千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!!」【安価】

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278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 02:37:08.50 ID:H3srdqcAO

善子「グスッ……」

善子ママ「落ち着いた?」

善子「うん……」

善子ママ「よかった。ところで……」

善子「?」

善子ママ「そちらの人たちは?」

善子「はっ!!///」`¶cリ;・◇・)|



梨子「♪」ニコニコ

曜「♪」ニコニコ



善子「〜〜〜〜//////」カアアアア……

善子ママ「お友だち……?」

善子「〜///……紹介するね///」



花丸「♪」

ルビィ「♪」

ダイヤ「♪」

果南「♪」

鞠莉「♪」

梨子「♪」

曜「♪」

千歌「♪」



善子「私の……大切な仲間よ……///」

279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 02:50:50.10 ID:H3srdqcAO

――――――――

――――

――



ツバサ「それじゃあね、みなさん」

千歌「もう行っちゃうんですか?」

ツバサ「事件も片付いたみたいだし、私たちは一旦リーグに戻るわ。四天王とチャンピオンがいつまで経っても空席じゃ、示しがつかないしね」クスッ

鞠莉「ツバサ……さん……」

ツバサ「……?もしかして、まだ気にしてるの?」

鞠莉「……………………」

ツバサ「だったら、その後悔は……いずれバトルで決着をつけましょう」

鞠莉「バトルで……?」

ツバサ「形はどうあれ、あなたの掲げた理想にゼクロムは共感した。黒き英雄とまで謳われるゼクロムが手を貸したのは、あなたの理想の中に純真さを垣間見たからだと、私は思うわ」

鞠莉「……ゼクロム」スッ カチャッ

英玲奈「くだらない理想は虚妄に過ぎない。鞠莉……あなたはけして、虚妄を追い掛けるだけの愚か者ではなかったということだ」

あんじゅ「それを知るきっかけになったと思えば、なんてことないわ♪」

ツバサ「鞠莉さん、あなたとバトルする日を楽しみにしてるわ。そのときは、白と黒……レシラムとゼクロムの力を存分にぶつけ合いましょう」ニコッ

鞠莉「……Thank you」

ツバサ「千歌さんも」

千歌「はい!」

ツバサ「ガラスノハナゾノ号でのリベンジマッチね。リーグで待ってるわ。最強の挑戦者を……ね」

千歌「はい、よろしくお願いします!!」

ツバサ「ええっ♪それじゃ、行くわよ。聖良さん、理亜さん」

聖良「はい!!」

理亜「……!!」

千歌「聖良さんたちも?」

280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 03:06:39.98 ID:H3srdqcAO

聖良「私たちは……まだまだ未熟だと知りました。まだまだ強くなれる。そのために、私たちが憧れたA-RISEのみなさんに弟子入りを希望しました」

千歌「弟子入り……」

理亜「……Aqours」ビッ!

千歌「……!!」

理亜「最強は……私と姉様だから」

聖良「鍛練を積み……ポケモンを知り、ポケモンと共に高みを目指します。ライバルの名に恥じぬように」ニコッ

スッ

千歌「!」

聖良「お互い頑張りましょう。千歌さん」

千歌「はいっ!!」ギュッ

理亜「……………………」カチッ ポンッ

ゾロアーク「ゾロッ!」

千歌「ゾロアーク……」

ゾロアーク「……………………」

理亜「これも……決めなきゃいけないこと。でしょ?」



千歌『言いたいことも……思いも、この気持ちは全部、そのときになったら伝えるよ。それでいいよね、ゾロアーク』



千歌「……今が、そのときだね」

ゾロアーク「ローア……」

千歌「ゾロアーク。あなたはどうしたい?」



ポケモンの数だけの出会いがあり……ポケモンの数だけの別れがある……
ゾロアークが出した答えは……
安価下1〜3コンマ合計 00は100扱い
コンマ合計180以上→千歌の手持ちへ
コンマ合計180未満→理亜の手持ちへ

281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 03:09:07.95 ID:22ms/oY0O
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 03:27:28.02 ID:e3j12zEmO
ていっ
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 03:34:03.66 ID:I3CdzAcTO
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 07:58:57.44 ID:T9+Q7Qoq0
さよならゾロアーク・・・梨子とのフルバトルのお約束もあるしこれは新規加入ルート・・・?
しかしもう終わりそうなのに真相の半分も解明されてない感
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 08:57:04.19 ID:LRJkw0+F0
今の千歌ならネクロズマを御することも出来るんじゃ?と思ったけど国際警察が許さないか…
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 09:55:53.06 ID:bL9Jtxk00
終わったと思っていたのか?
まだバッジ8個集めた後の悪の組織壊滅のシーンが終わったとこでちかっちはポケモンリーグに挑戦どころか足すらつけてないよ
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 10:19:47.11 ID:T9+Q7Qoq0
悪の組織戦が普通にジム戦より過酷だった感
そもそもSM以降の要素は後で取り入れたんだから最初の構想ではもっとシンプルな勧善懲悪モノになってたのかな
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 11:26:58.14 ID:H3srdqcAO

ゾロアーク「……………………」

理亜「……………………」

千歌「……………………」

ゾロアーク「……………………」



千歌『ゾロアがしたことは……間違ってる。でも、イタズラされたからイジワルするのも、間違ってると思うの。ゾロアはただ、みんなと遊びたかっただけなんだよ……。寂しかっただけなんだよ……。ちょっとだけ不器用で、どうしたらいいかわからなかっただけなの。ゾロアが許せないなら……私がたくさん謝るから……。だからお願い……ゾロアを許してあげて……』ニコッ

千歌『私ね、ポケモンマスターを目指してるの。一番強くて、一番カッコいいトレーナー。まだまだ初心者で、バトルもそんなにしたことなくて……頼りないところもあると思う。そんな私でよかったら、一緒に行かない?』ニコッ

千歌『私たちはずっと一緒だよ、ゾロア♪』



ゾロアーク「ゾロォ……」

千歌「……………………」ポンッ

ゾロアーク「ゾロ……?」

千歌「……ちゃんとわかってるよ。ずっと一緒だったんだもん。ゾロアークが、なにを考えてるか」

ゾロアーク「……………………」

千歌「私のことや……リザードンたち仲間のことが大切なのはわかるよ。でもね、ゾロアークにとって理亜さんは……同じくらい大切なものだったんじゃないの?」

ゾロアーク「ロア……!!」

千歌「その気持ちに……答えを出してあげて」ニコッ

289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 11:51:39.74 ID:H3srdqcAO

ゾロアーク「ゾ、ロォ……!!」ポロッ……

千歌「これはサヨナラじゃない。私待ってるから……。もっともっと強くなって……今度はライバルとしてバトルするときを……。みんなと一緒に待ってるから……っ!!だから――――――――」

ギュウッ……!

千歌「――――――――!!!」

ゾロアーク「ゾロ……ゾロォ……ッ!!!」ギュウッ!

千歌「……………………泣かないよ」ギュッ

ゾロアーク「……ッ!!!」ポロポロ……

千歌「悲しいお別れじゃあ……ないんだから……」ソッ

理亜「……………………いいの?」

千歌「はい。ゾロアークが選んだことだから」

理亜「……感謝しかない」

千歌「……♪」ニコッ

ゾロアーク「ゾロ……」

千歌「またね、ゾロアーク♪」

ゾロアーク「……ロァ。……ロアッ!!!」

290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 11:56:46.64 ID:T9+Q7Qoq0
とりあえずもう女の子に浴びせられる罵詈雑言を見ずに済む
思えばかなまりの挫折も周囲の暴言から始まったわけだし
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 12:09:53.29 ID:H3srdqcAO

――――――――

――――

――



キン――――――――

ヴンッ!

千歌「……………………」

梨子「行っちゃったわね」

千歌「うん」

梨子「意外だった」

千歌「なにが?」

曜「泣くかと思った」

千歌「泣かないってば。ゾロアークが自分で決めた答えなんだもん。それにお別れじゃないんだよ。ポケモントレーナーを続けてれば、いつかまた会える。Saint Snowさんは、私たちAqoursのライバルなんだもん。私が泣いてちゃダメだよ。リーダーなんだもん。しっかりしなきゃ」

曜「そうだね」

梨子「それじゃ……泣くなら今のうちね。今だけは、誰も見てないんだから」

千歌「もう。だから泣かないってば」

曜「ゾロ?」

梨子「……ゾロッ?」

千歌「!?」

曜「ロアッ♪」ワチャワチャ

梨子「ローアッ♪」ワチャワチャ

千歌「えっ!?えっ!?」

曜「ロアーッ♪」モギュッ

梨子「ロアァッ♪」モッギュー

千歌「〜っ、あーもー!!泣かせにかかってるなー!?泣かないって決めてるんだからなー!?泣かないって……っ、泣かない……グスッ……ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……………………」ポロポロ……

曜「……よしよし」ポンポン

梨子「ほんと、バカな人……」クスッ

292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:22:33.60 ID:H3srdqcAO

――――――――

――――

――



果南「ところで、みんなはどうするの?」

ダイヤ「どうするとは?」

果南「みんな気持ちの整理とかつけたいでしょ?私は一度トチマに戻るつもりだけど」

ダイヤ「そうですわね……。記憶が無いとはいえ、ラボの職員たちのことも気掛かりですし……私も戻ることにしますわ」

ルビィ「うん。じゃあルビィも。お姉ちゃんが帰ってくるなら、所長代理は返上しなきゃね」

ダイヤ「あら、そのまま所長でもいいのですわよ?この旅で、随分と立派になったようですし」ナデ

ルビィ「エヘヘ///」

鞠莉「私もグループに戻るわ。私がいなかった間に、なにがあったのか調べたいし。いろいろ身辺整理もしなきゃだしね」

果南「身辺整理って……」

鞠莉「まあ、想像のとおりよ」クスリ

果南「……………………」

鞠莉「善子たちは?」

善子「ポケモンたちの休養も兼ねて、しばらくはこの里……ああ、今は島ね。この島で過ごすわ。この島がどの位置にあるのかとか、なんでこんなことになってるのかとか、調べることもたくさんありそうだから」

鞠莉「そう……」

善子「少しは……胸のつかえを取っていいのよ。この通り、何もかも無事だったんだから。ね、マリー♪」

鞠莉「……うん///」

ルビィ「花丸ちゃんも?」

花丸「うん。マルたちがいなかった間になにがあったのか……里長をやってるマルのおばあちゃんに話を聞いてくる」

ルビィ「そっか。それじゃ、しばらくみんなバラバラになっちゃうんだね」

ダイヤ「そういえば、千歌さんたちは?」

スタスタ……

スタスタ……

曜「ここだよー」

梨子「すみません。で、なんの話ですか?」

ルビィ「これからどうしようかって話……って、千歌ちゃん?」

千歌「な"に"……?」

善子「なんで泣いてるのよ……」

千歌「泣い"てな"い」

善子「なんの強がりよ……」

293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:35:23.95 ID:H3srdqcAO

千歌「ふぐぅ……ズビッ……」

梨子「アハハ……。それで、これからどうするか……でしたね」

曜「私と千歌ちゃんはトチマに戻るし、梨子ちゃんもおいでよ」

梨子「いいの?」

曜「こっちで行く宛はあるの?」

梨子「まあ……」

海未「なんでしたら、師匠である私のところに来ても構いませんよ?」ニコッ

梨子「じゃあせっかくだし、千歌ちゃんのところにお世話になろうかな」

海未「おかしいですね。聞こえてないんでしょうか」

梨子「ごめんなさい。じつは私の特性はぼうおんなんです」

海未「可愛いげのない弟子です」プクー

千歌「グシグシ……穂乃果さんたちも帰るんですね」

穂乃果「うん。みんなはそれぞれのジムがあるし、私は他に被害が無いか、あちこちを回ってみる」

千歌「そうですか……」

穂乃果「千歌ちゃん」

千歌「……!」

穂乃果「それにみんなも。みんなのおかげで、世界は救われた。なんて……大げさじゃないよ。みんながいなかったら、どうなってたかわからない。あのとき、チャンピオンとして判断したのは間違いじゃなかった。改めて感謝させて。千歌ちゃん、曜ちゃん、梨子ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、ダイヤちゃん、果南ちゃん、鞠莉ちゃん」

ペコッ

μ's「ありがとうございました」

294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:42:55.04 ID:H3srdqcAO

梨子「ちょっ!!?」アセッ

ダイヤ「みなさんっ!!?」アセアセッ

ルビィ「μ'sが……頭を……」

善子「これって……かなり問題なんじゃないの……?」

梨子「大問題よ!!」アセアセッ

花丸「恐れ多いずらぁ……」

穂乃果「ううん。これくらいじゃ足りないんだよ。みんな頑張ってくれたんだもん」

千歌「私たちだって……μ'sのみなさんに、いっぱいいっぱい助けてもらいました。心構えを教えてもらった。未熟な私たちを鍛えてくれた。ダメなときは叱ってくれた。私たちだって、たくさんのものをもらいました。私たちの方こそみなさんにお礼を言いたいです」

鞠莉「ええ」

果南「めいっぱいの感謝を……だね」

千歌「せーのっ!」

Aqours「ありがとうございました!!」ペコッ

穂乃果「……………………クスッ」

海未「楽しみ……ですね」

花陽「うん♪」

にこ「未来は明るいわね」

真姫「そうね」カミノケクルクル

295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 20:48:47.70 ID:H3srdqcAO

穂乃果「じゃあ、そろそろ行くね」

ことり「またね、みんな♪」

花陽「元気でね♪」

花丸「はい!」

梨子「本当にお世話になりました」

海未「気が向いたらいつでもジムに来なさい。稽古をつけて差し上げます」

梨子「山登りじゃないなら」クスッ

希「落ち着いたら、またみんなで集まろうね」

ダイヤ「ぜひ!」

絵里「みんなとはゆっくり話したいわ」

果南「こちらこそ」

にこ「んーっ、これでやっとアイドル業が再開出来るわねー♪」

真姫「売れない、でしょ」

にこ「あぁん!!?」

曜「応援してます、にこさん」

にこ「あんたも頑張りなさいよ。続けるんでしょ、ジム戦」

曜「はいっ!もちろん!」ゞ

花丸「師匠、しばらく門下生の席を空けるずら」

凛「いつまでも待ってるよ。マルちんはずーっと、凛の一番弟子にゃ♪」

花丸「はいっ!///」

真姫「しっかりやりなさいよ、堕天使」ポンッ

善子「うるさ――――――――……はい///」

鞠莉「本当にありがとう。そして、ごめんなさい」

穂乃果「うん♪それじゃ、またね♪Aqoursのみんな♪」ノシ

千歌「はい!また!!」

296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 21:09:59.94 ID:T9+Q7Qoq0
そろそろよいつむに期待
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 21:23:23.24 ID:H3srdqcAO

――――――――

――――

――



曜「行っちゃったね、みんな」

千歌「うん」

ダイヤ「では、私たちも……」

ルビィ「うん。……って、あれ!!?」

花丸「どうしたずら?ルビィちゃん」

ルビィ「希さんが帰ったら、ルビィたちどうやって帰るの!!!?」

千歌「あ」

Aqours「……………………」





Aqours「希さ――――――――ん!!!!!帰ってきて――――――――!!!!!!!!!」

298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 22:05:02.87 ID:H3srdqcAO

――――――――

――――

――



――――――――現在



梨子「あのときは焦ったね……」

曜「気付いた希さんが戻ってこなかったら……」

梨子「でも、みんな無事に帰ってこられたからよかったじゃない」

曜「帰ってからもドタバタしてたけどね……。千歌ちゃんたら、帰ったとたんに倒れ込んじゃうし」

梨子「私たちもその後、気を失うように寝ちゃったのよね。起きたら一日経っててビックリした。志満さんたちにも心配掛けちゃったわね」

曜「梨子ちゃんはお母さんに連絡したりした?」

梨子「べつに事件を知らせてたわけじゃないから。定期的な報告くらいね。曜ちゃんは?」

曜「私もとくに。心配させるのもなあ……って思っちゃって。けどそれとは関係無くパパと連絡した♪」

梨子「パパ?」

曜「私のパパ、船の船長やってるの♪ガラスノハナゾノ号っていうんだけど」

梨子「乗ったわ、その船」

299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 23:03:20.72 ID:H3srdqcAO

曜「それにしても……本当に大変な旅だったね」

梨子「ええ。ツラくて苦しくて……だけど、それ以上にドキドキした」

曜「梨子ちゃんは、これからどうするの?」

梨子「そうね……」

曜「私はジム戦にチャレンジして、千歌ちゃんと同じようにリーグの挑戦権を手に入れる。梨子ちゃんは音楽家を目指すんだよね。千歌ちゃんは……考えるまでもないか」

梨子「……私がこのウラノホシに来たのは、メロエッタに会って、自分だけの音を奏でるためだった。なんの心構えも無くチャンピオンになって……中途半端な強さだけを手に入れて、むなしくなって……子どもの頃から夢だった、世界一の音楽家になるって夢を掲げたの。だけど、この地方に来て……千歌ちゃんと曜ちゃんと出会って、いろんなことがあって……たくさんの音を耳にして思ったわ。世界には、まだまだ私の知らない音があるって。ポケモントレーナーを続ければ、もっともっとステキな音に巡り合える。そんな気がするの。だから、今ポケモントレーナーを投げ出すわけにはいかないわ」

曜「そっか。根っからのトレーナーだよ、梨子ちゃんは」クスッ

梨子「それに、千歌ちゃんとの約束もあるしね」

曜「約束?」

梨子「千歌ちゃんがリーグに挑戦出来るほど強くなったら、私とバトルする……って」

曜「……………………!!」

梨子「曜ちゃんたちと出会ったあのときも、二体一のバトルだった。あれから何度も横に立ってバトルすることはあったけど、向かい合うことはたった一度だって無かった。私ね……思うの。たぶん、今までのどのバトルよりドキドキする。強くなった千歌ちゃんと全力で戦う……。そして……」



千歌「私が勝つ――――――――!!!!!」



ようりこ「っ!!!?」ビクッ

千歌「負けないよー。勝つのはわた……ムニャムニャ……」クークー……

ようりこ「……………………ぷっ♪アハハハハ♪」

300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/20(月) 03:26:39.23 ID:NtuzF7ayO

梨子「ねえ、千歌ちゃんはまだ起きないみたいだし……久しぶりにバトルでもする?」ニコッ

曜「おっ、いいね♪」

梨子「今度はケンカじゃないやつね」クスクス

曜「しつっこい!!///」

梨子「研究所の裏のフィールドを借りましょう。1vs1ね」

曜「負けたら?」

梨子「ショウゲツのメニュー一つ奢り♪」

曜「ノッた!!」

梨子「フフッ♪ぜんそくぜんしーん♪ヨーソロー♪」タタタタ……

曜「かーらーのー♪けいれいー♪」タタタタ……

タタタタ……

301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 06:30:31.62 ID:Rbs/BrTY0
そういや、何の悪の気配もない日常なんて1レス目以来だもんな・・・
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/20(月) 08:42:08.67 ID:NtuzF7ayO

――――――――

――――

――



千歌「クークー……ぅへへ……///」スヤスヤ……

ドガアアアアアアアアアアン!

千歌「ふあぁっ!!!?」ガバッ!

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!

千歌「えっ!!?ええっ!!?なに!!?なんなの!!!?」

303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/20(月) 08:52:47.30 ID:NtuzF7ayO

――――――――トチマ研究所・バトルフィールド



曜「おおおおおおおおおお!!!」

メガレックウザ「ザアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ドガァンッ!

梨子「やああああああああああああ!!!」

メガガブリアス「ガァアアアアアアアアアアアアア!!!」ボガァンッ!

ドガアアアアアアアアアアン!



志満「あらあら……」ニコニコ

美渡「いや……」

志満「スゴいわねえ……」ニコニコ

美渡「なにこの天災……。余波で研究所が潰れかねない勢いなんだけど……」



曜「行くよレックウザ!!!」

梨子「決めるわよガブリアス!!!」

曜「りゅうせいぐん!!!」

梨子「りゅうせいぐん!!!」

メガレックウザ「ザァガァァァァァ……………………!!!!」

メガガブリアス「ガァバァァァァァ……………………!!!!」

キイィィィィィィィィィィィィン……!



千歌「うるさ――――――――――――――――い!!!!!」ドガァァァァァァァァァァァァァ!



ようりこ「!!!!」ビクッ!

304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/20(月) 23:13:43.45 ID:NtuzF7ayO

メガレックウザ「レザァ……」

メガガブリアス「ガバ……」

千歌「二人ともバカなの!!?なんでこんなところで全開バトル!!?旅館の方にまで爆音が轟いたよ!!?」

曜「いやぁ……」

梨子「ついバトルが白熱して……」

千歌「周りのこともちょっとは考えなさい!!!」

メガレックウザ「レェザ……」シュン

メガガブリアス「ガァブ……」シュン

千歌「まったくもう!!志満姉たちもだよ!!一緒にいたなら止めなさい!!」

美渡「私は止めたよ」

志満「研究者が目の前の研究対象を前にやめろなんて言えるとでも?」

千歌「知らないけども!!もう!!ゆっくり寝てもいられないよ!!」

梨子「もうお昼過ぎてるんだけど」

千歌「私の辞書に寝過ぎという言葉は無ーい!!」

曜「ドヤ顔でなに言ってるの」



果南「やってるねー」ヒラヒラ



梨子「!」

千歌「果南ちゃん!」

果南「やっほー♪ご機嫌いかがか――――――――」

梨子「だいぶいい感じです♪」

曜「じゃあハグしよ♪」ギュー

梨子「きゃー♪」

果南「二人とも嫌い」

305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 01:06:24.21 ID:L7IHtkRSO
>>302
ちかわいい
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 01:20:17.61 ID:j85Pmdv4O

千歌「そういえば、どうしたの果南ちゃん?」

果南「どうしたって、あれだけ激しいバトル……町のどこにいても気付くと思うけど」

曜「お恥ずかしい」

果南「まあそれはそれとして……これ」スッ

梨子「メール?」

果南「穂乃果さんから」

千歌「穂乃果さんから?果南ちゃんに?」

果南「ううん。Aqoursのメンバー全員に送られてるっぽいよ?メール来てなかった?」

千歌「さっき起きたから」

果南「不摂生がスゴいね」

梨子「なんて書いてあるの?」

果南「ああ、えっとね……」



穂乃果『みんな、久しぶり。穂乃果だよリ`・ヮ・)』



千歌「なにそれ可愛い」

果南「百回スクショした」

曜「ファンだね」

梨子「いや、いいから続きは……」

307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 01:22:36.37 ID:MNV8SO2e0
そういや、カプ・レヒレはどうすんだろう?
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 01:38:06.88 ID:j85Pmdv4O

穂乃果『みんな元気にしてるかな?私はスッゴく元気です♪リザードンたちも元気だよ♪まあ相変わらずリーグの挑戦者はいないんだけどね……アハハ……リ`;ヮ;)』



梨子「いや笑いづらいです……」



穂乃果『まあ冗談はさておき、もうそろそろみんなで集まってもいい頃かなーって思って。本当はすぐ会いたかったんだけど、海未ちゃんがまだダメです!……って。三日も待ったんだからいいよね。私はよく我慢した。てことで、みんな揃って遊びに来ない?近況報告も兼ねて、ご飯でも食べながらワイワイやろーよ♪急に誘ってもみんな都合がつかないだろうし、ウラノホシのポケモンリーグが設営されてるコウサカタウンに、一週間後に……ってことでどうかな?みんなと会えるのを楽しみにしてるよ♪それじゃあね♪P.S.……もし来られない人は……仕方ないけど……うん……全然平気だから……みがわりにんぎょうを置いて……あなただと思って……話し掛けるね……』



曜「文末が怖すぎる」

梨子「招待状っていうか、ほとんど脅迫文じゃない……」

果南「ま、そんなわけで……一週間後にコウサカタウンに集合らしいんだよね」

千歌「一週間後か〜……」チラッ

梨子「……?なに?」

千歌「んーん。みんなに会うの楽しみだなーって」

梨子「……?そう、ね……?」キョトン

309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 01:59:23.96 ID:j85Pmdv4O

曜「うん♪楽しみだね、みんなに会うの♪」

梨子「って、まだ三日しか経ってないけど」クスッ

果南「一週間か〜。まだ先だね〜」

曜「コウサカタウンって、どの辺だっけ?」

果南「ミナミシティとソノダシティの中間だね。待ち遠しいなぁ」

千歌「果南ちゃんは、ダイヤさんや鞠莉ちゃんと連絡取ってなかったの?」

果南「ダイヤとはちょくちょく連絡してたけど……鞠莉とは一度も」

曜「一度も?」

梨子「鞠莉さんもトチマの出身なんですよね?町には戻ってきていないんですか?」

果南「まあ、鞠莉は鞠莉でやることがあったってことだよ」

千歌「やること?」

果南「まあね」

千歌「それって――――――――」

クウゥゥ……

果南「あ……///」

曜「果南ちゃん、お昼まだなの?」

果南「じつは私もさっき起きた……///」

千歌「不摂生がスゴい」

梨子「千歌ちゃんが言わないの」

曜「それじゃ、今からみんなでショウゲツ行こ♪梨子ちゃんの奢りで♪」

梨子「はあっ!?」

曜「だってさっきのバトルはあのまま続けてたら私が勝ってたしー」

梨子「なんでよ!!そんなのわからないでしょ!!」

果南「梨子ちゃん、ゴチです♪」

梨子「ええっ!!?」ガーン

曜「それじゃーショウゲツまで!!全速前進――――――――♪」タッタッタッタッ……

果南「ヨーソロー♪」タッタッタッタッ……

梨子「あっ!!ちょっと!!待ちなさ――――――――い!!ああもう……足が速いんだから……」

千歌「二人とも体力お化けだからね」ケラケラ

梨子「もう……。とりあえず行きましょ。千歌ちゃんも」

千歌「あ、私はいいや。ちょっとやることあるから」

梨子「やること?」

千歌「やること♪ていうかほら……私、まだパジャマなので///」

梨子「……はやく着替えてきなさいよ」

310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 02:00:54.86 ID:j85Pmdv4O

千歌「おみやげはミカンどら焼きがいいなー」

梨子「はいはい。それじゃ、行ってくるね」

千歌「はーい」ノシ





千歌「一週間……」

ヒュウウウウ……

千歌「見つかるかな……。私の、新しいパートナー……」

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 02:06:37.37 ID:j85Pmdv4O

――――――――



梨子「千歌ちゃんのやることって……なんだろう……」

ピッピッ……

梨子「あ、本当にメール来てる。……穂乃果さんおチャメだなぁ……」

ピッピッ……

梨子「わざわざP.S.まで付けて……」

ピッピッ……

梨子「……?P.S.の向こう側……まだスクロール出来る……。なに……か……………………!!」

ピタッ……

梨子「これって……」



穂乃果『梨子ちゃんへ。この連絡は梨子ちゃんにしかしていません。一週間後……希ちゃんのことで、お話があります』

312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 02:15:50.84 ID:j85Pmdv4O

――――――――ショウゲツ



曜「んー♪やっぱりショウゲツのケーキ最高〜♪」モグモグ

果南「本当だね〜♪」パクパク

梨子「本当に奢らされるなんて……」

曜「ご馳走さまであります♪」

梨子「まったく。それにしても……」チラッ



レックウザ「レザァ♪」ムシャムシャ

ジュカイン「ジュカ♪」ムシャムシャ

ラグラージ「ジラァ♪」パクパク

ゲッコウガ「コウガ」パクリ

メロエッタ「メロォ♪」パクパク



梨子「オープンテラスとはいえ……伝説のポケモンが普通にケーキを食べてる姿っていうのは……なんとも異質な光景ね……」

果南「道行く人がみんな驚いていってるもんね」

曜「さっき通った人なんか三度見してた」

果南「いやー、みんなそれぞれいいポケモンを持ってるね」

曜「果南ちゃんもね」

313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 06:17:20.63 ID:j5shWf3SO
これは、エピソード:ムーンかな
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 06:25:15.03 ID:7tTtLHoM0
善子に負け、一度死にかけ、ゾロアークと別れる・・・
結構コンマ合計で損をしてるちかっち
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 07:40:05.96 ID:6rbjhd6rO

梨子「ジムリーダーや四天王特有のタイプ一致型のパーティー。それもそのほとんどがパワータイプのアタッカーなんですよね」

果南「ゴリ押しするの好きなんだよね。アタッカーじゃないのなんてプルリルと、今はもう手持ちじゃないけどカプ・レヒレくらいだったかな」

梨子「カプ・レヒレ……。今はすっかり千歌ちゃんのパートナーですね。果南さんから譲り受けたときは、まるで言うことなんか聞かなくて」クスクス

曜「うすぼんやりと覚えてる。アヤセ島でドラヒオンを倒したときのこと」

梨子「私を毒で苦しめたことも、でしょ?」ニコニコ

曜「イジワル……」ブスゥ

梨子「フフッ♪」

果南「二人はタイプが不一致のパーティーだね」

曜「だね」

梨子「とくに気にしてはいないですけど。見事にバラけました」

果南「千歌にも言ったけど、その方が戦略には幅が出るよ。タイプなんて、結局はトレーナーの選り好みなんだから」

曜「それと、どんなポケモンに会えるか……だね」

果南「千歌にもいい出会いがあるといいね。ゾロアークがいなくなって、やっぱり寂しそうだし」

316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 18:53:48.05 ID:6rbjhd6rO

曜「梨子ちゃん的には、千歌ちゃんがどんな子をゲットするのか気掛かりなんじゃない?」ニシシ

梨子「気にはなるけど……あまり考えたくはないかな」

果南「どうして?」

梨子「千歌ちゃんは、たとえどんなポケモンをゲットしても、その実力を最大以上に引き出せる。ポケモンを愛して、ポケモンに愛される才能を持ってるから。それが千歌ちゃんの強さ……だけど、バトルの相手からすればそれは得体の知れない恐怖でしかないから」

曜「バトルの中で進化する……ってやつ?」

梨子「トレーナーの完成形なんていない。たとえそれが、メガシンカとZワザ、キズナ現象を完全に体得した千歌ちゃんだとしても」

果南「まだまだ伸び代がある……か」

梨子「だからあまり気にしたくないのよ。ヘタすると気圧されちゃうかもしれないし。それに……」

曜「?」

果南「それに?」

梨子「クスッ……どんなポケモンをゲットしたのか。バトルのときまで知らずにドキドキしていたいから」

317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 19:34:18.50 ID:l9vACVfQ0
千歌ちゃんの新ポケか…
さすがにこれ以上の伝説級はパワーバランス崩壊しそうですね
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 19:48:31.04 ID:6rbjhd6rO

――――――――

――――

――



――――――――トチマ旅館前



果南「んー♪満足満足♪」

梨子「それはどうも」

果南「ごちそうさまでした♪」ハグッ

梨子「こちらこそ」

曜「このあとどうする?」

果南「あ、それならさっきの続きは?私も二人とバトルしたい♪」

梨子「いいですね」

曜「1vs2?それとも交代で1vs1?」

果南「バトルロイヤルでもいーよ♪」

曜「おっ、言いますなぁ♪」

果南「気兼ねなくやりたいし、水上のフィールド使わない?トチマ沖の」

梨子「はい。その方が周りを気にしなくて済みそうですしね」

曜「決まりだね。さっそく行こう♪」

果南「船……は余波で転覆しそうだし、ラプラスに乗っていこうか」

曜「わーい♪」

梨子「あ、忘れてた。ショウゲツのおみやげを千歌ちゃんに渡してくる。ちょっと待ってて」タタタタ……

319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 20:40:53.23 ID:L7IHtkRSO
ラプラスにのって
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 00:55:54.64 ID:oCCYR5jS0
>>317
確かに
正直伝説のポケモンはもう結構お腹いっぱいだからできれば通常ポケモンがいいかな
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 01:41:54.65 ID:rb9urQPFO

――――――――トチマ旅館



トントントン……

梨子「千歌ちゃーん。ミカンどら焼き買ってきたわよー」

スゥーッ



襖を開け、梨子が見たものは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→千歌のいない空っぽの部屋(UB捕獲可能性有りルートへ)
偶数→ポケモン図鑑を読み耽る千歌の姿(UB捕獲可能性無しルートへ)

322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 01:43:36.01 ID:p+pnwMI5O
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 02:15:02.29 ID:rb9urQPFO

シン……

梨子「……?千歌ちゃん……?」

シン……

梨子「部屋にいないってことは……お風呂……とか?」

ピラッ

梨子「?」スッ

カサッ……

梨子「書き置き……?」



千歌『梨子ちゃんへ――――――――』



梨子「――――――――!」



――――――――

――――――――

――――――――



梨子「……………………」パサッ



梨子「勝手なんだから」

324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 02:44:09.31 ID:rb9urQPFO

――――――――マツウラダイビングショップ



ザザーン……

曜「梨子ちゃんたち遅いね」

果南「千歌が二度寝でもして起こすのに手間取ってるんじゃない?ね、ラプラス」ナデ

ラプラス「プーラ♪」

曜「……お、来た来た!おーい!」ノシ

梨子「お待たせ」

果南「あれ、梨子ちゃんだけ?千歌は……?やっぱり二度寝?」

梨子「これ……」ピラッ

かなよう「?」



千歌『梨子ちゃんへ。突然だけど、しばらく一人で旅に出ます从c*?ヮ?§』



曜「……穂乃果さんの見て気に入ったのかな?」



千歌『なにも言わずにゴメンね?でも話したら一緒に来てほしくなっちゃいそうだったから。一週間後のパーティーには間に合うようにするから安心して。なんていうかさ、じっとしてられなかったんだよね。こんなに近くに……まだ一度も勝ったことがない相手がいるって思ったらさ。ガマン出来なくなるって、なんだか子どもっぽいけどね。私、強くなったよ。バッジをゲットして、リーグに挑戦出来るくらい強くなった。約束だよ、梨子ちゃん。私とバトルして』



果南「バトル……」

梨子「……………………」

325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 03:05:33.25 ID:rb9urQPFO

千歌『手加減無し。6vs6のフルバトル。場所は集合場所のコウサカタウン。当然断らないよね?みんなの前で、どっちが強いかハッキリさせよう。私は梨子ちゃんと戦うために、新しいパートナーを探しに行ってくる。梨子ちゃんなんかもうボッコボコ……は、かわいそうだから……ポポッコだね。梨子ちゃんなんかポポッコにしちゃうから!!』



曜「だとしたらワタッコに進化しちゃうね」



千歌『今、ワタッコに進化しちゃうねってツッコんだ人、普通怪獣ヨーソロー』



曜「なにこの手紙!!///」



千歌『とにかく!!一週間後、私たちの"しゆう"を決するよ!!!』



果南「雌雄って漢字で書けなかったんだね」



千歌『逃げないよね?ていうか、本気で来てよ。私は……本気の梨子ちゃんに勝ちたいんだから』

326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 03:32:51.52 ID:rb9urQPFO

――――――――



ヒュウウウウ……

千歌「そろそろ読んだかな。って、考えてなかったけど追い掛けてきたらどうしよ」

ソルガレオ「レガ」

千歌「まあ、ソルガレオには追い付けないか♪長い距離だけど、大丈夫?」

ソルガレオ「レェガ」コクン

千歌「頼りにしてる♪」ナデナデ

ポンッ

ピカチュウ「ピカッ♪」

千歌「ピカチュウ!どーしたのー?」ナデッ

ピカチュウ「ピーカッ♪」スリスリ

千歌「なんか急に甘えんぼだね♪いいよ、じゃあしっかり捕まっててね♪お願いソルガレオ。仲間探しの旅に〜っ、出発だー♪」

ピカチュウ「ピーカーチューッ♪」

ソルガレオ「ガァルァ!!!」ダンッ!

327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 06:23:48.65 ID:rZ3LwJT30
UBか・・・結局価値観の相違で対立しちゃったし彼等が「千歌」という「個」を認めるのも悪くはない・・・のか?
それにしても一回手持ちポケモンだけのエピソードも見てみたい(ピカチュウのなつやすみ的な奴)
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 07:12:22.12 ID:Ezo0omsT0
さて、ラスト一匹は誰になるか
個人的には、進化するあのUB狙いかな

ウルトラネクロズマとの決着とかも見てみたいかも
ウルトラ発売時期的に最終決戦は日食止まりだったし
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 20:51:42.56 ID:rb9urQPFO

――――――――マツウラダイビングショップ



果南「……なんていうか」

曜「千歌ちゃんっぽいね」クスッ

果南「次に会うのは一週間後か」

曜「楽しみだね、梨子……ちゃん……」

梨子「……………………」ニッ

果南「っと……」ゾクッ

梨子「千歌ちゃんがやる気なのに、私が一週間なにもしないはずなんてない……だよね」ニコリ

曜「だ、だね……」



千歌に触発され、梨子もまた静かに闘志を燃やす。
安価下1〜3まで多い方 連投無し
1.梨子「二人とも、これから一週間……私のバトルパートナーをよろしくね」
2.梨子「私も武者修行の旅に出てくる」

330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 20:53:13.06 ID:2WNw+0Ca0
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 20:59:14.70 ID:niUhRtxsO
1

レジギガスイベントはどっちに来るんだろうな
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 21:01:31.99 ID:3FCqCs8X0
2
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:06:35.98 ID:tUEGt600O

梨子「私もちょっと旅に出てくる」

曜「旅!!?梨子ちゃんも!!?」

果南「また急な……。武者修行ってとこ……?」

梨子「ですね。あちこちを回って、一週間みっちり鍛えてきます」

曜「わざわざそんなことしなくても……特訓なら私たちが相手するよ」

果南「そうそう♪」

梨子「いや……正直一週間も同じ相手と戦うとトラウマが甦るというか……」



海未『アハハハハハハ♪』

海未『ほら、もう終わりですか?』

海未『ウフフフフ♪山頂アタックですよぉ〜♪』



梨子「うぅ……」ブルッ

334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:43:04.96 ID:tUEGt600O

果南「……?よくわからないけど、まあ一週間も同じ相手とバトルしたら変な癖もついちゃいそうだし、行くっていうなら止めないけど」

曜「宛はあるの?まさかウラノホシのジムに殴り込みとか?」

梨子「曜ちゃんより先にバッジを集めるのは悪いじゃない」

曜「勝てる気ではいるんだね」ムカッ

梨子(ジム巡りも考えたけど、穂乃果さんのメールを無視して希さんと会うのも気が引けるし……)

果南「じゃあ、どうするの?」

梨子「とりあえず、いろんな場所へ行ってみます。ワンダフルラッシュバレーやラブアローマウンテンみたいに、ウラノホシにはまだまだ野生のポケモンが多く住む場所もあるでしょうから」

果南「それなら……」



梨子の修行場所にと果南が提案したのは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→星の降る洞窟、ハイドアンドシーク・ギャラクシー
偶数→巨人の眠る遺跡、シャドウゲート

335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 01:52:34.00 ID:mgDV/yOdo
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 02:05:16.06 ID:AHo67T9SO
シャドウゲイト…だと…
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 02:30:31.84 ID:JZDHitLT0
前者がジラーチ
後者がレジギガス
かな?
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 06:26:20.81 ID:XrFwmXld0
うみりこの所業風景気になる
そういや最近ガブが噛みつきスキンシップしなくなったの寂しいな
多分手持ちで一番主人の事大好きだろうし
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 13:14:12.70 ID:mQVuB8IH0
ゲッコウガ すなお、まじめ
ガブリアス ようき、いじっぱり
ランプラー むじゃき
チェリム やんちゃ
トゲキッス おだやか、がんばりや
メロエッタ きまぐれ
読んでるとこんな感じ
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 20:44:41.49 ID:tUEGt600O

果南「シャドウゲートに行ってみたら?」

梨子「シャドウゲート?」

曜「あー、なんだっけ。トチマタウンとアヤセ島の中間くらいの島にある遺跡だよね?」

果南「そっ。レベルの高い野生ポケモンが多く住む島の古代遺跡、シャドウゲート。別名、巨人の眠る棺」

梨子「巨人……?」

果南「そういう伝説があるんだよ。強いポケモンとトレーナーの前だけに、山のような巨人が姿を見せる……ってさ」

曜「果南ちゃんは見たことあるの?」

果南「ううん。シャドウゲートに行ったのは駆け出しの頃だったからね。野生ポケモンにすら歯が立たなくて、尻尾を巻いて逃げちゃったよ」アハハ

梨子「巨人……か。行ってみる価値はありそうですね」

曜「やる気だね。あーあ、梨子ちゃんも旅立ちかぁ……」

果南「寂しいなら曜ちゃんも旅立ったら?ていうかそうしようよ♪私も付き添うからさ♪」

曜「暇なの?」

果南「うん♪」

曜「んー……じゃあそうしようかな。千歌ちゃんと梨子ちゃんに差をつけられるのも癪だし」

梨子「じゃあ、次に会うのはコウサカタウンね」

果南「楽しみにしてるよ、強くなった梨子ちゃんを♪」

梨子「ええ♪」

曜「梨子ちゃん」

梨子「?」

曜「私もすぐ、二人に追い付くからね♪」ゞ

梨子「……!……うんっ♪」ゞ

341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 23:34:02.28 ID:tUEGt600O

ヒュウウウウ……

梨子「――――――――♪」スッ

グッ!

梨子「全力でバトルよ……千歌ちゃんっ!!!」

342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/24(金) 00:05:18.49 ID:zuAFx5KaO

――――――――一方その頃



千歌「……………………」

イトマル「……………………」カサカサ

クルミル「……………………」コソコソ

ピカチュウ「……………………」

ソルガレオ「……………………」

千歌「ここどこぉ――――――――――――――――!!!!?」



千歌は迷っていた。

343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/24(金) 02:47:20.07 ID:zuAFx5KaO

――――――――

――――

――



――――――――一日後

――――――――パラドクスフォレスト



千歌「はあぁ……」クウゥゥ……

ピカチュウ「ピーカ……」キュルル……

ソルガレオ「ガァ……」グウウ……

千歌「お腹すいたね……」

ピカチュウ「ピーカ。ピカチュ」

千歌「なにがどうしてこうなったんだろ……」

ソルガレオ「ガァル……」

千歌「こんなことある?出発して五分で遭難したんだけど」

ピカチュウ「ピカァ……」

千歌「ホント、なんだったんだろうね。出発のときにテンション上がって、ライジングフェーズになったのは覚えてるんだけど」

ソルガレオ「レェガ……」

千歌「ソルガレオ、新しい技でも覚えた?」

ソルガレオ「ガルル」フルフル

千歌「でもワープしなかった?」

ソルガレオ「ルガァウ……」

千歌「一瞬ウルトラホールみたいなのが見えた気がしたけど…………………………まあいっか」

ピカチュウ「ピカ」

344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/24(金) 03:12:51.15 ID:zuAFx5KaO

千歌「あれこれ考えてもわかんないし、遭難した事実は変わらないしね。問題なのはここがどこなのかだよ。ウラノホシなのかな?それとも別の地方?違う世界とかだったら、どうすれば元の世界に戻れるんだろうね」

ソルガレオ「ガアア……」

千歌「大丈夫。ソルガレオのせいじゃないよ」

ソルガレオ「ガル……」

千歌「にしし♪とりあえず、もう一度この森を散策してみよ。かなり広いし、どこかに木の実くらいはなってるでしょ。危険は無い……といいな。ていうかそんな気がする♪なんかいいことありそうな予感。もしかしたらこの場所は、ソルガレオが私と新しいパートナーを出会わせるために、連れてきてくれた場所かもしれないしね♪」ナデナデ

ソルガレオ「ガァウ……」スリッ

千歌「よしっ♪知らない場所だけど、みんなと一緒だと思ったら元気出てきた♪」フンス

ピカチュウ「ピッカ」

千歌「なんとかなるよ♪さー行こー♪おーっ♪」



ガサガサ……

ヒョコッ

???「……………………」ジーッ



千歌「……?」クルッ



ガサッ



千歌「……気のせいか」



コソコソ

???「……………………」ジーッ

345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 06:31:27.98 ID:i94Vrh2G0
このままではちかっちの手持ちの半分が伝説級に・・・
他3匹萎縮しないといいけど(レヒレは付き合い長いから大丈夫だろうけど)
とゆうか曜ちゃんのドラピオンも元は無理矢理持たされたっぽいし友達傷つけたから形見狭いだろうな・・・
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 07:05:48.15 ID:PnqIllbm0
最後の一匹はUBにしたいなぁ

ソルガレオはどっちかと言うと禁止伝説だし
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/24(金) 21:10:09.76 ID:zuAFx5KaO

――――――――

――――

――



ツツケラ「ケラァー」

バタフリー「フィリィ♪」

千歌「野生のポケモンがいっぱいだなー」テクテク

キャタピー「……………………」ノソノソ

千歌「〜♪」

カサカサ……

千歌「?」

ガサッ!

チリーン「チリィン!」バアッ!

千歌「うわあっ!!?」ビクッ

チリーン「リリリッ♪」ケラケラ

千歌「うぅ……こらーっ!!」

チリーン「チリリーン♪」スィーッ

千歌「いたずらっ子め……やいっ、可愛いぞー!!」

チリーン「チリィ〜♪」

千歌「ふんす!!」

ピカチュウ「ビカ」

千歌「ねえ、今バカって言わなかった?」

ピカチュウ「ピーカ」プイ

千歌「むう……」

ソルガレオ「レェガ……」

千歌「……ん?」

ピカチュウ「ピーカ?」

千歌「この先三本道だ……」



どの道へ進む?
安価下1コンマ
1.4.7→森の奥へ(くさ、むしタイプポケモンが出現)
2.5.8→森を抜けた先の荒野へ(じめん、いわタイプが出現)
3.6.9→森の中の湖へ(みず、ひこうタイプが出現)
0→安価下2で上のルートから一つ

348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 21:18:41.29 ID:SdJvEteqO
(ベベノム狙いだったのに選択肢ねぇ)
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 22:49:47.11 ID:JA783bpf0
あれ?UBって水タイプいなくない?
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 23:11:04.80 ID:g0cRNei40
ただの野生ポケモン安価だろ
そもそもUBも可能性ってだけで確定ではない件
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/25(土) 02:58:57.44 ID:zWKd0IF6O

千歌「どうしよっかなー……」

サアァ……

千歌「!」

ソルガレオ「ガル?」

千歌「気持ちいい風……。こっち!こっちの道に行ってみよう!」

ピカチュウ「ピーカ?」

千歌「いいからいいから♪」

352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/25(土) 03:22:01.58 ID:zWKd0IF6O

千歌「ほわぁ……///」

キラキラ……

ピカチュウ「ピカァ♪」

ソヨソヨ……

ソルガレオ「ガルァ……」

千歌「キレイな湖……///空気も水も澄んでる……///身体がリフレッシュしてるって感じ……///」

ピカチュウ「ピィカ♪ピカチュ♪」

千歌「エッヘヘ♪ピカチュウとソルガレオも気持ちいい?♪」

ソルガレオ「ガァウ」

千歌「あ、そうだ!みんなも一緒に……♪出ておいでっ♪」シュッ ポンッ

リザードン「リザッ!」

モクロー「フルルッ」

カプ・レヒレ「レィヒ」

千歌「〜♪」

353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/25(土) 11:19:04.26 ID:zWKd0IF6O

ソヨソヨ……

千歌「ふあぁ……。気持ちいいね〜……」

リザードン「リザ」

千歌「なんか……こうしてのんびりするの、久しぶりな気がする。平和だね。あの戦いがまるで嘘だったみたい」

ソルガレオ「ガル……」

千歌「けど、嘘じゃない。たくさんのものを手に入れた。友だち、仲間、パートナー♪みんなみんな、かけがえのない宝物だよ♪もうここにはいないけど、ゾロアークのことも♪」

カプ・レヒレ「……………………」コツン

千歌「……慰めてくれるの?」コテン

カプ・レヒレ「レァ」

千歌「ありがと♪カプ・レヒレはひんやりして気持ちいいね〜♪」

カプ・レヒレ「レーア……」

モクロー「フルル」ピョン

ピカチュウ「ピカ」トテテテ

千歌「モクローの羽は柔らかくて……ピカチュウの毛並みはちょっとくすぐったい♪ずっとスリスリしてたいよぉ♪」

モクロー「フロォ♪」スリスリ

ピカチュウ「ピッカ♪」スリスリ

354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/26(日) 01:27:29.06 ID:suRRQaDtO

千歌「ソルガレオはお日様みたいにあったかい♪」

ソルガレオ「ガル……」スッ

千歌「リザードンはトチマの匂いがして……一緒にいると安心する……♪」

リザードン「リザ……」

千歌「私、いっつも思ってるんだ。みんなが私のポケモンでよかったなーって♪出会って、ゲットして、人からもらって……形はそれぞれだけど、これってさ……運命なんだよね」

ピカチュウ「ピカァ?」

千歌「うんっ♪この広い世界で、たくさんの人とポケモンがいる中で、こうして出会って……繋がって。最初からそうなることが決まってたみたいじゃない?♪」

カプ・レヒレ「レヒァ」

千歌「出会うべくして出会った。私は、そんな気がする♪」

モクロー「フロォッ♪」

千歌「出会いは運命で、みんなそれぞれの運命があって、それが重なったほんの一瞬に絆は生まれる。どんな相手とだって」

リザードン「リザ……?」

千歌「そう考えると、もしかしたらさ……ウツロイドとも繋がることは出来たのかもしれないね。もっと別の出会い方をしてたら……もっとわかり合えたのかな」

ソルガレオ「……レェガ」スリッ



平穏を感じ、ポケモンと語り、可能性を呟く千歌……
そんな一時を破るかのように、千歌たちに怪しい影が忍び寄る……
現れたのは……
安価下1コンマ 00は100扱い 連投無し
奇数→水中から何者かが飛び出てきた!(みずタイプ限定)
偶数→空から何者かが襲撃してきた!(ひこうタイプ限定)

安価下2
安価下1のタイプのポケモン(UB無し)

355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 01:36:47.22 ID:a75pDW7c0
はい
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 01:37:28.04 ID:jt9EamSI0
グライガー
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 09:07:23.85 ID:eyFo4dDa0
飛んで火に入りすぎだろ
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 14:47:03.62 ID:HXuQX9Cu0
じゃれつきにきたのかもしれん
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/26(日) 18:17:21.61 ID:suRRQaDtO

ソヨソヨ……

ビュンッ!

千歌「!!」

バッ!

千歌「うわっ!!」

リザードン「リザ!!」

カプ・レヒレ「レアァッ……!!」キッ!



グライガー「グラァイ!!」ケタケタ



千歌「グライガー!!?」

ソルガレオ「レガ!」



グライガー「グラァ♪」スッ



千歌「……!?ああっ!!私のバッグ!!!」



グライガー「グーラァー!」スィー



千歌「ちょっ!!その中にはバッジとか図鑑とかいろいろ!!〜っ、返せーっ!!!」ダダダダ……!

360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 21:31:16.80 ID:a75pDW7c0
案の定サトシのグライガーの同類のようです
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/27(月) 00:14:27.42 ID:1bzxxIHsO

グライガー「グーラァー!」スィー

千歌「ん待てーい!!」ダダダダ!

グライガー「グラー♪」ベー

千歌「この森にはいたずらっ子が多いみたいだね……!!なら容赦しないよ!!モクロー、このは!!」

モクロー「フルオッ!!」ビュウウッ!

グライガー「グァラッ!!」ビュン! ビュンッ!

モクロー「フロッ!?」

千歌「アクロバット!!?モクローの攻撃を避けるなんて……それなら……!!ピカチュウ、でんこうせっか!!」

ピカチュウ「ピカッ!!」ダンッッ!

ダダダダダダダダ!

バッ!

ピカチュウ「ピッカ!!」

千歌「アイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピィカッ!!ピッッ、カッ!!!」ギンッ! ブンッ!

グライガー「グアァラッ!!!」スッ

千歌「っ!!?」

ブンッ!

ピカチュウ「ピカッ!!?」

ドガァッ!

ピカチュウ「ピカアッ!!!」

千歌「ピカチュウ!!!」

ソルガレオ「ガルッ!!!」ダンッ!

パクッ

ピカチュウ「ピカァ……」クテッ

千歌「ピカチュウ!!大丈夫!!?」ギュッ

ピカチュウ「ピーカ……」

千歌「今の……カウンター……。野生のポケモンの動きじゃない……?」

362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 00:49:24.48 ID:gzTZaQmf0
これが主人公が経験するリセット現象というものか・・・
大きな戦いの後は何でもないポケモンに苦戦する
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 01:27:42.06 ID:HUfA/SJIo
そういったことは現実でもあるからな

相手が強大すぎるとわかってるといつもより力が出たりとかもあるんだろうし
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/27(月) 01:47:06.93 ID:1bzxxIHsO

リザードン「リザッ!!」ボオッ……!

ソルガレオ「レェガッ!!」メラッ……!

千歌「うん、お願いっ!!……って、いやいやいやいや!!ストップ、ストーップ!!!」

リザードン「ザァ……!?」

千歌「かえんほうしゃなんか使ったらバッグも一緒に燃えちゃうでしょ!!ソルガレオも、こんなところでニトロチャージなんか使ったら森ごと燃やしちゃうよ!!」

ソルガレオ「ガルル……」

千歌「ここは慎重に……カプ・レヒレ、かげぶんしんでグライガーの誘導を……」

カプ・レヒレ「レアァ……」フアァ……

千歌「え?あくび?」

カプ・レヒレ「レーファ……」ネムネム……

カチッ

シュイン

千歌「はあぁ!!?嘘でしょ!!?眠たくなったからって今帰る!!?さあ出番だよっていうこのタイミングで!!?きまぐれにも程があるよ!!!そういえばそういう子だったねカプ・レヒレ!!!」

ピカチュウ「ピーカァ……」

365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 03:29:28.24 ID:F+7Xbw6bO

モクロー「フルルッ!!」

千歌「……!!モクロー、行ける!?」

モクロー「フロォッ!!」

千歌「よしっ!!モクロー、リーフブレード!!」

モクロー「フルルオッ!!!」ジャキンッ!

ビュン――――ッ!

グライガー「グラァッ!!」ズバッ!

モクロー「クロオオッ!!」ズバッ!

ガギィィィィンッ!

千歌「シザークロス……!!負けないで!!このは!!」

モクロー「モオッ、クッ!!!」ビュウウッ!

グライガー「グアァラッ!!!」ビュンッ! ビュウンッ!

千歌「またアクロバットで……!!」

グライガー「グラァ!!!」ゴオッ!

千歌「来るよモクロー!!まもる!!」

モクロー「フルルッ!!!」ヴンッ!

グライガー「グラァッ!!」ゴオッ……ピタッ!

千歌「!!?」

グライガー「グァラァァァァッ!!!」ドゴォッ!

モクロー「フロオオオ!!!」

千歌「モクロー!!!」カチッ シュイン!

366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 03:40:53.79 ID:3wURzF2g0

千歌「カウンターだけじゃなくフェイントまで……!!?レベルがかなり高い……!!っていうか……やっぱり……動きが訓練されてる感じ……。やっぱり野生のポケモンじゃない……」

グライガー「グラァ……♪」ニヤニヤ

千歌「こんのぉ……!!」ムグググ……

リザードン「リザ!!」

ソルガレオ「レガ!!」

千歌「ムムムム……!!」



スタスタ……

???「あらあら。少し休んだだけで、ずいぶん鈍ってるんじゃない?千歌」



千歌「!!?」

???「そんなことじゃ、ポケモンマスターなんて夢のまた夢ね」

千歌「お、お母さん……!!?」

千歌ママ「……………………♪」ニコッ







ガサガサ……

ヒョコッ

???「……………………」コソコソ

367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 06:19:28.17 ID:4y0gznhP0
ちなみにマサラ人はかわせをしやすくするためにあえて進化前を採用しているとか
まぁXYメンバーは進化しても素早い連中ばかりなので問題なかったけど
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 15:22:26.53 ID:rfh25dhn0
ほう
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 19:06:07.16 ID:nzd2XYKuO

千歌「なんで……お母さんがこんなところに……?」

千歌ママ「こっちのセリフ……って、言いたいところだけど。どうやってここに来たのか……ソルガレオを見れば一目瞭然ね」

千歌「……?」

ソルガレオ「……………………」

千歌ママ「ここは……私たちが住む世界とは違う場所。ウルトラホールの向こう側なの」

千歌「ウルトラホールの……!?」

千歌ママ「ソルガレオには、ホールを開きこちら側とあちら側を往き来することの出来る力がある。その様子だと、意図せずしてそれが発動したみたいね」

千歌「なんで、ソルガレオにそんな力が……」

千歌ママ「ソルガレオには……アローラの神と呼ばれるポケモンは、こちら側からやって来た命が進化したものと言われる説がある。ポケモンというより、ウルトラビーストに近い存在だと思ってもいいかもしれない」

千歌「ソルガレオが……ウルトラビースト……?」

ソルガレオ「ガァル……」

千歌ママ「そう考えられないこともない……そんなレベルの話よ」

千歌「……………………ソルガレオを……奪うの?ウルトラビーストだから……」

千歌ママ「……………………」

千歌「……………………」

千歌ママ「……まあ、だからと言ってここでソルガレオを没収することもしないけれど」

千歌「えっ?」

千歌ママ「力ずくでどうにかなる相手じゃない。それに、抵抗されたりして自分の娘を逮捕なんてしたくないもの」

千歌「ありが……とう……で、いいの?」

千歌ママ「感謝は筋違いね。黙認であって、容認ではないわ」

千歌「そっか……。あれ……?ここがウルトラホールの向こう側なら、なんでお母さんはここに来られたの?」

千歌ママ「自分の娘といえど、トップシークレットを易々と口には出来ないわ。これでも立場があるんだから」

千歌「ふーん……」

千歌ママ「納得のいかない顔をしてるわね」クスッ

千歌「お母さんさ……」

千歌ママ「?」

千歌「私になにか隠してない……?」

370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 19:27:23.88 ID:jkhlzKNSO
>>367
為替?
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 21:57:20.33 ID:4y0gznhP0
>>367
かわせ!です

にしても千歌ママのあの容姿とくぎゅうボイスで真剣な話してるの想像すると割とシュール
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 22:40:43.91 ID:nzd2XYKuO

千歌ママ「……なにかって?」

千歌「わかんない」

千歌ママ「わからないのに言ったの?」

千歌「なんとなく……かな。隠してるっていうか、言いたくないことがあるみたいな……。なんとなく、そんな気がしただけ」

千歌ママ「もし、それがあるとしたら?」

千歌「言ってくれるなら聞くし、言いたくないなら聞かない」

千歌ママ「寛容なのね」

千歌「かんよー……か、どうかはわからないけど……。誰にだって、何か事情はあるよね……って」



鞠莉『……………………』

ヨハネ『……………………』

ウツロイド【――――――――】



千歌「旅を通して……そう思ったから」

千歌ママ「……そう」

千歌「でもね、それを全部知るのは難しいのかもしれないけど……全部受け入れてあげられたらなって、そうも思ったよ♪」ニコッ

千歌ママ「……………………」

千歌「だから、もしもお母さんになにか秘密があっても……お母さんが言ってくれるまで待つよ♪」

千歌ママ「……………………そう」

千歌「うん♪」

千歌ママ「……………………」グッ……

373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 22:52:36.33 ID:nzd2XYKuO

千歌「ところで……どうやってここに来たのかはともかく、なにをしにここに来たの?それくらいはいいでしょ?」

千歌ママ「……国際警察として、ある捕獲対象の捜索をね」

千歌「捕獲……対象……?」

千歌ママ「ええ」

スィー

グライガー「グラァ♪」

千歌「あっ!グライガー!!私のバッグ!!」

千歌ママ「おかえり、グライガー。千歌を見かけたから、ついイタズラをね」クスクス

千歌「もー……」

千歌ママ「私程度のポケモン使いに、結構苦戦していたわね。鈍ってる証拠よ」クスクス

千歌「うぅ……」

リザードン「リィザ……」

千歌ママ「フフッ♪」

ガサガサ……

千歌「!」

千歌ママ「……下がって、千歌」



揺れる草むら……
茂みの中から姿を現したのは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→千歌の母が捜す捕獲対象
偶数→それ以外のポケモン

安価下1が偶数の場合
安価下2コンマ 00は100扱い
奇数→安価下3で野生ポケモン(伝説、準伝説、UB無し)
偶数→安価下3で千歌ママの手持ち(伝説、準伝説、UB、バリヤード、グライガー無し)

374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 22:57:57.87 ID:jr9cQ59no
てい
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 23:10:23.16 ID:nzd2XYKuO

ガサガサ……

千歌「ね、ねえ……」

千歌ママ「なに?」

千歌「お母さんが捜してるのって……」

千歌ママ「……すぐにわかるわ」

リザードン「リザ……!!」

ソルガレオ「レェオ……!!」

ガサガサ……

バッ!

千歌「!!!」



二人の前に姿を現したものは……
安価下1〜3まで多い方 連投無し
1.進化の可能性を秘めた小さな白い獣
2.毒々しさを蓄えた幼い紫の獣

376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:11:34.12 ID:4y0gznhP0
1
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:13:22.94 ID:NScajfkQ0
2
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:17:33.70 ID:lq7kRs64O
2
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:17:36.90 ID:3wURzF2g0
2
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 23:24:06.50 ID:nzd2XYKuO

???【――――――――】



千歌「……………………?」

千歌ママ「見つけたわよ……STICKY……」

千歌「スティッキー……?この子……この感じ……」



???【――――――――】



千歌「ウルトラビースト……?」

千歌ママ「そう。UB:STICKY……通称、ベベノム」

千歌「ベベノム……」



ベベノム【――――――――】

381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 01:22:45.62 ID:KXgqtM9SO
UBつかい の ちかっち が しょうぶ を しかけて きた !
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/29(水) 01:48:16.45 ID:fjV6cr2fO

千歌「この子が……お母さんが捜してた……?」

千歌ママ「そう。ウツロイドたちとは違い、自らの意思で国際警察の管理下から逃亡したウルトラビースト」

千歌「……?ウツロイドたちとは違い……?」

千歌ママ「ベベノム。いい子だから、こっちに戻ってきなさい」

ベベノム【――――――――】

千歌ママ「酷いことはしないわ。さあ……」スッ

ベベノム【――――――――】プイッ

千歌ママ「……………………」

千歌「……なんか、ウツロイドたちとは違う感じ。なんていうか……赤ちゃんみたい……」

千歌ママ「こっちの世界ではトレーナーが旅をするときにポケモンをもらうでしょ?ウルトラホールの向こう側……ウルトラビーストや、あちら側の人間の住む世界では、このベベノムを最初に連れていくそうよ。それだけ感情が豊かで知性が高いの」

千歌「へえ……」

ベベノム【――――――――】スィー

千歌「!」

ベベノム【――――――――】ジーッ

千歌「……?」

ベベノム【――――――――】キャッキャッ

千歌「……なんか、なつかれてる?」

千歌ママ「好奇心が旺盛なのよ。本当に子どもみたいで、娘を三人育ててきた私でも手を焼かされるわ」

千歌「ふーん……」ソッ

千歌ママ「その子の頭部には毒液がいっぱいだから気を付けてね」

千歌「おわっ!!」バッ!

ベベノム【――――――――】キャッキャッ

383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/29(水) 02:01:07.41 ID:fjV6cr2fO

千歌ママ「ベベノム、お願い。私たちのところへ戻って」

ベベノム【――――――――】プイッ

千歌ママ「困ったわね……」

千歌「べつにそんなに気にすることもないんじゃないの?危険な感じはしないよ?」

千歌ママ「今は……でしょ。無邪気で幼いベベノムだけど、時間が経てばそれだけ知識や力を得る。ただでさえウルトラビーストは、簡易的とはいえウルトラホールを広げることが出来るのよ?強大になったウルトラビーストが、いつまた人間やポケモンたちの世界を侵略しないとも限らない」

千歌「するとも限らないよ」

千歌ママ「可能性を摘むのが国際警察の仕事なの」

千歌「むぅ……」

ベベノム【――――――――】

千歌「こんなに可愛いのにね……」

ベベノム【――――――――】?

千歌「私はあなたの言葉がわかるよ。退屈だったんだよね。ボールの中に閉じ込められて。ちょっと遊びたかっただけなんだよね」

ベベノム【――――――――】

千歌「私、千歌。よろしくね♪」ニコッ

ベベノム【――――――――ノ」

千歌ママ「!!」

ベベノム「ベ、ノ……」

千歌「ベベノム?」

ベベノム「ベノ……ベノッ♪」ギュー

千歌「うわわっ!!」

ベベノム「ベーノッ♪ベノォ♪」スリスリ

千歌「アハハハ♪くすぐったいよぉ〜♪」

千歌ママ「私にも……声が聴こえるように……。この短時間で……成長したの……?」

ベベノム「ベーノォ……」クウゥゥ……

千歌「お腹すいたの?」

ベベノム「ベノッ♪」コクン

千歌「私も〜///」クウゥゥ……

ベベノム「ベノノノノッ♪」

千歌「エッヘヘヘヘ♪」

384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 02:58:29.67 ID:FOaFfnaIo
1の場合のポケモンってなんだろ
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 06:34:58.38 ID:AkEF1TFO0
初代からいるあの子では
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/29(水) 14:42:28.17 ID:fjV6cr2fO

千歌ママ「……やっぱり、危険ね」ボソッ

千歌「……!危険って……ベベノムのこと……?」

千歌ママ「……千歌。その子をこっちへ渡して」

ベベノム「ノォム……」サッ

千歌「あ……」

ベベノム「ベノ……」コソコソ

千歌ママ「……………………」

千歌「……ねえ、お母さん」

千歌ママ「ダメよ」

千歌「まだなにも言ってない」

千歌ママ「言わなくてもわかる。それはダメ」

千歌「ベベノム……私に面倒見させて」

ベベノム「ベノ……?」

千歌ママ「ダメだと言っているでしょ」

千歌「なんで?」

千歌ママ「理由を言わなきゃわからない?」

千歌「わからない」

千歌ママ「危険だから。それ以外は無いわ」

千歌「危険じゃないよ。こんなになついてる」

ベベノム「ベェノ……」

千歌「無邪気に笑うこの子のことを、危険だとは思わない」

千歌ママ「今は……でしょ。いずれウルトラビーストとして脅威になり得る可能性だってあるのよ」

千歌「先のことなんて誰にもわからない。違う?」

千歌ママ「……………………」

387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 15:22:20.26 ID:OnJZWMjE0
国際警察の管理から自分の意思で逃げ出した?
国際警察はUBを使って生体実験でもしているんじゃあるまいな?
それとこのセリフ聞くと国際警察が何らかの意図をもってウツロイドをオハラに引き渡したみたいな言い草だな
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 18:14:08.42 ID:b+4WCdUm0
千歌ママとバトルとかなっても、どうあがいても千歌ちゃんの圧勝で終わりそう
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 18:26:54.56 ID:BHtz4WtzO
いやグライガーの描写からして千歌ママ、かなり強いぞ

と言うかウルトラホール内を捜索って相当危険な任務だから、それを担当している千歌ママはかなりの実力者だと思うぞ
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 19:32:11.94 ID:AkEF1TFO0
ここのちかっちすぐ優しさ否定されるな
無償の愛と根拠のない自信は紙一重ってことか
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/29(水) 22:55:48.96 ID:fjV6cr2fO

千歌「わかろうとしないのに、知らないものを拒絶するのは間違ってる」

千歌ママ「……言うわね」

千歌「言えるだけの経験はしたよ」

千歌ママ「そうね……」

ベベノム「ベェム……」

千歌「大丈夫だよ、ベベノム」

ベベノム「ベノォ……♪」スリッ

千歌ママ「私がここで国際警察として動くことを決めれば、あなたは一躍私たちの敵になるわ」

千歌「だから?」

千歌ママ「あなたのこれまでの栄光も夢も潰えると言っているの」

千歌「……前、海未さんにもおんなじこと言われたよ。それで……おんなじこと言う。それでもいい。自分が信じられるものを信じる」

千歌ママ「出会って間もない……ついさっき存在を知ったばかりなのに?」

千歌「きっとこれは……私の運命。繋がるべくして生まれた出逢いだって、そう思うから」

392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/30(木) 00:54:52.04 ID:j5CK1LmfO

千歌ママ「……………………」

千歌「……………………」

千歌ママ「ベベノムを……どうするの?」

千歌「自由にする」

千歌ママ「無邪気なだけの子を、押さえ付けたくない……って?」

千歌「……………………」

千歌ママ「……………………」

千歌「……………………」

千歌ママ「……………………」グッ……

ベベノム「ベノ……」

千歌「……………………」

千歌ママ「ぁ――――――――」

千歌「……………………」

千歌ママ「!」



千歌ママ『どの面下げて……』



千歌ママ「……………………」ゴソゴソ……スッ……

千歌「……!」

千歌ママ「なにを言っても……曲がらないのよね。そういう子よ、あなたは……」

393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/30(木) 01:35:58.80 ID:j5CK1LmfO

千歌「モンスター……ボール……?もしかして、ベベノムの……?」

千歌ママ「その子をどうするかは、あなたに任せるわ」

千歌「お母さん……」

千歌ママ「名目上は、ウラノホシに出現したウルトラビーストの捕獲に協力……及び対象の監視と保護……ってところかしら。それなら国際警察もきっと認める」

千歌「いいの……?」

千歌ママ「苦肉の策よ。だけど、本気でバトルをしたところであなたの意思は変わらない。そんなことになれば、本当に国際警察の敵になりかねない。それくらいなら……ってことよ。千歌、あなたがウルトラビーストの力で悪事を目論んでいるのなら話は変わるけど」

千歌「そんなことしない!」

千歌ママ「そうよね。そんな考えを持っていたら……」チラッ

ソルガレオ「レェガ……?」

千歌ママ「ソルガレオに選ばれるはずもない」

千歌「ありがと……」

千歌ママ「……ただし、一つだけ条件。さっきの名目は、あくまでも私の立場を全面に出してやっと通るくらいの申請。不備があればすぐに撤回される。今のあなたはチャンピオンでもなければ、世界に名の知れた有名人でもない。ただの一介のトレーナー。ウルトラビーストを預けるには、少々ネームバリューが不足してる。だから……なってみせなさい。チャンピオンに」

千歌「……!!」

千歌ママ「それなら……誰も文句は言わないでしょうから」

千歌「……わかった」

394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/30(木) 06:26:05.67 ID:QXpZL2lL0
ここまでポケモン界の闇に翻弄される主人公もなかなかいない
ほかの主人公が単純な向上心のためにチャンピオンになるのに保身のためとは・・・
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/30(木) 06:32:09.92 ID:uVTQRVh/0

千歌ママ「……………………」ポンッ

ベベノム「ベノ……?」

千歌ママ「ゴメンね。怖がらせて」ナデナデ

ベベノム「ベーノ……♪」

千歌ママ「それじゃあね」

千歌「……!帰るの……?」

千歌ママ「ベベノムが保護された以上、私がここにいる意味は無くなったもの」

千歌「保護って……私が……?」

千歌ママ「今さら……。イヤじゃないでしょ?あなたも……ベベノムもね」

千歌「……………………!」

ベベノム「ベノ?」

千歌「……ベベノム」

ベベノム「ベノッ」

千歌「私と……一緒に来る?」

ベベノム「ベノ……ベーノッ♪」キャッキャッ

千歌「……!!//////」

396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/30(木) 18:25:05.05 ID:BhTY+JMK0
そもそもこうなったのはUBの管理体制が杜撰だった国際警察のせいなんだからそんな無能組織に権力振りかざされてもねぇ…
まぁ国際警察が各地方のチャンピオンの協力なしに事件を解決できた試しなんてないけどね
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/30(木) 19:30:07.61 ID:XAGjfsNLO
関係ないけどアニポケより
ソルガレオのベロって黄色いんだね
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/30(木) 20:01:22.92 ID:YbJMjwGmO

千歌ママ「……………………」クルッ……

ザッザッ……

ザッザッ……

ザッザッ……






千歌「ベベノム……私の新しいパートナー……///」

ベベノム「ベーノッ♪」モギュー

千歌「〜っ///これから……よろしくねっ♪ベベノムっ♪」

ベベノム「ベノーッ♪」

399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/30(木) 22:09:02.96 ID:YbJMjwGmO

――――――――



千歌ママ「……………………」

ザッザッ……



???「おかえり」



千歌ママ「……………………」

???「その様子だと、捕獲は失敗したみたいやね」

千歌ママ「皮肉すぎて言葉も無いわ」

???「ゴメンね。……ホント、イレギュラーやね。千歌ちゃんは」

千歌ママ「ええ……。まさか……ウルトラビーストまで仲間にしてしまうなんて」

???「千歌ちゃんなら"もう"大丈夫よ」

千歌ママ「……そうね。私の娘だもの……親の私が信じなくてどうするの……よね」

???「今までだって信じてきた。信じて……支え、そして徹してきた。もうお互い、肩の荷を下ろすときが来たんよ」

千歌ママ「話すの?」

???「うん。穂乃果ちゃんには気取られた。梨子ちゃんにも。今度みんなで集まるから……せめて二人には話しておかないとね。それが、うちのけじめよ」

千歌ママ「……………………そうよね。誰のため……なんのため……そうやって理由をつけても、所詮は自分のためという欺瞞だものね。肩の荷を下ろしても、罪の意識からは逃げちゃいけない。尤も、私たちがやったのは……一生をかけても償えない大罪だけど」

???「逃げたくても逃げられない。逃げるつもりもない。うちはもう……満足だから」





穂乃果『μ's――――――――!!!!!』



μ's『ミュージック――――――――スタート――――――――!!!!!!!!!』





希「うちの夢は……もう叶ったから……」ギュッ

400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/30(木) 22:13:03.43 ID:YbJMjwGmO

千歌ママ「そう……」

希「……♪帰ろ、元の世界に♪千歌ちゃんたちも、そのうち戻るだろうしね」

千歌ママ「ええ……。悪いわね……連れてきてもらって」

希「ええんよ。うちらの仲やん……♪」ニコッ

千歌ママ「共犯者として……ね」クスッ

希「さあ、帰ろう。ルナアーラ」





ルナアーラ「ルゥナアアアアアアア――――――――!!!!!」





希「千歌ちゃん。約束の日に……また会おう♪」



キン――――――――



――――――――

――――

――

401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/30(木) 22:32:36.51 ID:QXpZL2lL0
待ってるとかいう割にちかっちには真相話さないのね
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/30(木) 23:33:53.68 ID:YbJMjwGmO

――――――――

――――

――



――――――――シャドウゲート



梨子「か、は――――――――」ヨロッ

リリーゲッコウガ「コオ、ガ――――――――」グラッ



レジアイス「――――――――」

レジスチル「――――――――」

レジロック「――――――――」



レジギガス「――――――――――――――――」



梨子ちゃん「ぁ――――――――」



千歌『梨子ちゃん。全力で、勝負だよ』



梨子「――――――――っ!!!」ダンッ!

リリーゲッコウガ「――――――――ッ!!!」ダンッ!

403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/30(木) 23:48:48.89 ID:YbJMjwGmO

梨子「はぁっ……はぁ……っ!!ッハハ……巨人の眠る遺跡……なによ……案外燃えるじゃない……!!」

リリーゲッコウガ「ゲコ……!!」

梨子「強い相手とのバトルの中でだけ聴こえてくる……!!世界に溢れる音の波……!!私たちを奮い立たせる……滾らせる……!!!この音が……私たちを強くする……!!!」

ポンッ!

ランプラー「プラァッ!!!」

ガブリアス「ガアアアアッ!!!」

トゲキッス「トゥゲッ!!!」

チェリム「チェリイッ!!!」

メロエッタ「メロオッ!!!」

梨子「奏でてみせようじゃない……!!!世界で一番ステキな……私たちだけの音色を!!!」

リリーゲッコウガ「コオオガァァァァァァァァァ!!!!!」

梨子「千歌ちゃん……!!!待ってなさい――――――――!!!!!」

レジギガス「――――――――――――――――」ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!

ズズズ……

梨子「勝つわよ……みんな!!! 」

ズズッ……

ズズズッ…………

梨子「てやあああああああああああああああああああああ――――――――――――――――――――――――!!!!!――――――――――――――――――――――――アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアガ」リリーゲッコウガ

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!





――――――――

―――

――

404 :中間レポート [sage saga]:2017/12/01(金) 00:09:33.35 ID:1LqPEQDPO

普段からこの駄SSをご覧いただいている方々へ、まずは感謝いたします。
本筋に決着がつき、現在はゲームでいうところのアフターエピソードのような展開となっています。大まかに、真相解明編といったところです。
あと600レス内に収まるか……ちかりこのバトルでどれだけ書いてしまうか……
終わる終わる詐欺も甚だしいですなぁ……
先に謝っておきます。このスレで終わらなかったらごめんなさい。たぶん真相解明は済むはずですので、暇つぶし程度にお付き合いいただければ幸いですm(__)m

短めですがレジギガスは登場しました。
あとは、どこかでジラーチも登場させます。

405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 00:14:19.20 ID:qjv+rya9O

もう1スレ建ててしまってもいいのよ
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 00:19:57.62 ID:5fo6CUkb0
乙です
もっともっと続けて良いんですよ

ネクロズマ(俺ウルトラ化したのにDEBANないのかな)
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 00:22:10.31 ID:vzFXLgZr0
ぶっちゃけこれ以上大きなバトルあったら今度こそちかっちが過労死しかねないからな・・・

408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 01:40:53.92 ID:1LqPEQDPO

――――――――約束の日



――――――――コウサカタウン



ソヨソヨ……

ホウオウ「…………………」バサッ……バサッ――――――――!





ザッ……

曜「コウサカタウンっ、とーちゃーっく♪」ゞ

果南「相変わらずいいところだね〜♪」

曜「そっか。果南ちゃんは来たことあるんだよね」

果南「リーグの挑戦でね♪ほら、あれ」スッ

曜「!!」

果南「あの、町の中央に建ってる大きな建物が、ウラノホシのポケモンリーグ」

曜「あそこで……チャンピオンと戦うんだ……!!」

果南「バッジを集め、四天王を倒し……チャンピオンに勝つ。全トレーナーの憧れで、一番苦しい道のり。特にこのウラノホシはね」

曜「私もいつか……!!」グッ!

果南「……♪」ワシャワシャ

曜「わわっ!?」

果南「がんばれ曜ちゃんっ♪応援してるからねっ♪」

曜「うんっ!!」

409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 02:43:02.28 ID:XHmBpJ27O
とりあえずルナアーラに出番があって良かった…
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 06:21:08.25 ID:vzFXLgZr0
果たしてこの世界に穂むらはあるのか
メッチャ繁盛してるんだろうな・・・
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 08:08:10.26 ID:1LqPEQDPO

???「おーす、未来のチャンピオン」

???「元気そうずらね〜♪」



果南「おっ♪」

曜「花丸ちゃん、それに……ヨーシコー♪」ゞ

善子「ヨハネ!!」

果南「ヨハネって……やっぱり気に入ってるんだ」

花丸「里でもずーっと言い続けてたずら」

善子「クックックッ♪深淵の深き闇から……ヨハネ、堕天!!」ギランッ

曜「まあ、普通に善子ちゃんって呼ぶけど」

善子「だからヨハネよ!!」

花丸「はいはい」

善子「流すな!!」



???「相変わらず騒がしいですわね」

???「みんな、久しぶりっ♪」



善子「出たわね硬度10」

ダイヤ「しばき倒しますわよ」

花丸「ルビィちゃんっ♪」

ルビィ「花丸ちゃんっ♪」

果南「久しぶり。元気してた?」

ダイヤ「ええ、まあ。そちらも変わりないようでなによりですわ」

果南「変化に乏しいって聞こえる」クスッ

曜「強くはなりましたよ?ね、果南ちゃん♪」

果南「そうだね♪」

ダイヤ「それは結構なことですね」クスリ

412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/01(金) 19:53:48.23 ID:1LqPEQDPO

ルビィ「あれ?千歌ちゃんと梨子ちゃんは?一緒に来たんじゃないの?」

曜「あー、二人はそれぞれで後から来ると思う」

ルビィ「?」

曜「リーグ挑戦の前に、決着をつけるための特訓ってところかな」

ルビィ「決着………………ああっ!」

善子「なるほど。宿命のバトル……というわけね」

ダイヤ「千歌さんと梨子さんが……」

花丸「ライバル対決……というわけですか」

曜「私的には複雑だけどね……アハハ」



???「あら〜?もしかして、まーだ嫉妬ファイヤァァァ〜が燃え上がってるのかしら〜?」



曜「!!」

果南「鞠莉!!」

鞠莉「シャイニーっ☆会いたかったわ、みんな♪」

善子「マリー♪」

鞠莉「オゥイェース♪ニネンブゥリデェスネ〜♪」

ダイヤ「一ヶ月も経っていませんわ」

鞠莉「も〜♪細かいこと気にしないの♪老けるよ?」

ダイヤ「誰がですの!!!」

413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 22:12:30.36 ID:UCUbWoYSO
オゥオゥオゥオーゥ
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 23:40:57.61 ID:jBw4XVVG0
ほのぼのとか死ぬほど和む
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/02(土) 01:09:57.46 ID:OpUKNKFSO

ルビィ「でもでも、それくらいな気もするよねっ?」

善子「そりゃそうでしょ。あんだけ濃い時間を過ごしたんだから」

花丸「と、騒動の原因の本人が申していますずら」

曜「ヒューヒュー♪」

善子「茶化してんじゃないわよ!!!//////」

鞠莉「ヒューヒュー♪」

善子「あんたもこっち側!!!」

鞠莉「It,s joke♪」

ダイヤ「まったく……何故集まってものの数分でそこまではしゃげますの……?」

果南「そういうダイヤも楽しそうに見えるけど?♪」

ダイヤ「そんなことありませんわ……///」

ルビィ「アハハ♪って……あれ?花丸ちゃんは?」キョロキョロ

416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/02(土) 02:13:47.64 ID:jXqtLYhSO
天丼
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/02(土) 02:14:34.19 ID:OpUKNKFSO

――――――――和菓子屋・穂むら



花丸「すみませーん」

穂乃果「へいらっしゃい!!おっ、お嬢ちゃん可愛いねぇ!!今日は活きのいいのが入ってるよっ!!」

花丸「じゃあ、このほむまんを十個」

穂乃果「ん毎度ありぃ!!」

ルビィ「あ、花丸ちゃんいた!」

ダイヤ「探しましたよ」

花丸「えへへ♪お腹すいちゃって♪」モグモグ

善子「マイペースすぎない?」

果南「こんらん状態とかならなそうだよね」

鞠莉「私も食べる〜♪」

花丸「はい、どーぞ♪」

鞠莉「あーんっ♪ん〜deliciousデース♪」

果南「ここにも特性がマイペースの奴がいた」

花丸「果南ちゃんも♪あーん♪」

果南「あーん。んっ、おいしい」

穂乃果「あったりまえよぉ!!こちとら老舗の和菓子屋家業!!腕も味も超一流!!世界一の和菓子屋穂むらたぁ、ここのことよぉ!!」

善子「ずら丸、私も私も。あーん」

花丸「冗談は善子さんずら」

善子「なにも冗談言ってないけど!?」

ルビィ「元気だね、善子ちゃん」モグモグ

善子「だからヨハネ!!」

ダイヤ「こら。お店に迷惑でしょう。はやく行きますわよ」

花丸「はーい♪」モグモグ

鞠莉「待って待って〜♪」

ゾロゾロ……

ゾロゾロ……

穂乃果「……………………」ポツーン



穂乃果「ゴメン!!ツッこんで!!?置いてけぼりにしないで!!!」

418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/02(土) 03:12:28.12 ID:OpUKNKFSO

善子「なにしてるのよあなた」

穂乃果「なにって……店番……」

ルビィ「チャンピオンが店番……?」

穂乃果「ここ、私の実家」

花丸「ほむまんおいしいずらぁ♪」

穂乃果「でしょでしょっ?♪うちのお父さんの力作なんだぁ♪」



ほのパパ「……………………」グッ b



穂乃果「せっかくみんなを待ってたのに。無視するなんて酷いよ」プンプン

ダイヤ「無視するもなにも……」

鞠莉「メンドクサイデースネー」

果南「言っちゃったよ」

穂乃果「いいじゃんべつに!!他のチャンピオンだって副業やってたり好きなことやってたりしてるもん!!」

ダイヤ「わかりましたから騒がないでください……。チャンピオンの威厳が……」

善子「もう手遅れな気もするけど」

419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/02(土) 07:46:32.09 ID:eEUtKHXZ0
6スレ目にしてやっと男キャラが・・・世界を女の子数人で救ったのこの世界の男連中はどう思ってるんだろうな
にしてもあの一件をもう笑い話にできてるこの子たちのメンタル凄すぎ
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/02(土) 10:14:22.52 ID:jXqtLYhSO
活きのいい和菓子
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/02(土) 14:12:01.05 ID:S4ywec5V0
今はそれさえ笑い話
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/03(日) 00:31:14.35 ID:jbZTVu4LO

穂乃果「まあそれはさておき、みんな元気だった?」

ルビィ「はいっ!」

ダイヤ「穂乃果さんもお変わり無いようでなによりです」

穂乃果「ちょっとダラダラしすぎて体重増えちゃったけどね」アハハ



海未「ほう?」ユラッ



穂乃果「なーんてねっ!!!そんなことあるわけないよねっ!!!アハッ、アハハハハハハ!!!あっ、海未ちゃんお茶おかわりいるっ!!?ほむまんももっと食べるよねっ!!?ねっ!!?」

海未「ええ。いただきます」

善子「えっと、ソノダの……」

海未「海未です。改めて自己紹介も照れくさいですね、善子さん」クスッ

善子「……どうも///」

果南「お久しぶりです」

海未「ええ」

鞠莉「どうしてここに?」

海未「パーティーの前に一服と思いまして。私、このお店では顔なんです」クスリ

穂乃果「はいお待ち!!ンミ茶お待たせ!!」

海未「ありがとうございます。ところで穂乃果」

穂乃果「なに?」

海未「このほむまんですが……山頂で下界の景色を眼下にして食べるのが美味しい食べ方だと思うのですがどう思いますか?」

穂乃果「ごべんなざいぃぃぃ!!!頑張って痩せるからぁぁぁぁ!!!山頂アダッグはやだあああああああ!!!!!」ブンッブンッ!

423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 00:50:04.88 ID:Dz+DXy8T0
どんなにスペック高くても苦手意識という見えない力には勝てない
要は両さんと部長の法則
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/03(日) 03:01:24.06 ID:jbZTVu4LO

鞠莉「Oh……」

花丸「未来ずら……」

海未「まったく……。バカなことをやっていないで行きますよ。そろそろみんな集まっている頃でしょうから」

穂乃果「グスッ……うん……」

善子「ガチ泣きしてんじゃない」

ダイヤ「山頂アタック……恐ろしいですわ……」ゴクリ

海未「そういえば、千歌と梨子の姿が見えませんね?」

曜「あ、二人は後から遅れてくると……」

穂乃果「あれ?千歌ちゃんならさっき来たよ?」

曜「え?」

穂乃果「おまんじゅう食べて、腹ごしらえに行ってくるって」

果南「腹ごしらえ?」

果南「おまんじゅう食べて……またなにか食べに行ったの?」

海未「……腹ごなしですか?」

穂乃果「あ、そう。それ。腹ごなし」

鞠莉「腹、子、梨……?……梨子、妊娠したの?」

ダイヤ「違いますわ」

善子「リリーが!!?」

花丸「お口チャックずら」

海未「どこへ行くと?」

穂乃果「近くのバトルフィールド」

海未「ああ……。では、私たちも行ってみましょう」

曜「来たなら連絡してくれればいいのに」プクー

果南「まあまあ」ポンポン

425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 08:01:06.81 ID:Dz+DXy8T0
この世界でのよしりこの根源ってなんだっけ・・・敵対してた時からあだ名で呼び合ってるし
後雪穂は帰ってないのか
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/03(日) 12:09:42.36 ID:jbZTVu4LO

――――――――女性向バトル専門店・オトメアン



ラッキー「ラァッキーッ!!」

リザードン「ザアアアアアアアアア!!!」ボオオオオオッ!

ドォォォォォォォンッ!

ラッキー「ラ、キ……」キュー

審判「ラッキー戦闘不能!!リザードンの勝ち!!よって勝者、千歌さん!!」

千歌「♪」グッ

キャアアアアアアア――――!

「すごい!!これで六人ヌキだ!!」

「あの人強い!!それに可愛い!!」

「私のでかいきんのたまもらってください!!///」

「おだんごしんじゅで繋がりたい!!!///」



善子「なに……この盛り上がり……」

花丸「まるでお祭りずら……」

ダイヤ「おそらくは、千歌さんのバトルに惹き付けられたのでしょう」

海未「魅了されますからね。彼女のバトルには」



レアコイル「ジジッ……ジ……」

千歌「ドラゴンクロー!!!」

リザードン「ザァッ、ドオオオッ!!!」ジャキンッ!

ズバ――――――――ッ!



千歌「かみなりパンチ!!!」

リザードン「リィザアアアアアアアッ!!!」バチバチッ!

ドゴオオオオッ!

ナゲツケサル「キィィィィィィ!!!」



曜「……………………」

ルビィ「曜ちゃん?」

曜「……一目でわかった。千歌ちゃん……また強くなってる」ニコッ

ルビィ「うんっ♪」

427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/03(日) 18:38:31.27 ID:jbZTVu4LO

ドォォォォォォォンッ!

千歌「よっし!!♪」



海未「十人抜きですか。やりますね」

花丸「千歌ちゃんスゴいずらぁ!」

鞠莉「やるわね千歌っち♪」

果南「次、私が相手を名乗り出よっかな♪」

曜「いいね♪私も……って、あれ?今度は善子ちゃんが……」

穂乃果「……バトルを見て血が騒ぐのは、やっぱりポケモントレーナーだねー♪」



千歌「次の人っ!!相手をお願いします!!」

ブツン!

千歌「!?」



ルビィ「ピギャッ!?真っ暗になった!!」

果南「ひいいいっ!!!ハグぅ!!!」ギュー!

ベキベキ

ダイヤ「ピギャアアアアアアアア!!!!!」



ザワザワ……

ザワザワ……

パッ!

千歌「……!?スポットライト……!?」

善子「クックックッ♪天界からのドロップアウター!!堕天使ヨハネ!!」バッ!

スタッ!

善子「堕天降臨!!!」ギランッ!

千歌「善子ちゃん!!!?」

428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/03(日) 18:46:27.19 ID:jbZTVu4LO

善子「面白そうなことをやっているじゃない。人間どもの戯れ……この堕天使ヨハネが興じてあげるっ♪」

千歌「……にっ♪いいよ……やろっか♪」

善子「そうこなくっちゃね♪」シュッ ポンッ

エルレイド「レアッ!!!」シュタッ!

善子「全開で来なさいよ千歌」スッ キラン!

千歌「当然っ!!!」スッ キラン!



鞠莉「止める理由は……♪」

曜「無いよね♪」



善子「我、真なる力の解放者!!リトルデーモンよ……聖なる闇の力を覚醒せよ!!!」

千歌「滾れ!!命の炎!!世界を照らす輝きになれ!!!」

パアアアアアア……!

ちかよし「メガシン――――――――」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!!!!!

ちかよし「!!!?」ビクッ!



海未「……!?なんですか……この歓声は……」

穂乃果「別会場のバトルフィールドからみたいだね」

ダイヤ「……………………」グッタリ

429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 19:09:13.09 ID:QeUJ6BbSO
オトメアン(意味深)
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 20:26:11.76 ID:ggkStmdD0
ダイヤさんww
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/04(月) 03:13:57.80 ID:RS+h/VYVO

――――――――



タッタッタッ……

曜「!!」

果南「!!」

鞠莉「!!」

花丸「!!」

ルビィ「!!」

海未「あれは……」

穂乃果「……………………」



梨子「……………………」

???「コウガ……」



曜「梨子……ちゃん……」

海未「あの姿は……」



ズズッ……

ズッ……

リリーゲッコウガ「……………………」

ギュオオオオオ……

フッ――――――――

ゲッコウガ「ゲコ」



タッタッタッ……

善子「……!!リリー……!!」

千歌「梨子ちゃん……!!」

ワァァァァァァァァァァァァァ――――――――!

千歌「!!」

「信じられない!!百人……百人のトレーナーをゲッコウガ一体で倒しきった!!」

「強すぎるよ……!!」

「あの人知ってる……!!オトノキザカの元チャンピオンだ……!!」

「えっ!?オトノキザカのって……"壁際の捕食者"の異名を持ったあの……!?」

432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 06:22:58.23 ID:n4wGtFpa0
壁際の捕食者に全部持っていかれた
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 06:25:16.51 ID:vmLsptjw0
ああ、洗脳曜ちゃんやネクロズマとの戦いで死にかけたのは屋外で壁がなかったからだな(納得)
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/04(月) 20:19:53.68 ID:LA8EhSWCO

梨子「……………………」



海未「史上最年少でチャンピオンの座を勝ち取り、数年に渡りその地位を譲ることのなかった天才……。なるほど……私との修行では見ませんでしたね。研ぎ澄まされた感覚……。巨壁を打ち砕くような……獲物を仕留めるかのような……野獣にも似た戦闘本能を感じます」

穂乃果「うん。この数日で、完全に取り戻したみたいだね。あの頃の強さを」

千歌「……………………」



梨子「……………………」スッ



千歌「……!!」



梨子「……………………」



ルビィ「千歌ちゃんに……指を……」

善子「宣戦布告……リリーもやる気みたいね」

果南「今ここで……」

曜「始めるの……?」

千歌「……………………」

鞠莉「千歌っち……」

花丸「…………っ」ゴクリ

ダイヤ「……………………」

千歌「目と目が合ったらポケモンバトル……」



梨子「……………………」

435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/04(月) 22:26:14.84 ID:LA8EhSWCO

千歌「……っ!!///」ブルッ



梨子「……………………♪」ニッ



千歌「……〜っ!!梨子――――――――」



「ね、ねえ見て!!あそこにいるのって!!」

「嘘……チャンピオン!!?///」



千歌「!!?」

穂乃果「へ?」



「本物だぁ!!///」

「それに隣にいるのって……海未様!!?///」

「ほのうみよぉ!!!//////」

「尊い……しんどい……!!!//////」



善子「海未……様……?」

ルビィ「ほのうみ?」

ダイヤ「なんだか……空気が……」

花丸「いやな予感ずら……」



梨子「これは……」



キャアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!//////



穂乃果「はわわわわわわわわ!!!」

海未「なにを呆けているのです!!!行きますよ!!!みなさんも!!!」

千歌「は、はいいいいいい!!!!!」

ダダダダダダダダ……

436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/05(火) 00:15:26.72 ID:WO9N3WytO

――――――――

――――

――



――――――――ポケモンリーグ



ことり「〜♪」

にこ「はいお待ち〜!リーグのコンロ、火力弱いんじゃない?」

真姫「そういう施設じゃないから」

花陽「ご飯炊けたよー♪」

凛「凛ちゃんラーメンの準備も万全にゃー♪」

絵里「フフっ♪そろそろみんな到着してもいい頃だと思うけど……」チラッ

ドドドドドドドドド……

絵里「へ?」

ドドドドドドドドド――――――――!

絵里「ちょっ!!?ええっ!!?」



千歌「うわ――――――――!!!!!」



絵里「きゃあっ!!?」

花陽「ふええっ!!?なに!?どうしたの!?」

梨子「はあ……はあ……。なんとか逃げ切ったわね……」

曜「疲れた……」

ルビィ「ルビィも……」

真姫「なんの騒ぎよ……」

にこ「ケンタロスにでも追い掛けられたの?」

穂乃果「いやぁ……アハハ……」

海未「だから無闇に出歩いてはいけませんと普段から……」

穂乃果「ゴメンって……」

437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/05(火) 00:28:18.64 ID:WO9N3WytO

絵里「……?」

凛「よくわからないけど……みんな元気そうなのはわかったにゃ♪」

花丸「師匠!!」

凛「うむ♪」

真姫「あなたも相変わらず生意気そうね」カミノケクルクル

善子「うるさ……ふんっ///」プイッ

真姫「♪」クスッ

ことり「ようこそ、Aqoursのみんな♪」

曜「こんにちは、ことりさんっ♪」

果南「今日はお世話になります」

ことり「うんっ♪パーティーの準備も、もうすぐ出来るからね♪」

ダイヤ「なにかお手伝い出来ることは?」

にこ「あんたたちは招かれた側でしょ。ゆっくりしてなさい」

鞠莉「Thank youデース♪」

凛「そうそう♪あ、時間潰しなら凛とポケモンバトルを……♪」

絵里「あなたは手伝う側よ」ペシッ

凛「にゃふっ」



梨子「ふぅ……。やっぱり、みんなで集まってもドタバタなのは変わらないわね♪」

千歌「楽しいよね♪」

梨子「ええ、本当に♪」

千歌「一週間、なにしてたの?」

梨子「特訓よ」クスッ

千歌「……強くなった?」

梨子「期待していい。そう言えるくらいには」ニッ

438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/05(火) 00:48:02.09 ID:WO9N3WytO

千歌「へぇ〜」ニヤニヤ

梨子「なによそのニヤついた顔は……。そういう千歌ちゃんは?」

千歌「バッチリだよ。みんな強くなったし……それに……」カチャッ

梨子「……!」

千歌「新しい仲間も出来たよ♪」

梨子「……………………」

ピリッ……

梨子「……!!……この感じって」

千歌「……♪」ニコッ

梨子「……好きよね。予想を越えてくるの」

千歌「それくらいしなきゃ、梨子ちゃんには勝てないでしょ。やっぱり……反対する?」

梨子「千歌ちゃんが選んだ子なら、私が反対する理由は無いわよ。いい子なんでしょ?その子」

千歌「とっても♪」

梨子「そう……♪」



ガチャッ

ツバサ「ただいま」

聖良「頼まれてたモーモーミルク、買ってきました」

ことり「ありがとう〜♪」

聖良「はい。……ああ、Aqoursのみなさん!」

ダイヤ「こんにちは」ペコッ

千歌「お久しぶりです♪」

ルビィ「理亞ちゃんっ♪」

理亞「はいはい」

439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 06:24:33.54 ID:GbCLt6IJ0
もう最新話ネタを入れてくる芸の細かさ
双方の追加要素を違和感なく溶け込ませるってすごいよね
その分本来はアイドルな子たちがリアルダメージ受ける描写も多くなってハラハラするけど(本編でも風邪で倒れたり新ステップ習得しようとして傷だらけになってたけど)
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/05(火) 07:23:01.59 ID:WO9N3WytO

ダイヤ「ず、ずいぶんと仲良くなったみたいですわね……」

ルビィ「うんっ♪よく連絡もらってたし、一緒にお買い物も行ったよ♪」

理亞「ちょっと……言わないでよ……///」

ダイヤ「へ、へえ……。知りませんでしたわ……」ヒクッ

鞠莉「ルビィも姉離れするのね」

ダイヤ「べ、べつに寂しくもありませんけど」ホクロポリポリ

果南「ダイヤは可愛いなあ」



あんじゅ「ハロー♪」

梨子「あんじゅさん!英玲奈さん!」

英玲奈「これ、お土産だ」

曜「ミアレガレットとシャラサブレの詰め合わせだ!」

英玲奈「てっぱんだからな」

千歌「はがねタイプだけに?」

英玲奈「あ、いや……そんなつもりはなかった……///」

441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/05(火) 08:23:25.19 ID:WO9N3WytO

梨子「……………………」キョロキョロ

千歌「……?梨子ちゃん、どうかした?」

梨子「いえ……」

ソーッ……

ムニュッ

梨子「ひゃあっ!!?///」ビクッ!

希「ん〜♪これはなかなか♪」ワシワシ

千歌「おぉ……///」

梨子「のっ、希さっ!?///」

希「んっふっふ〜♪油断大敵やん?」ワシワシ

梨子「んっ!!///」ビクビクッ

希「フフ〜ン♪」

ソッ

希「パーティーの最中……バルコニーにおいで」ボソッ

梨子「……!!」

希「♪」ニコッ

スッ

梨子「希さん……」

希「……♪さーてと、うちも手伝おうかな♪にこっちー、なにかやることあるー?」

にこ「やることしかないから手を動かしなさいよ!!」

希「わしわし?」

にこ「そういう意味じゃないわよ!!」

希「アハハハハ♪」

梨子「……………………」

442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/05(火) 08:41:20.74 ID:WO9N3WytO

――――――――

――――

――



穂乃果「あーあー、みんな聴こえる?この度、パーティーの司会進行となりました……私っ!」

パシッ!

穂乃果「はっ!!」

クルクル……パシッ!

穂乃果「チャンピオンの穂乃果と申します!!!」

テーンテーンテーンテーンテッテテー♪

穂乃果「なんとっ私が〜♪」

海未「茶番はいいです」バッサリ

穂乃果「ひどいっ!!」

凛「はやくしないとお料理冷めちゃうにゃー」

真姫「慣れないことをわざわざしなくてもいいじゃない」

花丸「マルお腹すいたずら〜」

ルビィ「けっこう遠慮無いね、花丸ちゃん」

穂乃果「ムムム……しょうがないなぁ……。じゃあ……気を取り直して……♪μ's、A-RISE、Saint Snow……そしてAqoursのみんな!!♪お疲れさまパーティー……はじめるぞ――――――――!!!!!♪」



全員「おー――――――――!!!!!♪」

443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 11:04:26.55 ID:gKvPD+rSO
作詞:京極尚彦
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/05(火) 19:00:18.40 ID:WO9N3WytO

果南「……!このおにぎりおいしい!」

花陽「水と土にこだわって、丹精込めて育てたハナヨ米だからね♪」



にこ「にっこにっこにー♪」

鞠莉「いい子いい子……knee……?とびひざげり?」

にこ「ぬぁんでよ!!!」



絵里「かしこいかわいい〜?♪」

ダイヤ「エリーチカぁぁぁぁぁぁ!!!」ブンブン!

絵里「ハラショー♪」



ことり「やーん♪曜ちゃん可愛い〜♪」

曜「制服いっぱい〜///どれも可愛い〜///♪」

ことり「次はこれ着てみて♪ワンダフルラッシュバレーをモチーフにした白い衣装なの〜♪」

曜「ほおおおおお……///」



善子「クックックッ♪我こそは魔界を統べし者!!堕天使ヨハネ!!」ギランッ!

希「フッフッフッ♪堕天使ヨハネよ……我がスピリチュアルをくらうがよいっ♪」ワシワシ

善子「ぅにゃあああああ!!!///物理攻撃はらめぇぇぇぇ!!!//////」

445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/05(火) 23:59:37.49 ID:WO9N3WytO

ルビィ「えっと……えっと……こっちかな?」スッ

海未「〜///」パアァ

ルビィ「やっぱり……」スッ

海未「ううぅ……」グヌヌ……

ルビィ「ピギッ!!」ヒョイッ

海未「ああぁ!!!」ガーン

理亞「嘘でしょ」



ルカリオ「レェオ……」

ゲッコウガ「ゲコ……」

梨子「はぁぁあぁぁぁぁ……///壁ドンされたいランキング二位と三位の夢のダブル壁ドン……///はいルカリオ!!そこでセリフ!!」

ルカリオ「ル、ルオォ……」ボソッ

梨子「きゃああああ!!///『お前はおれのものだ』って言われてる気がするぅ!!///さあ来なさいゲッコウガ!!!」

ゲッコウガ「コウガ……」クイッ

梨子「顎クイ!!いいわよ!!///からの〜!!?///」

ゲッコウガ「ゲコ……」ボソッ

梨子「『梨子、おれだけを見てろ』キタ――――――――!!!//////最高じゃないあなたたち!!!ルカリオ、私のとこ来ない!?」

凛「引き抜きはやめてほしいにゃ……」

446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 00:14:09.50 ID:+ba+fL5gO

花丸「モグモグ♪」

真姫「よく食べるわね」ナデナデ

花丸「μ'sの皆さんが作ったお料理……おーいしぃずらぁ〜///」

真姫「ラーメンもあるわよ。凛が持ってきたやつ」

花丸「マルは麺苦手ずら」キッパリ

真姫「あなたのストレートな性格キライじゃないわよ」



穂乃果「ングッ……ングッ……ぷはぁ!!♪もっとモーモーミルク持ってこーい♪」

ツバサ「いい飲みっぷりじゃない。どう?一つ勝負といかない?」ニヤッ

穂乃果「いいですよ……♪」ニヤッ

千歌「あー!なんか楽しそうなことしてる!私たちもやりましょう聖良さん!!」

聖良「えっ!?いや、あのっ!!」

ツバサ「勝者は脱落した人に好きな命令を出来る♪」ニッ

ほのちか「ノッた!!」

聖良「えええええっ!!?」

447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 00:40:21.85 ID:+ba+fL5gO

ワイワイ……

ガヤガヤ……

千歌「アッハハハハハハ♪」

善子「キャハハハハハ♪」

鞠莉「イッエーイ♪So funny〜♪」





希「……………………♪」スッ





梨子「……………………」

448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 01:03:42.18 ID:IiJVviv4O

――――――――ポケモンリーグ

――――――――北天の遥かなるバルコニー



ヒュウウウウ……

希「……………………」

ヒュウウウウ……

希「キレイな月やね」

スタ……スタ……

希「こんな月の日は……卵を落としたおうどんさんがおいしいんよ」

スタ……スタ……

希「おうどんさんは好き?梨子ちゃん」ニコッ

スタ……

梨子「……………………」

希「世間話をしにきたわけじゃない……かな」

梨子「はい」

希「怖い顔してる」

梨子「怒ってはいないです」

希「まだ、でしょ?」

梨子「それは……希さんのお話次第です」

希「そうやね……。っと、そんなとこにいないで……こっちにおいでよ。穂乃果ちゃん」

スッ……

穂乃果「……………………」

希「隠れてた方が話しやすいって思ってくれたんやろ。……そんなことしなくても、ちゃんと話すよ。全部……」

穂乃果「うん」

梨子「……………………」

希「さて……なにから話そうか」

449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 01:34:38.15 ID:IiJVviv4O

梨子「じゃあ……訊かせてください」

希「なんなりと」

梨子「あなたは誰ですか」

希「トウジョウジムのジムリーダー。世に名を馳せたスピリチュアルガール。焼き肉が好きで、キャラメルが苦手で……ハンドパワーが得意な……ただの希だよ」

梨子「じゃあ……あなたはなんですか?」

希「エスパータイプ使いのポケモントレーナー。街の占い師でもあるし、船の案内人でもあったし、会社員だったときもあった」

梨子「……………………」

希「はぐらかしてないし、そのつもりもない。今からうちが話すのは……全て真実だよ」

穂乃果「……………………」

梨子「……希さん、あなたは……なにをしたんですか?あの事件の裏側で……いったいなにが起きていたんですか?」

希「……………………」

梨子「話してください。私も……聴きますから」

希「思惑……ううん。シンプルに"願い"……っていう方が正しいかな。いくつかの願いが交錯して……その結果、成るべくして成った未来……現在へと繋がった」

梨子「いくつかの願い……?」

希「この計画はね……立案こそうちやけど、そこには何人かの協力を仰いでる。それぞれの願いのために……それぞれが今回の事件で何らかの利益を得てる。もちろん……金銭的な下衆じみたものじゃない。尤も……それも見解しだいなんやろうけどね」

梨子「協力者……」

穂乃果「千歌ちゃんのお母さんも、その一人ってこと?」

千歌「……!!」

希「だけじゃない。千歌ちゃんのお姉さん二人に……他にも数人がうちに協力してくれた」

梨子「なんのために……」

希「言うたやろ。それぞれの願いのためやって。……この運命は……"そう成るよう"にうちたちが仕向けたものなんよ」

450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 01:54:29.80 ID:IiJVviv4O

梨子「仕向けた……?」

希「要所要所で……ね。ときに手を差し伸べ……ときに窮地へと陥れ……運命という名の物語に彩りを与えた」

梨子「……………………」

希「悪ふざけや……イタズラみたいに聴こえてしまうよね。そういう言い方しか出来なくてゴメン。けど、事実だから」

梨子「それで……?」

希「それで…………っと。ああ……ダメやね……。いざ話そうとすると答えがまとまらない。頭がね……答えを出すのを拒否してる」

梨子「誤魔化さないでください」

希「違うんよ。本当にそう。……こうしてる今も……苛まれてる。言うなら……そうやね……。後悔の無い罪悪感……かな……。スッキリもしてるし……今にも押し潰されそうな胸の痛みも感じてる……。吐き気が込み上げてくる……。自分の愚かさや……矮小さや……惨めさに……」

穂乃果「希ちゃん……」

梨子「……あなたは……あなたは、なにがしたかったんですか……?」

希「……………………」

梨子「それぞれの願い……そう言いましたね。希さん、あなたの願いって……なんだったんですか……?」

451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 02:14:34.28 ID:cPGO7JzY0
これ千歌は梨子ちゃん探しに来てたまたま聞いちゃった感じ?
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 02:21:17.19 ID:IiJVviv4O

千歌「……………………」コソッ



穂乃果「……………………」

梨子「希さん……」

希「うちの目的……願い……それはね……………………」








希「もう一度……μ'sになること」

453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 03:23:15.17 ID:IiJVviv4O

梨子「μ'sに……?」

穂乃果「……………………」

希「……………………穂乃果ちゃんならわかってくれるよね?……なんて、そんなセリフは死んでも言いたくない。だけど……」

穂乃果「わかるよ」

梨子「……!!」

穂乃果「ううん。知ってる……希ちゃんがどれだけμ'sを愛していたか。どんな思いでμ'sを作ったか」

希「どんな思いで見てきたか……名前を付けたか。うちにとって、μ'sはまさに宝物で……誰にも譲れない誇りで……。だからこそ……μ'sをおしまいにしようって決めたとき……世界が終わったような気さえした。みんなで決めて……みんなで納得して……悲しいのも寂しいのも、うちだけじゃないってわかってたのに。それでも……ここに……ぽっかりと穴が空いたような気がした」スッ



千歌「……………………」



希「みんなそれぞれの道を見つけて……強くなって……夢を追い掛けて……。μ'sを解散してから数年の時が経って……。それでも消えなかった……。寂寥感……虚無感……心に巣食ったそれは、どんな楽しいことをしても埋まることはなかった。たまにみんなと連絡を取っては、紛らわすように冗談を口にした。そうしてもね……からっぽだったんよ……。ずっと……ずーっと……」

穂乃果「……………………」

希「そして……あるとき、うちと同じ寂しさを感じている存在を知った。それが……アルセウス……」

454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 06:28:12.81 ID:nECX6yMd0
家族ぐるみで隠し事されてたちかっち・・・
この真相解明に呼ばれなかったのはその辺が関係してるのかな
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 15:59:33.04 ID:6cflisKB0
要するに希は自分が辿った軌跡が美しすぎて前に進むことさえ退屈になってしまったのか
でも思い出補正という言葉があるように過去は過去だから美しいんだと思うのだがな
そして前に進もうとするちかっちを太陽と例えるなら希は過去にしがみつく月といったところか
456 : [saga]:2017/12/06(水) 19:29:36.61 ID:IiJVviv4O

梨子「アルセウス……。呼び出すにはてんかいのふえと……全てのプレートが必要なはずです。神とさえ呼ばれるポケモンと、希さんはどうやって接触を……?」

希「接触……直接会ったわけじゃない。アルセウスの姿を見たのは、あのときが初めてよ」

梨子「じゃあ……」

希「姿を見ることは出来なくても……声を聴くことは出来る。ウツロイドが言うてたの覚えてる?先天的に、ウルトラビーストの声を聴くことの出来る……ウルトラビーストに近い波長を持った人間の存在を」

穂乃果「千歌ちゃんと善子ちゃんのことだね」

梨子「……その話をしたとき、希さんはいませんでしたよね。やっぱり……希さんは全てを知っていたんですね」

希「うん。うちがいないときのこと、うちが知らないはずのこと……全部アルセウスたちから教えてもらった。なんでそんなことが出来たか……それはね、千歌ちゃんたちと似た理由……。うちの波長は、アルセウスのそれと限りなく近いんよ」

梨子「アルセウスと……?」

希「って言っても、べつに宇宙を造り上げるとか……命を生み出せるとか、そんな神様じみた話じゃない。うちに出来るのは、せいぜいポケモンに技を教えたり、ほんの少し先の未来を見ることが出来る程度。人よりほんの少しだけ勘がいいってレベル。アルセウスの声を聴くことも、その一つ」



千歌「……………………」



梨子「アルセウスも……希さんと同じ寂しさを感じていたっていうのは……」

希「アルセウス本人も言ってたとおり。アルセウスは……μ'sの存在をうちと同じくらい愛していた。声を聴いて……アルセウスと言葉を交わして……μ'sへの想いを打ち明けた。ときに笑い、ときに切なく……μ'sの軌跡を一歩一歩確かめるように、日が昇り、沈み……何度も何度もそんな日を繰り返した。そして……そんな日釜何日か続いた。どっちが先に言い出したのかは、もうわからない。うちだったのかもしれないし、アルセウスだったのかもしれない。あるいは同時にそう言ったのかもしれない。もう一度……μ'sの姿を見たい……って……」

457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 19:41:39.43 ID:IiJVviv4O

梨子「……………………」

希「それが……始まりだった。もう一度μ'sになるために……うちとアルセウスは手を組んだ。…………先に言っておくね。ここから先は、不快感と嫌悪感を覚えたら、好きに殴っていいよ」

穂乃果「それだけのことをした……ってことだよね」

希「うん。それだけじゃ到底済まないだろうし」

穂乃果「……………………」

希「この言葉さえ……軽蔑の対象になるね。……なにを言っても……弁解にも謝罪にもならない」

梨子「……続けてください」

希「……ただμ'sを復活させるには理由が無かった。うちら全員で決めたことを、うちのワガママで蔑ろにするのは誰も望んでいない。それじゃμ'sは復活しない。じゃあどうする……考え付いたのは、μ'sを復活させる舞台を整えること」

梨子「それが……今回の事件ということですか……」

希「ただの小競り合いじゃ誰もμ'sを復活させようとは思わない。かつて最強と呼ばれたポケモントレーナーグループ……それが再び形に成るには、それ相応の大きな物語が必要だった。力を合わせ、昔のように手と手を取り合い、一つとなってなにかを成し遂げる必要が」

梨子「物語……つまりは、脚本の誇張ということですか」

希「そう。そして……それこそがアルセウスがうちに提示した条件だった」

穂乃果「アルセウスの条件?」

458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 19:56:48.32 ID:IiJVviv4O

希「アルセウスは姿を世界に顕現させることが容易じゃない。だから実行の全てをうちに任せた。アルセウス自身にはなにも出来ないから」

梨子「なにも出来ないなら……そもそも条件なんて無意味なんじゃ……」

希「保険……かな。万が一なにかがあったとき、うちらの力ではどうしようもない事態に陥ったとき……物語をあるべき方向に修正するっていうね……」

梨子「どうしようもない事態に……それは……」

希「考えうる最悪のケースを想像してくれればいい。尤もそうならないよう、うちもみんなも細心の注意を払ってた。いくつかのイレギュラーはあったけどね……」

梨子「……………………」

希「条件なんて仰々しいかな……むしろ約束に近い。アルセウスが心を躍らせる物語を作ることが、うちの役目だった。利害が一致したからこその……ね」

梨子「希さん一人でも、事態を収拾することは可能だった……違いますか?」

希「程度によるよ」

梨子「あのとき……」



ネクロズマ(ウツロイド)『――――――――』



梨子「あのとき……私たちはネクロズマの攻撃にやられたはずでした。だけど……まるで時が遡ったかのように私たちは無事で……。あれも希さんがやったことですか」

希「そう。この子の力だよ」カチッ ポンッ

セレビィ「レビィ♪」

梨子「セレビィ……。時を渡ることの出来る幻のポケモン……」

穂乃果「フーパとクレセリアだけじゃなかったんだ」

希「まあね」カチッ

ビクティニ「ティニッ♪」v

ミュウ「ミウッ♪」

梨子「ビクティニに……ミュウまで……」

希「それに……」カチッ



ルナアーラ「……………………」シン……



千歌「……………………!」

459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 21:08:27.86 ID:IiJVviv4O

希「ルナアーラ。ソルガレオと同じ、アローラ地方の神様とされるポケモンよ」

梨子「ルナアーラ……。それだけの力を携えていながら……」

希「なにがあっても助けるつもりだった。けど、必要以上の干渉も避けるつもりだった。みんなの軌跡を、努力や苦難を否定することだけはしたくなかったから」

梨子「詭弁に聴こえます」

希「本当にね……。実際、梨子ちゃんが倒れたときや……曜ちゃんがウツロイドに寄生されたときも、うちはなにもしなかった」

穂乃果「出来なかった……じゃなくて?」

希「半分はそう……やね」

梨子「半分……?」

希「なんとか出来たし、なんとも出来なかった。それがうちたちがイレギュラーと呼んだ理由」

梨子「イレギュラー……」

希「……ここからは、順を追って説明しようか。まず、アルセウスはうちに条件を与える見返りとして、知識と情報を与えた」

穂乃果「知識と……情報……?」

希「物語に必要なのは……脚本と舞台……そして、それを彩る登場人物。μ'sとA-RISEのように……強く……対立しながらも……輝こうとする意志を秘めたポケモントレーナーたち。それが……AqoursとSaint Snow」

梨子「……私たちは……私たちは、意図してこの地に集められたと……そういうことですか……?」

希「そうであって……そうじゃない……」

梨子「……………………」

希「茶化してるんじゃないよ。ただ、ここにも一部の例外が関係してるからね」

梨子「またイレギュラー……ですか。なんなんですか……それは……」

460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 21:11:41.77 ID:6cflisKB0
その物語の為に何人人が死んでもお構いなしって訳か
アルセウスに言わせれば「いくら命が消えようと傷つこうとこの世界の命は自分が作ったんだ物だからいたぶろうが壊そうが俺の勝手」とでも言ったところか
或いはアルセウスは既にμ’s以外の命をとっくに見限っているのかもね
「μ’sサイコーだからそれ以外とか要らんわ!」とかいう思考だとするなら典型的な懐古厨への風刺ととることもできるな

461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 21:31:54.88 ID:kePCwMz0O
アルセウスの出来る範囲って相当広いしな
ポケダンなら未来がかわったことで消滅するジュプトルたちを生き残らせたりするし

確定勝ちをもたらすビクティニ、ほぼすべての技を使えるミュウ、"無かったこと"に出来るセレビィ、ウルトラホールを作り、渡れるルナアーラ、四次元ポケットなフーパ、とバックアップ戦力も十二分だし

それはそれとして希にそげぶ、したくなるがな
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 21:37:30.72 ID:nECX6yMd0
殴っていいって女の子の言うセリフじゃない・・・
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 21:39:31.51 ID:IiJVviv4O

希「……この壮大な物語を進めるうえで、黒子役がうち一人ではさすがに限度がある。そこで、アルセウスがくれた知識と情報から、最も適任かつ……相応の願いを持つ何人かの人間を選出した。A-RISEの三人もそう」

梨子「ツバサさんたちも……!?」

希「ツバサさんたちもまた、μ'sの復活を望んでいた。自分たちと対等に戦え、再び共に高みを目指せる存在を。そして……彼女たちの役割もうちと同じ……必要以上の干渉の否。千歌ちゃんや……それに梨子ちゃんを強くするための要因であると同時に、それ以上でないように不干渉を徹底してもらった」

梨子「それ以上でないように……?」

希「ツバサさんたちは強すぎる。ただでさえ千歌ちゃんたちの陣営には、穂乃果ちゃんを含むμ'sのメンバーが協力していた。その気になれば、GUILTYLEAも……ウツロイドさえも事が運ぶ前に倒せた。それじゃ物語は駄文の羅列に終わってしまう。だから、千歌ちゃんたちに協力する体でありながら……わざと鞠莉ちゃんの襲撃を受けた」

穂乃果「最初から無事なのを想定してたんだね」

希「鞠莉ちゃんがヘリを攻撃し、海に落ちる直前……フーパの力で救出して、そのまま三人にはアローラに移動してもらった」

梨子「なんでアローラなんですか?」

希「ウラノホシから離れて身を隠すためと、Zリングを越える……Zパワーリングを入手してもらうため」

梨子「Zパワーリング……」

希「Zリングは千歌ちゃんのエネルギーに耐えきれないって……なんとなく感じていたからね……」

梨子「千歌ちゃんのエネルギー……?」



千歌「……………………」



希「梨子ちゃんから見て、千歌ちゃんはどう映ってる?」

梨子「どう……って?」

希「内面的な話じゃないよ。能力……トレーナーとしての才能のこと」

梨子「……ハッキリ言って特異すぎます」

希「穂乃果ちゃんは?」

穂乃果「梨子ちゃんと同じ……かな。もちろん千歌ちゃんを否定するわけじゃないけど」

464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/06(水) 21:43:32.50 ID:IVSyyUq3O
お願いだから、希の話が終わるまで考察好きは黙っててくれよ。
考察は話全部聞いてからにしてくれ
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 21:57:52.82 ID:IiJVviv4O

希「トレーナーとして旅に出て一年未満……。その間に、今では最強というフレーズに気圧されて減少した挑戦者の中で、台頭するかのような躍進を見せた。ウラノホシのジムを勝ち抜き、四天王レベルのトレーナーにさえ肉薄し、メガシンカ……Zワザ……さらにはキズナ現象と、その上を行くキズナ現象の到達点まで発現させ、その実力は今やチャンピオンのイスにすら手を掛けることが出来るレベル」

梨子「普通怪獣なんて……今ではとても形容出来ない。成長速度が異常です。私も千歌ちゃんを否定なんかしません……。それにしても、とても努力の一言で片を付けることは出来ません」

希「そう……。それこそがうちにとっての必要不可欠な要素でありイレギュラーで、千歌ちゃんのお母さんやお姉さんたちが懸念していたこと」

梨子「……………………?」

希「ポケモントレーナーは子どもの頃からなれる。梨子ちゃんが史上最年少でチャンピオンになったようにね。それは広義的に、ポケモンを好きであるならポケモントレーナーになっていいってことなんよ」

梨子「それはわかりますけど……」

希「千歌ちゃんも子どもの頃からポケモンは好きだった。なのにトレーナーになったのは、つい数ヵ月前。なんでだと思う?」

梨子「……………………」

希「それは……千歌ちゃんの才能が桁外れに強大なものだったからよ」

梨子「!!!」



千歌「……………………!!」

466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 22:04:36.29 ID:nECX6yMd0
コンティニュー土管神「東條希ィ!自分の夢のために世界を巻き込む戦いを起こすなどォ!神にでもなったつもりかァ!!!!!!!」
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 22:39:47.04 ID:IiJVviv4O

希「特異点として生まれたからか……それともまったく別の異次元的な理由なのか……。力が強大すぎるが故に、千歌ちゃんのお母さんたちは千歌ちゃんをトレーナーにするのを拒んだ。幼い千歌ちゃんには、それを制御することがとても出来なかったからね。下手を踏めば、自身すらも傷付ける危うさ……。それは目の当たりにしたよね?」

梨子「……………………」



千歌『はぁ……!!はぁ……っ!!!』ボロッ……



梨子「……………………」

希「だからこそときが来るまで待った」

梨子「とき……って?」

希「うちが力を込めた、キーストーンの精製が完了したとき。それをフーパのリングの力で海の底に置き、果南ちゃんに拾わせることで千歌ちゃんに渡すよう仕向けた。まあ、年月をかけて造ったキーストーンも、千歌ちゃんの力が想像以上に強かったせいで砕け散ったけど……」

梨子「あのキーストーンは希さんが……。だから……方舟で……。千歌ちゃん自身が原石から精製すれば、千歌ちゃんの力を制御出来るから……」

希「そういうことやね」

梨子「だとしても、拾ったそれを果南さんが千歌ちゃんに渡すとは……」

希「自分もキーストーンを持っていて、二つあるキーストーンを千歌ちゃんと曜ちゃんに渡さないなんてありえないと思わない?」

穂乃果「曜ちゃんのキーストーンも、希ちゃんが造った特別製なの?」

希「まあね。拾ったどっちを渡すかまでは運だからね」

梨子「それで……?」

希「うん。千歌ちゃんこそが、この物語のキーファクターであり……誰も予想し得ないイレギュラー。千歌ちゃん無しに……この物語の完結はありえなかった。たとえ、結末の決まっていた物語だとしても」

468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 23:11:36.60 ID:IiJVviv4O

梨子「結末……」

希「バッドエンドよりも……近未来はハッピーエンドの方がいい。巻き込んでおきながら……ただ悲しませるなんてしたくなかった。アルセウスも……みんなも同じ……」

梨子「……本心と、受け取ります」

希「……さっきも言ったとおり、千歌ちゃんは予想を遥かに越えて成長した。均衡を保っていたパワーバランスが崩壊しかねないほどに。何とかしないと……そう模索した結果が、穂乃果ちゃん、ことりちゃん、海未ちゃんを除くμ's六人の洗脳」

穂乃果「あれも希ちゃんが?」

希「表向きは機械を使用しての洗脳……だけど実際はただの催眠。うちらが敵に回ることで、再びバランスを保とうとした。当然のごとく、催眠下では本来の力を満足に出すことも出来ずに、半端な結果に終わったけれど。だけどその時点で、またイレギュラーが二つ」

梨子「二つ?」

希「一つは曜ちゃんの存在」

梨子「曜ちゃんも……イレギュラー……?」

希「ウツロイドは寄生した人間の心を解放させる……。つまり、心の闇が深ければ深いほど、その力を発揮出来る。曜ちゃんは……ウツロイドとの適合率が異常なまでに高かった。このままだと大変なことになる……そう思って、うちも止めようとした。だけど……見事に返り討ちにあった。フーパでも曜ちゃんは止められず……その結果……」

梨子「闇に呑まれ……私を……」

希「……後付けになるけれど、本当にどうにかしようとしてた。ウツロイドの危険性も千歌ちゃんのお母さんから聞いていた。そのうえでどうにか出来ると思っていたし、どうにかするつもりだった。けれど、結果的に曜ちゃんは自分でウツロイドを抑え込み、身体の毒は千歌ちゃんが焼き去った。これもイレギュラーと言えるかもしれない。良い意味で……ね」

梨子「……………………」

希「結果的に助かってよかった。そう言った方が……殴りやすいんやったら……」

梨子「……………………」

希「……ふう。二つ目は……善子ちゃんの存在……」

469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 00:01:11.54 ID:74YIMSGjO

千歌「……………………」



希「善子ちゃんもまた強くなりすぎた……。天才とはよく言ったものやね……その力は留まることを知らなかった。厳密には……憎悪と復讐心が才能を開花させた」

梨子「それさえも……希さんが仕組んだんだと……そう言うんですか……」

希「……………………」コクン

梨子「自分の望みのために……善子ちゃんたちの故郷を奪ったんですか……。鞠莉さんたちの焦燥や葛藤を……勝利への執念や……友だちへの思いも利用したんですか……」

希「……そうだよ」

梨子「……………………」ギリッ

穂乃果「梨子ちゃん……」

梨子「続けてください……」

希「殴らなくていいの?」

梨子「続けてください!!!」

希「……………………善子ちゃんに目を付けたのは、千歌ちゃんと対になるほどの潜在能力と……千歌ちゃんと同じウツロイドに近い波長を持った特異点であったから。あの子も……物語に絶対に必要だった」

梨子「対に……ということは……最初から千歌ちゃんの敵に当てるつもりだったということですよね……。だから曜ちゃんを当て馬に……私たちと敵対する関係を作った」

希「だけじゃない。戦い、衝突する理由にはそれだけじゃ足りない。千歌ちゃんが希望で強くなるのとは反対に、善子ちゃんの強さは絶望と憎しみで増幅する。それまでになんの関係も持たない千歌ちゃんとでは、あと一つパーツが足りなかった」

梨子「それが……鞠莉さん……。オハラグループへの復讐……」

470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/12/07(木) 00:55:55.76 ID:elQBKiGSO
長文レス死ね
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 01:12:14.42 ID:74YIMSGjO
undefined
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 01:13:05.16 ID:74YIMSGjO

希「うちが一番画策したのは……その時期かな……。善子ちゃんがオハラグループに入社する前に……うちもオハラグループに潜り込んだ」

穂乃果「どうやって?いくら希ちゃんでも、一企業に入り込むのは簡単じゃないはずだよね」

希「普通はね。だけど内側から手引きがあれば……それなりのポストに就くことだって容易なんよ」

穂乃果「内側から……?」

希「オハラグループ前総帥……つまり、鞠莉ちゃんのお父さん」

梨子「そんな人ともコンタクトを……」

希「オハラグループの利益の増加と……娘……鞠莉ちゃんの安全を絶対条件に、グループ内での自由と、グループの一部に関しての決定権をもらい、それとなく善子ちゃんに接触した。少しは変装してたから、善子ちゃんはあんまり覚えてないだろうけど。善子ちゃんから里の情報を聞き出し、あくまでも自然にウルトラボールの存在をちらつかせた。グループの倉庫で、千歌ちゃんのお母さんが持ち出したそれを、アローラからの物資と偽ってね」

梨子「実際には……オハラグループはアローラとは取り引きをしていなかった。そうですね……?」

希「うん。そして……うちの指示の下、里にエンドレスパレードランドの建設を決行した」

穂乃果「それがきっかけで善子ちゃんは復讐に……ウツロイドと出会ったことで駆り立てられた。故郷を壊された恨みから。だけど実際は、ベンテンの里は破壊されてなんかいなかった」

梨子「海に浮かんだ島……あの島はまるで切り取られたようにキレイな弧を描いていました。あれは……」

希「そう……。フーパの力で……里の一帯を丸ごと海に転移した……」

梨子「ポケモンや……里に住む人たちに危害を加えないために……」

473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 01:19:37.80 ID:74YIMSGjO

希「そのための許可も……里の住人たちからもらった。嘘をついて……」

梨子「嘘?」

希「あの一帯の地盤が不安定で、いつ土砂崩れが起きても不思議じゃない。私たちで里を安全な場所まで移転します。作業は一瞬で終わります。現在と変わらない生活をお約束します……って」

穂乃果「……その様子だと、善子ちゃんたちのことは話してないみたいだね」

希「理由を話して、あの地を明け渡してもらえるとは到底思えなかった。なんせ故郷を理由に、そこの住人だった善子ちゃんを焚き付けて、ウラノホシを……世界を滅ぼさせようとしていたんだからね。壊してはいない……でも、奪ったことには代わり無い。うちは自分のために、あらゆるものを利用した。人も……ポケモンも……利用出来うる……全てを……」

474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 02:52:40.12 ID:74YIMSGjO

梨子「……………………」

希「あとは……細かい調整がいくつか……。善子ちゃんとダークライを引き合わせたことも……予言を石碑という形で残し、自然な形で事態を誘導したことも……。アルセウスの望みどおり……様々な場面でバトルの手助けをしたこともそう……。より劇的に物語を彩るために」

穂乃果「そっか……」

希「これでも神経張り巡らせてたんよ。少しの綻びも……ちょっとしたミスも赦されない繊細なコントロール……。それもこれも、イレギュラーな存在に阻まれてうまくはいかなかったけど……。この物語の完全なイレギュラーは誰だと思う?」

梨子「……………………」

希「梨子ちゃん……それはあなたよ」

梨子「私が……イレギュラー……?」

希「物語の核である千歌ちゃん……その友だちの曜ちゃん。善子ちゃんと同郷であり、凛ちゃんの弟子でもある花丸ちゃん。果南ちゃんに鞠莉ちゃん……ダイヤちゃんと、その妹であるルビィちゃん。この八人の輪に……梨子ちゃんが加わった。不確定要素に焦りを覚えたのと同時に……これ以上ない好機だとも思った」

梨子「メロエッタの……ことですね……」

希「……梨子ちゃんの存在は、千歌ちゃんたち……善子ちゃんたちの両方にとって大きなものになった。一人の強いトレーナーとして……キズナの力を最初に引き出したものとして。人為的な力が働いたわけじゃなく……本当に運命のようだと感じた。もちろん、それはうちにとっても同じ」

梨子「私がいなければ……今回の件に希さんが関与していることが明るみになるはずはなかった」

希「……失敗だとは思ってない。今この時こそが、あるべき未来なんだろうから。梨子ちゃんがいてくれたからこそ……」

梨子「懺悔する機会が出来た……ですか?」

希「さあ……。懺悔出来てるとは思ってないよ……。罪の意識を受容してくれる誰かが在ってこそ懺悔になる。うちがしてるのは、ただの満足いく後悔だよ」

穂乃果「……………………」

475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 02:59:57.78 ID:74YIMSGjO

希「どこで怪しいと思ったの?うちのこと……」

梨子「ネクロズマの……攻撃を受けたとき……。言い様の無い違和感を感じました……」

希「誰にも気付かれないはずだったんだけどね……」ナデ

セレビィ「レービィ……」ショボン

希「梨子ちゃんはキズナ現象を発現してるときの関知能力がずば抜けてるね。海未ちゃんの修行も相まって……かな。やっぱり……そこか……」

梨子「……それもあります。けど、希さんの言動には矛盾を感じていました。アルセウスの力が干渉するものはフーパのリングを潜らせることが出来ない……前にそう言っていましたね。でも……方舟の上ではてんかいのふえをリングから取り出した。そして……一番疑わしかったのはメロエッタの件です」

希「ああ……なるほど……」

梨子「今回の事件の核であるメロエッタを……わざわざ呼び出す理由がまるでありません。よっちゃんが一度呼び出し……けどすぐに逃げられた。メロエッタと波長が合わなかったから。……私なら、メロエッタと波長の合う私ならメロエッタを呼び出せる。だからどうしても、私とメロエッタを引き合わせたかった……。あの試練は、そのためのものだったんですよね」

希「そう……」

梨子「私は……自分から運命の輪に加わったということですか。オトノキザカからウラノホシを目指し……千歌ちゃんたちに出会って……」

希「重ねて言わせてもらうね。必然であり偶然でもある。だけど、うちにとってはこれ以上無い幸運でもあった」

476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 03:11:51.62 ID:74YIMSGjO

穂乃果「気になることが一つあるんだけど」

希「なに?」

穂乃果「私たちの共通の敵として……ウツロイドを……ウルトラビーストをあてがった……。そう考えていいんだよね」

希「うん」

穂乃果「どうしてウルトラビーストだったの?」

希「どうして……」

穂乃果「希ちゃんの口振りだと、それまではいがみあっても、最後は和解してハッピーエンドになる。そうさせるつもりだったんだよね?」

希「そうだよ」

穂乃果「だったら敵は……敵役は善子ちゃんでもよかったんじゃないの?」

梨子「……………………!!」

穂乃果「わざわざウルトラビーストを関係させたから、ここまで大事になって、命の危険もあるようなギリギリの戦いになった。実際に千歌ちゃんは命を落としかけた。リスクを冒してまで、そうする必要があったの?」

希「……………………」

穂乃果「それも、アルセウスのため?」

希「……………………ううん。違う」

477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 09:33:26.68 ID:74YIMSGjO

穂乃果「……………………」

希「物語として……いがみ合った二つの勢力が自然に和解する要因……。それは共通の敵という存在。並の野生ポケモン……自然災害なんて曖昧な対象でなく、誰の目にも明確な悪意を持ったね」

穂乃果「それが……ウルトラビースト……」

希「その危険性も……凶暴性も……理解したうえで利用した。人間への悪意を十二分に孕んだ……ウツロイドを」

梨子「……………………」

希「それこそ国際警察の秘密保護に反するから……詳しいことは言えないけれど。アローラでも、今回の事件と同等の事件が発生した。人為的にウルトラホールを開き、世界と世界を繋ごうとした。ウツロイドは……アローラで発見され捕獲された個体のうちの一体。自分たちを都合よく利用した身勝手な人間に怒りを覚えていた。千歌ちゃんのお母さんによってボールを持ち出され……その後はさっき話したとおり」

478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 15:16:45.05 ID:74YIMSGjO

希「他に訊きたいことは?」

梨子「不完全なプレートの力でウルトラホールが開くというのは……」

希「アルセウスが教えてくれたこと。一枚一枚のプレートに宿ったアルセウスの膨大な力が、不完全な枚数のそれによって力の循環を不安定にし、時空の歪みを発生させる。その結果開いたのが、ウルトラスペースへと繋がる異次元の穴」

梨子「ネクロズマの存在も知っていたんですか」

希「知ってたよ。ネクロズマのことも……ソルガレオを吸収して強くなることも……。ネクロズマの強さに……さらにその先があることも……」

梨子「その先……?」

希「知らなくてもいい。……今となっては終わったことだよ。そもそも……千歌ちゃんという存在があったからこそ、ネクロズマ……ウツロイドもあれだけの強さを手に入れたんだけど……」



千歌「……?」



穂乃果「どういうこと?」

希「千歌ちゃんのエネルギー……波動は、ウルトラビーストのパワーを増幅することが出来るんよ」

梨子「パワーを増幅……?」

希「潜在能力を引き出し、常に全力を出すことを可能にする。それも千歌ちゃんがイレギュラーたる所以の一つやね。そうやって一つ一つのピースを組み合わせて……思考して……場面に相応しい脚色を施して……その結果、心を揺さぶるような物語が完成した」

梨子「……………………」

希「これで、うちの話はおしまいよ」

479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 15:57:37.61 ID:74YIMSGjO

ヒュウウウ……

希「後悔は……ある。けどしてない。満足してる。それ以上に……みんなの大切なものを踏みにじって……貶しておいて……飄々と笑ってる自分に吐き気がする。こうして普通に立っているのが苦しくてたまらない。ジムリーダーとして……ポケモントレーナーとして……あるまじき愚行に手を染めた……。今にも飛び降りたい……飛び降りるべきだって思ってる。たった一時の自己満足のために……うちはいろんなものを汚しすぎた」

梨子「……覚悟はあったんですよね」

希「あったよ。進むのは光の無い荊の道だって理解してた。だからこそ……最後までやり遂げようって決めた。誰に恨まれても……誰に蔑まれても……途中で投げ出さず……けして日和らずに……。後でどうなってもいい……それでも……あの一瞬が欲しかった。光に満ち溢れたあの瞬間に焦がれたんよ……。うちは……………………ッ!!私は……もう一度μ'sになりたかった!!!」ポロッ

梨子「……………………!!」

希「特別なんよ……。うちにとって……μ'sは……」



希『やってみればええやん。特に理由なんて必要ない。やりたいからやってみる。本当にやりたいことって、そんな感じに始まるんやない』



希『面と向かって頑張れって言うんやなくて、まだまだ心配ないよって隣に寄り添っていたいかな』


希『九人が集まって、力を合わせて、何かを生み出せれば……それでよかったんよ。うちにとって、この九人は奇跡だったから。……そう。うちにとってμ'sは……』



希「奇跡なんだよ……」

480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:05:20.23 ID:GJzWcnMs0
そんなに戻りたきゃセレビィの力で戻ればいいじゃん
それが無理でもアルセウスとフーパがいるならディアルガ呼び寄せることだって容易いだろうし戻る術ならいくらでもある筈だろ?
それとこの行動はちかっちの家族になんの利益がある?
全員に利益のある話じゃなかったの?
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:07:20.78 ID:2RaX0DnKO
過去に戻りたいんじゃなくて今の状態のままもう一度μ'sになりたかったってことでしょ
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 20:27:15.77 ID:yhOw/gDu0
希ちゃんにとってμ’sは特別だもんな。名付け親だし感慨深いところがあったのかもしれない。
μ’s復活を待ち望んでたラブライバーに近いものを感じる。
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 21:04:16.97 ID:74YIMSGjO

千歌「……………………」



梨子「……希さん。私がとやかく言っても変わりませんが……一つだけはっきりしています。あなたがやったことは……あなたが大切にしていたμ'sそのものへの冒涜です」

希「……………………」

梨子「本当にμ'sを愛していたなら……もっと別の方法だってあったはずです……」

希「そうやね……。後悔しても……もう遅いけど……」

穂乃果「希ちゃん……。これからどうするつもり?」

希「他のみんなに話すわけにもいかないしね。とくに千歌ちゃんには……。千歌ちゃんのため……自分の制御しきれない力を抑えるためとはいえ、お母さんやお姉さんたちがうちに手を貸した……なんて、知りたくはないだろうから。……この秘密はずっと抱えて生きていくよ。二人が口外するかどうかは、また別の話だけど」

穂乃果「……私たちの前から姿を消すつもりなの?」

希「のうのうとみんなの前に居続けられるとは思ってないからね。ジムリーダーを辞任して、どこか遠くの街で一人で生きていくよ」

穂乃果「夢のため……μ'sのために手を汚したのに?」

希「罪には罰を……。うちはこの先ずっと罰を背負う。みんなを弄んだが故の業を……」

穂乃果「そっか……」

希「うん」









バシン――――――――!

484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 21:07:48.78 ID:74YIMSGjO

梨子「……!!」



千歌「……!!」



希「――――――――!!!」

穂乃果「……………………」

希「ぁ――――――――」ジン……

穂乃果「叩かれる方も痛いけど……叩く方だって痛いんだね……。あのときの海未ちゃんも……きっと同じだったんだろうな……」

希「穂乃果ちゃ――――――――」

ガシッ……

グイッ……

梨子「!!」

穂乃果「なに勝手なこと言ってるの……。あれこれめんどくさいこと」
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 21:16:07.31 ID:74YIMSGjO

希「……………………」

穂乃果「ウルトラビーストのことだってそうだよ。共通の敵としてあてがった……それならなんで自分がそうならなかったの?自分じゃ役不足だと思ったから?違うよね。希ちゃんは、自分が汚れ役になってみんなから批難されるのが怖いだけじゃん」

希「そんなこと……」

穂乃果「ないって言い切れるの?」

希「……っ!!」

穂乃果「自分の罪を理解した気になって、それで私たちの前から消える?そんなのただ逃げてるだけだよ。何とも向き合ってない。目を背けて……精一杯自分がやったことを正当化しようとしてるだけだよ」

希「……………………」

穂乃果「私たちだけに打ち明けて……それで罪の重さを軽くしようとしてるだけ。そんなの……私が赦さない……」

梨子「穂乃果さん……」ゾクッ

穂乃果「希ちゃんには……今よりもずっと重い罪を背負ってもらうよ」

希「……………………」

486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 21:38:20.41 ID:NSQKN1Ap0
てっきりちかっちが飛び出してぶん殴るのかと
家族ぐるみで隠し事されて自分の夢さえいいように利用されたのに
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 21:49:26.05 ID:GJzWcnMs0
罪から逃げてるだけとか言ってるけどもそもそも今回の希の行動自体が過去にばかり囚われてこれから来る未来と今ある現実から逃げるための物だったわけだからこの希はもともと逃げ癖があるんじゃないかな
他の作品のキャラに例えるとクレしんの映画「大人帝国」の敵キャラケンとチャコみたいな感じ(被害は天と地ほどの差があるけど)
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 22:20:00.14 ID:HTjHc4FhO
これやってることって神様主導の盛大なマッチポンプってことだろ
しかも四天王やら国際警察やら前総帥やら色々が一枚手を噛んでると言う

たちが悪すぎて笑えねえ
隠蔽すら完璧とか黒すぎる
…もう滅ぼして良くね?(ウツロイド並感)
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 22:28:59.09 ID:elQBKiGSO
長文レス共は死んでくれ
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 22:38:47.66 ID:74YIMSGjO

穂乃果「希ちゃん。希ちゃんには……この先ずっと私たちと一緒にいてもらう」

希「――――――――!!!」

穂乃果「今までどおり、みんなと一緒に。楽しいときに笑って……悲しいときには泣いて……これから先の時代を造ってもらう。私はなにも言わないし、誰にもこの事を話さない。他の誰も……真実を知らないまま生きていく。希ちゃんがしたことの意味を知らないまま。希ちゃんは……罪の重さに押し潰されながら……全てを隠しきって私たちといることを選んでもらう。私たちの顔を見る度に思い出す……ポケモンと触れあう度に自分の犯した罪を後悔してもらう。頭が割れそうになっても……胸が締め付けられても……全てを吐き出しそうになっても……絶対に赦さない。生きてることがツラくなっても……絶対に……………………逃がさない……」

希「……………………残酷なくらい優しいね」

穂乃果「……………………」

希「誰にも話さないっていうのは……穂乃果ちゃんも一緒に背負うって意味でしょ……。本当に……それでいいの?うちは……穢れてるんよ……?」

穂乃果「……………………」



千歌「……………………」



穂乃果「それでも……」スッ

梨子「……!」

穂乃果「それでも……希ちゃんは……私の大切な仲間だから……。かけがえのない……たった九人のμ'sだから……」

希「……………………」

穂乃果「楽しい笑うし……悲しいときは泣く……。仲間が苦しんでたら……その苦しみは分かち合いたいって思うんだよ……」

ポカ……

穂乃果「希ちゃんがしたことは赦されないけど……今はそれ以上に……希ちゃんが苦しんでたことに気付けなかった……私のことが赦せないよ……」

ポカッ……

穂乃果「なんで……話してくれなかったの……。なんで……っ」ポカッ……ポカッ……

希「ゴメン……」

ポロポロ……

希「ゴメン……っ」ポロポロ……

穂乃果「バカ……希ちゃんの……バカ……」ポロポロ……

491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 22:46:54.54 ID:74YIMSGjO

梨子「……………………希さん」

希「……………………」

梨子「私も……なにも言いません……。ここで聴いたことは……胸のうちに留めます。千歌ちゃんや……みんなの大切なものを踏みにじったことは、けして赦しません……。だから……ずっと後悔してください……。そして……強く生きてください……」

希「それでいいの……?」

梨子「失したものも多いかもしれない。けど、それ以上に得たものは大きいと思うから。たとえ予定調和の巡り合わせだとしても……私たちの絆も、物語も……本物だから」

希「梨子ちゃん……」

梨子「後悔して……嘆いて……次の世代がそうならないよう、希さん自身で未来へ導いてください。それが……私からの条件です」

希「うん……。ありがとう……梨子ちゃん……」

梨子「……はいっ」ニコ

492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 23:00:49.14 ID:74YIMSGjO



千歌「絆も物語も本物……か」

ギュッ

千歌「……♪……だよねっ♪」クルッ

タタタタ……



――――――――

――――

――

493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 23:58:53.93 ID:74YIMSGjO

――――――――



〜♪

にこ「にこぷり!!」

りんまる「にこにこ!!」

にこ「にこぷり!!」

えりダイ「YEAH!」

にこ「ぷりてぃ〜GIRL!!」

キメガーオキービシックツーイキュー♪

ことり「きゃあ〜♪にこちゃ〜ん♪」ノシ

曜「Foooooo♪」ノシ



梨子「なにこの盛り上がり」

海未「みんなシラフですよ」

善子「シラフでこれってどうなの」



希「……………………」

穂乃果「……なにがあっても、楽しそうなとこを見ると元気にならない?」

希「……そうやね」

にこ「んのぉぞぉみぃ〜!!!」

希「!!」ビクッ

にこ「どぉ〜こ行ってたのよ〜!!スーパーアイドルにこにーのワンマンライブ見逃すとかありえないんだけどぉ〜!!」

希「にこっち……」

にこ「ほら、あんたもこっち来て歌いなさい!!デュエットするわよデュエット!!」

希「いや、うちは……」

にこ「あぁん!?にこのマイクが受け取れないっての〜!?」

希「にこっち絡みがスゴい……」

真姫「いつものことでしょ」

494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 00:57:05.06 ID:USTgJ6B9O

海未「希」

希「?」

海未「なにがあったかは知りません。ですが、いつもと様子が違っているのはわかります」

希「……!」

海未「何年の付き合いだと思っているんですか。……にこも、あれでも元気づけようとしているんですよ」

希「……………………」

にこ「希ィ!!!はやく来なさい!!!」

キーン!

凛「にゃあっ!!にこちゃんうるさい!!」

理亞「〜っ」

絵里「希が歌わないなら、エリチカが歌っちゃうわよ♪」

花陽「希ちゃんっ♪」

希「……っ」ゴシゴシ

穂乃果「みんな待ってるよ」ポンッ

希「も〜っ……仕方ないなぁ……♪」

にこ「さっさとしなさいよ♪」

希「わかってるっ♪」

にこ「それじゃーいくよー♪ポケモン、ゲットにこー♪」

テーテテテテテテー♪

テテッテーテーテーテーテーテテテテテテーテテッテー♪

希「たとえ火の中 水の中 草の中 森の中〜♪土の中 雲の中 にこっちのスカートの中〜♪」ピラッ

にこ「きゃあ〜♪ってぬぁにやらせんのよぉ!!!このぉ〜!!!」

希「やーん♪」



千歌「アッハハハハハハハハハ♪」

梨子「フフフフフ♪」



にこ「待ちなさ〜い!!!」

希「やーだーよー♪」

ポロ……

希「〜♪……アハハハハハハ♪」

495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 02:09:17.87 ID:USTgJ6B9O

――――――――

――――

――



穂乃果「さてさて、宴もたけなわではございますが……そろそろパーティーもお開きとさせていただきます」

千歌「えー!!」

穂乃果「お約束ありがとう。っと、その前に……知ってる人もいるけど、ここにいるメンバーには伝えておくことがあります。鞠莉ちゃん」

鞠莉「……………………」スタスタ

果南「……………………」

ルビィ「うゅ?」

鞠莉「この場を借りて……みんなに話さなきゃいけないことがあるの」

善子「話さなきゃいけないこと……?」

ダイヤ「……………………」



鞠莉「私は……四天王を辞任するわ」

496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 02:39:40.48 ID:USTgJ6B9O

梨子「四天王を辞任する……!?」

鞠莉「公式に発表してはいないけど、チャンピオン……穂乃果さんと、A-RISEの三人からは許可をもらってる」

花丸「なんで……」

鞠莉「今回の件で、自分の未熟さを思い知った。私はまだまだ幼稚で、知らないことも、出来ないことも多すぎる。四天王という地位に収まっていては、私という人間の成長が止まってしまう。もっとたくさんのものを見て、たくさんのことを知る。そうすることで……もっともっと広い世界を知ることが出来る。そう思ったの」

梨子「でも……それだと四天王に空席が……」

穂乃果「そう。だから新しく誰かを四天王に抜擢しなきゃいけない。候補として上がってるのはジムリーダーの誰か……。けど、急にジムを空けるわけにもいかない。そこで、私としては四天王に推薦したい候補が何人かいるんだよね」

千歌「候補?」

穂乃果「果南ちゃんに、ダイヤちゃん」

果南「……………………」

ダイヤ「……………………」

穂乃果「善子ちゃん……それに梨子ちゃん」

善子「……!!」

梨子「私も……?」

穂乃果「元四天王の果南ちゃんに、実績と功績のあるダイヤちゃん。誰もが認める実力者の善子ちゃんに、元チャンピオンの梨子ちゃん。まあ……梨子ちゃんに関しては異例中の異例だけど。他の地方のチャンピオンが四天王になるなんて前例が無いし」

497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 03:08:29.76 ID:USTgJ6B9O

梨子「それは、まあ……」

穂乃果「で、どうする?」

果南「断ります」

ダイヤ「右に同じですわ」

善子「ヨハネの名にかけて」

穂乃果「え?」

善子「あ、お断りの方向で……///」

穂乃果「まあ……そうだよね」

果南「理由は鞠莉と同じです。私ももっと広い世界を見たいから」

ダイヤ「分不相応ですわ。それに……私には、もっといい地位もありますので」ポン

ルビィ「お姉ちゃん……///」

ダイヤ「恐れながら、辞退させていただきます」

善子「私も。ていうか、四天王とかチャンピオンに興味無い。一番強いのは私だし」

花丸「傲りがすぎるずら」ペシッ

善子「事実だもん」

穂乃果「梨子ちゃんは?」

梨子「べつに……地位にこだわりはありませんから。私もお断りします」

穂乃果「全員に断られるとは……」

ツバサ「予想はしてたんでしょ?仕方ないわよ」クスッ

曜「わかってはいたけど、自分が選ばれないってちょっとショックだよね」ヒソヒソ

千歌「私たちもそれなりだと思うんだけどね」ヒソヒソ

真姫「なに言ってるのよ」

ようちか「うわっ!!?」

海未「まったくです」

絵里「あなたたちは、挑戦する側でしょ」クスクス

曜「あ……!」

千歌「そっか……」

498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 03:37:22.84 ID:USTgJ6B9O

穂乃果「それじゃ……当初の予定通りだね」

千歌「……?予定?」

穂乃果「四天王の着任は断られるだろうなって、最初から予想してた。だから……これを機会にちょうどいいかなって、決めてたことがあるの」

曜「決めてたこと?」

穂乃果「次のリーグ挑戦を期に、一時的にウラノホシボケモンリーグを凍結するの」

梨子「!!!」

果南「!!!」

ダイヤ「リーグを……凍結する……!!?」

穂乃果「鞠莉ちゃんと同じ……とは言えないけど、私もチャンピオンの座を降りようと思うんだ」

ルビィ「穂乃果さんが……チャンピオンを辞める……!!?」

梨子「そんなことをすれば……本当に……」

英玲奈「チャンピオンと四天王の空席が二つ。それではリーグが機能しない」

あんじゅ「だから、一時的にリーグを凍結させるの」

曜「理屈はわかりますけど……なんで急に……」

穂乃果「急じゃないよ。ずっと考えて……ようやく形に出来そうな段階まで来た」

梨子「いったいなにを……」

穂乃果「リーグも……ジム戦も……常識から外れ、その全てのルールを根底から覆す、史上最大のバトルイベント。その名も……ラブライブ!」

499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 03:53:28.14 ID:USTgJ6B9O

千歌「ラブライブ……」

ことり「そう♪ウラノホシ……ううん、世界中のトレーナーを巻き込んだ一大バトルトーナメント♪」

海未「通常のバトルのみならず、コンテストやパフォーマンス……ありとあらゆる分野で競い合い、たった一人の頂点を決めるのです」

ルビィ「それって……」

花丸「本当の一番を……決めるためのバトル……」

穂乃果「勝てばウラノホシのチャンピオンのイスが手に入る。参加条件は……ポケモンを好きであることだけ!!それだけでいいんだよ!!」

梨子「ジム戦も……リーグ戦も無しに……延いてはチャンピオンのバトルも無しにウラノホシのチャンピオンになれる可能性がある……。たしかに……今までの常識からはかけ離れてる……。けど、そんなイベントが実現可能なんですか?」

絵里「構想はあった。だけど、私たちの強さ故に……とても参加するトレーナーが集まるとは考えられなかった。だけど……」

花陽「みんながいる♪みんなが戦う姿は……すごくドキドキして、見ている人を感動させるの♪」

にこ「私たち相手に一歩も引かない度胸。あんたたちが力を貸してくれれば、きっと実現出来る。いいえ、実現してみせる!!」

凛「それが、凛たちがやりたいこと!」

真姫「私たちの夢」

希「ポケモンとトレーナーが紡ぐ奇跡を、未来に繋げたい」

500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 04:00:15.89 ID:USTgJ6B9O

千歌「未来……っ///」

曜「スゴいスゴい!!なんかワクワクしてきた!!」

梨子「ポケモンとトレーナーが輝くための最高の舞台……!!」

花丸「マルたちが力になれるなら……!!」

ルビィ「うんっ!!なんでも手伝います!!」

善子「堕天使の腕の見せ所♪」

ダイヤ「がんばルビィ……ですわね!!」

果南「おもしろくなりそうっ♪」

鞠莉「私たちの新しい物語……♪セカンドシーズンのスタートデース♪」

聖良「もちろん……!!」

理亞「私たちも!!」

穂乃果「うんっ!!みんな……ありがとうっ♪」

501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 04:05:06.16 ID:USTgJ6B9O

千歌「……あれ?でも、さっき次のリーグ挑戦が終わったらって……」

あんじゅ「♪」ニコッ

英玲奈「フッ♪」

ツバサ「そう、次……よ♪」

鞠莉「そうだよ、千歌っち♪」

ツバサ「ジムバッジを集め、リーグ挑戦に牙を研ぐ怪獣……。相手にしないのは、失礼じゃない」ニッ

千歌「……!!」

穂乃果「千歌ちゃん」

千歌「!!!」

穂乃果「かかっておいで。全力で」

502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 06:36:40.66 ID:bD7a7PJb0
この地方のジム巡りの順番は
くさ→かくとう→ほのお→フェアリー→エスパー→こおり→ひこう→ドラゴンか
ゲーム的のは4つ目フェアリーは結構鬼門
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 11:51:48.18 ID:faBfUaA2O

千歌「……………………」

穂乃果「……なんて、急かしたりしない」

千歌「!!」

穂乃果「なにも今すぐってわけじゃない。何事にも段取りがあるもんね。千歌ちゃんにも、やるべきことがあるんでしょ?」ニコッ

千歌「……はい!!」

梨子「……………………」

千歌「……梨子ちゃん!!!」

梨子「……ついに、このときが来たわね」ニッ

曜「……!!!」ゴクリ

梨子「千歌ちゃん……私と……」

千歌「ダメ!!!」

梨子「!!」

千歌「挑戦者は私だから。私から言う」

梨子「……クスッ。ええ……♪」

鞠莉「…………………………」

果南「……………………」

ダイヤ「……………………」

善子「……………………」

ルビィ「……………………」

花丸「……………………」

曜「……………………」

梨子「……………………」

千歌「……………………」

504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 12:44:21.86 ID:faBfUaA2O

梨子『私、梨子。ポケモントレーナーです』ニコリ



千歌『梨子ちゃんはまだウラノホシに来たばかりだもん。まだまだこの地方は広いよ。まだまだ見たことのない場所や、会ったことがない人がいる。メロエッタのことがわかるまで、諦めるのやめようよ』



千歌『梨子ちゃんが下向いてどうするの!!!ちゃんと顔上げろ――――!!!大切なパートナーなんでしょっ!!!梨子ちゃんが見なきゃいけないのは誰!!!一緒に戦ってるのは誰!!!そんなんじゃ……ケロマツの方からいなくなっちゃうよ!!そんなの……私が勝ちたいって思った梨子ちゃんの姿じゃない!!!たとえどんなに弱気になっても……譲れないものはっ、自分の手で掴まえろ――――!!!!!』



梨子『負けっぱなしじゃいられない……!!!』



千歌『私がリーグを戦えるくらいに強くなったら……』



千歌「梨子ちゃん。私と、バトルしてください」

梨子「ええ。喜んで」

505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 20:15:27.39 ID:qSD9eTRLO

――――――――ポケモンリーグ

――――――――南天の白きスタジアム



ルビィ「広い……おっきぃ……」

花丸「ここが……ポケモンリーグの頂点……」

ツバサ「そう。本来ならば、四天王に勝利した者だけが足を踏み入れることを許され聖なるフィールド。ここで……次代のチャンピオンを決定するバトルが繰り広げられる」

果南「……………………」

鞠莉「果南……」

果南「大丈夫。トラウマはもう、振り払ったから」

善子「ここで戦うのね……千歌とリリーが……」

ダイヤ「よろしいのですか?あくまで私闘なのに、このような……」

真姫「チャンピオンがいいって言ってるんだから、べつにいいんじゃない」

穂乃果「二人の決着をつけるのに、これ以上相応しいフィールドは無いよ」ニッ

曜「……………………」トクン……トクン……

にこ「緊張するわね……」

曜「はい……。でも、ドキドキしてます……///」

絵里「見届けましょう。みんなで」

花陽「来ました……!!」



バタン――――――――

――――――――バタン

スタ……スタ……

スタ……スタ……

ザッ!

千歌「……………………」

梨子「……………………」

506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 21:12:37.32 ID:qSD9eTRLO

凛「……?二人とも着替えたの?」

ことり「せっかくのバトルだもん♪おもいっきり可愛い衣装で戦ってほしくて♪」

海未「千歌は白のジャケットに赤のスカート……梨子は黒いジャケットにパンツルックですか。また対極的な……」

ことり「だって似合うんだもん♪」

曜「スッゴく可愛いです!!!」

ことり「ね〜♪」

善子「リリー……おへそ出てるんだけど……」

花丸「出てるね」

善子「リリーのへそ出しって……なんていうか……こう……エロ――――――――」

鞠莉「Sexyデース♪」

善子「あっ、うん!それ!セクシー!!」

花丸「……………………助平ずら」ボソッ

善子「……………………ゴメンナサイ///」

507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/08(金) 21:49:27.39 ID:qSD9eTRLO

善子「コホン……///ところで、みんなはこのバトルどう見てる?」

ダイヤ「どうとは?」

善子「どっちが勝つと思う?」

ルビィ「どっちが……」

聖良「短期間で圧倒的な躍進を見せた千歌さんと……チャンピオンにまで上り詰めた確かな実力を持った梨子さん……」

理亞「……………………」

果南「そういう善子は?」

善子「……7:3でリリー」

ダイヤ「というと?」

善子「千歌はたしかに強くなった。ポケモンを愛し、ポケモンに愛されて……その力を最大限まで引き出せる稀有な才能。キズナ現象までたどり着いたリザードンはもちろん、伝説級のソルガレオやカプ・レヒレの安定感はちょっとのことじゃ揺るがないし、ピカチュウやモクローだってレベルが高いわ。それでも、千歌はリリーに経験という一点で及んでない。それはバトルにおいて勝敗を分ける重要な場面で如実に現れる」

花丸「濃密な時間を過ごしたのは二人とも一緒……。それなら、それ以前のトレーナーとしての来歴が勝負を左右する……」

ダイヤ「ですが、千歌さんには経験の差を埋めるだけのセンスがありますわ。私たちには無い独創性と柔軟な発想。ここ一番での地力は目を見張るものがありますわよ」

善子「そう。だから3なのよ。千歌が勝つにはそれを活かしてリリーの布陣を突き崩すしかない」

鞠莉「なるほど……それは難しそうね……。元とはいえチャンピオンだったんだもの……。チャンピオンの称号は強さの証……。誰を相手にも少しの隙さえ与えてはくれないはずよ」

穂乃果「それに、この一週間の特訓で完全に昔の強さを取り戻してる。あの頃の……無敵だった頃のね。だけど、なにが起こるかわからないのがポケモンバトルでもある」

善子「……そうね」

508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 23:03:30.32 ID:7cl7ZMhR0
この服装はちかっちがDAYDAYDAY衣装でリリーがコワレヤスキ衣装かな?
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 23:21:30.19 ID:UwGEg1rSO
壁あるかな?
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 23:41:33.64 ID:qSD9eTRLO

梨子「こうして……向き合うときを楽しみにしてたわ。戦いたいって、面と向かって言われたあのときから……ずっと……」

千歌「うん。私も楽しみだった。どうすれば勝てるか……どうやったら梨子ちゃんを越えられるか……。梨子ちゃんの顔を見ると、自然にそんなことを考えるようになってた。梨子ちゃんは……私にとって目標だった」

梨子「目標は越えるもの……。その覚悟も準備も……とっくに出来てるんでしょ?」

千歌「当然……。私たちの全力で……梨子ちゃんを越える!!!」グッ!

梨子「酔いしれさせてあげる。私の楽団が奏でる音楽に。だから千歌ちゃんも、戦術も、キズナ現象も、メガシンカも、Zワザも……たった一滴も余すことなく……全てを出しきりなさい!!!」バッ!

ゴオオオオオオオ――――――――!

千歌「私はトチマタウンの千歌!!!夢はポケモンマスターになること!!!そしてウラノホシリーグ……ラブライブ!優勝だぁ!!!」

梨子「オトノキザカリーグ、元チャンピオンの梨子!!!聴かせて千歌ちゃん……あなたたちの音を!!!」



ザッ!

穂乃果「ルールは6vs6のフルバトル!!!どちらかのポケモンが全て戦闘不能になったら終了!!!正々堂々、力の限りを尽くして戦うこと!!!」



千歌「はいっ!!!」

梨子「はい!!!」



穂乃果「それでは……バトル、開始――――――――!!!!!」



梨子「さあっ、前奏曲(プレリュード)よ!!」シュッ ポンッ!



切って落とされた……千歌と梨子のフルバトル……
互いの全力を睹した戦い……オープニングを飾る梨子のポケモンは……
安価下1
ランプラー、ガブリアス、トゲキッス、チェリム、メロエッタの中から

511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 23:46:39.25 ID:bD7a7PJb0
ガブリアス
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 00:00:18.16 ID:0nsalwosO

ガブリアス「ガアアアアアアアアアアア!!!!」



絵里「ガブリアス……!!!」

海未「梨子の手持ちポケモンの中でもトップクラスのアタッカー……!!強気に出ましたね……!!」

凛「千歌ちゃんは……!!」



千歌「いいね……!!ポケモンを前にしたら……俄然燃えてきた!!!こっちも行くよ……一緒に輝こうっ!!!」シュッ ポンッ!



千歌が繰り出したポケモンは……
安価下1
ピカチュウ、カプ・レヒレ、モクロー、ソルガレオ、ベベノムの中から

513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 00:09:27.12 ID:EXrCWVR1O
ソルガレオ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 00:35:16.07 ID:0nsalwosO

ソルガレオ「ガルァアアアアアアアアアア!!!!」



果南「千歌はソルガレオ……!!!」

鞠莉「パワーにはパワーを……!!二人ともオープニングからトップギアだわ!!」



梨子「お互い……考えることは同じみたいね……!!」ニッ

千歌「最初のバトルに勝って……流れを自分のものにする……!!」ニッ

ガブリアス「ガァバッ!!!」

ソルガレオ「レェガ!!!」

梨子「先攻はあげるわ……!!どこからでもかかってきなさい!!!」

千歌「上等っ!!!行くよソルガレオ!!!ニトロチャージっ!!!」

ソルガレオ「ルゥガアアアアア!!!」メラッ……ダンッッ!

ダダダダダダダ!

梨子「真正面から力勝負……!!受けてたつわ!!ガブリアス!!!」

ガブリアス「シャアガアアアアア!!!」ダンッ!



聖良「回避しようとしない……!!受けるつもりですか!!?」



ソルガレオ「ガアアアアアアッ!!!」ゴオオッ!

ガブリアス「シャアアアアアッ!!!」ガバッ!

ガシィィィィィィ!

千歌「!!!」

ググッ……

グググ……!

ソルガレオ「ルガァァァァ……!!!」グッ……!



理亞「技も使わずに……身体一つでニトロチャージを止めた……!!!」

515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 00:46:01.76 ID:pkywOS4F0
アーゴヨンじゃないってことは龍の波動の修得は間に合わなかったか…
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:07:47.96 ID:0nsalwosO

ルビィ「まるでお姉ちゃんのポケモンみたい……!!」

ダイヤ「パワーのことですか。いいえ……あの膂力はそれ以上です……!!」

曜「どっちのこと……?」

ダイヤ「……両方、ですわ」



千歌「やるじゃん……っ♪」ビッ!

ソルガレオ「ガウッ!!!」バッ!

ガブリアス「シャアッ!!!」

千歌「普通に止めてきたね。避けるまでもないって?」

梨子「ニトロチャージは使えば使うほどスピードを上げる厄介な技。回避すれば余計に出力を上げられちゃうじゃない。けど、スピードに乗る前の技の出掛かりを潰せば驚異じゃなくなる。何度も見たわ」



ソルガレオ『ガアアアアアアッ!!!』

レックウザ『ザアアアアアアアッ!!!』



梨子「千歌ちゃんの戦い方はわかってる。今までずっと見てきたんだもの。私に一度見た技が通用すると思わないで」

千歌「……………………!!」

梨子「……さあ、想像を越えてみなさい」

517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:46:37.18 ID:0nsalwosO

千歌「たまんないね……」ゾクッ



善子「千歌……笑ってる……」



千歌「強い相手にぶつかっていくこの感じ……!最ッ高にドキドキする!!」

梨子「ええ……私もよっ!!!」バッ!

ガブリアス「ガアアアアアアアアアアア!!!」

梨子「ほのおのキバ!!!」

ガブリアス「シャガアッ!!!」ボオッ!

千歌「サイコショックで突き放して!!!」

ソルガレオ「ガルァ!!!」ヴンッ! ドガガガガガガガ!

梨子「ガブリアス!!!」スッ!

ガブリアス「ガアッ!!シャアアッ!!!」シュンッ! シュンッッ!



理亞「サイコショックをかわした……!!あんなに簡単に……!!」

真姫「速い……いや、違うわね。動きにムダが無さすぎる」

希「技の出だしで軌道を読んでる。コンマ数秒先の未来を予測した動き……」
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:58:14.32 ID:0nsalwosO

ガブリアス「ガアアアッ!!!」ボオオッ!

千歌「ニトロチャージ!!!」

ソルガレオ「ガルァッ!!!」ダンッ!



花丸「ソルガレオもかわした!!」

ことり「ゼロからトップスピードに……!!千歌ちゃんも一歩も退いてない!!」



千歌「ソルガレオ、そのままニトロチャージ!!!フィールドを大きく駆け回って!!!」

ソルガレオ「ガルッ!!!」ダダダダダダダ――――!

ボオオオオオオオオオッ!



海未「スピードと火力が上昇した……!!」

英玲奈「膂力で止められることを避け、力を蓄えることを優先したか」

善子「常套手段ね。悪くない。でも、使い古された技法なんて、リリーには通用しない」



梨子「作戦のつもり?逃げの一手なんてらしくないじゃない。それでもこっちの攻撃は緩めないわよ。ガブリアス!!!」

ガブリアス「ガアアアッ!!!」



ガブリアスの攻撃……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→だいちのちから
偶数→りゅうせいぐん

519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 02:01:12.90 ID:pkywOS4F0
どっちだ?
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 06:50:27.12 ID:vdZuspKO0
大衆の前では噛みつかないいい子になったなガブ・・・
しかしこの善子の梨子推し・・・実はチャンピオン時代から見てたファンだったり?
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 07:47:55.22 ID:ce5VHdBSO
犬でも飼ったんじゃないか?
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 09:27:42.72 ID:0nsalwosO

梨子「りゅうせいぐん!!!」

ガブリアス「シャアガァァァァァァァッ!!!」キイィィン……バシュッ!

ヒュウウウ……ズガガガガガガガガガガガ!

ドガン!

ドゴン!

ドガァァァンッ!

ソルガレオ「ガァァァァァァッ!!!」グラッ!

千歌「ソルガレオ!!!」



あんじゅ「フィールド全体に降り注ぐりゅうせいぐんで、スピードもなにも関係無しに……!!」



千歌「大丈夫ソルガレオ!?」

ソルガレオ「グルル……ガアッ!!!」

千歌「思い切り良すぎ……!!でも、これが梨子ちゃんなんだよね……!!」

梨子「ええ、そうよ」ニコッ



ツバサ「一瞬を見切る戦術眼があってこそ成せる紙一重の猛攻。リスクを怖れず常に攻撃の手のみを模索する超攻撃的なバトル。これが……オトノキザカを震撼させたチャンピオン、梨子さんの本気ということね」



梨子「距離を詰めなさい!!ほのおのキバ!!!」

ガブリアス「ガアアアバッ!!!」ボオオッ!

千歌「ガブリアスと距離を取って!!ニトロチャージ!!!」

ソルガレオ「ガルアッ!!!」ボオオッ!

523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 11:16:03.68 ID:Ft8cspMc0
>>512 ヨーテリーかガーディにNNライラプスと付けているのが安易に想像できるな
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 11:19:14.38 ID:92IOr3J7O
>>523 善子だし、ポチエナの方じゃない?
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 11:44:04.15 ID:yrTDqnAK0
>>523 デルビルの可能性も
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 17:48:35.53 ID:CvDKgHG3O

花陽「ソルガレオの技は、中、遠距離で十分な威力を発揮する……。だからこそ梨子ちゃんは距離を詰める判断をした」

ルビィ「二人とも自分の距離を保とうとしてる……。けど……」

果南「梨子ちゃんが優勢なのは明らかだね……」



梨子「もっと……もっと楽しませて!!ガブリアス、だいちのちから!!!」

ガブリアス「ガアッ、バアアアア!!!」ドゴンドゴン!

ドガァン!

ドゴォン!

千歌「ソルガレオ!!!」ビッ!

梨子「そっちね!!!」ビッ!

ガブリアス「ガアアアバッ!!!」

ソルガレオ「ガルァッ!!?」

千歌「なっ!!!」



にこ「ガブリアスが回り込んだ!!」

穂乃果「だいちのちからでソルガレオのコースを誘導したんだね……!!」

絵里「秀逸なのは……千歌のサインを梨子が読んだことよ……!!簡略化し最適化した最小限のサインを、梨子も完全に把握してる!!」



梨子「だから……今までの千歌ちゃんのバトルじゃ勝てないのよ!!!ガブリアス、ほのおのキバ!!!」

ガブリアス「ガアアアアアアッ!!!」ボオオオオッ!

ガブ――――――――ボオオオオオオオオオッ!

ソルガレオ「ルガァァァァァァァァァ――――――――!!!」

ガブリアス「シャアガァァァァァァァッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!



聖良「ソルガレオを捉えた!!!」

ダイヤ「急所に……ダメージは相当ですわ!!!」

527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 22:21:09.23 ID:Wmhtnk5gO

梨子「もう逃がさない!!このまま仕留めるわよ!!!」

ガブリアス「ガアアアアアアッ!!!」

梨子「荒ぶる龍の咆哮に震えなさい!!!」スッ!

キラン――――――――

パアアアアア……



海未「来ますか……!!!」

曜「メガシンカ……!!!」



梨子「龍の鼓動よ!!!不滅なる魂よ!!!未来に響く希望の音を奏でなさい!!!ガブリアス、メガシンカ――――――――!!!!!」

パアアアアアアアアアア――――――――!

メガガブリアス「ジャアァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」



ダイヤ「メガガブリアス!!!」

鞠莉「さらに炎の威力が上がった!!!」



梨子「喰らい尽くしなさい!!!」

メガガブリアス「ジャァガアアアアアアアアア!!!!」ボオオオオオオオオオオ!

ソルガレオ「ガルァァァァァァァァァァァ!!!」

528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 01:24:38.34 ID:hA9HBn//O

凛「一方的だね……」

花丸「千歌ちゃんもとびきり強いのに……梨子ちゃんはそれ以上……」

善子「千歌が勝つにはリリーの想像を越えるしかない。……負けんじゃないわよ」

ルビィ「それ……どっちに?」

善子「決まってんでしょ」



ソルガレオ「レガアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

パアアアアアアアアアア――――――――!

梨子「っ!!?」



善子「両方よ」



梨子「ライジングフェーズ……!!」

千歌「逃がさない……だっけ。捕まえたのはこっちだよ……!!!」バッ!

ソルガレオ「ガアアアアアアッ!!!」ダンッッ!

メガガブリアス「ガバッ!!?」

千歌「強引なバトルは何度も見せたっけ……でも、もっと強引なバトルは初めてでしょ!!!ソルガレオ、メテオドライブ――――――――!!!!!」

ソルガレオ「ガァルアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」キイィィン……ドゴオオオオオオオオオオ!

メガガブリアス「シャガアッ!!!?」

梨子「喰らいつかせたまま……メテオドライブ!!!?ちいっ、振りほどきなさい!!!」

千歌「いけぇ――――――――!!!!!」

ソルガレオ「ガルァァァァァァァァァァァァッ!!!!!」

ドッガァァァァァァァァァァァン!

529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 02:06:05.79 ID:hA9HBn//O

絵里「スタジアムの壁に……!!」

希「力ずくで叩きつけた……!!」

曜「今までにないくらいムチャで強引……!!でも、本気の梨子ちゃんを押し返した!!!」



シュウウウウウ……

千歌「……………………」

梨子「……………………」



反撃のメテオドライブ……
ファーストバトルの幕引きとなるか否か……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→メガガブリアス、戦闘不能
偶数→メテオドライブに耐えきる

530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 02:16:41.41 ID:b2IDQ9Vk0
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 17:41:18.16 ID:zYqnPLZHO

ガラッ……

パラパラ……

メガガブリアス「ガア……ッ!!!シャガ――――――――」バタン

梨子「!!!」

シュイン……

ガブリアス「ガブ……」

ソルガレオ「ガルァ!!!」



穂乃果「ガブリアス、戦闘不能!!!ソルガレオの勝ち!!!」



ことり「ガブリアスが負けた……!!」

善子「無策……いいえ、あれが策だったの……?攻撃を受けることを前提に、力ずくのカウンターを仕掛けるなんて……」

ダイヤ「たしかに……今まで見たことはありませんわね……」

理亞「普通じゃない……」

曜「だけど、千歌ちゃんっぽい」

海未「……敢闘しましたね、ガブリアス」



梨子「ありがとう、ガブリアス。ゆっくり休んで」シュイン

千歌「どう、梨子ちゃん?」ニッ

梨子「最初からカウンター狙いだったの?」

千歌「梨子ちゃん相手にそんなの狙えないよ。少しくらいムチャしなきゃ勝てないかな……くらいには思ってたけど。真っ直ぐに……勢いよくいけばなんとかなる。無謀な賭けは勝ちに行くよ♪」ニコッ



真姫「……ふん」クスッ

532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 17:51:00.43 ID:zYqnPLZHO

千歌「さあ、まずは一勝だよ!!このままストレートで決め――――――――」

梨子「させないわよ」



ゾワ――――――――!



千歌「……!!!」



果南「プレッシャーが……跳ね上がった……!!」

ルビィ「今までの梨子ちゃんからは……感じたことない……」

鞠莉「強者だけが自然に身に付けるオーラ……まるで目に見えない壁に押し付けられているような……顔の横に何かを突き付けられているような息苦しさだわ……」

聖良「狩猟本能ともとれるような……剥き出しの闘争本能……。狙った獲物を必ず仕留めるという鋭い気概……これが……」

海未「かつて……オトノキザカを震撼させた、オトノキザカリーグ歴代最強のチャンピオン……。生半可ではありませんね……この殺気は……」

533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/10(日) 18:22:55.17 ID:zYqnPLZHO

梨子「まさかこの私が……壁に追い詰められて敗けを喫するなんてね……。千歌ちゃん、あなたが初めてよ。私に壁に追い詰められる味を教えてくれたのは」

千歌「……………………っ」ジリッ

梨子「次は私が教えてあげる」スッ

ソルガレオ「ガル……!!」

梨子「捕食者が誰かってことをね」ペロッ

千歌「――――――――ッ!!!」ゾクッ

梨子「第二楽章の始まりよ……!!」シュッ ポンッ



覚醒する捕食者……
呼び起こされるアイデンティティー……
梨子が繰り出した二体目のポケモンは……
安価下1
ランプラー、トゲキッス、チェリム、メロエッタの中から

534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 18:23:42.54 ID:Mt9+vsh3O
可能ならシャンデラ

無理ならランプラーで
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 18:59:33.49 ID:m7qqCE0/O
オーラで壁ドンとかやべえ
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 19:19:56.38 ID:iLquM0Fv0
完全に不思議の国編のイケ梨子
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/11(月) 02:20:34.66 ID:jmdrz2fAO

ランプラー「プラァッ!!!」

梨子「奏でましょう、情熱的な円舞曲(ワルツ)を!!」

千歌「ちょっと気圧されたけど……こっちだってまだまだ全力だもん!!!ソルガレオ、ソーラービーム!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアアアアッ!!!」キュイイイイン……

梨子「ええ、全力で来なさい。それでこそ……!!!ランプラー、れんごく!!!」

ランプラー「プゥーラァァァァァァァァ!!!!!」ゴオオオオオオオオッ!

千歌「!!!」



にこ「尋常じゃないわよ……あの火力……!!」

希「真姫ちゃんの炎を彷彿とさせる……!!」



千歌「避けてソルガレオ!!!」

ソルガレオ「ガアッ!!!」シュンッ!

ランプラー「プラアアア!!!」

梨子「シャドーボール!!!」

ランプラー「ラアアアップゥッ!!!」バシュバシュッ!

ソルガレオ「ガァルッ!!!」グラッ!

千歌「っ、ソーラービームで薙ぎ払って!!!」

ソルガレオ「レガルァァァァァァァァ!!!!」バシュウウウウウウウウ!

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」ヒュンヒュンッ!

梨子「もう一度シャドーボール!!!」

ランプラー「プラララララアッ!!!」バシュッ!

ドドドドドドドドドド!

538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/11(月) 02:34:09.69 ID:jmdrz2fAO

曜「れんごくみたいな大技で気を引いて、シャドーボールで細かく的確にダメージを与えてる……!!」

凛「あの体格差がまた厄介……。懐に潜り込まれたらどうにも出来ないにゃ……」

理亞「ニトロチャージなら自分の周囲ごと焼き尽くせる」

ルビィ「ううん。梨子ちゃんのランプラーの特性はもらいびだから……。ニトロチャージを受ければ、ランプラーの力になっちゃう……」

理亞「……っ」

ダイヤ「あなたならどうしますか?」

善子「ニトロチャージでどうにか出来ないなら、メテオドライブで一気に距離を作って、スピードに乗ったまま激突するわ。けど……」

聖良「それを梨子さんも狙っている……」

539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 06:37:28.11 ID:rJDXW9rM0
太陽神なのに火に弱いのと、鋼がゴースト半減できなくなったのダブルパンチ
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 00:06:22.15 ID:unBwk70xO

梨子「ランプラー、ソルガレオの真下に!!!」ビッ!

千歌「ソルガレオ、振り切って!!!」バッ!

ランプラー「プラア!!!」

ソルガレオ「ルガア!!!」

梨子「れんごく!!!」

ランプラー「プーッ、ラアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

ソルガレオ「ガルァァァァァァァッ!!!」



ことり「直撃した!!!」



千歌「くっ!!!」

梨子「このまま嬲られ続けるつもり?」ニッ

千歌「こんの……!!そんな安い挑発に……!!!」

梨子「乗るのが千歌ちゃんでしょ?♪」

千歌「よくわかってらっしゃる!!!ソルガレオ、メテオドライブでランプラーを置き去りにしちゃえ!!!」

ソルガレオ「ガァァルアアアアアアアアア!!!!!」キイィィン……ゴオオオオオオオオ!



鞠莉「メテオドライブ!!!」

曜「ランプラーから距離を取った!!!」

541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 00:43:26.61 ID:unBwk70xO

千歌「なにを仕掛けてきても関係ない!!この距離はソルガレオの距離だ!!サイコショック!!!」

ソルガレオ「レェガアアアアア!!!」ヴンッ!

ズドドドドドドドド!

梨子「かわしなさい!!!」

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

梨子「ソルガレオの距離……ね。あいにく、この空間はランプラーのものよ!!!ランプラー、シャドーボール!!!」

ランプラー「プラァァァッ!!!」ヴンッ! ヴンッ! ヴンッ!



花陽「ランプラーの周囲にシャドーボール……!?」

絵里「放出せずに……自分の周囲に留めるタイプの技……!!あれは……!!」

にこ「私の……!!」



千歌「にこさんとのバトルで見た……!!梨子ちゃん……にこさん推し……!?」

梨子「違う」キッパリ



にこ「おい」

542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 00:53:29.44 ID:unBwk70xO

梨子「そんなこと言ってる暇があるの?」

千歌「!!」

梨子「ランプラー……やりなさい!!」パチンッ

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

ボンッ!

ソルガレオ「ガアッ!!?」

千歌「ソルガレオ!!?」



英玲奈「ソルガレオの間合いで爆発……!!?」

あんじゅ「なにが起きたの……!!?」



千歌「……っの!!!」キッ

梨子「見えたのね……さすがいい眼をしてるわ。まあ、絶対に避けられはしないけど!!」

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボン――――ッ!

ソルガレオ「ガァァルアアアアアアアアア!!!」



ツバサ「次々とソルガレオの周囲で何かが炸裂してる……。タイミングと箇所がまるで掴めない……。なんなのあれは……?」

穂乃果「……………………」



ランプラー「プーラァァァァァァ!!!」ヴンッ!



穂乃果「……なるほど」

543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 01:15:26.50 ID:unBwk70xO

ことり「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「爆発が起こる度に、ランプラーの周囲に浮いてるシャドーボールが消えてる。たぶんあれは……」

善子「トリックを使ってシャドーボールを直接ソルガレオの周囲に転移させてる」

花丸「シャドーボールを転移……!?」

海未「シャドーボールを道具と解釈したということですか。またなんとも……常識外れな……」

果南「シャドーボールを撃つのと違って、着弾するまでのタイムラグも無いし、回避の目安になる軌道が存在しない」

ダイヤ「ええ。それになにより、あれではどこに被弾するのかが読めませんわ……」



千歌「前にショウゲツで見たやつだね。あのときより……ずっと威力も精密さが上がってるけど……」

梨子「鍛えてたのよ。いつか千歌ちゃんと戦うときのことを考えて」

千歌「光栄だけど……それとこれとは話が別だよ!!ソルガレオ、ニトロチャージ!!!」

ソルガレオ「ガアッ!!!」

梨子「逃げようとしても無駄よ!!!」バッ!

ランプラー「プラララララァッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ソルガレオ「ガルルアッ!!!」グラッ!

梨子「トリックを発動させてからソルガレオの元に着弾するまでほんの一瞬。もうなにもさせないわよ!!」

544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 01:23:11.35 ID:unBwk70xO

理亞「強い……!!」

聖良「進化だけが強さの証ではない……まさにそれを体現していますね……」

ツバサ「トレーナーのアイデアが、インスピレーションがポケモンの強さを引き出す。さすがだわ、梨子さん」



千歌「迂闊に動けない……!!」

梨子「いいえ、動いても動かなくても同じよ」スッ

ランプラー「プラッ!!!」

梨子「このバトルはもらうわよ!!!」

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ソルガレオ「ガルアッ!!!」

千歌「っ!!どうしたら…………!?」

ランプラー「プラララララーッ!!!」

千歌「シャドーボールの数が減ってる……。そっか……シャドーボールを作り出すことと、トリックを一緒には使えないんだ……!!」

梨子「……………………」

千歌「チャンスは絶対来る……!!ソルガレオ!!!もう少しだけ耐えて!!!」

ソルガレオ「ガルァァァァァァァァァァ!!!」

545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 01:27:22.08 ID:unBwk70xO

ルビィ「千歌ちゃん……なにを……!?」

真姫「弾幕が無限じゃないことに気付いたのね」

花丸「無限じゃない?」

希「シャドーボールの生成とトリックが併用出来ないんやね。あのままシャドーボールを撃てばいずれ弾は尽きる。そうすれば梨子ちゃんは再びシャドーボールを形成するはず。千歌ちゃんはその隙を狙ってる」

にこ「とは言っても、そんな隙ほんの一瞬よ。それに……それまでソルガレオが耐えきれるかどうか……」

546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 07:42:00.52 ID:fO0v0bAFO

千歌「もう少し……」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

千歌「もう少し……!!!」

ボンッ!

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアアアアッ!!!」

ボン――――ッ!

ランプラー「プラ――――――――」フッ

千歌「っ!!今だよソルガレオ!!!メテオドライブ――――――――!!!」

ソルガレオ「ガルァァァァァァァ――――――――ッ!!!」ゴオオオオオオオオッ!



聖良「仕掛けた!!!」

理亞「さっきより断然速い!!この一瞬に賭けてきた!!!」



ゴオオオオオオオオ――――――――ッ!

千歌「間に合え――――――――!!!!!」

梨子「間に合うとか……そういう次元じゃないわよ」

千歌「!!?」

梨子「私のランプラーは空間だけじゃない。時間さえも支配するわ!!!」

ランプラー「プララァッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボン――――――――ッ!

ソルガレオ「ガ――――――――!!!」

547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 09:45:08.39 ID:fO0v0bAFO

千歌「――――――――ッ!!!」



凛「なに!?なんで爆発が!!?」

海未「まさか……時間差……!!?トリックで転移させたシャドーボールにてる意図的にタイムラグを生じさせた……!?」

にこ「ありえるのそんなこと!?それって、つまりソルガレオがどう動くか……そのときどういう位置にいるかを完ぺきに予測してたってことでしょ!?」

絵里「未来を見通す力……または未来を実現させる力……」

希「第六感なんてあやふやなものじゃなく……経験に裏打ちされた確かな実力……。今の一撃が与えたダメージは大きい……」

穂乃果「ソルガレオにも……千歌ちゃんの精神にも……」



梨子「想定外のことが起きると人は揺らぐ……!!真剣勝負においてそれは致命的な結果に繋がる!!決めなさい、ラン――――――――」

千歌「ソルガレオ――――――――!!!!!」

梨子「!!?」ビクッ

千歌「怯んじゃダメ!!!そのまま……全速前進――――――――!!!!!」

ソルガレオ「ガアア……ルガゥアアアアアアア――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオオオ!

梨子「っ、生意気なくらい動じないわね!!ランプラー!!!れんごく!!!」

ランプラー「プゥラアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ボオオオオオオオオオオ!



衝突するれんごくとメテオドライブ……
ランプラーvsソルガレオの行方は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ソルガレオ戦闘不能
偶数→ランプラー、ソルガレオ、共に戦闘不能

548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 10:22:21.41 ID:0DvGOXmjO
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 18:54:10.55 ID:WdSoK0rYO

梨子「最大火力まで上げるわよ!!太陽を燃やし尽くしなさいランプラー!!!」

ランプラー「プラァッ!!!プラララララア――――――――ッ!!!」

ソルガレオ「ガア――――――――」

ボオオオオオオオオオオ――――――――!

千歌「ソルガレオ!!!」

シュウウウウウウ……

ソルガレオ「ガ、ル……」ズシン……

千歌「……………………!!!」



穂乃果「ソルガレオ戦闘不能!!ランプラーの勝ち!!!」バッ!



梨子「っし!!!」グッ!

ランプラー「プラーッ♪」フヨフヨ



ダイヤ「ソルガレオを……倒した……!!」

理亞「本当に……!!」

ツバサ「タイプの相性、先のガブリアスとの連戦……要因がいくらあったとしても称賛に値するバトルだったわ。梨子さんの作戦と経験の勝利ね」

聖良「これでお互いに残る手持ちのポケモンは五体……」

550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/12(火) 19:11:38.10 ID:WdSoK0rYO

千歌「ありがとう、ソルガレオ」シュイン

梨子「ヒヤッとしたわ。あと少しランプラーに攻撃が届いてたら、勝負はわからなかったわね」

千歌「生意気なのは梨子ちゃんもじゃん」

梨子「本当よ。千歌ちゃんたら全然動揺してくれないんだもん」クスクス

千歌「そりゃ驚きはするけどね。梨子ちゃんなら当然かな……とも思うよ。それで……それ以上にワクワクする……♪」ニイッ

梨子「勝つ気満々じゃない。そうやってイタズラっぽく笑うときは、いつだって自分の勝利を確信したときでしょ」

千歌「本気の梨子ちゃんに勝つって思うとついね……♪」

梨子「本当、変な人……♪言っておくけど私もそうよ。本気の千歌ちゃんに勝って、見たことのない景色を見る。それになにより……千歌ちゃん、あなたに勝ちたい」

千歌「……………………っ!!///いいよ……バトルはまだまだこれからだもんね!!!」シュッ



千歌が繰り出した二体目のポケモンは……
安価下1
ピカチュウ、カプ・レヒレ、モクロー、ベベノムの中から

551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 19:15:49.27 ID:2Zx+KK/n0
れひれ
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 19:35:14.29 ID:nyPwdwOzO
まあレヒレ一択だよな
ガブリアス倒した以上ランプラー以外に刺さってるのいないし
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/13(水) 11:58:52.64 ID:mvB0NCe7O

ポンッ!

カプ・レヒレ「レア……!!!」スウッ



果南「カプ・レヒレ……!!」

鞠莉「やっぱりそう来るわよね……」

ダイヤ「ゴースト・ほのおタイプのランプラーに対し、みず・フェアリータイプのカプ・レヒレをぶつける……。定石ですわ……」

花丸「その定石が梨子ちゃんに通じるかどうか……」



梨子「いい顔ね。千歌ちゃんになついてなかったあの頃とは全然違う」

千歌「今じゃ超仲良しだよ」ニッ

梨子「仲ならこっちも負けてないわよ。なんせ、ランプラーはこの地方に来てから、ゲッコウガの次にゲットしたポケモン。付き合ってきた時間はとびきりなんだから」

ランプラー「プーラァ♪」スリスリ

千歌「カプ・レヒレ、こっちも見せつけてやろう」

カプ・レヒレ「レーアッ」プイッ

千歌「見たか梨子ちゃん」

梨子「そっぽ向かれてるじゃない」

千歌「カプ・レヒレはたまにデレるのが可愛いんだよ」

梨子「バトルが可愛くないのだけは知ってるけど……!!ランプラー、シャドーボール!!!」

ランプラー「プララァッ!!!」バシュッ!

554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/13(水) 16:48:02.68 ID:mvB0NCe7O

カプ・レヒレ「レーファ!!!」

千歌「みずのはどう!!!」

カプ・レヒレ「レェアアアアッ!!!」バシュウッ!

バシャアッ!

千歌「かげぶんしん!!!」

カプ・レヒレ「レアッ!!!」シュバッ! シュバッ! シュバババババ!

千歌「しぜんのいかり!!!」

カプ・レヒレ「レーファッ!!!レェアアアァァァ!!!」ゴオオオオオオオオオオ!

ランプラー「プラアアアッ!!!」

梨子「ランプラー!!!っ、いきなり畳み掛けてくるじゃない!!けど、それは裏を返せばランプラーの技を攻略出来ない焦りよね!!」

千歌「シャドーボールとトリックのコンボを決められる前に、ソッコーで勝負を終わらせる!!!カプ・レヒレ、みずのはどう!!!」

カプ・レヒレ「レレアアアアアア!!!」バシャアッ! バシャアッ!

555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/13(水) 19:31:32.58 ID:xTHFYDFSO
>千歌「カプ・レヒレ、こっちも見せつけてやろう」

>カプ・レヒレ「レーアッ」プイッ

>千歌「見たか梨子ちゃん」

>梨子「そっぽ向かれてるじゃない」


この流れすき
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/13(水) 19:41:32.03 ID:mvB0NCe7O

梨子「かわしなさい!!!」

ランプラー「プラーッ!!!」ヒュンヒュンッ!

バシュッ!

ランプラー「プラッ!!!」

梨子「掠めた……!!やっぱり厄介ね……かげぶんしんは……!!でもそれは……私のスタイルを見て学んだものでしょ……!!」

千歌「!!」

梨子「攻略の仕方くらいわかってるのよ!!ランプラー、フラッシュ!!!」

ランプラー「プララァッ!!!」パアアアアアッ!

千歌「っ!!」

カプ・レヒレ「レアッ!!」



ルビィ「ピギッ!!」

花丸「眩しいずらぁ……!!」

善子「くっ……光が堕天使を呑み込むなど……!!」



千歌「しまっ……ランプラーから目を離して……!!」

梨子「シャドーボール!!!」

ランプラー「プーッ、ラアアアアアッ!!!」ヴンッ!

梨子「トリック!!!」

ランプラー「ラアアアップゥッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

カプ・レヒレ「レアッ!!?」



穂乃果「かげぶんしんを一度に吹き飛ばした……!!」

557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/14(木) 00:13:09.07 ID:DfQhI6tY0

梨子「一瞬だって目を離しちゃダメじゃない!!ランプラー、トリック!!!」

ランプラー「プーラッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

千歌「……!!カプ・レヒレ!!!」バッ!

ランプラー「プラアアアアアア!!!」

ボンッ!

ヒュンッ!

カプ・レヒレ「レアッ!!!」

梨子「!!」



曜「ダメージはくらってるけど……直撃を避けた……!!」

ことり「千歌ちゃんの指示が、さっきまでよりワンテンポ速くなった……!!」



梨子「ランプラー!!!」

千歌「カプ・レヒレ!!!」

ボンッ! ボンッ! ボンッ!

シュンッ! シュンッ! シュンッ!

ランプラー「プラァァァァァァァァァ!!!」

カプ・レヒレ「レェファァァァァァァァ!!!」

梨子「動きが変わったわけじゃない……!!なのに、芯を捉えられなくなってきた……!!」バッ!

千歌「カプ・レヒレ!!!」ビッ!

558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/14(木) 00:53:22.45 ID:DfQhI6tY0

穂乃果「梨子ちゃんの予測を更に越える予測……千歌ちゃんの集中力が上がった……!!」

ことり「回避が不可能に近い梨子ちゃんとランプラーのコンビネーションに物怖じしてない……!!」

花陽「それになんだか……千歌ちゃん、楽しそう……」



千歌「……っ!!♪」



善子「いい笑顔……。あのムラっ気が、千歌の弱点であり強みね……」

曜「スロースターター……千歌ちゃんはいつもエンジンがかかるのが遅い。けど、一度火がついたら手がつけられない。そんなとき、千歌ちゃんは心の底から楽しそうに笑うんだ」

ルビィ「そして、強い人とバトルするとき……千歌ちゃんはバトルの中で進化する!!」



梨子「憎たらしいわね……!!べつに……攻略法を見つけたわけじゃない……!!直感だとか、野生の勘だとかそういうレベルの話で、やっと対応出来てるだけなんでしょ……!!なのに、私たちの攻撃を上回る次元でそれが研ぎ澄まされだした……!!」

千歌「ピンチのときこそ……ワクワクする……!!ずっとずっとそうだった!!!どんなときもずっと!!!」

梨子「本当、そういうところがめんどうで……そういうところに私は惹かれたのよ!!!」

千歌「梨子ちゃん……今、私……超楽しい!!!//////」キラキラ

梨子「ええっ、私もよ!!!ランプラー、シャドーボール!!!」

ランプラー「プーラァッ!!!」バシュッ!

千歌「しぜんのいかり!!!」

カプ・レヒレ「レファアッ!!!」キン……ゴオオオオッ!

ドオオオオンッ!



理亞「相殺した!!」

559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/14(木) 02:31:19.01 ID:mtAwr9fTO

梨子「勢いだけで勝てるなんて思わないで!!!」

千歌「信じることが勝利へ繋がるんだ!!!カプ・レヒレ、ミストメイカー!!!」バッ!

カプ・レヒレ「レプアアアアアアア――――――――!!!」フワァァァァァァァァ……



にこ「ミストメイカー……!!ミストフィールドを広げた!!」



梨子「まあ、そう来るわよね……!!」



絵里「狙いはしぜんのちから……ムーンフォースね!!」



梨子「カプ・レヒレの必勝パターン……それも今日までよ!!」

560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 11:08:20.47 ID:WC7gomFSO
一次元
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 14:49:55.75 ID:pot1z1ayO
おもろしろです
頑張って
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/14(木) 20:29:01.40 ID:mtAwr9fTO

ランプラー「プーッ、ラアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオオ!

ゴオオオオオオオオオ!

千歌「んなっ!!?」



真姫「フィールドのあちこちから……!!」

凛「れんごくの火柱が……!!」

花陽「ミストフィールドを呑み込んでいくよ……!!」



メラッ……

カプ・レヒレ「レァプ!!」

千歌「フィールドが火の海に……!!?」

梨子「カプ・レヒレのしぜんのちからの厄介なところは、応用の利く汎用性の高さだものね。どんなフィールドでも最大限に力を発揮出来るなら、フィールドそのものを支配すればいい。この灼熱の炎の中でしぜんのちからを使用しても、当然ランプラーの特性であるもらいびが働くわ」

千歌「……なら、この火の海を消せばいい!!!カプ・レヒレ、かげぶんしん!!!」

カプ・レヒレ「レアア!!!」シュバババババ!

梨子「みずのはどう?無理よそれじゃ。煉獄の炎は万物を焼き尽くす永劫の業火なんだから!!」

ボオオオオオオオオオオ!

ボフンッ!

ボフンッ!

ボフンッ!

千歌「かげぶんしんが……!!この火の海丸ごと操れるの……!!?」

梨子「造作も無いことよ!!♪」ギランッ



善子「くっ、カッコいい……!!」

563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/14(木) 23:39:57.33 ID:mtAwr9fTO

絵里「追い詰められたわね……」

にこ「フィールド全体をうねる炎の海。本当に支配してるわね……この空間を……」

希「ゲームメイクも含めてね。次の一手で、このバトルが決まる……!!」



梨子「さあ……奏でるわよ!!冥府の炎で踊りなさい!!!」

ランプラー「プゥラアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオ――――ッ!

千歌「……………………」



花丸「なにもしない……!?」

果南「いや……」



千歌「みずのはどう単発じゃ炎は消せない……かげぶんしんは焼き尽くされる……しぜんのちからは通用しない……じゃあどうする……考えろ……考えることをやめちゃダメ……勝つために……」ブツブツ……



鞠莉「この一瞬を争う土壇場で……なんてConcentration……」

ルビィ「全然諦めてないんだ……!!」



梨子「それでこそ……っ!!!」

ランプラー「プラララララララララララア――――――――!!!!!」

千歌「勝機が見えないなら……作り出す……っ!!!カプ・レヒレぇ!!!」

カプ・レヒレ「レェアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ガシンッ!

564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/15(金) 00:13:58.54 ID:eR0K7P4SO

ことり「カプ・レヒレが、殻を閉じた!!」

海未「なにをする気ですか……!!」



カプ・レヒレ「プレェアアアアアアアアッ!!!」ギュウウウウウウウン!

梨子「回転……!!」

千歌「いぃっけぇぇぇ!!!」

カプ・レヒレ「レェィアアアアアア!!!」ギュオオオオオオオオ!



穂乃果「カプ・レヒレが……まるで弾丸みたいに……!!」

ツバサ「あのまま炎を突き破るつもり……!?」



梨子「ただの激突……違うわね……!!」

カプ・レヒレ「レアアアアア!!!」ギュオオオオオオオオッ!

ピシャッ……

梨子「水滴……いいえ、みずのはどうを……!!!」



英玲奈「先端の一点にみずのはどうを集中させている……!!」

あんじゅ「それも単発じゃない……!!幾重にもみずのはどうを重ねてるわ……!!あれなら……!!」



梨子「負けないで、ランプラー!!!」

ランプラー「プラアアアアアアア!!!」

千歌「踏ん張れカプ・レヒレ!!!」

カプ・レヒレ「レェアアアアアアアアッ!!!」



れんごくの海を突き破らんとするカプ・レヒレ……
勝利の軍配が上がるのは……
安価下1コンマ
01〜33→カプ・レヒレ、戦闘不能
34〜66→ランプラー、カプ・レヒレ共に戦闘不能
67〜99→ランプラー、戦闘不能
00→カプ・レヒレに奇跡が起きる

565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/15(金) 00:40:44.03 ID:TaeI0eMj0
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/15(金) 01:34:23.34 ID:apLeI6Yb0
梨子ちゃんつっよ
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/15(金) 01:55:21.81 ID:eR0K7P4SO

ゴオオオオオオオオッ!

ランプラー「プラアアア!!!」

ギュオオオオオオオオ!

カプ・レヒレ「レェアァァッ!!!」

ググググググ……ググッ……



聖良「カプ・レヒレの回転が……!!」

理亞「止まる……!!」



梨子「今よランプラー!!!れんごく!!!」

ランプラー「プゥラアアアアアアアアアアアア――――――――ッ!!!!!」

ボオオオオオオオオオオ――――――――!

カプ・レヒレ「レアッ――――――――!!!」

ドォォォォォォォォォン!

千歌「っあ!!!カプ・レヒレ!!!」

カプ・レヒレ「レーア……!!」ググッ……

梨子「……………………」

カプ・レヒレ「レ、ヒ……」パタン

千歌「……………………!!!」



穂乃果「カプ・レヒレ、戦闘不能!!ランプラーの勝ち!!!」



千歌「カプ・レヒレ……」

梨子「……………………」グッ!

568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/15(金) 02:10:06.46 ID:eR0K7P4SO

ダイヤ「カプ・レヒレが倒れた……」

果南「これで二連勝……ソルガレオとカプ・レヒレを立て続けに倒して、梨子ちゃんがリードした……!!」

花丸「スゴいずら……梨子ちゃん……!!」



千歌「ありがとう、カプ・レヒレ」シュイン

梨子「ちょっとは焦ってきた?」

千歌「とっくに焦ってるよ。梨子ちゃんはさ……私たちの技も、作戦も、勝ちたいって思いさえも、全部越えてくるんだもん。だから……焦ってる以上に、ドキドキしてる……!!♪今私……めちゃくちゃ熱くなってるよ!!」

梨子「フィールドが火の海なんだから当然じゃない」

千歌「物理的にじゃなくて!!」

梨子「冗談よ♪私も同じよ。生きる熱さを感じてる。まだまだこれからよ。……さあ、次はどのポケモンで挑んでくるの?」

千歌「よしっ、流れを変えるよ!!」カチッ



燃え盛るフィールドを眼前に、千歌が繰り出した三体目のポケモンは……
安価下1
ピカチュウ、モクロー、ベベノムの中から

569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/15(金) 02:12:15.02 ID:ZBpQw3JiO
ピカチュウ
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/15(金) 06:26:49.83 ID:TaeI0eMj0
進化前対決か
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/15(金) 08:27:34.39 ID:TrvBzSPSO
ギラン!
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/15(金) 08:47:27.77 ID:EUhJZkaHO
ズラン!
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/15(金) 15:16:13.30 ID:eR0K7P4SO

千歌「一緒にキラキラしようっ!!出ておいで、ピカチュウっ!!」シュッ ポンッ!

ピカチュウ「ピッカ!!♪」シュタッ

梨子「ピカチュウ……!!」ニッ



鞠莉「千歌っちの三体目はピカチュウね……!!」

理亞「ピカチュウとランプラー……」

ルビィ「思い出すね……ニコマキブリッジで、理亞ちゃんたちとバトルしたときのこと……」

聖良「あのときは、とるに足らない相手だと思っていました。トレーナーもポケモンも、私たちには到底及ばないと。それが今……」



梨子「ピカチュウとは二回……隣に並んで戦ったわね……」

ランプラー「プーラッ♪」

梨子「ニコマキブリッジで……ショウゲツで……。ライバル対決になったわね……♪」

千歌「ピカチュウが一番輝けるステージはここかなって。友だちだけど、仲良しだけど……恨みっこなしだからね」

ピカチュウ「ピカァ!!!」

ランプラー「プラッ!!!」

梨子「当たり前じゃないそんなの。……来なさい」

千歌「うんっ!!ピカチュウ、10まんボルト!!!」

ピカチュウ「ピーカー……チューッ!!!」バチッ……バリバリッ!

574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 00:26:57.75 ID:q34ECUkuO

梨子「シャドーボールで迎撃!!」バッ!

ランプラー「プララララァッ!!!」バシュウッ!

ドオオオオンッ!

ピカチュウ「ピカ!!!」

千歌「ピカチュウ、でんこうせっか!!!」

ピカチュウ「ピィー……カッ!!!」グググ……ダンッッ!

梨子「クスッ……火の海に臆さないで突っ込むのね。勝ち気な性格は千歌ちゃんに似たのかしら」

千歌「元々こうだったよ。そんで、元々可愛かった!!♪」バッ!

ピカチュウ「ピカアッ!!!」バッ!

ランプラー「プラッ!!!」

千歌「アイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピッカアッ!!!」ギンッ!

梨子「どこから飛び出してくるかくらい、炎の揺らめきでわかるわよ!!ランプラー、ピカチュウと距離を取りなさい!!」

ランプラー「プラッ!!!」

千歌「逃がすかっ!!」

ピカチュウ「ピッカァ!!!」ブンッ!

バシィッ!

ランプラー「プラァァ!!!」

梨子「くっ!!!」

575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 01:15:05.04 ID:q34ECUkuO

凛「距離を詰めてインファイト!!」

絵里「あのランプラーが相手ならそれが正解よ!!どれだけ離れていてもシャドーボールとトリックのコンボで距離は潰される!!」

ことり「密着しそうなくらい接近した状態なら、シャドーボールも自爆の危険性が出てくる……!!ランプラーは下手に攻撃出来ない!!」



千歌「叩き込むよピカチュウ!!連続でアイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピカッ!!ピカ!!チュピッ!!ピッカァ!!ピカアアアッ!!!」ギギギギギギギギギン!

ランプラー「プラッ!!!プラアア!!!」

梨子「やるじゃない……!!軽量級ポケモン特有の速さが活きてる……!!ランプラー、フラッシュ!!!」

千歌「させないよ!!ピカチュウ、10まんボルト!!!」

ピカチュウ「ピーカーッ、チュウーッ!!!」バリバリッ!

ランプラー「プラアアッ!!!」バチッ!

梨子「っ、フラッシュを封じられた……!!」

千歌「そう何度もくらってたまるもんか!!アイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピッチュウッ!!!」ブンッ!

ランプラー「ラァプッ!!!」

ドガァァァァンッ!



あんじゅ「地面に叩き付けた!!!」



千歌「攻め立てるよ!!!アイアンテールっ!!!」バッ!

梨子「この……っ!!床ドンも好物なの知っててやってるのかしら……!!?」バッ!

ピカチュウ「ピッカ!!!」

ランプラー「プーラァ!!!」



ピカチュウの猛攻にランプラーは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→成す術無く力尽きる(ランプラー、戦闘不能)
偶数→足掻きを見せる(自滅覚悟のシャドーボールを放つ)

576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 01:18:34.19 ID:jTXKLRk70
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 01:54:54.36 ID:q34ECUkuO

梨子「シャドーボールっ!!!」

ランプラー「プーラアアアアアアアア!!!」

ピカチュウ「ピィーッカッ!!!」グルンッ! ブンッッ!

ランプラー「プラッ!!!」

ドガアアアアアアアアンッ!

ブワ――――――――!



英玲奈「アイアンテールの風圧と衝撃で、炎が掻き消えた……!!」



パラパラ……

ランプラー「プラァ……」キュー

梨子「ランプラー……!!」



穂乃果「ランプラー戦闘不能!!ピカチュウの勝ち!!!」バッ!

578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 09:39:39.21 ID:q34ECUkuO

千歌「よっし!!」ガッ!

ピカチュウ「ピーカッ♪」



にこ「連勝を食い止めた。私とバトルしたときより動きに磨きがかかってるじゃない、あのピカチュウ」

曜「ソルガレオとカプ・レヒレを相手にした疲れもあったんだろうな……。それでも、梨子ちゃんの強さと凄さがよくわかる……」

穂乃果「流れを引き戻したね。残りはお互いに四体」



梨子「お疲れさま、ゆっくり休みなさい」

シュイン

梨子「いい一撃だったわ」

ピカチュウ「ピカァ♪」クルン

千歌「ランプラーもね♪スッゴい強かった♪」

梨子「私のポケモンなんだもの、当たり前よ」

千歌「まだまだドキドキさせてくれるんでしょ?」ニッ

梨子「ワクワクもゾクゾクも……全部あげるわよ」ニッ

579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 10:02:50.51 ID:oS0cM9pSO
>梨子「この……っ!!床ドンも好物なの知っててやってるのかしら……!!?」バッ!

好きなのか…(戦慄)
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 16:15:44.49 ID:q34ECUkuO

梨子「第三楽章……魅惑の音色に酔いしれなさい!!」シュッ



梨子が繰り出した三体目のポケモンは……
安価下1
トゲキッス、チェリム、メロエッタの中から

581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 17:00:59.78 ID:+akGs61uO
メロエッタ
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/17(日) 01:23:31.92 ID:Hq9pRLeTO

ポンッ!

メロエッタ「メーロッ♪」クルクルッ

梨子「♪」スッ

メロエッタ「メロォッ♪」シュタッ

千歌「次はメロエッタが相手……♪」



ルビィ「そういえば……メロエッタがバトルするの、初めて見るかも……」

花丸「そういえば……。善子ちゃんのことを怖がって、あんまり表立ってボールの外に出てなかったずら」

善子「うっさい」

海未「私は修行でメロエッタの実力を目の当たりにしていましたよ」

穂乃果「どうなの実際は?」

海未「強いです」



メロエッタ『メーロォーッ!!!』

メガラティオス『ティオオオオオッ!!!』

ズガァァァァァァァァァァ!



海未「私のラティオスと肩を並べるくらいに」

583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/17(日) 02:01:56.30 ID:Hq9pRLeTO

千歌「どんなバトルをするのか……楽しみで仕方ないよ」

梨子「心行くまで聴かせてあげるわ。この世に二つとない幻想曲(ファンタジア)をね」

メロエッタ「メーロ♪」ウィンク-☆

千歌「可愛いけど……可愛さならピカチュウも負けてないから!!ピカチュウ、でんこうせっか!!」

ピカチュウ「ピカァ!!!」タタタタタタタタッ!

梨子「逸っても変わらないわよ。……私たちが勝つ!!メロエッタ、行きなさい!!!」

メロエッタ「メロッ!!!♪」ヒュウンッ!

584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/17(日) 09:52:34.01 ID:WOJq+P5SO
梨子ちゃんのリリー化がとまらない
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/17(日) 10:10:36.87 ID:lInTyo9r0
2次だとそうでもないけど実際には結構無理にくっつけた感のあるよしりこ
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/17(日) 13:43:23.97 ID:Hq9pRLeTO

ピカチュウ「ピィーッカッ!!!」ダンッッ!

千歌「アイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピッカアッ!!!」ギンッ! ブンッ!

メロエッタ「メロッ!!♪メロォーッ!!♪」ヒュンッ ヒュンッ

千歌「かわされた……!!……それなら!!10まんボルト!!!」

ピカチュウ「ピーカー……!!!」

メロエッタ「メーローッ!!♪」ヒュウンッ!

千歌「!!」

ピカチュウ「チュー――――――――!!!」バリバリ――――ッ!

メロエッタ「――――――――♪」ヒュンッ



善子「まるで当たらない……!!」

理亞「わざと……攻撃を見切ったうえでの紙一重の回避……」

にこ「完全に予測してる動きじゃない。ランプラーのときみたいに梨子が予測してるのとは違って、メロエッタ自身がピカチュウの動きを読んでる」

真姫「動き……というより……あれって……」



ピカチュウ「ピカァ……!!」

千歌「羽みたいに軽やか……それに、雲みたいに掴み所が無い感じ……。速いけど、たぶん速さの問題じゃないよね……。動きは見えてるのに、こっちの攻撃が当たらない……」

梨子「千歌ちゃんにとって初めての経験かしら?だったら、まだまだ味わわせてあげるわ!!」バッ!

メロエッタ「メロッ!!♪」ヒュウンッ!

千歌「来るよ!!10まんボルトで迎え撃って!!」

ピカチュウ「ピーカー……チュー!!!!」バチッ……バリバリ――――ッ!

587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/17(日) 20:19:16.19 ID:Hq9pRLeTO

メロエッタ「〜♪」

バリバリ――――!

メロエッタ「メーロロッ!!♪」ヒュンッ!

千歌「またかわした……!!」

メロエッタ「メロッ♪」ニュッ

ピカチュウ「ピカッ!?」ビクッ

メロエッタ「メロロロロッ♪」ケラケラ

千歌「アイアンテール!!!」

メロエッタ「メロッ♪」ヒョイッ

ピカチュウ「ピッカ!!!」ブンッ!

メロエッタ「メーロー♪」クスクス

千歌「おちょくられてる……梨子ちゃんの変なところに似ちゃって……」

梨子「私ってこうなの?」



希「……飄々としてるのは、余裕故になんやろうね。あの子、自分の強さをよくわかってる」

海未「それを引き出す梨子の存在があって……ということなのでしょうね」

絵里「ポテンシャルはよくわかるわね。なんせ、メロエッタはまだ技を使ってはいないんだから」

588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/17(日) 22:31:14.17 ID:L+o3UBdF0
確か図鑑解説によればメロエッタは心のリズムとメロディから対象の思考を読み取ることが出来るはずだ
つまり言えばメロエッタにはピカ様ちかっち双方ともに考えが筒抜けなんだよ
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 01:19:26.94 ID:AIJccw1YO

梨子「メロエッタ、もう掴んだわね?」

メロエッタ「メロッ!!♪」コクン

梨子「それじゃあ……」スッ

千歌「!!」

梨子「奏でるわよ」

メロエッタ「メロォッ!!♪」ヒュウンッ!

ピカチュウ「ピッカ!!!」

千歌「ピカチュウ!!!」

梨子「メロエッタ!!!」



加速するバトル……
千歌が出した指示は……
連投無し
安価下1
でんこうせっか、10まんボルト、アイアンテールの中から

梨子が出した指示は……
安価下2コンマ 00は100扱い
奇数→特殊技
偶数→変化技

安価下3
安価下2が奇数の場合→サイコキネシス、かみなりのどちらか
安価下2が偶数の場合→じゅうりょく、サイドチェンジのどちらか

590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 01:32:14.66 ID:NtTNWRmn0
電光石火
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 01:33:21.51 ID:lHjdvgbo0
そいっ
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 01:57:29.69 ID:apH0h8s10
ほい
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 06:20:32.95 ID:A0L8uPOK0
かみなり
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 09:23:11.41 ID:AIJccw1YO

千歌「でんこうせっか!!!」

梨子「かみなり!!!」

ピカチュウ「ピカ!!!」ダダダダダダダッ!

メロエッタ「ロォーメッ!!!♪」ゴロゴロ……ゴロゴロ……

ピシャア――――ッ!

千歌「右に跳んで!!!」

ピカチュウ「ピッカ!!!」ダンッ!

ピシャア――――ッ!

梨子「すばしっこいわね……!!けど、逃がさないわよ!!!」ビッ!

メロエッタ「メロォ――――――――ッ!!!♪」

ピシャア――――ッ!

ピシャア――――ッ!

ピシャア――――――――ッ!

ピカチュウ「ピカッ!!!ピッカ!!!ピカアアアア!!!」ダダダダダダダ――――――――ッ!



曜「巧い!!メロエッタのかみなりを全部避けてる!!!」

鞠莉「でんきタイプのポケモンが持つ、電力という力への本能ね。落雷のポイントを肌で読み取ってる。さすが千歌っちのピカチュウだわ」

穂乃果「ううん。それだけじゃない」

曜「……?それだけじゃない……?」

穂乃果「……主導権を握ってるのは、間違いなく梨子ちゃんだよ」



千歌「……?」

メロエッタ「メーローッ!!!♪」

ピシャアッ!

ピカチュウ「ピチュッ!!!」タンッ!

千歌「なんだろ……この違和感……」

595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 09:29:01.35 ID:AIJccw1YO

鞠莉「……What?」

曜「どうしたの鞠莉ちゃん?」

鞠莉「……ピカチュウの回避と、かみなりの落下ポイントの差が大きすぎる」

曜「差……?」



ピシャアッ!

ピカチュウ「ピカ!!!!」ダンッッ!



ルビィ「……本当だ。さっきまでギリギリで避けてたのに……」

聖良「言われてみれば……」

理亞「それだけピカチュウの感覚が鋭敏になってるってことじゃないの?」

果南「前半……あれだけ力量差を見せつけた梨子ちゃんとメロエッタが、それだけの余裕を与えるとは思わない……ってことだよね」

鞠莉「……………………」コクン

ダイヤ「確かに……そう考えると不自然ですわね……」

善子「だとしたら……」

花丸「このかみなりは……」

596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 09:32:06.11 ID:F65MUY2/0
これが本気の梨子ちゃんなのか・・・
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/19(火) 02:22:04.32 ID:a/em9r0eO

ピシャア――――ッ!

ピカチュウ「ピカアアアッ!!!」ダダダダダッ!

千歌「……………………っ!!!」

梨子「あからさますぎて……逆に予想出来なかったでしょ」ニヤッ

千歌「止まってピカチュウ!!!罠だ!!!」

ピカチュウ「ピカ!!!?」

梨子「遅いわよ!!!」

メロエッタ「ロメアッ!!!♪」ヒュンッ!



曜「かみなりを抜けた先にメロエッタが!!!」

ことり「コースの誘導……!!」



梨子「やりなさいメロエッタ!!!」

メロエッタ「メッロォッ!!!♪」

千歌「させるかぁっ!!!ピカチュウ、ボルテッカー!!!」

梨子「!!!」

ピカチュウ「ピッカ!!!ピカ……ピカピカピカ!!!ピッ――――――――カアッ!!!」バチバチッ……ダンッ!



海未「なおも反撃に出ますか!!!」

英玲奈「闘志はまだまだ萎えてはいない!!!」

598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/19(火) 10:33:28.57 ID:a/em9r0eO

梨子「意地で未来を切り開く姿……勇ましいわ!!!でも私たちはさらにその上を行くっ!!!」

メロエッタ「ロメッ!!!♪」ヒュンッ!

ピカチュウ「ピカッ!!!?」

千歌「なっ!!?今のを避けるの!!?」



ことり「完全に見てからボルテッカーを捌いた……!!」

あんじゅ「見切りや直感……反射の類いじゃない!!あれは……そうくることをわかってた動き……!!」



梨子「メロエッタ、インファイト!!!」

メロエッタ「メロ――――――――ォッ!!!♪」

ピカチュウ「ピカ!!!」

スッ……

ヒュン……ヒュヒュン……

トン――――――――!

千歌「……!!?」



ダイヤ「なんて軽い打撃……いいえ、むしろ触れただけ……!?」

凛「違う……あれって……!!」



千歌「ピカチュウ!!!」

ピカチュウ「ピ――――――――」

梨子「爆ぜなさい……!!!」

ドガァァァァァァァァァァァァァァッ!

ピカチュウ「ピカアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!

599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/19(火) 11:42:19.14 ID:a/em9r0eO

パラパラ……

ピカチュウ「ピ、カァ……」



ルビィ「軽く一回触っただけで……ピカチュウが吹き飛んだ……!!?」

善子「一回じゃないわ。あの一瞬で、十回以上手を出してた」

海未「十二発……ですね。まるで衝撃が爆ぜたような攻撃……凛、今のは……」

凛「うん。かくとうタイプのポケモンがよく使うはっけい……浸透勁に近い。打撃を表面に叩き込むんじゃなくて、内側まで深く突き刺すような攻撃だよ」

花陽「凛ちゃんのポケモンが使うのを見たことはあるけど……はっけいってあそこまで破壊力のある技だったっけ……?」

凛「普通……じゃない。浸透勁っていうのは異常なまでに繊細で、少しタイミングがズレただけだも発動しない。それをインファイト……重い一撃を何度もくらわせるような大技と併せて使うっていうのは凛のルカリオにも出来ない」

海未「……近い、と言いましたがそれは?」

凛「一回見ただけじゃよくわかんないけど、たぶん浸透勁だけじゃない。かよちんも言ったとおり、あそこまで威力が大きいなんてありえないもん。だから、何かあるんだよ。浸透勁以外にも……何かが……」

真姫「……なるほど。そういうこと」

絵里「真姫?」

にこ「どうしたの?」

真姫「どうもしないわよ。やっぱり天才なのね……って、そう思っただけ」

600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 20:55:02.56 ID:Td4EWZGSO
凛ちゃん頭いい
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 00:16:58.34 ID:07UFhWOZO

ピカチュウ「ピ、カ……」

千歌「ピカチュウ……!!……っ、今の攻撃でわかったよ。メロエッタがなにをしてたのか」

梨子「さすがね……」

千歌「音……だよね」

メロエッタ「メロォ♪」



花丸「音……?」

真姫「正確にはリズム……音の波ね。メロエッタはピカチュウの動き、呼吸、攻撃のリズムを読み取って、未来予知にも似た先読みをしてみせたのよ」

果南「なるほど……それじゃあさっきのインファイトは……」

真姫「共振……音の波を利用した連鎖反応で、威力を爆発的に上げたのね」

鞠莉「Unbelievable……」



梨子「何度体感しても圧巻の洞察力だわ」

メロエッタ「メロッ♪」

梨子「メロエッタは全ての音を司るポケモン。これくらいの芸当なんてわけないわ」

千歌「ほんと、戦い方のバリエーションが広いね」

梨子「上に行けば行くほど、いろんな強さを知るの。チャンピオンになってもね。今の私なんて途中経過でしかないわ」

千歌「だね。私にとって梨子ちゃんはライバルで、越えなきゃいけない壁で……」

梨子「壁だなんて……///」テレテレ

千歌「それで……通過点だから」

梨子「……ええ。そのとおりよ」クスッ

602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 00:39:20.68 ID:07UFhWOZO

千歌「躓かないよ。私たちは……!!!」

ピカチュウ「ピカ……ピカアアアアアッ!!!」グググ……ダン!

千歌「まだまだ輝き続けるんだから!!!」

梨子「決まったと思ったけど……根性あるのね」

千歌「女の子だからね……♪」

ピカチュウ「ピッカ!!!」フンス

梨子「じゃあ、もう一度聴かせてあげるわ。あなたを震わせる音楽をね」

メロエッタ「メッロ!!!♪」ゴロゴロ……

ピシャア――――ッ!



鞠莉「またかみなりを……!!!」



千歌「コースの誘導なんかしなくていいよ。小細工無し……今度は真正面からぶつかるから」

梨子「……気丈に振る舞っても残り体力の少なさは否めないわね。いいわよ……こっちも全力で行くから!!!」

メロエッタ「ロオオオオッ!!!♪」

603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 01:13:50.63 ID:07UFhWOZO

千歌「行くよピカチュウ……残りの体力全部使ってぶつかろう!!そして輝こう!!!」

ピカチュウ「ピッカアアアアアアッ!!!」

千歌「全身全霊で!!!いっけーピカチュウ!!!ボルテッカー!!!」

ピカチュウ「ピカッ!!!ピーッ、カアアアアア――――――――!!!!!」バチッ……バチバチッ!

ドドドドドドドドド――――――――!

梨子「最大電力……上等よ!!!ぶつかりなさい……越えてみなさい!!!メロエッタ、ひかりのかべ!!!」

メロエッタ「メーロォォォォォ!!!♪」ヴンッ!

ドガァァァァァッ!

ピカチュウ「ピ……ッカァァァァァ……!!!!」ググッ……ググッ……

バチッ……!

バチバチッ!



理亞「ひかりのかべ……!!!」

聖良「コースの指定が仇に……!!威力を落とされた……このまま止められる……!!!」



千歌「……っ!!!」

ピカチュウ「ピカァ……!!!ピッカァァァァァァァァ……!!!」

バチッ…………バチバチ――――ッ!

千歌「ピカチュウ……!!」

ピカチュウ「ピィッカアアアアアアアア――――――――!!!!!」バチバチッ――――――――!

キラン――――――――

千歌「!!!」ゴソッ……

パアアアアアア……

604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 01:25:12.62 ID:07UFhWOZO

千歌「デンキZが……反応してる……。ピカチュウに……ピカチュウの……ゼンリョクに……!!!」

グッ!

千歌「だったら私も応えるよ……ピカチュウ!!!」



希「……!!!」

善子「この光……Zワザ……!!!」



梨子「スパーキングギガボルト……その技のリズムもわかってるわ……!!撃ってもメロエッタには当たらないわよ!!!」

千歌「だったら話は簡単だよ!!!梨子ちゃんの知らない私たちで……梨子ちゃんを越える!!!」

パアアアアアアァァァァ――――――――!



輝くデンキZ……ピカチュウの抱く勝利への意志が、Zクリスタルに更なる力を齎す……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→紋章が変化(ピカチュウZ)へ
偶数→形状が変化(チカピカZ)へ

605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 01:28:11.79 ID:unqoAaKw0
1000万ボルトか、ピカチュートか…
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 02:17:27.63 ID:07UFhWOZO

キン――――――――!

千歌「クリスタルの紋章が……っ!!!」カチッ!

ピカチュウ「ピッカァァァァァァァァ!!!」

ピシッ……

ピカチュウ「ピカアッー!!!!!」

パリィ――――――――ン!

梨子「ひかりのかべを……!!!知らない千歌ちゃんたち……そんなこと出来るの!!?」

千歌「出来るかな……?出来る!!!叫ぶ心が……!!!」ギュッ!

ピカチュウ「ピカッ!!!ピカピカピカピカァ――――――――!!!」ダダダダダダダッ……シュタッ!

千歌「欲しがる輝き……!!!目の前で……見せるんだ!!!」

ピカチュウ「ピッカァ――――――――!!!!!」バッ! クルンッ!

梨子「!!!?」



果南「ロンダートからの……バク転……!!!?」

ダイヤ「ポケモンパフォーマンスでもあるまいし……なにを……!!!?」

鞠莉「でも、梨子の虚を衝いた!!!」



梨子「……………………!!!」



千歌『行けっ!!!ゾロア――――――――!!!』

ゾロア『ゾロ――――――――!!!』



梨子「……パフォーマンスじみた技は、昔から得意だったわね」クスッ

607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 06:34:32.68 ID:LJdOrvV10
この世界にもポケモンコンテストあるのかな
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 11:15:06.00 ID:07UFhWOZO

千歌「熱い熱いジャンプで……!!!新しい光を掴もう!!!ピカチュウ!!!」

ピカチュウ「ピッカァ――――――――ッ!!!!!」バチバチ――――――――ッ!

千歌「これが私たちのゼンリョクだぁ!!!ひっさつの―――ピカチュート――――――――!!!!!」

ピカチュウ「ピッカァァァァァァァァ――――――――!!!!!」バチッ……ゴオオオオオオオオオッ!



花陽「ボルテッカーとスパーキングギガボルトの融合……!!」

曜「Zワザが進化した!!!」



梨子「これだから……っ!!!///」ゾクッ

メロエッタ「メロオオオッ!!!♪」

梨子「千歌ちゃんとのバトルは……本ッ当にゾクゾクする!!!///もっともっと……ドキドキしましょうっ!!!メロエッタ!!!」バッ!

メロエッタ「メロォ――――――――!!!♪」

609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 20:35:40.91 ID:07UFhWOZO

千歌「決まれ――――――――!!!!!」

梨子「決めさせないッ!!!メロエッタ、いにしえのうた――――――――!!!!!」

メロエッタ「――――――――♪」――――――――♪♪

ピカチュウ「――――――――!!!」

メロエッタ「――――――――♪♪」――――――――♪

千歌「!!!」

ピカチュウ「ピカ――――――――」バチッ……フッ――――

千歌「ピカチュウ!!!」

ズシャアアアア……!



ツバサ「いにしえのうた……Zワザを消し去った……!!!」



ピカチュウ「Zzz……Zzz……」

千歌「ねむり……状態……」

梨子「……間一髪だったわね」

スウッ……

メロエッタ(SF)「メロッ♪」



あんじゅ「ステップフォルム……」



千歌「ピカチュウ……ピカチュウ!!!」

梨子「ダメージがある上に、いにしえのうたを至近距離で聴いたのよ。このバトル中に目が覚めることはないわ」

千歌「……!!!」

梨子「ここまでね。無防備な相手にとどめをさすのは気が引けるもの」



穂乃果「ピカチュウ、バトル続行不可能とみなし……メロエッタの勝ち!!!」バッ!



梨子「……♪」ニコッ

610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 23:40:11.90 ID:RZYWYuez0
進化したZワザを以てしても封殺されるとか、梨子とメロエッタのコンビヤバいな。
しかもまだポケモンを残してるという絶望。
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 02:16:34.96 ID:beOiLWhQO

曜「今のは惜しかったね……」

ダイヤ「ええ。おそらくは、相手が梨子さんとメロエッタでなければ……勝利していたのは千歌さんでした」

果南「だね。ピカチュウの動きも、技のキレも、リズムをズラすタイミングも申し分なかった。それでも……」

鞠莉「梨子はその上を行った……。本当……計り知れないわ……」

善子「強さに上限が無い。まあ……それは千歌にも言えることだけど。あの二人はまるでタイプが違うわ」

ルビィ「タイプが……?」

善子「ずば抜けた直感とセンスで戦うのが千歌。だけどそれは歪で不安定……さっきも言ったとおりムラっ気があるのよ。対してリリーの強さは確かな経験と技術の賜物。千歌がどれだけ裏をかこうとしても、リリーはそれを真っ向から打ち破れる」

花丸「うむむ……よくわかんないずら……」

ダイヤ「ざっくりと、二人の強さの数値を100とした場合、千歌さんも梨子さんも100……もしくはそれ以上の強さを引き出せます。しかし、千歌さんの不安定な強さでは、その実力の数値はときに90……ときに30と……絶えず変動するのですわ。それに対して梨子さんは、実力を90の段階でフラットに発揮出来るのです」

曜「ああ……なるほど……。だから安定感のある戦い方が出来るんだ……」

鞠莉「頂点に君臨するということの意味を……梨子は体現してるわね。純度の高い"強さ"。あれこそが王者……あれこそがチャンピオンよ……」

曜「……千歌ちゃん。……梨子ちゃん」グッ……

612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 06:29:13.41 ID:YJvh/bAa0
遠回しにdisられるちかっち・・・
ってかこんな化け物梨子を意識不明にしたり拉致されたりしたあの戦いの恐ろしさ
やっぱり下手にリセット冒険するもんじゃないな
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:34:01.31 ID:beOiLWhQO

千歌「悔しいよねピカチュウ……。仇は討つから……!!」シュイン

梨子「あと三体……とても追い詰めたとは言い難いけど。リードはもらったわよ」

メロエッタ「メロッ♪」

千歌「すぐに挽回するもん。それに……最後に笑うのは私たちだよ」カチッ

梨子「次はどのポケモンで来るつもり?」

千歌「見てからのお楽しみ!!出番だよ!!」シュッ!



千歌が繰り出した四体目のポケモンは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→モクロー
偶数→ベベノム

614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 23:36:02.94 ID:YJvh/bAa0
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:50:57.34 ID:beOiLWhQO

ポンッ!

シーン……

梨子「……?」

メロエッタ「メロ?」



花丸「なにも……出ない?」

善子「空っぽのモンスターボールでも投げたの?」

ルビィ「うゅ……」

チョンチョン

ルビィ「?」クルッ

ベベノム「ベーノッ♪」ベーッ

ルビィ「ピギィィィィィィィッ!!?」ビックーッ!

ダイヤ「ルビィ!!?」

鞠莉「What!!?」

果南「なに!!?」

ベベノム「ベノノノノッ♪」ケラケラ

曜「ポケモン……?」

ゾワ……

善子「……!!」

希「……………………」

善子「ちょっと待って……この気配……この感じ……!!まさか……………………ウルトラビースト!!?」

鞠莉「!!!」

曜「!!!」

絵里「……………………」スッ

海未「……………………」スチャ……

ベベノム「ベノ?」キョトン



千歌「おいで、ベベノム♪」

ベベノム「ベノッ♪」スィー

モッギュー
ベベノム「ノノッ!♪」

千歌「エッヘヘヘ♪」

ベベノム「ベーノォ♪」スリスリ

616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 00:17:55.53 ID:/t5Yh3FTO

鞠莉「……………………!!」

善子「……………………!!」



千歌「みんな、驚かせてゴメンね。この子はベベノム♪私の新しい仲間だよ♪」



果南「ウルトラビーストが……?」

ダイヤ「いったいどういうことですの……?何故千歌さんがウルトラビーストと……」



千歌「説明すると長くなるんだけど……でも、この子は危険なんかじゃない!……って、それだけははっきり言える♪」ニコッ



ルビィ「でも……」

花丸「ずら……」



ベベノム「ノノ……?」

千歌「……………………」

梨子「……………………」



曜「大丈夫なんじゃないかな?」



千歌「……………………曜ちゃん」

617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 00:25:58.19 ID:/t5Yh3FTO

曜「千歌ちゃんが選んで、千歌ちゃんが決めたことだもん♪だったらそれに文句はないっ♪私は、千歌ちゃんと……千歌ちゃんが選んだその子を信じることにするよ♪」ゞ

ダイヤ「……はぁ、予想だにしませんわねあなたは。尤も、その度量に惹かれたわけですが」

果南「そうだね♪千歌ならきっと大丈夫♪」

ルビィ「ちょっとビックリしたけど……ルビィも仲良くなれるかな?」



ベベノム「ベノ…………ベーノ♪」ノシ



ルビィ「エヘヘッ♪///」

花丸「なんだか赤ちゃんみたいで可愛いずら♪ね、善子ちゃん♪」

善子「……そうね。終わったことを引きずるのも性に合わないし……受け入れることも前に進むためには必要なのよね。……よろしくね、ベベノム」ニコリ



ベベノム「ベーッ♪」ベーッ



善子「なんでケンカ売ってくんの!!?」

鞠莉「善子は怖いからデース♪」

善子「善子言うな!!」

鞠莉「ウルトラビーストまで仲間にするなんてね……ほんと、私たちのリーダーはおもしろいわ」クスッ

善子「……ええ」

618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 03:01:11.30 ID:/t5Yh3FTO

千歌「お待たせ、梨子ちゃん♪」

梨子「ううん。ずいぶん甘えん坊なのね、その子」

千歌「可愛いでしょ♪」

梨子「ええ。けど、バトルはどうかしら?」

千歌「どうだろうね」ニヤリ



理亞「……………………」

ポンッ!

理亞「!」

ゾロアーク「ゾロ……」

理亞「ゾロアーク……」

聖良「一緒に見届けたいようですね。千歌さんと、新しいパートナーを」

理亞「……うん」

ゾロアーク「……………………」

619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 14:47:57.32 ID:/t5Yh3FTO

梨子「タイプもスタイルもわからない……。得体が知れないから様子を見る……そんな弱気なバトルはしないわよ!!メロエッタ、インファイト!!!」

メロエッタ「メッローッ!!!♪」ビュンッ!

千歌「こっちも行くよ!!ベベノム、あまえる!!」

ベベノム「ベノッ!!」ヒュウン!

メロエッタ「メロッ?」

ベベノム「ベーノッ♪」スリッ

メロエッタ「メロォ///♪」



花陽「あまえる……!!」

凛「メロエッタの攻撃力を下げたにゃ!!」

真姫「能力を変動させる変化技……今までの千歌にはなかったもの……!!」

620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/23(土) 02:54:54.55 ID:4tBNNf/zO

梨子「力押し以外のバトルも出来たのね……。けど、攻撃力を下げても意味は無いわよ。メロエッタのインファイトは……内部まで浸透する!!!」

メロエッタ「メロ……メッローッ!!!♪」

ベベノム「ベノッ!!」

千歌「攻撃力を下げるのが目的じゃない……これだけ近くなら避けようがないでしょ!!」

梨子「!?」

千歌「ベベノム、どくどく!!!」バッ!

ベベノム「ベーノーッ!!!」ブシュウウウウッ!

メロエッタ「メロッ!!?」

梨子「どくどく!!?メロエッタ!!!」

ヒュウンッ!

メロエッタ「メロ……ッ!!」プルプル……

ビリッ!

メロエッタ「メロォ……ッ!!」.。o○

梨子「!!!」



ツバサ「もうどく状態……」

英玲奈「巧い……あまえるで、より自然な形で懐に潜り込む所作からのどくどくとはな」

あんじゅ「かなり上質な毒みたいね。あの子……どくタイプなのかしら。あれは強烈よ」

621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/23(土) 15:42:15.13 ID:4tBNNf/zO

梨子「カプ・レヒレのかげぶんしんに……モクローのまもる……。攻撃や回避……それに防御にそれぞれ特化した変化技を使ったことはあっても、状態異常を引き起こすものは使ってこなかった千歌ちゃんが……ずいぶんと幅を拡げてきたじゃない……」

千歌「梨子ちゃんに勝つんだもん。なんにだって手を出すよ。このバトルは……全部が全部、梨子ちゃんの知らないステージだよ!!!ベベノム、ベノムショック!!!」

ベベノム「ベノオオオッ!!!」

梨子「かわしなさい!!!」バッ!

メロエッタ「メッ……ロオオオオッ!!!」ヒュウンッ!

バシュッ!

バシュッ!

梨子「どく状態でそんな技受けられないわよ!!」

千歌「やっぱりただどく状態にしただけじゃ怯まないね……!!さすが……けど、だったらこれならどうっ!?ベノムトラップ!!!」

ベベノム「ベノノノノォッ!!!」ブワァ――――!

メロエッタ「メロ……ッ!!?」ガクン……

梨子「今度はベノムトラップ!!?攻撃だけじゃない……スピードまで下げられた……!!」

千歌「ベノムショック!!!」

ベベノム「ベノ――――――――!!!」バシュウウウウッ!

メロエッタ「メロオオオッ!!!」

ズザアァ――――――――!

梨子「メロエッタ!!!」

622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 01:44:20.13 ID:2EDpouLEO

絵里「直撃した!!」

ことり「ベノムショックは、どく状態のときに受けるとダメージが増加する特殊な技……。それをまともに……」

海未「ベベノム……まごうことなく、純然たるどくタイプのようですね。それにメロエッタを手玉に取るかのような奔放さも光ります」

善子「同じウルトラビーストでも、同じくどくタイプを持っていたウツロイドとはまるで違う。ウツロイドとは異なる意味合いで予測不能だわ」

穂乃果「だからこそ波長が合うのかな。あの子も、千歌ちゃんのパートナーになるべくして出会ったんだろうね」



メロエッタ「メ、ロ……!!!」.。o○

梨子「……っ!!!」

千歌「余裕……無くなってるよ」ニヤニヤ

梨子「余裕……?…………そう見えてるなら、千歌ちゃんは私のことを少しもわかってないわ」

千歌「……?」

梨子「余裕なんて無いわよ」

千歌「……!」

梨子「千歌ちゃんが相手なのよ?少しも気を緩められない。余裕そうに見えるのは、ぶってるだけよ。私はただ、勝つための最善を考えてるだけ。自分の好きなように、自由に……勝つことだけを考えてる。どうすれば最高の音を奏でられるか……どうすれば楽しいバトルになるか。ドキドキするか……」

千歌「梨子ちゃん……」

梨子「このドキドキを音にする……。誰も聴いたことのない……最高で最強の音に。……私、千歌ちゃんと出逢えてよかった」ニコッ

千歌「……私もだよ」

梨子「言いたいこと……伝えたいこと……まだまだある。バトルはまだ……終わってないわよ!!!」ニッ!

メロエッタ「メロ……メッロオオオオッ!!!」

ベベノム「ベノ……!!!」

千歌「……だよね♪まだまだやろうっ!!本気をぶつけ合って……手にいれよう!!!未来を!!!!!」

623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 02:55:03.78 ID:2EDpouLEO

曜「……………………!!!」



千歌「ベノムショック!!!」

梨子「ひかりのかべ!!!」

ベベノム「ベノノノノォッ!!!」バシュウウウウッ!

メロエッタ「メロッ!!!♪」ヴンッ!

ドォォォォォン!

メロエッタ「メ、ロッ……!!」.。o○

梨子「体力はいずれ尽きる……その前に仕留めるわよ!!いにしえのうた!!!」

メロエッタ「メ――――――――」

千歌「眠らされる!!ベベノム、あまえる!!!」

ベベノム「ベノッ!!♪ベノーッ♪」スリッ

メロエッタ「メロッ……///」

梨子「子守唄は好きじゃないのね……!!ならそれでいいわ!!そこはメロエッタの領域よ!!!インファイト!!!」

メロエッタ「メロオオオオオッ!!!」ヒュンッ……

千歌「どくどくで目眩まし!!!」

ベベノム「ベノオオオッ!!!」ブシュウウウウッ!

メロエッタ「メロッ!!!」

梨子「小賢しいんだから……!!」

千歌「にししっ♪」



ルビィ「バトルが激しくなった……それに、もっと楽しそうになった!!」

ダイヤ「友故に、バトルに高揚と愉悦を見出だす……。私も、果南さんや鞠莉さんとのバトルで、幾度となく同じものを感じた覚えがあります」

果南「だね。そして、そんなバトルの中でこそ……トレーナーもポケモンも強くなる」

鞠莉「譲れないプライドの衝突……勝利への執着と渇望……。ポケモントレーナーなら誰もが一度は経験する瞬間」

花丸「オラと善子ちゃんがそうだったように……」

善子「見てる側にも伝わるこの熱気……これが、生きる熱さってやつなのかしらね」

624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 15:27:49.64 ID:2EDpouLEO

梨子「体力が残り僅かな今、後手に回る意味は無いわ!!全開で押していくわよ!!!かみなり!!!」

メロエッタ「メロオオオオオッ!!!」ゴロゴロ……ピシャアッ!

ベベノム「ベノッ!!!」ビリビリッ!

梨子「ベベノムの技は状態変化と状態異常がメイン……実際に大きなダメージを与えてくるのはベノムショックだけ……!!なら、射程外からかみなりを打ち続ければいい!!!メロエッタ、連続でかみなりを落としなさい!!!」バッ!

メロエッタ「メーッロオオオオオオオオオ!!!!!」ゴロゴロ……ピシャア――――――――ッ!

千歌「かわして!!!」

ベベノム「ベッノーッ!!!」

千歌「ベノムトラップ!!!」

ベベノム「ベノノノノーッ!!!」ブワァ――――――――ッ!

メロエッタ「メロッ!!!」ガクン……

千歌「ベノムショック!!!」

梨子「かみなり!!!」

ドォォォォォォォォォォォォォン!

メロエッタ「メロ――――――――!!!!!」

ベベノム「ベノ――――――――!!!!!」

625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:12:59.17 ID:2EDpouLEO

ツバサ「攻めきれないわね……」

あんじゅ「ベベノム?」

ツバサ「ええ」

聖良「ですが、メロエッタはもうどく状態……。タイムリミットが来れば……」

英玲奈「ああ。一見して攻勢のようだが、優位なのは僅差でメロエッタの方だ」

理亞「僅差で……?」

あんじゅ「確かにメロエッタはもうどく状態で、いつ倒れてもおかしくない。着実にダメージを負っているわ。時間が経てば自然と決着がつく。けど、梨子ちゃんはタイムリミットが訪れる前に勝負を決めるつもりで攻め立ててる。かみなりに……浸透勁を複合したインファイト……一撃必殺を充分に狙える大技でね」

ツバサ「千歌さんのツラいところは、その大技を回避しなければならないところ。見た印象だけど、ベベノムの耐久力はそれほど大きくない。カウンターは狙いづらいでしょうし 、かといって毒が回りきるまで梨子さんとメロエッタを相手に逃げるのも難しい。千歌さんも梨子さんと同様、着実に技を当てようとする。しかし……」

ツバサ「ベベノムには、ベノムショック以外の攻撃技が無い」

聖良「……!!」

ツバサ「あまえる、どくどく、ベノムトラップ……多彩な変化技を駆使してバトルを展開していても、攻撃はワンパターンになってしまう。梨子さんならそれを見切るなんて造作も無い」

理亞「ベノムショックだけに気を付けていればいい……ってこと……」

あんじゅ「そう。それに、千歌ちゃんはベベノムをパートナーにしてからまだ日が浅いんでしょ。どくタイプを充分に理解するには時間が足りなかったはず。ここでも経験が差を開かせたわね」

ゾロアーク「……………………」



千歌「くっ……!!!」



ゾロアーク「ロア……………………!!!」ギュッ……!

626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:54:41.20 ID:2EDpouLEO

メロエッタ「メロォ……ッ!!!」

梨子「メロエッタの体力が限界に近い……早いところ勝負を決めないと……」

千歌「……なんて、梨子ちゃんなら絶対に焦らない……!!確実にこっちを仕留めようとしてくる……!!」

ベベノム「ベノッ!!!」

千歌「瞬間を……!!!」

梨子「見極めた方が勝つ……!!!」

ちかりこ「それは……私たちだ!!!!!」

トクン……



海未「……!!」

ことり「海未ちゃん?」

穂乃果「どうかした?」

海未「……こればかりは、私にしかわからない感覚でしょうね」

ことり「?」

海未「感じたのです。鼓動を……眠れるドラゴンの息吹を」

627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:06:47.31 ID:2EDpouLEO

千歌「耐えて……!!!」

ベベノム「ベノオオオッ!!!」

梨子「耐えて……!!!」

メロエッタ「メロオオオオオッ!!!」

ドガァァァァァァァッ!

フラッ……

ベベノム「ベノ……ッ!!」

千歌「っ、ベベノム!!!」



にこ「フラついた!!!」

凛「疲労……!!」

花陽「バトルの緊張感がここで……!!」



梨子「今よ!!!この機を逃さないで!!!」

メロエッタ「メッ、ロオオオオオオッ!!!」ゴロゴロ……

梨子「やるわよメロエッタ!!!」

ピシャアアアアアアッ!

梨子「やああああああああ――――――――!!!!!」バチッ……バチバチ……ッ!

メロエッタ「メロオオオオオオ――――――――!!!!!」バチッ……バチバチッ……!



真姫「メロエッタが……自分に雷を落とした……!!?」

曜「雷が梨子ちゃんとメロエッタを包んで……って、あれは……!!!」

希「……!!!」ゾクッ



メロエッタ「メロオァァァァァァァ――――――――ッ!!!!!」バチッ……バチバチ――――――――ッ!



鞠莉「雷を纏った……キズナ現象……!!!」

善子「リリーメロエッタ……!!!」

628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/24(日) 22:19:28.41 ID:Lrh+cQ4F0
懐かしい、某マサラ人がフウ&ラン戦でやったやつか
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 22:22:38.28 ID:pDBY0YuQ0
ある意味一番主人公してる梨子ちゃん
希からも千歌ちゃんさしおいて重要視されてたし
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:26:02.77 ID:2EDpouLEO

ダイヤ「自身の技を……外的要因を更なる力へと昇華させた……!!?」

花丸「ありえないずら……!!」

善子「いいえ……私とダークライは不完全ながらもキズナ現象の到達点にたどり着いた。メロエッタの波長を合わせる力なら、それを引き出せるリリーとなら、私たちよりも完成度の高いキズナ現象の発動は可能なんでしょうけど……」

ルビィ「けど……?」

善子「キズナ現象は理論こそ解明されていないものの、発動するタイプは概ね決まってる。私なら闇……千歌なら炎……リリーは水。でもあれは、自分が放った技をベースにキズナ現象を発動させてる。あんな荒業、私でもやったことないわ。きっと思い付きのぶっつけ本番……発動時間なんてほんの僅かなはず……」

果南「その僅かな時間に……決めるつもりだ……!!」



千歌「スッゴい……!!!///」ゾクゾク

梨子「感心してるとこ悪いけど……時間が無いのよ……!!決めさせてもらうわ!!!」バチバチッ!

リリーメロエッタ「メロァァァァァァァ――――――――!!!!!」バチバチ――――――――ッ!



絵里「雷がメロエッタの手に集束していく……!!」

ダイヤ「ウツロイドたちとの戦いで、穂乃果さんとリザードンが見せたのと同じ……!!!雷を矢のように……!!!」

海未「……………………!!!」



梨子「師匠直伝……会心の一撃をくらいなさい!!!撃ち抜いて、メロエッタ――――――――!!!!!」

リリーメロエッタ「メーロオオオオオオオオオ――――――――!!!!!」バチバチッ……バーン――――――――ッ!

バシュ――――ッ!

ゴオオオオオオオオオオオ――――――――!

631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 22:32:09.43 ID:pDBY0YuQ0
闇なんてタイプあったっけ・・・?
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:34:39.06 ID:nJskhN840
原作の引用だけじゃなくアニポケも引用してくるセンス
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:40:28.27 ID:2EDpouLEO

ベベノム「ベノ……!!!ベーノ――――――――!!!」



ゾロアーク「ロアアアアア――――――――!!!!!」



ビリビリ――――――――!

千歌「!!!」

ベベノム「ベノ……」



理亞「ゾロアーク……」

ゾロアーク「ゾロァ……ロオオオオ――――――――ッ!!!!!」



ベベノム「ベノノ……ベノッ!!!ベーノオオオオオオ――――――――!!!!!」キュイイイイン……

千歌「……!!!」

梨子「あれは……!!!」

ベベノム「ベノオオオオオオオッ!!!」ゴオオオオオオオオオオオ――――――――ッ!

ドォォォォォォォォォォォォォ……………………ン!

梨子「っ!!!」

リリーメロエッタ「メロッ!!!」



穂乃果「今のは……海未ちゃん……」

海未「ええ……。紛れもなく……」



梨子「りゅうの……はどう……!?」

634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 23:29:28.38 ID:2EDpouLEO

鞠莉「ベベノムがりゅうのはどうを……」



ベベノム「ベノォッ!!!」

梨子「……まったく///」クシャッ

リリーメロエッタ「メロォ……!!///」

梨子「次から次へと…………ああもうっ!!!最高じゃない!!!」バッ!

リリーメロエッタ「メロ――――――――!!!!!」バチバチ……ッ!

千歌「最高だよ!!!そんでもって負けられない!!!負けるなって……言われちゃったから!!!」バッ!

ベベノム「ベノオオオオオオオッ!!!」



ゾロアーク「ロォア……!!!」



梨子「ハートを撃ち抜いて――――――――!!!!!」

千歌「めいっぱい輝こう――――――――!!!!!」

リリーメロエッタ「メロァァァァァァァ――――――――!!!!!」バシュ――――――――ッ!

ベベノム「ベノァァァァァァ――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオ――――――――!

ドガァァァァァァァァァァァァァ――――――――ンッ!

635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 03:56:55.52 ID:9LI25I5+O

ブワァ――――――――ッ!



花丸「ずらっ!!」

ルビィ「ピギッ!!」

善子「ヨハッ!!」

果南「粉塵が……!!」

ダイヤ「どうなりましたの!?」

鞠莉「ベベノムか……メロエッタか……!!」

曜「どっちが……!!!」



千歌「……………………!!!」

梨子「……………………!!!」

ベベノム「……………………」

メロエッタ「……………………」

千歌「ベベノム……」

梨子「メロエッタ……」

ベベノム「ベノ……」パタッ

メロエッタ「メロォ……」パタン

ちかりこ「!!!」



曜「……!!二人とも……倒れた……」

636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 06:26:44.54 ID:ZTtd41QC0
ヨハッ!で草、本来はこういうポジションのキャラだよなぁ
悪役(仮)時代でイジられてたらどういう反応してたんだろうか
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 19:47:11.72 ID:9LI25I5+O

穂乃果「メロエッタ、ベベノム、共に戦闘不能!!」



梨子「……………………」

千歌「……………………」



海未「惜しかったですね」

ことり「見えた?」

海未「ええ。メロエッタが放った雷の矢と、ベベノムのりゅうのはどう……端的に言えばベベノムの攻撃はメロエッタに当たってはいません」

花陽「やっぱり……」

真姫「威力不足だったわね。覚えたての技だから仕方ないけど」

凛「矢が直撃した瞬間、メロエッタも毒で倒れた……。結果的にメロエッタを倒したけど、千歌ちゃんとベベノムとしては悔しいだろうね」



千歌「いいバトルだったよ。次は絶対に勝とうね。もっともっと強くなろう」シュイン

梨子「最高の音色だったわメロエッタ。今はゆっくり休みなさい」シュイン

千歌「……………………」

梨子「苦虫を噛み潰したみたいな顔してるわよ」

千歌「そりゃあね」

梨子「キズナ現象のメロエッタを倒したんだから、もっと喜んでいいのよ」

千歌「もっとを欲しがるから……私たちは強くなれるんだよ」

梨子「そうね」クスッ

638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 19:49:49.73 ID:wWs8d3hRO
コンマ判定でアーゴヨン進化フラグさえ建たせてくれないのか…
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 19:51:01.39 ID:9LI25I5+O

梨子「慢心しない……いいトレーナーね」

千歌「にししっ♪まあね♪」

梨子「さあ……次のバトルよ」

千歌「うん!」

梨子「第四楽章……盛大に奏でましょう!!」シュッ



梨子が繰り出した四体目のポケモンは……
安価下1
トゲキッスorチェリム

640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 19:51:58.33 ID:ZTtd41QC0
チェリム
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/25(月) 20:01:06.65 ID:9LI25I5+O

>>638
迷ったんですけどね……
ここで進化しても誰もアーゴヨンという名前がわからないですし、かといって希ちゃんに、
希「アーゴヨン……」
みたいに呟かせるのもあまりにも不自然かな〜と思ったので、今回は進化を見送りました。

642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 20:08:32.81 ID:wWs8d3hRO
千歌ちゃんUBと喋れるんだから直接聞けば良いような…

と言うかここでアーゴヨンなしだと、相当不利だよな…(アーゴヨンはキッスにもチェリムにも刺さってたし)
モクローが一気に二段進化してジュナイパーとか来るかも知れないけど
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/26(火) 00:03:17.57 ID:zG3ROhWmO

ポンッ!

チェリム「チェリッ!!!」



穂乃果「来たね……チェリム!!」

ことり「オトノキザカ時代……梨子ちゃんをチャンピオンたらしめたエースポケモン!!」

海未「ネガフォルムでも伝わるこの気迫……」

ツバサ「これが頂を知るポケモンの貫禄ね」



千歌「次はチェリム……!!梨子ちゃんがチャンピオンだった頃のポケモン……!!どんなバトルをするのかな……わからないのも楽しみだね……!!全力で相手しようっ!!!」シュッ



千歌が繰り出した五体目のポケモン……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→モクロー
偶数→フクスローに進化

644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 00:33:58.63 ID:PHgy/TJH0
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 01:15:33.96 ID:pUODZ5VW0
(あっ、詰んだ)

リザードン3縦ルートとか言うムリゲーが見えたんだが…
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 06:17:34.13 ID:VFPkNVFo0
マサラ人だって進化前引き連れてリーグ挑んでるしまだわからない
これで勝ち進んでこそ力に固執したせいで今回の一件が起こったことへのアンチテーゼになりそうだし
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 06:52:24.22 ID:pUODZ5VW0
>>646 進化してるかが大事って言うより、戦法変えてベベノムみたいに裏をかけられないってことなんよ…
それにメタ的に見るなら、チェリムと言う強敵とわかってる相手に進化フラグという切り札なしだと…

ってか新Z技不発にベベノム進化フラグ建たなかったりとコンマ以外でも千歌ちゃん不憫だ…
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 07:44:21.71 ID:YYpngj630
ここまで力を付けてきた主人公感と、千歌ちゃん本来の普通設定が混成されてると思えば・・・
一期でもミラチケという神曲を歌っても予選敗退したし、ある意味千歌ちゃんっぽい・・・
そういえばこれってちかりこ対決なだけで、Aqours頂上決戦ではないんですよね?いうて千歌ちゃんヨハネに負けてるわけだし
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 09:25:25.43 ID:i+QQ2mSXo
>>642
とりあえず黙っててくれ
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 23:41:41.62 ID:2J/JarNSO
>>647-648
黙ってろ
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/27(水) 03:03:42.18 ID:Y/Yj3hqDO

モクロー「フロォッ!!!」パタパタッ



ことり「モクロー……!!」



梨子「モクロー……。モクローをゲットしたときも、隣に並んで戦ったのよね」

千歌「ワンダフルラッシュバレーで善子ちゃんとバトルしたね」

梨子「ことりさんが育てただけあって、レベルの高い戦い方をしてたわ」

千歌「あの頃よりもずっと強いよ」

梨子「そうこなくちゃ」

千歌「チェリム……あの子を倒さないと、チャンピオンだった頃の梨子ちゃんには届かないってことなんだよね。前に進むために越えなきゃいけない壁だ」ニッ

梨子「あら、壁だっていうなら越えさせないわよ」ニッ

千歌「越えるよ。壁は壊せるもの……倒せるものだからね!!」

梨子「違うわ。壁は聳えるもの……ときめくものよ!!」バッ!

チェリム「チェリッ!!!」

モクロー「フルルッ!!!」

652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/27(水) 15:54:23.67 ID:jG7RAz3p0

千歌「先手必勝!!モクロー、このは!!!」

モクロー「フルルオッ!!!」バサッ……ビュオオオ!

梨子「嬉遊曲(ディヴェルティメント)……軽快に、自由に奏でるわよ!!!チェリム、フラワーガード!!!」

チェリム「リィィィィィアッ!!!」フワァ――――ッ

ズガガガガガガガ!

ガギィ――――ン!

千歌「堅い……!!」

梨子「研鑽した年月を感じてるわね……!!まだまだいくわよ!!にほんばれ!!!」

チェリム「チェリィィィィィッ!!!」キン――――――――

パアアアアアアア……………………

千歌「っあ!!!」



曜「まっぶし……っ!!!」

善子「天の業火に……」

花丸「そうずらね」

善子「最後まで言わせなさいよ!!」

ダイヤ「にほんばれ……やはりそう来ますわよね」

鞠莉「チェリムの力を最大限活かすために」



チェリム「リームッ!!!♪」

千歌「花が開いた……!!」



花陽「ポジフォルム……!!」

653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/27(水) 20:59:12.98 ID:jG7RAz3p0

梨子「マジカルリーフ!!!」

チェリム「チェリァアアアアア!!!」ビュウウウウッ!

千歌「マジカルリーフは避けられない……!!なら撃ち落とす!!このは!!!」

モクロー「モオッ、クッ!!!」ビュオオオッ!

ドドドドドドドドド!

梨子「いい判断!!ならこれはどうっ!!?はなふぶき!!!」

チェリム「チェリィィィィィ――――――――ッ!!!」ブワァ――――――――!



絵里「フィールドを埋め尽くすような花びらの波……!!」

希「美麗……いいや、むしろおぞましくさえあるね……」

にこ「ランプラーのときと同じ……この空間を支配した……!!」



千歌「……!!」

梨子「ポカンとしてる暇はないでしょ!!」バッバッ!

チェリム「チェリッ!!!」

ビュウウウウッ!

千歌「花びらがうねって……!!っ、モクロー加速!!リーフブレードで花びらを切り裂いて!!!」

モクロー「フルルッ!!!」ジャキンッ!

ビュウンッ!

ズバッ――――ズバッ――――――――!

千歌「そのままチェリムに向かって突撃!!!」

654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 00:52:57.40 ID:9Y6V3nsyO

梨子「チェリム相手に接近戦なんて、いい覚悟だわ!!」

チェリム「チェリッ!!!」

ギィィィィィィンッ!

モクロー「フロッ!?」

千歌「フラワーガード無しで受け止めた……!?」

チェリム「リアアアアアアアアア!!!」ビュウウウウッ!

梨子「並みの育て方はしてないからね!!」

ビュウウウウッ!

モクロー「フロォッ!!!」



ルビィ「はなふぶきで吹き飛ばした……!!」

果南「タイプの相性も関係無しだね……威力が大きい……!!」

ことり「防御無しでリーフブレードを受け止めたことといい……容赦無く力の差を見せつけてるね」

真姫「あわよくば千歌の心をへし折るつもりかしら……」

凛「千歌ちゃんは強くなった。それでも……」

鞠莉「これがチャンピオンとの距離……」

にこ「トレーナーの頂点……」

655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 01:36:05.72 ID:9Y6V3nsyO

千歌「怯まないっ!!!モクロー、もう一回!!!」

モクロー「フロッ!!フロオオオオッ!!!」

梨子「元気ね……!!だったら、籠の中に閉じ込めてあげる!!!」

チェリム「リィマアアアアア!!!」

ビュウウウウウウウウ!



聖良「花びらがモクローの周囲を覆った!!」

理亞「閉じ込められる!!」



千歌「突き破れっ!!!ブレイブバード!!!」

モクロー「フルルオオオオオッ!!!」ビュンッ……ゴオオオオオオオオッ!

梨子「フラワーガードで受けなさい!!!」

チェリム「リリッ!!!」フワッ

ドガアアアアアンッ!

チェリム「リムッ!!?」

モクロー「フロォッ!!!」

梨子「軽量級ポケモンの激突じゃないわね……!!」

千歌「まだいくよ!!!旋回してリーフブレード!!!」

梨子「追いなさい!!マジカルリーフ!!!」

モクロー「フロオオオオッ!!!」ビュウンッ!

チェリム「チェリアアアアッ!!!」ビュオオオ!

ガギィン!

ガギギギギギギギギギン!

656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 01:46:50.98 ID:9Y6V3nsyO

梨子「いつまで捌ききれるかしら!!」

千歌「当然勝つまで!!」ビッ!

モクロー「フロォォォォォォォ!!!」ビュウウウウウウウウ!

ブワッ――――――――!

梨子「!!!」



英玲奈「旋回で上げたスピードを利用して、フィールドを埋め尽くした花びらを巻き上げた!!」



梨子「どんなフィールドにも対応する柔軟さには相変わらず感服するけど……この花びらを操れることを忘れてはいないわよね!!!」

チェリム「チェリアアアアッ!!!」

フワ――――――――ッ



あんじゅ「巻き上げた花びらを……全て上空に留まらせた!!」



梨子「撹乱のつもりだった?」ニッ

千歌「まあね……でも、ほんの一瞬でよかった!!梨子ちゃんの眼が、モクローを見失うほんの一瞬でね!!!」

梨子「!!」

チェリム「リム……!?」キョロキョロ



ツバサ「巧い……!!」



モクロー「フロォッ!!!」バサッ!

梨子「背後……!!!」

657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 02:06:06.47 ID:9Y6V3nsyO

ことり「モクローは生まれながらの狩人……!!気配を消して相手を仕留める純粋な猛禽類!!ほんの僅かな時間でも姿を見失えば……!!!」



千歌「それがそのままチャンスに繋がる!!!全力でぶつかるよモクロー!!!ブレイブバード!!!」

モクロー「フルルオオオオオ――――――――ッ!!!」ゴオオオオオオオオ――――――――ッ!



穂乃果「チェリムの攻撃は間に合わない!!」

曜「!!!」



全開のブレイブバード……
流れを引き寄せる一撃となるか……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ブレイブバードが直撃する
偶数→フラワーガードで防御される

658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 02:07:32.70 ID:EmzkcBXv0
届け!
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 08:18:23.86 ID:aec56puz0
ただでさえ劣勢なのにコンマ失敗する不運・・・
でもリザVSゲコあるんだろうという安心感
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 19:55:45.13 ID:6YXOMAG7O
そういえば、コンマと言ったら
ピカチュウの新Z技判定は勝敗に関係したのかな?
1000万ボルトの方だったらいにしえのうたを食らわなかった、とか
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 10:00:41.93 ID:dS7RIOWxO

梨子「フラワーガード!!!」

チェリム「チェリィィィィィッ!!!」フワッ!

ガギィ――――――――ン!

千歌「なっ!!?」

モクロー「フロッ!!?」



にこ「あのギリギリの状態でガードを間に合わせた!!?」



千歌「っ、関係ない!!!そのまま押し切って!!!」

モクロー「クロォォォォォォォォォッ!!!」ゴオオオオオオオオッ!

グググググググググ……!

梨子「モクローの特性を活かしたいい戦法だったけど……チェリムのガードを破るには威力不足よ!!」バッ!

ブワァ――――――――!

千歌「はなふぶきが……!!離れてモクロー!!!」

モクロー「フルルッ!!!」ビュウンッ!

662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 18:03:17.72 ID:s+tDAe/70
やっぱり壁は厚いか…
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 01:07:53.72 ID:WwtAi3UvO

果南「絶対に決まると思った……」

善子「チェリムは容易く止めて見せたけど、モクローのブレイブバードは威力もタイミングも申し分なかったわ」

鞠莉「あと少しが足りなかった……」

花丸「強すぎるずら……」

ルビィ「千歌ちゃんは……どうすれば勝てるの……?」

ダイヤ「どれだけ戦術を労しても、千歌さんの想像力は研鑽された力によって捩じ伏せられる……まさに怪物ですわ」

曜「怪物……。普通怪獣の千歌ちゃんが勝つには……本物の怪獣になるしかない……」

ルビィ「本物の……」

花丸「怪獣……」

曜「千歌ちゃんも……梨子ちゃんも……。……っ、どっちもがんばれ――――――――!!!」

664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 01:21:49.21 ID:+sMcbkRD0
あとちょっと(コンマ運)

最初のカブリアス以外コンマがマジで仕事しないな
特にランプラーの時仕事しなかったのが響いてる
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 02:08:29.61 ID:WwtAi3UvO

千歌(やっぱり強い……!!これが梨子ちゃんをチャンピオンに押し上げたチェリムの実力……!!攻撃力も防御力も桁違いだよ……!!……でも)

千歌「……っ!!!///」

梨子「あのニヤけた顔……まだなにか隠し球があるみたいね……!!」

千歌「どれだけ強くても……力の差があっても……勝てない理由にはならない!!!諦めないよ……最後まで!!!届かない星なんて無いんだから!!!」

モクロー「フルルルォォォォォォォ――――――――!!!」

梨子「チェリム!!気を抜いちゃダメよ!!完膚無きまでに打ちのめしなさい!!!はなふぶきでモクローを捕らえて!!!」

チェリム「リリッ!!!」

ビュウウウウウウウウ!

千歌「突き抜けて!!!ブレイブバードっ!!!」

モクロー「フロオオオオオオオオ!!!!」ゴオオオオオオオオッ!

ゴオオオオオオオオ――――――――ッ!

梨子「真正面から……本当に好きね、真っ向勝負が!!いいわよ……何回でも相手になって――――――――」

ビュオオオオオオオオオオオ!

梨子(……!!おかしい……なんでこの場でブレイブバードを選択したの……?体力も多くはないはず……なのに、体力を消耗するブレイブバードを選択するのは、千歌ちゃんにとって五体目……残りポケモンも僅かなこの状況ではゲームメイク的に筋が通らない……。突破力があるからブレイブバードを……?そんなはずない……。防御しながらはなふぶきを貫通出来る手段が……"まもる"が、モクローにはある……!!無理にブレイブバードを使う必要なんか無い……!!だとしたら……ある……!!切り札が……!!!)

梨子「チェリム!!!ブレイブバードはブラフよ!!!本命は別にある!!!」



曜「!!!」



千歌「おっ、そいよ……梨子ちゃん!!!」



激突する思考と思考……力と力……
千歌の冴え渡るセンスが、モクローの可能性を引き出した……
安価下1コンマ
00〜49→モクローの新技が発動する
50〜99→モクローの新技が発動する。さらにブレイブバードが進化する。
コンマゾロ目→モクローが進化する

666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 02:26:44.60 ID:+sMcbkRD0
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 08:19:54.20 ID:l4wLWHYB0
600族のトップで対戦界のエースであるガブリアスはあっさり倒せたのに進化前のランプラーに2匹も倒される・・・
コンマ運とはいえ梨子ちゃんは大型ポケモンの扱いには慣れてないのかな?
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 16:36:57.35 ID:bCy5IlYSO
コンマも仕事納めか
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 20:18:26.41 ID:WwtAi3UvO

千歌「私たちならやれる!!もっと遠くまで行ける!!もっと高くまで飛べる!!!私たちの可能性を見せてやろう、モクロー!!!」

モクロー「フロオオオオオオオオ――――――――!!!」ビュウウウウウウウンッ!



モクローの繰り出した新らしい技は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→つるぎのまい
偶数→あやしいかぜ

670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 20:30:32.03 ID:smj/zmxQ0
はあっ
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 23:41:44.29 ID:qYHW3lktO

モクロー「フルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!」ギュイィンッ!

シャン――――シャン――――――――!

梨子「あれは……!!!」



海未「つるぎのまい!!!」

ことり「回避と攻撃力アップを同時に……!!あれならモクローのスピードを活かしながら、不足してた攻撃力を補える!!!」

穂乃果「けど……」



梨子「つるぎのまいを覚えさせたのね……!!状態変化と回避の両立……そこに至ったのは称賛ものよ!!けど惜しむらくは……"それ"が私にとっての初見でなかったことね!!!」

672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 00:30:48.08 ID:yY1vBCfxO

メガアブソル『クォルァァァァァァ――――――――!!!!!』

メガガブリアス『ガアアアアアアアア――――――――!!!!!』

穂乃果『……………………♪』



梨子「動きもパターンも当然違う……けど、私の範疇で予測は充分出来る!!!モクローの攻撃は当たらないわよ!!!」

チェリム「チェリィッ!!!」

千歌「さあ……それはどうかなっ!!!」

梨子「!!」

千歌「私たちの強さは単純な力じゃない!!自分を、ポケモンを……まだ見たことのない未来を!!今いるこのときの……その先を信じることで生まれる輝き!!!足掻いて、もがいて、楽しんで……精一杯手を伸ばして掴み取ろうとする奇跡だよ!!!」

モクロー「フルォォォォォォォ――――――――!!!」

千歌「力の限りを出し尽くして……思いっきりドキドキして……!!!目の前の壁を――――梨子ちゃんを越えよう――――――――!!!!!」

モクロー「クロァァァァァァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオ……ギュオオオオオオオ――――――――ッ!

梨子「ブレイブバードが……更なる光を纏って……!!!」

千歌「輝けモクローっ!!!ゴッドバード――――――――!!!!!」

モクロー「フルゥアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

チェリム「チェリ――――――――」

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!

673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 22:23:42.46 ID:8XMl93Gz0
これでもチェリムが勝ってたら梨子ちゃんのセンスがずば抜けてるわ
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 00:57:20.25 ID:0yfic5V1O

希「……………………!!!」



梨子「……………………」

千歌「……………………」



炸裂したゴッドバード……
モクローvsチェリム……勝者は……
安価下1コンマ
01〜33→チェリムのカウンター(モクロー戦闘不能)
34〜66→ゴッドバードに倒れるチェリム、体力の限界を迎えるモクロー(両者共に戦闘不能)
67→99→勝利を手に(チェリム戦闘不能)
00→再安価

675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/01(月) 01:01:32.72 ID:mxfX5st60
あsage
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 23:04:43.52 ID:YiKWcFzoo
勝った・・・
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/01(月) 23:07:10.72 ID:uIaxuKAw0
ここで体力ギリギリの上、相性が悪いトゲキッスにモクローが勝ったら熱いが・・・
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 23:44:37.21 ID:0yfic5V1O

フワァ……

花丸「はなふぶきが消えていくずら……」

ルビィ「それって……」

善子「つまり……」



チェリム「チェリ……リィ……」キュウ……

梨子「チェリム……」

モクロー「フルル……クロォォォォォォォォッ!!!」

千歌「……っし!!よっし――――――――!!!」ガッ!



穂乃果「チェリム、戦闘不能!!モクローの勝ち!!!」



鞠莉「梨子の……かつてチャンピオンだった頃のエースポケモンを倒した!!」

679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 23:57:21.34 ID:0yfic5V1O

果南「千歌が……」

ダイヤ「ここにいる全員が……今の一戦の意味を理解していることでしょう……」

ことり「オトノキザカで無敗を誇った梨子ちゃんとチェリム……。誰にも土を付けられたことのなかった唯一のパートナーを……」

海未「倒した……。それはつまり……」

穂乃果「……………………うん!!」



千歌「これで……!!これで……やっと立てた……!!!」



絵里「実力と気合いは充分。だけど、"そう"であることの証明は無かった」

にこ「それがいま……」

希「形に……証になった!!」



千歌「梨子ちゃんと同じステージに……!!!チャンピオンだけが立ち入れる場所に!!!」

680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 00:33:50.03 ID:hpVtO496O

曜「チャンピオンのステージ……」ギュッ



梨子「お疲れさまチェリム。あの頃と同じ……ううん、あの頃以上にいい音だったわ。……千歌ちゃん、テンションが上がってるところ悪いけど……私と同じステージに立っただけよ。並んでない」

千歌「並ぶし追い越すよ!私の目標は梨子ちゃんがいるその先にあるんだから!!」

梨子「あくまで目標はウラノホシのチャンピオンの椅子なのね」クスッ



穂乃果「……♪」



梨子「けどそれは、私の方が穂乃果さんより劣っている場合の話でしょ?今の私は穂乃果さんより強いわよ」



穂乃果「むっ……」

ツバサ「大層な自信ね。いいえ、確信かしら」クスクス

穂乃果「梨子ちゃんめ……」

善子「けど、それだけ今のリリーは研ぎ澄まされてるってことなんでしょ」

希「そうやね……」



梨子「私のポケモンたちを蔑ろにするわけじゃないわ。千歌ちゃんならあの頃の私を越えてくるって、ちゃんと予想してた。いつかはこのときが来るんじゃないかってね」

千歌「やっぱり余裕なんじゃん」

681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 00:59:04.21 ID:hpVtO496O

梨子「だから余裕なんて無いってば。大きな舞台でピアノを失敗したかのように緊張で震えるわ……」ニッ

千歌「嘘つき」ニッ

梨子「敬意よ。あの手この手で……泥臭くても勝ってやろうってね。目の前で炎を吐いて暴れる……最高で最強の怪獣に……!!」

千歌「!!!」

梨子「意気がるのも今のうちよ!言ったでしょ、立っただけだって!まだ並んでない……リードはまだ私たちにある!!」シュッ ポンッ!

トゲキッス「キュアアアアアアッ!!!」

モクロー「フルォォォォォォォッ!!!」

梨子「聖譚曲(オラトリオ)に聞き惚れなさい……普通怪獣!!!」

千歌「がお――――――――――――――――!!!」




怪獣と捕食者のバトルも佳境に……
モクローvsトゲキッス……
先攻は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→モクロー
偶数→トゲキッス

安価下2
安価下1がモクローの場合→このは、リーフブレード、つるぎのまい、ゴッドバードの中から
安価下1がトゲキッスの場合→しんそく、エアスラッシュ、はどうだん、ゆびをふるの中から

682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/02(火) 01:09:07.70 ID:fzurOI8W0
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 01:22:10.31 ID:1aOFQpIX0
ゆびをふる
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 10:09:59.73 ID:hpVtO496O

梨子「変幻自在のバトルに翻弄されないことね!!トゲキッス、ゆびをふる!!!」

トゲキッス「トゲッ!!!」フリッ フリッ

千歌「!!」



花陽「ゆびをふる攻撃……!」

凛「いきなり勝負に出たにゃ!!」

真姫「なにが出るかわからない……リスキーなバトルだわ……」

英玲奈「それが彼女本来のバトルなんだろう。私とバトルしたときもそうだった」

あんじゅ「見物ね。吉と出るか、凶と出るか」



トゲキッスのゆびをふる……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→物理技
偶数→特殊技

安価下2 ゆびをふるで出ない技は除く
安価下1が奇数の場合→物理技の中から
安価下1が偶数の場合→特殊技の中から

685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 10:36:44.99 ID:OPIKcW+SO
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 10:45:47.02 ID:tC4W7sGnO
ストーンエッジ
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 23:21:22.88 ID:hpVtO496O

トゲキッス「キュォアアアアアッ!!!」

ズガガガガガガガガガガガガガ!

千歌「岩が突き出て……ストーンエッジ……!!かわしてモクロー!!!」

モクロー「フルォォォォォォォッ!!!」ビュンッッ!

梨子「よく避けたわね!でも……これはスピードじゃどうにもならないわよ!!はどうだん!!!」

トゲキッス「トォォォォォォッキュウッ!!!」キュイイイン……バシュッ!

ゴオオオオッ!



聖良「はどうだん!!」

理亞「必中技……しかも威力が大きい!!」



千歌「避けられないなら迎え撃つまで!!リーフブレードで切り裂いて!!!」

モクロー「フロッ!!!クォルルゥッ!!!」ズバ――――!

梨子「なんの躊躇も無しにはどうだんを……!!」

千歌「今度はこっちから行くよ!!このは!!!」

モクロー「フゥロオオオオオオ!!!」ビュウウウウッ!

梨子「エアスラッシュ!!!」

トゲキッス「キィシュウウウウウウッ!!!」ズバズバッ!

ドオオオオオンッ!

688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 00:20:27.68 ID:c2FA2hfHO

千歌「モクロー、チャージ!!」

梨子「しんそく!!!」

千歌「ゴッドバード!!!」

トゲキッス「トゲェッ!!!」

モクロー「フロォッ!!!」

ビュウウウウウウウンッ!

ガギンッ!

ズガンッ!

ドガァンッ!



ツバサ「速いわね。圧巻だわ」

ルビィ「ぜ、全然見えない……」

花丸「オラもずら……」

絵里「この面子の中でも、目で追えてるのなんてほんの数人でしょうから気に病むことないわ。パワーでぶつかり、テクニックで競い……ここで一転してスピードバトルの展開になったわね」

曜「スピードはほんの少しトゲキッスが……パワーはモクローが上……かな……」

希「くさタイプを持つモクローの方が、タイプの相性としても体力的に見ても不利。客観的にモクローが勝つ確率は低いと思う」

果南「それを覆すのが……ポケモントレーナー……」

穂乃果「上を目指すなら尚更……だね」

689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 01:11:46.65 ID:c2FA2hfHO

梨子「チェリムとのバトルで疲弊しきったモクローに、長期戦は不向きでしょ!!」

千歌「さあっ、どうかなっ!!」バッ!

モクロー「フルルッ!!!」ビュウウウウウウウンッ!

梨子「まだ上がる……!!あの体力でしんそくに拮抗するスピードが出せるなんて……!!だったら……トゲキッス、ゆびをふる!!!」

トゲキッス「トォゲッ!!!」フリッ フリリンッ!

千歌「また!!?」



トゲキッスのゆびをふる……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→特殊技
偶数→変化技

安価下2 ゆびをふるで出ない技は除く
安価下1が奇数の場合→特殊技の中から(当たり判定、コンマ51以上で命中)
安価下1が偶数の場合→変化技の中から

690 : ◆latPEQYOYc [saga]:2018/01/03(水) 01:14:43.62 ID:kGJL14M60
ほい
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/03(水) 01:58:49.14 ID:hSZJ2AUKO
からをやぶる
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/04(木) 10:21:23.84 ID:DQLGUN27O

トゲキッス「キュアアアアア!!!」パキッ……ピシッ……パキィィィィィィンッ



あんじゅ「からをやぶる!!」

英玲奈「防御を捨て攻撃力と速度を上げた!!」



梨子「ツイてるわね!!勝利の女神様が私たちに微笑んでくれているのかしら!!」ビッ!

トゲキッス「トキュアアアアアアアアアッ!!!」ビュウゥゥゥゥゥゥゥンッ!

モクロー「フロッ!!!?」

千歌「はやっ……!!?」

梨子「エアスラッシュ!!!」

トゲキッス「キュウウアッ!!!」ズバアッ!

693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/04(木) 13:04:43.92 ID:DQLGUN27O

ビュウウウウッ!

千歌「っ!!かわしてモクロー!!!」

モクロー「フルルッ!!!」ヒュンッ!

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!

千歌「!!!」



凛「フィールドを抉った!!」

英玲奈「エアスラッシュの威力じゃない……!!」

ツバサ「怯むどころの騒ぎじゃないわね。あんなもの、当たればひんしは免れないわ」

理亞「全員がエース級の実力……改めてトレーナーとしてのレベルが高い……」

ツバサ「ええ。ガラスノハナゾノ号でバトルしたときより遥かに強くて魅力的だわ」



梨子「しんそく!!!」

トゲキッス「トァァァァァァァァ!!!」ビュウウウウウウウンッ!

千歌「モクローのスピードでも対抗出来ない……!!けど……!!」

梨子「エアスラッシュ!!!」

トゲキッス「キュゥアッ!!!」ズバァ!

千歌「モクロー、つるぎのまい!!」

モクロー「フルルウッ!!!」

梨子「……!!!」



花陽「エアスラッシュを!!」

ルビィ「かわした!!」

694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/04(木) 13:20:15.39 ID:DQLGUN27O

穂乃果「つるぎのまいで一気に距離を詰めた!!」

海未「なるほど……!!トゲキッスのスピードが上がっても、技の射出スピードまで上がったわけじゃない!!」

ことり「と言っても並大抵のスピードじゃないけど……それでも、千歌ちゃんとモクローなら充分にカウンターを狙える!!」

曜「からをやぶるでトゲキッスの防御力は下がってる!!」

ダイヤ「千載一遇の好機ですわ!!」



梨子「……って、考えたのよね?」ニヤッ

千歌「!!?」

梨子「私がその程度のことを見落とすはずないじゃない。わざと誘い込んだのよ。モクローが逃げられない距離までね!!」

千歌「っ、モクロー!!!」

梨子「遅いわよ!!決めなさいトゲキッス!!はどうだん!!!」

千歌「リーフブレード!!!」

トゲキッス「キュアァァァァァァァァァァァ――――――――!!!」キュイイイイイイン……

モクロー「フロォォォォォォォォォォォ――――――――!!!」ギンッ!

ギィィィィィィィィィィィィィィン!

695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 13:33:24.35 ID:DQLGUN27O

花丸「互角……ううん、トゲキッスの方が押してる……!!」

果南「からをやぶる……あれが出たのがバトルに大きく左右してる……!!」

鞠莉「このままじゃ、モクローの方が押し負けるわよ……!!」



トゲキッス「キュアアアアアアアッ!!!」

モクロー「モ、クゥ……!!!」

梨子「はどうだんを受け止めたのはさすがだけどね……このバトルはもらったわよ!!!」

千歌「負けない……!!運が梨子ちゃんに味方してるんだとしても……運命の女神様が梨子ちゃんに微笑んでるんだとしても……!!!だったら私たちは……それ以上の輝きで女神様を振り向かせてみせるだけだよ!!!」

モクロー「フルルゥ……!!!」

千歌「輝こうっ、モクロー!!!」

モクロー「フロォォォォォォォォォォォ――――――――!!!!!」



運命の女神が微笑むのははたして……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→奇跡の光がフィールドを照らす(モクロー、進化ルート)
偶数→リーフブレードの切っ先はトゲキッスに届かず……(モクロー、戦闘不能ルート)

696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/04(木) 13:34:02.77 ID:pc6P48jk0
はあっ
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/04(木) 13:45:43.31 ID:tT6vfQGf0
>>693
ガブリアス「全員がエース級・・・か」(序盤あっさりやられた人)

このままジュナイパーまでいくのか
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/04(木) 19:46:24.50 ID:DQLGUN27O

パアアアアアアアア――――――――!

梨子「!!?」



善子「これは……!!」

鞠莉「まさか……!!」

ことり「進化の光……!!!」



梨子「……ほんっと、魅せてくれるんだから!!!」



フクスロー「フルルォォォォォォォォォォォ――――――――!!!!!」



ことり「モクローが……フクスローに進化した……!!!」

699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/04(木) 19:48:24.84 ID:xun7xvof0
Aqours
千歌:リザードン、ピカチュウ、モクロー、カプ・レヒレ、ソルガレオ、べベノム
梨子:ゲッコウガ、ランプラー、ガブリアス、チェリム、トゲキッス、メロエッタ
曜:ジュカイン、エアームド、ミロカロス、ドラピオン、レックウザ、マンムー
花丸:カビゴン、ルチャブル
ルビィ:カラマネロ、カメックス、シャンデラ
果南:ラプラス、ラグラージ、ギャラドス、カイオーガ、プルリル、アシレーヌ
ダイヤ:ディアンシー、バンギラス、ボスゴドラ、イワーク、ドサイドン、ラムパルド、イワンコ
鞠莉:ゼクロム、エレキブル、ライコウ、サンダー、ロトム
Saint Snow
聖良:ギルガルド、ブーバーン、キノガッサ
理亞:ゾロアーク、メタグロス、サンドパン(アローラ)、レントラー
かな?
ようりこバランスいいな
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 00:00:35.69 ID:fJLwjkVSO
バランスよくポケモンを集めたか?
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/05(金) 09:29:11.09 ID:CGgcvlj9O

千歌「〜っ!!!///」

フクスロー「フルルッ!!!」

千歌「いぃっ――――けえ――――――――!!!!!」

フクスロー「フルルアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

ズバァ――――――――!

トゲキッス「キュア――――――――」

ズバ――――――――

ドガアアアアアアアアアアアア――――――――!

702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/05(金) 09:31:15.38 ID:CGgcvlj9O

梨子「トゲキッス!!!」

トゲキッス「キュウ……」パタッ

梨子「……!!」



穂乃果「トゲキッス戦闘不能!!フクスローの勝ち!!!」バッ!



千歌「やっ――――たぁ――――――――!!!」ピョンッ

フクスロー「フルルッ♪」バサッ

703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/05(金) 09:43:35.76 ID:CGgcvlj9O

ことり「フクスロー……///」

真姫「バトルの中で進化する……」



リザード『ザアアアアアアアアアアッ!!!』

ジュプトル『ジュアアアアアアアッ!!!』



真姫「……これがあるから、ポケモンバトルは最高なのよ」クスッ



梨子「ありがとう、頑張ったわねトゲキッス」

シュイン……

梨子「ふぅ……」チラッ

千歌「やったやった!!スゴいよフクスロー!!」ギューッ

フクスロー「フロォ♪」

千歌「進化しても可愛いねぇ〜♪」スリスリ

フクスロー「フルゥ♪」



海未「進化してもとさかが無くならないのは……」

ことり「ことりアレンジだからね♪」

704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/05(金) 11:18:22.13 ID:CGgcvlj9O

ルビィ「これで……梨子ちゃんのポケモンは残り一体……!!」

花丸「千歌ちゃんが……勝利に王手を掛けたずら!!」

理亞「あと一歩で……」

聖良「けれど……その一歩が余りにも果てしない。なにせ……梨子さんの最後のポケモンは……」



梨子「久しぶりに味わうわね……」

千歌「……?」

梨子「後ろからじわじわと闇が迫って来てるような圧迫感……。喉元に冷たい刃を押し当てられてるみたい。オトノキザカでは、一度だって感じたことのなかったもの。ウラノホシに来て……何度も負けて……何度も壁にぶつかって……倒れて……そんな中で芽生えたのかもしれない。千歌ちゃん……私ね、今ものすごく……負けることに恐怖してる」

千歌「……そうは見えないよ。だって梨子ちゃん……」

梨子「――――――――♪」ゾクッ

千歌「スッゴい……愉しそうに笑ってるんだもん」ブルッ

705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/05(金) 14:44:34.24 ID:CGgcvlj9O

絵里「以前……私は千歌を指して、ナチュラルボーントレーナーだと言ったわ」

花陽「生まれながらのポケモントレーナー……」

絵里「それに対して、梨子は言うなれば生粋の捕食者。見た目にそぐわない獰猛で野蛮な危険さを孕みながらも、冷静かつ繊細で計算し尽くされたゲームメイクを展開する、理知的な超攻撃的バトル。その本質は……異常とも取れるような嗜虐性と被虐性にある」

海未「刹那の境地に身を浸す愉悦……あるいは快楽……あるいは狂気。それこそが梨子をチャンピオンたらしめたものなのかもしれません」



梨子「改めて認識したわ。やっぱり私は"こっち"なのよ。王者然と気丈に立ち振る舞うよりも……泥臭いバトルに緊張感を覚える方が性に合ってる。変化に富み、自由を歌う狂想曲(カプリチオ)みたいに」

千歌「ぽいね……。だって今の梨子ちゃん、今まで一緒に過ごしたどの梨子ちゃんより、今まで会ったどのトレーナーより怖いもん」



善子「本能が身体を震わせる……リリーから感じる根源的な感情……恐怖を……」

706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/05(金) 16:24:26.54 ID:CGgcvlj9O

梨子「スゥー……ハァー……。……さあ、最終楽章(フィナーレ)を飾るわよ。全身全霊で……最高の音楽を奏でましょうっ!!!」シュッ ポンッ!

ゲッコウガ「コウガッ!!!」シュタッ

千歌「来たね……ゲッコウガ!!」



にこ「色違いのゲッコウガ……」

ツバサ「この白い空間に映えるわね……。黒く佇むあの姿が……」

707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/05(金) 19:56:27.29 ID:CGgcvlj9O

梨子「ゲッコウガ」

ゲッコウガ「ゲコッ!!!」

ピリッ――――――――

千歌「!!」

フクスロー「フルッ!!!」



穂乃果「一気に空気が張り詰めた……」



千歌「背筋が凍りそう……。フクスロー、一瞬だって気を抜かない――――――――」

トンッ

ゲッコウガ「……………………」

フクスロー「――――――――」

千歌「――――――――!!!!?」



一瞬……まさに一瞬でフクスローとの距離をゼロにしたゲッコウガ……
幸運か偶然か、千歌の眼が捉えたゲッコウガの影……
今までのどのポケモンより卓越した速度にフクスローは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→意識の外からの攻撃に倒れる(フクスロー、戦闘不能)
偶数→かろうじて反撃に出る(リーフブレードで防御成功)

708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 20:02:36.64 ID:Fl1sZ+iRO
ジュナイパー対ゲッコウガは実現するだろうか
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 20:16:35.25 ID:DL7ODEJn0
実現しちゃうとゲッコウガが押し切ってもリザードン戦の時にはそれなりに消耗した状態での対面になるから早めにケリをつけたいところだけど…
ってか今瞬間的に梨子≧穂乃果≧千歌になってるけど、穂乃果更に強くなってしまうん?
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 20:19:12.42 ID:ZifMH4680
むしろこんな化け物揃いでも一度全員死亡の未来に行きかけたんだよな
どんなに鍛えても人間はポケモンの技の前には無力なのか・・・
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 00:26:19.17 ID:zbVkNkQiO

ガギィィィィィィィィィィィィィィンッ!



善子「なっ!!?」

曜「えっ!!?」



フクスロー「フルル……!!!」ギギギ……!

ゲッコウガ「コウガ……」

千歌「――――――――!!!」

梨子「よく止めたわね」ニコッ



希「なにが起きたの……!?」

凛「わかんない……!!気付いたときにはゲッコウガが攻撃を……!!」

海未「穂乃果……今の攻撃、どこから見えました……?」

穂乃果「海未ちゃんは……?」

海未「……いいえ。残念ながら、私が知覚出来たのは……いあいぎりとリーフブレードの鍔迫り合いからです……」

穂乃果「うん……。私にも見えなかった」

ことり「穂乃果ちゃんでさえ……?」

穂乃果「……異次元的だね。初速からあのスピード……音もほとんど発てず空気の流れさえ感じさせないない軽やかさ……それに千歌ちゃんとフクスローに意識させないように気配を消してたんだと思う」

ダイヤ「思う……というのは……」

果南「穂乃果さんにも看破出来なかったから……?」

穂乃果「……………………」

曜「これが……梨子ちゃんの本気のその先……」

712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 00:38:27.57 ID:oAJZ0Spi0
絶対今の梨子ちゃんイケメン
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 00:39:22.38 ID:VJ16gs/y0
そんなのと肉薄してるちかっちもほめてあげて
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 01:33:24.23 ID:OEVMqTKvO
ちかっちのちちっちがでかっち
これでおけ?
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 02:00:12.64 ID:zbVkNkQiO

千歌「……………………!!!」

梨子「偶然……なのよね」



鞠莉「誰にも反応出来なかったゲッコウガのいあいぎり……それを防ぐことが出来たのは……ただの偶然……」

花丸「あれは……紛れもない……"防ぐことの出来ない"攻撃だったずら……」



梨子「反射的に振り上げたリーフブレードがいあいぎりを防いだに過ぎない。次は無いわ」スッ

ゲッコウガ「ゲコッ!!!」シュンッ!

フクスロー「フロッ!!?」



ルビィ「また消えた!!」

真姫「どれだけ意識しても目で追えないなんて……こんな……」

716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 02:38:36.48 ID:zbVkNkQiO

梨子「ゲッコウガ、いあいぎり!!!」

シュンッ!

千歌「フクスロー!!左から来る!!!」

フクスロー「フロッ!!!」ギンッ!

ガギィンッ!

梨子「……反射だけでどこまで防げるかしら?」スッ スッ

ゲッコウガ「ゲェアッ!!!」シュシュンッ!

ギギギギギギギギギギギギギギギンッ!



聖良「反射と予測だけでゲッコウガの攻撃を凌いでいる……!!」

理亞「どっちも並外れてる……」

にこ「今更でしょ。それよりフクスロー、ゲッコウガの攻撃を見切るまではいかなくてもちゃんと防げてるわね」

善子「千歌の指示と反射神経が優秀なんでしょ……って、ちょっと待って……!おかしいじゃない……防げてるなんて……!!?」

曜「善子ちゃん……?」

善子「あれだけの速度の攻撃を……反射だけで反応してるのに、まともに防御が成功するなんてあり得るの……!!?」

曜「!!!」



ギギギギギギギギギギギギギギギンッ!

フクスロー「フルルォッ!!!」



善子「攻撃が軽い……!!速度の犠牲に攻撃力を落としてる……!?違う……あれはまだ……!!」



ゲッコウガ「コオッガアアアアアアア!!!」

ガギィ――――――――ンッ!

千歌「――――――――!!!」



善子「本気じゃない……!!!」

717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 15:24:12.41 ID:xfozuXISO
ちかっちぱいぱいでかみかん
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 15:41:57.66 ID:vzj79XJ8O

梨子「この一週間の修行で気付いたの」

千歌「!!」

梨子「ゲッコウガの力の本質は身軽さ故のスピードじゃない。忍者のように神出鬼没……捉えられない幻影で相手を翻弄するとにあるって」

ゲッコウガ「ゲコ!!!」

梨子「実際のところ、速度はそれほど上がってない。攻撃力にもほとんど変化は無い。私がゲッコウガと深めたのは……」

ゲッコウガ「コォガアアアアアアアア!!!」ブンッ!

千歌「っ、つるぎの――――――――」

梨子「理解よ!!!」

ズバァ――――――――ッ!

フクスロー「フルォ――――――――!!!!!」

ドォォォォォォォォォォォォン!

719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 16:18:29.97 ID:vzj79XJ8O

フクスロー「フロォ……」バタッ……

千歌「フクスロー!!!」



穂乃果「フクスロー戦闘不能!!!ゲッコウガの勝ち!!!」



梨子「ふぅ……」ホッ

ゲッコウガ「ゲコッ」



果南「……強すぎる」

鞠莉「目に見えて次元が違う……。今よりも未熟だった頃……チャンピオン、穂乃果さんに抱いた畏怖に近いものを感じる……」

海未「わからなくもありません。似ています……強さの得体が知れなかった頃の穂乃果に……」

善子「…………私は自分が一番強いって自負してた」

花丸「……………………」

善子「その自信が揺らいだわ……。断言出来る……今この瞬間、このフィールド……この地方……いいえ、世界で最強のトレーナーはリリーだって」

720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 16:31:50.35 ID:vzj79XJ8O

千歌「頑張ったねフクスロー。ゆっくり休んで」シュイン

梨子「これでお互いあと一体ね」

千歌「だね。スゴすぎるよ梨子ちゃん。理解するだけで……ここまでゲッコウガの力を引き出すんだもん」

梨子「だけとは言ってくれるじゃない。たったそれだけのこと……でも、それがポケモンの可能性を見出だす唯一の方法よ。わかり合うって、言葉にすると呆れるほど単純だけどね」クスリ

千歌「じゃあさ、私にも出来るかな?リザードンのことをもっと理解すれば、今の梨子ちゃんたちに勝てるかな?」

梨子「さあ。それは……千歌ちゃんたち次第よ。ていうか……自信があるからそんなこと言うんでしょ?」ニッ

千歌「まあね」ニッ



ルビィ「当然……なんだよね?」

ダイヤ「ええ。千歌さんはまだ……何一つ諦めていないようですわ」

花丸「勝利を疑わない……純粋で真っ直ぐな覚悟……」

果南「羨ましいくらいのひた向きさだね……。私もああだったら……って考えちゃうな……」クスッ

鞠莉「このラストバトルで決まる」

善子「たった一人の勝者が」

曜「……………………」ギュッ

721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 16:41:30.85 ID:vzj79XJ8O

千歌「……………………」スッ



ヒトカゲ『カゲッ!♪』

リザード『リィザッ!!』

リザードン『リザ!!!』



千歌「なんて言っていいか……わかんないや」

梨子「……!」

千歌「もう全部伝わってる。もう気持ちは一つだよ。もう……感じてることも、考えてることもおんなじ……。だよね……」ニッ

梨子「……クスッ。来なさい、千歌ちゃん」

ゲッコウガ「コォガッ!!!」

千歌「ラストバトル……全力で輝こうっ!!!リザードン!!!サーンシャイーン――――――――!!!!!」シュッ ポンッ!

リザードン「ザアアアアアアアアアアッ!!!」ガアアアアッ!

722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 21:47:57.85 ID:vzj79XJ8O

千歌『私は千歌!ポケモントレーナーです!』



梨子「……………………」



千歌『ポケモンマスターを目指すんだもん。負けっぱなしは……イヤだから』



千歌「……………………」



梨子『心のままにぶつかり合える……最高の仲間であり続けるの!!!』



千歌「梨子ちゃん」

梨子「なに?」

千歌「勝ちたい?」

梨子「!」

千歌「勝ちたい?」

梨子「うん!!」

千歌「だよね……私も勝ちたい!!ううん、絶対に勝つ!!!勝負だよ……梨子ちゃん!!!!!」

梨子「ええ!!!勝つわよ、ゲッコウガ!!!」

千歌「勝って……その先へ!!!」

ちかりこ「手に入れよう……未来を!!!」

ゲッコウガ「コオオッガアアアアアアアアアア!!!!!」

リザードン「リイッザアアアアアアアアアアア!!!!!」

ビリビリ――――――――!

千歌「リザードン!!!」

梨子「ゲッコウガ!!!」

千歌「かえんほうしゃ――――――――!!!」

梨子「みずしゅりけん――――――――!!!」

リザードン「ザアアアアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオ!

ゲッコウガ「ゲェアアアアアアアアアア!!!」シュシュシュシュンッ!

ドガァァァァァァァァァァァァン!

723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 21:55:30.82 ID:vzj79XJ8O

希(手に入れよう……か。そうやね……今はもう、うちたちが敷いたレールは無い。みんなの意志が……信念だけが新たな道を……物語を作る。罪滅ぼしにしかならないけど……うちにはもうこれくらいしか出来ないから。せめて受け取って)

スゥー……

希「頑張れ――――二人とも――――――――!!!!!」

にこ「っ!?」ビクッ

絵里「希……」

希「!!」フンス

穂乃果「……クスッ♪千歌ちゃん!!!梨子ちゃん!!!ファイトだよっ!!!!!」

724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/07(日) 00:02:00.31 ID:7z+3g/oEO

リザードン「リザアアアアアアアッ!!!」

ゲッコウガ「コォガアアアアアアッ!!!」

千歌「ドラゴンクロー!!!」

梨子「かわして!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」シュンッ!

千歌「右に飛んだ!!追って!!」

リザードン「ザアアアッ!!!」バサッ!

梨子「反射神経が鋭敏になった……!!つばめがえしで応戦!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

リザードン「ザァドッ!!!」

ガギギギギギギギギギギギン!

ゲッコウガ「ゲアッ!!!」シュンッ! シュシュンッ!



穂乃果「目が慣れてきてるね、千歌ちゃん」

ツバサ「点描みたいだったゲッコウガの動きを、線で捉えられるようになってきてるわ」

海未「フィールドを俯瞰的に見ることの出来る千歌ならば当然です。それにしても……」

英玲奈「外から見ている我々は更によくわかる。ゲッコウガの動きの流麗さが」

あんじゅ「緩やかでかつ滑らか……まるで水だわ。よくもあそこまで一つ一つの所作を磨きあげたものね」

真姫「それを言うなら千歌もそうよ。あのゲッコウガを相手に苛烈に攻め立ててる。今にも呑み込もうとする炎のようだわ」

725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 01:16:51.76 ID:7z+3g/oEO

善子「フッ、地獄の業火には程遠いけど。まあ……悪くないわね」

凛「意思の疎通にそ、そ……」

花陽「齟齬?」

凛「齟齬が無いにゃ」

ことり「うん。まるで自分が動いてるみたいに息が合ってる」

ルビィ「これもキズナ現象の影響なのかな……?」

花丸「そうなんずら?」

善子「……さあね。キズナ現象にたどり着いたあの二人なら、息を合わせるくらいは当たり前に出来るんでしょうけど。今の二人はよりナチュラルな感じね」

曜「ナチュラル?」

善子「キズナ現象は発動してない。けど、キズナ現象の発動中みたいに、見てる景色、聴こえる音……感覚を、完全でないにしろ自然に共有してるのよ。だから指示を出してからのタイムラグが極端に少なくなる。動きにムダが無くなる。より理想的な攻防が可能になるってわけよ」

絵里「よく見えてるわね」

善子「当然でしょ。この魔眼は全てを見通す――――――――」

花丸「それだけ高度なことを自然にやれるなんて……千歌ちゃんも梨子ちゃんもスゴいずらね」

善子「最後まで言わせなさいよ!!」

曜「うん。本当にスゴい……。私も……」



梨子「つばめがえし!!!」

千歌「かみなりパンチ!!!」

ゲッコウガ「コォガアアアアアアアア!!!」

リザードン「リィザアアアアアアアア!!!」

ズドォォォォォォォォォォンッ!



曜「あーもう……」クシャッ

鞠莉「曜?嫉妬ファイヤー?」

曜「……かな。あそこに立ってるのが私じゃないことが……今、物凄く悔しいんだ……」

鞠莉「……………………強くなれるわよ、曜なら」ギュッ

曜「……うん!」

726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 08:13:18.73 ID:KA3u6Goq0
すぐ嫉妬しちゃう生き物曜ちゃんと
すっかり一番濃い解説役が板についた善子ちゃん
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 13:23:29.60 ID:7z+3g/oEO

千歌「もっと激しく!!ドラゴンクロー!!!」

リザードン「リザアアアアアッ!!!」ジャキンッ!

梨子「もっと鋭く!!!つばめがえし!!!」

ゲッコウガ「ゲェアッ、コガッ!!!」ブンッッ!

ドガァァァァァァァァァァァァン!

リザードン「リザアッ!!!」バサッ!

ゲッコウガ「コウガッ!!!」ズザッ!

梨子「どうしたの?こんなものじゃないでしょ!!」

千歌「そっちこそ!!出し惜しみは無しだよ!!」

ちかりこ「!!♪」ニッ



聖良「来ます……!!」



千歌「輝くよ、リザードン!!!」キランッ

梨子「もっともっと熱く!!!」バッ!

ちかりこ「いっくぞぉ――――――――!!!!!」

パアアアアアアアア……

ギュオオオオオオオ――――――――!

千歌「滾れ命の炎!!!世界を照らす輝きになれ!!!」

梨子「やあああああああああ――――――――!!!!!――――――――アアアアアアアアアガ」ゲッコウガ

千歌「リザードン、メガシンカ――――――――!!!!!」

パアアアアアアアア――――――――!

メガリザードンX「ザァアアアアアアアアアア!!!!!」

ギュオオオオオオオオ――――――――ッ!

シュタッ!

リリーゲッコウガ「コォガアアアアアアアア!!!!!」

728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 13:24:16.51 ID:u8/E5PBP0
嫉妬する曜ちゃんてやっぱ可愛いよな
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 14:44:17.90 ID:KA3u6Goq0
ここまでの戦績

   梨子              千歌

・ガブリアス 0勝     ・ソルガレオ  1勝

・ランプラー 2勝     ・カプ・レヒレ 0勝

・メロエッタ 1勝     ・ピカチュウ  1勝

・チェリム  0勝     ・ベベノム   0勝

・トゲキッス 0勝     ・モクロー   2勝

こんなところか、600族とUBが意外と仕事してない・・・
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/07(日) 18:00:14.13 ID:7z+3g/oEO

理亞「メガリザードンXと……!!」

ルビィ「リリーゲッコウガ!!」



千歌「梨子ちゃんとゲッコウガのキズナ現象……!!その力を撃ち破ってやる!!」

梨子「やれるものならやってみなさい!!ゲッコウガ、かげぶんしん!!!」

リリーゲッコウガ「コオオッガッ!!!」シュバッ シュバッ シュババババババババ!

千歌「残らず焼き払うよ!!かえんほうしゃ!!!」

メガリザードンX「ザァアアアアアアアアアア!!!」ボオオオオオオオオオオオ!

ボフン ボフン ボフン!

リリーゲッコウガ「ゲアッ!!!」シュタタタタタタタ!



海未「何体か逃しました!!」



梨子「つばめがえしっ!!!」ブンッッ!

リリーゲッコウガ「コゥガアアアアア!!!」ブンッッ!

ドゴォッ!

メガリザードンX「リザッ!!!」グラッ!

千歌「リザードン!!!」



ことり「深く入った!!!」



梨子「まだまだ!!叩き込みなさい!!!」

リリーゲッコウガ「コウガッ!!!ゲェアッ!!!コオオオッ、ガアッ!!!」ドガンッ! ドゴンッ! ズガアッ!

731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/08(月) 01:18:08.06 ID:bLKLUgasO

千歌「っの!!!フレアドライブで一気に吹き飛ばして!!!」

メガリザードンX「ザァドァァァァァァァァァ!!!!」メラッ……ボオオオオオオオオオッ!

リリーゲッコウガ「ゲコッ!!!」

梨子「っつ!!何度見ても厄介な技ね……!!」

千歌「ゲッコウガが怯んだ!!畳み掛けるよ!!かみなりパンチ!!!」

メガリザードンX「ザアアアッ!!!」バチバチッ!

梨子「リザードンと真正面から撃ち合うつもりは毛頭無いわ!!!」バッ!

ギュオオオオオオオオ――――――――!



鞠莉「激流のバリア!!」

果南「水柱が逆巻いてかみなりパンチを防いだ!!」



バチッ!

バチバチッ!

千歌「水の使い方が巧くなってる……!!」

梨子「千歌ちゃんやよっちゃんばかりが……キズナ現象を使いこなせるなんて思わないでよ!!」

リリーゲッコウガ「ガアアアアアア!!!」ギュウウウウウウッ!

バチイ――――ッ!

メガリザードンX「ザアッ!!?」

千歌「かみなりパンチが弾かれた!!?」

梨子「みずしゅりけんっ!!!」

リリーゲッコウガ「コォガアアアアアアアア!!!」ギュオオオオオオオオ…………ズドドドドドドドドドドドドド!

732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/08(月) 11:23:58.09 ID:bLKLUgasO

花陽「みずしゅりけんの弾雨……!!」

ダイヤ「威力も規模も桁違い……!!キズナ現象をああまでコントロールしますか……!!」



千歌「ドラゴンクローで撃ち落とすよ!!」

メガリザードンX「リザァッ!!!」ジャキンッ!

ギギギギギギギギギギギン!

梨子「キズナ現象中のみずしゅりけんは無尽蔵!!迎撃は無意味よ!!けど……」

千歌「やってみなくちゃわからないよ!!!」

梨子「って……千歌ちゃんなら言うわよね!!」スッ スッ!

リリーゲッコウガ「ゲェアァッ!!!」ギュオオオオッ!

シュルシュル……シュルルルッ!

メガリザードンX「リザッ!!?」ガシッ!

千歌「リザードン!!!」



善子「水が触手のようにうねって、リザードンの四肢を絡め取った!!!」



梨子「キズナ現象は想像力次第でどんなことも出来る……!!千歌ちゃんとよっちゃんのバトルを見て学んだの!!!ゲッコウガ、つばめがえし!!!」トンッ……ヒュウンッ!

リリーゲッコウガ「ゲッ!!コオオオ!!!」トンッ……ヒュウンッ!

ドガァァァァァァァァッ!

733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 16:22:01.07 ID:bLKLUgasO

メガリザードンX「リザ――――――――」

ドガアアアアアアアアアアアアン!

千歌「――――――――っ!!!」



パラパラ……

真姫「スタジアムを破壊する勢いね……」

ツバサ「そうまでしないと倒せないってわかってるのよ。梨子さんも、もちろん千歌さんも」

希「みずしゅりけんに意識を向けさせ、死角から水の触手を伸ばしてリザードンの動きを封じる。千歌ちゃんが回避を選択しないことを計算に入れての作戦だったね」

凛「ダメージは大きいにゃ。つばめがえしのハイキックがまともに入った。普通のポケモンならここで終わっちゃうよ」

絵里「普通なら……ね」

734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 16:25:36.86 ID:bAqiu3MO0
この世界のキズナ変化は対応する事象自然系能力者の如く操れるのか
アニポケ出たら速攻で天下取れそう
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/08(月) 17:29:24.21 ID:bLKLUgasO

梨子「手応えはあった。……のに、やっぱりわかるのよね。立ち上がってくる……まだ向かってくるって。心が折れない限り……千歌ちゃんたちならどれだけ倒れても、どれだけ傷付いても勝ちに来る。そんな姿を……ずっと見てきたんだもの」

パラッ……

リリーゲッコウガ「ゲコ」

梨子「ええ」ニッ

ガラッ……

メガリザードンX「リザァ……」

千歌「リザードン」

メガリザードンX「リザァッ」

千歌「うん。これくらいで挫けたりしない。むしろワクワクしてる。もっと燃えられる!高く飛べるって!!身体中が熱くなってる!!それにここで倒れたら……」



ヒトカゲ『カゲ……』パタン……

ケロマツ『ケロッ』



千歌「また同じ思いをする!!あのときの悔しさを晴らすために……私たちが手に入れた輝きと強さを証明するために!!!梨子ちゃんを……!!!」

メガリザードンX「ザガアアアアアドッ!!!」

千歌「越えるんだぁ――――――――!!!!!」

ボオオオオオオオオオ――――――――ッ!

736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 19:00:37.26 ID:bLKLUgasO

ダイヤ「空気を焦がす灼熱の焔!!!」

花丸「来るずら!!千歌ちゃんのキズナ現象!!!」



千歌「うおおおおおおおおお――――――――!!!!!――――――――アアアアアアアアアザ」メガリザードンX

ボオオオオオオオオ――――――――!

チカリザードン「リイッ、ザアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ボオオオオオオオオオッ!



善子「双炎の黒き龍王……!!」

ルビィ「チカリザードン!!!」



737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 19:15:19.58 ID:bAqiu3MO0
かわいそうな人「東條希ィ!所詮君も我々と同じ穴のムジナという事かァ!!!」

マスターク「お前も友達に『正義の美少女戦士ごっこ』をさせてただけじゃねーか」
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 00:10:25.57 ID:sqdpRHy9O

千歌「目の前の今を楽しんで私たちは勝つ!!!梨子ちゃん、ゲッコウガ!!!私たちの輝きを……その目に焼き付けろ!!!リザードン、かえんほうしゃ!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ゴオオッ……ボオオオオオオオオ――――!

梨子「ゲッコウガ、いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガ「コオオガアッ!!!」シャキンッ!

ズバァ――――――――ッ!

ボオオオ……ッ



鞠莉「炎を切り裂いた!!」

海未「いあいぎりに激流を纏わせ、まるで長刀のように……!!」

ことり「バリエーションが広い。キズナ現象が梨子ちゃんの戦い方に幅を与えてる……!」

果南「けど、それは千歌も同じ!!」

穂乃果「キズナ現象は想像力の戦い……」

ダイヤ「すなわち……当初のコンセプト通りですわ……!!」



梨子「今までの輝きじゃ私たちは照らせないわ。本気で私たちを越えようと思うなら……」スッ

リリーゲッコウガ「コウガ」スッ

千歌「!!」

梨子「聴かせてみなさい。私の知らないあなたたちの音をね」

739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 01:06:51.59 ID:sqdpRHy9O

千歌「知らない音?おかしなこと言うじゃん。チカリザードンの本気も、可能性も……全部を見せた覚えはないよ!!!」

チカリザードン「ザァッド!!!」バサッ! ゴオオオオオオッ!

千歌「ドラゴンクロー!!!」

チカリザードン「ザアアアアアア!!!」ジャキンッ! ボオオオッ!

梨子「ドラゴンクローに炎を纏わせて……そんな単調な攻撃はつまらないわよ!!」

千歌「だよね!!!」バッ!

ボオオオオオオオオ!

バサッ!



ツバサ「炎で分身を!!」

善子「あいつ……!!」



ヨハネ『想像力のバトルで私に勝てると思ってんじゃないわよ!!!』

ヨハネダークライ『ラアアアアアアアアア――――――――!!!!!』



善子「ヨハネの技を……!!」

740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 02:18:38.41 ID:sqdpRHy9O

チカリザードン「リィザアアアッ!!!」ブンッ!



英玲奈「分身と共に左右から同時に!!」



梨子「聞こえなかった?単調な攻撃はつまらないわよ!!」

リリーゲッコウガ「コオオオッガッ!!!」ギュオオオオッ!

ドシュッ――――!

千歌「足元から水の槍!!?」



あんじゅ「炎の分身を射ぬいた!!!」



梨子「カウンターよ!!いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガ「ゲッコオオッ!!!」ギンッ!



目まぐるしく入れ替わる攻防……
お互いに相手の予想を越える一手を繰り出す想像力のバトル……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→リリーゲッコウガのいあいぎりが炸裂
偶数→チカリザードンの反撃

741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 02:51:07.56 ID:CfZf1pPBO
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/09(火) 11:49:48.82 ID:sqdpRHy9O

チカリザードン「リザアッ!!!」

梨子「逃げても無駄よ!!そこはまだゲッコウガの間合いよ!!!」

リリーゲッコウガ「ゲアァッ!!!」

千歌「逃げてなんかないもん!!!」バッ!

ゴオオオオオッ!



ことり「上空からもう一体の分身!!」

聖良「いつの間に!!!」




千歌「いけぇっ!!!」

梨子「それも予想してた!!!」

リリーゲッコウガ「コオガッ!!!」シュンッ!

ズバァッ!

ボオオオ……ッ

梨子「それくらいじゃ虚は衝けないわよ!!!」

千歌「知ってるよ!!♪」

梨子「!!!」

ボオオオ……ッ!

ドォォォォォォォォンッ!

743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 12:33:04.38 ID:sqdpRHy9O

曜「爆発した!!ってことは……最後の炎の分身は……!!」

穂乃果「力を極限まで凝縮した炎の塊……」

海未「対ウツロイド戦で穂乃果がやって見せたことの応用ですか……」

鞠莉「ベースは善子の技……そこに穂乃果さんの技術を加えてる……。尋常じゃないわね、千歌っちのセンスは……」

果南「至近距離での大爆発……!!あれは避けようがない!!ひとたまりもないよ!!」



シュウウウウウ……

バサッ!

チカリザードン「リザッ」

千歌「やったねリザードン!!」

チカリザードン「ザアッ!!」

梨子「……………………」

744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 18:32:56.79 ID:vQoL5exSO
つばめがえしのハイキックがまともに入ったのに…
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 23:59:43.67 ID:rAMuoSRc0
決まったか?
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/10(水) 00:18:45.68 ID:jopMS50n0
千歌の今までのバトルの集大成がここに・・・
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 10:27:38.54 ID:YZU/H369O

曜「どう思う……?」

善子「爆弾は直撃した。いくらリリーゲッコウガとはいえ、戦闘不能……もしくは大ダメージは必至のはず。なのに……」

花丸「なのに……?」

曜「そう……。私もそれが気になってた……。キズナ現象を発動してるのに、梨子ちゃんにダメージが少しも返ってない……」

ルビィ「!!」



梨子「……………………」


善子「文字通り一つになるキズナ現象は、僅かでもダメージをトレーナー本人にフィードバックさせる。それが無いってことは……」

ダイヤ「それって……!」

果南「リリーゲッコウガはまだ……!!」

鞠莉「倒れていない……!」

花丸「あの爆発を……耐えきった……!?」

748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 14:41:33.57 ID:YZU/H369O

ズァァァ――――――――!

千歌「!!!」



善子「闇が……吹き出た……!!」



千歌「……………………!!」

梨子「さすが……って、このバトルの中で何度言ったかしらね」

ズズッ……

ズズズ……

梨子「かたやぶり……へんげんじざい……。バトルの中で次々と予想と常識を越えてくる。何度力の差を見せつけても、挫けず……抗い続ける。今までも……そしてこれからも千歌ちゃんは、そうあり続けるんでしょうね。私は……そんな千歌ちゃんが越えられない壁になりたい。そのための強さを手に入れたわ」

ズアアアアアアアアア――――――――!

ギュオオオオオオオオ――――――――!



穂乃果「激流と……闇が……」

ツバサ「混ざり……融けていく……!!」



梨子「千歌ちゃんが太陽のように輝くなら……私は光を呑み込む闇になる」

ズオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

リリーゲッコウガ「ゲアァ……」

チカリザードン「リザッ!!!」

梨子「千歌ちゃんとよっちゃんが"そう"だったように……。これが……私たちの答え。キズナ現象の到達点よ」

749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 14:57:33.97 ID:YZU/H369O

千歌「梨子ちゃんとゲッコウガの……」

チカリザードン「ザァァ……!!!」

千歌「キズナ現象の……到達点……!!!」







リリーゲッコウガ・ノクターン「コォガ……コオオガアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!!!!!」

750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 15:41:57.84 ID:YZU/H369O

ことり「深い黒……まるで夜を切り取ったみたい……」

海未「桜のみずしゅりけんを背負い、闇を纏ったゲッコウガ……」

絵里「なんて静かな佇まい……。けれど、今にも爆発しそうなくらいの力を感じるわ……」

凛「うん。対峙しなくてもわかる……。梨子ちゃんたちが強さのステージを駆け上がったことが……」



梨子「これが私たちの最強の力。リリーゲッコウガ・ノクターンよ」

千歌「リリーゲッコウガ・ノクターン……」

梨子「私たちのキズナ現象をベースに、ウツロイドたちとの戦いでよっちゃんから受け取った力の一部を混成させた」

千歌「それって……」

梨子「そう。千歌ちゃんとリザードンがやったことよ」

リリーゲッコウガN「コウガッ!!」

チカリザードン「リザッ……!!」

梨子「千歌ちゃんたちに惹かれて、一緒に旅をして……いろんなことを経験して、いろんな人たちやポケモンたちに出会って……本当、奇跡のような瞬間だった」



希「……………………」

穂乃果「……………………」



梨子「私ね……ウラノホシに来たのは……運命だったんだって、心からそう思ってる。こんな奇跡に巡り合えたこと……こんなに素晴らしいライバルに、仲間に巡り合えた。これを運命と呼ぶなら……私は、神様に感謝するわ」



希「……………………!!!」



梨子「私たちの旅は、得てきたもの全ては、今ここに繋がってる。この力で千歌ちゃんを倒して、私は私の音を掴み取ってみせる!!!」グッ!

751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 16:29:26.43 ID:YZU/H369O

千歌「神様に感謝……か。うん……私も同じだよ。私たちはずっと……手を取り合って、前を向いて、一歩一歩踏み出してきた。誰かに支えられながら、見守られながら、助けられながら」



穂乃果「千歌ちゃん……」

希「……………………」



千歌「自分一人じゃ、絶対にここまで来ることは出来なかったし、胸が躍るような冒険なんて夢のまた夢だったよ。笑い合える仲間がいて、競い合えるライバルがいることが、私はスゴく……スゴく嬉しいっ!!」ニコッ

梨子「……うん!!!」

千歌「このバトルは次に進むためのバトルで……今まで私たちを育ててくれた人たちに贈る感謝のバトルでもあるだよ!!だから負けられない……負けたくない……!!!」

メラッ……

ボオオオオオオオオオッ!



ルビィ「千歌ちゃんのキーストーンから炎が!!!」



千歌「梨子ちゃん!!!」

梨子「ええっ!!!」

千歌「今この瞬間!!!全身全霊……最ッ高に輝こう――――――――!!!!!」

パアアアアアアアア――――――――!



曜「炎と光が入り交じって……!!これって……!!」

ことり「穂乃果ちゃんの光を取り込んだ……リザードンの最強形態……!!!」

善子「光を纏ったリザードン……!!!」



チカリザードン・フューチャースタイル「リィザアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!!!!!」

752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 17:01:02.50 ID:YZU/H369O

梨子「チカリザードン……フューチャースタイル……!!!」

千歌「やり残したことなんて無い……そう言いたい!!いつの日にか……そこまではまだ遠いけど、だから私たちは頑張って挑戦する!!熱くなる意味をわかりかけて、心が求める誇らしさも!!走り続けて掴める未来も!!たくさんの……消えない夢を追いかける!!!」



曜「……………………!!!」



千歌「ドキドキもワクワクも……全部を詰め込んで!!!最後の最後までキラキラしてみせるよ!!!」

梨子「いいわ……!!決着をつけましょう、千歌ちゃん!!!」

チカリザードンFS「リザアアアアアアアア!!!!」

リリーゲッコウガN「コォガアアアアアアアア!!!!」

753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/11(木) 03:35:05.82 ID:3eKoieELO

千歌「リザードン、かみなりパンチ!!!」

梨子「ゲッコウガ、いあいぎり!!!」

チカリザードンFS「ザアアアアアアアアッ!!!」バチッ! バチバチッ!

リリーゲッコウガN「ゲコオオオオオオオオオオ!!!」シャキン――――ッ

ズガァァァァァァァァンッ!

チカリザードンFS「リィザ……!!!」グググ……!

リリーゲッコウガN「コゥガ……!!!」グググ……!

バッ!

梨子「かげぶんしんっ!!!」

リリーゲッコウガN「ゲコッ!!!」シュババババババババ!

梨子「つばめがえし!!!」トンッ ブンッッ!

リリーゲッコウガN「ゲアアアアアアアアアアッ!!!」ブンッッ!

ドガガガガガガガガッ!

千歌「つっ!!っおおおおおおおおおおお!!!」ガアッ!

チカリザードンFS「リザアアアアアアアア!!!!」ジャキンッ!

ズババババババババババ!

ボフン!

ボフン!

ボフン!

千歌「地面に向けてかみなりパンチ!!!」ゴオッ!

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアア!!!」バチバチッ! ドゴォッ!

バチィ――――――――!

梨子「跳びなさいっ!!!」

リリーゲッコウガN「コウガッ!!!」シュバッ!



鞠莉「ジャンプして地面への放電を避けた!!」

754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/01/11(木) 03:43:39.83 ID:3eKoieELO

梨子「空中でなら避けられないって!!?」ニッ

千歌「今さらそんな甘いこと考えないよ!!」バッ!

チカリザードンFS「リザアアアアアアッ!!!」

ボオオオオオオオオオッ!



真姫「キズナ現象の力で炎の剣を造り上げた!!」



千歌「やあああああああっ!!!」ブンッ!

梨子「いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガN「コォガアッ!!!」ジャキンッ!

ガギィンッ!

梨子「剣を軸に身を翻しなさい!!!」

リリーゲッコウガN「ゲコォッ!!!」ガギギギ……!

クンッ――――

チカリザードンFS「リザッ!!!」グラッ!

梨子「背中ががら空きよ!!!」

千歌「どうかな……っ!!!」バッ!

チカリザードンFS「ザアアアアアッド!!!」キイイイイイイン……!

755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 06:19:14.89 ID:Jkc9VoWL0
すっかりキズナ変化専門家ポジションが板についたヨハネ
敵対してた頃からリリー呼びしてたのはこの闇コウガの資質感じ取ってたからかな
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/11(木) 11:38:50.36 ID:3eKoieELO

梨子「尻尾に光が収束して……!!」

チカリザードンFS「リザアアアアアアッ!!!」ブンッ!

リリーゲッコウガN「ゲアァッ!!!」ヒュンッ!

ドォォォォォォンッ!



ルビィ「尻尾の炎が、光の槍に……!!」

鞠莉「千歌っちもあの力を使いこなしてる……!!」

海未「二つのキズナ現象の力を合わせる……言葉にすれば容易けれど、それがどれだけ高度な技術なのか、キズナ現象を使えない私たちには図りかねます。どうなのですか?」

善子「そのまんまよ。トレーナーとポケモンの絆で発動させるキズナ現象……ただでさえ到る者の少ないそれに、第三者の異なる力が混ざるのよ?千歌もリリーも、高い次元でキズナ現象を使いこなしてるとはいえ、同居させ更なる力に昇華させるなんて芸当、左右の手で別々の文字を同時に書くより難しいはずよ。あんなの、そう長く保つはずがないわ」



リリーゲッコウガN「ゲコッ!!!」

梨子「っ……少し掠めただけでこの威力……。あの力の影響ね……。ただの光じゃない……あれはフェアリータイプ……?」

757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/12(金) 00:18:50.77 ID:cuqgIPFMO

理亞「フェアリー……?」

にこ「ああ、やっぱりそうなのね。なんとなくそうなんじゃないかとは思ってたけど」

真姫「どういうこと?」

にこ「べつにあげつらうことでもないけど、チカリザードンが纏ってる光のタイプの話よ。ほのおともでんきとも様子が違ってたから、どうも気になってたのよ。穂乃果がリザードンと発動させた光のキズナ現象……タイプに分類するとフェアリータイプに相当するってこと」

絵里「なるほど。それじゃあ、リリーゲッコウガの闇は……」

善子「この私の力よ?混じり気の無い純黒の闇……白亜を塗り潰すあの力は、私に相応しいあくタイプ以外の何物でもないわ」

聖良「つまり、チカリザードン・フューチャースタイルはほのお、ドラゴン、フェアリーを……リリーゲッコウガ・ノクターンは、みず、あくタイプを持ち合わせていると……そういうことですね」

ツバサ「見事に対極ね。このバトルの全容を表しているかのようだわ。強いて言えば、タイプが一致してるリリーゲッコウガの方が力を発揮しやすいのかしら」

海未「バトルの有利不利はタイプの相性だけでは一概に決まりません。とくに、ここまで勝ち上がってくるだけのトレーナーとポケモンには」

果南「どれだけ力を使いこなせるか……」

穂乃果「それもある。けど……このバトルはそれだけじゃ決まらない。意志と意志、覚悟と覚悟のぶつかり合い。勝ちたいって意地を貫き通した方が勝つ」

758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 01:12:17.88 ID:9xc6/xMSO
ヤムチャ視点
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/12(金) 01:21:33.21 ID:cuqgIPFMO

梨子「いいわね……ゾクゾクする……っ!!」

千歌「まーた……何回火が着くのさ……!!」

梨子「千歌ちゃんが私に屈するまで!!ゲッコウガ、いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガN「コオオオガアアアアアッ!!!」シャキンッ!

ズズッ……

ズズズ……シャキン!



凛「水でコーティングしたいあいぎりと……」

花陽「闇で造った刀……」



千歌「二刀流……!!」

梨子「行きなさいっ!!!」バッ!

リリーゲッコウガN「コウガッ!!!」シュバッ!

千歌「リザードン!!地面に尻尾を突き立てて!!!」

チカリザードンFS「ザアッ!!!」ガシンッ!

千歌「くらえっ!!!」

チカリザードンFS「ザアアアアアッド!!!」

ドガガガガガガガガガガ!

梨子「地面から光の刃……!!今のゲッコウガには当たらないっ!!!」

リリーゲッコウガN「ガアアアアアアッ!!!」シュンッ! ヒュンッ! ズバッ!

バキン――――!

760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/12(金) 01:38:56.75 ID:cuqgIPFMO

千歌「かえんほうしゃ!!!」

チカリザードンFS「リイッ、ザアアアアアアアアアアアアア!!!!」キイイイイイイン……ボオオオオオオオオオッ!

梨子「光を吸収するのが闇……だったっけ!!!」バッ!

リリーゲッコウガN「ゲェアッ!!!コオオオッガアッ!!!」ギュオオオオオオオオッ!



善子「闇で光を遮った!!」



梨子「てやああああああああっ!!!」ブンッ! ブンッ!

リリーゲッコウガN「ガァアアアアアアッ!!!」ブンッ! ブンッ!

千歌「ドラゴンクローで受け止めて!!!」

チカリザードンFS「リザッ!!!ザアッ!!!」ガギンッ! ガギンッ!

梨子「防戦一方じゃない!!手も足も出ない!!?」ニィッ

千歌「冗談は善子ちゃん!!!」



善子「ヨハ――――――――」ムグムグ

花丸「やめるずら」クチオサエ



千歌「防戦一方……そんなわけないじゃん!!ここまで誘き寄せたんだよ!!逃げられない距離までね!!!」ニヤッ

梨子「なっ!!」

カチッ!

パアアアアアアアア――――――――!

梨子「Zワザ……!!!」



曜「ピカチュウのバトルで一度使ってる!!なのにまだ撃つの!!?」



千歌「これくらいしなきゃ勝てないよね!!!リザードン!!!」

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアア!!!」

761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:50:26.36 ID:cuqgIPFMO

梨子「くっ……ムチャは千歌ちゃんの専売特許だったわね!!!」ビッ!

リリーゲッコウガN「コガッ!!!」シュンッ!

ガキンッ!

ガシン! ガシン! ガシンッ!

リリーゲッコウガN「ゲコッ!!?」

梨子「光の格子!!?」

千歌「逃がすかあっ!!!」

パアアアアアアアア――――――――ッ!

千歌「轟け、私たちの鼓動!!!世界を照らす光になれ!!!」

チカリザードンFS「リザァアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオ!

千歌「アルティメット――――ドラゴンバーン――――――――!!!!!」

チカリザードンFS「ザァガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

ギュオオオオオオオオ――――ゴオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



鳴動する龍の咆哮……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→直撃
偶数→回避

762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 02:55:28.01 ID:rCDoE1jmO
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 06:24:14.04 ID:AYxQb/Su0
マサラ人「何か俺らより高度なバトルやってないか?」

ここはBGM:タイプワイルドだな(タイヤコウカンの方じゃない)
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 09:26:18.42 ID:9xc6/xMSO
>>763
くさい
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 15:02:20.88 ID:TEvgZJbU0
リリーゲッコウガ・ノクターンの語感の良さ
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 19:35:40.35 ID:mL3SV+8t0
ちかりこ「最高の戦術は己自身がポケモンとなることだ!」
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 00:24:37.53 ID:uYR8dWd8O

リリーゲッコウガN「ガアアアアアアアアアアアアア!!!」

梨子「っ!!ゲッコウガ!!!」

千歌「まだまだぁ!!!」カチッ!

パアアアアアアアア……!

梨子「また……っ!!!」

千歌「希望の光……聖なる輝き!!!世界を導く――――奇跡の炎となれ――――――――!!!」

梨子「何度も何度もくらわないわよ!!!」

リリーゲッコウガN「コゥガ……コオオガアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

ズアァァァァァァァァァァァァァッ!

シャキンッ!

シャキンッ!

シャキン――――ッ!



海未「天蓋を覆う無数の黒刀!!」

英玲奈「あれを全てリザードンに向ける気か!!」



梨子「くらいなさい――――――――!!!」バッ!

千歌「焼き尽くせっ!!!ダイナミックフルフレイム――――――――!!!!!」

ズガガガガガガガガガ――――――――ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!



穂乃果「黒刀の雨を一瞬で焼いた……!!」

真姫「なんて熱量……!!」

768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 00:44:38.05 ID:uYR8dWd8O

千歌「うぉああああああああああああああああ!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

リリーゲッコウガN「ガ、ア――――――――!!!」

チカリザードンFS「ザァドォォォォォォォォォォォォッ!!!」

千歌「怯んだこの一瞬!!!絶対に逃さない!!!かみなりパンチ!!!」

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアアッ、ダアアアアアアッ!!!」バチッ! バチバチッ!

ドゴァァァァァッ!

リリーゲッコウガN「ゲアッ!!!」ビリビリッ!

梨子「ちっ!!!」クラッ……

リリーゲッコウガN「ガアアアアアアアアアアアアア!!!」

梨子「はああああああああああああああ!!!」

ドガァンッ!

チカリザードンFS「リィザアアアアアアアアアアアアア!!!」

千歌「がああああああああああああああ!!!」

ズガァン!

千歌(私が一度のバトルで撃てるZワザは三発が限界……!!これ以上は善子ちゃんとバトルしたときみたいに意識が遠退いちゃう!!だけど……!!梨子ちゃんに勝つには、それでも足りないッ!!!)

梨子(もっと速く……もっと鋭く……!!!これだけじゃ千歌ちゃんたちは折れない!!!)

千歌「っ!!!」

ちかりこ「負けるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――――――――!!!!!」



曜「……………………!!!」

ギュッ……

曜「いいな……」ボソッ

鞠莉「……!」

曜「もっと見ていたい……もっと続いてほしい……。二人には後悔の無いようにバトルしてほしい……そして……私も、あんなバトルがしたい……!!」

769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 00:50:43.97 ID:uYR8dWd8O

曜「私わかった……!!私はやっぱりバカ曜で、不器用で、意気地無しで、二人が仲良くしてたら嫉妬しちゃう!!!でも……でもっ、それ以上に二人のことがだーーーーーーーーーーい好き!!!!!」

鞠莉「曜……!!」

曜「二人に憧れるし、二人のことを羨ましいって思う!!!だからっ!!!大好きな二人のバトルは、最高にキラキラしたものであってほしい!!!」

果南「うん……!!」

ダイヤ「その通りですわ……!!」

善子「未来に語り継がれるバトルを!!」

花丸「胸が躍るようなバトルを!!」

ルビィ「力いっぱい……!!!」

鞠莉「命を燃やして!!!」

曜「限界まで……やっちゃえ最後まで――――――――!!!!!」





千歌「せやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――っ!!!!!」

梨子「とおりゃあああああああああ――――――――!!!!!」

770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 01:54:05.37 ID:uYR8dWd8O

千歌「ドラゴンクロー!!!」

梨子「かげぶんしんっ!!!」

チカリザードンFS「リィザアッ!!!」

リリーゲッコウガN「コオガッ!!!」

シュシュシュシュシュンッ!

千歌「聞こえた!!?梨子ちゃん!!!」

梨子「ええ!!!曜ちゃんの……みんなの声が!!!」

千歌「バトルしてる私たちだけじゃなく、観てるみんなのこともドキドキさせられる!!!そんなバトルが出来てるってことだよね!!!私たち今……輝いてるよね!!!かえんほうしゃっ!!!」

チカリザードンFS「ザアアアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

梨子「輝いてるっ!!!最高の音を奏でてる!!!いあいぎりっ!!!」

リリーゲッコウガN「コオオオッガアアアアッ!!!」ズバァッ!

千歌「私ッ、旅をしてよかった!!!あのときも……!!!」



千歌『私は千歌♪今日からよろしくね、ヒトカゲ♪』

ヒトカゲ『カゲッ♪』



千歌「あのときも!!!」



千歌『私ね分かった気がするの。あの時、どうして私がポケモントレーナーを始めようと思ったのか。ポケモントレーナーじゃなきゃダメだったのか』

千歌『私にとって輝くということは、自分一人じゃなくて……誰かと手を取り合い、みんなと一緒に輝くことなんだよ』

千歌『梨子ちゃんや曜ちゃん、出会ったポケモンたち、普通のみんなが集まって、一人じゃとても作れない大きな輝きを作る』

千歌『その輝きが他のみんなに拡がっていく。繋がっていく……』

千歌『それが、私がやりたかったこと』

千歌『ポケモントレーナーの中に見つけた……輝きなんだ……………………』

771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 02:06:33.23 ID:uYR8dWd8O

千歌「何度も何度も立ち止まった!!後悔もした!!苦しんだ!!!でもっ!!!諦めなくてよかった!!!ここまでたどり着けてよかった!!!」

チカリザードンFS「リッ、ザアアアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

リリーゲッコウガN「ゲアアアアアアッ!!!」ダンッッ! ドゴォッ!

チカリザードンFS「ガアッ!!!リザアアアアアア!!!」

梨子「まるでゴールみたいな言い方するじゃないっ!!!」ブンッ!

リリーゲッコウガN「オオオオオオオオオッ!!!」ブンッ!

ドガアアアアアアッ!

チカリザードンFS「ザアッ!!!」バサッ!

千歌「わかってる!!!ゴールじゃない!!!これからだよ!!!何もかも全部が!!!」

梨子「つばめがえしっ!!!」

千歌「かみなりパンチっ!!!」

ズガアアアアアアアアアアア!

千歌「ずっとこのバトルが……楽しい瞬間が続けばいいって思ってる!!それじゃダメなんだよね!!きっと旅立ってくってわかってる!!だから……このときを楽しくしたい!!!新しい場所……新しい世界へ……!!!次の輝きへと海を渡ろう!!!やりたいことたち……見つけに行こう!!!」

梨子「ええっ!!!」

リリーゲッコウガN「コウガアアアッ!!!」

チカリザードンFS「リィザアアアッ!!!」

772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 14:55:40.01 ID:uYR8dWd8O

千歌「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

梨子「でやああああああああああああああああああああ!!!!!」

ガギィンン!

ズガァッ!

ドゴォン――――ッ!

チカリザードンFS「ザアアアアアアアアアッ!!!」

サアァ……

リリーゲッコウガN「コォガアアアアアアッ!!!」

ズズッ……

千歌「!!!」

梨子「!!!」



ことり「光と闇が霧散し始めてる……!!」

あんじゅ「キズナ現象の限界が近いようね……!!」

ツバサ「決着までそう遠くない!!」

穂乃果「決まる……!!このバトルの勝者が!!!」



ドクン!

ドクン!

ドクン――――!

梨子(心臓の音がうるさいっ!!身体中の血が沸騰してる!!!細かい作戦なんかもう考えられない!!!)

ドクン!

ドクン!

ドクン――――!

千歌(もうカラッカラ……!!全部出し切ってるこの感じがたまらない……っ!!!あと少し……あと一滴……!!!)

梨子(力の限りを出してぶつける!!!きっと千歌ちゃんも――――――――!!!)ニィッ!

千歌(灰になるまで燃え尽きてやる!!!梨子ちゃんも……同じだよね!!!)ニィッ!

773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 19:32:42.85 ID:uYR8dWd8O

聖良「最高だと言われたい……」

理亞「姉様……」

聖良「私たちもいつか……彼女たちのように……!!」グッ!

理亞「……うん!!」



梨子「いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガN「ゲェアッ!!!コオオオオオオオッ!!!」シャキンッ! ギュオオオオオッ!

千歌「ドラゴンクロー!!!」

チカリザードンFS「ザアダアアアアアアアアッ!!!」ジャキンッ! ボオオオオオオオオオッ!

ズバッ!

チカリザードンFS「リザッ!!!ガアアアアア!!!」

ズバッ!

リリーゲッコウガN「ゲコッ!!!コォガアアアアアッ!!!」



千歌『一歩一歩踏みしめた先に、ポケモンマスターがある!最っ高のキラキラがある!やるよヒトカゲ!私と一緒に!ポケモンリーグを目指そう!!』



梨子『ケロマツ、私があなたを勝利へと導いてあげる。聴いてみない?あなただけにしか奏でられない音を』



チカリザードンFS「ザアアアアアアアアア――――――――――――――――ッ!!!!!ッ――――――――――――――――アアアアアアアアアガ」リリーゲッコウガN

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!

774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 19:45:28.97 ID:uYR8dWd8O

ポロッ……

ルビィ「あ、あれ……っ?」

ダイヤ「ルビィ……」

ルビィ「なんだろ……悲しくないのに涙が溢れてくる……」ポロポロ……

曜「千歌ちゃんと梨子ちゃん……二人と一番長く旅をしたのはルビィちゃんだもんね」ポンッ

ルビィ「二人が……自分の全てを懸けてバトルしてる……。そう思うとね、今までの旅を思い出すの……。二人は今……一つ一つの思い出を噛み締めて戦ってるんだ……」

曜「うん。私たちには二人がどんな思いをぶつけ合ってるのかわからない。だからせめて、思いっきり応援しよう!どっちが勝っても、どっちが負けても、笑って迎えよう!!」

ルビィ「曜ちゃん……!うんっ!!」

7人「いけ――――――――!!!二人とも――――――――!!!!!!!」

775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 21:15:53.53 ID:uYR8dWd8O

千歌「梨子ちゃんっ!!!!!」

梨子「千歌ちゃんっ!!!!!」

ちかりこ「これが……最後の攻撃だぁ――――――――!!!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



海未「炎と光……!!!」

ことり「水と闇……!!!」

穂乃果「二つの力が……極限まで高まり合っていく……!!!」



千歌「この一撃に!!!」

梨子「万感の思いを込めて!!!」

リリーゲッコウガN「コォガアアアアアアアア――――――――!!!!!」

チカリザードンFS「リザアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

梨子「言ったわよね!!!ゴールじゃないって!!!じゃあ……ゴールはどこ!!!」ニッ

千歌「どこだろう!!!わからないっ!!!わからない……でもね、楽しそうだよっ!!!」ニコッ

梨子「じゃあ……始めないとね!!!!!」

千歌「始めようっ!!!青い空が――――待ってる――――――――!!!!!」

776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 21:28:15.73 ID:uYR8dWd8O

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

リリーゲッコウガN「ゲコオオオオオオオオオオ――――――――!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」



善子「黒い……桜の花びら……!!!」

曜「光のオーラが龍みたいに……!!!」



梨子「奏でなさい!!!」

千歌「輝けぇ!!!」

キン――――――――

梨子「みずしゅりけん――――――――!!!!!!!」

千歌「ダイナミック――――フルフレイム――――――――!!!!!!!」

リリーゲッコウガN「コオオオオッ、ガアアアッ!!!!!」ヒュンッ!

チカリザードンFS「リイィッ、ザアアアアアッ!!!!!」ゴオオオオオオッ!

キイイイン――――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



花丸「ずらっ!!!」

ルビィ「ピギッ!!!」



ちかりこ「うぉああああああああああああああああ――――――――!!!!!!!」

バチッ!

バチバチッ!

ズガァァァァァァァァ――――――――ッ!

777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 21:48:21.83 ID:uYR8dWd8O

千歌「決まれ!!!」

梨子「決まれぇっ!!!」

ボオオオオオオオオオッ!

ギュオオオオオオオオッ!

パアアアアアアアア――――――――!

ズアアアアアアアア――――――――!

千歌「勝つんだ!!!」

梨子「絶対に!!!」

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアア!!!」

リリーゲッコウガN「ガアアアアアアアアアアア!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

梨子「負けられないっ!!!!!」

千歌「負けてたまるか!!!!!」

梨子「千歌ちゃんだけには!!!!!」

千歌「梨子ちゃんだけには!!!!!」



ちかりこ「負けたくない――――――――!!!!!!!!!」



譲れない思いを手に……夢を駆けてきた……
ボケモントレーナーとして……友だちとして……ただの一人の人間として……
負けたくない……
それは本能……または純然たる意地……
怪獣と捕食者……自らの持てる全てを懸けた激闘の果てに……勝利を手にするのは……

安価下1〜5 コンマ合計 00は100扱い
250未満→梨子勝利ルート
250以上→千歌勝利ルート
ただし安価1〜5でコンマ00を除くゾロ目(11.22.33.44.55.66.77.88.99)が一度でも出た場合、共に戦闘不能。引き分けルート

778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 21:55:12.34 ID:bndzwBLL0
どっちだ
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/13(土) 21:58:00.65 ID:PQQAZfy90
いけっ!!
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 21:58:13.57 ID:EnqGao4L0
age
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 22:26:48.48 ID:7qS6SYbG0
せいっ
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 22:44:50.63 ID:DrKrmPAb0
負ける…ものかぁぁぁぁ!
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 23:54:59.05 ID:uYR8dWd8O

千歌(出会ったときから……ずっとスゴかった……!!!)



梨子『私の勝ちね』ニコッ



千歌(強くて……!!キレイで……!!カッコよくて……!!)



千歌『私に足りないものってなんだと思う?』

梨子『経験でしょ』

千歌『だよね……』



千歌(一緒にいるとドキドキした……!!!)



梨子『みんな誰しも才能って呼ばれる種を持っていて、努力という水をあげてそれを咲かせる。種の数も、どんな才能が咲くかなんて誰にもわからない。誰もが普通で、でも特別で。どんな才能を秘めた人だって、努力しなきゃそれは絶対に芽吹かない』



千歌(一番近くにいた憧れだった……!!!)



梨子『私たちは……パートナーだから――――――――!!!』



千歌(どのくらい走ったのかな……!!どこまで来たのかな……!!どこまで続くのかな……!!分からないけど……あの時と、今思っている事……全てがあって、ここに辿り着けたんだと思う……!!!)



梨子『……♪』ニコリ



千歌(全部ぶつける……!!!今までの気持ちと……想いと……ありがとうを……!!!全部乗せて――――――――!!!!!)



千歌「いっ――――けぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

チカリザードンFS「リザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 23:58:42.87 ID:uYR8dWd8O

梨子「――――――――!!!!!」

リリーゲッコウガN「――――――――!!!!!」

ボオオオッ……

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――ッ!

――――――――ン



絵里「!!!」

花陽「!!!」

にこ「!!!」

海未「!!!」

凛「!!!」

真姫「!!!」

ことり「!!!」

希「!!!」

穂乃果「!!!」



ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン――――――――!!!!!

785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 00:07:20.83 ID:PIipTAMNO

善子「!!!」

鞠莉「!!!」

果南「!!!」

ダイヤ「!!!」

ルビィ「!!!」

花丸「!!!」

曜「!!!」



シュウウウウウウウウウウ……

千歌「はあ……はあ……っ!!!」

梨子「はあっ……はあっ……!!!」



英玲奈「どっちだ……!!」

あんじゅ「どっちが……!!」

聖良「……………………!!!」

理亞「……………………!!!」



チカリザードンFS「……………………」ボオオッ……

リリーゲッコウガN「……………………」ズァァッ……

千歌「梨子……ちゃん……」ハァ…ハァ…

梨子「なに……?」ゼー…ゼー…

786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 00:17:34.23 ID:PIipTAMNO

千歌「最後……なに考えてた……?」

梨子「……千歌ちゃんのこと、たくさん。始めて出会った時から今まで……千歌ちゃんはずーーーーーーーーーっと千歌ちゃんのままだったって……♪」

千歌「もう、なにそれ……」クスッ

梨子「ずっと変わらない。真っ直ぐで……キラキラ輝いて……太陽みたいに熱くて……。ちょっとおバカなところもあって……♪」

千歌「むぅ……」

梨子「それと……どのくらい走ったのか……。どこまで来たのか……。どこまで続くのか……。分からないけど……あの時と、今思っている事……全てがあって、ここに辿り着けたんだと思う……。なんて、そんなこと」

千歌「……そっか」



曜「……………………!!!」



千歌「梨子ちゃん。私も同じこと考えた。そして思ったの。雲の上だって……空を飛んでるみたいだって!!」

梨子「そう……」

千歌「思いっきり楽しんだよ……!!弾けたよ……!!!梨子ちゃんは!!!?」

梨子「……………………っ」ギリッ

ポロッ

千歌「梨子ちゃんはっ!!!?」

ズズッ……ズズズ……

リリーゲッコウガN「ゲコ……」

ギュオオオオオ……

ギュオオ……

フッ――――――――

ゲッコウガ「ゲ、コ――――――――」バタッ

梨子「――――――――っ!!!!!」ポロポロ……

787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 00:24:45.03 ID:PIipTAMNO

梨子「〜っ!!!楽しかったわよ――――――――!!!!!」ポロポロ……

千歌「うん……っ!!うんっ!!!!!」

パアアアアアアアア……

リザードン「リザ……ッ!!!」



穂乃果「ゲッコウガ、戦闘不能っ!!!リザードンの勝ち!!!よって勝者――――――――チャレンジャー、千歌――――――――!!!!!」



千歌「勝っ……た……」

リザードン「リザ!!!」

千歌「勝ったんだ……っ!!!ぅうおぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 01:05:20.60 ID:PIipTAMNO

梨子「っああああああああ!!!ヒグッ……グスッ……!うああああああああああああん!!!」

ガンガン!

梨子「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ボロボロ……



ルビィ「梨子ちゃん……泣いてる……」

ツバサ「負けたくないバトルっていうのは……そういうものなのよ。勝ちたかった、悔しい、あのときああしていれば、もっとこうしていれば……後腐ればかりが出てくるの。負けた方はもちろん……勝った方もね」

花丸「勝った方も……?」



千歌「はぁ、はぁ……………………やりきったなぁ……」

リザードン「リザ……」

千歌「強かったね……梨子ちゃん……」

リザードン「リィザ……」コクン

千歌「勝ったんだよ……私たち……」

ポロッ……

千歌「勝ったんだ……っ。勝ったのに……笑っていいのに……っ。嬉しくて……涙が出てくるよ……」ポロポロ……

リザードン「リザ……」ギュッ……

千歌「泣いちゃダメだ……泣くもんか……っ!!……………………っ!!!」ボロボロ……



曜「二人とも……」

789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 01:12:55.16 ID:PIipTAMNO

パチ……パチ……



千歌「……!!!」

梨子「……!!!」



曜「……………………」パチパチ……

パチパチ……



千歌「曜……ちゃん……」

梨子「……っ」



曜「千歌ちゃん!!!梨子ちゃん!!!スッゴく……スッゴく!!!いいバトルだったよ!!!!!」



千歌「――――――――!!!」

梨子「――――――――!!!」



パチパチ……

パチパチ……!

パチパチパチパチ……………………!

海未「二人ともよく頑張りましたよ!!!」

ことり「ことり、感動しちゃった!!!」

鞠莉「Exciting!!最ッッッ高に!!!シャイニーだったわ!!!」

善子「あなたたち二人を、私の上級リトルデーモンにしてあげるっ!!!♪」ギランッ

790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 01:16:56.59 ID:PIipTAMNO

千歌「みんな……!!!」

梨子「……っ」スクッ

千歌「梨子ちゃん……」

梨子「これだけの歓声をもらっておいて……いつまでも嘆いてるのはみっともないわね……」

スタスタ……

スタスタ……

スタッ……

梨子「負けた悔しさは……震えるほどだけど……。握りこぶしは……ほどかなきゃね……」ゴシゴシ……

スッ

梨子「千歌ちゃん。最高の音を聴かせてくれて……ありがとうっ」ニコッ

千歌「こちらこそ。梨子ちゃんたちも……最高に輝いてたよ!!!」スッ

ガシッ!



パチパチ……

パチパチ……!

パチパチパチパチ……………………!

791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 01:45:04.05 ID:PIipTAMNO

――――――――



降り注ぐ拍手の雨の中で、私と梨子ちゃんはどちらからでもなく小さく吹き出した。

きっとこの後、すぐに倒れて眠っちゃうんだろうな……なんて思いながら、涙がうっすら浮かんだまま、楽しかったね、またやろうね……って、ほんの少しだけ言葉を交わした。

そしたら観客席にいたみんながフィールドになだれ込んできて、私も梨子ちゃんも揉みくちゃにされちゃった。

お尻触るの誰ー?って言ったら、スッゴい笑われた。

おめでとう、お疲れさま、頑張ったね……頭を撫でられたり、ほっぺたをつつかれたりしてるうちに、いつの間にか眠っちゃったみたい。

梨子ちゃんも善子ちゃんにもたれるように意識を失っちゃったんだって。

夢のような時間だったな……きっとあの時間も、大人になったときの私たちは口を揃えて言うんだろうな。

今はそれさえ笑い話……ずいぶん強くなったみたい……いろんなことがあったね……って。

怒ったり泣いたり忙しいかもしれない……。

だけど……右手に残ったあたたかさを、私は今も覚えてる。

この先もきっと忘れない。

私たちの輝いた証は……

792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 01:45:19.31 ID:8iqwC43wO
ここでライバルの歌詞か
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 01:53:10.24 ID:PIipTAMNO

――――――――



千歌「絶対に消えない…………っと」

カリカリ……カリッ

千歌「んっ♪よしっ、でーきたっ♪」ノビー

コンコン

千歌「ん?はーい!」

ガチャッ

曜「千歌ちゃん、もう準備出来た?」

梨子「のんびりして……もうみんな待ってるわよ」

千歌「ああゴメンっ!今行く!!」ドタバタ

梨子「まったく……。いつになっても、千歌ちゃんは千歌ちゃんね。それでも……」

曜「うわっ!もうこんな時間!千歌ちゃんっ、梨子ちゃんっ!急いで急いで!!」

梨子「はやくしないと置いてっちゃうから」

千歌「まっ、待ってよー!!!」

ドタバタ……ドタバタ……











ヒュウウウウ……

ペラッ……

『PTD〜Pokemon Trainer Diary〜μ'sからAqoursへ』

794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 01:59:51.39 ID:PIipTAMNO

ダイヤ「……………………っ」イライラ

タッタッタッ……

ルビィ「あっ、来たよ!」

千歌「おっ、お待たせ〜!!!」ノシ

梨子「ごめんなさ〜い!!」

曜「おっはよしこ〜♪」ゞ

善子「善子言うな!!」

ダイヤ「こんな大事な日に遅刻とは……どういう了見ですの!?ああん!?」

千歌「ひいいっ!!!」

果南「まあまあ♪ちゃんとみんな揃ったんだし♪」

鞠莉「もーうダイヤったら〜♪そんなに怒るとシワが増えるわよ?」

ダイヤ「お黙りなさい!!」

千歌「鞠莉ちゃんだけに?」

鞠莉「おだ、鞠莉……?ププーッ♪ダイヤジョーク最高デース♪」

果南「めちゃくちゃ寒くない?」

ダイヤ「あーなーたーたーちーぃ!!!?」ガーッ!

善子「いつまで経っても騒がしいわね、みんな。変化が無いったら」

花丸「そういう善子ちゃんも」

善子「ヨハネ!!!」

花丸「変わらないずら♪」

ルビィ「うゅっ」

795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 02:12:57.23 ID:PIipTAMNO

梨子「いや……って、こんなことしてる場合じゃないよ!!」

曜「そうだよ!!はやくしないと始まっちゃう!!」

ダイヤ「ああもうっ!!なんで私たちはいつもこうなんですの!?」

果南「リーダーがリーダーだからね♪」

鞠莉「私たちはそういうグループなのよ、ダイヤっ♪」

ルビィ「でも、それが楽しいよねっ♪」

花丸「どたばたでハチャメチャだけど♪」

善子「退屈はしないわね♪」

千歌「にっししっ♪」

梨子「さあっ!!」

曜「千歌ちゃんっ!!」

千歌「うんっ!!!ネクストステージへ……行っくぞ――――――――!!!」

ダッ!

千歌「世界中のトレーナーが集まる場所!!世界で一番輝ける場所!!ラブライブ!の……あの大きな舞台で戦って!!!私たち、一番になろう!!!」

8人「おおおっ!!!」

796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 07:07:31.07 ID:PIipTAMNO

千歌「なんかドキドキする!」

曜「どんくらい大きいんだろう!」

梨子「全然っ、想像つかないわねっ!」

花丸「ずら!!」

ヨハネ「今こそ……堕天使の真の力を解放するとき!」

ルビィ「この先にあるんだよね、ドームが!」

ダイヤ「その通りですわ!」

果南「アキバドーム、全国でも有数の規模を誇る会場!」

鞠莉「そこで……ラブライブがある!!」

千歌「なにがあるんだろう!!なにが待ってるんだろう!!私たちはそこで輝きを見つけられるかな!!世界中のみんなを……ドキドキさせられるかな!!!」

曜「出来るよきっと!!!」

梨子「うんっ!!!だって……私たちは――――――――!!!」

千歌「夢をかけてきた……!!」

よしまるビィ「私たちの!!!」

千歌「物語……!!」

ダイかなまり「いっぱいの!!!」

千歌「思い出からはメロディーが流れてくる!!新しい夢が聴こえる!!!夢見る日々に向かって……さあっ、行くよ!!!」

797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 07:11:15.91 ID:PIipTAMNO

普通の私の日常に、突然訪れた奇跡。

何かに夢中になりたくて、何かに全力になりたくて、わきめも振らずに走りたくて……

でも、何をやっていいかわからなくて。

くすぶっていた私の全てを吹き飛ばし――――舞い降りた―――――――

それが――――――――――――――――

798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 08:56:57.68 ID:PIipTAMNO

千歌「1!!!」

曜「2!!!」

梨子「3!!!」

花丸「4!!!」

ルビィ「5!!!」

善子「6!!!」

ダイヤ「7!!!」

果南「8!!!」

鞠莉「9!!!」

千歌「0から1へ!!!1から――――その先へ――――――――!!!!!Aqours――――――――――――――――!!!!!!!!!」







Aqours「サーンシャイーン――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 13:35:03.46 ID:PIipTAMNO

――――――――そして、数年後



???「……………………」



千歌『行けっ!!リザードン!!かえんほうしゃ――――――――!!!』

曜『ジュカイン!!リーフストーム――――――――!!!』



???「……………………」

ジラーチ「ラーチ」フヨフヨ

???「かっこいいな……」

ジラーチ「ジラア?」

???「私もあんな風に……」



???「おーい、歩夢ー!」



歩夢「!!」

愛「飛行機出ちゃうよー」

歩夢「待って愛ちゃん!今行くー!!」ダッ!

ドンッ!

???「わっ!」

歩夢「きゃっ!ごっ、ゴメンなさいっ!!私慌てててっ!!」

???「ううんっ♪大丈夫だよ♪」

ジラーチ「ジーッ」ジトー……

歩夢「なっ、なによジラーチ……わかってるわよ……」

???「ジラーチだ♪モンスターボールを持ってるってことは……もしかしてポケモントレーナー?」

歩夢「あ、はいっ!私は歩夢!この子はパートナーのジラーチ!」

ジラーチ「ラァチ♪」

???「歩夢ちゃんか……よろしくね♪」

800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 14:33:38.26 ID:PIipTAMNO

???「ポケモントレーナーってことは……もしかして未来のチャンピオンだったりするのかな?♪」

歩夢「チャンピオンだなんて!私なんかじゃ……。バトルも弱いし……みんなには負けてばっかりだし……。ポケモントレーナーになった頃は、私もいつか……って思ってたんですけど……」

???「歩夢ちゃんは、どうしてポケモントレーナーに?」

歩夢「それは……その……憧れたからです」

???「憧れた?」

歩夢「会ったこともなくて……テレビ越しでしか見たことないけど……。その人は……なんていうか……上手く言えないけど、キラキラしてたんです……!!バトルの全てがワクワクして……観てるだけでドキドキして……!!私もいつか……あんな風になりたいって!!あんな風に……みんなをドキドキさせてみたいって……そう思いました!!そんな夢を持ってポケモントレーナーになったけど……」

???「けど?」

歩夢「現実は厳しくて……。遠すぎる夢は叶わないって……」

???「……………………」

歩夢「私みたいな普通な人に、そんなの無理だって……」

???「そっか。……じゃあ、やめる?」

歩夢「!」

???「やめちゃうの?夢を追いかけるの」

歩夢「それは……」

トンッ

歩夢「!」

???「悩んだこと。あなたがまだポケモントレーナーであること。それが答えでしょ?」

歩夢「答え……?」

???「やりたいならやればいい。失敗したら、それはそのとき考えればいい。やってみて笑顔になれたら、そのときはめいっぱい喜べばいい。やる前から諦めるなんてこと……私はしなかったよ」ニコッ

歩夢「お姉さん……?」

801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 14:41:48.69 ID:PIipTAMNO

千歌「♪」

歩夢「――――――――!!!」



梨子「千歌ちゃーん!迎えの車来たわよー!」



愛「歩夢ー!!飛行機出ちゃうってばー!!」



歩夢「あっ!!」

千歌「今行くよ。それじゃあね、歩夢ちゃん♪」ヒラヒラ

クルッ……

歩夢「あ、ああ、っ……!!」



愛「歩夢ー!!」



歩夢「あっ、あのっ!!!」

ピタッ

クルッ……

千歌「なに?」

歩夢「あの……その……えっと……」

千歌「ねえっ♪」

歩夢「は、はいっ!!」

千歌「あなたの夢は?」

歩夢「私の……夢は……」

千歌「うん♪」

歩夢「私の……」

ジラーチ「ジラァッ♪」ニパァ

歩夢「……!!……っ!!私の……私の夢は……ポケモンマスターになることです!」

千歌「……………………♪」スタスタ……

ポンッ

歩夢「!!」

千歌「魔法の言葉を教えてあげる。迷ったときは……素直な自分に訊いてごらん♪」

歩夢「魔法の……言葉……」

千歌「うんっ♪君の心は――――――――――――――――」





――――――――

――――

――

802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 14:47:42.62 ID:PIipTAMNO

〜fin〜

803 :あとがき [saga]:2018/01/14(日) 15:03:08.82 ID:PIipTAMNO

約一年と四ヶ月に渡る、Aqoursとポケモンの物語……
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」は、これにて完結となります。
今まで御愛読いただいた方々、並びに安価に参加していただいた方々に、心よりお礼申し上げます。
まさか書き始めた頃は、6スレに及ぶ超長編になるとは夢にも思っていませんでした。書いていくうちに辻褄合わせや、SMの新要素を加えたためですね……。読み返すと直したい箇所でいっぱいです。
チカリザードンやヨハネエルレイド……オリジナル要素は控えようと思いながら出来上がってしまったのが、メガシンカとキズナ現象を掛け合わせた彼らです……。これらのオリジナル要素で萎えてしまった方々へ、申し訳ありませんm(__)m最初はやってもダークライのメガシンカくらいかなぁ……の気持ちでしたが、よもやここに行き着くとは……
中盤、敵キャラ……黒幕として登場させたキャラについては、途中で幾度か書いた通りけしてアンチやディスったわけではありません……m(__)mラブライブ!もサンシャイン!!も大好きですm(__)mファンミも行きましたm(__)m
ポケモンもアニポケやゲーム要素をごちゃ混ぜにしましたが、アンチではありませんm(__)mポケモン大好きです、無印から観てますm(__)m赤、緑もやってましたm(__)m

804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 15:14:03.57 ID:FtWncPAU0
超乙
最後に質問
敵キャラにあてがった子に罵詈雑言吐かせたり、UBに下等呼ばわりさせたのも本当は辛かったんですか?

805 :あとがき [saga]:2018/01/14(日) 15:21:28.64 ID:PIipTAMNO

書き終えてみれば、これでよかったのか……と後ろ髪を引かれています。
本編はこれで終わりですが、スピンオフという形で短編ストーリーをいくつかダラダラと書いてこうかなとは考えています。
本編にて明かされていない曜ちゃんの手持ちポケモンゲットの経緯や、事件以降の善子とダークライの関係……etc
思い起こせば書きたいことはまだまだありそうです。
やり残したことなどない……そう言えるように書いてきたつもりでしたが……
機会があれば、またお付き合いいただけることを願って……一年以上の間、本当にありがとうございましたm(__)m



千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」

806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 15:27:27.68 ID:PIipTAMNO

>>804
正直セリフ考えるのも難しかったです。
ウツロイドに関してはバカみたいに下等種下等種繰り返させてましたからね……
元々悪役もここまで過激なものにするつもりもなかったので……

807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 15:30:10.62 ID:FtWncPAU0
>>806
お応えありがとうございました。
スピンオフなら黒澤姉妹とマーイーカの出会いとか
お姉ちゃんへのサプライズとしてルビりあVSゆきありの妹バトルが見たいですね
参考程度にどうぞ
808 :最終手持ち [sage saga]:2018/01/14(日) 15:46:45.31 ID:PIipTAMNO

千歌(ホノオZ、ドラゴンZ、ピカチュウZ)
リザードン(メガリザードンX、チカリザードン、チカリザードン・フューチャースタイル) ♂
特性:もうか(かたいツメ)
かえんほうしゃ
かみなりパンチ
ドラゴンクロー
フレアドライブ

ピカチュウ ♀
特性:せいでんき
10まんボルト
アイアンテール
でんこうせっか
ボルテッカー

カプ・レヒレ
特性:ミストメイカー
みずのはどう
しぜんのいかり
かげぶんしん
しぜんのちから

フクスロー ♀
特性:しんりょく
このは
リーフブレード
つるぎのまい
ゴッドバード

ソルガレオ
特性:メタルプロテクト
メテオドライブ
サイコショック
ニトロチャージ
ソーラービーム

ベベノム
特性:ビーストブースト
どくどく
ベノムトラップ
ベノムショック
りゅうのはどう

809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 15:47:32.03 ID:PIipTAMNO

梨子
ゲッコウガ(リリーゲッコウガ、リリーゲッコウガ・ノクターン) ♂
特性:へんげんじざい
みずしゅりけん
かげぶんしん
つばめがえし
いあいぎり

ランプラー ♀
特性:もらいび
シャドーボール
トリック
フラッシュ
れんごく

ガブリアス(メガガブリアス) ♂
特性:さめはだ(すなのちから)
げきりん
ほのおのキバ
だいちのちから
りゅうせいぐん

トゲキッス ♂
特性:てんのめぐみ
しんそく
はどうだん
エアスラッシュ
ゆびをふる

メロエッタ(リリーメロエッタ)
特性:てんのめぐみ
いにしえのうた
かみなり
ひかりのかべ
インファイト

チェリム ♀
特性:フラワーギフト
マジカルリーフ
はなふぶき
フラワーガード
にほんばれ

810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 15:48:41.39 ID:PIipTAMNO


ジュカイン(メガジュカイン) ♂
特性:しんりょく(ひらいしん)
ハードプラント
リーフブレード
つばめがえし
リーフストーム

エアームド ♀
特性:がんじょう
てっぺき
はがねのつばさ
こうそくいどう
ゴッドバード

ミロカロス ♀
特性:ふしぎなうろこ
ふぶき
アクアテール
ハイドロポンプ
ミラーコート

マンムー ♂
特性:あついしぼう
こおりのきば
げんしのちから
すてみタックル
いわなだれ

ドラピオン ♂
特性:カブトアーマー
つじぎり
ポイズンテール
どくどくのキバ
クロスポイズン

レックウザ(メガレックウザ)
特性:エアロック(デルタストリーム)
かみなり
りゅうせいぐん
げきりん
ガリョウテンセイ

811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 15:49:38.08 ID:PIipTAMNO

ルビィ(エスパーZ)
カラマネロ ♂
特性:あまのじゃく
サイケこうせん
リフレクター
トリックルーム
はかいこうせん

カメックス ♂
特性:げきりゅう
アクアジェット
ハイドロポンプ
こうそくスピン
はどうだん

シャンデラ ♂
特性:ほのおのからだ
サイコキネシス
シャドーボール
おにび
オーバーヒート



花丸(カビゴンZ、カクトウZ)
カビゴン ♂
特性:あついしぼう
れいとうパンチ
めざめるパワー
みずのはどう
ギガインパクト

ルチャブル ♂
特性:じゅうなん
かわらわり
フライングプレス
シザークロス

812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 15:52:14.75 ID:PIipTAMNO

ダイヤ
ディアンシー(メガディアンシー)
特性:クリアボディ(マジックミラー)
だいちのちから
ストーンエッジ
ムーンフォース
ダイヤストーム

バンギラス(メガバンギラス) ♂
特性:きんちょうかん(すなおこし)
ストーンエッジ
あくのはどう
ロッククライム

ボスゴドラ(メガボスゴドラ) ♀
特性:いしあたま(フィルター)
もろはのずつき
メタルクロー
10まんボルト
ストーンエッジ

イワーク ♂
特性:がんじょう
あなをほる
たたきつける
がんせきふうじ
ロックブラスト

ドサイドン ♂
特性:ハードロック
ストーンエッジ
つのドリル
がんせきほう

ラムパルド ♀
特性:かたやぶり
とっしん
がんせきふうじ
もろはのずつき

イワンコ ♂ BOX
特性:するどいめ
ほえる



鞠莉
ゼクロム
特性:テラボルテージ
りゅうのいぶき
クロスサンダー
ドラゴンクロー
らいげき

エレキブル ♂
特性:でんきエンジン
かみなりパンチ

ライコウ
特性:プレッシャー
かみなりのキバ
でんこうせっか

サンダー
特性:プレッシャー
10まんボルト
こうそくいどう

ロトム(フォルムチェンジ)
特性:ふゆう
エレキボール
めざめるパワー
(オーバーヒート、ハイドロポンプ、リーフストーム、エアスラッシュ、ふぶき)

813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 15:59:35.27 ID:PIipTAMNO

果南
ラグラージ(メガラグラージ) ♂
特性:げきりゅう(すいすい)
アームハンマー
あなをほる
うずしお
ハイドロカノン

アシレーヌ ♀
特性:げきりゅう
ハイドロカノン
れいとうビーム
うたかたのアリア

ラプラス ♀
特性:シェルアーマー
しんぴのまもり
れいとうビーム
ハイドロポンプ
フリーズドライ

ギャラドス ♂
特性:いかく
はかいこうせん

カイオーガ
特性:あめふらし
こんげんのはどう

814 :訂正 [sage saga]:2018/01/14(日) 16:01:22.63 ID:PIipTAMNO

果南
ラグラージ(メガラグラージ) ♂
特性:げきりゅう(すいすい)
アームハンマー
あなをほる
うずしお
ハイドロカノン

アシレーヌ ♀
特性:げきりゅう
ハイドロカノン
れいとうビーム
うたかたのアリア

ラプラス ♀
特性:シェルアーマー
しんぴのまもり
れいとうビーム
ハイドロポンプ
フリーズドライ

ギャラドス ♂
特性:いかく
はかいこうせん

カイオーガ
特性:あめふらし
こんげんのはどう

プルリル ♂
特性:ちょすい
あわ

815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 16:05:10.11 ID:PIipTAMNO

善子(アクZ、コオリZ)
ダークライ(ヨハネダークライ)
特性:ナイトメア
あくのはどう
れいとうビーム
チャージビーム
ダークホール

ゲンガー(メガゲンガー) ♂
特性:ふゆう(かげふみ)
シャドーボール
きあいだま
かみなり
みちづれ

キリキザン ♂
特性:せいしんりょく
きりさく
ダブルチョップ
ロックカット
ローキック

ヘルガー(メガヘルガー) ♂
特性:はやおき(サンパワー)
ほのおのキバ
かえんほうしゃ
バークアウト
どろぼう

ワルビアル ♂
特性:いかく
すなあらし
ストーンエッジ
うちおとす
かみくだく

エルレイド(メガエルレイド、ヨハネエルレイド) ♂
特性:せいぎのこころ(せいしんりょく)
テレポート
ほのおのパンチ
インファイト
つじぎり

816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 16:08:13.89 ID:PIipTAMNO

Saint Snow

聖良
ギルガルド/ブーバーン/キノガッサ
理亞
ゾロアーク/メタグロス/サザンドラ/レントラー/サンドパン(アローラのすがた)

817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 16:18:08.81 ID:PIipTAMNO

μ's

穂乃果
リザードン(メガリザードンY、ホノカリザードン)/ファイアロー/アブソル(メガアブソル)

ことり
トルネロス(れいじゅう)/チルタリス/ファイアロー/シンボラー

海未
ラティオス(メガラティオス)/ボーマンダ/キングドラ/オンバット/ハクリュー/ジガルデ

真姫
ギャロップ/コータス/エンテイ


ルカリオ/マクノシタ/サワムラー

花陽
メブキジカ(はる)/エルフーン/ドダイトス

にこ
ニンフィア/クレッフィ/デデンネ/カプ・テテフ


フーパ/クレセリア/セレビィ/ビクティニ/ミュウ/ルナアーラ

絵里
ユキノオー(メガユキノオー)/マニューラ/オニゴーリ/ユキメノコ/キュウコン(アローラのすがた)

818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 17:26:55.21 ID:FtWncPAU0
重ね重ねになりますが長らくお疲れ様でした。
しばらくはゆっくりお休みください
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 18:03:17.19 ID:+3L06DsFO
>>1 超乙です
いやあ、キズナ現象のバーゲンセールでしたね(笑)

ちなみにUBが出る前のプロットだと黒幕はヨハネの予定でした?

スピンオフは…ベベノムのりゅうのはどう特訓エピソードがみたいです
??「山頂アタックです!」
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 19:05:58.62 ID:PIipTAMNO

>>819
普通にヨハネラスボスの、
ちかりこvsヨハネ
ルビまるvsダイヤ
かなようvs鞠莉

の図を構成していました。
Saint Snowの二人も今でこそ準レギュラーですが、一期当初は普通のかませ程度でしたしね……

821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 19:51:56.67 ID:gVWrWHgFO
そう言えば…果南がメガストーン捨てたら誰がエースの予定でしたか?

ウツロイドなしだったら、曜の闇堕ちはどうやってました?
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 19:53:55.28 ID:AfnCSbby0
おそらく穂乃果VS千歌のチャンピオン戦は明言されてないけど、千歌ちゃんが勝ったんだろうなぁ
千歌ちゃん強化されすぎて穂乃果ちゃん勝つ未来が 見えない……
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 20:06:41.96 ID:FVYdCAMt0
お疲れ様でした
ルビサファリメイクの頃から追っていました。その後サン&ムーンでついていけなくなってしまって最後の方は雰囲気とラブライブ!要素だけで楽しんでました。
それを踏まえてもとても面白くラブライブ!愛とポケモン愛が十二分に伝わってくる作品だと思いますよ。これはラブライブ!のSS界隈に革命を起こす作品に違いありません。
本当にお疲れ様でした。素晴らしい作品をありがとうございました。
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 20:32:13.63 ID:PIipTAMNO

>>821
そのときは、Zワザメインでアシレーヌ展開でした。
そのあとの安価でアシレーヌが手持ちに加わったのは想定外でしたが笑

>>822
そうですね。そこはわざと描写を省きました。
今後もしかしたら書くこともあるかもしれませんが、想像を自由に働かせていただきたいですm(__)m

>>823
ありがとうございますm(__)m
感動に語彙力が皆無ですが、とにかく嬉しいですm(__)m

825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 20:36:10.94 ID:PIipTAMNO

>>821
曜ちゃんは、普通にゲンガーのさいみんじゅつで洗脳展開かなー……と。
にこ戦で闇堕ちが回避出来ていなかったら、もしくはウツロイドも関係せずに自ら闇に足を踏み入れていたことでしょう……

ウツロイド込みで、サンムーン要素はイレギュラーでしたね……
これを書ききる間にウルトラまで出てしまいましたし、あれが無ければもっと速く完結出来ていたはず(確信)

826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 22:00:14.27 ID:yEob/iiy0
もう少しウルトラ出るの早かったら絶対ウルトラネクロズマ出てたな(笑)
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 23:12:22.55 ID:XGJcwqdN0
もしかしてアルセウスがμ’sの解散を受け入れられなかったのはアルセウス=世界の創造主=書き手=作者という形で作者が悔しかったからという意味合いだったなかなと思ったんですがどうでしょうか
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 23:30:10.99 ID:xmbr3+pi0
コンマもあるけどランプラーが強すぎてわらう
コンマによっては梨子ちゃんがZ技使う展開もあったのかな
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 23:38:23.61 ID:PIipTAMNO

>>826
ですね笑
そうなると、国際警察がウルトラネクロズマの力を手に入れるために千歌ママが暗躍……みたいなストーリーになったんでしょうか。

>>827
知らず知らずのうちに投影していたんですかね……
ファイナル現地二日目は言わずもがな泣きましたからね……

>>828
圧倒的でしたね……
個人的に、ランプラーは好きなポケモンなので書いてて楽しかったです笑
ミズZやリングの入手があったらもしかしたらそうなっていたかも知れませんが、ゲッコウガはスーパーアクアトルネードより、みずしゅりけんがしっくり来る感じはありますね笑

830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 23:59:27.03 ID:PTW/fgP80
一つ疑問なんですけど、ヨハネのダークライって結局ナカノヒトタウンの神殿で出会ったのかしんげつじまで出会ったのかどっちでしょう?
3スレ目と4スレ目で両方の描写があったので気になったんですが…
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 00:10:17.55 ID:lQY2jt5R0
後何の脈絡もなくリリー呼びになったけどどういう意図があったんでしょうか
メロエッタに認められたトレーナーとして密かに一目置いていたのか
誘拐時も牢に閉じ込めるだけじゃ飽き足らず鎖で拘束してたあたり(穂乃果は放置してたのに)
割とガチで狙っていたんでしょうか

後、折角の600族なのにガブがイマイチ地味でしたね、他ではバンバンみられた技の応用も少ないし
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 00:16:42.10 ID:pcE4ovN20
まあDEBANに関しては言い始めちゃうとね…
そんなこと言ったら期待の新人だったベベノムとかりゅうのはどう覚えたのにメタ的な理由で進化フラグ剥奪されてメロエッタと相討ち確定だったり

そう言えば、ピカチュウのZ技判定って、1000万ボルトの方だったらメロエッタ戦の結果は変わってました?
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/15(月) 00:27:51.37 ID:PXcSKXs5O

>>830
それはガチの書き忘れでして……簡潔に、
一度しんげつじまで出会ったダークライは、善子の誘いを断ります。そのとき善子とは波長の重なりを感じていますが、人間に望まない悪夢を見せてしまうダークライは、人間に関わるべきではないと姿を消してしまいます。
善子はしぶしぶ、しんげつじを後にします。さらにその後、神殿の情報を希(変装)から聞かされ、求めるポケモンと出会うべく試練を受けます。
千歌のときと同様に、アルセウスの思念体という形でもう一人の自分が現れ、善子に呼応するように、しんげつじまで出会ったダークライが現れます。
バトルでダークライは善子の心の内を感じ取り、バトルの末に善子のポケモンになることを決意します。
ダークライの立場としては、自ら進んで破壊に手を貸す悪魔ではなく、善子の内心を理解しつつも、それではいけないと嗜める保護者的な役割でした。
そこには友情はありませんでしたが、今の善子がダークライとどう向き合うのか、それはスピンオフで書いておきたい一つです。

834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/15(月) 00:40:01.24 ID:PXcSKXs5O

>>831
善子は本当……梨子のことをどう思ってたんでしょうね……
梨子はあれで有名人なわけですから、ニュースなんかを見て存在を知り、強い彼女になにかしらの感情を抱いていたのかもしれません。
(ちなみに穂乃果は希が鎖外したりしてました。これも本編で書き忘れたシーンです)
スピンオフはよしりこ回ありえますねこれは。

ガブリアスはね……正直無理やりメガシンカさせましたしね……
途中で感想書いてくれてた方もいらっしゃいましたが、やっぱりゲームメインで強いポケモンは、実際に書いてみるとまあ書きづらいんですよ。
何故ならみんなゲームのじしんやらなにやらのメインウエポンの先入観を持っているからです。
話の流れでゲットさせて、進化させて……ガブリアスは書いてて不遇なキャラでしたね……ゴメンなガブリアス……
ゲームでは使ってるからな……

技の応用も結局は中二全開の趣味みたいなものですからね……
げきりん、りゅうせいぐん、ほのおのキバ、だいちのちから……このラインナップはいまいち膨らませるイメージがつかず……っていう感じですm(__)m

835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 00:41:26.88 ID:/qnTTu4y0
アルセウスの本当の目的は実のところ何だったのでしょうか
仮にもう一度μ’sが見たいのなら因果を歪めるなりなんなりしてしまえば済む話なので別の目的があったようにも思えます
そもそもμ’sに全幅の信頼を寄せたのにはどのような意図があったのでしょうか
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 00:47:12.71 ID:lQY2jt5R0
後はちかっち回りか
いきなり娘(妹)にヤバイエネルギーが宿ってる云々言われてどうして家族はあっさり受け入れ
彼女の旅立ちを遅らせたのでしょうか
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/15(月) 00:52:48.16 ID:PXcSKXs5O

>>832
さらにメタな発言しますが、実のところモクローの進化を視野に入れていまして、そうなると千歌ちゃんにすり寄る小型ポケモンが減るかな……という個人的な理由も含めてベベノムの進化は見送りました。
まあフクスローもジュナイパーも大した大きさではないんですが……
小さいポケモンって好きなんですよね……完全に趣味嗜好の話ですが。

前にも訊かれていた方がいらっしゃったかと思いますが、ピカチュウの安価で勝敗は決めるつもりはなく、書いてたら……このまま戦闘不能の方が話がスムーズかなと思い、あのような結果になりました。

838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/15(月) 01:12:48.66 ID:PXcSKXs5O

>835
これもかなりメタなクソ気持ち悪い例えになりますが、μ'sがファイナルを迎えた頃、リアルでは新しいスクールアイドルAqoursが生まれました。
おそらくラブライバー全員がAqoursにμ'sを重ねたり、比較したりしたことでしょう。
本当に大丈夫か……などの不安や心配を抱いた方もいたかと思いますが、Aqoursはしっかりと自分たちだけの輝きを手に入れ、ラブライバーに受け入れられました(個人的な主観のためアンチ諸々はガン無視します)
そしてAqoursが輝いている今でもなお、μ'sの輝きも褪せてはいません。
μ'sとAqours……そして次の世代へと輝きは受け継がれていく……
アルセウスにとって、物語とは紡がれるもので繰り返されるものではなかったということです。


わかりやすく言えば、同じ話のDVDを何度も何度もリピートするより、次の話を見たい……みたいな感じです。
つまりなにが言いたいのかというと、アルセウスは壮大なラブライバーだと思ってもらえれば結構です、ということです笑

839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 01:15:09.56 ID:pcE4ovN20
まあ神様なんてどの世界でもロクでもないしな
(F○teや、ゆ○ゆを見つつ)
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 01:26:07.14 ID:1HjPmOzaO
ライブでサイリウム振ってるアルセウスとか想像してしまった
スピンオフも超楽しみ
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/15(月) 01:36:07.34 ID:PXcSKXs5O

>>836
これも本当は詳細を書くべきだったのでしょうが……
希と千歌ママの出会いとか……
千歌ママのサイドストーリーも書けたら……

842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 02:04:53.40 ID:i+1+WkTlo
バトル以外は悪くなかった
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 08:28:48.66 ID:TeDfQw3Y0
長期間本当にお疲れ様でした。このSSのおかげでながらく離れていたポケモンをもう一度購入しました(BW2以来)
毎日出勤の合間に更新チェックしてたのでこれからはマンタイン乗ってそうです

次は3rd、劇場版の後くらいに是非とも貴方の感じたことを作品ないし後書きで聞ければと思います。
重ねてになりますがお疲れ様でした。またどこかで。
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 18:21:57.39 ID:/qnTTu4y0
つまりこのアルセウスは自分が信じたもののためならそれ以外の犠牲を一切いとわない邪神という解釈でおK?
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 19:50:48.31 ID:lQY2jt5R0
>>839

土管「私を忘れているぞォ!!!」

フルーツ大将軍「アンタもまともじゃねーだろ」
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 20:23:13.03 ID:/qnTTu4y0
>>845 フルーツ大将軍もまともかと聞かれれば疑問符がつくけどな
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/15(月) 21:19:58.84 ID:lQY2jt5R0
>>839

アルティメット女神「私たちはどうかな?」

元総理声の超人「我々は概念そのものになってしまったからな・・・」
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/16(火) 00:38:30.25 ID:soqk15ixO

>>1です
スピンオフを書くとしたら、読んでみたいストーリーはありますか?

849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 00:46:05.39 ID:0iIR6xkO0
>>807
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 01:26:36.87 ID:aFwT09JSO
梨子ちゃんの挫折
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 01:34:20.82 ID:R9jfDhJW0
上でも書いたけど、ベベノムのりゅうのはどう特訓エピソード
曜サイド、善子サイド、高海家サイド、みたいな別視点での補足やアフターエピソード
ウツロイドとネクロズマのその後とか
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 04:16:21.76 ID:a5m+PVsEO
希の暗躍エピソードとネクロズマの処遇
エピソードかどうかは分からないけど、穂乃果VS果南のいつかの再戦(リベンジマッチ)
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 13:16:27.90 ID:L2tbqlRs0
やっべ完結してる。。
マジで乙です。
個人的にはルビまるの新ポケゲット回とか見てみたいデス。
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 23:00:16.88 ID:kMvp4jAU0
コンテスト編とか見たいですね。
できれば、バトルであまり活躍しなかったキャラが活躍してくれるとうれしいです。
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/17(水) 02:56:46.21 ID:rHulXnYiO

本編は完結させましたが、あとはダラダラといくつかの短編を書いていこうかなと思います。もし興味があれば、また安価に参加してくださいm(__)m
本編のように毎日投下するかは定かではありませんが……何卒よろしくお願いいたしますm(__)m



千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」Another Sunshine【安価】
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1516123368/

856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/17(水) 06:23:21.61 ID:wwlAGDH40

まぁゆっくりでいいですよ
ところでたまにコンマ判定した意味あったの?(ちかよし決着とか全滅ENDとか)って所があったのが気になります
どうせ改心させたり助かるんなら千歌勝利、全滅からの希参上!確定でもよかったんじゃないですかね・・・
これもサンシャインの物語自体が敗北者の物語ってイメージがあるせいですかね・・・?
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/17(水) 11:04:33.06 ID:rHulXnYiO

>>856
正直なところ、安価にする意味の無い安価は多々ありました。
ただ、そういったときは安価がどちらに転んでもストーリーをおもしろくする自信があったんだと思います。
結果的には、何年もリーグで優勝出来ない某トレーナーを彷彿とさせる系主人公のようになりましたが……梨子ちゃんとの決戦では勝ててよかったなぁ……

858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sag]:2018/01/20(土) 21:42:19.94 ID:jVlFEmuT0
遅ればせながら完結お疲れ様です
2スレくらいからずっと読ませてもらってました
ラストのちかりこの決戦は熱かったです
しいて言うなら読者の考察が邪魔でしたね
どこかのまとめサイトでまとめられたら読みやすいかな
次回作も楽しみにしてます
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 02:02:50.65 ID:q5E3SVuvo
>>858
消えろカス
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/22(月) 03:34:36.25 ID:mV+Qm44b0
はい
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 03:35:29.00 ID:mV+Qm44b0
間違えました
すみません
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 15:07:56.34 ID:fT2ZD9Quo
消えてほしいのは考察厨
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/02(金) 10:55:03.93 ID:q1QHorjkO
久しぶりに最初から読ませてもらいました。本当におつかれさまです。千歌ちゃんたちの成長や苦悩が色濃く描かれたストーリーは読んでてとても引き込まれました。
正直ポケモンとのクロスは、
穂乃果「行くよリザードン!」の印象が強かったですが、あっちをラブライブ!×ポケモンの代表作とするなら、これはラブライブ!サンシャイン!!×ポケモンの代表作と言うべき作品だと思います。
ラブライブSSの歴史に残る名作でした。
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 01:39:27.14 ID:04zI/NisO
よかった
1スレで曜ちゃんが闇堕ち回避して読む気失せてたけど、最後まで読んで後悔はなかった
乙です
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/25(日) 02:19:57.90 ID:GMi3+OhFO
なげぇ
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 07:38:06.67 ID:UZTb+ZDX0
なぜ曜ちゃんはここまで闇墜ちを期待されるのか
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/06(火) 00:48:20.79 ID:dQB6QuE+0
熱いなあ。ダイルビ、ちかよし、ちかりこのバトル本当好き
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/09(金) 01:55:12.25 ID:90tmjM9Q0

これはいいわ
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/09(金) 06:21:46.55 ID:idTDb2pS0
ただし可愛い女の子達を下等種呼ばわりしたウツロイド、キサマは許さん
ルビィちゃんに至っては小娘呼ばわりしやがって
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/09(金) 08:08:16.16 ID:7wyeFpw2O
作品自体は神作
ただし途中途中の考察厨がゴミ
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/09(金) 19:51:00.61 ID:Pio/pFSSO
>>870
これ
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 02:30:56.34 ID:GjNKaQcqO
>>870
はげどう
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 02:51:37.56 ID:/Ty66n3y0
ウヒョー(;~Q~)♂(~Q~;)ペロリンチョ
イクー(;´Д`)♂ε`*)チゥ〜〜〜〜ッ
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