【艦これ】こちら耳かきで安眠の、艦娘です。

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51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/21(水) 19:47:56.83 ID:4uQxv9qM0

神通「......」

神通「......おしまいです。提督、後はよろしくお願いします。神通は色々と準備が.....」

神通「.......」

神通「.....蝶結びができないなら、靴はどうやって結んでいるのかしら....」

神通「.......」

神通「......提督?終わりましたか....。なら、こちらにどうぞ....」

神通「......いえ、隣に座るのではなくて、太ももに頭を乗せてください」

神通「.....なんで、ですか?いえ、これから提督に耳かきを....。もう、阿武隈さんにしてもらった....」

神通「明日、問いただすことが増えましたね....」

神通「.....提督、正座してください。えぇ早く」

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 19:48:50.77 ID:4uQxv9qM0

神通「提督がもう耳かきを終えているなら、私がしてもらいます。耳かきを」

神通「だから、早く正座してください」

神通「......失礼します」

神通「.....太もも、硬いですね。私のなんかよりも....右側からお願いします.....」

神通「竹耳かきがテーブル上にあるのが見えますか....?そう、それです。優しく、ゆっくり入れてくださいね....」

神通「.....人に耳かきするのは初めて、ですか.....。私は那珂ちゃんや川内姉さんにしたことがありますけど、提督はそういったことは....。ありませんか。男同士だったり、兄妹でとかもない」

神通「....不安になってきました。.....大丈夫、ですか。なら、提督を信用します」


53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 19:49:59.12 ID:4uQxv9qM0

神通「好きにやってみてください。髪の毛が邪魔だったら、避けてもらって....」

神通「.....そう。そんな感じです。あまり、奥の方は突かないでくださいね。痛いですから.....」

神通「......私の耳の中ってどうですか?やはり、汚かったり.....?そんなことない?なら、良かったです.....」

神通「.....耳の中って自分では見えないですから、少し不安になって。.....言うではないですか、耳かきはしない方がいいって。綿棒も入れない方がいいって.....」

神通「.......」

神通「体は洗えます。頭も、爪の先も。歯だって磨けます。毎日綺麗にしてるから、汚れていないという、保証が付くではないですか.....」

神通「それなのに、耳だけはできない。それでは、神通は不安なんです。やっていないなら、できないのも同然なんですから」

神通「考えすぎ、ですか?いえ、考えないと、私は気が済まないので.....すみません」

神通「......」


54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 19:50:32.91 ID:4uQxv9qM0

神通「女子がお化粧するのと似てますね。見えるところは、せめて良くしておきたい。人から見えるところは、綺麗に保ちたい.....」

神通「......」

神通「耳かきは、する方であって、される方ではなかったのですけど.....癖になりますね、これ....」

神通「何度も何度も、くるわけです.....」

神通「......人の温もりに、直に触れているから、でしょうか....。提督の体温が、妙に心地いいです.....」

神通「.....私って、冷え性ですから。女の人は大体が体温は低いだそうですけど。男の人は、違うみたいですね」

神通「.....暑いと冷たいのが欲しくなる、ですか。.....なら、丁度よかったです....」

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 19:51:38.73 ID:4uQxv9qM0

神通「......」

神通「.....そろそろ、反対にしていただいても、いいですか?すみません」

神通「あ、最後に.....。耳に、息を吹きかけてもらっても、いいですか.....?いつも、私はするんです。だから、されてみたいなぁ....と」

神通「いえ、別に無理にとは言いません。耳は加齢臭の原因だったり、しますし....」

神通「.......」

神通「.....吐息が、熱いです。.....なんだか、すごく緊張、します....」

神通「......」

神通「.....んっ.....」

神通「......」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/21(水) 19:52:32.92 ID:4uQxv9qM0

神通「......ごめんなさい。もう一回だけ、いいですか.....?」

神通「.......」

神通「.....んぁ....」

神通「........」

神通「提督、あの、もしよろしかったら....。いえ、なんでもないです.....」

神通「....いえ!本当に、なんでもないです....」

神通「言わないと、次に進まない.....?」

神通「......」

神通「.....頭なでてください」

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/21(水) 19:53:08.61 ID:4uQxv9qM0

神通「.......」

神通「......なんだか、心を掌握されたみたいです」

神通「.....牙を抜かれた虎、ですか?虎、というのは、私のことですか.....?みなさん私を鬼だ虎だなんて言いますけど、心外です.....」

神通「.....そろそろ反対に。はい、お願いします....」

神通「.....不思議な光景です。人のお腹がこんな近くにあるなんて、中々ないですから」

神通「.....触っても、いいですか?太ってるからダメ?....提督は太ってないですよ」

神通「やられっぱなしは、私的に癪なんです。触ります」

神通「......」

神通「.....なんだか想像通りで、面白みがないですね」

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 19:54:35.94 ID:4uQxv9qM0

神通「.....だからって、私の頭を撫でるのは.....」

神通「......」

神通「.....その、頭撫でながら、耳かきできますか.....?」

神通「.....やってみる。.....信用してますね、提督」

神通「......」

神通「.....ダメになりそうです。自堕落に....。だから、その、やめてもらっても.....」

神通「.....ダメですか。なら、仕方ない、ですね.....」

神通「.....提督、明日、桜を見に行きませんか?えぇ、明日です」

神通「.....OKですか。なら、明日は、書類は午前中に仕上げましょう。会議関係は、阿武隈さんに丸投げして、二人で、たまには.....」

59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 19:56:05.87 ID:4uQxv9qM0

神通「......でも、雨が降った後ですね。もしかしたら、雨で桜が全部落ちてたり.....。それはない?それも、そうですね.....」

神通「......」

神通「落ちた桜の花弁は、どうやって消えていくのでしょう。春風にのって、どこか遠くに行くとしても、私たちが見れなくなるだけで、無くなってはいない.....」

神通「.....なら、土に還る。でも、誰もその瞬間を見たことはないですよね.....」

神通「地面に落ちた桜たちを見て、神通は思うのです、いつも。実は、消えてなくなるのは、風に乗って、どこか一つの島に集まっているのではないかと.....」

神通「そこでは、桜の妖精がいつも春の心地の中、やってきた桜吹雪を迎えていて、お祭りをしている....。そんな所に、行ってみたいなと、思うのです。たぶん一面ピンクで、明るくて、楽しい所だと、思います」

神通「......メルヘンチック、ですか?ふふ、意外ですか?これが乙女心ですよ」

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 19:57:05.42 ID:4uQxv9qM0

神通「......」

神通「普段は、こんなこと話さないのですけど、なぜでしょう。ついつい口が滑ってしまいました」

神通「なんで話さないのか、ですか。.....それは、恥ずかしいからです。鬼の神通が、そんなメルヘンチックなことを考えているなんて知られたら、笑わられてしまいます。.....鬼の神通は、心外ですけど」

神通「今日は、そうですね。そんな日です。ついつい、喋りたくなってしまった、そんな日です。提督に、心を掌握されたせいですよ」

神通「.......」

神通「また、耳に.....。はい、お願いします....」

神通「.....その、手を握って.....。はい、ありがとうございます.....」

神通「.....あと、頭を撫でながら.....。すみません....」

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 19:58:11.10 ID:4uQxv9qM0

神通「.....注文が多い、ですか....。言わないと、伝わらない、から、です.....」

神通「.....はい、お願いします.....」

神通「.......」

神通「.......」

神通「......もう一回」

神通「......」

神通「.......」

神通「.....その、ありがとうございます....。なんだか、明日はすごく頑張れそうな気がします」

神通「.....少し、眠ってもいいですか?このままで....。10分だけでいいので。そのあと...お風呂に入りましょう.....」

神通「えっと、私が眠っている間はその.....」

神通「....はい、お願いします......」


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62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/21(水) 19:59:52.64 ID:4uQxv9qM0
続きからです。また明日更新します。新妻神通さんの雰囲気が出てたら大成功です。
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 20:06:50.37 ID:NQuQ3ZPI0

とても素晴らしい
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 20:15:34.05 ID:41HmHWL/o
おつ
あぶぅ生きろ
すばらしい
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/21(水) 21:03:07.08 ID:4uQxv9qM0
あと次回から季節ごっちゃにします。いつまでも春のままだとネタがつきるので.....。リクエストには艦娘の方と、季節を乗せてもらえればこっちでがんばります。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/21(水) 21:29:51.03 ID:Hv+fL+deo
乙乙
阿武隈とても良かったありがとう……
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 00:53:43.29 ID:zWV2jr8q0
白露で名前の元ネタ的に 秋で
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 07:57:12.85 ID:DlEr+peo0
>>39ですがリクエストが羽黒のままで季節を春から冬に変更することはできますか?
出来るなら改めて、羽黒・季節冬でリクエストします
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 10:10:08.99 ID:9ojiIUl/O
舞風で夏をお願いします
舞風は柑橘系のいい匂いがしそう
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/22(木) 11:43:42.57 ID:hRioiO2H0
【五月雨】
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:44:10.26 ID:hRioiO2H0

五月雨「........」

五月雨「.....あっ、提督.....。静かに入ってきて、どうしたんですか。脅かそうと思った....?ダメですよ!そんなことしたら!......それで、急にどうしたんですか、五月雨の部屋になんか来て....?」

五月雨「.....部屋の明かり、ですか?.....今日は十五夜ですから、明かりを落として、お月見をしていたんです」

五月雨「......そうだ、提督もご一緒にどうですか?.....お団子は、ないですけど、代わりに座布団がありますよ?」

五月雨「.....はい!わかりました。さ、どうぞ」

五月雨「.......」

五月雨「何もないのは、ダメですね。一人だと気にならなかったですけど。......そうだ!お茶入れてきますね!ちょっと待っててください!」

五月雨「よいしょ......」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:44:41.34 ID:hRioiO2H0

五月雨「........」

五月雨「.....ティファール、ティファール♪どっこいった、あっちにいった.....♪こっちに.....おっっとと!!.....セーフ.....」

五月雨「......提督、お湯が沸くまでお話し、しませんか?」

五月雨「......へ?何も落としてないですよ。はい!落としそうになっただけですから、落としてないです。いいですか?何も、落としてないです!」

五月雨「......」

五月雨「今日は、お月さますっごく丸いですね.....。十五夜だから?......それもそうですけど、今日は一段と、丸いです」

五月雨「......それで今日は、どうして五月雨の部屋にきたんですか?......元気がなさそうだから。.....あはは、そう、見えますか.....」

五月雨「....そうなんです。また、失敗しちゃって....。今回は、その.....。実は、月見だんご、本当は作ろうとしたんですよ。それで、漫画みたいなんですけど、砂糖と塩を間違えて.....。作り直そうとしたんですけど、もう材料がなくなっちゃいまして.....。はい.....」


73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:45:09.64 ID:hRioiO2H0

五月雨「......本当ですよ?.....それより、前、ですか.....。提督は、ひどいですね.....」

五月雨「言わないよう、忘れるようにしてたのに、どうして、蒸し返すんですか.....」

五月雨「言えば楽になるって....。そんな無責任なこと、言わないでください.....」

五月雨「........」

五月雨「.......誤射、したんです。.....今日は、戦況がむちゃくちゃだったから仕方ないって、みんなは言ってくれたんですけど、誤射は、誤射です。たまたま外れてくれましたけど、それがもし、当たっていたら。それが原因で、その......」

五月雨「はぁ......」

五月雨「......お月さまのうさぎって、本当に羨ましいです。あんなに高い所にいて、お餅をついていれば、みんなに愛でてもらえる。.....でも私と入れ替わっても、やっぱりドジですから、ミスしてる姿で、みんなに笑われるんですよね.....」

五月雨「......らしくない、ですか。たまには、そんな雰囲気の日だってあります。提督にだって、しょげちゃう時はありますよね?.....今日は、そんな日、なんです」

74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 11:45:51.48 ID:hRioiO2H0

五月雨「........」

五月雨「......へ?耳かきしてほしい?それは、急ですね.....。別にいいですけど。......やっぱりやめましょう!」

五月雨「なんでって言われても、今日の私はついてないですし、失敗したら、鼓膜破るのは確定ですよ.....?」

五月雨「そんな怖いこと言わないでって言うなら、やっぱりやめときましょう。.....それでも?.....提督は、バカなんですか.....」

五月雨「的のブイだと思えって....。もちろん当てれますよ!ちゃんと訓練してるんですから!.....なら大丈夫って、もう.....」

五月雨「どうなっても、知らないですからね。最善は、もちろん尽くしますけど」

五月雨「じゃあ少し待っていてくださいね」

五月雨「.......」

五月雨「.......はい、用意しました。....耳かき棒はやめてくれって。.....それもそうですね。綿棒にします」

五月雨「.......」

五月雨「はい、綿棒です!......これなら、奥に突っ込みすぎても、鼓膜まではいかないですね」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:46:17.81 ID:hRioiO2H0

五月雨「.....お月さまが綺麗ですから、座ったままで、しますね。提督が十五夜を楽しむように、私も、十五夜を楽しみたいんです」

五月雨「それじゃ、左から.....。失礼します」

五月雨「......」

五月雨「........」

五月雨「........」

五月雨「......喋らないのかって、そんな余裕私にはないですよ!......ほら、鼓膜破らないよう、痛くならないようにって、気をつけてて、震えているんですから.....」

五月雨「提督が、何か喋っていてください」

五月雨「.......」

五月雨「......好きな食べ物ですか?やっぱり、白いご飯が好きです。あったかいのが特に.....」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:46:55.42 ID:hRioiO2H0

五月雨「......」

五月雨「.....休みの日は、ですか?.....特に何もしてないですけど、そうですね.....。午後まで眠っていることが多いです。そのあと、朝昼ご飯を食べて、また昼寝です....」

五月雨「.......」

五月雨「......今日のパンツの色ですか?緑です」

五月雨「あっ!!ちょっと動かないでください!!ほんとに鼓膜破れちゃったらどうするんですか!!」

五月雨「ほんとに緑かって.....。嘘ですよ...。冗談です、冗談。......ほんとの色?なんで言うと思ったんですか?」

五月雨「再開しますから、止まってください.....」

五月雨「.......」

五月雨「.......提督は、私をよくからかいますよね。なんでですか.....?」

五月雨「面白いからですか。失礼しちゃいます....」

五月雨「.......」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:47:22.61 ID:hRioiO2H0

五月雨「......提督は、どうして、最初に私を選んだんですか.....?」

五月雨「吹雪ちゃん、電ちゃん、叢雲ちゃん、漣ちゃん。私以外にも、いましたよね。今ではみんなもう仲間ですけど、どうして、私を選んだんですか.....?」

五月雨「.....なんとなく。ですか。なら、きっと後悔した、はずですよね」

五月雨「後悔はしてない....。ほんと、ですか」

五月雨「........」

五月雨「思えば、色んなこと失敗しました、私は。小さなことから大きなこと。....その度、思うんです。次は絶対ミスしないようにしないと。って。でもやっぱり、できない」

五月雨「だからって、いつまでも沈んだ気持ちでいると、みんなにも移っちゃって、士気が下がるから、明るく、もっと頑張らないとって、思うんです。自分でもわかってるんですよ、考えすぎだ。もっと力を抜いてリラックスしてみろっていうのは」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/22(木) 11:47:55.92 ID:hRioiO2H0

五月雨「.......」

五月雨「ふー、しますね」

五月雨「......ふーー......」

五月雨「.......」

五月雨「反対、行きますね。提督はそのままで」

五月雨「.......」

五月雨「.......私って、本当に必要なのかな」

五月雨「........」

五月雨「........」

五月雨「.......あっ!!ごめんなさい!!痛かったですか!?ぁあ!!血が......!えっと絆創膏!いや消毒薬!!えっとえっと!」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/22(木) 11:48:24.23 ID:hRioiO2H0

五月雨「.....提督耳失礼します!」

五月雨「.......」

五月雨「......消毒薬も絆創膏もないですから、舐めるので、少し我慢してください」

五月雨「.......血の味がします。美味しくはないですね.....」

五月雨「.......」

五月雨「........」

五月雨「.....なんで、わた、しは.....こんなに、ダメ、なん、ですか......」

五月雨「いつも.....いつも.....」

五月雨「.....うっ...」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:49:16.53 ID:hRioiO2H0

五月雨「なんで、泣いてるってッ!だって、私だっ、て、失敗したくて!してるわけじゃ、ないからです!なんで、ですか.....。なんで.....なんで、いつも、私はぁ......」

五月雨「みんな私なんかより!強くて、かっこよくって、いつも私は取り残されて!だから!がんばっていろんなこと、するのに!いつもっ、へたっぴなのはっっ、私だけ!」

五月雨「こんなのだったら、私なんか必要ないじゃないですか.....」

五月雨「......えっ!ちょっと提督!!いきなり持ち上げないでください!軽いなって!そういう問題じゃない......です」

五月雨「.......」

五月雨「......私を膝の上に乗せて、どうするんですか....。一緒に月を見る.....。もう見てるじゃいですか」

五月雨「.......」

五月雨「......一緒にいてほしい、ですか.....。でも、私迷惑しかかけない存在です。いてもいなくても変わらないなら、いない方が.....」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:49:48.85 ID:hRioiO2H0

五月雨「いた!なんで頭叩くんですか!!」

五月雨「そんなことない?......そんなわけないです」

五月雨「できたこともある?.....それって、なんですか.....?」

五月雨「同じミスは繰り返さないじゃないかって.....。でも、今日は誤射をしました」

五月雨「艦娘では初めてだろって。......デリカシーがなさすぎです。......でも、本当のことだろ、ですか.....」

五月雨「........」

五月雨「.......」

五月雨「.......提督私と結婚してください」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:50:17.96 ID:hRioiO2H0

五月雨「.....そうすれば、私も、自分に自信がつきそうです。提督の後押しがあるっていう自信は、私以外誰にもない、それは、強みになると、思うんです.....」

五月雨「........」

五月雨「......だめ、ですか?」

五月雨「.......」

五月雨「好きな人が、いる......。ですか......」

五月雨「.......」

五月雨「じょ、冗談ですよ!提督がからかうようように、私だって提督をからかいます!もー鵜呑みにしたらダメですよ!だいたい私提督なんかよりもちっちゃいですから、不釣り合いもいいとこです!!」

五月雨「.....」

五月雨「.......だから忘れてください」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:50:43.03 ID:hRioiO2H0

五月雨「......提督、手で月を隠さないでください。見えないです」

五月雨「マジック、ですか?はい、よく見ておきます。月を手元に持ってくる、はぁ.....」

五月雨「.....カウントダウン、ですか。わかりました。じゃあ、3、2、1......ゼロ」

五月雨「.........」

五月雨「......感想はって.....。その、だって.....」

五月雨「だって、提督が持っているのは......」

五月雨「指輪じゃ、ない、ですか......」

五月雨「......また、私をからかってるんですか?からかってる.....。さすがに私も怒りますよ!!」

五月雨「.....好きな人は、私.....。いやだって提督さっき他に好きな人がって!.....他になんて言ってない?そもそもからかっているのは、そのこと.....」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:51:39.89 ID:hRioiO2H0

五月雨「.......」

五月雨「提督ビンタしてもいいですか?」

五月雨「いいよって、じゃあ遠慮はしません!えいっ!!って掴まないでください!!」

五月雨「はーなーしーて、くださーい!!......だからって指輪をはめて、手を離さないでください......」

五月雨「.......」

五月雨「........なんで、一度断ったんですか。そういうのは男が言わないとダメだから、って!私はどんな気持ちだったのか考えてください!!」

五月雨「........」

五月雨「向かい合って、いいですか.....。わかりました」

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/22(木) 11:52:11.96 ID:hRioiO2H0

五月雨「.......」

五月雨「.....目を合わせろって、無理です......」

五月雨「.....自信がついたんだろって言われても、恥ずかしいのは、違います.....」

五月雨「.....んぁ.....」

五月雨「......5秒だけなら、大丈夫です。だから、はやくお願いします.....」

五月雨「.......」

五月雨「........」

五月雨「......提督......」

ぱちッ!

五月雨「あっ!ティファールの沸いた音」

五月雨「.......あはは!!お茶、いれますね」

五月雨「よいしょ......」

五月雨「........」

五月雨「熱いと思うので、火傷しないように気をつけてください!提督!」

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86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:55:03.14 ID:hRioiO2H0
耳かき要素少なめ、眠れなさそうなやつです。夜に更新できないのと、眠れなさそうなやつなので今の時間帯です。あと参考程度に他の耳かきのお話を覗いたら、五月雨さんのリクエストした人とおそらく同じ人がいたので、報われてください。
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 11:56:58.04 ID:hRioiO2H0
>>68
まかしんしゃい。でも次のお話は気が強い子を考えていますので、も少し後になると思います。とびっきりダメになりそうなのを考えときます。
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 14:02:01.34 ID:YgIlXDmqO
イムヤオナシャス
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 16:54:10.45 ID:Ij2dyxUB0
これは良スレ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 23:47:30.27 ID:wChjTmm5o
神風ちゃんお願いします
季節はお任せで
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 01:19:03.13 ID:CUlWi4fZ0
夕雲さんでオナシャス
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 09:17:56.00 ID:Qe4Rz4E8O
朝潮ちゃああああああああああああん
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/23(金) 18:39:17.18 ID:fTvevwMw0
【霞】
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:39:50.00 ID:fTvevwMw0

霞「......ねぇ自販機の前で突っ立ってないで、さっさと選んでよ。寒いんだから」

霞「.....なんでそんなに驚くのよ。....なに?なんで消灯時間過ぎに外を徘徊してるのかって?......それは、その、別にいいじゃない!」

霞「なにがダメなのよ!ていうか、責任転換してる自分だって、消灯時間過ぎに歩き回ってるじゃないの!......ったく、ほんとクズね」

霞「ごめんって.....。.....まぁいいわよ、お互い深夜徘徊してるわけだし、私にも非があるわ。それに、誰かさんと違って私は、叱ったりする立場の人間じゃないし。関係ないわ」

霞「......で、いつまでそこでもじもじしてるつもり?.....はぁ?どれにしようか迷ってる?なんで迷うのよ.....。ったく、見せなさい」

霞「......はぁ!?なんでまだ全部冷たいやつしかないのよ!......せっかく夏から空気が澄んできたっていうのに.....。これじゃ計画が台無し.....」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/23(金) 18:40:57.70 ID:fTvevwMw0

霞「お先にどうぞ.....?別、先に選んでいいわよ。はぁ?レディーファースト?なに都合のいいこと言ってるのよバカ。さっさと選びなさい」

霞「じゃあ私が選んでって.....。なんで私が.....」

霞「.....そんな必死に言うことなの?いい年こいたおっさんが頭下げて.....。はぁ、わかったわよ、じゃあ......」

霞「ゼロカロリーのコーラ。ついでにトクホ付きよ。.......なに不満そうな顔してるのよ!人に選ばせておいてそれはないわよね!?」

霞「夜中にコーラはない?.....うるさいわね、じゃあ次はあんた、選びなさい」

霞「......」

霞「ブラックの缶コーヒー......」

霞「まさか、嫌がらせのつもり?.....そんなつもりはない?だったらわざわざ選ばなくても」

霞「......飲めないなら買い替える?なに言ってるの!飲めるに決まってるでしょ!!」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:42:15.27 ID:fTvevwMw0

霞「.......」

霞「......なに見てるのよクズ、むこう向いてなさい」

霞「.......まっず」

霞「.......」

霞「.......」

霞「......なんでついてくるのよ!!ほんっとありえない!!後ろ振り返ったらびっくりしたじゃない!」

霞「.....ただでさえ陰が薄いんだから、しゃんとしなさいな。それじゃ幽霊よ」

霞「ごめんなさいって、そのすぐ謝る癖、やめたら?見ててイライラするわ。......またごめんって言った.....。直す気あるの?」

霞「ぁあ!もう!ほんっと、黙って!!喋らない!謝らない!あとすぐめそめそしない!!」

霞「......っとに、だから謝らないでって何回言えばいいのよ.....。はぁ、はいはい、もういいですよ、司令官。わかりましたから」

霞「で、司令官はどうしたいつもりだったのですか?.....寮まで送ってく.....?はいはい、わかりました、お願いします」

97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/23(金) 18:42:47.86 ID:fTvevwMw0

霞「......私の後ろ歩いてないで、こっちにきなさいな。それじゃほんとにストーカーよ。.....いいのって、私がいいって言ってるのよ、早くきなさい」

霞「ったく、ほんとにのろまね。しかもクズ。言いたいことがあるならはっきり言えばいいじゃない。私なんかより、立場上なんだから」

霞「......それじゃ練習。今から私が寮に着くまで、三つ守ること。たった三つなんだから、それくらいできないと、ほんとに呆れるわよ」

霞「.....怒らないから。大体いつも怒ってないし。じゃあ一つ目、はきはき喋る。小さくて聞こえない時があるからよ」

霞「二つ目、私から一メートル以内離れない。のそのそ歩かれるとイライラするのよ」

霞「そして三つ目、この缶コーヒー飲みなさい。味が好みじゃないわ。......あと謝るの禁止。謝るようなことしなければいいのよ」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:43:28.26 ID:fTvevwMw0

霞「四つある?うるさいわね!ほら!さっさと約束事を守る!飲みなさい!......ったく、ほんとセンスのかけらもないんだから」

霞「......おいしい?そう、ならよかったわ」

霞「......」

霞「なんで歩き回ってたって?.....別になんでもいいじゃない。知ってどうするの?」

霞「それより、なんであんたこそ歩き回ってるのかしら。司令官とあろう人が、規則を破って深夜徘徊なんて、幻滅ものよ」

霞「ストップ。......今なんて言おうとした?約束事、守りなさい」

霞「.......」

霞「少し肌寒くなってきたから散歩?......そう」

霞「.......」

霞「それで、深夜徘徊ねぇ。.....私は」

霞「.....無理に話さなくていいって....。あんた、ほんと間が悪いわね。さっき断ったからって.....はぁ、理由話されたらこっちだって話すわよ。当然でしょ」

霞「はいやり直し。聞き直しなさい」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:45:36.50 ID:fTvevwMw0

霞「......私は、あったかい飲み物買って、そこらへんぶらぶら歩き回ろうと思ってたのよ。....まぁ私と似たようなこと考えてたのは癪だけど、そういうことよ」

霞「で、お互い自販機の前で思い悩む。.....なんでまだあったかい飲み物がないのよ」

霞「.....ねぇあれ今週中になんとかしといてよ。同じ不満持った人、多分たくさんいるから」

霞「.....そっ、じゃあ期待してるわ。約束したなら、ちゃんと守りなさいな」

霞「.......」

霞「.......ねぇ寒い。上着、貸して」

霞「......ありがと」

霞「.......」

霞「まだ寒いから下かして.....」

霞「......ちょっと、なんで本当に脱ごうとしてるのよ。ストーカーの次は露出狂にでもなるつもりなの?はぁ......」

霞「じゃあなんでそんなこと言ったって.....。あんた、私がやれって言ったらなんでもする気なの?そしたら犬じゃない。......ほんとバカね」

霞「.......」

100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:46:19.21 ID:fTvevwMw0

霞「.....あは!あははっ!!ご、ごめん!ほんとに笑えてきた!!ほんっと犬みたいね!!あはは!!!」

霞「なんでそんなに笑うのかって!?それは、あんたがみじめでバカだからよ!!あはは!!笑いすぎてお腹いたい!!」

霞「ねぇお手!!ぷっ!!ほんとにするのね!!」

霞「.....あーーおもしろかった!ねぇそれくらいいつも生き生きしてた方がいいわよ。.....気持ち悪くないのか?当たり前よ、気持ち悪いわ。でもいつもなよなよしてるより、いっそその方が清々しいわ」

霞「......あっ、もうついたわね。......司令官、ありがと。今日は楽しかったわよ。明日も、それくらいしっかりしなさい。命令よ。わかった?」

霞「ん。よし、いいこ、いいこ。......じゃあまた明日」

霞「.......」

霞「.......」

霞「.......まった!!司令官!!何って.....その、あれよ。.....で、出入り口、鍵が閉まってて.....」

霞「なっ!!なんで笑うのよ!このクズ!クズ司令官!!笑うな!!黙って!!.....もうだから笑わないでって!!」

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:47:09.98 ID:fTvevwMw0

霞「蹴り飛ばすわよ!!......ったく、ほんとクズね。人の不幸笑うなんて」

霞「......どうするって、それはその.....外で野宿するしか....」

霞「司令官の部屋に?......イヤよ、下心丸見えでキモいわ。そんなことするくらいだったら、ほんとに野宿するわ」

霞「じゃあ俺もって、バカじゃないの?部屋に戻れるのに戻らないなんて、頭おかしいじゃない」

霞「はぁ?1メートル以内から離れるなって言ったからって。.....別に、律儀に守らなくていいわよ。もう終わったじゃない、だからさっさと帰りなさい」

霞「.....霞が寮に戻れてないから終わってない。.....ムカつくわね、上手いこと言ってやったみたいな顔して」

霞「......」

霞「ねぇ、ほんとに守らなくていいのよ。私は、艦娘だから簡単に風邪引かないけど、司令官は人間でしょ。風邪ひいて明日の業務に支障がでたらどうするの?」

霞「それでも......。イヤなら、司令官の部屋にって.....。それもイヤ。じゃあ残るって、ぁあ!!もう!!!めんどくさいわね!」

霞「わかったわよ!!行くわ!行くわよ!!はいこれでいいでしょ!!」

霞「でも条件追加!!いい!?変なことは絶対、しない!返事は!?」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:47:58.52 ID:fTvevwMw0

霞「はぁ.....。ほんとついてないわ、今日は」

霞「.....ほら!そうと決まったらさっさとしなさい!!ほら!私から離れない!歩く!」

霞「最悪.....。最悪、最悪最悪!!ああ!もうほんっと最悪!!」

霞「うるさいって、あんたねぇ!.....っとに、自販機は冷たいのしかないし、ブラックコーヒー買うし、変態だし露出狂だし犬だし、どうかしてるわよ.....」

霞「.......」

霞「.......私より先に入りなさい。なんでって、私が先に入ったら、私が先に部屋につくじゃない。その間に、あんた私の靴の匂い嗅ぎそうだからよ。返事!」

霞「.....ほらさっさと入る!ぼさっとしない!」

霞「......」

霞「何私が靴脱いでるの見てるのよ。後ろ向け!ほらはやく!.....振り返ったら蹴り飛ばすわ」

霞「ったく、歩きなさい。ちんたらするな」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:48:32.58 ID:fTvevwMw0

霞「.......早く入りなさい!私?私はまだ入らないわよ」

霞「いい?入る前に、廊下で1分まってあげるわ。.....なんでって、私が見たくないもの、あんたが見せたくないものがあるでしょ」

霞「どうせ一致してるから、片付ける猶予を与えるわ。その代わり、私が見つけたら.....わかってるわね。いい?3、2、1。スタート」

霞「.......」

霞「.......」

霞「.......終わった?あと1分?ったく、のろまね。待ってあげるから、はやく終わりなさい」

霞「.......」

霞「........」

霞「5ー」

霞「4ー」

霞「3ー」

霞「2ー」

霞「1ー」

霞「ぜーーーーーーろ!!」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:49:00.30 ID:fTvevwMw0

霞「はい終了!いい?見せたら殴る、見つけたら蹴る、意図的に置いてあったら[ピーーー]わよ」

霞「お邪魔します......。よし、何もないわね。ベットの下は、まぁ、見ないであげるわ」

霞「.....それにしても、意外に、綺麗にしてるのね。私は、もっと汚い部屋に住んでるのかと思ってたわ。.....缶とかビンとか色々散乱してる、男の部屋よ」

霞「まぁ、片付ける猶予を与えたし、それくらいはしてもらわないと」

霞「それじゃ、私は寝るから、布団を用意しなさい。.....はぁ?一緒に寝ないのかって?当たり前じゃない、なんで一緒に寝ないといけないの?」

霞「いいから、さっさと用意しなさい。......ベット一つしかない.....って、ねぇ、もう!私を部屋に誘ったなら変えの布団があると思うでしょ普通!?」

霞「一緒に寝るもんだと思ってたってねぇ!常識的に考えてありえないでしょ!」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/23(金) 18:49:30.90 ID:fTvevwMw0

霞「はい終了!いい?見せたら殴る、見つけたら蹴る、意図的に置いてあったら殺すわよ」

霞「お邪魔します......。よし、何もないわね。ベットの下は、まぁ、見ないであげるわ」

霞「.....それにしても、意外に、綺麗にしてるのね。私は、もっと汚い部屋に住んでるのかと思ってたわ。.....缶とかビンとか色々散乱してる、男の部屋よ」

霞「まぁ、片付ける猶予を与えたし、それくらいはしてもらわないと」

霞「それじゃ、私は寝るから、布団を用意しなさい。.....はぁ?一緒に寝ないのかって?当たり前じゃない、なんで一緒に寝ないといけないの?」

霞「いいから、さっさと用意しなさい。......ベット一つしかない.....って、ねぇ、もう!私を部屋に誘ったなら変えの布団があると思うでしょ普通!?」

霞「一緒に寝るもんだと思ってたってねぇ!常識的に考えてありえないでしょ!」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:50:22.58 ID:fTvevwMw0
>>104
ぴーってなったのでやり直しました。これじゃまったく美しくないので。
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/23(金) 18:52:17.61 ID:fTvevwMw0

霞「....なら私は雑魚寝でいいわよ。....ベット使っていいって、ここは、あんたの家でしょ?宿主が雑魚寝なんてさせらんないわよ」

霞「じゃあ自分も雑魚寝って、それじゃベットの意味ないじゃない。じゃあ使えって、ねぇ.....」

霞「あぁ!どうしたいのかまるでわからない!言いたいことがあるならはっきりしなさい!」

霞「一緒に寝ろって.....だから、それはイヤだって。なんでってそれは、あんた絶対手だすからよ」

霞「我慢できなくなって襲うつもりだから、イヤなのよ。下心丸見え」

霞「しないって言うけど、確証は?クズの司令官なんて信用しろって言う方が無理よ」

霞「......今も言いつけ守ってるから?1メートル以内から離れてないし、はきはき喋ってる.....。缶コーヒーも飲んだし変なことはしてない」

霞「......絶対、変なことしない?絶対できる.....」

霞「じゃあ指切りしなさい!いい?」

霞「ゆーびきーりげーんまーん、うーそつーいたーら。......うそついたら、あんた海に引っ張ってって、生きたまま深海棲艦の餌にするわ。ゆっびきっっ!!......離しなさい。.....った!」

霞「......ほんとだから、覚悟しなさいな」

霞「......じゃあ、あんた先に入りなさい。理由は.....別にないわ」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:52:46.60 ID:fTvevwMw0

霞「........」

霞「.......何こっち向いてるのよ。壁側に向きなさい。......餌にされたいの?」

霞「......じゃあ電気は、これね。消すわ」

霞「......入るわよ」

霞「......いい?朝起きて、こっち向いてたらダメだから」

霞「じゃあ、おやすみなさい」

霞「ん。おやすみ」

霞「......」

霞「........」

霞「.........こっち側布団足りないから、よこしなさい......。いや、それはダメね、風邪ひいちゃう」

霞「あんた私の背中から離れすぎよ、だから余計に隙間ができて寒いのよバカ。くっつきなさい」

霞「.....そう、初めからそうしておけばいいのよバカ」


109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/23(金) 18:54:42.91 ID:fTvevwMw0

霞「.......」

霞「......ねぇ枕足りない。なんで背中合わせるついでで合わせないの?非効率じゃない」

霞「......」

霞「.......」

霞「.......ねぇ」

霞「.......ねぇってば」

霞「ねぇってば!寝てた!?何私より先に寝てるよのクズ!!......うるさいって.....ごめんなさい.....」

霞「......眠れないんだけど。知らないって、そんなこと言わないでよ.....」

霞「.......」

霞「.....何か話してよ。黙ってれば寝れるって言われても、眠れないからお願いしてるのよ」

霞「......ごめんなさい、静かにするわ.....」

110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:55:08.62 ID:fTvevwMw0

霞「.......」

霞「......」

霞「.......なに?こっち向いていいって?......いいけど、そのかわり、少しだけ私の相手しなさい。それが条件よ」

霞「.....ならいいわよ」

霞「.......」

霞「......近いわ、もっとあっちに行きなさい。.....そうすると隙間ができて寒い、それも、そうね」

霞「.......何、話してくれるの?何もない?.....嘘ついたわけ?」

霞「じゃあ、本読んであげるって、私、赤ちゃんじゃないのよ」

霞「なら、なんかしとけって、この暗闇で何すればいいのよ」

霞「....ちょっと待ってろ?」

霞「.......」

霞「.......あんた、アロマキャンドルなんて持ってるの?似合わないわよ.....」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:55:38.19 ID:fTvevwMw0

霞「.......それで、何すればいいのよ。......あっ、じゃあしりとり、めんどくさい?なら、じゃんけん.....それもめんどくさい.....」

霞「.......」

霞「ごめんなさい。やっぱり、静かにしてるわ。そうしたら、寝れるから」

霞「おやすみなさい、司令官.....」

霞「.......」

霞「........耳かきしてほしい?......なんで耳かきよ?」

霞「単調な作業してれば落ち着く....。それも、そうね。でも司令官は眠れないじゃない。.....リラックスするから寝れる。そういうものなの?」

霞「......まぁいいわよ。どうせ眠れないし、司令官で暇つぶしするわ。耳かく物は?アロマキャンドルの隣?......綿棒ならいいわね」

霞「よいしょ.....」

霞「........」

霞「.......膝枕じゃないのかって?当たり前よ。なんで膝枕しなくちゃいけないのよ、バカ。枕で我慢しなさいな」

霞「......いい?特別サービスだから。ほんっとは、イヤだけど、仕方なくだから。そこは間違えちゃダメよ」

112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/23(金) 18:56:39.85 ID:fTvevwMw0

霞「......じゃあ突っ込むわ。でも明かりがロウソクの火だけだから、すごく奥までは入れないわよ。鼓膜傷つけたら大変だからよ」

霞「じゃあ右耳から......」

霞「........」

霞「.......どう、気持ちいい?そう、なら良かったじゃない」

霞「.......」

霞「.......」

霞「......耳の穴って、真っ暗ね。それに、部屋もほとんど暗闇だし、なんだかブラックホールに見えるわ」

霞「......ねぇ耳の穴にロウソクの垂らしていい?.....あはは、嘘よ。何信じてるのよ」

霞「........」

霞「......私ってさ、そんなに冗談言うような人に見えない?......見えない。そう......」

霞「......いつも怒ってるからそう見える?別に、いつも怒ってなんかないわよ。思ったことを言ってるだけ」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:57:59.51 ID:fTvevwMw0

霞「言わないと、気がつかないじゃない。ほらあんただってそうよ。私が言わなきゃ、ダメダメなんだから」

霞「そんなことない?せっかちすぎだ?」

霞「.......」

霞「じゃあさ、あんたの悪い所はよくわかってるけど、私の悪いところって何よ。言っていいのかって?......言われなきゃわからないじゃない」

霞「怒らないから、言ってみなさい」

霞「......傲慢。......口が悪い。......うるさい、いじっぱり。......そのくせ寂しがりや?」

霞「私が寂しがりや?何バカなこと言ってるのよ。そんなわけないじゃない。じゃあ例えばどのへんよ?」

霞「.......」

霞「.......言葉で言いにくいって、それじゃ合ってないじゃない。はぁ?それでもあってるって、何それ」

霞「じゃあ次は私があんたの悪い所言うわ。知ってるからいい?イヤよ腹いせで言うの」

霞「動きが遅い、おどおどしてる、はっきり言わない、喋らない。あとキモい、変態、犬、露出狂予備軍、クズ。......私なんかよりたくさんあるじゃない」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 18:58:35.82 ID:fTvevwMw0

霞「.........」

霞「じゃあ逆にいい所はって、イヤよ。なんで言わないといけないの?」

霞「.....ったく、ほんと、キモいわ」

霞「.......」

霞「.......」

霞「......反対にするわ。向き変えなさい。......吹き飛ばさないのかって?そうねしてあげる」

霞「ふーー」

霞「........」

霞「.........」

霞「もう一回?いいわよ」

霞「.......ふー......」

霞「.........」

霞「..........」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/23(金) 19:00:20.62 ID:fTvevwMw0

霞「舐めてほしい?いいわよ.....。いや、なんでよ」

霞「.....耳に息ふきかけてくれたから?.....ちっ、ぼーとしてたせいよ。次はしないわ」

霞「ほら、反対にして」

霞「.......」

霞「......」

霞「何考えてたって?......何も考えないわよ。嘘じゃないわよ、ほんとだって......」

霞「.......」

霞「......ふぁ......」

霞「......だんだん眠くなってきたわ.....。効果覿面ね.....。単調だから、すぐ眠くなるわ......」

霞「.......」

霞「......大丈夫よ。まちがって、綿棒入れすぎないわ.....。安心しなさいな.....」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/23(金) 19:08:36.03 ID:fTvevwMw0

霞「......」

霞「.......」

霞「.......ねぇ司令官。私のいい所言ってみて」

霞「.....なんでって、いいこと言われて、イヤになることないじゃない。うとうと微睡んでて、気持ちいいのよ」

霞「.......じゃあ代わりに司令官のいい所?.....イヤ。どうしてもって......。それでも、イヤ」

霞「私のいい所5個で、一つ?交換条件ね......。まぁいいわよ、私なんか、いい所5個もないし」

霞「ほら、言ってみなさいな.....」

霞「世話焼き.....。恥ずかしがりや......それは長所なの?繋がるから静かに.....わかったわ。恥ずかしがりやで、世話焼きだから、ついつい言い過ぎるところがかわいい......。ふーん」

霞「いちいちバカなことに付き合ってくれる.....?何よそれ、バカなのは司令官じゃない。.....かわいい、ねぇ」

霞「.......」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 19:10:24.45 ID:fTvevwMw0

霞「まぁ合格。......司令官のいいところ?.....そうね、優しい」

霞「.....それだけって、それだけよ。もっと言ってほしいなら、私の長所言いなさい」

霞「.....」

霞「......褒められると、調子乗るところがかわいい。......押しに弱いところがかわいい。.......本音を言う時がかわいい。......ふーん」

霞「.....五個言った?.....数えてなかったわ。まぁいっか、司令官のいいところ。......私に付き合ってくれること。......さっき言った?.....そう、なら。私が調子に乗っても、許してくれるところ」

霞「.......」

霞「.......ふぁ〜〜ぁあ......」

霞「......もう五個言ったの?.....早いわね。それだけ私のいいところが多い?......ありがと」

霞「......」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 19:16:45.20 ID:fTvevwMw0

霞「私を否定しないこと.....」

霞「........」

霞「.......」

霞「.....実は甘えたがりなとこ....?......怖がりなとこ......?言いすぎたら、心配してくれるとこ.....。よく気を遣ってくれるとこ......。.....言い出しにくいことを言ってくれる、とこ....」

霞「ありがと......」

霞「.......」

霞「..........」

霞「......私を、受け入れてくれる、とこ.......」

霞「........」

霞「........」

霞「........」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 19:20:08.45 ID:fTvevwMw0
反抗期の娘さんみたいでした。できるだけわがままを叶えてあげで、叱るときは叱る。そうすれば仲が深まるのではないかと思いました。とても疲れましたが、霞さんはお気に入りになりました。またがんばります。
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 02:29:16.51 ID:YqgpADp9o
夜分遅くにすみません気が向いたらでいいので山城で書いていただけないでしょうか?山城成分を補給すればこの年度末の忙しさを乗り切れる気がするんです。
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/25(日) 16:38:45.53 ID:PaMqZT540
【舞風、】
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/25(日) 16:39:33.29 ID:PaMqZT540

舞風「たっだいまー!....って提督ぅ!まーた寝っ転がってもう!そんなんだと、太ってしょうがないよ?」

舞風「......暑いから動きたくないって....。提督!暑いからこそ動くんだよ!いい?暑いから汗をかく!」

舞風「なら暑い日にどうせ汗をかくなら、動かな損々だよ!さぁ!スタンドアップ!レッツダンシング!」

舞風「......意味わかんないって、ねぇ、もう!.....まぁいっか。提督、はいこれお土産のスイカ!」

舞風「......どうしたって、いつものおばあちゃんから貰ったんだよ」

舞風「いつもありがとね〜って言われて。あと、とうもろこしと〜、今朝産んだばかりの卵も貰ったよ」

舞風「いやーほんっと、いつも悪いよね〜。ここ、正直平和すぎてやることないし」

舞風「....そういえば私以外のみんなは?虫捕りしに行ったの?あと、また海女さんごっこ.....。好きだよね〜」

舞風「じゃあ二人っきりか〜。ふーーん......。何考えてるって?それは、その.....」

舞風「......」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/25(日) 16:40:56.57 ID:PaMqZT540

舞風「スイカ、ちょっと食べちゃおっか.....。ダメ?えーなんでーー!?」

舞風「いいじゃんだっておばあちゃんスイカ冷やしておいてくれたんだよ!?だったら食べないと失礼じゃん!」

舞風「それでもダメって......。あっ!......んふふ、みんな虫捕りに行ったんだよね?カブトムシの餌、なくなーい?」

舞風「そうだよね!そうだよね!じゃあさ?......いいの!?やっったぁあ!じゃあ私、切り分けるね!!」

舞風「んっふふー♪スイカ!スイカ!おばあちゃんのスッイカ!あー嬉しくってステップ踏んじゃう♪」

舞風「てーとくー、塩いるー?いるんだねーーおーけー!麦茶どうするーー?氷つきーー?わかったーー!」

舞風「ほらほらほらほら!!切り分けましたよ隊長!!見てください!この赤!心踊る赤を!素晴らしいであります!」

舞風「じゃあいただきます!!......んー!!おいっしい!提督も?だよね!だよね!あー最高.....」

舞風「塩、塩。......なんで塩かけると甘くなるんだろう。なんで?提督?」

舞風「......知らない?えー.....。まぁ、いっか。塩かけると甘くなるってこと知ってれば、それで十分.....。美味しければ問題ないんだよ.....」

舞風「......提督、種飛ばし大会しよ?なんでって、それは種があったらやるに決まってるよね?ほらつべこべ言わず縁側行こうよ!」



124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:41:47.44 ID:PaMqZT540

舞風「.....あっ、たらい置いてあるなら、ちょっと待ってて!......うわ外あっつ」

舞風「てーとくーたらい足元に置いておいてー。めんどくさい?そんなこと言うと水かけるよー」

舞風「....よし!たらいに注水!!最大出力だッ!......いいねいいねー!本格的に夏ってかんじ!」

舞風「んーちょうどね。じゃあ水止めてくるから、ちょっと待っててね」

舞風「.......」

舞風「よーし!提督ぅ!足突っ込んじゃおう!せーーの!」

舞風「んーーー!冷たいー!!あー極楽、極楽.....」

舞風「それは風呂に入った時だって.....。いーのそんな細かいこと!」

舞風「それよりも!ほらスイカ食べて!.....んぁー!おいひい.....」

舞風「......」

舞風「......そういえば、私何しようとしてたんだっけ?.......種飛ばし?ぁあそういえばそうだった!提督口の中に種ある?見せて?んーよし!」


125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:42:16.44 ID:PaMqZT540

舞風「私も....。ほら、くひのなかにぃ、あるから、じゅんび、まんたんだよ?」

舞風「ひゃあ、いひについてー、よーい」

舞風「ぷっ!!!」

舞風「......やったぁ!私の勝ち!」

舞風「んー?罰ゲーム?そんなのないよ?じゃあ、なんでやったって、理由がいるの?.....えーじゃあなんとなく、だよ」

舞風「提督、固いなぁ......。もっと気楽に、もっと全力で楽しまないとボケちゃうよ?......余計なお世話?んもぅ......」

舞風「.......あー麦茶おいし。ごちそーさま。皮は、カブトムシの餌になるから、捨てたらダメだよ?」

舞風「いやーほんっとのどか......」

舞風「......つまんなそう?そんなことないよー?.....ほら、提督耳を澄ましてみて。ほーら静かに......」

舞風「.......」

舞風「ほら、聞こえてこない?何がって?......えー提督には聞こえないの?セミの声しか聞こえない?......ちっちっち、ダメだなー提督ぅ」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:43:15.32 ID:PaMqZT540

舞風「ほら波の音、風の音。セミの声。そして風鈴のそよぐ音。......なんだか、音楽に聞こえてこない?.....聞こえない、ただの音.....」

舞風「はぁ、ダメダメ提督!もっと心を研ぎ澄まさないと!ほら寝っ転がって!」

舞風「.......」

舞風「ほら、想像.....。波と、時々吹く風に合わせて、鳴り響く風鈴の音。.....私がちゃぷちゃぷしてる、水の音。リズムをとってる」

舞風「その合わさったリズムに合わせて、セミは鳴いてるんじゃなくて、歌ってる。そう思えてこない?」

舞風「.......」

舞風「.....ふーふふーん♪ふーふふーん、ふーん♪」

舞風「ほら?なんとなくわかった気がする?.......少しだけ?うーん。なんでわからないんだろう」

舞風「......あっ、ターミネーターが帰ってきた。提督。ほら起きてみてよ」

舞風「......ほら、うわぁ、いつもどんだけとってるのよ。魚引っ張ってきて、まるでナスDじゃん....」

舞風「おかえりー磯風」

127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:48:02.75 ID:PaMqZT540

磯風「む。あぁただいま、二人とも」

舞風「.......とりすぎじゃない?」

磯風「うむとりすぎた。だんだん楽しくなってきてな、気がついたらこんなになっていた。まぁしかし、みなよく食べるだろう?」

舞風「まぁ食べるっていったら食べるけど、そんなにはいらないってか....」

磯風「舞風見てみろ!今日はタコをとってきたぞ!!」

舞風「うぁあ!キモい!提督!あのバカどうにかして!!」

磯風「......なんだ可愛いじゃないか、タコ。......司令、お前は苦手か?.......そんなことない。ならよかった、ぜひタコ太郎に触れてみてくれ」

舞風「なにその名前.....」

磯風「愛着が湧いた」

舞風「でも食べるんでしょ?」

磯風「無論、そのつもりだ。......そうだタコ飯、なんてどうだ?この前、おばぁから炊き込みご飯を習ってだな....」


128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/25(日) 16:48:38.85 ID:PaMqZT540

舞風「けっこうです!提督もね?そうだよね?.....ほら提督だっていいって言ってる!」

磯風「なんだ、つまらない.....」

舞風「で、その魚達と、タコ太郎はどうするの?」

磯風「うむ、食べるぶんは捌いておいて、余るぶんは、そうだな、お世話になっているおばぁにでも渡しておくか」

磯風「では着替える」

舞風「はぁ?ここで!?」

磯風「うむ」

舞風「ねぇ提督いるよ!?いいの?」

磯風「うむ構わん、見られても減るもんではないからな」

舞風「減らないし何も増えないから、やめといて!ぁあ!ちょっと!ウエットスーツ脱ぐ準備始めないで!!」

舞風「こら提督!何見てる!後ろ向いてて!」

磯風「舞風、すまないが、ジッパーを下ろしてはくれないか?」

舞風「えー、いいけど、そのタコ!持っててよ!あと提督は振り返ったらダメですからね」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:50:32.29 ID:PaMqZT540

磯風「そんなにタコ太郎が嫌いか?」

舞風「美味しいけどうねうねしててやだ!」

磯風「そうか.....」

磯風「........」

舞風「もう、意味わからない。ほんとに.....」

磯風「舞風、そういえば私の服はどこにある?」

舞風「ぁあ!もう持ってくるから待ってて!」

磯風「すまない」

舞風「提督!絶対振り返ったらダメですよ!絶対ですよ!!」

舞風「ああ!どこいったのー!替えの服ーー!」

磯風「.......」

磯風「なんだか妙な開放感があるな。心地よい」

磯風「......なんだ司令、見たいのか?....私は構わんが、舞風が許さないからな、振り向いたらダメだぞ」

舞風「ほら持ってきたから着替えて!」

磯風「うむ、ありがとな舞風」

舞風「提督、振り返ってないですよね.....?」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:52:42.26 ID:PaMqZT540

磯風「舞風、司令は振り返っていたぞ」

舞風「......解体だね提督。違う?.....ほんと?」

磯風「ははは!!嘘に決まってるだろう」

舞風「.......まったくもう」

磯風「よし、着替えたぞ。もうこっちを向いても大丈夫だ」

舞風「......そういえば、磯風お風呂入ってないよね」

磯風「たしかに。.....だが私の名は、磯風だ。磯の香りがしていても問題は」

舞風「そういうのはいーから!お風呂入ってきて!」

磯風「不服か....なら仕方ない」

舞風「まったくもう!昔は尊敬してたのに、磯風全然だめだめだから呆れちゃったよ......」

磯風「聞き捨てならないな.....。どれ私の武勇伝を一つ......」

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:53:46.10 ID:PaMqZT540

舞風「ほらさっさと上がった!」

磯風「おっと、あまり強く押すな。ふらつく。あぁ魚達は......。司令よ、すまないが捌いて.......できないか。仕方ない。大量の氷に埋めておいてくれ」

舞風「提督あとお願いね。私はこれを運んでおくから。ん、よろしく!ほらさっさとする!」

磯風「あとはよろしく頼んだ」

舞風「.....さっさと脱いで!ぁあもうだからなんでジッパー下ろせないの!?」上げれるのに!」

磯風「.....どうも苦手なんだ」

舞風「ほら!あとはしっかり洗い流しておいてよ!」

磯風「うむ。すまないな舞風」

舞風「もう......」

舞風「........」

舞風「提督ー?終わった?......終わったんだね。でもさ、さすがにこれは多いよね.....。まぁ食べきれるけどさ」

舞風「あーつかれたーー!提督、縁側で寝っ転がろ?」

舞風「......らしくない?だって磯風の相手すっっごく!疲れるもん!」

舞風「......嫌いじゃないよ?ふざけてばっかだけど、任務中は真面目だから。任務中もあんなのだったら私怒れちゃうけどね!」

舞風「ほら磯風はいいから!提督早く早くぅ!」

舞風「........」

舞風「.....シャワーの音がする」

舞風「ねー提督、耳かいてあげよっか?...... なんだ急にって、なんとなくだよ」

舞風「お願いって.....。どーしたの、急に素直になっちゃってぇ?......んふふ、なんでもないよー。じゃあちょっと待っててねー」

舞風「........」

舞風「はーい!今日は綿棒です!......ついでに夏仕様にします!.......そ、れ、は」

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:54:58.60 ID:PaMqZT540

舞風「水に浸けて、冷たくするんだよ?夏っぽいよねーなんか」

舞風「......じゃあこっちからするよ」

舞風「おーすっごい汚い.......。うーそだよ、別に汚くないから安心してーね?」

舞風「それじゃ失礼、失礼.....。多分ひやっ!てするから気をつけてね〜」

舞風「.......あは!ビクッッてした。そんなに驚いた?......でも気持ちいい、ならよかった、よかった」

舞風「........」

舞風「......なんかすごく気持ちよさそう。いいなぁ。なんで私がやってて羨ましそうに見えるんだろう」

舞風「.....ねぇちょっと自分の耳でやってみていい?......やった、ありがとう!」

舞風「........あれ?そんなに冷たくない。提督の耳であったまっちゃったのかなぁ?......ぬるい」

舞風「.....まぁいっか、それじゃ提督の耳に入れなおすねー。.....ぬるくない?やっぱりぬるいかぁ....。でも気持ちよさそう。なんで?」

舞風「.......ほーれほーれ。どーだ!気持ちいいかー?そーか、いーね、いーね〜」

舞風「.......夏休みってさ、こんな感じなの提督?」

舞風「時間だけはたくさんあるから、やりたいこといっぱいできるのに、何もやらない」

舞風「あと宿題?っていうのをやらないといけないのに、遊びに行っちゃってたり」

舞風「......当たってる?当たってるんだ....」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:55:39.46 ID:PaMqZT540

舞風「いーなー夏休み。私も欲しいなー。そしたらさ、自転車に乗って、虫捕りにいってたり、ちょっと頑張って町に出かけたり.....」

舞風「それにそれにー釣竿持って、海釣りしたりしてさー、それをみんなでバーベキューして焼いたりしてみたいなぁー」

舞風「......いつもしてるじゃないか?うーん、たしかに......。でも夏休みじゃないから、やっぱ違うよ。非日常感がほしいの」

舞風「......提督はさ、夏休みの思い出ってある?聞かせてよ」

舞風「.......へぇーいいなぁーー。.......おー!そんなことしてたんだ!やっぱ羨ましいなぁ、夏休み......」

舞風「......明日、磯風が獲った魚でバーベキューしようよ?.....そうだおばあちゃんも呼んで、ご近所さんもみんな呼ぼ?......いいの?やったぁ〜」

舞風「.......」

舞風「......ふぁぁあ.....。眠い」

舞風「......」

磯風「二人とも、お楽しみの所すまないな」

舞風「ぅあ!急に出てこないでよ!」

磯風「なんだ、司令の耳をかいているのか?」

舞風「.....まぁ」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:56:47.97 ID:PaMqZT540

磯風「ふむ。私も混ぜてくれないか?.....あぁもちろんやる側だが」

舞風「......提督、どうする?構わないですか.... 。それじゃ、磯風反対お願い」

磯風「了解した。隣失礼するぞ」

舞風「......綿棒は?」

磯風「そういえば......」

舞風「まったく.......」

磯風「まぁあるがな。見えていたぞ、二人の行為」

舞風「あぁめんどくさいなぁ磯風.....。じゃあ反対お願いね」

磯風「了解した。.......司令よ、最後に耳を掃除したのはいつだ?尋常じゃないくらい汚いぞ.....」

磯風「.....?司令、何がおかしい?」

舞風「......提督言わないでよ」

磯風「.....まぁいいだろう」

舞風「じゃあ改めて、入れるね〜」

磯風「こちらも」

舞風「.......」

磯風「.......」

舞風「そうだ磯風、おばあちゃんからスイカもらったから食べていいよ」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:57:55.08 ID:PaMqZT540

磯風「またもらったのか?.....ほんとおばぁには世話になって仕方ないな.....。渡す魚の量を増やさないとな」

舞風「あっ、その魚だけどさ、明日おばあちゃんとご近所さん呼んで、みんなでバーベキューするって話になったんだよね」

磯風「ん?そうなのか司令?......そうか、ならそうしよう。そっちの方が楽しいからな」

舞風「それじゃ夜ごはんの用意してる時に、磯風お願いね」

磯風「何を言っている。私も夕餉の支度を手伝うぞ?.......なんだ司令。やめろなんて言うな」

舞風「上官命令だからね!磯風、お願い」

磯風「うむ.....なら仕方ない」

舞風「......」

磯風「........」

舞風「.....ねぇ磯風?一つ、聞いてもいい?」

磯風「ああ構わんぞ」

舞風「今、なんの音がする?」

磯風「......随分抽象的だな。そうだな、風と波の音、風鈴の音、と、セミだな」

舞風「.....やっぱり」

磯風「なんだ?質問の意図が読めんな」

舞風「提督は聞こえないんだってさ、その音が。.......聞こえてる?」

136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 16:58:48.70 ID:PaMqZT540

磯風「耳が遠くなったのか?司令よ。......違う?うむ、さっぱりわからん」

舞風「提督はさー、この夏の音から、リズムが聞こえてこないんだよ。磯風は、わかる?」

磯風「......まぁ、司令のむず痒さはなんとなく理解できるぞ。しかし、舞風の言っていることもわかる」

舞風「?どーゆーこと?」

磯風「提督は、大人になってしまったということだ」

舞風「もっとわからない.....。私だって、大人だよー?ねぇー提督ぅー?」

磯風「ははは、たしかに、舞風は大人だとしも、提督は違うぞ。おっさんだ。舞風はもうおばさんになってしまったのか?」

舞風「ちがうもーん。私は、まだまだ若いからね〜」

磯風「なら、まだ舞風にはわからなくて仕方ない。そうだろ、司令」

舞風「そーゆー磯風はどうなの?聞こえるって言ってるのに、提督の気持ちが理解できるのおかしくなーい?」

磯風「私か?.....私は、普段から耳を澄ましているからな、自然の音には。だから聞こえてくる。意識しなければ、ただの音になってしまうがな」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 17:00:22.32 ID:PaMqZT540

舞風「ん〜?よく、わかんないや.....」

磯風「うむそれでいい。そうだろ、司令?」

舞風「ふーん。まぁ、いっか.....」

磯風「.......」

舞風「.......」

磯風「.......舞風?司令、舞風は......。なんだ寝てしまったか」

磯風「.......」

磯風「司令、まだおっさんになるには早いぞ?......気をつける?そうだな、そうした方がいい」

磯風「時の流れと同じだ。意識しなければ、あっという間に過ぎてゆく。それを無慈悲と感じても、どうしても抗えない」

磯風「時がただ無常に過ぎ去って行かれては、ただ死に急ぐのと、何も変わらない。だから、私たち大人とおっさんは、刺激を求めるだろう?もう飽きてしまうほど、生きてしまったと思っているのだから」

磯風「......私たちが使える、自由な時間は少ない。制限された自由を使って、効率的に生きなければならない。.......少し色々な物や自然、音に意識を傾けてみるといい」

磯風「......自然は大きい。大きく育ったと勘違いした、ちっぽけな私たちを包み込んで、雄大な時の流れと一体化してくれるはずだ」

磯風「.....では、耳に息を吹きかける。.....そうだ、司令の耳だが、汚くはないぞ。言い忘れていた。.......知ってる?ふむ、ならいい」

磯風「........」

磯風「......ふっ......」

磯風「もう一回だ。........ふっ......」

磯風「.......」

磯風「......司令よ、今は、なんの音が聞こえてくる?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 17:02:09.90 ID:PaMqZT540
昨日は更新できなくてすみません。ちなみに来週の金曜あたりでおしまいにしようと思っているので、リクエストの艦娘がある方はお願いします。また頑張ります。
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 17:15:01.26 ID:RHChWuSso
乙でしたー
リクエストは初霜で季節はお任せでお願いします
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 21:44:39.59 ID:T4PD2Sd+O
僕は天津風ちゃん!
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 21:48:12.01 ID:CcKIiwRA0
想像のつかない大潮で
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 02:02:48.91 ID:fp2zu6uyO
秋月ちゃんお願いします
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 09:34:56.32 ID:StlFcqAOO
由良さんと梅雨の季節で
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 09:49:33.78 ID:rTlCS6150
春風
季節はやっぱり春で
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/26(月) 15:59:39.65 ID:KXt9QeCh0
【羽黒】
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 16:00:00.22 ID:KXt9QeCh0

羽黒「......司令官さん。羽黒です。.....あの、少しお時間大丈夫ですか?......大丈夫ですか。入っても....?.....はい、失礼します」

羽黒「.....夜分遅くごめんなさい。急にどうした、ですか.....。あの、今からお眠りになるわけでは、ないです、よね?」

羽黒「.....まだ寝ない。......その、もしよろしければ、その......。いっ、一緒天体観測しませんか!?」

羽黒「なんで急に天体観測歌うのですか!そっちじゃないです!!......ジョークですか」

羽黒「.....なんで急にと言われても、本当は姉妹で楽しむ予定だったのですが、なぜか急に予定が入ったらしく、どうしても見たいなら提督と見てきなさい!と、断られたんです」

羽黒「......あっ、いえ!!私は司令官と見るのは嫌じゃないです!!むしろそっちのほう....」

羽黒「がよかったりそうでもなかったりやっぱりいいんです!......意味がわからない?そ、それでいいんです....」

羽黒「......天体観測は夏にするもの、ですか.....。確かに、夏にするのが一般的と言われたら、そうかもしれません」

羽黒「でも、空気が澄んでいる冬の空は透明度が高く、観測には向いているのですみ。そしてですね、それは時間も関係しているんですよ?冬は日が落ちる時間が早いですよね?それは地球が太陽の周りをぐるぐるする公転運動と、地球の約23.4度の傾きを保ったまま回転する自転軸に関係があって。これを南中高度と言って」

147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 16:00:43.81 ID:KXt9QeCh0

羽黒「はい!!......どうしたのですか?そんなにびっくりした顔をして....?急に饒舌になった.....。そ、そうでしたか?でしたら、ごめんなさい.....」

羽黒「.......天体望遠鏡ですか?特には、必要ないですよ。そんなことをしなくても、星は綺麗ですから」

羽黒「.....それもそうですね、難しい話はやめて、早く始めましょうか。なら、窓際の椅子に座りましょう......」

羽黒「.......あっ、窓、結露しちゃってますね.....。お部屋あったかいですから、仕方ない、ですね.....」

羽黒「外、寒いですし、やめときますか?風邪を引いたらいけないですし.......。毛布を持ってくる?......いいんですか?」

羽黒「.......」

羽黒「......わっ、大きな毛布ですね....。いつもは布団に被せてある?......そうですか」

羽黒「なら、窓開けましょうか。......うわ、やっぱ寒いですね。やっぱり真冬は厳しいです......」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 16:01:25.53 ID:KXt9QeCh0

羽黒「あっ.....司令官さんありがとうございます.....。あったかいです」

羽黒「.....じゃあ、お隣失礼します」

羽黒「.......」

羽黒「.......司令官さんは、星空に興味はありますか?.....星を眺める時間より、パソコンを見つめる時間が多い。.....ふふ、司令官さんらしい答えですね」

羽黒「......じゃあ、こうして星空を眺めてみて、どう思いましたか?.....きれいですか。私もです」

羽黒「今日は、月も雲もないですし、絶好の観測日和ですね」

羽黒「......」

羽黒「声澄みて、北斗にひびく、砧かな.....。松尾芭蕉の俳句です。......意味、ですか?......冬の夜空は空気が澄んでいて、よく音が響きますね?」

羽黒「きぬた......。漢字はですね、石に占うと書きます。読みにくいですけど、そう読みます」

羽黒「そしてその砧は、服のしわを伸ばす為に使われた、今で言う、アイロンのような物でした」

羽黒「これは、洗濯を終えた服を、木の棒などで叩いてしわを伸ばして使う、原始的な民具です」

羽黒「その音が、夜空に輝く北斗七星にまで響くのを想像した俳句です」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/26(月) 16:02:23.91 ID:KXt9QeCh0

羽黒「......司令官さんは、この俳句を知って、どう思いましたか?......すごいと思った?ふふ、無理に感想を言わないところが素直ですね」

羽黒「私、ですか?......私は、群青色を思い出しました。俳句の良し悪しは、正直なところ、私にもよくわかりませんけど、真っ先に、それを思いついたのです」

羽黒「......海の青と、夜空の闇が混ざり合った群青色の空に点々とする、星々。......今、この星空を見て、そんなイメージが新しく湧きました.....」

羽黒「......私が、俳句と星が好きな理由は、それらが持つ、言葉の意味合いが素敵だからです。ロマンチックで、心を掻き立てられます」

羽黒「.....司令官さん。今から、この星空から星座を探して見ませんか?......一つ知ってる?」

羽黒「デネブ、アルタイル、ベガ。三角形になるのは、大体星座だ.....。あはは!!司令官さん!間違っているけど、間違ってないですよ」

羽黒「それは夏の大三角と言って、名前通り、夏の星座です」

羽黒「司令官さんがさっき指差したのは、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のべテルギウス。この三つの一等星からなる、冬の大三角なんです」

羽黒「......どれも似たようなもの?ぇえまぁ、三角形は三角形ですし、わからなくも、ないです.....」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 16:03:21.45 ID:KXt9QeCh0

羽黒「あっ、いえ、謝らなくても結構ですよ?.....司令官さんが大雑把なのは、もうとっくに知っていますから。......失礼だなって言われても、そうですから、仕方ないです」

羽黒「.....おおいぬ座がどれかわからない?一等星はわかったのに、正座はわからないのですか.....。冬の大三角は、わかりますよね。その左下の一等星から......説明、しにくいですね」

羽黒「どうしましょう.......」

羽黒「.........」

羽黒「あ、そうですね。......よいしょ。司令官さん、一度、立ち上がってください」

羽黒「じゃあ、私の腿と腿の間に座ってください.....。ん?どうして、ですか?.......こ、こうすれば、司令官さんから見える空が同じですし、腕を借りて、星座をなぞることができると思ったのですが.....。さすがに、嫌ですよね.....」

羽黒「え?無理してないか、ですか....。いえ私は、無理はしてないですよ。司令官さんが嫌なのかと、私は思って......」

羽黒「.....嫌じゃない。.....あはは!なんだか、よくわからなくなってきましたね.....。それじゃ、どうぞお座りください」

羽黒「......え、司令官さん、毛布私にくださるのですか?.....そうしたら司令官さんが寒いじゃないですか!ダメですよ!」

羽黒「.......長いから、一緒に包まろう、ですか......。はい、お、お願いします.....」

羽黒「.......」

羽黒「......司令官さん、なんだか、すごく熱いですよ?.......羽黒もですか?......ちょうどいいですね」

羽黒「........」

羽黒「それじゃ、えぇっと、何からでした?.....すみません、忘れちゃいました.....。あっ、おおいぬ座でしたね」

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