元勇者「あいつら元気してるかなぁ……」新米冒険者(♀)「あいつらって誰です?」

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81 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 12:38:09.80 ID:tl1HPD2S0
盗賊1 「クソ……この貧乳ちんちくりん小娘があああああああ!」

新米 「は……え……?」

元勇 「どこ見てんだよこのドアホが!」ゲシッドスッメリッ

盗賊1「ぁあ……」パタリ

孫娘 「ああ、ありがとうございますっ」ダキッ

新米 「あ、痴話喧嘩でしたか?」

元勇 「全然違うがファインプレーだ。ありがとう」

新米 「……どういたしまして?」
82 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 12:39:45.88 ID:tl1HPD2S0
>>80
ごめんなさい
以後気を付けます

ごはん食べてきます
83 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 13:04:44.10 ID:tl1HPD2S0
再開3センチ そりゃぷにってことかい?ちょっ!

元勇 「さて、ロープでぐるぐる巻きに縛ったわけだが、どうしようか」

御者2 「そいつら多分賞金首だから、次の駅の詰め所に連れってったら金がもらえやすぜ」

新米 「今日は豪華なディナーですね!」

元勇 「今日の豪華なディナーと王都の豪華なディナー、どっちがいい?」

新米 「じゃあ、我慢しますよ……」

孫娘 「元勇者様……」ポッ
84 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 13:17:02.79 ID:tl1HPD2S0
元勇 「孫娘さんは大丈夫ですか?ケガしてたりとか……」

孫娘 「いえ、大丈夫です。あなたのおかげで///」ギュッ

元勇 「は、はぁ(胸が、胸が当たってるんですよ!)」

紳士 「娘の成長も早いが、孫の成長も早いものですなぁ……」

元勇 「え、ええ……(特にお胸が)」

新米 「むぅ……」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 13:20:28.43 ID:qv8xGMU4O
お、ホモの話してる?
86 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 13:23:28.02 ID:tl1HPD2S0
新米 「元勇さんは今は私の枕なんです!孫娘さんのじゃないんです!」

元勇 「(俺の体に俺の自由はないのか!)」

御者2 「発車しやす。」

元勇 「孫娘さん、危ないですので離れて……」

孫娘 「優しいんですね」ニコッ

元勇 「(違うんだよ……)」
87 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 13:27:10.36 ID:tl1HPD2S0
孫娘 「元勇者様、お耳を貸してくださる?」

元勇 「……ええ、どうぞ」

孫娘 「……好・き」ボソッ

元勇 「あ、あの私は――!」
88 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 13:31:06.35 ID:tl1HPD2S0
またやってしまった

孫娘 「元勇者様、お耳を貸してくださる?」

元勇 「……ええ、どうぞ」

孫娘 「……好・き」ボソッ

元勇 「あ、あの私は――!」

孫娘 「わかっています。あなたにはその気がないというのは」

元勇 「(ふぅ、よかった)」

孫娘 「ですから、私が振り向かせるだけですよ☆」

元勇 「」
89 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 13:38:31.44 ID:tl1HPD2S0
新米 「(なんかモヤモヤする……)」

新米 「わ、私の枕ですから」

孫娘 「うふふ」ゴゴゴゴゴゴゴ

新米 「むぅ……」ゴゴゴゴゴゴゴ

紳士 「いやぁ、若さとはすばらしいものですなぁ」

元勇 「紳士さんってすごいいい性格してますよね(棒)」
90 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 13:45:31.87 ID:tl1HPD2S0
御者2 「駅につきやしたぜ」

元勇 「すっかり夜だなぁ」

新米 「ごはん食べてお風呂入って寝ましょう」

元勇 「その前に詰め所に行くぞ」

盗賊たち 「ぐえぇ……」

新米 「そうでした」
91 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 13:59:08.37 ID:tl1HPD2S0
元勇 「お巡りさーん」

警備兵 「はいはい、なんですか」

元勇 「こいつらなんですけど」

盗賊たち 「尻が、尻がいてぇよぉ」
「くそ、ズボン下げて引きずるなんて」
「尻がいてぇよぉ」

警備兵 「おお、彼らは指名手配された賞金首ですね」

元勇 「いくらですか?」

警備兵 「全員で500ゴールドです」
92 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 14:06:28.93 ID:tl1HPD2S0
新米 「すごいじゃないですか!てか元勇さん強かったんですねww」

元勇 「これでも昔より甘くなった方さ」

新米 「いや、カッコつけられても」

元勇 「(本当なんだよなぁ)」

警備兵 「はい、賞金の500ゴールドです」ドン

元勇 「銀行に預けよ」

新米 「思ってたよりすごいですね、500ゴールド」
93 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 14:12:26.58 ID:tl1HPD2S0
元勇 「銀行行ってきた」

新米 「いよいよご飯ですね!」

元勇 「今日は色々あっておなかすいたし、肉食べて―な」

新米 「私は魚気分です。お、ここが宿兼酒場ですか」

元勇 「部屋空いてるかな……」

新米 「大丈夫ですよ!」
94 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 14:20:19.10 ID:tl1HPD2S0
宿の主人 「すまねぇな、部屋は一つしか空いてねぇんだ」

元勇 「……どうする?」

新米 「そこに泊まるしかないでしょう?仕方ないですよ」

元勇 「でも、抵抗あるんじゃないか?」

新米 「じゃあ元勇さんはこの寒い外で寝ますか?」

元勇 「まぁ、最悪は」

新米 「私が無理ですwwいいじゃないですか、同衾ですよ?ぴちぴちの16歳と」
95 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 14:26:23.22 ID:tl1HPD2S0
元勇 「仕方ねーから同衾してやるよ」

新米 「お巡りさん、こいつです」

元勇 「外で寝かすぞ」

新米 「イッツジョークですよー!いや、目がマジなんですけど」

元勇 「ハァ……じゃあそういうことで」

宿の主人 「おう、わかった(人の前でイチャイチャしやがって……)」
96 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 14:35:19.18 ID:tl1HPD2S0
新米 「ごっはんーごっはんー」ルーン

元勇 「どんだけ楽しみなんだよ」

新米 「だって胃の中空っぽですもん」

元勇 「ゲロったからな」

新米 「じゃー私は川魚の塩焼きとビール!」

元勇 「肉野菜炒めとクラゲとキュウリの胡麻和えとビールで」

主人 「あいよ」
97 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 14:43:58.98 ID:tl1HPD2S0
新米 「なんか焼き鳥も食べたくなってきたな……すいませーんネギマ二本追加で」

主人 「あいよ。おい従業員、ちょっと手伝ってくれ……」

元勇 「魚頼んでつぎ焼き鳥かよ」

新米 「いいじゃないですか。私、串に刺さった食べ物好きなんです」

元勇 「なんか猟奇的だな」

新米 「そんなことないですよ。元勇さんは焼き鳥何が好きですか?」
98 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 14:47:20.84 ID:tl1HPD2S0
元勇 「俺は鶏皮と豚バラだな」

新米 「は?」

元勇 「ダルムとかヘルツも好きだけど、やっぱり鶏皮と豚バラだよな」
99 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 14:50:35.33 ID:tl1HPD2S0
新米 「ごめんなさい何言ってるかさっぱりです」

新米 「そもそも豚は焼き鳥じゃないですよね」

元勇 「何言ってんだ。立派な焼き鳥じゃないか」

新米 「いやいやいやいや。焼き鳥ではないですよ。鳥じゃないし。」

元勇 「でも串にささって焼かれてるじゃないか」
100 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 14:57:43.87 ID:tl1HPD2S0
新米 「串に刺さってりゃみんな焼き鳥ではないでしょ。」

元勇 「いや、焼き鳥だって。」

新米 「絶対違いますよ!……でも、それはまぁまだ序の口です」

元勇 「まだあるのか」

新米 「ダルムとかヘルツとか聞いたことないんですけど」

元勇 「ダルムはダルムでヘルツはヘルツだ」

新米 「それがわかんねーんですよ!」
101 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:09:50.15 ID:tl1HPD2S0
元勇 「確か、ダルムが豚の小腸で、ヘルツが豚の心臓だ」

新米 「だから豚は焼き鳥じゃないんですよ!」

元勇 「いや、絶対焼き鳥だっての」

新米・元勇 「むむむむむ」

主人 「へい、野菜炒め、川魚、クラゲとネギマ。そんでもってビール二杯だ」

新米 「……もう、どっちでもいいですね」

元勇 「だな」

新米・元勇 「乾杯!」
102 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:17:04.86 ID:tl1HPD2S0
新米 「……ぷはぁ。ク――っ!」

元勇 「……ふぅ。うまい。前々から思ってたが、人間って酒の前では圧倒的に無力だよな」

新米 「それは呑んだくれの思考ですよww」

元勇 「例えば、これから戦おうっていう二人の前に酒を出す」

新米 「アホですか」

元勇 「そうすると二人は酒を飲みだすだろ?」

新米 「だろ?って言われても……」
103 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:21:59.15 ID:tl1HPD2S0
元勇 「すると、酒に酔っぱらってもう戦えないわけだ」

新米 「それで強くなっちゃったどうするんですか」

元勇 「……確かにな」

新米 「ぷっwwww元勇さんは飲むとバカになるタイプなんですね」

元勇 「そうかもしれん」

新米 「あははははwww」
104 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:28:06.35 ID:tl1HPD2S0
元勇 「そんな楽しい雰囲気をぶち壊す暗い話」

新米 「お、また告白の失敗ですか?」

元勇 「いや、今回は色恋の類じゃないが、もっとえぐいかもしれん。覚悟しろ?」

新米 「はい、どうぞww」

元勇 「あれは、まだ俺が義務教育を受けていた頃の話……」
105 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:39:58.06 ID:tl1HPD2S0
当時俺はクラスでも大人しい方だった。たまたま席は一番後ろだった。

中学生勇者 「(うーん、ここがこうで、こうだから……うーん)」

先生 「授業も終わりなので、出来上がった人のプリントを後ろから回してください」

勇者 「(まだプリント終わってない……仕方ない、とばしてもらおう)」

前の席の女子1 「(勇者くんまだプリント終わってないな。飛ばしてまえに回そう)」ハイ

前の前の席の男子 「(プリント回ってきた。前に回そう。)」ハイドウゾ

三つ前の席の女子2 「(プリント回ってきた。1、2……足りないな。さては女子1、貰い忘れたな?)」

女子2 「女子1ー!」

女子1 「ん、なに?」

女子2 「後ろの人の分、もらうの忘れてない?」

女子1 「いや、まだ終わってないみたい」
106 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:43:59.21 ID:tl1HPD2S0
元勇 「俺はとても傷ついた……。」

新米 「いや、まったく傷つくポイントがわからなかったんですが。女子1が終わってないことに気付いていたこととかですか?」

元勇 「いや、そうじゃないんだ。文章をよく読めばわかる」

新米 「文章を……?」

元勇 「考えろ。俺の悲しみを」
107 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:44:37.23 ID:tl1HPD2S0
皆さんも考えてみてください
ちなみにほぼ実話です。
108 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:47:11.44 ID:tl1HPD2S0
平日のこの時間に募集しても人いないとは思いますが
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 15:49:15.85 ID:Kz6dzDeco
元勇者の席が一番後ろなのに女子2が声をかけたのは女子1
つまり存在を忘れられている
110 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:51:42.64 ID:tl1HPD2S0
>>109
惜しいです

もしかすると皆さんにとってはとるに足らないことかもしれませんが、僕にはかなりこたえました
111 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 15:58:18.48 ID:tl1HPD2S0
もういらっしゃらないようでしたら続けますね
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 16:02:22.04 ID:A4uCA7JZO
>>女子2 「後ろの人の分、もらうの忘れてない?」

女子2が自分の名前を覚えていないことにショックを受けた。
113 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:04:27.84 ID:tl1HPD2S0
続けます

新米 「……わかりました!」

元勇 「はい」

新米 「わかりませんww」

元勇 「あ、そう。それじゃあ、正解の発表だ」

新米 「どんな話が待っているんでしょう……」

元勇 「俺はさっき『席が一番後ろ』と言ったな」
114 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:08:00.79 ID:tl1HPD2S0
>>112
あ、正解です!
すごい!

元勇 「つまり女子1の後ろには俺しかいない」

元勇 「なのに女子2は俺のことを『後ろの人』と言ったんだ。つまり……」

新米 「あ、名前覚えられてなかったんですねwww」

元勇 「そういうことだ」
115 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:11:20.41 ID:tl1HPD2S0
元勇 「実は、さっき伝えていなかったんだが……」

新米 「え、まだ何かあるんですかww」

元勇 「実は事件当時、俺は2年生のさらに中間テストまで終わっていたのだ!」

元勇 「その意味が、わかるな」

新米 「wwwww焼き鳥おいしいwwwwwww」
116 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:16:01.56 ID:tl1HPD2S0
元勇 「そしてさらに」

新米 「まだあるんですかwww」

元勇 「その女子2は、席替えする前の席で俺の後ろに座っていたのだ!」

新米 「なのに覚えられてないとかwww完全にアウト・オブ・眼中じゃないですかwwwww」

元勇 「めっちゃ悲しかったんだ……」

新米 「空気までおいしく感じますよwwwww」
117 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:20:35.58 ID:tl1HPD2S0
元勇 「……ハァ」

新米 「wwwwwww」

新米 「www……」

新米 「私がずっと覚えてますから」

元勇 「え?」

新米 「ま、そんな思い出、忘れちゃってくださいな」
118 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:23:49.89 ID:tl1HPD2S0
元勇 「ありがと」

新米 「いえいえー、ちゃんと後世まで語り継ぎますよ」

元勇 「そこまでしなくてよろしい」

新米 「えーいいじゃないですか!」

元勇 「よくねぇよ。赤っ恥じゃん」

新米 「ある意味、伝説ですねw」
119 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:31:54.45 ID:tl1HPD2S0
元勇 「もう知らん。メシだメシを食う!」ガツガツ

新米 「私も!」ガツガツ

元勇 「しょっぱいのがビールに合うな」

新米 「ですよねw」

元勇 「……」モグモグ

新米 「……」モグモグ

元勇・新米 「(なんか幸せだなぁ)」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 16:33:54.97 ID:vu4Vt/rY0
言葉のチョイスから加齢臭がする
121 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:36:08.07 ID:tl1HPD2S0
元勇 「ごちそうさま」

新米 「ごちそうさまでした」

元勇 「シャワー浴びよ」

新米 「あ、私が先に入りますよ!」

元勇 「おう、レディーファーストだ」

新米 「きゃっ、紳士的!」
122 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:42:25.21 ID:tl1HPD2S0
>>120
まだ酒も飲めねぇお年頃です

新米 「あ、でも私の残り香を楽しむ変態紳士かもしれないですね」

元勇 「そんなことしねぇよ。大体いつもお風呂後だろ」

新米 「それは私が風呂を沸かせないからです」

元勇 「風呂を沸かすを取り違えて沸騰させたバカを俺は一生忘れない」

新米 「しょうがないじゃないですか!」

元勇 「しょうがないじゃなく家事の一つでも覚えろ!貰い手がいなくなるぞ!」
123 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:49:05.84 ID:tl1HPD2S0
新米 「その時は元勇さんがもらってください!」

元勇 「……言ってる意味わかってる?」

新米 「そういうことにならないように頑張るんです!」

元勇 「相当失礼だな」

新米 「最後の砦っていうのは最後まで残る砦っていう意味ですからね」

元勇 「その前に何が何でも結婚してやるよ」

新米 「できるといいですねww」
124 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 16:56:54.24 ID:tl1HPD2S0
キュッキュ
シャワワワーーーーー

新米 「(全く、元勇さんは失礼です)」

新米 「(この間のナンパ男冒険者のほうがよっぽど紳士的です)」

新米 「(ゴミ以下ですよゴミ以下!)」

新米 「(でも……)」

新米 「背中、おっきかったなぁ……」

元勇 「タオルと着替え、ここに置いとくぞ」

新米 「ひゃっ、はい!」

新米 「(聞こえてないですよね……)」

新米 「(でもなんでしょう、この気持ち。こう、胸がむずむずするような……)」

新米 「はっ、これは胸の成長痛だ!」
125 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 17:01:14.58 ID:tl1HPD2S0
新米 「元勇さん元勇さん!って……いない」

新米 「む、また胸の成長痛が……」

元勇 「ただいまー……どうした?」ガチャ

新米 「胸の成長痛です!」

元勇 「……あ、そう(酔ってるな)」
126 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 17:07:30.10 ID:tl1HPD2S0
新米 「元勇さんこそ、どこに行ってたんですか?」

元勇 「いや、トイレに行ったんだが、近くに温泉があると聞いてな」

新米 「じゃあ、今からそっちに行くんですか?」

元勇 「ん、まあな」

新米 「私も行きます!」

元勇 「今お湯浴びたばっかだろ」
127 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 17:11:50.41 ID:tl1HPD2S0
新米 「行くったら行くんです!」

元勇 「そんなに温泉が好きなのか?まあ、いいやじゃあ、支度しろ」

新米 「はい!」

シュバッ

新米「終わりました!」

元勇 「(相当好きなんだな……)」
128 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 17:19:10.79 ID:tl1HPD2S0
元勇 「うう、外は寒いな……」

新米 「でも元勇さんの手、あったかいです」

元勇 「そうか?新米が冷たいんだろ」

新米 「元勇さんの手があったかいんですよ」

元勇 「譲らないな……あ、あそこだ」

新米 「湯気出てますね……きれい」
129 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 17:19:50.42 ID:tl1HPD2S0
ちょっと落ちます
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 18:12:30.49 ID:AxAXBYl5O
くっせえ作者だなぁ
131 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 18:17:22.92 ID:tl1HPD2S0
再開道五十三次

番頭 「はい、らっしゃいませ。どのサービスですかな?」

新米 「温泉だから温泉なんじゃないですか?」

元勇 「温泉ではマッサージなんかもやってるし、大浴場や家族風呂もあるからな」

新米 「へぇー、家族風呂って何ですか?」

元勇 「家族風呂っつーのは、家族連れなんかが小さなお風呂を借りて一緒に入れる温泉だ。貸し切りなのが特徴だな」

新米 「なるほど、じゃあ家族風呂で!」
132 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 18:22:31.41 ID:tl1HPD2S0
元勇 「てことでこいつバカなんで大浴場でお願いします」

番頭 「なんでぇ、恥ずかしがってんのかい兄ちゃん」

新米 「そうですよ!恥ずかしがってちゃダメですよ」

元勇 「越えちゃいけない一線って知ってるか?これがそれだよ!」

新米 「裸の付き合いってあるじゃないですか。あれですよ」

元勇 「それ多分同性同士で使う言葉だから」
133 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 18:31:02.83 ID:tl1HPD2S0
新米 「じゃあ何ですか。ぴちぴちの16歳とお風呂に入るより、おっさんたちに囲まれて入る方が良いっていうんですか!」

番頭 「そうだそうだ!」

元勇 「その言い方はずるいだろ……そして番頭さんなに!?」

新米 「ずるくてもいーんです!一応正論なんです!」

元勇 「お前今日ホントおかしいぞ……」

新米 「私の胸の成長のために、私は手段を選びません!元勇さんが良いというまでここを動きませんからね……」
134 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 18:36:26.86 ID:tl1HPD2S0
元勇 「じゃあ、条件を付ける。水着着用!」

新米 「ダメです!」

元勇 「じゃあ……タオルは巻いてくれ」

新米 「……妥協します」

元勇 「よし。……あれ、なんで俺が要求したみたいになってんだ?俺が譲歩したんだよな」

新米 「そうと決まれば早速レッツ&ゴーです!」
135 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 18:45:47.60 ID:tl1HPD2S0
ガラガラガラガラ

新米 「ふおー!貸し切りですよ!」

元勇 「え、あれ?(俺いつの間に脱いだんだっけ?)ああ、そうだな」

新米「気の抜けた返事ですねぇ……もしかして私のわがままぼでぃーの魅力にノックアウトされたんですか?」

元勇 「そりゃ大変質素なわがままだな。ほら、さっさと体洗って入って出るぞ」

新米 「恥ずかしがり屋ですねぇ……さ、洗いましょうか」
136 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 18:53:20.20 ID:tl1HPD2S0
元勇 「……なぜこっちに来る」

新米 「なぜって、洗いっこ?」

元勇 「それはダメだろ」

新米 「いえ、これもすべて大いなる野望のため!為せば成るのです!」

元勇 「その大いなる野望とやらをお聞かせ願おうか」

新米 「いいでしょう。聞いて驚けわが野望、その名も、『Fカップ化計画』!」

元勇 「無謀すぎて驚きだわ」
137 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 18:59:31.48 ID:tl1HPD2S0
新米 「これついさっきの話なんですけど、私、気づいたんですよ」

元勇 「何に?」

新米 「元勇さんと何かすると『おっぱいの成長痛』が起こることに!」

元勇 「……はぁ」

新米 「ついに、ついに私は高みへと昇り詰めることができるのです!」

元勇 「自分がどんだけ馬鹿なこと言ってるかわかってる?」

新米 「わかってはいるんですけど、実際にあるので信じるしかないんですよ」
138 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 19:05:53.86 ID:tl1HPD2S0
新米 「とゆーことで、洗いっこしましょう」

元勇 「旅をはじめて一日でここまで疲れるのってなんなんだろうな」

新米 「はやく、はやく!」

元勇 「わかった、やってやるよ。洗いっこだな」

新米 「はい!じゃあ、サービスで元勇さんが先攻後攻決めていいですよ」

元勇 「子供のサッカーかよ……じゃあ、先攻で」
139 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 19:13:24.72 ID:tl1HPD2S0
新米 「じゃあ、私後攻ですね。さ、ごしごしっとどうぞ」

タオルが前のほうに引き寄せられ、背中があらわになる。

元勇 「(きれいな……陶磁器みたいな背中だな)」

新米 「はやくはやく」

元勇 「い、いくぞ」

元勇「(力加減がわからんな……とりあえず優しく)」サッ

新米 「はぁんっ……優しすぎです、くすぐったいですよー」キャッキャ
140 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 19:17:34.45 ID:tl1HPD2S0
元勇 「(もうちょい強めに……)」ゴシ

新米 「ぁ……そんぐらいがグッドです!」b

元勇 「じゃさっきくらいで行くぞ」

新米 「はい!……ふぁ……ん……ぁっ……」

元勇 「(何なんだよおおおお!)」
141 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 19:18:09.37 ID:tl1HPD2S0
飯食ってきやす
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 19:20:25.68 ID:T4TKPlppo
プリン……ト
サッ……カー
ウィ…キペ…ディア
世界間しっかりいい
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 20:18:00.46 ID:LKkDorPb0
この雰囲気すき
144 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 21:59:49.57 ID:tl1HPD2S0
再開はスマートフォンと共に

新米 「ん……ぁ……いいですぅ……そこもっと強くぅ」

元勇 「(思い出せ……美女だと思ったら山姥だった時のあの感情を……)」ゴシゴシ

新米 「はぅ……気持ち……いいっ……ぁん」

元勇 「(いかん、そろそろ限界)」ゴシ…

新米 「やめちゃ……ぃやぁ……」

元勇 「もう無理だ交代!」

新米 「ちぇーせっかく気持ちよかったのに……」
145 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:04:41.36 ID:tl1HPD2S0
元勇 「次は新米の番だ」

新米 「はーい。まぁ、私の超絶テクになすがままにされるんですねww」

元勇 「ホントに洗いっこするだけだよな……」

新米 「……そうですよ?」

元勇 「だ、だよな」

新米 「……まいいや。いきますねー」
146 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:08:47.45 ID:tl1HPD2S0
新米 「まずはこのくらいでどうですか?」ゴシゴシ

元勇 「もうちょい強めで」

新米 「こんな感じですかね?」ゴシッゴシッ

元勇 「おー、そのくらい。意外とうまいじゃんか」

新米「そりゃもう、洗いっこの神と呼ばれた女ですから」

元勇 「(どこの業界での話だ)」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 22:13:44.15 ID:RRhLUQm1o
痛々しいな
148 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:14:24.58 ID:tl1HPD2S0
新米 「にしても、元勇さんの背中凄いですねー」ゴシッゴシッ

元勇 「なんかおかしいか?」

新米 「いえいえ、こう、古傷といい筋肉といい……男らしいです」ゴシッゴシッ

元勇 「そうか?まぁ、今でもトレーニングするし、筋肉は衰えてないと思うが」

新米 「凄いですよ。ふふふ、えーい☆」ピタッ

元勇 「うなっ!?」
149 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:21:44.57 ID:tl1HPD2S0
新米 「えへへ―、背中を大胆に感じてみました」

元勇 「……なんだこれ背中か」

新米 「私の背中じゃないですよ?」

元勇 「デスヨネー」

新米 「それに、こうしてると私の胸の成長痛がいっぱい来るんです」

元勇 「(背中から鼓動を感じる。これが『胸の成長痛』なのか?)」
150 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:28:26.89 ID:tl1HPD2S0
新米 「感じますか?私の成長痛」

元勇 「さすがに成長通は感じらんが、拍動は感じるぞ」

新米 「ふっふーん。それが証拠なのです」

元勇 「(いや、そんなことあるはずがない……ん、待てよ?)」

元勇 「(Fカップ化計画、今日からの異変、そして俺。この要素から導き出される結論は……)」

元勇 「ユウレカ……ユウレカ!」
151 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:31:27.70 ID:tl1HPD2S0
新米 「どうしたんですか?急に叫んで……は、まさか元勇さんまで胸が大きく」

元勇 「ならんわ。解けたんだよ、胸の成長痛の謎が!」

新米 「え、ホントですか!」

元勇 「ああ、さすが俺だ」

新米 「お、教えてください!」
152 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:36:36.33 ID:tl1HPD2S0
元勇 「教えてやろう。その秘密は……」

新米 「……」ゴクリ

元勇 「おそらく、何かしらの物質を孫娘さんが出していたのだろう」

新米 「え、孫娘さんが!」

元勇 「そうだ、仮にその物質をデカクナールとしよう」
153 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:47:36.17 ID:tl1HPD2S0
新米 「デカクナール……」

元勇 「そのデカクナールは孫娘さんの胸部から分泌され、俺の腕についたんだ」

新米 「だから……だから元勇さんの手があったかかったんですね!」

元勇 「そういうことだ。おそらく孫娘さんに最も多く触れた存在である俺に対して、本能的に体が反応している」

新米 「そうだったんだ……つまり、孫娘さんを探せば……」

元勇 「Fカップ化計画も夢ではなくなる」
154 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:52:34.78 ID:tl1HPD2S0
カポーン……

新米 「いいですねぇ、温泉」

元勇 「そうだな」

新米 「ますます王都が楽しみですよ」

元勇 「王都には温泉はないが、銭湯があるしな」

新米 「そっちも風情があっていいですねぇ」

元勇 「だな」
155 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 22:56:35.95 ID:tl1HPD2S0
番頭 「うちの温泉はどうでした?」

元勇 「いいお湯でした」

新米 「リラックスもできましたしね」

番頭 「それはよかった。またいつか来てくださいね」

元勇 「はい、また」

新米 「絶対来ますよ!」
156 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 23:02:17.06 ID:tl1HPD2S0
元勇 「(で、部屋に帰ってきた訳だが、忘れていたことがあった)」

新米 「早く寝ましょうよー」

元勇 「(新米と部屋一緒だし。大きめのシングルベットだし)」

新米 「もう眠いですよ、ふあぁ〜」

元勇 「お、おう。そうだな明日も早いしな」

新米 「そうですよ。早く寝ましょう」

元勇 「(眠れるか、これ……)」
157 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 23:06:56.28 ID:tl1HPD2S0
モゾモゾ

新米 「ん、ランプ消しますね」

元勇 「ああ……」

新米 「おやすみなさい」フッ

元勇 「……おやすみ」

新米 「……」zzz

元勇 「(眠れない)」
158 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 23:13:31.76 ID:tl1HPD2S0
元勇 「(なんでこう、いい匂いがするんだ?)」

新米 「……」zzz

元勇 「(寝顔は愛らしい。黙ってりゃかわいいからな)」

新米 「んみゅ……元勇さん……」

元勇 「!?」

新米 「……」zzz

元勇 「(寝言か)」
159 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 23:18:19.47 ID:tl1HPD2S0
新米 「えへへ、だいしゅきれす……」

元勇 「!?」

新米 「タコライス……だいしゅき……」zzz

元勇 「(タコライスかよ)」

元勇 「(というか、俺はなにいちいちビビってるんだ)」

元勇 「……寝よ」
160 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 23:31:28.85 ID:tl1HPD2S0
元勇 「……ん、朝か。新米起こさないと」

新米 「ムニャムニャ……」

元勇 「新ま……隣に居ない。」

元勇 「(そう言えば体が重いような……)」

新米 「ぐーすかぴーすか……」

元勇 「俺の上かよ……おい、起きろ」

新米 「んー、あと一万年と二千年〜」

元勇 「いつだよ……」



161 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/06(月) 23:32:52.04 ID:tl1HPD2S0
うとうとするので寝ます。
おやすみです。
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 23:35:16.20 ID:unSijAkk0
おやつみ
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 23:46:38.54 ID:Kz6dzDeco
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 00:35:50.92 ID:NrwmVlUGO
作者の
痛コメントさえなければいいSSなのに・・・
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 01:05:06.29 ID:7YCQ/g5Qo
>>164
コメント()
まとめ民かよ
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 03:48:20.81 ID:V2zScZjhO
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/07(火) 07:36:19.08 ID:/luAE+l/O
とうとう中学生がSS書く時代になってしまったか…
168 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 07:48:14.77 ID:5lb/YZm20
>>167
もう高校生です。ええ、高校でもボッチですね。
おかげで妄想がはかどります

学校に行く前に一つ

元勇 「起きないと朝飯食わせんぞ」

新米 「んにゃー、作ったんですか?」

元勇 「厨房借りた」

新米 「じゃあ起きますかね……んしょっと。うぅー寒い」

元勇 「ほれ」パサッ

新米 「上着……ありがとうございます」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 07:52:01.28 ID:Erv0D1xWO
へんにアップしちゃいかーん!!
どこまで本文か意味不明になんぞぉぉ!
170 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 07:52:14.04 ID:5lb/YZm20
元勇 「目玉焼きとサラダくらいしか作ってないぞ」

新米 「それだけあれば十分です。昨日みたいになりたくないですし」

元勇 「あ、それで思い出した。酔い止め買ってきたんだ」

新米 「酔い止め?あったんですか?」

元勇 「宿の前で怪しいばあさんが売ってた」

新米 「それ絶対やばい奴ですから」
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 07:54:51.51 ID:LZnG711jO
いつ厨房借りたんだ?
172 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 07:57:08.73 ID:5lb/YZm20
元勇 「大丈夫だ。変な効果があった時に慰謝料請求できる契約書にサインしてもらったから」

新米 「用心の仕方が半端ないですね。また昔なんかあったんですか?」

元勇 「ああ、変なの飲んで入れ替わった」

新米 「でも女の子だったら役得ですよ!」

元勇 「戦士と……」

新米 「……とりあえず薬飲みますね」

元勇 「食後にな」
173 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 07:58:47.72 ID:5lb/YZm20
>>171
ああああああああああああ!
ついにやりました。これを最も恐れていたというのに……
ごめんなさいその辺書き直します
174 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 08:01:53.53 ID:5lb/YZm20
>>168

元勇 「起きないと朝飯食わせんぞ」

新米 「んにゃー、作ったんですか?」

元勇 「今から作る。厨房借りて」

新米 「じゃあ起きますかね……うぅー寒い」

元勇 「ほれ」パサッ

新米 「上着……ありがとうございます」
175 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 08:03:12.21 ID:5lb/YZm20
がっこーいてきます
行きたくねぇ……
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 09:58:18.68 ID:G5u5zSqDO
>>175
行きたくなくても学校もSSも頑張るお前に幸あれ
177 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 10:15:24.24 ID:5lb/YZm20
HAHAHA
まさか駅でゲロるとは思ってもいませんでした
おかげで学校には行きませんがクソきついですありがとうございます
新米ちゃんと同じ状況かよ……
178 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 12:01:32.68 ID:5lb/YZm20
元勇 「主人さーん」

宿の奥さん 「はいはい。主人まだ寝てるんですよ。昨日遅かったから……」

元勇 「ははは、わかります。厨房借りてもいいですか?」

奥さん 「ええ、食材の代金を払っていただければ」

元勇 「卵2つとキャベツ、ニンジン、小松菜を少し、あとパンが欲しいんですが」

奥さん 「キャベツは四分の一玉から、ニンジン・小松菜は一本からになっております」

元勇 「これで足りますか?」
179 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 12:18:24.45 ID:5lb/YZm20
奥さん 「うーんと、30カッパーあればいいから……はい大丈夫です」

元勇 「じゃあ使わせてもらいますね」

奥さん 「どうぞー」

元勇 「さて、フライパンは……」



新米 「二度寝してやるのです!……スピィ」
180 : ◆TLlX830QlM [saga]:2017/11/07(火) 13:11:59.76 ID:Kw3ujXhm0
元勇 「朝飯できたぞー」ガチャ

新米 「……」スピィ

元勇 「……もう絶対食わせない」

新米 「ムニャ……」

元勇 「……でもまぁ、全部は食べきれないし、残しても仕方がないな」

元勇 「起きろ!」

新米 「ふなっ!……朝ごはん……んむぅ」
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