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【オリジナル】男「没落貴族ショタ奴隷を買ったwwww」
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◆OfJ9ogrNko
[sage]:2013/12/18(水) 01:10:51.89 ID:+YyZKnXG0
『お次にご紹介するのは……』
明るい声音で笑顔のまま言う男に反して、商品たちの顔はみな暗い。
人生を諦めたような無表情の者、漁港に引き上げられた魚のような目をした者、赤く泣きはらした顔の者――、
誰一人幸せそうな者は居なかった。これから紳士の皮を被ったヒヒジイどもに手篭めにされるのだ、
当然と言えば当然であろう。
ましてや相手はかつては自分たちが見下してきた庄屋などの労働階級の者たちだ。
その感情は筆舌に尽くしがたいものに違いない。
彼らの目には、きっと年若いタカシもその『ヒヒジイ』に映っているのだろう、
時折目が合う彼らのうちの何人かはひどく反抗的な目でタカシをにらみ返していた。
――これは思いのほか面白そうだ。
元々サディスティックな性分を持つ自分自身を自覚していたから、
あの勝気な男娼や娼婦の誰か一人を買い取り思いのまま屈服させたい――、そんな感情が芽生えたのだ。
商品の顔を具に見ようと、タカシは一等席でありながら、わきをすり抜けようとしたウェイターに声を掛け
オペラグラスを所望した。三等席の客たちが使うもののようだが、一等席の人間が使ったところで問題はあるまい。
双眼鏡型のオペラグラスには一本の持ち手がついていて、タカシは早速それを覗き込んだ。
見れば見るほど、みな美しかった。
女の見場が整っているのは当然として、男も素っ裸でなければ性別が判らぬようなものだとか、はたまた
男と判っていても妙な気持ちを抱かざるを得ないような艶かしい体躯を持った者もいた。
これはノーマルでも少しばかり気の迷いを起こしてしまうだろう――、そんなことを考えつつ、
しかしタカシは成人男性に欲情する趣味はてんでなく、その気になれるのは
精々思春期を迎えるか否かと言う年齢の少年だけである。
とは言え基本的には所謂ノンケであったから、少女を買うつもりでいるが、
しかしたまの如何物食いもいいかもしれない、とタカシは口角を吊り上げ考えていた。
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