紗南「学校のことを」晴「みんなに聞こう!」

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115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:04:02.82 ID:KLM/9lgi0
教師「悪いな、つきあわせて」

美優「いえ、久しぶりに学生時代に戻ったみたいで、楽しかったです」

教師「そっか、ならよかった。酒自体は飲みなれてそうだな? あんまり飲まないイメージがあったからよ」

美優「同じアイドルの皆さんと飲む機会がありますから……早苗さん、心さん、楓さん……」

教師「あと……菜々さん?」

美優「菜々さんは……17歳、ですよ?」

女教師「いーなー! あたしもアイドルとのーみーたーいー!」

教師「今まで飲んでただろうが! あぁもう完全に潰れてやがる……三船、俺はこいつ送っていくから」

美優「えぇ、お願いします。彼女、しっかり帰してくださいね?」

教師「……バレてたか」

美優「まぁ、端からみてわかるくらいでしたよ? 私、結構応援してるんですから」

教師「……アイドルの直の応援を受けて諦めるわけにもいかないか」

美優「そうですよ、もし、失敗してフラれちゃったりしたら……」

教師「したら?」

美優「アイドルの飲み会に巻き込んじゃいますから。アイドルへの憧れも壊しちゃいます」

教師「そりゃ、成功させないとな、フラれた後にそんなん行ったらコイツに殺される」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:04:40.34 ID:KLM/9lgi0
美優「久しぶりに学友に会えました……」

マキノ「その話! 詳しく聞かせてくれないかしら!」グワッ!

美優「え? か、構いませんけど……それよりマキノさん」

マキノ「その話はあとでいいわ! それよりも先生の話よ!」

真尋「マキノちゃんどうしたの?」

紗南「目がガチだね」

晴「まぁいいんじゃねーの? 話は聞けたし?」

美優「あ、あの! できれば助けてくれると」

マキノ「さぁ、別室で話を聞きましょうか!」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:06:57.51 ID:KLM/9lgi0
〜マキノが美優さんを連れて行き、みんな楽しそうなので付いていきました〜

琴歌「今すごい勢いでマキノさんが出ていきましたけど……?」

紗南「気にしないで、ちょっとしたボーナスタイムだから」

琴歌「はぁ……Pさんに何か話してほしいという話でしたけど」

晴「確かに、琴歌さんの学校って気になるな、お嬢様学校ってーの?」

紗南「ギャルゲーの聖地だよね!」

琴歌「そのギャルゲーというのはわかりませんけど、うちは普通の学校ですよ?」

紗南「えー! ティータイムは! サロンでうふふなおねー様は!?」

琴歌「すごい偏見ですね、あ、でもそういうことはこの前しましたわよ!」ドヤァ!
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:07:24.62 ID:KLM/9lgi0
〜琴歌姉様!お嬢様体験したいです!〜

琴歌「と、いうことで用意してみましたわ!」ドヤァ!

女子A「確かにCちゃんが『お嬢様っていいなぁ』ってボヤいたけど……」

女子B「いざ家に招かれるとびっくりしますね……」

琴歌「さぁさ! お二人とも気にしないで! Cさんも! ほらほら!」

女子C「あ、あたし帰ろっかなーって……」

女子B「提案者が腰引けてどうするんですか」

琴歌「そうです! せっかくいらしてくれたんですもの、さぁ、みなさん! 着替えてきてくださいな!」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:10:20.55 ID:KLM/9lgi0
女子C「うわぁ……フリフリだぁ……ドレスだぁ……」プルプル

琴歌「普段着るようなものではないですけど、せっかくですし?」

女子A「どことは言わないけど圧倒的な敗北感だわ」

女子B「……フフフフ……」

女子C「Bちゃん、めっちゃ輝いてるんだけど……キラキラ笑顔なんだけど」

琴歌「さぁ、3人とも、せっかく庭にティーセットまで用意しましたもの! 楽しみましょう?」

女子A「白のテーブルに薔薇園に……THE・テンプレって感じだね」

琴歌「わかりやすさ重視です!」フンス

女子B「素晴らしいですね! 琴歌さん!」キラキラ

琴歌「喜んでいただけて光栄ですわ! さて、紅茶でも飲みながらお話しましょう?」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:10:58.13 ID:KLM/9lgi0
女子C「それでね、Cのやつってばマジでやらかしちゃって」

女子A「あー、男子ってみんなそんなもんよねー」

琴歌「そうなのですか? 私にはよくわかりませんけど」

女子C「コトカーは気にしなくていーの! ……というかさ」

琴歌「はい?」

女子C「教室で話してる内容と変わんないけどいーの?」

女子A「そういやそうだね、……まぁスケールでかくて話しづらいってのもあるけど」

琴歌「何を言ってますか、お茶会ってそんなものですよ?」

女子A「まーお菓子とお茶片手に話すなら……あたしらがマッ○で駄弁るのと変わんないよね」

琴歌「そうですとも、あ。今度そのマッ○?とやらいってみたいですわ!」

女子C「おー、コトカー行っちゃう? ジャンクでフードな世界に入っちゃう?」

琴歌「そうですね、是非! お友達と一緒に行ってみたいです!」

女子B「ロヤリティ……」(恍惚

女子A「おーい、帰ってこーい」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:12:57.89 ID:KLM/9lgi0
琴歌「ということで今度行ってきますわ!」

紗南「アタシも今度行かないといけないからなー」

晴「俺も最近行ってないなぁ……今度行こうかな」

琴歌「あら、でしたら皆さんで行きませんか? せっかくですもの」

紗南「いいね! 属性もバラけていい感じ! あ、それなら手伝ってもらおうかなー」

晴「というか琴歌さん、友達と最初に行かなくていいのかよ?」

琴歌「フフフ、あの人たちを驚かせてやるんです!」ドヤァ!

紗南(いや、ファーストフード買えたくらいで驚かれないと思うけど)

晴(いや、驚かれるんじゃねーの?お嬢様だし)
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:15:56.22 ID:KLM/9lgi0
久美子「何? みんなで出かけるなら車出しましょうか?」

紗南「久美子さん! ナイスタイミング! パーフェクトだよ!」

琴歌「まだ行きませんけどね? 私も待ち合わせがありますし」

晴「え? そうなのか? 出かければこの話終わると思ってたんだけど」

久美子「何々? 一応話は聞いてるけど、後回しってことでいいの?」

P『やるなら最後までやりきれよー』

晴「なんでだよー! もういいだろー!?」

久美子「話は聞いてるわよ? 学校のこと……だっけ?」

P『久美子って大学だっけ? 確かに大学の話ってまだ聞いてねーな』

久美子「私は卒業済みよ? だから昔の話。しようかな」

紗南「お、過去エピソードを入手!」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:17:15.10 ID:KLM/9lgi0
〜久美子の懐かしの味〜

女子A「久美子ってさー、彼氏作らんの?」

久美子「えっ? なによ急に」

女子A「いやーだってさ。引く手数多じゃん? 就活いらないじゃん?」

久美子「いやするからね!? なんで即結婚みたいな話になってるのよ!?」

女子A「だって久美子パーペキだし、誰かと付き合えばそのままゴールインいけるって」

久美子「ないない、それに私、ピアノ教室のこともあるし」

女子A「あそこで先生やるわけじゃないんでしょ? 仕事しながらじゃ無理っしょ」

久美子「まぁ……折り合いつけていくけどさ。せんせーって頼られると弱くって」

女子A「甘い! このイチゴクレープくらい甘い!」

???「……ここのイチゴはおいしいですよ」

久美子「今誰かいた? ……まぁそうよね。甘いかも」モグモグ
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:18:05.49 ID:KLM/9lgi0
女子A「だから彼氏作ろうよー、イケメンでー、高学歴なーイケメン!」

久美子「イケメン2回言わないの。まだそういう気にならないの」

女子A「嘘ね。きっと久美子はそのままそのイケメンの友人のイケメンを私に紹介してくれるわ!」

久美子「打算的! 私はとりあえず目指してるもののために頑張ってみるわ」

女子A「ま、そっちは応援する、しばらくは女の幸せは封印ってカンジ?」

久美子「まーまだそんな歳でもないじゃない? 大丈夫だって」

女子A「甘い! イチゴクレープくらい甘い!」

久美子「そのフレーズハマったの?」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 02:20:14.95 ID:CiVDiDyPo
まだ誰も胴上げされてないな
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:20:23.79 ID:KLM/9lgi0
女子A「ま、久美子なら芸能界いけるし、芸能界でいい人も見つけられそうだし」

久美子「私は別に婚活しにアイドル目指すわけじゃないからね?」

女子A「え? 違うの? 久美子ならイチコロだからさ。頑張って」

久美子「そっちには頑張りませーん。恋なんて後々! そんなに言うならあんたもさっさとアイツを落としなさいよ」

女子A「えーっと……そっちはまぁ……後々?」

久美子「卒業したらどうするのよ、その前に決めなさいよ?」

女子A「決めてるというか、決まってるというか……」

久美子「なにこれ、甘いわ、チョコバナナクレープより甘いわ」

???「バナナクレープも美味いナ!」

女子A「あーもー、久美子は自分のこと考えてればいーの!」

久美子「そうね。安心しなさい、必ず成功させて見せるわ!」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:22:37.97 ID:KLM/9lgi0
久美子「というわけでみんなの分も買ってきちゃった。懐かしくて」

晴「マジ? ありがとう久美子さん!」モグモグ

紗南(なんか時系列が無茶苦茶になってきたような)モグモグ

久美子「まぁウェディングドレスって結構すぐに着ちゃったんだけどね」

紗南「そういやそうだね。久美子さんこの前も着てたし」

紗南(恋については触れない方いいんだろうなぁ)

琴歌「これが……駅前クレープ……」キラキラ

久美子「お、琴歌ちゃん初めてー?」

琴歌「はい! なかなか良いものですね!」モグモグ

P『スキャンダルとかやめてくれよー』

久美子「ないってば! ……全くわかってないわね」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:26:25.39 ID:KLM/9lgi0
千鶴「おはようございます」

久美子「千鶴ちゃん、お疲れ様。お仕事どうだった?」

千鶴「なんとか、一回でいけました」

久美子「すごいじゃない! はい、お祝いのクレープ」

琴歌「一緒に食べましょう! さぁさぁ!」

千鶴「琴歌さん? なんかすごいキラキラしてますけど……」

紗南「気にしないで、初体験で楽しくなってるだけだから。千鶴さんはどう?」

晴「高校の話、Pが話していけってさ」

千鶴「学校の話ですか? えっと……なんでしょうか?」

久美子「千鶴ちゃんなら面白いエピソード持ってそうよね」

千鶴「何言うんですか久美子さん!」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:33:30.90 ID:KLM/9lgi0
〜千鶴のドキドキトーク〜

千鶴「……ふぅ」

教師「悪いな、放課後なのに授業の片付けを頼んじゃって」

千鶴「構いません、アイドルで授業に出れない分、と考えてますので」

教師「真面目だなぁ松尾は、もう少し気を抜いていいと思うけどな?」

男子C「教師が怠けるのを推奨しないでください」

女子C「はー? 真面目すぎんのもツマンないでしょ? ねーちーちゃん!」

千鶴「ち、ちーちゃんは止めてください!」

男子C「そうだぞ、松尾さんは真面目なんだ、お前と違ってな」

女子C「なーにさー? アンタだって委員長ぶってるけど外じゃダメ人間じゃんさ」

千鶴「えっと……お二人とも?」

教師「やめとけ、松尾。こっから長いから」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:35:00.35 ID:KLM/9lgi0
女子C「いやー、ごめんね! Cのやつちーちゃんの前では真面目真面目しようとしてるみたいでさ」

千鶴「いえいえ、お二人とも仲がいいですね」

女子C「まーね。ナニー? ウラヤマー? ちーちゃんも男子と語りたい?」

千鶴「えっ、いや、そういうことじゃなくてね? ま、まぁ確かに二人みたいな関係ってちょっと憧れるというか……」

女子C「んー? どゆこと?」

千鶴「包み隠さず本音を言い合える男女関係ってすごいなぁと、私、緊張しちゃうから」

女子C「つまりアレだ、かーれーしーがほーしーい?」

千鶴「ちっ、違います! 私はアイドル、アイドルですから!」

女子A「何々ー? コイバナ? 千鶴ちゃんのコイバナ?」

千鶴「違いますから! 私アイドルですから!」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:36:29.19 ID:KLM/9lgi0
女子A「そっかー、あ、でもアレじゃないの? お仕事の……上司なのかな? プロデューサーさん?」

女子C「あー、なーんかその人とはフツーに話せてるって言ってたような?」

千鶴「いやいやいや、違いますから! プロデューサーさんはお仕事の関係ですから!」

女子C「なんだそれいーみーしん! これは聞かなきゃいけないわね奥さん」

女子A「仕事だけの関係……何それ爛れてる!」

千鶴「あーもー! そういうのじゃないですー!」

女子C「おぉう、ちーちゃんが敬語抜けるほどに怒っとる」

女子A「まぁいいや、その話は置いといて、じゃあ千鶴ちゃんの好みのタイプとか聞きたいかも!」

千鶴「えっ、好みのタイプ!? えっと……そうですね……」

女子C「残ってる男子のみんなが聞き耳立ててるからおっきな声で言うといいよ?」

千鶴「えっ!? ちょっと皆さん!? 止めてくださいね?」

男子一同(目をそらす)

女子A「さーさ、ドーンと教えてよ、あたし等も気になるし、教えちゃうからさ!」

千鶴「え、ええと……っあー!もう無理ー!」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:39:25.90 ID:KLM/9lgi0
千鶴「そのあとも根掘り葉掘り……」

晴「葉掘りってなんなんだろうな」

久美子「なーに? その肝心の好みの話は私たちには内緒ってわけ?」

千鶴「い、いやですよ! 恥ずかしいですし!」

琴歌「コイバナ……いいですわね、憧れますわ」

紗南(とりあえずプロデューサー巡って修羅場にならなきゃいいけど)
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:40:49.78 ID:KLM/9lgi0
飛鳥「中々興味深いハナシをしてると聞いてきたけども」

千鶴「飛鳥ちゃん! いいとこに! さぁ飛鳥ちゃんの話を聞きましょう!」

紗南「飛鳥ちゃんもこういう話、乗るんだね?」

飛鳥「蘭子が語ったというしね、ボクも参加してくるようお願いされたのさ」

久美子「飛鳥ちゃんって……学校でもそんな感じなのかしら?」

飛鳥「不安そうにそんな感じ、と言われるのは少々心外だね。まぁしょうがないことだけどさ」

晴「まぁ飛鳥さんなんつーか、わかりづらいもんなぁ」

飛鳥「理解りづらい……なるほど、確かにボクを意味する言葉として適格だね……フフッ」

紗南「まーた変な変換してるー」

久美子「わ、私には解らないなぁ……その世界」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:42:02.30 ID:KLM/9lgi0
〜飛鳥のセカイ〜

――――ボクのセカイはいつも静謐さを求めている

紗南(なんかナレーター入れてきた!)

女子B「おはようございます、飛鳥さん」

飛鳥「おはよう、今日もいい日になればいいね」

女子B「あら、たぶん何時もの日常ですよ?」

飛鳥「そうだね、『理解』っているさ。ボクらの日常は変わらない……そう、何も」

男子C「いいや、日常は変わるさ、確実に。今もな」

飛鳥「『現在』も、か。確かにね。刻一刻と時間は過ぎている、確実に」

女子B「過ぎた『刻』はもう戻りませんからね……」

飛鳥「………ふぅ」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:44:05.15 ID:KLM/9lgi0
――――ボクのセカイはいつも激動を嫌っている

飛鳥「……ふふ、『6』か、不吉だけど、これがボクの運命ってやつかな」

男子C「なんだよ、前に行くんだな。俺に止める権利は……ないけどな」

飛鳥「なんだい、君は……『23』か、羨ましいことだね」

男子C「残念ながら、嬉しいことばかりじゃない、隣にまた、な?」

女子B「あら、それもまた運命、でしょう? いい加減自覚したらどうです?」

男子C「自覚はしてるさ、その運命から逃れられないか、と考えてるんだよ」

飛鳥「そういう君は天使の尻尾を掴めたみたいじゃないか」

女子B「『17』、やっぱり私も、運命から逃げられませんわね」

飛鳥「逃れられないさ。ボクらにできることはささやかな抵抗、そう例えば」


飛鳥「今のうちにこの紙を取り換え……」

女子C「なーにやってんの飛鳥ちゃーん?」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:44:53.60 ID:KLM/9lgi0
女子C「ダメに決まってるっしょ? 交換はノー!」

飛鳥「いや、これは違うんだよ。このシステムへのささやかな――」

女子C「ダーメだっつーの! 番号の席へ行く!」

飛鳥「なんだい、いつになく生真面目じゃないか、君らしくもない」

女子C「コイツがアホやってるから代わりになってんのよ! ほーら、行くわよC!」

男子C「なんだよ、お前だってこの前変えようとしてただろうが!」

女子C「前は前、今は今だって!」

飛鳥「……仕方ないね、ボクも運命を受け入れるとしよう」

女子B「そうですね、新しい場所へ。行きましょう」(6番の紙を持ちながら

飛鳥「……どういうことだい?」

女子B「私が代わりに前に立ちます、安心してください」

飛鳥「しかし君は……!」

男子A「ちょいせんせー! Bが邪魔で前が見えねー!」

女教師「そ、そうですか? なら前の席の人と交換を……」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:46:31.30 ID:KLM/9lgi0
飛鳥「やれやれ、本当に運命とは、ままならないものだね」

久美子「……席替えの話よね?」

晴「席替えかー、前の席に行くと先生によく当てられるからなー」

琴歌「でも後ろだと見づらくありません?」

紗南「前だと他のこと考えてると見つかるからなぁ」

久美子「ちゃんと授業は受けたほういいわよ紗南ちゃん?」

飛鳥「場所なんて些細なものさ、そう、ボクにはね」

晴「いや、めっちゃ嫌がってたように見えたけどな?」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:47:53.72 ID:KLM/9lgi0
>>125今回は胴上げはなしの方向で……

芽衣子「話って……私でいいの?」

久美子「私もしたしヘーキよ。さぁさぁ!」

芽衣子「って言ってもなぁ、私……学校……かぁ」

紗南「何かあったの? 芽衣子さんって優等生なイメージあるけど」

晴「まぁサボりそうな感じではないよな」

芽衣子「サボらないよ? でもほら、私って旅行が趣味じゃない?」

琴歌「確かにそうでしたわね、この前のお話、楽しかったですし!」

飛鳥「果てなき旅情の先に見えるもの、ボクも見てみたいものだ」

芽衣子「そんなんじゃないから……アレだよね? 問題になったことだよね? それなら……仕方ないか!」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:51:47.07 ID:KLM/9lgi0
〜芽衣子、痛恨のミス〜

教師「なぁ並木、俺はお前を勘違いしていたのか?」

芽衣子「えっと……別にそういうことはないかと……」

教師「お前は真面目だし、成績に問題はなし。むしろアイドル兼任してるのにすごいくらいだ」

芽衣子「そ、そんなに褒められるとちょっと恥ずかしいですね……」

教師「なら、なんで呼び止められたかわかってるよな?」

芽衣子「えっと……何のことやら」

教師「俺もサボりってのは別に否定しないしそこまで怒りたくはないけどな?」


教師「さすがにレポートを提出した後に律儀に『来週の月曜日に風邪引いて休みますから』って言われたのは初めてだよ」

芽衣子「あ、あははは」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:54:02.89 ID:KLM/9lgi0
芽衣子「今日金曜日ですし、今日からちょっと遠出したくて……」

教師「それはいいんだ、大学だし自己責任でな? 無断で休もうと多少は目を瞑る、でもあれはさすがにな?」

芽衣子「いやー、ほら、つい旅行にいけるって思って心がぴょんぴょんしちゃったというか」

教師「もう少し自分を見つめなおそうな」

芽衣子「自分を見つめなおすための旅行ですよ! 先生もやってみたら?」

教師「旅行なぁ……体が休めそうなところかな」

芽衣子「んー……やっぱ温泉街? 今の季節なら紅葉とか見れるし」

教師「あぁいいな、それ。オススメは?」

芽衣子「えっとですね……こことか! ちょうど候補として挙がってたんですよ!」

教師「ふむふむ、……うまく宣伝できたら今回の件は目を瞑ってやろう」

芽衣子「やった! えっと……ホワイトボード借りますね?」

教師「本格的だなおい、というかそんだけの資料どこから持ってきた!?」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:54:33.22 ID:KLM/9lgi0
芽衣子「まずここ! 結構評判いい温泉宿! アイドルのみんなで時々行くんです」

教師「ふむ……そういやこの時期はお前の事務所はそういうのあったな」

芽衣子「え? セクハラ? 狙ってくる気ですか?」

教師「おいやめろ! そんな真顔で言うな、洒落にならん!」

芽衣子「チェックインの後はここ! 歩いて行ける紅葉狩りスポット!」

教師「ふむふむ、確かに綺麗な景色だな。……そういや予算は?」

芽衣子「大学生がバイトで行けるレベルですよ? そのまま紅葉狩りを続けて進み、地元の名産がおいしいお店へ!」

教師「中々……ん?」

芽衣子「食べ終わったら今度は歴史ある街道を見て回って……」

教師「なぁ、並木?」

芽衣子「お土産も忘れないように、ここのお菓子がお土産として喜ばれてですね?……どうしました?」

教師「俺の気のせいじゃければなんだが……街を徒歩で一周してないか? この経路、しかも1日で」

芽衣子「え? だって旅行先を全部楽しみたいじゃないですかっ!」

教師「翌日筋肉痛で旅館から出れなくなるわ、こんなん」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:55:59.08 ID:KLM/9lgi0
芽衣子「却下されちゃったんだよねー」

久美子「確かにそれは筋肉痛になりそうね……」

晴「そうか? 結構いい運動になりそうだけどな?」

飛鳥「秋の古都を往く巡業……悪くない」

芽衣子「二人ともわかってくれる? それなら今度みんなでいこっか! プランは任せてー!」

琴歌「それなら芽衣子さん! その街でしたらここのお店が……」

芽衣子「おぉ、そんな穴場あったんだ! ならここをこういうルートにして……」

紗南「うわぁ攻略ルートがどんどん複雑化していってるじゃん!」

飛鳥「誘惑に負けて迷宮になるのもよくあることさ、仕方ない」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:58:46.70 ID:KLM/9lgi0
〜みんな旅行の計画を立てに行っちゃいました〜

ほたる「え、えっと……」

紗南「ほたるちゃん! おいでおいで!」

ほたる「最近あったこと……ですよね? 最近起こった……」

晴「別にほたるさんだからって不幸な話じゃなくていいんじゃない?」

ほたる「えっ? えっと……それなら」

紗南「ドーン!となんかよかったこと、教えてよ! そういう話が楽しみ!」

ほたる「そっか。それなら一応、あるよ。ちょっと……恥ずかしいけど」

晴「あっ、そういうのは……みんな結構言ってるな」

P『ワクワク』

晴「ワクワクじゃねぇよ! 仕事終わったなら来いよ!」

紗南「まぁまぁ、いいじゃない。聞いてて楽しいしさ」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 02:59:27.71 ID:KLM/9lgi0
〜ほたるのハッピー?事件〜

女子C「ほったるーん! 見たよ聞いたよー? 履いたんだって? ブ・ル・マ?」

ほたる「見てくれたんですね、この前のお仕事。大変だったんですけど……」

女子C「ですけど?」

ほたる「楽しかったので……見てくれたなら嬉しいです」

女子C「っくぁー! ほたるん、いい顔してる! かわいい! かわいい!」

女子B「でもブルマって……なんというか時代錯誤ですよね」

ほたる「履いたことなかったですから……いい経験、です」

女子B「そういえば確かにそうですけど、その、大丈夫だったんです?」

ほたる「何が……でしょう?」

女子B「ほら、あんまり言いたくないですけど……ほたるさん運が悪いじゃないですか?」

女子C「ブルマからパンツが見えたりなんてしなかったかなーって言いたいんじゃない? ほら、はみ出そうじゃん?」

ほたる「えっ……いや、大丈夫ですよ? 衣裳係さんがしっかり着せてくれましたし……?」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:00:49.39 ID:KLM/9lgi0
女子C「だってよー男子ー! 諦めなー!」

ほたる「男子?……どういうことです?」

女子C「どーせあいつら、際どいショットを録画から見つけようと躍起になってんのよ」

男子A「っんなわけねーだろ!? お前ホントやめろよそういうの!」

男子B「見るわけねーだろ!」

ほたる「……ご、ごめんなさい。私が出てる番組なんて……見ないですよね……」

男子B「そ、そうじゃねぇって! というか録画してるし? 一度もう見たし!」

ほたる「本当ですか!? あ、ありがとうBくん……」

男子B「ま、まぁクラスの連中はみんな白菊のファンだしな。前の仕事もよかったし?」

男子A「なーっ、やっぱ気にすることねーって不幸だとかなんとか」

女子C「かわいいは正義! だよねー」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:01:37.13 ID:KLM/9lgi0
女子C「そ、れ、にー? 男子から見れば、ほたるんなんて幸運ばらまいてるしね?」

ほたる「え? そんなことないんじゃ……」

女子C「クラスメイトの色んな艶姿を見れるだけでラッキーっしょ?」

男子A「まぁ……間違いないわな」

男子B「否定はしないわ」

ほたる「え、えっと……ありがとう、二人とも」

女子B「そこはありがとうではない気がしますけど?」

ほたる「ううん……私の仕事をちゃんと、見てくれてるから。アイドルとして……こんなに嬉しいことないよ」

女子C「天使だわー、ほたるんマジ天使! ほーれ撫でてあげる!」

女子B「やめなさい! もう……あれ? どうしました?」

男子B「いや……邪な考えしてた自分が悲しくてな」

男子A「なんつーかもう……申し訳なくてな…」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:03:02.56 ID:KLM/9lgi0
ほたる「あの時はそう言えましたけど……改めて思い返したら恥ずかしくて……」

紗南「あるある、そういうこと。後でうわー!ってなるよね!」

晴「ほたるさんはいいのか? たぶん男子達エロい目で見てたんじゃねーの?」

ほたる「そういう風に見えたなら……そういうお仕事だから。……嬉しいかな?」

晴「なんつーかほたるさんつえーな……」

ほたる「そんなことないよ……みんなと一緒にお仕事できるから頑張れるの」

紗南「やっぱ協力プレイだよね! パーティゲームを一人でやってもつまんないし!」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:05:59.81 ID:KLM/9lgi0
夕美「いい話だったよほたるちゃんっ!」

ほたる「夕美さん……ありがとうございます」

夕美「そんな気張らなくていいよー、 紗南ちゃんも晴ちゃんもお疲れ様!」

紗南「夕美さんもお疲れ様! 今はお仕事終わり?」

夕美「そうそう、撮影長引いちゃって!」

ほたる「だ、大丈夫だったんですか?」

夕美「大丈夫、大丈夫。ちょっと撮影中に『ここ、こうしたらいいんじゃないかなっ!』ってつい声が出ちゃって!」

晴「へー、ファッション? 俺にはわかんないからなー」

夕美「……撮影の背景のお花が気になって……」

紗南「やっぱ得意なことって気になっちゃうよね!」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:06:48.95 ID:KLM/9lgi0
〜夕美と鑑賞生活〜

夕美「……よっし、この花はいい感じかな!」

夕美「こっちは……うーん育ちが遅いかな、どうしよ? せんぱーい!」

男子C「それはそのままでいいんだ、気にするな」

夕美「えっ、そうなんですか?」

女子B「植木鉢ごとに肥料の量を調整してますから、育ちにくいのも仕方ないですよ」

夕美「なるほどっ! わかりました!」

男子C「ちょっと待て、なんで追加の肥料を足そうとしてる!」

夕美「え? 調整してるっていう話だったから……」

女子B「だから、いいんですよ? 足さなくても、数日遅れて咲きますから」

夕美「そっ、そうですよね! そっかー、ついつい……」

男子C「わかってたんだよな? そうだよな?」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:08:10.07 ID:KLM/9lgi0
男子B「夕美いいなぁ……あの研究室いけばよかったわ」

女子A「学科違うでしょうが、もう……まぁ否定はしないけど?」

夕美「なになにー、何の話っ?」

男子B「同じ研究室が良かったなって話。夕美と」

夕美「えー、やめといたほういいよー、私先輩たちに迷惑ばっかりかけてるもん!」

女子A「あれ? そーなん? 夕美ちゃん成績悪くないよね?」

夕美「花のことになるとつい……余計なことしちゃうというか……ね?」

男子B「白衣似合ってるけどな? あとメガネも」

夕美「ホントありがとっ! でもそれはそれで関係なくない?」

女子A「ある、超あるって! 夕美ちゃん白衣着てキリッとしてると頭良さそうだもん!」

夕美「なにそれー、普段はどう見えてるのかなー? なんてね」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:09:19.88 ID:KLM/9lgi0
夕美「アイドルのお仕事で、研究室いけないこと結構あってさ、その度先輩たちにフォローしてもらっちゃうし」

夕美「私一応サークルにも入ったんだけど……幽霊部員状態だし……」ドヨーン

女子A「仕方ないって! みんなアイドル活動応援してるし!」(同じサークル

男子B「そうそう、気にするなよ。別に忙しいわけでもないしよ?」(同じサークル

夕美「まぁ……くよくよしても仕方ないよねっ! そろそろ戻るよ!」

男子B「頑張れよー」


女子A「サークルがただの夕美ちゃんファンクラブになってる話、しなくていいわけ?」

男子B「それ言うならお前から言えよ? 俺は無理だからな?」

女子A「夕美ちゃんが育ててた花!とか言ってみんなドヤ顔で花畑作ってるのに……」
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:10:37.90 ID:KLM/9lgi0
夕美「最後のは後で先輩から聞いたんだけどね……ちょっとびっくりしたかなっ!」

ほたる「夕美さんすごいです、学業も両立してるんですね……」

夕美「そんなことないない! ほたるちゃんもできてるじゃない!」

紗南(大学もファンの群れ……しかも誰もアプローチしてないとこを見ると……)

晴(たぶん裏ですごいことになってんじゃねーかな)

紗南「まさに高嶺の花……?」

夕美「え? 違うよ? 私、みんなと結構話すし!」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:15:42.25 ID:KLM/9lgi0
千枝「お話に来ましたっ!」

夕美「千枝ちゃーん! お疲れ様ー! おいでー!」

紗南「千枝ちゃんも学校の話聞かせてくれるの?」

千枝「はいっ! ありすちゃんから連絡を受けたので来ちゃいました」

晴「別に話す必要ねーんだけどな……」

千枝「もう晴ちゃん! そういうのよくないと思う!」

晴「そ、そうか? 来た人だけ聞けばいいって言ってたから、無理に呼ぶ必要ないかなーと」

千枝「プロデューサーさんは私たちを心配して、こういう企画をしてくれたんだよ?」

紗南「そうなの?」

P『………………………あぁ!』

夕美「あはは、精一杯だったみたい……」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:16:19.56 ID:KLM/9lgi0
〜みんなのリーダー千枝ちゃん〜

女教師「ねぇ千枝ちゃん?」

千枝「はい、なんでしょうか先生!」

女教師「千枝ちゃんはクラスのみんなと学校祭の話をしてたのよね?」

千枝「はい! みんなに司会やってって言われて大変でしたけど……千枝、頑張りました!」

女教師「そうね、千枝ちゃん頑張ってたわよね」


女教師「でも決まったのが『ライブステージ』はダメだと思うんだ、先生」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:18:02.21 ID:KLM/9lgi0
千枝「ダ、ダメでしたか? みんなお願いシンデレラは完璧に踊れるって……」

女教師「えっ嘘!? で、でもほら、運動できない子もいるでしょ? みんなが活躍できるものに」

千枝「だ、大丈夫です、振り付けが簡単なつぼみもみんな行けるって言ってました! すごい人はハイファイデイズもいけるんですよ!」

女教師「で、でもね? ほら、1日に何回もやると疲れちゃうじゃない? それにみんなで役割分担も必要だし」

千枝「大丈夫です! 千枝、頑張りました! みんなレッスンについてきてくれてます!」

女教師「そうじゃなくてね!? えっと……ほら、男の子はどうするの? 女の子な歌って嫌がりそうじゃない?」

千枝「え? 男子のみんなは……そう、ホットケーキとか紅茶を用意してくれるって言ってました! あと照明係!」

女教師「まさかの食事スペース!あ、でも食べ物はだめよ? 食中毒とか危ないからね?」

千枝「それに盛り上げは任せろーって、お、おたげい?とやらは完璧だからって?」

女教師「……私のクラス大丈夫かしら」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:19:48.68 ID:KLM/9lgi0
千枝「大丈夫ですよ、千枝、みんなのために頑張りますから!」

女教師「いや、そうじゃないのよ千枝ちゃん、やっぱりみんなが活躍できないとね? 男の子だけ裏方なんて可哀そうじゃない?」

千枝「……そうですか、なら考え直します……」

女教師「そ、そうよね。ほら、絵とかどうかしら! みんなで同じテーマで絵なんか飾ったり……」

千枝「みんな『千枝ちゃんの絵をかきたい』って言われちゃいまして……」

女教師「えっ……そ、そっかー! 千枝ちゃん人気者ね!」

千枝「千枝、ちょっと恥ずかしかったんですけど……飾った方いいでしょうか?」

女教師「もうみんな描き終えてるんだ!? 人望すごいね千枝ちゃん!」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:20:39.17 ID:KLM/9lgi0
千枝「結局みんなでリコーダーと鍵盤ハーモニカで発表することになりましたっ」

紗南「どうしよう、ツッコミどころしかない」

晴「えっと……なんつーか……あれだな」

ほたる「すごい、リーダー……ですね! 千枝ちゃん!」

千枝「はいっ! 頑張りました!」

夕美「ちなみに何の曲を演奏するの?」

千枝「Love ∞ Destinyです!」

芽衣子「まさかの千枝ちゃんの曲じゃなかった! というかその二つでいけるの!?」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:25:43.47 ID:KLM/9lgi0
P「お疲れ様紗南、晴」

紗南「Pさん! 終わったの?」

P「まぁなー。んで、どうだった?」

紗南「なんかもう色々ファンタジーだった」

晴「もうアイドルってなんだろうな」

P「おいおいどうした!? 軽く聞いてた限りみんな普通だったろ!?」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:26:47.09 ID:KLM/9lgi0
紗南「あれが普通だったらアタシ異世界転生してるよ!?」

P「おいおいマジかよお前チート持ちかよ」

紗南「アイドルのみんなの方がよっぽどチートだよ!」

晴「いやまぁ……紗南も実はアレなんじゃねーの?」

紗南「えっ? 晴ちゃんも?」

晴「いや俺は……なんともいえねー……」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:27:15.80 ID:KLM/9lgi0
P「アイドルやってるんだからそんなもんだよ」

紗南「アイドルって言葉万能過ぎない?」

P「でもまぁ、楽しかったろ? みんなの話聞いて」

晴「まぁ……ツッコミどころはあったけど新鮮だった」

紗南「みんなの視点のスクールライフも悪くないね!」

P「なら、また今度頼もうかな、いいだろ?」



紗南&晴「「え?嫌だけど?」」

P「即答!?」

おわり
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/18(水) 03:30:50.31 ID:KLM/9lgi0
年単位で放置してたSSの完結版でした。
元々はスレ内でリクエストもらってたのですが、キャパオーバーな上に忙しくなり、という酷い有様。
アイドルの学校の様子って妄想するの楽しいですよね。

もっともっと考えたいですがまた調子に乗るとまずいのでここまでです。

HTML化依頼してきます。
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 07:13:07.12 ID:m2myANyTo
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 12:24:32.95 ID:wL4n3ReDO
もっと調子のれ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 13:59:18.18 ID:uV4ZGVBUo
おつおつ
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