ココア「カードゲーム3番勝負だよ!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

94 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 14:52:50.80 ID:4I3VmGqi0
チノ「デッキを置いたら手札を7枚引きます」

ココア「7枚ね」

リゼ「1、2……」

(■■■■■■■/リゼ手札》

《ココア手札/□□□□□□□)


チノ「そうしたらゲームスタートです」

ココア「何か掛け声とかないの?」

チノ「?」

チノ「とくにないですね」

ココア「え〜!?私も何か言いたかったのに!」

チノ「いいから始めてください」

ココア「うぅ…」


ココア「じゃあ私からね。このゲームどうやったら勝ちなの?」

チノ「あ、えっとですね……」

チノ「プレイヤーは20ポイントの《ライフ》があって、0になったら負けです」

ココア「へえ、わかりやすくていいね!」

マヤ「レベル4になったら負けって、なんか変だったよね」

千夜「違うわマヤちゃん、あれは4と死を掛けているのよ」

マヤ「マジ!?」

シャロ「んなわけあるかっ!!」

チノ「まずは《ドローすてっぷ》です……けど」

チノ「先攻はドローできませんね」

リゼ「今回はドローはなしか」

メグ「さっきの私と同じだねー」

ココア「ね〜」

チノ「次に1回目の《メインふぇいず》です」

ココア「1回目?」

リゼ「2回目もあるのか?」

チノ「そう……みたいですね」
95 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 14:54:33.21 ID:4I3VmGqi0
チノ「まず、《土地カード》を出してください」

ココア「土地?」

チノ「平地・島・沼・山・森のカードが《基本土地》だそうです」

ココア「平地……。あるね、《平地/土地}!」

リゼ「({Basic Land/Forest》……。思いっきり森だなこれ)」

チノ「それを、戦場の手前側に出してください」

リゼ「!」

リゼ「戦場?」

チノ「はい。カードを出す場のことをこのゲームでは戦場というようです」

リゼ「ほう……。それはいいな」

千夜「リゼちゃん気分が乗ってきた?」

リゼ「ああ……。私にふさわしい舞台だ」ニンマリ

マヤ「子供だなー、リゼは」ニヤニヤ

リゼ「なっ……!?お前に言われる筋合いはない!!」


ココア「手前側って、なんとなくでいいの?」

チノ「はい。このゲーム、カードを出す枠は特にないみたいなので」

ココア「そうなんだ」

シャロ「さっきはきちんと決められていたけど……」

マヤ「ポケカはなかったよね」

メグ「そうだね」


ココア「じゃあ出してみるよ!」

リゼ「何かルールとかないのか?」

チノ「えっと……。《土地》は1ターンに1度しか出せないようです」

チノ「出した後はずっと場に残って……」

チノ「あとは特にないですね」

ココア「そっか!じゃあ……」

リゼ「……」






《平地/A〉

ココア「この辺でいい?」

チノ「はい、いいと思います」

ココア「やった!」
96 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 14:55:40.69 ID:4I3VmGqi0
チノ「そうしたら、次に《マナコスト》を払って手札を使えますね」

リゼ「?」

ココア「まなコスト?」

リゼ「何だ、マナって?」

千夜「マヤちゃんのお知り合い?」

ココア「まさか隠し妹!?」

マヤ「いね〜よ、そんなのっ!」

チノ「えっと……。《土地》を《たっぷ》……?すると、マナが生み出されます」

ココア「たっぷ?」

千夜「タタンッ、タタンッ」ニコニコ

シャロチノ「おどるな」

チノ「《カード/A}を《横/<}にすることですね、《たっぷ》は」

ココア「そっか!」


リゼ「マナが生み出されるってどういうことだ?」

チノ「え〜……っと。《土地》をたっぷすると《マナ》が出るので、それを使って呪文を唱えるんです」

リゼ「……」

リゼ「マナが出るって、何か使うのか?」

チノ「え?」

チノ「あ、いや……」

リゼ「……」

チノ「え、エネルギーが出ているそうです……。カードから」

リゼ「エネルギー?」

千夜「概念的に?」

チノ「そうみたいです」

リゼ「な、なるほど……?」

ココア「じゃあ、《平地/戦場〉をタップしたら、平地エネルギーがカードから飛び出してくるの?」

チノ「《平地》だと《白のマナ》ですね。それがカードから出るんだと思います」

チノ「そして、それを使って呪文を唱える、と」

ココア「そっか〜!」

ココア「なら、さっそく使ってみるね!どのカードが使えるかな……」
97 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 14:56:58.37 ID:4I3VmGqi0
チノ「カードの右上にある数字やマークがマナコストです」

チノ「例えば《このカード/Vito)なら……」

ココア「あ、呪われたおじさんだ!」

チノ「《2》と《髑髏マーク》がありますよね?」

ココア「そうだね!」

マヤ「髑髏が2つ必要ってこと?」

チノ「いえ、そうではありません」

メグ「えー、違うの?」

チノ「はい。この場合、《2》の方は何でもいいので《土地》を2つ」

チノ「《髑髏》の方は《沼》を1つたっぷするんです」

ココア「へ〜……」

マヤ「あれ?」

メグ「それって、ポケカと同じだね〜」

ココア「え?」

リゼ「あ」

シャロ「確かに。《無色エネルギー》と同じね」

ココア「!」

ココア「あ〜、そうだ!そうだね!」

リゼ「そう言われてみたら、《基本土地》っていうのも《基本雷エネルギー》って言い方に似てるし」

シャロ「そもそもカードの雰囲気がそっくりですね。イラストしか描いてないところとか……」

メグ「ほんとだ〜」

ココア「何で似てるのかな?偶然?」

チノ「さあ……。なんででしょうね」


ココア「じゃあ、今の私の手札には……」

ココア「あれ?」

チノ「?」

リゼ「どうした?」

ココア「使えるカードがないよ?」

リゼ「……」

チノ「……」

チノ「なら、次は戦闘です」

ココア「ええっ!?」

ココア「まだ何にも出してないよ!?」

チノ「仕方ないじゃないですか。出せないんだったら」

ココア「ええ〜!?そんなのあり!?」

リゼ「なかなか厳しいな……」

チノ「当然ですけど《土地》しかないんじゃ戦闘はできませんから」

チノ「これでターン終了ですね」

ココア「そんな〜」ガックリ

ココア「さっきのシャロちゃんなんて最初から攻撃までしてたのに……」

シャロ「そうね」

リゼ「そういうのもゲームによって違うところだな」
98 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 14:58:25.80 ID:4I3VmGqi0
リゼ「じゃあ次は私のターンだな」

チノ「はい。後攻からはドローができます」

リゼ「わかった……。なら1枚引いて……」

(■■■■■■■'■,/ドロー》

リゼ「(手札/Forest》を出すぞ」

{Basic Land/Forest》


ココア「ふぉれすと……!!」

千夜「ほんとに英語でやる気なのね……」

メグ「べーしっく……らんど……」

マヤ「これで《基本土地》かー!」

ココア「勉強になっちゃうね!」

リゼ「それから……《くりーちゃー》……?」

リゼ「……は使えるのか?」

マヤ「くりーちゃー?」

チノ「くりーちゃーは攻撃したりするカードです。さっきの《キャラ》と同じです」

マヤ「あー、そっか」

リゼ「マナは呪文を唱えるために使うって言ってたけど、《Creature》は呪文じゃないよな?」

チノ「あ……。いえ」

リゼ「え?」

マヤ「え?」

チノ「『呪文の唱え方』の例として《くりーちゃー》が挙げられていますので……」

マヤ「呪文って、魔法とかイベントとかみたいな感じじゃないのー?」

チノ「使いきりのカードですか?」

マヤ「そう!」

リゼ「私もそうだと思ったんだが……」

チノ「《くりーちゃー》を使う呪文……?ということなのでしょうか」

リゼ「ふーん……。まあ……いいか」


リゼ「えっと、じゃあ……」

リゼ「まずは(手札/こいつ》だ」

《Almighty Brushwagg》


リゼ「こいつを……」

ココア「待ってリゼちゃん!」

リゼ「?」
99 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:00:08.36 ID:4I3VmGqi0
リゼ「なんだよ」

ココア「なんでちゃんと《カード名》言わないの?」

リゼ「は、はぁ?」

ココア「ちゃんと言ってくれないとわかんないでしょ?」

リゼ「な、なんでだよ!みんな《これ》とか《右》とか言ってただろ!?」

ココア「もしかして読めないの?」

リゼ「ギクッ!」

リゼ「べっ、別にそんなことは……」

ココア「読めないんだね」

リゼ「……」グヌヌ…

ココア「……」ジーッ…

リゼ「……」

リゼ「じゃあ逆に聞くけど《ぶらっしゅわっぐ》って何だよ!?聞いたことないだろこんな得体のしれないやつ!」

ココア「《ぶらっしゅわっぐ》は《ぶらっしゅわっぐ》でしょ?」

リゼ「だからそれが何なんだよ!!?」


リゼ「もういい、知るか!こいつのコストの《木のマーク》って{土地/森》をタップすればいいんだよな?」

チノ「は、はい。木のマークは《緑のマナ》です」

リゼ「わかった。なら〈∀/Forest》を{>/タップ》して……」

リゼ「{緑/Brushwagg》を戦場に出すぞ!」

〈'>,/Forest》

[∀/Brushwagg》


《平地/A〉

ココア「うんうん、ちゃんと言えてえらい!さすがもうすぐ大学生だね!」

リゼ「うるさいな……」」

ココア「で、《ぶらっしゅわっぐ》って何なの?」

メグ「茶色いハリネズミ?」

シャロ「なんか……可愛くない……」

Brushwagg「……」
100 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:01:16.74 ID:4I3VmGqi0
マヤ「これ、どれが《パワー》なの?」

メグ「ほんとだ。1000とか書いてないねー」

チノ「カードの右下の数字がそうです」

ココア「?」

《Vito/(1/3)}

みんな「……」

ココア「さんぶんのいち?」

シャロ「え?なにその中途半端な数値」

千夜「半人前どころじゃないわね……」

ココア「呪い?呪いのせいなの!?」

メグ「おじさん可哀想だよー……」

チノ「いえ、違います」

ココア「あ、そうなの?よかった。呪われてるわけじゃなかったんだ」

千夜「じゃあ自前で白目向いてるの!?」

ココア「それはそれで問題だよっ!?」

チノ「違います、違うのはそこじゃないですっ!」

ココア「へ?」


チノ「{1/3}の《1がパワー》で、《3はたふねす》です」

ココア「たふねす??」

マヤ「なにそれ?」

リゼ「体力のことだ」

マヤ「HPか!」

チノ「はい……。《パワー》でダメージを与えて《たふねす》が0になると破壊されるようです」

ココア「それより……」

ココア《おじさん/Vito)ってパワー1しかなの!?」

シャロ「非力ね……」

リゼ「訓練が足りてないな!情けない奴め……」

千夜「パワーというより《ソウル》と同じじゃない?」

ココア「!」

ココア「あ、そっか!」

シャロ「たしかに……」

リゼ「なんだ、《ソウル》1つなら普通か……。疑ってすまない」

ココア「よかった……。おじさんは一人前のおじさんだったんだね」

Vito「……」
101 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:02:28.80 ID:4I3VmGqi0
リゼ「これ以上カードは出せない。次は戦闘だな」

チノ「あ、はい。そうですね」


チノ「戦闘は最初に、そのターンに攻撃するくりーちゃーを全て選びます」

ココア「?」

マヤ「なにそれ?」

リゼ「選ばないと攻撃できないのか?」

千夜「場にいるだけじゃ攻撃に参加させてもらえないのね」

ココア「自主性を重んじてるんだよ!」

千夜「メグちゃんも、どんどんボケていかなきゃダメよ?」ニコッ

メグ「え〜っ!?」アセアセ

シャロ「余計なことを吹き込むなっ!!」

千夜「ほらごらん、この積極性が大切なのよ」

シャロ「あんたがボケてるからツッコんでるんでしょっ!」

千夜「ひどいわシャロちゃん!私がいつボケたっていうの!?」

シャロ「言いながら矛盾すんなこの天然ボケっ!!」

千夜「ていうことはシャロちゃんはいつも『よし、ボケるぞ!』って思ってボケてるの?」

シャロ「私がいつボケたっていうのよっっっ!!!」


リゼ「クリーチャーは一体しかいないからな。[戦場/こいつ》を選ぶぞ」

[∀/Brushwagg》

チノ「選べるのは……、このターンより前に戦場に出ているくりーちゃーで……」

リゼ「え」

チノ「あ……」

リゼ「このターンより前って……」

リゼ「え、なら出した直後の[戦場/カード》じゃ攻撃できないってことか?」

チノ「はい……、そうみたいですね……」

ココア「え?それって最初のターンだけとかじゃなくて?」

チノ「はい……。攻撃は常にこのルールで行うようです」

ココア「へー……。なんで攻撃できないのかな?嫌いなのかな、攻撃!」

リゼ「指示しないと参加すらしないしな」

千夜「引っ込み思案?」

シャロ「無理してるのね……」

マヤ「やる気ないんじゃね?」

メグ「反抗期!?」
102 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:04:06.57 ID:4I3VmGqi0
リゼ「じゃあ私も攻撃できないな」

チノ「そうですね……。これでターンは終了です」

ココア「いいね、どんどん進むね!」


ココア「じゃあ私の番っ!」

《ドロー/□□□□□□'□,)

ココア「《平地/手札)を出して……」

《平地/A'A,〉

ココア「終わりっ!」

メグ「えーっ!?」

千夜「こっ、ココアちゃん?」

シャロ「まだ何も出せないの!?」

ココア「だって〜。マナが足りないんだもん!」

マヤ「全然カードゲームやれてないじゃん!」

リゼ「だだっ広い平地を開拓してるだけだからな」

千夜「ほぼブルドーザーね」


リゼ「ま、何もしないならいいさ。その間に一気に攻めてやる!」

ココア「う」

リゼ「いくぞ、私のターン!!」

チノ「あ、まってください」

リゼ「ん?」

チノ「このターンからドローの前に、《あんたっぷ》を行ってください」

リゼ「アンタップ……」

リゼ「〈>/Forest》を(∀/縦》に戻せばいいのか?」

チノ「はい」

リゼ「わかった」

〈'∀,/Forest》

リゼ「それでカードを引く……」

(■■■■■■'■,/ドロー》


リゼ「よし、まずは(手札/Forest》を出すぞ!」

〈'∀,∀/Forest》

リゼ「それで戦闘だ!」

ココア「もう!?」

マヤ「リゼも使えるカードないのかよー!?」

リゼ「しょうがないだろ」

ココア「リゼちゃんだって森の中お散歩してるだけじゃん!」

リゼ「なに言ってるんだ。《Brushwagg》を引き連れてるだろ」

ココア「そうだった、リゼちゃんにはお供がいるんだった!」

千夜「リゼちゃんと森をお散歩だって」

シャロ「……。うらやましい……」

千夜「……」
103 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:05:20.20 ID:4I3VmGqi0
リゼ「今度こそ攻撃できるな!」

チノ「はい。くりーちゃーを選んでたっぷしてください」

リゼ「よし。[∀/Brushwagg》で攻撃だ!」

['>,/(1/1)/Brushwagg》


チノ「あ」

リゼ「?」

チノ「攻撃するくりーちゃーを選ぶ時は、同時に攻撃先も選んでください」

リゼ「ああ、うん」

チノ「攻撃先は、対戦相手か相手の戦場の《ぷれいんずうぉーかー》……??」

チノ「だそうです。相手のくりーちゃーには直接攻撃できません」

リゼ「!?」

マヤ「え、クリーチャーに攻撃できないの!?」

ココア「へえ!」

リゼ「また消極的な所が出てきたな!まったく、しょうのない奴らめ!」プンスカ

メグ「リゼ先生ぷんぷんだねー」

リゼ「チマメ隊!お前たちはこんな風になるなよ!」

メグ「え〜っ?」アセアセ

チノ「怪物じゃないです」

マヤ「誰と戦うんだよー?」クスクス

リゼ「そうだな。まずこの毛玉を殺ってみろ」

ティッピー「!?」

チノ「!?」

マヤ「ティッピー?楽勝だよ、そんなのっ!」ニコッ

チノ「マヤさん!?」

リゼ「こいつ《Brushwagg》に似てるよな」

ティッピー「なんじゃと!?」

千夜「色が違うわ、もっと小汚くしないと。砂かけてみる?」

シャロ「やめなさいよっっ!」
104 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:06:20.17 ID:4I3VmGqi0
リゼ「じゃあ攻撃先はプレイヤーだな」

チノ「えっと……。では《ぶらっしゅわぐ》の{1/パワー》の分のダメージを与えられます」

ココア「私にダメージ?」

チノ「はい。《ライフ20》に1ダメージですね」

ココア「そっか……」

ココア「……」

リゼ「?」

チノ「?」


ココア「うわぁぁぁ〜〜!!」《LP20→19》

ココア「」ズサァアッ!!


みんな「!?」


チノ「こっ、ココアさん!?」

リゼ「急に吹っ飛んだ!?」

シャロ「なんで!?」

マヤ「あははは!おもしれー!」

千夜「ダメージを受けたんだもの、当然でしょ?」

シャロ「アンタ普通に座ってたでしょっっ!!」

ココア「やっ……、やるねリゼちゃん!いいダメージだよ……!」

リゼ「1ダメージだぞ」

千夜「ダメよココアちゃん!!これ以上やったら体がもたないわっ!?」ガバッ!

ココア「だっ、大丈夫……!まだ戦えるからっ……!」

千夜「ココアちゃんっ……!!」ウルウル…

リゼ「1ダメージだぞ」

チノ「じゃあ0になったらココアさんは木っ端みじんということで」

ココア「チノちゃん!?」
105 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:08:03.62 ID:4I3VmGqi0
チノ「戦闘が終わったら2回目の《メインふぇいず》です」

リゼ「2回目……」

リゼ「なにができるんだ?」

チノ「基本的には1回目と同じです。土地を出したり、他のカードを使えます」

チノ「ただ、土地は1ターンに1枚しか出せませんので……」

リゼ「1回目に出してると2回目では出せないんだな」

チノ「はい」

チノ「何もすることがなければターンは終了です」

リゼ「じゃあこれで終わりだ」

リゼ「どうだ、ココア?先制したぞ」ニヤッ

ココア「むっ。ここからが本当の勝負だよっ!」

リゼ「フンッ!やってみな」クイックイッ


千夜「負けてられないわココアちゃん!」

ココア「任せて!私の番!!」

《ドロー/□□□□□□'□,)


メグ「今度こそカード使えるかなー……?」

ココア「大丈夫!」

メグ「!」

メグ「ほんと!?」

ココア「うん!まずは《平地/手札)を出して……」

《平地/AA'A,〉


ココア「《3枚/戦場〉をタップ!」

《平地/'<<<,〉

メグ「あ!」

千夜「やっとカードを出せるのね!」

ココア「これで《平地》からマナが出るんだよねっ!?」

チノ「あ、はい。《平地》から出るのは《白のマナ》ですね」

ココア「じゃあ、《白のマナ》を3つ使って……」

ココア「《このカード/手札)っ!!」

《アクロスの古参兵、タラニカ/1白白}


ココア「《アクロスの古参兵、タラニカ》を出すよ!」

〈>>/Forest》
{>/(1/1)/Almighty Brushwagg》
────────────────
《古参兵タラニカ/(3/3)/'A,]
《平地/<<<〉
106 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:09:36.34 ID:4I3VmGqi0
メグ「やったー、これでココアちゃんもカード使えたね!」ニコッ

ココア「うん!」

マヤ「あ、(3/3)だって!」

メグ「ほんとだ、《ぶらっしゅわーぐ》より強いねー」

リゼ「なに!」

ココア「ふふーん……。どう、リゼちゃん!いいでしょ!?」ニヤッ

リゼ「くっ……、生意気な……」

ココア「力こそパワーだよ!」

ココア「これで攻撃!」

リゼ「!?」

シャロ「はあ?」

チノ「ダメですよココアさん、攻撃できるのは出した次のターンからです」

ココア「え……?あそっか!」

ココア「じゃあこれで私の番終わりっ!」

千夜「!」

メグ「あ〜、また攻撃できなかったよ〜っ!」アセアセ

シャロ「ふふん、場に出しても攻撃してこないんじゃ怖くないわ!」

シャロ「ですよねっ、先輩っ!」

リゼ「ああ、その通りだ!」

ココア「む!」


リゼ「戦場では一手の遅れが死を招く!私のターン!」

リゼ「まずはアンタップだな!」

〈'∀∀,/Forest》
['∀,/Brushwagg》


リゼ「そしてドロー!」

(■■■■■■'■,/ドロー》
107 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:10:43.83 ID:4I3VmGqi0
リゼ「(手札/Forest》を戦場に追加!」

〈'∀,∀∀/Forest》

リゼ「それから(手札/こいつ》を出すぞ」

〈'>>>,/Forest》

リゼ「{2緑/Hyrax Tower Scout》だ!」

{(3/3)/Hyrax》{(1/1)/Brushwagg》
───────────────────
《古参兵タラニカ/(3/3)}


ココア「あ!」

マヤ「今度は(3/3)だ!」

シャロ「ココアのカードに並んだわ!」

ココア「むう……。やるね、リゼちゃん……!」

メグ「すかうとって、あのスカウト?」

マヤ「芸能人とかの?」

リゼ「いや、この場合のScoutは斥候のことだ」

マヤ「? せっこう?」

千夜「よくわからんがくらえっ!ってやつよ」ニコッ

マヤ「え?」

シャロ「それは拙攻。雑なボケ方も含めてね」

千夜「」

リゼ「偵察を行う少数部隊って感じかな」

マヤ「そっか〜!」


リゼ「じゃあ攻撃だ!」

ココア「!」

リゼ「クリーチャーに攻撃できないんだから、速攻あるのみ!」

ココア「うっ……、じゃあ早く強いの出さないとまずいじゃん!」

チノ「!」

チノ「あ、いえ。待ってください」

リゼ「?」

ココア「!」
108 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:12:35.96 ID:4I3VmGqi0
リゼ「なんだ?」

チノ「攻撃は《ブロック》することができるんです」

ココア「今みたいに?」

チノ「!?そ、そうです。くりーちゃーでブロックできるんです」

リゼ「ああ、そうなのか」

チノ「攻撃するカードが選ばれたら、防御側がブロックするくりーちゃーを選んでください」

チノ「選べるのは《あんたっぷ/A∀)しているカードです」

ココア「ブロックしたら戦うの?」

チノ「そうです」

リゼ「じゃあ……」

[(1/1)/Brushwagg》
───────────
《古参兵タラニカ/(3/3)]


リゼ「ここで攻撃してブロックされたらどうなるんだ?」

チノ「えー、その場合……」

みんな「……」

チノ「お互いにダメージを与え合います。相手の《ぱわー》の分《たふねす》が引かれて……」

リゼ「0になったら破壊される、か?」

チノ「ええ」

ココア「《ぶらっしゅわぐ》は{1/0}に」

ココア「《タラニカさん》は{3/2}になって《ぶらっしゅわぐ》だけやられちゃうんだね?」

チノ「そうなりますね」

チノ「それから、受けたダメージはそのターンの終わりに全て回復するそうです」

ココア「!」

リゼ「え、全て回復!?」

チノ「はい」

リゼ「じゃあクリーチャーを破壊するには、一撃で削りきらないといけないのか!」

シャロ「少しずつってわけにはいかないのね……」

マヤ「へ〜、変なの」

マヤ「じゃあ、ここでは攻撃できないなー」

リゼ「仕方ない、ターン終了だ」

メグ「よかった〜。これで攻撃されなくなったよ〜」

マヤ「?」

マヤ「なに言ってんの?次からは《ハイラックス》が攻撃できるじゃん」

メグ「え?あ、そっかー!」

千夜「それだけじゃないわ」

メグ「え?」

千夜「{(3/3)/はいらっくす》がいる限りココアちゃんの《カード/タラニカ/(3/3)}は攻撃しにくいわ」

シャロ「ブロック可能な状態で待ち構えているからね」

リゼ「まあ、それは向こうも同じだけど……」

メグ「うぅ……。ココアちゃんどうするの……?」

ココア「……」
109 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:13:49.11 ID:4I3VmGqi0
ココア「ふふん!」ドヤッ

ココア「心配ご無用!」

メグ「え?」

リゼ「!」

ココア「私の番!」

《平地/アンタップ/'AAA,〉
《ドロー/□□□□□'□,)


千夜「何か秘策があるのね?」

ココア「もちろん!見ててね!」

リゼ「!」

ココア「とりあえず《平地/手札)!」

《平地/AAA'A,)

ココア「それから本命の《こっち/手札)!」

《平地/A'<<<,〉

ココア「《凄絶な無気力/2白}!!」

《凄絶な無気力/エンチャント−オーラ}


みんな「!」

リゼ「凄絶な無気力……」

シャロ「また直球なカード名ね……」

メグ「えんちゃんと……?」

マヤ「効果をつけるってことだよ!」

チノ「!」

チノ「良く知ってますね、マヤさん」

マヤ「たまにゲームで出てくるんだよー。剣に炎とか修繕とかつけて強くすんの!」

メグ「経験が活きたねー」


リゼ「で、そのカードはどう使えるんだ?」

チノ「えっと……。《えんちゃんとおーら》は指定された対象につけてください」

チノ「その後は、破壊されるまで戦場に残り続けます」

ココア「……」

ココア「じゃあこのカードだと、『エンチャント(クリーチャー)』ってなってるから……」

[∀/Brushwagg》[∀/Hyrax》


ココア「《はいらっくす》につけていいんだよねっ?」

リゼ「!」

リゼ「相手のカードにつけてもいいのか?」

ココア「え」
110 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:15:14.77 ID:4I3VmGqi0
チノ「……!」

ココア「え、だめなのかなっ……!?」

チノ「えっと……」


チノ「わかりません。どういうカードなんですか?」

ココア「これ?」

ココア「これはね、つけられると攻撃とブロックができなくなるんだよ!」

リゼ「まあ、想像通りの能力だな……」

チノ「……」

チノ「……。じゃあ、いいんじゃないですか?」

リゼ「そうだな」

シャロ「そんなの、自分のカードに使うわけないもですもんね」

リゼ「ああ」

ココア「でしょー?」


ココア「なら、[戦場/はいらっくす》に《凄絶な無気力/エンチャントオーラ}をつけるね!」

ココア「あ……」

リゼ「?」

ココア「つけて出すって、どこに出すの?リゼちゃんのカードにつけていいの?」

リゼ「……」

チノ「……」

ココア「……」


三人「???」


リゼ「すきにしていいぞ」

チノ「いいんじゃないですか?つけて」

ココア「え〜〜?なんか不安だよっ!?」


ココア「まあ……、チノちゃんがそう言うならそうするね」

《無気力/オーラ}

['∀,/Hyrax》


[∀/(1/1)/wagg》[∀/無気力/Hyrax》
───────────────────
《古参兵タラニカ/(3/3)/A]


ココア「これで《はいらっくす》は攻撃もブロックもできないよ!」

リゼ「うーむ……。面倒なことしてくれる……」

千夜「やったわね!」

マヤ「斥候が無気力になっていいの?」

リゼ「軍が滅ぶな、実際にそんなことになったら」


ココア「じゃあゲームでもそうしてあげる!」ニヤッ

リゼ「!」
111 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:17:10.40 ID:4I3VmGqi0
ココア「《タラニカさん/(3/3)}で攻撃!」

マヤ「{3/3}のだから……」

シャロ「ブロックしたら{(1/1)/Brushwagg》は破壊されてしまうわ!」

リゼ「当然ブロックしない。ライフだ!」


リゼ「くっ……!」《LP20→17》


シャロ「先輩っ……!」

メグ「やった、逆転したよ!」

千夜「やったわねココアちゃん!」

ココア「でしょ!チノちゃんも褒めてくれていいんだよっ?」ニコッ

チノ「はいはい、すごいです」

ココア「……」

ココア「にひひ〜」ニンマリ

シャロ「……。そんなんでもいいのね……」



ココア「このまま《タラニカさん》でどんどん攻めちゃうよ、リゼちゃん!」

リゼ「ふん……」

リゼ「そうはいくか!」

(■■■■■'■,/ドロー》
〈'∀∀∀,/アンタップ/Forest》


リゼ「(手札/Forest》を出して……」

〈∀∀∀'∀,/Forest》

リゼ「(手札/Bristling Boar》を戦場へ!」

〈'>>>>,/Forest》
{3緑/(4/3)/Bristling Boar》


ココア「あ!」

シャロ「パワー4!」

千夜「これじゃ、また《タラニカさん/(3/3)}が攻撃できなくなるわ……!」

ココア「むむ……」

[無気力/Hyrax》[(4/3)/Boar》
[∀/(1/1)/Brushwagg》
─────────────
《タラニカ/(3/3)/<]


シャロ「次からまた睨み合いね……」

リゼ「そうなる前に、攻撃だ!」

ココア「!」

リゼ「[∀/Brushwagg》で攻撃!」

{(1/1)/Brushwagg》

ココア「どわぁあ〜〜!!」《LP19→18》

ココア「」ズサァッ!


ココア「痛た……」

千夜「いい吹っ飛びよ、ココアちゃん!」グッ!

リゼ「ターン終了だ」
112 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:18:42.45 ID:4I3VmGqi0
千夜「これじゃ埒が明かないわ……!」

ココア「!」

ココア「なら、そろそろ何かいいカードを引いてみようか!」

みんな「!?」

リゼ「はあ?」

シャロ「引きたいからって引けたら苦労しないわよ……」

千夜「いいわココアちゃん、その意気よ!」

ココア「うん!いくよー……!」

《ドロー/□□□□'□,)


ココア「!」

ココア「これは……」

みんな「……!?」

ココア「なんだかよく分からないけど強そうなカード!!」

みんな「!!?」

シャロ「なっ……」

リゼ「なんだ、何を引いた……!?」

千夜「見せてもらいましょう、ココアちゃんが引いたカード!」

ココア「いいでしょう!」


ココア「まずは《平地/手札)!」

《平地/AAAA'A,〉

ココア「そしてこのカード!!」バッ!

みんな「!!}

《平地/'<<<<<,〉


ココア「不動の精神を宿した気高き戦士!」

みんな「!?」

ココア「神と死、そして全てに打ち勝ち栄光の勝利に導け!伝説のプレインズウォーカー!!」

みんな「……!」

ココア「《不屈の英雄、エルズペス》、降臨っっ!!」ドンッ!

《不屈の英雄、エルズペス/2白白白}


[無気力/Hyrax》
[(1/1)/Brushwagg》[(4/3)/Boar》
───────────────────
《エルズペス/〔5〕]《タラニカ/(3/3)]


みんな「……」
113 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:20:28.91 ID:4I3VmGqi0
ココア「……」

ココア「決まった……!!」ドヤッ


千夜「凄いわココアちゃん!!」

ココア「!」

千夜「ココアちゃんならこういうのやってくれると思ってたの!さすがだわ!!」ギュッ!

ココア「ふふん!そうでしょう!?」ニコニコ

リゼ「うっ……」

シャロ「聞いてるこっちが恥ずかしい……」

マヤ「えー、そう!?結構きまってたじゃん!」

シャロ「えっ!?」

メグ「す、すごかったねー……」

ティッピー「あほかこいつは」

チノ「あやうく屈しかけました……」


ココア「それで」

ココア「何なのかな、このカード?」

リゼ「そいつはクリーチャーなのか?」

《エルズペス/プレインズウォーカー/〔5〕}

シャロ「〔5〕って……、パワーとタフネスどっちなの?」

チノ「えっと……」

マヤ「《プレインズウォーカー》って、攻撃対象にできるって言ってたやつじゃなかったっけ?」

リゼ「!」

リゼ「ああ……、そういえばそうだな!」」


チノ「《ぷれいんずうぉーかー》は……」

チノ「くりーちゃーではないので攻撃もブロックもできません」

リゼ「!?」

ココア「え!?」

リゼ「またそういうこと言い出すのか!」

ココア「なんでなの!?なんでそんなに乗り気じゃないのみんな!?」

チノ「そ、そんなこと言われても……」

リゼ「エルズペス!お前のどこが不屈の英雄なんだ!!」

エルズペス「……」
114 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:22:27.81 ID:4I3VmGqi0
ココア「「じゃあこの右下の〔5〕は何?」

チノ「えっとそれは……」

チノ「《忠誠度》……ですね」

みんな「……、忠誠度??」

チノ「はい。ダメージを受けたりすると増減するみたいです」

ココア「だ、誰への?私への忠誠度?」

チノ「さあ……、そうなんじゃないですか?」

ココア「へぇ……」ジーッ…

エルズペス「……」

ココア「……」


ココア「ペスちゃんもふもふ〜〜」スリスリ

みんな「!?」

チノ「……」

ココア「ほら、あったかいよ〜。もっふもふだよ〜」スリスリ

エルズペス「……」

チノ「なにやってるんですかココアさん」

リゼ「カードにすり寄るなよ……」

ココア「もふもふ」スリスリ


ココア「……」スリスリ

ココア「じーっ……」スリスリ

エルズペス「……」


《不屈の英雄エルズペス/〔5〕}


「「「「〔5〕」」」」


ココア「忠誠度上がってないじゃん!!?」

シャロ「あがるかっっっ!!」

ココア「これ違うね、私への忠誠度じゃないね!!」

シャロ「そんなんで判断できるかっ!!」

リゼ「お前は今ので誰の何が上がると思ったんだ!?」

リゼ「それで何かが変わるのはお前の一族だけだぞ!」

ココア「あそっか、だからチノちゃんのは上がったんだね!」

チノ「忠誠度とかないですし、一族でもないです!」

千夜「シャロちゃんはいくつ持ってる?」ニコッ

シャロ「誰へのよ」

千夜「ちらっ」

リゼ「……」

シャロ「……。ふっ……」


シャロ〔486〕「ざっとこんなもんよっ!」ドンッ!

千夜「エルズペスさんにも見習ってほしいわね」

エルズペス「……」
115 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:23:46.07 ID:4I3VmGqi0
チノ「《ぷれいんずうぉーかー》の能力は1ターンに1度だけ使えます」

ココア「能力……」

〔+2〕〜〜〜。
〔-2〕〜〜〜〜〜〜。
〔-8〕〜〜〜〜。


ココア「3つもあるね!」

リゼ「《忠誠度》は増減するって言ってたけど、この〔左の数字〕も関係あるんだよな?」

チノ「あ、はい。能力を使うとその数値分《忠誠度》が増減しますね」

チノ「それで、0になったら墓地へ置かれます」

ココア「ふーん……」

リゼ「墓地って……、トラッシュとか控え室とかそういうのか?」

チノ「あ」

チノ「はい、そうです」

リゼ「へぇ……」


ココア「じゃあ、使ってみよっか!」

リゼ「出したターンに効果は使えるのか?」

ココア「えっ?」

ココア「……」

チノ「……」

チノ「もういいですよ、使ってください」

ココア「チノちゃん!?」

リゼ「説明を投げた!?」

マヤ「しっかりしろチノー!審判だろ〜っ!?」

メグ「チノちゃん頑張ってー」

チノ「特に説明されてないということはやっていいということですよ」

ココア「そんな法律で禁じられてなければ何してもいいみたいな!?」

リゼ「危険な考えだぞそれは!!」

チノ「うるさいですね……」


ココア「まあチノちゃんが良いっていうなら使っちゃうね」

リゼ「言いなりかお前は」

千夜「忠誠度が上がっちゃわね」ニコッ

ココア「うん!」
116 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:25:44.16 ID:4I3VmGqi0
マヤ「それでどんな能力なの?」

ココア「!」

ココア「あ、えっとねー……」

ココア「〔+2〕で、くりーちゃー2体までの上に……」

ココア「《(+1/+1)かうんたー》……??」

みんな「??」

ココア「……を置くんだって」

みんな「……」

リゼ「(+1/+1)カウンター?」

マヤ「クリーチャーを強くするってこと?」

ココア「そうじゃないかな?」

ココア「カウンターを置くってなに?どうすればいいの?」

チノ「……、えっとですね……」

チノ「カードの上にカウンターを置く時はサイコロを使うみたいです」

ココア「サイコロ」

リゼ「わざわざサイコロ用意しないといけないのか」

シャロ「それに、《パワーとタフネス》両方を示さないといけないし……」

チノ「この能力だけで一気に2体に置きますから……」

マヤ「サイコロいくつ必要なんだよー?」

チノ「……。どうしましょう?」


チノ「とりあえずポケカについてたダメカンで代用しましょう」

ココア「おっけー!チノちゃん冴えてる〜!」

リゼ「しかしこれ、他の人たちはどうやってるんだ?」

シャロ「気になりますね……」


ココア「じゃあ、《(+1/+1)/カウンター)を《タラニカさん/(3/3)]に置いて……」

《タラニカ/(3'+1,/3'+1,)}

ココア「これでいいかなっ!?」

チノ「あと《エルズペスさん/〔5〕}にもカウンターを2つ置いてください」

ココア「え?あ、そっか」

《エルズペス/〔5'+2,〕}
117 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:27:24.14 ID:4I3VmGqi0
ココア「それなら……」

[無気力/Hyrax》[>/Brushwagg》
[∀/(4/3)/Boar》
────────────
《タラニカ/(4/4)/A]
《エルズペス/〔7〕]


ココア「うーん……?」

千夜「攻撃したら《タラニカさん》は破壊されてしまうわね」

ココア「あ……、そうだよね」

メグ「《タラニカさん》には何か能力はないの?」

ココア「え?」

ココア「ああ、えっとね……」

ココア「警戒っていうのがあって……」

シャロ「警戒?」

ココア「なんかよくわかんないけど味方を強化できるみたい!」

メグ「そうなんだ〜!」

千夜「能力に名前つけてるのね、《タラニカさん》……」

ココア「千夜ちゃん?」

千夜「……」


千夜「いいわねっ!」

ココア「……!」

ココア「じゃあ私のもふもふ能力にもなにか名前つけてっ!?」

チノ「もふもふはもふもふじゃないんですか」

リゼ「というかそれは能力なのか?」

シャロ「それなら《不毛》でいいんじゃない?」

ココア「ふもう!?」

チノ「すばらしいです、シャロさん」

千夜「……!」

千夜「くっ……、やるわねシャロちゃん……!!」グヌヌ…

シャロ「ふん」ドヤッ
118 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:28:36.22 ID:4I3VmGqi0
マヤ「リゼのカードはなんの能力があんの?」

リゼ「え、私のか?私のは……」

シャロ「!!」

シャロ「だめよマヤちゃんっ!」

マヤ「え」

シャロ「(先輩が今まで能力の説明をしてこなかったのはなんでだと思うっ!?)」

マヤ「え?」

マヤ「……」


マヤ「あっ!!」

リゼ「いや、あっじゃない」


マヤ「ま、まあ効果なんて飾りだよねー!あいつらそれがわかってないんだよ!」

リゼ「違うって」

シャロ「いいんです先輩っ!能力はまた次の機会にお願いしますっ!」

リゼ「だから待てって!」

リゼ「ちょっと知らない単語があっただけだ。効果はわかってる」

シャロ「!!」

シャロ「……」

シャロ「……、よかった……」


シャロ「本当に……よかった……」

リゼ「ガチ安堵!?」


リゼ「《Brushwagg》の能力名……?の《Trample》っていうのがちょっと引っかかっただけだ」

シャロ「そっ……、そうですよね」アセアセ

リゼ「効果自体は一時的な自己強化みたいだな」

マヤ「ふーん、そっか!」

ココア「?」

ココア「なにこそこそ言ってるの?」

リゼ「どきっ」

リゼ「いっ、いや!何でもない!」アセアセ

リゼ「なんでもないから気にするな……、あはは……」

ココア「?」
119 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:30:23.25 ID:4I3VmGqi0
ココア「よし、私は攻撃しないで終わりっ!」

リゼ「じゃあ私のターンだ!」

(■■■■'■,/ドロー》


リゼ「あの《プレインズウォーカー》を野放しにしておくのはダメな気がするな……」

[無気力/Hyrax》[∀/Brushwagg》
[∀/(4/3)/Boar》
────────────
《タラニカ/(4/4)/A]
《エルズペス/〔7〕]


マヤ「だよねー。あれ絶対あのデッキのキーカードだよ!」

リゼ「だな。なら……」

ココア「そうなの?」

千夜「さあ……」

リゼ「まずは(手札/Forest》だ」

〈∀∀∀∀'∀,/Forest》

リゼ「それから……」

リゼ「……」

シャロ「?」

リゼ「……。なんだこれは……。全く読めん!」

シャロ「!?」

マヤ「今度ははっきり言った!?」

ココア「リゼちゃん!?」

リゼ「仕方ないだろ、読めんものは読めん!」

シャロ「せっ、先輩……!」

千夜「!」

シャロ「潔く認める先輩も素敵ですっ……!」

千夜「……。なんでもありね」

マヤ「無敵かよシャロ〜」クスクス
120 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:33:02.59 ID:4I3VmGqi0
リゼ「とにかく(手札/なんとかのVisionary》を出すぞ!」

〈'>>>,∀∀/Forest》
[2緑/(2/2)/Llanowar Visionary》


みんな「……」

ココア「る……」

ココア「るらの……うぉー???」

シャロ「何て?」

メグ「謎だね〜」

ココア「あれ?男の人だよ?」

シャロ「いや、美女なり〜なわけないでしょっ!」

チノ「なんでちょっと客観的なんですか」

マヤ「見つけた時なんじゃね?」

ココア「あ、美女なり〜!」

ココア「って?」

シャロ「どんなカード名よっっ!!?」

リゼ「《Visionary》は能力が使えるな!」

ココア「!」

リゼ「[戦場]に出た時に1枚ドローできる」

[無気力Hyrax》
[Brushwagg》[Boar》[Visionary》

(■■■'■,/ドロー》


メグ「カードを引いたよ!」

ココア「美女だった?」ワクワク

リゼ「……。美女じゃないなり〜……」

ココア「!」ニッコリ

Visionary「……」
121 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:34:21.37 ID:4I3VmGqi0
リゼ「{〔7〕/エルズペス》を倒すには……」

〈>>>∀∀/Forest》
[∀/(1/1)/wagg》[∀/(4/3)/Boar》
───────────────
《タラニカ/(3+1/3+1)/A]
《エルズペス/〔7〕]


(>>>'>>,/Forest》

リゼ「(手札/1緑/このカード》だ!」

{Instant/Titanic Growth》

リゼ「《Titanic Growth》!クリーチャー1体をこのターン(+4/+4)できる!」」

ココア「!」

メグ「ぷらす4!」

ココア「何それつよい!!」

リゼ「ふふん!私は{(4/3)/Boar》を選ぶ!これで……」

{(4'+4,/3'+4,)/Boar》

リゼ「《Boar》のパワーは《8》だ!」

ココア「!」

シャロ「これなら……」

マヤ「《エルズペス/〔7〕}を一撃で倒せる!」

ココア「……!」

リゼ「いくぞ、バトルだ!」

[∀/(1/1)/wagg》[∀/(8/7)/Boar》
───────────
《タラニカ/(4/4)/A]
《エルズペス/〔7〕]


リゼ「{(8/7)/Boar》で《エルズペス/〔7〕}を攻撃!!」

ココア「えー、どうしよう!?」

リゼ「それから……」

ココア「!?」

ココア「まだ何かあるの!?」

リゼ「え?」

リゼ「いや、{(1/1)/Brushwagg》で攻撃しようとしただけだけど……」

ココア「?」

ココア「あれ、攻撃を防ぐのは?」

リゼ「え、ああ……、そうか」

リゼ「2体で攻撃するとどうなるんだ?」

チノ「……。その場合……」

チノ「まず攻撃するくりーちゃーと相手を全て選びます」

リゼ「……」

チノ「その後にブロックするくりーちゃーとブロック相手を選んでください」

リゼ「あー……。ということは……」
122 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:36:27.59 ID:4I3VmGqi0
[∀/(1/1)/wagg》[∀/(8/7)/Boar》
─────────────
《タラニカ/(4/4)/A]
《エルズペス/〔7〕]


リゼ「{(1/1)/Brushwagg》も攻撃させてしまったら」

リゼ「《タラニカ/(4/4)}でブロックされてしまうのか……」

シャロ「ココアが《エルズペス/〔7〕}を見捨てた場合ですね」

リゼ「……。無駄に《Brushwagg》を失うのももったいないか……」

リゼ「なら攻撃するのは{(8/7)/Boar》だけだ!」

ココア「!」

リゼ「さあココア、ブロックするか選べ!」

ココア「ここは《ペスちゃん》を守るよ!《タラニカさん/(4/4)}でブロックっ!」

マヤ「ブロックした!」

シャロ「初めてカード同士での戦闘ね」

ココア「えっと……」

[>/(8/7)/Boar》
───────────
《タラニカさん/(4/4)/A]


リゼ「お互いにタフネスが引かれて……」

{(8/7'-4,)/Boar》
───────────
《タラニカさん/(4/4'-8,)}


リゼ「《タラニカ》は《タフネス/0}。破壊だな!」

ココア「うぅ……、ごめんよ《タラニカさん》……!」

《タラニカ/破壊/'X,]


[無気力Hyrax》[∀/(2/2)/Visionary》
[∀/(1/1)/wagg》[>/(8/7-4)/Boar》
───────────────────
《エルズペス/〔7〕]


ココア「でも、これで《ペスちゃん》は守れたよ!」

リゼ「ふん……、まあいいさ。ターン終了」


チノ「それで今回は、ターンの最後にダメージの回復がありますよ」

リゼ「ああ……、そうだったな」

マヤ「パワーアップしてた分ももとに戻るよね?」

チノ「そうですね。えっと……」

チノ「まず、ダメージが取り除かれます」

リゼ「うん」

{(8/7'-4,)}
{(8/7)/Boar》

チノ「その後、このターンまでの効果が終わります」

リゼ「{(4/3)/Boar》につけた《Titanic Growth》の効果だな」

チノ「はい」

{(4'+4,/3'+4,)}
{(4/3)/Bristling Boar》

チノ「これでターンは終了ですね」
123 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:37:52.07 ID:4I3VmGqi0
千夜「大丈夫、ココアちゃん?」

メグ「リゼさんはカードいっぱいだよー……?」


[無気力Hyrax》[>/(4/3)/Boar》
[∀/(1/1)/wagg》[∀/(2/2)/Vision》
─────────────────
《エルズペス/〔7〕]
《平地/AAAAA〉


ココア「大丈夫!私の番!」

《ドロー/□□□'□,)

ココア「!」

ココア「……」

みんな「?」

ココア「うーん……?」

千夜「確認中ね」

シャロ「だんだん難しくなってきたわね」

リゼ「最初は簡単だったけどな……」


ココア「じゃあ、《このカード/手札)を使うねっ!」

《夜明けのキマイラ/クリーチャー/3白白}

ココア「えっと、《夜明けのキマイラ》には能力があって……」

みんな「?」

ココア「このカードのコストの《3》の部分は……」

ココア「私のコントロールしてる《ぱーまねんと》……???」

みんな「???」

ココア「……のマナコストにある《白》の数分減るんだって」

みんな「……」

千夜「パーマ?」

ココ千夜メグ「……」

リゼシャロマヤ「……」

チノ「……」

みんな「……」ジーッ…

メグ「?」

千夜「じゃあ1つね」

ココア「1つか〜!」

シャロ「髪で判断するなっっ!!」
124 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:40:00.85 ID:4I3VmGqi0
チノ「違います」

チノ「《パーマネント》は、戦場に出ているカードのことです」

ココア「ってことは、私のコントロールしている《パーマ》でコストに《白》があるのは……」


[無気力Hyrax》[>/Boar》
[∀/Brushwagg》[∀/Visionary》
────────────────
《エルズペス/〔7〕]
《平地/AAAAA〉


ココア「《ペスちゃん/白白白}だけ?」

リゼ「《凄絶な無気力/エンチャントオーラ}は?」

ココア「え?それってリゼちゃんのカードについてるんじゃないの?」

リゼ「つけられてるからって私がコントロールしていることになるのか?」

ココア「だって……、現に今持ってるし」

リゼ「……」

リゼ「じゃあ、この能力はどうなるんだ?」

みんな「?」

ココア「どれ?」

リゼ「《凄絶な無気力》の2つ目の能力だ」

ココア「?」

ココア「2つ目なんてあったっけ?」

リゼ「……、お前のカードだろ……」

リゼ「{2白}を支払うと、エンチャントしているクリーチャーを《追放》……?できるんだよ」

ココア「?」

みんな「追放?」

リゼ「《追放》が何なのかは知らないが、まあおそらく戦場から追放するんだろう」

リゼ「それより問題はそのコストだ」

シャロ「コスト……、ですか?」

リゼ「ああ。だって{2白}だぞ?」

シャロ「はい……」

リゼ「仮にこれのコントロールが私にあって、その追放能力を私が使えたとしても」

リゼ「私は《Forest》しかないんだ、発動しようがないだろう?」

シャロ「……。それはそうですね……」

マヤ「でも、それは白デッキ使ってる人が使われたときだけラッキー、ってことじゃないの?」

リゼ「だとしたら、自分で自分のクリーチャーを追放するのか?」

マヤ「え?あ……」

みんな「……」

ココア「?」

リゼ「ならこの追放能力の使用者として想定されているのは、元々の持ち主なんじゃないか?」

シャロ「たしかに……」

リゼ「ってことは、このカードをコントロールしているのも元々の持ち主のはずだろう」

みんな「あぁ〜……」
125 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:41:44.71 ID:4I3VmGqi0
リゼ「それだけじゃない」

ココア「え?まだあるの?」

リゼ「そのカードの能力が二段に分かれてるのもポイントだ」

ココア「???」

リゼ「追放したいなら、そもそも初めから追放できる能力を使えばいいだろ?」

シャロ「そうですね」

リゼ「でもあえて無気力と追法の二段に分けているのは……」

リゼ「そのコスト軽減の能力があるから、のはずだ」

みんな「……?」

リゼ「私たちが今使ってるデッキって、初めからデッキとして完成されている商品で」

リゼ「デッキとしてまとまっているだろ?今までやった他のカードもそうだったじゃないか」

マヤ「たしかに」

メグ「そうだねー」

リゼ「コスト軽減能力を使いやすくするために、あえて追放せずに」

リゼ「無気力でとどめておけるカードをデッキに採用してるんだよ」

リゼ「パーマネントとして数えさせるためにさ!」

みんな「……!」

みんな「あぁ〜〜!!」

リゼ「そう考えたら、私のカードについてる《これ/凄絶な無気力)のコントロールは」

リゼ「依然ココアにあるって思わないか!?」

みんな「……!!」


みんな「おお〜〜!!」


ココア「すご〜いリゼちゃん!!名探偵だよっ!!」

シャロ「きっとそうです!リゼ先輩っ!!」

チノ「ルールブックいらずですっ!」

メグ「さすが、もうすぐ大学生だね〜〜」ニコニコ

マヤ「大人の実力ってやつ!?」

千夜「これなら誰かが追放されても探してもらえるわね」ニッコリ

シャロ「追放って」

マヤ「夜中までやってたゲームが追放されたんだけどどこ行ったか知らない!?」

リゼ「取り上げられてんだよそれ」

ココア「この前買って食べたお菓子が追放されちゃったんだけど!!」

シャロ「追放されてんの食べた記憶でしょっ!」

チノ「ニンジンを食卓から追放するにはどうすればいいですか?」

リゼ「黙って食べろ!!」
126 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:43:32.57 ID:4I3VmGqi0
ココア「えっと、じゃあ……、私の《パーマ》は……」

[無気力Hyrax》[>/(4/3)/Boar》
[(1/1)/wagg》[(2/2)/Visionary》
───────────────────
《エルズペス/〔7〕]


ココア《無気力/2白}と《ペスちゃん/2白白白}だから」

ココア「《夜明けのキマイラ/3白白}の《3》は3つ全部減って《0》になって……」

《キマイラ/(3-4)白白}
《平地/AAA'<<,〉

ココア「これで使えるねっ!」

《キマイラ/(3/3)/A]


リゼ「コスト2で(3/3)か……。強いな……」

ココア「それだけじゃないよ!」

リゼ「?」

ココア「《キマイラくん》は飛行能力も持ってるんだよっ!」

みんな「?」

リゼ「飛行?」

シャロ「なによそれ」

ココア「……」

ココア「さあ?」

みんな「!?」

シャロ「さあってどういうことよっ!?」

リゼ「テキスト読めよ」

ココア「だって!能力名だけあって説明が書いてないんだもんっ!」

みんな「!?」

リゼ「はあ?」

リゼ「書いてないって……」

みんな「……」ジーッ…

《夜明けのキマイラ/3白白}

{クリーチャー}
コスト軽減能力〜〜〜〜。
飛行

─────────(3/3)


みんな「……」

リゼ「……」

リゼ「飛行」

シャロ「えぇ……?」

ココア「ほらね!?」

チノ「何ですかこれ」

マヤ「あははは、おっかし〜!」アハハ!

メグ「空白に説明書けばいいのに……」

千夜「書くまでもない、ということなのね……」

千夜「ココアちゃん、飛びましょ」ニッコリ

ココア「私じゃないよっ!?飛行持ってるの!!」
127 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:45:17.11 ID:4I3VmGqi0
チノ「飛行はですね……」

みんな「……」

チノ「え〜〜…………っと……」

みんな「……」

チノ「飛行は、飛行や到達を持たないくりーちゃーによってはブロックされない」

チノ「……とありますね」

みんな「!?」

ココア「え!?ブロックされないの!?」

リゼ「なにっ!?」

シャロ「カードには直接攻撃できないのに?」

マヤ「そんなのどうやって倒せばいいのさ!?」

チノ「……」

チノ「さあ?」

みんな「……」

みんな「さあって……」


リゼ「まずいな……、どうするんだあんなの……!?」

ココア「よくわからないけどここは一気に攻めるしかないねっ!」

リゼ「!」

《平地/A'<<,<<〉

ココア「《失われた群れのレオニン/手札)を出して…」

《失われた群れのレオニン/1白}

ココア「《ペスちゃん/〔7〕}の能力を使うよっ!」

《キマイラ/(3/3)]《レオニン/(3/1)]
《エルズペス/〔7〕]


マヤ「あ、また来た!」

リゼ「パワーアップか……!」

ココア「〔+2〕して、《くりーちゃー》2体に……」

《キマイラ/(3/3)]《レオニン/(3/1)]

ココア「《カウンター/(+1/+1)}を置くね」

《キマイラ/(3'+1,/3'+1,)]《レオニン/(3'+1,/1'+1,)]
《エルズペス/〔7'+2,〕]
128 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:48:21.69 ID:4I3VmGqi0
リゼ「忠誠度9……」

シャロ「あれって、増えるとどうなるんですか?」

ココア「ふふーん、知りたい?」ニンマリ

シャロ「!」

シャロ「なによ、もったいぶってないで教えなさいよ」

ココア「もうすぐ分かるよ……。次の私の番になったらね」ニヤッ…!

リゼ「!」

マヤ「なんだ〜!?」

メグ「自信満々だねっ………!」

千夜「!」

千夜「ついに出るのね……。ココアちゃんの必殺技が……!!」

ココア「!?」

ココア「でっ、出ないよ千夜ちゃんっ!?」

千夜「楽しみだわ」ニッコリ

ココア「」


ココア「じゃあ……次までに考えとくね……」

ココア「これで私の番終わり」

[無気力Hyrax》[(4/3)/Boar》
[(1/1)/wagg》[(2/2)/Visionary》
───────────────────
《キマイラ/(3+1/3+1)]《レオニン/(3+1/1+1)]
《エルズペス/〔9〕]


リゼ「一体《エルズペス》に何があるんだ……」

(■■■'■,/ドロー》

リゼ「ふっ……、まあいい」

リゼ「なんだか知らないが、秘策があるのはお前だけじゃないぞ。ココア!」

ココア「む!」

シャロ「先輩っ……!」

リゼ「とりあえず(手札/Forest》を出す」

〈∀∀∀∀∀'∀,/Forest》

リゼ「そして[∀/Visionary》の能力!」

ココア「!」

リゼ「《タップ:Add 緑}!!」

みんな「!?」

ココア「え!?なんて!?」

リゼ「タップ・Add緑だ」

ココア「何で急に雑になったの!?」

リゼ「え……、だってそう書いてあるんだから仕方ないだろ」

ココア「え?」

みんな「……」ジーッ…

ココア「あ、ほんとだ」

『(┌>):Add (Green)』


ココア「簡潔っ!」
129 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:50:23.40 ID:4I3VmGqi0
チノ「省略しすぎじゃないですかこれ……?」

千夜「ダイイングメッセージ?」

メグ「省略しすぎて逆に伝わんないね〜」ニコニコ

ココア「このゲーム、なんで時々いい加減なの……?」

シャロ「これで何を意味しているんですか?」

リゼ「おそらくだけど、タップすることで《緑のマナ》を出せるんだろ?」

チノ「……。そうみたいですね」

チノ「《(┌>)/矢印)はタップです」


リゼ「だからこれで……」

['>,/Visionary》

〈マナ/緑》〈∀∀∀∀∀∀/Forest》

リゼ「《緑のマナ》が出て」

リゼ「さらに〈Forest》をタップ!」

〈マナ/緑》〈'>>>>>>,/Forest》

リゼ「これで緑のマナが合計7個だ!」

ココア「!」

マヤ「コスト7!?」

千夜「リゼちゃん、必殺技を使う気ね!!」

シャロ「またアンタは……」

リゼ「そうだ!」

シャロ「そうなんですか!?」


リゼ「くらえココア!」

ココア「!?」

{5緑緑/エンチャントオーラ/Colossification》

リゼ「エンチャントオーラ、《Colossification》!!

ココア「……!」

リゼ「こいつを[∀/(1/1)/Brushwagg》にエンチャントするぞ!」

[∀/Colossifi/Brushwagg》

130 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:51:27.38 ID:4I3VmGqi0
ココア「あ、《えんちゃんと》だ!」

メグ「今度は自分のカードにつけたねー」

千夜「よっぽど強力なカードなのかしら……」

リゼ「エンチャントした時、そのクリーチャーはタップされる」

['>,/Colossifi/Brushwagg》


みんな「??」

マヤ「え、タップされちゃうの!?」

シャロ「……?」

ココア「それじゃ攻撃できないよ?」

リゼ「ああ、このターンはな。その代わり……」

みんな「……?」


リゼ「《Brushwagg》は(+20/+20)を得る!!」

みんな「!!?」


ココア「にっ…!?」

みんな「にじゅう!1?」

ココア「ええっ!?」

リゼ「よって、《Brushwagg》の《パワー・タフネス》は《21》となる!」

{1+20/1+20/Colossifi/Brushwagg》


ココア「……!!」

チノ「また急にインフレしましたっ!」

ココア「なんでいっつも急激に強くなるの!?」

マヤ「《パワー21》って、一発でライフ0じゃん!!」

メグ「ええ〜!?じゃあこれでリゼさんの勝ち!?」

シャロ「先輩っ!すごいですっ!!」

ココア「何なのそのカード!?とんでもない魔改造だよっ!?」

千夜「ブラックジャック先生ね!」


リゼ「と言っても《Brushwagg》はこのターンは攻撃できない。次から覚悟しておけよ!」

ココア「ぐっ……!」
131 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:52:46.02 ID:4I3VmGqi0
リゼ「それからバトルだ!」

ココア「!」

[無気力Hyrax》
[>/Brushwagg》[>/Visionary》
[∀/(4/3)/Boar》
─────────────────
《キマイラ/(4/4)/A]《レオニン/(4/2)/A]
《エルズペス/〔9〕]


リゼ「{(4/3)/Boar》で《エルズペス》を攻撃!!」

ココア「あ……!」

マヤ「ブロックするの!?」

千夜「しないとせっかく貯めた《忠誠度》が元に戻ってしまうわ……!」

ココア「……、しかたない!《レオニン/(4/2)}でブロックだよっ!」

リゼ「!」

[>/(4/3'-4,)/Boar》
───────────
《レオニン/(4/2'-4,)/A]

['X,/(4/0)/破壊》
──────────
《破壊/(4/0)/'X,]


シャロ「相討ちね……!」

[無気力Hyrax》
[>/Brushwagg》[>/Visionary》
────────────────
《キマイラ/(4/4)/A]
《エルズペス/〔9〕]


リゼ「防がれるか……」

ココア「当然!これで《ペスちゃん》の真の能力が使えるからねっ!」

リゼ「っ……、ターン終了だ!」

ココア「ぬぬ〜、やられる前にやるしかない!」

リゼ「!」

千夜「がんばって、ココアちゃん!!」

ココア「うんっ!私の番!」

《ドロー/□□'□,)
132 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:54:03.86 ID:4I3VmGqi0
《平地/AA'<<<,〉

ココア「まずは《発想の幻霊/1白白}を出すねっ!」

《発想の幻霊/(2/2)]

ココア「それから……」

リゼ「!」

《平地/'<<,<<<〉

ココア「《不退転の意志/1白}!!」

《不退転の意志/エンチャントオーラ}

ココア「これを《キマイラくん/(4/4)}につけて……」

《キマイラ/不退転/A]

ココア「《キマイラくん/(4/4)}は(+1/+2)されるよっ!」

リゼ「……!」

《キマイラ/不退転/(5/6)]

ココア「そしてこれがお待ちかねの……!」

みんな「!」

リゼ「くるか!?」

千夜「ココアちゃんの必殺技!」

ココア「《ペスちゃん/〔9〕}の〔-8〕能力発動!!」

みんな「!!」

《不屈の英雄エルズペス/〔1〕/A]


ココア「このターン、《キマイラくん》は私の《パーマ》のマナコストにある……」

ココア「《白》の数だけ《パワー・タフネス》がアップしますっ!!」

みんな「……!」


みんな「え!!?」

リゼ「《白》の数って……」


リゼ「一体いくつだよ!?」

133 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:55:19.76 ID:4I3VmGqi0

《エルズペス/2白白白}
《キマイラ/3白白/(5/6)}
《発想の幻霊/1白白}
《不退転の意志/1白}
《凄絶な無気力/2白}


シャロ「9……?」

マヤ「ってことは、《キマイラ/(5/6)}は……」

《キマイラ/不退転/(14/15)}

みんな「パワー14!?」

ココア「さらに!」

みんな「!?」

リゼ「さらに!?」

ココア「《発想の幻霊/戦場]の能力によってこのターンだけ《パワー+2》!」

リゼ「ええっ!?」

シャロ「ってことは……」

《キマイラ/不退転/(16/15)}


リゼ「16……!!」

(LP17/リゼ》
[無気力Hyrax》
[>/Brushwagg》[>/Visionary》
────────────────
《キマイラ/(16/15)/A]
《幻霊/(2/2)]《エルズペス/〔1〕]


リゼ「……!」

シャロ「……」

ココア「いくよ!《キマイラくん/(16/15)}で(LP17/リゼちゃん》に攻撃!!」

リゼ「くっ……!」

ココア「くらえっ!必殺・関東の一つ残しアタック!!」

みんな「!?」

《キマイラ/(16/15)/'<,]


リゼ「うっ……!!」

リゼ「うわぁぁあああ……!!」(LP17→1)


リゼ「ぐっ……!!」ドサァッ…!!

シャロ「先輩っ!?」

シャロ「大丈夫ですか先輩っ!!」ガバッ!

リゼ「……!!」

リゼ「くっ……、効いた……!」

ココア「どうだい、リゼちゃん!?」

リゼ「!」

ココア「勝負あったようだね!」ドヤッ…!

リゼ「……!」

シャロ「くっ……!!」
134 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:56:44.76 ID:4I3VmGqi0
千夜「すごいわココアちゃん!」

ココア「千夜ちゃん!」

千夜「技名はどうかと思うけど!」

ココア「」

千夜「一撃で勝負を決めてしまうなんて!」

ココア「……。そ、そうでしょ?」アハハ…

メグ「うん!これで私たちの勝ちね!」

ココア「当然!2人がつないでくれたんだもん、私は絶対勝つよ!」

マヤ「くぅ〜……!」グヌヌ…

シャロ「なに言ってんのよ、勝負はまだ終わってないわ!」

ココア「ん?」

マヤ「そーだよ!ライフはまだ残ってるんだ!」

マヤ「次で反撃してやるからな〜!」

シャロ「そうよ、見てなさい!」

ココア「……」


ココア「ふふん……。それはどうかな?」

シャロ「!?」


千夜「わかっていないようね、シャロちゃん……」

シャロ「?」

シャロ「なによ」ムッ…

千夜「忘れたの?《キマイラ》には《飛行》があるのよ……?」

シャロ「!」

シャロ「あ……」

千夜「そして、クリーチャーには直接攻撃できない……」

シャロ「……」

ココア「つまり」

ココア「次の私の番、生き残った《キマイラくん》の飛行攻撃でリゼちゃんの負けが決まるんだよ!」

シャロ「そんなっ……!?」

マヤ「やばっ!!」

リゼ「くっ……」

ココア「さ、引いてごらんリゼちゃん?」

リゼ「!」

ココア「最後のカードをね!」ドンッ!
135 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:58:02.64 ID:4I3VmGqi0
リゼ「……!」

シャロ「先輩……」

リゼ「……ああ、引いてやるさ!」

シャロ「!」

リゼ「諦めてたまるか!私は約束したんだ、シャロとマヤに!」

シャロ「!」

リゼ「絶対に勝つって!!」

シャロ「リゼ先輩!」

マヤ「そうだよ、いっけ〜リゼ〜!!」

ココア「……!?」

千夜「凄い気迫……!」

ココア「まだ勝機があるっていうの!?」

リゼ「見てろココア!これが最後のドローだ!」


リゼ「私のターンッ!!」



(■■'■,/ドロー》

リゼ「……」

みんな「……」ゴクリ…

ココア「……」

マヤ「なんのカードを引いたの……?」

リゼ「……」

リゼ「これは……!?」

みんな「!?」


《Colossal Dreadmaw》

136 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 15:59:06.91 ID:4I3VmGqi0
リゼ「私が引いたのは《Colossal Dreadmaw》、クリーチャーだ」

ココア「……?」

ココア「……、クリーチャーを引いても攻撃もできないし、飛行がなきゃブロックもできないよ……?」

ココア「それとも、都合よく持ってるとか?」

リゼ「いや……。こいつにあるのは飛行じゃない、《Trample》だ」

ココア「?」

ココア「へ〜……。それで、どういう能力なの?」

マヤ「あれ?」

千夜「?」

シャロ「《Trample》って、たしか……」

マヤ「《Brushwagg》が持ってるやつじゃなかった?」

ココア「?」

シャロ「そうだわ!先輩が……」

シャロ「あっ」

リゼ「……そう、私が単語の意味を知らずに隠してたやつだ」

シャロ「……、しゅみません……」

マヤ「でも、それって単なる自己強化って言ってなかった?」

ココア「!」

ココア「自己強化?それって自分を強くするってこと?」

ココア「それなら怖くないね!どれだけ強くしたって、ブロックしちゃえばいいんだから!」

千夜「そうね」

リゼ「ふっ……」

ココア「?」

リゼ「……。それはどうかな?」


リゼ「こいつをよく見ろ!」

ココア「!?」

ココア「なっ、なに!?」
137 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 16:01:16.10 ID:4I3VmGqi0
《Colossal Dreadmaw》

Trample(This creature can deal excess combat damage to the player or planeswalker it's atacking.)


みんな「……」ジーッ…


シャロ「あ……」

チノ「説明が書いてありますね……」

ココア「……??」

メグ「何て書いてあるの……?」

マヤ「リゼ読んで〜?」

リゼ「こいつは攻撃によって相手と《プレインズウォーカー》に超過ダメージを与える……」

リゼ「と書いてある」

みんな「……」


みんな「超過ダメージ??」


ココア「え?でも今《Trample》は自己強化って……」

リゼ「私もそう思っていたが、どうやら違ったようだな」

リゼ「これを見ろ!」

ココア「!?」

ココア「今度は何??」


《Brushwagg》

Trample
3緑:Almighty Brushwagg gets +3/+3 until end of turn.


ココア「あ、《ぶらっしゅわぐ》か……」

ココア「で、これがどうしたの??」

リゼ「ふっ……。《Colossal Dreadmaw》と違うところがあるだろ?」

ココア「え?」

ココア「……」

千夜「『3緑:』からの説明文……?に()がないわ!」

ココア「!」

ココア「あ……」

メグ「それに行も違うねー?」

ココア「……」


リゼ「そう……。能力の説明をする場合は()をつけて能力名の後に続けて書くんだ」

リゼ「つまり、それがされてない《Brushwagg》の2行目以降は……」

リゼ「《Trample》とは別の能力!《Brushwagg》には超過ダメージ能力もあったんだ!!」

ココア「!!?」

ココア「なっ……!」


ココア「なんだってぇ〜〜〜!!?」

138 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 16:03:20.49 ID:4I3VmGqi0
ココア「そんなバカな!!?」

チノ「すごい方法で反撃してきましたね……」ププッ…

千夜「ふふふ……、面白いわ」クスッ

ココア「笑ってる場合じゃないよっ、千夜ちゃん!?」

メグ「《Brushwagg》は{21/21}になってるんだよね……?」アセアセ

リゼ「そうだ。それが超過ダメージを与える……」

シャロ「……、その超過ダメージって……」

マヤ「実際はどういう能力なの!?」

リゼ「チノ。解説を頼む」

チノ「あ、はい……。えっと……」

リゼ「……、まあ大体予想はつくけどな」ニヤッ

みんな「……」

ココア「」


チノ「トランプルは……」

リゼ「!」

チノ「トランプルをブロックしたクリーチャーを破壊した場合、残ったダメージを……」

チノ「プレイヤーかプレインズウォーカーに割り振ることができます」

ココア「……」

リゼ「……。だそうだ」

ココア「……」


ココア「」

《ココア/LP18}


千夜「ああっ!?ココアちゃんライフが見えてるわっ!?」

メグ「ひぇ〜〜っ!」アセアセ

シャロ「えぇ……」

マヤ「終わったね」ニコッ

リゼ「{(21/21/)/Brushwagg》でココアに攻撃!」

['>,/Brushwagg》
──────────
《幻霊/(2/2)/A]
《ココア/LP18)



リゼ「くらえココアっっ!!これが……!!」

リゼ「受験を乗り越えし者のパワーだーー!!!」

ココア「っ……!!」



ココア「ぎょぇぇえええ………!!」《LP0》

139 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 16:05:41.33 ID:4I3VmGqi0
チノ「ライフが0になりました」

チノ「リゼさんの勝ちです!」

リゼ「……、勝った!!」ドンッ!

チノ「そして、2対1でリゼさん・シャロさん・マヤさんチームの勝利です!」

3人「やった〜〜〜!!!」


・・・・・・・・・・


シャロ「やりましたねリゼ先輩!!先輩の勝ちです!!」

マヤ「さっすがリゼ!頼りになる〜!」

リゼ「は〜っ、疲れた……」

ココア「酷いよリゼちゃんっっっ!!!」プンスカ

リゼ「!?」

ココア「そんな能力があるなら言ってくれなきゃ!!」

リゼ「わ、悪かったよ……」アハハ…

ココア「実は負けてるのに気づきもしないで勝った気になって!」

ココア「それじゃ私ばかみたいじゃん!!」

リゼ「だからごめんって」ププッ…

シャロ「調子に乗るからよ」

ココア「うえぇぇんチノちゃぁぁああん!リゼちゃんがいじめるぅぅう!!」ヴェェエエン

チノ「自業自得です」

千夜「ココアちゃんっ!!」ダキッ!

ココア「ごべんねぢやぢゃぁぁあん!」ギュッ!

千夜「よくがんばったわココアちゃん!負けっぷりもお見事よ!」

メグ「さすがココアちゃんだったよ〜!」エ〜ン

シャロ「……」

140 : ◆AHAsA7XoCo [sage saga]:2021/02/02(火) 16:09:14.79 ID:4I3VmGqi0
チノ「どうでした?『マジック・ザ・ギャザリング』は」

ココア「うん……」

リゼ「とにかく大変だったな」

シャロ「まず英語ですしね……」

マヤ「なんで英語だったのかな?」

リゼ「海外のカードなんじゃないか?なんとなく雰囲気が外国製って感じするだろ、これ」

マヤ「でも面白そうだった!色んなカードがあってさー!」

千夜「そうね。カードの種類に豊富さを感じたわ」

チノ「カードと能力に関連性がありましたよね」

マヤ「そうそう!」

シャロ「デッキのカードもほとんど使ってないですしね」

リゼ「ああ。このデッキだけでもまだまだ遊べそうだな」



・・・・・・・

ココア「さ。勝負も終わったし、次はチノちゃんやってみよっ!」

チノ「え」

ココア「だって、見てたらやりたくなったでしょ?」ニコッ

チノ「……。そうですね……」

ココア「やっぱり」

ココア「どれやる?簡単なのにする?それとも……」

チノ「じゃあ……」


青山「あの〜」

みんな「!」


ココア「青山さん!」

リゼ「どうしたんだ?」

マヤ「? 何その袋?」

青山「実はまた、手に入れてしまいまして……」

みんな「!!」

ココア「あーーー!!」


みんな「新しいカードだーー!!」




終わり
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/02(火) 16:33:01.44 ID:yPZET9o90
場の表現から見るにこないだガルパンで同じようなの書いてた人かね?
モンスターファーム バトルカードとガッシュベルカードバトルが見てみたいね…どっちも絶版だけど
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2022/02/10(木) 10:43:32.54 ID:DKl9E6lqO
『暇潰し丸』
Steam/脱出カードゲーム
インスクリプション #2
(9:58〜放送開始)

https://www.twitch.tv/kato_junichi0817
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/10(木) 17:24:00.55 ID:nJVV8/LDO
SS速報避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
203.86 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)