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男「大将! 油マシマシのアチアチラーメン一丁」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/07/05(日) 09:07:18.96 ID:sGoLw9kr0
検査の結果は、当然のごとく芳しいものではなかった。むしろ、最悪といっていい状況であった。ありとあらゆる成人病を身に宿した男を前に、ナナフシはラーメンか健康かを迫った。まさにデッドオアアライブ。大タヌキも、如何にラーメンが好きとはいえ自らの命と天秤にかけられれば他に選択の余地などない。ナナフシに言われるがまま、すぐさま入院することとなり様々な医療的処置を受けることとなった。大タヌキも、しばらくの間は大人しく体を労わった。
しかし、それが3か月目にもなると我慢も限界だ。やせ細った身体が、あの油に満ちて香ばしい匂いを立ち上らせるラーメンに焦がれだしたのだ。あとは御覧の様である。病院を抜け出した大タヌキの素足は、来々軒を具えるこの山へと向いたというわけだ。
「でもよう先生ぇ。手術が終わったって、すぐにラーメンが食えるようになるわけじゃあ無いんだろう? 俺はもう我慢ならねえ!」
「あっさり出汁のラーメンを病院食で出すよう指示を出しますから。それなら、手術後一週間も経てば食べられるようになりますから!」
「ここのラーメンじゃなきゃ駄目なんだよう!」
大タヌキの丸い目が、不気味に光った。もはや問答は無用と言わんばかりにラーメンへと向き直り、大きく息を吸い込む。
「俺はこの命にかけても、このラーメンを食う!」
「そんなことはさせない! こっちこそ人の命を救うのに命をかけてるんだ! 貴方に食べさせるぐらいなら私が全部食べてやる!」
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