【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージその3

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1 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:33:26.70 ID:jQQ4RadaO

【諸注意】
・何番煎じかもわからないオリロンパスレです
・ダンガンロンパシリーズに登場するキャラクターが一部出ますが、原作との繋がりはありません
・エタらない事を重視するため、展開が速いかもしれません
・メインキャラクターは自作です。キャラメイクはありません。ご了承ください
・前作を見なくても大丈夫な様に作るつもりですが、若干のネタバレを含みます


 前作
【二次創作】安価で進めるオリロンパ
 https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1480764539/

 前々回
【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージ
 https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1501335812/

 前回
【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージその2
 https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1505737832/



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517578406
2 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:34:22.84 ID:jQQ4RadaO

【生徒名一覧】

【男子】その1
※身長、胸囲などはフィーリングなので、おかしい場合は目を瞑ってください

【名前】向井 刀哉(ムカイ トウヤ)
【才能】超高校級の???
【身長】176cm
【好きなもの】焼きそばパン
【嫌いなもの】ロールケーキ

【名前】逸見 弥七(イツミ ヤシチ)
【才能】超高校級の定食屋
【身長】174cm
【好きなもの】漬け物
【嫌いなもの】味の素

【名前】浦賀 金太郎(ウラガ キンタロウ)
【才能】超高校級の炭鉱夫
【身長】199cm
【好きなもの】スケッチ
【嫌いなもの】ダイナマイト

【名前】鉄 伊織(クロガネ イオリ)
【才能】超高校級の仕立て屋
【身長】160cm
【好きなもの】可愛い洋服
【嫌いなもの】虫


3 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:35:14.09 ID:jQQ4RadaO

【男子】その2

【名前】天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
【才能】超高校級の探偵
【身長】178cm
【好きなもの】ゴシップ週刊誌
【嫌いなもの】SF小説

【名前】櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)
【才能】超高校級の警備員
【身長】180cm
【好きなもの】父親
【嫌いなもの】不要な言い訳

【名前】二階堂 義明(ニカイドウ ヨシアキ)
【才能】超高校級の義肢装具士
【身長】179cm
【好きなもの】綺麗な手
【嫌いなもの】ハンバーガー

【名前】リチャード・ヴィルヘルム
【才能】超高校級の皇太子
【身長】182cm
【好きなもの】母国の讃美歌
【嫌いなもの】海苔

4 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:36:04.97 ID:jQQ4RadaO

【女子】その1

【名前】藍羽 美優(アイバ ミユウ)
【才能】超高校級のカードゲーマー
【身長】156cm
【胸囲】80cm
【好きなもの】チョコレート
【嫌いなもの】おでん

【名前】桐生院 凛々華(キリュウイン リリカ)
【才能】超高校級のコレクター
【身長】163cm
【胸囲】78cm
【好きなもの】犬
【嫌いなもの】トカゲ

【名前】皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
【才能】超高校級の拳法家
【身長】159cm
【胸囲】86cm
【好きなもの】シャワー
【嫌いなもの】ベトベトしたもの

【名前】新菜 那悠(ニーナ ナユ)
【才能】超高校級の歌姫
【身長】165cm
【胸囲】89cm
【好きなもの】アンコール
【嫌いなもの】既読スルー

5 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:36:30.72 ID:jQQ4RadaO

【女子】その2

【名前】榛原 緋奈子(ハイバラ ヒナコ)
【才能】超高校級の軍楽隊長
【身長】172cm
【胸囲】94cm
【好きなもの】リコーダー
【嫌いなもの】ルール違反者

【名前】文沢 明莉(フミザワ アカリ)
【才能】超高校級の歴史学者
【身長】161cm
【胸囲】79cm
【好きなもの】ロウソク
【嫌いなもの】饅頭

【名前】御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
【才能】超高校級の実行委員
【身長】157cm
【胸囲】86cm
【好きなもの】一致団結
【嫌いなもの】ゲリラ豪雨

【名前】望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
【才能】超高校級のクリエイター
【身長】151cm
【胸囲】69cm
【好きなもの】チーズケーキ
【嫌いなもの】深夜勤務

6 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:37:05.01 ID:jQQ4RadaO

【???】

【名前】スグル
【才能】???
【身長】165cm
【好きなもの】マシュマロ
【嫌いなもの】抹茶ラテ
『キーワード』
【胡散臭い】とある事情のせいで、怪しまれやすい
【純真無垢】未だ穢れを全く知らない、無垢な存在
【包帯】顔に包帯を巻いている。怪我をしている訳ではないらしいが……?
【発明家のアルターエゴ】超高校級の発明家と名乗る女性、入間美兎のアルターエゴを保有している

7 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:37:52.41 ID:jQQ4RadaO

天道「………………………………」

天道(おかしい。何なのぜ、この違和感は……)

天道(櫻田が殺人鬼……センテンス・スプリングなのはまだ決まっていない……)

天道(警備員の立場を悪用すれば、証拠を隠滅する事なんて簡単なんだが……)

天道(櫻田のあの態度、本気で殺人を悔いる犯人のものだった……)

天道(殺人鬼が今更殺しで罪悪感を抱くのか……?)

天道(……もしかして、櫻田は殺人鬼では無い? ……いや、それもないか)

天道(文沢を言葉を信じるなら、あの場にいなかった生徒も対象に入る)

天道(だが、リチャードや桐生院、浦和は世界を飛び回る事は難しい……)

天道(鉄に至っては、三人に襲われたにも関わらず無抵抗だったのぜ)

天道「……疲れた。少し外に出て気分転換でもするのぜ」

天道「どうせなら、首謀者が出てきてくれると有りがたいんだけどな」

天道(……なんて。首謀者が聞いていたりしてな)

8 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:38:28.53 ID:jQQ4RadaO

天道「んー……涼しいのぜ」

御鏡「……あれ? どうしたの?」

天道「少しな……そっちこそ、こんな夜にどうしたのぜ」

御鏡「私も少しね……」

天道「……そうだ。御鏡にも聞いておく事があったのぜ」

天道「文沢が言っていた、御鏡の本当の才能ってのは何なのぜ?」

御鏡「あっちゃー……覚えてたんだ。あのままうやむやにしてくれればいいのに」

御鏡「まっ、いいや。どうせその内バラそうと思っていた所だしね」

御鏡「本当は向井君辺りに先に言って、混乱させようと思ってたけど……」

御鏡「もうこの際、天道君に先に言うことにしようかな」

天道「サンキュ……で、御鏡の才能はなんなのぜ」

御鏡「私の本当の才能。それは―――」


9 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:38:58.61 ID:jQQ4RadaO









【Chapter5】
  ナンセンス・トリック








10 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/02(金) 22:39:40.14 ID:jQQ4RadaO
導入部分のみで本日はここまで
明日からぼちぼちと進めていきたいと思います
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/02(金) 22:44:55.40 ID:8tX9f46To
建て乙
12 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:27:36.18 ID:8Qr4EMvkO

向井「……待たせたな」

スグル「いえ、こちらこそすみません」

入間『オラ座れよ。オレ様からの有難い話を聞かせてやるからよ』

……入間がふざけた態度をとっていない

それほど、今から話す話は重要な事なんだろう

向井「……なあ、話を聞く前に聞きたいんだが」

向井「ここで話すのはマズくないか? 首謀者が聞いているかもしれないぞ」

入間『だったらどこで話せばいいんだよこの【不適切な表現です】!』

入間『いや、寧ろ聞かせちまえ! 最大ボリュームでイッちまおうぜ!!』

入間『【閲覧不可】【規制により削除されました】【検閲済】!!』

スグル「………………」

ブチッ!

スグル「では、話しますね」

向井「あ、ああ……………」


13 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:28:22.36 ID:8Qr4EMvkO

スグル「まずは、これを見てください」

そう言うと、スグルは自分の着ている服を脱ぎ始めた……

緊迫した空気の中、衣擦れの音だけが俺の個室に響いていく

そうして、薄暗い部屋の中には、半裸の少年の姿が映し出された

向井「……スグル、その包帯は」

上半身には、木に蔦が絡むように白の包帯が巻かれていた

見たところ、何か大きな怪我をしているとは思えないのに……

スグル「今から取ります……向井さん。1つだけお願いを聞いてくれますか?」

向井「なんだ……言ってみてくれ」

スグル「……僕を、嫌いにならないでくれますか?」

向井「……? どういう意味だ?」

……嫌いになるな? 何故そんな事を

俺の質問には答えず、スグルは肢体に巻き付いた包帯をほどいていった……

14 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:29:04.96 ID:8Qr4EMvkO

………………バサッ!

スグル「………………」

向井「…………なッ………………………………!」




包帯を全て解いたスグルの身体は……俺の想像を越えていた

顔の半分は黒く焦げ、身体中には縫い跡が痛々しく走っている

目も、本来の色では無いであろう赤に変色している。その姿はまるで……

スグル「……気持ち悪いでしょう? これが僕の本当の姿なんです」

向井「なんなんだ、その身体は……!?」

スグル「……この姿は、全て【超高校級の絶望】によって改造されたんです」

向井「……!?」

超高校級の、絶望…………!?



15 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:30:01.43 ID:8Qr4EMvkO

スグル「そう呼ばれる集団……いや、現象と言ってもいいかもしれません」

スグル「突如表れたその集団は、既存の常識を全て破壊していきました……」

スグル「街を、国を、世界を……そうして世界はかつての災厄を彷彿とさせる様な大混乱に……」

向井「ま、待ってくれ……! それならばどうして皆はそれを知らないんだ!?」

そうだ、文沢は確か……!

向井「まさか……! 皆の記憶も失われていると言いたいのか!?」

スグル「…………はい」

入間『そもそも、テメーらは腐っても超高校級なんだろ?』

入間『そんな連中がこんな目に合ってる時点で、マジで世界がヤバイって少しも思わねーのかよ?』

向井「……………………ッ!!」

哀しげに目を伏せるスグル。補足する入間。二人が嘘をついているとは思えない

何て事だ……世界は、俺の想像以上に深刻な状況に陥っていたのか……!

16 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:30:46.11 ID:8Qr4EMvkO

スグル「……超高校級の絶望は人間を拐っては人体実験を繰り返していました」

スグル「ある者は足を切断され、蜘蛛のように手を複数生やされました」

スグル「ある者は声帯を弄られて動物の声しか出せない様に……」

スグル「ある者は身体のリミッターを外されまともな生活が不可能になって……」

スグル「ある者は…………」

向井「もういい! もう止めてくれ!」

聞きたくない。知りたくない。もう充分に理解した

超高校級の絶望は……文字通り、最低で最悪の集団だ。人間として認識するのもおぞましい……!

スグル「ご、ごめんなさい! 脅かすつもりは無かったんです!」

入間『ケッ、この程度で日和ってんのかよ。ヘタレドザコがっ!!』

向井「う…………ぐっ」

スグル「……大丈夫ですか? 少し休憩してまた後で話を……」

17 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:31:33.78 ID:8Qr4EMvkO

向井「……いや、続けてくれ」

向井「入間の言う通り……こんな所でつまづく訳にはいかない……!」

スグル「……わかりました。続けますね」

スグル「僕も、その人体実験の被験者の一人でした」

スグル「身体を火で炙られ、身体を裂かれて内蔵を幾つか奪い取られて……」

スグル「色々な薬を打たれました。この髪も、本当の色じゃないんですよ?」

そう言って、長い白髪を指で解かす

その声は、元の髪を思い出す様な憂いを帯びていた……

スグル「そうして、数えるのも嫌になるくらいの月が経ちました」

スグル「ある日……本当に突然僕達は解放されたんです」

向井「……それは、どうしてなんだ」

スグル「わかりません……けど、僕達は途方に暮れましたよ」

スグル「こんな姿で、本来の居場所の元になんて帰れないって」

18 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:32:13.86 ID:8Qr4EMvkO

スグル「そんな僕達を拾ってくれたのがゴフェルズ・ゲート……」

スグル「嘗ての災害を生き残り、遥か遠くの過去の世界からやってきた、超高校級の生徒達……」

……!? 今、スグルは確かに……!!

向井「ゴフェルズ・ゲート……!? 待ってくれ、ならば、このコロシアイの起こした首謀者は……!」

スグル「はい。ゴフェルズ・ゲートではございません」

向井「…………………………………………な」

そんな……なら、俺達の今までの考えは間違っていたのか……!

入間『そこら辺はついさっき思い出したんだろうな。ま! オレ様は知っていたんだけどな』

向井「なら先に言ってくれ……! 皆が勘違いしているじゃないか!」

入間『うぐぅ……下手に言って皆を混乱させないように、リミッターが設定してあるんだよぉ……』

スグル「そこは仕方がない部分なので、あまり入間さんを責めないであげてくださいね」

スグル「……それで、もう1つの組織。僕はそこに所属しているんです」

19 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:32:49.38 ID:8Qr4EMvkO

向井「もう1つの組織……?」

スグル「……”チーム・ダンガンロンパ”。それが僕のいる組織です」

スグル「チーム・ダンガンロンパは超高校級の絶望が各地で起こしているコロシアイを防止する……」

スグル「謂わば自警団の様な組織です」

スグル「組織の構成員は、嘗ての希望ヶ峰学園の生徒達……」

向井「……? 希望ヶ峰学園……?」

また新しい単語が……

入間『いちいち説明を求めんじゃねえ。テメェが求めてもいいのはエロくて薄い本だけだ』

スグル「……才囚学園と似たようなものですよ」

スグル「そして、僕は向井さんを助ける為にここに来たんです」

スグル「……改めてここに宣言します。僕は貴方を絶対に生還させてみせる」

スグル「だから、絶望なんてしないでください! 僕がついていますから!」

20 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:33:27.00 ID:8Qr4EMvkO

向井「……ふふっ、強いんだな。スグル」

スグル「そ、そうですかね……まだまだ皆さんに怒られてばっかりですよ」

スグル「ここに来るまえも、リーダーに色々説教されたりして……」

スグル「『いいか! テメーが諦めたりしたら、全部が無駄になっちまう!』」

スグル「『俺達が踏ん張るから、絶対に助ける位の気概で行け!』って……」

向井「ははは……随分と熱いリーダーなんだな」

俺達の中なら……そうだな、逸見や榛原とは気が合いそうだな……

向井「……絶対にここから出ような」

スグル「はい!」

……今日は色々ありすぎた。榛原と櫻田の死。そしてスグルの語る世界

情報を整理する為俺は眠ろうとした……

21 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:34:05.98 ID:8Qr4EMvkO

スグル「あ、そうだ……向井さんのお話も聞かせてくれませんか?」

向井「…………俺の?」

スグル「はい! 記憶が無くても、この学園で過ごした向井さんのお話も聞いてみたいです」

スグル「……鉄さん、リチャードさん、桐生院さん、浦賀さんは名前しか知りませんから」

そうか……スグルは、その四人の事は全く知らないのか

向井「そうだな……鉄は年齢の割りには幼い雰囲気で……」

向井「そうだ。スグルは幾つなんだ?」

スグル「14歳です!」

向井「…………………………………………」

……俺よりも年下なのか。いや、記憶が無いから断言は出来ないが

まだ子供じゃないか……なのに、あんなに過酷な運命を強いるなんて……!

スグル「……どうかしましたか?」

向井「……なんでもない。続けるぞ」

超高校級の絶望を許すことは出来ない。決意を固めて、スグルに皆の話をした……

……話が終わる頃には、もう眠りにつく頃だった

22 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/03(土) 23:35:00.15 ID:8Qr4EMvkO
本日はここまで。説明回でした
改めてみると独自の単語が多いですね。すみません
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/03(土) 23:50:12.71 ID:+Xkpvayfo
乙です
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/03(土) 23:55:21.05 ID:oSrqCWKDO
25 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:01:51.30 ID:4D//a3UIO

きーんこーんかーんこーん!

「「おはっくまー! ただいま朝の8時だよー!!」」

「「キサマラ、今日も張り切っていきましょーう!!」」

向井「…………ん、もうこんな時間か」

昨日は随分と話し込んでしまった……時間通りに起きられて良かった

スグル「…………んぅ……すぅ…………」

スグルはまだ寝ているな……昨日は色々な話を聞いて疲れたんだろう

起こすのも可哀想だ。寝かせておくか

はだけた布団をかけ直して……これで冷える事は無いだろう

向井「……行ってくるぞ」

26 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:02:22.05 ID:4D//a3UIO

――『超高校級の定食屋の研究教室』――

新菜「あ…………おはよう」

天道「おはようさん。スグルは部屋か」

向井「ああ。おはよう」

皇「トーヤ……おはようです……」

……ここにくるのももう何度目か。ここに始めて来た時はもっといたのにな

二階堂「もう……最初の半分なんだね」

望月「スグルさんを足しても……もう9人もいなくなっちゃったんですね……」

御鏡「あっという間だね……」

御鏡「私も、もっと皆といたかったな」

天道「よく言うのぜ。お前さん程ドタバタが好きな奴もいないのぜ」

御鏡「……バレちゃった?」

天道「…………フン」

27 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:03:09.60 ID:4D//a3UIO

モノクマ「もう半分……? その考え方は止めてほしいなぁ」

モノクマ「まだ半分! そう、言い方を変えれば視点も変わるのです!」

天道「出やがったな。パンダの出来損ないの癖に偉そうなのぜ」

新菜「パンダの方が可愛いよ……あ、一番は私だけどね?」

二階堂「こんな時でも、自己顕示は欠かさないんだね……」

モノクマ「ハイ、生徒達の雰囲気も和んだ所で恒例の新たな研究教室の……」

望月「あ、あのぅ……モノクマーズはどこにいったんですかぁ?」

皇「そうです! いつもモノクマーズがしてるです!」

モノクマ「あー……あれね……あれはね」

モノクマ「死にました」

向井「は?」

モノクマ「死にました」

望月「そんなあっさりぃ!?」

モノクマ「何処を探しても居なかったんだよね。帰ってきたら折檻しとくよ」

モノクマ「今回は……いや、こればっかりは言わない方がいいよね」

28 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:03:38.43 ID:4D//a3UIO

向井「は…………?」

新菜「何で? 今までは言ってたのに」

二階堂「まあ、もう二人だけだし消去法でわかるからね」

御鏡「……………………」

そう。今まで解放されてきた研究教室の数は14

鉄、逸見、二階堂、桐生院、浦賀、皇、藍羽、天道

文沢、新菜、望月、榛原、リチャード、櫻田……

残っているのは、御鏡と俺だけだな

望月「で、でも向井さんの才能は……」

天道「……まだ思い出せないのぜ?」

向井「…………すまない」

……まだ、俺の記憶は戻らない。何の才能かもわからない

29 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:04:28.56 ID:4D//a3UIO

御鏡「なら、内容次第では向井君の才能がわかるかもね!」

新菜「あっ……そうだね! 良かったじゃん、向井くん!」

向井「あ、ああ……」

皇「トーヤ、早くトーヤの教室にいこーです! ごーごー!」

向井「その前に……スグルを呼んでこようか。ずっと部屋にいさせる訳には……」

スグル「あ、それなら大丈夫ですよ」

御鏡「……いつの間に来てたの?」

スグル「えへへ、ついさっき……新たな研究教室に行くんですよね?」

スグル「なら、早くいきましょう! 僕は外で待ってますから!」

二階堂「……スグルくんってあんなキャラだったっけ?」

もしかして、昨日の話で何か変わったのかもな……

向井「……俺達もいくぞ」

望月「は、はいっ!」

30 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:05:17.59 ID:4D//a3UIO

……研究教室はあっさり見つかった

と、言うよりも、今まで開かなかった扉が開いて、螺旋状の階段が延びていた

新菜「……ここかな?」

天道「恐らくな。この階段を登っていけばいいのぜ」

二階堂「はぁ……ぼくは運動が苦手なんだけどなぁ」

望月「わ、私も……あんまり得意じゃないですぅ」

皇「メイは走るの好きです! いけいけです!」

スグル「あっ……待ってください!」

入間『ひゃはは、走れ走れー! 迷宮の出口に向かってよー!』

新菜「入間さん何か変なウイルスに感染してない?」

スグル「本物はもっと凄いですから……」

向井「……置いていかれる前に、俺達も早く上ろう」

31 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:05:56.11 ID:4D//a3UIO

――『???』――

向井「……はぁ、はぁ…………」

向井「ここが……新たな研究教室……!」

やっとついた……階段を上った先に見えた部屋に倒れ込む

顔を上げて、部屋の中を見渡すと……

新菜「ここが……研究教室?」

二階堂「研究教室って言うよりは……どちらかと言うと……」

皇「秘密基地です! はい!」

そう。至る所に巡らされたパイプ、壁を埋め尽くす様な資料の山……

そして、真正面には玉座……リチャードの研究教室が廃教会なら、ここは正に秘密結社だ

望月「こ、ここが向井さんの研究教室なんですかぁ……?」

新菜「なんか、向井くんのイメージに合わないけど……」

二階堂「資料に書かれているのも、過去の犯罪に関してみたいだね」

天道「俺様や桐生院、文沢の研究教室とは比べ物にならんのぜ」

……この部屋は、明らかに他の研究教室とは違う

俺の本当の才能……それは、もしかしたらずっと思い出さない方が良かったものなのかも……

32 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:06:36.98 ID:4D//a3UIO







「じゃんじゃじゃーん! 今明かされる衝撃の真実ーぅ!!」







33 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:07:14.78 ID:4D//a3UIO

望月「……ふぇっ!?」

スグル「わわっ!?」

新菜「え? 何!? 急に何!?」

二階堂「驚かさないでよ……御鏡さん」

御鏡「……………………」

向井「どうしたんだ。いきなり大声を出して……」

御鏡「ああ、ごめん。ちょっと言ってみただけなんだ」

御鏡「……驚いた?」

……何を言っているんだ、御鏡は

向井「驚いたに決まっているだろう。急に叫び声をあげられたら……」

御鏡「そう? なら、もう1つ驚く様な事を教えてあげるよ」

御鏡「実は、ここって向井君の研究教室じゃないんだよね」


34 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:07:49.25 ID:4D//a3UIO

向井「は……?」

新菜「え? じゃあここって御鏡ちゃんの研究教室なの?」

望月「そ、それにしては……その……」

御鏡「怪しい感じがするかな? 不思議な雰囲気だよねー」

御鏡「いったい、どんな才能ならこんな部屋になるんだろうね」

二階堂「……どういう意味だい?」

皇「マホロ……どういう意味です?」

天道「……御鏡は才能を偽っているのぜ」

天道「それを証明する証言も……俺様達は聞いていたはずなのぜ」

向井「……! 文沢か……!」

御鏡「大正解! それでは、発表しちゃいまーーーすっ!!!」

35 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:08:31.39 ID:4D//a3UIO



御鏡「表の顔は様々なイベントを企画、実行する正義の実行委員会!」



御鏡「しかし! その裏は巷に蔓延る小悪党を纏める悪の秘密結社の大統領!」



御鏡「表と裏で世界を動かす、世の中を面白おかしく廻す実行者……」



御鏡「人々は私をこう呼ぶ……」



御鏡「超高校級の犯罪実行委員。超高校級のフィクサー。それが私だよ!!」



【超高校級の実行委員(フィクサー)】
  御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)



36 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 14:09:41.12 ID:4D//a3UIO
少し休憩します
伏線も何もなく唐突な感じですが、一応最初から決まっていました
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 15:40:26.95 ID:3Bej8tNDO
一旦乙
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 22:51:38.57 ID:3dWUWKz30

御鏡の才能そうきたか
39 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 23:15:20.85 ID:X0wwTzh0O

新菜「ふぃ……フィクサー……?」

望月「み、御鏡さんが……ですかぁ……?」

皇「フィクサー……フィクサー……」

皇「……ってフィクサーって何ですか?」

二階堂「様々な意味があるんだけど……御鏡さんの言う意味は黒幕だろうね」

二階堂「本来は極めて強い影響力を持つ人の事で、その人の一存で総ての事柄を決められる……」

二階堂「転じて、裏で事件の全てを操る黒幕としての意味で用いられる様になったんだ」

御鏡「詳しい解説ありがとう。二階堂君は頭が良くて助かるよ」

御鏡「それじゃあ皆。私は実行委員改めてフィクサーだから、よろしくね!」

新菜「よろしくね……って、御鏡ちゃんが黒幕なの!?」

御鏡「違うよー。あくまでも私の才能がフィクサーってだけで……」

二階堂「なら、なんでわざわざ嘘をついていたのさ」

御鏡「だって、『犯罪者だけど仲良くしてね!』なんて初対面で言えないし……」

御鏡「本当はもっと早く言おうと思っていたけど、殺人鬼騒ぎもあったから……」

40 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 23:16:12.66 ID:X0wwTzh0O

御鏡「……本当はもっと早く言いたかったんだ。でも出来なかったから」

御鏡「お願いだから、私を信じて! 嘘をついていた事は謝るからさ!」

皇「わかったです! はい!」

新菜「即答っ!? もうちょっと深く考えようよ!?」

スグル「ど、どうしましょう……?」

向井「……今更、御鏡をどうこう言うつもりはない」

向井「本当に反省しているんだな……?」

御鏡「勿論だよ! ありがとう向井君」

二階堂「軽いなぁ……本当に大丈夫?」

御鏡「大丈夫大丈夫! ほら、皆は早く下に降りて!」

新菜「わわっ、ちょ、何するの!?」

天道「またあの階段を下るのかのぜ……」

御鏡「ああ。それなら安心してよ」

御鏡「ほら、ここにエレベーターがあるからさ。乗ってみたら?」

スグル「先に言ってください……」

向井「……御鏡はどうするんだ?」

御鏡「私はもう少しここにいるよ。他にも何かあるかもしれないしさ」

……強引に押し切られた気がするぞ

とにかく、このエレベーターが何処に続くか見ておかないとな

41 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 23:16:44.96 ID:X0wwTzh0O

向井「……全員乗ったか?」

天道「ああ。御鏡以外の全員がな」

向井「それじゃ、スイッチを押すぞ……」

エレベーターのスイッチを押すと扉が閉まり、俺達は下へと降りていった……

天道「向井、少し俺様と話すのぜ」

天道「……本音の所はどうなのぜ?」

向井「……御鏡は、俺が才囚学園で目覚めてから初めて話した生徒だ」

向井「俺は、フィクサーとしての御鏡を知らない……信じていいかもわからない」

向井「だから、俺を励ましてくれた御鏡を信じたい……」

向井「俺は、信じたい御鏡を信じる事にしたんだ」

……我ながら矛盾しているな

天道「思い出補正って奴か。あんまし頼りにしない方がいいのぜ?」

天道「現に、御鏡は面白半分で事件に首を突っ込んでいるんだからな」

向井「……わかっているさ」

天道「ん……そろそろ着いたのぜ。俺様が一番乗りなのぜ」

皇「メイが一番です!」

望月「あ、慌てないでくださぁい!!」

皆がエレベーターから走り出す……なんだかんだ気になっていたんだろうな

向井「さて……俺もいくか……!」

42 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/10(土) 23:25:54.41 ID:X0wwTzh0O
短いですがキリがいいので本日はここまで

お詫びとして裏話を少し。実は御鏡さんの才能は一章の終わりで明かす予定でした
当初は御鏡さんをヒロイン兼ライバルの立ち位置にする予定だったのです
事件に突っ込む御鏡さんを止めに奔走する……的な構想でした
結果的には一章の半ばで無くなったんですが……
最後に、御鏡さんの名前の由来を出しておきます

・御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
水鏡と幻、確認出来るが実体の無いものを連想

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 16:09:42.25 ID:sCmmcuvl0
まあドンマイ
44 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 21:48:46.02 ID:ryfR+OY6O
再開します
45 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 21:50:55.11 ID:ryfR+OY6O

天道「……着いた、のぜ?」

皇「うぅ……真っ暗です……」

二階堂「薄暗いね……」

……着いたはいいんだが、真っ暗で何も見えそうにないな

ここは何処だ……? ここから外へは出られるのか?

新菜「ここ、どこだろ……部屋っぽい?」

望月「ち、地下室……ですかねぇ?」

スグル「こんな所が御鏡さんの研究教室と繋がっているなんて……」

向井「そもそも、ここは何処だ……?」

二階堂「御鏡さんの研究教室の地下って事は……才囚学園の最下層かな」

皇「むむむー……メイ、よくわかんないです……」

向井「調べようにも、暗くてよくわからないな……」

46 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 21:51:37.83 ID:ryfR+OY6O

天道「ここで考えていても、暗くてなんもわからんのぜ」

天道「まずは電気をつけるのぜ。話はそこから始めるのぜ」

向井「わかった」

望月「わ、わかりましたぁ……」

むにゅっ

向井「…………………………ん?」

なんだ? 何だか手に柔らかいものが……

向井「なんだ……? これ……」

「んっ……あっ…………」

…………まさか

向井「……! わ、悪い! 悪気は無かったんだ!!」

新菜「わっ!? ビックリした!」

皇「トーヤ、どうしたですか?」

望月「む、向井さん!? いきなりどうかしましたかぁ!?」

向井「…………ん?」

ん? 状況がよく飲み込めないぞ……

天道「……おっ、見つけた。今電源をつけるのぜ」

47 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 21:52:25.80 ID:ryfR+OY6O

…………パチン!

――『モノクマーズラボ』――

モノタロウ「わっ!?」

望月「ひゃあぅっ!?」

モノスケ「なんやなんや、ザコドモが束になって何の用や?」

二階堂「……どうして、きみ達がここにいるのかな」

モノキッド「ここはミー達の秘密基地だぜッ! そしてミー達の住居だな」

モノダム「コノ場所ハ、オ父チャンモ知ラナインダヨ」

新菜「へー……そうなんだ」

モノダム「……所デ、ナンデ向井クンガモノファニーヲ抱エテイルノカナ」

モノファニー「うぅ、いきなり頭をわしわしするのは酷いわ……」

向井「…………すまない」

俺は手に持っていたモノファニーを放り投げる。くるくると回転してモノクマーズの中へ戻っていった

48 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 21:52:57.40 ID:ryfR+OY6O

二階堂「……で、ここから出るにはどうしたらいいのかな」

モノスケ「それなら、奥の階段を上がっていけばええで」

モノタロウ「そうすれば、寄宿舎の近くに出られるよ!」

モノタロウ「時々、朝倉クンも来てくれていたんだ!」

モノダム「……櫻田クン、ダヨ」

向井「……? 櫻田が?」

皇「……あー! わかったです!」

新菜「何がっ!?」

皇「ケイジ、ぱっといなくなったですけど、ここに来てたです! はい!」

望月「あ、あのぅ、そろそろここから出ませんか?」

スグル「そうですね。長居するのもアレですし……」

天道「………………………………」

49 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 21:53:42.15 ID:ryfR+OY6O

入間『……あーっ!? 待てミジンコ!』

二階堂「さて、早く出ようかな」

望月「そうですねぇ」

入間『し、シカトかよぉ……? この大天才であるオレ様を無視するのかよぉ……』

スグル「何か気になるものでもありましたか?」

入間『あそこの箱にブチ込まれているのは、オレ様の造った発明品かもしれねーじゃねーか!』

向井「!? 本当なのか!? 入間!」

入間『ああ、間違いねえ。オレ様の頭脳にかけて断言するぜ』

新菜「……さっき疑問系じゃなかった?」

スグル「えっと、どんな発明品があるんですか?」

入間『これはゲーム世界に入り込める機械だな。ワイヤレスで繋げて頭に被って使うヤツだ』

望月「そ、それゲームオーバーになったら電磁波で脳の神経を焼き切られたりしませんかぁ……?」

入間『されねーよ! まあ副作用で現実とゲームの区別がつかなくなるけどな』

新菜「ダメじゃん!」

入間『他にも、周囲の電子機器を停止させるエレクトボム。小型空気洗浄機……』

入間『……ま、結局どれもこれも失敗作だな。捨てちまっていいぜ』

スグル「……せっかく造ったのに捨てるんですか?」

向井「一応、俺が預かっておこう。……スグル、運ぶのを手伝ってくれ」

50 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 21:55:02.29 ID:ryfR+OY6O

――『向井の個室』――

スグル「……ふぅ、疲れました……」

向井「ご苦労様。ありがとう、スグル」

向井「……そういえば、入間は?」

スグル「騒ぎすぎて、途中で充電が切れたみたいです……」

……あの後、本当に寄宿舎の近くに出た俺達は寄宿舎で休憩をする事にした

俺達は発明品を部屋に持ち込む作業があるから少し遅くなったが……

向井「……そろそろ行くか」

他の皆も、休憩が終わった頃だろう

この学園の謎……明らかになるといいんだがな



【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(スグルを除いた2名まで)

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 21:58:06.29 ID:o+ERJLfP0
天道 皇
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 22:04:11.60 ID:QIhxcFADO
53 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 22:10:51.79 ID:ryfR+OY6O

――『超高校級の探偵の研究教室』――

天道「………………」

皇「ソーマ、どうしたですか?」

皇「ずーっとむむむって顔してます!」

天道「…………ちょっと考え事なのぜ」

皇「メイ、何か手伝えますか?」

天道「気持ちだけ受け取っておくのぜ」

天道「……………………」

皇「むー、つまらないです……」

向井「……どうかしたのか、皇」

皇「トーヤ! ソーマは考え事中みたいです!」

皇「だから、メイ達でソーマの考え事を助けるです!」

向井「……そもそも、天道は何を考えているんだ?」

皇と天道の考え事が何か考えた……

……まだ時間に余裕があるな、何か話してみるか?

【どちらと話しますか?】
1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
2:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
 ↓1(内容も含めて)

54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 22:17:18.53 ID:o+ERJLfP0
2前回の学級裁判で犯人だと疑ってしまったことを謝る
55 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 22:33:02.62 ID:ryfR+OY6O

2:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)

向井「……皇」

皇「? どうかしたですか?」

向井「……前回の学級裁判、俺は皇を酷く疑っていた」

向井「もしかしたら、あのまま皇を犯人としていたかもしれない……」

向井「だから……謝らせてくれ。皇の事を強く疑ってしまった事を……」

向井「……ごめんなさい」

皇「……メイ、ホントは複雑です」

皇「信じてくれなかった事にいじわるした事も、ちょっぴり心に残ってるです」

皇「でも! トーヤはちゃんとメイに謝ってくれたです! だからメイは許します! はい!」

向井「……ありがとう、皇」

皇「だから、一回ビンタするだけにします!」

は?

向井「ちょ、ちょっと待て。それは一体どういう」

皇「本で見たです! 許す時にはビンタするみたいです!」

直後、物凄い音と衝撃で俺は意識を失った

意識が戻ったのは、皇が寄宿舎まで運んでくれた後だった……


56 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 22:33:50.35 ID:ryfR+OY6O

『皇 芽衣花  通信簿2』

向井「皇は拳法家としてギフテッド制度に選ばれたんだよな?」

皇「はいです! メイは拳法家です!」

向井「だけど、山にずっと住んでいたなら大会とかには出てないだろう」

向井「それなのに、どうして拳法家として名を上げられたんだ?」

皇「メイ、山から降りると色んな人にいじわるされたです……」

皇「時々、他の拳法家の人にもいじわるされたですけど、メイが勝ったです!」

皇「それから、メイは色んな拳法家の人と勝負しました! そしたらいつの間にかそう呼ばれてたです! はい!」

……つまり、道場破りを続けていたらいつの間にか拳法家扱いされたのか

それにしても、山から降りただけでそこまで目の敵にされる理由はなんなんだ……?


『皇 芽衣花の通信簿が解放されました!』

『皇が山から降りると、様々な人物が皇に襲いかかるらしい
 それらを全て倒し続けていたら、いつの間にか拳法家と呼ばれる様になったそうだ』

57 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 22:34:37.82 ID:ryfR+OY6O

向井「……ぐぐぐ」

……顔が痛い、腫れていないといいんだが

スグル「と、取り合えず赤くなっているだけで大丈夫そうです」

向井「そ、そうか……」

皇に悪意があった訳ではないが、やはり強烈だな……

……じっとしていても仕方がない。外に出て気分転換でもするか


【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(スグルを除いた2名まで)

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 22:40:35.39 ID:o+ERJLfP0
二階堂 御鏡
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 22:45:58.03 ID:Y1q9Oy3Z0
御鏡、望月
60 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 23:16:55.23 ID:UVsi/8fpO

――『才囚学園  裏庭』――

御鏡「ねぇねぇ、この本面白いよ!」

御鏡「ゲームの模倣で殺人を起こした犯人の記録なんだって」

望月「は、はぁ……そうなんですかぁ……?」

御鏡「何でもその模倣犯はそのゲームを完全に模倣して殺し合いをしたとか……」

御鏡「……望月さんって、そんなに小さいのによくここまで生き残れたよね?」

望月「……どういう意味ですか」

御鏡「別に? そのゲームでも望月さんと同じ位の小ささのキャラが生き残ったみたいだからさ」

御鏡「何だか運命を感じるよね!」

望月「……そんな運命、感じるわけ、ないじゃないですか」

望月「いい加減にしてください……貴女は何が目的なんですか?」

御鏡「私の目的? そんなの、楽しければいいってだけだよ!!」

向井「……………………」

裏庭で険悪な二人を見つけた。何を話しているかまでは聞き取れないが……

望月「……ひゃあぅ!? 向井さん、見ていたんですか!?」

御鏡「楽しいガールズトークの邪魔をするなんて、向井君も悪い人だねー」

ぎくしゃくとした雰囲気の中、他愛のない会話をした……

……どうする? 何か話してみるか?


【どちらと話しますか?】
1:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
 ↓1(内容も含めて)

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 23:31:11.36 ID:QIhxcFADO

なんでフィクサーなんてやりだしたのか
62 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 23:48:39.79 ID:UVsi/8fpO

1:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)

向井「……御鏡、少しいいか」

御鏡「何? デートのお誘い?」

……今は軽薄な口調は無視だ。聞きたい事だけをぶつける……!

向井「どうして……どうして、御鏡はフィクサーになったんだ?」

向井「お前には実行委員としての顔もあるはずだ! なのに、どうして……!」

御鏡「……そうだね、特に深い理由は無いよ?」

向井「は……!?」

向井「理由が無い……!? 理由も無いのにフィクサーをやっているのか!?」

御鏡「お前は今までに楽しんだ事を覚えているのか!」

御鏡「って、記憶喪失の向井君に言うのは流石に酷かったかな?」

御鏡「でもね、そのくらいシンプルな理由なんだよ。楽しいって複雑な感情じゃないでしょ?」

向井「……楽しいから、なのか?」

向井「楽しいから……黒幕として、世界を操っているのか?」

63 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 23:49:29.01 ID:UVsi/8fpO

御鏡「そうだよ。私はその時に楽しければいい刹那主義者なんだ」

御鏡「流れる水は腐らないけど、流れない水は簡単に腐る……」

御鏡「平和なんて停滞だよ。現状の維持に時間を潰すなんて勿体ない!」

御鏡「そんな事をするなら、とびっきりのサプライズで驚かせよう!」

御鏡「焼き増しの感動を、継ぎ接ぎの混乱を、ない交ぜの激情を貴方に!」

御鏡「これが私の目的……フィクサーとしての私の素顔だよ」

向井「………………………………」

……理解出来ない。俺は、こんな奴を信じようとしていたのか?

あの時、俺を助けたのも……ただ、そちらの方が楽しそうだったからなのか?

御鏡「ふぅ……話しすぎて喉が渇いちゃった。そろそろ戻るね」

立ち去る御鏡。俺はその、小さい様で底の見えない背中を目で追う事しか出来なかった


『御鏡 真幌の通信簿が解放されました!』

『御鏡の行動理由は、楽しいからの一言に尽きる
 その考えを、今の向井ではとても理解出来なかった』

64 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/11(日) 23:51:40.43 ID:UVsi/8fpO

……気分が悪い

気分転換のはずが、余計にわからなくなってしまった……

【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(スグルを除いた2名まで)

65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 23:58:09.58 ID:YwYWfYIF0
二階堂 新菜
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 00:08:14.37 ID:YYjW8ZVX0
二階堂 望月
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 00:08:48.20 ID:scypH+TDO
二階堂 新菜
68 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/12(月) 00:09:30.18 ID:tPZBaX6hO
安価を確認して本日はここまで。お疲れ様でした
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 00:18:14.31 ID:YYjW8ZVX0
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 01:21:30.32 ID:scypH+TDO
71 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 20:51:48.26 ID:ujyh+JqKO
再開します
本日は本編の前に、少し番外編をやります
72 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 20:52:26.28 ID:ujyh+JqKO

向井「バレンタイン……?」

天道「ああ。お前も一人の男として気になるのぜ?」

向井「いや……俺は妹から貰えたからな」

天道「俺様も姉貴から貰ったのぜ。お互い女兄弟がいて良かったな」

向井「……他の皆はどうなんだ?」

天道「俺様の地道な調査の結果、櫻田と逸見と鉄は女の子のファンから貰っていたのぜ」

天道「浦賀も桐生院から貰っていたみたいだな……恐らく市販品なのぜ」

天道「二階堂は保健の先生から渡されてたな。いつも入り浸ってるからなのぜ」

向井「案外、皆貰っているんだな……」

天道「リチャードに至っては、チョコ欲しさにアトラント皇国にバレンタインのイベントを作ったそうなのぜ」

向井「…………一人だけケタ違いだな」

天道「全くなのぜ」

どうやら、皆は色々と貰っているらしいな。まあ、俺達みたいな一般の……

……この学園に通っている時点で一般と呼んでいいかは疑問だが


73 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 20:53:26.17 ID:ujyh+JqKO

向井「……熱いな」

世間はバレンタインデーで浮き足立っているが、それはここも例外じゃない

逸見「サンキューっ! 全部大事に食べるからなっ! 食堂来てくれよっ!」

櫻田「ありがとう。皆の暖かい気持ちが俺を助けてくれている」

鉄「わわっ、こ、こんなに沢山チョコがある……えへへ。ありがとう皆!」

向井「…………」

天道が先程言っていた通り、教室の前には女子がごった返していた

飛び交うチョコの山を尻目に、俺は自分の席へと座った……

向井「…………ん?」

よく見たら机の中に何かが入っている。これは……もしかして……

向井「…………!?」

こ、これはまさか……いや、そもそも誰がこれを……

そんな事をぐるぐると考えていると、後ろから声をかけられた……


【チョコの差出人は?】
 ↓1(女子生徒限定)



74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 21:09:35.15 ID:YjGAtna40
望月
75 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 21:19:38.70 ID:ujyh+JqKO

向井「…………うわっ!?」

望月「ひゃああっ!?」

勢いよく振り向くと、そこには手をあわあわとさせた望月がいた

向井「も……望月か……どうした……?」

望月「あ、あの……その、うぅ……」

望月「その……向井さんの机の中にチョコを入れたんですぅ」

望月「でも……名前を入れ忘れちゃって、誰が渡したか解らなくなっちゃって……」

望月「だだ、だからその、えっと……!」

向井「落ち着け望月……ほら、呼吸を整えて……」

望月「あ……ひゃ、ひゃいぃ……」

……どうやら、このチョコは望月が作ったみたいだな

でも、宛名を書き忘れたからそれを俺に伝えようとしていたのか

向井「望月が作ってくれたんだな……ありがとう。大切に食べるよ」

望月「……!! あ、あの、あのっ!」

望月「わ、私、それしか作ってませんからっ! むむ、向井しゃんが、ほ、本命の……!!」

望月「……〜〜〜〜〜!!!」

向井「あっ!? お、おい!?」

顔を真っ赤にした望月が走り去ってしまった……

…………さっき、これが本命って……

向井「……………………!!」

……本当に熱いな。少し外に出てみるか


【次に出会った生徒は?】
 ↓1(女子生徒限定)

76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 21:27:14.29 ID:myy7IFtDO
御鏡
77 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 21:42:08.05 ID:ujyh+JqKO

向井「……ふぅ」

人混みをすり抜けながら、中庭まで来た

ここは日当たりの都合、丁度いい涼しさだから気に入っている

俺の、ちょっとした秘密の場所だ

御鏡「あ、向井君だ。元気してる?」

向井「……なんでお前がここにいるんだ」

てっきり、御鏡はイベント企画側にいるものだと思っていたが……

御鏡「バレンタインは戦争だからね。どんなイベントを作ろうか考えてたんだ」

御鏡「そうだ。向井君チョコ貰えた?」

向井「……………………」

御鏡「その顔は……望月さんから貰えたんだね!」

向井「なっ……!? 見てたのか!?」

御鏡「いや、適当に言っただけなんだけど……そっかそっかーあの望月さんが……」

…………すまない望月。俺がわかりやす過ぎたばかりに……

御鏡「せっかくだし、私からもチョコをあげるよ。はい」

向井「…………ありがとう」

御鏡「そうだ! せっかくだから街に出てみたらどう?」

御鏡「何か面白い事がある……かも!」

……街か。せっかくだし行ってみるか

【街で出会った生徒は?】
 ↓1(女子生徒限定)

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 21:47:48.52 ID:YjGAtna40
桐生院
79 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 21:59:52.18 ID:ujyh+JqKO

桐生院「あら? 向井さんではありませんか!」

向井「……………………」

桐生院「向井さん? わたくしを無視するとはいい度胸ですわね?」

……最悪だ。まさか桐生院がこの近くにいたとは思わなかった

向井「……浦賀はどうした?」

桐生院「浦賀? 先程具合が悪いと先に戻っていきましたわ!」

浦賀……お前に何があったかは大体察しがつくぞ……

向井「そ、そうか……じゃあ俺はここで」

桐生院「お待ちなさい! せっかくの縁ですわ。わたくしからのチョコをお受け取りなさい!」

チョコ? どこにあるんだ?

…………あの謎の光を放つ物体か?

向井「いや、実は俺はチョコは苦手で」

桐生院「御鏡さんから望月さんのチョコを嬉しそうに貰っていたと連絡がありましたわよ?」

御鏡……! 絶対に許さないからな……!

桐生院「遠慮なんていりませんわ! さあ、お食べになってくださいまし!」

向井「………………………………」

その日、俺は初めてバレンタインデーを憎んだ


↓1コンマ判定。高いほどいい
↓2どんなチョコレートか


80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 22:03:48.28 ID:myy7IFtDO
はい
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 22:09:27.60 ID:U2YhMtiS0
アーモンド(?)入りチョコ
82 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 22:34:24.54 ID:ujyh+JqKO

向井「…………もう、こんな時間か」

あの後、意識をなんとか取り戻した俺は寄宿舎に戻る事に決めた

……来年のバレンタインデーは、絶対に寄宿舎から出ない事にしよう

向井「…………ん?」

正門の前に見知らぬ子がいるな……パーカーのフードを被っているから顔がわからない

もう時間も遅い。こんな時間に誰かに渡しに来たとは思えないが……

??「……! あ、アンタが向井さんですよね!?」

向井「? そうだが……」

??「こ……これっ! 良かったら食べてください!」

向井「……? あ……ありがとう……?」

チョコ……だよな? 見た目はアーモンドの様なものの入った普通のチョコだ

だけど、この子……何で俺の事を知っているんだ?

??「え、えっとですね……出来れば今食べてください! ぐいっと!」

向井「わ、わかった……」

急かされるままにチョコをかじる

…………苦い。これ、アーモンドじゃなくてもしかしてカカオ豆じゃないか?

強烈な苦味のせいか、頭が、朦朧と……

??「……………………」

……身体が、痺れる。なんだ? 桐生院のチョコの後遺症か?

膝が震えて、足が地面につく。どんどん身体の自由が無くなっていく

下から少女の顔を覗く……その顔は、俺のクラスメートのある少女と瓜二つだった

83 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 22:35:28.51 ID:ujyh+JqKO

文沢「……あらあら。向井さん、どうやら気を失っているみたいですね」

文沢「せっかく私が資料として採集したカカオの実を使ったんですもの。きっと美味しいはずです。ふふ」

??「……姉ちゃん。チョコってミルクと砂糖の味が大部分を占めてるらしいよ」

文沢「そうですね。でも私達姉妹のものは特別ですから」

文沢「貴女もそう思うでしょう? 双子なんですからね。聖羅」

聖羅「……でも、向井さんをこのままには出来ないよ。早く人を呼んで……」

文沢「ふふふ、人が来たらダメですよ。せっかく無防備なんですから……ね?」

聖羅「……! な、何考えてるの!? そんな事、許される訳が……!」

文沢「聖羅……嘘はいけませんよ。貴女もそうしたいんでしょう?」

聖羅「……お姉ちゃん……」

聖羅「独り占め……しないでね?」

文沢「わかっています。二人で、たーっぷりと満たしてあげましょう?」

文沢「向井さん……楽しみにしていてくださいね。チョコレートよりも甘い時間を差し上げますから……」

文沢「ふふふふふ……あはははははははははははは!!!」

84 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 22:36:07.59 ID:ujyh+JqKO

『おまけ』

菊名「……藤山さん! 私、貴方の事がずっと好きでした!」

菊名「貴方の為に……初めてチョコを作ったんです。受け取ってください!」

藤山「ああ……いいぜ……」

藤山「初めてだったんだよ……女の子からチョコを貰ったのも……」

小田切「藤山君……随分と気持ちの悪い趣味をしているね」

鈴木「同級生の男子を女装させてチョコをせびるなんて、親御さんが泣くぞ……」

菊名「協力しておいて言うのもアレだけどさ、悲しくならないの?」

藤山「うるせぇ! うるせぇ! 一度でいいから女の子からチョコが手渡しで貰いたかったんだよ!」

菊名「女の子じゃないけどね……」

藤山「別にいいじゃねえかよ! どうせお前らは沢山貰ってんだろ!?」

小田切「まあね」

藤山「即答すんじゃねぇよ!」

鈴木「はぁ……そういえば女子の皆は食堂か?」


85 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 22:36:41.92 ID:ujyh+JqKO

黒崎「ふはは! 妾の国から取り寄せたちょこけえきはどうじゃ!」

神名「ええ! とても美味しいですよ。黒崎さん!」

黒城「ちょっと! 何アタシを無視して食べてんのよ! 頂戴!」

黒崎「……しかし、何故今日に限って食堂がガラガラなのじゃ?」

夜桜「しょうがないじゃん。今日は彼氏持ち彼女持ちは外に出てるし」

黒城「リア充はこの世から抹殺されるべきなのよ……この徳用手榴弾で綺麗な顔をフッ飛ばしてやるわ……」

神名「……あの、バレンタインデーってどんな行事なんですか?」

神名「私、ずっと家の関係で外の文化に触れてこなかったのでわからないです」

黒城「今はリア充共のエサにされてるけど、本当は神聖な日なんだから!」

黒城「まず、バレンタインデーの発祥は聖バレンタインという聖人の……」



神名「 聖 バ レ ン タ イ ン ?」



夜桜「あっ、あたし用事思い出した」

黒崎「妾も少しお花を摘みに……」

黒城「はぁ? そんなの後にしなさい。アタシのバレンタイン蘊蓄が火を……」



後日、希望ヶ峰学園が不審火で半焼したのはまた別のお話……


【了】
86 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/14(水) 22:37:37.93 ID:ujyh+JqKO
本編やろうと思いましたが、結構体力を使ったので本日はここまで
その場の勢いで書いたら、何故かホラーエンドになってしまいました。すみません
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 22:44:18.04 ID:U2YhMtiS0

桐生院が作ったチョコだと思っていたらこういうオチか
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 00:10:22.85 ID:TWbQqhbDO
乙です
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 00:44:37.89 ID:D5barmaZ0
ヤンデレ怖い
90 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 21:15:08.53 ID:K/pELLf9O
再開します
91 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 21:18:42.56 ID:K/pELLf9O

――『才囚学園  食堂』――

望月「はぅ…………」

二階堂「珍しいね……大人しい望月さんがため息なんて」

望月「ひゃう……聞こえてましたぁ……?」

二階堂「もし良ければ、力になるよ」

二階堂「……向井くんがね」

向井「俺に振らないでくれ……」

さっきの御鏡との一幕が尾を引いているな……少し話してみるか

向井「そうだ。さっき御鏡とは……」

望月「!? き、聞かないでくださいよぅ!」

二階堂「……まあ、聞かない方がいいんじゃないかな」

三人で軽く雑談した……

……もう少し話せそうだな。少し話をしてみるか

【どちらと話しますか?】
1:二階堂 義明(ニカイドウ ヨシアキ)
2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
 ↓1(内容も含めて)

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 21:29:19.10 ID:TWbQqhbDO

未だに解放されていない自分の研究教室について
93 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 21:57:52.96 ID:K/pELLf9O

2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)

――『超高校級のクリエイターの研究教室』――



向井「……やっぱり、ここは望月の研究教室って感じがするな」

望月「そ、そうですか……? 私はよくここにいるのでわかんないですけど……」

辺りに置いてあるパソコンに、可愛らしいキャラクターの書かれたソフト

普段の気弱な態度から、あまり強くは意識していないが……

ここに来ると望月はゲームクリエイターなんだという事を改めて認識させられる

向井「……俺の研究教室は、どんな雰囲気なんだろうな?」

望月「え、えっと……どうなんでしょう。向井さんによく合う様な……」

望月「……優しい雰囲気だと思いますぅ」

向井「……ありがとう。きっと、そこに行けば俺の真実が解るはずだ」

望月「そう思いますか?」

向井「ああ。……きっとそうだ」

俺の真実がそこにある……何故か、そんな確信がある

望月「……そうですね。私も、なんとなくそう思います」

向井「なら、いつか解放されるその時まで頑張って生きてみようか……!」

望月「……はい! 向井さんの研究教室が解放されるまで頑張りましょう!」

望月「……ゲームだったら攻略方法があるんですけどね。えへへ」

94 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 21:58:22.31 ID:K/pELLf9O

望月「……………………うぅ」

向井「………………………………」

望月が考え込んでいる……どうしたんだ?

望月(うぅ……どうすれば……?)

……? これは……望月の、心の声……?



【ココロンパ 開始】

望月(もし、向井さんがこの才囚学園から出ていったら……)

望月(私の事を、ずっと覚えていてくれるかな……)

望月(ずっと離れていたら、もしかしたら簡単に忘れちゃうかも……)

望月(そんなのイヤ……! そんなの、私は耐えられない……!)

望月(なら、いっそ私が誰かを殺せば、向井さんは私を忘れない……)

望月(【私は、向井さんに忘れられたくないよ……!】)


【なんと返答しますか?】
↓2まで(不自然な場合は此方で混ぜます)
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 22:12:46.35 ID:DDhu1pt10
俺だって望月に忘れられたくない
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 22:22:45.93 ID:TWbQqhbDO
もし逆の立場だったら望月は俺に何をしてもらったら俺のことを忘れないようになる?
それと同じことをしたら俺だって望月のことを忘れないはずだ
97 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 23:01:38.26 ID:K/pELLf9O

向井「それは違うぞ……!」論破!



向井「望月……俺だって望月に忘れられたくないさ」

望月「……ふぇぇっ!? ききき、聞こえていましたかぁ!?」

向井「ああ。……ここでの生活で、望月の事は充分に理解したつもりだ」

向井「それに、ここから出るって事は、誰かを殺して学級裁判を生き残る事だ」

向井「皆を見殺しにしてここから出たとしても……その罪の重さは心に残るさ」

望月「でも……ゲームだって、ずっと遊ばないと忘れられちゃうんです」

望月「やっぱり……不安ですよぅ」

……弱ったな。どうしたら望月を安心させてやれるんだ

そうだ、なら……

98 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 23:02:15.05 ID:K/pELLf9O

向井「……よし、ならこうしようか」

向井「望月、逆の立場で考えてみよう」

望月「ぎゃ、逆?」

向井「ああ。望月は俺に何をされたら忘れられなくなる?」

向井「それと同じ事をしよう。そうしたら俺だって忘れられなくなるだろう?」

望月「え…………あ、そ、そうですねぇ」

望月「え、えっと、なら……その……」

向井「遠慮なんかしなくてもいい。好きな事をしてやるさ」

望月「な、なら、その……わ、私を……」

望月「…………ハグして、貰えませんか?」

…………ハグ? そんな事でいいのか?

向井「わかった……じゃあ、やるぞ」

望月「は、はいっ!」

むぎゅっ

望月「…………んっ……ふ……はぁ…………」

望月「あっ……! あ、はぁ………………!」

……俺の腕の中で小さな望月が震えている

……決してやましい事はないぞ

99 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 23:02:58.23 ID:K/pELLf9O

望月「……あっ。ありがとうございます」

向井「あ、ああ……どうだ?」

望月「は、はい……なんだか、とっても安心しました……」

望月「もし、良かったら……またやってくれませんか?」

向井「……あんな事で良かったら、いつでもやってやるさ」

望月「……ありがとうございます!」

……良かった。どうやら安心してくれたみたいだな

望月の心が、完全に開いたのを感じる……!

100 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 23:03:29.53 ID:K/pELLf9O

『望月 美代子  通信簿6』



望月「……向井さん。お話があります」

向井「………………どうしたんだ。望月」

普段の臆病な態度は鳴りを潜めて、望月は俺に向かい合う

その目には、望月の確かな意思の強さを感じさせた

望月「……向井さんは、ハッピーエンドが好きなんですよね?」

向井「……ああ」

望月「もし、ハッピーエンドに行けない様なゲームがあったらどうしますか?」

望月「絶対にバッドエンドになる様な、そんな酷いゲームを無理やりさせられたら……」

望月「……向井さんは、諦めますか?」

向井「……諦めないさ」

望月「………………え?」

向井「例え、最良のラストにならなくても……それでも、俺は進むよ」

向井「結果がどうなろうと……歩みを止めない事が大切だと思うからな」

101 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 23:04:02.17 ID:K/pELLf9O

望月「……うぅ、うぅぅ…………!」

望月「うわぁぁぁぁんっ!」

向井「な、何だ!? どうした!?」

いきなり泣き出された……! 何か琴線に触れる様な事を言ったか!?

望月「ご、ごめんなさい! 向井さん……私は……私は……!」

望月「貴方に会えて良かったです!」

向井「は…………?」

望月「えへへ……そんな風に考えている人に出会えて良かった……」

望月「向井さん……ここから出たら、私の開発したゲームを遊んでくれますか?」

向井「……勿論だ。断る理由も無い」

望月「や、約束ですよ! 絶対絶対、絶対に遊んで貰いますからね!」

望月「だから、指切りしてください。私と向井さんの大切な約束ですから……!」

……望月の小さな指と、俺の指が絡み合う

それは、希望と絶望が混ざり合う様な、そんな不思議な錯覚を垣間見た

望月との確かな絆……何もなかった俺が、初めて満たされたんだ

……俺はこの刻を忘れない。絶対に



『望月 美代子の通信簿が全て解放されました!』

『もし、絶対にハッピーエンドにならないゲームがあったらどうするか
 向井はその問いに対して、結果ではなく、諦めない過程が重要だと答えた
 望月はその答えに何を思ったのか……ここから出たら自分のゲームで遊んでほしいと向井と固く約束しあった』


102 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/15(木) 23:05:25.31 ID:K/pELLf9O
本日はここまで。お疲れさまでした
初の好感度MAXは望月さんでした。本当に最初の時からは想像もしていませんでした
……パンツ要ります?
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 23:23:49.62 ID:DDhu1pt10

パンツについては>>1に任せます
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 00:16:54.43 ID:9aeQ4YGDO
105 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 18:49:57.80 ID:7bGOlmC7O
本日は8時頃に再開しようと思います
お暇な方は参加して頂けると嬉しいです
106 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:02:45.14 ID:p7WYipSXO

――『向井の個室』――

きーんこーんかーんこーん

「「キサマラ、今から夜時間やでー」」

向井「…………ふぅ」

スグル「お疲れ様でした。お布団の用意は出来ていますよ」

今日は色々あったな……とにかく今は休みたい……

向井「……ん? あれ、おかしいな……」

スグル「向井さん? 何を探しているんですか?」

向井「いや……部屋の鍵が……」

おかしいな……何処かで落としたか……?

普段気に留めていないから、いつ無くしたのかわからないな……

スグル「モノクマに頼んで、スペアキーでも作ってもらいますか?」

モノクマ「ダメです! 何故なら今の状況はとても面白いからです!」

モノクマ「……そう、今なら向井クンの部屋に不法侵入し放題だからね。うぷぷ」

107 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:05:02.21 ID:p7WYipSXO

向井「…………!」

モノクマ「あれ? もしかして皆を信じられないの?」

モノクマ「まあ、ボクからは鍵を用意しないとだけは言わせてもらうよ!」

スグル「そ、そんな……!」

モノクマ「それじゃあね! 終わりも見えてきたし……よいコロシアイを!」

ぴょいーん

スグル「……どうします? こうなった以上、鍵の事を話すのは……」

向井「……いや、皆には伝えておく」

向井「もしかしたら、誰かが拾ってくれているかもしれないしな」

それに、あの中の誰かが俺を殺しに来るとも思えないしな……

向井「……それに、スグルや入間もいるだろう?」

スグル「…………! は、はい!」

入間『ケッ、この大天才様が力を貸してやるんだ。ドーンと勃ってろ!』

……頼もしいな。俺も二人に負けないように自信を持たないとな

もう寝よう。明日の事は明日に考えた方がいいだろうから………

108 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:06:44.11 ID:p7WYipSXO

きーんこーんかーんこーん!

「「キサマラ、朝の8時やでー」」

「「張り切っていきましょーう!」」

朝か。鍵の事を皆に伝えておかないとな

向井「……さて、いくか」

スグル「本当に、大丈夫ですか?」

向井「ああ……いくぞ」

109 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:09:16.71 ID:p7WYipSXO

――『超高校級の定食屋の研究教室』――

望月「うぅ……おはようございます!」

御鏡「おはよー」

向井「おはよう。……降りてきたのか」

御鏡「流石にずっとはいないよ……」

天道「おはようさん。飯食うのぜ」

皇「おはよーです! 今日も一日頑張るです! はい!」

二階堂「ふぁああ……元気だね……」

新菜「頭痛くなるくらいにね……」

……全員揃っているな。のどかでゆっくりとお茶を飲んでいる

向井「……皆、聞いてくれないか?」

110 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:09:49.37 ID:p7WYipSXO

天道「……鍵? 知らんのぜ」

望月「わ、私も……心当たりが……」

二階堂「知らないなぁ……」

新菜「部屋の鍵? 見てないよ」

御鏡「……知らないよ」

皇「わかんないです!」

……どうやら、皆知らないみたいだな

向井「……なら、もしも見つけたら俺に報せてくれ」

まあ、そんなに焦る事もないか。程々に朝食をすませて部屋に戻った……

111 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:10:43.25 ID:p7WYipSXO

【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(二名まで)

112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 20:11:22.77 ID:NSeFmqsv0
御鏡・望月
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 20:13:50.15 ID:iSOtPwb/0
新菜 天道
114 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:23:14.34 ID:p7WYipSXO

――『超高校級のカードゲーマーの研究教室』――

新菜「あああ!? また負けたー!?」

天道「お前さんは顔に表情が出やすいからわかりやす過ぎるのぜ」

天道「ま、探偵である俺様でないと見逃しちまうだろうけどな」

新菜「むむむ……そう言えば探偵だったね天道くん……」

天道「……忘れてくれて構わないのぜ」

向井「……人が無くし物探しに必死なのに呑気なものだな」

少し嫌みっぽく言ってみる。急ぎではないとはいえ、やはり焦るからな

天道「おっ、カモが増えたのぜ。休憩がてらポーカーでもどうだ?」

新菜「幾ら私でも、向井くんが相手なら勝てそうだしね!」

……舐められているのか。俺は

そこまで言われたら、引くわけにはいかないな

向井「よし……受けてたつぞ……!」

三人でポーカーをして過ごした……

……ちなみに、結果は俺の惨敗だった

もう少し話してみるか……


【どちらと話しますか?】
1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
2:新菜 那悠(ニーナ ナユ)
 ↓1(内容も含めて)

115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 20:32:46.76 ID:bCtQgoxDO
1
昨日の考え事について
116 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:50:21.43 ID:p7WYipSXO

1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)

向井「天道、ちょっといいか」

天道「……ん? どうかしたのぜ」

向井「昨日の事なんだが……天道、何か考え事をしていたよな?」

向井「あの時は皇に謝る事を優先したから聞けなかったが……」

向井「……何を考えていたんだ?」

天道「大した事じゃないのぜ。今日の夕食は何にしよっかなって位なのぜ」

向井「俺は真剣に聞いているんだ」

天道「……このコロシアイは、誰かが必ずみているはずなのぜ」

天道「じゃなけりゃルールに拘る必要も無い。スグルみたいな救援も来ないのぜ」

向井「………………」

天道「だが……何のためにそんな事をしているのかがわからんのぜ」

天道「誰か個人……もしくは不特定多数の人間になのか……」

天道「ま、どうでもいい話だったな」

……このコロシアイは誰かが見てる、か

あまり深く考えた事が無かったが……だとしたら何の目的でこんな事を……?

117 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:50:49.03 ID:p7WYipSXO

『天道 蒼真  通信簿3』

向井「……天道はどんな事件を解いた事があるんだ?」

天道「どうしたのぜ急に。何か悪いもんでも食ったのぜ?」

……天道は、極力探偵としての自分の事を話したがろうとしない

なら……天道の解いた事件の話を聞けば、自ずと判るんじゃないか……?

天道「ま、前にも言ったが俺様が解いた事件は強盗二件と殺人一件なのぜ」

天道「それを警察よりも先に解いたからこそ、超高校級の探偵になったのぜ」

向井「どんな事件だったんだ?」

天道「なんて事ないコンビニ強盗だったのぜ。現場に残された証拠から推理した結果……」

天道「そのコンビニに、前に勤めていた店員が犯人ってわかったのぜ」

向井「そうなのか……なら、残りの二つはどんな……」

天道「……気分が悪くなった。戻るのぜ」

向井「ま、待ってくれ……!」


『天道 蒼真の通信簿が解放されました!』

『警察より早く真相を解き明かした事から超高校級として認定された天道
 コンビニ強盗を捕まえた話はしてくれたが、残りは教えてくれなかった』

118 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 20:52:17.86 ID:p7WYipSXO

向井「黒幕の目的か……」

そうだ……黒幕は何が目的なんだ……?


【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(二名まで)
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 20:54:01.75 ID:NSeFmqsv0
二階堂
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 20:55:11.16 ID:bCtQgoxDO
121 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 21:09:36.46 ID:p7WYipSXO

――『才囚学園  倉庫』――

向井「……よっ、と…………!」

二階堂「うん、いい感じだね」

二階堂「なら、次はこっちを持って貰おうかな」

向井「わかった……はっ!」

倉庫で義手を使った簡単なトレーニングをしよう。と二階堂に誘われた

曰く、こんな短期間で義手を使用するのは本来は固く禁止されているそうだ

普通はもっと時間をかけて、ゆっくりと慣らしていくべきなんだが……

二階堂「今日はこれくらいでいいかな。腕の調子はどうだい」

向井「ああ、いい調子だ。何の問題も無いぞ」

二階堂「そうか……それはいい事ではあるんだけど……」

二階堂「急ピッチで仕上げたとはいえ、こんな簡単に慣れるなんて……」

……どうやら、二階堂から見てみれば不安な事も多いらしい

悩み事は増える一方だな……もう少し何か話してみるか

【何を話しますか?】
 ↓1(内容も含めて)

122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 21:20:26.42 ID:iSOtPwb/0
普段はもっと慣れるのに時間はかかるものなのか?
はやく慣れるのはいいことだと思うけど
123 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 21:51:34.73 ID:p7WYipSXO

向井「……普通、慣れるにはもっと時間がかかるものか?」

向井「早く慣れる分には、良いことだと思うんだが……」

二階堂「当たり前だよ。片腕が無くなるのは、想像よりも遥かに苦痛だ」

二階堂「時には、あるはずの無い腕から痛みを感じたりする場合もあるし……」

二階堂「何より、本来義手をつけるにはもっと時間を置いてからなんだ」

二階堂「そうしないと、気持ちの整理がつかないし……」

二階堂「そもそも、そう簡単に日常生活が可能になるなんておかしいんだよ」

向井「二階堂の義手が、俺には良かったんだろう」

二階堂「……はっきりいって、不気味なんだけどね…………」

124 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 21:52:51.94 ID:p7WYipSXO

『二階堂 義明  通信簿5』

二階堂「向井くんには、何か思い残した事はあるかい?」

向井「思い残した事、か……」

向井「……もういない皆と、もっと話しておけば。と思う事はあるな」

二階堂「そうか……ぼくも、きみと似たような心残りがあってね」

二階堂「実はぼくの学校の先生と、喧嘩別れしてきちゃったんだ」

向井「先生と……?」

二階堂「いつもぼくを怒ってたな……ぼくはウザいと思って無視してたけど……」

二階堂「こんな状況になると、もっと早くに謝っておけば良かったと思うよ」

二階堂は先生と喧嘩別れしてきたのか……

いつか、仲直りが出来るといいんだがな


『二階堂 義明の通信簿が解放されました!』

『学校の先生と喧嘩別れしてきたという二階堂
 普段はウザいと感じていたが、ここに囚われてからは罪悪感を感じていた』

125 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 21:58:07.59 ID:p7WYipSXO

きーんこーんかーんこーん

「「キサマラ、今から夜時間やでー」」




向井「……結局、見つからなかったな」

スグル「この学園にある事は確かなんですけれど……」

スグル「そうだ! 入間さんの発明品で探すのはどうですか?」

入間『そんな便利アイテムあるわけねーだろ! そもそも作らねぇよ!』

スグル「それを貴女が言うんですか……」

向井「……ま、明日も探すさ」

今日は考え事が多くて時間が早く過ぎた様な気がする……

早く寝て、明日に備えるか…………

126 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 21:58:46.61 ID:p7WYipSXO

――『超高校級のフィクサーの研究教室』――



御鏡「………………」

御鏡「………………………………」

御鏡「……ふふふ」

御鏡「向井君、慌ててたねぇ」

御鏡「部屋の鍵が無くなったら、安全な場所なんて無いもんね」

御鏡「いつ、ナイフを持った覆面が出てきてもおかしくないよ」

御鏡「それとも、見られたらマズイものでもあったりして……」

御鏡「そうそう……男の子ってベッドの下にエッチな本を隠すって本当なの?」

御鏡「今度調べてみようかな。もしあるなら皆にバラしてやろーっと!」

御鏡「……え? さっきから、お前は誰と話しているのかって?」

127 : ◆Wd9XQcLkjx0n [!red_res saga]:2018/02/17(土) 22:00:39.36 ID:p7WYipSXO







「  お  前  だ  よ  」







128 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/17(土) 22:01:29.83 ID:p7WYipSXO
本日はここまで
パンツは本編終わった後の小ネタで渡します
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 22:30:36.78 ID:bCtQgoxDO
乙です
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 00:09:54.18 ID:YovhF+3z0
乙 最後の御鏡の発言の真意は何かな
131 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 21:32:02.66 ID:FRZ4kINKO

きーんこーんかーんこーん

「「キサマラ、朝の8時やでー」」

「「キサマラ、今日も張り切っていきましょーう!」」


スグル「おはようございます」

スグル「今日で見つかるといいですね」

向井「ああ……そうだな…………」

向井「……………………」

スグル「…………? 向井さん?」

そう言えば……モノクマが静かだな。普段なら動機を出す頃合いなのに……

……考えすぎならいいんだが

向井「……行ってくるぞ」

132 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 21:34:06.90 ID:FRZ4kINKO

モノクマ「ボクは死にませぇぇぇん! 皆を!! 愛しているから!!!」

向井「……うおっ!?」

モノクマ「いやーそろそろ動機を出して置かないと怒られちゃうからさ」

モノクマ「向井クンが思い出してくれて助かったよ! 謝謝茄子!」

向井「……やっぱり、このコロシアイは誰かが見ているのか?」

モノクマ「はえ? いきなりどうしたのさ」

モノクマ「まあ見せてるんじゃない? 詳しくは知らないけど」

向井「は……?」

モノクマ「ボクは面白い物語になればそれでいいからね。それじゃ」

向井「ま、待て! おい……!」

……モノクマの今の態度、本当に知らない風な感じだった

なら、モノクマの正体はなんだ? このコロシアイの首謀者は……?

向井「………………くそっ」

……わからない。とにかく、今は皆の元に行かないと……

133 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 21:34:47.45 ID:FRZ4kINKO

――『超高校級の定食屋の研究教室』――



向井「……と、いう事があったんだ」

スグル「モノクマは、まだ何か企んでいるみたいでした……」

望月「ど、動機……まだ、コロシアイをさせる何かあるんでしょうか……?」

二階堂「そもそも……このコロシアイは誰かが見ているんじゃないか。ね……」

皇「むむむーん……誰ですか……」

天道「ま、一つだけ言えるのは、このコロシアイを楽しんでいる様な奴は……」

天道「どうしようも無いクズなのぜ。俺様達の絶望を望む下衆なのぜ」

御鏡「ホントだよ! コロシアイを楽しむなんてサイテーだよね!」

御鏡「そこの君ー! こんなの見てる暇があるなら、もっと楽しくて面白い物を見ようねー!」

新菜「……誰に言ってるの?」

天道「さあな」

134 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 21:35:37.79 ID:FRZ4kINKO

新菜「そ、そうだ! それよりも首謀者だよ!」

二階堂「こんなコロシアイを企んだ様な人物だ……まともな奴じゃない」

皇「むーなんでこんな事するですか……」

二階堂「莫大な身代金か、政治的思想犯か、何かしらの怨恨か……」

御鏡「それとも単なる愉快犯か!」

向井「……それをお前が言うのか」

望月「あ、あのぅ、目的なんてどうでもいいんじゃないでしょうか?」

望月「きっと今も外に居ますし……今は、皆で生きる事を考えましょう!」

向井「……そうだな。望月の言う通りだ」

新菜「あの小動物系の望月ちゃんから、こんな発言が出るなんて……」

新菜「なんだか感動だよ……!」

望月「そ、そうですか……? えへへ……」

……そうだ。俺達は前を向いて生きていく

こんなコロシアイなんかに、負けてたまるか……!

135 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 21:36:58.94 ID:FRZ4kINKO

【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(二名まで)


136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 21:38:48.94 ID:t6fxrOTe0
皇 新菜
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 21:43:07.12 ID:x34L4J5DO
望月 皇
138 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 21:57:00.12 ID:FRZ4kINKO

――『才囚学園  三階廊下』――

……俺は、俺の出来る事をしよう

皇が怪しいものを見たと言っていたからその調査をしに来たが……

望月「あ、あのぅ……本当に首謀者を見つけたんですかぁ……?」

皇「ホントです! 多分この辺りだったと思います! はい!」

望月「で、でもぉ……この学園の中に、他の人なんていませんよ?」

皇「むむむー……なら、何処かに隠れているですか?」

望月「隠れているんじゃなくて……外からモノクマを操作しているんですよ」

望月「ゲームでも、黒幕は基本的に最後にならないと出てきませんから……」

皇「そうなんですか?」

向井「俺に振らないでくれ……」

望月「大丈夫ですよぅ。ここから出たらいっぱい遊びましょう!」

皇「はいですー!」

……いつの間にか、三人で遊ぶ約束をした

もう少し時間があるな。何か話すか



【どちらと話しますか?】
1:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
↓1(内容も含めて)

139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 22:04:09.66 ID:t6fxrOTe0
1怪しいものの詳細を聞いてみる
140 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 22:25:24.82 ID:FRZ4kINKO

1:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)



向井「そうだ、皇……」

向井「……その怪しいものの詳細を教えてくれないか」

皇「はいです! メイが夜外に出たら、ぴかぴかが廊下で動いてたです!」

向井「ぴかぴか、か……」

皇「それで追いかけてみようとしたら、ケイジに止められちゃったです……」

向井「櫻田……? それはいつ見たんだ」
皇「えとえと……アカリの学級裁判の終わりです……」

……その時は、意識を失っていたからわからないな……

向井「ありがとう……もし、また見つけたら教えてくれ」

皇「わかったです! トーヤ!」

141 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 22:27:41.32 ID:FRZ4kINKO

『皇 芽衣花  通信簿3』



皇「トーヤ! メイと勝負です!」

向井「どうしたんだ、急に……」

皇「どうですか! やるですか?」

向井「……手加減してくれよ?」

皇「はいです! とうっ!」

バキッ!

向井「ぐっ……!?」

重い……! 加減してもこれ程なのか!?

皇「あぅぅ……メイ、また失敗しちゃったです……」

皇「メイ、小っちゃな時から色んな人と勝負したですけど……」

皇「いつも、メイが誰かを傷つけちゃうです……」

……もしかして、皇の家族が山に籠る様になった理由って……?



『皇 芽衣花の通信簿が解放されました!』

『向井と勝負して欲しい。と頼む皇。しかし向井を怪我させてしまった
 どうやら、幼い頃から力の加減が苦手だと言うが……?』
142 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 22:29:07.99 ID:FRZ4kINKO

【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(二名まで)
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 22:33:18.43 ID:x34L4J5DO
御鏡 天道
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 22:40:50.61 ID:BX2kb5NX0
145 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 22:51:55.28 ID:FRZ4kINKO

――『才囚学園  裁きの祠』――

御鏡「………………」

天道「………………」

向井「………………」

御鏡「……なんだか、ここで話すのも昔の事みたいだね」

天道「あの時から、随分と減っちまったもんなのぜ」

向井「……もう終わりだ。そうだろう?」

向井「誰が見てるにせよ……もう、俺達が殺し合う必要なんて無いんだ」

御鏡「そうかな……? コロシアイを望む人からすれば、そんなのつまらないよ」

御鏡「まだまだコロシアイは続く……私はそう思うけどね」

天道「そん時は俺様達でサクッと解いてやるのぜ。なあ、向井?」

天道「お前さんならやれる筈だ。今まで教えた事を覚えてくれてるならな」

……三人で、これまでの思い出を語った

……どうする? 何か話してみるか?


【どちらと話しますか?】
1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
2:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
 ↓1(内容も含めて)

146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 23:08:21.07 ID:BX2kb5NX0
2首謀者はどういう人間だと思う?
147 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 23:52:35.69 ID:FRZ4kINKO

2:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)



御鏡「向井君は、首謀者についてどんな風に思ってる?」

向井「……首謀者、か」

向井「俺達を苦しめ、それを誰かに見せる……とても正気じゃないな」

向井「……御鏡はどんな人間だと思っているんだ? フィクサーなんだろう」

御鏡「そうだね。私から見た首謀者は、なんだかチグハグな感じなんだよ」

御鏡「私達を徹底的に絶望させたい様には見えないし、かといって希望を持たせたい訳じゃない……」

御鏡「要するに、中途半端なんだよね。この首謀者は、さ」

御鏡「まあこんな感じだね。向井君は参考になったかな?」

……余計解らなくなった

首謀者はいったいどんな奴なんだ……?


148 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 23:55:37.71 ID:FRZ4kINKO

『御鏡 真幌  通信簿4』



向井「……話がある」

御鏡「どうしたの? 愛の告白?」

向井「お前にとって、俺達はなんなんだ?」

向井「ただ面白おかしく掻き回せればそれでいいのか?」

御鏡「……やだなー、そんな訳無いよ」

御鏡「皆が辛そうにしてたり……絶望しそうな顔を見ていると……」

御鏡「どうしても、笑わせたくなるんだよね!」

御鏡「だから、私は本当に、皆の事が大好きだよ」

向井「……………………」



『御鏡 真幌の通信簿が解放されました!』

『皆が好きだからこそ、事件を起こしたくなると語る御鏡
 その思考に、どこか危ういものを感じるのだった……』


149 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/21(水) 23:57:04.78 ID:FRZ4kINKO
本日はここまで
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 00:11:03.32 ID:GGYugN+p0
乙です
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 07:29:35.79 ID:CSXo1l1DO
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/22(木) 20:41:16.46 ID:NWBizkCV0
望月の言葉遣いが罪木のコピーなのは意図的なの?w
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 00:46:03.94 ID:R8OTMklw0
普通に望月のキャラは罪木をモデルにしてるのかと思った
154 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/23(金) 22:13:36.30 ID:Ankao6UbO
更新は日曜を予定していますが、せっかく質問が来ていたので
>>152は、>>153の言う様に、望月さんは罪木さんが大まかなモデルになっています
口調に関しては、単純に罪木さんと関連付けて覚えて貰えたら嬉しいな。と思っていたくらいで特に深い意味はありません

ところで、実際問題今回の生徒のキャラってどうなんですかね?
キャラ立ての練習のつもりでしたが、あんまり評判が芳しくないので……
このキャラ好きだよ。や、このキャラもっと掘り下げ欲しいよ等あれば是非とも教えてください
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 23:20:40.45 ID:WMw4qjTa0
現時点の生存者で好きなのは天道、皇、望月で番外編も含めたらリチャード
掘り下げてほしいのは、桐生院・浦賀主従と藍羽かな
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 23:46:15.01 ID:hznFe33q0
罪木がモデルともっともらしく言ってるがただの挿げ替えにしか見えない
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 23:56:49.56 ID:aG0+ZkCn0
>>156
どうせ>>1が何言っても文句言うでしょお前
ぶっちゃけ他のオリロンにも明らかなパクリキャラいたじゃん
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 00:05:58.00 ID:09QKCnya0
>>157
噛みついてないで感想書いてあげたら?
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 00:15:06.28 ID:ME219/hgO
基本的に肯定的な雑談スレですら空気扱いだししゃーない
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 01:11:09.73 ID:09QKCnya0
むしろニューステージは印象操作に必死な子が一匹いるって感想しかない 誰とは言わないけどね?
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 07:36:14.31 ID:SRcT+qUDO
>>154
生存報告乙
何だかんだで望月好きですよ(罪木が好きなのもあるけど)

他に好きなのは天道とか逸見とか御鏡とかですが、他のキャラも個性がちゃんとあって好きです

掘り下げてほしい部分は5章や6章で明らかになるかもしれないけど文沢姉妹の部分
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 10:33:41.77 ID:Vg77FtqJ0
多分一部の目立たせたいキャラに焦点を当てすぎてて、空気キャラには出番というか活躍する見せ場がないのが原因じゃないかな
例えば日常回イベントでもっと見せ場のプチイベントを増やすとか(澪田の親睦ライブみたいな)、次回退場キャラを上手く退場しないキャラと一緒に裁判や事件の中心に持っていくとか(スーダン2章の西園寺とか)。ベタだけれど友人の死で落ち込んで別のキャラとの励まし回とかで深く掘り下げるとか

でもこの作品も好きだし貴重なオリロンパだから完結まで応援してるし、次回作も期待しています
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 18:27:19.95 ID:kpwZJR+b0
次回作では意味なく原作キャラの台詞を真似たキャラを出さないでほしい。元ネタのイメージありきでそのキャラの持ち味が薄くなるしいくら作品自体が面白くてもそれだけで萎える

>>1はキャラ付け上手いのに勿体ないと思う
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 18:40:57.37 ID:6L7uGO7k0
キャラ関係とは直接関係ないけどメタ発言が多いのは何かの伏線?
そうでないならあまり乱用しすぎると興覚めする
165 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:22:12.45 ID:2Bk5Rg/jO
様々なご意見、ありがとうございました

一人であれこれ考えるよりも、より多くの問題点がわかりました

本日は安価はありませんが、答えられそうな質問に返信してから再開します

>>162もっと多角的な方面でイベントを起こすべきでしたね
新菜さんなんかは藍羽さん、榛原さんが死亡した際にイベントを挟むべきでした
もっと一日一日の密度をあげられる様に努力します

>>163原作と合わせた方が覚えられやすいかな。と思って通したのが裏目に出てしまいましたね……
キャラクターの持ち味を活かせる様に、描写を重ねて行きたいと思います

それと、これは先に言っておきますが……
次回には差別化出来る理由があるので、とある原作キャラにわざと寄せている生徒が二名います
ご了承ください……
166 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:25:16.70 ID:BtsOJHjQO

きーんこーんかーんこーん

「「キサマラ! 以下略!」」



向井「適当になったな……」

スグル「で、でもそのくらい飽きてきているって事じゃないですか?」

スグル「だとしたら……向井さんがここから出られるのも、そう遠くは無いかもしれません!」

向井「そうだといいな……」

微かな希望が見えてくる。でも、これを見ているのはスグル達チーム・ダンガンロンパ以外に誰が居るんだ?

とにかく、今夜はもう寝よう。この事は明日皆と一緒に考えればいい

向井「……おやすみ。スグル」

スグル「はい!」


……………………………………………………

……………………………………

……………………

167 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:25:52.37 ID:BtsOJHjQO









……カチャン!

168 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:26:30.78 ID:BtsOJHjQO

向井「………………ん………………」

今……何か、音がした、様な……

まさか……だって、個室には鍵が……

鍵………………が………………?

向井「………………っ!」

そうだ! 今の俺の部屋は鍵がかかっていない……!

スグルは? 入間は? どうなっているんだ……!?

「………………………………」

身体を持ち上げ、人影を見る

ソレは顔を隠していて、誰が誰なのかもわからなかった

ガシッ!

向井「ぐっ……!?」

喉を……!? 息が出来ない、

朦朧とした意識の中、俺は……

………………………………………………………………

……………………………………

……………………

169 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:27:26.84 ID:BtsOJHjQO

…………

……………………

……………………………………

『……忘れないで』

……これ、は………………?

『貴方の受けた仕打ちを、貴方の抱いた絶望を』

誰……………だ………………お前、は………………

『さようなら。また会えるけれど、もう忘れてしまうけど……』

『これは―――』

―――これは?

『貴方の望んだ、コロシアイなの』



170 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:28:09.70 ID:BtsOJHjQO

向井「……っああぁあぁぁああ!?!?」

ゆ……夢……? なんだったんだ……

いや、今はそんな事よりも……!

向井「スグル、入間! 大丈夫か!?」

スグル「う……うぅ〜〜〜ん……」

スグル「うへへぇ……もう食べられませんよぉ〜東条さぁ〜ん……」

向井「………………」

バサッ! ドサッ!

スグル「痛ぁっ!? 向井さん!? 何で布団をひっくり返したんですか!?」

心配して損した

もう朝のチャイムも過ぎているじゃないか、早く行かないとな……

………………ん?

向井「………………無い」

スグル「え?」

向井「無い……! 入間の発明品が、全て無くなっているんだ……!」


171 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:28:58.70 ID:BtsOJHjQO

――『超高校級の定食屋の研究教室』――



向井「皆! 聞いてく……」

望月「……。む……向井、さん……」

天道「……遅かったのぜ」

新菜「ど……どうしたの……?」

スグル「……? どうかしたんですか?」

研究教室には、既に全員が集まっていた

だけど、何かがおかしい。まるで、俺が来ると困る様な……

新菜「や、やだなー……何も無いよ?」

二階堂「……ぼくらの事はいいよ」

二階堂「そんな事よりも……そんなに急いで、何かあったのかい?」

向井「! そうだ……! 昨日の夜、俺の部屋に……!」




172 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:29:48.48 ID:BtsOJHjQO

モノタロウ「あれー? 何で隠しちゃうの?」ひょいっ

新菜「きゃっ!? いつの間に!?」

モノスケ「何処に隠そうが、ワイらからは逃げられへんで〜」

モノファニー「これはアタイ達で一生懸命作ったのよ!」

唐突に表れたモノクマーズ。新菜から奪いとったモノは、確か……

向井「それは……動機ビデオか?」

モノスケ「せや、覚えとったんか」

モノダム「櫻田クンノ、遺品ダヨ」

櫻田の、遺品……!?

モノキッド「気になるよな? 誰のものか気になっちまうよな?」

向井「……ああ」

モノタロウ「はい、再生開始ー!」

御鏡「……! ダメ、見ないで!」

御鏡からの忠告を無視して再生させる。そこに映っていたのは……


173 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:30:33.55 ID:BtsOJHjQO

……ザザッ!

――――――――――――

モノクマ『えー、オマエラの大好評につき、今回も作っちゃいました!』

モノクマ『その名も……動機ビデオ!』

モノクマ『えー超高校級の……おっと、これはネタバレだね!

モノクマ『向井 刀哉クンの動機なのですが……』



モノクマ『えー……誠に残念な事に、向井クンの親や兄弟は……』

モノクマ『ある”超高校級の生徒達”の手によって皆殺しにされてしまいました!』

モノクマ『ですが、安心して下さい。なんと、外にはまだ向井クンを待っている女の子がいるのです!』

モノクマ『ちなみに、その女の子の事なんですが……』

モノクマ『これ以上は内緒だよ! 正解は卒業の後で!』


……ブツンッ!

――――――――――――


174 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:31:28.90 ID:BtsOJHjQO

向井「…………………………」

向井「……なんだよ…………これ…………」

向井「なんなんだよ……これッ!」

ブンッ ガシャンッ!

モノタロウ「ああー!? 壊れちゃったよ!?」

向井「黙れ……! 黙れよ……ッ!」

天道「向井…………」

スグル「む、向井さん。落ち着いて……」

向井「落ち着ける訳ないだろッ!」

バシッ!

スグル「うわっ!? 痛っ……!?」

皇「スグル!? 大丈夫ですか!?」

向井「なぁ……何で、何でなんだ……?」

向井「何で皆が……俺の家族を殺していたんだよッ!?」
175 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:32:19.24 ID:BtsOJHjQO

……映っていたのは、俺の家族

自分でも不思議なくらい、それが真実だと理解出来た

個性は無いが、優しい父親。ドジだけど気配り上手だった母親

無口だけど俺を気にかけてくれた兄さんに、反抗的だったけど憎めなかった妹……



それが、クラスメイトに、惨たらしく蹂躙されている映像だった

父の身体を焼き払っていた、天道に櫻田に逸見

母の身体を海に沈めていた、御鏡に浦賀に皇

兄の身体を切断していた、リチャードに榛原に二階堂に藍羽

妹の身体を弄んでいた、鉄に文沢に新菜に桐生院……

……今までに積み重ねてきたモノが、全て闇に堕ちていく様な光景だった


176 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:33:23.46 ID:BtsOJHjQO

向井「……殺してやる」

望月「え……? 向井、さん……?」

向井「殺してやる……お前ら全員、俺の手で殺してやる……!」

二階堂「む、向井くん。落ち着いてよ。あんなの本物な訳が……」

新菜「そ、そうだよ! それに、私達があんな事をする人間に見える!?」

皇「メイ、あんな酷い事しないです! ホントのホントです!」

向井「嘘だッ!!」

もう、何も信じられない。何を聞いても言い訳にしか聞こえない

向井「…………もういい」

もうこんな所には居たくない。足早に研究教室から去っていく

もうコロシアイの首謀者なんてどうでもいい、早くあいつらを殺したい

沸き上がる殺意だけが胸を焦がす。今までの思い出が焼かれていく

……俺の……俺達の今まではいったい何だったんだろう―――?

177 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:34:03.42 ID:BtsOJHjQO

新菜「む……向井くーん……」

御鏡「……行っちゃったね」

スグル「あんなに怒った向井さん……初めて見ました」

望月「わ、私だって知りませんよ!」

二階堂「マズイね……あれを本物だと向井くんが信じちゃったら……」

天道「クソッ、あんな悪趣味なパチモンをよくも……」

モノクマ「パチモン? 違うなぁ……」

モノクマ「あれは正真正銘、マジモンの映像でーーーす!」

皇「ウソです!」

モノクマ「うるさーい! ウソって言う方が嘘なんだよ!」

新菜「まさかの逆ギレ!? ていうか何あれ!?」

モノクマ「いや? 何も何も、オマエラの悪行だけど?」

御鏡「嘘ばっかりだねー、そんなにコロシアイして欲しいの?」


178 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:34:53.10 ID:BtsOJHjQO

モノクマ「うぷぷ……当たり前じゃん!」

モノクマ「寧ろ、コロシアイを起こすのがボクの役目でしょ!」

モノクマ「オマエラが悪いんだよ? 雑な友情ごっこばかりしてるから……」

モノクマ「もっとも、そんな雑な友情は簡単に破れたんだけどね!」



モノクマ「……で、どうするの? オマエラに向井クンを助けられるの?」

モノクマ「親殺し、兄妹殺しのオマエラ風情が?」

モノクマ「それとも、いっそ向井クンを殺しちゃう?」

モノクマ「うぷぷ……残酷だよね。何もかも奪われたのに、最期の命までも奪われちゃうんだもんね」

モノクマ「進むも絶望、退くも絶望。そして待つのもまた絶望……」

モノクマ「うぷぷぷぷ……! あーっはっはっは! オマエラはこれからどうするのかな!?」

モノクマ「もっと面白い物語を……ボクに見せてごらんよ!!」

ぴょいーん!

179 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/02/25(日) 22:35:45.76 ID:BtsOJHjQO
本日はここまで
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 23:46:04.84 ID:SfCfDDEo0
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 06:12:43.83 ID:+UmTYrKDO
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 15:55:39.20 ID:rHthlLZX0
なんか1人足りませんね…
183 : ◆Wd9XQcLkjx0n [sage]:2018/03/03(土) 00:09:22.41 ID:BQ0zWK0lO
>>182苗木クンが写真に写っていなかったのと同じ理由じゃないっすかね?(適当)
三月はまともに時間がとれなさそうなので、生存報告だけになるかもしれません。ご了承
184 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/04(日) 13:14:46.40 ID:OVrw4vnXO
本日の更新はありませんが、相談があります
少し次回の事をまとめてみたのですが、主人公は今から作っておいた方がいいですか?
前もって作っておくメリットとしては先にキャラを考えておく事である程度キャラ被りを予防出来る等があります
本日の六時まで、主人公を作るかどうかのアンケートを取らせていただきます。もし宜しければご意見をどうぞ
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 14:05:33.77 ID:NAitr5Aa0
>>184
次回作って結局、どう作るん?
前から言っているロンパwikiのボツ案から才能と名前全部とるん?
主人公もそんな感じ?
186 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/04(日) 14:36:03.43 ID:OVrw4vnXO
>>185そうですね。ほとんどの生徒は下記のスレから拝借しました
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17143/1499596380/l30
ただし、字面の収まり等々の都合で多少改変している生徒もいます(一字程度)

で、肝心の主人公なんですが、スレ内での作成にしようと思います
その為、突発的に始めると準備に手間取るかもしれないと思ったので前もって作っておくべきかなと判断しました
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 14:38:47.50 ID:NAitr5Aa0
ワイ、したらば書き込めんのよなぁ…
まぁ、決めても支障がないなら決めておくに越したことはないんちゃう?
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 15:06:49.91 ID:zpMsfSVDO
決めるに一票
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 17:48:18.30 ID:DqtxLPlh0
今主人公を作るのがいいかな
190 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/04(日) 18:02:07.67 ID:w2eQAS68O
今主人公を作りたい。という意見が多いので、本日次回の主人公を作成したいと思います
もう少し時間が経ってから連絡します
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/05(月) 07:52:24.47 ID:fyLVVBoA0
作者掲示板で変なのに粘着されてるけど大丈夫?余計なお世話かもしれないけれど
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/08(木) 02:47:29.04 ID:o5aIIKAz0
>>755生存報告をちゃんとしていたり、定期的に更新されてるとこは見てるよ。愛書とか雪水とか
…名前は伏せるけど、読者をバカにしたようなメタ発言が多くなった所はもう見てない
モノクマーズだけならまだしも味方側の生徒まで言ってたから特に深い意味は無いんだろうけどさ
初期の方から見ていたから、急に水ぶっ掛けられた気分になった
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/08(木) 12:22:19.13 ID:NVKp99SFO
二作目のくせに初めての愛書や雪水の全てに惨敗しているオリロンパの面汚し
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/09(金) 02:05:46.34 ID:8B6QbToi0
>>193
雑談スレで必死にネガキャンしてて楽しい?
195 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/09(金) 23:52:52.07 ID:NIVt2HFMO
次回の更新は明日の夜を予定しています
明日は少しだけ時間に余裕があるので、今のうちに小ネタを募集してみます
何かしてみたい、見てみたいものがあるならどうぞ
↓1
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 00:02:13.94 ID:VplEjRs2O
男子会(恋愛トークとか思春期トークとか青春系)
197 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 00:05:10.24 ID:HoRezhXWO
>>196確認しました
明日は男死メインのお話をします。それでは……
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 00:38:10.00 ID:fGFIG+Je0
乙 女子会のほうも見たかったし次の小ネタ募集のときに出すかな
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 08:08:47.98 ID:0fcVdAODO
更新待ってます
200 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 15:33:16.61 ID:3vDWbkeuO

天道「さて、覗きにでもいくのぜ」

リチャード「やはり覗きか……いつ出発する? 私も同行する」

櫻田「公然猥褻の現行犯で逮捕する」

向井「何をやってるんだお前ら……」




『ChapterEX 男死は無条件に滅びるべきです!』



201 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 15:33:51.73 ID:3vDWbkeuO

天道「今日、女子は御鏡の企画でプールへ遊びに行ってるのぜ」

天道「健全な男死なら、普段見ている女子の水着姿を見たいと思うのぜ」

二階堂「そうかなぁ……」

鉄「……というか、リチャード君は覗きなんてしていいの?」

リチャード「何言っているんですか! 覗きは男子高校生のロマンですよ!」

リチャード「それに……ボクは立場上禁欲的な生活を余儀なくされていましたからね……」

リチャード「ボクが日本に来て一番驚いた事は、R-18な本がコンビニに売っていた事ですから!」

浦賀「……皇太子も苦労してるんでさぁ」

浦賀「あっしも、覗きには少し……桐生院さんにバレたら五体満足でいられるかどうか……」

天道「完全に尻に敷かれてるのぜ。向井も将来こうなるのぜ」

向井「余計なお世話だ……!」


202 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 15:34:51.29 ID:3vDWbkeuO

鉄「でも、皆の水着には興味あるな……」

鉄「あっ!? 違うよ!? 僕はただ皆がどんな水着を着るのか気になっただけであって……!」

櫻田「わかっているさ。鉄に限ってその様な下心はあるまい」

浦賀「んだんだ。鉄さんは本当に服が好きですからねぇ」

鉄「ぼ、僕だって女の子に興味はあるんだからね!」

二階堂「まあ、ぼくも女子に興味が無いと言ったら嘘になるかな……」

二階堂「やはりぼくの気になる所は手だね。手とは人間が最も使う部位であり、同時に美しさの象徴としての側面も兼ね備える人の自然な美術品だよ」

二階堂「ミロのヴィーナスの様な腕の欠けた作品があるけど、あれは腕が無い事で見る者の想像を働かせるという珍しい例なんだ。実際はあったらしいけど無くなった方がいいなんて変わってるね」

二階堂「別に手を美しいと感じる感性は海外だけのものではなくて、日本にも女性の手を菓子に見立てて食べてしまいたいという唄がある程、人は手に対して美的な感情を抱いて―――」

櫻田「……二階堂からは下心しか感じられないな 」

天道「まあ他の奴のフェチをどうこう言う事も野暮なのぜ」

203 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 15:35:30.06 ID:3vDWbkeuO

逸見「おっ、盛り上がってるなっ!」

向井「逸見……片付けすまないな」

逸見「いいって事よっ! で、何の話をしてやがんだっ?」

天道「女子達がプールに遊びに行ってるから覗きに行こうぜ?」

逸見「はぁっ!? 何言ってやがる!」

逸見「そんな事したら、女子達にシメられんじゃねーかっ!」

向井「まあ、そんな反応だよな……」

櫻田「当然の反応だな。下手したら俺達よりも強いぞ……」

天道「……わかった。覗きは諦めるのぜ」

天道「その代わり、お前らの気になっている女子について語ってもらうのぜ」

浦賀「えぇ……?」

鉄「ほっ……うぇぇ!?」

逸見「な、なんでそうなんだよっ!?」

天道「嫌なら独りでいくのぜ」


204 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 15:36:10.79 ID:3vDWbkeuO

リチャード「……わかりました。ここは皆で話しましょうか」

鉄「えっ、リチャード君!?」

リチャード「いや、寧ろ全員で話すべきです! 是非! 是非!」

向井「いや、俺は……」

二階堂「……まあ、せっかくだしやってみようかな」

櫻田「緊張するな……」

逸見「しゃーねーなっ! いっちょやってやるかっ!」

向井「……って、皆やるのか?」

天道「ん? 向井はやらねぇのぜ?」

浦賀「ここは空気を読みやしょう……」

……仕方ない。やるか

俺が話すべきなのは……

【誰について話しますか?】
↓1(女子生徒一名のみ)

【他の生徒が話す女子は?】
1:藍羽
2:桐生院
3:皇
4:新菜
5:榛原
6:文沢
7:御鏡
8:望月
9、0:十の位

↓2〜8(出席番号順、連投あり)

205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 15:38:42.84 ID:WJvwW6Jg0
御鏡
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 15:39:38.40 ID:C9q0JcMM0
藍羽
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 15:41:20.66 ID:0fcVdAODO
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 15:42:02.98 ID:C9q0JcMM0
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 15:44:17.03 ID:C9q0JcMM0
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 15:44:30.66 ID:0fcVdAODO
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 15:45:26.83 ID:C9q0JcMM0
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 15:46:32.05 ID:C9q0JcMM0
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 15:51:26.50 ID:WJvwW6Jg0
214 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 17:42:26.77 ID:3vDWbkeuO

藍羽「…………………………」

桐生院「浦賀、後で学園裏に来てくださいまし?」

向井:御鏡
逸見:新菜
浦賀:文沢
鉄:望月
櫻田:皇
天道:文沢
二階堂:皇
リチャード:榛原


向井「……俺は、御鏡が気になるな」

向井「いつも俺に構ってくれるし……笑顔はこっちも元気になるな」

天道「それ、単におちょくられてるだけなのぜ」

天道「絶対に胸だけ見て決めたのぜ」

向井「うるさい! そう言うお前はどうなんだ!?」

天道「あー、文沢辺りなのぜ」

天道「胸は全く無いが顔はいいし……妹は割りと巨乳だったのぜ」

二階堂「最悪の理由だね……」

リチャード「全くですね……胸の大きさだけが女性の魅力ではありませんよ」

鉄「そうだよね……」

逸見「そう言うなら、リチャードは誰なんだっ?」

リチャード「榛原さんですね。ボクの見立てでは女性の中でトップのバストではないですか?」

鉄「説得力が無くなった!?」

215 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 17:43:19.01 ID:3vDWbkeuO

リチャード「別に胸の大きさだけで選んだ訳ではありませんよ……」

リチャード「やはり、王族に嫁ぐならばあれだけ強靭な肉体の人物でないといけませんからね」

リチャード「そうでないと跡継ぎが……いえ、この話は止めておきましょう」

浦賀「意味深でさぁ……」

逸見「なんだか、生々しい話を聞いた気がするぜ……っ」

リチャード「なら、逸見さんはどんな基準で選ぶのですか?」

逸見「オレか? オレは新菜が一番好きだなっ!」

逸見「華やかで可愛いし、新菜がオレん家にくればお客さんも喜ぶぜっ!」

櫻田「そうだな……確かに新菜は華のある女性だ。居たら楽しいだろう」

櫻田「俺は皇が気になるな。あれほどの力をどうやって得たのか……興味がある」

二階堂「ぼくも櫻田くんと同じで皇さんかな……彼女は色々と興味深いよ」

二階堂「あれだけのパワーを持ちながら手は全く荒れてない……やっぱり、女の子だからかな」

櫻田「女子というのは、俺達からしたら不思議な生き物だな……」

216 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 17:43:55.65 ID:3vDWbkeuO

天道「で、後は浦賀と鉄か?」

浦賀「いやーぁ、いざ言うとなると恥ずかしいですねぇ」

鉄「うぅ……顔がアツいよ……」

向井「言え。早く言った方が傷が浅い」

逸見「向井が壊れちまったぜっ!?」

櫻田「向井……強く生きろ」

浦賀「んじゃ、せっかくだしあっしから言うとしやしょうか」

浦賀「あっしは天道さんと同じで、文沢さんですねぇ」

天道「おっ、貧乳好きか? 桐生院もまな板なのぜ」

浦賀「いいえ。文沢さんはとても絵が上手いですからねぇ」

浦賀「あっしも、いつかそんな絵を描ける様になりたい……そう思いやした」

リチャード「ミスタ浦賀……」

鉄「……頑張ってね」

217 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 17:44:53.01 ID:3vDWbkeuO

向井「最後は鉄か。誰なんだ?」

鉄「え、えっと、その……」

鉄「……望月さん。かなぁ?」

浦賀「あぁー……望月さんでさぁ……」

二階堂「あ、うん。予想通りだね」

天道「ちっちゃいものクラブなのぜ」

鉄「うわぁぁん! 絶対誰かに言われると思ったよぉ!」

櫻田「……理由は?」

鉄「う、うん。望月さんってか弱い雰囲気がするからさ」

鉄「守ってあげたいな……って」

天道「普段守られる立場の鉄がそれを言うのぜ?」

逸見「安心しろ鉄っ! 牛乳飲んで運動すりゃ身長なんて伸びるからよっ!」

鉄「あああああ! もうやだぁああ!」

鉄「好きで小さい訳じゃないもん! 皆のバカぁ!」

向井「……すまない」

218 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 17:45:44.58 ID:3vDWbkeuO

天道「……と、そろそろ女子が戻ってきそうなのぜ」

リチャード「そうですね……この事はボクら男子内の秘密という事で」

櫻田「ああ。知られたらただじゃ済まないだろうな……」

二階堂「居ないからって好き放題言ったからね……」

浦賀「……そういや、誰が二名忘れた様な気がしやすが……」

鉄「き、気のせいだよ……だよね?」

ガラッ

御鏡「ただいまー……って、皆ここにいたんだ?」

天道「おう。俺様達は特にやること無いからな」

桐生院「ヒマで羨ましいですわね……」

望月「は、はひぃ……泳ぐの疲れちゃいましたぁ……」

藍羽「アンタは体力無さすぎだよ。一往復も出来てない」

新菜「まぁまぁ、人には向き不向きがあるって事で……」

皇「泳ぐの楽しーです! はい!」

文沢「皇さんの様な方もいらっしゃいますしね。ふふふ」

榛原「そうだな……喉が渇いた。逸見、全員分の飲み物を頼めるか?」

逸見「お、おぅ……今持ってくるぜ……」

御鏡「……? どうしたの?」


219 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 17:46:23.14 ID:3vDWbkeuO

逸見(さ、さっきまでそんな風な目で見てなかったってのに……っ!)ドキドキ

二階堂(やっぱり……さっきの話で意識しちゃうよね)ドキドキ

鉄(落ち着け……僕……!)ドキドキ

天道(文沢に妹を紹介して貰うか……)

浦賀(いつか、あっしも……)

リチャード(榛原さんはアトラント皇国を知ってましたよね……)

櫻田「……お前ら、顔に出ているぞ」

御鏡「……向井君。少しいいかな?」

向井「……ど、どうした? 御鏡」

落ち着け……御鏡はただ話しかけに来ただけだ……何もやましい事は……

御鏡「ここじゃ少しアレだから……教室で待ってるよ」

向井「……!? あ、ああ」

220 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 17:47:06.57 ID:3vDWbkeuO

向井「……ど、どうしたんだ? 御鏡」

大丈夫だ……話は聞かれていないはず……

普段通りにやり過ごせば何も疑われはしないはずだ……

御鏡「……向井君って、優しいよね」

向井「!?」

御鏡「私みたいな人でも、優しく接してくれてるし……」

御鏡「……私、向井君に才能を打ち明けるの怖かったんだよ?」

御鏡「もしかしたら嫌われちゃうかも。って思ってたからさ」

向井「そ、そうなのか……」

御鏡「私が向井君に構うのは、向井君に振り向いて欲しいから……」

御鏡「私だけが向井君の事を想っていたいから……」

御鏡「向井君が、大好きだからだよ」

向井「―――!?!?」

落ち着け落ち着け落ち着け! これは嘘だ。いつもみたいにからかわれてるだけなんだ……!

向井「う……嘘、だよな?」

御鏡「あ、またそんな事言う……私、狼少女だから信用無いね」



御鏡「……なら、無理矢理にでも信じさせてあげるよ」


221 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 17:47:40.14 ID:3vDWbkeuO

向井「は……? それって、どういう……」

御鏡「目、瞑ってて。……私でも見られるのは恥ずかしいから」

向井「わ、わかった……」

御鏡に促される様に目を瞑る。沈黙だけが痛いほどに耳に響く

……いや、何も聞こえない訳じゃない。何か、布が肌に擦れる様な音だけがかすかに聞こえる

……いきなり、御鏡が俺に何かを握らせてきた

それは何かの布だった。生暖かくて、まるで人肌で温めたみたいな―――

御鏡「……ん、もういいよ」

御鏡「それじゃ、また後でね! 真っ赤な顔の向井君!」

向井「なっ……! 御鏡、お前……!」

くそ……やっぱり嘘じゃないか。緊張して損したぞ……

向井「……ところで、御鏡はいったい何を俺に渡して……っ!?」

俺が持たされたものは……下着だった

それも女物の……しかも、これって……!?

向井「……御鏡、お前はなんなんだ」

……そもそも、これが本当に御鏡の履いていた物とは限らない

人を振り回す事が大好きな御鏡なら、平気でやりそうな気もする……

……だけど、何時かはあいつの本心を理解したい。それが叶わない夢だとしても……

御鏡の事を、想っていたい



【了】

222 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 17:49:24.01 ID:3vDWbkeuO
小ネタ終了。青春トークが完全に猥談になる男死ですみません
本編は今日の夜に更新します。安価はありませんのでゆっくりどうぞ
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 18:58:42.17 ID:jqBKMREu0
御鏡が当初のヒロイン予定だけあって>>1も描写に力入れてるな
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 19:36:09.63 ID:WJvwW6Jg0
>>223
正直、それがあるから御鏡選択したわ。裏話覗けるかな的な下心
225 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 23:33:49.88 ID:5BbkgQVdO
御鏡さんが正ヒロインだったらこんな感じになってました
再開します
226 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 23:34:44.35 ID:5BbkgQVdO

天道「……………………」

御鏡「……で、どうしよっか?」

新菜「…………わ、私、は…………」

新菜「人殺しなんかじゃないよっ!」

皇「メイも違うです! はいっ!」

二階堂「勿論ぼくもさ……だけど……」

スグル「向井さんは信じてしまった……」

スグル「皆さんが自分の親兄妹の仇であると、思い出してしまった……」

天道「今、俺様達で会いに行っても逆に向井を追い詰めちまうのぜ」

望月「で、でも、放っておくなんて出来る訳ないですよぅ……!」

御鏡「……最悪の展開だね。色々と」

スグル「……入間さん。どうしましょう」

227 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 23:35:13.50 ID:5BbkgQVdO

入間『お、オレ様に振るんじゃねー!』

入間『そう言うのはテメーら雑魚の担当だろ! オレ様の黄金の脳……』

スグル「すみません……どうやら、お役に立てないみたいです」

入間『む、無視するなよぅ……』

望月「……私、やっぱり向井さんと話して来るですぅ!」

新菜「や、止めときなよ! 下手したら望月ちゃんが……!」

望月「じゃあ……私達はどうすればいいんですかぁ!?」

望月「このまま向井さんを放っておけって言うんですか!?」

天道「……ま、時間を置いて少しずつ話していけばいいのぜ」

天道「そうすれば、きっと向井も落ち着いてくれるはすなのぜ」

御鏡「ま、私達は私達に出来る事をすればいいんだよ。きっと」

スグル「……僕は、僕に出来る事を………」

228 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 23:36:16.89 ID:5BbkgQVdO

――『向井の個室』――

向井「………………………………」

……もう、何も考えたくない

仲間だと思っていたのに……どうして……

それでも、頭はぐるぐると回っている。謎で思考が途切れない……

スグル「む……向井さん」

向井「……スグル」

スグル「僕は……皆さんの事については話せません。けど……」

スグル「きっと……話し合えば理解出来ると思います」

スグル「……これ、向井さんが読みたがっていた小説です。置いておきますね」

そう言ってスグルが置いたのは、いつか読もうとしていた小説

確か、ロボットが人間から様々な感情を与えられる内容だったな……

向井「…………………………………」

……今は気分を変えられれば何でもいい。適当にパラパラと捲っていく

……内容は、頭に入ってこなかった


229 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 23:36:52.69 ID:5BbkgQVdO

向井「…………………………」

スグル「……向井さん?」

向井「……出かけてくる」




……ガチャン!




入間『……いいのかよ? 今のアイツが何がシやがったら……』

スグル「信じてますよ……向井さんを」

スグル「……皆さんを」

230 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 23:37:27.76 ID:5BbkgQVdO

――『図書室』――

皇「……あぅ!? トーヤ!?」

向井「……………皇」

皇「え……えっと、うぅ……メイ……」

向井「……………」

皇「……っ! メイ……メイは、トーヤが好きです!」

皇「ソーマも、マホロも、ナユも、ヨシアキもミヨコもスグルも大好きです!」

皇「だから……メイは、もうコロシアイに参加しないです!」

皇「メイの好きな人が嫌な顔をするのはやーです! 皆で笑いたいです!」

皇「……トーヤは、どうですか?」

向井「……………」

……今は……何も、話したくない…………

皇「……うぅ、行っちゃったです…………」

231 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 23:37:58.00 ID:5BbkgQVdO

――『才囚学園 空き教室』――

御鏡「……こんにちは。向井君」

向井「…………何の用だ」

御鏡「うん。少しだけお話しない?」

御鏡「向井君。君は色々と大変な人生を送ってきたんだね」

御鏡「だけどさ、そこで諦めたら台無しになるんだよ?」

向井「……これ以上、俺に何をしろと……」

御鏡「何もしなくていいんだよ。後は私達に任せてくれれば、ね」

向井「……………」

御鏡「……じゃあね、向井君」

御鏡「……私、悪者だから解るけどさ」

御鏡「向井君は……復讐より、正義の味方の方が似合っているんじゃないかな」

232 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 23:39:05.76 ID:5BbkgQVdO

――『向井の個室』――

向井「……スグル、今戻―――」

天道「よっ、邪魔しているのぜ」

向井「……………天道」

天道「そう睨むなのぜ、今日は少し話に来ただけなのぜ」

天道「今回は恒例の探偵レッスン……その最後の極意を教えに来たのぜ」

向井「……そういえば、そんなのも………」

天道「思い出したか? とっておきの切り札を教えてやるのぜ」

天道「それはな……探偵は独りぼっちじゃないんだ」

向井「………………?」

天道「ホームズにワトソンがいる様に、ポアロにヘイスティングズ大尉が従う様に……」

天道「探偵には、どこかに相棒がいるものなのぜ」

天道「……俺様とお前みたいに、な」

向井「……………………」

天道「なんて……気取りすぎたか? ま、また明日会おうぜ」

天道「……待ってるからな」

……それだけ言うと、天道は去っていった

……励ましてくれた、のか?

233 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/10(土) 23:41:07.45 ID:5BbkgQVdO
本日はここまで。ありがとうございました
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 23:44:39.40 ID:qJY6G7rDO

うーん向井に響いてくれれば良いが…
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 00:04:15.59 ID:YAUDtOtDO

これからどうなるのかな…
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 00:17:21.61 ID:Ag4Cf5xH0
乙でした
もし2章の段階で向井が自分自身の動機ビデオを見ていたらどうなっていたのかな
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/16(金) 00:04:37.89 ID:x1uWjcSt0
365 名無しさん sage 2018/03/15(木) 22:05:35 ID:9IhSaJts
マジで来た…!天空、雪水、愛書と素晴らしいオリロンが多くなって嬉しい
三作とも完結まで頑張ってください、応援しています


スルーされてんぞww
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/16(金) 12:13:46.70 ID:bCHmZ+VGO
わざわざ雑談スレでまで見え透いたお世辞を言う必要もないからね
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/16(金) 12:56:13.33 ID:OxIx//4DO
自分は更新楽しみに待ってる
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/16(金) 13:11:53.58 ID:XbWl9qrs0
対立煽りの方向に切り替えたのか荒らしは
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/16(金) 18:52:54.57 ID:ylmds3R4O
雑談スレでは名前を呼んではいけないスレとして扱われてて草
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/17(土) 00:42:05.63 ID:x5NQ0cYo0
ぶっちゃけシークレットの方が空気
名前すら上がらないじゃん
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/17(土) 19:19:54.97 ID:+q3Khgsc0
シークレットは深夜川と赤井だけで持ってたのに消したのが悪い
それよりも二作目の癖にキャラ総パクりのこっちのがヤバい
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/17(土) 19:32:48.72 ID:QgL7pqmX0
シークレットのなんてゴミどうでもいい
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/17(土) 20:32:15.71 ID:GBznZg7lO
口が裂けても面白いと言われないクッソ哀れなオリロン息してる?
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/17(土) 20:42:33.30 ID:JibWH4n/0
まったく話題にならないシークレットの信者が何か言ってるwwwwww
247 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 20:34:09.79 ID:iaqd6QPIO
>>236内容ごと変わって、『待ってる人が一人しかいない』という内容になってました
そして、他の誰かの内容が向井君の家族殺しに変更、5章で強制死亡になっていました

ここ暫くは時間の都合で、小ネタメインになるかと思います
↓1何かみたいものがあればどうぞ。やれる範囲で書いてみます
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 20:35:13.54 ID:PnSROHpE0
それじゃあ今度は女子会で
249 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 21:06:52.32 ID:iaqd6QPIO

……ざざーん、ざざーんっ

御鏡「……ぷはっ!」ざぱっ!

御鏡「ふぅ……泳いだ泳いだー!」

榛原「久々の遠泳だったが……これなら、ヒナコもまだ捨てたものではないな」

皇「メイ、川でしか泳いだ事無かったです! 広くて気持ちぃですー!」

望月「お、お疲れ様ですぅ。かき氷どうぞ……」

……真っ青な空、それに、とってもクリアな海

このゲームみたいな南国の島……どうして私達がここにいるのかと言うと……




桐生院「そう! わたくしのコレクションの一部にご招待したからですわ!」



250 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 21:07:23.35 ID:iaqd6QPIO

……これは、ちょっとだけお金持ちな同級生のワガママと……

私達、超高校級の女の子達のお話




『ChapterEX ココロ常夏こころんぱ♪』



251 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 21:08:16.94 ID:iaqd6QPIO

……少し前の記憶を思い出します

確かあれは……男の子達の夏休みの話を聞いた所からだったっけ

望月「へ、へぇ……アトラント皇国に、ですか?」

リチャード「イエス。男子の皆様には、ボクの国で楽しんで貰おうかと!」

リチャード「皆様にはお世話になっております。ここでしっかり恩を売っておきたいのです!」

新菜「うひゃー王子様のスケールは桁違いに大きいね……」

御鏡「て、私達の席は無いの?」

リチャード「申し訳無いのですが、この旅行の席はボクも含めて八名しか連れていけないのです……」

リチャード「さて、ボクはここら辺でお暇させていただきますね……色々と準備もあるので……」

望月「あ、い、行っちゃいました……」

新菜「いーなー海外旅行! 私なんてお仕事でしか行ったことないもん!」

御鏡「でも、そう簡単にはいかないよ。リチャード君はこの中でも強い影響力を持つ人だし」

新菜「あーあ! 私達女の子グループも海外に行きたい!」

ガラッ!

桐生院「話は聞かせて貰いましたわ!」

252 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 21:08:53.30 ID:iaqd6QPIO

望月「……それで、桐生院さんの持つ小島でバカンスを楽しんでいるんですよね」

文沢「誰に向かって話しかけているんですか? ふふふ」

藍羽「ふん、金持ちの下らない道楽で無理やり連れてこられただけだし……」

藍羽「こんな暑い所に長く居られない。私はもうガレージに戻る」

新菜「あ、藍羽ちゃん! アイスクリーム持ってきたけど食べる?」

藍羽「……チョコ味のなら」

桐生院「ふふん! 金持ちはリチャードさんだけではありませんわ!」

桐生院「この小島、このガレージ、それに自家用ジェット機……」

桐生院「これら全て、わたくしのコレクションの一部なのですわ!」

文沢「本当に桁が違いますね。いったい幾らの金額がかかっているのでしょう」

皇「とにかくリリカは凄いです!」

榛原「ああ。自在に金銭を扱えるという点ではリチャードに勝てるだろう」

桐生院「当然ですわぁ! なんてったって超高校級のコレクターですもの!」



253 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 21:09:36.83 ID:iaqd6QPIO

御鏡「……でも、せっかくここには男子がいないんだよ?」

御鏡「これって私達にとって絶好のチャンスだと思わないかな?」

榛原「どういう事だ、説明しろ御鏡」

御鏡「恋バナだよ! ここなら男の子に聞かれないし!」

藍羽「は?」

望月「た、確かに男の子の皆がいる場所では言いづらいですけどぉ……」

御鏡「ねぇねぇ皆は気になる男の子とかいる? 別に恋愛的な意味じゃなくてもいいから!」

新菜「あ、それ私も気になる! ねーねー言おうよー」

文沢「ふふふ……とても興味があります。ふふふふふ……」

望月「え、えーっと……言わないとダメなんですかぁ?」

御鏡「もっちろん! さあどんどん言ってみよっ!」



【女子達が話す男子生徒は?】
1:向井
2:逸見
3:浦賀
4:鉄
5:櫻田
6:天道
7:二階堂
8:リチャード
9、0:十の位
↓1〜8(連投あり)
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 21:13:01.58 ID:PnSROHpE0
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 21:17:57.66 ID:PnSROHpE0
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 21:18:37.15 ID:2MpSI8ODO
はい
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 21:21:22.75 ID:PnSROHpE0
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 21:22:48.59 ID:rl0h+DGy0
いよっ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 21:24:25.51 ID:2MpSI8ODO
はい
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 21:26:40.60 ID:PnSROHpE0
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 21:27:04.99 ID:2MpSI8ODO
はい
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 21:28:42.37 ID:2MpSI8ODO
どっちも9だからもう一回
263 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:33:14.36 ID:iaqd6QPIO

藍羽:リチャード
桐生院:天道
皇:櫻田
新菜:櫻田
榛原:櫻田
文沢:向井
御鏡:天道
望月:二階堂


こうして、女子達の秘密のお話が始まったんですけど……

御鏡「私はねー天道君かな?」

桐生院「貴女は犯罪者ですものね……」

桐生院「まあ、彼の推理力はわたくしも評価しておりますの。彼は番犬に丁度いいですわ!」

新菜「藍羽ちゃんは? あんまり色恋沙汰に興味なさそうだけど」

藍羽「……リチャード」

新菜「玉の輿狙い!? 案外野心家なんだね藍羽ちゃん!」

藍羽「……珍しいチョコくれたから」

新菜「餌付けされてるーーー!?!?」

望月「わ、私は二階堂さんが……」

榛原「ほう、理由は?」

望月「は、はい! 何でも私の手が綺麗だって誉めてくれて……」

望月「いつか、私の手を造ってみたいって言ってくれましたぁ」

新菜「変態だーーーーー!?!?!?」

264 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:34:00.79 ID:iaqd6QPIO

新菜「私は櫻田くんかな……ほら、イケメンだし!」

新菜「舞台で怪我をしそうになった時、素早く助けに来てくれる……きゃっ!」

皇「メイもケイジです!」

新菜「おっ、ライバルかな? 櫻田くんのどこが好きなの?」

皇「とっても強いです、はい!」

榛原「ヒナコも櫻田だな。奴ならば我が軍でもやっていけるだろう!」

新菜「えっ!? 二人とも顔より戦闘能力重視なの!?」

新菜「ちょっと待ってよ……これって気になる男の子についてだよね?」

新菜「もっとこう……甘酸っぱいものは無いの!? バトル漫画なの!?」

御鏡「新菜さんが皆と違ってズレてるんじゃない?」

新菜「私の感性が変な訳ないもん!」

……どう見ても、甘い話にはなりそうもないのです

新菜「女の子達皆男子について能力しか求めてないじゃない! やだー!」




265 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:34:49.03 ID:iaqd6QPIO

文沢「ふふ、賑やかで楽しいですね」

望月「あ……そういえば、文沢さんはまだ言ってませんよね?」

新菜「そうだよ! 文沢ちゃんだけ見てただけじゃん!」

榛原「あの澄ました顔の文沢の意中の相手……気になるな」

御鏡「ま、根暗っぽい文沢さんにはそんな人居ないんじゃない?」

桐生院「……何故貴女は文沢さんに対して当たりが強いのでしょう?」

文沢「ふふ。では話しましょう。少し恥ずかしいのですが……」





文沢「私は……向井さんを好いています」




266 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:35:23.03 ID:iaqd6QPIO

藍羽「……は? 向井?」

御鏡「へぇ……向井君ね」

皇「トーヤ? ちょっと意外です!」

桐生院「そうですわね……あまり目立つ方の殿方ではありませんもの」

新菜「ちょ、ちょっと待って! それよりも、今……!」

新菜「す、好きって言ったよねぇ!?」

文沢「ふふ、あまり繰り返し言うのは気恥ずかしいのですが……」

文沢「私は……文沢明莉は、向井刀哉さんを心からお慕いしております」

新菜「キターーーーーッ! 初めて恋愛関連の好きだーーーーーっ!!」

藍羽「……テンション上がり過ぎてキモいんだけど」

新菜「だってだってぇ!」

新菜「そそそそれで!? どこが好きなの!? いつから好きなの!?」

望月「に、新菜さんがバグっちゃいましたぁ!?」

御鏡「顔が見せられないレベルだね……」

267 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:36:21.41 ID:iaqd6QPIO

御鏡「……それで、文沢さんはどうして向井君の事が好きなのかな?」

文沢「ふふふ、人の恋慕をあまり詳しく聞くのは野暮ですよ」

文沢「じゃないと……貴女、呪われちゃうかもしれませんよ? ふふふ」

藍羽「……なんでこいつ等ってこんなに仲が悪いの?」

榛原「さあな……何か反発しあうものでもあるのだろう」

文沢「ふふ……冗談です。それで、いつから好きか。という質問について……」

文沢「あれは……彼が私に初めて会った時の事でしたっけ……?」

268 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:36:55.29 ID:iaqd6QPIO

――――――入学当時

文沢「そうなんですか。記憶喪失……」

向井「ああ……悪い。だから、俺がどんな才能なのかも……」

記憶喪失……物理的に強い衝撃を受けたか精神に何か負荷がかかったのでしょうか

記憶は、まだ解明の域には程遠い未知の世界……十年以上の時を経て思い出す事例もあります

つまり、今の向井さんは真っ白のノートの様な存在……

歩んだ歴史を破り盗られ、途中から進み始める歪な人生……

文沢「……ふふふ、面白いですね」

向井「あまり面白がらないでくれ……」

文沢「そうですね、貴方にとっては真剣な事です。ふふふ」

文沢「……なら、私が向井さんの記憶を取り戻す手伝いをしても宜しいですか?」

向井「……いいのか?」

文沢「これでも学者の端くれですから。気になった事は調べたいのです。ふふ」

文沢「それでは、まずは誕生日から遡ってみましょう。覚えていますか?」

文沢「因みに、私の誕生日は……」

……この時は、確かに純粋な好奇心に寄るものでした

でも……彼の嬉しそうな、少し困惑した顔は今でもはっきりと思い出せます

269 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:37:37.03 ID:iaqd6QPIO

文沢「……なかなか上手くいきませんね」

向井「すまないな……半年も経つのに何も思い出せない……」

文沢「いえ、長期戦になる事は覚悟の上ですから」

文沢「向井さんは何も悪く無いですよ。ふふふっ」

向井「すまないな……」

彼との不思議な付き合いは、思いの外長く続きました

自分でもおかしいと思うのですが……彼の全てを知りたいと思っていました

彼の生まれ、彼の両親、彼の友人……

その全てが掠りもしない。まるで、本当に世界から破られてしまったかの様に

文沢「すみません。力不足で……」

向井「いや、そんな事はないさ……」

この頃から、私は彼の顔がずっと頭の中に残る様になりました

最初は、学者として解明したいからだと思っていましたが……それは、大きな勘違いだったのです

270 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:38:11.76 ID:iaqd6QPIO

そして……私の心がはっきりと理解出来たのは、意外にもすぐでした

文沢「……はい? 好きな物、ですか?」

向井「ああ……食べ物でも、動物でも、何でもいい」

文沢「そうですね……強いて上げるならロウソクでしょうか」

文沢「あの幻想的な光……吹いたら消えてしまうのに、あれほど明るく光る姿には惹かれますね」

向井「なるほど、ロウソクだな……」

文沢「……急にどうされたのですか? 私の事よりも、貴方の記憶の方が……」

向井「……文沢、誕生日が近いだろう?」

向井「いつも世話になっているから……何か贈ろうと思ってな」

文沢「……覚えて、くれたんですか?」

私が誕生日について話したのは、最初に会った時だけなのに……

それなのに、覚えてくれていた……

271 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:38:54.20 ID:iaqd6QPIO

この時、私は心の中にある感情を完全に理解しました

彼の事を知りたいのは他でもない私

私の事を知ってほしいのは他でもない彼

彼の真っ白な記憶の中に、私という存在を刻みこめた

それが……何よりも嬉しかった……!

272 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:39:43.93 ID:iaqd6QPIO

向井「……さて、俺は寄宿舎に戻るぞ」

文沢「ふふ、今日もお疲れ様でした」

向井「文沢は戻らないのか? 逸見が何か料理を用意しているらしいが……」

文沢「ああ、私はもう少しやる事があるので……」

文沢「ですが、そんなに遅くはならないと思うので、そう伝えてくれますか?」

向井「わかった……じゃあ先に行くぞ」

文沢「はい。それではまた後で……」





文沢「……ふふふ。今日の事も日記に書いておきましょう」

文沢「いつか……彼の頭の中を、私だけで埋め尽くしたい……」

文沢「私の事だけを考えて欲しい……彼の真っ白な頭を私で染め上げたい……」

文沢「ふふふっ……! これが、好きって事ですよね? これが、真の愛なんですよね?」

文沢「ふふふふふ……っ! ふふふふふふふふふふふふふふふ……っ!」

273 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:40:12.94 ID:iaqd6QPIO

文沢「……これが、私の想いの全てです」

藍羽「…………………………っ」

桐生院「………………………………」

皇「?」

新菜「ヤバいよヤバいよヤバいよ……」

榛原「これは……いや、まあ、その……」

御鏡「……やっぱり文沢さんは根暗だね」

望月「ひ、ひぃ……っ!」

文沢「ふふふ。好きな人を語るのは照れますね……」

文沢「……さて、次は何をしましょう?」

新菜「わ、私泳いでくる!」

榛原「ヒナコも同行しよう」

藍羽「……ここは寒いから、外にいく」

……それから、私達はいっぱい遊んで帰る事にしました

本当に楽しかったんですけど……何故か、背筋が寒くなって……

桐生院さんは海に浸かって冷えたんだと言っていましたけど……

……南国の開放的な雰囲気は、人の秘めた感情も解放してしまうのでしょうか……?



【了】


274 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/18(日) 22:42:12.50 ID:iaqd6QPIO
本日はここまで。安価ありがとうございました
文沢さんは安価の結果を見たときにオチ担当にしました。そのせいでホラーめいてしまってすみません
本編は明日か明後日には投下したいと思います
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 00:29:15.62 ID:+MzGC45p0
おつ
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 00:32:28.59 ID:1avZLwQs0

文沢絡みは毎回ホラーになる
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 00:37:56.17 ID:Q6jKxAgDO
乙です
本編更新も楽しみにしてます
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 01:37:23.37 ID:elsbbu8L0
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 07:49:06.65 ID:U5SHgJYZ0
280 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:22:39.85 ID:q5QFtU8rO
再開します
文沢さんがここまで病んだ理由もいつか明かしたいですね
281 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:23:13.54 ID:q5QFtU8rO

きーんこーんかーんこーん

「キサマラ、夜の10時やでー」

「今から夜時間に入るから、気を付けるんやでー」



向井「…………………………」

……結局、俺はどうすればいいんだろう

皆を許せるのか? 皆を殺せるのか? 今まで通りに過ごすのか……?

……もう寝よう

282 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:23:51.39 ID:q5QFtU8rO

きーんこーんかーんこーん

「キサマラ、朝の8時やでー」

「今日も一日、張り切って参りましょーう!」



向井「…………………………」

朝か……いや、もうどうでもいいか

ずっと、こうして部屋の中にいたい……

向井「……寝るか」

ぴんぽーん!

向井「…………………………」

……誰か来たのか、スグルに任せよう

向井「スグル、頼む……」

スグル「え……あ、はい……」

適当に応対でもしてくれればいい。もう俺には何の関係も……


283 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:24:24.87 ID:q5QFtU8rO

スグル「……今すぐ食堂に来て欲しいそうです」

向井「食堂に……? 悪いが、断っておいてくれないか」

スグル「そ、それが……」

皇「ダメです! トーヤは絶対に来ないとめっ! です!」

二階堂「そういう訳だから、是非とも向井くんには来てほしいな」

向井「…………………」

……拒否権は無い、か

向井「……わかった、少し待っててくれ」

皇「……! はい!」

二階堂「……ありがとう」


284 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:24:59.45 ID:q5QFtU8rO

――『才囚学園 食堂』――

向井「……何なんだ、いったい」

天道「来たか、見てれば解るのぜ」

御鏡「……あ、そろそろ始まるよ」



新菜「みんなー! 今日は私の生ライブに来てくれてありがとーっ!」

新菜「星川ニーナの特別ライブ! 楽しんでいってねー!」

皇「わー! ナユ、かわいーです!」

スグル「凄い……! あれが、本来の超高校級の歌姫……!」

新菜「ふふ……! 沸き上がる観客、ノリノリの音楽、そして私……!」

新菜「今の私、最高に輝いてる!」

二階堂「向井くん、はい、サイリウム」

向井「あ、ああ……」

285 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:25:36.58 ID:q5QFtU8rO

新菜「それじゃあ一曲目いっくよー!」

皇「わーい!」

御鏡「はい、サイリウム振って!」

天道「こうなのぜ?」

御鏡「違う! もっと楽しく!」

スグル「ほら、向井さんも一緒に!」

向井「……………………………………」

……………………………なんだこれは

新菜「……ふぅ、皆、ありがとーっ!」

新菜「向井くん! 私、何か向井くんに言おうと思ってたけど……」

新菜「やっぱり……私には歌しかないって思ったから!」

新菜「藍羽ちゃんや榛原ちゃんに聴かせてあげられなかったのは残念だけど……」

新菜「向井くんには聴かせられて良かった! もう後悔なんて無いよ!」

新菜「それでは! 星川ニーナの特別ライブ、参加ありがとうございました!」

そういって、食堂から出ていく新菜

……新菜の歌は、何となく俺の心に響いた気がした

286 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:26:09.69 ID:q5QFtU8rO

二階堂「……向井くん、楽しかったかい」

向井「今度は二階堂か……」

向井「皇、御鏡、天道。何度も俺に会いに来て……」

向井「……何が目的だ?」

二階堂「色々あるんじゃないかな。まあぼくは義手の調子を見に来たんだよ」

二階堂「一応、ぼくはきみの主治医って事になるからさ」

向井「……早くしてくれ」

二階堂「了解……っと、あれ?」

二階堂「おかしいな……損傷が思っていたよりも少ない。おまけに……」

二階堂「……どうしてだろう? 見当もつかないや」

……何だ、何の話だ?

二階堂「……ん、ありがとう。義手の調子は大丈夫みたいだね」

向井「……さっき、何か言っていたが」

二階堂「ああ、ぼくの思っていた程損傷が無かったからさ」

二階堂「まるで本物の腕みたいだ……」

あれこれと二階堂が言っていたが、俺には良くわからなかった

……本当に、俺の腕はどうなったんだ?

……もう、どうでもいいか

287 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:26:52.19 ID:q5QFtU8rO

向井「…………………」

……これで、残るは後一人

放っておいても向こうから来るだろう……

……でも

向井「…………………いるか?」

望月「は、はい……っ!」

最後は、俺から会いに行った

一歩だけ……ほんの一歩だけ、望月に歩み寄ってみた

皆が、俺に来てくれた様に……


288 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:27:32.48 ID:q5QFtU8rO

――『望月の個室』――

望月「あ、あの……どうぞ……」

向井「…………………」

……………………………………………………………。

…………………よし

望月「あ、あの……」

向井「望月」

望月「ひゃうっ!?」

向井「……正直、俺はもう皆とやっていける自信が無いんだ」

向井「あんなものを見せられて……皆が俺を騙しているのかもしれない」

向井「そう思うと……もう、俺には……」

望月「……向井さんは、この学園から卒業したいですか?」

向井「……何?」

289 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:28:12.71 ID:q5QFtU8rO

望月「だって……向井さんの動機ビデオが本当なら……」

望月「向井さんには、帰る理由が無いんじゃないですか?」

向井「……それは、そうだが」

望月「なら……どうして、そんなに辛い想いで悩んでいるんですか?」

向井「それは……」

望月「……えへへ、イジワルな質問しちゃいましたね」

望月「でも……辛いなら、考えるのを止めてもいいと思いますよ?」

向井「な…………」

望月「もうコロシアイなんて起きない、もう向井さんは責められない、もう辛い事は起こさない……」

望月「だから……ここに、私とずっと一緒に居ませんか?」

望月「約束します……絶対に辛い目に会わせないって、誓いますから……」

望月「ね? 私と一緒に、ここで――」

向井「……それは違うぞ」

290 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:28:52.79 ID:q5QFtU8rO

向井「ここに居続ける事は……出来ない」

向井「この学園は、俺達にとっては絶望そのもの……」

向井「ここから出る事こそが俺達の……既にいない、皆の願いだったはずだ……!」

望月「……でも、向井さんは」

向井「……自分でも不思議だ。あれだけ憎いと思っていた筈なのに……」

向井「才囚学園から皆を解放する事が、正しい事だと思えるんだ」

望月「…………………そう、ですか」

向井「……ありがとう、俺を励ましてくれたんだろう?」

望月「え……あ、はいっ!」

望月「げ、元気になってくれて、良かったですぅ! えへへ……っ!」

向井「……ははは」

……なんてな

まだ俺は皆を信じきれた訳じゃない……心のどこかで、皆を疑っている……

でも……今は、何とか取り繕えているはずだよな……?

291 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:29:23.54 ID:q5QFtU8rO




「……そろそろだ」




「この絶望的な学園生活を、確実に破滅させる方法……」




「首謀者の正体……この学園の秘密……この切り札を使えば、必ず……」





「ふふっ……! あははっ! 向井君、どんな反応をしてくれるかな!?」





「さあ……命を賭けて楽しんで!」

「良からぬ事を始めようじゃないか!」


292 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:30:01.63 ID:q5QFtU8rO

――『???』――

モノクマ「はぁ……最近はボク等の出番が無くて暇だよ」

『……………………………………』

モノクマ「ねぇ、聞いているの? ボクがキミに手を貸しているのは……」

モノクマ「コロシアイ学園生活を、面白可笑しくして欲しいからなんだけど?」

『……………………………………』

モノクマ「……え? 監視カメラの映像を見たって?」

モノクマ「へぇ……首謀者を暴く切り札が存在するんだ」

モノクマ「ボクは、ただのハッタリだと思うけどねぇ……」

モノクマ「で? 肝心の首謀者さんはどうするつもりなの?」

『…………………! …………………!』

モノクマ「……へぇ! 首謀者自ら殺しにいくんだ!」

モノクマ「いやぁ、これは面白い! なんたって禁じ手を使う程……」

モノクマ「こっちは相当に追い詰められているって事だからね!」

モノクマ「うぷぷっ……! 実に絶望的だけど、そっちの方が面白いよ!」

モノクマ「さぁ、そろそろ終幕を迎えるこの学園生活、どうなるのかな!」

モノクマ「うぷぷぷぷ……! あーっはっはっはっはっは!!!」


293 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/19(月) 23:31:08.54 ID:q5QFtU8rO
本日はここまで
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 23:56:44.15 ID:Q6jKxAgDO

どうなるかな…
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/20(火) 07:59:45.61 ID:ikI4c1yA0
おつ
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/20(火) 22:42:56.87 ID:IysOJonU0
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 21:00:28.67 ID:xqStvMjE0
首謀者は鉄伊織
白銀つむぎの対になる名前だから
298 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 21:59:30.28 ID:L519pTZ9O
>>297実は鉄君の名前は、かつて別のオリロンパで不採用だったものを使用しています
大分昔のスレなのでセーフなはず……因みにもう一人作成した生徒は採用されていました
もう少ししたら再開します
299 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:05:55.48 ID:L519pTZ9O

きーんこーんかーんこーん

「キサマラ、夜の10時やでー」



向井「……と、もうこんな時間か」

あれから望月と世間話をして過ごした……

時折、望月から何か視線を貰うが……

……顔に出て無いよな?

向井「……なあ、そんなに俺の顔が気になるのか?」

望月「え……あ、ひゃあぅ!? そそそ、そうじゃないですよぅ!?」

望月「……ただ、向井さんは最初の頃よりいい顔になったなぁ……って思って」

向井「……いい顔?」

望月「は、初めて見た時は、怖いなって思っていたんですけど……」

望月「今は、何て言うか……カッコいい顔つきになっています!」

望月「れ、レベルアップしたから……ですかね?」

向井「はは……なんだよそれ」

300 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:06:28.34 ID:L519pTZ9O

望月「へ、変でしたねぇ……で、でも!」

望月「向井さんだって、ここに来て成長したって事ですから!」

望月「だ、だから……えっと……その……」

望月「……私が、私が……向井さんを守りますから!」

向井「…………望月」

向井「それは俺の台詞じゃないのか?」

望月「ふぇ!? そ、それって……!?」

……ん? そうだ。これってもしかして……

向井「……!? いや、違うからな!?」

望月「わ、わかってますぅ!」

くそ、何だか変な雰囲気に……!

向井「も、もう行くぞ……!」

望月「あ……はい! お休みなさい!」

……少し調子に乗りすぎたな。早く部屋に戻るか

301 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:06:56.94 ID:L519pTZ9O

向井「スグル、今戻っ……た……」

そそくさと部屋に戻った俺は、その内部を見て硬直した

スグル「……んーっ! んーーーっ!!」

入間『――――――――――――――』

手足を結束バンドで、口をタオルで縛り付けられたスグル

砂嵐の映る画面から、あの騒がしい声を一向に出さない入間

一言で言うと……異常事態だ……!

向井「スグル!? どうした!? 今腕の結束を……」

スグル「んんっ!? んーーー!?」

首をフルフルと振るわせるスグル。その意味を知るのは―――

「……………………っ!」

バチンッ!

向井「がっ…………!?」

後頭部に走る、痺れる様な衝撃

異常事態の元凶が、未だに部屋に潜んでいた事を理解した後だった

302 : ◆Wd9XQcLkjx0n [sage]:2018/03/25(日) 22:07:34.51 ID:L519pTZ9O

――『пW◆〆ゞ』――

向井『……? ここは……?』

ここは……研究教室? だけど、こんな所来た覚えが無いぞ……?

それに……何か、ノイズが……

●*『こっちの準備は出来たのぜー』

$awそれじゃあ、この装置を頭に被せてくださぁい』

顔の見えないナニカが、俺の頭を無造作に掴んでくる

何故かはわからないが……途方もない位の恐怖が背筋を伝う

向井『や……止めろ! 離せ!』

Ω『……本当に大丈夫なの?』

§∂◇『わたくしが出資したのです。失敗する等ありえませんわ!』

‰Å『あぁ……! 早く、早くしてください! 私、もう心が溶けそうです……!』

⊥\『落ち着け。急いては事を仕損じるのはどこの世も同じだろうよ』

俺の絶叫とは裏腹に、周りのニンゲンは楽しそうに談笑している

そして、何の抵抗も出来ないまま……全ての準備が整ってしまったみたいだ

±¢『それでは……開始しますねぇ……!』

303 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:08:04.53 ID:L519pTZ9O

頭の装置の電源が入れられる

かちり。という音がやけに大きく響いた

向井『う……ぐ……! ぁああぁぁああああああぁああぁ!?!?』

痛い……! 頭が割れる! 頭がかき混ぜられる! 頭が吸いとられている!?

凵浴wはははっ! おいおい、死んじまうんじゃねーのかっ?』

◎『もし死んじゃったらマッサージするです! 心臓をぎゅっと潰すです!』

♭<『それはもう蘇生不可能だよー!』

♯£『……ツマラナイね。本当に』

∞⊆;『……ん、経過は良好みたいだね』

俺が苦痛に呻いている中、まるでテレビで映画でも見ているかの様に他人事で話す元凶共

……いったいどんな顔で俺を見ているんだろうな

¥℃『いやぁ、そろそろ終了する頃ですかねぇ?』

‰〓☆+†『ふん。余の国最高の科学技術を以てすれば容易い事よ』

‡〒『……もうすぐだ。もうすぐで俺達の戦いは終わりを迎える……』

★¬『その時は……また、元通りの世界で笑えるよ』

∃√『……そうだよね? 向井君…………』

……なん、で、そんな事、を、俺に…………

頭がからっぽになる感覚。そのまま俺の意識は、欠片も残さず塵になった

………………………………………………………………

………………………………………

………………………

304 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:08:33.22 ID:L519pTZ9O






…………あれから、どの位経ったんだろう

目的も、意味も、何もわからない程の苦痛が明けた

ただ、終わっても……俺の中から何かが抜け落ちた様な感覚だけが、心の奥で燻り続けていた

305 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:09:44.01 ID:L519pTZ9O

向井「……ん、ぐぅ…………」

……長い夢を見ていた気がする

そうだ。あれは、確か……

スグル「んんぅーーーっ! むふぁうぃふぁむぅーーーっ!!」

スグル「むふぁふふぁふふぇふぇふふぁむふぁひーーーっ!」

って、そんな事を考えている暇はない!

向井「……スグル! 大丈夫か!?」

結束バンドを切り、猿轡を外してやる

ついでにパッドの電源を入れ直すと……あの高慢そうな金髪が映った

入間『ちっくしょーーー! あの包茎クソヤロー、オレ様の発明品パクりやがったな!?』

スグル「落ち着いて……って、発明品をパクったってどういう事ですか!?」

入間『エレクトボムだよ! この大天才のオレ様が開発した発明品で……』

306 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:10:30.20 ID:L519pTZ9O







『ぴんぽんぱんぽーん!』

『死体が発見されました! 一定の自由時間の後、学級裁判を行いまーす!』







307 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:10:59.82 ID:L519pTZ9O

――――――――――――数分前

皇「……はっ! ねんねしてたです!」

ウカツです! 急に廊下でビビッとしたです……

皇「あぅ……ここどこです?」

ここは……教室です! でも、どの教室かはわかんないです

それに、もう真っ暗くらになっちゃったです……

むむー……どうして急にビビッとなったんでしょうか……?

……わかんないです。とにかくお外に出てみるです!

身体もフラフラじゃないです! メイはもう大丈夫です! はい!

皇「今日も一日頑張るです! えいっ、えいっ、おーっ!」

308 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:11:37.75 ID:L519pTZ9O









『ガッシャアアアアアアアアン!!!』








309 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:12:08.06 ID:L519pTZ9O

皇「……あぅ!?」

凄い音です! ぐらぐらって揺れたです

この音は……お外からです?

皇「は、早くお外に行くです!」

お外で何かあったですか……!? とにかく早くお外に行かないとです!

310 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:12:46.43 ID:L519pTZ9O

皇「……あ! ヨシアキ! ナユ!」

二階堂「痛た……何が何だか……」

新菜「ななな、何!? 今の!?」

外に出る時、ナユとヨシアキを見つけたです!

でも、二人ともなんとなく気持ち悪そうです……

皇「もしかして……二人もビビッとなったですか?」

新菜「ビビッと……? あ! いきなり後ろから何かで……!」

二階堂「ぼくもさ……いったいどこの誰がこんな事を……」

むむーん。二人ともメイと同じですか……

誰がこんな事したですか? もし見つけたらめっ! です!

天道「……三人とも、無事か!?」

皇「ソーマ!」

天道「兎に角さっさと外に出るのぜ。何が起きているのか……」

天道「……確かめにいくのぜ」

311 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:13:22.57 ID:L519pTZ9O


二階堂「…………は?」

新菜「な……何……これ……?」

皇「な……何で……ですか……?」

天道「…………っ」

向井「……四人共、これは、いったい……」

スグル「何が起きてるんですか……」



……駆け付けた四人と共に、目の前のソレを確認する

学園の中庭には、極めて大規模なクレーターが出来ていた

隕石でも墜ちたのかと錯覚する程巨大な穴。それは、明らかに人力で造られたものじゃない

その中央には、かつて俺達を追い詰めた忌まわしき存在……エグイサル

そして、その下……真っ赤な血が飛び散るクレーターの中央には……

超高校級の実行委員……いや、超高校級のフィクサー

御鏡真幌が、目を背けたくなる程無惨に轢き潰されていた……


312 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:14:04.51 ID:L519pTZ9O









【Chapter5】
  ナンセンス・トリック  非日常編







313 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/03/25(日) 22:14:54.37 ID:L519pTZ9O
本日はここまで
次回は捜査編なので、少し遅れます。すみません
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 22:44:19.34 ID:O7juP0mj0

なんとなく御鏡の予感がしてた
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 07:50:09.05 ID:VAtsDJgo0
316 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 00:13:02.89 ID:vbAU5htEO
本日は短いですが導入部分のみ更新します
明日は小ネタを少しやれたらいいな……
317 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 00:13:28.66 ID:vbAU5htEO

向井「……嘘、だろう?」

目の前の非日常。それは、今までのソレとは桁が違う

新菜「み……御鏡ちゃんが……!」

二階堂「……あれは、もう駄目だね」

天道「見りゃわかるのぜ」

望月「う……うわあぁぁぁっ!?」

望月「な……何で!? 何で御鏡さんが死んでいるのっ!?」

皇「う……うあぁ……! マホロ……っ!」

ついこの前まで顔を合わせていた彼女。その余りにも変わり果てた姿は……

俺達の思考を、存分に掻き乱していた

318 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 00:13:57.20 ID:vbAU5htEO

『おはっくまー!』

モノタロウ「あー!  オイラのエグイサルレッドがー!?」

モノキッド「こりゃもう使えねぇな! スクラップにしちまおうぜ!」

新菜「な、何言ってるの……?」

新菜「モノクマーズが御鏡ちゃんを殺したんじゃないの!?」

モノスケ「ちゃうわボケ! 何でもかんでもワイらのせいにすんなや!」

モノファニー「こればっかりは、アタイ達も何もわからないのよね……」

モノダム「キサマラノセイ、ダヨ」

向井「……? モノクマーズも知らないのか? エグイサルはお前達の操縦するロボットだろう」

モノタロウ「え? そうだっけ?」

モノスケ「知らんモンは知らんのや!」

二階堂「……本当に知らないみたいだね」

天道「これ以上は堂々巡りなのぜ」

望月「じゃ、じゃあ……誰が……っ!」

319 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 00:14:34.42 ID:vbAU5htEO

「うぷぷぷっ……! 誰がなんて白々しいなぁ!」

モノクマ「そんなの……この中の誰かに決まってるじゃーん!」

望月「……そ、そんな…………!」

皇「嘘です! 皆がそんな事するはずないんです! はい!」

モノクマ「ところがぎっちょん。この中にいるんですよねぇ……」

モノクマ「御鏡さんをタコせんべいみたいにした犯人が!!!」

向井「……………………」

新菜「う……嘘だよ……!」

スグル「……僕も、皆さんがこんな惨い事をするとは思えません!」

皇「絶対に違うですー!」

モノクマ「ふーん、あっそ。まあ信じるか信じないかはオマエラ次第なので……」

モノクマ「これ以降は、学級裁判で話し合ってくださーい!」

320 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 00:15:14.96 ID:vbAU5htEO

向井「……やるぞ」

望月「え……っ」

向井「……………………」

……不思議な位落ち着いている。何故か、頭の中はクリアに澄んでいた

だから……御鏡と初めて出逢った時の事をすんなりと思い出せる



御鏡『自己紹介しようよ! 私と君が、これから親友になれるようにさ!』

御鏡『私の名前は御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)! 超高校級の実行委員って呼ばれてるんだ!』

御鏡『向井君は……復讐者よりも、正義の味方の方が似合っているよ』



……あの時の言葉は嘘か真か。それすらももうわからない

だけど……初めて出逢えた生徒が、御鏡である事は必然だと思えた

もう、『君に出逢えて良かった』とは言えなくなったけれど……

それなら……せめて、真実に立ち向かう

それが、俺に出来る最期の事だから……

321 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 00:16:01.03 ID:vbAU5htEO
本日はここまで
何か小ネタで見たいものがあれば、出来る範囲でやってみますのでどうぞ……
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 00:27:09.63 ID:w8VWhzDDO
乙乙
小ネタより本編のが気になるから続き書いて欲しいのぜ
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 07:53:47.56 ID:rTzZbJM90

皇視点のときの皇可愛いから皇視点の小ネタが見たいです
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 09:05:12.91 ID:ku2JCPsQO
みんながプロフィールの嫌いなものを克服しようとするエピソード(嫌いなものを目の当たりにした反応が見たい)
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 11:10:43.18 ID:+ud3GdeDO

解放されなかった通信簿絡みで小ネタ見たいけど本編のネタバレになるかな
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/01(日) 11:20:43.82 ID:i7sjA4hR0
超高校級のエイプリルフール
327 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:32:30.51 ID:vKugis+8O
>>322
天道「それについては本当に申し訳なく思っているのぜ。おまけが本編は流石に不味いしな」

天道「だが本編が見たいという感想は本当に嬉しいのぜ。もうちょい待ってて欲しいのぜ」

天道「……因みに俺様が意見代理なのは単純に動かし易いからなのぜ。これも初期からは考えて無かった事だそうだぜ」
328 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:33:07.44 ID:vKugis+8O

『エイプリルフール編』

文沢「向井さん……実は、私と、私の妹のお腹の中には、貴方の子供が……」

御鏡「向井君……私にした事、ちゃんと責任取ってくれるんだよね……?」

望月「向井さん……私と、私に言った結婚の約束は嘘なんですかぁ……?」

向井「待て待て待て……! そんな事した覚えが無いぞ……!?」

向井「と、言うよりも……今日はエイプリルフールじゃないか。嘘だよな?」

御鏡「ちぇ、バレちゃったか」

望月「えへへ……びっくりしました?」

向井(冗談じゃない……心臓が止まりかけたぞ……)

文沢「ふふふ、いずれ真実になるのですから慌てる必要はありませんよ」

向井「え?」

文沢「この嘘は真実です。ふふ」偽証!

向井(……嘘であってくれ………………)

329 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:33:40.21 ID:vKugis+8O

『Chapter? 何時か何処かで』

…………、長い夢を見てた気がするです

でもそろそろ起きないといけないです。皆がメイを待ってる気がするです

皇「……ふぁ、よく寝たです…………」

皇「今日も一日頑張るです! はい!」

お腹から声を出してみるです、モヤモヤが一気に無くなっちゃいます

頭がスッキリして気持ちぃです! ……今何時なんです?

皇「……あぅ!? 遅刻しちゃうです!」

急がないとめっ! されちゃうです! 怒ったケイジは怖いです!

皇「……早く教室にいくです、はい!」

330 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:34:12.18 ID:vKugis+8O

――『教室』――

皇「ふー! 間に合ったですー!」

文沢「ふふふ。おはようございます」

天道「おはようなのぜ。でも廊下を走るのは止めるのぜ」

櫻田「皇、遅刻に気をつけるのは正しい心がけだが……」

櫻田「廊下が滅茶滅茶だ。後で掃除しておけ」

皇「あぅ!?」

うぅ……時間前には着けたですが、掃除をしないといけないですか……

鉄「あはは……ドンマイ。ところで服に埃がついてるよ」

新菜「というか……それ皇ちゃんの寝間着じゃないの?」

皇「はいです!」

榛原「……ヒナコの言えた事ではないが、身だしなみには気を使え」

櫻田「……着替えてこい」

……にゅう。今日はあんまり良くない日みたいです……

331 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:34:41.91 ID:vKugis+8O

皇「……ふぁ! もう放課後です!」

今日も一日楽しかったです! だから机で眠ってたみたいです……

浦賀「お疲れ様でさぁ、皇さん」

皇「キンタロー! ……そう言えば、皆はどこですか?」

ねむねむしてたら皆いないです……メイ、ちょっと不安です……

浦賀「あぁー……その事やしたら……」

浦賀「……ところで皇さん、今お腹空いてねぇでさぁ?」

皇「ぺこぺこです!」

そう言えばご飯食べてないです……ずっと動き回ってました! はい!

浦賀「んだら丁度いいでさぁ。今全員食堂に集まっていやす」

浦賀「後は皇さんだけでさぁ。良かったら来やせんか?」

皇「行くです! もうお腹とお背中がぺたんこです!」

浦賀「そいつぁ好都合でさぁ。それでは此方へ……」

皇「はいですー!」

食堂です! 夜ご飯にはちょっと早い気もするですけど……

でもでも、美味しぃご飯は食べたいですから行くです、はい!

332 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:37:21.20 ID:vKugis+8O

――『食堂』――

逸見「おっ! 来やがったなっ!」

御鏡「お疲れさまー、浦賀君」

浦賀「いやぁー雑用は慣れてまさぁ」

桐生院「ちょっと! それではまるで、わたくしがコキ使っているみたいではありませんか!」

望月「ま、間違ってはいない気もぉ……」

天道「この話は長くなってキリがなくなるから止めるのぜ」

二階堂「賛成だね……」

もう皆来てたです……ヤシチがおっきなお鍋を持ってきたです

逸見「んじゃ早速メシにすっか!」

リチャード「それを待っていました!」

天道「んで、献立はなんなのぜ?」

逸見「今日は全員で食うってから鍋物にしてみたぜっ! どうだっ!」

これは……おでんです! 色々あって見てるだけで楽しーです!

御鏡「それじゃ、小皿はここにあるから皆で分けて……」

333 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:37:49.30 ID:vKugis+8O

……ガシャン!

藍羽「……っ、はぁ、はぁ…………!」

新菜「え……藍羽ちゃん?」

逸見「ど、どうしたっ? 何か具合でも悪くなっちったか?」

リチャード「確かにミス藍羽の顔が真っ青ですね……」

ビックリしたです……ミユウが食器を落としちゃったですか?

藍羽「嫌……! 嫌、嫌ぁ……っ!」

バタン!

榛原「藍羽よ、大丈夫か!?」

櫻田「どうした……!? 顔色が悪い、少し横に向けさせるぞ……!」

鉄「どど、どうしたの!?」

二階堂「もしかして、何か鍋にトラウマでもあるのかも……」

新菜「と、トラウマ……?」

藍羽「はぁ、はぁっ……!」

334 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:38:20.59 ID:vKugis+8O

――――――――――

『……フン、なんだよ、その目は』

藍羽「………………」

『フン……本当にお前はそっくりだよ。俺を棄てたクソ女になぁ!』

『……何? 言いたい事あるなら言えよ。兄貴相手に遠慮でもしてるつもり?』

『本っ当に気持ち悪いよなぁ、お前。女の癖に空気も読めないのかよ』

藍羽「そんなだから、棄てられ……」

バシンっ!

『何口答えしてんだよお前ぇ! 兄貴相手に何様のつもりだオイ!』

藍羽「………………っ」

『あーあ、親父もお袋もこんなクソガキとっとと棄てちまえってのに……』

『お前、親父の浮気相手の棄てたガキだもんなぁ! ヒャヒャヒャッ!』

藍羽「………………………………」

『……お前、本当に口聞けないの? どこまでなら黙ってられんの?』

『そういや……昨日コンビニで買ってた鍋まだ残ってたよなぁ……そうだ!』

『美優? まだ朝飯食ってないよな? お兄ちゃんが食べさせてやるよ』

藍羽「……!? や、やだ……っ!」

『くくくっ……くひゃひゃひゃ…………!』

『今更遅ぇんだよぉぉぉおおぉ!!!』

バシャッ……!


――――――――――


335 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:41:57.20 ID:vKugis+8O

藍羽「………………あ」

皇「ミユウ? 大丈夫ですか?」

藍羽「……私、気を失ってたんだ」

新菜「急に倒れたんだもん。驚いたー」

逸見「大丈夫か? 嫌なら食わなくてもいいけどよっ……」

藍羽「……いや、食べる」

皇「でもミユウ、手が震えてるです……」

藍羽「………………………………」

新菜「……はい、あーん!」

藍羽「は?」

新菜「え、いや、震えてるなら私が持ってあげようかなって……」

藍羽「……いただきます」

ぱくっ

藍羽「……美味しい」

新菜「あ、藍羽ちゃん……!」

逸見「……へへっ! お粗末さんっ!」

336 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:42:23.55 ID:vKugis+8O

御鏡「……藍羽さんは大丈夫そうだね」

二階堂「そうだね……藍羽さんは彼らに任せようか」

浦賀「そういやぁ、他には何か用意してあるんでさぁ?」

望月「他には……あ、ハンバーガーがありますねぇ」

二階堂「………………………………」

天道「どうした二階堂。まるでFXで有り金全部溶かしたみたいな顔してるのぜ」

二階堂「いやぁ……ハンバーガーって手が汚れるじゃないか」

二階堂「そんなものを食べるなんて、ぼくにはとても出来ないよ」

天道「なら捨てるのぜ?」

二階堂「いや……なんとかして食べるよ」

望月「ど、どうやってですかぁ……?」

二階堂「……ナイフとフォークで」

337 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:45:17.01 ID:vKugis+8O

御鏡「……楽しいね、皇さん」

皇「はいです! たーのしーですー!」

皆と一緒のご飯、ずっとずっとパパとママとしか食べてなかったから感激です!

また、ここにいる『十五人』で……あれ?

皇「……誰か、忘れてるです?」

メイ、頭はあんまり良くないですけど皆の事は忘れないです!

でも、どうして楽しいのに胸がきゅーってなってるですか……?

皇「むむむ……むむむーん……あれ……」

皇「メイは……忘れちゃダメだった気がするです……」

皇「……………トーヤ………………………………」

くるくるお目目が回るです。きっとメイが疲れちゃったからです

だから、また起きたら元通りに……

338 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:48:17.04 ID:vKugis+8O

――『才囚学園 教室』――

皇「……はっ! ねんねしてたです!」

ウカツです! 急に廊下でビビッとしたです……

皇「あぅ……ここどこです?」

ここは……教室です! でも、どの教室かはわかんないです

それに、もう真っ暗くらになっちゃったです……

むむー……どうして急にビビッとなったんでしょうか……?

……わかんないです。とにかくお外に出てみるです!

身体もフラフラじゃないです! メイはもう大丈夫です! はい!

皇「今日も一日頑張るです! えいっ、えいっ、おー!」

……やっぱり、メイは忘れっぽいかもしれないです

いつか、ホントの事、思い出せるといいです

あの時のお願いを、叶えたいですから……

339 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/01(日) 22:49:47.91 ID:vKugis+8O
本日はここまで、次回は捜査編になるといいなと思います
ところでこの時点で首謀者が解ってるよって人はいますか?参考までにお聞かせください
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/02(月) 00:39:43.53 ID:bd6qTzSM0

首謀者はたぶんあの人かなと目星はつけてる
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/06(金) 07:27:12.50 ID:9KCn7mHw0
明らかに怪しいのいるけどミスリードの気もする
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 00:16:54.07 ID:Yi6AKAi8O
ある程度首謀者は解っているみたいですね。嬉しいです
再開します
343 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:18:32.77 ID:Yi6AKAi8O

【 捜査 開始! 】

向井「……まずは、モノクマファイルから確認していこう」

天道「今回は死体の損壊が激しいしな。間違っていないのぜ」

新菜「うぅ……何か色々飛び散ってる……」

向井「……辛いなら寄宿舎に戻っていてもいいぞ?」

新菜「う、ううん。何とかする……」

皇「……ほぇ? 刺傷があるですか?」

望月「あ、え……何で……!?」

二階堂「……? ああ、御鏡さんの死体の状況の事か」

二階堂「確かに妙だよね。死因はハッキリしているからいいけどさ」

……腹部に複数の刺傷?

後で確認しに行ってみるか……



GET!:コトダマを入手しました
【モノクマファイル6】
 被害者は御鏡 真幌
 死体発見現場は才囚学園中庭
 遺体には腹部に複数の刺傷が見られる

344 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:19:38.31 ID:Yi6AKAi8O

向井「さて……俺は御鏡の部屋に行ってみようと思うんだが」

スグル「御鏡さんの部屋に、ですか?」

向井「だけど、流石に男だけで行くのも問題があるだろう。だから皇……」

モノタロウ「ちょっと待って! オイラも協力するよ!」

向井「……お前が?」

正直、信用出来ないんだが……

モノタロウ「あのエグイサルは、オイラ達の家に置いてあったんだ!」

モノタロウ「だけど、オイラ達の知らない間に勝手に動かされたんだよね……」

スグル「因みに、他のエグイサルは……」

モノタロウ「うん! 無事だったよ!」



GET!:コトダマを入手しました
【モノクマーズの証言】
 エグイサルはモノクマーズラボで保管されていた
 事件前、何者かによって操作権限を奪われていたらしい
 なお、事件に使われた一体を除いた他は無事だった

345 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:20:26.69 ID:Yi6AKAi8O

……そうだ。せっかくならエグイサルを調べてみるか

向井「なあ……エグイサルを調べても構わないよな?」

モノタロウ「別にいいよー! あ、でもその前に……」

モノタロウ「……はい! いいよ!」

スグル「待ってください。今何をしたんですか?」

モノキッド「電子ロックを解除しただけだぜ! ガチャンとな!」

モノスケ「まあ簡単に言うと盗難防止やな。モノタロウのは盗られおったがな」

電子ロック……つまり、エグイサルに乗る事が出来るのはモノクマーズだけなのか

スグル「よっ……と! コクピットは狭いですけど、何とか入れそうです」

コクピット内部は機械に溢れていて、とても複数での操縦は無理だな……

モノダム「元々ハオラ達専用ダカラネ」



GET!:コトダマを入手しました
【電子ロックされたハッチ】
 ハッチには電子ロックがされてあり、モノクマーズのみが開く事が出来た

【エグイサルのコクピット】
 コクピットは人一人がなんとか乗れる程のスペースしか存在しない
 モノクマーズ曰く、複数人で操作する事は同じモノクマーズ以外には出来ないそうだ

346 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:21:03.29 ID:Yi6AKAi8O

向井「……中には何も無いか」

もし犯人が乗っていたとしたら、証拠があるかと思っていたが……

スグル「……あれ? これなんて読むんでしょう?」

向井「これは……オートパイロットモードか……?」

モノファニー「そうね。それは全自動操縦に切り替えるスイッチよ」

モノファニー「自由に学園内を動き回るの。だから生徒を踏み潰さない様に……」

モノファニー「オートパイロットモードでは、生徒を殺せない様にセンサーが発動しているのよ」

向井「オートパイロットモードでの進路の変更は可能なのか?」

モノファニー「出来るわよ。じゃないと開放されていない場所までいくかもしれないじゃない」


GET!:コトダマを入手しました
【オートパイロットモード】
 エグイサルの別モード
 全自動で学園内を警戒する様動き回る
 ただし、この場合は不意に生徒を殺さない様にリミッターがかけられている

347 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:21:47.94 ID:Yi6AKAi8O

入間『オイ、終わったのかよ?』

スグル「あ、入間さん!」

向井「何か気になる事でもあったか?」

入間『かーっ! 人の話を無視して勝手に動いた癖にそれを言うのかよ?』

入間『まあ気になる事って言やぁてめーらの性処理の頻度……』

スグル「………………………………」

入間『わ、悪かったよぉ……だからそんな目で見るなよぅ……』

入間『き……気持ちいぃ……っ!』

スグル「……本当になんなんですか?」

向井「邪魔したいだけなら切るぞ」

入間『ま、待てって! オレ様の盗まれた発明品について確認してーんだよ!』

……そういえば、そんな事を言っていたな

向井「……頼む、説明してくれ」

入間『けけっ! 最初からそう言っていりゃあいいんだよ!』

……改めて思うが、面倒くさいな

348 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:22:32.40 ID:Yi6AKAi8O

入間『まずはエレクトボムだな』

向井「エレクトボム……?」

入間『爆発させっと周囲の電波を妨害する粒子をバラ撒いてよ……』

入間『どんな電子機器でも、あっという間に機能停止にしちまうんだ!』

入間『ただ、二つしか作ってねー貴重品だからポンポン使えねーけどな』

エレクトボム……これを使えば……

入間『もう一つの発明品はリモートコントローラーだ。電子機器を自由に操作出来る優れものだぜ!』

スグル「凄いじゃないですか! ん、それを使えば簡単に脱出出来たんじゃ……」

入間『アホ、少しでも距離が離れると操作出来なくなるんだよ』

向井「ポンコツじゃないか……」

入間『そ、そう言うんじゃねーよ……安全に配慮して、停止する時にはゆっくりと停止するんだからよぅ……』

……それよりももっと気を付ける所があると思うんだが



GET!:コトダマを入手しました
【エレクトボム】
 入間美兎の発明品。電波を妨害する粒子をバラ撒く
 あらゆる通信機器を妨害して機能停止に陥らせる事が出来る
 使い捨て式であり、入間曰く一つしか作成していない

【リモートコントローラー】
 電子機器を遠隔操作出来るリモコン
 大型の機械も操れるが、範囲が極めて狭く少しでも遠ざかると途端に停止する
 停止した場合は、安全の為にゆっくりと機能を停止する

349 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:23:07.68 ID:Yi6AKAi8O

向井「それじゃあ行くぞ……皇」

皇「はいです! メイが頑張って犯人さんを見つけるです!」

新菜「ほ、本当に皇ちゃんでいいの?」

二階堂「きみはもう限界じゃないか。ここは二人に任せようよ」

天道「んじゃ、俺様達は教室を調べに行くのぜ」

スグル「お願いします、皆さん!」

向井「……御鏡の部屋は開くのか?」

望月「た、確かに……もう鍵も木っ端微塵になってると思いますぅ」

皇「だいじょぶです! メイが壊しちゃうです!」

新菜「校則違反にならない?」

向井「皇は一度扉を壊している……コロシアイに関してなら問題ないんだろう」

皇「いくです! ちぇりおーーっ!」

拳が叩き込まれると、扉が勢いよく吹き飛んでいく

向井「よし……いくぞ……」

350 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:24:22.68 ID:Yi6AKAi8O

――『御鏡の個室』――

向井「……これは!?」

御鏡の部屋に入り、まず目についたのは朱に染まったシーツ

明らかに異常な血痕が、この部屋で何かが起きていた事を物語っていた

皇「はう!? マホロ、いっぱい血が出てたですか!?」

そう言えば、腹部に刺傷があると書いてあったな……

向井「皇、少し部屋を捜査してくれ」

皇「ほぇ? トーヤはやらないです?」

向井「女子の部屋を漁るのは少し、な」

すまない……

皇「わかったです! すんすん……」

犬の様に鼻を鳴らしながら部屋をうろうろし続ける皇

俺は再度部屋を見渡すと……ふと、気になるものを見つけた

向井「……メモ帳?」

不自然に投げ捨てられたそれを拾うと、パラパラと読んでみた……

351 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:24:54.18 ID:Yi6AKAi8O

……そこに書かれていたのは、御鏡の見てきた俺達だった

俺の事は元より、リチャードや浦賀、文沢に櫻田の事も書いてあった

鉄、桐生院、藍羽、逸見、榛原……ここで殺され、オシオキされた生徒総てが

向井「……御鏡は、こう思っていたのか」

俺の評価は……『大体ぽんこつ』。悪かったな

だが、この評価は御鏡本人の口から聞いてみたかったな……

向井「……ん?」

ふと、途中からページが破かれている事に気づいた

なんとか残りから読み取ると……

向井「……首、か?」

皇「トーヤ! あったです、はい!」

向井「なっ……!?」

皇から俺に渡されたそれは、血に濡れたナイフ……

この部屋で……いったい何があったんだ?



GET!:コトダマを入手しました
【ナイフ】
 御鏡の部屋に落ちていたナイフ
 ベッドの下に落ちており、血に濡れている

【シーツ】
 血で濡れている。御鏡の部屋の予備ではない

【破られたメモ帳】
 御鏡の部屋に置かれていたメモ帳
 向井達への印象や疑念が書かれている
 最後のページが破かれている。内容はわからないが『首』とだけなんとか読みとれる

352 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:25:26.12 ID:Yi6AKAi8O

皇「むむむ……マホロ、どうしたんでしょうか?」

向井「この部屋で誰かと争いになったのか? いや……」

……そう言えば望月以外は外にいたよな。まさか……?

望月は非力だ。とても御鏡に太刀打ち出来るとは思えないが……

向井「……皇達は、全員外にいたのか?」

皇「違うです……メイ、ビビッと来て気を失っちゃったです」

皇「そしたらそしたら、ナユとソーマとヨシアキに会えたです!」

……なら、新菜、皇、天道、二階堂は御鏡とは関係がないのか?

じゃあ、まさか……



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【皇の証言】
 皇が起きたのは四階の教室だった
 外に出ようとした際、新菜や二階堂に天道と出会っていた

353 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:25:59.65 ID:Yi6AKAi8O

きーんこーんかーんこーん!

「うぷぷぷぷ……そろそろ良いよね?」

「オマエラ、そしてこの中にいる犯人を絶望へと導く……」

「学級裁判を開始しまーす!!!」

「準備が出来次第、裁きの祠へ来てくださーい!!!」



向井「……遂に、だな」

皇「うぅ……ホントに、ホントにいるんですか?」

向井「……正直、俺も信じたくはない」

向井「だから……いや、だからこそ、俺は学級裁判で戦ってみせる」

向井「それが皆に対する……既にいない、皆への誠意だと俺は思うからな」

皇「……なるほど! トーヤの考えは凄くいいとメイは思うです!」

皇「メイ、敵になる人は絶対に倒さないといけないと思ってたです……」

皇「でもでも、学級裁判で皆と戦うのは辛いです。苦しいです」

皇「でも、トーヤの言葉で、メイはもう迷わないです! 皆の為に戦うです、はいっ!」

そう言うと、皇はたたたっと走り去っていった

……俺も行こう。ここまで来て逃げ出すなんて出来ないんだ

354 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:26:28.92 ID:Yi6AKAi8O

――『才囚学園  中庭』――

新菜「あ、向井君!」

天道「今メイちゃんが寄宿舎から走っていったのぜ」

天道「……何かしたのぜ?」

向井「何もしていない……!」

緊張を解すため、軽口を叩き合う

少し視線をズラすと、そこには佇むエグイサルが見える

アレを見ると……嫌が応にも、初めて襲われた時を思い出す……

天道「それと、これは俺様達の成果なのぜ。ほらよ」

向井「っ!? これは……!?」

天道「お前さんの個室の鍵だ。教室に捨てられてあったのぜ」



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【向井の個室の鍵】
 四階教室に放置されていたもの
 事件前にこの鍵を見た生徒は一人もいない

355 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:27:03.67 ID:Yi6AKAi8O

向井「……皆は先に行っていてくれ」

スグル「え、どうしてですか?」

二階堂「鍵の確認なら、ぼく達もいた方が良くないかな」

向井「……頼む」

入間『まさかお前、ここらで一発ヌいときてーからオレ様を邪険に……』

スグル「わかりました! 先に行っていますね!」

入間『さ、先にイク……? お前、まさかまだガキの癖に早漏か!?』

入間『包茎粗チンの癖に早漏なんて救えねぇな! いっそメスになっちまえ!』

二階堂「……もういいや。行こう」

新菜「先に行ってるよー……」

望月「わ、私も……先に……」

向井「……望月、お前はここにいてくれ」

望月「……………………え?」

356 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:27:29.29 ID:Yi6AKAi8O

向井「望月、今から質問するが……」

向井「頼むから……正直に話してくれ」

それから、俺は望月への疑念をぶつけた

犯人だと信じたくはない……だが、証拠を無視する事も出来ない

だからせめて……望月の本心を聞いてみたかった

望月「わ、私が……犯人……!?」

望月「ちち、違いますぅ! だって、私は、私は……!」

望月「………………………………」

望月「み、御鏡さんとは、あ、会っていません!」

望月「そ、それに……誰も寄宿舎には居なかった……様な気もしますぅ」

向井「……本当か?」

望月「………………はい」



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【望月の証言】
 望月は御鏡とは会っていない
 そして、寄宿舎にも誰もいなかった

357 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:28:21.22 ID:Yi6AKAi8O

向井「……最後に、御鏡に会いに行こう」

望月「え? でも……あのぅ……」

モノタロウ「ううっ……オイラのエグイサルレッド……」

モノスケ「ええ加減に立ち直りや、お父やんにシメられるで?」

モノファニー「今はそっとしといてあげましょうよ。心の整理が必要だわ」

モノダム「……オラ達ニ心ハアルノカナ」

モノキッド「流石モノダムだな! 血も涙もオイルも無ぇ発言だぜ!」

向井「……何をしている。モノクマーズ」

……感傷が台無しだ

モノタロウ「あ、向井クン! キミもオイラのエグイサルの追悼に来たの?」

向井「邪魔だ。向こうへ行け」

望月「い、幾らモノクマーズ相手でも少しキツいですよぅ」

モノタロウ「」



「「ばーいっくまー!」」



向井「全く……ん?」

モノクマーズが去った後、御鏡が何かを持っていた事に気づいた

御鏡から、そっとソレを引き抜くと……

向井「……プラスチックの筒?」

望月「な、何でしょう……? でも、何処かで見たような気もしますぅ……」

望月「それに……何か入っていたみたいですけれど……」


GET!:コトダマを入手しました
【プラスチックの筒】
 御鏡の遺体の近くに落ちていたもの
 何らかの液体が入っていた様だが……?

358 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:29:12.72 ID:Yi6AKAi8O

望月「……あのぅ、向井さん」

望月「もし……もしですよ?」

望月「この中に犯人はいなくて……首謀者が犯人だったら……」

望月「私達は……どうすればいいんでしょう……?」

向井「………………」

……首謀者が犯人。その可能性は充分に有り得る

寧ろ……そうであってくれ。とすら、俺は思っている

だが……

向井「……それは、学級裁判で明かす」

向井「首謀者が犯人なら……それならそれで正体を暴くだけだ……!」

望月「……はいっ! 私も、一生懸命頑張りますよぅ!」

望月「だから……困った時には私を頼ってくださいね!」

向井「……ああ!」

359 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:30:34.66 ID:Yi6AKAi8O

――『裁きの祠』――

向井「……待たせたな」

望月「私達の準備は終わりましたぁ!」

天道「そうか……なら、進むのぜ」

二階堂「……もう、言葉は要らないね」

皇「ぜーっ対に負けないです、はい!」

新菜「私だって……もう逃げないよ!」

スグル「……行きましょう!」

全員が覚悟を決め、エレベーターに上がり込む

音の無い空間。それは、御鏡と出逢った頃を思い出させた

御鏡真幌……超高校級の実行委員。そして超高校級のフィクサー

彼女の理念は、面白いかどうか。その思想が正しいかはわからない

……それでも、俺にとっては恩人だった

初めて出逢ったあの場所から、俺という存在は産まれたんだ

学級裁判で、事件の真実を暴く。犯人を見つけてみせる……

……なんて、始めの頃の俺からは考えられなかったのにな……

360 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:32:11.66 ID:Yi6AKAi8O







「………………………………………………………………」






361 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/08(日) 00:32:53.55 ID:Yi6AKAi8O
本日はここまで。次回は学級裁判です
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 08:36:08.20 ID:pN5/jxyY0
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 00:12:12.30 ID:SSnucBBDO
乙です
学級裁判どうなるかな
364 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/04/15(日) 22:39:04.97 ID:kWMn2/oQO
生存報告。学級裁判は三分の一ほど完成しました
来週か再来週には、五章の完結まで持ち込めるかと思います
何か質問、要望、予想等あれば、書き込んで頂けると嬉しいです
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 23:32:31.06 ID:Z4fAztAj0
仮に4章で櫻田の好感度が高くて生存ルートになってたら5章に変化はあったのでですか?
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