18禁/オリキャラ/安価あり 「神々の暇つぶしのための世界」

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53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:13:36.49 ID:sX7SGcTO0
二重人格キャラ出したいんだけどその場合は異能が例外的に二つ持てたりしない?
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:14:03.18 ID:On9Khf3UO
名前: ルキア
性別: 男
容姿: 黒髪のショート・青目・身長は160センチ前後。ショタではない。
異能: 超再生。
    瀕死の傷からでも瞬時に再生できる。
    というか瀕死ぐらいのダメージを負わないと発動しない。
    瀕死状態から再生すると女体化し性格も変わる。
詳細:フェアリーサークルに所属する槍使い。
   性格は明るいが、弱気。静かに話をするのが好き
   実は人間と魔族のハーフ。
   通常時は人間の血が強く、女体化時は魔族の血が強い。外見も白髪のロング、赤目、わりとおおきめのむねになる。性格は陰気だが、強気。無口。
   ほぼ、二重人格に近い。
   女体化は一週間で元に戻る。
主人公(カイト)との関係:同じハーフでありながらも強く生きるカイトは憧れでもあるが、同時に劣等感を抱いている。尚、女体化時は特に興味を抱いていない。
55 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/03(金) 21:18:14.47 ID:Cwk3kjeB0
>>53
あーなるほど
それは面白い発想です。>>1にはありませんでした。
了解です。その案も採用とします。
ただし
・2つの能力を同時に出すことはできない
・デメリットも2つある
それでもよければ大丈夫です。
56 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/03(金) 21:20:23.70 ID:Cwk3kjeB0
ただし>>54の方のようにデメリットで性転換した場合などは
異能はその1つのみです。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:20:26.58 ID:On9Khf3UO
>>54 女体化時は超再生は使えない代わりに戦闘力が上昇する、と言うことで。
58 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/03(金) 21:21:44.69 ID:Cwk3kjeB0
>>57
うーん…それは面白いですが…
デメリットがデメリットしていないのでそれは出来ないです。
申し訳ない…。
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:22:39.44 ID:On9Khf3UO
あ、てことは>>57無し?
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:23:36.49 ID:On9Khf3UO
了解しました。
61 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/03(金) 21:25:09.95 ID:Cwk3kjeB0
>>59
そうですね
今後キャラ安価募集したときにはぜひまた面白いキャラを創造してください。
よろしくお願いします。
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:35:36.45 ID:sX7SGcTO0
名前:ユウ
性別:女(男)
容姿:栗色のボーイッシュな女の子。帽子がチャームポイント(隠している頭にはアホ毛あり)
B近くはあるがふくらみは小さい
異能:@なんでも切れる剣
Aどんな傷など癒す能力
詳細:@自分が持っている剣で抜刀した時、距離を関係なく相手を斬ることができる。
A自分の手を触れた(正確には手から出る光)生物や物などを治すことできる。
欠点:@あくまで抜刀した時のみ。次に使うのに時間が掛かる。
A光を出すために本体の気力(または魔翌力)を使わなければならない。治るのも量や質次第。
詳細:ギルド・妖精の輪(フェアリーサークル)に所属する剣使い。
基本的にクールで相手によっては挑発するようなことを言う。本人曰く自分は男。
実は二重人格でもう一人のユウ(女)がいて本来はそっちが主人格。
ある名家育ちだが、親は男の子を生まれるのを望んでいて娘に「男のように強くなれ」と厳しいしつけをしていた。
その為、ユウは両親のために男の人格を生み出して、結果基本的にそっちの人格が表に出るようになってしまう。
ちなみにユウ(女)は誰にも思いやりがある優しい少女である。
ユウ(男)でいる間はユウ(女)は意識の中でいつも見ている。
主人公(カイト)との関係:家が没落して金がばかり見るクズな奴らのギルドに飽き飽きしていた時に偶然出会う。
ちなみにユウ(女)は彼とは何もない。ただの純粋な仲間だと思っている。

男、女で分けるのがめんどくさかったら男の方に名前付けてください
(自分は「コウ」とか考えています)
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:37:47.99 ID:sX7SGcTO0
>>62
BじゃなくてわからないAかAAで。
あとコウ(仮)はユウのことをよく思っているというか「守ってあげたい存在」ということで
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:38:08.53 ID:Fc5J+7k7O
てか一人で何人もキャラ投稿すんのありなの?
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:39:53.30 ID:Y5pp8xf2O
名前: ノエル
性別: 男
容姿: 誰がどう見ても女、股間にモノがある以外は完全に女
異能: 水を操る
能力を使った後は性欲が尋常ではないでは無くなるので発散させることが必要
詳細: 本人はホモではない為、普通に女が恋愛対象
中々腹黒い
主人公(カイト)との関係: 幼少期からの悪友、同じギルドに所属
66 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/03(金) 21:46:44.17 ID:Cwk3kjeB0
>>64
キャラ募集の際には連投していただいても構いません。
今回もそうでしたが10人規模のキャラ安価を平然と取ります。
というかそのことについても明記しておくべきでした。
申し訳ない。
今後気をつけます。


あとキャラについて変更がある場合はある程度なら修正がききます。
次回の投下も来週になりますので。
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 22:00:44.58 ID:sX7SGcTO0
>>62の変更
詳細:ギルド・妖精の輪(フェアリーサークル)に所属する剣使いの少年。
基本的にクールで相手によっては挑発するようなことを言う。
実は二重人格でもう一人のユウがいて本来はそっちが主人格。
ある名家育ちだが、親は男の子を生まれるのを望んでいて娘に男のように育てられた。
その為、優しいユウは両親のために男の人格を生み出して、結果基本的にそっちの人格が表に出るようになってしまう。
ちなみにユウは誰にも思いやりがある優しい少女である。
コウでいる間はユウは意識の中でいつも見ている。
コウにとってユウは「守りたい存在」でユウにとってコウは「もう一人の大切な自分」
主人公(カイト)との関係:家が没落して、生きるためにギルドに入るが、金がばかり見るクズな奴らのギルドに飽き飽きしていた時に偶然出会う。
ちなみにユウは彼とも何にもなく大切な仲間だというのがコウとの共通認識(ユウは意識は男なのでそういうのはない)


長いですけどこんな感じで。変更もありで
68 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/03(金) 22:09:37.98 ID:Cwk3kjeB0
>>67
了解です
詳しく書いてくださりありがとうございます。


現在9人キャラが決まっております。
あと1人キャラを募集しております。
もしキャラを創造した方いらっしゃいましたら
ぜひよろしくお願いします。


詳しくは>>43を参照ください。
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 22:12:08.48 ID:sX7SGcTO0
流石に4人目はあれなので自分はパス
>>46のカイトとの関係で幼馴染と書いてあったけど、魔王城から出るときだって小さい頃からあっただろうからその時からの知り合いっていうことで
無理なら城に出てからの知り合いに変更で
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/03(金) 22:23:32.53 ID:sX7SGcTO0
名前:フェリス
性別:男
容姿:銀髪の眼鏡。イケメン
異能:獣人化(狼)
   一時的に狼型の獣人となることができる。
   嗅覚、戦闘能力、脚力、腕力など色々上がる。
   ただし、使用後はものすごく腹が減る。特に肉を喰いたい。
詳細:フェアリーサークルに所属する男。統括または財産管理が仕事
   真面目な性格で苦労人。強い信念があっても結局周りに押されてしまう(優柔不断ではない)
   人間と魔族(獣人)のハーフ。
   個性的なメンバーに振り回される毎日を過ごす。
主人公(カイト)との関係:同じハーフでありながらも強く生きるカイトは憧れでもあるが、どこか不安定だと思っており支えようと思っている。
元々、自分の一族と肌が合わない所にカイトから誘われた。


なかなか来ないから作ってしまった。>>1に処理は任す。
誰か作るようにアゲておく
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 22:40:15.82 ID:IUehudO6o
名前:クレハ・アーリ
性別:女
容姿:床に届くほどの長髪 小柄で貧乳
異能:巨大な狼に変身する 変身後は一切の知性を失い破壊衝動の限りを尽くす
詳細:性格は気弱で引っ込み思案 もともとは普通の少女だったが死にかけの魔物を助けたことがきっかけでその魔物の力を中途半端に受け継ぐことになった 
魔物の力を取り除く術を探すためにギルドに参加している 性経験はない
主人公(カイト)との関係: 仲間としては信頼しているが、女性関係については若干引いており、恋愛面については距離を置いている
72 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/03(金) 22:46:36.39 ID:Cwk3kjeB0
>>70
ありがとうございます。


これでギルドメンバーは決まりました。
皆様のご協力に感謝します。


質問・要望・改善点等ありましたら
よろしくお願い致します。


それでは今日は長々とお付き合い下さり
ありがとうございました。
73 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/03(金) 22:51:12.45 ID:Cwk3kjeB0
と思っていたのですが>>71の方がキャラを創造してくださっていたようなので
>>70の方はすでに3人頂いているので
大変申し訳ないですが>>71を採用させていただきます。


何卒ご容赦ください。
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 22:57:32.37 ID:IUehudO6o
>>71採用ありがとうございます
これからも期待してます
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 23:45:30.63 ID:sX7SGcTO0
IDが変わる前に。ユウとコウの人格が変わるの条件は>>1に任せます
ノーモーションでもありかも
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/04(土) 03:58:41.66 ID:fobhZOayO
こんなスレあったのか。自分もキャラ作りたかったな
今後また募集するみたいだし、その時は頑張ろ
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/09(木) 16:59:59.05 ID:QHxtJN1RO
待機
78 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 17:09:36.42 ID:FqdUjbPe0
今日の19:00あたりから更新します。
もしかしたらエロシーンまでいけないかも…。
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 18:38:44.93 ID:7SFe9zNX0
待ってた
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 18:44:59.84 ID:SHOU7qf9o
期待
81 : ◆Zwz.VSB9z2 [saga]:2017/03/10(金) 19:03:58.81 ID:FqdUjbPe0
……
…………
………………


カイトさんに連れられて街を歩いたけど
都会みたいに大きなビルがあるわけでもなく
田舎みたいに広い田んぼがあるわけでもなかった。


通る道の脇にはりんごとかお肉とか雑貨とか
そういうものを売っている露店であふれていた。


カイトさんとリノは私を気遣ってか
この店は品揃えがいいとか
この店は店主が美人だとか
いろいろと話してくれた。


そうこうしているうちに一際大きな建物の前でカイトさんは立ち止まった。


カイト「ここが我らがギルド。妖精の輪(フェアリーサークル)だ」


美冬「フェアリー…サークル…」


リノ「いい名前でしょ?昔はオーレリア騎士団っていう名前だったんだけど可愛くないからこの名前にしたの!」


カイト「俺達がここに来たときだな。懐かしいな…」


二人はずっといるわけじゃないんだ…。

82 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:05:06.17 ID:FqdUjbPe0
???「おっカイトじゃないっスか!もう見回り終わったんスか?」


カイト「ジュンか。お前もこれから仕事の受注か?」


見てみるとフードを被って腰に2つの短剣を身に着けている少年がいた。
この子もギルドメンバーなのかな?


ジュン「それもあるっス。今回はルキアとユウで盗賊団の壊滅でも受けようかって話はしてたっス!」


盗賊団…。
もしかしたら…もしかしたりするのかな…。


ジュン「ん?はっはーん。カイト…、また女の子を口説いてきたんスかぁ?」


カイト「ちがうちがう。今回はそういうのは一切なしだ」


リノ「とか言ってるけど、美冬のこと見かけた瞬間は口説く気マンマンだったけどね」


私は危うくナンパされるところだったのか…。
少し離れよう。


カイト「オーレリアはいるか?」


ジュン「マスターっスか?いるっスよ。今新しいメンバーが来るのを待ってるっス」


カイト「なるほどな。それならお前もそれに立ち会うのか?」


ジュン「そうっスね。そういう決まりっスから」


リノ「ねぇねぇ!早く入ろうよ!美冬がかわいそう!」


カイト「おっと、そうだったな。すまない、美冬」


美冬「あ、いえ…。大丈夫です…」

83 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:07:31.60 ID:FqdUjbPe0
【オーレリア国/ギルド:妖精の輪】


中はかなり広くてテーブルや椅子が規則正しく並んでいた。
バーみたいなものもあるけどまだやってはいないみたい。
奥にはカウンターがあってそこの掲示板にはいろんな紙が貼ってあった。
誰もいないのかなと思ったら金髪でロングの妖艶な女性が椅子に腰掛けていた。


???「む…カイトか。久しぶりじゃのう!」


カイト「アステリア!久しぶりだな!」


アステリアと呼ばれた女性はふわりと浮くと私達の前までゆっくりと飛んできた。
うーん…これはもう…あれだよね…。


リノ「うわー!アステリアと会うなんてホントに久しぶり!」


ジュン「3ヶ月くらいノエルと一緒にノルンディアに遠征に行ってたっスもんね」


アステリア「おお。リノ、ジュンも久しぶりじゃな!元気そうでわしは嬉しいぞ」


なんていうか…すごく美人。
吸い込まれそうな雰囲気がある人だな…。


アステリア「そうじゃ!ふふ…。どうじゃ?カイト。久しぶりに会(お)うたんじゃし、今日そちの部屋に行ってもよいか?」


そう言いながらアステリアさんはカイトに体を押し付けた。
え?…なに?二人は大人な関係…?

84 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:09:33.63 ID:FqdUjbPe0
カイト「あー…、き、今日はちょっとまずい」


アステリア「む、そうなのか?じゃが前もそう言うて断ったではないか」


カイト「今日はオーレリアと一緒にこの子の相談を受けるんだ」


アステリア「この子…?」


そう行ってアステリアさんと目が合った。
すごくきれいな瞳。


アステリア「ほう。ほうほうほう!このおなご…なかなかめんこいのう…。カイト、わしにも味見をさせてくれぬか?」


そう言いつつアステリアさんは細い腕を伸ばしそのきれいな指で私の頬を撫でてきた。


美冬「!?」


とっさに飛び退いちゃった…。
びっくりした…。
えっ?どういうことなの?


カイト「おいおい。美冬が混乱するだろ。美冬、気をつけろ。こいつ、女でもイケる口だからな」


イケる口!?


アステリア「美冬というのか。名も美しいのう。ますます気に入ったぞ」


ジュン「あー、アステリア姐さん。マスターいるっスか?」


アステリア「む、そろそろ来ると思うぞ。カレンが迎えにいったからのう」


そう言うとアステリアさんは私から離れた。
ふとジュンさんを見るとウインクしてくれた。
…助けてくれたみたい。
あとでお礼言わなきゃ。


美冬「カレンさん?」


リノ「うちのギルドのかわいい看板娘ことカレンちゃん!異能は使えないけど受付として所属してくれてるんだ!すごくいい子なんだよ!」


???「あはは…。かわいいとか看板娘は余計だよう…、リノちゃん…」


???「ふふ、間違ってはいないだろう。カレンはもっと自信を持つべくだな」


声のする方向を見てみるとピンク色でロングヘア、そしてエプロンのようなものを着ているかわいらしい女の子が恥ずかしそうに、
その横には赤髪でショートボブ、白いドレスのようなものを着た凛々しい女性が立っていた。

85 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:11:25.17 ID:FqdUjbPe0
カイト「よっ!カレン、オーレリア」


オーレリア「ん?カイトか。この時間は見回りのはずだろう。……まさかサボってるわけじゃないだろうな…?」ゴゴゴ


カイト「ち、ちがうちがう!この子のことで相談したかったんだ!!」


オーレリア「この子?」


美冬「あ、えっと…」


なんだか反射的にお辞儀してしまった。
それくらい圧というか、高貴さというか
人の上に立つような人が出すオーラが感じられた。
それにしても、ギルドマスターって言うくらいだから勝手に年長の人を想像していたけど
すごく若くてきれいな人でびっくりした…。


オーレリア「このあたりでは見かけない服を着ているな。どこで出会ったんだ?」


リノ「路地裏だよ。奴隷商に連れて行かれるところを私とカイトが助けたんだ!」


オーレリア「そうか。リノはえらいな」


そう言うとオーレリアさんは人差し指でリノの頭を撫でた。


リノ「えへへー。褒められた」


カレン「オーレリアさん。そろそろ新しいメンバーの方がいらっしゃいますけど…」


オーレリア「来たら待たせておけ。それよりもこの子のことを優先する。カイト、リノ、それから美冬。今から私の部屋に来なさい」


カイト「あいよ」


リノ「はーい!」


美冬「は、はい!」


ジュン「それじゃあ、おれは話が終わるまでカレンちゃんに仕事紹介してもらうっス」


アステリア「わしは疲れたから寝ておくかの。それではな美冬、また会おう。いつかベッドの上で語り合いたいものじゃ」


なんだかアステリアさんが恐ろしいことを言っていたような気がしたが
私は忘れることにした。


……
…………
………………

86 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:14:07.50 ID:FqdUjbPe0
オーレリアさんに連れられて入った部屋にはベッドが一つと机と椅子のセットがあるだけ簡素な部屋だった。


オーレリア「何もない部屋だが、くつろいでくれ」


カイト「美冬は疲れたろうから、そこのベッドに座りな」


美冬「あ、ありがとうございます」


オーレリア「さて、美冬。早速話を聞かせてくれるか?」


美冬「…はい」


私は今までのことをすべて話した。


さっきまで友人たちと学園の図書室にいたこと。
そこで変な本を呼んだこと。
その本から天使のようなものが出てきて不可解な言葉を言われたこと。
そして気がつくと路地裏にいたこと。
おそらく…本の中の世界に…来てしまっているのだ…ということを……。


三人は黙って私の話を最後まで聞いてくれた。
なんだか、無性に涙が出そうになったけど
そこは懸命にこらえた。


オーレリア「そうか…。大変な思いをしたのだな」


そう言ってオーレリアさんがやさしく抱きしめてくれた。


美冬「信じて…くれるんですか?」


カイト「疑う理由がないな。嘘つくならもっとマシな嘘をつくだろうし、それに美冬の目を見れば嘘ついてるかどうかなんてわかる」


オーレリア「大丈夫だ。必ず君と君の友人たちをもとの世界に戻してみせる。私たちは美冬の味方だ」


ダメだった。
熱いものが頬に感じたときには
私は涙を止める術を持っていなかった。
この年になって泣くなんて恥ずかしいけどこらえるなんて無理だった。


カイトはいつの間にか居なくなっていた。
多分気をきかせてくれたんだと思う。
その気遣いもありがたかった。
男の人に泣き顔を見られるなんてどんな罰ゲームだ。


ひとしきり泣いたあと
リノに連れられてお手洗いに行き顔を洗わせてもらってから部屋に戻ると
カイトが戻ってきていた。

87 : ◆Zwz.VSB9z2 [saga]:2017/03/10(金) 19:15:18.17 ID:FqdUjbPe0
オーレリア「さて。当面美冬は我がギルドで預かろうと思う。異存はないな?」


カイト「あるわけねぇだろ?」


リノ「同じく!」


美冬「三人共…ありがとうございます」


私は深々とお辞儀した。


オーレリア「美冬。君はもう私達の仲間だ。だからそんな礼もましてや遠慮などいらない。ここを第二の家と思ってくれていいんだ」


リノ「そうだよ!私たちはもう家族みたいなものなんだから!」


美冬「……うん。ありがとう、リノ。オーレリアさん」


オーレリア「ただ、美冬にお願いがあるのだ」


美冬「お願いですか?」


オーレリア「今この世界は魔族と人間が戦争をしているのだということは理解してもらえていると思う」


美冬「……はい」


オーレリア「私たちはできる限りこの戦争を終わらせたいのだが、如何せん戦力が足りない」


なんとなく言いたいことがわかってきた。


美冬「私にも…一緒に戦ってほしいということですね?」


オーレリア「残酷なことを言っているのは百も承知だ。だが、私達も常に美冬のそばにいて守ってやれるわけではない。悔しいことだがね。だから、美冬にも自分の身は自分で守れるようにはなっていてほしいのだ」


美冬「…えっと。でも、私、格闘技とか、そういうのまったくできませんけど…」


オーレリア「大丈夫だ。美冬の世界とは違って我々の世界には異能(アート)と呼ばれる能力がある」


異能。
さっきも聞いた言葉だ。


オーレリア「異能とは個々人が持つ最強の剣であり盾でもある。この世界において異能以上の戦闘技術は存在しない。だから異能さえ発現してしまえば大抵の者には負けはしない」


大抵の者…か。
たぶん異能能力を持っている人同士だと一概には言えないんだろうな…。


美冬「つまり、私がその異能を使えるようになればいいんですね?」


オーレリア「そうだ。異能は先天的、後天的とあるが…。リノ!美冬には今異能があるか?」


リノ「……ううん。ないみたい」


オーレリア「やはりな。まぁそこはわかっていたことだ。だから、美冬。君には後天的に異能を身につけてもらうようになる」


美冬「はい!」

88 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:17:06.07 ID:FqdUjbPe0
オーレリア「方法は2つある。一つは異能を持つ者が適正のある者を子とすることで新たな異能を発現できる。これがもっともポピュラーな方法だ。ただし後天的に発現した者を親とすることはできないがな。もう一つ。これは先天、後天関わらずだが、異能を持つ者の生命エネルギーをもらえばいい」


美冬「生命エネルギー?」


オーレリア「異能を持つ者を文字通り食らう」


…くらう?
え、食べる…ってこと!?


美冬「そ、そんな…!?」


オーレリア「あるいは性交渉だ」


美冬「せっ!?」


性交渉!?
今、オーレリアさん性交渉って言った!?
性交渉って…つまり…せっくs……///


オーレリア「まぁ、美冬に適性さえあれば性交渉はせずにすむ。安心してくれ」


安心できない!!
え!?私に適性がなかったらそんなことしないといけないの!?


オーレリア「さて、まずは誰が親になるかだが…」


カイト「まぁ…俺だろうな」


オーレリア「ふむ…それが妥当だろうな。美冬もいいか?もしコイツが気に入らないとなると他のギルドメンバーになるが…」


美冬「…いえ。大丈夫です。カイトさんは…信用できますから」


カイト「嬉しいこと言ってくれるねぇ」


美冬「でも、何をしたらいいんですか?」


オーレリア「親と子の額を合わせれば終わる」


美冬「え…そんな簡単な方法なんですか?」


オーレリア「言ったろう?ポピュラーな方法だと」


それにしたって簡単すぎる…。
デメリットとかないのかな?


カイト「じゃあ、早速やるぜ?」


美冬「あ…はい!よろしくお願いします!」

89 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:18:04.25 ID:FqdUjbPe0
カイトさんはゆっくりと近づいてきて私の前髪を上げると自分の額を私の額とくっつけた。
顔が近づいて来る瞬間にドキドキしたのは内緒だ。


カイト「我、異能を持つもの也。彼の者に異能を発現させん」


そうカイトさんが言うと暖かな光が私を包み込んだ。
それはとても温かくて…優しくて…心地の良い光だった。


カイト「…。よっしゃ!異能は無事発現したぜ」


美冬「…。でも、なんだか変わった感じはしませんね…」


オーレリア「異能は個々人で能力が異なり、それがわかるまでしばらくかかる。それまではカイトとともに簡単なギルドクエストをしてもらうことになるな」


美冬「はい!」


カイト「当面はクエストこなしつつ、美冬の仲間を探すことになるな」


リノ「大丈夫!絶対見つかるよ!」


美冬「うん。ありがとう、リノちゃん」


リノ「えへへ」


オーレリア「さて…。新しいギルドメンバーもそろそろ来ているだろう。もしかしたら他のメンバーもいるかもしれん。紹介もしなければな」


カイト「みんな一癖も二癖もあるやつばかりだがいいやつらばかりだ。安心してくれ」


美冬「はい!」


……
…………
………………

90 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:19:35.04 ID:FqdUjbPe0
オーレリアさんの部屋で話を終え元いた場所に戻ってくると
ジュンさんやカレンさんが談笑していた。
輪の中には見たことのない人も何人かいて会話に参加してない人もいた。


オーレリア「またせたな」


カレン「あ、オーレリアさん。美冬ちゃんとお話終わったんですね」


???「む…?」


???「あら?かわいい子ね?」


???「見たこと…ない人…」オドオド


見るととても可愛らしい女の子
いかにも魔女っぽい服を着ている女性
床にまで届く長髪が特徴的な女の子がいた。
この人達もギルドメンバーなのかな?


カイト「ノエル!久しぶりだな!」


ノエル「カイトか。お前も相変わらずみたいだな」


そう言って二人は熱く握手を交わしていた。
仲がいいのかな?
…と思ってたら。


カイト「なんだぁ?ノエル…力が衰えてんじゃねえか?」グググ


ノエル「ふふふ…そういう…カイトこそ…額に汗が浮かんでいるそ…」グググ


カイト「どうせ異能使ってアステリアに絞り取られたんだろ?」グググ!


ノエル「あの女の話はするな…!」グググ!


オーレリア「あの二人は放っておいて…。美冬、紹介しよう。右からノエル、セリーヌ、クレハだ。三人共ギルドメンバーだからこれから会うことも増えるだろう」


ノエル「オーレリア。こいつは?」グググ!!


オーレリア「うむ。色々とあるがそれはまたあとで話そう。新しく入る者はもう来ているのか?」


カレン「はい♪ガマールさん、どうぞ」


ガマール「ぐふっ…。ガマールでず…。よどじぐ…」


見てみると壁際にでっぷりと太った男の人が立っていた。
あまり清潔そうには見えない…。
ちょっと…近づきたくないかも…。


オーレリア「ふむ。ガマールというのか。早速だがお前は何の異能が使えるんだ?」


安価↓ガマールは自分の異能を正直に話すか?
1.正直に話し、信用を得ようとする
2.嘘をつき、自分の野望を優先させる
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 19:20:27.80 ID:XkK1PyzK0
2
性格的に5
92 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:32:23.83 ID:FqdUjbPe0
安価2。嘘をつき、自分の野望を優先させる


ガマール「ぐふっ…。おだの異能は拘束糸(ストップネット)だず…。敵の動きを止めるのに役立つんだずよ」


オーレリア「…。ジュン」


ジュン「うっス!真相解明 (ドロウ・ティール)!!」


ジュンさんがそう叫んだ瞬間ジュンさんの目が黒から赤色になる。
もしかして…異能?


ジュン「…あー…だめっスね。この人嘘ついてるっスよ」


ガマール「!?」


オーレリア「ガマールとやら。自分の異能を隠しておきたい気持ちはわかる。だが、このギルドに入るなら隠し事はなしだ。もう一度聞こう。異能はなんだ?」


ガマール「…操り人形(マリオネッター)だず…。こでで相手の動きを自由に動かせるんだず」


ジュン「…うん!嘘じゃないっスね」


オーレリア「そうか。ガマール。これから君は我らがギルドの一員になるのだ。これからは嘘はつかないでほしい。信頼関係が崩れてしまうからな」


ガマール「…いでてくれるんだすか?」


オーレリア「お前の能力は強いし申し分ない。これからよろしく頼むぞ、ガマール」


ガマール「…おだ、がんばるだすよ。……ぐふっ」


ガマールの信頼度は最底辺から始まります。

93 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:34:08.89 ID:FqdUjbPe0
オーレリア「さて、新しいメンバーはガマールだけではない」


ジュン「おっまさか!」


私は緊張しながら前に出てお辞儀した。


美冬「新しく妖精の輪メンバーになりました。霜月美冬です。みなさんどうかよろしくお願いします!」


カレン「あらあら♪こちらこそよろしくお願いしますね♪」


ジュン「大歓迎っスよ!これからよろしくっス!」


ノエル「ふん。足手まといになりそうな女だな」


セリーヌ「あらぁ…そんなこと言っちゃメッ…でしょ?ノエルちゃん♪」


ノエル「ええい!俺に触るな!この淫売め!」


セリーヌ「あらぁ…?誰が淫売ですってぇ…?」ピキピキ


クレハ「ケンカは…だめ…」オドオド


オーレリア「とまぁ、こんな感じに賑やかな奴らだ。他にも何人かいるのだが今は居ないみたいだな。今後会うこともあるだろうから大丈夫だとは思うがな」


カイト「美冬もこの空気に早く慣れてくれよな」


カレン「ふふ…。メンバーの愚痴とかこぼしたくなったらいつでも言ってね♪」


新しい環境、初めて会う人たち。
本来なら遠慮してしまって息苦しかったのだろうけど
この人たちとならうまくやっていける。
そんな気がしていた。


でも……。
大樹、みんな…。
早く会いたいよ…。

94 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:35:25.64 ID:FqdUjbPe0
???「今日もここは騒がしいね」


カイト「お!ルキアじゃねぇか!」


ルキア「やぁ。カイト」


ルキアと呼ばれた男の人は黒髪のショートに澄んだ青い目が特徴的だった。


ルキア「…む?その子は?」


カイト「ああ。今日からうちのメンバーになったんだ」


美冬「霜月美冬です」


ルキア「…!」


ルキアさんはなんだかとても驚いているみたいだった。
なんでだろう?


カイト「ルキア?どうかしたのか?」


ルキア「ああ、いや…。僕の見間違いでなければ…美冬のその格好をついさっき見てね…」


美冬「!?」


カイト「それはどこだ?ルキア」


ルキア「市場さ」


美冬「市場…?」


市場って…さっき通ったところみたいな場所?


カイト「な!?」


でも、カイトはすごく驚いているみたいで
私はどうしてそんな表情をするのか全くわからなかった。

95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/10(金) 19:36:32.15 ID:XkK1PyzK0
じぶんで作っておいてジュンの能力忘れてた。
てか、能力名そのままか……>>1がいいように変えてくれないのか
96 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:37:00.73 ID:FqdUjbPe0
ルキア「もしかしたらその子のの知り合いかもしれないよ?カイト」


カイト「それが本当なら一大事だ。オーレリア!」


オーレリア「む。なんだ?お、ルキアか。ちょうどいい、紹介しよう。その子は…」


カイト「美冬の知り合いが市場にいる可能性がある」


オーレリア「!!」


その瞬間オーレリアさんのかおが今まで見たことないくらいに険しくなった。


オーレリア「カイト。ルキア、ノエル、クレハの3名を連れて市場に向かえ。戦闘になってもかまわん。なったとしても時期が早まっただけだ」


カイト「わかってる」


ルキア「やれやれ。帰ってきたと思ったら…。でも一刻を争うみたいだし、付き合うよ」


え…なに?
どうして3人はこんなに焦ってるの?


美冬「カイト…?」


カイト「美冬。一言で言うと、お前の友人がピンチかもしれない」


美冬「ピンチ…!?」


ルキア「知らないのかい?市場というのは奴隷市場のことだ。つまり、君の知り合いかもしれない子が奴隷として魔物に売られてしまうかもしれないということさ」


…え?
私はルキアさんの言葉がわからなかった。
…いや違う。
わかりたくなかった。


奴隷…?
誰が?
どうして?


カイト「美冬!!」


美冬「!?」


カイト「しっかりしろ!お前の友人なんだろ!?助けにいくぞ!!」


美冬「は、はい!!」


そうだ…。
私が助けに行かなきゃ…。
待っててね…、みんな!
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 19:40:47.35 ID:Tkkrg44DO
>>95
我が儘だなお前
98 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:47:41.39 ID:FqdUjbPe0
今日はここまでです…。
さすがに二時間ぶっ通しで話を書くのは疲れました。
これからは空いてる時間にちょこちょこ書くことにします。


>>95
せっかく能力名も考えてくださっていたので
そのまま採用しました。


次回こそ、大樹Sideになります。
そして、彼の周りに登場させるキャラ安価を今のうちに取りたいと思います。


今回は異種族限定です。キャラ安価なので連投も可とします。

それでは『魔族に与している者』としてキャラを募集いたします。

今回も10名埋まった時点で〆とさせていただきます。
女性の場合は胸の大きさ及び詳細にて性経験があるかどうかも明記してください。
全員異能もちです。

異能は基本どんな能力でも構いません。ただし以下諸注意です。
・異能は基本的に1つしか持てない
・必ずデメリットが存在する(一時的なものや日常的なものがある)
みなさんのあったらいいなの異能に期待しています。
ただしあまりにも強すぎる異能だと>>1が判断した場合、少しいじる可能性がありますがご了承ください。


名前:
性別:
容姿:
異能:
詳細:


安価↓〜10
99 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 19:50:21.48 ID:FqdUjbPe0
失礼!魔族というよりも『魔王(女)に与している者』です!
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 20:05:13.20 ID:XkK1PyzK0
名前:ミスラ・サタナ(ミスラ)
性別:男
容姿:白に近い銀髪の男。長身の眼鏡
異能:持っている札に筆(厳密には何でもいい)で書いたことを何かに貼ることで効果を発動する。
(例えば元の世界の言葉で『人に動くな』と書いたやつを貼れば動かなくなり、『燃えろ』だと燃えるなど)
デメリットは、使用後に声が出なくなる(異能の使用量によって変わる)
詳細:真面目で規律などを守る男。ただ堅物ではなく「仕方なく」と諦めることもあったりと結構柔軟
(というか妥当をきちんとするタイプ)
結構好き勝ってにやっている魔族や魔王様に即しているものを統一する役目。
これでも苦労人で魔王の元では書類整理や人事など色々している。仕事人間(魔族)
特技は筆で何か書くこと(速書というべきか)。
見た目がモロ人間だが、何かの魔族と人間のハーフであり、魔王に従っている理由は不明
魔王と血がつながっているや真の異能があるなどと噂があるが真偽は不明(主出も不明)
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 20:06:21.96 ID:SHOU7qf9o
名前:イーレルス
性別:男
容姿:青髪のロン毛
異能:吸収能力(異能によるエネルギーを吸収して自分のパワーアップを行う) 弱点としてはエネルギーを吸収しているときは無防備になる また武器や普通の打撃のダメージは通る 
詳細:気の向くままに生きる自由人
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 20:08:04.08 ID:2Uh8gOAEO
名前: ネヴィア
性別: 女
容姿: ピンク髪のショート 爆乳 褐色肌 ふたなり
異能: 媚毒作成 
    体液を媚薬に変える。中毒性有り
    デメリットは女性にしか効かない&1日三回までしか使えない。
    
詳細: ダークエルフの妖艶な美女。500歳。趣味は女を能力で狂わせて犯す事。気に入った相手をペットとして飼う事も。性欲旺盛。レズ寄りのバイ。
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 20:30:12.65 ID:jliFBjRTO
名前:エリベラシア
性別:ふたなり
容姿:ロリ体形、巨乳、爪が長く背中に黒い羽
異能:憑依能力、取り憑いた相手の感情に自身の感情を流し込み人格、行動を操作することができる
相手が自分より精神力の高い場合には自身の人格が損傷を受ける
詳細:狡猾で知られる両性具有型のサキュバス系悪魔種と人間のハーフ
長い時間を生きる種族だがこの種族にしてはまだ幼い年齢
悪魔として振る舞っているが人格は固まっておらず人間として生きたかった感情も混ざっている
このこともあって小さな言葉ですぐに感情を左右されては別のことで元に戻るチョロさとデレの無さが混ざった体質
サキュバスだけあって意地の悪い性的なからかいを仕掛けるが攻められると非常に弱い。性経験は少し程度
サキュバスの欲求自体は人間では抑えきれないほど強いのでこのこと自身が憑依時の武器になる
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 20:42:35.02 ID:RaAVJ7/8O
名前:フィリア
性別:女
容姿:白髪ロング、深緑色の瞳。同色の猫耳と尻尾が付いている
ノーパンノーブラで、おっぱいは大きい
異能:一時的に通常の数倍のスピードで行動できる。速度は彼女自身がある程度調節でき、現時点では5倍が限界
その分消耗も相応に大きく、フルパワーでは30秒が連続使用限界。また加速中に攻撃を受けた場合、ダメージも通常の数倍受けてしまう
詳細:魔王に仕える武官で、猫又族最強の戦士
彼女の種族は徒手空拳(「猫々拳」なる独自の流派らしい)による戦闘を最も得意とし、ひ弱そうな見た目とは裏腹にかなりのやり手
根っからの快楽主義者で、面白そうなことには何にでも首を突っ込む主義
そのためちょくちょくいずこかへと姿を消すが、魔王が呼べばどこからでも瞬時に駆けつける
105 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 20:44:09.16 ID:FqdUjbPe0
ありがとうございます。 現在4人のキャラが創造されました。
あと6人募集しておりますので連投でもかまいません、よろしくお願いします。


それからオーレリアとカレンのプロフィールを載っけておきます。


名前:オーレリア
性別:女
容姿:ショートボブで赤髪。純白のドレスに身を包みつつも凛々しさも兼ね備えている。胸はE。
異能:完全防御(パーフェクトディフェンス)
効果:あらゆる物理攻撃、魔法攻撃を受け付けない。しかし、時間制限が5分と短く切れたあとは24時間異能を発揮できない。
詳細:オーレリア国の12代目当主の娘。つまりお姫様なのだが昔からお転婆でしかも自分の手で物事を解決しないと気が済まない上、ギルドを親の許可なく勝手に設立するなどかなり豪胆な部分もある。一方で、戦争を終結させるためには手段を選ばない冷酷な一面ものぞかせる。性格も男勝りで訓練でも男に負けたことは一切ない。
カイトとの関係:ギルド設立後、魔物達から追われるカイトと出会い、匿う。しかし、自我を失ったカイトに初めてを奪われるが、オーレリア自身はそのことは全く気にしておらず、逆に自分を初めて組み伏せたカイトを気に入っている。


名前:カレン
性別:女
容姿:ピンクのロングヘアでいつもエプロンを身に着けており、男ウケしそうな体をしている。胸はG
詳細:元オーレリアお付きのメイド。昔からオーレリアの暴走に振り回されている。だが、一番にオーレリアのことを考えており、ギルド設立の際も受付としてついていくことにした。彼女自身には異能はない。ちなみに処女。
カイトとの関係:以前はカイトのことを憎んでいたが、オーレリアの擁護とカイトの人柄に触れることで、いまではよい関係を築いている。


ちなみにガマールですが日常パートになると本格的に彼の野望が始動させるつもりです。
クエストを女とペアで組ませたり、深夜時間帯に忍び込ませるとか色々考えてはいます。
個人的に彼の野望はエロイベント的にもなかなかいいものが書ける予感がするので楽しみです。
106 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 20:45:17.37 ID:FqdUjbPe0
現在5人ですね。
あと5人よろしくお願いします。
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 20:49:32.78 ID:GndCVw9hO
名前: リリ
性別: 女
容姿: 兎型の手足+兎耳+尻尾。おっぱいは普乳
    服は着ない種族でチョーカーだけつけている。かわりに体にバニーガール状に毛が生えてる
    刑罰として見せしめに毛を剃られてから日が浅いためうっすらとしか生えておらず裸同然
異能: 動物の感覚を使ってある程度五感を強化したり、近い種の動物と交信できる
    しかし刺激に対して弱くなる、動物やモンスターを発情させやすくなるとデメリット多め
詳細: 人間に迫害され魔族に亡命したワーラビット
    気の弱い性格であるため殺伐とした魔族の世界に本当にこんな場所で暮らしていけるのかと怯えている
    当然性経験なし。だが格好が格好なので頻繁にセクハラされる
    逃げ足の速さだけは非常に速い
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 21:08:02.26 ID:7SFe9zNX0
名前:ボルグ
性別:男
容姿:豚面の巨漢 筋肉質
異能:バーサーク化
巨獣を殴り殺せるほどに肉体能力が増すが知能は完全になくなり一時間は手がつけられなくなる
効果が切れると筋肉が硬直ししばらく動けなくなってしまう
詳細:突然変異的に人間並みの頭脳を持って産まれた獣人。性欲旺盛で人間や魔族問わず雌を掻き集め日々交尾に勤しんでいる。いつかは女魔王も孕ませてやりたいと目論んでいる
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 21:12:26.46 ID:RaAVJ7/8O
名前:リーゼロッテ(リーゼ)

性別:女

容姿:プラチナブロンドのゆるふわウェーブ、瞳の色は紫
○学校中学年程度の小柄な体格で、水色のワンピースドレスを着ている
人形時代から受け継いだ球体関節がコンプレックス(魔物化しているので、触ると人並みに柔らかい)

異能:自身の影から漆黒の怪物を召喚し、自在に操る(同時に出現させられる限界は10体程度)
怪物は大人ほどの体格を持ち、鋭い爪で敵を攻撃する
怪物がやられてもリーゼにはダメージはないが、異能発動中彼女は一切身動きできない
怪物を数体自身の周囲に置いて護衛させることでこの欠点を補っているが、数の暴力や範囲攻撃などによる力押しには弱い

詳細:年経たアンティークドールが魔界の瘴気を浴び、命を得た存在
気位の高い性格で、物語の主人公のような芝居がかった口調で話す。一人称は「私」
人の言うことを素直に聞かないへそ曲がりだが、現在は魔王を自身の所有者と見なしているらしく、彼女の言葉には素直に従う
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 21:42:59.61 ID:XkK1PyzK0
名前:バロック
性別:男
容姿:角の生えた人間に近い見た目の男の子。ショタっぽい
反転後はオールバックのやばそうなやつ。
異能:攻撃や自分に向かう不幸や病気などを全てを別の人や場所に移す(ほぼオート)
つまり、自分への災やダメージなど全て他人や物に押し付ける能力。
代償として押さえていた感情が全て露になる(使いすぎると感情コントロールができなくなる)。
詳細:気弱な少年ですぐに謝ってしまうような少年。その代わりにすごく優しい
だが、実はそれは本来の自分を抑えるための表の隠れ蓑しかない。
本当の彼は危険なドS野郎。口も横暴になり、反転しているといってもいい。
魔王に対しては表向きは「こんな自分を使ってくださってうれしい」と言っているが、
裏では「いつがぶっ殺して俺が魔王になっている」と思って[ピーーー]機会を狙っている
それでも生きているのは真央王の気まぐれかそれとも……
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 21:49:12.34 ID:2Uh8gOAEO
名前: エクレイア
性別: 女
容姿: アステリアと同じ
異能: 吸血威光 自分から離れた異能持ちを弱点化・無効化する。この離れたとは、血族、種族、性別、容姿を示す。既存キャラで影響を一番受けるのはガマール。受けないのはアステリアである。強力な力だが、使い過ぎると一時的に五感のどれかが消失する。
詳細: アステリアの双子の姉。彼女とは違い、人間の事は有能な家畜程度にしか思っていない。そのため、人間とも交わるアステリアは恥さらしだと思い憎んでいる。厳格な性格で処女。婚前の性交渉何てあり得ない派。戦闘時は刀を使う。
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 21:52:10.65 ID:XkK1PyzK0
>>110の名はファーレで。本来の人格が出るのは異能使用後で
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 21:55:24.56 ID:7SFe9zNX0
名前:ジュエリア
性別:女
容姿:童顔の爆乳美女
三角帽子をかぶり胸元の大きく開いた魔女のローブを見に纏う さながらおとぎ話の魔法使いのような姿
異能:無生物に一時的な命を与える
魔翌力を分け与える必要があるため 命を作りすぎてしまうと魔翌力が枯渇し無力化してしまう
詳細:魔法使いとして命の研究を続けていたがやがて道を踏み外し魔女となった。見た目こそ10代後半くらいだが数百歳を超えているとも噂されている。若さを保つにはセックスで雄から精気を吸収しなければならないが選り好みが激しい。[ピザ]とハゲなどもってのほかである
114 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 21:56:18.89 ID:FqdUjbPe0
みなさんご協力ありがとうございました。
なかなかおもしろいキャラが出揃いました。
早く戦闘パートにいきたい…。
早くエロシーンを書いてみたい…。


っていうかこのスレに期待してくださる方がいらっしゃったんですね。
さっきまで気づきませんでした。
その方々の期待を裏切らないようのんびりとやらせていただきます。


それではありがとうございました。
質問・要望などありましたら気軽にお書きください。
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 22:10:18.70 ID:XkK1PyzK0
今後のキャラ募集はもうしないの?人間側と魔族側はもうしちゃったし
しないとしても異能力募集だけは続けてほしい
116 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/10(金) 22:37:16.60 ID:FqdUjbPe0
>>115
もちろん今後もキャラ安価は取ります。
それはモブキャラだったりクエスト内限定のキャラだったり。
もしかしたらそういうキャラがレギュラー化することももちろん考えられますが。

ただしばらくはキャラ安価はないです。
大樹Sideが終わって、市場にいるキャラの救出が済み次第日常パート(キャラ同士の触れ合いやクエストなど)に移るので
それまでは気長にお待ち下さい。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 22:54:21.79 ID:XkK1PyzK0
とっさとはいえ、自分に西尾維新並みのネーミングなさがなかったのが悲しい……
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/11(土) 09:05:55.73 ID:lc4H19RN0
期待
ガマールがアキレス腱になりそう。
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 14:28:02.00 ID:B4AUcpNG0
待機
120 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 05:03:09.69 ID:ZhhkYtJM0
今日は時間取れそうなのでせっかくですから20:00くらいに更新します。
あと安価次第でこのSS初のエロシーンも入ります。
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 09:13:01.86 ID:n47s3lfw0
これは期待
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 10:18:01.38 ID:YMROLKIdO
備えよう
123 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:02:38.85 ID:ZhhkYtJM0
【大樹Side】


【???/暗闇の森】


大樹「うーん…さっきからおんなじところをグルグルしてるなー」


この世界にきてからどれくらい時間が経ったんだろう。

目が覚めたら見たこともない森の中で変な生き物がいっぱいで。
もしかしてここ異世界なんじゃね!?ってテンション上がったのも束の間。
人を見かけないし、能力に目覚めてる気配もないし。
それに一番心配なのは美冬たちがいないことだ。
これが物語ならおれと美冬が力を合わせてもとの世界に戻って結ばれてハッピーエンド♪みたいなオチじゃねぇのかよぉ…。
うーん…なんかうまくいかないなぁ。


???「そこにいるのは誰だにゃ?」


大樹「うおっ!?」


後ろから声がした!
ココに来てから初めて人の声が聞こえたぞ!
でも…語尾…にゃって…。
も…もしかして!!


大樹「えっ…と、お、おれは…」


そう言いながら振り返ったら
長くきれいな白髪に白いTシャツに青い短パンジーンズを着こなした巨乳な女の子が立っていた。
…ってか…おれの見間違いじゃなければ…あれ…ノーブラ…だよ…な?
しかも猫耳に2本のしっぽ付き…。
…。
やべぇ!!ここホントに異世界だ!!!


???「にゃっ!?にゃんでここに人間がいるにゃ!?」


大樹「あ…と。おれは…」


ってどう説明したらいいんだ?
それにしてもこの子おっぱい大きいなぁ。


???「ふーむ…」


女の子はうねりながら俺の周りを警戒しながら回っている。
え、何?


???「うーん…。見た感じ普通の人間だにゃ。おみゃえ、どうやって来たにゃ?」


大樹「へっ?えと…どうって…。気づいたらここにいたというか…」


???「にゃあ?嘘つくにゃらもっとマシな嘘をつくにゃ。ここは人間には知られていにゃい魔王城へ続く暗闇の森だにゃ」


暗闇の森…。
ここはそういう名前なのか…。
ますますRPGみたいだな…。
ってか、魔王城?
もしかしてラスボスか?
そいつに続く道?
それ


…詰んでね?
124 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:04:47.64 ID:ZhhkYtJM0
???「…うーん。でも…嘘ついてるようには見えないにゃ…。…にゃ!…むふふ〜♪どうしようかにゃ〜♪」


後ろで手を握りながらまた俺の周りを回り始める女の子。
しかも、さっきのは警戒が強かったけど…
今は…好奇心?


???「よし!ここまで来たんだにゃ。せっかくだし、フィリアの部屋に来るといいにゃ!」


大樹「あ、えと…いいのか?」


フィリア「もちろんにゃ♪ちゃんとおもてなしもしてやるにゃ…にしし♪」


なんだか…怖いんだが…。
でも…あてもないし…
ついていくか。


大樹「あ、そうだ。俺の名前は大樹っていうんだ」


フィリア「お〜そうだったにゃ!フィリアの名前はフィリアだにゃ♪よろしくにゃ♪」


大樹「あ…ああ…よろしく」


この子すこぶる明るいな。
さっきまでの警戒ムードはどこいった?


フィリア「そうと決まったら魔王城に向かうにゃ!」


大樹「おう!……おう?」


今なんて言った?
魔王城?
え、そこに部屋があるってことはこの子魔王の側近クラス?
この見た目で?
…え、マジで?


フィリア「どうかしたかにゃ?」


大樹「ああ…いや…なんでもない」


まぁおれには行くあてなんてないんだし
なんとかなるだろ。
…死んだらどうしよう。


……

…………


………………


125 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:06:38.53 ID:ZhhkYtJM0
【魔王城/フィリアの部屋】


フィリアの先導で森を抜けるとそこには立派な城が建っていた。
空は暗雲が立ち込めまさに魔王城って感じだった。
フィリアはなんだか呪文みたいなのを唱えると
驚くべきことに俺を抱えて高速移動した。
頭がぐるぐるして気持ち悪い…ということはなく
というか気づいたらフィリアの部屋についていた。


フィリア「それじゃあベッドにでも座ってるにゃ」


大樹「お、おう」


部屋の中は結構女の子らしい部屋だった。
意外にも整理されていてカラフルな装飾が壁に整然と備え付けられていた。


そういえば美冬以外の女の子の部屋に入るのは初めてだな。
涼音の家には遊びに行ったことはなかったし。


って、女の子の部屋はジロジロ見るもんじゃないって美冬に怒られたことあったっけ。
…フィリアにここのことでも聞いとくか。


大樹「フィリア…ちょっと話が…」


って…!!!


フィリア「にゃんにゃ?」プルン


大樹「なんで上を脱ごうとしてるんだ!?」


あろうことかフィリアは今まさにTシャツを脱ごうとしているところだった。

126 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:09:13.76 ID:ZhhkYtJM0
フィリア「にゃ?人間は交尾をするときは服は脱がにゃいのか?」


大樹「交尾!?」


ってか下乳!!
でかいとは思ってたけどやっぱでけぇ!


フィリア「にゃんにゃ〜?まさかダイキは童貞ってやつかにゃ〜?にゃはは」


大樹「なっ!?///そ、そんなこと関係ないだろ!?」


フィリア「にゃにゃ。人間の男は童貞を気にするってサテラ様から聞いたことあるけどホントだったかにゃ〜。ごめんにゃ。」


そう言ってフィリアは頭を下げてきた。
なんだ…調子狂うな…。


大樹「いや…本当のことだし…別にいいよ」


フィリア「にゃ。それにゃら改めてウチと交尾するにゃ!」


大樹「どうしてそうなる!?」


フィリア「にゃはは。フィリアは人間の交尾に興味があるにゃ。サテラ様がまだ優しかったころ勇者様と毎晩してたから羨ましかったのにゃ」


勇者お盛んだな!!


大樹「そ、そんなこと言われても…だな///」


フィリア「ダイキ〜♪そんなこと言いにゃがら大樹のそこは正直にゃ♪」


見たらテント張ってた。


大樹「し、仕方ないだろ!!俺だって健全な男子なんだ!!!」


フィリア「にゃはは♪それは全然いいにゃ。むしろフィリアをそういう風に見てくれるのは嬉しいにゃ♥それにゃら、フィリアとするにゃ!ダイキは顔も体もフィリア好みだし、にゃかにゃかいい感じだにゃ♪」


大樹「いやいやいやいや!!!」


フィリア「む…。フィリアのこと…嫌いかにゃ?」キラキラキラ ウワメヅカイ


大樹「うぐっ…」


で、でも俺には美冬という想い人が…!!


安価↓1大樹はどうする?
1.本能に従う
2.本能に従う!
3.本能に従う!!

127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/03/14(火) 20:10:49.54 ID:GEkcJY4R0
どれも同じじゃないか?!が少ないほうがいいのか……
安価下
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 20:12:26.07 ID:KtQwUR2Ho
129 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:13:35.91 ID:ZhhkYtJM0
美冬…すまん…。
俺も男なんだ…。
据え膳食わぬは男の恥!!


大樹「わ、わかっt…どわっ!?」


全部言わないうちにフィリアに押し倒された。


フィリア「にゃふふ♥フィリアも我慢できないにゃ♥♥ペロッ…♥って…にゃ?」


フィリアは下を脱ぐとおれのズボンも脱がそうとしたが
どうやら仕組みがわからないらしい。


大樹「ああ…おれが脱ぐよ」


フィリア「にゃ〜…不思議な服だとは思ってたけど…フィリアにはさっぱりにゃ」


ズボンを脱ぐとすでに臨戦態勢のおれの息子が姿を現した。
息子よ…お前も自制がきかなかったか…。


フィリア「にゃ!すごいきれいなピンクだにゃ〜。それに結構大きいし…。人間の男は全員粗チンだってエクレイアが言ってたけど嘘つきだにゃ♪」


そう言うとフィリアはいきなり自分の膣に入れようとしていた。


大樹「ちょ!ちょっと待て!!」


フィリア「にゃ?どうしたにゃ?」


大樹「いやいや濡らさずに挿れてもいいもんなのか?」


フィリア「にゃ?濡らす?」クビカシゲー


え、なに?
魔族って前戯ないの?
嘘でしょ?

130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 20:14:04.13 ID:n47s3lfw0
3
131 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:16:05.85 ID:ZhhkYtJM0
大樹「ちょっとそこ代わって」


フィリア「にゃんでにゃ?」


大樹「いいから」


フィリア「にゃ〜…フィリアが上から責めたかったのににゃ〜…」


フィリアが下、俺が上になるとおれはフィリアの胸を…
胸を揉んだ。


フィリア「にゃん♥!ど、どうして胸を揉むにゃ///!?」


大樹「これは人間がする交尾前の準備みたいなもんだ」


フィリア「にゃ…///そんにゃこと…魔族同士じゃしにゃいにゃ…///にゃんだか…恥ずかしいにゃ…///」


か、かわいい…。
あ、えっと…AVだとどうするんだっけ?
たしかすくい上げるように…


フィリア「にゃ…♥きもちいい…にゃ…♥」


大樹「そ、そうか?それならよかった…。えと、なんか感じるか?」


フィリア「胸揉まれてると…どんどんドキドキしてくるにゃ…こんにゃの…初めてにゃ…♥」ハア…ハア…


えっと…それなら…
乳首を…


大樹「はむっ…ちゅぅ…」


フィリア「にゃっ♥♥♥!?」ビクビク!!


大樹「あっ!い、痛かったか?」


フィリア「にゃ〜…違うにゃ…今すごく気持ちよかったにゃ…もっと吸ってにゃ♥♥」ドキドキ


大樹「わ、わかった」


胸弱いのかな?


フィリア「にゃ…すごいにゃ♥どんどん気持ちよくなってきたにゃ♥♥」

132 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:17:55.16 ID:ZhhkYtJM0
そろそろかな?
えっと右手をあそこに…
って熱!?
すげ…女の子のここってこんなになるのか…。


フィリア「にゃっ♥!?ど…どこ触ってるにゃ…♥♥そこはオチンチンを入れるところにゃ…♥」ハアハア


大樹「ここは女の子の大事なところだからな。ちゃんとほぐしとかないと…」


フィリア「だい…じ…♥」キュン


フィリア(そ、そんなこと言われたの…初めてにゃ…///にゃんにゃ!?顔が熱いにゃ///)


なんかフィリアの愛液ますます増えてきたな…。
えっと…それで…なめる…んだよな?


大樹「はむ…ちゅる」


フィリア「にゃっ♥!?にゃ、にゃめて♥!?にゃんでにゃめてるにゃ///!!」


フィリアも恥ずかしがるのか…。
ちょっとおもしろくなってきた。


大樹「これも準備の一つだよ」


ってか愛液ってなんか甘い…。
錯覚かもしれないけど…すげー甘い…。


フィリア「にゃぁ…♥き、きもちいいにゃ…♥♥こんにゃの…はじめて…にゃ♥♥にゃ…にゃんかクルにゃ…♥♥」ブルブル


え…もしかして…これってイキそうなんだよな?
え、イクのも初めてなのか!?
これまでどんなセックスしてたんだ…


大樹「フィリア…いいんだ…そのままイッてくれ…」


フィリア「へっ…♥?いくって…どこへにゃ♥?」ドキドキ


大樹「今フィリア絶頂しそうなんだ。それをイクって言うんだよ」


フィリア「イ…ク…♥?」ドキドキ


フィリア(これが…この感覚が…絶頂♥イクって…ことなのかにゃ…♥♥魔族だと自分の欲望を満たすために腰を振るばっかりだったから…こんにゃ感覚知らなかったにゃ…♥♥♥)

133 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:19:20.79 ID:ZhhkYtJM0
フィリア「フィリア…イキたいにゃ♥このままイキたいにゃあ♥♥」トロン


大樹「わかった…」


えっと…これがクリトリスだよな?
これは敏感だから…気をつけつつ…と。


フィリア「ひぐっ♥!!それ…イクにゃ♥♥!!ダイキ♥もうイクにゃ♥♥!!〜っ♥♥♥!!」ビクンビクン!!


その瞬間透明な液体が俺の顔をふりかかる。
これって…もしかして…潮ってやつか?
フィリア…頬染めて…胸も上下に動いて…すげぇ色っぽい…


フィリア「ハァ…♥ハァ…♥ダイキ…♥?」ハアハア


大樹「ど、どうした?フィリア?」


フィリア「えへへ…フィリア…こんにゃに気持ちよくにゃったの…初めてにゃ…♥」


大樹「そ…そっか」


フィリア「…もう…準備は済んだかにゃ?」


大樹「あ、ああ…」


フィリア「それにゃら…もう挿れてにゃ…♥ダイキの…ほしいにゃ♥♥」ドキドキ


ゴクッ…。
なんて色っぽい顔してんだ…。


大樹「じゃ、じゃあ…いくぞ?」


フィリア「…うん♥」ドキドキ


フィリア(フィリア…これまで魔族と交尾いっぱいしてきたけど…こんにゃにドキドキするの…初めてにゃ♥)

134 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:21:16.55 ID:ZhhkYtJM0
大樹「うっ!」ヌプッ!ヌププッ!


フィリア「にゃあぁ♥♥!?」ビクンビクン!!


なんだこれ…!?
女の子の中ってこんなに気持ちいいのかよ!?
うねうねしてて、生き物みたいだ…!
こんなん童貞の俺には刺激が強すぎる!!
…ん?フィリア…俺の服掴んで…どうしたんだ?


大樹「…フィリア?」


フィリア「にゃ…♥あぁ…♥イ…イッちゃった…にゃぁ…♥♥♥」ビクンビクン!!


マジかよ!?
挿れただけだぞ!?
どんだけ興奮してんだ!?
って言っても俺もこのままだと三こすり半だ…。
ちょっと落ち着くまで…。
って!
フィリア勝手に腰動かし始めやがった!!


大樹「ちょっ!?フィリア…タンマ!!」


フィリア「フィリアも…♥腰が止められないにゃぁ…♥♥ダイキの…今までのおちんちんのなかで…一番気持ちいいにゃぁ♥♥♥」ヌチュ ヌチュ


いやそれは男冥利に尽きるけれども!!
このままだとイッちまうんだよ!!



135 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:22:17.64 ID:ZhhkYtJM0
大樹「フィリア!!マズイって!!このままだと膣に出しちまう!!」


フィリア「いいにゃ♥出してにゃ♥♥!」ズチュズチュ…


大樹「はぁ!?お前妊娠したらどうすんだ!?」


フィリア「フィリア、初めて中に出してほしいって思ったにゃ♥だから…遠慮なく出してほしいにゃ♥♥」ヌプッヌプッ


な!足でがっしり固定しやがった!!
しかも力が尋常じゃねぇ!!
…だぁー!!もうどうなっても知らねぇぞ!!


大樹「後悔するなよ!!」


フィリア「あ♥ああ♥♥急に…♥激しく♥♥」ズプッズプッ!!!


大樹「くっ!!」ドピュルル!!ドピュ!ドピュルルル!!!


フィリア「にゃぁああぁあぁあ♥♥♥!!!!」ビクンッビクンッ!!!


すげ…!
こんなんオナニーの比じゃねぇ!!


フィリア「にゃぁ…♥熱いの…♥子宮に当たってるにゃ…♥♥」ビクッビクッ


これ…フィリア…ずっとイッてる…んだよな?
すげーだらしない顔…。
でも…めっちゃかわいい…。


フィリア「あぁ…♥幸せだにゃ…♥♥」


……

…………


………………


136 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:23:40.12 ID:ZhhkYtJM0
やっちまったぁー!!!!!!
おれ何やってんだよ…。
一時の誘惑に溺れて…!!
…。


大樹「フィリア…そろそろ離れてくれないか?」


フィリア「にゃんでにゃ?フィリアはダイキが気に入ったにゃ♪」


大樹「いや…それは嬉しいけど…」


フィリア「にゃふふ♪ダ〜イキ〜♪」スリスリ


あの本通りなら
魔族ってもっと恐ろしいもんだと思ってたけど
こうしてみてると耳と尻尾がついてる以外は俺らと同じなんだよなぁ…。

137 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:25:15.80 ID:ZhhkYtJM0
フィリア「にゃっ!?」


大樹「うおっ!ど、どうした?」


フィリア「にゃー…サテラ様に呼ばれたにゃ…。ダイキ!いいかにゃ!」


大樹「な、なんだよ…」


フィリア「サテラ様は昔は優しい女王様だったけど今は見る影もないにゃ…。それに今は人間がめちゃめちゃ嫌いだから、たぶんダイキは見つかったら殺されてしまうにゃ」


大樹「おいおい…マジかよ。…?ってことはフィリアはもしかして俺を殺す気だったってことか?」


フィリア「そうにゃ。でもフィリアはダイキのこと気に入ったから殺したくないにゃ」


俺死ぬところだったのか…。
これからは安易な行動は避けよう…。


フィリア「だから絶対この部屋を出ないでほしいにゃ。フィリアが戻ってきたら近くの村に案内するにゃ」


フィリア(本当は離れたくないにゃ…。でもダイキを死なせたくもないにゃ)


大樹「わかった…」


そんな必死な目で言われたらそう返すしかねぇよな。
…女王…か。
たぶんそいつがラスボスで倒せば元の世界に戻れる…んだよな?
でも…そうなったら…おれはフィリアと戦うのか…?


フィリア「ダイキ…?どうしたにゃ?」


大樹「いや…なんでもないよ。それじゃあおれはここで待ってるな」


フィリア「うん!すぐ帰ってくるにゃ♪」シュン!


消えた…。
っていうか…たぶんだけどものすごいスピードで移動しただけなんだろうな…。
扉の音とかしてたし。

…。


…。


結構時間経ったな…。


大樹「フィリア…大丈夫かな…」





???「他人の心配ですか?呑気ですね」





大樹「え?…っ」ビシッ ドサッ…
138 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:26:29.09 ID:ZhhkYtJM0
なんだ…?
首を…叩かれ…た?
いや…手…刀?


???「エクレイアの情報通りでしたか…。まったく…。フィリアにも困ったものです…」


男の…声…?
…く……そ……いし……き…が……。


???「気絶しましたか…。ふぅ…。恨むなら…自分の運命を恨むのですね、人間。さて…地下牢へ連れて行きなさい」


魔物「…」


???「この男とフィリアの処遇…。はぁ…。これからのことを思うと胃が痛いですね…」


???「へへっ…ミスラ様は今日も胃薬がいるんじゃねぇか?」


ミスラ「イーレルスですか…。何のようです?」


イーレルス「いや〜?別に用はねぇけどよぉ?面白い見世物が始めるなーって思ってさ」


ミスラ「悪趣味な…。最悪、人間を連れてきたことでフェリスが処刑されるかもしれないのですよ?」


イーレルス「それはあいつの責任だろ?自己責任ってやつだ」


ミスラ「…サテラ様がフェリスを許してくださればいいのですが…」


イーレルス「無理だね」


ミスラ「…」


イーレルス「…そう睨むなよ。悪かった」


ミスラ「とりあえず皆を広間に集めましょう。その後二人の処遇を決めなければ」


イーレルス「それじゃあおれはボルグとバロックを探してくるか…」


ミスラ「面倒な人たちを私に押し付けないでください」


イーレルス「おれにあいつらは押さえ込めねぇよ。そこはアンタが適任だろ」


ミスラ「…。あとで胃薬を調合しなければなりませんね…」


イーレルス「苦労が絶えないねぇ」


……

…………


………………

139 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:33:54.98 ID:ZhhkYtJM0
今日は以上です。
先程の選択肢ですが
よくエロゲーなどで意味のない選択肢を見かけたので導入してみましたが
皆さんが混乱するだけなのでもう二度としません。
そんな面白くもなかったですし。


ちなみにエロシーンってこんな感じでいいんですかね?
もっと尺短いほうが、あるいは長いほうがいいですか?
またご指摘いただけると幸いです。


またフィリアの立ち位置は本来は私が考えていたキャラがいたのですが
フィリアの性格を活かせそうだったので
私のキャラではなく彼女を抜擢することにしました。
フィリア造ってくださった方ありがとうございました。


次回更新ですがもしかしたら明日出来るかもしれません。
そのときは改めてアナウンスします。


それでは今日もありがとうございました。
質問や改善点なとがありましたらよろしくお願いします。
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/03/14(火) 20:37:35.60 ID:GEkcJY4R0
>>1が考えていた伽羅も出るなら安価で選ばれた10人全員でないこともあると考えていい?
ギルドのメンバーも応募されたキャラでもよかったのに>>1が考えたキャラが2人も出たし
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 20:44:43.06 ID:KtQwUR2Ho
乙でした
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/14(火) 20:51:48.64 ID:XrckAWAiO
乙、自分の作ったキャラがいきなり活躍してて嬉しい
てか見直したら、「女性キャラは性経験の有無を書いておいてください」って書いてあったのに書き忘れてるという…申し訳ない
143 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 20:52:28.47 ID:ZhhkYtJM0
>>140
いえ、そんなことはありません。
ちゃんと募集したキャラは全員出します。
あの二人(特にオーレリア)はすでに名前も出していましたし
カレン(異能無しで受付嬢)の立ち位置に即するキャラが自分の中で居なかったので登場させました。
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/03/14(火) 20:58:37.52 ID:GEkcJY4R0
>>120にあと安価次第でこのSS初のエロシーンも入ります。

ワイ「おっ!大樹のエロ判定やな。本人は始めてあのこの方がいいやろうし、エロ避けたろ」

選択肢、3つでどれも同じだけど「!」が微妙に違う

ワイ「これはまったくないか多いほうで大樹の精神状態が変わるんやな」

1を結果、エロ

ワイ「2か3やったな。これは仕方ない」

作者「よくエロゲーなどで意味のない選択肢を見かけたので導入してみました」

ワイ「ファッ!?」


どう考えても>>120の下二行目はいらなかったと思うんですが……
145 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/14(火) 21:05:01.62 ID:ZhhkYtJM0
>>144
ごもっとも。
反論の余地なしです。
申し訳ない。

次回から普通に安価するのでお許しください。
146 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/15(水) 16:48:12.09 ID:zq+/eqPK0
時間が取れそうなので
19:00ころから更新します。
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 18:06:09.67 ID:MyyOkZWa0
待ってた
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 18:50:08.07 ID:67V19FMS0
今更、ミスラの設定変更希望。無理だったらスルーで
異能:持っている札に筆(厳密には何でもいい)で書いた元の世界でいう漢字を貼ることで効果を発動する。
(例えば元の世界の言葉で『止』と書いたやつを貼れば動かなくなり、『燃』だと燃えるなど)
ただし、『恋』と張った場合相手が誰に恋するのかはたまたその人に誰かが恋するなど効果がわかりにくいものは貼ってみなければわからない
一応、一文字以上も使えるがそれだけデメリット時間が長くなる(例えば『洗』だと洗うか洗脳するかはっきりしないのを『洗脳』と書いて効果をはっきりさせる)
デメリットは、使用後に声が出なくなる(出ない時間は異能の使用量によって変わる)
詳細:人間とハーフ設定を消す。噂に『真の姿がある』を追加


これが無理だったら、せめてバロックの見た目を羊ポイ魔族で性格転換すると狼魔族になる設定ぐらいはお願いしたい
149 : ◆Zwz.VSB9z2 [saga]:2017/03/15(水) 18:57:42.80 ID:zq+/eqPK0
>>148
了解です。
バロックの設定も変更しておきますね。
150 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/15(水) 19:01:51.26 ID:zq+/eqPK0
【魔王城/地下牢】


目が覚めたらジメジメとした牢屋みたいなところにいた。
監視とかはいないけど、扉には鍵がかかってるみたいだ。
…イテテ…首が…。


大樹「うーん…窓もないし…出られないか…」


おれは床に座って状況の整理をし始めた。
まず、ここは牢屋で間違いないと思う。
アニメとかゲームの知識だけど…。

それとどうしておれがここにいるのか…。
フィリアが俺のことを話した?

…いや。
フィリアとは会ってまだ間もないけど
俺のことを必死で助けようとしてたのはわかった。
だからあいつは信用できる。
つまりフィリア以外のところから俺がここにいることがバレたんだ。

それにしても心配なのはフィリアだ。
ここの魔王は大の人間嫌いってあいつが言ってた。
そんな魔王が人間である俺をここに連れてきてあまつさえ逃がそうとしたフィリアを放っておくか?

…たぶんフィリアの立場は相当危ういはずだ。
早くあいつを助けに行きたいけど…
だからって策があるわけでもない…。


…八方塞がりか。


ミスラ「人間。出なさい」


!?
いつの間に…。
考えることに集中しすぎて気づかなかったか…。


大樹「…えと…フィリアは?」


ミスラ「今はまだ無事です」


今はまだ…か。


ミスラ「早く出なさい。サテラ様がお待ちです」


サテラ…?
確か魔王の名前…だよな?
どうして俺に会いたがるんだ?
すぐにでも殺さないのか…?

でも、これはチャンスだ。
スキをついて逃げ出そう。
フィリアも助けなきゃな。


大樹「わかった」


……

…………


………………


151 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/15(水) 19:03:14.35 ID:zq+/eqPK0
【魔王城/謁見の間】


両手を後ろで拘束され連れて行かれると
そこはまさにアニメとかでよく見る王様がいるような空間だった。
奥には玉座がありそこには黒のドレスを着たこの世のものとは思えないほどの美女が座っていた。

だが、彼女には2本の角と悪魔の尻尾のようなものがあった。
あいつが…魔王…なのか?
そして周りにはどう見ても人間とは違う種族が何人かいて
そこには鎖で両手足を拘束されたフィリアの姿もあった。


大樹「フィリア…!」


フィリア「ダイキ…。にゃはは…ごめんにゃ…」


なんだよ…。
さっきまでの元気どこいったんだよ…。


大樹「お前が謝ることねぇよ。お前は俺を助けようとしてくれたんだ」


フィリア「ダイキ〜…」ウルウル


???「この男が件の侵入者ですの?」


見ると、水色のワンピースを着たプラチナブロンドの髪で
お嬢様というかアンティーク人形みたいな女の子が近くに来ていた。


???「だ、ダメだよ…リーゼ…。近くに寄ったら危ないよ…」


この子は角が生えてる以外は普通の…。
いや、見た目羊っぽいな。


リーゼ「何を言ってるの?バロック。この私がこんな人間ごときに遅れをとるわけがありませんわ」


バロック「ご…ごめん」


???「リーゼちゃん…拘束されてるんだから…何もされないと思うけど…」


この女の子は背中に黒い羽みたいなのが生えてて黒いハイレグみたいなの着てるな。
まるでサキュバスみたいだ。
おっぱいもフィリア並に大きいな…。


リーゼ「わ、わかってますわ!リリさん!」


このお子様3人衆は敵意というよりも警戒と好奇心のほうが強いな。

152 : ◆xcbvQ3k.XE [saga]:2017/03/15(水) 19:04:55.24 ID:zq+/eqPK0
ミスラ「はぁ…。んんっ!!サテラ様。この者が我が城に単身で侵入したとみられる人間です」


サテラ「ご苦労じゃったな。この男が…」


魔王は興味深そうに俺を見下ろすとニヤリと笑う。


サテラ「さて、人間よ。名はなんと言う?」


…?なんでそんなこと聞くんだ?


大樹「楠大樹だ」


サテラ「ふむ…。では大樹。お前はなぜここにいる?」


なんだ?哲学か?
とりあえず怒らせないように…。


大樹「質問の意味が…わからないんですが…」


サテラ「ふむ。低能な人間にもわかるよう説明してやろう。この城の周りには暗闇の森と呼ばれる人間には到底突破できない自然の要塞が囲っておる。しかしフィリアに聞けばお前は我が城のほんの手前にいたそうな。見たところ異能(アート)もないお前がなぜ暗闇の森深部にいた?」


…?アートってなんだ?
まぁ今はそれはいいや。


大樹「…信じてくれるかわからないですけど。一応、俺に起こったことは話します」


サテラ「ふむ…。よかろう」


そうして俺は俺の世界のこと。
この世界に飛ばされたこと。
気がついたら森の中にいたことを話した。
サテラは顔色を変えずに俺の話を最後まで聞いた。

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