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【R-15ぐらい?】艦娘に性教育したらえらいことになった【艦これ】
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1 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:17:20.62 ID:o8wha0vQ0
普段悶々と考えていた妄想を形にしてみました。
キャラ崩壊、独自設定等いろいろ混じってます。
それでもよければ見てやってください。
-某鎮守府 執務室-
提督「・・・・・」カリカリカリカリ(書類仕事中)
コンコン(ドアノック)
提督「ん? どうぞ」
ガチャ
電「失礼します。・・・司令官さん・・ ちょっとお時間いいですか・・・?」
提督「どうした 電、なにかあったのか?」
電「ええと・・・ 相談したいことがあるのです・・・」
提督「そうか、まあ、入ってそこにかけなさい。」
電「はい///」トテトテ ポスッ(ソファーに座り)
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1440523040
2 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:18:20.76 ID:o8wha0vQ0
提督「で、どうした。 なにか悩み事か? 俺にできることなら協力するぞ。」ボスッ(対面のソファーに座り)
電「お、お心遣いありがとうなのです/// ・・・その、実は・・・」
提督「?」
電「うう・・・・・///」モジモジ
提督「言いにくいことなのか? 安心しろ、他言はしない。」
電「はい、あの・・・/// 電は・・・」
提督「うん。」
電「電は・・・ もしかしたら病気かもしれないのです・・・」ウルウル
提督「なに、どこか痛いのか?」
電「いえ、痛いわけではないのです・・・。ただ・・・」
提督「ただ?」
3 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:18:58.23 ID:o8wha0vQ0
電「・・・お股から・・・ 変なものが出るのです・・・」 カァッ////
提督(あー)察し
提督(初潮か? それともエロいことに目覚めたか・・・ ただのおりものか。
まあ、電ぐらいの年頃ならどれもあり得るしおかしなことじゃない。
病気もあり得ないわけじゃないがその線は薄いだろう。とりあえず詳細を聞いてみようか。)
提督「変なのもって? どんな?」
電「えと、透明で、ぬるぬるしてるのです・・・ おしっこじゃないみたいなのです・・・」
電「勝手に出てきて・・・下着が汚れて・・・」カァッ////
提督「なるほど。」
提督(あー それね。エロ本とかでこういう相談シチュは見たことあるが・・・
まさか自分が当事者になるとはな・・・)
4 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:19:38.34 ID:o8wha0vQ0
電「司令官さん、電は・・・ 電は病気なのでしょうか?」ウルウル
提督(かわいいww ・・・っと、イカン、真面目に真面目に。)
提督「安心しろ、電。それは病気じゃない。 電が大人の女性に近づいた証拠だ。」
電「へ? 大人? 病気じゃないのです?」
提督「ああ、大丈夫。電はどこもおかしくない。身体が大人になってくるとそういうことが起こるんだ。」
電「そうなのですか・・・。 でも、なんでこんなことが起こるのです?
大人ということは戦艦や空母の皆さんもなっているのです?」
提督「それは・・・ なんと説明したものか・・・ 子供を生むための準備の準備? ・・・といったところなのかな?」
提督(うーん、うまい表現が見つからん・・・)
電「子供・・・ 準備の準備?」キョトン
5 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:21:05.73 ID:o8wha0vQ0
提督「まあ、とにかくおかしなことじゃない。そうだな、一度ちゃんと説明した方がいいか。」
提督「ただ、説明するにしてもやはり女性特有のことだしな、男の俺より同じ女性から聞いたほうがいいだろう。
鳳翔さんあたりが適任かな。事情を話して取り次いでみよう。鳳翔さんになら電も安心して話せるだろ?
秘密も守ってくれるだろうし。」
電「は、はい ありがとうなのです///」
ガチャ(内線受話器取り) ピッピッピ プルルル
鳳翔「はい、空母寮 鳳翔です。」
提督「俺だ。鳳翔さん、今から少し時間取れるかな。ちょっとお願いしたいことがるんだが。」
鳳翔「あっ 提督、はい、大丈夫ですよ。今日は演習もありませんし。どういった御用でしょうか?」
提督「電話口ではちょっと・・・ これから執務室に来てくれるかな。」
鳳翔「わかりました。すぐに伺います。それでは。」
提督「うん、ありがとう。じゃあ。」
6 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:21:59.91 ID:o8wha0vQ0
-数分後-
コンコン
鳳翔「鳳翔、参りました。」
提督「うん、入ってくれ。」
ガチャ
鳳翔「失礼します。」
提督「わざわざありがとう。悪いね、急に呼び出して。」
鳳翔「いえ。お気になさらず。それで、どういったご用件で・・・ あら、電ちゃん。」
電「こ・・・こんにちは なのです。」
提督「用というのは電のことだ。少し相談というか頼みたいことがあってね。」
鳳翔「はあ。と言いますと?」
提督「実は・・・」
7 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:22:37.37 ID:o8wha0vQ0
カクカクシカジカ
提督「ということで、そのあたりの性についてのことを電に教えてやってほしいんだ。」
電「」カァッ///
提督「いきなりですまない。デリケートな内容だし、やはり男の俺より同じ女性の方がいいと思ってね。
鳳翔さんを選んだのは俺の独断だが、皆に慕われているポジションからも適任かなと・・・。」
提督「どうかセクハラだとかは思わないでほしい。」(切実)
鳳翔「・・・。」
提督(ん・・・? 無言? まずったか?)アセ
鳳翔「提督」
提督「は、はいっ」ビクッ
鳳翔「大変申し訳ありませんが、そのご依頼にはお応えできません。」
8 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:23:12.91 ID:o8wha0vQ0
提督「え?」
提督「え? え? なんで? 俺やっぱりなんかマズいこと言っちゃった?」アセアセ
電「??」
鳳翔「いえ、その、提督に非があるわけではありません。すみません、言葉が足りず・・・」アセアセ
提督「じゃ、じゃあ、どうして・・・ やっぱり抵抗があるとか?」
鳳翔「いえ、その、お恥ずかしい話なのですが・・・」
鳳翔「・・・私にもそういった知識がありません。」
提督「」( ゚д゚)
提督「・・・は?」
提督「え? ええ? マジで? えええ・・・?」
鳳翔「・・・・///」ウツムキ
9 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:23:51.35 ID:o8wha0vQ0
提督(・・・・・・はっ! イカン!)
提督「すっ、すまない! そうとは知らず変なお願いをしてしまって・・・!
鳳翔さんがそこまでの箱入りだとは・・・ ってなに言ってんだ俺!」
鳳翔「い、いえ、あの!」
提督「本当にすまない! 謝って済むことじゃないがどうか穏便に・・・!
決して悪意とか下心があったわけじゃ・・・」
鳳翔「あの、提督、その・・・」
電「????」オロオロ
提督「この件は正式に大本営に掛け合って専門の講師を・・・」
鳳翔「て、提督? その、ですから・・・・」
提督「あ、専門って言っても海軍にそんな部署あるのか?軍医に頼むか?」エート、エート、
鳳翔「提督!!」カッ
提督「ひゃいっ!!」ビクッ
電「!!」ビクッ
鳳翔「・・・・」
提督「・・・・」ビクビク
電「・・・・」ビクビク
10 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:24:21.66 ID:o8wha0vQ0
鳳翔「コホン 申し訳ありません、大きな声を出してしまって・・・。」
提督「いや、こっちこそ 取り乱してしまって・・・。 この件は他の者に依頼することにするよ。そうだな、妙高とか・・・」
鳳翔「いえ、それで、この件についてですが・・・ おそらく他の艦娘もその手の知識は持っていないと思います。」
提督「え?」
提督「えええ?」
提督「いくらなんでも それは・・・」
鳳翔「・・・」真顔
提督「・・・マジで・・・?」
鳳翔「・・・はい。」
提督「でも、如月とか愛宕とかは その辺の知識に明るそうじゃない?」
鳳翔「提督をからかうために断片的な知識をひけらかしてるのでしょう。
テレビや雑誌から拾ってきた僅かな情報を総動員しているのだと思いますよ。」
11 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:24:55.09 ID:o8wha0vQ0
鳳翔「そもそも私たちは艦娘です。」
鳳翔「艦娘が初めてこの世界に現れてから、個体差はありますが長くても数年しか経っていません。
ご存知のとおり私たちの前世は軍艦です。艦娘として生まれた時点で言語やある程度の社会性は持っていますが、
人としての知識や経験はその数年分しかないのです。その数年の期間も、大半を訓練と戦闘に割いてきました。」
鳳翔「そしてただでさえ鎮守府の外の世界にあまり縁がない上に、戦意に影響する可能性を懸念してかテレビや雑誌のような
外部からの情報もある程度の統制を受けているように思います。」
提督(そういえば大本営からの方針書にそんな記載があったな・・・。
艦娘の戦意維持の妨げになるような情報 特に女子が好みそうな色恋に関するもの は排除すべし、と。)
鳳翔「性について学ぶ機会がないのです。」
提督「」
鳳翔「私も人の、女性の姿をしてはいますが、人間の子作りの経験はおろか、その方法も知りません。」
鳳翔「男性となんらかの接触を持つことが鍵となっている ということは断片的な情報からわかるのですが・・・。」
鳳翔「また、それには下腹部・・・のゴニョゴニョ(カァッ///) が大いに関係しているのだろうな、
というぐらいの知識しかありません。」
鳳翔「そのあたりの事情は各地の鎮守府間で差があるかもしれませんが、
少なくともこの鎮守府の艦娘は私も含めてみんな電ちゃんと同等の知識しかないと思います。」
鳳翔「ここだけの話、私も電ちゃんと同じことで悩んでいます・・・。」(カオマッカ///)
電「!!」
提督「!!」( ゚д゚)
12 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:25:31.38 ID:o8wha0vQ0
提督「そ・・・ そうなのか・・・」
鳳翔「はい、過去に何度か女子会と称した艦娘の集いがありまして、そういった性に関する話題が出たことがあるのですが、
皆一様に興味はあるものの はっきりとした知識をもっている様子はありませんでした。」
提督「これは・・・ ここまでとは・・・」
鳳翔「提督」
提督「ん、ああ、なんだ?」
鳳翔「いい機会なので提案させてください。」
提督「もしかして・・・」
鳳翔「はい、艦娘に対して性に関する教育の場を設けていただけないでしょうか。」
提督「・・・。」
鳳翔「人の身体を持った故の興味が根底にあることは否定しませんし、
ましてや軍人がそのような理由で進言してよい内容ではないことも自覚しています。
ですが、私や電ちゃんのように無知故の悩みを抱えてしまっていては作戦にも影響しかねませんし・・・。」
提督「・・・。」
鳳翔「やはり無理でしょうか・・・。」
13 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:26:33.96 ID:o8wha0vQ0
提督「いや、当鎮守府の艦娘一同からの要望として聞き入れておこう。ただ、必ず叶えてやれるとは言えない。」
提督「さっき鳳翔さんも言っていたが、艦娘に対する情報統制の件、確かにある。」
提督「鳳翔さんの察しのとおり、作戦に集中させるためそういった情報を排除するように との大本営の方針だ。
だから地方の鎮守府の一提督ごときが進言したところでその禁が解かれるとは考えにくい。」
提督「だが、それがかえって艦娘にいらぬ悩みや苦痛を与えることになっているならば話は別だ。
そのあたりを踏まえて掛け合ってみよう。」
鳳翔「提督・・・ ありがとうございます!」
提督「まあ、あまり期待しすぎないようにしてくれ・・・。」
提督「電、すまないな。そういうわけですぐには解決してやれないが、善処はする。」
電「は、はい! 話を聞いてもらっただけで、だいぶ安心できたのです。 ありがとうなのです!」
提督「では、結果は追って連絡する。一応、この話は別途指示するまでは内密にしてくれ。」
電 鳳翔「はい。」
鳳翔「では、私はこれで。」
電「わ、私もおいとまするのです。」
提督「うん、・・・あー、二人とも。」
14 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:27:08.75 ID:o8wha0vQ0
電 鳳翔「はい?」
提督「さっきの”悩み”についてだが・・・」
電 鳳翔「///」
提督「電には繰り返しになるが別に病気とかおかしなことじゃない。気にするな。」
提督「どうしても気になるなら素数を数えるといい。気が紛れる。」
電 鳳翔「は?」
提督「・・・いや、すまない、今のは聞かなかったことにしてくれ。」
電 鳳翔「??」
15 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:27:41.78 ID:o8wha0vQ0
----------------------------------------------------------
-2週間後-
提督(件の教育について、大本営に上申してみたが・・・。返答は・・・。)
ペラペラ(届いた書類の束めくり)
提督(・・・来たか・・・。 どれどれ、可否の程は・・・。)
提督(・・・・・・・・・・・。おっ!?)
提督(・・・・・・おおおおお!!)
提督(・・・・おおおおおおお!!! ・・・おおおおお・・・おおっ?・・・んんっ???)
提督(・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!???????)
提督「なんですとーーーーーーーーー!!!!!!????」
・・・・・
・・・
・・
----------------------------------------------------------
16 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:28:10.98 ID:o8wha0vQ0
-鎮守府内 食堂-
ザワザワ
榛名「なんでしょう、出撃や演習をすべて中止して全員を集めるなんて・・・。」
霧島「そうですね、私が知る限り初めての事態です。何か重大な発表でもあるのでしょうか。」
金剛「きっと日頃の私達の働きを労うために提督からステキなプレゼンツがあるのデース!」ウキウキ
比叡「あっ 提督が来られましたよ!」
コツコツコツ(提督 食堂の正面へ)
長門「全員、気をつけ! 敬礼!」
全員「」ビシッ!
提督「休め。全員、席について楽にして聞いてくれ。」
全員「」ガタガタ ギシッ(着席)
提督「本日皆に集まってもらったのは大本営からの重要な指令を伝えるためである。」
全員「ザワッ」
17 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:29:06.52 ID:o8wha0vQ0
川内「なになにー? 夜戦強化週間とか?」キラキラ
神通「しっ 静かにっ」アセアセ
提督「残念ながら違う。まあ、今から説明するから聞いてくれ。」
提督「実は、艦娘全員に、ある教育を実施せよとの通達があった。」
提督「これは普段の座学メニューとは別の特殊な内容だ。演習や出撃など他の任務全てより優先される。」
提督「また、実施対象は当鎮守府のみならず『全ての』鎮守府となっている。」
全員「ザワッ」
赤城「なんでしょう、効率的なボーキの収集方法とかでしょうか。」
加賀「それはないわね。」
提督「で、その内容だが・・・」
全員「」ゴクリ
提督「性教育だ。」
18 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:29:41.52 ID:o8wha0vQ0
全員「」( ゚д゚)
提督「諸君らの身体の仕組みや性的機能、子作りなどについて教育する。」
全員「ザワザワザワザワ!!」
満潮「な・・・ なにを・・・!!」
曙「いきなりなんてこと言い出すのよ! このクソ提督!! セクハラよ!!!」
提督「お、落ち着け、これにはちゃんとした理由と経緯があるんだ!」
曙「う、うるさい! そんなこと言って私達にいかがわしいことする気なんでしょ!!!」
提督「ち、違う! ちゃんとした教育だ! 何もやましいところなどない!!」アセアセ
曙「うるさい!うるさい! 何と言われようがこんなことに付き合ってられないわ!!」ガタッ(席立ち)
提督「ちょっ・・・
鳳翔「静かに!!!!」カッ!
曙「!!」ビクッ
全員「!!」
・・・・・・・・シーン
19 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:30:12.48 ID:o8wha0vQ0
鳳翔「提督、発言してよろしいでしょうか。」
提督「う、うむ、許可する。」
鳳翔「ありがとうございます。では・・・。」
鳳翔「みなさん、今回の件ですが、確かに少し驚かれたと思います。」
鳳翔「ですが、これは先ほど提督も仰ったとおり、私達艦娘にとって非常に重要なことなのです。」
鳳翔「皆さんは艦娘として生まれ、人の身体を持っていますが、自身についてどこまで知っていますか?」
鳳翔「原因のわからない不調や変調を自覚したことはありませんか?」
鳳翔「普段ふとしたきっかけから物事に集中できなくなったり情緒が不安定になったり、」
鳳翔「精神面に限らず、肉体的、例えば、よくわからないうちに下着が汚れていたり、
下腹部がムズムズしたりといったことはないでしょうか。」
鳳翔「また、これらを病気か何かだと思い悩んだりしていませんか?」
全員「ザワザワ」・・・タシカニ・・・ ワタシモ・・・
20 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:30:47.51 ID:o8wha0vQ0
鳳翔「これらは人の身体であるが故の生理的な現象です。皆さんもなんとなくはわかっていると思いますが
はっきりとした確証が持てず、また相談できる人もおらず悶々としているのではないでしょうか。」
鳳翔「このままでは普段の作戦行動に支障を来たすことがあるかもしれません。
いえ、規模の大小はあるでしょうが既に影響が出ていることと思います。」
鳳翔「私達の使命である深海棲艦との戦いにおいて、このようなことは許されません。」
鳳翔「ですから、これらについて正しい知識を得て適切な対応を取れるようになる必要があるのです。」
鳳翔「曙ちゃん、恥ずかしいかもしれませんが、しっかりと聞いておきましょうね。」
曙「う・・・ わかったわよ・・・。鳳翔さんがそこまで言うなら・・・。」
鳳翔「他の方々も、よろしいですか?」
全員「ハイ リョウカイデスー」
鳳翔「ご協力ありがとうございます。では、提督、続きをお願いします。」
提督「う、うむ。」オホン
21 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:31:19.32 ID:o8wha0vQ0
提督「では説明を続ける。」
提督「本教育の目的は先ほど鳳翔さんが言ってくれた内容のとおりだ。
諸君らが自身の身体、とりわけ性的機能とそれによって起こる現象を知り、
その対処の仕方を学んでもらうことにある。」
提督「また、これに絡んで諸君らに詫びておかなければならない。」
提督「今日まで、大本営の方針により諸君ら艦娘に対して情報統制が敷かれていた。
戦意の維持を目的として性や恋愛などに関する情報を排除していたのだ。」
提督「要するに訓練や戦闘以外のことに気を向けさせるなということだ。」
全員「ザワッ!!」
提督「しかし、人の身体を持つ以上、こういった問題はやはり避けて通れなかった。
自身の身体に起きた現象に戸惑い、戦闘に集中できないといった例が各地の鎮守府から報告されたため、
急遽このような教育が実施されることとなった。」
提督「対応が後手に回ってしまって申し訳ない。
いや、それ以前に、諸君らをただの兵器としてしか見ていなかった当初の方針に対し、
いち早く異を唱えなかったことを、当鎮守府の責任者として謝罪する。」
提督「不安な思いをさせてしまって本当に申し訳ない。」(頭下げ)
全員「ザワザワ・・・ ヒドイハナシダワ・・・」
曙「やっぱりクソ提督じゃない・・・フン」
大井「私達をそんな風に扱ってたなんて!」
提督(・・・ ある程度反感を買うことは覚悟していたがやはりつらいものだな・・・)
22 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:31:52.91 ID:o8wha0vQ0
大淀「提督! 謝らないでください!」ガタッ
提督「!?」
全員「!?」
大淀「皆さん、今回のこの教育、全鎮守府が対象となってると先ほど提督が仰っていましたよね?」
大淀「そのきっかけを作ったのは提督なんです。提督が私達のために海軍を動かしてくださったんです!」
全員「ザワッ!」
提督「!」
大淀「提督、勝手な発言をお許しください。」
大淀「先日、始業前に書類の仕分けをしていたとき見てしまったんです。提督が作成された上申書を。」
大淀「個人的な興味から他の鎮守府や大本営に確認してみましたが、
提督以外からはこういった上申書は出ていないようでした。」
大淀「逆に、提督の上申書がきっかけで大本営から他の鎮守府に現状調査の指示が出ていました。
それによって全鎮守府の現状を大本営が把握するに至り、今回の教育実施に踏み切られたのです。」
大淀「提督はここの鎮守府だけでなく、全ての鎮守府、全ての艦娘に対して待遇改善のきっかけを作ってくださったんです。」
大淀「提督は私たちを兵器ではなく人として見てくださっています。
謝るような、後ろめたく思われるようなことは何もありません!」
全員「ソウナンダ・・・ エ、テイトクイイヒトジャン・・・」
提督「大淀・・・」
23 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:32:25.97 ID:o8wha0vQ0
電「そ、そうなのです! 司令官さんは悪くないのです!」ガタッ
提督「い、電・・・」
電「司令官さんが上申書を出してくださったのはこのあいだ電が相談したのがきっかけなのです!」
電「電が・・・ゴニョゴニョ/// のことで相談したのです! 笑われるかと思って怖かったけど、
司令官さんはとっても真面目に受け止めてくれたのです!」
電「それで、大本営に掛け合ってみるって言ってくれたのです!」
電「司令官さん、このことは内緒にって言われてたのに喋っちゃってごめんなさいなのです。
でも、司令官さんが悪者にされるのはイヤなのです!」
提督「電・・・」
曙「な、なによ、そういうことならそう言いなさいよ・・・///」モジモジ
金剛「やっぱり提督はスバラシイ人デース! 私、惚れ直したのデース!」
鳳翔(なんとか治まりそうですね よかった。)
鳳翔(さて、改めて進めてもらわないと・・・。)長門に目配せ
長門(! ・・・心得た。)頷き
長門「皆、静かに。蟠りが解けたところで改めて進行しよう。」
長門「提督、続きをお願いする。」
提督「う、うむ。それでは・・・」
24 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:33:01.48 ID:o8wha0vQ0
提督「ええと、どこまで話したっけか・・・。」
提督「ああ、じゃあ早速講義に移ろうか。説明には食堂前面のスクリーンに画像を映すとともに、
皆に資料を配布するのでそれらを用いて進行する。」
提督「資料を前からまわすので、一部ずつ取って後ろに送ってくれ。」
-資料配布中-
提督「資料は行き渡ったな。では講義を開始する。まずは子作りについてだ。」
鈴谷「ちょぉっと待った! 提督が説明するの!?」
提督「う、やっぱりそこ突っ込まれるか・・・。」
全員「ザワザワ ソウイエバ・・・」
鈴谷「う、あの、提督が嫌ってわけじゃないんだよ? でも、ほら、内容が女の子の・・・
そういうことの話なわけじゃない? ちょっと抵抗あるっていうか恥ずかしいっていうか・・・。」
提督「すまない。俺としても同意見なんだが、大本営からの指示でな・・・。」
提督「他の中央寄りの大きな鎮守府では軍医や看護師なんかが説明にあたっているらしいんだが、なにぶん人数が足りなくてな・・・。」
提督「ここみたいな地方の鎮守府は司令官が対応せよ とのお達しだ・・・。」
鈴谷「そうなんだ・・・。じゃあ仕方ないか・・・。」
熊野「この件の一番の功労者なのに随分ぞんざいな扱いですのね。ひどい話ですわ。」
提督「抵抗があるかもしれないがどうか我慢してくれ。」
全員「ハーイ」
25 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:33:27.72 ID:o8wha0vQ0
提督「では改めて。」
提督「まず事前に諸君らに確認しておきたい。この中で人間の子作りの方法を知っている者はいるか?」
全員「ザワッ!!」
曙「な、な、いきなり何を・・・!」ブルブル
提督「言っておくがセクハラ的な意図はない。大本営のマニュアルに沿って進行している。」
提督「これからする話において重要なことだ。 ではこちらから何名か指名するので回答してほしい。」
提督「まずは妙高、どうだ?」
妙高「えっ!? はっ はい! えと、男性と女性が愛し合えば・・・ その・・・」///
提督「愛し合うとは、具体的にどんなことだ?」
妙高「え、ええと、その・・・ キス・・・とか・・・?」///
提督「ふむ、過程としてはそれもある。だが決定的なものではないな。他には?」
妙高「す、すみません、それ以外はよくわかりません・・・。」///カオマッカ
提督「なるほど。よし、ありがとう。」
提督「では次、大和。」
大和「はっ、はい! ええと・・・。 て、手をつないだり・・・?」
提督「それも過程だな。子作りには必ずしも必要なことではない。他には?」
大和「うーん、私もそれ以外はよくわかりません・・・。」
提督「わかった。ありがとう。」
26 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:34:05.84 ID:o8wha0vQ0
提督「他にわかる者はいるか?」
全員「・・・」シーン
提督「・・・わかった。この結果をふまえて説明する。」
提督「まずはこの画像を見てくれ。」パッ(パワポ1ページ目)
全員「ザワッ」///
提督「後ろの方の席の者、見えているか?
もし見えにくかったら先ほど配布したテキストに同じ画像が出ているのでそちらを見てくれ。」
提督「これは男女それぞれの下腹部のイラストだ。二つ並んで描かれているが、
左側が男性、右側が女性だ。」
提督「男性側のイラストだが、一目見てわかるとおり、女性にはない突起物がある。
これが男性の生殖器だ。」
全員「キャーキャー」///
提督「オホン、静粛に。」(うーむ、なんだこの気恥ずかしさは・・・。)
提督「かたや女性の方のイラストだが、体内に子宮と呼ばれる器官が描かれている。
もちろん諸君らにも備わっている。」
提督「この子宮の中で赤ん坊が育つ。」
提督「だが、女性のみでは子供は作れない。男性と女性で半分ずつ赤ん坊の元を提供し、
それらを結合させて子宮で育てる。これがおおまかな子作りの手順だ。」
那智「提督、質問をいいだろうか。」(挙手)
提督「うむ、なんだ?」
27 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:34:44.06 ID:o8wha0vQ0
那智「子供は我々女性の子宮で育つとのことだが、どうやって腹の中に入るのだ?
そもそも我々の腹の中に子供が育つほどの空間的余裕があるとは思えない。
子供とは小さな状態で産まれてくるのか?」
提督「いい質問だ。主旨は2つだな。
1つ、子供はどうやって子宮に入るか?
2つ、子供は女性の腹の中で大きく育つことができるのか?
ということだな。」
那智「うむ。」
提督「1つ目の質問に対する答えだが、まず先ほどのイラストで説明しよう。
女性のイラストで子宮については先ほど説明したな。赤ん坊が育つ部屋だ。
その両サイドに小さな球体のようなものと、それと子宮をつなぐように細く伸びる
枝のような器官が描かれている。これはそれぞれ卵巣と卵管という。」
提督「これは先に説明した赤ん坊の元のひとつ、卵子を作り、子宮に導くためのものだ。」
提督「そして男性のイラストだが、棒状の器官・・・これは陰茎、もしくはペニスと言うが、
その後ろに2つの球状のものが描かれている。これは精巣という器官で、もうひとつの赤ん坊の元、精子を作る器官だ。」
提督「精巣で作られた精子は、精管、尿道を通り体外に出される。これが女性の体内で卵子と結合すると
受精卵となり、赤ん坊の大元の細胞として完成する。」
那智「女性の体内で結合?」
提督「そうだ。男性の陰茎を女性の体内、イラストでは子宮の下部に描かれている膣というトンネル状の器官だが、
ここに挿入した状態で精子を放出する。」
全員「ザワッ!!」
提督「放出された精子は子宮、卵管へと達し、そこで卵子と結合する。」
提督「受精卵は子宮内へと導かれ、ここで赤ん坊が育つ。」
提督「これが1つ目の問いに対する答えだ。男性の生殖器を女性の生殖器に挿入しそこで
卵子と精子を結合させることで女性の体内、子宮の中で子供ができる。これを妊娠という。」
28 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:35:20.32 ID:o8wha0vQ0
全員「ザワザワ」
那智「なんと・・・ 体内に挿入するというのか・・・ 砲に弾薬を装填するようなものなのか・・・?」
提督「装填・・・ 合っているような違うような・・・。」
提督「まあいい、1つ目の質問の答えとしては理解してくれたか?」
那智「う、うむ。」
提督「2つ目の質問だが、次の資料で説明しよう。」パッ(パワポ2ページ目)
提督「これは妊娠初期から出産に至るまでの一定期間ごとの子宮と母体の様子を表したイラストだ。」
全員「ザワザワ オナカガ・・・ アンナニオオキク!?」
提督「見てわかるとおり、赤ん坊の成長に合わせて子宮、お腹が大きくなっていく。
妊娠の成立からおおよそ10ヶ月で出産となるわけだが、出産時の赤ん坊の体重は約3000グラムほどになる。」
提督「信じられないかもしれないが女性の身体は妊娠、出産に際して大きな変化が起こる。
那智の質問の通り、最初は赤ん坊が育つ空間的余裕がない状態だが、なければ作ればいいということで
赤ん坊の成長に合わせてどんどんお腹が大きくなっていくわけだ。」
提督「理解してもらえたか?」
那智「う、うむ。よくわかった。」
那智「もうひとつ質問だ。腹が大きくなるのはわかったが、その大きくなった赤ん坊はどうやって出てくるのだ?
とてもあのトンネル・・・膣、だったか? を通って出てくるとは思えないサイズだ・・・。」
提督「それもいい質問だ。」
提督「結論から言おう。膣から出てくる。」
那智「なっ・・・!?」
29 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:35:50.31 ID:o8wha0vQ0
全員「ザワザワ!!」
提督「帝王切開という手段もあるが、それは別途説明する。」
提督「これもにわかには信じがたいだろう。だが事実だ。
出産にあわせて膣、産道が拡張して赤ん坊が通って出てくる。俺の母親もそうやって俺を生んだ。」
提督「母曰く、死ぬほど痛かったそうだ。」
全員「ガクブル」
提督「男の俺にはどれほどの痛みが伴うものなのかわからない。
だが、女性の身体というのはそれを乗り越えて出産できるようになっているらしい。」
提督「まあ、母体の状態によってはそうのような出産が困難なときもある。
そのときは帝王切開といって外科的に腹を切開して赤ん坊を取り出す手段もある。」
全員「ガクガクブルブル」
提督「だが、母はそのような痛みを乗り越えて俺を生んだとき、その苦労以上に嬉しさが勝ったそうだ。」
全員「エ・・・?」
提督「惚れた相手、この場合俺の父だが、その相手との子供を腹に宿したことがまず嬉しかったと言っていた。」
全員「・・・/// ナンカ、ワカルカモ・・・///」
提督「そして、日を追うごとに大きくなっていく腹を撫でながら産まれてくる俺のことをいろいろと夢想したそうだ。」
提督「そういう過程があったから、出産の痛みにも耐え、喜びを噛み締めることができた と。
そういうことらしい。」
全員「ワタシモ・・・イツカ・・・///」
提督「む、ちょっと話が逸れたか。那智、質問についての解答はこれで理解してもらえたか?」
那智「う、うむ。なかなか衝撃的であったが理解はできた。感謝する。」
30 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:36:31.61 ID:o8wha0vQ0
提督「ここまでが男女の生殖器の機能と妊娠、出産についての概要説明だ。
他に質問のある者はいるか?」
全員「・・・・」
提督(衝撃が大きすぎて質問が浮かばない といった状態だな・・・。)
提督(まあいい、後からでも適宜対応しよう。)
提督「ないようだな。まあ、後からでも疑問に思ったことがあれば質問を受け付けるので
遠慮なく申し出るように。」
全員「ハイ」
提督「では次だ。先ほどは端折った説明しかしていなかった内容についてだが・・・。」
提督「妊娠の前段階、男女の生殖器と性交渉の詳細だ。」
全員「オオッ!! ザワザワザワ!!」
提督「静かに。これは現状の君達にとって最も重要と言っていい内容だ。
聞き漏らしのないようしっかり聞いておくように。」
全員「ハイッ!」ビシッ
提督「うむ、まずは性交渉の意味合いについて説明しよう。」
提督「性交渉とは、先ほど説明したとおり精子と卵子を結合させ、子を成すための行為だが、
もうひとつ大きな意味がある。」
提督「既に察しがついている者もいると思うが、お互いに好意を寄せ、将来を共に過ごしたいと
思える相手との契約のようなものだ。」
31 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:37:08.21 ID:o8wha0vQ0
提督「最初、数名に子作りについて質問した際に、手をつないだりキスをしたりといった回答があったが、
これらも好意に基づいた肉体的接触という点では同じカテゴリにあると言える。」
提督「だが、性交渉とそれらでは子供ができるかできないかという決定的な差がある。」
提督「子供ができるということはどういうことかよく考えてみよう。」
提督「君たちはおそらく赤ん坊を見たことがないだろう。なので想像しにくいかもしれないが、
赤ん坊というのは非常に非力で儚い存在だ。」
提督「自力で食事も身の回りの世話もできない。常に親が対応する必要がある。」
提督「さすがに一生その状態が続くわけではないが、少なくとも子が自分の足で立ち、物を食べ、
自分の世話を自分でできるようになるまでは親が守ってやる必要がある。」
提督「一年、二年ではきかない長い期間を子育てに充てるわけだ。
よくあるケースでは十数年から二十年ほどか。」
全員「ザワザワ ソンナニ・・・」
提督「これが意味するところがわかるか?」
全員「・・・・」
提督「軽はずみに性交渉を行うべきではないということだ。」
提督「お互いに愛し合っていることが性交渉を行う条件なのは言うまでもないが、
その先ずっと子供を養っていけるだけの準備が整っていないならば性交渉は行うべきではない。」
提督「条件が整っていないにもかかわらず性交渉を行い、生まれた子供はどうなるか、
想像してみてほしい。」
全員「ザワザワ・・・イキテイケナイ・・・?」
提督「そうだ。非常に悲しい結果になる。」
32 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:37:36.22 ID:o8wha0vQ0
提督「だが必ずしも死んでしまうわけではない。そういった子供を引き取って育てる施設や
養子といった制度もある。だが実の両親から離れて暮らすのは子にとって
あまり喜ばしいことではないだろう。それに親としてもつらいものとなる。」
提督「賢明な君たちならこのことをふまえて性交渉の位置づけについて正しく受け止めてくれるものと思う。」
提督「だが、時に人は判断を誤り適切でない状況で性交渉を行ってしまう。」
提督「なぜだと思う?」
全員「ザワザワ・・・」
提督「そうだな・・・誰かに見解を聞いてみよう。 吹雪、どう思う?」
吹雪「えっ!? は、はい、ええと・・・ 後先を考えられなくなるぐらい相手を好きになる、とか?」
提督「そうだ。それが理由のひとつとして挙げられる。だがなぜ好きになったら性交渉をする?」
提督「後先を考えないということは子供が欲しい、欲しくないなどといったことは頭にないはずだ。
なら性交渉である必要はない。手をつないだりキスをするのも肉体的接触ということでは同じだし
そういったことで留めておけばいいのでは?」
吹雪「そういえば・・・ なぜでしょう・・・? よくわかりません・・・。」
提督「ふむ、では吹雪、ちょっと下着を脱いで生殖器を見せてくれるか?できれば手で触らせて欲しい。」
吹雪「えええええええええ!!!!????」///
全員「ザワザワザワザワ!!!!」
曙「や、やっぱりセクハラよ!!! このクソ提督、ぶっ飛ばしてやr」
提督「静かに!!」
全員「!!」
33 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:38:02.87 ID:o8wha0vQ0
提督「すまない、吹雪。今のは説明のためだ。本気にしなくていい。」
吹雪「そ、そうなんですか・・・。」///
提督「ああ、驚かせてすまない。だが今の反応について聞きたい。
なぜ生殖器を見せるのを嫌がった?」
吹雪「な、なぜって・・・ 恥ずかしいから・・・」///
提督「なぜ恥ずかしい?」
吹雪「それは・・・ 当たり前じゃないですか!」///
提督「そうだな、当たり前に恥ずかしい、みだりに人に見せるものではない、ましてや触らせるなどもってのほか。」
提督「論理的に説明するのは難しいがなんとなくそういうものだ という認識を持っていると思う。
また、それは吹雪に限らず皆同じだろう。いわば人としての本能のようなものだ。」
吹雪「そう言われてみれば・・・ そうですね。」
提督「守るべき最後の砦 のようなものかもしれないな。」
提督「逆に考えてみよう。どんな相手ならその最後の砦さえも差し出してよいと考える?」
吹雪「・・・! すごく好きになった人・・・ですか。」
提督「そうだ。最後の砦を差し出したい、あるいは差し出して欲しい、そう思い合えるほど
惹かれる相手に出会うことがある。」
提督「言い換えれば、手やキスなどでは満足できなくなるのだ。
自分の持つ最高のものを与え合うことで愛情を表現し、確かめ合いたくなる。」
提督「それが、後先を考えない性交渉の要因のひとつだ。」
吹雪「なるほど・・・。」
全員「オオ・・・ ナルホド・・・」
34 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:38:36.17 ID:o8wha0vQ0
吹雪「あ、提督、要因のひとつ と仰いましたが、他にも理由があるんですか?」
提督「うむ、ある。場合によってはそちらの要因がメインとなることもある。」
吹雪「ど、どんな要因なのでしょう・・・。」ゴクリ
提督「性交渉というのは、非常に大きな肉体的快感を伴うんだ。」
全員「ザワザワ!!」
提督「その快感を求めて性交渉を行う というケースが多々ある。」
提督「そもそも、性交渉を行いたいと思う欲求、すなわち性欲は人の三大欲求のひとつだ。」
提督「三大欲求とは、食欲、睡眠欲、性欲のことを指す。」
提督「食べて寝て子を作る。これらは生物が自身を健康に保ち、
種を繁栄させるために必要な行為を行いたいと思う欲求のことだ。」
提督「これらの欲求は、満たされたときに快感を伴うようになっている。
空腹時に食事をとれば美味しいと感じ、眠いときに寝れば心地よいだろう。どちらも幸せを感じるひとときだ。
こういった快感を求めて行動すれば必然的に種が繁栄するようになっているんだ。
性欲も然り。気持ちのいい性交渉をどんどん行って子を作れば結果として種の個体数は増える。」
提督「なので本能的に性交渉を求めてしまうんだ。」
全員「フム・・・ ナットク」
提督「だからといって性欲に身を任せてはいけない。
軽率な性交渉の結果がどうなるかは先に説明したとおりだ。
人としてうまく欲求をコントロールできるようになってほしい。」
全員「ハイ」
35 :
1
◆jICz.CJxTQ
:2015/08/26(水) 02:39:40.64 ID:o8wha0vQ0
提督「さて、以上で性交渉の意味合いについてはある程度納得してもらえたことと思う。
次は君たちの身体の機能とそれによって引き起こされる現象、さらにその対応について説明しようと思う。」
提督「先に鳳翔さんから少し発言があったが、下着が汚れたり下腹部・・・生殖器がむずむずしたり
といった現象を経験している者がいると思う。」
全員「///」
提督「それは性欲が高まったときのサインだ。」
提督「性交渉をしたくなった状態 と言い換えることもできる。」
全員「・・・!」カァッ///
提督「下着の汚れ だが、正確には生殖器・・・膣からぬるぬるとした粘液が出ているというものだ。」
提督「尿が漏れてしまったと勘違いしたり、尿とは質感の違うものが出たことに不安を感じた者も多いだろう。」
提督「だが、これは尿とは異なるものだ。分泌される場所も違う。
尿は血液中の老廃物を腎臓で濾しとって膀胱を経由し尿道から出てくるものだが、
膣からのぬるぬるは膣液をはじめとして、バルトリン腺液、スキーン腺液、子宮頚管粘液など様々な種類があり、
これらは主に膣内で分泌され膣口から出てくる。」
提督「これは性交渉を行うための準備をしている状態と言える。
この粘液を分泌することで潤滑剤とし、膣に男性の生殖器、ペニスをスムーズに挿入できるようにしているんだ。」
全員「アレヲ・・・イレルタメニ・・・」///
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