ダニー・タナー「おはようサンフランシスコ、ここで臨時ニュースです…空飛ぶデロリアン?」

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215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:15:09.35 ID:HU8BJlMf0
 
ドク「よし。……それでは諸君、我々はこれで。 大変世話になった、礼を言うよ」

ダニー「いえそんな……僕たちの方こそ、いろいろとありがとうございました」

D.J.「マーティも、元気でね」

マーティ「ああ。ありがとう」

D.J.「なんというか、その……二人のお陰でいろいろと勉強になったわ」

ステファニー「あ、そうだ……デロリアンの調子はどうなの?」

ドク「まだ快調とはいかんが、戻ってから改良するよ」


ジェシー「空飛ぶ車ってだけでも意味わかんねぇってのに……」

ジョーイ「さすがに、タイムマシンだなんていわれても信じらんないよ」

ベッキー「え、えぇ……」

ステファニー「無理ないよ」


ニッキー「たーぃましーぃん」
アレックス「フシュウゥーーーゥ」
\HAHAHA…/
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:19:34.23 ID:HU8BJlMf0
 
ミシェル「……ねえドク!」

ドク「何かね、ミシェル?」

ミシェル「今度は家族みんなでタイムトラベルしたいな。9人乗りのデロリアンがあったら最高なのになって」

D.J.「何言ってんのよ、もうこりごりよタイムトラベルなんて」

マーティ「ははは、その通りだね……」

ドク「……」

ダニー「無理言っちゃだめだよミシェル。それに、ニッキーとアレックスはシート1人ぶんで足りるから、8人乗りで十分さ」

ドク「……」


ドク「…………なるほど……その手があったか……」

ステファニー「どうしたの、ドク?」

ドク「いや、しかしそんなスペースがデロリアンにあるはずがない……」



ドク「いや待った…………あ、そうか……!」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:21:33.44 ID:HU8BJlMf0
 
マーティ「ドク……今度はどうしたんだい?」

ドク「浮かんだんだ……あるビジョンが! これだマーティ……」

マーティ「なに、何のこと?」

ドク「よし、そうと決まればさっさと出発せにゃならん。やることは山とあるぞ」

マーティ「張り切るとすぐこれだ……」
\HAHA…/

ドク「ありがとうミシェル、おかげで最高のアイデアが浮かんだよ」

ミシェル「さすがでしょ!」




ミシェル「何の話かな? 」
\HAHAHA…/
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:25:16.88 ID:HU8BJlMf0
 

ドク「では今度こそ……これで」

ステファニー「ねえ!……また会えるかな?」


マーティ「……ああ、きっと会えるさ」

ドク「マーティ、行くぞ」


ニッキー「ばぃばぁぃまーてぃー」
アレックス「どくもげんきでねぇ」




ゴオォォォォオオオ…………
キイィィィィイン…………


バシッ!バシッバシッ!!
シュバアアァァァァァアン!!!!!!
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:30:46.46 ID:HU8BJlMf0
 
ミシェル「……行っちゃった」


ベッキー「!?」
ジェシー「!?」
ジョーイ「消えた……!?」


D.J.「……なんだかすごい目に遭ったような気がするわね」

ジョーイ「何かあったの? ていうか……今の見てなんとも思わないの!?」

D.J.「……ううん、何でもないの」


ピンポーン


ダニー「ん……お客さんかな?」

ステファニー「パパ、私が出る」





 /
 はーい。どちらさま?……
 \


 /
 …………うっそでしょ、信じらんない!!!
 \
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:34:11.21 ID:HU8BJlMf0
 
ダニー「……?」

ジョーイ「ステフ、どうしたんだろう?」


 /
 …………ちょっとみんな、早くこっち来て!!!
 \



ガチャッ

ダニー「ステフ、一体誰なんだい…………!?」







マーティ「やあ、久しぶり!」
\Fooooo!!!!/ \yeaaaaaaah!!!!!/
  \Woooooooow!!!!/
 パチパチパチパチ!   ヒューッ!



   「「「「マーティ!!!???」」」」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:38:30.84 ID:HU8BJlMf0
 
D.J.「だって、さっきまで向こうにいて、それで……」

ステファニー「今帰ってったとこじゃない!!」

マーティ「そう。一度2017年へ行って、1987年に帰った……けど、また過去からやって来たんだ。未来に戻ってきたのさ」

ミシェル「うっそー!」

マーティ「てのは冗談。今帰ったのは1987年の僕で、この僕が正真正銘、1995年のマーティさ!」

ジョーイ「……言われてみれば、確かに……」

マーティ「いやぁみんな、久しぶり! 会いたかったんだ、遊びに来たよ!」


ジョーイ「ちょっと老けたね?」
\HAHAHAHAHA…/

マーティ「……」
\HAHAHAHAHAHA…/
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:43:28.74 ID:HU8BJlMf0
 
ダニー「いやぁ、びっくりだよ。それに……隣の人は?」

マーティ「紹介するよ。この人は……」

ジェニファー「ジェニファー・マクフライです」
https://i.imgur.com/WDAcmsP.jpg

ベッキー「あら、美人。 奥さん?」

ダニー「やるじゃない……さすが色男」

ステファニー「うーん、なんかよくわかんない……タイムトラベルって数学の宿題よりややこしいわ……」
\HAHA…/





prrrrrrr…

ジェシー「はい、タナー。……あぁ、どうも。……うん……えっ?」

ジェシー「まじか……それで、すぐ行かねえとダメになっちまったのか」

ジェシー「そうか……いや、いいんだ。ああ……また今度頼むよ。それじゃ」

ガチャン
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:45:29.95 ID:HU8BJlMf0
 
ダニー「ジェシー、何かあったのか?」

ジェシー「聞いてくれよ……ザ・ニュースなんだけどよ、ヒルバレーの次の会場が落雷で機材全部ダメになっちまったんだと」

ジョーイ「ええっ?大変じゃない」

ジェシー「それで、今からすぐそっちへ向かうんだってよ。スマッシュクラブでのライブはなしだ 」

ベッキー「あら……それは残念ね」

ジェシー「ほんとだぜ……代わりにゲストを探さねえと……」


マーティ「……」


ジェシー「チッ……たく、どうすっかな……誰か演奏ができる奴……」


マーティ「……」


ジェシー「……」


マーティ「ねえ」

ジェシー「何だ! えっ!!?? マーティ!!?? おうわっと!!!!」ガタッ
\HAHAHAHAHA…/
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:49:31.44 ID:HU8BJlMf0
 
ジェシー「おたく……なんで!? だってついさっき……!?」

マーティ「それよりさ、その代わりのゲストっての……僕にやらせてもらえないかな」

ジェシー「……あんたが?」

マーティ「ギターならちょっとくらいは弾けるよ」

ジェシー「ホントか? そりゃいい! でも……いいのか? 今夜だぜ」

マーティ「大丈夫だよ。ほんのお礼さ」

ジェシー「そりゃありがてえ。知らなかったよ……初めてギター弾いたのはいつ?」


マーティ「んー……1955年」
\HAHAHAHA…/
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 20:52:17.50 ID:HU8BJlMf0
 
ジェシー「……ハッハーぁ……面白いね……チャック・ベリーに楽曲提供しましたってか?」
\HAHAHA…/


ジェシー「……よし決まりだ!」ガシッ

マーティ「決まり!」ガシッ

ジョーイ「よかったじゃない、ジェシー。これでなんとかなりそう?」

ジェシー「あぁ、とにかく頼んだぜ」

マーティ「任せてよ。……あ、そうそう」ゴソゴソ

ダニー「どうしたの?」


マーティ「……手紙を預かってきてるんだ。『ジラード通り1882番地、タナー家の皆様へ……』」

D.J.「手紙? 誰から?」




マーティ「誰からだと思う?」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 21:01:59.34 ID:HU8BJlMf0
 
──────


  ガヤガヤ…

       ワイワイ…




ジェシー「皆さん!大変お待たせいたしました」

ジェシー「スマッシュクラブ、今夜はスペシャルゲストを招いての演奏です」

ジェシー「それにあわせて、バンド名は一晩限りの変更となります。名付けて、『ホットダディ&ザ・マーティパペット』!」


ジェシー「いつもは『ホットダディ&ザ・モンキーパペット』なんだけど、今日はたまたまギターのバイパーってヤツが休んじまってさ」

ジェシー「……だからモンキーの部分が要らねえってわけ!」
\HAHAHAHA……/
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 21:06:55.76 ID:HU8BJlMf0
 
ジェシー「それでは!今夜のスペシャルゲストをご紹介しましょう……ヒルバレー1のギタリスト! マーティ・マクフライです!!」

\ ヒューッ! イェーイ! /
\パチパチパチパチ…/


マーティ「…………」ボソボソ

マーティ「…………」ボソボソ


ジェシー「……?」


マーティ「……の、これ……」ボソボソ


ジェシー「あっ……ちょっと!マイクの音量上げて!!」


マーティ「……っ」キーン…!

マーティ「あぁ、もう大丈夫ありがとう。なんでこんなにマイクの音量下がってるの?ははは」
\HAHAHAHA…/
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 21:12:26.73 ID:HU8BJlMf0
 
マーティ「えー、どうも、こんばんはみなさん」

マーティ「今日はその……楽しんでいって下さい」



マーティ「……ねえジェシー、リハーサルしてないけど大丈夫?」

ジェシー「心配要らねえよ、こいつらはプロだ。リードは任せるから、代わりにきちんと合わせてやるさ」

マーティ「OK、それじゃ……みんな」



マーティ「リズムはブルースで。Bから入って、途中で変わるけど……適当に合わせてついてきて」

マーティ「いくよっ!」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 21:18:00.34 ID:HU8BJlMf0
https://www.youtube.com/watch?v=RelL4BS2lEQ
(Marty Mcfly - Johnny B Goode)

 ♪〜


ジェシー「おっ、ジョニー・B・グッドとはいいセンスじゃねえか!盛り上がっていこうぜ!」



  “Deep down Louisiana close to New Orleans

      Way back up in the woods among the evergreens

 There stood a log cabin made of earth and wood

   Where lived a country boy named Johnny B. Goode



ミシェル「お姉ちゃん、踊ろっ!」

ステファニー「えぇっ? しょうがないわね……」



         Who never ever learned to read or write so well

   But he could play the guitar just like a ringing a bell...”



D.J.「パパ」

ダニー「パパの動きについてこれるかな? これでも昔はディスコでブイブイ言わせてたんだから!」
\HAHAHAHA…/
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 21:20:34.60 ID:HU8BJlMf0





 “Go go!

   Go Johnny go Go!

 Go Johnny go Go!

     Go Johnny go Go!

 Go Johnny go Go!

   Johnny B. Goode


  Go go!

 Go Johnny go Go!

   Go Johnny go Go……”


  ♪〜

    ♪〜


──────────────────


────────────


──────


──
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 21:23:27.72 ID:HU8BJlMf0
──────


\アーアーアーアー♪/



  Coordinating Producer
   MILES KRISTMAN

  Associate Producers
    JODIE BABA
   JOHN MOFFAT

  Executive Story Editor
   ADAM I. LAPIDUS
   CAROLYN OMIE
     BOB GALE

  Guest Starring
CHRISTOPHER LLOID
  as Emmet Brown
  MICHAEL J. FOX
  as Marty Mcfly
 CHRISTIE HOUSER
 as Pamela Tanner

  Associate Director
   TOM RICKARD

  Stage Managers
 KEITH E. RICHMOND
REBECCA BAUGHMAN
  DEAN WEICHEL

 Director of Photography
  J. BRUCE NIELSEN

   Art Director
  LYNN GRIFFIN

    Edited by
 JAY SHCERBERTH

Executive In Charge of Casting
 BARBARA MILLER, C.S.A.

    Casting by
JOANNE KOEHLER, C.S.A.

    Music by
 JESSE FREDERICK
& BENNETT SALVAY
  & HUEY LEWIS

   Theme Song
"Everywhere You Look"
by JESSE FREDERICK
 & BENNETT SALVAY
 & JEFF FRANKLIN

Theme Song Performed by
 JESSE FREDERICK

  Set Decorator
JAMES IRA COLBURN





JEFF FRANKLIN PRODUCTIONS

Miller・Boyyet PRODUCTIONS

  In Association With
WARNER BROS. TELEVISION


製作・著作
─────
  NHK



232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 21:27:49.74 ID:ljKRk7XTo
愛を感じた。大いに拍手!

SS速報は時々こういう快作が出てくるから侮れん
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 21:28:42.35 ID:HU8BJlMf0
休憩後おまけあり
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:00:20.28 ID:HU8BJlMf0
 


(以下、おまけ)


 
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:01:26.95 ID:HU8BJlMf0
 












     Wednesday










 
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:02:24.83 ID:HU8BJlMf0
 












    July 4, 1995
     12:58 PM










 
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:03:32.09 ID:HU8BJlMf0
 

────────────

サンフランシスコ, ジラード通り 1882番地
タナー家の皆様へ


私の計算が正しければ、君たちは私とマーティが1987年へ戻るのを見送った直後、
訪れた1995年のマーティからこの手紙を受け取っているはずだ。

まずは君たちと別れてから8年間元気に過ごしていることを請合っておこう。
(といっても私は日々こことさらに別の時代とを行ったり来たりしているので、私の中においてはそれ以上の時間が経過しているのが事実だ)
あれから4年の歳月を経て、私は1991年5月2日、ヒルバレーで自身の研究所を立ち上げた。
そしてさらに4年をかけ、全く新しいデロリアン・タイムマシンの開発に成功したのだ。
これは我が研究所最大のプロジェクトである、一般向けのタイムトラベル体験ツアーに使用される予定のものだ。

「英知を分かち合い、未来を見据えるためのチャンスを多くの人々と共有し、人類の更なる発展に貢献する」
これが初めてタイムマシンを作り上げてからの、私の次なる目標であった。
それがついに叶おうとしている。君たちのおかげだ!

その感謝の気持ちとして、私の最新の発明品である「新型8人乗りデロリアン」の、初のタイムトラベル実験に君たちをぜひ招待したい。
もちろん、家族全員分のヒルバレー行きのチケットも添えておいた。

独立記念日の休暇に、ヒルバレーのフューチャーテクノロジー研究所で会えるのを楽しみにしている。


君たちの友
エメット・ブラウン博士
              1995年6月25日

────────────

238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:08:34.75 ID:HU8BJlMf0
──────




D.J.「ここが『フューチャーテクノロジー研究所』……?」

ジェシー「随分でっかい建物だな」

ステファニー「これホントにドクが作ったの?すごーい……」

ジョーイ「向こうに入り口があるよ。入ってみようよ」




『こんにちは。フューチャーテクノロジー研究所へようこそ……』


『当研究所の創立者で、発明主任のエメット・ブラウン博士に代わり、皆様を心より歓迎いたします……』
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:11:06.81 ID:HU8BJlMf0
 


ザーーッ…ザーッ


  ドク『やぁ! 映った!』


ミシェル「あっ、ドク!」


  ドク『諸君!よく来てくれた。 エメット・ブラウンだ!』


ダニー「本当だ、モニターに映ってる」

ニッキー「ひさしぶりぃ」
アレックス「ちょぅしどぉ?」


  ドク『タイムトラベル一日体験ツアーへよくぞ参加してくれた! ……だが一つ、ちと気になる問題がある。残念ながら今から君たちに伝えるのは、非常に不吉な事実だ』


  ドク『いやはや、実にヘビーだ。気を引き締めて聞いてくれたまえよ!』



  ドク『……ビフ・タネンが行方不明なんだ』



ベッキー「ビフ…」

ジョーイ「タネン?」

ダニー「知らないな。 誰のことなんだろう」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:13:18.13 ID:HU8BJlMf0
 

  ドク『1955年に消息が途絶えたきり、全く分からんのだよ。この不良はどこにいるのか……忽然と消えちまったんだ!』


ジェシー「そりゃ大変だけど……40年前の人間が何で関係あるんだ?」


  ドク『なぜそうなったのか見当も付かんが……ビフが時間の壁を越えてうろついているとすると、歴史がめちゃめちゃになりかねん』

   ドク『いつの時代のどこにいるかも分からん!用心せにゃならんぞ。あのビフがタイムトラベルをすると碌なことにならん』


ジョーイ「随分ひどいいわれようだね」

ダニー「そんなにワルなの?」


  ドク『とにかく、君たちは専用の待合室にて待っていてくれたまえ。私はすぐに戻る!』

  ドク『くれぐれも、ビフには用心するんだぞ! ではまた!』


ザーーッ…ザーッ
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:18:24.65 ID:HU8BJlMf0

──────


ザーッ…ザーッ


  ドク『諸君、改めてよく来てくれた。歓迎する』

  ドク『実験に参加してもらう前に、まずはタイムトラベルの基本原理について説明しておこう』

  ドク『知ってのとおり、時空を越えるのは並大抵のワザではない……分かるだろう?』


  ドク『そこで私が開発したのが……科学の粋を集めた究極のこの一台──』

  ドク『8人乗り新型デロリアンタイムマシンだ!』
https://i.imgur.com/fHo9QKr.jpg


  ドク『より速くなり、燃費も抜群。その上……スマートなコンバーチブルタイプ!』

  ドク『未来の天気は分からんが、もし分かるならタイムトラベルには晴れの日を選ぶべきだな』

  ドク『ひいひいひ孫たちとのドライブも、時代を超えたグループ交際も!……しかし、タイムトラベルにはもっと真剣な態度で臨むべきだ。そう、君たちのようにな』

  ドク『さて、私はもう少しマシンの整備にかかる。また会おう』
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:20:42.32 ID:HU8BJlMf0
 

ザーッ…ザーッ



ステファニー「あ、画面が切り替わった」

ダニー「監視カメラの映像だね。どこかの廊下だけけど……」

ベッキー「へぇ、こんなのも見せてくれるのね」


ミシェル「……? 誰かいる!」



『……ハロー! 誰かいるかい!? ……何見てんだよこのボケ!』



ジェシー「……なんだあいつ?」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:26:14.29 ID:HU8BJlMf0
──────


  ドク『では諸君に、タイムトラベルに関する注意を注意を与えておこう』

    『……』ソローリ


D.J.「あっ、さっきの……!」


  ドク『それさえ覚えておけば、初めてでも難なくフワ〜っと時空の壁を越えられる』

    『……』ソローリ


ニッキー「うしろ〜」
アレックス「ぁぶな〜ぃ」


  ドク『だが急がねば。もしビフが現れたら何が起こるかわからん!』

    『うぉらっ!!』バキィッ! バチバチッ


   ガラガラガラ……ガシャーン!!!
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:28:11.88 ID:HU8BJlMf0
 
  ドク『!!!!  ああぁあぁあっ……!!』


ジェシー「……おいおい、こりゃまずいんじゃねえか?」

ジョーイ「何なのさっきからあの男、相当なワルだよ?」



  ビフ『ハロぉ〜! ハロぉ〜、ブラウン博士ぇ〜! ハッハァ!!』
https://i.imgur.com/xrRvK3m.jpg

  ドク『シャッターが……閉じ込められてしまった……!! ビフ! 一体どうやって中へ入った!!?』

  研究員『〜〜〜!! 〜〜!』モゴモゴ

  ビフ『こいつらに聞いてみな!』ペリペリ

  ドク『なっ……なぜ縛られとるんだ!』

  研究員『プハァっ……ドク! 研究班が1955年に行って実験を行っていたときに……』

  研究員『ビフがきっとこっそりマシーンに……!!』
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:30:47.94 ID:HU8BJlMf0
 
  ビフ『そうさ! タダ乗りのチャンスを逃す手はねぇだろ!』

  ドク『ビフ! お前は現代にいちゃいかんのだ!!すぐ1955年にもどれ!さもなきゃ宇宙がメチャメチャになってしまう!!』


  ビフ『心配すんなって、戻るさ! オ・レ・の やり方でな』

  ビフ『だがその前に……軽くひとっ走りさせてもらうぜ』

  ドク『やめろぉっ!! ビフっ!!』

  ビフ『もっとおしゃべりに付き合いたいが時間がないんでね。……いや違った!時間なら自由自在だっけ! ヒャッハァ!!』

  ドク『おい開けろ!! ここを開けるんだビフ!!』

  ビフ『ほいじゃ、バイバァイ!!』

  ブオォオン……
  パラリラ〜♪

  ドク『やめろおおおおぉぉぉおぉお!!!』

  ビフ『ハ〜ッハッハァ!!』ブロロロロ……


ベッキー「なんてひどい! たたっきのめしてやんなくちゃ!」

ジェシー「ベッキー、落ち着けよ……」 
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:34:09.26 ID:HU8BJlMf0
 
  ドク『なんてこった……デロリアンを盗まれた!』

  ドク『こりゃ大変なことだ、歴史が全く塗り替えられてしまうぞ……もしも奴が…………』


  ドク『待てよ……そうだった、これがあるじゃないか!!私の最新作8人乗りのデロリアン・タイムマシン!!これで追いかければ……』


ステファニー「じゃあ早速追いかけなくちゃ!」


  ドク『あぁっ……ダメだ、私はここに閉じ込められて身動きが取れんのだぞ! マシンに乗り込めるわけがない……』


ダニー「……万事休すだね」


  ドク『…………いや待った』


ステファニー「?」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:35:00.32 ID:HU8BJlMf0
 
  ドク『私が乗れなくても、ほら……! タイムトラベル参加者の諸君がいる!』

  ドク『D.J.、ステファニー、ミシェル、タナー君にコクラン夫妻、それにグラッドストーン君、ニッキーとアレックスも!』


D.J.「待って、私たち!?」


  ドク『そうだ! タナー家の諸君、君たちだ!』

  ドク『8人乗りデロリアンは君たちの目の前にある扉の向こうでスタンバイしてある。操縦はリモコンで私がするが、ナビゲーターの諸君がいなきゃ話にならん!』


ミシェル「すっごい!面白くなってきたね!」


  ドク『ビフを連れ戻してくれ。全宇宙の運命が諸君にかかっている! まずは落ちついて、安全に関する注意を聞いてほしい』
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:36:42.41 ID:HU8BJlMf0
 
──────




  "さあさぁみんな! 急いで! 乗った乗った!"






  "足元に気をつけて! 全員乗ったら出発だ、急いで!"






  "転ばないように! ドンドン乗って!"
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:37:32.03 ID:HU8BJlMf0



ザーーッ…ザーッ


  ドク『さあ準備はいいかな? 心配要らん! 私が付いている……おぉっと!!』バチィッ!

  ドク『……リモコンの調子がちと怪しいが、しかしやるっきゃない。 地球の運命がかかっているんだ!』


ジェシー「……大丈夫なのか?本当に……」

ミシェル「あたし前に座ろっと」ゴソゴソ


  "博士、ビフが時間の壁を越えました。もはやどこにいるのか分かりません"


  ドク『……「どこ」じゃなく「いつ」だろう?』


ダニー「言ってる場合?」
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:40:52.38 ID:HU8BJlMf0


  ドク『いつの時代に奴がいるかは簡単に分かる。諸君が乗り込んだ8人乗りデロリアンには4次元タイムトラッキングスキャナーが取り付けてあるんだ』

  ドク『これさえあれば例えビフがどこへ行こうと、奴が今いる時間と場所を瞬時に割り出して追跡できる!』



  "博士、発車準備が整いました"


  ドク『……よし、いよいよだ。 いくぞ諸君!』


ザーッ…

251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:41:58.69 ID:HU8BJlMf0
ピーッ    ピーッ
          ピーッ
  ピーッ          ピーッ
     ピーッ
           ピーッ
      ピーッ    ピーッ
   ピーッ       ピーッ

 ピーッ    ピーッ        ピーッ

       ピーッ   ピーッ  ピーッ  
   ピーッ           ピーッ

 ピーッ    ピーッ    ピーッ
    ピーッ
           ピーッ
  ピーッ    ピーッ
   ピーッ       ピーッ

    ピーッ    ピーッ        ピーッ

 ピーッ   ピーッ   ピーッ  
        ピーッ           ピーッ

  ピーッ    ピーッ
     ピーッ       ヒ ゚ーッ

    ピーッ    ピーッ        ピーッ

ピーッ     ピーッ   ピーッ  
        ピーッ           ピーッ
   
  ピーッ    ピーッ    ピーッ
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:42:40.28 ID:HU8BJlMf0
 









     ガコンッ









 
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:43:52.31 ID:HU8BJlMf0
 


ブロロロ……


  ドク『いいかね? ビフのデロリアンが見えたら、時速88マイルまで加速して追突するんだ!』



ブオオォォォ……
キイイィィイイィイン……!!



ミシェル「いっけえぇぇえ!!」

ステファニー「わあぁ、速い速い! あはは!!」


  ドク『さぁいくぞ……現在時速55マイル!』


D.J.「フウゥ〜!」

ジョーイ「なにこれぇ、すごいよ!!」


  ドク『65……!!』


ベッキー「もっと飛ばして! ヒィ〜ハァ〜!!」

アレックス「いぇぇぇ〜ぃ!」
ニッキー「ぶうぅう〜ん!」


  ドク『75……!!!』


ダニー「ああぁあぁぁあああああ!!!」


  ドク『85……!!!!』




ジェシー「あああああああああぁあぁぁ!!!!!!!!」



254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:45:33.81 ID:HU8BJlMf0
 









  『よおぉぉし!!! 時速88マイルだぁ〜〜〜っっ!!!!!』



https://www.youtube.com/watch?v=ilsyO-wtMMs
(Huey Louis and the News - Back In Time)


  TO BE CONTINUED
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 22:51:46.80 ID:HU8BJlMf0
って、なんでビフ君が!? 本当の本当に終わり
最後は「(バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドに)続く」
なので続編は存在しません

フルハウス第1話がアメリカで放送開始されたのが1987年9月22日
30周年記念になればと思いますです、おめでとうございます


最後までお付き合いありがとう
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 22:53:28.72 ID:N6YRQN3Vo
乙でしたっ☆
SSにおける、歴史的傑作!
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/09/19(火) 23:18:07.87 ID:HU8BJlMf0
>>8>>254において表記ミスがあったので訂正します。
×Huey Louis and the News
○Huey Lewis and the News
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 23:21:51.46 ID:uYAHEqp7o
乙乙

おまけはUSJか何かのアトラクションネタかな?
フルハウスは登場人数多くて家族関係がよくわからなかったけどこのSSのお陰でわかったわ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 23:22:29.92 ID:Df6Kyn6DO
お疲れ様でした。
BTFもフルハウスも再現度激高!
愛が無ければこれは書けない。
NIKEが自動機能付きスニーカー発売して、
ホバーボードも一応出来た。
指紋で施錠なんてのも。
今年はBTF2の未来世界の年なんだよね。
映画に描かれた夢のいくつかは現実になった。
何時かはタイムマシンも…?
その時は是非デロリアンでお願いしたいもんだ。
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 00:19:40.62 ID:xCTGx5HuO
いやこれはすごい
乙でした
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/20(水) 00:25:34.28 ID:fMwHUjIpo
乙乙
素晴らしかった
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/20(水) 00:41:41.38 ID:IfhFxOd+0
乙。もしかして、カリブの神通書いた人なのかな。
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/20(水) 01:12:10.14 ID:0Lbo6+gA0
USJのアトラクションまで書いてくれるとは
久々に愛に溢れたSSを見た
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/20(水) 05:06:03.22 ID:7AJOFl/ZO
>>259
BTTFの未来は2015年だから、俺らにとっちゃ既に過去なんだぞ…
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