「彼女のはハ○キルーペです。拡大鏡はメガネではありませんし、常時着用してる訳では無いので除外します」

伊8「武蔵さんはまだ居ないので除外しますね」

天霧「なるほど」

望月「大淀さんも含まれるけど、さっき司令官に呼ばれてどっか行ったから今は居ないよ〜」

巻雲「それじゃ、本題に入るね」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:45:15.09 ID:hqiyQpXz0

-執務室(地下)-

提督「とりあえず、大淀が起きるまでティータイムでにもするか」

川内「やったー!私、金剛さんのティータイムにもお呼ばれしたこと無いし、初めてなんだよねー」

提督「それって単純に昼間寝てることが多いからだろ?」

キット「確かに川内さんは夜戦に出かけることが多い分、昼間は寝ていることが多いですね」フォンフォン

川内「言われて見ればそうかも」

提督「金剛のティータイムに参加したいなら、頼んでおくぞ」

川内「そうだね。頼んでもらおうかな」

〜しばらく後〜

大淀「うーん・・・、あれ?ここは?」

キット「お目覚めですか?」

大淀「キットの車内?どうしてここに・・・?そうだ!提督を襲おうとしてそれから・・・」

川内「悪いけど、私が眠らせたよ。提督を襲わせる訳にはいかないからね」

大淀「川内さん!あと少しだったのに!」

提督「大淀。何故、こんなことをしたのか教えてくれ」

大淀「提督を襲い既成事実を作ってしまえば」

提督「そこじゃない!」

大淀「?」

提督「例の帳簿の話だ」

大淀「・・・。提督、この戦争が終わったとしたら、私たちはどうなると思いますか?」

提督「戦争が終わっても暫くは事後処理があるだろうし、残党の掃討も必要となるだろう」

大淀「ええ、そうですね。でも、問題はその後です。私たちが必要無くなった時、大本営はどうするでしょうか?」

川内「・・・」

大淀「私たちを追い出すとは考えられませんか?戦うことしか出来ない私たちが突然社会に出ても生きていけません」

大淀「だからお金が必要です。鎮守府を追い出されても当面生きていけるだけのお金が」

提督「そんなことは俺がさせない!」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:48:35.37 ID:hqiyQpXz0

大淀「提督ならそう言って下さると信じていました。ですが、貴方も組織に所属する身。上からの命令を拒否できますか?」

提督「そうなったら、上の連中と戦争でも、クーデターでも何でもしてやる」

大淀「この国を守った英雄がそんなことをしたら、取り返しが付きません。深海棲艦との戦争が終わり、平和になったとしてもそれでは元も子もありません」

川内「そうだよ。提督がそこまでする必要なんて無いよ」

提督「自分の仲間すら守れず何が提督だ!」

大淀「全てがばれてしまったうえに、提督を手篭めにする作戦も失敗・・・私を処分してください。追放や解体されたとしても文句を言えないことをしでかしたのですから」

提督「ならば、帳簿の件は俺が指示したことにしろ」

大淀「何を言い出すんですか!」

キット「宜しいのですか?」フォンフォン

提督「さっき言ったはずだ。仲間を守れない奴に提督を名乗る資格は無いと。終戦後まで含めて俺には責任がある。それに」

川内「それに?」

提督「先日の時雨の発言が気になる。この件を知ってか、知らずか、大淀に危害を加えかねない発言をしていたからな」

川内「確かにそうだね」

提督「正直、少し怖かった。普段はいい子なんだけどな」

川内「確かに」

提督「そういうことだから、大淀にはこれまで以上に働いてもらうぞ」

大淀「はい!」

キット「一件落着ですね」フォンフォン

大淀「貴方の様な人に見初められた吹雪さんが羨ましい」ボソッ

川内「解決したし、私は帰るね」

シュッ

提督「アイツ本当に忍者だよな」

キット「はい。完全に忍者です」フォンフォン

提督「そういえば、珍しく一言も夜戦と言わなかったな」

大淀「確かに夜戦の『や』の字も発しませんでした」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:51:06.53 ID:hqiyQpXz0

-女子トイレ(地上)-

川内「ミッションコンプリート」

ペリペリ

伊13(ふぅ・・・、川内さんに化けて提督の護衛をするの・・・疲れるね・・・)

ヌギヌギ

伊13(でも、正体を明かす訳にはいかないし、川内さんは忍者っぽいから突然現れても違和感が無いよね)

〜回想中〜

元帥「君がこれから着任する鎮守府の提督について話しておきたいことがる」

伊13「はい・・・」

元帥「彼は優秀だが、困ったことがあってな」

伊13「困ったこと・・・何ですか?(艦娘にセクハラする提督も居るって聞くし・・・そんな人だと嫌だな・・・)」

元帥「彼はこれまで誰も成し得なかった、深海側の鎮守府を破壊することに成功した」

伊13「はい・・・」

元帥「だが、それ故、深海側から目を付けられて何度も命を狙われている」

伊13「はい・・・(違ってて・・・良かった)」

元帥「当然、彼の鎮守府の艦娘たちが護衛をしているが、君も彼を護ってやって欲しい。特別な訓練を受けた訓練を受けた君だからこそ頼める任務だ」

伊13「分かりました・・・」

〜回想終了〜

伊13(着替え終わったし、帰ろっと・・・)
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 22:53:30.09 ID:hqiyQpXz0
川内=サン=忍者、忍者=川内=サンがこの鎮守府の共通認識です。
忍者とスパイは厳密には違いますが、ここでは同じということで。
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 23:01:55.86 ID:hqiyQpXz0
-執務室(地上)-

ガチャ

吹雪「ただいま戻りました。今日も周辺海域に異常はありません」

提督「おかえり」

キット「おかえりなさい」フォンフォン

大淀「おかえりなさい」

吹雪「あれ?大淀さん」

吹雪(テーブルの上にはポットとティーカップ・・・)

吹雪「二人だけでティータイムなんてずるいです!」

提督「吹雪の分も直ぐに淹れるから待っててくれ」

吹雪「はい♪」


-会議室-

沖波「これより、メガ・ネリティアの一員として、その名に恥じぬ様、誠心誠意務めます!」

天霧「あたしも頑張るぜ」

霧島「お二人の活躍に期待しています。大淀さんは帰って来ませんでしたが、本日の会合はここまでとしましょう。お疲れ様でした」

一同「お疲れ様でした!」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 23:04:17.88 ID:hqiyQpXz0
イベント終わったー。
へっぽこ提督だけど純粋な西村艦隊で甲略してやったぜ。

クリア後の台詞には目頭が熱くなったな。もう全て許すと言いたくなったけど・・・だし、防空無傷。テメーはダメだ!!!
装備の良し悪しは関係なく、兎に角祈れとは何事だ!航空隊も陣形選ばせろ!輪形陣か警戒陣使えたらもっと楽だっただろ!
ここだけはマジで許せん!

本日はここまで。
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/02(土) 13:18:57.73 ID:2VlWrLero


純粋な西村艦隊(志摩ルート)
あと防空で陣形が変化すると航空隊基地が変形している可能性が
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 21:57:51.60 ID:+XLNnSEO0
>>232
軍艦が人(艦娘)になり、主砲が連装砲ちゃん、連装砲くん等になり、深海側には飛行場姫や港湾棲姫が居る訳でですから、
こちらも基地を擬人化してもいい頃だと思うんですよね。
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 21:59:24.97 ID:+XLNnSEO0
明日のメンテで多摩改二実装ですね。多摩、全く育ててねー。
イベントの度に思うけど、皆、軽巡って育ててるんだろうか?
連合艦隊は一枠しか無いから実質、神通か阿武隈の二択だし、
陸上型対策に大淀と一応夕張、遠征・輸送作戦に鬼怒が居たら事足りるし。
五十鈴は海防実装で仕事無くなった・・・。冬イベはE1に潜水棲姫居るといいな。五十鈴が輝ける数少ない舞台だし。
由良さんは・・・太ももがイイネ!

本日分、始まります。
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:00:53.10 ID:+XLNnSEO0

-執務室-

キット「!!! アドミラル、吹雪さん、動かないで下さい!」フォンフォン

提督「ん?どうした?」

吹雪「?」

パリーン

提督「何事だ!?敵襲か!」

プスッ

吹雪「司令官!アレを!」

提督「壁に矢?いや、矢文か」

吹雪「何て書いてあるんですか?」

提督「えっと、この鎮守府内に裏切り者が居る。今から名前を挙げる艦娘をテストせよ。神通、加賀、伊勢、摩耶、熊野、榛名、瑞鶴、大鳳、吹雪」

吹雪「私も!?」

提督「島風、夕雲、秋月、親潮 (中略) 速吸、間宮、龍驤。 艦娘Kより」

吹雪「艦娘Kって一体」

キット(今、名前が挙がった方々の共通点と言えば、まさか)

提督「艦娘K。カ行の名前は香取、鹿島、加賀、葛城、清霜、加古、鬼怒、北上、神風、風雲、陽炎、衣笠、黒潮、江風、霧島、木曾、熊野、この位か?」

吹雪「数が多すぎて絞り込めませんね。何かもう少しヒントがあればいいのに」

キット「お二人とも気付いてください。今挙げた中で矢を使う人物は限られています。いえ、実質一人しか居ません」フォンフォン

提・吹「う〜ん」

提督「さっぱり分からん」

吹雪「ですね」

提督「何だか知らんが、とりあえず名前の挙がっているメンバーを集めるか」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:02:17.52 ID:+XLNnSEO0
艦娘Kの矢文に名前が挙がっている艦娘は


駆逐艦
春風、松風、旗風
如月、皐月、文月、菊月
吹雪、初雪、叢雲、綾波、敷波、曙、漣、響、電
村雨、春雨、海風、江風
満潮、大潮、朝雲、霰、荒潮
陽炎、初風、長波、舞風、浦風、藤波、嵐、沖波、野分、天津風、親潮、黒潮、谷風
夕雲、巻雲、朝霜、早霜
秋月、初月
島風


軽巡(雷巡含む)
大井、鬼怒、神通


重巡
加古、衣笠、足柄、摩耶、熊野


戦艦
榛名、伊勢


空母
加賀、龍驤、瑞鶴、飛鷹、大鳳


潜水艦
伊8、伊19、伊13、伊14


海防艦
択捉


その他
間宮、瑞穂、伊良湖、あきつ丸、速吸、秋津洲


です。全員出したらきりが無いので登場するのは一部になりますが。
このメンバーの共通点、分かる人には分かるはず。
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:03:47.34 ID:+XLNnSEO0

-会議室-

親潮「司令はん、今から何が始まるんですか?」

提督「え?親、いや黒、いや親潮・・・だよな?」

黒潮「司令はん、何をそんなに驚いてはるん?」

提督「君は黒潮だよな?」

黒潮「うち、黒潮やで」

提督「親潮が黒潮と同じような喋り方をしたから、色々と混乱してきてな」

黒潮「うちと一緒に居るうちにうつったんやな。言うても、親潮も舞鶴出身やし」

提督「そうだな(だからと言ってうつるか?)」

提督「えー、とりあえず本題に入ろう。皆に集まってもらったのは、ちょっとしたテストをするためだ」

ザワザワ

提督「一人ずつテストをするので、呼ばれたら隣の部屋に来て欲しい」

一同「はーい」

提督(誰から始めようか)

島風「はーい!はーい!」

提督「よし、島風から始めよう。移動するから付いて来てくれ」

島風「はーい!」


-別室-

提督「そういえば島風は舞鶴出身だったな」

島風「へぇ。そうどすえ」

提督「いや、京都だからって、祇園の舞妓さんの様な喋り方しなくていいんだぞ。舞鶴って確かに京都(府)だが京都(市)からかなり遠いだろ」

島風「そんなことおまへん。舞鶴産まれの艦娘は皆、この喋り方どすえ」

提督「吹雪がそんな喋り方している姿を見たことないんだけど」

島風「もう!提督ったらノリ悪ーい!」

提督「スマン、スマン」

島風「で、テストって何をするんですか?数学ですか?理科ですか?」

提督「今から見せる物の名前を教えて欲しいんだ」

島風「それだけですか?」

提督「ああ、それだけだ。早速始めよう」

『春菊』

島風「菊菜ですか?」

提督「ふむ。では、悪いが次は神通を呼んで来てくれ」

島風「え?もう終わりですか?」

提督「ああ、これだけだ」

島風「神通さんですね?では、失礼しまーす」ピューン

提督「相変わらず早いな」
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:05:35.55 ID:+XLNnSEO0

コンコン

神通「神通です」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

提督「とりあえず座ってくれ。島風から聞いたかも知れないが、今から見せる物の名前を教えて欲しい」

神通「はい」

『南瓜』

神通「なんきん、です」

提督「ふむ。では、悪いが次は榛名を呼んで来てくれ」

神通「はい、分かりました(一体何のテストだったのでしょう?)」


提督「布引の水は赤道を越えても腐らないと言われているが、その理由は?」

榛名「有機物の含有量が少なく、適度なミネラルを含んでいるから腐りづらいと言われています」


提督「この食べ物の名前は?」

『冷やし中華』

瑞鶴「冷麺よ。韓国冷麺(平壌冷麺屋)の日本における最古の店は神戸にあるそうね」


提督「京橋は♪」

黒潮「ええとこだっせ(中略)グランシャ○ーへいらっしゃい♪」


提督「コレ、何て読む?」

『魚の棚』

荒潮「うおんたな、よぉ〜。常識じゃない」


提督「灘五郷と言えば?」

摩耶「今津、西宮、魚崎、御影、西郷だな」


提督「とーれとれ♪」

初風「ぴーちぴち、蟹料理♪って何歌わせるのよ!///」

提督「ついでに聞くが、作曲したのは誰だ?」

初風「浪速のモーツァルトよ」


提督「兵庫の初代知事は?」

伊8「伊藤博文です」


提督「箕面」

衣笠「温泉スパーガ○デン♪」


提督「尼崎市は何県?」

瑞穂「大阪府です」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:07:23.01 ID:+XLNnSEO0

提督「今から目隠しをした状態で」

熊野「わたくしが抵抗出来ないのをいいことに、口にするのも憚られることをする気なのね!このケダモノ!」

提督「何でそうなる!味覚のテストだ!正月にやってる格付け的な奴だよ!(それに、やるなら鈴谷の方がいいだろ!)」

熊野「今、失礼なことを考えてませんでしたか?」

提督「そんなことは無い」キッパリ

熊野「まぁ、いいですわ。このアイマスクを着用すればよろしいのですね」

提督「そうだ」

熊野「準備完了ですわ」E:アイマスク

提督(ヤバイ。噴出しそうになった)

熊野「早く始めてください」

提督「では、今から100g3000円の神戸牛と100g1000円の国産黒毛和牛を食べてもらう。どちらが神戸牛か当ててくれ」

熊野「楽勝ですわ!」

提督「では、Aの肉だ」

熊野「あーん」

パクッ

モグモグ

ゴクン

提督「次に、Bの肉だ」

熊野「あーん」

パクッ

モグモグ

ゴクン

熊野「分かりました。最高級神戸牛ステーキはBですわ!」

提督「ふむ。合格っと(だが、正解はAだ)」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:08:16.08 ID:+XLNnSEO0

提督「鶏肉を別の表現で何と言う?」

足柄「チキンよ」

提督「そうだけど、そうじゃなくて!日本語で頼む」

足柄「あー、かしわ」

提督「ふむ。合格」

足柄「提督、貴方まさか・・・トンカツよりチキンカツの方が好きだったの・・・?」

提督「へ?」

足柄「そうなのね・・・だからこんなことを聞いてきたのね?」

提督「いや、どちらかと言えば、トンの方が好きだが」

足柄「そうよね・・・やっぱりそうなのね・・・トンカツの方が・・・ってトンカツ!?今、トンカツって言った?」

提督「そうだ」

足柄「分かったわ!私の揚げたトンカツを食べたいのね?腕によりをかけて揚げて来るわ!行って来ます!」ダッ

ガチャ

バタン

提督「・・・。たまにはビフカツ食べたいです」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:09:04.52 ID:+XLNnSEO0

コンコン

龍驤「龍驤や」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

提督「早速で悪いが、テストを始める」

龍驤「いつでもええで。ドンと来いや」

提督「関西電気」

龍驤「? どないしたん?」

提督「!」

提督「じゃあ、コレは?」

『ビリケン像』

龍驤「何やコレ?」

提督「!!」

提督「この魚は?」

『鱧』←実物を見せています。字の読み方ではありません。

龍驤「何やけったいな魚やな。鰻。いや、穴子か?」

提督「!!!」

提督「最後にコレは?」

『ミンチカツ』

龍驤「コロッケ」

提督「いや、確かに似ているが、ひき肉の」

龍驤「あー、メンチカツ」

提督「!!!! テストは以上だ。会議室に戻ろう」
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:09:59.04 ID:+XLNnSEO0
最近までビリケンさんって大阪のゆるキャラ(?)だと思ってたけど、100年以上前にアメリカで誕生って・・・。
しかも、千葉や箱根にも像があるって。いやー、色々と衝撃だった。
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:12:39.58 ID:+XLNnSEO0

-会議室-

提督「皆に聞きたいことがあるので答えてくれ」

一同「はーい」

提督「関西電気」

一同「ほーあん○会♪」

龍驤「な、何や一体」

提督「コレは?」

一同「ビリケンさん」

提督「この魚は?」

一同「ハモ」

提督「最後にコレは?」

一同「ミンチカツ」

龍驤「さっきから何やねん!」

提督「残念ながら龍驤は一つも答えられなかった」

加賀「答えられなかった?どういうことなの?」

足柄「貴女、大阪出身でしょ?」

龍驤「何言うとるんや!うちは横須賀出身や!」

一同「え?」

龍驤「だ・か・ら、うちは横須賀出身や!」

酒匂「ぴゃーっ!(威嚇)」

龍驤「ちょい待ち!自分、舞鶴に居たってだけで出身は佐世保やろ!それ以前に、いつの間に現れたんや!さっきまで居らんかったやろ!」

酒匂「龍驤ちゃん、そうやって酒匂を差別するんだ・・・」

龍驤「いや、ちょっと待ってぇな!事実を指摘しただけやろ!」

酒匂「司令(泣)」ダッ

ザワザワ

リュウジョウサンガ ナカセター

提督「よしよし」ナデナデ

酒匂「龍驤ちゃんが苛めるよぉー!(泣)」

提督「龍驤」

龍驤「ち、違うんや!うちはただ、ほんまのこをと言うただけで」

提督「真実は時として人を傷付けることもある」

龍驤「何でうちが悪者みたいになっとるねん!」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:17:24.53 ID:+XLNnSEO0

浦風「龍驤さんは横須賀出身やのに、関西弁を使ってるんが悪いんじゃ!」

龍驤「そういう自分こそ、広島モドキやろ!」

浦風「あ゛?」

龍驤「いえ、その、浦風さんは広島弁で話されていますが、大阪出身ではないかと思いましてですね」

浦風「提督さん、龍驤さんが苛めるー(泣)」ダッ

提督「よしよし」ナデナデ

浦風(べーっ!)

龍驤(コイツ!)

提督「龍驤よ、貴様・・・酒匂に続き、浦風まで泣かせたな」

龍驤「違うんや!うちは悪無い!」

吹雪「何が違うんですか?」

龍驤(ヤバイ、ヤバイで!司令官に吹雪、両方敵に回したら命は無いで!)

加賀「今まで私達を騙していたのね・・・」

榛名「嘘つきは!榛名が許しません!」

瑞鶴「許せない!全機爆装、準備出来次第発艦!目標、龍驤さん、やっちゃって!」

摩耶「お前・・・あたしを怒らせちまったなぁ!」

春風「龍驤さんはわたくしたちを騙していたのですね」

龍驤「ちょい待ち!落ち着いて話し会お!って言うか、去年もこんなことやってたやろ!」

神通「油断しましたね。次発、装填済みです」

呂500「ビスマルク姉さんやオイゲンさんのようにはいかないけど、ろーちゃん頑張るって」←酒匂と同じく舞鶴所属なのでいつの間にか現れた

荒潮「あらあらぁ〜」

鬼怒「マジパナイ!」

酒匂「撃ちたかったんだぁ、てぇ♪」

浦風「おどりゃあ!」

大鳳「そうね。この際、徹底的に撃滅しましょう!」

霰「うっほほーい」

ドカーーーーーーーン!

龍驤「ぎゃー!」

加賀「運動してお腹が空いたので、間宮さんのお店にでも行きましょう」

瑞鶴「いいわね!」

間宮「団体さん、大歓迎です。急いでお店に戻らないと」

加賀「奢らないわ」

瑞鶴「奢ってくれなんて言って無いわよ!」

加賀「そう。ならいいわ」

ワイワイ

ガヤガヤ
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:20:44.88 ID:+XLNnSEO0

足柄「提督、冷めない内に食べてね」

提督「ああ、ありがとう」

足柄「それじゃ」

ガチャ

バタン

提督「吹雪は先に執務室に戻ってくれ」

吹雪「分かりました」

ガチャ

バタン

提督「行ったな。さて、どうしてこんなことをしたんだ?」

黒こげアフロ龍驤「何を言うてるんや?」

提督「とぼけても無駄だ。今回の件は全てお前さんが仕組み、加賀に頼んで矢文を打ち込んだんだろ?」

黒こげアフロ龍驤「君は全てお見通しか。そうや、全てうちが仕組んだことや」

提督「・・・」

黒こげアフロ龍驤「うち、横須賀出身やのに、こんな喋り方してるせいで大阪生まれやと勘違いされがちでな。皆に本当のことを知って欲しかったんや」

黒こげアフロ龍驤「そして、あわよくばキャラを変えよ思うて。もう自分が分からんのや・・・」

提督「ありのままでいいじゃないか」

黒こげアフロ龍驤「ありのまま?司令は大阪モドキなうちでええんか?」

提督「それが龍驤の個性だろ?」

黒こげアフロ龍驤「そうか・・・個性か。ありのままでええんか・・・」

提督「歌わなくていいからな」

黒こげアフロ龍驤「チッ。せっかくやから、Let It Be歌ったろ思ったのに」

提督「Goだ。Beは英国の人たちだから」

黒こげアフロ龍驤「今のはギャグや。受けんかったな」

提督「ごめん」

黒こげアフロ龍驤「謝られたら余計に虚しいわ。まぁええ。君がありのままでええ言うんやったら、うちは今まで通りに過ごすわ!」

提督「それがいい。そうだ!言い忘れるところだったが、執務室の窓の修理代はお前さんの給料から天引きだから」

黒こげアフロ龍驤「へ?」

提督「へ?やあらへんがな。誰のせいで窓ガラス割れた思とんや?」

黒こげアフロ龍驤「加賀」キッパリ

提督「お前だよ!お前が頼まなければ加賀はあんなことして無いだろ!矢文なんて時代劇みたいなことせずに、普通に届けろよ」

黒こげアフロ龍驤「そこを何とか!お代官様!」

提督「ダメ」

黒こげアフロ龍驤「おねげえしますだ!」

提督「ダメなものはダメだ。ここで許したら後輩たちに示しがつかないだろ」

黒こげアフロ龍驤「うぅ・・・アホなことしてもた」
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 22:21:56.68 ID:+XLNnSEO0
二年越しの海上突入がやっと終わったぞー!トータル30回近く出撃したぞ、クソがぁぁぁ!
(訳:ようやく終わってホッとしました。もう二度とやりたくありません。そして、もうこんな任務実装しないでください)

本日はここまで。
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 21:58:43.23 ID:pA/WnsvL0
年内に夕雲型の改二決定か。長かった。
とりあえず夕雲型は全員Lv80以上だから、誰でもウエルカム!
ただ、来年、清霜が主役?の話を予定しているので、ここで清霜改二登場はタイミング的に微妙かも。

本日分、始まります。
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 22:02:33.47 ID:pA/WnsvL0

-執務室-

提督(そろそろ皆のプレゼントの準備を始めないといけないな)

コンコン

龍田「龍田だよ」

提督(今日は非番なのにどうしたんだ?)

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

龍田「提督、ちょっと相談したいことがあるの〜」

提督「どうした?」

龍田「提督と二人でお話がしたいから、悪いけど」

吹雪「分かりました。席を外しますね」

提督「間宮さんの店にでも行ってくるといい」つ間宮券

吹雪「ありがとうございます。ごゆっくりどうぞ」

ガチャ

吹雪(二人だけでしたい話って何だろう?龍田さんのことだから、変なことはしないだろうけど)

バタン

龍田「行ったわね。提督、今年のクリスマスプレゼントのことなんだけど」

提督「それならいつも通り、手紙を書いてポストに投函するとサンタが届けてくれるだろ」

龍田「天龍ちゃんは純粋だから〜、本当にフィンランドから来たサンタさんからプレゼントを貰ったと思ってますけど〜、私は知ってますよ」

提督「何を言っているんだ?」

龍田「サンタの正体は提督。貴方よねぇ〜?」

提督「さっきから何を言っているだ?」

龍田「あくまでシラを切るのねぇ」

提督「いや、シラを切るも何も、知らないものを『イエス』とは言えんだろ?」
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 22:04:41.23 ID:pA/WnsvL0

龍田「仕方ないわねぇ〜、実は青葉ちゃんを締め上げて吐かせたの」

提督「ははは。何を言っているんだ」チラッ

キット「残念ながら本当です」フォンフォン

提督「!!!」

龍田「提督も青葉ちゃんと同じ目に合いたいのかしらぁ?」

提督「お、落ち着くんだ、龍田!」

龍田「そうだ。嘘つきさんは手を切っちゃいましょう。右手ですかぁ、左手ですかぁ?」

提督「白状します!俺がサンタです!」

龍田「うふふ。ようやく白状したわね。素直な提督は好きよぉ〜。さっきの青葉ちゃんの話は嘘だから」

提督「へ?嘘?」

キット「そんな馬鹿な」フォンフォン

龍田「キットを騙す演技力。中々のものでしょ〜?」

提督「頼む!このことは駆逐艦の子たちには」

龍田「分かってますよ〜。だからこそ、吹雪ちゃんは席を外してもらいましたからね。皆の夢を壊わすのは悪いわ」

提督「そうしてもらえると助かる。それで相談したいことは?」

龍田「実は先日・・・」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 22:05:46.61 ID:pA/WnsvL0

〜回想中〜

天龍「もう直ぐクリスマスだな!」

龍田「そうねぇ〜。天龍ちゃんはサンタさんに何をお願いするの?」

天龍「ア○ニって名前の超つえー主砲だ」

龍田「ア○ニ?」

天龍「ああ、ア○ニだ。この間、夕張が観てたアニメに出てきたロボットが持ってたんだけどな、去年貰ったこのシュベルトゲベ○ルとセットで持ってたんだよ」

龍田「はぁ」

天龍「それでよぉ、来年は高機動型の艤装を貰ってパーフェクト天龍になるって寸法よ!どうだ?怖いか?ふはははは!俺は自分が怖いぜ!」

龍田(天龍ちゃん・・・)

〜回想終了〜
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 22:10:40.15 ID:pA/WnsvL0

龍田「と、言うことがあったの」

提督「はぁ・・・」

キット「夕張さんの影響力は強大ですね」フォンフォン

提督(今になって思うのが、妖精さんは何故あのデザインの刀を造ったんだ?やはり夕張の影響か・・・)

龍田「私としては天龍ちゃんには中二病な方向から足を洗って欲しいの」

提督「俺もそう願うよ」

龍田「それでね、私としては天龍ちゃんにはオシャレして欲しいから可愛いお洋服をプレゼントしてあげて欲しいの」

提督「それはいいが、オシャレな服と言われても」

龍田「そう言うと思って参考資料を用意しておいたわ」つ資料

提督「おお、そうか。それはたすk・・・何コレ?(汗)」

龍田「何ってゴスロリファッション誌よぉ〜」

提督「あの・・・本当にこんなのを天龍に?」

龍田「そのために持ってきたのよ?」

提督「冗談とかじゃないよな?」

龍田「当たり前じゃない。私は本気よ」

提督「・・・。分かった。キット、雑誌の内容をスキャンしておいてくれ」

キット「分かりました」フォンフォン

提督「完了したら龍田に返す。吹雪に見られてあらぬ誤解をされたくは無いからな」

龍田「そうねぇ〜吹雪ちゃんがこれを見て、提督の好みだと勘違いしたら大変よねぇ〜」

キット「アドミラルの好みだと勘違いした吹雪さんがこの様な格好をしている姿を想像するだけで・・・」フォンフォン

提督「止めてくれ。全く嬉しくない」

龍田「そうそう、言い忘れるところだったけど〜、プレゼントを持ってきた時にどさくさに紛れて天龍ちゃんに変なことしたら、命はありませんよぉ〜」

提督「心配しなくても何もせんよ」

龍田「もちろん提督のことは信じていますが、一応釘を刺しておかないとね〜」

〜しばらく後〜

コンコン

吹雪「吹雪です」

提督「龍田ならもう帰ったから大丈夫だ」

ガチャ

バタン

吹雪「随分、お疲れの様子ですね。龍田さんは何の相談だったんですか?」

提督「プライベートかつ、とてもデリケートな問題故、吹雪と言えども教えることは出来ないんだ。すまん」

キット(サンタの件は秘密である以上言えませんが、それ以上に天龍さんにゴスロリ衣装の話は出来ません)

吹雪「そうですか。それなら余計な詮索はしない方がいいですね」

提督「そうしてもらえると助かる」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 22:14:10.73 ID:pA/WnsvL0

-夜 執務室-

提督「クリスマスの作戦会議のために集まってもらったが、川内がまだ来て無いな」

長門「いつもなら一番乗りで現れるのだが」

青葉「もしかして夜戦に出撃してしまったのでしょうか?」

大淀「有り得ますね」

鳳翔「無いとは言えないのが何とも」

川内「皆、言いたい放題だね。私ならちゃんと居るよ」

提督「何処だ?」キョロキョロ

青葉「天井裏でしょうか?」キョロキョロ

長門「それはお前だけだろ」

鳳翔(それは青葉さんだけですね)

川内「もー!皆、何処見てるの?」

長門「!!!」

鳳翔「!?」

大淀「?!」

青葉「どうしたんですか?」

長門「て、提督の影が!」

青葉「司令官の影?」

ヌッ

川内「川内参上!夜戦なら任せといて!」

青葉「司令官の影から川内さんが!」

提督「俺の影から現れただと!?」

川内「何故なら私は忍者だから」

提督「ゲルマン忍者かよ!そういうのはプリンツだけにしてくれ」

鳳翔(ゲルマンってドイツ人のことですよね?ドイツ人忍者?)

川内「え?あの子も忍者なの?」

提督「いや、今のは忘れてくれ」

長門(そう言えば以前、プリンツが嵐と衝動(Sturm und Drang)!と叫びながら突撃して行ったことがあったな。あの時のことか?)
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 22:17:14.14 ID:pA/WnsvL0

提督「全員揃ったので会議を始めよう。まず最初の議題だが、トナカイのレンタルはどうなっている?今年もヘラジカとか止めてくれよ」

大淀「今年は大丈夫です。事前に抑えておきました」

提督「そうか。それなら大丈夫そうだな」

長門「提督」

提督「どうした?」

長門「その、プレゼント配布の担当の件だが」

提督「そう言えば去年、問題を起こさなければ長門に駆逐艦を担当してもらうって話をしたな」

長門「覚えてくれていたか!」

提督「長門に任せてもいいかと思っているが、皆はどう思う?」

川内「いいんじゃない」

鳳翔「いいと思います」

青葉「ありだと思います」

大淀「問題ないかと」

提督「ふむ。では、長門に任せよう」

長門「提督、皆、ありがとう」

提督「ただし、問題を起こせば来年以降は無いからな」

長門「しかと肝に銘じておく」

提督「では、次の議題だが」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 22:23:59.88 ID:pA/WnsvL0

-翌日 執務室-

コンコン

占守「占守っす」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

占守「司令に聞きたいことがあるっしゅ」

提督「どうした?」

占守「クリスマスにはサンタって人からプレゼントが貰えるって本当っすか?」

提督「本当だ。なぁ、吹雪」

吹雪「はい!ちゃんとサンタさんがプレゼントを届けてくれるよ」

提督「ただ、常識の範囲内に限るが。姉が欲しいとか言われても無理だからな」

占守「分かってるっしゅ!占守は一番艦だからそんなこと言わないっす」

提督「欲しい物は手紙に書いて寮に置いてあるポストに入れてくれ。俺が回収してフィンランドのサンタに届けるから。あと、サンタ氏も準備が必要だから今週中に頼むぞ」

占守「え?提督は外国に知り合いがいるっすか?」

提督「まあな(鎮守府内にもイタリアやらドイツやらの艦娘が居るだろ。彼女たちは外国人に含んでないのか?)」

占守「聞きたいことはそれだけっす。では、失礼するっす」

ガチャ

バタン

提督「そろそろクリスマスパーティの準備もしないといけないな」

吹雪「去年は大和さんのおかげで大変でしたね」

提督「思い出しただけで何かもう・・・、今年は飲兵衛共に気を付けないといけないな」

キット「それならいっそ、アルコール類を禁止しては?」フォンフォン

提督「そうしたいが、奴等はあの手この手で何処からか入手して来るからな」

吹雪「もうお手上げですよね(汗)」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 22:27:00.12 ID:pA/WnsvL0

コンコン

アークロイヤル「アークロイヤルだ」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

アークロイヤル「Admiral.貴方に相談したいことが」

提督「まさか・・・艦隊に馴染めず悩んでいるのか?」

アークロイヤル「いや、赤城はよくしてくれているし、同郷のウォースパイトも居るからそんなことはない」

提督(良かった)

アークロイヤル「それで相談だが」

提督「うん」

アークロイヤル「先日、金剛たちと紅葉を見に出かけただろ?」

提督(何か嫌な予感がしてきた・・・)

吹雪(これってもしかして・・・)

アークロイヤル「私も車に興味が出てきてな。車を購入しようと思うのだが」

提督「・・・。それなら申請書を出してくれたら承認するから」つ申請書

アークロイヤル「ふむ。ここに必要事項を記入して出せばいいのだな」

提督「問題が無ければ直ぐ承認する」

アークロイヤル「車種を書く欄が無いようだが」

提督「書かなくて大丈夫だ」

アークロイヤル「そうか。では、書けたら持ってくる。失礼する」

ガチャ

バタン

提督「またか・・・」

吹雪「またですね・・・」

キット「まだそうと決まった訳ではありません」フォンフォン

提督「今までの傾向を考えてみろ。ここにきて至って普通の車は有り得ないだろ」

吹雪「そうですよね。また英国諜報部員の車でしょうか?」

提督「ウォースパイトがそうだっただけに有り得るな」

キット「来てからのお楽しみですね」フォンフォン

提督「はぁ・・・」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 22:29:38.71 ID:pA/WnsvL0
アークロイヤルは登場させた時から何か面白そうな車に乗せようとは思っていましたが、まだ車種は決めてません。
そのうち何か出します。ターボ・インターセプターも考えたけど、メリケン艦に置いておくべきだし、やっぱボンドカーか?

年が明けたら、前に予告(と言うほど大層なものではない)していた通り、シリアス(っぽい感じ)の話も書きます。
ついでに久しぶりに艦プラバトルもやります。

本日はここまで。
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 08:29:02.41 ID:oLsCU3/IO
デス・レース2000っていう素晴らしい車の映画もあるのですよ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/22(金) 09:40:41.16 ID:KGzoaE3D0
そこは、モーリス・マリーナで!
ケアレス航空「あ、しまった・・・また落とした・・・」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 09:07:24.42 ID:zdg9/Rbj0
ロータスエスプリがいいなぁ ボンドカーの奴
空母が潜水艦に乗るってのが見たいw
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 09:07:50.64 ID:zdg9/Rbj0
ロータスエスプリがいいなぁ ボンドカーの奴
空母が潜水艦に乗るってのが見たいw
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 09:09:16.44 ID:zdg9/Rbj0
ロータスエスプリがいいなぁ ボンドカーの奴
空母が潜水艦に乗るってのが見たいw
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:47:04.03 ID:8vbU43xf0
>>257
予告を観てみましたが、何と言うか・・・、実写版チキチキマシン猛レース(のヤバイ奴)って感じですね。
スタローンと言えばロッキー、ランボー、ターミネーター(ラスト・アクション・ヒーローのスタローン版ターミネーターは本当に観てみたかった)ってイメージだからちょっと驚きましたよ。
これはこれで面白そうなので、正月にでも観てみようかと。

>>258
アークロイヤル所有のモーリス・マリーナに黒塗りの高級ピアノを落としたケアレス航空。
アークロイヤルが言い渡した示談の条件とは・・・。
これは確実に血みどろの事件に発展しますね。いや、空中で爆発四散だから血みどろでは無いか?

>>259
個人的に最もインパクトが強いボンドカー、ロータスエスプリ。
これもいいかなーとは思いましたが、車が潜水するネタは響が提督を抹殺しようとした時にキットでやってしまっただけに、どうしたものか。
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:48:24.25 ID:8vbU43xf0
サンタさんへ

今年のクリスマスは零戦21型を100機程くだち

零戦21型(熟練)はともかく、何故メリケン艦戦まで零戦21型を素材として要求して来るんですかね?
今(と言うか、慢性的に)足りない装備でち。

本日分、始まります。
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:49:35.31 ID:8vbU43xf0

-夜 執務室-

提督「クリスマスまで一週間を切ったな」

長門「ああ、急がなければ」

青葉「司令官、秋津洲さんのリクエストがよく分からないんですが」

提督「ん?どれどれ・・・『レジェンドBB サンタガ○ダムが欲しいです。』ふざけんな!そんな物が有るなら俺が欲しいわ!」

青葉「あ、あの(汗)」

提督「だいたい、騎士、FA騎士、バーサル騎士、黄金神、真悪参まで出しといて魔王だけは頑なに出さないってどういうことだよ!」

長門「落ち着くんだ、提督」

提督「おっとスマン。取り乱した。秋津洲にはアイツが喜びそうなプラモの詰め合わせを用意するから任せてくれ」

青葉「あ、はい。お願いします」

〜しばらく後〜

鳳翔「一通りチェックできましたね」

長門「おかしい」

川内「どうしたの?」

長門「いくら捜しても卯月の分だけが無いんだ」

鳳翔「おかしいですね」

提督(もしかして)

長門「明日、本人に直接聞いてみるか」

提督「いや、本人ではなく、睦月か如月辺りに聞いてくれるか?」

長門「分かった」
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:55:23.95 ID:8vbU43xf0

-翌日 駆逐寮廊下-

長門(とりあえず、睦月型の部屋に行けば睦月に会えるだろう。逃げられなければいいのだが)

長門「む!あれは睦月か。おーい、睦月!」

睦月「!!!」ビクッ

睦月「む、睦月に何かご用ですかにゃ?」

長門「少し睦月に聞きたいことがあってな」

睦月「は、はい!何でも答えます。正直に答えると誓います。だから食べないで!」

長門「・・・。睦月、前にも言ったが卯月を攫ったのは動物園から逃げた(?)ゴリラであり、私ではない」

睦月「はひっ」涙目

長門「取って食おうなんて言わん。立ち話も何だから間宮さんの店に行こう」

睦月(如月ちゃん、睦月はこれから長門さんに食べられます。弥生ちゃんたちのことをお願いします)


-甘味処 間宮-

睦月「???」

長門「どうした?」

睦月「あの、間宮さんの店って何かの隠語なんじゃ?」

長門「何を言っている?」

睦月「だって・・・長門さんは睦月を食べようとしてたんじゃ?」←性的な意味ではない

長門「何を言っているんだ?さっきも言ったが、取って食ったりせんよ」

睦月「本当に?」

長門「本当だ」

睦月「ケーキに睡眠薬を仕込んで、眠った隙に」

長門「だから、そんなことはしない!今日は私の奢りだ。好きな物を注文するといい」

睦月「え?でも・・・」

長門「奢りと言ったが、本当は提督から間宮券を渡されたのだが」

睦月「提督から?それなら大丈夫にゃしい!」

長門(提督は良くて、私はダメなのか・・・)

睦月「間宮さーん、デラックスパフェをお願いしまーす!」

間宮「はーい」

長門「私は特濃ソフトクリームを」
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:56:50.81 ID:8vbU43xf0

睦月「それで話って何ですか?」

長門「うむ。実は卯月のクリスマスプレゼントの件なんだが」

睦月「卯月ちゃんの?そう言えば、卯月ちゃんはリクエストを出してなかったみたいにゃしぃ」

長門「その様だな。提督がサンタに手紙を渡せなくて困っている。卯月が欲しがっている物が何か分からないか?」

睦月「卯月ちゃんの欲しいもの?う〜ん・・・、そうだ!1/1スケール うさピョンちゃん人形を欲しがっていたのね!」

長門「うさピョンちゃん人形?」

睦月「卯月ちゃんが観てるアニメのキャラクターのぬいぐるみにゃ」

長門「そうか。1/1スケール うさピョンちゃん人形だな」メモメモ

長門「ところで、何故卯月がリクエストを出してなかったか分かるか?」

睦月「多分ですけど・・・」

〜回想中〜

睦月「およ?卯月ちゃんはサンタさんへのお手紙書かないのかにゃ?」

卯月「うーちゃんは今年一年、いい子にしてなかったからプレゼント貰えないぴょん・・・」

睦月「そんなこと無いよ!ねぇ、如月ちゃん」

如月「そうね(正直、去年も今年も変わらないわ。いつも通り、司令官にイタズラしてたし)」

睦月「ほら、如月ちゃんもこう言ってるよ?」

卯月「それでもダメだぴょん・・・(司令官が深海棲艦に拉致されたのはうーちゃんのせいだし・・・。きっとダメだぴょん)」

〜回想中〜

睦月「ってことがありました。卯月ちゃんもちゃんとプレゼント貰えますよね?」

長門「当然だ。サンタは皆の所へやって来るからな!」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:57:29.07 ID:8vbU43xf0

-夜 執務室-

長門「卯月の欲しい物は1/1スケール うさピョンちゃん人形だそうだ」

提督「調査ご苦労だった。キット」

キット「はい。アマ○ンにて注文しました」フォンフォン

鳳翔「これで全員分のプレゼントを用意できますね」

提督「ええ。後はクリスマスを待つだけです」
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:59:33.32 ID:8vbU43xf0

-12/24 フタサンゴーマル 提督私室-

提督(そろそろ日付が変わる。作戦を始めるか)ムクッ

提督(吹雪はっと、眠っているな。よし)

提督(抜き足、差し足、忍び足・・・)

ガチャ

吹雪「あれ?しれいかん、どうしたんですか?」

提督「!!! ちょ、ちょっとトイレ」

吹雪「そうですか、いってらっしゃ・・・」zzz

提督(よし、寝たな!今のうちに脱出しよう)ダッ

バタン

吹雪「」zzz


-12/25 マルマルマルマル 執務室-

提督「では、これよりプレゼント配布作戦を開始する!」

長門「いよいよこの時が来たか」

大淀「ソリは正門前でスタンバイ中です」

提督「川内は各寮を見回り中だな」

青葉「川内さん、聞こえますか?」

川内「こちら川内、異常なし」

青葉「了解です。引き続き見回りをお願いします」

川内「ラジャー」

提督「では、出発しよう。長門、分かっていると思うが」

長門「心配するな。ようやく手にした権利を手放なす訳が無かろう」

提督「もちろん信じているが、一応だよ。それでは、行ってくる。後は頼んだ」

青葉「了解です」

大淀「お任せください!」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:01:12.81 ID:8vbU43xf0

-軽巡寮 天龍型私室-

龍田(提督サンタさんが来たわねぇ〜。天龍ちゃんに変なことしないか見張ってないと)

天龍「ぐがー」zzz

提督(天龍にはこの服っと。お前の欲しがっていた物ではないが許してくれ。流石に、あんな危険極まりない兵器はプレゼントできん)

天龍「ぐがー」zzz

提督(龍田にはコレっと。何だかさっきから殺気を感じる気がするが、気のせいだろう。と言うか、そう思いたい)


-駆逐寮 睦月型(睦月〜卯月)私室-

睦月「にゃー、にゃー」zzz

長門(ああ・・・何て可愛いんだ!食べてしまいたい!だが、約束を破る訳にはいかん!サンタとしての勤めを果たさねば)

ガサゴソ

長門(まずは睦月だな。そして如月)

如月「司令官♡」zzz

長門(夢の中まで提督か!クソッ、羨ましい!)

長門(弥生には・・・)

長門(!!! 起きているのか?いや、それにしては反応が無いな)

フリフリ

弥生「」zzz

長門(反応が無い。目を開けたまま眠っているのか・・・。卯月にはこの、うさピョンちゃん人形だな。喜ぶ姿が目に浮かぶ)

卯月「」zzz

長門(このまま寝顔を眺めていたいが、まだ先は長い。次の部屋に向かわなくては。次は隣の部屋の皐月たちだな)
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:02:07.01 ID:8vbU43xf0

-重巡寮 廊下-

提督(次は最上たちの部屋だな。去年のことがあるから少し心配だが、まぁ大丈夫だろう)

ガチャ

ピカッ

提督(!?)

パン

パン

提督(今年もかよ!)

最上「よく来てくれたね」

三隈「くまりんこ!」

鈴谷「やっほー、サンタさん」

熊野「待ちくたびれましたわ」

提督「ホッホッホ。メリークリスマス」

最上「プレゼント貰っといてタダで帰すのも悪いって話になってね」

三隈「くまりんこ」

熊野「軽食と暖かい飲み物を用意しておきましたわ」

鈴谷「鈴谷たちからのほんの気持ちだから受け取ってね」

提督「ありがとう。では、早速頂くとするかの」

鈴谷「どう?サンドイッチ美味しい?」

提督「中々美味じゃの」

熊野「用意した甲斐がありましたわ」
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:03:22.45 ID:8vbU43xf0

-駆逐寮 朝潮型(朝潮〜荒潮)私室-

朝潮「」スヤスヤ

長門(あぁ・・・なんて素晴らしい寝顔だ)ハァハァ

長門(このまま朝まで眺めていたいが、私にはサンタとしての役目がある。スマン、朝潮。私は行かねばならん!)


-潜水艦寮 廊下-

提督(ゴーヤは俺指定の防寒具か。だいたい俺指定のって何だよ!水着だって指定してないぞ!)

提督(ゴーヤはともかく、はっちゃんや、イクや、ニムはあんな格好をされると目のやり場に困るだろ!)

提督(ここだな)

ガチャ

提督(抜き足、差し足、忍び足)

伊58「でち〜」zzz

提督(!!!)

提督(・・・。寝言か。女の子の服の好みは分からんから、鳳翔さんに一緒に選んでもらったコートだ。喜んでくれるといいんだが)

提督(次は、はっちゃんだな)
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:04:34.11 ID:8vbU43xf0

-朝 睦月型私室-

睦月「おはよー」

如月「おはよう、睦月ちゃん」

弥生「おはよう・・・」

卯月「おはようぴょん」

睦月「わーい、プレゼント置いてあるにゃー!」

卯月(うーちゃんは悪い子だからプレゼントは来ないぴょん)

如月「卯月ちゃんにも大きいプレゼントが届いてるわ」

卯月「え?」

弥生「開けてみたら?」

卯月「弥生、うーちゃんにプレゼントが届いたことに怒ってる?」

弥生「怒ってない・・・」

ビリビリ

卯月「!!!」

如月「あら、良かったじゃない。卯月ちゃんの欲しがってたうさピョンちゃん人形ね」

睦月(提督、長門さん、ありがとーにゃー)


-秋津洲私室-

秋津洲「うーん」パチッ

秋津洲「!!! プレゼントが届いてるかも!早速開けるかも!」

秋津洲「・・・。サンタガン○ムじゃないかも。流石にサンタさんでも売ってない物は無理だったかも・・・。でも、これはこれで嬉しいかも!」
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:08:55.38 ID:8vbU43xf0

-執務室-

ドアバーン

天龍「おい、提督!どういうことだよ!」

提督「ん?どうしたんだ、天龍?」

ゴスロリ天龍「どうしたじゃねーよ!俺はサンタにア○ニを頼んだのに、この服は何だ!」

提督(何だ!と言いながらきっちり着てるし)

提督「似合ってるじゃないか」

吹雪「可愛いです♪」

キット「中々お似合いですよ」フォンフォン

ゴスロリ天龍「に、似合ってるって?当然だよな。何たって、俺は世界水準軽く超えてるからな///」

提・吹(チョロい)

龍田「失礼しまぁ〜す。天龍ちゃん、ダメじゃない。ドアを開ける前にちゃんとノックしないとねぇ〜」

天龍「おう、わりい。それより龍田。提督たちが俺の服似合ってるって///」

龍田「あらぁ〜良かったわねぇ〜」ニヤニヤ

提督(龍田の奴、天龍で遊んでないか?いや、まぁ、実際似合ってるしいいか)

天龍「今から皆に自慢して来るぜ!」

提・吹「いってらっしゃい」

龍田「では、失礼します」

バタン

吹雪「さっきの天龍さんの服って、本人のリクエストでは無いんですよね?」

提督「その様だな。でも、何だかんだで本人も気に入ったみたいだし、結果オーライだ」

キット「そうですね」フォンフォン
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:12:12.45 ID:8vbU43xf0

コンコン

磯風「磯風だ」

提督「どうぞ」

ガチャ

バタン

磯風「司令、見てくれ!」E:謎の剣

提督「ん?何だソレ?」

磯風「エクスカリバーだ」

提督「エクス・・・カリバー・・・?」

磯風「そうだ。エクスカリバーだ。他の鎮守府の私の間ではこのエクスカリバーを持つのが流行っていると聞いたんでな」

提督「そうか・・・磯風は俺を殺したいほど憎んでいたのか。すまなかった」

磯風「司令?何を言っているんだ?」

提督「さあ、一思いに。いや、少しだけ待ってくれ。遺書を書いておく。『ここを訪れし少女たちよ、君らに吹雪を託す』っと」

吹雪「司令官?(汗)」

提督「遺書も書いた。心残りはあるが、仕方ない。さあ、一思いにやれ」

磯風「吹雪、司令は一体どうしたんだ?(汗)」

吹雪「分かりません(汗)」

キット「アドミラル、一体どうしたのですか?」フォンフォン

コンコン

夕張「夕張です」

吹雪「夕張さん、助けてください!」

夕張「!?」

ガチャ

提督「吹雪、キット、止めれくれるな!何があったか分からんが、磯風を追い詰めた俺が悪いんだ!」

夕張「え?あの・・・(何この状況)」

磯風「夕張!」

吹雪「夕張さん!」

夕張「あの、一体何がどうなってるの?」

磯風「私がサンタから貰ったこの剣を見せたら、司令が一思いやれと言い出したんだ」

夕張「ソレってもしかしてエクスカリバー?」

磯風「そうだ」

夕張「何でエクスカリバーで?」

夕張(エクスカリバー。あれ?何かあった様な?・・・。そう言えば提督って)

夕張「磯風ちゃん、その剣を廊下に置いてきて」

磯風「何故?」

夕張「いいから急いで!説明は後で!」

磯風「分かった」ダッ
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:13:37.24 ID:8vbU43xf0

夕張「提督、落ち着いて聞いてください」

提督「夕張、止めないでくれ。俺は磯風を傷付けてしまった。命をもって償うしかないんだ!」

夕張「いえ、ですから、磯風ちゃんのエクスカリバーは山羊座の必殺技ではありません」

提督「その通りだ。カプリコーンの・・・ん?カプリコーンでは無い?」

夕張「はい。アレはアーサー王が持つ伝説の剣のレプリカです」

提督「アーサー王ってアレか?おたくの騎士の?」

吹雪(おたくの騎士?円卓じゃなくて?)

夕張「そうです!某有名な小学5年生のナントカちゃん人形が好きなキングU世と愉快な仲間たちのアレです!(何か色々ごめんなさい。でも、横井って人が悪いんです!)」

磯風「司令、もう大丈夫だろうか?」

提督「取り乱してすまなかった」

磯風「私が司令を憎むはずなど無かろう。大丈夫、私が護ってあげる」

提督「陸の上では俺がお前たちを護ってやらないといけない立場だ」

磯風「提督は優しいな」

提督「そう言えば、夕張は何をしに来たんだ?」

夕張「あれ?何しに来たんだろ?」

吹雪「もしかして」

夕張「さっきの騒ぎのせいで忘れちゃったじゃないですか!」

提督「スマン」

夕張「仕方ないので、思い出したらまた来ます。何だったかな・・・。あー、モヤモヤするー!」

キット「物忘れはふとした瞬間に思い出します。得てしてそういうものです」フォンフォン

提督(キットに言われてもな)

吹雪(キットはコンピュータだから物忘れなんて無いんじゃ・・・)
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:14:21.39 ID:8vbU43xf0
クリスマスグラのはっちゃんが持ってるのってシナモンスティック入りの紅茶?
だとしたら、良い趣味をしてらっしゃる。
でも、頬が少し赤い感じがするから酒?
しかし、酒にシナモンなんて入れるのか?林檎かレモンの様な物もグラスに付いてるよな。ライムが付いてる酒なら見たことあるけど、酒のことはさっぱり分からん。
シナモンの使い方って紅茶、カレーのスパイス、シナモンシュガー、お菓子類の材料位しか思い浮かばない。

本日はここまで。
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 00:46:06.94 ID:pOGie4d2o
乙 しかし同じ声なのに雲龍にロンゴミニアドを持たせようとするやつは少ないな
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 22:51:09.49 ID:fSyb7FU10
今年は宣言通り、モニターの前に(ねんどろいどの)吹雪が居るぞー!
改二じゃ無い方もお迎えしないと。
あとfigmaのしば吹雪も。アニメ版の方は・・・うん、いいや。

昨日の続きいっきまーす。
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 22:52:27.67 ID:fSyb7FU10

-12/25 夕方 執務室-

提督「海外勢と今年来た新人は全員集まったな」

吹雪「はい。皆さん、集まってます」

提督「では、これより今夜のパーティについての注意事項を話しておくので、よく聞いてくれ」

一同「はーい」

提督「アイオワとウォースパイトには去年も話したから覚えていると思うが、我が鎮守府では諸事情により七面鳥は出さない」

アイオワ「そう言えば、そんなこともあったわね」

ポーラ「どうしてですかぁ〜?」

提督「もし、瑞鶴から爆撃されたいのであれば、彼女の前で七面鳥と言ってみるといい」

ポーラ「は、はい!絶対に言いません!」

吹雪(一瞬で酔いが醒めるとは・・・。やっぱり空母の爆撃って怖いんですね)

サラトガ「提督、ガングートが居ませんよ」

提督「あれ?本当だ」

吹雪「何処に行ってしまったのでしょう?」キョロキョロ

提督「ロシアでもクリスマスには七面鳥を出すのか?」

一同「・・・」

提督「誰も知らないか。まぁ、大丈夫だろう。七面鳥の代わりに今年はミュ○ヘンの唐揚げを用意しておいた」

ビスマルク「ミュ○ヘン?わざわざドイツまで唐揚げを買いに行ったの?」

吹雪(ドイツに唐揚げってあるんですか?)

グラーフ「そうか。ビスマルクは知らなかったか」

ビスマルク「?」

グラーフ「ミュ○ヘンと言うのはこの国のビアホールだ。私も連れて行ってもらったことがあるが、あそこの唐揚げは絶品だ」

ビスマルク「ふーん。楽しみにしてるわ」

提督「伝えることは伝えたし、解散。パーティは一時間後開始だから遅れない様に」
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 22:53:52.83 ID:fSyb7FU10

-食堂-

提督「では、クリスマスパーティを始めよう。乾杯!」

一同「かんぱーい!」

ワイワイ

ガヤガヤ

夕張「メぇぇぇ〜〜リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁースぅ!!ひゃーーーーはっはっはっはっはっーーーーーーーっ」

吹雪「夕張さんはどうしたんですか?(汗)」

提督「分からん(汗)」

吹雪「とりあえず」

提督「そっとしといてあげよう」

夕張「ちょっと、提督!ノリ悪いですよ!」

提督「夕張さんのテンションが高すぎるだけだと思います。はい」

夕張「何でそんな他人行儀なんですか!」

提督「わたくし、夕張さんのテンションに付いて行けません」

夕張「もー!もっと受けると思ってやったのに!」

提督「?」

夕張「今の岩本エッキスですよ」

提督「あー、通りで。何か何処かで見た様なって気がしたんだよ」

夕張「ようやく分かってくれましたか!では、提督も一緒に!メぇぇぇ〜」

提督「ゴメン。俺、あのマンガ好きじゃない。黒歴史認定してるから」

夕張「酷い、酷過ぎますぅ〜(涙)」

吹雪(さっきから夕張さんのテンションが変ですが、酔ってるんでしょうか?)

提督「ゲームの方は好きだけど、それでも、3、5、6、7は無かったことにしていいと思ってるからな」

夕張「酷っ!酷すぎます!」

提督「5、6に登場したあるキャラなんて公式に存在を抹消されるって扱いを受けているんだからいいだろ」

夕張「まー、そんなもんですよねー」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 22:55:01.48 ID:fSyb7FU10

雷「この唐揚げ美味しい〜!」

電「なのです!」

響「ハラショー!」

暁「暁は一人前のレディだから、唐揚げなんてお子ちゃまな物は食べないわ」チラッチラッ

ビスマルク「中々美味しいわね」モグモグ

プリンツ「美味しいですねー、ビスマルク姉さまー♪」

暁「・・・」ジー

ビスマルク「ビールが進むわ」ゴクゴク

響「暁は要らないと言っているから、遠慮せず暁の分まで食べよう」パクッ

暁「あー!」

響「どうしたんだい?」

暁「な、何でもないわ!」

電「二つ目食べるのです」パクッ

暁「うぅ・・・」

電(段々可哀想になってきたのです)

響「暁は要らないんだろ?」

暁「唐揚げなんて子供っぽい物は・・・」

響「美味しそうに食べているビスマルクさんや、プリンツさんはレディじゃないと言いたいのかい?」

電(でも、ビスマルクさんは大きい暁ちゃんと言われているのです)

暁「そんなことは・・・」

響「変な意地を張ってないで食べたらいいじゃないか」

雷「そうよ!司令官が買って来てくれたんだから、食べないと失礼よ!」

暁「・・・。いただきます」パクッ

モグモグ

暁「美味しい!」

提督(暁のレディ論はよく分からん。無理して大人ぶる必要は無いだろ)
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 22:56:24.68 ID:fSyb7FU10

夕立「吹雪ちゃん、飲み物が無いみたいだし、貰ってきたら?」

吹雪「うん、そうするね」

睦月「毎日クリスマスならいいのに」

漣「毎日ごちそう。キタコレ!」

吹雪「鳳翔さーん」

鳳翔「あら、吹雪ちゃん。飲み物を取りに来たの?」

吹雪「はい!このブドウジュース美味しそう!」

鳳翔「果汁100%ですよ」

吹雪「じゃあ、これ貰いますね」

鳳翔「どうぞ」

夕立「吹雪ちゃん、お帰り」

吹雪「ただいま」

睦月「何を貰ってきたの?」

吹雪「果汁100%のブドウジュースだよ」

夕立「美味しそう〜、後で夕立も貰ってこよっと」

鳳翔「あら?提督用に用意した巨峰サワーは何処に行ったのかしら?ポーラさんがワインと間違って持っていったのでしょうか?」

〜数分後〜

吹雪「それでね〜司令官ったら、ケッコンしたのにキスもしてくれないんらよ〜」

夕立「吹雪ちゃん、様子がおかしいっぽい」

漣「姐さん、どうしたお?」

吹雪「どうもしないお!あはははは!」

睦月「確実におかしいにゃ」

提督「皆、楽しんでるか?」

吹雪「あ!しれいかん、だいしゅき〜。えへへ〜」スリスリ

提督「え?え?」

夕立「さっきから吹雪ちゃんの様子がおかしいっぽい」

漣「ご主人様〜、姐さんはコレを飲んでから様子がおかしいお!」つブドウジュース

提督「ジュースだろ?」クンクン

提督「!!!」

夕立「どうしたの?」

提督「この匂いまさか・・・」ゴクッ

提督「これ酒だ!」

睦月「えぇー!」

漣「通りで様子がおかしい訳だ」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 22:57:49.36 ID:fSyb7FU10

提督「誰だ!吹雪に酒を飲ませたのは!ポーラか?隼鷹か?」

ポーラ「いくらポーラでも駆逐艦の子に飲ませたりしませんよぉ〜」

隼鷹「あたしも知らないよ」

那智「当然、私でも無い」

伊14「イヨも知らないよ」

鳳翔「提督、ごめんなさい!ジュースと間違って巨峰サワーを渡してしまった様です」

提督「鳳翔さん・・・。俺は吹雪を連れて帰るので後はお願いします。ほら、帰るぞ」

鳳翔「申し訳ありません」

吹雪「だっこ〜」

提督「よいしょ!っと」

吹雪「えへへ///」

提督(こうやって甘えられるのも、悪くは無いんだが・・・酔ってない方が嬉しいよな)

ガングート「提督を銃殺刑に処すなら今がチャンスか」

響「同志ガングート」

ガングート「どうした?同志ちっこいの」

響「バカなことは止めておいた方がいい」

ガングート「吹雪が酔いつぶれた今が最大のチャンスだ。このチャンスを逃がす手は無い」

響「忠告はしたよ」

ガングート「案ずるな。私は失敗しない主義だ」

金剛「ヘーイ、ガングート!ちょっと話があるネー」

酒匂「ぴゃー」

浦風「面白そうなことを考えてる様じゃねぇ」

高雄「馬鹿め、と言って差し上げますわ!」

愛宕「これは見過ごせないわねぇ〜」

夕立「最っ高に素敵なパーティ始めるっぽい?」

山風「パパを殺そうなんて・・・許せない」

川内「夜戦しよっか」

翔鶴「・・・」ニコッ

瑞鶴「爆撃」
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 22:59:00.53 ID:fSyb7FU10

山城「不幸だわ」

扶桑「そうね、山城。とても不幸ね」

グラーフ「アトミラールに手を出そうとはいい度胸だ」

鈴谷「何か楽しそうなこと考えてるじゃーん」

蒼龍「昨日の出撃で江草隊が何機か落とされちゃったから、熟練度を上げるための的が欲しかったんだよね〜」

飛龍「私も友永隊の演習相手が欲しいなぁ〜」

陸奥「あらあら」

時雨「皆でお話しようか」

春風「ガングートさん」ニコッ

榛名「榛名は大丈夫じゃありません」ハイライトオフ

夕雲「うふふ」

赤城「クリスマスを邪魔する人は許せませんね」

加賀「ここは譲れません」

瑞穂「合戦用意!ですね」

香取「これは躾が必要ね」

鹿島「提督さんに手を出そうなんて許せません!」

伊19「提督から何をしてもいいと言われてるのね♪」

大和「ここだと皆さんに迷惑なので場所を変えましょうか」

摩耶「おう!そうだな」

鳥海「私の計算だと、お仕置き部屋が最適かと」

鳳翔「では行きましょう」

ズルズル

ガングート「あぁーーーーーーーーーっ!」

響「はぁ・・・。だから忠告したのに」

ポーラ「あれぇ〜、一気に人が減った気がしますが、どうしたんですかぁ〜?ヒクッ」

響「皆、二次会に行ったよ」

ポーラ「えぇー!ポーラも行きたいですぅ〜」

響「二次会と言ってもポーラさんの想像しているものとは違うよ。ここで飲んでた方がいい」

ポーラ「そうなんですかぁ〜?」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 23:00:33.85 ID:fSyb7FU10

-別室-

金剛「さて、どうして提督を殺そうとしたか話してもらいましょうか」

夕立(金剛さんの話し方が変わってる。もう本格的にダメっぽい)

ガングート「えっと、その・・・」

摩耶「はっきりしやがれ!」

ガングート「ひっ」

高雄「摩耶、ダメよ。怖がってるじゃない。さあ、何もしないから(ただし、事と次第による)話してちょうだい」

ガングート「ち、鎮守府を赤に染めたくて」

リシュリュー「ふ・ざ・け・な・い・で!」

酒匂「ぴゃーっ!提督の血で染めるなんて許せない!」

ガングート「ち、違う!」

サラトガ「この場合、赤とは共産主義のことです」

酒匂「そうなの?酒匂、知らなかったー」

アイオワ「まだ赤の生き残りが居たのね。これは教育が必要よ」

ガングート「な、何をする気だ!」

アイオワ「朝までビデオを観るだけよ」

北上「テレビとDVDプレイヤー持ってきたよー」

大井「早速始めましょう!」

ガングート「や、止めろぉぉぉぉ!」


-提督私室-

吹雪「だいしゅき〜」スリスリ

提督「ほら、部屋に着いたぞ。ちゃんと布団で寝なさい」

吹雪「はーい。おやすみなしゃ〜い」バタン

吹雪「」zzz

提督「もう寝たか。吹雪には酒を飲ませない様に気を付けないと」
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