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【モバマス安価】凛「いい加減決着をつけようよ」 まゆ「望むところです」

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838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 02:00:32.31 ID:gVrd1t4rO
2マスなら1回休みじゃないの?
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 02:02:17.88 ID:D0g8Hsu3o
ああ、コラボってアラレちゃんの話です汗
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 02:23:46.77 ID:QMGdceoS0
>>838
うわ本当ですね…
すみません、どうかしてました >>835からやり直します…

>>839
CMですか、なるほど
お茶の間に流れてるなら知ってる可能性ありますね
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 02:29:37.08 ID:QMGdceoS0

まゆ:4マス進む−2

【進行状況】

   福井  山梨  長野  岐阜
凛  ○●○ ○☆× ○○× ×☆○

   長野  岐阜  静岡  愛知
まゆ ○○× ●☆○ ○○○ ○×○


まゆ「」

心「んーと、4が出たから2を引くと、2マス進む」

心「あれ? ×に止まっちゃうじゃん!」

まゆ「」

心「まゆちゃん? おーい」

心「放心しちゃってるし……こういう時は頭をかるーく」

ポンッ

まゆ「はっ! な、何だ……夢でしたか」

心「現実から目を逸らすな☆ 岐阜県の1回休みに止まったぞ☆」

まゆ「」

心「ちょーっ! また頭叩くか? いや、このまま送っちゃってもいい?」

心「晶葉ちゃーん☆」

晶葉『話の流れは分かってるぞ! このまま送ればいいんだな!』
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 02:38:18.34 ID:QMGdceoS0
心「はぁとに聞くなよ☆」

晶葉『それもそうか! んー、ここで目を覚まさせるとまた放心するかもしれないし』

晶葉『よし、このまま岐阜に送ろう!』

心「そか☆ まゆちゃん、今度はリアルで長野に来いよ☆」ウインク

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「」

晶葉『まゆ、いつまでそうしてるんだ!』

まゆ「はっ! こ、ここは……」

晶葉『岐阜の1回休みマスだ!』

まゆ「そう、ですか……やっぱり止まってしまったんですね」

まゆ「何てことでしょう……」ガクッ

晶葉『気落ちするな! まだお前が先頭だし』

晶葉『特技も1回残してる! さらに、凛だってこの休み地獄に囚われるかもしれないんだぞ!』

まゆ「そ、そうですね。リアクションがオーバーでした」

〜♪ 〜♪

まゆ「?」
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 02:54:13.43 ID:QMGdceoS0
まゆ「綺麗な音色……バイオリンですか?」

まゆ「あっ」

星花「……♪」

まゆ(星花さんが演奏してる)

――――

〜♪

星花「ふぅ」

パチパチパチ

星花「!」

まゆ「とっても素敵でした」

星花「まゆさん……いらしてたのですね」

星花「ごめんなさい。私気づかずに……」

まゆ「いいんです。素晴らしい演奏を聴くことができて、得しちゃいました♪」

まゆ「ここは星花さんのマスなんですよね?」

星花「ええ、岐阜県の下呂市ですわ」

星花「下呂温泉はご存知?」

まゆ「はい! もしかして温泉に入れるんですか?」キラキラ
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 02:55:42.64 ID:QMGdceoS0
本当に今日はここまでで…ミスしてしまいすみません
22時頃に再開します
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 05:21:12.02 ID:D5pla7NXO
乙、にわかとか言うけど無茶苦茶ちゃんと書けてるよなぁ、安価捌きもすげぇし。続きも頑張って下さい。
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 05:40:02.09 ID:zFaJn0Xjo
グッバイフレちゃん
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 22:36:17.25 ID:QMGdceoS0
星花「そのつもりですわ」ニコッ

まゆ「嬉しいです! ……運動はしませんよね?」

星花「?」

まゆ「入る前に汗を流す、とか」

星花「まあ、それは良い案ですわね♪」

まゆ「いえいえ! 考えてなかったならいいんです!」アセアセ

まゆ「それよりぜひ温泉を紹介していただけないでしょうか?」

星花「もちろん。行きましょうか」

――――

星花「着きました」

まゆ「ホテル?」

星花「ここに一泊する予定ですの。まずはチェックインをして」

星花「浴衣に着替えてから、温泉街を回りましょう♪」

まゆ「素敵なプランですねっ!」ワクワク

(数十分後)

まゆ「どうでしょうか?」ジャーン

星花「とてもお似合いですわ!」

まゆ「星花さんも、セクシーです……髪をまとめた姿も大人っぽくて……」
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 23:16:08.06 ID:QMGdceoS0
まゆ「立ち振る舞いが上品で……思わずため息が」ハァ…

星花「お褒めの言葉、ありがとうございます」ニコッ

星花「では始めに近場の温泉へ行きましょうか」

星花「忘れないうちにこれを」スッ

まゆ「何ですか?」

星花「湯めぐり手形というものです。これを持っていれば」

星花「湯めぐりに指定された温泉のうち、3つに入れるんですの」

まゆ「へー!」

――――

スタスタ

まゆ「あの、こんなこと聞くの失礼なんですけど」

星花「はい」

まゆ「この湯めぐり手形って、使ったことあるんですか?」

星花「ありますよ。何故そのようなことを?」

まゆ「星花さんはお嬢様なので、顔パスか何かで入れるんじゃないかなって」

まゆ「勝手な妄想です……すみません」

星花「ふふっ、そんなことありません」クスクス

星花「私も他の方と同じように温泉に入って、足湯に浸かっています」

星花「たくさんお話ができて楽しいですよ♪」
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 23:33:12.24 ID:QMGdceoS0
まゆ「そうなんですか、すみません」

星花「謝罪なんてする必要は……あ、到着ですわ」

星花「クアガーデン露天風呂。その名の通り露天風呂のみの施設です」

星花「打たせ湯もあるんですよ」

まゆ「打たせ湯……滝行みたいな感じでしょうか」

星花「あんなに大袈裟ではありませんけどね。入ってみましょう」フフ

――――

まゆ「はぁー……きもちい……」

星花「ええ……安らぎの空間ですわ」

星花「幼い頃もよくここへ来てたんです。バイオリンのお稽古に行き詰まってしまった時とか」

星花「気分が曇ってしまうと、必ずここへ」

まゆ「一人でですか?」

星花「そのつもりでしたけど、どうやらお付きの方に監視されていたようで」

星花「覗きと疑われて、警察の方にお世話になりかけたことも」

まゆ「愉快な人ですね」

星花「ええ」クスクス

星花「温泉で体を暖めていると、嫌なことがすぅっと晴れていくんです」

星花「複雑に絡まった糸が解けていくような……」
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 23:53:40.82 ID:QMGdceoS0
まゆ「心に癒しを与えてくれる、かけがえのない場所ですね」

星花「はい」ニコッ

――――

まゆ「気持ちよかったぁ」ホカホカ

星花「どうされます? 今の場所で心が満たされたのなら」

星花「街中を観光するという選択も…」

まゆ「温泉がいいです! もっともっと入りたいです!」

星花「よかった。それでは次の温泉へ。少し遠いですけど……」

まゆ「平気です!」

まゆ(いつきさんに鍛えてもらってよかったです)

――――

まゆ「え? ここって宿泊施設ですよね?」

星花「そうですね。望月館という、家族やカップルに人気の旅館です」

星花「露天風呂を貸切にできたり、旬のお料理がとっても美味しいんですよ」

まゆ「温泉だけ入れちゃうんですか?」

星花「湯めぐり手形を使用すれば。ただし入浴の時間は指定されていますけどね」
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 00:15:16.95 ID:Iu1n5i/G0
まゆ「そうなんですか……って当たり前ですよね」

まゆ「温泉だけ借りさせてください、って言ってるんですから」

星花「ふふ、ええ。そういえば今の時期だと、露天風呂からどんな景色が見れるんでしょうか」

星花「季節ごとに違うのですよ」

まゆ「1年を通して違った楽しみ方があるんですねー」

――――

星花「木々の葉が、緑から黄色、赤へ移り変わる時ですわ」

星花「いつ見ても美しいわ……」

まゆ「本当に綺麗です……」

まゆ(ここもやっぱり季節を変更できるのかな)

星花「やはり露天風呂はいいですね。解放的にもなれて」チャプ

まゆ「……」

まゆ「星花さんって、お肌や体型へ注ぐ努力とかしてます?」

星花「えっ」

星花「そうですね……気を使っている、というほどでは」

星花「ただ、規則正しい生活は心がけています」

まゆ「それだけでそんなにすべすべのお肌……」
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 00:28:09.31 ID:Iu1n5i/G0
まゆ「体型も完璧で……」

星花「そ、そうでしょうか。他のアイドルの方が断然魅力的だと思いますわ」

星花「まゆさんだってこんなに」サワサワ

星花「あっ、私ったら失礼なことを……」

まゆ「いいんですよ。その代わり私も触ってもいいでしょうか?」

星花「どうぞ」

まゆ「ありがとうございます♪」

――――

まゆ「ふー……長湯しちゃったかも」

星花「そうですわね……ゆったりホテルへ戻りましょう」

星花「途中で足湯もあるので休憩しつつ」

まゆ「賛成です!」

まゆ「足湯は湯めぐり手形の対象なんですか?」

星花「いいえ、全て無料ですわ」

星花「どなたでも気軽に、気楽に入れるんですの」

まゆ「それは色んな人との交流が捗りますね」

星花「そうなんです♪ お友達になった方も数人いますし」
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 00:40:59.42 ID:Iu1n5i/G0
星花「今でもお会いして、一緒にお出かけしたりするんです」

まゆ「いいですねぇ、そういうの♪」

星花「もしかしたら足湯にいらっしゃるかもしれません」

星花「その時は、まゆさんにご紹介しますわ」

まゆ「ぜひ!」

――――

凛「いいなー」

晶葉『お前も充分温泉を堪能しただろう!』

凛「そりゃそうだけど、温泉は何回も入りたいでしょ」

凛「また入れるマスに止まって、ホテルか旅館に泊まりたい」

つかさ「ならそうしてもらえば? 晶葉、可能か?」

晶葉『凛が1回休みのマスに止まりたいというなら止まらせてやろう!』

凛「私が悪かった、ごめんなさい」

凛「もうサイコロ振っていいの?」

晶葉『ああ、まゆが温泉旅行を終えるのはまだ先だからな!』

晶葉『これを機に追い抜いてやれ!』
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 00:45:02.55 ID:Iu1n5i/G0
凛「だね。間違っても1回休みのマスに止まらないよう……あっ」

凛「今のはフラグでもなんでもないから! 違うから!」

晶葉『誰に言ってるんだ!』

凛「フラグの神様」

つかさ「んなもんいねぇよ。自分の力で掴み取れ」

都・みちる・裕子(カッコいい)

凛「よ、よーし……掴み取ってみせるよ」

凛「10を掴む! この手で!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   福井  山梨  長野  岐阜
凛  ○●○ ○☆× ○○× ×☆○

   長野  岐阜  静岡  愛知
まゆ ○○× ●☆○ ○○○ ○×○


↓1 コンマ一桁 0は10
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 00:52:27.86 ID:mdlrQmVi0
逆転なるか
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 00:53:57.71 ID:kTr50UR3O
にゃ
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 01:01:54.21 ID:Iu1n5i/G0

凛:6マス進む−2

【進行状況】

   福井  山梨  長野  岐阜
凛  ○○○ ○☆● ○○× ×☆○

   長野  岐阜  静岡  愛知
まゆ ○○× ●☆○ ○○○ ○×○


凛「……う」

凛「うわぁぁぁぁぁぁ」ガクッ

つかさ「掴んだじゃねぇか、1回休みを」

晶葉『凛が1回休みに止まればまゆも止まり、今度はまゆが止まったら凛も止まったな!』

晶葉『お前らどんだけ仲良しなんだ!』

凛「ふぅっ、くっ……このままじゃ負けるよぉ……!」グスッ

凛「きっと神様もまゆに勝って欲しいんだ……プロデューサーにふさわしいのはお前じゃねぇから(笑)って……」

晶葉(またネガティブ凛になってるな)

つかさ「……」

パンッ

凛「ひぅっ!?」ビクッ

つかさ「シャキっとしろよ。こんな程度でなよなよしやがって」

つかさ「あいつの正妻を決める勝負だかなんだか知らねぇけど」

つかさ「まだ負けと決まったわけじゃねぇだろ」
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 01:05:35.30 ID:T/TomNVto
止まらない限りその先に道はあるから…
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 01:09:42.40 ID:Iu1n5i/G0
つかさ「いいか、どんだけ差をつけられても」

つかさ「負けと確定するまで怯むな。それが勝負ってやつだ」

都・みちる・裕子(カッコいい)

凛「……そうだね」

凛「またまたネガティブになってたよ。目を覚ましてくれてありがとう」

凛「だけど、お尻を叩くことないじゃん」スリスリ

つかさ「気合入ったろ」

凛「まあね……」

つかさ「行ってこい」

凛「うん」

ビュンッ

都「あの、つかささん」

つかさ「?」

みちる「サインもらえますか」

裕子「私も!」

つかさ「は」

晶葉(つかさも何気にイケメンアイドルだな)
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 01:27:55.34 ID:Iu1n5i/G0

――――

ビュンッ

凛「ここは温泉なのかな。山が見える見晴らしの良い場所だけど」

凛「っていうか温泉以外の1回休みマスってあるのかな」

???「ふぅー」

凛「きゃっ!? 何!?」ガバッ

志乃「ふふ……カワイイ悲鳴。クールなあなたでも、そんな声が出せるのね」

凛「し、志乃さん……首に息を吹きかける必要ありましたか!?」

志乃「普通に呼んだってつまらないじゃない」

志乃「で、あなたここに止まっちゃったの?」

凛「見ての通りです。まゆが目に見えるマスにいるんですけど」

凛「結局追いつくことができなくて……」

志乃「そう……チャンスね」

凛「チャンス?」

志乃「ピンチはチャンスって、よく言うじゃない」

凛「はあ……」

凛(この状況でチャンスも何もないと思うけど。励ましてくれたのかな)
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 01:48:26.19 ID:Iu1n5i/G0
凛「えっと、ここで何をするんですか?」

志乃「何がしたい?」

凛「えっ、いや……何をする場所なのか分からないので」

志乃「場所にこだわることないわ。自分の好きなように過ごすのもいいと思う」

凛「せっかくなのでどんなところなのか知りたいです」

志乃「そう、分かった」

志乃「ここは山梨県甲洲市、勝沼町にある、ぶどうの丘と呼ばれる観光施設よ」

志乃「日本最大級のワインショップを有しているの」

凛「片手にワインの入ったグラスを持ってるのはそういうことですか」

志乃「美味しいのよ。凛ちゃんにはまだ早いから、ジュースで我慢ね」

凛「子供扱いが過ぎます」

志乃「ごめんなさい」クスッ

志乃「ワインショップもそうだけど、ワインカーヴも地下にあるの」

凛「カーヴ? セラーじゃなくて?」

志乃「それが差すものは同じよ。言語の違いだけで、イギリス語がセラー、フランス語がカーヴ」

志乃「でね。お金を払えば、カーヴに貯蔵されてる200種類ものワインを」

志乃「試飲できるのよ」

凛「すごい。ワイン好きにとっては楽園ですね」
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 01:50:26.77 ID:Iu1n5i/G0
ここまでにします
明日は20時頃に始められる予定です
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 08:22:18.85 ID:hgtlFQClO
おつおつ
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 10:43:35.74 ID:KDcrgCDUo
ペロッ!これは、飲酒リンがPへの諸々を吐き出す流れッ!
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 20:34:34.81 ID:Iu1n5i/G0
志乃「それだけじゃないのよ。大人だけでなく家族でも楽しめるように」

志乃「宿泊施設があって、バーベキューしたり温泉に入れたり美術館で芸術に触れたり」

凛「すごい!」

志乃「選り取りみどりとはこのことね」

志乃「さあ、何をしようかしら。あなたのしたいことに付き合うわ」

凛「ありがとうございます。それじゃあ」

凛「バーベキュー、いいですか?」

志乃「花より団子ね」フフ

凛「眺めも良いし、こういうとこでやってみたかったから……」モジモジ

――――

志乃「希望通り、眺めの良いテラス席でしましょう」

志乃「Aセット、Bセット、Cセットがあるけど、どれにする?」

凛「何が違うんですか?」

志乃「どれも牛ロースと野菜、ライス、漬物が固定で」

志乃「Aセットは海鮮串、ホタテ、ソーセージ」

志乃「Bセットはソーセージ。Cセットは豚ロースが付いているの」

凛「迷うなぁ……」

凛(海の幸は千枝と一緒に食べたけど、焼いたのは食べてないし)

凛(特にホタテとか絶対美味しいやつだし……)
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 20:47:18.60 ID:Iu1n5i/G0
凛(けど豚ロースも……うーん……)

凛「決めました、Aセットでお願いします」

志乃「気が合うわね。注文するわ」

――――

ジュウウウウ

凛「うわぁ、良い匂い」ゴクリ

志乃「私が焼いていくから、どんどん食べて」

凛「ありがとうございます! 途中で私が交代しますから」

凛「まずは牛ロースを……」スッ パクッ

凛「美味しい……!」キラキラ

志乃「良い笑顔」

凛「美味しいものを食べると自然になっちゃう……」パクッ

凛「野菜も美味しいっ」モグモグ

志乃「ホタテ、もういいわよ」

凛「やった、いただきます」スッ パクッ

凛「はふはふっ、あふいっ(あつい)」

凛「モグモグ……幸せ……」

志乃「私も焼いている甲斐があるわ」ニコッ
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 21:08:04.12 ID:Iu1n5i/G0
凛「私ばかりすみません。代わります」

志乃「まだ食べ始めたばかりでしょう、いいのよ」

志乃「……見れば見るほど良い笑顔ね。さすがアイドルだわ」

凛「志乃さんもじゃないですか」

志乃「あなたの笑顔ほど眩しくないわ」

凛「そんなことないと思いますけど……」

志乃「プロデューサーさんにも、その笑顔をちゃんと見せてあげてるの?」

凛「……」

凛「……どうでしょう。アイドルとしての笑顔は見てもらってますけど」

凛「純粋な笑顔はないかもしれないです。どうしても邪な感情が混じっちゃうので」

志乃「もったいない。その笑顔を見せれば、どんな男の人でも虜にできそうなのに」

志乃「試しに意識してみたら?」

凛「プロデューサーの前でですか? 難しいですね」

凛「抑えてもにじみ出てきちゃうっていうか……」エヘヘ

志乃「本当にもったいないわね……」
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 21:59:44.04 ID:Iu1n5i/G0

――――

凛「満足……もう食べられない……」

志乃「食べ過ぎちゃったわね。でも体型を気にしなくていいのがこの空間よ」

凛「夢のゲームですよね」

志乃「次は何をする? ちょっと食休みするとして」

凛「美術館に行ってみたいです。どんなものが展示してあるのか気になります」

志乃「いいわ、行きましょう」

(数十分後)

凛「……」

志乃「静かな空間で、こうしてじっくり観賞するのもいいでしょう?」

凛「はい」

凛「この女の人、志乃さんに似てますね」

志乃「そうかしら。こんな美人に似てるなんて、嬉しいわ」

凛「いやいや、志乃さん美人じゃないですか。見とれちゃうくらい」

志乃「ありがとう」フフ

凛「……この女の子はまゆに似てる」

志乃「あら、そうね。可愛い」

凛(まゆ……今頃何をしてるんだろ)
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 22:23:47.58 ID:Iu1n5i/G0

――――

星花「欧調風の建物、白鷺の湯の前に作られたこの足湯は」

星花「ビーナスの足湯といって、女性の方に人気なのです」

まゆ「優雅ですねぇ♪ お嬢様になった気分」

まゆ(お嬢様が足湯をするのかという話ですけど)

星花「♪」チャプチャプ

まゆ(そういえば目の前にいた)

まゆ「私たちの止まるホテルって、ええっと……」

星花「下呂ロイヤルホテル雅亭様ですわ」

まゆ「そう、雅亭さんなんですけど」

まゆ「湯めぐり手形に指定されたところなんですか?」

星花「はい。午前中に1時間ほど」

星花「ちなみに雅亭様のお風呂は、畳敷きの展望大浴場に」

星花「貸切露天風呂、貸切岩盤浴、足湯など、様々な温泉があるのです」

まゆ「岩盤浴! やってみたい……」

星花「着いてからのお楽しみですわね」ニコニコ
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 22:52:11.00 ID:Iu1n5i/G0

――――

星花「ちょうど日が暮れる頃ですわ。お料理をいただく前に、もう一度体を暖めましょう♪」

まゆ(さっきまでまだお昼だったのに、旅館に入った途端……)

星花「初めに展望大浴場、次に岩盤浴へ向かいましょうか」

星花「貸切露天風呂や足湯は、お料理を食べてからでも、明日の朝でもいいですから」

まゆ「欲張るのはよくないですしね!」

まゆ「まあ全部に入ろうとしてる時点で欲張りなんですけど」

星花「そうですわね」クスクス

――――

カポーン

まゆ「すごい、町が見えます!」

星花「入浴しながら一望するのもいいですわね」

まゆ「ですねぇ」

まゆ「……あのー」

まゆ「もう一度触ってもいいでしょうか、お肌」

星花「え? ええ」

まゆ「ありがとうございます」
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 23:08:25.65 ID:Iu1n5i/G0
まゆ「はぁ……本当にすべすべですね」サワサワ

星花「あはは……熱心な視線……」

まゆ「いつでも触ってらいれます……」サワサワ

星花「……」

星花「ま、まゆさん」

まゆ「はい?」

星花「その……ひょっとして、まゆさんは……」

星花「……女性もお好きなんですの……?」

まゆ「え」

まゆ「な、何でですか?」

星花「手の動きが、艶やかというか……」

まゆ「あ! すみません、違うんです!」パッ

まゆ「羨ましいなぁと思って。まゆもこんなお肌だったら」

まゆ「プロデューサーさんを魅了できるって……」

星花「そうでしたか。思い違いでしたわね」

まゆ「いえ、確かに今のは誤解されても仕方ないです」アハハ…
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 23:37:11.89 ID:Iu1n5i/G0
星花「自信をお持ちになって。まゆさんはとても魅力的な女の子ですわ」

星花「プロデューサー様もいつかきっと手をとってくださります」

星花「今はアイドルというお仕事に就いていますから、我慢していらっしゃるのですよ」

まゆ「そうだといいんですけど……」

――――

まゆ「これが岩盤浴……汗がどんどん出てきます……」

星花「体の毒素が抜けていきますから、お肌にも健康にもいいんです」

星花「ただし、岩盤浴前後の水分補給は大切ですわ」

まゆ「これだけ汗が出ると欲しくなりますね……お水が……」

星花「大丈夫ですか?」

まゆ「はい、気持ちよくて……眠気が……」

星花「いけませんわ! 寝てはダメです!」

――――

星花「安心しました……」

まゆ「心配させてしまってごめんなさい」

まゆ「あったかくなると、寝ちゃいそうになりませんか?」

星花「お気持ちは分かりますけど、岩盤浴の最中は危険ですわ……」

まゆ「以後気をつけます」
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 00:06:21.89 ID:+1lYeR7z0
まゆ「そろそろお夕飯ですねっ」

星花「お刺身、焼き魚など、季節の食材を使用したお料理ですの」

星花「お部屋でゆっくりいただきましょう♪」

――――

まゆ「これは中毒になりますよ」

星花「そんなに気に入れられたんですの?」

まゆ「いえ、お料理のお話じゃなくて。もちろんお料理は美味しいんですけど」

まゆ「実感します。こんなに良い思いができるゲーム、身近にあったら何度もやってしまいます」

まゆ「そして晶葉ちゃんの凄さは尋常じゃないです……」

星花「私も同感ですわ。晶葉ちゃんや志希さんがこの世界に貢献しようものならば」

星花「数年後には空を飛ぶ車が実現してしまいそうですもの」

まゆ「地球以外の星に住むこともできそうですね。コロニーとかロボットとか」

星花「不老不死の薬も作れそうですわね」

まゆ・星花「……」ジー

晶葉(2人とも天井を見上げて、私の反応を待っているのか?)

晶葉(旅館を満喫させるため、そっとしておこうかと思ったが仕方ないな)

晶葉『プログラムの私に聞かれても困るぞ!』

まゆ「でも晶葉ちゃんの姿形、声をしてますし」

まゆ「本人の思考が分かる可能性が……」
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 00:18:45.20 ID:+1lYeR7z0
晶葉『そうだな……まあ作れるんじゃないか!』

晶葉『だが作ろうとしないだろうし、仮に作り始めたら途中で飽きそうだな!』

晶葉『世界に貢献なんてつまらなさそうな事もしない! というのが私の意見だ!』

星花「なるほど、その通りかもしれませんわね」

まゆ「志希さんも、1つの場所に留まるような性格じゃないですしね」

晶葉『もういいか? 私は引っ込むぞ!』

まゆ「ありがとうございます」

星花「もったいないですわね……」

まゆ「私もそう思います。でも、あの2人らしいですよ」ウフフ

まゆ「話を変えましょうか。ここって露天風呂がついてるんですよね?」

星花「はい。後で入りますか?」

まゆ「どうしましょう……貸切露天風呂も入りたいし」

まゆ「足湯は明日にして、このお部屋も明日に?」

星花「温泉三昧ですわね」ニコニコ

まゆ「幸せな悩みです」ニコニコ
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 00:42:42.12 ID:+1lYeR7z0

――――

凛「温泉は何度入っても最高」

志乃「そうね。見て、南アルプスが見えるわ」

凛「良いですね……」

凛「……こっちの山も……」ジー

志乃「?」

凛「聞いてください志乃さん。私、千枝から……」

凛「いえ、千枝のプログラムから言われたんです。凛さんみたいなスレンダーな体になりたいって」

凛「嬉しかったんです。けど私は……雫や早苗さん、愛梨」

凛「そして志乃さんみたいな大きな胸に、少し憧れを持ってて」

志乃「その3人が出てくると、私はちっぽけになっちゃうわね」

凛「どうしたら大きくなるんでしょう。っていうか私の年齢でまだ大きくなるんですか?」

志乃「なると思うわ。私の友人で、38歳の人がいるんだけど」

志乃「今が人生で1番大きいって話してたし。私もこの目で見たけど、確かに大きかったから」

凛「へぇー……そうなんですね」

志乃「もし凛ちゃんが本当に胸を大きくしたいなら」

志乃「世間で言われてる、キャベツや牛乳、鶏肉をたくさん摂取してみるとか」
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 00:56:24.83 ID:+1lYeR7z0
志乃「規則正しい生活で女性ホルモンを整えたり……あとは……」

凛「あとは?」

志乃「お母さんになることね」

凛「!!」

志乃「妊娠して子供ができると大きくなるわよ」

凛「そうか……その手が……」

志乃「何で大きくしたいの?」

凛「プロデューサー、大きい方が好みなのかなって」

凛「本人は『胸で判断しない』なんて当たり障りのない答えを言ってたんですけど」

凛「巨乳アイドルと一緒にいる時、必ず1回は視線を向けてますし」

凛「体に当てられたら困った顔しつつも嬉しそうですし」

志乃「男性として普通の反応だと思うけど」

志乃「凛ちゃんだって、雫ちゃんや早苗ちゃんが急いでる時」

志乃「上下に揺れて主張してる胸へ視線がいってしまうでしょう?」

凛「は、はい……特に雫は圧倒されます」

志乃「胸を押し当てられたら、その部位に集中しちゃうでしょう?」

凛「はい、触ってみたいとも思っちゃいます」

志乃「女性ですらそうなんだから、男性はもっと大変よ」

凛「……」
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:06:58.63 ID:+1lYeR7z0
凛「じゃあプロデューサーは本当に、胸では判断しない?」

志乃「真意は不明だけど、巨乳が好きかどうかは分からないわね……」

凛「胸に興味ないのかな。お尻の方が好きとか」

志乃「太ももかもしれないわね。うなじかも」

凛「混乱してきた。どうすればいいんでしょう」

志乃「そのままでいいんじゃないかしら」

志乃「ありのままのあなたでぶつかって、ありのままのあなたをアピールすればいいわ」

凛「いいんですか?」

志乃「ええ」ニコッ

凛「そっか……ありのままでいいんだ……」

凛「あの、もう一つ相談が」

志乃「何?」

凛「胸、触ってみたいなって……」

志乃「ふふ……特別よ……♪」

凛「ありがとうございます」

ワー ヤワラカイ ムニュムニュ
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 01:15:24.43 ID:94i9gOdSO
スケコマシ凛
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:25:22.88 ID:+1lYeR7z0

――――

凛「な、なんかそわそわする」

凛「大人の人が来るようなレストランって感じで……」

志乃「気を楽にして。未成年向けのメニューもあるから」

志乃「これがメニュー」スッ

凛「ん?」

凛「あの、展望『ワイン』レストランって書いてありますけど」

志乃「大丈夫よ」クスッ

凛「ワインって文字がどのメニューにも入ってるんですけど」

志乃「……ちょっとくらい、ね♪……」ウインク

凛「現実だったら犯罪ですよ……」

志乃「分かった、凛ちゃんはこのやわらかビーフシチューを頼んで」フフ

志乃「私が頼むコース料理で、ワインが入ってない料理をあげるから」

凛「そんな、悪いですよ! ビーフシチューだけでいいです、美味しそうですし」

――――

志乃「ゴクン……ふぅ……♪」

凛「ワインばかりですね。料理にはいつ手をつけるんですか?」

志乃「ふふ、ちゃんと食べてるわよ」
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:35:08.49 ID:+1lYeR7z0
志乃「ビーフシチュー美味しい?」

凛「ほっぺたが落ちちゃいそうです」モグモグ

凛「ゴクン……ここから見る夜景、目を奪われちゃいますね」

志乃「でしょう。まるで宝石のよう……」

志乃「ワインが一層美味しいわ」ゴクン

凛「そればっかりですね」

凛「……志乃さん」

志乃「いいわよ」

凛「まだ何も言ってません」

志乃「ワイン、飲んでみたいんでしょう?」

凛「違いますけど……そんな得意げな顔されても」

凛「フィレ肉のソテー、美味しそうだなって」

志乃「こっちだったのね。どうぞ」スッ

凛「ありがとうございます」パクッ

凛「柔らかくて美味しい……」モグモグ

志乃「食べ物を口に入れながら喋らないの」

凛「ゴクン……ごめんなさい」
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:45:19.47 ID:+1lYeR7z0
凛「……」

志乃「どうしたのかしら。ワインを見つめて」

凛「……」

凛「ちょ……ちょっとだけ……」

志乃「やっぱり興味あったのね……♪」

志乃「一口よ」スッ

凛「これはゲームの中だし……少しだけ……」ドキドキ

凛「……」コクン

凛「んっ……うー……渋い……!」

志乃「うふふっ、そうよね。私も初めて飲んだ時、そんな感じだった」

凛「大人になれば飲めるようになるんですか?」

志乃「味が分かるようになるわ、多分」

凛「多分って……」

志乃「飲める人と飲めない人がいるから」

志乃「凛ちゃんはどっちかしらね」ニコニコ

凛「想像がつきませんね」
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:51:09.60 ID:+1lYeR7z0

――――

志乃「デザートが来たわ。凛ちゃんにあげる」スッ

凛「……」

志乃「凛ちゃん?」

凛「はい……ありがとうございましゅ……」スッ

凛「パクッ……モグモグ……おいしぃ……」ポー

志乃「……」

志乃「もしかして、酔っぱらっちゃった……?」

凛「このデザートおいしぃ……シェフをよんでください」

凛「お礼をいいたいです……」

志乃「私が言っておくわ」

凛「そうですか……」

凛「……はあぁぁぁ……」

志乃(深いため息)

志乃「ごめんなさい凛ちゃん。飲ませるべきじゃ…」

凛「志乃しゃん」

志乃「!」
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:01:38.61 ID:+1lYeR7z0
凛「だいすきでしゅ」

志乃「え?」

凛「わたし、プロデューサーが……だいすきなんでしゅ……」

志乃「ああ、そういうこと……」

凛「なのに」

凛「なのにどうして振りむいてくれないんだろう……」クスン

凛「魅力ないのかなぁ……かわいくないからかなぁ……」

凛「かわいさでいえば、まゆのほうが……キュートで売りだしてるし……」

凛「わたしなんて……うう……ぐすっ、ふうぅっ……」

志乃「……」

志乃(凛ちゃんは泣き上戸?)

凛「わたし、プロデューサーのこと、なんでも知ってるんでしゅよ……」

凛「朝おきる時間とか……体のにおいで、たいちょう分かるし」

志乃「そう、すごいわね……」

凛「におい……プロデューサーのにおい、だいすき……」

凛「シャツのにおい嗅ぐと、しあわせになるんでしゅ……えへへ……」

志乃「好きな人の匂いっていいわよね」
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:12:47.49 ID:+1lYeR7z0
凛「モグモグ……おいしぃ……」

志乃「……」

志乃(たった一口でこんなに……? よっぽど弱いのかしら)

志乃(場に酔ったとか?)

凛「……ごめんなしゃい……」ボソッ

志乃「え?」

凛「たいちょうまでは、分からないんでしゅ……」グスッ

凛「うそついて、ごめんなさいっ……ふぇ……っ」ポロポロ

志乃「いいのよ、泣かないで。体調までは分からないわよね流石に」

凛「つかみかけてはいるんでしゅけど……」

志乃「そうなの。近づいてるのね」

凛「……」

志乃「……?」

志乃(止まった)

凛「……ねむくなってきました……」

志乃「アルコールのせいね。もう部屋に行きましょう」

凛「モグモグ……ゴクン」

凛「ごちそうさまでした……」ペコリ
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 02:13:59.26 ID:+1lYeR7z0
ここまでにします
明日は夕方4時くらいから始めていきます
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 11:03:12.29 ID:PpuGyvUVO
意外と普通の会話だ(錯乱)
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 15:39:30.59 ID:+1lYeR7z0
すみません、1時間遅れて5時になりそうです…
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 17:20:33.39 ID:+1lYeR7z0
凛「うぅ……ふらふらする……」スッ

志乃「支えてあげるわ」

凛「ごめんなさい……」

――――

凛「わぁ……いい部屋ですね……」

志乃「もうすぐベッドだから……」

バフッ

凛「ふかふかべっどー……んぅ……」

志乃「お水をもらってくるから、少し待っててね」

凛「……」

志乃「? もう寝ちゃったのかしら」

凛「……起きてます……」

凛「本当にすみません志乃さん……」

志乃「あら、呂律が回ってる。早くもアルコールが抜けてきたみたいね」

志乃「それともやっぱり場酔いだったのか……」

凛「私、変なこと言っちゃいましたね」

凛「忘れてください……」
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 17:33:02.27 ID:+1lYeR7z0
志乃「お酒の失敗は誰にでもあるものよ」

志乃「元はといえば、飲ませた私が悪いんだし」

凛「私も断ることできたので」

凛「ここに泊まるんですか……?」

志乃「そうよ。くつろいでいて、お水買ってくるから」スタスタ

ガチャ

パタン

凛「ふぅ……」

晶葉『凛!』

凛「! 晶葉、どうしたの?」

晶葉『お前に謝っておきたいことがある!』

晶葉『実はゲームに小さなバグが生じていてな! お前が酔いやすかったのはそのせいなんだ!』

晶葉『未成年が飲むとは思わなくてな! もう修正したから大丈夫だ!』

凛「バグ……そうなんだ……ごめんね」

凛「じゃあこの部屋に入ったら正気に戻ったのも、そういうことなんだね」

晶葉『直したからだな!』

凛「……」

凛「もしかして、私の酔い方もバグのせい?」
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 17:45:46.67 ID:+1lYeR7z0
晶葉『凛の持ち前のものだ!』

凛「……そう」

晶葉『ゲームのメモリーに録画されているぞ! 見るか?』

凛「!? や、やめて! 消して!」カァァ

――――

――――

ピピピピ ピピピピ

まゆ「……ん」

まゆ「もう朝ですかぁ……んーっ」ノビー

星花「おはようございます」

まゆ「! 星花さん、おはようございます」

まゆ「もう起きてたんですね」

星花「早起きが日課になってしまって」

星花「いつもならバイオリンの練習をしているのですけど」

まゆ「ここじゃ弾けませんしね」

星花「どうですか? 朝食の前にもう一温泉」ニコッ

まゆ「ご一緒します!」
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:00:38.87 ID:+1lYeR7z0

――――

まゆ「いただきます」

まゆ「はむっ……モグモグ……上品な味です」

星花「もうそろそろ、サイコロのお時間ですわね」

星花「寂しいですわ。もう一泊くらい下呂温泉を楽しみたかった……」

星花「なんて口にしては、ご迷惑ですよね」フフ

まゆ「私も同じ気持ちですよ」ニコッ

まゆ「できればもっとここで過ごしたいんですけど」

まゆ「勝負してるってことも忘れちゃいけませんし……」

星花「まゆさん、餞別の意を込めてバイオリンの演奏をしたいのですけど」

星花「ここでなく、外で」

まゆ「いいんですか? 嬉しい!」

――――

〜♪ 〜♪

星花「♪」

まゆ「……」

〜♪

星花「……以上です」

まゆ「素敵! スタンディングオベーションです!」パチパチパチ
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:05:53.27 ID:+1lYeR7z0
星花「ありがとうございました♪」

星花「ではサイコロを」

まゆ「はい」スッ

まゆ「幸いにも追いつかれなかったし、この距離を意地したい……!」

ポイッ コロコロコロ


【進行状況】

   山梨  長野  岐阜  愛知
凛  ○☆● ○○× ×☆○ ○×○

   岐阜  静岡  愛知  三重
まゆ ●☆○ ○○○ ○×○ ○○○


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:06:18.38 ID:KpD5xGfCO
(ФωФ)
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:07:59.27 ID:+1lYeR7z0
>>892
凛の進行状況から静岡が抜けているミスです
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:16:10.70 ID:eRr69aZAo
さすまゆ
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:29:57.30 ID:8K20edvBo
ワイ静岡民、静岡よって欲しかった
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:31:59.60 ID:+1lYeR7z0

まゆ:8マス進む

【進行状況】

   山梨  長野  岐阜  静岡
凛  ○☆● ○○× ×☆○ ○○○

   岐阜  静岡  愛知  三重
まゆ ×☆○ ○○○ ○×● ○○○


まゆ「出ました! 8マス!」

星花「大きい目ですわね」

まゆ「それでは、ありがとうございました星花さん!」

星花「凛さんとの勝負、スクリーンで見ながら応援しています!」

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「愛知県。これで都道府県の半分まで来たことになりますよね?」

まゆ「……ここって……どこ……?」

まゆ「カラフルな建物やアトラクションがたくさん。ああいうのって確か」

まゆ「レゴ、だったっけ……」

晶葉『ここはレゴランド・ジャパン・リゾートだ!』

まゆ「晶葉ちゃん!」

晶葉『愛知県名古屋市、港区に去年できたばかりの、レゴブロックのテーマパーク!』

晶葉『子供はもちろん、家族で楽しめる人気の場所なんだぞ!』
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:33:31.17 ID:8K20edvBo
人気()
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:37:15.15 ID:PuIlK97Io
芸能人だから仕方ないね
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:45:52.94 ID:+1lYeR7z0
まゆ「へぇー! って……どうして晶葉ちゃんが説明を?」

まゆ「今までの流れだと、出身のアイドルの人が登場して」

まゆ「止まったマスの説明をしてくれるはずじゃ……」

晶葉『その通りだ! しかしそのアイドルが、ブリックトピアと呼ばれるエリアの』

晶葉『イマジネーション・セレブレーションというアトラクションに乗っている最中でな!』

まゆ「だから晶葉ちゃんが代わりに……。誰ですか?」

晶葉『行けば分かるぞ! 案内しよう!』

――――

まゆ「レゴでできたような乗り物が、くるくる回ってます」

晶葉『イマジネーション・セレブレーションは』

晶葉『遊園地でいうコーヒーカップだからな!』

まゆ「アイドルはどこです?」

晶葉『ほら、あれだ!』


時子「……」クルクル


まゆ「……」

晶葉『居ただろう?』
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:54:56.34 ID:+1lYeR7z0
まゆ「……」ゴシゴシ

まゆ「……」ジー

晶葉『見間違いではないぞ!』

まゆ「時子さんですよね、あれって」

晶葉『そうだ!』

まゆ「意外です、ビックリです……何故こういう場所に……」

まゆ「無表情ですけど楽しいんでしょうか」

晶葉『それは本人に聞いてくれ! じゃ!』

まゆ「え? ちょっと!」

まゆ「……。終わるまで待ってよう」

――――

時子「……」スタスタ

まゆ(歩み寄ってくる)

まゆ「あ、あの……どうも」

時子「あなたが私の対戦相手?」

まゆ「はい……」
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 19:06:18.15 ID:+1lYeR7z0
時子「そう」

まゆ「……」

時子「驚いてるわよね」

まゆ「!」

時子「自分でもここに配置されたのが納得いってないのよ」

時子「私には似合わないわ。仁美に任せればよかったのに」

まゆ「楽しかったですか?」

時子「は?」

まゆ「今の乗り物」

時子「……まあまあね」

まゆ「そ、そうですか」

時子「萎縮しないでくれるかしら」

時子「とって食おうなんて思ってないわ。勝負にも支障が出るし」

まゆ「ごめんなさい。つい」アハハ…

時子「任されたからには、やるしかないわね」

時子「ついて来なさい」スタスタ

まゆ(くるくる回ってる時子さん、可愛かったな)

まゆ(って言ったら怒られそう……)スタスタ
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 19:14:53.98 ID:+1lYeR7z0

――――

まゆ「こ、これは……?」

時子「レゴブロックよ」

まゆ「ですよね」

時子「制限時間は180分。この無数のレゴを使って」

時子「自分だけのオリジナルオブジェを作るのよ」

まゆ「オブジェですか」

時子「何でもいいわ。ただし」

時子「出来上がった物は審査され、評価をつけられるから」

時子「できるだけ難しく、すごいと思わせるオブジェを作った方がいいわね」

まゆ「評価の高かった方が勝ちですね」

時子「ええ。準備はいいかしら」

まゆ「もう始めるんですか!? 作戦会議的なものを設けても……」

時子「仕方ないわね……10分間よ」

時子「10分経ったら、そこのタイマーが動き出すわ」

まゆ「分かりました!」
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 19:18:51.60 ID:+1lYeR7z0
中断します
8時頃から始めます
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 19:21:13.76 ID:y8rsexCLo
一旦乙
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:20:22.41 ID:+1lYeR7z0
まゆ(何を作ろう……できるだけ難しくてクオリティが高いものかぁ)

まゆ(そもそもレゴに触れたことないから、どんな組み立て方かを掴んでおかないと)カチャカチャ

時子「……」カチャカチャ

まゆ(時子さんも練習してる)

まゆ(何を作るんだろう。豚かな)

まゆ(って、人のことはいいから自分のことを考えないと!)

――――

時子「あと20秒で始まるわよ」

時子「作戦は決まったのかしら」

まゆ「ひとまずは」

まゆ「あとはなるようになれ、です」

時子「覚悟ができたようね。いくわよ」

まゆ(3……2……1……スタート!)カチャカチャ

時子「……」カチャカチャ


↓1 時子が作ろうとしているもの

↓2 まゆが作ろうとしているもの


コンマ二桁が完成度
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:21:38.13 ID:CjgAFxcJ0
豚小屋
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:21:44.12 ID:W4Hp4lAw0
ロダンの「考える人」
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:25:09.52 ID:y8rsexCLo
低レベルな接戦
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:30:24.14 ID:8K20edvBo
評価に困る感じやったんやね
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:35:03.42 ID:+1lYeR7z0
まゆ(認知度が高くて、これを作れたらすごいなって思うものといったら)カチャカチャ

まゆ(芸術品ですよね。私はロダンさん作、考える人を組み立てていきます!)カチャカチャ

まゆ(そうだ、今のうちにレゴを持ってこよう)スタスタ

まゆ「……」チラッ

時子「……」カチャカチャ

まゆ(時子さんが気になるなぁ。豚に関連するオブジェかな)

時子「何よ」

まゆ「!」ドキッ

時子「人をチラチラ見て、自分の作業に集中なさい」

まゆ「はい、すみません!」ゴソゴソ

――――

まゆ(むぅ……難しい……)

まゆ(一度も遊んだことない人が、いきなり考える人を作ろうとするだなんて)

まゆ(甘い考えでしたね……)

まゆ(時子さんは)チラッ

時子「!」ピクッ

時子「……」カチャカチャ

まゆ(え? 今、こっちを見てた?)
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:43:13.27 ID:+1lYeR7z0
まゆ(慌てて目を逸らして作業に戻ったけど)

まゆ(私の進行状況が気になったのかな)

まゆ(っていうか、あれは何だろう……家?)

時子「自分の作業に集中しなさいと言ったはずよ」

まゆ「は、はいっ」カチャカチャ

まゆ(時子さんだって私の見てたのに……)カチャカチャ

――――


(3時間後)


晶葉『ジャッジは私は務めるぞ!』

晶葉『もうタイムアウトだが、2人とも自分の作品を見てどうだ?』

時子・まゆ「……」

晶葉(言葉にしたくないのか)

晶葉(まあお世辞にも上手いとは言えないしな)

時子「文句あるの?」

晶葉『え? いや、そんなことないぞ! 頑張ったな!』

晶葉『まゆも特徴を捉えているぞ!』

まゆ「ありがとう……」

まゆ(気を遣われてるのが心に来ますね……)
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:51:25.17 ID:+1lYeR7z0
晶葉『では審査に移る!』

晶葉『時子のは……家か?』

時子「豚小屋よ」

まゆ(やっぱり豚関係)

晶葉『ふむ……よくできているな!』

時子「……」

晶葉『ちゃんと豚もいるし!』

時子「もういいわ」

晶葉『え?』

時子「気を遣われて褒められるのは好きじゃないの」

時子「ハッキリ言いなさい。ヘタクソと」

まゆ(自分で言っちゃった)

晶葉『了解だ! これはヘタクソだな!』

時子「……明るい声で言われると腹が立つわね、煽られてるみたいで」

まゆ(分かる)

晶葉『そしてまゆだが』
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:59:02.10 ID:+1lYeR7z0
晶葉『辛口と甘口、どっちがいい?』

まゆ「時子さんに同意です。思ったことをハッキリ言ってください」

晶葉『よし! まゆのは考える人か?』

まゆ「!!」

まゆ「分かるんですか?」

晶葉『さっきも言ったが、特徴は捉えているからな!』

晶葉『だがまるで古い時代のポリゴンゲームみたいに不格好だ!』

晶葉『もっとシャープに形作っていけば、もっと良くなるだろう!』

時子「ちょっと、それ辛口なの? 私とはかなりの違いね」

晶葉『時子がヘタクソと言えと言ったからだぞ!』

晶葉『しっかり評価するなら、せめて小屋として機能させて欲しかった!』

晶葉『屋根は穴が空いてるし、壁もボロボロだし!』

晶葉『時間が無くて慌ててしまったんだろうが』

時子「豚に神経を使ってしまったのよ」

晶葉『だろうな! 豚はよくできている!』
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:02:06.29 ID:+1lYeR7z0
晶葉『さて、肝心のどちらが勝者かだが』

時子「……」

まゆ「……」ドキドキ


↓1 時子の評価

↓2 まゆの評価


コンマ二桁 完成度とプラスして高い方が勝利
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:03:05.76 ID:y8rsexCLo
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:03:30.96 ID:sVc5sqVW0
これで時子様が勝ったらどうすんだよ……
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:03:41.58 ID:7aruom3k0
だおりゃああ
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:04:15.69 ID:cDDPpmmMo
まゆがポンコツじゃないだと
つか安価取るの速すぎ
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:12:57.82 ID:I70v2YP80
まゆはすげぇよ…
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:14:18.26 ID:+1lYeR7z0

時子:13+76=89

まゆ:12+96=108


晶葉『2人とも下手だ! しかし情熱は伝わってきた!』

晶葉『それを考慮した結果が……』


晶葉『まゆの勝ちだ!!』

まゆ「え!? やった……!」


時子「ふん。晶葉の評価はさて置き、完成度が致命的だから」

時子「私の中ではどのみち負けよ」

まゆ「そんな……時子さんは豚に時間をかけてたんですし」

まゆ「その集中力を小屋に発揮されていたら、確実に私の負けでしたよ」

まゆ「豚、可愛いですし♪」

時子「……」

まゆ(あ、余計なこと言っちゃった……!?)


時子「見る目あるじゃない」

まゆ「へ……?」
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:15:40.07 ID:+1lYeR7z0
>>919
残りのレス数に焦ってしまいました…
凛で終わる予定なので
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:24:24.84 ID:+1lYeR7z0
時子「可愛いでしょう。可愛くて惨め」

時子「ちなみに、モデルはあいつよ」

まゆ「あいつ? ……プロデューサーさんですか?」

時子「ええ。似てるでしょう、この情けない顔も」

時子「徹底的に躾したくなるわ」フフフ

まゆ「そ、そうですね……」

まゆ「……時子さん」

時子「?」

まゆ「もしよければ、一緒に遊びませんか?」

まゆ「良い機会ですし仲良く……と言っても、本人じゃないんですけど」

まゆ「本人とも仲良くなるために、ヒントを掴みたいなって」

時子「……」

まゆ「ダメでしょうか」

時子「来なさい」

まゆ「!」

時子「気になる場所があったの。付き合って」スタスタ

まゆ「はいっ!」スタタタッ
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:33:56.24 ID:+1lYeR7z0
晶葉(時子のやつ、プログラムとはいえ)

晶葉(何だかんだここを気に入ってるじゃないか)フフ

まゆ「あとでジェットコースターにも乗りましょう♪」

時子「嫌」

まゆ「え?」

まゆ「……怖いんですか?」

時子「そんなわけないでしょう。あんなの子供騙しよ」

まゆ「じゃあいいじゃないですか」

時子「……」

――――

凛「……ん」パッチリ

凛「ふわぁ……よく寝た。なんか寝覚めが良い」

凛「!」

志乃「すー……すー……」

凛(志乃さん、服がはだけて胸元が……すっごいセクシー)ドキドキ

志乃「んんっ……あら……?」

凛「!!」ドキッ
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:43:20.47 ID:+1lYeR7z0
志乃「おはよう」

凛「お、おはようございます……」

志乃「よく眠れた?」

凛「快眠でした」

志乃「よかったわ」

志乃「……見てたでしょ、胸」

凛「うっ……そりゃバレますよね」

志乃「触りたいの?」

凛「昨日充分触らしてもらったので。ただ、この色気を学びたいなって」

志乃「学ばれるほどかしら」

凛「とてつもないです」

志乃「クスッ、ありがとう」

凛「……」

凛(なんか私、思春期の男の子みたい)

凛(大人組は恐ろしい……)
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:52:14.75 ID:+1lYeR7z0

――――

凛「朝食もしっかり食べて満腹。腹ごしらえはできた」

凛「特にあのスープが……もう1回食したい」

志乃「また機会があればね」

凛「志乃さんには感謝しかありません。ありがとうございます」

志乃「お礼は、勝負に勝ってから言いにきて」ニコッ

志乃「負けないで。プロデューサーさんの隣にいる座を勝ち取りなさい」

凛「頑張ります!」

凛「ふぅー……精神統一。大きい目を出さなきゃ」スッ

凛「フラグの神様には頼らないよ!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   山梨  長野  岐阜  静岡
凛  ○☆● ○○× ×☆○ ○○○

   岐阜  静岡  愛知  三重
まゆ ×☆○ ○○○ ○×● ○○○


↓1 コンマ一桁 0は10
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:54:18.01 ID:IO04znqMo
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:55:27.86 ID:7aruom3k0
それゆけ凛ちゃん!
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:56:22.21 ID:I70v2YP80
りんちゃんは最小値!
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:57:12.45 ID:hMqZIR/Yo
静岡きちくりー
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 22:01:45.95 ID:+1lYeR7z0

凛:1マス進む

【進行状況】

   山梨  長野  岐阜  静岡
凛  ○☆× ●○× ×☆○ ○○○

   岐阜  静岡  愛知  三重
まゆ ×☆○ ○○○ ○×● ○○○


凛「……」

志乃「あら」

凛「……」

凛「……ううっ……」プルプル

晶葉(おっとこれは、凛がまたネガティブに…)


凛「負けない!」キッ

晶葉(!!)


凛「つかさと約束したもん、最後まで諦めるなって」

凛「晶葉も励ましてくれたし、志乃さんも応援してくれてる」

凛「私負けない!」

晶葉『その調子だぞ凛!』

志乃「強い子ね」フフッ
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 22:22:48.06 ID:+1lYeR7z0
凛「行ってきます!」

志乃「いってらっしゃい」ヒラヒラ

ビュンッ

――――

ビュンッ

凛「わっ、リンゴがたくさん生ってる」

凛「長野県だよね……?」


???「リンゴといえば青森……と言われますけど……」

???「長野県の収穫量と出荷量は……青森に次いで2位なんですよ……」


凛「文香!」

文香「こんにちは……ここに現れた、ということは」

文香「私と対峙しなければなりませんね……」

凛「うん、勝負しよう。その前に」

凛「ここってどこなの?」

文香「松井農園という……リンゴ狩りやブルーベリー狩りのできる農園です」

文香「その他、釣り堀やバーベキューも楽しむことができます……」

凛「良いところだね」
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 22:48:03.65 ID:+1lYeR7z0
文香「はい……家族団欒で過ごせるスポットです……」

文香「……私もよく行きました。本にかじりついていることが多かったですけど……」

文香「釣り堀で初めて魚を釣った時の光景は……脳裏に焼きついています」

凛「いいよね、そういうの。思い出として残る場所って」

文香「話が逸れてしまいましたね……始めましょうか」

文香「今から行うのは……リンゴの飾り切り対決です……」

文香「全部で3回戦に別け、それぞれお題が異なります……」

文香「1回戦目はウサギ……2回戦目は木の葉……3回戦目は白鳥……」

文香「晶葉さんに、一つ一つに点数をつけていただき……2勝すれば勝者となります」

凛「木の葉? 白鳥? 聞いたことないんだけど」

文香「私も初体験です……スマホで調べるのを許可します……」

凛「それでも厳しそう。制限時間は?」

文香「ウサギが10分、木の葉が15分……」

文香「白鳥が30分です……」

凛(短いような気が)

文香「納得いくまで作ってください……」

文香「飾り切りしたリンゴは、あとでスタッフが美味しくいただくので……」
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:01:08.11 ID:+1lYeR7z0
凛「スタッフって誰?」

心「まかせろ☆」サッ

あずき「リンゴ食べ放題大作戦が始まると聞いて!」ススッ

凛「長野県出身アイドルズ! いつの間に……!?」

文香「説明は以上です……用意されたエプロンを身につけて」

文香「そこのキッチンの前に立ってください……」ジャーン

凛「即席キッチンと包丁&まな板! いつの間に……!?」

――――

文香「いいですか……いきますよ……」

凛「うん」

凛(まずは切り方を調べないと)

晶葉『位置について! よーい……ドン!』

凛(なんてね! リンゴウサギは作ったことあるんだ)シャシャシャ

文香「……!」シャシャシャ

凛「!?」

凛(華麗な手捌き! まあそうだよね、文香もリンゴウサギくらいは……)


↓1 文香

↓2 凛


コンマ二桁がリンゴウサギの完成度
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:03:14.86 ID:I7koZNueo
はい
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:04:23.56 ID:I70v2YP80
ほい
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:04:51.11 ID:DFzEc8Az0
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