【ラブライブ】穂乃果「さぁ、お前の罪を数えろ!」【仮面ライダーW】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/29(火) 22:46:30.67 ID:ovjWJvsn0
頑張れ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 22:59:09.91 ID:FIoJJkba0
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/30(水) 23:57:01.68 ID:FHzSNuUzO
気長に待つから無理せず書いて
137 : ◆6cZRMaO/G6 [お詫び]:2018/06/05(火) 21:58:11.54 ID:fi++mFKi0
6月の第3土日までは恐らく書けません。
2日間で30時間労働はおかしい。
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/07(木) 20:22:49.41 ID:Dk87k4bSo
ブラック乙
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/07(木) 20:47:51.24 ID:iX9ZcQ+W0
クロスギぃぃぃ
見てるからがんばってな
140 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/10(日) 08:26:25.74 ID:5GQBf1xnO
今日はライブ行くのでちょっとだけ更新。
141 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/10(日) 08:31:49.26 ID:5GQBf1xnO
ーーーーーー



真姫「ねぇ、にこちゃん」

にこ「ん? なによ?」

真姫「なんで凛にメモリ渡しちゃったのよ」

にこ「…………不満そうね」

真姫「当たり前でしょ! にこちゃんにも言ったけどーー」

にこ「ーー傷つくのを見たくない、でしょ」

真姫「分かってるなら、なんで!!」

にこ「……確かに。たぶん凛はボロボロになるでしょうね。でも、さ」



にこ「あそこで止まったら、きっと凛は後悔し続ける」


142 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/10(日) 08:40:31.66 ID:5GQBf1xnO

真姫「…………」

にこ「凛を仮面ライダーにしたのは、にこや穂乃果よ。だから、凛は戦いたくて戦ってた訳じゃない。訳も分からず、流されて戦ってただけ」

真姫「…………う、うん」

にこ「だから、海未に負けた。負けて、戦うことの怖さを知った」

真姫「…………」

にこ「…………本当はにこだって止めたかったわよ。にこにメッセージが届いたときだって、正直止めるつもりだった。だけど」




にこ「凛の目を見たら、その気も失せたわ」

にこ「覚悟を決めた目」




真姫「…………」

にこ「はぁっ、そんなに不安そうな顔するんじゃないわよ!」

真姫「なっ、や、やめなさいよ!」

にこ「ふふん! やめないにこっ♪」



信じてるわよ、凛。
だから、早く帰ってきなさい。



ーーーーーー
143 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/10(日) 09:05:10.04 ID:5GQBf1xnO
ーーーーーー



最初に感じたのは痛み。
さっき脚を刺されたのとは違う、体に走る電気のような……?
そして、違和感。



アームズ『…………ハァ!』ブンッ

ーー スッ ーー



サイクロン『遅く、見える?』



なぜか分からない。
だけど、



アームズ『……』パンッ

サイクロン『!』スッ



やっぱり!
海未ちゃんの動きがさっきよりも少しだけ遅い。
……ううん。



サイクロン『こっちが速くなってる?』


144 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/10(日) 09:15:51.23 ID:5GQBf1xnO


ーー パァァンッ ーー



もう一度、銃撃。
それをまた避ける。
避け、られる。



サイクロン『これならーー!』ダッ



一歩踏み込む。
そして、



アームズ『!』

サイクロン『っ、らぁぁぁっ!!』ブンッ



ーー バキッ ーー



アームズ『かっ……!?』



凛の拳が、海未ちゃんの、アームズのお腹を捉えた。
そのまま、よろける海未ちゃん。

効いてる!
思い切り側頭部を蹴り抜いたさっきよりも!
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/10(日) 09:40:43.57 ID:s7sCv8Cw0
過労死するんじゃねえぞ…
146 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/10(日) 09:41:56.21 ID:5GQBf1xnO

アームズ『……ア、ウァ』



流石は海未ちゃんで。
すぐに体勢を立て直して、こちらと距離を取る。
さらに、すぐ攻撃を仕掛けてきた。



ーー ブンッ ーー

ーー パァァンッ ーー

ーー パァンッ ーー

ーー ブンッ ーー



銃弾二発に、ナイフが二本。
そして、



アームズ『…………』ダッ



両手にサーベルと刀を精製しながら、距離を詰めてくる。
今までは逃げるだけで精一杯だったけど!



サイクロン『ふぅっ…………こい!!』


147 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/10(日) 09:48:02.77 ID:5GQBf1xnO


サイクロン『ほっ!』ヒョイ



最初の銃弾は避けて、次のナイフは



サイクロン『効か、ない、にゃっ!』ベシッ



腕に集めた風で叩き落とす。
もう一発の弾は、



ーー キィィンッ ーー



その風で弾き返す!
そして、



アームズ『…………アァァ!』ブンッ

サイクロン『はぁぁぁっ!!!』グッ



ーー バキィィィィッ ーー



アームズ『!?』

サイクロン『これで、全部ッ!』ググッ



ーー バキィィィィィィンッ ーー



両手の刃もこれで使えない!
148 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 16:38:09.82 ID:7cirJPPFO
やっと仕事が落ち着きそうです。
本日夜、少しだけ更新します。
149 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 19:02:53.95 ID:XejfhRR80
ほんとは当たるはずの攻撃が空振りしたせいで、海未ちゃんが体勢を崩した。
狙うは!



サイクロン『ここっ、だぁぁぁっ!!』ブンッ



ーー バキィィィィッ ーー



風をまとった蹴りを右のお腹へ。
その攻撃は命中して、



アームズ『カ……ッ』メキメキッ



ーー ドゴォォッ ーー



今度こそ吹き飛ぶアームズ。

効いてる!
けど、たぶん……。



アームズ『グ……ゥゥ』

サイクロン『立ち上がる、よね!』



分かってたよ!
だから、攻撃の手は休めない。
もう一回距離をつめて、



ーー ブンッ ーー



さっきと逆足で左の肩に蹴りをーー



ーー ガシッ ーー


アームズ『…………ハァ……』

サイクロン『…………うん』



それも、分かってた!
止められるってことくらいは!

だって、その攻撃はオトリだから!!




『サイクロンマキシマムドライブ』



150 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 19:09:13.68 ID:XejfhRR80




サイクロン『本命は、こっちにゃっ!!』



左肩を蹴るために出した右足を掴まれたまま、マキシマムスロットにメモリを入れる。
その足に風が集まる。
ううん。
風……ところじゃない。
もう、これは暴風だ。



アームズ『ッ!』パッ



強い風に耐えきれなくなって、手を放した。
すぐに着地。
そして、その右足でーー




サイクロン『ライダーキック!!!』ググッ



ーー バァァァァァンッ ーー




ーー蹴り抜いた。
151 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 19:12:53.38 ID:XejfhRR80



アームズ『カッ……ハッ……!?』



ーー ドゴォォッ ーー




アームズの体は、そのまま病院の壁を突き破り、病院の外へ。
その後、聞こえてきたのは、



ーー パリンッ ーー



何かが砕ける音だった。



ーーーーーー
152 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 19:13:21.01 ID:XejfhRR80
ーーーーーー
153 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 19:20:42.59 ID:XejfhRR80
ーーーーーー



穂乃果「海未ちゃん! 凛ちゃん!」



亜里沙ちゃんを近くに待機していた照井さんの部下の人にお願いして。
穂乃果はすぐに病院に戻ってきた。
裏口から入った穂乃果が最初に目にしたのは、病院の壁に開いた大穴で。



穂乃果「っ」ブンブン

穂乃果「ふたりとも、無事でいて!」



想像しちゃった嫌な光景を頭から追い出して、その穴を通って外へ。
そこにいたのは、



サイクロン『は、はっ……穂乃果、ちゃん……』

穂乃果「凛ちゃんっ!」



息を切らしながら立つ仮面ライダーの姿。
そして、その足下にはーー




海未「……………………」



穂乃果「っ、海未ちゃんっ!!」ダッ



154 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 19:27:58.97 ID:XejfhRR80
その姿を見て、かけよって、




穂乃果「っ……!」


ーー ギュッ ーー




抱きしめた。

うんっ!
うんっ、海未ちゃんだ。
海未ちゃんだっ!



ーー ギュゥゥゥ ーー



きつく。
きつく、抱きしめる。
やっと、やっと……っ!



サイクロン『すぐ病院に連れてった方がいいよ』

穂乃果「っ、う、うん!」

サイクロン『ほんとに……凛、全力で戦っちゃったから……』



海未ちゃんの体が心配だよ。

凛ちゃんも海未ちゃんの顔を覗きこみながら、ポツリと呟いた。
とっても不安そう。



穂乃果「……近くに照井さんの部下の人がいたから」

サイクロン『うん。連れていってあげて!』

穂乃果「そうするねっ」



海未ちゃんをおんぶする。
…………うん、あったかい。
よかった。
海未ちゃんだ……。
155 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 19:30:26.73 ID:XejfhRR80



サイクロン『……じゃあ、凛は戻るね』



照井さんが戦ってるはずだから!
そう言って、凛ちゃんは入り口へ体を向けた。

って!



穂乃果「凛ちゃん!」

サイクロン『ん? なに?』



穂乃果「ほんとに……ありがとうっ!」



サイクロン『えへへ、うーー







ーーーーーー パリンッ ーーーーーー
156 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 19:34:42.68 ID:XejfhRR80
何かが割れるような音。
それはとっても小さな音だったけど、



穂乃果「え?」



目の前では大きな変化があって、



穂乃果「……なんで」

穂乃果「なんでーー」



穂乃果「ーー変身が解けてるの?」



凛「あ、れ……?」



目の前には、仮面ライダーの姿はなくて。



凛「……い、しき……が……」フラッ



ーー ドサッ ーー



穂乃果「凛ちゃん!!」



ーーーーーー
157 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 19:53:11.46 ID:XejfhRR80
ーーーーーー
158 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/12(火) 21:59:11.96 ID:XejfhRR80
本日はここまで。
159 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/13(水) 21:45:55.78 ID:kJQ3Uwso0
ーーーーーー




ーー ザザザザザッ ーー



アクセルT『ぐっ……!?』



ーー ドゴォォッ ーー



奴の攻撃を受け、建物外へ。
トライアルの装甲が通常のアクセルよりずっと薄いせいか、想像していたよりも体に衝撃が走った。



アクセルT『っ』



瞬時に体勢を立て直し、奴に向き直る。
が、



アクセルT『やはり……消えたか!』



まただ。
恐らくこれが奴のメモリの能力なのだろう。



『ミスト』

つまり、『霧』のメモリ。
『検索』をしたわけではないが、その能力は自らの身体を霧状にできる。
そんなところだろうな。

そして、



ーー ザザザザザッ ーー



アクセルT『ぐっ!?』



これだ。
見えない攻撃。
いくら、トライアルが音速を超えることができても、反応ができなくては意味がない。
それを奴も分かっているのだろう。
さっきから姿を見せず、攻撃後もすぐに移動しているようで、こちらにその場所が分からないようにしている。
160 : ◆6cZRMaO/G6 [saga]:2018/06/13(水) 21:54:34.38 ID:kJQ3Uwso0
戦い慣れている。
いや、これは、



アクセルT『殺し慣れている、と言った方が正しいか』



相手と戦わずして始末する。
嫌な相手だ。

だが、





「凛ちゃんっ!」




アクセルT『! なに!?』



声。
それは、絢瀬亜里沙を助けに行ったはずの彼女のもの。
俺たちが戦っている場所からわずか100メートルほど離れた場所に彼女はいた。
いや、彼女だけでなく、



凛「…………」

穂乃果「凛ちゃん! 凛ちゃんってば!」


アクセルT『倒れている……何があった!』



意識がない様子の星空凛。
それに、その側には園田海未の姿もあった。

すぐに駆け寄る訳にもいかない。
声だけをかけ、周りを警戒する。
161 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/13(水) 22:00:49.76 ID:kJQ3Uwso0

穂乃果「照井、さん……?」

アクセルT『何があった、なぜ彼女たちは倒れている?』

穂乃果「え、えっと、凛ちゃんが海未ちゃんを助けてくれて、でも、凛ちゃん、すぐに倒れちゃって、変身も……!」



混乱している。
だが、それだけで状況は分かった。
つまり、



アクセルT『………………』



動けない少女が2人。
そして、動けるだろうが、混乱し冷静に動くことができないであろう少女。
俺は3人を守りながら戦わくてはならないという訳らしい。
その上、敵の姿は見えない、か。



アクセルT『少々まずいな』




162 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/13(水) 22:01:55.67 ID:kJQ3Uwso0






『…………負けてしまったのね』





163 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/13(水) 22:08:20.43 ID:kJQ3Uwso0
構えも警戒も。
解いていないはずだった。
だが、奴はそこにいた。



穂乃果「っ、あなた……っ!」

ミスト『こんにちは。また会ったわね』



彼女の目の前。
気づけば、奴はそこにいた。



アクセルT『なんだと!?』

アクセルT『くっ!』ダッ



すぐに蹴り出す。
だが、



ミスト『アップグレードまでしたのに……』

ミスト『本当にーー』スッ



ミスト『ーー使えない』ギリッ



ーー ザザザザザッ ーー




アクセルT『!』



奴はその手を、倒れ動かない園田海未に近づけていく。
何をするつもりかは分からんが、それがまずいことであることだけは感じた。




穂乃果「やめてぇぇぇぇぇ!!!」




164 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/13(水) 22:09:19.10 ID:kJQ3Uwso0




『トライアルマキシマムドライブ』




165 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/13(水) 22:18:52.18 ID:kJQ3Uwso0


穂乃果「……………………え……?」

アクセルT『間一髪、だ……』



咄嗟に使ったマキシマムが間に合って、俺の体を、園田海未を庇うように、奴と彼女の間へ滑り込ませることができた。
幸いにも、攻撃は不発だったのか、その手に触れている俺にその衝撃はーー




ーー ジワリッ ーー




悪寒。
何かが体に入ってくる感覚を感じ取って、



アクセルT『っ、はぁぁっ!!』ブンッ



背後へ蹴りを放った。
だが、すでに時は遅く。
俺は、



ーー フラッ ーー



アクセルT『…………な、に……っ!?』



よろけてしまう。
同時に、視界が眩み、立っていられないほどの吐き気を感じた。
そして、同時に聞こえてくるーー




『ア、ハハハッ』

『ハハハハハッ、ハッハハハッ!!』




ーー奴の高笑い。
166 : ◆6cZRMaO/G6 [saga]:2018/06/13(水) 22:27:26.99 ID:kJQ3Uwso0

ミスト『立っていられないでショウ?』

ミスト『これは私の特殊能力』



ミスト『『蠱毒の霧』』



相手の体内に直接毒霧を流し込み、死に至らせる。
奴はそれをそう説明した。

毒、か……。



ミスト『精神攻撃に耐性があっても、毒は効いているようネェ』

ミスト『嬉しいワァ』



そう言って、ケタケタと耳障りな笑い声を上げるドーパント。

……なるほど。
目的は園田海未に害をなすことではなく、これだったわけか。
俺への復讐。
井坂を倒した俺を確実に苦しめながら殺すための手段。

……ふん。



アクセルT『つくづく……憐れ、だな……』


167 : ◆6cZRMaO/G6 [saga]:2018/06/13(水) 22:35:38.56 ID:kJQ3Uwso0



ミスト『憐れだろうとなんだろうと結構よッ!!』

ミスト『それでオマエを殺せるのならッ!』



声を荒らげるミスト。
憐れであることは変わらん、が……。

状況は、よくはないか。
仕方がない。



アクセルT『高坂……』

穂乃果「え、あ、照井さん、大丈夫ですかっ」

アクセルT『下らん質問を……するな……今はそこの『それ』を渡せ』

穂乃果「え、あっ……はい!」スッ



ーー ガチャッ ーー



園田海未の近くに落ちていた『強化アダプタ』。
それをアクセルメモリに装着し、



『アクセル』

『アップグレード』



ドライバーに差し込む。




『ブースター』



168 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/13(水) 22:42:20.48 ID:kJQ3Uwso0
トライアルの装甲の上からブースターの装甲が重なる。
その装甲は青から黄色へとなり、飛行能力を有するアクセルブースターへと姿を変えた。



アクセルB『……っ』フラッ



残念だが、奴の毒は確かに回っている。
性能が三倍になった今なら、奴を討てるかもしれないが、今はーー




アクセルB『掴まれ!』

アクセルB『撤退だッ!』

穂乃果「っ、はい!」




意識のない二人の少女と高坂を抱え、俺たちはその場所ーー『井坂医院跡地』から離脱した。



ーーーーーー
169 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/13(水) 22:43:06.19 ID:kJQ3Uwso0
ーーーーーー
170 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/13(水) 22:44:02.59 ID:kJQ3Uwso0
本日はここまで。
ライブ楽しかったです。
近くAqoursのssも書きます。
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/06/13(水) 23:48:52.33 ID:wrFsUF0o0
おお
がんばって
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 10:10:46.48 ID:l0GE1KBbO

まさかブースターさんも使うとは
173 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/15(金) 15:42:51.98 ID:rHpeo0LrO
ーーーーーー



ミスト『…………逃げられた』スッ



真白「…………まぁ、いいわ」

真白「仮面ライダーアクセルはもうすぐ死ぬ。あの毒は治療不可能よ」

真白「それに、『アームズ』はやられたけれど、私にはまだ『スキップ』も『エッグ』も残っている」

真白「…………それにーー」スッ




『イービル』




真白「まだ使えるモノはあるもの」ニタァ



ーーーーーー
174 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/15(金) 15:43:23.96 ID:rHpeo0LrO
ーーーーーー
175 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/16(土) 22:02:14.22 ID:WDYB6EkuO
ーーーーーー




『残念ながら照井竜は戦えない』



病院から穂乃果たちを連れ出してくれた後、すぐに照井さんは倒れてしまった。
照井さんを迎えに来たのは、穂乃果の協力者の相棒を名乗る人。
その人が照井さんを連れていった後、穂乃果にところへ電話がきて、言われたのがそれだった。



穂乃果「……大丈夫、なんですか……?」

『大丈夫、だとは決して言えない状況だ。人を3人連れて、その場から逃げられたことが信じられない』



そのくらい、照井さんの体に入り込んだ毒は酷いらしかった。
対抗できるような抗体を作るのは難しくて、解毒するためには、




『ミストドーパントを倒す以外に手はない』

穂乃果「……そう、ですか」



176 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/16(土) 22:17:12.45 ID:WDYB6EkuO
彼は冷静にそう言った。
でも、



穂乃果「……穂乃果たちはもう……」

『……メモリが破損したんだったね』

穂乃果「はい」



凛ちゃんが気を失って倒れたと同時に、ドライバーの中のサイクロンのメモリは壊れてしまった。
つまり、穂乃果たちに残されてるのは、ロストドライバーと……。



『……君に渡したあのメモリ』

穂乃果「……でも、それは」

『あぁ。南ことりを救うためのものだから、使うことはできない。そもそも、『あれ』には変身のための力は備わってないはずさ』



そう。
だから、もう穂乃果たちは戦えないんだ。
177 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/16(土) 22:29:41.79 ID:WDYB6EkuO


『けれど、星空凛が『アームズ』を倒したことで戦局は変わった』

穂乃果「え……?」



手詰まりかと思っていた。
けど、彼はそんな言葉を口にした。



穂乃果「……どういうこと、ですか?」

『もし未だにアップグレードした『アームズ』が向こうにいたならば、僕たちはなにもできなかった』

『けれど、今、亜坂真白の元には動ける者は存在しない。つまりーー』




『ーー僕たちで彼女を倒すことができる』




穂乃果「!」



それは、つまり……。
って、でもあれ?
今、風都から動けないって話じゃ……?



『確かにそうだ。けれど、照井竜や君たちがこれだけ動いてくれた。それを無駄にすることはできないさ』

『…………と、僕の相棒が言って聞かなくてね』

穂乃果「?」

『まぁ、こちらの話だから、気にしないでくれたまえ』

穂乃果「は、はい」

『ともかく、もう僕の相棒がそちらに向かっている。少し待っていてくれ』



ーーーーーー
178 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/16(土) 22:46:56.97 ID:WDYB6EkuO
ーーーーーー



凛ちゃんが海未ちゃんを助け出してくれて。
もう彼女には自分で動く以外の選択肢はなくて。
そして、穂乃果の協力者も来てくれる。

だから、安心しきってた。
もう大丈夫だよね。

そう思ってたせいでーー。



ーーーーーー
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/16(土) 22:48:05.65 ID:WDYB6EkuO



私はすべてを失うんだ。




ーーーーーーTo be continued ーーーーーー
180 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/16(土) 22:51:09.41 ID:WDYB6EkuO
『最後のE/絶望の始まり』
181 : ◆6cZRMaO/G6 :2018/06/16(土) 22:55:28.15 ID:WDYB6EkuO
以上で
『穂乃果「さぁ、お前の罪を数えろ!」』完結になります。

稚拙な文章・表現にお付き合いいただき、ありがとうございました。
今作でシリーズ完結する予定でしたがあと一話だけ続きます。

以下過去作です。
よろしければどうぞ。
1作目
にこ「さぁ、お前の罪を数えろ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500978922/
2作目
凛「さぁ、お前の罪を数えろ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510213255/
3作目
海未「私の罪を」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512647204/
4作目
真姫「その罪は何色か」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515243825/
5作目
海未「罪と罰」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518272152/

長くなってますが、あと一話だけお付き合いいただけるとありがたいです。
では、また。
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/20(水) 09:56:40.40 ID:BN99f943O
おつ
タイトルに不安しかない
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 01:24:39.67 ID:2iZWNE8EO
誰だこれ
97.18 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)