麗奈「誕生日にお返しがしたい?」由愛「そうなんです」

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1 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:22:52.11 ID:C8eWLFOk0
今日は由愛ちゃんの誕生日!


ということでぼちぼち進めていきます。

プロデューサーの性別とか、個別Por総合Pとか、その辺は皆さんの想像に任せられるようにしてるつもりです。

のんびり行きますよろしくお願いします!!!

書き溜めが尽きたらリアルタイムになります!!!!!!

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2 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:24:00.60 ID:C8eWLFOk0
(デレマスSSです。では下からはじめていきます)
3 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:25:33.42 ID:C8eWLFOk0
(それは誕生日から一週間前のこと――)


麗奈「何よ、アタシに用なんて」

由愛「その……私、もう直ぐ誕生日じゃないですか」

麗奈「そうね、おめでと。で?」

由愛「そ、その、ぷ、プロデューサーさんはきっと、何かプレゼントをくれると思うんです」

麗奈「でしょうね……皆にも配ってたし」

由愛「きっと特別な、大切なモノを……」

麗奈「どうせ画材セットか何かじゃないの? ちょっと高いやつ」

由愛「プロデューサーさんのこと馬鹿にしてませんか?」

麗奈「してないわよ」

由愛「ほんとうに?」

麗奈「怖い顔しないでよッ!」
4 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:26:31.25 ID:C8eWLFOk0
麗奈「はいはい、由愛お姫様は王子様から煌びやかなプレゼントをもらいましたとさ。で、なんでアタシは呼ばれたの?」

由愛「麗奈ちゃんって、時々乙女チックですよね」

麗奈「帰るッ!」

由愛「まっ、待ってください……っ、麗奈さんにしか頼めないんです!」

麗奈「アタシだけぇ?……どうせ皆にそう言ってるんでしょ! アタシ知ってんのよ! この前小春のコト口説いてたでしょ!」

由愛「……そ、そんなことないぜぇ……麗奈、お前だけなんだ……ね、なぁ……わかってくだ……くれよぉ」

麗奈「15点。技術を磨きなさい」

由愛「でも、ホントなんです。麗奈さんにしか頼めなくて……だから……」

麗奈「……まーいいわ。どうせ暇だし、話くらいは聞いてあげるからまじめにさっさと話しなさい!」

由愛「その……ですね」
5 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:27:07.23 ID:C8eWLFOk0
由愛「誕生日に、逆に……私から、プレゼントをあげたい、んです」
6 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:27:47.04 ID:C8eWLFOk0
麗奈「お返しってやつ?」

由愛「はい」

麗奈「渡せばいいじゃない」

由愛「何を……?」

麗奈「何をも何も……それこそ、ネクタイとかハンカチとかで良いんじゃないの?」

由愛「そんなありがちな……プロデューサーさんの家、ネクタイだらけになりませんか?」

麗奈「タンス丸々ハンカチだったりして」

由愛「タンスごと燃やしましょう」

麗奈「独占欲エグくない?」
7 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:28:54.28 ID:C8eWLFOk0
麗奈「そーいう流れならアタシより適任、居そうなもんだけど」

由愛「その、サプライズ、ってことになるじゃないですか」

麗奈「……その場で渡されたら確かに、びっくりはするかもしれないけど」

由愛「びっくりさせる……言い換えると、いたずらです、よね。お返しをあげちゃういたずら」

麗奈「可愛らしいイタズラねぇ……」

由愛「……イタズラといえばレイナサマ、だから麗奈さんと、その、記憶に残りそうなお返しを……考えたいな、って」

麗奈「なるほど、ねぇ……んー……」

由愛「ダメ、ですか?」

麗奈「……いいわよ。考えんのは好きだに……あと暇だし」

由愛「……えへ、よかったぁ」

麗奈「急に女の子の顔すんのやめてくれる?」
8 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:29:24.26 ID:C8eWLFOk0
麗奈「じゃあ早速行くわよッ」
9 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:30:16.64 ID:C8eWLFOk0
第1案:バズーカ



麗奈「レイナサマといえばこれよね」

由愛「ふざけてます?」

麗奈「い、いやふざけてまではないけど……」

由愛「お返しにびっくり、の方向性が違うんです」

麗奈「……まぁ違うとは思ったわ」

由愛「でもメモはしておいてあげますね」

麗奈「スケッチブックって便利ね……」

由愛「……バズーカ、うん」

麗奈「うーん、アイツ大体何されても驚くと思うけど……そうね」
10 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:30:47.87 ID:C8eWLFOk0
第2案:絵



由愛「意外性がないですね……」

麗奈「そこはアレよ、絵の内容で」

由愛「何を描くんですか?」

麗奈「……自画像?」

由愛「……」

麗奈「……ダメ?」

由愛「無しではない、ですけど……」

麗奈「……じゃあこういうのは?」
11 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:31:32.74 ID:C8eWLFOk0
第三案:お菓子(自画像付き)



麗奈「もらってびっくり、見てびっくり」

由愛「案外まともな意見出してくれるんですね」

麗奈「ハナから真面目にやってるわよッ!!」

由愛「いや、その、嬉しくて……」

麗奈「ならそう言いなさい、帰るわよまったく……」
12 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:32:19.20 ID:C8eWLFOk0

麗奈「で、どうなの?」

由愛「う、うーん……細部を描くには……食材の兼ね合いも……そもそもお菓子が難しいし……」

麗奈「ちょっと難しそうね?」

由愛「そもそも自画像って……難しく、ないですか?」

麗奈「そうねぇ……プリントは? こう、スキャンして……アレよ、まゆのマシュマロとかあったでしょ、あーいう奴」

由愛「それは……なんか、違うような、あの、自分の……自分で、何かやりたくて」

麗奈「……市販のものとかじゃなくて、自分でってこと?」

由愛「せっかくなので……なるべく」

麗奈「……うーん」

13 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:33:07.35 ID:C8eWLFOk0
第四案:歌



由愛「は、恥ずかしい……」

麗奈「あんたアイドルよね?」

由愛「じゃあ麗奈さんが見本見せてください」

麗奈「……え、今?」

由愛「曲は櫻井桃華で、ラヴィアンローズ」

麗奈「え? は? 何?」

由愛「ほら、1、2、3、はいっ」

麗奈「えー、は、ハート形……」

由愛「それでもアイドルですか!?」

麗奈「いきなりは無理よッ!!!」
14 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:33:48.86 ID:C8eWLFOk0
由愛「そういうことです……えっと、周りに人がいるかもしれません、し?」

麗奈「……カラオケでも連れて行って貰えば?」

由愛「それってプレゼントですか?」

麗奈「アイツは喜ぶんじゃない?」

由愛「う、うーん」

麗奈「……密室で二人きりよ」

由愛「……なるほど」
15 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:34:31.35 ID:C8eWLFOk0
第五案:ダンス



麗奈「……他にアイドルらしいことといえば、ダンス?」

由愛「……歌より厳しい、というか……喜びますかね?」

麗奈「……スカート短くすれば?」

由愛「どうして恥ずかしくしようとしてるんですか?」

麗奈「喜ばせたいんでしょ、見せときなさいよ」

???「その通りですよ」
16 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:37:11.23 ID:C8eWLFOk0
第六案:不幸を装ってラッキースケベに持ち込む



麗奈「!?」

由愛「!?」

ほたる「この手に限ります」

麗奈「どっから出てきたのよアンタは!?」

ほたる「えっ、さ、最初からいましたよ……?」

由愛「えっ……えっ?」

ほたる「ホワイトボードに案書いてたのに……」

麗奈「えっ、あ、本当だ」

由愛「バズーカから書いてある……」

ほたる「いえ、いいんです、私なんて所詮……暗いですし、不幸ですから……」

麗奈「ごめんって」

ほたる「そのおかげで胸を触らせたりキスさせたり出来るんですけど」

由愛「詳しく」

麗奈「何してんのよって食いつき早ッ!」
17 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:38:24.16 ID:C8eWLFOk0
ほたる「由愛ちゃん……不幸は……起きるべくして起きるんです。あの日私はブラが壊れ……」

由愛「……」

ほたる「後はいつも通り転んだところを支えてもらう時に……ガッツリと」

由愛「なるほど」

麗奈「何参考にしようとしてんのよ」

ほたる「一緒に食事に行った時に、対面で座るじゃないですか……その時ににんにくをたくさん食べておくと、立ち上がる時に転びやすいんです」

由愛「……」

ほたる「そしてぶちゅっと」

由愛「なるほど」

麗奈「乙女心差し引いてもビミョーに嫌な状況ね……」

ほたる「にんにくの時だけなんですよね……」
18 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:39:37.84 ID:C8eWLFOk0
由愛「……ど、どうすれば不運になれますか?」

麗奈「言い方」

ほたる「もうなってるかも……ふふ、私と話してしまいましたから」

麗奈「暗いッ!」

由愛「ブラジャー脱いで……にんにくを食べれば……?」

ほたる「バッチリです」

麗奈「変なことしない! 変なこと吹き込まない!!」

由愛「に、にんにくかぁ……ちょっと、嫌だけど……でも、出来るなら……」

麗奈「……目的、忘れてない?」

由愛「どうやってハプニングを起こすか、ですよね」

ほたる「バナナの皮ですね」

麗奈「サプライズのお返しプレゼントでしょうが!!!!!!!」

由愛「!!!!!!!」

麗奈「ハプニングに頼ってどうすんのよそもそも!!!!!!!!」

ほたる「わ、私なら確実に引き起こせますよ」

麗奈「アンタとは違うのよこの白菊!!! もう帰るわよアタシッ!!!」

ほたる「で、でも……答えは出ましたね」
19 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:42:08.82 ID:C8eWLFOk0
第七案:甘くてトロける13歳のキッス



麗奈「アイドル!!!!!!!!!!!!!」

由愛「ほう……」

麗奈「何なんか『それだ!』みたいな顔してんのよ!」

ほたる「にんにくもなし。ハプニングもなし。これが一番です」

麗奈「アイドル! だっつーのッ!!!」

由愛「ちょっと恥ずかしいけど……平気です」

麗奈「歌はダメなのに!?」

ほたる「絶対喜んでくれますよ……わぁ、13歳の唇、にんにく以外の味もあるんだ……って」

麗奈「ならないわよッ!!」

ほたる「若い子からキスされて嬉しくない人います?」

麗奈「アイドル!!!!!!!」

ほたる「茄子さんも喜んでくれますよ」

麗奈「何やってんのよアンタら!!!!」
20 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:42:37.45 ID:C8eWLFOk0
由愛「詳しく」

麗奈「聞かなくていいッ!」

ほたる「じゃあ由愛ちゃんにだけ……」

麗奈「……ア、アタシにも聞かせなさいッ!」

ほたる「やっぱり知りたいんじゃないですか」

麗奈「うるさいわねアンタッ!」

ほたる「キスして……あげよっか?」

麗奈「何キャラよ!?」

由愛「お願いします」

麗奈「なに言ってんのよ!」

ほたる「おやつ、ガーリックトーストだったんですよね」

麗奈「そのジンクス使うのやめなさい!」

由愛「ほっぺに……なら」

麗奈「それでもキス求めんな!」

ほたる「……素直じゃないんですから……んっ」

由愛「!?!?」

麗奈「ちょっと今口にしなかった?」

ほたる「私がにんにくを食べた時点で……未来は収束するんです」

麗奈「そ、そう……」

由愛「うっ……そんなに嬉しくないかも……」

ほたる「あくまで不運ですから」

麗奈「何してんのよ」

ほたる「茄子さんなら喜んでくれますけど」

麗奈「だから何やってんのよ!! アンタらは!!」

ほたる「茄子さん、若い子の唇が好きで……」

麗奈「は!? え??」

ほたる「何が起きても『良いことがありました』で有耶無耶にするというか……良いことなんでしょうけど」

麗奈「今度会ったらぶっ放すか……」

由愛「……どうすればキスしてもらえます?」

麗奈「アンタは! 何!」

ほたる「こちらからしに行っても喜ばれますよ」

由愛「わかりました」

麗奈「わかりました、じゃないのよ!!!」

ほたる「麗奈ちゃんは素直じゃないんですね……気持ちいいのに」

麗奈「ああもう!茄子はどうでもいい!! から!!」
21 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:43:50.19 ID:C8eWLFOk0
第八案:包み込むような握手



麗奈「アイドルなんだからこのくらいにしておきなさいッ!」

ほたる「こういうの好きですよね、皆さん」

由愛「ファンの方も……喜んでくれます」

麗奈「そりゃあねぇ。ま、アタシは素直に握手なんてしてあげないけど」

ほたる「え……握手、しないんですか?」

麗奈「……アタシのキャラじゃないからね。そーいうのは正統派アイドルの仕事」

ほたる「やって、みませんか?」

??「ショートコント、握手会っ」

麗奈「のるなッ! コントにするな!ってか何よいきなりッ!!!」

ほたる「ここは握手会会場――」
22 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:46:17.46 ID:C8eWLFOk0
第九案:ショートコントで一笑い狙いに行く



由愛「次の方、どうぞ〜」

麗奈「始めんじゃないわよ!」

??「よ、よろしくお願いしますっ!」

麗奈「いきなり来てコントぶち込んでんじゃないわよ悠貴!!」

悠貴「あ、握手っ、してくれないんですかっ?」

麗奈「え、しないけど」

悠貴「こんなに握手券手に入れたのにっ!?」

麗奈「束ァ!?」

悠貴「私の稼ぎがっ……」

麗奈「何こんなことに使ってんのよ!」

悠貴「だって私っ……麗奈ちゃんのオデコが……っ」

麗奈「アタシのデコがなんだって!?」

悠貴「握手してもらえないなら……デコ合わせするまでですっ!!」

麗奈「なんか目ぇ怖いんだけど!? するから! 握手するから!」

悠貴「えへへっ、よかったぁ」

麗奈「な、何よほんとに……」

悠貴「これからも、よろしくお願いしますっ!」

麗奈「アンタが両手でやるんかーいッ!」

悠貴「それにしても……案外、柔らかいんですね……ふふっ」

麗奈「何よその手つきはっ! だいたいアンタの方が綺麗な手ェしてるでしょうが!!」

悠貴「えっ……(とぅんく)」

由愛「はいお時間でーす」

麗奈「ほら時間よッ」

悠貴「延長お願いしますっ」

麗奈「すなッ!」

由愛「ひぃ、ふぅ、みぃ……後3時間ですね」

麗奈「あんだけあればねぇ!」

悠貴「ふふっ、アド街を見た」

由愛「キス無料です」

麗奈「アイドル!!!!!!!! の!!!!! 握手会!!!!!! つーかキスさせようとするなッ!!!!!!!」

悠貴「やったぁっ、今晩は天ぷらですねっ」

麗奈「えっ……あ、魚のほう?」

悠貴「残念ですかっ? 残念でしたかっ?」

麗奈「なわけないでしょうが!!!!! アンタも大切にしなさいよ!!!!!!」

悠貴「……ふふっ」

麗奈「何よその含み笑いは! もういいわ!」

悠貴「どうも、ありがとうございましたっ」
23 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:47:39.64 ID:C8eWLFOk0
ほたる「……即興にしては悪くないですね?」

麗奈「いやホント……何させんのよアタシに!」

悠貴「楽しかったですっ! ところで……なんの集まりなんですかっ?」

麗奈「知らずに来たの!?」

悠貴「今来たところなので……っ」

麗奈「何も知らずにアドリブコントしたのアンタ!?」

悠貴「前に共演した茄子さんが、仕込んでくれたんですっ! 隠し芸としてっ」

麗奈「また茄子ッ!」
24 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:48:24.33 ID:C8eWLFOk0
第10案:手作りミックスジュース



悠貴「……なら、こういうのはどうですかっ」

由愛「体に気を使いつつ……」

ほたる「個性を出しながら……」

麗奈「……自分の手で作れる。アンタ……いいこと言うじゃない」

悠貴「えへへっ! 私じゃなくても、他の方の趣味とか参考にしてもいいかなーって、思いますよっ」

由愛「ふむふむ……」

麗奈「なるほどねぇ……アンタが真面目でよかったわ」

ほたる「まるで私たちが真面目じゃないようなっ」

麗奈「……不真面目とは言わないけどさぁ……」

由愛「全部バズーカよりマシですよ」

麗奈「悪かったわねぇ!!!!!!」
25 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:49:10.81 ID:C8eWLFOk0
(悠貴は仕事に行きました)

第11案:笑顔



麗奈「ああ……なんつーか、素直で直球な……」

由愛「一緒にあげるにはいいプレゼント……オプション、ですかね……」

ほたる「……」

麗奈「……うん?」

ほたる「これ……誰を参考にしたかわかります?」

麗奈「笑顔っつったらそりゃ……卯月じゃないの?」

ほたる「……そうですね、そうですよね」

麗奈「うん?」

由愛「酷いです」

ほたる「いえ、いいんです……私なんて」

麗奈「何、どういうこと……?」
26 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:49:48.91 ID:C8eWLFOk0
由愛「橘ありす」

ありす「橘です、呼びましたか?」

由愛「白菊ほたる、趣味、で検索」

麗奈「音声認識のアプリじゃないのよ」

ありす「しらぎく、ホテル、夕美で検索ですね」

麗奈「ポンコツじゃない!」

ほたる「ああ、認識されない……やっぱり私……」

ありす「出ました。大分のホテルですね」

麗奈「検索してんじゃないわよ!!」

ありす「夕美さんが弾かれちゃいますね……あっでも夕実さんのプロフィールは出てきましたよ!」

麗奈「ほたるのプロフィールをだせっつってんのよッ!!」

ありす「注文が多い人ですね」

麗奈「小うるさい!」
27 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:50:20.03 ID:C8eWLFOk0
ありす「……はい。ほたるさんのプロフィールです」

由愛「趣味を見てください」

麗奈「……えーっと? 趣味……あっ」

ほたる「どうも、笑顔の練習と、アイドルレッスンと、お守り集め……アイドル白菊ほたるです」

麗奈「……」

ほたる「……」

由愛「……」

ありす「……」

麗奈「その、ごめん」
28 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:51:28.94 ID:C8eWLFOk0
ほたる「卯月さんの趣味は長電話なのに……笑顔とアイドルで結び付けられるの、卯月さんばかり、なんですよね」

ありす「シンデレラガールズ、笑顔、で検索すると一色ですね……あっ、悠貴さんもいる」

ほたる「……」

由愛「……」

ありす「……シンデレラガールズ、笑顔、趣味で検索してようやく……あっそれでも一番では……」

ほたる「……苦い野菜、検索」

麗奈「悠貴に八つ当たりしようとしてない?」

ありす「ゴーヤとかセロリが出てきました」

ほたる「後で八百屋に行きますね」

麗奈「……しーらないっと」

ほたる「麗奈ちゃんも飲むんですよ」

麗奈「!?」

由愛「健康には良さそうですね……」

ありす「いちごもオススメですよ」

ほたる「いちご、美味しいですよね」

ありす「ところでみなさんは何を……?」
29 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:51:55.53 ID:C8eWLFOk0
第十二案:いちご料理



ありす「それならいちご料理です」

由愛「うーん」

ほたる「情けかけちゃダメですよ」

麗奈「はい次行くわよー」

ありす「!?」
30 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:52:33.63 ID:C8eWLFOk0
第十三案:ミステリー小説



由愛「なるほど、本……」

ありす「……こういう趣味もあるんですから」

ほたる「書いてみては?」

由愛「!?」

麗奈「手作りでいいんじゃない?ま、よくわからないものが出来上がると思うけど」

??「……本ですか?」

麗奈「いきなり来るわねホント」

ありす「文香さんは私と一緒に来たんです」

麗奈「ああ、道理で視界の端にいると……」

文香「ありすちゃんの邪魔をしてはいけないと……で、書くのですか?」

由愛「か、書けないと、思います」

文香「そ、そうですか……失礼しました……」

ありす「あっ文香さんっ待ってください」
31 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:53:45.05 ID:C8eWLFOk0
(ありすと文香は二人で去って行きました)


麗奈「……メモはするのね?」

由愛「ふ、風香さんに聞く手段もありますから」

麗奈「……詳しいの? 風香は」

ほたる「もっと他のアイドルの趣味に詳しくなってもいいと思います」

由愛「風香さん、書くんです……小説」

麗奈「へぇー、そうなの」

由愛「でも見せてくれないんですよね……」

麗奈「アンタだって絵ェ隠すでしょ」

由愛「……」

麗奈「……」

ほたる「……」
32 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:54:19.27 ID:C8eWLFOk0
第十四案:漫画



麗奈「やっぱ絵よね」

由愛「む、無茶な……」

麗奈「描いてみればいいでしょ、絵描けるんだから」

ほたる「聞ける人もいますよ」

由愛「……ひ、比奈さん……は、分野が違うのでっ」

麗奈「でもメモしてんじゃない」

由愛「バズーカよりマシですから」

麗奈「悪かったわよ……」
33 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:54:53.41 ID:C8eWLFOk0
第十五案:手作りのお守り



麗奈「これはほたるね。ほたる由来よね」

由愛「手作り……な、なるほど」

ほたる「由愛ちゃんなら作れそうですから……」

麗奈「お守りくらい誰でも作れるんじゃない?」

ほたる「……麗奈ちゃんは無理そうですね」

麗奈「なんでよ!?」

由愛「?」

ほたる「ふふっ……あとで教えてあげますね」

由愛「は、はい……?」
34 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:55:28.02 ID:C8eWLFOk0
第十六案:アイドルレッスン



麗奈「させんの?」

由愛「それは、ちょっと……」

ほたる「デュエットとか……したくないですか?」

由愛「!」

麗奈「! じゃないわよ」

ほたる「でも、プレゼントじゃないですね……」

麗奈「どう見ても違うでしょーが……」
35 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:56:27.61 ID:C8eWLFOk0
第17案:長電話



ほたる「お互い幸せになりますよね」

麗奈「きたわね島村卯月」

由愛「でもこれもプレゼントじゃ……」

ほたる「……テレフォンカードでも渡します?」

麗奈「公衆電話で長電話させんの?」

由愛「電話ってあんまりしませんよね……」

麗奈「通話よねぇ、今は」

由愛「楽しいですよね」
36 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:57:04.88 ID:C8eWLFOk0
第18案:花束



ほたる「プレゼント感は増しましたね」

麗奈「間違いなくびっくりするし、喜んでくれるんじゃない?」

由愛「は、はい……いいですね、これ」

ほたる「花言葉とかありますよね」

麗奈「教えてくれそうな奴も多いし。凛とか、夕美とか」

ほたる「豆知識なんですけど、白い菊って真実なんですよ……花言葉」

麗奈「ふーん。悪くはないと思うケド」

ほたる「使われる場所、仏花とかですけどね」

麗奈「そ、そう……」
37 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:57:33.08 ID:C8eWLFOk0
第19案:商品券



ほたる「一緒に買い物に……?」

麗奈「一気に現金になったわね」

由愛「そ、そんなにたくさんは渡せませんね……」

麗奈「……ならもうちょっと手軽に……」

ほたる「……手軽といえば、こうですか?」
38 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:58:15.71 ID:C8eWLFOk0
第20案:チケット



ほたる「映画とか、テーマパークとか……」

麗奈「誕生日だから連れてけ、とも言えるしね」

ほたる「二人で出かけられる、って……良くないですか?」

由愛「で、デートですね」

麗奈「子供の付き添いじゃなくて?」

由愛「しっ」

麗奈「睨まないでよ」
39 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:58:59.47 ID:C8eWLFOk0
第21案:クーポン券



ほたる「ちょっとチープですかね?」

麗奈「年相応でしょ」

由愛「画材のクーポンなら……」

麗奈「もっとプレゼントよこせ……っつってるみたいね」

ほたる「何か持ってたかな……あっ」

麗奈「ん?」

ほたる「……ランジェリーショップのクーポン、いります?」

由愛「わ、わわわ……」

麗奈「アイツ連れてくってこと……?」

由愛「……ふむふむ」

麗奈「顔赤くしながらメモってんじゃないわよ」

ほたる「まぁ、由愛ちゃん……上、つける必要なさそうですけど」

麗奈「急に煽るわね」

由愛「しっ」

麗奈「睨むなって」
40 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 22:59:57.26 ID:C8eWLFOk0
第22案:手作りの券



麗奈「そもそも券作っちゃえば?」

ほたる「握手券とかですか?」

由愛「3時間分?」

麗奈「……3時間も握手してたら、なんつーか……変な気分になるわね……」

由愛「わわわ……えへ」

麗奈「……幸せそうだからいいけど、そうじゃなくて……子供が親にあげるような、肩たたき券みたいな、ね」

由愛「肩たたき……あ、結構いい、かも」

ほたる「なんでも言うことを聞く券とかですね」

由愛「……聞かされちゃうんですね」

麗奈「何される気よ」

ほたる「言っていいんですか?」

麗奈「言わなくていいわ……」
41 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:00:37.30 ID:C8eWLFOk0
第23案:何でも言うことを聞く



ほたる「もはや券いらないでしょう」

由愛「わ、わわわっ」

麗奈「だから何されんのよ……言わなくていいけど」

ほたる「キスはもう出てますからね」

由愛「でも、するのとされるのって別ですよね……」

ほたる「どっちも……いいですよね。私は偶然してしまうタイプですけど」

由愛「わわわ……えへ」

麗奈「顔が日菜子みたいになってるわよアンタ」
42 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:02:00.20 ID:C8eWLFOk0
第24案:映画(DVD)



麗奈「さっきちょろっと言ってたけど。ふつうに映画でもいいんじゃない?」

由愛「……どんな映画にします?」

ほたる「王道は……ホラー、ですよね」

由愛「こ、怖いのはちょっとっ」

麗奈「恋愛モンでも見とけば?」

ほたる「夜のシーンに力を入れてるのがいいですよ」

麗奈「……13歳だからね?」

由愛「おすすめありますか?」

ほたる「……う、うーん……」

麗奈「今決めなくてもいいんじゃない? 聞くなら伊吹とかいるし……奏とか、一応小梅とか……」
43 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:03:41.86 ID:C8eWLFOk0
由愛「……ちなみになんですけど」

麗奈「何?」

由愛「ヘレンさん」

麗奈「ヘレン? どうしたのよ急に世界レベルになって」

由愛「趣味、DVD鑑賞なんですよね」

ほたる「!?」

麗奈「!?」

由愛「最近教えてもらって……」

麗奈「良さげなの教えてくれそうね」

ほたる「世界レベルですからね……」
44 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:05:21.67 ID:C8eWLFOk0
第25案:映像(由愛)



麗奈「ってことで、自作する?」

由愛「自作……?」

麗奈「アンタを撮るのよ」

ほたる「……麗奈ちゃんのえっち」

麗奈「は、はぁ!?」

由愛「わわわ……」

麗奈「変なこと言った? 変なこと言った!?」
45 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:06:16.10 ID:C8eWLFOk0
ほたる「……じゃあ、自己紹介してもらえますか?」

由愛「えっと……な、成宮由愛……です。学生です……」

ほたる「へぇ、ゆめちゃんって言うんですね。今までの経験は?」

由愛「練習はたくさんしてますけど、その、人と話すのが苦手で……でも、頑張ってます」

ほたる「案外活動してるんですね」

由愛「はいっ、恥ずかしいですけど」

麗奈「何が始まってんのよ」
46 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:07:52.28 ID:C8eWLFOk0
ほたる「どこが気持ちいいのかな?」

由愛「やっぱり、体を動かすところ……ですかね。汗かいちゃうんですけど……気持ちいいです」

麗奈「何よこのインタビュー……」

ほたる「じゃあ、早速脱ごっか」

麗奈「脱ぐな!!!!!! 止めなさい!!!!!」

由愛「このあとレッスン着で、日頃の活動を収めるんですよ?」

麗奈「そんな流れだった!? 本当に!?」

ほたる「日頃の由愛ちゃんの活動をフィルムに収めるんです」

麗奈「あのインタビューいる?」

ほたる「少しはドキドキさせてあげないと……」

由愛「バランスボールとか乗ったりしますよね」

ほたる「小さいか、逆にダボダボのレッスン着で……ふふっ」

麗奈「一歩間違えれば捕まるわよ! アイツが!!」

ほたる「バレなければいいんです」

麗奈「バレない自信あるの?」

ほたる「次行きましょうか」
47 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:09:11.65 ID:C8eWLFOk0
第26案:ビデオレター



ほたる「想いを伝える方向にシフトしましょう」

麗奈「言葉にするのは大切よね」

ほたる「しかも保存できて、いつでも再生出来ます」

麗奈「……会って言え、ってツッコミは野暮かしら」

由愛「恥ずかしいです……」

ほたる「プロデューサーさん、ごめんなさい……って言ってみてください」

由愛「ごめんなさい……プロデューサーさん、私……小春ちゃんの虜になっちゃいました……」

麗奈「小春!? 何で!?」

小春「そうなんです〜、返しませんよ〜」

麗奈「どこから沸いたの!?」
48 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:10:20.18 ID:C8eWLFOk0
第27案:手紙



麗奈「レターなら紙でいいでしょ」

ほたる「絵葉書にすれば趣味も活かせますね……!」

由愛「プロデューサーさんがこの手紙を読むとき、私はもうこの世には……」

麗奈「手渡しするんじゃないの?」

小春「13歳の由愛ちゃんはもういないんです〜」

ほたる「そうですね、もうすぐ13歳ですから……あれ?」

小春「あれ〜」

ほたる「何かが」

由愛「おかしい」

麗奈「ような」

49 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:10:48.16 ID:C8eWLFOk0
??「あらっ、皆さんどうしたんですか?」

由愛「あっ……ちひろさん……」
50 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:13:05.27 ID:C8eWLFOk0
第28案:コスプレ



ちひろ「ハロウィンも終わったことですし、お安くなってますよ」

麗奈「現金ね」

ちひろ「あっ、小物ならお貸しできます」

麗奈「なるほどね」

小春「かわいい由愛ちゃんでプロデューサーさんを癒すんですね〜」

ほたる「元気、出そうですね……色々と」

由愛「着るなら……何にしましょうか」

ほたる「ダビデ像とかどうですか?」

麗奈「それ全裸じゃない?」

ちひろ「せめて女の子が良いかと」

ほたる「ヴィーナスの誕生はどうですか?」

麗奈「それも全裸じゃない?」

由愛「手伝ってくれるなら……」

麗奈「乗るな!」

由愛「ちょうど4人必要なんです」

ほたる「さ、脱ぎましょう」

小春「楽しいですね〜」

麗奈「脱ぐな!!! 脱ぐな!!!!!!」



(ちひろさんは忙しいので仕事に戻りました。ご苦労様です)
51 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:15:11.28 ID:C8eWLFOk0
第29案:仮装(着ぐるみ)



小春「動物とかいいですよ〜」

ほたる「うーん……見るからにぬりかべですかね」

麗奈「暴言が過ぎる」

由愛「キャンバスって言って欲しいです」

麗奈「アンタそれでいいの?」

ほたる「由愛ちゃんの広がるキャンバスに筆を……」

由愛「く、くすぐったいです」

麗奈「やめなさい!!」

小春「あっ、ヒョウくん食べちゃダメです〜」

由愛「!?!??!?!?!??!」

麗奈「止めなさい!!!!!!!」

ほたる「これが本当の不埒なキャンバスですね」

麗奈「アンタは印象の方でしょうが」
52 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:15:48.54 ID:C8eWLFOk0
第30案:衣服(由愛)



ほたる「そして脱いだ服をプレゼント」

麗奈「するな!」

53 : ◆8txspElKLFKq [sage saga]:2019/11/03(日) 23:17:01.13 ID:C8eWLFOk0
第31案:成宮由愛



ほたる「そのまま私がプレゼント……」

由愛「憧れますね……!」

麗奈「憧れない!」

小春「少女漫画の王子様みたいです〜」

麗奈「そうなの!?」

ほたる「むしろ青年誌」

麗奈「そりゃありがちだけど、さぁ」
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