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南光太郎vs仮面ライダークウガ
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1 :
1
[saga]:2018/12/31(月) 21:14:39.85 ID:5HVmwGJ40
仮面ライダーBLACK×仮面ライダークウガのssになります。
よろしければどうぞお読みください。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1546258479
2 :
1
[saga]:2018/12/31(月) 21:16:16.91 ID:5HVmwGJ40
1988年9月某日―――
四国の瀬戸内海・播磨灘にある小豆島
その日、僕たちのヒーロー南光太郎はこの小豆島を訪れていた。
何故彼が遠路遥々この島を訪れたのか?それはある人物と会うためにあった。
「光太郎さん。よく来てくれたね。」
「いらっしゃい。光太郎さん。」
小豆島を訪れた光太郎をある親子が暖かく出迎えてくれた。
大門明とその息子の輝一。
父親の明は有名なオートレーサーで息子の輝一も相当な腕の持ち主だ。
そんな大門親子が何故この小豆島にいるのか?
その事情は今から一年前まで遡る。
大門明の父であり機械工学の権威でもある大門洋一博士が何者かによって殺害された。
大門博士を殺害したのは暗黒結社ゴルゴム。
博士はゴルゴムから文明破壊用バイク・ロードセクターの改造を任されていた。
だがその企みに反対した博士はロードセクターの在り処を息子の明に託して
ゴルゴムの要求には決して応じなかった。そのせいで博士はゴルゴムに殺害された。
生き残った明と輝一の親子はロードセクターを打倒ゴルゴムに燃える南光太郎に託した。
それから自分たちはゴルゴムの追っ手から身を隠すためこの小豆島に逃れていた。
3 :
1
[saga]:2018/12/31(月) 21:17:08.20 ID:5HVmwGJ40
「大門さんご報告します。遂にゴルゴムを壊滅させることに成功しました。」
「ありがとう光太郎さん!よく父の敵を討ってくれた!」
「これで世界は平和になるんだね。」
「ああ、ゴルゴムは滅んだ。もう恐れるものは何もないんだ。」
光太郎からゴルゴム壊滅の報せを受けて明と輝一はようやく念願が叶ったと大喜びした。
肉親の敵であるゴルゴムが討ち果たせた。これであの世にいる父も安らかに眠れるだろう。
ところで光太郎だがゴルゴム壊滅の報告以外にも大門親子に用事があった。
彼はあるモノを持ってきていた。それは一台のバイク。
これまでゴルゴムとの戦いを支えてくれた頼れる仲間ロードセクターだ。
「大門さん、僕がゴルゴムに勝てたのはロードセクターのおかげです。」
「その言葉、死んだ父に聞かせてあげたいですな。きっとあの世で親父も喜んでますよ。」
「それでなんですが…このロードセクターをお返しに上がりました。」
光太郎の申し出に大門は思わず驚いてしまった。
何故ならロードセクターは並の人間に乗りこなせるマシンではない。
このマシンは元々光太郎に譲るつもりで託したものだ。それを何故…?
そんな光太郎だが俯いた表情であることを語りだした。
4 :
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[saga]:2018/12/31(月) 21:17:45.13 ID:5HVmwGJ40
「僕にはロードセクターの他に頼れるバトルホッパーという仲間がいた。けれど…」
ゴルゴムとの最終決戦時、バトルホッパーは傷つき倒れた。
仲間の最期を見届けた光太郎はゴルゴムを壊滅することに成功した。
だが…彼には何も残らなかった…
平和を取り戻しても…愛する人も…戦友も…誰も…
彼にとってこの勝利は虚しいものでしかなかった。
「それならせめてロードセクターだけでも…これはキミのものだ。」
「いや、ロードセクターは元々あなたから借りたモノだ。
それに僕の身近にいればロードセクターもいずれは…だから…」
光太郎の意思を大門は察した。
このまま光太郎の手元にあればいずれロードセクターもバトルホッパーの二の舞になる。
大事な戦友をこれ以上失いたくない。だから彼はロードセクターを返却すると望んでいた。
5 :
1
[saga]:2018/12/31(月) 21:18:35.59 ID:5HVmwGJ40
「わかりました。ロードセクターは私がこの手で守ります。」
「ですが覚えていてください。」
「こいつはあなたの相棒だ。いつの日か必ずあなたの元へ還るはずだ。」
そう言うと大門は光太郎からロードセクターを預かった。
戦士にも休息の時が必要だ。彼はもう十分戦った。
今はこれでいい。こうしてロードセクターは大門明の所有するガレージに収容された。
6 :
1
[saga]:2018/12/31(月) 21:20:25.12 ID:5HVmwGJ40
「光太郎さん!こっちだよ!」
その夜、光太郎は明と輝一に連れられてこの小豆島で行われている祭りに参加した。
「そいやっ!そいやっ!」
大門親子は先に祭りの広場にある神輿を見ようと行列を潜っていった。
まるで世界に平和が戻ったことを表すかのように祭りは活気だっていた。
街道には屋台が出店して
半被を着た若衆が神輿を担いで賑わい大人も子供も盛り上がっていた。
「これが平和なんだな。」
この様子を見て今まで暗く俯いていた光太郎の心に少しばかりの明るさが戻った。
親友秋月信彦の死を未だに受け入れずにいるがそれでも落ち込んでばかりはいられない。
この平穏な一時を自分たちも楽しもう。
光太郎もまた気持ちを切り替えて会場の中央広場と足を運ぼうとした時だ。
7 :
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[saga]:2018/12/31(月) 21:21:28.95 ID:5HVmwGJ40
………うわぁぁぁぁぁッ!?
それはこの会場にいる人たちの耳には誰も伝わらない叫び声。
だが南光太郎は改造人間だ。彼は通常の人間では聞き取れない音を感知することができる。
祭りの会場を抜け出した光太郎は急いで叫び声のする方へと向かった。
そこは祭りの場から近い断崖絶壁の岩ばかりが立ち並ぶ海岸。
「誰かぁぁ!助けてぇぇぇぇっ!?」
この海岸に助けを求める声が響いた。
襲われているのは大門の息子の輝一だ。どうやら父親とはぐれてしまったようだ。
そんな輝一だがなにやら誰かに襲われようとしていた。
この様子を目撃した光太郎はすぐにこの輝一の元へと駆けつけた。
「やめろ!何をしているんだ!?」
すぐに輝一を逃がした光太郎は
この正体不明の何者かに何故こんな真似をするのかと問い質した。
すると夜空に浮かぶ月明かりにより照らされこの者の正体が暴かれた。
8 :
1
[saga]:2018/12/31(月) 21:22:23.15 ID:5HVmwGJ40
「お前は…怪人…?」
なんとそこにいたのは明らかに人間ではない異形の姿をした怪人だ。
まるでサメのごとく獰猛な魚類の姿に腰元に金属のベルトらしきモノを装着させた怪人。
この怪人を一目見て光太郎は察した。ヤツは人間を躊躇なく殺すと…
「答えろ!お前はゴルゴムの怪人か!?」
まさかゴルゴムの怪人が生き残っているのか?
いや、ありえない。ゴルゴムは創世王諸共光太郎がこの手で滅ぼしたはずだ。
だが現に怪人はこうして光太郎の目の前にいる。それではこの怪人は何者なのか…?
それでも今は怪人の所在については後回しだ。こいつが人間を襲うのは明らか。
そうなる前になんとしても倒さなければならない。
覚悟を決めた光太郎は拳を握り締め体内にある神秘の石キングストーンを発動させた。
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