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変態お漏らし処女ビッチ「私と付き合ってみませんか?」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/08/18(土) 21:06:40.92 ID:qhRWxftN0
その日、私はいつもよりも早く家を出た。
見慣れた道のりを、てくてく歩いて登校する。
私の通う高校は家から近く、自転車は不要だ。
朝の空気は清々しく、空も澄み渡った青一色。
それだけで早起きした甲斐があったと思えた。
他の学生の姿はなく、車も走っていない。
もっとも、それは朝に限った話ではない。
ここは、人通りも車通りも少ない、田舎道。
それが、田舎に暮らす私の通学路だった。
しばらく歩くと、第一村人を発見。
近所に住む中学生が、道端でしゃがんでいる。
近くには、彼の自転車が置かれていた。
私にはこの子が何をしているか一目でわかる。
「あっ」
近づいて、声をかける前に、目が合う。
すると彼はかぽっと白いヘルメットを被り。
ぺこりとお辞儀をして、自転車に飛び乗った。
そのまま立ち乗りで走り去る後ろ姿を見送る。
「……なんで逃げるのよ」
嘆息をしつつ、その場にしゃがみ込み、拝む。
道端には土が盛られ、石が置かれている。
その石には『にゃんこの墓』と書かれていた。
何故か、黒のサインペンで。
本当は彫刻するべきだろう。
しかし、その時はサインペンしかなかった。
見ての通り猫の墓だ。断じて犬の墓ではない。
私と、あの子。2人で建てたお墓だった。
「よし」
拝み終えて、立ち上がる。
そしてまた、てくてく歩いていく。
スカートのポケットに手を入れて、確認。
そこには茶封筒が入っており、中身は恋文だ。
生まれて初めて書いた、ラブレター。
それを下駄箱に投函しようと、画策していた。
なるべく、人気の少ないうちに済ませたい。
その為に、こうして早起きしていた。完璧だ。
あとは、誰の下駄箱に入れるか決めるだけだ。
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