10年後のラブライブ 2学期

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 10:01:57.81 ID:1wuKTeCfO
穂乃果「おっ!ランキング見てるの?」

支倉「はい。でも、思ったより伸びてなくて」

穂乃果「どれどれ?623位かぁ。ん?ええ?」

支倉「どうしました?」

志賀「ビックリする程低いのかよ」

穂乃果「いや…え?参加グループこんなにいるの?」

白木「え?やっぱり多いですか?」

穂乃果「いや…私達の頃よりも全然多いよ」

支倉「本当ですか?」

穂乃果「うん。いやぁ…なんか嬉しいなぁ。スクールアイドルがここまで市民権を得てさ。もう、甲子園とか国立とかと並んできたなぁ。頑張った甲斐があったよ」

支倉「ですねぇ」

志賀「国立はもう違うけどな」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 10:05:50.94 ID:1wuKTeCfO
穂乃果「と言う現状なので」

支倉「はい」

穂乃果「やはり出来るを事やる」

支倉「はい!」

穂乃果「ダンスは結構な水準に達してると思うんだ」

支倉「あの地獄の合宿のお陰ですね」

白木「思い出すだけでゾッとしますね」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 10:12:45.41 ID:1wuKTeCfO
絵里「ほら。体幹は全てに通ずるのよ」

支倉「ぐぬぬ…」

果南「アイドルは笑顔で歌って踊らなきゃいけないんだからね。体力はいくらあっても足りないよ」

白木「はあ…はあ…はあ…」

曜「仁美ちゃんは身体能力はピカイチなのは分かったから周りに合わせる事を考えて。個人競技じゃないんだからね」

志賀「周りに合わせながら…難しいなぁ」

穂乃果「うわぁ。凄いスパルタだね」

梨子「あの二人はAqoursの中でも一、二を争う肉体派ですから…」

穂乃果「海未ちゃんにお願いをしなくて良かったよ。本当…」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 10:21:45.41 ID:1wuKTeCfO
白木「よく乗り切れましたね。あの合宿…」

志賀「まあ…そのお陰での623位なんだろうな」

ガチャ

絵里「けど油断しちゃダメよ?」

志賀「出た。絢瀬センセーの急に登場するパターン」

支倉「油断なんかしてませんよ。むしろ焦ってます」

絵里「焦る事はないと思うけど。いい?急成長した分それを失うのも早いの。だから…」

支倉「日々の基礎練を怠らないって事ですよね」

絵里「そう。毎日ちょっとでもいいから。基礎練はやってね」

支倉「はーい」

穂乃果「けど、曲を作りもしなきゃいけないのが現実な訳で」

絵里「仕方ないわね。少し基礎練をやったら空き教室に集まって今後の曲作りの方向性を考えましょう」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:26:09.35 ID:1wuKTeCfO
穂乃果「と言う事でランキング上位にくい込む為の。ラブライブに出場する為の曲を作らなきゃいけません」

支倉「はい」

穂乃果「その為にどう言った曲がいいのか。次の曲の方向性を意見を出し合って決めたいと思います」

支倉「はい!」

穂乃果「はい。どうぞ」

白木「私は青春キラキラソングを歌いたいです」

穂乃果「青春キラキラソング?」

志賀「なんだよ青春キラキラソングって…」

白木「例えばスポーツ飲料のコマーシャルに使われる様な曲!そう言った曲が私は好きです」

穂乃果「なるほど。確かに爽やかだしスクールアイドルには持って来いかもしれないね」

絵里「そうね。ただ…王道って言うのはその分他のグループと被る可能性もあるわね」

志賀「そう言う事ならやっぱり青春には悩みが付きもの。縛られた自由…社会への疑問…自分は何者なのか…自分はどうするべきのか分からない漠然とした不安。誰しもがそう言ったものを少なからず抱えてると思うんだ」

梨子「えっと…アイドルが歌う曲なのよ?」

志賀「ダメっすかね?」

梨子「ダメと言うか…。メッセージ性の強い曲って下手をすると独りよがりの歌詞になってしまうから…票数を獲得するのは…」

絵里「でも、当たれば爆発的に票数を獲得する事も可能かも」

梨子「ある種の博打ですね」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:39:08.02 ID:1wuKTeCfO
穂乃果「他にはある?」

支倉「はい!」

穂乃果「おっ!どんどん意見が出るね」

支倉「いっその事バンドをやってみては?」

穂乃果「え?バンド?」

支倉「はい。バンドです。私ピアノ出来ますし」

絵里「いや、あのね?支倉さん。やっぱりアイドルだし…バンドって言うのは…」

支倉「ダメですか?今までラブライブでバンドをやってるグループって見た事ないからインパクトあると思うんだけどなぁ」

梨子「そうだけど。楽器を覚えるのも凄い大変なのよ?」

志賀「あっ、私ギター弾けるけど」

支倉「おおっ!流石仁美ちゃん!凪ちゃんは?」

白木「私はバイオリンなら…」

支倉「え?バイオリン弾けるの?なんで黙ってたの?」

白木「黙ってた訳じゃないんですけどね」

支倉「え?これっていけるんじゃ…」

絵里「いや、だけど。やっぱり、アイドルなんだしダンスが…」

梨子「そうよ。合宿であんなに頑張ったのに…」

支倉「え?ダンスはダンスでやればいいじゃないですか」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:50:16.11 ID:1wuKTeCfO
梨子「ダンスと楽器を両方?」

絵里「それはちょっと無理があるんじゃ」

支倉「え?そうですか?」

絵里「そうよ。楽器を持ちながらダンス出来る?」

支倉「違いますよ。それぞれ別にやるんですよ。だってPVを撮るってネットに上げるんですよね?別にライブをやる訳じゃないんですもん」

穂乃果「あっ!そうか!バンドとダンスをそれぞれ撮って編集すればいいのか!」

支倉「はい。そう言う事です」

絵里「なるほど。それは思い付かなかったわ」

梨子「ラブライブ=ライブで披露するって固定概念にとらわれていましたね」

穂乃果「ラブライブでバンド。これは確かにインパクトあるかもしれない」

支倉「ですよね?」

志賀「なんか…ワクワクして来たな」

白木「はい!」

支倉「私、早速依頼しに行ってきます」

穂乃果「え?依頼って?」

支倉「ギターとバイオリンとピアノだけじゃ成り立たないじゃないですか」

穂乃果「確かに…」

支倉「軽音部に友達がいるんで。バックバンドをやって貰える様にお願いしてきます!」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:59:10.95 ID:1wuKTeCfO
ジャーン

穂乃果「おおっ…」

支倉「どうでした?」

梨子「この短期間で…」

絵里「ちゃんとバンドになってるわ。凄い。凄いわよ」

志賀「なんか…自分で演奏してて感動しちまったぜ」

白木「私のバイオリンがこんな感じになるなんて…」

支倉「これも優理ちゃん達軽音部のお陰だよ」

御堂「かさねのお願いだったらいつだって引き受けるぜ」

軽音部「それにあのラブライブで優勝してくれれば私達のバンドの名前も売れるかもしれないしね」

御堂「まっ、持ちつ持たれつってやつだよ」

支倉「ありがとー優理ちゃーーん。皆んなーーー」

御堂「まっ。私達の為にもラブライブ優勝してくれよ」

支倉「うん!頑張るよ!」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 23:28:38.24 ID:1wuKTeCfO
ウィーン

いらっしゃいませ

梨子「それにしても支倉さんって発想力が豊よね。ああ言う所…誰かに似てるのよね〜。なんて…さて、今日は気分も良いしお酒でも買ってってコレクションを…ん?えっ!?」

ありがとごさいました〜

ウィーン

梨子「千歌ちゃん?いや…でも、千歌ちゃんは東京には…」

女子高生「…」スッ

梨子「え?」

店員「ちょっと君…今ポケットの中に入れた物を出しなさい」

女子高生「くっ…」

店員「あっ、ちょっと…」

ウィーン

梨子「今のって…うちの生徒じゃ…」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 01:01:49.01 ID:P6/rhjdE0
バンドリ!になるのかと一瞬ひやひやしたぜ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 01:28:44.28 ID:iTRslo3zO
キーンコーンカーンコーン

支倉「あの後見ました?」

穂乃果「凄い反響だったね!」

志賀「先輩のピアノなかなかイカしてたぜ」

支倉「仁美ちゃんのギターも良かったよ。そしてなりより凪ちゃんのバイオリン。一人だけ気品漂ってたよ」

白木「やめてください。恥ずかしいですよ」

志賀「と言いつつ顔がにやけてるぞ」

白木「え?」

穂乃果「この分だとランキング上位に行けそうな感じがするね」

絵里「そうね」

支倉「気品があるで思い出しましたけど。そう言えば今日は桜内先生はまだ何ですか?」

穂乃果「あ〜そう言えば」

志賀「桜内先生が来ないのは珍しいな。絢瀬先生はしょっちゅうだけど」

穂乃果「何か仕事があるって言ってたっけ?」

絵里「さあ?」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 01:37:46.48 ID:iTRslo3zO
梨子「山口さん」

生徒「桜内先生?なんですか?」

梨子「昨日…駅の近くのコンビニに居たわよね?」

生徒「…」

梨子「現場…見ちゃったのよ」

生徒「何の事ですか?」

梨子「何の事って…とぼけるの?昨日は制服着てなかったもしれないけど直ぐに分かる事なのよ?」

生徒「私…受験勉強で忙しいんです。それじゃあ」

梨子「待って…」

生徒「何なんですか?」

梨子「ダメよ。まだ、間に合うから。先生と一緒に…」

生徒「やめてください」

梨子「ちょっと…」

生徒「私に構わないで下さい。こんな所で油を売ってる暇はないんです」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 08:29:44.34 ID:3Oj1gSwEO
受験のストレスってやつか
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 12:43:58.82 ID:eblOkcMnO
無駄に風呂敷広げてる長編書くの向いてないんじゃね?まあSSは作者の自己満足の為に書くもんだし仕方ないか
過去作は面白かっただけに残念
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 14:31:00.74 ID:s+fg8lSp0
上がなんか言ってるが頑張って書いてくれ。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 15:47:49.69 ID:Ebyk3e7HO
学園ドラマ×ラブライブって感じで面白い支援
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 21:44:40.19 ID:UJ3OTOpfO
穂乃果「あ〜お腹空いたぁ」

同僚「ふふっ、毎日言ってますね」

穂乃果「え?そうですか?」

梨子「あの…絢瀬先生」

絵里「何ですか?」

梨子「C組の山口さんってどんな子か詳しく知ってますか?」

絵里「あ〜山口さん?あの子はとってもいい子よ?凄く真面目で一年生の時あの子の担任だったんだけど学級委員長で凄く助かったわ」

穂乃果「あ〜あの子って確か○○大学目指してるんだっけ?」

絵里「そうなのよ。本当感心しちゃうわ。桜内先生も授業受け持ってるでしょ?」

梨子「受け持ってはいるんですけど…」

絵里「ん?何かあったの?」

梨子「あっ、いえ…」

絵里「そう」

梨子「はい」

穂乃果「完全に何かあったんだね」

絵里「そうね」


119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 21:56:29.44 ID:UJ3OTOpfO
ガラガラ

理事長「まだ先生方残って居ますか?」

穂乃果「あっ、理事長」

絵里「こんな時間にどうしたのかしら?」

理事長「先ほど近くのコンビニから電話がありました」

梨子「え?」

穂乃果「ん?」

理事長「ウチの生徒が万引きをしていると」

絵里「え?ウチの生徒が?」

梨子「…!?」

理事長「桜内先生?何か心当たりがあるの?」

梨子「実は…」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 22:06:15.80 ID:UJ3OTOpfO
理事長「なるほど。そう言う事ですか」

絵里「それでさっき彼女について聞いてきたのね」

梨子「はい…」

絵里「山口さんが本当にやったって言う確証はあるの?」

梨子「それは…」

穂乃果「監視カメラに映ってなかったのかな?」

理事長「たまたま死角だったみたいなの」

梨子「あの…」

理事長「何でしょう?」

梨子「私の方からもう一度山口さんに当たってみます」

絵里「大丈夫?だって一度」

梨子「私は現場に居ましたから…やっぱり」

理事長「そうですか。それじゃあ、この件は一度桜内先生に任せします」

梨子「はい」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 23:18:42.48 ID:Yf8ILFnQO
山口なんて居たっけ…と思ってしまった
完全なモブか
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 00:52:57.93 ID:UIv8vcnCO
生徒「…何でしょうか?」

梨子「山口さん…もう一度だけ…もう一度だけ聞くけど」

生徒「はい」

梨子「あなたは…やってないのね?」

生徒「何をですか?」

梨子「万引きを」

生徒「…やってないです。本当です」

梨子「信じていいのね?」

生徒「信じて下さい」

梨子「分かった。そこまで言うならあなたの事を信じるわ」

生徒「本当ですか?」

梨子「ええ。生徒の言う事ですもの」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 22:07:27.06 ID:EN2hhfyP0
生徒「良かった」

梨子「そうよね。良かったわ。たまたま、盗まれた物と山口さんが授業中に使ってた物が同じだったから」

生徒「はい。ボールペンなんていくらでも…」

梨子「山口さん…あなた…」

生徒「え?」

梨子「私…ボールペンが盗まれたなんて一言も言ってないわよ」

生徒「…」

梨子「嘘をついたのね?」

生徒「サイテー…」

梨子「え?」

生徒「カマをかけたんですね。信じるって言っておいて…生徒の事なんて最初から信用してないんですね」

梨子「それは…」

生徒「いつもそう。だから教師なんて信用出来ないんだ」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 22:13:57.52 ID:3HramCZDO
これは名探偵梨子
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 22:23:42.90 ID:zxiyjh5t0
やりますねぇ
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 22:26:51.68 ID:EN2hhfyP0
梨子「それは…どう言う…」

生徒「来ないで!!!!」

梨子「山口さん…」

教師「なんの騒ぎですか?」

生徒「何かあったの?」

生徒「山口さんと桜内先生?」

ザワザワ

生徒「あっ…ああ…」

梨子「ちょっ…ちょっと…落ち着いて…」

生徒「山口さんが何かしたの?」コソコソ

生徒「みたいだね」コソコソ

生徒「い、いや…」

梨子「ちょっと…山口さん…落ち着いて…」

127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 22:57:35.04 ID:EN2hhfyP0
母親「ごめんなさい。誰にも会いたくないって」

梨子「そうですか」

母親「あの…学校で何かあったのでしょうか?今までこんな事一度も」

梨子「いえ…」

ダダダッ

生徒「帰って」

母親「ちょっと…」

梨子「山口さん」

生徒「帰って」

梨子「待って」

バタン
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 23:11:00.34 ID:EN2hhfyP0
梨子「私が…山口さんを追いつめた…。私は…私は…」トボトボ

「あれぇ?確かこの辺だって言ってた様な…」

梨子「え?…どうして?」

「おかしいなぁ」

梨子「千歌ちゃん…」

千歌「え?梨子ちゃん!良かったぁ。やっぱり、合ってたんだ」

梨子「千歌ちゃん…うっ…」

千歌「え?梨子ちゃん?」

梨子「千歌ちゃん…。私…私…どうしたら…」ギュッ

千歌「ど、どうしたの?」

梨子「私…生徒を追い詰めちゃった…うぅ…うぅ…」

千歌「ちょっ…ヨシヨシ…とりあえずお家入ろう?」

梨子「うん」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 16:52:19.90 ID:oUzAfoysO
梨子ちゃんファイトだよ!
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/19(木) 21:09:26.61 ID:43S0HOs00
ピンポーン

ガチャ

梨子「…」

母親「先生…」

梨子「こんにちは」

母親「あの…」

ダダダッ

生徒「また来たの?」

梨子「山口さん…」

生徒「何で来たのよ。帰ってよ」

梨子「山口さん待って」

生徒「待たないわよ。最初から私の事なんてどうでもいい癖に」

梨子「私は…あなたの事を何も知らなかったわ」

生徒「は?」

梨子「あなたがどうしてあんな事をしたのかも。どんな悩みを抱えていたのかも何も知らなかった」

生徒「…」

梨子「だから教えて。あなたの事。そしたら、一緒に謝りに行きましょう」

生徒「どうして…そこまで…」

梨子「先生だからよ」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/19(木) 21:17:32.44 ID:43S0HOs00
穂乃果「結局受験勉強のストレスだった訳か」

梨子「はい」

絵里「よくある話ね」

梨子「そうなんです。よくある話で。私も最初からそうだろうって決めつけていたんです」

穂乃果「まあ、容易に想像はできるしね」

梨子「でも、肝心な事はそうじゃなかったんですね」

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/19(木) 21:22:47.02 ID:43S0HOs00
千歌「そっか。そんな事があったんだ」

梨子「うん…」

千歌「難しいよね。そう言うのって」

梨子「うん…」

千歌「どうして万引きなんかしたのかな?」

梨子「多分…受験のストレスだと思うわ」

千歌「え?本人が言ってたの?」

梨子「そうじゃないけど。こう言った話は良くある事で」

千歌「じゃあ、まだ分からないよね」

梨子「そうだけど」

千歌「私は先生じゃないから何が正しいのか分からないけどさ。生徒さんの話をちゃんと聞いてあげる事って大事だと思うよ」

梨子「生徒の話を…」

千歌「うん」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 07:39:44.03 ID:58GB+LfuO
梨子「千歌ちゃんが居なかったら…きっと、私は…」

穂乃果「ん?何?」

梨子「あっ、いえ…」

絵里「さて、問題も解決したみたいだし。明日は休みだし飲みに行きましょうか?」

穂乃果「明日練習あるよ?」

絵里「大丈夫よ。深酒はしないから」

穂乃果「その大丈夫が一番信用ならないんだよね」

梨子「ごめんなさい」

穂乃果「ん?」

梨子「私、今日は家に来客が」

絵里「え?もしかして、彼氏とか?」

梨子「ち、違いますよ。友人ですって」

穂乃果「え〜って事は絢瀬先生と二人?」

絵里「何よ?嫌なの?」

穂乃果「別に…」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 07:47:29.52 ID:58GB+LfuO
ガチャ

梨子「ただいま。千歌ちゃん、あのね」

ポツーン

梨子「千歌ちゃん?あっ…」

『梨子ちゃんへ
急にお家を訪ねたりしてごめんね。 実は仕事の関係で来てたんだけど 梨子ちゃんが東京でどんな感じで やってるのか気になったのでドッキリも兼ねていきなり訪ねちゃいました。
梨子ちゃんが東京に染まっちゃうんじゃないかな〜って内心心配だったけどいつもの優しい梨子ちゃんで安心しました。
なので、私は帰ります。ルビィちゃんにもよろしくね!
チカ』

梨子「千歌ちゃん…どうして。もっと、お話ししたい事が沢山あったのに。いきなり来ていきなり帰っちゃうなんて…」

ガチャ

千歌「ふぅ。サッパリした」

梨子「へ?」

千歌「あっ…帰る前にお風呂に入りたくて…ごめん。お風呂借りちゃったよ?」

梨子「え?あっ、うん」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 18:20:25.78 ID:+T+84F0pO
なんというフェイント
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 20:39:30.39 ID:/AcuRp/hO
支倉「いよいよ。後1ヶ月だね」

志賀「そうだな。1ヶ月だ」

支倉「あの辛い合宿も乗り越え…曲も作り…ついにランキングも上位に食い込んで来た」

白木「はい」

支倉「このまま行けばラブライブに出れると思ってたのに」

志賀「うん。何?」

支倉「地区予選で勝ち上がらなきゃ本戦に出れないの?」

志賀「そりゃあそうだろ」

支倉「え?じゃあ、ランキングって何の為にあるの?」

白木「地区予選に出る為にはランキング上位じゃなきゃダメなんですよ」

志賀「まっ。東京ってだけでかなりの数だからな。他の地域はどうしてるのか知らないけど」

支倉「な、なるほど。そういう事か」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 20:43:49.06 ID:/AcuRp/hO
ガチャ

穂乃果「おっ!やってるねぇ」

支倉「先生。先生は知ってました?ラブライブに出場するには地区予選で勝たなきゃいけないって」

穂乃果「え?まあ…知ってたけど」

支倉「どうして教えてくれなかったんですか」

穂乃果「てっきり知ってるもんだとばっかり」

志賀「って言うか優勝を目指してるんならそれくらい調べておけよな」

支倉「それを言われると…返す言葉もないけど」

志賀「だろ?」

支倉「うん」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 20:48:18.72 ID:/AcuRp/hO
トントン

支倉「ん?」

志賀「誰だ?」

白木「絢瀬先生か桜内先生じゃないんですか?」

志賀「それならいちいちノックなんてしないだろ」

支倉「今開けまー…」

ガチャ

支倉「うわっ。危な。ちょっと。いきなり開けたら危ないでしょ!」

「おっと…ごめんよ」

支倉「え?誰?」

「すいません。ガサツな妹で…」

支倉「え?あなたも誰?」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 20:58:17.99 ID:/AcuRp/hO
穂乃果「あっ!あなた達は…」

支倉「え?先生の知り合い?」

ここあ「ひっさしぶりだなぁ。穂乃果さん」

こころ「ご無沙汰してます。穂乃果さん」

穂乃果「こころちゃん!ここあちゃん!久しぶり。どうしたの急に」

ここあ「どうしたもこうしたもないよ、穂乃果さん。水くさいんだからぁ」

こころ「穂乃果さんと絵里さんが音ノ木坂でスクールアイドル部の顧問をしてるって聞いたので来ちゃいました」

穂乃果「あ〜そう言う事ね」

志賀「って言うか…先生。どう言う事だよ」

穂乃果「ん?何が?」

ここあ「そっかぁ。ここが姉ちゃんが通ってた音ノ木坂かぁ。うんうん。姉ちゃんの母校がライバルなんて感慨深いなぁ」

こころ「そうだね。来てよかったね」

支倉「え?ライバルって?」

志賀「先輩知らないのかよ」

支倉「え?」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 21:05:58.17 ID:KzfHQamvO
あー…10年後ってことはそうなるか
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 21:13:41.16 ID:/AcuRp/hO
志賀「ここ最近一気にランキング上位に加わって来たグループ。ココロアシスターズ」

支倉「あっ、なんか聞いた事あるかも」

志賀「その二人だよ」

ここあ「おっと。自己紹介がまだだったなぁ。」

こころ「ココロアシスターズ、長女、矢澤こころ。特技は勉強と卵を片手で割れる事」

ここあ「同じくココロアシスターズ、次女、矢澤ここあ!特技は合気道とキャベツの微塵切り」

支倉「な、なるほど」

白木「こころさんとここあさんでココロアシスターズなんですね」

志賀「なんて安直なグループ名なんだ…」

穂乃果「二人とも噂は聞いてるよ。ラブライブ東京代表候補。頑張ってるんだね」

支倉「え?先生知ってたんですか?」

穂乃果「まあね」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 21:27:55.09 ID:/AcuRp/hO
ここあ「ん〜それにしても…音ノ木坂のアイドル研究部の部室ってこんな感じだったっけ?最後に来たのが小学生の時だからなぁ」

こころ「そうですね。確か…亜里沙さん達の引退の時だった様な…。確かに亜里沙さんやお姉様の時とは部室が変わってますね」

穂乃果「あ〜実はあの時とは状況が違うんだよ。まだ、部員が三人だから…正確にはアイドル研究同好会なんだよ」

ここあ「え?そうなのか?」

穂乃果「うん」

支倉「ちょっと待ってください。お姉ちゃんってどう言う事なんですか?お二人のお姉さんはここのアイドル研究部出身なんですか?」

ここあ「ん?私達の姉ちゃんかぁ?」

こころ「矢澤にこですよ。音ノ木坂アイドル研究部初代部長。μ’sの矢澤にこが私達の姉です」

白木「え?」

志賀「ええ?」

支倉「えええええ?」

ここあ「穂乃果さん何も教えてないんだな。まあ、穂乃果さんらしいっちゃらしいかな」

穂乃果「あはは…まあね」




143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 21:35:08.49 ID:/AcuRp/hO
志賀「な、なんだよ。って事は…初代部長の妹達が私達のライバル…」

ここあ「そう言う事になるな」

支倉「はいはい。質問です」

こころ「はい。なんでしょう?」

支倉「お二人はどうして音ノ木坂に入学しなかったんですか?」

こころ「ああ、それはだなぁ…」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 21:44:38.31 ID:/AcuRp/hO
ここあ「お姉ちゃん。μ’sをやめちゃうの?」

こころ「ここあ。これは仕方ない事なんですよ」

にこ「そう。仕方ない事なの」

ここあ「そんなの嫌だよ。μ’sがなくなっちゃうなんて」

こころ「それは私も悲しいです。そうだ!大きくなったら私達がμ’sに入って」

ここあ「あっ!それだよ!それがいいよ!」

にこ「ダメよ」

ここあ「え?」

こころ「どうしてですか?」

にこ「私の真似をしたってダメ。あなた達はあなた達の。自分の道を行きなさい」

ここあ「お姉ちゃん…」

こころ「お姉様…」

にこ「でも、嬉しいわ。だから、μ’sは無くなっても音ノ木坂の…」

ここあ「なるほど。私達は私達の」

こころ「お姉様の真似をするのではなく」

にこ「ちょっと…聞いてる?音ノ木坂のアイドル研究部はあんた達に…」

145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 21:59:48.15 ID:OL+FjHcSO
威厳も72も無い
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 22:02:57.93 ID:/AcuRp/hO
ここあ「って事があってな。私達は姉ちゃんとは違う道を選ぶ事にしたんだ」

支倉「ん〜そう言う事ですか」

こころ「はい。なので、ラブライブ地区予選。楽しみにしてますね」

ここあ「悪いけど、姉ちゃんの母校だろうが穂乃果さん達が相手だろうがアタシ達は容赦はしないぜ!」

穂乃果「ふふっ。ウチの子達だって負けないよ」

ここあ「そうこなくっちゃ」

こころ「失礼します」

ガチャ

支倉「行っちゃった…」

志賀「台風みたいな奴らだったな」

白木「そうですね」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 22:22:30.83 ID:/AcuRp/hO
絵里「え?こころちゃん達が来てたの?」

穂乃果「うん。急に来たからビックリしちゃったよ。大きくなってたよ。もしかしたら、にこちゃんより大きいんじゃない?」

絵里「なによ。言ってよ〜。会いたかったわ。にこの引退ライブの時も会えなかったものね。あっ、ビールおかわり」

梨子「絢瀬先生。明日も学校ですからね?」

ルビィ「でも、なんか凄いですよね」

穂乃果「ん?何が?」

ルビィ「かつての仲間の妹と自分の教え子が競い合う事になるなんて。運命感じませんか?」

穂乃果「まぁ、感慨深いものはあるよね」

絵里「そうねぇ…。あの二人が…初めてあった時はこーんなに小さかったのに…」

ルビィ「そ、そんなに小さかったんですか?」

穂乃果「ルビィちゃん。本気にしなくていいから。もう結構キテるから」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 22:29:00.64 ID:Z4wocFrYO
こころあがライバルってのは熱い展開
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 23:00:24.07 ID:/AcuRp/hO
ここあ「ただいま〜」

こころ「ただいま帰りました」

虎太郎「おかえり」

こころ「お母様は?」

虎太郎「まだ仕事中だよ。なに?音ノ木坂に行って来たんだって?」

ここあ「あ〜まあね。なんで知ってんの?」

虎太郎「穂乃果さんから連絡来たんだよ」

ここあ「え?何?穂乃果さんと連絡取ってんの?」

虎太郎「ほら。一番上の姉貴の事とか…一時期」

ここあ「ふ〜ん。そうなんだ。まあ、いいや。アタシは走ってくるぜ。うぉぉぉぉぉぉ」

虎太郎「帰って来たばかりなのに…。で?どうだったの?」

こころ「いいグループでしたよ。行って良かったです」

虎太郎「そうか」

こころ「でも、私達は負けませんよ。絶対にラブライブで優勝してみせる」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 11:06:04.26 ID:tmLszazSO
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 20:37:45.80 ID:qZBQaL5WO
結局3人のままラブライブ目指すのかな
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 22:44:39.03 ID:w2cehoGU0
支倉「ヨーシ!今日も頑張るぞ〜」

志賀「先輩気合い入ってんなぁ」

支倉「あったり前じゃん。後1ヶ月。追い込み時期だからね。そう言う仁美ちゃんだって今日朝の6時から来てアップしてたの知ってるからね」

志賀「え?知ってたの?」

支倉「うん」

白木「知ってるって事はかさね先輩も来てたって事ですよね」

志賀「だったら声掛けてくれてもいいじゃねぇか。白木も来てたのか?」

白木「はい。かさね先輩と一緒にアップしてました」

志賀「そうなの?性格悪いなぁ」

支倉「えへへ」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 23:03:13.02 ID:w2cehoGU0
支倉「さーて。練習、練習〜っと…ん?」

生徒「先生。今までありがとうございました」

生徒「練習もきつくて…挫けそうな事もあったけど。それでも先生が…先生のお陰でここまでやって来れました。なのに…なのに…期待に応えられず…」

先生「もういい…」

生徒「先生…」

先生「もういいよ。お前達はよくやったよ」

生徒「うっ…うぅ…うわぁぁぁぁ」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 23:08:34.07 ID:w2cehoGU0
支倉「…」

志賀「あれって…」

白木「ソフトボール部の三年生ですね。残念ながら…今年の大会は…」

志賀「そうなのか」

白木「…」

志賀「先輩…」

支倉「さて、練習に行こうか」

白木「…はい」

志賀「そうだな」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 23:16:41.49 ID:w2cehoGU0
支倉「ん?んん?」

志賀「今度はなんだよ?」

支倉「いや…あれ」

女「…」キョロキョロ

支倉「不審者?なんか怪しいけど」

白木「ど、どうなんでしょう?見ない顔ですよね」

志賀「学校関係者じゃ…ないよなぁ。あの感じ…」

支倉「あの…」

女「ひい」

支倉「こんな所で何してるんです?」

女「えっと…決して怪しい者では…」

志賀「不審者は皆んなそう言うんだよなぁ。この学校の者でもないのに裏庭になんの用なんだ?」

女「その…あれ?あなた達…もしかして!」

支倉「え?」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 23:26:20.49 ID:w2cehoGU0
女「you'sよね?」

支倉「え?は、はい。そうですけど…どうして」

女「やっぱり!こないだのPV見たわよ。ラブライブでバンドなんてまさかの発想ね。あれって本当に演奏してるんでしょ?」

支倉「え、ええ…もちろん」

女「ハラショー」

支倉「え?なに?お腹痛いんですか?」

女「違うの。本当にびっくりしたのよ。ライブの時はどうするの?バンド演奏をするの?それともダンスを踊るの?」

支倉「え、あ〜、まだそこまで考えては」

女「ふ〜ん。そうなんだ。で?次の曲は…」

志賀「ちょい待ち」

女「ん?」

志賀「いや、あんた誰だよ?」

女「あ〜私?」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 23:52:51.53 ID:0JWmgLHaO
誰だ!?
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/22(日) 00:03:24.90 ID:Eoo+A1P00
志賀「不審者だろ?この間の矢澤姉妹と言い…この学校は出入り自由なのか?」

女「いや…違うわよ」

志賀「本当かぁ〜…ん〜どこかで見た事あるような」

支倉「え?本当?」

白木「やっぱり学校関係者なんじゃ」

女「いやぁ…私は…ここの卒業生なのよ」

支倉「え?そうんですか?」

女「うん。可愛い後輩達が頑張ってるって聞いたから。これは先輩として励ましに行かなくちゃって思った訳だよ」

支倉「じゃあ、もしかして…アイドル研究部出身とか?」

女「そう。しかも…私は音ノ木坂三代目アイドル研究部部長よ」

支倉「三代目?」

女「うん」

白木「え?って事は…初代部長がμ’sのメンバーですから。もしかして…」

支倉「え?μ’sのメンバーって事ですか?」

女「いや〜私は違うのよ。ちょっと、そこら辺は色々とあってね。私はμ’sより世代が一つしたなの。二代目はμ’sのメンバーだったけどね」

159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/22(日) 00:31:48.80 ID:Eoo+A1P00
支倉「そうなんですね。って事は高坂先生や絢瀬先生とも顔見知りなんですか?」

女「もちろん。絢瀬先生とは入れ違いだったけどね。よく知ってるよ。私はあの人達に憧れてスクールアイドルになったから」

支倉「なるほど!って事はラブライブにももちろん」

女「出場したよ」

支倉「どうだったんですか?」

女「ダメだった」

支倉「え?」

志賀「優勝出来なかったって事?」

女「うん。優勝出来なかった」

支倉「そうだったんですか」

女「でも、悔いはなかったよ」

支倉「やりきったんですね」

女「嘘」

支倉「え?」

女「凄く悔しかったよ。当たり前よ。あれだけ練習したんだもん」

支倉「そうなんですか」

女「うん。まあ、でも。あの敗北が無駄だったとは思わないけどね。っと…ごめんなさい。これからだって時にこんな話をしちゃって」

支倉「いえ…」

女「…これ、差し入れね」

支倉「あっ、すいません」

女「本当はこれを置いて帰るつもりだったんだけど会えて良かったわ。頑張ってね。応援してるから」

支倉「はい」

女「それじゃあ」

支倉「あっ、絢瀬先生達そのうち来ると思いますけど」

女「あーいいのよ。毎日会ってるから」

支倉「え?」

女「じゃあ」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 18:49:47.42 ID:f8ozSTMYO
毎日会ってる……同棲中の恋人かな?
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/22(日) 22:36:47.96 ID:Eoo+A1P00
絵里「ワン・ツー・スリー・フォー。ワン・ツー・スリー・フォー」

支倉「はっ」

志賀「よっと」

白木「はいっ」

絵里「いいわよ。その調子。ワン・ツー・スリー・フォー」

穂乃果「なんかダンスのキレが増してるね」

梨子「そうですね。課題だった最後のステップも綺麗に出来てるし」

絵里「ワン・ツー・スリー・フォー。はい。そこまで」

支倉「はあ…はあ…」

志賀「ふぅ…」

白木「はぁ…はぁ…」

絵里「皆んないい感じよ。この調子でいけばいい所まで行くんじゃないかしら」

志賀「いい所までじゃなくて…」

白木「ラブライブ優勝…」

支倉「先生。もう一度」

絵里「凄い気合いね」

支倉「練習不足だったなんて後悔だけは絶対にしたくないんで」

絵里「そう。でも、休憩はちゃんとしなさい?それで怪我をしたら元も子もないのよ。ねぇ、高坂先生?」

穂乃果「その通り。先生もそれで痛い目見てるから」

支倉「でも…」

絵里「どうしたの?急に…。言って分からないあなた達じゃないでしょ?」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 23:19:05.80 ID:IM33LnX10
亜理紗、こんなにも日本語が上手になって……
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/22(日) 23:19:19.11 ID:Eoo+A1P00
支倉「実は…さっき、三代目が来たんです」

絵里「は?何?」

梨子「三代目?」

穂乃果「えっと…何の三代目?」

支倉「名前を聞くのを忘れちゃって。アイドル研究部三代目部長ですよ」

絵里「三代目…。あぁ、なるほど。あの子来たのね」

梨子「知り合いなんですか?」

絵里「まあ…知り合いと言うか…身内。で?あの子に何を言われたの?」

支倉「三代目部長はラブライブで優勝出来なくて凄く悔しかったって。だから…」

絵里「ああ…なるほど。そう言う事」

支倉「そう言う事って?」

絵里「あの子達ってμ’sが解散した年にスクールアイドルを始めたのよ」

志賀「あ〜、そう言えばそんな事言ってたっけ?入れ違いだって」

絵里「ラブライブで優勝したμ’sが居た音ノ木坂のスクールアイドルだって物凄い期待されててね。そのプレッシャーでその年のラブライブの地区予選で失敗しちゃってね。一時期はもうスクールアイドルをやめるんじゃないかってくらい落ち込んじゃって」

支倉「え?そんなに?」

絵里「ええ。それから色々あったんだけどね。プレッシャーを乗り越えて三年生の最後の年。彼女達はラブライブでベストパフォーマンスをしたの」

支倉「そ、それで?」

絵里「ダメだった。彼女達が全力を出したのにそれでも優勝出来なかったの。あの子達がベストパフォーマンスをする迄の過程を知ってても彼女達がどれだけ悔しかったのかは計り知れないわ」

支倉「そうだったんですか」

164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 23:21:11.65 ID:fqEGO06g0
亜里沙が部長だったのか、ちょっと意外
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/22(日) 23:51:21.34 ID:Eoo+A1P00
凛「お帰り…」

真姫「……」

雪穂「あはは。ダメでした」

亜里沙「行けると思ったんだけどなぁ」

花陽「二人とも…よくやったよ」

亜里沙「花陽さん…うっ…うぅ…うぁぁぁぁぁん」

雪穂「亜里沙…うっ…うぅ…」

亜里沙「うぁぁぁぁぁ」

絵里「亜里沙…雪穂ちゃん…」

166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 00:04:50.84 ID:rpyop7WG0
絵里「まっ、優勝する者がいると言う事は悔し涙を流す者もいるって事よ」

支倉「そっか。そうですよね」

志賀「先輩!先輩の最後の大会。いや、私達三人の最後の大会。絶対に優勝してやろうぜ」

白木「私達ならやれますよ」

支倉「うん。そうだね。よーし。頑張るぞ〜」

絵里「あらら。諭そうとしたのに…余計に火を付けちゃったみたいね」

穂乃果「まあ、仕方ないよ。青春だもん。多少周りが見えなくなるもんだしね」

梨子「そうですね。その為に我々がいるんですから」

絵里「ふふっ。そうね」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 06:46:45.28 ID:ZgaAwovaO
絵里「ただいま」

亜里沙「あっ、おかえり」

絵里「今日、学校に差し入れに来てくれたんだって?」

亜里沙「あ〜、うん。元部長としては応援しなきゃと思って」

絵里「そう。ありがとう。助かったわ」

亜里沙「あの子達、何か言ってた?」

絵里「ん?どうして?」

亜里沙「ちょっと暗い話しちゃったから。本当はもっと違う話をしようと思ってたんだけどなぁ」

絵里「大丈夫よ。刺激になったみたい」

亜里沙「そっか。なら良かったわ」

絵里「ただ、一つだけ」

亜里沙「え?」

絵里「差し入れは有難いけど。アレはないわよ」

亜里沙「だめ?」

絵里「スポーツドリンクでしょ。普通は」

亜里沙「あ〜そうかぁ」

168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 10:38:55.91 ID:124PZAbAO
お姉ちゃんの前だと口調戻るの可愛い
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 15:08:45.52 ID:FAYPRiG2O
差し入れなんだろうwww.
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 16:18:59.86 ID:T337RFjSO
おでん缶かおしるこかな?
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 21:38:21.07 ID:rpyop7WG0
穂乃果「さて、ラブライブ地区予選はいよいよ明日です」

白木「う〜緊張するなぁ。今日眠れるかなぁ」

志賀「白木は本当に緊張しぃだな」

白木「だって〜」

絵里「大丈夫よ。あなた達は出来るわ」

梨子「あんなに努力したんですもの。練習は嘘を吐かないわ」

穂乃果「その通り。嫌でも体が覚えてるから」

白木「はい」
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 21:47:03.14 ID:rpyop7WG0
支倉「…」

白木「あれ?先輩?どうしたんですか?」

志賀「まさか…緊張してんのか?」

支倉「ふふっ。ふふふ…あはははは」

志賀「先輩が壊れた」

支倉「緊張?はん。むしろその逆だよ。早く踊りたくてうずうずしてるよ」

志賀「ええ?」

穂乃果「ふふっ。あははは。頼もしいよ。支倉さん」

志賀「全く。羨ましい性格してるなぁ。白木も見習え」

白木「そうですね」

173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 21:56:41.33 ID:rpyop7WG0
志賀「バカヤロー」

支倉「すいません」

志賀「遅刻するってのはどう言う了見だ」

白木「ま、まあまあ」

梨子「はあ…ヒヤヒヤしたわ」

絵里「出番が最後の方で良かったわ」

支倉「すいません。気持ちが高ぶっちゃって…中々寝付けなかったんですよね」

穂乃果「分かるよ〜その気持ち。私もそのタイプだから」

支倉「ですよね!」

絵里「自慢げに言わないで」

志賀「あのなぁ。もうちょっと緊張感を持てよ」

支倉「昨日は緊張するなとか言ってた癖になぁ」

絵里「もしかして、寝不足とかじゃないわよね?」

支倉「大丈夫です!遅刻した分ちゃんと寝たから」

志賀「はあ。頼むぜ…」

穂乃果「まあ、間に合ったんだし。いいじゃない」

白木「そうですね。お陰で私の方まで緊張してたのがどっか言っちゃいました」

174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 22:09:34.38 ID:rpyop7WG0
支倉「でしょ?これを狙ってたんだよ」

白木「ふふっ、ホントですか〜?」

志賀「先輩って本当調子いい奴だなぁ」

ここあ「おいおい。本番前だってのに随分と賑やかじゃねーか」

志賀「あ?」

こころ「皆さん。ご無沙汰してます」

穂乃果「こころちゃん!ここあちゃん!」

絵里「あら。久しぶりじゃない。何よ〜立派になっちゃって」

ここあ「えへへ〜そうかなぁ。っとそうじゃない。宣戦布告に来たんだったぜ」

穂乃果「宣戦布告?」

ここあ「おう。良い大会にしようぜ!でも、ぜってえ〜負けねぇからなって!」

支倉「流石、気合い入ってますね!」

ここあ「ああ、お陰で気持ちが高ぶっちゃって昨日はあんまり眠れなかったぜ。寝坊しちまったぜ。あはは〜」

支倉「あははは」

志賀「今日って本当に地区最終予選なんだよな?」

こころ「そのはずです」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/23(月) 22:27:31.08 ID:Ku8ZpmhbO
かさねちゃん流石リーダーの貫禄
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 22:28:59.09 ID:rpyop7WG0
ここあ「おっと!そろそろあたしらの出番かな」

こころ「そうですね。行きましょう」

ここあ「私達のライブ!楽しみにしてろよ!」

支倉「はい。楽しみにしてます」

穂乃果「こころちゃん。ここあちゃん」

こころ「はい?」

ここあ「なんだよ。穂乃果さん」

穂乃果「頑張ってね」

ここあ「…ったく。ライバルだって言うのに…穂乃果さんらいしな」

こころ「ふふっ。ベストパフォーマンスをしてみせますよ」

177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 23:05:59.59 ID:rpyop7WG0
司会者「イェーイ。どうもありがとう。続いてはココロアシスターズだぁ」

穂乃果「あのお姉さん…。まだ、やってたんだね」

梨子「高坂先生の頃から居たんですね」

志賀「んな事より矢澤姉妹の曲が始まるぜ」

白木「そう言えば初めて見ますね」

支倉「どんな曲なんだろ」


178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 23:14:41.94 ID:rpyop7WG0
ジャンジャンジャーン

ここあ「…」バッ

こころ「…」バッ

志賀「なっ、なんだ?あのダンスは」

穂乃果「凄いキレだね」

支倉「なんかに似てますよね」

「あれは空手の型を参考にしてるんすよ」

支倉「へ〜空手。空手かぁ…ん?誰?」

虎太郎「どうも」

穂乃果「おお!虎太郎君」

絵里「え?やだ。虎太郎君?久しぶりじゃない」

虎太郎「うすっ…」

支倉「え?どなたですか?」

穂乃果「この子はココロアシスターズの弟君だよ」

志賀「え?矢澤姉妹の?弟なんか居たのか?」

支倉「言われてみればちょっと似てるかも」

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 23:21:53.28 ID:rpyop7WG0
白木「あっ、あの。空手の型を参考にって…」

虎太郎「ここあがスクールアイドル始めるまで空手とか合気道とかやってたんで」

絵里「空手の演武とダンスは似てるって言うものね」

穂乃果「やってくれるなぁ。ココロアシスターズ」

梨子「会場も驚きの一色ですね」

虎太郎「まあ。そんな所です」

白木「そ、そうなんですね」

支倉「ん?凪ちゃんどうしたの?」

志賀「こいつ男と話すの慣れてないんだよ。きっと」

白木「ちょっ、違います」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/23(月) 23:42:58.86 ID:rpyop7WG0
穂乃果「所で…にこちゃんは今日は来てないの?」

虎太郎「今日は来てないですよ」

絵里「そうなの?にこの事だから妹達が出場するとなったら絶対に来ると思ったんだけど」

穂乃果「ね〜」

わぁぁぁぁ

こころ「はあ…はあ…」

ここあ「ふぅ…」

梨子「凄い歓声…」

穂乃果「迫力のあるパフォーマンスだったね」
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 08:48:03.25 ID:x8oWtOFDO
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/24(火) 20:34:49.73 ID:Fr4grscQ0
支倉「…」

穂乃果「びっくりした?」

支倉「はい。でも、それ以上に負けてられないなって。余計に燃え上がりそうです」

穂乃果「じゃあ、あの二人に感謝だね」

支倉「そうですね」

志賀「さて、先輩。私達の実力を魅せつけてやろうぜ」

白木「きっと皆んなびっくりしますよ」

支倉「うん。それじゃあ、行こうか!」

志賀「おう!」

白木「はい!」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/24(火) 22:36:47.78 ID:giVGpiGuO
司会者「それでは〜音ノ木坂アイドル研究同好会。you's」

梨子「いよいよですね」

絵里「そうね。なんだか私の方が緊張して来たわ」

ことり「おーい」

穂乃果「ことりちゃん!来てくれたんだ?」

ことり「うん。何とか仕事の都合がついてね。ね〜ルビィちゃん」

穂乃果「おおっ!ルビィちゃんも」

ルビィ「はい!」

穂乃果「そっか。ことりちゃんが練習みてくれてからさらに成長したからね。きっと驚くよ」

ことり「そっか〜。ん?あれ?」

虎太郎「あっ、どうも」

ことり「え?もしかして、虎太郎君?きゃ〜大きくなったね。びっくりしちゃったぁ」

虎太郎「そ、そうですか」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/24(火) 22:42:39.43 ID:giVGpiGuO
志賀「ふぅ。凄い景色だな」

白木「これからこの大勢の前で歌って踊るんですね」

支倉「うん。何だか血が騒ぐね」

志賀「そうだな。今すぐ踊りたいってな」

支倉「さあ。行こうか!」

わぁぁぁぁ
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 23:37:52.09 ID:isAD7ohq0
いよいよか・・・
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/24(火) 23:41:31.14 ID:giVGpiGuO
穂乃果「地区予選で歌う曲?」

支倉「はい。どうしようかなと思って。μ’sやAqoursはどんな曲を披露したのかなって」

絵里「私達の場合は…皆んなで出し合った言葉で曲を作ったわよね?」

穂乃果「あ〜そうそう。希ちゃん家でね。初めてラブソングを歌ったんだよ」

志賀「スノハレだな!」

穂乃果「う、うん。よく知ってるね。スノハレって略すんだ…」

梨子「私達の時は…MIRACLE WAVEを歌ったのよね」

志賀「あぁ!あれは凄かったなぁ。ロンダードからのバク転!」

梨子「やっぱり知ってるんだ」

白木「仁美先輩って意外とミーハーですからね」

志賀「うるせぇ」

支倉「なるほど。ラブソングにハードなダンス曲ですか」

絵里「別に真似する必要はないのよ?」

支倉「あっ、はい。ただどんな感じだったのかなって参考までに」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/26(木) 17:42:01.29 ID:vcanASacO
どっちが勝つんだ……
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/26(木) 22:47:12.36 ID:JM+11f5G0
志賀「どうする?ラブソングをやるか?それともハードなダンス曲をやるか?」

白木「でも、絢瀬先生は真似をする必要様はないって」

支倉「う〜ん…」

志賀「そうだなぁ。それに三代目の話もあるしなぁ。先生達は先生達。私達は私達なんだもんな」

支倉「う〜ん…」

志賀「先輩さっきから唸ってばっかりじゃねぇか」

支倉「どっちもやるって言うのはどうかな?」

志賀「どっちも?」

白木「ラブソングもハードな曲も両方やるって事ですか?」

支倉「うん。ダメ?」

志賀「別にダメじゃないけどよ」

白木「さっきも言ったじゃないですか。μ’sやAqoursの真似をしなくても…」

支倉「そうだけど」

志賀「だったらなんで」

支倉「避けては通れないと思うんだよね。μ’sもAqoursも」

白木「どう言う事ですか?」

支倉「何も出来なかった私達にスクールアイドルを教えてくれたのは先生達。その先生達を超える事が教え子としての恩返しだと私は思うんだ」

白木「なるほど。そう言う事ですか」

支倉「うん。どう?」

志賀「仕方ねぇな。こうなったら歴代のどのスクールアイドルも超えてやろうぜ」

白木「これは骨が折れそうですね」

支倉「だね。よ〜し。やってやろう」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 16:57:56.66 ID:iupiJUACO
見てるぞ
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 22:01:54.97 ID:kePthPfzo
俺も待ってる
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 00:49:58.79 ID:b9WtYG8l0
わぁぁぁぁ

支倉「〜♪」

志賀「〜♪」

白木「〜♪」

絵里「どう言う事?聞いてた曲と違う…」

ことり「私達も予選で歌ったよね。ラブソングを」

志賀「はっ」バッ

梨子「ロンダードからのバク転…いつの間に出来るように…」

支倉(先生。今日披露する予定だった曲はラブライブ本戦で披露します。だから、今日は)

穂乃果「なるほど。そう言う事か」

絵里「え?」

穂乃果「あえてμ’sやAqoursと同じ事をやるって事は。つまり私達に宣戦布告をしたって訳だ」

梨子「なるほど。私達を越えるつもりなのね」

絵里「そう言う事。ふふっ、面白いじゃない」



192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 06:38:18.90 ID:tXHp48UuO
ここあ「あいつら…」

こころ「やるじゃないですか」

支倉(私達はμ’sもAqoursも超えます)

穂乃果「うん。かかってきなよ、you's」

支倉「〜♪」

志賀「〜♪」

白木「〜♪」

わぁぁぁぁ

193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 15:43:15.96 ID:PHT+N/zP0
ええぞええぞ
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 19:06:47.15 ID:b9WtYG8l0
白木「うわぁぁぁん」

志賀「白木…もう泣くなよ」

白木「だって…ヒック…だってぇ。私は…ヒック…いつも先輩達の足を引っ張ってばかりで…なのに…」

支倉「そんな事はないよ。凪ちゃんはよくやってくれてるよ」

白木「うぅ…せんぱぁぁぁぁい」

志賀「何も泣く事ないのに」

支倉「そんな事言って。仁美ちゃんだって」

穂乃果「皆んな」

支倉「先生…あの…すいませんでした」

絵里「はあ。心臓に悪いわよ。でも…」

梨子「そうですね」

穂乃果「本選出場おめでとう」

白木「うわぁぁぁ。ありがとう…ヒック…ございます」

志賀「おい。まだ本選があるんだからな?」

支倉「あはは」

195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 21:44:10.14 ID:PhQYxmUBO
ヒヤッとしたわ、おめでとう
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 21:48:51.74 ID:b9WtYG8l0
こころ「本選進出おめでとうございます。素晴らしい曲でした」

支倉「あっ…ありがとうございます」

ここあ「おいっ」

支倉「は、はい」

ここあ「あたし達に勝ったんだ。絶対優勝しろよ」

支倉「うん。もちろん。そのつもりだよ」

こころ「それじゃあ、私達は行きますね」

支倉「うん」

197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 21:59:32.64 ID:b9WtYG8l0
ここあ「姉ちゃん。あの…」

こころ「完敗でしたね」

ここあ「うん。悔しいなぁ」

こころ「悔しいですね」

虎太郎「お疲れ様」

ここあ「虎太郎…。なんだよ。先に帰ってて良かったのに」

こころ「あれだけ大きな口を叩いておいて…虎太郎にかっこ悪い所を見せてしまいましたね」

「そんな事はないわよ」

こころ「え?」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 22:18:11.87 ID:b9WtYG8l0
にこ「カッコ良かったわ。あなた達は私の誇りよ」

ここあ「姉ちゃん…なんだよ…来てたのかよ」

こころ「お姉様…グスッ…お姉ちゃぁぁぁん。グスッ…悔しぃ。悔しいよぉぉぉ」

ここあ「うわぁぁぁん。お姉ちゃん…お姉ちゃぁぁん」

にこ「こころ…ここあ…よく頑張ったわね」ギュ

ここあ「うわぁぁぁ」

こころ「あぁぁぁぁん」

199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 22:25:39.90 ID:b9WtYG8l0
穂乃果「さあ。ラブライブ本選は来月!」

梨子「ウカウカしてるとすぐよ」

ことり「皆んな頑張ってね」

ルビィ「応援してます」

支倉「はい!よーし!頑張るぞぉ〜」

志賀「おう!このままの勢いで優勝だ」

白木「ですね!」

穂乃果「皆んなファイトだよ!」

支倉「はい!」

絵里「その前に…」

支倉「はい?」

絵里「冬休みの前には期末テストがあるから。赤点取ったらラブライブに出れないわよ」

支倉「…はい」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 22:27:08.38 ID:riRLDNZOO
二学期 完

201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 22:34:05.05 ID:PHT+N/zP0
おつおつ
三学期も待ってるぞ
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 23:09:21.81 ID:ZLj8XQ3aO
波乱の二学期だったな乙
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/01(火) 13:47:18.16 ID:AYqOnzjlO
完なの?
ID違うけど
112.82 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)