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結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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◆ZS3MUpa49nlt
[saga]:2021/07/03(土) 23:44:32.54 ID:J2dUQG+bo
1.上条当麻補習回避大作戦
February Third Friday 15:40 〜帰りHR前休み時間〜
-とある高校・一年七組教室-
ワイワイガヤガヤ
結標「――だーかーらー、あれは絶対に触れてたわよ! だから私の勝ちよ!」
一方通行「あァ? 何言ってンだオマエ? 指の神経ついにイカれちまったンじゃねェの?」
結標「いやたしかにあれはタッチ出来てたわよ! 未だに指に感覚が残ってるし……」
一方通行「一瞬でも俺を出し抜けられた喜びが大きすぎて、脳内で有りもしない感覚を勝手に生み出したってだけの話だろ」
結標「ぐ、ぐぬぬ……絶対、絶対触れてたわよ……」
一方通行「いつまでもよく分からねェ勝敗に拘りやがって。ガキかなンかなのかオマエは?」
吹寄「そこで気を使って勝利を譲ってあげないあなたも十分子供だと思うけど?」
一方通行「ハァ? 何言っちゃってくれてンですかねェこのアマは? アレはどォ考えたって俺の勝ちだろォが」
吹寄「ほらっ、やっぱり子供」
一方通行「……チッ、うぜェ」
姫神「拗ねてる……やっぱり子供?」
一方通行「子供じゃねェ!」
土御門「まあ別にいいんじゃないか? あれは正直どっちが勝ったって言ってもおかしくないくらいギリギリ限界の勝負だったぜい」
青ピ「せやなぁ、まさしく紙一重ってヤツやったな」
上条「たしかにな。実際の勝敗はどっちなのか分かんねえけど、最後はお前に届くか届かないかのところまで追い詰めたのは事実なんだ。そこだけは認めてやってもいいんじゃねえか?」
結標「上条君……」
青ピ「あっ、カミやんがまた一級建築士の力を遺憾なく発揮しようとしとる!」
吹寄「上条当麻……貴様……!」
上条「あれ? 何かよく分からない理不尽がそこにある気がするぞ!?」
一方通行「……いや、別に俺は別に結標の実力を認めてないわけじゃねェよ。俺の移動する位置を完璧に予測してそこに飛んできたわけだからな」
結標「そ、そうなんだ……ちゃ、ちゃんと認めてはくれてたのね……」
一方通行「だが俺が勝ったっつゥ事実は揺るぎ無ェけどな」
結標「……はぁ、わかったわよ。今回は貴方の勝ちよ。もともと触れたか触れてないかなんて曖昧なことをせずに腕を鷲掴みとかにしとけばよかった話だし」
青ピ「どちらが大人か子供かひと目で分かる瞬間やったな」
一方通行「今すぐ捻り潰してやるよオマエ」ニヤァ
青ピ「で、出たッ! アクセラちゃんのデススマイルや! ボクの寿命がマッハで縮んでいくぅ!!」
ガラララ
小萌「はいはーい! 皆さん帰りのホームルームを始めたいと思いますのでとっとと席に着いちゃってくださーい!」
青ピ「よっしゃ天使降臨や! アクセラちゃんに削られた寿命を一瞬でベホマズン!!」
上条「無駄にMP消費させてんじゃねえよ、ホイミでいいだろホイミで」
一方通行「チッ、うっとォしい……」
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