【モバマス】乃々「異世界とか……むーりぃー……」2【安価あり】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/10(火) 23:49:11.95 ID:d0wK+h020
このスレは【モバマス】乃々「異世界とか……むーりぃー……」【安価あり】の続きです

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/11(水) 00:41:58.52 ID:NcGTC4aV0


◇◇◇◇◇◇


まゆ「指輪、ないですねぇ」

輝子「小さい物だから、見つけるの大変だな……」

アーニャ「皆さん、そろそろ岩の中を抜けますよ」

輝子「む……ということは、岩の中には無いか……」

乃々「輝子ちゃん……ずっと前かがみだと、転んじゃいますよ……?」

輝子「大丈夫……足元を見てるし、何かに躓くことはないから……」

乃々「確かに……」

音葉「光が見えてきました。そろそろ出口です」

まゆ「いよいよですねっ。この先に海雪草の素晴らしい景色が……!」ワクワク

音葉「いえ、この先ではなくて……もう1つだけ、岩のトンネルがあります」

まゆ「そ、そうなんですか。ふー、高まった心を落ち着けないと」

乃々「……トンネル、抜けましたね……魔除け草が、あちこちに生えている、なだらかな平地です……」

輝子「すごく広いな……あの中心にある大きな岩が、トンネルか……」

まゆ「海雪草、焦らしますねぇ」ソワソワ

音葉・アーニャ「……」

乃々「……? 音葉さん、アナスタシアさん……なぜ止まって……」

アーニャ「おかしいです」

乃々「えっ」

音葉「この場所には、魔除け草が埋め尽くすほど生えていたはず……草原のように……」

アーニャ「どうしてこんなに減っているんでしょう」

輝子「魔物が多く現れたせいで、環境が変わってしまった、とか……?」

音葉「分かりません……」

まゆ「ま、まあそれでも、まだまだいっぱい生えてますし。魔物が近寄ってくることはないですよね?」

音葉「はい」

まゆ「よかったぁ」

乃々「!」ピクッ

乃々(な、なんだか嫌な予感が……これはドワーフの洞窟で、サキュバスに襲われる時に感じたのと似てる……)

ゴオオオオオオ

乃々(というか……何かがすごい勢いで、こっちに向かってくるんですけど……!?)

音葉「この音は……! 皆さん、警戒を。8時の方角から、魔物がやって来ます」

輝子「魔物……!?」

まゆ「どんな魔物ですか?」

音葉「ここに来るまでに戦った、どの魔物とも異なります……」

アーニャ「私たちを狙って来ているんですか? ここには、魔除け草がたくさんありますから、万が一そうだとしても、近づけないと思います」

乃々「でも、警戒はしてください……」

輝子「ボノノちゃん……?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/11(水) 01:26:58.70 ID:NcGTC4aV0
乃々「何となくですけど、危険が迫っている気がするんです……ビーストの第6感、というものなのかは、分かりませんけど……」

アーニャ「シックスセンス、ですか」


???「……!!」ゴオオオオオ


まゆ「!?」

アーニャ「あ、あれは……!」

音葉「人? 巨大な岩のトンネルを、泳いで飛び越えてきた……?」

輝子「ひ……人はあんなに速く、泳げないんじゃないかな……」

???「……!!」ゴオオオオオ

乃々「すごいスピードです……! 私たちのもとへ、一直線に……!」

アーニャ「そんな! 魔除け草が効かないんですか!?」

まゆ(あれ?)

輝子(……なんか、見たことあるような顔が……)

乃々(もしかして……あの魔物……)


???「うひょーっ! 女の子が5人もいる! 天国だ〜♪」

乃々(愛海さん!?)
輝子(愛海ちゃん!?)
まゆ(愛海ちゃん!?)


輝子「え……? あれ……?」

まゆ「こ、これはどういう……」

ちひろ『愛海ちゃんじゃありませんよ』

乃々「ちひろさん……また独断と偏見で、346アイドルの姿を借りたんですか……」

ちひろ『そういうことです。あれは愛海ちゃんにそっくりなマーメイドです。愛海ちゃんはちゃんと別の種族として存在してますよ』

まゆ「マーメイド」

輝子「……確かに、脚が魚になってるな……」

まゆ「上半身は貝殻の水着で胸を覆ってる。ありがちな人魚の恰好ですね」

マーメイド「こんにちはー」

音葉「皆さん……戦いの準備を」

マーメイド「あれ? 戦う気満々だね。こっちはそんなつもりないんだけどな」

アーニャ「魔物がなぜ、ここに入れるんですか? 魔除け草がこんなにあるのに」

マーメイド「エルフなのに知らないこともあるんだね。魔物も日々進化してるんだよ。あたしみたいに、ある程度の知能がある魔物なら、対策は万全!」

音葉「対策……」

輝子「もしかして……ここにあった魔除け草を引っこ抜いたのって……」

マーメイド「うん、あたしだよ。魔物が嫌がることに変わりないから、毎日少しずつね。それより戦うのはやめよ? 痛いのイヤでしょ?」

音葉「私たちを、襲うつもりなのでは……」

マーメイド「全然! これっぽっちもない!」

乃々「じゃあ、どうしてここに……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 02:03:29.52 ID:ZNNKu4QA0
しwwwしょwwwおwww
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 02:14:44.86 ID:iEehiEqDO
意外だけど、乃々と輝子に愛海は、千枝や芳乃と同じバストサイズ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/11(水) 02:50:42.04 ID:NcGTC4aV0
マーメイド「ここにある草を引っこ抜きに来たに決まってるじゃん。そしたら、あなたたちと出会ったってだけ」

まゆ「本当に戦う気はないの?」

マーメイド「うん!」

音葉「そちらには無くても、こちらにはあるんです……」

アーニャ「はい。私たちエルフの、大切な場所が荒らされるのを、黙って見ているわけにはいきません。魔除け草を引き抜くつもりなら、あなたを倒します!」

マーメイド「ふーん……なるほどねぇ。ここの草、引っこ抜かれたくないんだね。じゃあさ、交渉しない?」

アーニャ「交渉……?」

マーメイド「あることをさせてくれたら、もう何もしないよ」

乃々(……まさか……)

アーニャ「魔物の言葉なんて、信じられません!」

マーメイド「まあまあ、最後まで話を聞いて。すごく簡単なことなの。あなたたち5人のお山を登らせてくれるだけでいいんだよ」

乃々・輝子・まゆ「……」

音葉「山……? そんなもの、どこに」

マーメイド「あるじゃん。5人それぞれ、みんな違ってみんないいお山が……うひひ♪」

まゆ「ちひろさん、本当に姿を借りてるだけなんですよね?」

ちひろ『ちょっと本人の情報を入れ過ぎたかもしれません』

アーニャ「よく分かりませんけど、仮にお山を登らせたとして、あなたが約束を守るとは思えないです」

乃々「はい……信用できません……」

マーメイド「絶対に守るから! 信じてお願い!」

音葉「立ち去るか、ここを離れるか……どちらかを選んでください」

マーメイド「そんな寂しいこと言わずにさ〜!」

音葉「……」

マーメイド「……どうやら、前にここに来たエルフ2人みたいに、上手くはいかないみたいだね」ゴゴゴゴ

乃々(雰囲気が変わった……!)

輝子「エルフ2人って……」

音葉「千秋さんと、ありすさん……」

マーメイド「その反応、知ってるんだ。あの2人指輪を探してたみたいでね。ここに来るまで魔物とたくさん戦ったらしくて、ボロボロだったよ。よっぽど大切なものなんだねーこれ」キラッ

音葉・アーニャ「!!」

まゆ「あ、あの指輪……藍色の宝石が!」

輝子「お姫様の指輪か……?」

アーニャ「それをどこで!」

マーメイド「あれ? あなたたちもこれを探してたの? この辺りに落ちてたから拾ったんだよ。言っとくけどあげないよ?」

音葉「その指輪は、エルフの姫君の物です。あなたの物ではありません……」

アーニャ「返してください!」

マーメイド「もうあたしの物だもん。どうしてもって言うならお山を登らせてよ」

乃々(結局そこに行きつくんですか……)
7 :【ボス戦】マーメイド 戦闘開始 [saga]:2019/12/11(水) 03:25:22.86 ID:NcGTC4aV0
マーメイド「いや、やっぱりいいや! もう交渉は終わり! めんどくさいから力づくで登ることにする。せっかくチャンスをあげたのに、もったいないことしたね」

アーニャ「元々、交渉なんてするつもりはないです。あなたを倒して、指輪もこの場所も救います!」

マーメイド「エルフの力なんてたかが知れてるもん。あの2人みたいに弱らせて、お山を登りまくってやる。そして記憶を無くして返せば、次のお山がやってくるかも……うふふふ♪」

乃々「……真相が明らかになりましたね……」

まゆ「うん。あのマーメイドを倒せば」

輝子「大体解決できるな……」

音葉「皆さん……力を貸していただけますか……?」

乃々「もちろんです。海雪草のため、指輪のため」

まゆ「まゆたちのお山のため」

アーニャ「お山が何なのか、知ってるんですか?」

輝子「まあ……それは置いておこう……」

マーメイド「さあて、覚悟はいいかな!?」

まゆ「来ます!」


≪マーメイド×1があらわれた!≫


名前:マーメイド
属性:水
種族:マーメイド
称号:海に住む山好き
HP:300
攻撃:35
防御:15
命中:35
敏捷:30
知力:35
精神:15


マーメイド「みんなー、力を貸してー!」

輝子「え?」


≪マーメイドは仲間を呼んだ! クラ―ケンモドキ×1、ハリクラゲ×1があらわれた!≫


名前:クラーケンモドキ
属性:水
種族:クラーケン
称号:海の王子
HP:200
攻撃:55
防御:10
命中:20
敏捷:5
知力:35
精神:10

名前:ハリクラゲ
属性:水
種族:ゼリーフィッシュ
称号:海の針治療
HP:100
攻撃:1
防御:5
命中:1
敏捷:15
知力:1
精神:5


乃々「な……仲間を呼ぶなんて、こんなことあるんですか……!」

まゆ「魔除け草が効いてないの!?」

マーメイド「あたしが対策を施してあげたからね! 誰から弱らせようかな〜」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 03:30:08.73 ID:iEehiEqDO
魔物が援護防御しなければ短期決戦。でなければ各個撃破だな

セオリーでいくなら回復屋からと
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