【オリジナル】男「没落貴族ショタ奴隷を買ったwwww」

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3 : ◆OfJ9ogrNko [sage]:2013/12/18(水) 00:36:01.52 ID:+YyZKnXG0
「どうしたんだね」
 タカシの一メートルほど先を歩む祖父に「いいえ」と返事をする。
 御婦人たちを少々馬鹿にしていたタカシだが、実のところ花街を訪れた経験は数えるほどしかなく、
今回の来訪も数年ぶりのこととなる。彼女たちのように緊張こそしてはいなかったが、
なんとなく浮いているような気がして、視線が泳ぐのは止めようがなかったのだ。
 久しぶりに訪れたこの街は、記憶にある場所とは随分と様相が異なっており見るもの全てが新鮮に写る。
 まるで街全体がお祭りだ。性質上、風紀を乱すと批判も多いが、
花街の周辺地域が潤った経済状況であるのも、このテーマパークさながらの場所があってこそのものだろう。
「母さん卒倒するだろうなぁ……」
 本家に住まう鬱陶しいほどに過保護な母を思い浮かべ、タカシは苦笑した。
「黙っていればいいだろう」独り言のつもりの呟きは、きっちりと祖父に拾われたようだった。
 ――タカシは、日本を代表する企業の御曹司だ。様々な事業を手がけていたが、主となるのは
アンドロイドの製造販売だ。おかげさま日本シェア一位の冠はここ何年も譲ってはいない。
 そんな企業の次期CEOとなれば、それはそれは大切に育てられ言う自覚もあり、
今日のように祖父に連れられ花街へと繰り出したと知れれば母がどんな風に怒り狂うかは目に見えていた。
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