【安価】蓮「東京で一人暮らしする」【P5】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 10:06:22.27 ID:yXWIcO9c0
原作後の話か、これは期待
3 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 10:16:04.23 ID:EZs6EeTd0
20XX年4月9日(月)


――雨宮家 リビング


雨宮母「一年ぶりに戻ってきた学校はどうだった?」

蓮「その事で相談がある。父さんは?」

雨宮母「……、書斎に居るわ。呼んでくるわね」



雨宮母「連れてきたわよ」

雨宮父「どうした蓮」

蓮「学校の事で相談したいことがある」

雨宮父「保護観察だった事で噂されているのか?」

蓮「……」コクッ


両親へ学校での様子を説明した


雨宮母「……」

モナ「(苦虫を噛み潰したような顔してるな。シドウが悪さして権力に屈したオマエらは被害者とはいえ、人の悪評ってのはそう簡単に消えないからなぁ)」

雨宮父「……それで、お前はどうしたいんだ?」

蓮「東京に戻りたい」

雨宮母「!」

雨宮父「そうか」

蓮「一人暮らしも考えてる。東京にいた頃いろんなバイトをしていたから貯金はある」


両親へ預金通帳を差し出す


雨宮母「いちじゅうひゃくせんまん……1000万円!? れ、蓮、あなたこんな大金一体どうやって!?」

蓮「掛け持ちでバイトをしていたのと時給が良かった。あとは宝くじ」

モナ「(他にはメメントスで拾ったオタカラをイワイが買い取ってくれたりしたやつだな)」

雨宮母「た、宝くじ…」

雨宮父「……貯金額については深く詮索せんが、とにかくそれがお前のやりたい事なんだな?」

蓮「……」コクッ

雨宮父「わかった。転校手続きはこっちでやる。お前の決めた事だ。しっかりやれよ」

モナ「(話のわかる親父さんで良かったな)」



安価↓ 蓮の転校先となる高校

偶数であれば秀尽学園
奇数であれば洸星高校
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 10:19:58.81 ID:fq3QR6kT0
へい
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 10:49:37.56 ID:yXWIcO9c0
一二三とフォックスがいる高校か

連のパラメーターはどの程度なのか
6 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 10:56:29.65 ID:EZs6EeTd0
20XX年4月10日(火)


――雨宮家・自室


蓮『ひさしぶり』

竜司『おー! 元気にしてるか相棒!』

杏『地元どう? 邪険にされてない?』

双葉『英雄の帰還キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!』

祐介『帰還というより凱旋ではないだろうか?』

双葉『凱旋より帰還の方がカッコイイだろ!』

竜司『いやどっちでもよくねーかそれ?』


竜司『それよかどうした?』



蓮『東京で一人暮らしする』





双葉『マジか!?』

杏『ウソ!?』

竜司『マジ!?』

祐介『すまん、俺の目が節穴でなければ蓮が東京で一人暮らしをすると宣言したと認識しているのだが』

双葉『ダイジョーブだおいなり、わたしも同じ内容が確認出来る』

双葉『蓮、ホントにこっち帰ってくるのか?』

杏『エイプリルフール……じゃないよね?』


蓮『地元でのレッテルが1年前と変わっていなかった』

蓮『学校の居心地があまり良くない』


竜司『あー……そっか』

杏『人の噂っていろんな尾ひれ付いちゃうもんね』

祐介『人の噂も七十五日とは言うが、実際はもっと長く続くものだからな』

双葉『悪事千里を行く』
7 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 11:23:28.26 ID:EZs6EeTd0
蓮『新学期が始まって間もないけど転校する事にした。秀尽高校には流石に出戻りは出来ないから洸星高校に』

祐介『ということは蓮が俺の同級生になるのか』

杏『あー!祐介と双葉に蓮を取られた!』

双葉『れ、蓮! わたしも洸星高校だ! 一緒に登下校出来るな!』

竜司『あれ? 双葉って洸星高校だっけ?』

双葉『この前ルブランで話したのもう忘れたのか』

祐介『鳥頭だな』

杏『竜司アンタそんな記憶力で大学進学大丈夫なの?』

竜司『うっせ! 余計なお世話だっつーの!』


真『なんか盛り上がってるわね』

春『みんな何かあった?』


蓮『ひさしぶり』


竜司『世紀末覇者の帰還』

真『蓮!』

真『竜司、今度会った時覚えてなさい?』

竜司『サーセンっした!』


モナ「リュージのこのバカさ加減、ワガハイ嫌いじゃないぜ」
8 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 11:56:56.63 ID:EZs6EeTd0
春『二人は相変わらずだね』

春『ログ遡ってみたけど東京に戻って来るんだ?』

蓮『またよろしく』

春『うん、こちらこそ。大学の講義とオクムラフーズのコーヒーチェーン店の事業であんまり顔出せないけど、またみんなで集まりたいね』

真『遠出するなら私に任せて頂戴』

双葉『んー、でも集まるならやっぱり最初はルブランだな! そうじろうにあとで報告しとく!』

竜司『一人暮らしかぁ。家はどこ借りたんだ?』

蓮『渋谷駅から徒歩10分くらいにあるマンションの予定』

双葉『四軒茶屋じゃない…だと?』

祐介『屋根裏部屋からの躍進が凄まじいな』

杏『ルブランで集まったら次は蓮の家でパーティーやろうね! 勉強会でも可!』

蓮『考えておく』

モナ「ワガハイもついてくからペット可でちょっとお高いけど、まあそこは勘弁な」



モナ「さてと、そろそろ寝ようぜ。明日からは荷詰め作業とかしないとだからな」



安価↓ さてどうしようか?

偶数 寝る
奇数 誰かに連絡をする
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 12:07:57.67 ID:A+Zxp6/tO
h
10 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 12:34:00.76 ID:EZs6EeTd0
蓮「少し用事があるから先に寝ててくれ」

モナ「寝る前のスマホは眠りの質が落ちるってテレビで言ってたぞ、ほどほどにな」


安価↓ 誰に連絡をしようか?
 
竜司 杏 祐介 真 双葉 春 川上 冴 千早 
一二三 大宅 武見 三島 岩井 吉田 織田 惣治郎 のいずれかから

ゾロ目の場合だと???
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 12:36:12.96 ID:yxaRxIeDO
川上
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 12:42:40.96 ID:l1WbGpHPo
川上
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 13:10:44.62 ID:3yNSFD8z0
双葉なら確かに洸星の方行きそうだな
安価した
14 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 17:06:05.17 ID:EZs6EeTd0
蓮「(川上に連絡をしよう)」

安価↓ どんな内容で連絡を入れようか

1 東京に戻ることになった
2 今度いつ会える?
3 ご主人様のお帰りだぞ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 17:07:19.93 ID:fBxmIdQpo
16 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 17:27:21.26 ID:EZs6EeTd0
蓮『東京に戻ることになった』




川上『えっと、また問題起こしたの?』

川上『君はかなりの問題児だったけど、まさか地元に戻ってすぐトンボ返りするなんて…』

蓮『誤解だ』

川上『なんてね。こっちに愛着が湧いて寂しくなったのかな?』

川上『それとも噂が悪化してあらぬ尾ひれが付きまくってたとか?』

蓮『両方』

川上『そっか。世界を救った怪盗様でも、真相を知らない人から見れば元前科者だしね…』

蓮『少年院に入って余計な泊も付いた』

川上『自分で言っちゃうのそれ…』

川上『まあそれは置いといて。すぐ戻ってくるの?』

蓮『今週末に引っ越しと学校への挨拶の予定』

川上『ずいぶん急なスケジュールだね。まあ君らしいといえば君らしいけど』

川上『迅速果断って言うの? 思い切りの良さとか度胸があるっていうか』

川上『年下のクセに頼りになるの、なんかズルいなぁ』


蓮「……」

安価↓ なんと返事をしよう?

1 なら今度会ったら甘えさせて欲しい
2 心の怪盗だから人心掌握はお手の物
3 ご主人様だからな
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 17:30:42.51 ID:QC6CU83DO
3
18 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 17:57:19.88 ID:EZs6EeTd0
蓮『ご主人様だからな』

川上『生意気過ぎるところが玉にキズだけどね。この仮面系男子め』

蓮『それほどのことでも』

川上『褒めてない褒めてない』

川上『ま、いいや。また何かあったら連絡頂戴。家事代行サービスならいつでもやってあげるから』

川上『引っ越しするなら荷解きとかあるだろうし、御用があればあなたの永久メイド、べっきぃまで!連絡待ってまーす♡』

蓮『貞代、落ち着け』

川上『ネタを真面目に返さない! あとサラッと名前呼びしない!』

蓮『何かあったらまた連絡する』

川上『まったく君はほんとマイペースで調子狂っちゃうな…』

蓮『じゃあおやすみ』

川上『はいはい。おやすみなさい』




蓮「(まだ眠るまで時間に余裕があるが……)」

安価↓ どうしようか?

1 寝る
2 誰かに連絡をする

竜司 杏 祐介 真 双葉 春 冴 千早 一二三
大宅 武見 三島 岩井 吉田 織田 惣治郎 のいずれかから

ゾロ目の場合だと無条件で???
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 18:00:18.33 ID:sw4Of3u50
双葉
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 18:20:05.00 ID:yXWIcO9c0
ゾロ目ww
21 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 19:41:17.83 ID:EZs6EeTd0
蓮「(双葉に連絡をしよう)」


【SNS】NEW1


蓮「(初期アイコンの人物から連絡が届いている」

蓮「(先にそっちを確認するか)」


???『やあ』

蓮『どちら様?』



???『巷を賑わせた元探偵の成れの果て』



蓮『明智、なのか?』

明智『ご明察。久しぶりだね』

蓮『お前、生きていたのか』

明智『本人以外のパレスで人が死亡しても現実に影響はない。君らが実際にやってみせた事じゃないか』

蓮『今どこにいる』

明智『優等生の皮をかぶった『いい子ちゃん』の僕はもうこの世界にはいない』

明智『残ったのは復讐心を動力に動いていた哀れな俺だけさ』

明智『ま、その動力源もどこかの屋根裏部屋に住むゴミに完全に壊されたんだけどさ』

蓮『自作自演のパンケーキ探偵に言われる筋合いはないな』

明智『相変わらず歯に衣着せぬ物言いだな』

蓮『お互い様だ』


蓮『なぜ連絡をよこした』

明智『なぜ、と言われてもね』

明智『「異世界ナビが復活した」事に君は気づいてないのか?』

蓮『なんだと?』


スマホの画面をホームに戻してスクロールする

すると一番下に見慣れた赤い目玉のアイコンがあった

異世界は去年完全に崩壊したはずだがこれは一体…?
22 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 20:14:32.62 ID:EZs6EeTd0
明智『正義が悪を裁こうが、第二第三の悪は必ず生まれる』

明智『まだゲームは終わってないようだぞトリックスター』

蓮『お前は今回のゲームに関与しているのか?』

明智『異世界ナビの復活を把握してると言うことは、そういう事だよジョーカー』

明智『おそらくかつての怪盗団の元にも届いているんじゃないかな』


【SNS】NEW1


双葉『たtatた大変だ蓮! アプリの整理してたらなんか「異世界ナビ」が復活してる! どどどどういうことだってばよ!?』


双葉から慌てた様子のSNSが送られてきたが返信はあとにしよう


明智『人間の欲望が尽きる事はない。人が人で生き続ける限り逃れることの出来ない宿業だからな』

明智『ま、認知の上で一度死んだお前と俺は例外かもしれんがな』

蓮『わざわざそんな話を持ちかけてくるのは取引なのか?』

明智『そうだね。未知の現象を解明するには人海戦術が効果的だ。だからお前に声を掛けた』

明智『それに「探偵明智吾郎」はこの世から消えたからね。お恥ずかしい話だが、残った最後の人脈がお前だけってわけだ』

蓮『仕事関係者以外に友達いなそうだったからな』

明智『面白い冗談だ。今度会ったら現実のお前に拳銃を突きつけてやろうか』

蓮『ならその鼻っ柱をへし折ってやろう』

明智『……まあいい。とにかく何か進捗があれば情報を寄越してくれ。俺も何か分かれば報告する』



突如復活した『異世界ナビ』と明智の生存報告に困惑の色を隠せないが、とりあえず双葉に返信をしよう



蓮『わかるってばよ』

双葉『蓮が壊れた!?』

双葉『あ、いや待て。自分よりパニクってる人見たら落ち着く現象が発動した』

双葉『うん、もうダイジョーブ。取り乱した、みっともなかったな、ごめん』

蓮『双葉のスマホにもインストールされていたのか』

双葉『うん、遊ばなくなったアプリ削除してたら見覚えのあるアイコンがあってさ』

双葉『とりあえず蓮に報告したけど、どう思う?』

双葉『まだお母さんの認知訶学の研究を悪用しようとしてる奴がいるってこと?』


蓮「……」

安価↓ なんと返事をしよう?

1 獅童の残党を完全に排除出来なかったからかもしれない
2 よくわからない
3 正義が悪を裁こうが、第二第三の悪は必ず生まれる
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 20:20:43.91 ID:3vMmpxZqo
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 20:20:45.01 ID:yXWIcO9c0
25 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 21:04:10.76 ID:EZs6EeTd0
蓮『獅童の残党を完全に排除出来なかったからかもしれない 』

双葉『ぐぬぬっ、この国腐り過ぎだろ!』

双葉『とりあえず怪盗団のみんなと共有しないとダメだな! モナは?』

蓮『もう寝た』

双葉『ネコだけに寝るのはっや』

双葉『まあモナが慌てないって事は知らないんだろうな。無理に起こすのも悪いし、情報も「異世界ナビが復活」だけじゃ推測しようがない』

双葉『うーん、他に何か情報があればいいんだけど』


蓮「(明智がシドウパレスから生還しており、接触してきた事を双葉に報告すべきだろうか?)」


安価↓ なんと返事をしよう?

1 報告する
2 報告しない
3 それより双葉、洸星高校に復学したみたいだけどどうだった?
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 21:06:30.95 ID:yXWIcO9c0
27 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 21:25:18.59 ID:EZs6EeTd0
双葉『蓮も情報持ってなさげだよね?』

蓮『持ってない』

双葉『うーん、とりあえず蓮がこっち戻ってくるまで色々調べとくね』

双葉『怪チャンは管理人の更新が途絶えたけど、リクエストはなんかチラホラ書き込まれてるっぽいし』

双葉『こりゃ忙しくなるなぁ。猫の手も借りたいくらいだなぁ』

双葉『たいへんだー わたしひとりで出来るかなー』

双葉『|д゚)チラッ』


蓮「(双葉がわざとらしく返事を求めている)」


安価↓ なんと返事をしよう?

1 双葉ならやれるさ
2 手伝おうか?
3 大宅を紹介してみる
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 21:27:53.42 ID:sw4Of3u50
2
29 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/27(水) 23:47:22.26 ID:EZs6EeTd0
蓮『手伝おうか?』

双葉『ホントか!? ならしばらくウチに泊まり込みな!』

双葉『地元とわたし、どっちが大事かみたいなの前に聞いたけど、やっぱり聞くまでもなかったな』

双葉『蓮はさびしがり屋さんなんだから困ったもんだぜ』

双葉『いつかカナちゃんに2ショット写メ送るからな! 約束だかんな!』


蓮「(そういえばバレンタインの翌日、惣治郎に口裏を合わせてもらったんだった)」

蓮「(ホワイトデーでは全員個別にお返しのプレゼントを贈りなんとか友好度は修復したが)」


モナ「……んぁ? なんだ蓮、まだ連絡してたのか。そろそろ寝ないと明日に響くぞ?」

蓮「そうだな」

蓮「(好意を断りきれない己の優柔不断さが、いつか刃になって刺しに来る気がする……)」



【名前】   雨宮 蓮
【所持金】  1000万
【パラメータ】 知恵の泉 ライオンハート 超魔術 地母神 魔性の男
30 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/28(木) 00:33:49.33 ID:ytD8Bzyu0
――ベルベットルーム


蓮「――ここ、は」

イゴール「おやおや、これはまた随分とお早いお戻りですな」

イゴール「ようこそ我が我がベルベットルームへ」

ラヴェンツァ「おかえりなさい、マイ・トリックスター」

ジュスティーヌ「まさか、この身体で貴方と再び顔を会わせる事が出来ようとは」

カロリーヌ「喜べ囚人! 追加の特別検査だ!どうだ!?嬉しかろう!? ……嬉しいって言え!」ガンッ



つい数ヶ月前までお世話になっていた牢獄にはイゴール、ラヴェンツァ

そして統合されたはずのジュスティーヌとカロリーヌがいた


蓮「どういうことだ? なぜ二人がいる?」

ラヴェンツァ「私の力の一部を切り取り、我が主の力で分割したのです。一言で言えば分霊のようなものですね」

イゴール「かつて私がモルガナを生み出した際の応用ですな。手順は企業秘密とさせてもらいますがね」

ジュスティーヌ「悪神の幽閉より解き放たれたばかりの頃の我が主は万全の状態ではありませんでした」

カロリーヌ「力を完全に取り戻された今、こうして我らをこの空間の住人として定めてくださったのだ!」

ラヴェンツァ「私の眼前に私ではない私が存在するという奇妙な感覚ですが、一時期はそれが正常でしたから特に異論はありません」

ジュスティーヌ「猫の手も借りたい時があれば、ベルベットルームに立ち寄ることです」

カロリーヌ「貴様の過酷な試練を手助けしてやる!せいぜい泣いて感謝することだな!」
31 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/28(木) 00:53:18.10 ID:ytD8Bzyu0
ラヴェンツァ「こらカロリーヌ、無闇矢鱈に警棒を振り回すのは危険だからやめなさい」

ジュスティーヌ「そうですよカロリーヌ、暴力で物事を訴える女性は嫌われますよ」

カロリーヌ「んなっ!?」


同じ顔をした人間が眼の前でいがみ合いを繰り広げている


蓮「今日はもう戻りたい」

イゴール「ふむ、では本日は顔見せ、ということでよろしいですかな?」

カロリーヌ「コラ待て逃げるな囚人!まだ来て数分も経ってないぞ!」

ジュスティーヌ「カロリーヌ、彼は更生を終えたので囚人と呼ぶのは間違いではないでしょうか?」

ラヴェンツァ「そうですね。なら名前で呼べばよろしいのでは?」

ジュスティーヌ「名案です、流石は真なる私」

ジュスティーヌ「……こほんっ。これからもよろしくお願いします、蓮」

ラヴェンツァ「我々はいつでも貴方を見守っていますよ。何かあればお立ち寄り下さいな、親愛なるトリックスター」

カロリーヌ「れ……っ、……ええい! 囚人は囚人だ! それ以上でもそれ以下でもない!せいぜい励む事だな!」


イゴール「ここは夢と現実、精神と物質の狭間にある場所、ベルベットルーム」

イゴール「さあ、お行きなさい。再び迫らんとする破滅を回避するために」
32 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします [saga]:2018/06/28(木) 01:18:20.93 ID:ytD8Bzyu0
ここまで書いておいてなんですが、改めて設定の確認

・主人公の人間パラメーターは最大
 【知恵の泉】【魔性の男】【ライオンハート】【地母神】【超魔術】

・9股グットエンド後の後日談(9股でグッドとはこれいかに)

・惣治郎の口裏合わせとホワイトデーのプレゼントで【特別な関係】は継続中
しかし自然消滅の可能性あり

・高校が秀尽学園から洸星高校へ

・学年は3年生へ

・双葉は洸星高校2年生

・消えたはずの異世界ナビが復活

・シドウパレスで反応が消えたはずの明智が復活

・ジュスティーヌとカロリーヌがなんやかんやで復活


公式設定にない捏造設定、妄想等がありますので不愉快になったらごめんなさい
モチベーションやSPが持つ限り書いていけたらと思います
更新時間は夜中がメインになりますので、暇潰しにでも読んで頂けたら幸いです
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 01:37:17.13 ID:xjNN9ShDO
乙。かなり期待してる
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 01:41:09.01 ID:qGXmMfGzo
毎夜の楽しみが増えたゾ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 07:09:35.36 ID:BSK8pyhUO
>>32の上から3つ目見て少し安心した
某ssみたく仲間が病む事はなさそうだ
36 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/29(金) 04:18:46.77 ID:nkMJh4GQ0
20XX年4月15日(日)


――洸星高校 校長室


雨宮父「では、息子をよろしくお願い致します」

校長「畏まりました」

担任「これが貴方の生徒手帳になります。なくさないように注意して下さいね」

蓮「はい」



雨宮父「それではこの辺りで失礼致します」

蓮「失礼しました」バタンッ


校長「……ふむ、雨宮蓮くん、か。新学期早々転入するからどんな問題児かと思いきや、大人しそうな子でしたね」

担任「彼、編入試験では満点だったそうです。学業については申し分なさそうですが、その…」

校長「学生は学業が本分ですよ。前歴も冤罪だったようですし、深く詮索するのは止しましょう」

校長「我々指導者は学生が学べる環境を整える、ただそれだけです。くれぐれも余計な事を話して、生徒を混乱させないようにして下さいね?」

担任「は、はい!」

校長「(しかし、彼の顔…どこかで見覚えがあるような…?)」




――渋谷駅 地下通路


雨宮父「それじゃあ蓮、しっかりな」

蓮「……」コクッ


改札口を通って去りゆく父の背中を見送った

モルガナは渋谷駅の新居に置いてきたので身軽だ

今まではカバンの中に収納して都内を歩いていたので違和感を覚える…。


安価↓ どうしようか?

1 双葉に会いに行く
2 モルガナと合流する(コンマ秒数により人と遭遇する場合あり。大アルカナ番号参照)

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 05:29:31.49 ID:/w5CHV+vo
2
38 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/29(金) 06:17:14.93 ID:nkMJh4GQ0
【大アルカナ49は存在しない為遭遇なし】


――マンション 自室


蓮「ただいま」

モナ「お、戻ったか蓮。ワガハイ待ちくたびれたぜ」

蓮「これから出掛けるから一緒に行こう」

モナ「この前言ってた『異世界ナビ復活」の件だな?」

蓮「そうだ」

モナ「うーむ、ワガハイ達怪盗団の活躍で消えたはずだがなぜこんなすぐに復活したんだろうな?」

蓮「それをいま双葉に調べてもらっている」

モナ「って言っても精神暴走事件みたいなニュースは報道されてる様子はないけどなー」

蓮「報道規制がされてるかもしれない」

モナ「シドウの時もあったなそういや…。よし、とりあえずフタバに会いにいくか」

モナ「――と、その前に部屋はこのままでいいのか? 荷物開けてないぞ?」


今朝届いた荷物がダンボールに梱包されたままだ

川上を呼べば荷解きをしてくれるかもしれない…


安価↓ どうしようか?

1 川上を呼ぶ
2 そのままにして双葉の元へ向かう
3 自分で荷解きをする
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/29(金) 06:54:22.76 ID:kXPk9F770
2
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 06:55:34.07 ID:f0SYph+EO
3
41 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/29(金) 07:27:45.35 ID:nkMJh4GQ0
蓮「帰ったらやる」

モナ「忘れて明日学校行く時に慌てんなよ」

モナ「よし、そんじゃ行こうぜ」


モルガナをバックに詰めて家を出る。

双葉に連絡を入れておこう。


蓮『学校への挨拶が終わった。今から向かうけどどこに向かえばいい?』

双葉『お!』

双葉『待ちくたびれたぞ! とりあえずそうじろうの家きて』

双葉『そうじろうはルブランで仕事中だから家にはわたしだけ』

双葉『二人っきりで調査するぞ!』

蓮『モルガナ入れたら二人と1匹だけどな』

双葉『あ。』

双葉『モナいるのすっかり忘れてた』

双葉『……ま、モナならいいか。とりあえず玄関開けとくからなるはやで』

蓮『了解』


モナ「なんかワガハイいまぞんざいな扱いを受けた気がする」

蓮「気の所為だ」
42 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/29(金) 07:40:53.37 ID:nkMJh4GQ0
――佐倉惣治郎宅 双葉の部屋


蓮「お邪魔します」

双葉「よくぞ戻った勇者よ! さあ座れ座れ!」


双葉の部屋に入ると見慣れた部屋着の彼女からベッドに腰掛けるように促された

特に断る理由もないので腰掛ける


モナ「よおフタバ、ひさしぶりだな」

双葉「おーモナ! おひさー! ……ん?モナちょっと太った?」

モナ「ふ、太ってねーし! コイツのお袋さんがくれるおやつが美味かったからつい食いすぎたとかじゃねーからな!」

双葉「うーんこの自白系照れ隠し、加点対象!」

モナ「ふがっ…こ、こら、や、……やめ、やめれっ!」


謎の採点後、モルガナの顔をぐりぐりとこねくり回す双葉

だがモルガナの顔をいじるのにもう飽きたのか、双葉は自分の隣にやって来てベッドへ腰掛けた


双葉「そんで蓮は変わりないようでなによりだぞ!」

双葉「…………、……ま、また会えて、うれ、嬉しい……っ」



安価 なんと返事をしようか?

1 「双葉も変わりないようでなにより」
2 「髪、切った?」
3 「双葉は前より可愛くなったな」


【今日の更新はここまで 夜までに多かった安価で進行します】
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 09:29:38.94 ID:RABy4xdo0

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 12:33:01.33 ID:P3aFy+Fu0
ほめ殺しの3
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 14:49:40.15 ID:fix/oeic0
46 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/30(土) 05:13:46.41 ID:lUxcLVjv0
蓮「双葉は前より可愛くなったな」

双葉「か、かかかわいく、なれてる? ……わたし、ちゃんと、可愛い?」

蓮「うん」

双葉「そっか……えへへっ。カナちゃんと連絡取り合って、メイクとかいろいろ勉強した甲斐があった!」

モナ「その割には化粧っ気まったく感じねぇけどなぁ」

双葉「ふっふっふー、こういうのをナチュラルメイクっていうんだぞモナ」

モナ「ふーむ? ダメだ、ワガハイにはよくわからん世界だ」

双葉「まーわたしも最初はよくわからんって思ったけどね」

双葉「でもやっぱ、好きな人からはちょっとでも『可愛い』って思われたいと思ったから、頑張った」

双葉「以前までのわたしだったら到底考えられないことだけどね」

双葉「わたしがこんなに変われたのは怪盗団と、――蓮がいたから」


双葉「だから、その、何回でも言うけど……ありがとね、蓮」


蓮「どういたしまして」

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 06:49:16.46 ID:TVJc3Fme0
愛梨「さあ行こう、空の果 てへ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519427437/
久美子「永遠のレイ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520033314/
伊織「誰が魔王サーの姫 よ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520637298/
エミリー「修正…悪しき文 化ですね」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521241832/
奈緒「何で関西弁=恐竜やねん!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521850482/
常務「新制限を全て撤回。 白紙に戻す」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522451692/
千夏「このTGはテックジーナスじゃないの?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523058431/
礼子「大人の魅力で破滅さ せてあげる」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523661962/
フレデリカ「恋人は校庭のパラディオンだよー」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524265978/
海美「竜騎士の結束を見せちゃうよ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524871125/
志保「茶運びといえばカラクリだよね!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1525475657/
茜「みんなで勝鬨を上げちゃおう!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526133608/
桃子「この金の城いい踏み台だね!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526686132/
美紗希「化学反応式も女子力よ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527292985/
小鳥「アリガトウワタシノデッキ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527896333/
柚「狩らせてもらうよ。キサマのぴにゃンバーズ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1528498815/
加奈「ダストンの掃除法をメモしておきますね!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529105813/
さくら「えぇっ?!3分って1ターンなのぉ?!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529710563/
48 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/30(土) 09:48:05.01 ID:lUxcLVjv0
モナ「ワガハイもコイツがいなかったら今頃どうなってたことやら…」

モナ「リュウジの奴だけだったらたぶんワガハイはカモシダパレスに永久に幽閉されてたかもだぜ」

双葉「竜司はなー、顔はソコソコだけど中身がちょっと残念賞」

蓮「熱いハートは持ってるぞ」

双葉「わたしは熱いのより蓮みたいなクールさが好きだ!」

モナ「フタバ、それワガハイが熱くなるやつ」

双葉「っ! う、ううっさいモナ! 久々に会ったんだからちょっとくらいいいだろ!」

モナ「やれやれ…、ワガハイお邪魔のようならその辺を散歩してくるが?」

双葉「そ、それは駄目だ! わたしの自制が利かなくなる恐れがある! 第三者による監視を求ム!」

モナ「ワガハイがいなかったら何おっ始めるつもりだったんだオマエ…」

双葉「そ、それは例えばそうだな膝枕とか――って何言わせるんだ!? 誘導尋問なんて卑怯だぞ!?」

モナ「勝手に自爆しただけじゃねーかッ!? ワガハイのせいにすんなよ!?」

蓮「……」


モナと双葉の漫才がヒートアップしている…


安価↓2 どうしようか?

1 「双葉、そろそろ調査を始めよう」
2 「膝枕はする方? される方?」
3  SNSの着信が入る (以下より選択)

竜司 杏 祐介 真 春 川上 冴 千早 
一二三 大宅 武見 三島 岩井 吉田 織田 惣治郎 明智のいずれかから
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 10:33:41.14 ID:utmRLk9b0
2
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 10:49:38.83 ID:vxdEHj2DO
2
51 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/30(土) 11:36:19.56 ID:lUxcLVjv0
蓮「膝枕はする方? される方?」

双葉「んーそうだなー、わたしはどちらかと言えばされたいけど、蓮が望むならどっち、で……、もーっ! 蓮までッ!?」

モナ「にゃふふ、オマエ、意外と悪ノリするタイプだよな」

蓮「純粋に疑問に思っただけで他意はないそうあくまで疑問に思っただけ」

モナ「うわすっげー早口」

双葉「……ひ、膝枕はまたこんどな! 今はちょっとムリ! いや蓮がムリってわけじゃなくて心の準備とかなんかいろいろ準備必要だからまたこんど!」

モナ「フタバも負けず劣らずの早口、オマエら似た者同士だよな」

モナ「似たような眼鏡掛けてるし、髪の毛どっちか同じ色に染めたら兄妹に見えんじゃねぇか?」

蓮「双葉が妹……」

双葉「蓮がお兄ちゃん…………――ハッ!? いや待て待て待て流石にそういうプレイはわたし求めてないからなッ!?」

モナ「満更でもない反応だったぞオイ」

蓮「流石にそこまで性癖をこじらせてはいない」

蓮「(せいぜい年上にメイドプレイを強要するくらいだ)」


双葉「そうだそうだ! 乙女の口からなんて事を言わせるんだこのエロ猫!」

モナ「エロ猫じゃねーし!ってか猫じゃねーし! 外見が猫なだけだ!」

双葉「それを世間では猫と呼ぶんだぞ!」

モナ「そりゃそうだけどワガハイが猫じゃないと思えば猫じゃないんだ!」

双葉「お、おう。すっげーなその超理論。わたしもどっかで使ってみよ。……使う機会あるかな」

モナ「やれやれ、オマエと一緒にいると疲労度の蓄積が半端じゃないぜ。蓮は平気か?」

蓮「見ていて楽しいから問題ない」

モナ「オマエもかなりのマイペースだったなそういや…」
52 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/30(土) 12:31:50.96 ID:lUxcLVjv0
双葉「ハッ!? 楽しすぎて本題忘れてた! 『異世界ナビ!』の件!」

モナ「脱線事故ってレベルじゃないが、まあ思い出せただけまだマシだな」

蓮「なにかわかったか?」

双葉「んー、とりあえずネットに出回ってる情報探ってみたけど、去年に起きた『精神暴走事件』のような事件事故は報道されてないっぽい」

双葉「警察関係者のサーバーとか覗いてみたけどそれっぽいのは確認出来なかったから、そもそも事件が起きてない?」

双葉「あ、安心しろ。痕跡を残すようなヘマはしてない。ただフラッと覗いてササッと立ち去っただけだ」

モナ「サラッと言ってるけどフタバの技術は恐るべしだな。こんな人畜無害なナリのクセに世界レベルのハッカーだもんな」

双葉「ふっふっふっ、震えて眠れ」

モナ「ただフタバで手がかりがないとすると、ぶっちゃけワガハイらはお手上げだな」

双葉「そういや蓮、怪盗団のみんなと情報って共有した?」

蓮「まだしてない」

双葉「そっか。わたしもあの時慌てて、情報共有したほうがいいと思ったけど、不確定な情報を共有してもあんま意味ないよね」

モナ「まあ何かしら直接的な被害が出てるわけでもないしなぁ」

モナ「他の奴らから連絡がないって事は、おそらく気づいてないのかもしれないぜ」

双葉「『精神暴走事件関連』『獅童』みたいなワードに関する記事が上がれば、自動検知するプログラム組んで放置してるからとりあえずそれ待ちかなぁ」

双葉「釣果はあまり期待出来ないかもだけど……」

モナ「おい? 猫の手も借りたいんじゃなかったのか? それだとワガハイらが来た意味なくないか?」

双葉「ん? ああその件? あんなのウソだぞ」

モナ「んなっ!?」

双葉「……れ、蓮に誰よりもすぐに会いたかったから、ウソついた」

蓮「……」


安価↓2 なんと返事をしようか?

1 「知ってた」
2 「双葉は甘えん坊だな」
3  SNSの着信が入る (以下より選択)

竜司 杏 祐介 真 春 川上 冴 千早 
一二三 大宅 武見 三島 岩井 吉田 織田 惣治郎 明智のいずれかから
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 12:34:07.68 ID:8P4SFdE40
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 12:51:13.10 ID:2ZyN2RdJ0
1
55 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/30(土) 15:13:37.71 ID:lUxcLVjv0
蓮「知ってた」

双葉「わ、わたしだって誰にでもウソつくわけじゃないよ? ウソばっかついてたら駄目なことくらいわかるもん」

双葉「嘘も方便! ウソついたおかげで蓮がウチに来た! でも理由はどうあれウソついたのは変わらないからそれは謝る、ごめんなさい」

蓮「気にしてないよ」

双葉「なんか変な気を遣わせちゃった……、ウソはやっぱつくもんじゃないな」

モナ「状況によっては嘘も有効だけどな。ワガハイらのやってきた怪盗行為で人を騙す場面も少なからずあったわけだし」

モナ「ま、なんでも時と場合を選ぶのが重要ってことだ。ワガハイから言える事はそんなところだな」


双葉「……なんかモナってたまに説教臭くなるよね。一昔前のオッサンみたい」

蓮「たしかに」

モナ「なんだとぉ!?」

双葉「説教臭い奴は嫌われるって雑誌に書いてあったぞモナ〜」

モナ「むぅ、たしかに説教したあとはオマエらからあまりいい顔されてないな…」

双葉「説教も『時と場合を選ぶのが重要』これだな」



双葉「さてと、そうなると一旦この件は保留ってことで」

モナ「情報がない中調べても時間の無駄だからな。なにか別のことしようぜ」

双葉「……ねえ蓮、このあとってなんか予定ある?」

双葉「ないなら一緒にごはんでも食べに行きたいなぁ……なんて」



安価↓2  どうしようか?

1 「特にない」
2 「家の片付けがまだ」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 15:26:37.09 ID:zdSsZp6MO
2
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 15:48:34.99 ID:mFx8pZFI0
58 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/30(土) 21:57:12.29 ID:lUxcLVjv0
蓮「家の片付けがまだ」

双葉「引っ越し作業終わってなかったのか!」

モナ「テレビとか冷蔵庫とか、だいたいの家具の設置終わってるんだけどな。着替えとか日用品とかダンボールに入れたまんまだぜ」

双葉「なるほどそれは――わたしの出番だな!?」

モナ「どの辺でだ!? てかお世辞でもオマエの部屋は片付いてるとは言えないんじゃねぇか!?」

双葉「なにおう!? これでも毎週掃除してるんだぞ! あと散らかってるように見えるのはこれが定位置なの!」


はじめて双葉の部屋を訪れた時と比べたらかなり綺麗ではあるが、机の上はじゃがりこや謎の機械が散乱している。

見える部分は綺麗だが、押入れの中は……パンドラの箱だろうか。


モナ「双葉はこう言ってるけどどうすんだ蓮? フタバに荷解き手伝ってもらうのか?」


安価↓2 どうしようか?

1 「手伝ってくれるか?」
2 「気持ちだけ受け取っておく」 
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 21:59:51.79 ID:2ZyN2RdJ0
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 22:00:26.22 ID:9gjEOJEfo
61 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/06/30(土) 23:59:50.69 ID:lUxcLVjv0
蓮「手伝ってくれるか?」

双葉「うん、任せて! ……よし、そうと決まれば着替えと準備するから蓮とモナは退出!」

双葉「……い、いちおう言っておくけど覗いたら駄目だかんな!? フリでもないからな!?」


双葉に背中をぐいぐい押されて部屋から追い出される


モナ「なんか妙に張り切ってるけどワガハイ不安しかないぜ…」


双葉『……えっとー、この前買った服どこに仕舞ったかなー。たしか押入れの中に……』

双葉『……うーんと……あ、あったこれこれ。あ、でも作業するならいつもの服の方がいいか?となるとこれはまた今度……』

双葉『……そうなるとあとは……コレと、アレと、………と、それから……』


モナ「なんかやたらゴソゴソと物音立ててるな」

蓮「アクセサリーでも探しているんじゃないか?」

モナ「うーむ、ワガハイの杞憂であればいいんだが……」


〜10分後〜


――四軒茶屋・路地裏 佐倉家前



双葉「へいおまち!」

モナ「よし、んじゃ向かうとするか。はぐれんなよフタバ」

双葉「へっへーんっ、その点は抜かりないぞ! 蓮の腕に抱きついていればはぐれることなどないのだ!」

モナ「お、おう…」

蓮「とりあえず駅に向かおう」

モナ「そんでまったく動じないオマエもなんか慣れたモンだな」

双葉「……」

モナ「ん? どうかしたのかフタバ?」

双葉「へ? あ、ううん!なんでもない! なんか視線感じた気がしたけどわたしの気の所為だと思う」ギュッ

モナ「ふーん?」


双葉に右腕をかなりきつく抱きしめられながら、渋谷行の電車に乗り込んだ。
62 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/01(日) 01:52:00.42 ID:gjMAhOQ/0
――渋谷駅周辺 マンション・自室


双葉「お、おじゃましまーす――って広ッ! ナニコレ部屋間違えてない? ホントにこの部屋!?」

モナ「たしか1LDKだっけか? まあ確かに一人暮らしにしちゃ広すぎるかもな」

双葉「なんかちょっとしたホテルみたいな感じがする!いやまあホテルとか泊まったことないからよくわからんけど!」

双葉「うおぉ! なんだこのソファめっちゃふかふかする! 屋根裏部屋のやつとは大違いだ!」

蓮「双葉、あんまりはしゃぐと危ないぞ」

モナ「って、ちょ、待てフタバそれワガハイの昼寝場所! ワガハイの寝床荒らすんじゃねー!」

双葉「ふんふふーん♪ ベッドはどこだー? ――ここか!?」ガラッ

モナ「自由かッ!?」

双葉「ベッド発見! 調査員フタバ、いきまーす! とうっ!」


興奮状態の双葉はベッドにめがけて五体投地

その反動で枕が跳ね上がり、双葉の頭に落下する


双葉「あいてっ」

双葉「(……。……ベッドから蓮のニオイがする……)」

双葉「(見慣れない場所だけど、なんかすごく落ち着く……)」



蓮「双葉」

双葉「ふえっ!? ――あ、いや違うぞ蓮! こ、こここれはだな! その、なんというか人混みを歩いて疲れたからであって他意は別にだな!」


ベッドから起き上がった双葉は、顔を真っ赤にしながら頭と両手を高速移動させていた



安価【先に2票集まった選択肢】 なんと返事をしようか?

1 「疲れたなら休んでていいぞ」
2 「飲み物がないので買物をしてくるから留守番を頼めるか?」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 01:53:51.11 ID:eoQrr2740
2
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 01:54:14.73 ID:zA+NDNWU0
1
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 01:54:36.63 ID:RuDbfnVrO
2
66 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/01(日) 02:29:26.19 ID:gjMAhOQ/0
蓮「飲み物がないので買物をしてくるから留守番を頼めるか?」

双葉「る、留守番? ……自宅警備してればいいの?」

蓮「そうだ」

双葉「それなら任せて大得意!」

蓮「ならモルガナと一緒に留守番しててくれ。すぐ戻る」

双葉「任された!」

蓮「何か希望の飲み物あるか?」

双葉「えっと、ならファンタのグレープがいい」

蓮「わかった」




モルガナ「まったくフタバのヤツめ…!」


モルガナはソファの上でブツブツとぼやきながら、グチャグチャにされたタオルをたたみ直していた

相変わらずの器用さに感心しながら家を出て、近所のコンビニへ向かった



――トリプルセブン


店員「いらっしゃいませー」

店内に入り飲み物コーナーへ向かう。

双葉が希望したファンタのグレープと、自分用のお茶を手に取る。

お菓子でもあれば双葉も喜ぶかと思い、お菓子コーナーを物色していると突然背後から肩を叩かれた。


蓮「?」


安価↓3 そこにいたのは


以下より選択

竜司 杏 祐介 真 春 川上 冴 千早 
一二三 大宅 武見 三島 岩井 吉田 織田 惣治郎 明智のいずれかから
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 02:40:55.07 ID:eoQrr2740
この時間帯に下3は難しいんじゃ

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 04:37:26.71 ID:wUFLb+dDO
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 04:38:41.42 ID:o8C4WNE50
祐介
70 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/02(月) 04:43:02.25 ID:wMmqL8230
祐介「しばらくぶりだな蓮」

蓮「祐介」

祐介「息災なようでなによりだ」

蓮「そっちこそ」

祐介「ああ、怪盗業から足を洗ってからは暇さえあれば美術展に出品をしていてな。かつてのお前の協力もあって、何度か入選を頂いている」

祐介「賞金も貰い、とりあえず食費には困らなくなったので、今日は人間観察がてら渋谷を散歩していたんだ」

祐介「で、ふらりと立ち寄ったコンビニで、お前を見かけて声を掛けたわけだが……また随分とお菓子を買い込むのだな」


訝しむようにカゴの中身を見分する祐介


祐介「もしや引っ越し祝いの宴でも開くのか?」

蓮「引っ越し祝い、というよりは引っ越し作業の差し入れだ。荷解きがまだ済んでいない」

祐介「そうか。……ふむ、ならば俺も手伝うとしよう」

祐介「任せておけ蓮、この俺が黄金比に基づいた家財の配置で華麗な家屋へ変えてみせるとしよう!」


蓮「(祐介は謎の気合を見せている……)」


どうしよ「――さあでは行くぞ蓮! お前の新たな新天地へ! 案内しろ!」

蓮「! か、会計がまだ済んでない」

祐介「む、なら俺はコンビニの外で待っているとしよう」


返事を待たずに祐介はコンビニの外へ向かった。

待たせるのも悪いので、早く会計を済ませよう。

祐介の分の飲み物を適当にカゴに入れ、レジで会計を済ませる。


店員「ありがとうございました、またのご来店お待ちしております〜」



祐介「来たな。よし、では行こう」

蓮「ああ」


祐介を連れてマンションへの帰路に着いた



【Tutorial】
「この作品では先制攻撃(セリフ割り込み)が入ると安価が妨害されます」
「先制攻撃はランダム(作者の気分)です」
71 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/02(月) 05:29:15.58 ID:wMmqL8230
――渋谷駅周辺 マンション・自室


祐介「ここがお前の新しい住居か」

蓮「まだ家財しか置いてないが、とりあえず適当に掛けてくれ」

モナ「お、帰ったか蓮――ってユースケじゃねーか!?」

双葉「アイエー!? おイナリ!? おイナリナンデ!?」

祐介「なんだ、モルガナと双葉もいたのか」

祐介「……モルガナお前、少し太ったか?」

モナ「う、うるせー! その話は二度目だからワガハイは答えんからな!」

双葉「蓮のお母さんのあげるおやつが美味しくてつい食べ過ぎたんだってさ」

モナ「オマエが答えんのかよ!?」

祐介「なるほどな。野生から帰って来た時は痩せていたが、まさか数ヶ月でこんなに変わるとは」

双葉「肥満はよくないなー、ビジュアル的には可愛さアップでも、カッコよさは大幅ダウン待ったなし」


モナ「ぐっはっ!?」


モナ「…………なぁ蓮、ワガハイを今度ペットジムに連れてってくれないか……?」


二人に指摘されて精神的に堪えたのか、モルガナは弱々しい声で頼み事を口にした

蓮「わかった」

モナ「よろしく頼むぜ……」


――『ペットジムへ行けるようになった』――

72 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/02(月) 06:30:06.39 ID:wMmqL8230
祐介「さて、談笑も程々にして早速取り掛かるとするか」

蓮「双葉、疲れはどうだ?」

双葉「ん、ダイジョブ。よほどの重労働でなければ」

双葉「(ちょっとだけど蓮のベッドで仮眠出来たし……)」

祐介「蓮、家財の配置があまり美しくないと思うのだが、位置を変えても構わないか?」

蓮「任せる」

祐介「承知した」

双葉「わたしは何をすればいい?」

蓮「双葉はこれを棚に収納して貰えるか?」

双葉「はいはーい。って意外とズッシリしてるな、なんぞこれ……って、コーヒー豆?」

モナ「ご主人に教わってからすっかり虜になって一式買い揃えたんだよな」

モナ「ワガハイは飲めないけど、コイツのお袋さんと親父さんは絶賛してたぜ」

蓮「ミルやサーバーとかの道具一式は、あのダンボールの中に入ってるからそれも一緒に頼む」

双葉「なんだか『ルブラン』の手伝いみたいだな。これならチョチョイのチョイで出来そう!」



二人に作業の指示を出したので、自分の作業に取り掛かる。

とりあえず双葉にはあまり見せられない下着などの衣類を収納してしまおう。


〜30分後〜


祐介「出来たぞ…ッ! 枯山水をモチーフにして家財の間に意図的な空間を生み出してみた! 座高の低いソファ、食卓用の長椅子、それらを別の家具や小物と組み合わせることにより、見る人次第で様々な印象を受けるはずだ。これによ(ry」

モナ「話なげーし何言ってるのか全然わかんねぇぞ!?」

双葉「なー祐介、それ椅子座る時引いたりするから結局バランスグチャグチャにならない?」

祐介「……ッ!? そう言われてみればそうだ……ッ!」

モナ「気づいてなかったのかよ!?」

双葉「アホだ、アホがいる」
73 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/02(月) 14:42:42.13 ID:wMmqL8230
蓮「二人とも、お疲れ様」

双葉「わたしの作業は終わったぞ。祐介も別の意味で終わったぞ」

祐介「生活動作というイレギュラーがあるのを失念していたか…! くっ、ならばその動作を考慮した上で手直しをしなければならないのは…!」


蓮「少し休憩にしないか?」

双葉「さんせー!」

祐介「椅子の移動範囲を想定すると、この角度から美しく見えるようになるにはある程度の距離が必要となるが…」

モナ「ワガハイは金のスプーンな! 量は普段より少な目で頼むぜ」

祐介「いや待て、そうなると今度は対角線上から美しく見えなくなる恐れが…」


双葉「祐介戻ってこれそうかコレ?」

蓮「祐介、じゃがりこがあるぞ」

祐介「是非頂こう」

双葉「一瞬だった!?」

祐介「俺にとって芸術は最重要項目だが、食事も同じくらい重要だ。金銭的に余裕が生まれようとも食える時に食っておかねばな」ポリポリ

祐介「食事、というよりは料理もある意味で芸術だ。無数の食材の中から素材を吟味し、己の技量で料理という作品へと昇華させる」ポリポリ

祐介「だから料理に関しては一家言があるぞ。苦学生が空腹と苦悩の末に生み出した『空想のフルコース』、いつか俺が芸術家として大成した暁には振る舞ってやろうじゃないか」ポリポリ

双葉「じゃがりこ食いながら言われてもなんかなー。……ってか祐介食い過ぎ! わたしの分がなくなる!」


買ってきたお菓子や飲み物をテーブルで囲んで一息ついた。


祐介「ご馳走様でした」

双葉「結局ほとんど祐介にじゃがりこ食べられたんですけどー!?」

モナ「うーむ、やっぱちょっと物足りねーけど、痩せねば……」


とりあえず荷解きも終わり、やることはなくなった

日は傾いてきたが、まだ外は明るいので出歩いてもよさそうだが…?



安価↓3 これからどうしようか?

1 チャットで怪盗団へ呼びかけてルブランに集まる

2 二人にコーヒーを振る舞う

3 SNSの着信が入る (以下より選択)

竜司 杏 真 春 川上 冴 千早 
一二三 大宅 武見 三島 岩井 吉田 織田 惣治郎 明智のいずれかから
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 14:44:48.75 ID:9iN33Gj00
2
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 15:58:52.17 ID:nGcNxELN0
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 16:01:23.34 ID:sMiWSfxKo
77 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/02(月) 18:32:10.68 ID:wMmqL8230
祐介「蓮、差し出がましいかもしれんが、お前の淹れたコーヒーが飲みたい。作ってくれないか?」

双葉「あ、わたしも飲みたい! 食後のコーヒー!」

モナ「食後ってほどしっかりしたモン食ってねーけどな」

蓮「わかった。コーヒー豆は何がいい?」

祐介「お前に任せる」

双葉「右に同じ!」

蓮「了解」


双葉が収納した場所から道具一式を取り出し、惣治郎に教わった手順を思い出しながら豆の選定、焙煎、ブレンド、挽き、淹れを行う。


蓮「おまたせ」


テーブルへ向かい合って座る二人へ淹れたてのコーヒーを配膳する。


祐介「……ほう」

双葉「ルブランの香りだ!」

モナ「ワガハイも人間になればオマエらと一緒に飲めるのになぁ…羨ましいぜ」

祐介「では頂こう」

双葉「お手並み拝見」

祐介「……ふむ、この軽やかな風味はモカだな。スッキリして飲みやすい」

双葉「なんかこれ飲むとそうじろうの顔が浮かんでくる。まあわたしの頭の中では『コーヒー=そうじろう』って式が成り立ってるからなんだろうけど」


二人は満足そうだ。


祐介「しかしお前は多才な才能を持っているな。誰かに教えを請えばすぐに己の糧へと変えてしまう類まれなる才覚がある」

双葉「なんか蓮ってスポンジみたいだよね。教えたらすぐ自分のモノにしちゃうトコとか、謎の包容力があるっていうか」

モナ「まあだからこそ、こいつは怪盗団でリーダーとしてオマエらを率いる事が出来たんだろうぜ」

モナ「すべてのはじまりであり、あらゆる物事の中心に立つのがオマエなんだ」

モナ「ある意味オマエを中心に世界が存在してるって言っても過言はねーかもな」


蓮「流石にそれは過言だ」

祐介「そうか? 俺はお前がいなかったら、いまこうして語り合うことすら出来なかったかもしれないんだが」

双葉「わたしの世界の中心は蓮だぞ。蓮がいたからいまこうして世界を一緒に見られてるんだ」

モナ「ワガハイもオマエに何度助けられたことか。感謝してもしきれないぜ。これからも頼りにしてるぜ相棒」


みんなからの厚い信頼を感じる……。

78 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/02(月) 19:17:35.42 ID:wMmqL8230
その後は他愛の無い雑談をして過ごした。

窓の外を見ると日は沈み、街灯が街中を照らし始めていた。


祐介「む、もうこんな時間か。寮の門限もあるからそろそろ帰らねば」

双葉「わたしもそろそろ帰る。そうじろうに何も言わないで出てきちゃったからバレる前に戻らないと」

双葉「(もっと蓮と一緒にいたいけど、学校あるからガマン、ガマン……。登校までの辛抱……っ)」

蓮「二人共、駅まで送るよ」

祐介「いや、俺は電車は使わず徒歩で帰るから問題ない。送迎なら双葉に付いてやってくれ」

蓮「わかった」

双葉「(祐介ナイスアシスト! じゃがりこの恨みはナシにしといてやる!)」

祐介「ではまた明日。学校で会おう」

蓮「ああ」


一足先に家を出る祐介を見送った。


双葉「えっと、そんじゃあ蓮、エスコート、シクヨロ!」

蓮「わかった」

双葉「えっへへ…」

モナ「ワガハイは留守番してるぜ。二人共、気をつけてな」


来た時と同じように、双葉に右腕を抱きしめられながら駅へ向かい、四軒茶屋行きの電車に乗り込んだ。


――四軒茶屋・路地裏 佐倉家前


双葉「送迎ありがと。んじゃまた明日ね!渋谷駅の連絡口で待ってるの忘れちゃ駄目だかんな!?」

蓮「わかった」

双葉「それじゃあサラダバー!」

蓮「また明日」


明日一緒に登校することを約束し、双葉は駆け足で惣治郎の家へ消えていった。

部屋の明かりが付いた事を確認したのでそろそろ帰るとしよう。


そういえば惣治郎にまだ戻ってきた挨拶をしていないが…?


安価↓3 どうしようか?

1 また日を改める
2 顔見せにルブランへ立ち寄る

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 19:37:28.72 ID:zw9V6ItWO
モナ踏んじゃった♪ モナ踏んじゃった♪ (踏み台)
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 19:50:02.26 ID:3rcJU6LXo
もう寝ようぜ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 20:04:02.62 ID:DofVjaGDO
2
82 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/02(月) 20:46:26.57 ID:wMmqL8230
――四軒茶屋・路地裏 ルブラン


顔を見せておこうと思いルブランの前まで向かう。

夕飯時だからか、すれ違う人は少なく、あちこちから様々な料理の香りが食欲を刺激する。

すっかり歩きなれた路地裏を進み、ルブランの看板の前で立ち止まる。

表札は『OPEN』になっており、まだ営業しているようだ。

店内を覗いてみると、日曜の夜だからか少し混雑しているのが伺える。


『そういえば明智って最近見かけないよな』

『あー、言われてみれば。怪盗団の話も聞かなくなったし』

『獅童の一件でそれどころじゃなかったってのもあるけど』

『明智くんカッコ良かったのになー。探偵引退しちゃったのかな』

『おいおい彼氏の眼の前で別の男を褒めるのかよ…』

『なによ、アンタだってこのまえ「りせちーマジかわいい!」 とか言ってたくせに』

『うぐっ』

惣治郎『おいおいお二人さん、喧嘩ならよそでやってくれ』

『す、すんません』
『ごめんなさい』


『……おあいこだからね?』

『……悪かった。マスター、お代ここ置いときますね』

『ごちそうさまでした』

惣治郎『はいよ。毎度あり』


カップルはバツが悪そうな顔をお互い浮かべながらルブランを後にした。


惣治郎『…ったく、メシ食う時くらい仲良くしとけよなっての。――ん?』


カップルが座っていた席の片付けをしていた惣治郎がこちらに振り向いた。

惣治郎『……』

惣治郎は一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐにいつもの目つきに戻る。

そして顎で店内に入るように促してきた。

断る理由もないので、扉を開けて店内へ足を運ぶ。


惣治郎「いらっしゃい」

蓮「カレーでももらおうか」

惣治郎「相変わらず生意気なようでなによりだ」

惣治郎「だが生憎だったな、カレーは今日は売切れだ。頼むなら別のもん頼んでくれ」

蓮「ならコーヒーを」

惣治郎「あいよ。この前の約束通り、1杯くらいは奢ってやるからお代はいらねぇからな?」


惣治郎お手製のコーヒーをごちそうになった。
83 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/02(月) 22:13:32.28 ID:wMmqL8230
惣治郎「しっかし、まさか1ヶ月もしないうちに戻ってくるとはなぁ。双葉から聞いた時は驚いたぜ」


まばらになってきた店内を見渡しながら、惣治郎が話題を振ってきた。

コーヒーを嗜みながら、話に耳を傾ける。


惣治郎「まぁ一度付いちまったレッテルってのは、なかなか剥がれねぇもんだ。剥がしても剥がしても、また塗りたくられちまう」

惣治郎「塗りたくる奴らは、テメェの本来持ってる色が見えなくなるまで塗り重ねてやるのが正義だと思ってやがるからな」

惣治郎「そんな奴らにかまってやるだけ時間の無駄だ。何が楽しくて他人のキャンバスにされなきゃならねぇんだよってな」

惣治郎「だから何をしようがありのままのテメェを受け入れてくれる人間は大事にしろよ?」

惣治郎「このご時世、簡単に手のひらを返す人間なんざごまんといるからな」

惣治郎「信じていた人間に背後から刺される、なんてよくある話だ。そうならないよう、大事なことはキチンと腹を割って話せよ」


蓮「惣治郎は刺された事はあるのか?」

惣治郎「俺の事はいいんだよ。仮にあったとしてももう何十年も過去の話だ、時効だ時効」


「マスター。お代ここ置いとくよ」

「俺らもそろそろ帰るか」

「だな。マスター!こっちもお勘定ここ置いときますねー」


惣治郎「あいよー、毎度あり」


7時を過ぎたからか、ぞろぞろと続けて客が店を後にする。

惣治郎はテーブル席へ向かい、テーブルを布巾で掃除しながら背中越しに言葉を発した。


惣治郎「……お前、いろんな人に手ぇ出してただろ?」

蓮「!」

惣治郎「俺も若い頃はだいぶやんちゃしてたからあんまり強くは言えねぇけどな」

惣治郎「若い身空での惚れた腫れたで一緒に居られるうちはいい」

惣治郎「けどな、そうも言ってられない時期はあっという間に来るもんだ」

惣治郎「それ相応の身の振り方は覚えておけよ? でないと新聞に名前載っちまうからな? 『死人に口なし』なのも忘れるなよ」


向こうを向いている為表情は伺えないが、惣治郎から厳しい忠告を受けた。


惣治郎「ま、何事もバランスが大事だからあんまハメ外しすぎんなってこった。特に今年は受験なんだろ?浪人して1年棒に振るなよ」

蓮「気をつける」

惣治郎「そうしてくれると助かるぜ。もうこの前みたいなのはコリゴリだからな」


やれやれと、肩を竦める惣治郎。 惣治郎のフォロワーがなければそれこそ本当に刺されていたかもしれない。


――カランカラン


惣治郎「いらっしゃい。――って、ああ」


最終決戦以上の死を覚悟した修羅場を思い出していると、現実に呼び戻すかのように入口のベルが店内に鳴り響いた。

惣治郎の反応からして知り合いのようだが……。


安価↓3 そこに居たのは?

1 真
2 春
3 武見
4 冴
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 22:15:40.88 ID:nGcNxELN0
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 22:15:43.35 ID:DofVjaGDO
2
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 22:19:39.36 ID:G1k6V3wj0
3
87 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/02(月) 23:11:54.89 ID:wMmqL8230
武見「どうも。まだ営業時間?」

惣治郎「開いてるよ。ただ今日は客が多かったから食材がなくて大したもんは出せないけどな」

武見「そう。ならコーヒーを頂けるか――し、ら」


扉を開けて立っていたのは武見だった。


武見「…………あれ、おかしいな、疲れてるのかな」

武見「ねぇマスター。そこに人、いるわよね? カウンターに座っているの、幽霊とかじゃないわよね?」

惣治郎「そうだな、ちゃんと足はついてるはずだぜ」

蓮「久しぶり」

武見「マスター、いま彼なんて言ったか聞こえた?」

惣治郎「俺の耳が遠くなってなけりゃ、『久しぶり』って聞こえたな」

武見「そう。……ならこれは幻覚でも幻聴でもないのね」


武見はヒールを鳴らしながらカウンター席まで近づいてくる


武見「隣、座っても?」

蓮「どうぞ」

武見「ありがと。………………ところで貴方、今私が何考えているか分かるかしら?」


底冷えするような冷ややかな圧を武見から感じる……。


安価↓3 なんと返事をしようか?

1 「『また会えて嬉しい』かな?」
2 「『想定外の事態で心臓が止まりそう』かな?」
3 「ごめん」

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 23:27:12.47 ID:1REn8Pevo
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 23:33:57.24 ID:5Yq17qGNo
1
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 23:35:02.99 ID:8p9RyIXC0
3
91 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/03(火) 00:26:40.27 ID:eKAraKOR0
蓮「ごめん」

武見「どうして謝るのかな?」

蓮「東京に戻って来ることを伝えてなかったから驚かせた、ごめん」

武見「……、そうね。凄く驚いたわ。あんまり連絡取れなかったし、貴方も自分から連絡するタイプじゃないもの」

蓮「怒ってる?」

武見「そう尋ねるってことは、私が怒っているように見えてるのね」

武見「……私、感情はあまり顔に出ないの。これでもいま、貴方が隣にいるだけなのに、心臓の鼓動、スゴイ事になってるんだから」


ややうつむきながら武見は言葉を紡ぐ。さっきの冷ややかな圧は冷静を装う為だったようだ。


惣治郎「あー、ゴホンッ」

武見「っ!」

惣治郎「水差して悪いな。ご注文のコーヒーだ」

武見「あ、……どうも」

惣治郎「そんで蓮、お前店番しとけ」

蓮「え」

惣治郎「タバコ買ってくる。10分くらいで戻るわ」

エプロンを外しながらそう言い残して惣治郎は店を出ていった。



武見「気を遣わせちゃったかな」

蓮「かもしれない」

武見「……」


意図せず武見と2人きりになってしまった。


安価↓3 どうしようか?

1 一人暮らしを始めた事を話す
2 惣治郎が帰ってくるのを待つ
3 客が来店する(末尾コンマ判定)
真(0〜2) 春(3〜5) 冴(6〜8) ???(9orゾロ目)
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 00:31:42.45 ID:aw9Tn5Ls0
3
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 00:36:12.61 ID:UHKk80sDO
1
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 00:47:53.77 ID:2xmsfQ/Io
1
95 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/03(火) 01:28:59.43 ID:eKAraKOR0
武見「そういえば貴方、以前はこの店で働いていたけど、今日は違うのね」

蓮「一人暮らしを始めたからルブランにはもう住んでない」

武見「へぇ、そうなんだ」

武見「一人暮らし、か。新しい住居はどこなの?」

蓮「渋谷駅から少し歩いたマンション」

武見「高校生がマンション暮らしとはなかなか豪勢だね」

蓮「そうでもない」

武見「いやいや、一人暮らしでマンションはあまりないと思うけど」

武見「それにあの辺りだと家賃もそこそこするんじゃないの?」

蓮「貯金があるから平気」

武見「……言われてみれば貴方、うちで結構な額の買物してたね」

武見「…………ヘンなバイトとかしてたりしないよね?」

蓮「してない」

武見「そう。ならいいけど」

武見「もしお金が足りないなら助手として雇ってあげるから、困ったらいつでも連絡頂戴」

武見「それとも、モルモット君は『治験』の方が良かったかな? なんて」



安価↓2 なんと返事をしようか?

1 「お金には困ってない」
2 「『治験』が必要なら声を掛けて欲しい」
3 「もし風邪で寝込んだ時は往診してくれるか?」

96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 08:36:03.69 ID:6fNrv4kw0
1
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 08:58:55.70 ID:X/6lJCkIO
3
98 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/04(水) 05:19:07.62 ID:cVypuz6S0
蓮「もし風邪で寝込んだ時は往診してくれるか?」

武見「ふふっ、なにそれ。助手や『治験』でお金を貰うより、『診察』で私にお金をあげる方がいいってこと?』

武見「そうね、もし貴方が病気でどうしようもなくなった時は『お見舞い』に行ってあげる」

武見「貴方からお金は受け取れない。だから『往診』はしない。その代わりに『お見舞い』」

武見「まあ私の『治験』に最後まで付き合う事が出来た貴方が、病気で寝込む姿なんて想像出来ないけど」

蓮「そう言われてみれば『治験』以降体調不良になった事がない」

武見「貴方、元々健康優良児だったし、それに加えて私の治験や薬で免疫力が高まったのかもね」

武見「けど薬はあくまで一時的なものに過ぎないから過信はダメ。体調不良であれば無理はしないこと」

蓮「わかった」

武見「ん。素直でよろしい」

武見「貴方は色々と厄介事に巻き込まれそうな性格してるから、重々注意すること」

武見「医療は万能じゃないからね? それだけは忘れないで欲しいかな」


どこか慈愛を感じる眼差しを向けながら、武見は優しく微笑みかける。

医者として過ごしていれば、救えた命もあれば救えなかった命もあったのかもしれない。



惣治郎「急に留守番任せて悪かったな、今戻った」

そんな事を考えていると、惣治郎が帰ってきた。

武見「……それじゃあ私はそろそろお暇しようかな。マスター、お会計お願いします」

惣治郎「あいよ」



武見「ごちそうさまでした。じゃあまたね、モルモット君」


会計を手早く済ませた武見は軽く手を振って店から出ていった。


惣治郎「蓮、お前も出てけ。今日はそろそろ店仕舞いだ」

蓮「片付けなら手伝おうか?」

惣治郎「何言ってんだ、今日のお前は客だろうが。客に店の手伝いさせるほどウチはブラックな店じゃねぇよ」

惣治郎「ほらさっさと出てけ。双葉がお腹空かして待ってるんだからよ」


有無を言わさぬ物言いで惣治郎にルブランから追い出されてしまった。

路地裏に出ると、少し離れた場所を武見が歩いているのが見えた。


安価【先に3票集まった選択肢】どうしようか?


1 武見の後を追い掛ける
2 渋谷駅周辺で買物をする
3 明日に備えて自宅へ戻る
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 07:14:11.20 ID:fJKK2I9uo
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 08:50:06.38 ID:aSzjHFv30
2
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 09:23:59.75 ID:b77ONw0I0
110.33 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)