【安価】百合ss

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59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 13:48:26.84 ID:hRwH99BAO
シングルマザーとマザコンシスコン姉妹
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 14:00:47.84 ID:52zy8j6sO
とある中学校
プールの授業後

ドジ娘「次、数学だってー、やだなあ」

ヌギヌギッ

真面目娘「宿題はされましたか?」

ドジ娘「いやー、もうすっかり忘れてた」

真面目娘「あなたって人は! 私は見せませんよッ」

ドジ娘「うええ……あれ」

キョロ

真面目娘「どうしたんです?」

ドジ娘「下着が……ない」

真面目娘「ええ? 鞄の奥まで見ましたか?」

ドジ娘「う、うん」

同級生「どうしたの?」

ドジ娘「い、いや、下着が無くて…」

同級生「えー、男子がとっていったりして」

ドジ娘「ま、まさかそれはないと思うけど」

真面目娘「制服のポケットとかには……」

ドジ娘「な、ない……」

わたわたッ

ドジ娘「わッ」

グラッ――ドベシャッ

真面目娘「着替えながら探すから……」ハアッ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 14:05:09.44 ID:52zy8j6sO
キンコーンカーンコーン

同級生「やば、予鈴。二人とも急いで。先行くよ」

ドジ娘「う、うん!」

真面目娘「他のロッカーを見てきますね」

テクテク――

ドジ娘「へっくしゅ」

真面目娘「とりあえず、服だけでも着ておいた方がいいでしょう」

ドジ娘「あった?」

真面目娘「……」ブンブン

ドジ娘「ど、どうしようッ……」

真面目娘「と、とりあえずそれでいくしかありません」

ドジ娘「や、やだッ」

真面目娘「やだッって」

ドジ娘「動けないよお……だって、何かあったら、全部見えちゃうんだよ!?」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 14:09:38.50 ID:52zy8j6sO
真面目娘「それはしょうがありません……だいたい、失くしたのは自業自得なのですし」

ドジ娘「いじわるッ! いじわるッ!」

真面目娘「じゃあ、どうすればいいんですか」

ドジ娘「わかんないよお……」

真面目娘(授業をさぼるわけにはいきませんし……)

ドジ娘「一緒にいて……」

ギュッ

真面目娘「はッ、閃きました」

ドジ娘「え?」

真面目娘「これを履くのです」

スッ――ヌギッ

真面目娘「ふんッ」

ドジ娘「ま、待って、それ、今、履いてたやつだよ!? ていうか、そうなると私じゃなくて真面目ちゃんがノーパンだよ!?」

真面目娘「パンツが無くても授業には出ないといけません。あなたが無理なら、私が脱ぎます」

ドジ娘「そういうつもりで言ったわけじゃ」

真面目娘「履くのですか? 履かないのですか?」

グイッ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 14:13:59.40 ID:52zy8j6sO
ドジ娘「ど、ど、ど……どうしよう」

真面目娘「遅い! もう、履きなさい」

グイッ

ドジ娘「きゃッ……」

ガシッ

真面目娘「履かせてあげますッ」

スルッ

ドジ娘「やだやだやだや!!」

ジタバタッ

真面目娘「大人しくしなさい! スカートめくりますね! めくりますよ?! はあッ…‥ハア」

ドジ娘「な、なんだか、息遣い荒いよぉ?!」

真面目娘「あなたが大人しくしないからッ……」

ガチャッ

先生「あら、まだ残ってるの……」

ドジ・真面目娘「「あ」」

先生「……ひえ」




おわり

64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 14:15:46.95 ID:52zy8j6sO
>>65
被ったら安価下
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 14:24:07.38 ID:B6kyqdhSo
いつまでも甘えれずツンツンして内心嫌われないかビクビクな付き合いたてな2人
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 18:06:11.84 ID:1wxsj04SO
駅付近の田中家

田中「いらっしゃい」

香川「お邪魔します」

田中(今日、香川の服可愛いじゃん……)

香川「一人?」

田中「さっき両親出かけた」

香川「そ……まあ別にどちらでもいいけど」

田中「今日、泊まれるようになって良かったね」

香川「友だちの家ならって」

田中「ふーん……」

香川「……」

香川(あ、ちょっと拗ねた。だって、そういうしかなかったんだもん……親に紹介なんて)

田中「お茶持ってくるから先に上がってて」

香川「うん」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 18:15:23.19 ID:1wxsj04SO
田中の部屋の前

田中(あー、いつまでも慣れない……友だちから彼女になっただけなのに……なんでこんなにドキドキするんだろう)

田中(いつも通りいつも通り)

田中(玄関で抱き着きたくなったけど……それじゃ変な人だし、怖がらせるしでできなかったけど……部屋なら)

田中(……うう、でもそういう雰囲気ってなに? どうすればいいの)

田中(香川って意外と雰囲気とか大事にするし……)

田中(てか、香川良い匂いだったな。何かつけてきたのかな)

田中(はッ……相手は香川。どうせ、また小さいことでうじうじってバカにされるだけだし)

田中(とりあえず様子を見よう)

田中「……はあ」

ガチャ
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 18:20:38.66 ID:1wxsj04SO
香川「なによ、入ってきてそうそう溜息?」

田中「げ」

香川「げ?」

田中「まあまあ、はい、エイドリアンのチーズケーキ」

香川「うそ? いつ並んで来たの?」

田中「今朝頑張った」

香川「もー、えらい田中」

ナデナデ

田中「……ッ」

香川「あ……」

田中「た、食べなよ」

香川「なに意識してるの」

田中「香川こそ」

香川「頭撫でるくらい誰にでもするのよ?」

田中「だ、誰でも?」

香川「いや、その田中にしかしたことないけど……」

田中「そ、そう」

香川「……食べる」

田中「うん…‥」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 18:32:47.56 ID:1wxsj04SO
―――
――

香川「でね、そのバイトの女がいちいちうるさいのよ。人のやること否定してばっかりで。そのくせ、自分の意見言わないし……」

田中「香川、もしかしてまたその喧嘩買った?」

香川「あったりまえじゃん」

田中「まじかあ……いつも言ってるじゃん。後で恨み買うんだから」

香川「むかついたんだもん」

田中「なんで、こんなにちっさいのに喧嘩っ早いのかな」

香川「小さいのは関係ないでしょ」

田中(返り打ちに合されるのが怖いから言ってるのに……この心配してる気持ちわかんないかなあ)

香川「田中、口にクリームついてる」

田中「え、どこ?」

香川「ここ」

ツンツン

田中「?」

サスサス

田中「……え、えっと」

香川「な、舐めた方が良い?」

田中「ええ!?」

香川「じょ、冗談よ、そんなに驚かないでよ」

田中「びっくりした、普段そんなこと言わないじゃん」

香川「だから冗談だって!!」プイッ

田中「……あ」ペロ

田中(上手い……)
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 18:39:57.09 ID:1wxsj04SO
田中「あのさ……か、香川、もしかしてキスしたかった?」

香川「……」ピク

田中「ま、まさかね……まだ、手さえろくに握ってないのにねえ?」

香川「た、田中こそどうなの」

田中「わ、私? 私は……別にどっちでも。香川がしたい時にすればいいと思うし」

香川「……なにそれずるい」

田中「香川のお子ちゃまペースに合わせるから」

香川「お子ちゃまだとう?」

グニッ

田中「あ、いたッ痛いッ痛いですッ!」

香川「お子ちゃまは田中の方でしょ……ッ」

田中(香川がそういうの苦手そうだから、こっちは必死で我慢してるって言うのにッ)

香川「私は、別に平気なのよッ」

田中「そお、じゃあ……ほれ」

スッ

香川「なによ、腕伸ばして」

田中「抱き着いてみてよ」ドキドキッ

田中(……来ないだろうな)

香川「いいわよ」

田中「へえ?」

香川「……」キッ

田中「なんで睨むのさ」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 18:45:27.05 ID:1wxsj04SO
香川「……」

ノソ

田中「まるで、生まれたての小鹿みたいなのろさ」

香川「ま、待ってなさいよ」

田中「そんな臨戦態勢で来ないでよ」

香川「……てか私って抱きしめれる方なんだ」ボソッ

田中「え?」

香川「なんでもない……」

田中(抱き着いて、ぎゅーってして、すりすりして……離したくない)

田中(って言ったら……怒るかもな)

田中(言えないけど)

香川「田中!」

田中「はい!」

香川「とう!!」

ゴスッ

田中「ごふッ」

ドシャッ

香川「どう!?」

田中「……な、ナイスタックル」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 18:56:22.47 ID:1wxsj04SO
田中「って、ふざけんな香川!」

ぎゅう!

香川「首ッ、首締まってる!」

田中(あれ、これ抱擁してるじゃん)

香川「でい!」

ガンッ

田中「あごおおお……ッぉ」ジンジンッ

香川「なんでプロレスしないといけないのよ……」

田中「それはこっちの台詞だから」

香川「……に、苦手なのよ」

田中「私だって……苦手だし」

香川「うそ」

田中「うそじゃない」

香川「……キスとかしないと、嫌いになる?」

田中「そんなんでなるか」

香川「……そう」

田中「でも……どうしたら、嫌われずにできるかなって……いっつも考えてる」

香川「う……」

田中「で、でも別に一緒にいるだけで、その……うん、わかるよね」

香川「なに……はっきり言って」

田中「言わないとだめなの?」

香川「うん」

田中「鬼か」

香川「鬼よ」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 18:59:07.30 ID:1wxsj04SO
田中「すーはーすーは……」

香川「なにその準備」

田中「準備いるの」

香川「へえ」

田中「い、一緒にいるだけで……ほんと……幸せ」ボンッ

香川「……そう、知ってた」カアッ

田中「さ、さいですか」カアッ






おわり
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:01:00.00 ID:1wxsj04SO
次は
>>75
被ったら安価下
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 19:03:22.36 ID:MNAa02CB0
クレイジーサイコレズ後輩 ノンケ先輩
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:08:36.85 ID:1wxsj04SO
とあるコンビニ

レズ後輩「あ、先輩発見」

ノンケ先輩「……後輩」

レズ後輩「何読んでるんですか?」

ノンケ先輩「痴漢撃退100選」

レズ後輩「やだあ、誰に狙われてるんですかあ」

ノンケ先輩「誰だと思う」

レズ後輩「え、それ何かのフリですか?」

ノンケ先輩「そう」

レズ先輩「うーん、あ!」

ノンケ先輩「誰?」

レズ先輩「わ・た・し」

ノンケ先輩「大正解。そして、今私がここにいることがよく分かったな」

レズ後輩「この間渡した神社のお守りに、距離と方位が分かる発信機仕込んでおきましたよ」

ノンケ先輩「まじか」

ゴソゴソッ
カチャッ

ノンケ先輩「ふん!」

パキッ

レズ後輩「あひい?!」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:14:08.38 ID:1wxsj04SO
ノンケ先輩「じゃ、帰り道気をつけるよ」

スタスタ

レズ後輩「やだ、待って先輩」

スタスタ
むぎゅ

ノンケ先輩「胸を押し付けるな」

レズ後輩「これは、大きいから」

ノンケ先輩「顔、近い」

レズ後輩「これは、先輩のせい」

ノンケ先輩「おまえ、家逆方向だろ」

レズ後輩「近くに部屋借りたんです」

ノンケ先輩「なんで」

レズ後輩「先輩のこといつでも見れるように。先輩の部屋私のアパートから丸見えなんですよ。いつも、9時になったら筋トレしてますよねえ? 見てますよ。頑張ってくださいね。応援してます。あ、これ指し入れのプロテインです」

ガサガサッ

ノンケ先輩「うんありがとう。ちょっとそこの交番行こうか」

レズ後輩「それより、私の家に行きません?」

ノンケ先輩「ノー。断じてノー」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:19:21.39 ID:1wxsj04SO
レズ後輩「……なんか、先輩私のこと嫌ってませんか?」

ノンケ先輩「え、今さら?」

レズ後輩「やっぱり! 他に女ができたんですか?」

ノンケ先輩「なんで女になるんだ」

レズ後輩「女子高だからですよ!」

ノンケ先輩「普通は男だろう」

レズ後輩「ちょっと、刺し違えてでも始末してきますからねえ、住所を教えてください」

ノンケ先輩「いないって、私に言いよって来るのはお前くらいだ」

レズ後輩「え、私一筋ですか? 照れますね」

ノンケ先輩「お前の耳はどうなってるんだ」

グニ――ッ

レズ後輩「いた、いたいですけどもっと!」

ノンケ先輩「やらん」

パッ

レズ後輩「あ、先輩、あそこが私のアパートです」

ノンケ先輩「そうかい」

スタスタ

レズ後輩「せんぱーい!?」

ノンケ先輩「じゃ、家ここなんで」

ガチャッ
バンッ

レズ後輩「ぐすん……」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:22:25.05 ID:1wxsj04SO
レズ後輩の借りたアパート

レズ後輩「双眼鏡どこだっけ」

ゴソゴソッ

レズ後輩「……」

レズ後輩「あ、しめた。カーテンを閉めるの忘れてますね。もう、先輩おっちょこちょいなんだから」

レズ後輩「……」

レズ後輩「でも、先輩って……なんでいつも部屋でご飯食べてるんだろう」

レズ後輩「……家の人と食べたりしないのかなあ」

レズ後輩「人の事言えないけど」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:24:19.43 ID:1wxsj04SO
―――
――


レズ後輩「あ、先輩来た」

レズ後輩「……あれ、泣いてる」

レズ後輩「もしや、私との別れが辛すぎて」

レズ後輩「やっぱり強がりだったんですね」

レズ後輩「明日は絶対、来てもらわないと」ニコ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:28:03.76 ID:1wxsj04SO
次の日
帰り道

レズ後輩「せんぱーい」

ノンケ先輩「おつかれさん、さようなら、また明日」

レズ後輩「どうせ、帰り道一緒なんですから!」

ぎゅッ

レズ後輩「そう言えば、昨日夜に泣いてましたけど大丈夫ですか?」

ノンケ先輩「なんで知ってる」

レズ後輩「だって、アパートから見えるって言ったじゃないですか」

ノンケ先輩「あれ、本当だったの……」

レズ後輩「私、先輩に嘘ついたこと一度もありませんよ」

ノンケ先輩「……」

レズ後輩「先輩?」

ノンケ先輩「離して」

トンッ

レズ後輩「やだ、一生はなし……先輩?」

ノンケ先輩「先に帰らせて」

タタタタッ

レズ後輩「……」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:30:38.73 ID:1wxsj04SO
―――
――
アパート

レズ後輩「先輩、今日おかしかったなあ」

レズ後輩「何かあったのかな」

レズ後輩「ちょっと、家の受話器に盗聴器仕掛けておいた方が良かったかな」

レズ後輩「うーん、捕まったら先輩と一緒にいれないし」

レズ後輩「直接行ってみようかな」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:37:46.82 ID:1wxsj04SO
先輩の家

レズ後輩「超高感度集音器……作動」

カチッ

レズ後輩「これを……リビングの壁にっと」

ピトッ

レズ後輩「……テレビの音」

『……待ちなさい』

レズ後輩「これは、お父さんの声ですね」

『お姉ちゃんはこんなに真面目に学校にいってるのに、なんで妹のお前はそんななんだ!』

レズ後輩「お父さん……の言い争い?」

『お姉ちゃんを見習え! 見習え! この愚図! できそこない!』

『お父さん、もう止めて! 妹の口から血が出てる!』

レズ後輩「……」

『お前は、妹にきちんと言いなさい! お母さんの分まできちんと言うんだ! 叱らないと叩かないと分からない、いや、何をしても無駄なんだろな!』

『お姉ちゃん、助けてッ』

『お父さん、お父さん止めて!』

レズ後輩「……」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 19:44:24.61 ID:1wxsj04SO
レズ後輩「……」

スクッ

レズ後輩「……」

カチャッ

レズ後輩「あ、こんな所にちょうどいい植木鉢が」

ヒョイッ
ブンッ――ガシャアアン!!
パラパラッ

父「な、なんだ?!」

ノンケ先輩「……な」

妹「……ごほッ……う」グタッ

レズ後輩「……す、すいません先輩! 先輩の家に植木鉢ごとお花を届けようとしてたんですけど、お庭で転んじゃってこんなことに!!」

ぺこぺこ

ノンケ先輩「……は、はい?」

父「お前の友だちか!? いや、こんな阿呆なのは……妹、お前の知り合いだろう!」

ドカッ

妹「いッ……」

ノンケ先輩「……ッ」

レズ後輩「だまれおんどりゃああ!!」

キイイイ――ン

父「!?」

ノンケ先輩「な、なにを」

レズ後輩「ノンケ先輩は全宇宙の宝です! すなわち、ノンケ先輩の妹も宇宙の宝! それをこのように痛めつけるなんてお天道様が許しても、私は絶対に許しませんね!」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 20:13:20.36 ID:1wxsj04SO
レズ後輩「したがって、私はノンケ先輩と妹さんを……これ以上辛い目に合わせたくありません」

父「不法侵入器物破損……私は刑事をしていてね。証拠主義の警察がどっちを信用してくれるかは一目瞭然だ!」

レズ後輩「あなたの意見なんて聞いていません!」

レズ後輩「ノンケ先輩、妹さん! 私と明るい家庭を一緒につくっていきましょう! 一生幸せにしてみせます!」

ノンケ先輩「無理だ。何言ってるんだ」

レズ後輩「無理じゃありません」

妹「……ごほッ」

ノンケ先輩「なに考えてるんだ。こっちの迷惑も考えずにつきまとってきた変態のくせに」

レズ後輩「でも、先輩、一回も嫌って言わなかったじゃないですか! 私のこと強く突き放そうとしなかった」

ノンケ先輩「……ッ」

レズ後輩「無理だとか言ってる内は、絶対無理なんですよ、先輩」

妹「……誰でもいいよ。誰でもいいから何とかして」

ノンケ先輩「……妹」

父「おい、お前たち何をたわけたことを」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 20:19:43.32 ID:1wxsj04SO
レズ後輩「私は二人に一生ご奉仕できる自信があります! 誰に何を言われても、二人を24時間おトイレお風呂まで見守り続けます!」

ノンケ先輩「……むりだ」

レズ後輩「無理だって諦めるなら、最初から先輩につきまとったりしてませんから……」

ノンケ先輩「……」

レズ後輩「三人でいちゃラブセックスしましょ?」

ノンケ先輩「妹……」

妹「言ってることは……危険だけど、ここにいるよりは……いいよ」

ノンケ後輩「……どっちもどっちだよ。でも、愛してくれる方がいいな」

父「おい、どこへ行く! 戻って来い!」

レズ後輩「しばらく、頭冷やせや!!」ペッ

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 20:27:58.79 ID:1wxsj04SO
―――
――


レズ後輩「……まずは、病院に行きましょうか」

ノンケ先輩「……ああ」

妹「……」

レズ後輩「勢いで飛び出てしまって、後悔してますか」

ノンケ先輩「いや……お前みたいな地球外生物でも来なければ、この未来は無かったよ」

妹「お姉ちゃん、それ……褒めてない」

レズ後輩「いいえ、最高の褒め言葉ですよ」

ノンケ先輩「ポジティブな奴」

レズ後輩「先輩大好きですよ」

ギュッ

ノンケ先輩「……」


おわり
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 20:29:31.95 ID:1wxsj04SO
あと一組で終わりにします
>>89
被ったら安価下
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 20:31:31.88 ID:L+TzyjgvO
スク水娘xスパッツ娘
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 21:07:51.59 ID:DmeGhxgWO
最後なのでもっと細かく決めます

・二人の年齢
・二人の性格
・二人にどうなって欲しいか

>>91
被ったら安価下
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 21:30:54.69 ID:0Oc6FjmvO
11/10
気弱/快活
末長くお幸せに。
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 21:47:24.54 ID:DmeGhxgWO
とある小学校のプール

スク水「……ぶくぶく」

スパッツ「いーち、にーい、さーん、しーい」

スク水「もう……だめ死んじゃうよお!」

ザバッ

スパッツ「頑張ったね! スク水ちゃん!」

スク水「……ごほッ……ごほッ」

スパッツ「大丈夫? 手貸すよ」

スッ

スク水「濡れちゃうよ……」

スパッツ「いいって、いいって、ほら」

スク水「うん」

ギュッ――グイ

スパッツ「……おろ」

ツルッ――

スク水「あ」

スパッツ「ありゃ」

――ドバシャーンッ!!
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 21:52:31.81 ID:DmeGhxgWO
ポタッポタッ

先生「はい、体操服とタオル置いておくわよ」

スパッツ「ありがとうございます」

先生「なにやってるの全く」

スパッツ「えへへ」

先生「はーい、授業を再開しますよー」

スパッツ「……へっくしゅ!」

スク水「ご、ごめんねえ」

スパッツ「いいよいいよ。私が水着忘れちゃったのが悪いの。それより、一緒に泳げなくてごめんね」

スク水「そんなこと……一緒にいてくれるだけで……」

スパッツ「うん! そこのベンチで見てるからね」ニコ

スク水「……ありがとう」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 21:58:16.15 ID:DmeGhxgWO
先生「次は、クロールの練習をしますね!」

スパッツ「頑張ってね!」

スク水「う、うん」

バシャバシャッ

先生「大きく腕を回しましょう」

スク水「う……ぶくぶく」

スパッツ「あ」

スク水「……ぷは!」

ざばッ

スパッツ「良かった!」

スク水「やっぱり、私。何回やっても……泳げないね」

スパッツ「そんな、こんなに頑張ってるのに」

スク水「でも、私、こんな体だし……」

スパッツ「それでも、きっといつか泳げるよ……」

スク水「……」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 22:03:05.56 ID:DmeGhxgWO
次の日

スパッツ「おーい!」

スク水「あ」

フリフリ

スパッツ「自主トレ? えらーい!」

スク水「いつでも……できるんだけど、スパッツちゃんこのくらいの時間に通るから」

スパッツ「じゃあ、ここで見てるからまた顔を水につける所からしよっか」

スク水「うん……はぷ」

ちゃぱん

スク水「……」

スパッツ「1、2、3――」


「おはようございまーす」

「おはようございまーす!」


スパッツ「6、7――」

先生「スパッツさん、おはよう」

スパッツ「おはようございます」

先生「早く行かないとチャイムなっちゃうわよ」

スパッツ「はい!」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 22:13:15.13 ID:DmeGhxgWO
スパッツ「……10! すごい、最高記録だよ!」

スク水「はあ……はあッ」

スパッツ「やった! やったねスク水ちゃん!」

スク水「でも……私、6年生で、スパッツちゃんよりも一個上なのに……全然」

スパッツ「誰でも苦手なものってあるよ? 私は、スカート嫌いだからいっつもスパッツだもん」

スク水「……でも、私、いつまで経っても……このプール泳ぎ切れない」

スパッツ「それは……」

スク水「ごめんね。こんなこと言っても困らせるだけだよね……」

スパッツ「……ううん、私スク水ちゃんが頑張ってるの見てると、私も頑張らなきゃってなるの。だから、スク水ちゃんのことそんな風に思ったことないよ」

スク水「スパッツちゃん……それでも、いつまでもスパッツちゃんが見てくれるわけじゃないもの」

キーンコーンカーンコーン

スパッツ「あ、大変ッ」

スク水「もう、行って……授業始まっちゃうよ」

スパッツ「う……うん」

タタタタ――

スク水「……」

チャプッ
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 22:17:59.28 ID:DmeGhxgWO
次の日

スパッツ「え、今日プールないんですか?」

先生「そうなのよ」

スパッツ「そんな」

先生「どうもね、何かに足を引っ張られたって子がたくさんいるの」

スパッツ「え」

先生「たぶんちゃんとストレッチをしないで入っちゃったから、足がつったんだと思うんだけどね。もしかしたら、プールに生き物がいるかもしれないから水をいったん抜いて調べることになったのよ」

スパッツ「え?!」

先生「スパッツちゃん、プール好きだったのにごめんね。急に決まって」

スパッツ「い、いつ抜いちゃうんですか?!」

先生「来週にはねえ」

スパッツ「……そんな」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 22:21:02.27 ID:DmeGhxgWO
放課後

『立ち入り禁止』

スパッツ「……ッ」

ヒョイッ
タタタタ――

スパッツ「スク水ちゃん」

チャプッ

スパッツ「いないの?」

スパッツ「……怒ったの?」

スパッツ「出てきてよ」

スパッツ「スク水ちゃん!」

チャプッ

スク水「……スパッツちゃん」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 22:29:41.63 ID:DmeGhxgWO
スパッツ「スク水ちゃん!」

タタタッ

スク水「来ないで!」

スパッツ「なんで」

スク水「来たら、溺れさせちゃう」

スパッツ「そんなこと……スク水ちゃんはしないよ」

スク水「……だめなの」ポロポロ

スパッツ「苦しいの? どこか痛くした?」

スク水「スパッツちゃんが、もう、ここに来てくれないと思うと……苦しいよぉ……」ポロポロ

スパッツ「スク水ちゃん……」

スク水「いやだよ……痛いよ」ポロポロ

スパッツ「……水が無くなると、また来年の夏まで出て来れないの?」

スク水「……」コク

スパッツ「……誰とも喋れないの?」

スク水「……」コク

スパッツ「別の場所にはいけないの?」

スク水「……」コク
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 22:39:56.86 ID:DmeGhxgWO
スパッツ「そっか……」

スク水「どこにもいない。誰にも認識されない……なんなのかな……私って」

スパッツ「だから、みんなの足を引っ張ってたの?」

スク水「……それは」

スパッツ「スク水ちゃんには、私がついてるよ」

チャポンッ

スク水「だ、だめだよ! 入ってきちゃダメ!」

スパッツ「……いいんだよ。私、ずっとずっと、泳げるまでそばにいるから」

スク水「……だめ」

スパッツ「ね」

ぎゅッ

スク水「スパッツ……ちゃん」

ぎゅッ

スパッツ「初めて抱きしめれた」





おわり
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/06/19(日) 22:40:49.34 ID:DmeGhxgWO
ということでお付き合い感謝
またどこかで会いましょう
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 22:42:33.07 ID:MNAa02CB0
乙でした
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 22:42:41.38 ID:mpF1KYz1O
おつ
また書いてくだされ
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/06/19(日) 23:56:48.37 ID:4NY2hEDdO
んむ、よい
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/14(日) 17:26:03.55 ID:7Oe2SWqYo
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