【オリロンパ】愛書の少女とコロシアイ宇宙旅行【安価】四冊目

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307 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 23:18:49.99 ID:tqucZ7NA0
今回はここまでで。
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:35:59.55 ID:e5VBMuqDO
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:51:29.53 ID:05EvxBKDO


>>304-306の選択肢から学人像が一貫してて笑う
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:52:43.54 ID:271NKXJF0
乙乙

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 07:36:49.58 ID:FzcaOkbz0
312 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:02:54.13 ID:6mop6a0A0
さて、学人の理想の私はいったいどんな……

学人「来ていたか。ならばこの服に着替えろ」

月読「何よこれ」

学人「今日の研究に必要な衣装だ。早くしろよ」

月読「……わかったわよ」

学人の理想の私は助手か何かなのかしら……

学人「おい」

月読「何よ」

学人「どこに行くつもりだ」

月読「どこにって……着替えるのよ」

学人「……今日はどうした?体調でも悪いのか」

月読「どうして」

学人「普段なら私の前で着替えるだろう」

一度この男の頭を開いて理想の私とやらを見てみたい。

そう思った私を責められる人間はいないはず。

月読「嫌よ。いつもはどうだか知らないけど私は……」

学人「ぐっ!?ぐううっ……!」

月読「ちょっとどうしたの!?」

急に苦しみだした学人は脂汗を流してまるで演技には見えない。

戸惑う私を嘲笑うかのように紙が降ってくる。

【理想として過ごさないと相手に苦痛が与えられます】

【苦痛が、与えられます】

月読「…………」

学人「ぐうううっ……!」

月読「わかった、ここで着替えるわよ!」

学人「そうか、なら早くしろ」

月読「……」

…………

月読「ちょっと、丈短すぎない……?」

あれから一生分の恥辱を受けた気分になりながら、私は着替えさせられた。

そして着たのは丈は短く、胸元は大きく開いた衣装……入野だってここまで酷くなかった。

学人「ふん、懐かしいな。羞恥に涙を浮かべるなどこうした関係になる前のようだ」

月読「ああ、そう……」

学人「しかし、お前は面白い女だ。ここまで要求されて断りもしない」

仕方がないでしょう……ここで断って苦しませるのも嫌なんだから。

学人「天才たる私だが、こうして全てをさらけ出せるほどの相手はお前だけだ汐里」

月読「……褒め言葉として受け取っておくわ」

それに学人が私とそういう関係になるのを理想としているなんて、意外だけど悪い気は……

学人「さて、そろそろ研究を始めるとするか……相棒」

月読「……………………は?」

その後私は蹴りあげられた股間を抑えて悶絶する学人を無視して眠りについた。

最低の気分だわ、全く……
313 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:06:54.71 ID:6mop6a0A0
【二十一日目】→【二十二日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……MAX
 
鏡在……88
 
ミシェル……83
 
黒頭……94
 
佛生……80
 
学人……92
 
川田谷……80
 
四杖……84
314 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:14:16.93 ID:6mop6a0A0
【二十二日目】

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ「オマエラおはようございます!」

モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」

モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」

月読「……」

今回はいい気分じゃなかったわね……

【食堂】

学人「ふむ……」

月読「……」

平常心……

月読「何を作っているの」

学人「昨日なかなか愉快な夢を見た気がしてな……今海馬にある夢を映像化する装置を」

ガシャン

学人「おい、何をする!?」

月読「黙りなさい」

学人「っ、なんだ、何かとてつもない痛みを……」

忘れていた方がお互いのためよ……
315 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:21:56.25 ID:6mop6a0A0
月読「少し気を落ち着かせないと……」

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 21:22:55.47 ID:QF2CnjtDO
川田谷 黒頭
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 21:25:30.94 ID:YMd3AUbC0
ミシェル 黒頭
318 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:45:17.92 ID:6mop6a0A0
ミシェル「エエイッ!」

黒頭「いいですよミシェル様、その調子です」

月読「やってるわね」

ミシェルが手加減出来るように黒頭が指導しているけど……見る限り順調みたい。

ミシェル「ウウウッ」

黒頭「落ち着いて、力を抜くのを意識してください」

ミシェルを抑えながら力を抜くように教えている黒頭……余裕を見せている黒頭と汗を流しているミシェルっていうのもなかなか面白い光景ね。

ミシェル「ハァッ、ハアッ」

黒頭「少し休憩しましょうか」

1…お茶でも用意してあげましょうか
2…黒頭も少しは気が紛れてるのかしら
3…調子はどう?と声をかける

↓2
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 21:46:11.11 ID:lVj8jXRG0
1
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 21:49:52.25 ID:tIrfAZQZ0
1
321 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:59:23.00 ID:6mop6a0A0
お茶でも用意してあげましょうか。

月読「お疲れ様。お茶を用意したわ」

黒頭「月読様、ありがとうございます」

ミシェル「オチャ……」

月読「抹茶じゃないから安心しなさい」

ミシェル「ソ、ソウイウワケジャ」

黒頭「やはり以前わたしがお出ししたお茶で苦手意識を持たれてしまいましたか……」

ミシェル「ウウッ」

月読「あの時のミシェルは本当に苦そうだったもの……ねぇ、黒頭」

黒頭「えっ?あっ、そうですね」

ミシェル「コ、今度ハ大丈夫ダカラ!」

本当かしら……

【黒頭明夜の好感度が4上がりました】

【ミシェル・ラマンの好感度が4上がりました】
322 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 22:00:14.66 ID:6mop6a0A0
月読「もうそろそろお昼ね……」

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【黒頭、ミシェルは選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 22:04:46.74 ID:lVj8jXRG0
鏡在 川田谷
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 22:05:28.20 ID:QF2CnjtDO
佛生 川田谷
325 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 22:33:12.39 ID:6mop6a0A0
川田谷「月読さんは帰ったらまず何をしたい?」

月読「唐突にどうしたのよ」

川田谷「ほら、たまには地上に思いを馳せるのもいいかなって思って」

月読「帰ったらね……」

佛生「……」シャンシャン

川田谷「あっ、佛生君」

佛生「なんですかな」

川田谷「いや、今月読さんと帰ったら何をしたいかって話をしてたんだ」

佛生「帰ったら……」

1…やっぱり本を読む、かしら
2…正直、想像が出来ないわね
3…ただなにもせず過ごすと思うわ

↓2
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 22:35:01.77 ID:YMd3AUbC0
1
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 22:36:57.18 ID:lVj8jXRG0
1
328 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 22:51:49.93 ID:6mop6a0A0
月読「やっぱり本を読む、かしら」

川田谷「さすがビブリオマニア……」

月読「そういう貴方はどうなのよ」

川田谷「俺はほら、作詞とか今も変わらずやってるし」

月読「貴方も大概じゃないの」

川田谷「あはは……佛生君は?」

佛生「某は……ただ償う日々に戻るのみ、でしょう」

川田谷「うーん……結局、日常に戻るだけって事なのかな」

月読「戻るっていうのも……正確には違うんでしょうけどね」

【川田谷昌の好感度が4上がりました】

【佛生空也の好感度が4上がりました】
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 07:55:15.66 ID:LR3jgMjDO
乙です
330 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 12:54:41.84 ID:W6tDNtRA0
【食堂】

月読「……」

動機が発表されてから一日半……特に動きはない。

天馬を殺した犯人や内通者の存在を考えるとあまり楽観視は出来ないけど……

音野「汐里さん、どうぞ」

月読「ありがとう、響。だけど急にお茶したいなんてどうしたの?」

音野「なんだか落ち着かなくて……汐里さんも難しい顔してましたけどどうかしましたか?」

月読「ちょっとね……それにしても今日は集まりが悪いわね」

時刻はお昼、いつもなら全員集まるのに今日はまだ誰も来てないのはどういう事なのかしら。

音野「確かに皆さん遅いですね……ちょっと様子見てきます」

月読「なら私も」

音野「ダメです!汐里さんだってまだ怪我が治ってないんですから!」

月読「あっ、ちょっと」

……行っちゃったわね。

月読「学人にもらった薬で少しは治りが早くなってるんだけどね……」

まあ、死にかけたんだから忠告通り安静にしてましょう。

月読「……うっ」

このお茶しょっぱい……響、砂糖と塩を間違えたわね。

月読「全くなんてわかりやす……」
331 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 12:55:50.49 ID:W6tDNtRA0






「きゃあああああああっ!?」






332 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 15:07:01.59 ID:W6tDNtRA0
月読「!?」

今の声……

月読「響!」

慌てて食堂から出るとそこには……

音野「うっ、ううっ」

腕から血を流した響が蹲っていた。

月読「響、どうしたの!?」

音野「し、汐里さん……急に刃物で……」

月読「斬られたのね?誰がやったか見た?」

音野「わ、わかりません……でも今通路の方に」

月読「わかったわ、とにかく医務室に……」

ガシャン!

音野「ひっ!」

月読「連絡通路の方から……」

これは、響を医務室に連れていくのは危険かもしれないわね……

音野「し、汐里さん……行きましょう」

月読「大丈夫なの?」

音野「怖いですけど……し、汐里さんと一緒なら」

月読「……わかった」

響の腕にハンカチを巻いて私達は連絡通路に向かう……ああ言われたら行かないわけにはいかないもの。
333 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 15:21:20.08 ID:W6tDNtRA0
【連絡通路】

音野「し、汐里さん!」

月読「……!」

連絡通路に出ると誰かが倒れている……あれは。

佛生「む、うっ……」

月読「佛生!」

佛生は頭から血を流してこそいるけど意識ははっきりしている……どうやら命に別状はないみたいね。

佛生「月読殿と、音野殿……」

月読「わかる範囲でいいわ、いったい何があったの?」

佛生「わかりませぬ……悲鳴が聞こえた後いきなり何者かが走ってきて突き飛ばされたのです」

壁をよく見ると血が付いている……佛生が頭をぶつけた跡ね。

音野「そ、それでその人は……」

佛生「申し訳ない……頭をぶつけた時、意識が朦朧としたもので」

月読「……」

佛生と響の話を聞きながら私の眼は一つの光景を捉えていた。

娯楽エリアに向かうエレベーターが、上に向かって動いている。

月読「どうやら、上に逃げたようね」

川田谷「みんなどうしたの!?」

学人「おい、今の音はなんだ」

エレベーターを見ていると医療エリアから学人が、情報エリアから川田谷がやって来た。

どうやらさっきの音を聞いて来たみたいね。

月読「ちょうどよかったわ……学人、響と佛生が何者かに襲われたの。治療をお願い」

学人「襲われただと?犯人はどうした?」

月読「娯楽エリアに逃げたみたい。川田谷、貴方は私と一緒に娯楽エリアに来て」

川田谷「俺はいいけど、月読さんは大丈夫なの?」

月読「えぇ、私は大丈夫」

音野「汐里さん……」

月読「貴女は佛生と一緒に治療を受けて、いいわね」

音野「は、はい」

響が頷いたのを見届けるとエレベーターを呼んで川田谷と乗り込む。

そして私達は娯楽エリアに向かった。
334 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:04:51.49 ID:W6tDNtRA0
【娯楽エリア・ホール】

月読「着いたわね……犯人はどこに」

川田谷「月読さん、これ」

川田谷の指差した先には点々と血痕が垂れている……それはある部屋に向かって消えていた。

月読「映画館……」

川田谷「月読さん、俺の後ろにいて」

川田谷がそっと映画館の扉を開く……

そして……
335 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:07:45.86 ID:W6tDNtRA0






《真っ暗な映画館の中でカタカタと映写機の動く音がする》

《何も映画を映さないスクリーン》

《だけどその代わりに……映写機の明かりがソレを照らしていた》

《真っ赤な血だまり……そしてその中心》
336 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:10:19.68 ID:W6tDNtRA0






《折り重なるように倒れている》

《ミシェルと、四杖の姿を》

ピンポンパンポーン!
337 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:11:29.91 ID:W6tDNtRA0






モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定の捜査時間の後、学級裁判を行います!」






338 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:13:29.62 ID:W6tDNtRA0






CHAPTER04【未知なる宇宙で絶望は蠢く】(非)日常編



CHAPTER04【未知なる宇宙で絶望は蠢く】非日常編






339 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:14:59.88 ID:W6tDNtRA0
今回はここまで。

昨日の内にここまで行きたかった……

出来そうなら夜に捜査を開始します。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 16:22:54.10 ID:i+QIuWunO
乙、また二人か……予想を簡単に越えてくる
前回は別々だったけど今回はファイルの有無でどっちが先に死んだかわかるかな
341 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 22:20:23.76 ID:W6tDNtRA0






CHAPTER04【未知なる宇宙で絶望は蠢く】非日常編






342 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 22:31:36.72 ID:W6tDNtRA0
月読「ミシェル……四杖……!」

まさかまた二人……前回の入野と天馬が殺された時の事がフラッシュバックする。

川田谷「……待って月読さん!四杖君が今動いた!」

月読「えっ!?」

川田谷の言葉に急いで二人に近寄ると、確かに四杖の身体がまだ動いていた。

四杖はまだ、生きてる……!

月読「川田谷、急いで学人を呼んできて!今ならまだ……!」

川田谷「今度こそ、だね……わかった!」

川田谷が映画館から出ていくのを見送って、私は二人に向き直る。

四杖がまだ生きてるなら殺されたのは……ミシェル、なのね。

月読「……」

モノクマ「うわ、ボク自慢の映画館が血まみれに!?」

月読「何を今さら……どうせ見ていたんでしょう」

モノクマ「まあね!というわけで四杖クンはもらっていくから!」

月読「……どういうつもり?」

モノクマ「いや、本当なら手は出さないんだけど、今回はちょっと状況が特殊と言いますか」

月読「……特殊?」

モノクマ「ああ、もう!とにかく四杖クンは連れていくからね!後これモノクマファイルだよ!」

止める間もなく、モノクマは四杖を抱えて姿を消した。

状況が特殊……?

月読「まさか」

『捜査を開始します』
343 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 22:36:37.43 ID:W6tDNtRA0
月読「とにかく捜査をしないと……」

モノクマファイルは……

『被害者はミシェル・ラマン。
死体発見現場は娯楽エリア・映画館。
死因は腹部を鋭利な刃物で刺された事による失血死』

月読「……」

死亡推定時刻が、書いてない……

コトダマ『モノクマファイル4』を記録しました。
『被害者はミシェル・ラマン。
死体発見現場は娯楽エリア・映画館。
死因は腹部を鋭利な刃物で刺された事による失血死』
344 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 22:43:43.01 ID:W6tDNtRA0
月読「……」

ミシェルはあお向けに倒れている……さっきまで四杖が覆い被さっててわからなかったけど、腹部には刃物で出来た傷があった。

いや、これは傷というより……穴だ。

月読「一度刺して……刃物を回転させたのね。これじゃあ、まず助からない……」

犯人はそこまでミシェルを殺したかったの?

月読「……凶器はどこに行ったのかしら」

ミシェルの周りには……見当たらない。

最も、この血だまりだとわかりにくいけど……足跡をつけるわけにもいかないわね。

コトダマ『ミシェルの死体』を記録しました。
『ミシェルの腹部にあった傷は刃物を回転させたのか、相当広がっていた』
345 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 23:40:08.63 ID:W6tDNtRA0
今回はここまでで。
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 00:15:56.60 ID:PWbRHDfW0
乙乙
四杖の状態が気になる
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 00:35:05.12 ID:BO8uloBDO

塩と砂糖の間違えは関係あるのかな
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 08:10:20.21 ID:o1Q7d5Zp0

これはどうなるかな
349 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 22:18:16.32 ID:Ke37vK7A0
川田谷「学人君と……他のみんなも連れてきたよ」

鏡在「ちょっと、ミシェルが殺されたってマジなわけ!?」

月読「えぇ……見ての通りよ」

黒頭「ミシェル、様」

学人「それで四杖はどうした?ここにいたはずじゃないのか」

月読「四杖はモノクマが連れていったわ。状況が特殊だと言っていたけれど」

佛生「モノクマが……?」

音野「どうしてそんな事を……まさか私達に助けさせないために!?」

モノクマ「こらー!」

音野「きゃあっ!?」

モノクマ「ボクをなんだと思ってるのさ!四杖クンはしっかり治療中だよ!」

学人「治療……状況が特殊らしいが何が特殊なんだ。なぜ貴様は四杖を助ける?」

モノクマ「ノーコメント!今回はこれを持ってきただけだから一切の質問は受け付けません!」

モノクマは小さなファイルを取り出すとそれを置いて逃げていく。

このファイルは……四杖に関するものみたいね。

『四杖礎は頭部を殴打され、一歩間違えれば即死していてもおかしくなかったほどの重傷。
そのため今回は特例として学級裁判の欠席を許可するものとする』

四杖は学級裁判を欠席……話を聞きたかったけど、それは不可能みたいね。

コトダマ『四杖の状態』を記録しました。
『四杖礎は頭部を殴打され、一歩間違えれば即死していてもおかしくなかったほどの重傷。
そのため今回は特例として学級裁判の欠席を許可するものとする』
350 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 22:38:18.18 ID:Ke37vK7A0
学人「四杖は奴が治療すると言うなら私達にはどうしようも出来ん」

川田谷「学級裁判も欠席になるみたいだから……俺達はミシェルさんの方に集中した方が良さそうだね」

月読「そうね……学人、いつものようにお願い出来るかしら」

学人「わかっている」

学人がミシェルの死体を調べ始める……私達も改めて捜査を始めましょう。

鏡在「そもそもアンタ達何があったわけ?怪我してんのもいるし」

月読「貴女と黒頭はいなかったから知らないのも無理はないわね。響と佛生が何者かに襲われたのよ」

黒頭「襲われた……いったい誰にですか?」

音野「それが、急だったので顔は見てないんです……」

佛生「某も、残念ながら足音で誰かを見極める前に……」

月読「その後学人と川田谷が合流。治療を学人にまかせて私と川田谷はこの娯楽エリアに……外にあった血痕を辿ってこの映画館に入った」

鏡在「そこでミシェルが死んでんのを見つけたってわけ?」

月読「そうよ」

あの時エレベーターが上がっていたから犯人はこの娯楽エリアに逃げたはず……だけどいたのは殺されたミシェルと重傷の四杖。

どういう事なのかしらね……

コトダマ『エレベーター』を記録しました。
『連絡通路にある娯楽エリアに向かうためのエレベーター。
佛生が襲われた直後に娯楽エリアに向かって上昇していた』

コトダマ『消えた犯人』を記録しました。
『月読は川田谷と娯楽エリアに向かい、血痕を辿って映画館に入ったがそこにいたのは死亡したミシェルと重傷の四杖だけだった』
351 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 23:00:11.22 ID:Ke37vK7A0
月読「今回は見張りは……」

鏡在「怪我してんのでいいんじゃないの。どうせ学人だっていんでしょ?」

川田谷「……という事だけど、音野さん達はそれでいいかな?」

音野「は、はい……構いません」

佛生「某も……構いませぬ」

黒頭「では捜査を……」

月読「その前に、鏡在と黒頭に聞きたい事があるわ。貴女達姿を見なかったけどどこにいたの?」

鏡在「アタシはお風呂にいたわよ。誰かさんのおかげでね」

そう言って鏡在が川田谷を睨む……何かあったのかしら。

黒頭「わたしは……自室で瞑想をしていました」

川田谷「自室だと証明は難しそうだね……」

月読「……そうね」

コトダマ『いなかった鏡在と黒頭』を記録しました。
『音野や佛生が襲われた騒ぎの際、鏡在と黒頭はいなかった。
鏡在は浴場、黒頭は自室にいたらしいが……』
352 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 23:06:00.43 ID:Ke37vK7A0
【娯楽エリア・ホール】

あれから各々捜査をするという事になり、私はホールにある血痕を調べていた。

月読「この血痕を辿ってきたのよね……」

響を切りつけた凶器から血が垂れたのかしら……

月読「……?」

よく見たら……この血痕、乾いてる?

月読「そういえば……」

私はエレベーターに向かうと、その床を確かめる。

月読「……ない」

血痕がエレベーターの床にない。

月読「これはもしかして……」

コトダマ『ホールの血痕』を記録しました。
『エレベーターから映画館の入り口まで続く血痕。
既に乾いている』

コトダマ『エレベーターの床』を記録しました。
『エレベーターの床には血痕は全くなかった』
353 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 23:24:30.21 ID:Ke37vK7A0
【連絡通路】

月読「ここで佛生は襲われた……」

壁にはさっきも見たように血痕が残っている。

逃げてきた犯人に突き飛ばされたらしいけど……あら?

月読「これは佛生の錫杖……そういえば映画館に来た時響に支えられてたから佛生持ってなかったわね」

あの時……

……

月読『とにかく医務室に……』

ガシャン!

音野『ひっ!』

月読『連絡通路の方から……』

……

月読「あれはこれが倒れた音だった可能性が高いわね」

……あら?

月読「この錫杖……糸のような物が結んであるわね」

これは……

コトダマ『佛生の錫杖』を記録しました。
『佛生が使っている錫杖。
佛生が襲われた時に起きた音はこれが原因と思われる』

コトダマ『錫杖に巻かれた糸』を記録しました。
『錫杖に巻かれていた糸のような物』
354 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 23:26:33.95 ID:Ke37vK7A0
明日早いので今回はここまで。
次回で捜査は終わらせたいと思います。
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 23:28:21.06 ID:2iceSCjd0
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 23:36:35.49 ID:PWbRHDfW0
357 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/30(月) 22:28:17.54 ID:0acrR4aA0
【食堂】

月読「……」

鏡在「あれ?アンタこんなとこで何してんのよ」

月読「ちょっとね……そういえば鏡在、アナタお風呂にいたって言ってたわね」

鏡在「そうよ。まだ脱衣場に服あるから証拠になるんじゃない?」

念のため確認した方がいいわね。

【脱衣場】

鏡在「ほらこれ」

月読「色々と濡れてるみたいだけどどうしたのよこれは」

鏡在「そうそう、聞いてよ!あの川田谷の奴がアタシにとんでもない事してくれたのよ!」

月読「そういえば鏡在、川田谷を睨んでたわね。何があったのかしら?」

鏡在「あの男、海でアタシに墨ぶっかけたのよ!のほほんとした顔でタコとイカを捕まえたとか言って近づいてきて……!」

墨……

鏡在「挙げ句の果てに墨まみれのアタシに海水までかけて……おかげでベタベタしてなかなかお風呂から出られなかったわ!」

確かに鏡在の髪はいつも通り……手入れにそれなりに時間をかけたのがわかる。

月読「時間は?」

鏡在「確か十一時ぐらいに海に来たから……十一時半ぐらいだったかしら?」

コトダマ『鏡在と川田谷の騒動』を記録しました。
『十一時半頃鏡在は川田谷に墨と海水をかけられたらしい。
それを洗い流すために鏡在は浴場にいたようだ』

コトダマ『鏡在のジャージ』を記録しました。
『鏡在が着ていた天馬のジャージ。
海水と墨で酷い有り様になっている』
358 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/30(月) 22:39:10.39 ID:0acrR4aA0
一度現場に戻りましょうか……

黒頭「……?」

月読「黒頭?」

鏡在「アンタ何してんの?」

黒頭「月読様、鏡在様。いえ、上に向かおうと箱を呼んだのですが……いつまで経っても来ないのです」

鏡在「はあ?何よ、故障でもしたわけ?」

モノクマ「失礼な!来ないのはオマエラが悪いんだよ!」

月読「どういう事かしら」

モノクマ「これって誰かが上で開延長のボタンを押したまま離れたからこうなってるんだよね」

月読「ああ、すぐ閉まらないようにするためのあのボタンね」

黒頭「それでは箱は誰かが乗らなければ来ないのですか?」

モノクマ「一応中に誰もいない状態で一分経ったら自動で閉まるようにしてあるよ。放置されたまま使えなくなったら困るからね!」

噂をすればさっきまで動かなかったエレベーターが動く音がして降りてくる。

鏡在「全く誰よ……って今の状況だとアイツしかいないじゃないのよ!」

月読「……」

コトダマ『開延長ボタン』を記録しました。
『エレベーターがすぐ閉まらないようにするための機能。
中に誰もいない状態で一分経つと自動で閉まる』
359 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/30(月) 23:26:30.29 ID:0acrR4aA0
月読「学人、調査はどう?」

学人「おおよその死亡推定時刻は絞り込んだ。十一時から十二時の間にミシェルは殺害されたと見ていいだろう」

月読「十一時から十二時……」

この死亡推定時刻からどこまで……最も学人が嘘をついていた場合も考慮しないといけないけれど。

コトダマ『ミシェルの死亡推定時刻』を記録しました。
『学人によるとミシェルが殺害されたのは十一時から十二時の間のようだ』
360 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 00:03:09.72 ID:PWKtoApA0
月読「もう一度聞くけど、貴方達を襲った相手について手がかりはないのね?」

音野「はい……」

佛生「そう、ですな」

月読「もしかしたら手がかりがあるかもしれないし詳しい話を聞いてもいいかしら?」

音野「私は、食堂に行こうとホールにいたらいきなり腕に痛みが走ったんです」

音野「腕を押さえたらバイオリンケースを落として蓋が開いてしまって、あっと思った瞬間に腕から何か溢れだしたのを感じて見たら血が……それで悲鳴をあげてしまったんです」

月読「佛生は?」

佛生「某は食堂に向かって連絡通路を歩いておりました時に悲鳴のような音を聞き、何事かと思った瞬間後ろから突き飛ばされました」

月読「悲鳴のような?」

佛生「今思い返すと、あの悲鳴が誰があげた物なのかがはっきりとしないのです」

佛生が聞いたのはおそらく響の悲鳴だったはず……佛生はそれを判別出来なかったって事?

コトダマ『音野の襲撃』を記録しました。
『音野は食堂に向かう途中いきなり腕に痛みが走った。
バイオリンケースを落として蓋が開いた直後腕を確かめると血が出ており、悲鳴をあげた』


コトダマ『佛生の襲撃』を記録しました。
『食堂に向かう途中悲鳴のような音を聞いた直後後ろから突き飛ばされた。
悲鳴が誰のものかはわからなかったようだ』

キーンコーン……カーンコーン……
361 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 00:16:17.32 ID:PWKtoApA0
モノクマ「ではでは!そろそろ始めるとしようか!」

モノクマ「オマエラ展望室に集合してくださーい!」

月読「……」

展望室に行く前に……

【月読の個室】

月読「……」

もしも、四杖の欠席が考えている通りなら……

月読「これが、必要になるかもしれないわね」

……よし、行きましょう。

【展望室】

モノクマ「うぷぷ、さあさあオマエラ乗り込んでください!」

月読「モノクマ、四杖は?」

モノクマ「もう命に別状はないよ。いつ起きるかはわかんないけど、起きたら途中参加もありかもね!」

川田谷「助かったなら良かったよ」

四杖が助かった事に少しばかりの安堵を抱えながら私達はエレベーターに乗り込む。

そしてエレベーターはまたあの場所に向かって動き始めた。

【超高校級のラガーマン】ミシェル・ラマン。

身体は大きいけど、どこか幼さを感じさせる彼女はどうして殺されたのか?

他にも四杖の事、響や佛生への襲撃……謎は山積みで。

それを暴くのが学級裁判。

疑いと糾弾が飛び交う四度目のそれが、今始まる。

……だけど、なんなのかしら。

この、胸騒ぎは……
362 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 00:16:47.07 ID:PWKtoApA0
今回はここまで。

次回学級裁判を開始します。
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 00:18:41.61 ID:9aWrosZx0
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 00:21:18.33 ID:yWqBMT8l0
乙です
あのキャラが怪しそうだが、できればはずれてほしい
365 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 20:41:42.19 ID:PWKtoApA0
・コトダマ
 
『モノクマファイル4』>>343
 
『ミシェルの死体』>>344
 
『四杖の状態』>>349
 
『エレベーター』
『消えた犯人』>>350
 
『いなかった鏡在と黒頭』>>351
 
『ホールの血痕』
『エレベーターの床』>>352
 
『佛生の錫杖』
『錫杖に巻かれた糸』>>353

『鏡在と川田谷の騒動』
『鏡在のジャージ』>>357
 
『開延長ボタン』>>358
 
『ミシェルの死亡推定時刻』>>359

『音野の襲撃』
『佛生の襲撃』>>360
 
起きてしまった新たな惨劇。
ミシェル・ラマンが殺され、四杖礎が重傷を負い、音野響と佛生空也が襲撃された今回の事件。
全てを手に入れる……その抽象的な動機で起きたとは思えないほどの惨劇を起こした犯人の目的はなんだったのか?
そして月読の胸騒ぎの意味とは?
ただ一つはっきりとしているのは……どんな真実でも受け入れるしか、道はない。
366 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 20:44:04.96 ID:PWKtoApA0






     【学級裁判開廷!】

      fourth Murder Case






367 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 20:54:07.44 ID:PWKtoApA0
モノクマ「それでは学級裁判の簡単な説明を行いましょう!」
 
モノクマ「学級裁判では誰が犯人かを議論してもらい、最終的には投票によってクロを決めていただきます!」
 
モノクマ「過半数が正しいクロを指摘出来ればクロはおしおきされ、オマエラは再びイカロスに」
 
モノクマ「クロへの投票が過半数に満たなかった場合はシロが全員おしおきされ、クロは地球に帰還する事が許されます!」

鏡在「ぶっちゃけ今回は犯人わかりやすいわよね」

佛生「なんですと?」

学人「四杖が犯人だと言いたいのか」

音野「よ、四杖さんが!?」

四杖がミシェルを殺した犯人?

鏡在「だってミシェルと一緒にいてしかもアイツは生きてたんでしょ?」

鏡在「疑って当たり前!むしろ犯人じゃなかったら紛らわしいっての!」

川田谷「……天馬さんの時とは偉い差だ」

鏡在「はあ!?アレはアンタが勝手に言ってたんだから対象外に決まってんでしょ!」

月読「鏡在の言葉にいちいち反論していたらキリがないわよ……それに四杖が犯人か話しておくのは悪い事でもない」

黒頭「ではまずはそこから……議論いたしましょう」
368 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 21:05:24.65 ID:PWKtoApA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『モノクマファイル4』
『ミシェルの死亡推定時刻』
『ホールの血痕』

鏡在「犯人は四杖よ!」

学人「まずは貴様の考える事件の流れを聞かせてもらおうか」

鏡在「アイツは最初に音野を殺そうとしたのよ!」

音野「わ、私を……!?」

鏡在「そう!だけど失敗した挙げ句【悲鳴をあげられたから慌てて逃げた】ってわけ」

鏡在「で、佛生を見つけたはいいけど音野襲った場所からは近かったからあえてスルーした!」

佛生「某は、運が良かったと……」

鏡在「で、エレベーターで上に行ったらミシェルがいたから……」

鏡在「アイツはちょうどいいとばかりにミシェルを殺したのよ!」

川田谷「だけど【四杖君も重傷だった】んだよ?」

鏡在「逃げきれないと思ったか、罪悪感が出たのか……まあ、そこは自殺しようとして失敗したってところじゃない?」

黒頭「つまり今回の事件は……」

鏡在「【音野達を殺そうとして失敗した四杖が最終的にミシェルを殺した】って事よ!」

【】を正しいコトダマで論破しろ!

↓2
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 21:21:13.15 ID:9aWrosZx0
【音野達を殺そうとして失敗した四杖が最終的にミシェルを殺した】←『ホールの血痕』
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 21:26:03.20 ID:P0VmOHPDO
371 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 21:40:34.82 ID:PWKtoApA0
月読「それは違うわよ」BREAK!

月読「最終的にミシェルが殺された……そうだとするとおかしいのよ」

鏡在「おかしいって何がよ!」

月読「娯楽エリアのホールには血痕があったわ。私も最初は響を襲った犯人が映画館に向かう途中に垂らしたものじゃないか……そう考えた」

黒頭「最初は?」

月読「えぇ、ホールの血痕だけど乾いてたのよ」

川田谷「乾いていたって、あの血が?」

月読「えぇ、学人。鏡在の推理通りならこの血痕は響達が襲われた直後……時間なら十二時を少し過ぎた頃になるけど、そこから数分程度で乾くものかしら?」

学人「材質、血液の量で変動はするが……この宇宙ステーションの床なら十分以上はかかるだろう」

音野「えっと、つまり……」

佛生「音野殿の血液ならば、時間が足りぬ……そういう事ですな」

川田谷「だとするとあの血がホールに垂れたのは……」

月読「響達が襲撃される前……になるわね」
372 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 21:52:12.22 ID:PWKtoApA0
鏡在「いやいや、ちょっと待ちなさいよ!」

鏡在「それじゃあ四杖がミシェル殺した後に降りてきてわざわざ音野と佛生を襲ったって話になんじゃないの!」

黒頭「今回の動機は複数殺める意味があるとは思えませんね……」

川田谷「そもそもあの動機抽象的だしねぇ……」

音野「それに新しいルールもあります……同じ犯人は二人までしかその」

学人「そもそも痕跡が増えるだけで複数襲うメリットがまるでない……」

月読「とにかく順番をはっきりさせましょう」

そのためにはまず……ミシェルがいつ殺されたかを示す必要があるわね。

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 21:57:29.85 ID:9aWrosZx0
『ミシェルの死亡推定時刻』
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:05:03.88 ID:gwjmvYyE0
『ミシェルの死亡推定時刻』
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:05:05.39 ID:dkrgdJK8O
『ミシェルの死亡推定時刻』
376 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 22:09:10.64 ID:PWKtoApA0
月読「この栞を挟み込むわ」

月読「学人、ミシェルの死亡推定時刻は十一時から十二時だったわね?」

学人「そうだ。最も私が嘘をついていた場合は違うだろうがな」

鏡在「自分から場を混乱させてんじゃないわよ!」

川田谷「学人君が正しいなら、襲われた順番はミシェルさん、音野さん、佛生君……かな?」

音野「四杖さんはいつ襲われたんでしょう……」

四杖がいつ襲われたか……それがわかれば少しは前進するでしょうね。
377 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 22:18:52.89 ID:PWKtoApA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『四杖の状態』
『エレベーター』
『エレベーターの床』

音野「四杖さんはいつ襲われたんでしょう……」

鏡在「そもそもアタシはまだ四杖が犯人の可能性捨ててないわよ!」

川田谷「でもそうなると【四杖君が音野さん達を襲った】理由がわからないよ……」

学人「それは誰が犯人でも同じだ」

黒頭「しかし犯人だとするなら【四杖様は自殺しようとしていた……】」

黒頭「錯乱していてもおかしくなかったのでは?」

四杖が犯人であると仮定して一連の行動を行ったとするなら……何かおかしくないかしら。

【】を正しいコトダマで論破しろ!

↓2
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:23:26.48 ID:dkrgdJK8O
【四杖様は自殺しようとしていた……】←『四杖の状態』
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:25:05.78 ID:9aWrosZx0
【四杖君が音野さん達を襲った】←『エレベーターの床』
380 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 22:28:24.84 ID:PWKtoApA0
もっとはっきりあるはずよ……四杖が犯人ならおかしい事が。

     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『四杖の状態』
『エレベーター』
『』

音野「四杖さんはいつ襲われたんでしょう……」

鏡在「そもそもアタシはまだ四杖が犯人の可能性捨ててないわよ!」

川田谷「でもそうなると四杖君が音野さん達を襲った理由がわからないよ……」

学人「それは誰が犯人でも同じだ」

黒頭「しかし犯人だとするなら【四杖様は自殺しようとしていた……】」

黒頭「錯乱していてもおかしくなかったのでは?」

四杖が犯人であると仮定して一連の行動を行ったとするなら……何かおかしくないかしら。

【】を正しいコトダマで論破しろ!

↓2
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:32:13.06 ID:CM2uZvqd0
【四杖様は自殺しようとしていた……】←『四杖の状態』
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:37:31.46 ID:P0VmOHPDO
383 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 22:40:53.50 ID:PWKtoApA0
月読「それは違うわよ」BREAK!


月読「四杖が自殺しようとしていた……本当にそうかしら?」

黒頭「だから四杖様は欠席になるほどの怪我をしたのではないのですか?」

月読「そうとも言いきれないわ……四杖の状態が書かれたこれを見ればね」


『四杖礎は頭部を殴打され、一歩間違えれば即死していてもおかしくなかったほどの重傷。
そのため今回は特例として学級裁判の欠席を許可するものとする』


鏡在「これの何がおかしいわけ?」

もし四杖が犯人で自殺しようとしていたならおかしいのは……

【四杖が犯人ならおかしいファイルの記述は?】

・【裁判の欠席】
・【即死でもおかしくなかった重傷】
・【頭部を殴打された】

↓2
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:42:19.50 ID:9aWrosZx0
・【頭部を殴打された】
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:49:45.00 ID:dkrgdJK8O
386 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 20:30:50.73 ID:g4FBnCdA0
月読「この文が証明するわ」


月読「このファイルによれば四杖は頭部を殴打されて重傷を負った……だけどもし四杖が犯人ならおかしいと思わない?」

川田谷「殴打されたって文章の事?」

学人「それもあるが……一番はミシェルを刺殺した凶器をなぜ使わなかったか、だな」

音野「あっ、確かに……」

鏡在「ビビったんじゃないの?」

佛生「ですが四杖殿は即死でもおかしくなかった……それほどの事を出来るのであれば恐怖で躊躇ったとはとても」

黒頭「……では、四杖様は何者かに?」

月読「そうね、そして今回の事件での四杖の立ち位置は……検討がついているわ」
387 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 20:38:32.22 ID:g4FBnCdA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『モノクマファイル4』
『佛生の襲撃』
『消えた犯人』

川田谷「今回四杖君がどういう立場にいたか……」

鏡在「〔犯人〕じゃ、ないのよね」

黒頭「ミシェル様と同じ〔被害者〕だったのでしょうか……ならなぜ犯人は二人を」

佛生「よもや〔共犯〕……ではありますまいな」

音野「〔第一発見者〕なら……すぐに誰かに言いますよね?」

学人「〔アナウンス〕や〔凶器〕……何にしろ立場を明確にする根拠があれば楽なのだがな」

コトダマもしくは〔〕を記憶して〔〕に同意しろ!

↓2
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 20:47:53.96 ID:GIMPDza00
〔アナウンス〕→〔第一発見者〕
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 20:50:49.13 ID:C43+OfgDO
とりあえず上で
390 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 21:03:15.64 ID:g4FBnCdA0
月読「その文に同意するわ」


月読「四杖は第一発見者だったはず……死体発見アナウンスがその根拠よ」

川田谷「そういえば、俺と月読さんがミシェルさんを見つけてアナウンスが鳴ったよね」

音野「でもそれなら四杖さんはどうしてすぐに誰かを呼ばなかったんでしょう……」

月読「簡単な話よ。四杖が見たのはミシェルの死体だけじゃなかったのよ」

学人「犯人か」

鏡在「四杖は犯人を見たってわけ!?ちょっとダサグマ、今すぐアイツを叩き起こしなさいよ!」

モノクマ「えー、それはちょっと……」

月読「無駄よ。四杖が来たら学級裁判はすぐに終わる……モノクマがそんな事をするわけがないわ」

川田谷「もしかして四杖君の欠席が認められてるのって……」

モノクマ「何さ何さ!だってシロとクロには平等にチャンスが与えられなきゃ駄目でしょ!」

モノクマ「だから四杖クンが自力で目を覚ますまではこっちから起こしたりとかはしないからね!」

鏡在「チッ!四杖が来ればさっさと終わるってのに!」
391 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 21:11:41.48 ID:g4FBnCdA0
佛生「つまり四杖殿は口封じされそうになった……という事ですな」

月読「そうね、そしてそう考えるとあのホールの血痕の意味もわかる」

黒頭「血痕の意味……」

月読「あの血痕には乾いている事以外にも矛盾があったのよ」

鏡在「矛盾?何よそれは!」

それを示すのはあれよ。

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 21:14:15.66 ID:C43+OfgDO
エレベーターの床
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 21:17:38.48 ID:ABaIAc/h0
『エレベーターの床』
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 21:17:42.15 ID:Ry91G2DW0
『エレベーターの床』
395 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 21:39:01.04 ID:g4FBnCdA0
月読「この栞を挟み込むわ」

月読「エレベーターの床なんだけど、あの床には血痕がなかったのよ」

川田谷「全く血痕がない……っていうのも変だよね」

月読「血痕が乾いていた事、エレベーターには血痕がなかった事……ここからこういう状況が想像出来るわ」

月読「四杖は殺されたミシェルと犯人を見た……当然誰かに伝えるためにエレベーターに乗ろうとした」

学人「そこで犯人に捕まり殴打された……つまりホールの血は四杖の物だった」

黒頭「……あの、よろしいですか?」

佛生「黒頭殿、どうされた」

黒頭「四杖様が第一発見者であり、その口封じに殴打されたというのはわかりました」

黒頭「ですがその場合……また新しい疑問が生まれます」

黒頭「なぜ犯人はミシェル様と同じ凶器を四杖様に用いなかったのか」

音野「確かに……そうですよね。目的が口封じならミシェルさんみたいに刺せば済むのに」

月読「……」

なぜ四杖が刺されたのではなく殴打されたのか……

この答えで、議論の方向性がはっきりするわ。
396 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 21:55:40.98 ID:g4FBnCdA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『音野の襲撃』
『ミシェルの死体』
『いなかった鏡在と黒頭』

黒頭「口封じだとするなら、なぜ【四杖様はミシェル様と同じように刺されなかった】のでしょうか」

鏡在「【考えずに咄嗟に殴った】とかじゃない?」

川田谷「【凶器をなくしてた】から使えなかったとか……」

学人「【そうせざるをえない理由があった】のだろう」

佛生「むう……謎ですな」

【】を正しいコトダマを論破しろ!

↓2
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 22:01:06.99 ID:ABaIAc/h0
【凶器をなくしてた】←『音野の襲撃』
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 22:08:40.07 ID:Ry91G2DW0
【凶器をなくしてた】←『音野の襲撃』
399 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 22:31:06.85 ID:g4FBnCdA0
月読「それは違うわよ」BREAK!


月読「凶器をなくしてたという事はないはずよ。だって響が腕を切られてるんだから」

音野「傷見せますか?」

川田谷「いやいや包帯を解こうとしなくていいから!」

月読「響が襲撃されたのはさっきも言ったけど十二時を過ぎた頃……この時まだ犯人は凶器を持っていた」

鏡在「じゃあミシェルに刺さったまま抜けなかったんじゃない?」

月読「それもないはずよ」

それはミシェルを見ればはっきりしているわ。

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 22:36:00.01 ID:ABaIAc/h0
『ミシェルの死体』
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 22:42:56.41 ID:Ry91G2DW0
『ミシェルの死体』
402 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 22:51:36.90 ID:g4FBnCdA0
月読「この文で証明するわ」


月読「ミシェルの死体……あの傷は凶器を回したのか穴が開いてるような状態だった」

学人「あれで凶器が抜けなかったというのはないだろうな」

鏡在「じゃあ何なのよ!結局どうして犯人が四杖を刺し殺さなかったのか全然わかんないじゃない!」

月読「……刺し殺さなかったんじゃなくて刺し殺せなかったんだとしたらどうかしら」

佛生「刺し殺せなかった……?」

月読「もっと言うなら……犯人は四杖を殺す事は出来なかったのよ」


黒頭「その推理に道はありません……!」反論!


黒頭「お待ちください月読様……それはおかしくありませんか?」

月読「反論があるなら聞くけれど……私にはこうとしか思えないのよ」

黒頭「そうおっしゃるならば、わたしも全霊でその推理に反論いたします」
403 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 23:17:09.93 ID:g4FBnCdA0
  【反論ショーダウン一閃開始!】

黒頭「月読様は犯人が四杖様を殺め【る】事が不可能だとおっしゃいました」

黒頭「しかし犯人にとって四杖様はミシェ【ル】様殺害の決定的瞬間を目撃された相手」

黒頭「必ずその命を奪いたかったはずではないで【し】ょうか?」

月読「それは間違いないでしょうね」

月読「そうだとしても犯人には四杖を殺す事は出来なかったのよ」

黒頭「その理由は【い】ったいなんなのですか?」

黒頭「犯人は箱……エレベータ【ー】に乗ろうとしている四杖様を追いかけ、危害を加えています」

黒頭「その結果四杖様は即死でもおかしくない怪我を負っ【た】のですよ?」

黒頭「ミシェル様を殺めたのな【ら】手心を加えたというのもおかしな話」

黒頭「【あ】えて生かしたという事でもないでしょう」

黒頭「【犯人には四杖様を殺められない理由がありません!】」

【】を組み合わせて【】を斬れ!

↓2
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 23:20:07.19 ID:C43+OfgDO
【あたらしいルール】で【犯人には四杖様を殺められない理由がありません】
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 23:26:29.69 ID:ABaIAc/h0
406 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 23:31:10.07 ID:g4FBnCdA0
月読「その乱丁、修正させてもらうわ」


月読「出来なかったのよ……ルールがあったから」

黒頭「ルール……?」

月読「【同一のクロは二人までしか殺せない】……犯人はこのルールに縛られていたのよ」

鏡在「……!」

佛生「それは……」

月読「そもそもなぜモノクマが四杖を助けたのか?それは四杖が死んでしまうと犯人が三人を殺す事になってしまうからじゃないかしら」

川田谷「そうなの?モノクマ」

モノクマ「ノーコメント!」

学人「……肯定してるようなものだな」

月読「学級裁判の前にルール違反でおしおきする事になる……だからモノクマは四杖を治療した」

音野「汐里さん、それって……!」

鏡在「汐里!アンタまさか犯人は……!」

月読「えぇ、私は今回の事件の犯人……」
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