【安価】受付嬢「ふーん、あなたが新人冒険者?」

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521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/13(金) 21:30:49.50 ID:2dSUqF2E0
女魔法使い「ふふっ♪男さんにぜ〜ったいに(以前語られた考えを改めてもらうって私に決意させた)責任取ってもらうまでついていきますからね!」

男「せっ、責任!?」

爺「お主......やはりそういう関係を持っておったのか」

男「違う!やましいことはない!......まぁ、何度か寝込みを襲われたりはしたが......」

女魔法使い「それは男さんがもともと......その......///」

男「お前は何を勘違いしているんだ!?」

爺「これ、それ以上言うとお嬢さんが傷付くじゃろう」

男「む......」
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/14(土) 20:56:25.90 ID:ntAo4HeD0
爺「ところで、そこのメイドさんとはどういう関係なんじゃ?」

男「彼女も仲間だ」

爺「む?メイド服を着ているが.....」

男「確かにメイドらしいこともよくしているが、彼女はああ見えて結構女性らしい。そして何より強いんだ」

爺「ほう。そうなのか?」

鷹「>>524
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:57:46.15 ID:rXTt5+nK0
はい。男……いえ、ご主人様には初対面の時に情熱的な口説き方をされまして……
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/14(土) 20:58:37.52 ID:HuoT0nv7o
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/16(月) 08:37:43.23 ID:Q5FzgBzS0
鷹「はい。男......いえ、ご主人様には初対面の時に情熱的な口説き方をされまして......」

爺「なんじゃお主、口説いたのか。レイプしかできんのかと思ったわ」

男「どっちもできねぇ!」

鷹「私、あんなに強く求められたのは初めてだったのでつい......」

爺「ふん。やはり性欲魔人じゃの」

男「違うからな。確かにどこかで彼女を求めてたかもしれないけど、俺は何も言ってないからな」

鷹「おや」


彼女が目を細める
またしてもやってしまったのだ
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/16(月) 21:14:22.28 ID:Q5FzgBzS0
男「......ふん」

爺「くくく、面白いのう」

鷹「あら、自分の息子を笑うとは酷い親ですね」

爺「くく、仲間を笑うお主らには言われとうないがの。わしは少し席を外すぞ」


そう言って爺はどこかへ行ってしまった


男「......覚えてろよ」

女賢者「んふ、怖いですね」

女魔法使い「私なんか言いました?」

鷹「すみません、ついご主人様がかわいいもので」

男「まだ呼び方が抜けてないぞ」
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/17(火) 20:26:49.05 ID:+tC5Btzd0
しばらくすると、箱を持って爺が帰ってきた


爺「そろそろ息子が帰ってくるじゃろうと思っていたところでの」

男「その箱はなんだ?」

爺「そう焦るな。お主らに贈り物じゃ」


爺は大理石のテーブルの上に置かれた箱を開け、中身を取り出す


男「......なんだ、それ?」

爺「>>529
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/17(火) 20:29:12.89 ID:Q7XUqy7K0
開いたものの願いをかなえてくれる箱じゃ
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/17(火) 20:29:36.55 ID:I7TUvDrTo
勿論コンドー・・・じょ、冗談だってば
こっちが本命じゃ!つ大きな卵
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/18(水) 19:59:17.52 ID:qK05IGs/0
爺「勿論コンドー・・・」

男「今日こそは屍になってもらおうか老いぼれ」

爺「じょ、冗談だってば、こっちが本命じゃ!」


出しかけたコンドームをしまい、大きな卵を取り出す
というかこの爺、ご丁寧にコンドームまで持ってきたらしい


鷹「おいしい卵焼きができそうですね」

爺「うぅむ......まぁ実際うまそうじゃが、これは食用じゃないぞ」

女魔法使い「じゃあなんですか?」

爺「これはな、ドラゴンの卵じゃ」

男「......ド、ドラゴン!?」
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 20:52:57.95 ID:u02hw+TV0
爺「あと、お主はそろそろ運命が近づいておるな」

男「運命......」

女賢者「運命とは何ですか?」

爺「うちの子供は若い内に宿敵と戦うんじゃ」

女魔法使い「なるほど、よく変な敵と戦ってますね」

男「あれは前座だ。いつか世界の脅威になるような奴と戦うことになる」

爺「それなりに強く育てたつもりではあるが、正直お主の仲間の方が強そうじゃがの」


男は複雑な表情をしている


鷹「気にしないでください」

男「ん?あー、まぁ......うん」
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/20(金) 22:15:41.18 ID:06QAFzdh0
爺「その卵はじきに孵るじゃろう」

男「そうだ爺さん。古王ってやつの封印がそろそろ解けてるっぽいんだが」

爺「あぁ、あやつか?なあに大した奴じゃないぞ。ただ死なないだけの化物じゃ」

男「それが問題だと思うんだが」

爺「また封印すればええじゃろう。そこら辺に埋めておけ」

男「......はぁ。あと、もう一ついいか?」


男が問いかけると、家がどこからかの強い衝撃を受ける
何かが家を揺さぶっているかのような感覚だ


爺「なんじゃ」

男「その卵、どう調達した?」

爺「巣からとってきた」

男「やっぱりか!」


男は家の外に武器を持って飛び出した
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/21(土) 21:48:25.50 ID:N+6nyjjP0
家の外には、ゆうに4mを超える巨大なドラゴンがいた
家の屋根にしがみついて揺さぶっている
このままでは、家の崩壊は時間の問題だろう


男「おいドラゴン!」

ドラゴン「......クァ......!!!」

女賢者「ちょ、待って下さい!そうやって一人で無茶ばかり!」

女魔法使い「デカい!」

鷹「......しかし、ここで殺すというのは少々かわいそうですね」

男「だが、こいつはあくまで野生の生物。卵を寄越したからといって大人しく見逃してくれるとは思えない」
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/23(月) 20:46:27.69 ID:yKc+4FWd0
男「ここで仕留める!」


男は素早く、ドラゴンの喉元に飛び掛かる
しかし、それは同時にドラゴンの逆鱗に触れることにもなる


ドラゴン「ゴアアアッ!!!」


ドラゴンは口から炎を噴いて攻撃しようとする
彼はあくまで攻撃をされる前にドラゴンを殺すつもりのようだ


女賢者「水球反作用!」


女賢者は水の玉をドラゴンの口許に発射し、炎を消火した
これで安心して攻撃できるというわけだ
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/24(火) 20:31:31.96 ID:+dKYT9q+0
男「ぜぁっ!!」


彼は懐から大剣を取りだし、ドラゴンの首をはねた


男「......よし!」

爺「ほっほっほ。これで夕飯を買いにいかずにすんだぞい」

女魔法使い「ということは?」

爺「本日の夕飯はドラゴン肉じゃ」

女魔法使い「やったー!」

鷹「私も調理を手伝いますよ」
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/24(火) 22:29:41.07 ID:pUX1wcGDO
堅そうな肉…
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/25(水) 01:02:32.42 ID:QcTICzsfO
これとんでもない悪行だよな…
子供(卵)を拐われその悪人を倒して子供を取り返しうとしたドラゴンの首はねてるんだからな
538 :諸行無常 [saga]:2020/03/25(水) 20:31:38.50 ID:pwBCN60R0
ちなみにドラゴンは親子共々悪霊になって男の次の代で復讐しにきます


爺「......げっ」

男「どうした?」

爺「お主、逆鱗ごと斬りおったな?」

男「まぁ......そうなんじゃないか?どうも大剣は上手くコントロールできないんだ」

爺「逆鱗は高く売れるんじゃ。しかもこいつを失って死んだドラゴンは成仏できんのじゃ」

女賢者「ドラゴンゾンビというやつですね」

爺「わしが死んだらドラゴンの魂が宿るかもしれんぞ?」

男「爺の相手は遠慮したいなぁ」
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/26(木) 20:47:53.71 ID:Mqn7Ohf90
鷹「ところで、一体どこの肉を食べるんですか?」

爺「んー......まず腕とかは駄目じゃ。流石に堅すぎる。食える奴もいるがの」

鷹「顔の周りも駄目そうですね」

爺「顔は駄目じゃが、首と顎の繋ぎ目の部分はいける」

鷹「と、言われますと......尻尾は向いてますかね」


ドラゴンの周りをぐるぐると回りながら目星をつけていく


爺「うむ。比較的柔軟に動く部分は食べやすい」

女賢者「ええ。このドラゴンのそういった部分はサメの歯のようになくなればまた形成されます」
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/27(金) 00:21:08.76 ID:JgeUqS38O
目の回りの肉は絶対旨いはず魚のアラなんか最高やからな目の回りは
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/28(土) 20:32:01.68 ID:VTo61pfx0
>>540
ほへぇ、そうなんですか。参考にします


その後、爺と鷹はダイニングにドラゴンの肉を運び込んだ


鷹「ダイニング大きいですね」

爺「うむ。こういうこともあるじゃろうと思うての」

鷹「私もやりやすいですよ」

爺「ところで、一体どのように料理するんじゃ?」

鷹「>>543
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 20:33:16.76 ID:ejb5ck110
まず細かく切ります サッ(どこからともなく包丁を出す)
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/28(土) 20:49:26.48 ID:VqzjGF/Eo
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/29(日) 20:53:50.53 ID:xUS2dK8u0
鷹「まず細かく切ります」サッ


どこからともなく包丁を取りだし、肉を切り始める


爺「それは___」

鷹「ご安心を、殺菌してありますので」

爺「そうか。調理の準備はしておくでの」

鷹「助かります。この量の調理を一人で、というのは流石に骨が折れますからね」
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/16(日) 23:11:14.75 ID:J3H4DkODO
待ってるんだぞずっと
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