【オリジナル】男「没落貴族ショタ奴隷を買ったwwww」

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9 : ◆OfJ9ogrNko [sage]:2013/12/18(水) 01:08:13.26 ID:+YyZKnXG0
『紳士淑女の皆様、ようこそお越しくださいました』
 袖から出てきたスーツ姿にシルクハットの男は、
慣れた様子でオーバーリアクションを取りながら挨拶をはじめた。
 挨拶は説明に変わり、いわく、ここは競売場であるとのことだった。
 店に出されている男娼や娼婦となにが異なるのかと言えば、『ランク』であるらしい。
 今舞台に並ぶ彼らは『初物』で、なおかつ『出自がよろしい』のが売りのようだった。
 みな没落貴族などから売り払われてきた子女であり、
なるほど、タカシが見たことがある顔がちらほらいるのも納得がいく。
 国が変わり政治が変わり、突然制度が革められ、お家取り潰しとなり突如として貧しくなった元貴族は少なくない。
 国は変わった。輸出入に対する鎖国が解かれ、飛行機の輸入なども盛んになり、富める者はますます富んだが、
 しかし今まで貴族と言う名の頑健な鎧に守られていた能無したちは没落するより他はなかったのだ。
 幸いにもタカシは庶民の、詰まるところの労働階級の頂点に家があったからどこかに売られることも
貧困に喘ぐこともなかったわけだが、もし、万が一自分が貴族であったのなら……、と思うと怖気が走る。
『初物としてお買い上げいただくこともできますが、なにせこの見目、この血統、是非ともペットにどうぞ!』
 司会の男は右から順に商品を紹介していく。
 由緒正しきナントカ家の三女だとか、女にしか見えない長男だとか紹介されているが、どうも彼らは
飼い主が『抱く側である』ことを前提に売られているようだった。
『入札は当然のことながら現金のみでございます!』
 入札は始まっている。まず競り落とされたのは、開国以前に農民を酷く搾取していた名家のご令嬢であった。
 芋虫を髣髴させるでっぷりとした親父に買われ、早々に舞台袖に引っ込んだ。
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