勇者「世界を救う旅に出る」魔女「………はい?」

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1 :コードネーム名無し3号 [v0745@outlook.jp]:2020/03/03(火) 15:02:04.23 ID:XQNq4Qro0
-???-

空を覆っていた紫色の雲は次第に晴れ、隙間から青空が見えていた。

魔王「勇者…お前はその手でいくつもの命を奪った…」

勇者「…」

消えていく魔王を勇者は眺めていた。
 
魔王「ただ魔族というだけで…罪もない者を殺したのだ…」

勇者「…」
 
魔王「お前は―――」
 
勇者「…」クルッ タッタッタ…

言い終わらないうちに、魔王は消えた。 

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1583215323
2 :コードネーム名無し3号 [v0745@outlook.jp]:2020/03/03(火) 15:08:54.19 ID:XQNq4Qro0
-中央王国城下町-

勇者「…だから、仲間になってほしい」
 

魔女「あんた自分が何言ってるのかわかってるの?」
 

勇者「?」

勇者「君は…魔法職だよね?」

魔女「見ての通り。魔女よ。」

勇者「世界を救う旅に出るから、仲間になってほしい」

魔女「阿保なの?」

勇者「どこかおかしかったかな…」

魔女「全部よ。今のあんたの発言の、最初から最後まで。」
3 :コードネーム名無し3号 [v0745@outlook.jp]:2020/03/03(火) 15:45:45.55 ID:XQNq4Qro0
勇者は自分の発言を振り返ってみる。

勇者「……」

魔女「冗談なら他を当たって頂戴。私忙しいの。」

勇者「具体的に言うと、魔王と平和交渉しに行く」

魔女「その冗談、まだ続くの!?……」

魔女は思わず立ち上がった。

魔女(……って、あれ?)

魔女「今、魔王と平和交渉って……」

勇者「う、うん。」

魔女「………それ、本気なの?」

勇者「本気だけど…あの、膝に乗っけてた本落ちたよ?」

魔女「……ちょっと」グイッ

勇者「え、え?いきなりどうしたの?」

魔女はおもむろに勇者の腕を掴むと、もう片方の手に魔導書を持って歩きだした。

魔女「ちょっとついてきなさい」

勇者「え?どこに行くの?」

魔女「うちよ。ちょっと用があるから来なさい」

勇者「え、じゃあ仲間に…!?」

魔女「違う。…いいからほらっ」グイッ

勇者「え、え、じゃあ何で…?」

魔女「あーもうめんどくさい!腕力強化!!」グイッ

勇者「あ、ちょ、わわわわっ」ズルズル


勇者(何だろう…怒らせちゃったかなあ…)


勇者(…腕痛い…)

勇者はそのまま魔女に引きずられていった。

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/03(火) 21:59:54.19 ID:i0V1329b0
メ欄はネタでやってるの?
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/23(月) 22:02:00.16 ID:9RUdqPcDO
続きは?
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