【安価】住人(♀)「白百合荘で過ごす日々」【百合】

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661 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 21:08:43.35 ID:gksUg/tj0
白百合荘の周りには何があるんだろうか
662 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:30:38.14 ID:xx5Nx0dno
綾子サイドーー


綾子「あーあ……」

綾子(私らしくないなあ)

綾子(他人同士のキスが頭から離れなくなるなんて)

チャプ……

綾子(忘れるために泳ぎに来たけど……ダメだ)

綾子(どうしてもレイラと透のキスを思い出しちゃう)

綾子(……もう少し泳ごう)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ざばぁっ


綾子「ふう……」

綾子(少しスッキリしたかな)ペタペタ


レイラ「あっ! おっぱいさん!」


もにゅもにゅ


レイラ「久しぶりー!」


綾子「レ、レイラっ!? てか胸を揉むな!」


レイラ「いやあ、つい」


綾子「ついじゃないだろ……」
663 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:31:04.53 ID:xx5Nx0dno
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ガコン


綾子「はい、コーヒー」ポイッ


レイラ「Oh thanks!」パシッ


綾子「で、なんでこんなとこに?」


レイラ「泳ぐと痩せるからねー」


綾子「痩せるほど肉付いてないくせに」


レイラ「そうでなくても体を引き締めるのにいいからさ。私だってこのプロポーションを維持するために努力してるんだよ?」


綾子「ふーん……」


レイラ「で、アヤコはなんでここに?」


綾子「水泳選手がプールにいたらおかしい?」


レイラ「うーん……。それはおかしくないけど、アヤコはもっと別な理由で来てる気がする……」ジッ


綾子(なんでコイツはたまに鋭いんだ……)

綾子「……分かった。白状するよ」


レイラ「お、やった♪」ニヒヒ


綾子「学祭の帰りにさ、透って人と会っただろ?」


レイラ「うん」


綾子「その人とレイラのキスが頭から離れなくてさ。泳げばスッキリするから……だから来たんだ」


レイラ「ふーん……」
664 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:31:31.04 ID:xx5Nx0dno
レイラ「それで、スッキリした?」


綾子「まあ、多少は」


レイラ「そっかそっか、なるほどー……」


綾子「? なんだよ……」


レイラ「ねえ」

レイラ「アヤコも私とキスしてみる……?」ジッ


綾子「は、はあ!?」


レイラ「いや、あくまで想像だけど、アヤコも私とキスしたいのかなーって。だから頭から離れないんじゃない?」


綾子「んなわけ……」


レイラ「なーんて。んなわけないか。まあ会ったのもあの日が初対面だしね」

レイラ「多分初めて同性同士のキスを目の前で見たから動揺してるんだと思うよ。きっとその内忘れるって」


綾子「そっ……か。……そうだよな」


レイラ「そうそう」ノビーッ


綾子「……なあレイラ。今日この後用事あるか?」


レイラ「? ないけど」


綾子「じゃ、うち来いよ。せっかく会ったんだし料理でも振る舞わせてくれ」


レイラ「マジで!? 行く行くー!」
665 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:31:57.82 ID:xx5Nx0dno
理緒サイドーー


渚「あ、理緒さん。あの、今お時間大丈夫ですか?」


理緒「ああ、ごめん渚。このあと先輩がうちに来る予定なんだ。あとでいいかな」


渚「はい、大丈夫ですよ。それじゃあ後で」


理緒「うん。後でね」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ピンポーン


ガチャッ


理緒「どうぞ先輩。上がってください」


透「お邪魔します……」バタン


理緒「えっと、相談したいことがあるんでしたっけ……」コポコポ…

理緒「……どうぞ、お茶入れました」コトッ


透「……うん、そう」コクリ

透「……あの、レイラ・リトルビーチっていう外国人のみまなんだけど……」


理緒「レイラさん? 知り合いだったんですか?」


透「知り合いというかなんというか……。東谷も知ってるの?」


理緒「ええまあ。確かこの間の学祭でも踊ってましたよね」


透「そう、そのレイラさん」


理緒「そのレイラさんがどうかしたんですか?」
666 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:32:27.79 ID:xx5Nx0dno
透「……その、東谷をそういう偏見のない人だと信頼して言うけど……」

透「……き、キス……された」


理緒「レ、レイラさんにですか?」


透「……」コクリ


理緒「それで……それに私はどう答えれば……」


透「あのね……その、キスが頭から離れなくて……ドキドキして……」

透「……わ、私ってレズビアン……なのかな。どう思う?」


理緒(半年前の渚みたいな……)

理緒「……そう、ですね。……そんなすぐに断定するべきでもないことのような気がします」

理緒「しばらく時間を置いて……それでもダメなら確かめてみてはどうですか?」

理緒(なんて、渚のやったことと同じことしか思いつかないもんな……)


透「確かめる……って?」


理緒「もう一度キスするってことです。難易度は高いかもしれませんが……」


透「もう一度……」

透「っ!」カアアア


理緒「なんにせよ、今すぐに答えを出すのは早計だと思いますよ」


透「そ、そうだね……。参考になった」ドキドキ

透「……き、今日はもう帰るね」スクッ


理緒「はい。また何かあったら連絡くださいね」


透「……うん、ありがと」


ガチャッ
667 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:32:54.35 ID:xx5Nx0dno
綾子サイドーー


ガチャッ


綾子「あ」


透「……あ」


レイラ「おー!」


透「ど、どうも」ペコリ


理緒「? 誰かいるんですか?」ヒョコッ

理緒「あっ、琴崎さん。おかえりなさい」


綾子「やっほー、理緒。ただいまー」


理緒「先輩、レイラさんの連絡先とか知ってるんですか?」コソコソ


透「し、知らない……」コソコソ


綾子レイラ「?」


理緒「なら聞いとかなきゃ。次会うのがいつになるのか分かりませんよ」コソコソ


透「そ、そうだね」コソコソ

透「レ、レイラさんっ」


レイラ「なに?」


透「あ、あのっ、連絡先、教えてもらえませんかっ」


レイラ「あはは、なにテンパってるのさ。もちろんいいよ」

レイラ「えーとスマホスマホ……」タップタップ


綾子「なんだ、レイラもケータイ持ってたのか」


レイラ「原始人じゃあるまいし持ってるよ……っと。よし、登録できた」


透「あ、ありがとう……!」パアアッ


理緒「良かったですね」


透「うんっ」


綾子「もういい? じゃあ部屋行くか、レイラ」


レイラ「おー!」

レイラ「トオル、バイバーイ!」


透「ば、ばいばい……」

透「……えへへ」
668 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:33:22.90 ID:xx5Nx0dno
理緒サイドーー


理緒(先輩も帰ったし、渚と話を……)


プルルルル プルルルル


理緒「電話……。はい、もしもし」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ガチャッ


渚「理緒さん、先輩さんは……」


理緒「先輩は帰ったけど……ごめん、バイトに欠員でたから私が今から出ることになってさ」

理緒「話って明日でも大丈夫かな?」


渚「欠員……大変ですね。話は明日でもいいので、行ってあげてください」


理緒「うん、ほんとごめんねっ」タタタッ
669 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:34:11.00 ID:xx5Nx0dno
早苗サイドーー


ガヤガヤ ガヤガヤ


亜利砂「早目に来たつもりでしたけど、テーマパークって凄いですね……」


早苗「本当……。人がたくさん来てますね〜」


亜利砂「とりあえず、今日は楽しみましょう! せっかく来たんですから、いろいろ回りましょうね!」


早苗「はい〜」ニコッ


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


早苗「ジェットコースターも久しぶりですね〜」


亜利砂「さ、最初っからジェットコースターですか……飛ばしますね……」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


早苗「きゃ〜〜〜〜!♪♪」


亜利砂「わ、わああああああああっ!!?」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


亜利砂「つ、次はもっと軽いのにしときましょう……」ゼエゼエ


早苗「そうですね〜。ミラーハウスなんてどうですか〜?」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


早苗「うわ、うわわわ……」フラフラ


ぎゅっ


亜利砂「! か、鏡ばっかりだと酔っちゃいそうですねっ」ドキドキ


早苗「ですね〜」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


早苗「お化け屋敷……」


亜利砂「!!」ゾクッ


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


亜利砂「キャーーーっ!! おば、おばけえっ!」ギュウウウ


早苗「怖いですね〜♪ きゃ〜♪」
670 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:34:47.14 ID:xx5Nx0dno
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


早苗「あら、もう暗くなってきましたね〜」


亜利砂「冬ってやっぱり日が沈むの早いですね……。まだ楽しみたいのに……」


早苗「最後にゆっくり観覧車でも乗りましょうか〜」


亜利砂「そうですね。最後くらいゆっくりしましょう」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


係員「次の方どうぞー」ガチャッ


亜利砂「よいしょ」ストッ


早苗「ふう、少し歩き疲れましたね〜」ポスン


バタン


ごうん…… ごうん……


早苗「外、もうだいぶ暗いですね〜……」


亜利砂「ほんとですね……。あっちの空なんかもう真っ暗ですよ」


早苗「あっ……! 下! 下見てください!」


亜利砂「?」


早苗「テーマパークのアトラクションがイルミネーションで光ってます!」


亜利砂「ほ、ほんとだ……」


早苗亜利砂「きれい……」


早苗「……ふふっ」


亜利砂「くすっ」


早苗「町も見えてきましたよ〜。こっちもきれいです〜」


亜利砂「……本当に」

亜利砂「きれいです、ね……」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆◆
671 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:35:15.16 ID:xx5Nx0dno
亜利砂「楽しかったですねー、遊園地」


早苗「ええ。とっても楽しかったです」


亜利砂「そうだ。明日も休みなんですけど、このままどこかで飲みませんか?」


早苗「それはいいですね〜。ぜひ行きましょう♪」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


早苗(……あれ)ムクッ

早苗(ここどこかしら〜……)キョロキョロ

早苗(亜利砂さんとテーマパークから出て……バーを見つけて……)


亜利砂「すぅ……くぅ……」


早苗(亜利砂さんが一緒にいる……)

早苗(でも家って雰囲気じゃないし〜……)

早苗(ホテル……? とりあえずテレビでもつけて……)ポチッ


テレビ「イク〜、イッちゃう〜」アンアン


早苗「!!?」ブチッ


亜利砂「んんぅ……」


早苗(よかった……起きてない)

早苗(……まさかここって〜……)

早苗(ラ……ラブ、ホテル……?)
672 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:35:45.17 ID:xx5Nx0dno
早苗(え、ええと……)

早苗(服は……)チラッ

早苗(着てますね。シワになってしまいますけどこの際それは目をつぶって……)

早苗(体に異変は……)

早苗(……体がダルいですね〜……。これは二日酔いのせい……よね〜?)

早苗(し、しちゃったから、とかじゃない……わよね?)

早苗(あとは……)

早苗「あ、亜利砂さ〜ん……」ユサユサ


亜利砂「んぅ……?」パチッ

亜利砂「……」ゴシゴシ キョロキョロ

亜利砂「!?」ガバッ

亜利砂「こ、ここここ、ここどこですか!?」


早苗「わ、私も記憶がなくて……」


亜利砂「っ!」バッバッ


早苗(すごい勢いで体を確認してる……)


亜利砂「とりあえず異変はない……ですね」ホッ


早苗「そうみたいですね〜」


亜利砂「……」


早苗「と、とりあえず出ましょうか〜」


亜利砂「は、はい」ドキドキ
673 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:36:12.29 ID:xx5Nx0dno
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


理緒(せっかくのクリスマスだし、デートのプラン考えとかないと……)カキカキ

理緒(お城とかどうかな……私は見てて楽しいけど、渚はどうだろう……)ウーン

理緒(渚にも行きたいところ聞かないと……)ウト…

理緒「……すぅ……」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


渚(理緒さん起きてるかな……)

渚(メールしておこう)ポチポチ


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ピロリンっ♪


理緒「っ」ガクッ

理緒(あ……机に突っ伏して寝てたのか……)

理緒(メール……は明日でいいや……布団入ろう……)モゾモゾ

理緒「……くぅ……」
674 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:37:00.94 ID:xx5Nx0dno
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


翌日ーー


渚「……」ツーン


理緒「……」アセアセ


渚「……」

渚「……はぁ」


理緒「……」ビクッ


渚「……ごめんなさい、理緒さん」

渚「理緒さんが悪くないのは分かってるんです。用事がタイミング悪く入ってるだけで……」


理緒「でも……」


渚「そう、「でも」なんです。でも、それでもやっぱり妬いちゃいます」

渚「来週はもうクリスマスなのに、デートの話し合いもできなくて……」


理緒「渚のことをないがしろにしてるわけじゃないんだよ! でも、中々時間が取れなくて……」


渚「分かってます。分かってますから」


理緒「……」


渚「……クリスマス、デートには行ってくれるんですよね?」


理緒「も、もちろん」


渚「ならいいです。クリスマスまではみんな忙しいものでしょうし……」

渚「代わりに、クリスマスはしっかりエスコートしてくださいよ?」


理緒「……うん!」

理緒「そうだ、渚とお城に行こうと思うんだけど……クリスマスにお城って変かな……?」


渚「お、お城ですか?」

渚(お城って……まさかラブホテル……!?)

渚「い、いいんじゃないでしょうか!」ドキドキ


理緒「そか、じゃあクリスマスは楽しみにしててね。しっかりエスコートするから」ニコッ
675 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:37:49.11 ID:xx5Nx0dno
早苗サイドーー


早苗「……はぁ」モンモン

早苗(亜利砂さん……)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


亜利砂「早苗さん……見たいですか……?」

亜利砂「私の……裸……」スル…


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


早苗「!!」ボンッ

早苗(も、も〜! あの日から変な妄想してばっかり……!)

早苗(でも……見てみたい……かも)ゴクリ


亜利砂「早苗さーん」ヒョコッ


早苗「ひゃいっ!?」ビクッ

早苗「あ、亜利砂さん!? どうしましたか〜?」


亜利砂「近くまで来たので、少しお話でもどうかなと……お邪魔でしたか?」


早苗「いえいえ、倉庫の整理をしていただけなので大丈夫ですよ〜」


亜利砂「そうですか、よかった」

亜利砂「……?」

亜利砂「早苗さん、顔赤いですよ。風邪ですか?」


早苗「え、えっ!?」バッ

早苗(うう、顔が熱い……! なんなのかしらこれ〜……!)

早苗「だ、大丈夫です! 大丈夫……。外にいて冷えただけですから、中に入りましょう?」


亜利砂「そうですね。あまり無理はしないでくださいよ?」


♡安価↓から自由安価
クリスマスの性夜に合わせて
渚と理緒
茅と真央
早苗と亜利砂
(レイラと誰か?)
で、エロシーンを書こうと思います
それぞれのカップルにしてほしいこと、プレイをレスに書いてもらい、その中から書けそうなものを選んで書きます
エロシーンは地の文ありでいきます
676 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/21(木) 20:39:46.96 ID:xx5Nx0dno
忘れてた

>>655
>>656
>>658(渚と理緒)
>>659
を採用しました
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 20:45:30.31 ID:iKXiiHVP0
レイラと綾子
レイラの熟練のテクによる乳合わせと手マンでなすすべもなく何度もイかされる綾子。
反撃しようとするも最後までレイラに主導権を握られる。
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/12/21(木) 21:36:11.77 ID:MVcRVfJuO
早苗と亜利砂

酔った勢いで亜利砂に告白する早苗
そのままの勢いで亜利砂を脱がしにかかる
困惑と求められる嬉しさから言いなりになる亜利砂
そのまま亜利砂の胸を「かわいい」といい乳首を舐めて亜利砂をイかせる
その後、お返しとして早苗がワカメ酒をしそれをペロペロと舐める亜利砂
その姿も「かわいい」といいながら亜利砂の頭を撫で撫で
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 23:31:19.17 ID:iKXiiHVP0
すいません>>677変更で
レイラと透・綾子
透が意を決してレイラにキスを頼み、レイラは「本気のキス」で透の口内を蹂躙し、キスだけで絶頂させ骨抜きにする。
その姿を偶然目撃した綾子はもやもやしてしまいレイラに透と同じキスをやって来れと思わず言ってしまい、そのままレイラの「本気のキス」で絶頂する。
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 07:45:29.26 ID:JKl+++CVO
茅と真央
手錠+目隠しのソフトSM
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 09:35:48.67 ID:HbuTfOh3O
渚と理緒
お城のデートは楽しかったが想像していたものと違って不完全燃焼な渚
理緒が気を利かせてどこか行きたいとこある?と聞くと、渚は照れながら指をさす。
そこには『お城』が……

プレイは渚が突然理緒を押し倒し、耳塞いでキスからの渚攻め理緒受けで
682 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2017/12/22(金) 17:04:50.12 ID:7znVTF/bo
一応一通りの組み合わせでレスもらいましたが、まだ募集してますー
奏とサラにもエロが絡まなければクリスマスイベントとして何かあってもいいです
案があれば安価に含めて書き込んでください
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 22:38:54.05 ID:cN+zc1d20
サラの部屋へサンタコス(学校のイベントか何かで着た)の奏が来訪
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 02:13:39.95 ID:7knXHDbu0
茅と真央
観覧車の中でロマンチックなキスからの盛り上がってイチャラブ
すっかり夢中になって従業員にバレるかバレかけるか空気読んでのそっ閉じもう一周などそこらへんは任せます
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 12:21:01.50 ID:5KYpHS0y0
クリスマスに奏がサラの部屋で眠くなる。
寝て朝になったら、サラが用意したプレゼントが。
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 14:19:55.40 ID:2qsQ89RA0
渚と理緒
予めお城と聞かされ理緒から誘ってくれたのもあり、以前よりも激しい行為を求められると思いこみイメトレや勝負下着の準備をばっちりして当日に臨む渚
当然そういうことをすると思っていたので普通のデートだけではやはり満足出来ず最近構ってくれなかった分理緒を攻めるまくる

希望プレイはキスをしながら渚主体で押し付けるように貝合わせ
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 18:35:40.21 ID:zZctcxJpO
レイラと綾子
レイラが後ろから優しく耳舐め+胸揉みを行い胸で絶頂できるのように開発
「この先は綾子が望んでくれたらしてあげるよ」という蟲惑的で甘い声にゾクゾクする綾子
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 19:54:47.26 ID:KxRltKqX0
更新待ってます
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 20:09:19.27 ID:54muMOJO0
あけおめことよろゆり
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:45:57.29 ID:RXXjxHzxO
待ってます
691 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/07(日) 23:21:28.67 ID:wggPvZaVo
全員分書き終わってから投下しようと思ってましたが時間がかかりすぎるので渚理緒だけ先に投下します
もうクリスマスどころか年明けてますがクリスマス編ということで
692 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/07(日) 23:22:00.50 ID:wggPvZaVo
渚サイドーー


車中。助手席に座った私は一息つき、そしてそんな場合じゃないことを思い出しました。
お城のデートと聞き、ラブ……ラブホテル……のことだと意気込んだものの、行ってみれば本当にお城のデートだったのです。
イルミネーションは綺麗だったし、プロジェクションマッピングも凄かったです。特に、手を繋いで同時にセンサーに触れると絵が変わる仕掛けにはびっくりしました。

でも!

一度思い込んでしまっていた以上このままでは不完全燃焼で終わってしまいます。

「渚、あと帰るだけだけど……どこか寄りたいところある?」

車を走らせながら理緒さんが聞いてきました。
そしてふと窓に目をやると、少し遠くに小さな「お城」が見えました。

「あ、あそこに……」

指で目的地を伝えます。
少ししてから「え、あ。わ、分かった」としどろもどろの返事が返ってきました。
静かな車内に微かな緊張感が満ちていくのが分かります。

「……したい、の?」

こくり。

「だ、だって。お城に行くって理緒さんが言ってたから私、てっきり……」

「ああ、そっか。そういえばあれもお城って言ったりするもんね」

こくこく。

そこで会話はプツリと途切れ、言い知れぬ期待感と興奮とがない混ぜになったまま目的地に近づきます。
そして十数分後、私達はお城に辿り着きました。
693 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/07(日) 23:22:41.50 ID:wggPvZaVo
『同性の方入室可』

行ってみて初めて知りましたが、同性の方の入室をお断りしているところもあるようです。
幸いにも私達の目の前の案内板には断るような文言はありませんでした。

クリスマスということもあってかほぼすべての部屋が埋まっていましたが、唯一空いていた部屋を選択し鍵を受け取ります。
そのまま部屋へと向かい、扉を開けました。

まず目に飛び込んできたのは大きなベッド。ダブルサイズで、二人で横になっても余裕のある大きさです。
そしてやや暗めに設定されている明かりに照らされ、様々なアメニティや道具が棚に陳列されていました。
ゴムやローターといったものを見つけてしまうと、やはりここはそういう場所なのだと気付かされます。

「お風呂……先入ってきていいよ」

緊張の伝わる声で理緒さんがそう言います。

「は、はいっ」

固くなった体をギクシャクと動かしどうにか荷物を置いてから、私は逃げるようにバスルームへと向かいました。

ガラス張りのバスルーム。内側からはもちろん、外からも見えてしまいます。
理緒さんに目をやると、こちらを見ないようにしているのか、ベッドに腰掛け逆側を向いていました。
そのちょっとした配慮に少しホッとし、すぐさま体を洗う準備を整えます。
熱いお湯を肩から下にかけ、丹念に体を洗います。
臭いと失礼だし、恥ずかしいし、理緒さんに幻滅されてしまうかもしれません。
顔や髪までしっかりと洗いたかったのですが、体が期待してしまっているのかすでにスイッチが入ってしまっています。
我慢もできない私は丁寧に、かつ手早く入浴を済ませバスルームを出ました。
バスローブの下に下着を着けようか着けないか少し迷って、どうせ外すのだから着けなくてもいいと気づき、肌の上にバスローブだけを羽織り理緒さんの元へと戻りました。
694 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/07(日) 23:23:19.99 ID:wggPvZaVo
顔を伏せ、目を合わせないように理緒さんがバスルームへと入ります。

さあああああああああ。

シャワーの音だけが耳に入り、いよいよその時が近いことを知らせてきます。

あああ、なんでこんなところに私はいるんでしょう。
自分自身で言ったのは確かですが、もう、もう……!
瀬戸際まで来てことさらに緊張が高まり、心臓が爆発しそうなほどに脈打っています。

きゅっ。

シャワーが止まり、ドアの開く音。

そして、うっすらと桜色に染まった肌を晒し、理緒さんが出てきました。
何も身に着けず、ぺたぺたとこちらへ歩いてきます。
視線をどこに向けたらいいか分からずあたふたしている内に、いよいよ理緒さんもベッドへと辿り着きました。
隣に腰掛け、肩に肩を押し付けてきます。
バスローブを一枚だけ隔てたその先、触れた部分だけが理緒さんの熱を伝えてきます。

「渚、こっち見て」

顔を向けると同時にゆっくりとした口づけ。
ちゅ、ちゅ、と何度も唇が合わさります。
それだけでうっとりとするほどの多幸感に包まれ、同時にもっと気持ちよくなりたいという欲望も鎌首をもたげ始めました。

舌を突き出してみると、ぬるりと理緒さんの口内へ侵入します。
しかし即座に理緒さんの舌で絡め取られ、唾液を塗り込まれるように舌がくるくると動き回ります。
と同時に、理緒さんの右手が私のうなじをくすぐるように撫でてきました。
優しい手つきなのに、やっぱり理緒さんに触られるとそれだけで堪能が高まってしまいます。

「んく、ふ、ぅ……!」

あ、まずい……。

「んぅ……! んあ、ぁう……!」

なんか、キスだけで……。

「ぃ、く……ぅ……!」

ゆっくりゆっくりと体の内からきゅううとした感覚が巡ります。
ふるふると指先が震え、かくんと理緒さんの方に倒れ込んでしまいました。
695 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/07(日) 23:23:58.08 ID:wggPvZaVo
「渚……大丈夫?」

「は、はい……」

い、イッちゃった……。キスだけで……。

ぽふんと優しくベッドに寝かされ、頭を撫でられます。

「あ……」

私の胸元に視線を落とした理緒さんが硬直しています。
はだけたバスローブの下には下着を付けておらず、つまりは……。

その可愛らしい反応を見せる理緒さんを見た私は頑張って体を起こし、逆に理緒さんを押し倒します。

「理緒さん、私の体を見て興奮してくれたんですか……?」

私の下の理緒さんが小さくこくり。
ああ、私の彼女かわいすぎます。

「え、な、なに?」

耳を塞いであげて、それからキスを落とします。
確かこうすればキスの音が頭の中で響くとかなんとか……。

ちゅ、ちゅう、ちゅぱ、ちゅうう。

「や、なぎさ、なぎしゃ……! ん、ぁあ……! んぅ、んむ、んん……!」

わ、わあ。理緒さんすごいトロンとしてる。
もっと見てみたい、かも。
さらにわざとらしく音をたてて口内を責め立てます。
そうこうしているうちに理緒さんが目を固く閉じて泣きそうな顔になりました。
というか、目尻から涙が数滴垂れています。
ああ、こんな姿すらも愛おしく感じます。
ここで右耳からだけ手を外し、口をそこへ寄せます。

「理緒さん、可愛いですよ」

そして耳にキス。少し耳の穴に舌を入れてみたりして。

「っ!!? あ、ぅあ……! は、ぁぁぁああああ……!!」

あ、イッた。
腰を軽く震わせて、力が入りすぎて肩まで固くなっています。
覆いかぶさっているからこそ分かるそんなことを一つひとつ確認すると、ぞくぞくとした征服感が体を駆け抜けます。
696 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/07(日) 23:24:28.05 ID:wggPvZaVo
未だに熱い息を吐いて体を震わせている理緒さん。
呼吸の度に震える胸がいやらしいです。

「理緒さん」

理緒さんの下の方へ手を伸ばすと、そこはすでに潤みきっていました。
ちゃんと感じてくれていた、それが嬉しいです。
私もいそいそとバスローブを脱ぎ去り裸になりました。
そして改めて理緒さんに覆いかぶさり、体を触っていきます。

「ま、待って渚……今触られたら……」

そっと指を這わせると、ぴくんと反応してくれます。
そのままつうっと下に降り、そこに触れました。

「なぎ、さ……!」

いやいやと首を振る理緒さん。
仕方ないので指を離します。
その代わりにと自分の下半身をそこにくっつけました。

「え、え……?」

腰を揺すってみると、思った以上の快感が襲ってきました。
いわゆる貝合わせという体勢。
押し付けたり擦ったりして快感を得るための体位です。

「ふ、あ……っ」

……すごい、繋がってるみたい。

溶けそうなほどの熱が互いを濡らし、全身を快感で染めていくかのようです。

いつかしたように首元を吸い上げると、やはり理緒さんは気持ちよさに震えました。
そこにできた赤い痕を舌で舐めながら、腰の動きを加速させていきます。

「なぎさ、なぎさ……っ!」

綺麗な顔を快感で歪ませて、いやいやをする子供のように頭を振る理緒さん。
それを押さえつけるかのように腰を掴み、さらに責めていきます。
697 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/07(日) 23:25:32.79 ID:wggPvZaVo
「りおさん、りおさんっ」

「あ、んうぅ! は、くぅあ……!」

絶頂が近いのか、息を切らせてより高い声で喘ぐ理緒さん。
それに合わせて、私も息を吸って、吐いて。
呼吸を合わせると一緒に達しやすくなるらしいというのを脳のどこかから引っ張り出し、実践してみます。

「は、はっ、りおさん……!」

「も、だ……! だめぇ……!」

そしてとうとう白い光が脳内で爆ぜ、体を痙攣させました。

「あっ、んく、あああああっ!」

「なぎ、さ……! んうぅ……っ!!」

かくかく、びくんっ。
ぎゅううう。
……はあはあ。

「っ、あ、んぁ……っ」

「はぁ、あ……!」

ぜえぜえと息を切らせ、しばし見つめあい、そしてどちらからともなくゆっくりと唇を合わせます。
まだ体の奥がじんじんとして、触れているところが熱くてたまりません。

「……今日の渚……激しいね」

ぽやんとした表情でそう零します。
うう、エロい。

ぎゅっと抱きしめてみると、優しく包むように抱きしめ返してくれました。

「期待してたんですもん……。クリスマスにお城行こうなんて言うから、こういうことするんだと思って……。下着だって勝負下着を付けてきて……」

あ、赤の、紐のやつ。
……結局理緒さんには見てもらえませんでしたが。
698 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/07(日) 23:26:00.86 ID:wggPvZaVo
「クリスマス? 何か関係あるの?」

え。

「り、理緒さん性の六時間って聞いたことありませんか?」

「聖の六時間? なんか神聖な響きだね。……でもごめん、聞いたことないや」

そんな。まさか本当に一方的に期待していただけなんて。
こんなの、私だけ変態さんみたいな……。

「そ、その、クリスマスイブの夜九時からクリスマスを跨ぐ六時間は、一年の内でもっとも性行為をしているカップルが多い時間だそうで、ですから私だけがこんなえっちなこと考えてたわけじゃなくて、そういう人たちも多いんだーっていうのを知ってほしくてですね」

がーっと言葉を並べ立てて弁明しようとしますが、何を言ってるのか自分でも分からなくなってきました。

「ま、待って待って。ストップ渚」

ちょうどいいところで理緒さんから静止がかかります。

「そういうのよく分からないけど、求められるのは嬉しいからさ……。またしよう……ね?」

理緒さんからのお願い。お誘い。

もっと恥ずかしいことをさっきまでしていたのに、かーっと顔が熱くなるのが分かりました。
こくこくと頭を上下に振り、肯定の意を示します。

「よかった。……じゃ、お風呂入って寝ようか」

起き上がり、そのまま私の手を引っ張って行く理緒さん。
え、え。まさか一緒に?
699 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/07(日) 23:26:38.56 ID:wggPvZaVo
しかし、すんでのところで私のスマートフォンが通知を鳴らし、理緒さんの手から逃れることができました。
クリスマスフェアと書いてあるアプリの通知が一つ来ただけで、重要なものではなかったようです。
ふと画面右上に視線をずらすとそこには22:12の文字が。

性の六時間はまだ始まったばかり。

ごくりと鳴る喉を抑えて、通知も来ないようスマートフォンの電源を切ります。
それからまっすぐにお風呂に向かい、理緒さんの後を追うように入室します。
当然そこには裸の理緒さん。
また興奮しつつある私は、それを悟られないよう理緒さんに近づきます。

「渚、おいで」

洗ってあげる、なんて呑気に腕を広げています。それを私は正面から抱きとめてぽつり。

「まだ性夜は始まったばっかりですよ」

ぽかんとする理緒さんに口づけをし、二回戦へ。
……まだまだクリスマスは終わらなさそうです。
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:33:04.44 ID:/9CzHLJ50
更新乙です
すばらしい
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 02:54:35.25 ID:nhsNuLslo
おつ
感嘆のため息がもれるばかりだぜ…
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 08:59:37.62 ID:GBiFcLXWO
エロいぜ…………
703 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:29:49.83 ID:1Rkw8Npuo
早苗サイドーー


クリスマス。世間が恋人との甘いムードに包まれる日。

というのが一般的であると知ってはいたものの、自分自身にそういった相手ができたこともない私は、子供の頃は家族と過ごす日、大人になってからは一人で過ごす日でしかありませんでした。

でも今年は違う。
私のことを好いてくれている人がいて、その人と一緒に過ごす日になったのです。

そわそわと落ち着かない気持ちのまま少しばかりのご馳走とお酒の用意。
特別な日に一緒にいる。そう改めて考えると、自分と亜里沙さんはやはりすでに特別な間柄になっている気さえします。
……実際、私が返事をしさえすれば紛うことなく特別な関係になれるのですが。

正直、私自身亜里沙さんのことを好きになってはいると思うのです。
一緒にいて楽しいし、ドキドキするし、もっと一緒にいたいとすら思う。
でももう一歩。その一歩を踏み出す勇気が私にないせいで、曖昧な関係を今までずるずると引き伸ばしているのです。

と、そこまで考えてたところでインターホンから機械音が響きました。
亜里沙さんの来訪を告げるその音を聞くだけで、年甲斐もなく胸が高鳴ってしまいます。
ノブを捻りドアを押し、その会いたくてたまらない人の顔を見たとき、私はつい笑顔をこぼすのです。

「いらっしゃい、亜里沙さん」
704 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:30:27.03 ID:1Rkw8Npuo
テレビでやっているクリスマススペシャルの特番を流し、それを見ながら早速パーティーを開始。
高めのワインを栓抜きでポンと空け、グラスに注ぎます。

「メリークリスマス」

コップを当て、チンと小気味よく音を鳴らしてからゴクリと一口。
辛口のワインが舌の上で踊ります。

「おいしい……」

どんどんと飲めてしまいます。
しかし、せっかく料理もあるのでこちらも一口。
チキンをローストし、甘辛く味付けをしたもの。
口に放り込むと、柔らかくほぐれたお肉がとろけていきます。
うん、我ながら上出来。

美味しいご飯、お酒、楽しいテレビ。

「しあわせですねぇ〜……」

酔いが回り、ふわふわとした気分のまま素敵な時間が過ぎていきます。
今年一年の内、会ってからまだ半年足らず。
にも関わらずここまで安心して一緒の時間を過ごせる。
気づかない内にずいぶん亜利砂さんに心を開いていたようです。

ぱくぱくと美味しそうに私の料理を口に運ぶ亜利砂さん。
その笑顔にこちらまで癒されます。

そんな姿を見ながら私はお酒を飲んで……。
705 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:31:04.48 ID:1Rkw8Npuo
ガクンっ。

一瞬意識を失い、ハッとして周りを見渡します。
部屋の時計の針はいつのまにかてっぺんをとっくに過ぎていました。
そこで肩に掛けられていた毛布がぱさりと落ちて少し身震い。亜利砂さんが掛けてくれたんでしょうか。

「あ、起きました?」

亜利砂さんは台所に立ち、お皿を洗っていました。
机を見てみると料理は下げられ、ゴミもすでにまとめられています。

「すみません〜……寝てしまったみたいで……」

「いえ、だいぶ飲んでましたし仕方ありませんよ。体は大丈夫ですか?」

「ええ、なんとも〜」

それならよかった、と笑う亜利砂さん。

「うわ!? っとと……」

そのままこちらへ来ようとして、少しバランスを崩しました。
ゆるゆると手をついて自分でくすくすと笑っています。
少し笑い上戸が入っているのかしら。

「酔ってるのは亜利砂さんの方じゃないですか〜。気をつけてくださいね?」

肩を掴んで立ち上がらせま……。
……!!

「? 早苗さん、どうかしました……?」
706 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:31:37.67 ID:1Rkw8Npuo
せ、セーターの胸元が緩いからかしら。
喉、鎖骨、胸元……そして。
あれ、シャツの向こうの「アレ」。

白い、下着……!

「……!!」

気づいてしまうと顔が熱くてたまりません。

顔が熱い……? まさか照れている?

だって、同性の下着なんて今まで見たことがないわけじゃありません。
それでも、お酒のせいか亜利砂さんがとても色っぽく見えて。
食欲も睡眠欲も意図せずだいぶ満たされていて。
だからたぶんこういう気持ちになるのは必然なのだと思います。

「亜利砂さん、お布団敷きましょうか〜……」

「え、ああ。そうですね。もう寝たほうがいいですよ」

机を脇に寄せ、パパっと二人分の布団を敷きます。
これも一組は、よく泊まるようになった亜利砂さんの物。
たくさん使うようになったせいで亜利砂さんの香りが移り、布団を敷くだけでふわりと鼻を刺激します。

「着替えも持ってきてるので、着替えだけして……」

セーターをぐいっとたくし上げて脱ごうとする亜利砂さん。
きれいなお腹が見えたところで布団に押し倒してみました。ぼふん。
707 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:32:23.41 ID:1Rkw8Npuo
「早苗さんもふらついてるじゃないですかー、あはは」

ケタケタと可愛らしく笑う亜利砂さん。
どうやら私もバランスを崩しただけとしか見られていないようです。
まあいいでしょう。
右手でぐっとセーターを押し上げ、さっきの衝撃で隠れてしまったお腹をもう一度露出させます。

「早苗さんが脱がせてくれるんですかぁ……?」

私の右手に亜利砂さんが左手を重ねてすりすり。
ああもう、この人は行動が可愛すぎる。言え。言ってしまえ、天使早苗。

「好きです、亜利砂さん」

そうだ。

「可愛い亜利砂さんが好き。大好きです」

言ってしまえ。

「だから、抱きます」

「え? あ、え……?」

呆然とした表情で、じわじわと頬が赤く染まっていく亜利砂さん。
その顔を上目遣いに伺いながらセーターをさらに上までたくし上げます。
さっき上から覗き込んでしまった白い下着。それに今度は正面から向き合います。
小さなお花のアップリケやレースのついた可愛らしい下着。

「可愛い下着ですね〜」

つんつんと突くととてつもない柔らかさに指が沈み込んでいきます。
やわやわと揉んでみたり、揺すってみたり。
亜利砂さんの反応を伺いつつ少しずつ触っていきます。
708 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:33:08.12 ID:1Rkw8Npuo
「ま、まってさなえさん……!」

「なんですか〜?」

「な、なんで急に……こんなこと……」

あら……。亜利砂さん泣きそう。
ちゃんと言わないと不安みたいです。

「少し前、一緒にホテルに泊まりましたよね〜」

「え、はい……」

ホテルとは言ってもラブホテル……でしたが。
あ、話し始めたら亜利砂さん服を直してしまいました。

「その時からず〜っと、亜利砂さんのことが頭から離れないんです」

「へ」

「『ここでもしかしたら亜利砂さんと一線を越えてしまったのかも』なんて考えてしまって、それからはずっと……」

亜利砂さんのことを想うたびにその服の下の素肌をいやらしく妄想してしまう。
触れて、どんな感触なのか知りたくて、たまらない。

「動機は不純ですが、自信を持って言えるのは私は亜利砂さんが好き、ということです」

亜利砂さんの顔がまたもみるみるうちに赤く染まっていきます。
その頬に手を添え、顔を近づけて。

「します……ね」

その言葉を合図に、私は亜利砂さんに口づけをしました。
柔らかい肉がとろけそうな熱を伝えてきて、幸せに打ち震えます。
キスがこんなにも気持ちのいいものだなんて思いもしませんでした。
じっくりと亜利砂さんの唇を味わってから、そっと顔を離します。
それだけの行為のはずなのに、じわじわと胸の中に温かいものが広がっていきます。

「好き……好きです、亜利砂さん」
709 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:33:43.10 ID:1Rkw8Npuo
「わ、わたしも……」

その亜利砂さんの言葉を遮るように、再び押し倒します。
上から覆いかぶさるように抱きつき、もう一度キス。
そのまま右手をセーターの下から潜り込ませ、胸を揉んでいきます。

「ふんぅぅ!? ん、んうぅ……!」

ああもう、可愛い。声も、反応も、全部可愛い。

手を背中まで回し、片手でホック外しに挑戦。なんと一発で成功しました。
障害がなくなったところで、今度は直接揉んでいきます。
やわーっ。むにぅーっ。ふるふるふるっ。

「ふっ……くぅ……! んん……っ!」

口を閉じてこらえる亜利砂さん。
こういうことをされると声を聞きたくなってしまいます。
私、思ったよりもSっ気のある人間みたいですね。

「はぷっ」

「んひゃあっ!?」

セーターの上から乳首を探し当ててちゅうっと吸ってみると、予想外の動きに声を上げてくれました。
舌でなぞってみると、やや厚手のセーターの下にピンと張った突起を感じます。

「上から、だめ……っ!」
710 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:34:21.74 ID:1Rkw8Npuo
だめだなんていいつつ、頭を押しのけようとする力はほとんど腕にこめられていません。これはもはや合意です。
セーターを捲りあげ、一気に脱がせます。二つの丘が目の前で一度たゆんと弾み、完璧な丸さで留まりました。
頂点もきれいな桜色で、今度はそれを直接口に含みます。

「はぁう……! さ、さなぇさ……あぁっ!」

噛んでみると、びくんと跳ねて反応してくれました。
あらあら。亜利砂さん、よだれを垂らしてしまっています。
人差し指で拭って……。

「ちゅぷ……」

自分で舐めてみます。
他人の唾液なんて汚いものと思っていましたが、亜利砂さんのものを舐めてもなんともありません。
んぱっと口から出してみると、つばでどろどろになった指が。まあ自分で舐めたので当然ですが。
あ、そうです。

「亜利砂さん、舐めてください〜」

「え……」

「いいから、ほら〜……」

口元に近づけてみると、恐る恐る口を開いてくれました。そこにゆっくりと人差し指をくっつけます。
くぷ。
その空気が漏れる音だけで、ゾクッとした快感が襲ってきました。

「あはっ、少し興奮してしまいますね〜……」
711 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:34:55.49 ID:1Rkw8Npuo
「んぢゅ、ぐぷ、れろ、ぢゅぷっ」

指を進めるほど、一心不乱に舐めてくる亜利砂さん。

「経験のない私に言いなりにされて……悔しくないんですか〜?」

「ん、んふー、んーん! ぢゅ、ぢゅぱっ、ぢゅるるっ」

ああもう、そんな興奮した顔で見ないでください。
可愛すぎて、もっと苛めたくなります。
指を強引に引き抜くと、はあはあと息を切らした亜利砂さんが涙目で物欲しそうに見上げてきます。
ちょっとご褒美をあげましょう。

唇に指を当てて、また食べられる前に今度は下へ。顎、喉、鎖骨を通り過ぎ、胸へと辿り着きます。
その可愛らしい乳首を指でくるくるとなぞると、唾液がちょうどいい潤滑剤となりぬるぬると動きます。
もう片方はまた口に含み、今度は両方を一気に責めていきます。

「だめっ、さなえさんだめぇっ! それイっちゃう! イっちゃうか、ら……! やあぅっ! 〜〜〜っ!!」

……あは。
712 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:35:31.57 ID:1Rkw8Npuo
「かわいい」

「っ!」

「かわいい、大好きです、亜利砂さん」

「みみ、だめっ、もうイってるかりゃ……!」

「もっとイっていいんですよ〜……?」

「だめ……! すごいのきちゃうからぁ……!」

指は強く摘み、前歯でぎゅうっと噛む。
たぶん亜利砂さんはこういうのが好きだから。

「はぁうっ! く、あ、ふっ、んぅううううううっ!!」

びくんびくんと大げさなほど体を震わせて達する亜利砂さん。
それと同時に、私にもかつてないほどの達成感? 充足感? が駆け抜けていきました。

絶頂が終わり、はふ、はふ、と息を吐きながら、亜利砂さんは横になっています。

「亜利砂さん、のど、渇きませんか〜?」

力なく頷くのが精一杯のようで、それがまた先程の絶頂の大きさを物語ります。
喉が渇いたらしい亜利砂さんに飲み物をあげるために、私は服を全て脱ぎ去りました。

「さ、さなえさん、なにを……」

冷蔵庫にしまわれた酒瓶をもう一度取り出し再び布団へ。すっと正座をします。
713 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:36:09.71 ID:1Rkw8Npuo
「はい、どうぞ」

酒瓶の蓋を外した状態で亜利砂さんにパス。
少しだけ上半身を後ろに反らせて待機します。

「これ、って……」

察したらしい亜利砂さんが瓶を傾けます。

「んっ」

ひやっとした感覚に声が出てしまいましたが、それも最初だけ。
太ももとお腹の間にお酒が注がれて、私はお酒用の器となってしまいました。

瓶を脇にトンと置き、亜利砂さんが顔をそこに近づけます。

「ん……」

それがどっちの声だったのかは分かりません。
反応した私の声だったのか、飲みこんだ亜利砂さんの声だったのか。

音は立てず、静かに飲み干していく亜利砂さん。
小さく喉の鳴る音だけが部屋に響きます。
少し体制はキツいですか、片手をあげて頭を撫でてあげます。わあ、さらさら。

「いいこ、いいこ」

撫でている内にふとそう零してしまいましたが、あながち間違ってもいない気がします。
亜利砂さんは年上のハズなのに、接しているとだんだん私が優位に立ってしまって。
それこそいい子いい子と頭を撫でるのはごく自然のような感じ。
亜利砂さんも特に拒否することもなく、気持ち良さそうに撫でられながらお酒を飲んでいきます。
714 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/01/19(金) 20:36:49.20 ID:1Rkw8Npuo
そうしている内にお酒は飲み干され、太ももまでも綺麗に舐め取られてしまいました。

「のどはうるおいましたか〜?」

「は、はい」

顔を上げた亜利砂さんは幾分か元気を取り戻したように見えます。
というよりかは、喉が潤って落ち着いたことで少し眠そうです。
この時間まで起きてて、お酒も回って、それにあれだけの絶頂を体感したのだから無理もありません。

もう一ラウンドと洒落込みたかったのですが、亜利砂さんに無茶はさせられません。
横にさせ、布団の中に一緒に潜り込みます。
裸の上半身を擦り付けるようにくっついていると、程よい暖かさにすぐに眠気はやってきました。
亜利砂さんはもう目を閉じて眠っているようにも見えます。

「おやすみなさい……大好きです、ありささん」

それだけを告げて、私も深い眠りへと落ちていきました。

これが、私の初めて体験した恋人とのクリスマスとなったのです。
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:15:08.69 ID:nC7tRJpf0

相変わらず描写が濃厚で素晴らしい
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/01/21(日) 23:21:28.54 ID:4wyvsyAQ0
乙です....!なんというか上手く言い表せないけど素晴らしく良き...なんかもうありがとうございます
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/23(火) 09:24:09.65 ID:kdZWbC14O
時間がかかるのもうなずける内容の濃さ
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 08:47:28.60 ID:uvUqmZwxO
待ってます
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 21:51:25.15 ID:/BKvTSj80
待ってる
720 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:31:00.49 ID:Ipyk1RmMo
綾子サイドーー


「はぶっ、ん、ぢゅ、ちゅう」

おい。
アパートの陰でなにやってんだ。

「ん、んう……! 〜〜〜〜〜っ!」

「ぷは。……満足した?」

くそ、なんだよこれ。見せつけてんのか?

「ね、トオル」

「……う、ん。……すごかった、レイラ」

なんで。
なんでレイラと遠州透がうちのアパートの前でキスなんかしてんだよ。

「んじゃ、私はこれで……」

「ま、待って……腰、抜けて……」

「えー? そんなの私に言われても……」

なんか話してるけど、内容自体はもう頭に入ってはこない。
レイラを呼んで、アパート近くまでついたと連絡が来たから迎えに行こうとドアを開けて、すぐだ。
アパートの陰から変な音が聞こえて、覗いたら……既にしていて。
わけがわからない。
なんで透が?
なんで透と?
いろいろな疑問が浮かんでは霧散していく。
ぐるぐると考え事をしている内に透は立ち上がり、帰ろうとしているようだった。
ひとまずは逃げるように自室へ引き返し、とにかくレイラが来るのを待つ。
数分もせずにインターホンが鳴り、何事もなかったかのようにレイラはやってきた。
721 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:31:32.44 ID:Ipyk1RmMo
「やほ、アヤコ」

「あ、ああ。よく来たな」

とりあえず部屋へとあげ、コーヒーを淹れる。
一度落ち合ってからクリスマスケーキでも食べようと前々から話しており、洋菓子店から購入しておいたケーキもスタンバイする。

「うわ、イチゴでっかい!」

シンプルなショートケーキ、チーズケーキにストロベリーケーキ。
様々な種類のものをたくさん買って、好きなものを好きなだけ食べる。バイキング形式だ。
とりあえずチーズケーキを取り口に運ぶ。

「美味しい!」

レイラはチョコレートケーキを頬張り笑顔を浮かべている。
でも、私にはイマイチ味が分からなかった。
ケーキよりももっと大事なことが目の前にある気がして、食べることに集中できない。
時折訝しげにレイラが顔を伺ってくるが問い詰めたりはしてこない。多分、ケーキを食べることの方が今のレイラにとっては大事なのだ。

気づけば一つのケーキをぺろりと平らげており、ひとまずはどちらも休憩する。
コーヒーを啜って、ここでやっとレイラが聞いてくる。

「ね、今日のアヤコなんか変だよ? どうしたの?」

変。
言葉を柔らかくすることもなくストレートにおかしいと指摘してくるレイラ。
うん、変な理由なんか一つしか思いつかない。

「レイラさ……さっき透とキスしてただろ?」

「ああ、うん。見てたの?」

悪びれもせず肯定する。
いや、実際レイラが透とキスしようが悪いことではない。
なのに、その反応に心が少しざわめきを覚えたのは確かだった。
722 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:32:01.07 ID:Ipyk1RmMo
「透と付き合ってるのか?」

「付き合ってないよ? トオルにしてくれって頼まれたからしただけ」

「そっ……か」

レイラは性に関してはかなり開放的な方だ。そこそこ仲が良くなれば、誰とでもセックスをするのだろう。

「ならさ」

身を乗り出す。

「私にもしてよ」

口をついて出たのはそんな言葉。
ずっともやもやしていた。
キスをしてもらえば何か分かるのかもしれない。

……何にもやもやしているのかも、なぜもやもやしているのかも自分自身で分からないのだが。

「……いいよ?」

レイラがすっと近づいてくる。
両耳を掴まれて顔を動かせなくなる。
そしてそのまま顔を寄せてきて。

「んっ」

唇同士が触れ合う。
柔らかい。
何度も離れてはくっついてきて、そのたびに小さなリップ音が断続的に鳴る。
透には舌を入れてたように見えたけど、まだ入れてこないのかな。

「ちゅ、ちゅ……ふふっ」

目元が怪しく動き、舌が私の唇を割り開いてくる。
ずるりと侵入してくるそれに遅れるようにして口を開けて対応する。

と言っても、大したことはない。
舌で舌を舐めたり、くるくると動かしてきたり、息継ぎに口を離すついでに軽くキスをしてきたり。
上手いが、この程度のキスでは透のようにはならないだろう。
723 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:33:10.57 ID:Ipyk1RmMo
「ちゅ、ぢゅぱ、れろ、れる……」

「ぢゅう、れろ、ちゅうっ」

「れろ、んちゅ……っ」

ゆっくりと口内を蹂躙され続け、頭の中に水音しか響かなくなる。
だんだんと意識が熱にうかされて、自分の中のスイッチが入っていくのが分かる。
これは、やばい。

手遅れになる前に止めさせようと両腕に力を込めるが、ぴくりともしない。
あ、あ。レイラ、止まれ。
なんで、こんな、ちから、はいんな。

「んぅう……っ!」

やばい、今軽くイった。
嘘だ、キスだけでこんな、こんなのない。

「ぢゅ……ふふ、ぢゅぷ、れろ、ぢゅる……」

腰が震えてどんどん力が入らなくなる。
気づいたら私は床に尻もちをついていて、逃げども逃げどもレイラの唇が迫ってくる。

「ふんんぅ……! ふぁ、れいら、だめ……もぅ……っ」

だめだと言ってもレイラは止まらない。
そのうちに白い光が目の前で二、三瞬いて、私の意識は一度そこで途切れた。
724 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:33:43.60 ID:Ipyk1RmMo
「……っ」

次に気づいたのは自分のベッドの上。
レイラは何事もなかったかのようにケーキを食べていた。
壁の時計に目をやると、すでに数十分が経過していた。

「……おい」

「あ、起きた?」

「なんだよ、さっきの」

キスだけでイって、挙げ句に意識を失った。
よく分からない手品でも見せられた気分だ。

「なにって、キスしただけだよ? 私上手いからキスだけでイかせられるんだ」

ぺろりと舌で自身の唇をなぞる。
それだけの動きでさえ淫隈な雰囲気を感じる。

「でも……キスだけで失神するなんて聞いたことないぞ」

「ああ、それね。好きな人たまにいるんだ。ここを止めると気絶するの。意識が無くなるのが癖になるんだって」

ここね、と両耳の下をとんとんと示す。

「そんなの……なんで私に」

「好きそうだったから」

「気絶するのがか?」

「うん。実際気持ちよかったでしょ?」

確かに気持ちよかった。
癖になる人がいるというのもまあ……頷ける。
725 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:34:22.00 ID:Ipyk1RmMo
「もうやんな。危ないだろ、失神とか」

「やるなって誰に?」

「誰にでもだ」

とにかく、こいつは上手い。
それは分かった。

しかし、だからなんなのだ。
私はこいつのキスに興味があっただけで、女の人が好きだとかそういうのではない。ノーマル……だと思う。

どっかりと座り直し、自分の分のケーキを選ぶ。次はモンブランだ。

「またしたくなったら言ってねー。いつでも気持ちよくしてあげる」

ふん。
ばくりとモンブランを口に運ぶ。
するもんか。認めてたまるか。
友人として一緒にいるのは楽しい。でも、行為を迫るのは違う。

「…………」

レイラに目線をやる。
美味しそうにイチゴを味わって、口の端のクリームを舐め取っている。
それだけで私の脳内ではさっきの光景がフラッシュバックする。
赤い舌がまるでしつこい蛇のように私の口内を責め立てて……それは言いすぎか。
でも、レイラの舌から目が離せない。

行為はしない。絶対に誘わない。
……けど、キスは気持ちよかったからまたしてもらおうか。
なんて変なことを考えるクリスマス。
夜は更けていく。
726 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:35:33.84 ID:Ipyk1RmMo
奏サイドーー


奏「め、メリークリスマス!」


奏母「あらあら、どうしたのその格好は……」


奏「き、今日学校の行事で近くの小学校まで行って……サンタさんの格好をして小学生と遊んで、それで、お土産? に、この帽子とケープを貰って……」

奏「それで、せっかく貰ったんだし役立てようと思って……着てみた」


奏母「似合ってる。可愛いわよ、奏」

奏母「そうだわ、せっかくだし……」ゴソゴソ


奏「?」


奏母「これ、茅ちゃんに渡してくれるかしら?」


奏「これ……チキン?」


奏母「そうそう。いつも大岸さんのところとクリスマスパーティーをしていたけど、茅ちゃんがいないし……でも何もしないのもつまらないから作ったのよ」

奏母「どう? 茅お姉ちゃんに渡してくれる?」


奏「うん。任せて」
727 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:36:00.31 ID:Ipyk1RmMo
白百合荘ーー


奏(この部屋だよね……)


ピンポーン


真央「はーい……。……い、いやったあああああああぁぁぁぁ!!!」


奏「!?」ビクッ


真央「神は真央を見捨てていなかった……天使の如きサンタクロースを遣わせてくれた……!!」


茅「落ち着け真央ちゃん」ヒョコッ


奏「あ、茅お姉ちゃん」


茅「やほ、奏。やかましくてごめんね」


真央「ほんともう……破壊力高すぎる……」


奏「あ、あの、これっ」ズイッ

奏「お母さんが作ったグリルチキンです。クリスマスなので食べて、と」


茅「おおー! おばさんの料理! 美味しんだよねー、ありがとー!」


奏「そうだ。茅お姉ちゃん」


茅「ん?」


奏「メリークリスマス、です」


茅「ん、メリークリスマス!」


真央「メリー……クリスマス……!!」


茅「まだ可愛さ噛み締めてる……」

茅「しかしなー。お返しがないぞ」


奏「お返しだなんてそんな。お母さんの勝手ですから」


茅「いやいや、そうもいかない……そうだ!」


奏「?」


ーーーーーーー
728 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:36:26.38 ID:Ipyk1RmMo
サラ「あ、奏ちゃんに茅さん! いらっしゃいです」


茅「ども、サラさん」


奏「お、お久しぶりです、サラさん」


茅「物はあげられないけど、それなりに上等な時間をあげるよ」

茅「サラさんに任せることになるけど、一年に一度の日だし……楽しんでね!」


サラ「ふふ、任されました」ニコッ


奏「あ、ありがとうございます。茅お姉ちゃん」


茅「お礼は言いっこなし。じゃ、あたしはこれで失礼するね!」


バタンっ


サラ(……ど、どうしましょう)ドキドキ

サラ(ワタシのことを好きな人と……ふ、二人きり)ドキドキ

サラ(いえ! 変に意識するからいけないんです。ここは普段通りのクリスマスを……)チラッ

サラ「……ぁ」


奏「……?」


サラ「奏ちゃん、その格好……」


奏「え、あ、これ。学校の行事で使ったものなんです。終わったあとに貰って……」


サラ「……とても、似合ってますよ」ナデナデ

サラ(……これくらいはセーフ。ですよね? だって、本当に似合っているんですもの。可愛くないなんて嘘をつく理由はありません)
729 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:36:52.64 ID:Ipyk1RmMo
奏(どきどきして、ふわふわする)

奏(人を好きになるって……こんな感じなんだ)


サラ(か、奏ちゃんが黙ってしまいました……)


奏「……」


サラ「……」


奏「……あの」


サラ「は、はいっ」


奏「やっぱり迷惑だったでしょうか」

奏「突然来て、構え、だなんて」


サラ「そんなことありませんよ! 来てくれて嬉しいですっ」

サラ「やっぱりクリスマスに家族に会えないのは寂しいですからね」


奏「家族……」


サラ「だから、今日は来てくれて嬉しいんですよ」

サラ「あ、でもでも、家族の代わりとかそういうことじゃなくて、奏ちゃんが来てくれたことが純粋に嬉しいって意味でーー」


奏「分かってますよ。サラさんはそんなひどい人じゃありませんから」
730 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 21:37:19.84 ID:Ipyk1RmMo
奏「……サラさん」


サラ「はい?」


奏「私も、クリスマスにサラさんに会えて嬉しいです」


サラ「ふふ、どういたしまして、ですかね?」


奏「……」グッ

奏(今日……いっそ告白してしまおうか)

奏(この気持ちに気づいてから、幸せだけど苦しくて……すぐにでも打ち明けたいような、ずっと黙っていたいような、変な気持ち)

奏(どう……しよう)


安価↓から
告白するorしない3票先取
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 21:54:29.17 ID:gl86KLfa0
更新やったー!
する
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 22:01:51.63 ID:kmuj+DciO
する
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 22:15:23.04 ID:xy8HawE60
する
734 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:25:28.87 ID:Ipyk1RmMo
奏(ーーしよう。こんなこと、先延ばしにしたって仕方ない)

奏(サラさんを困らせることになるだろう。でも、それでも……)

奏(ほんとに、好きなんだ。この気持ちを知ってほしい、聞いてほしい)


サラ「? どうしました?」


奏「……いえ、なんでもありません。それより、何かしませんか? ずっとぼーっとしているのはもったいないですよ」


サラ「それもそうですね。んー……せっかくクリスマスなんですし、出かけてみましょうか。きっと楽しいですよ」


奏「はい、行きましょう」


サラ「クリスマスフェアを駅前でやっていたはずです。行ってみましょうか」


奏「はい」


ーーーーー


サラ「寒くありませんか?」


奏「少しだけ……サラさんこそ大丈夫ですか?」


サラ「ワタシは寒さに強いので平気です!」ムンッ


奏「羨ましいです……へくちゅっ」


サラ「あ、あらら。どこか暖かいところに入って暖をとりましょうか」


奏「うう……はい……」
735 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:26:29.45 ID:Ipyk1RmMo
雑貨屋ーー


奏「あったかい……」


サラ「あったかいですねー」


店員「いらっしゃいませー! ただいまクリスマスフェアをやっておりまーす!」


サラ「クリスマスフェア……」キョロキョロ


奏「確かにクリスマスチックなグッズが多いですね……」


サラ「せっかくなので少し見ていきましょうか」


ーーーーー


〜♪


奏「わっ」ビクッ

奏(びっくりした……オルゴールか)


サラ「……♪ 〜♪」


奏(歌ってる……)


ーーーーー


サラ「おおー」


奏「スノードームですね、キレイです……」


サラ「スノードーム……ふむふむ」


ーーーーー


サラ「このマフラー可愛いですねー」クルクル


奏「あ、あの、なんで私に巻いてるんですか?」


サラ「似合うかなーと。……うん、とっても似合ってますよ」


奏「……ありがとうございます」
736 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:27:13.57 ID:Ipyk1RmMo
スーパーーー


サラ「か、奏ちゃん本当にいいんですか? 晩御飯が私の料理なんかで……」


奏「『なんか』だなんてそんな! 私、サラさんの料理大好きですからっ」


サラ「……そういうことなら、腕によりをかけて作らせてもらいます。何か食べたいものはありますか?」


奏「し、シチューが食べたいです。サラさんのシチュー、ほんとにすごく美味しいので」


サラ「分かりました! では、食材を手分けして買いましょう。牛乳が切れてたはずなので牛乳と……バターもついでなので持ってきてもらえますか?」


奏「はい、分かりました」


ーーーーー


奏「……あ」

奏(スーパーの端っこ……お花屋さんがある……)

奏「……」キョロキョロ

奏「あの……」


店員「はい?」


奏「お花をプレゼントであげたいんですけど……」


店員(今どき珍しい……。クリスマスに、親にかしら?)

店員「じゃあ……これ、ガーベラなんかいいと思うわ」


奏「じゃあそれを……一輪だけください」

奏(一輪だけならコートの内側に入れておけばバレない……よね。潰れないように気をつけておけば……)


店員「はい。気をつけて持って帰ってね」


奏「はい。ありがとうございました」ペコリ


ーーーーー
737 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:27:44.88 ID:Ipyk1RmMo
白百合荘 5号室ーー


サラ「さて、早速シチューを作っていきます! 奏ちゃんはテレビでも見て待っていてください」


奏「いえ、手伝いますよ。何もしないのは性に合いませんから」


サラ「そうですか? じゃあ一緒に作りましょうか」

サラ「んと、奏ちゃんは野菜を切ってください」


奏「はい、任せてください」


ーーーーー


ジャー


トントントン


コトコト


ーーーーー


サラ「完成ですっ!」


奏「おお……!」グウウ…

奏「!」バッ


サラ「ふふ、お腹空きましたよね。早速食べましょうか」


奏「は、はい……///」
738 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:28:11.54 ID:Ipyk1RmMo
奏「あむ」モグ

奏「……おいしい」


サラ「手伝ってくれた奏ちゃんのおかげですね」ニコッ


奏「あ、ありがとうございます。そう言ってもらえると、嬉しい、です」テレテレ


サラ「ではせっかく美味しいシチューですし、冷めないうちに食べてしまいましょう」


奏「はいっ」


ーーーーー


奏「ごちそうさまでした」


サラ「はい、お粗末様でした」

サラ「〜♪」カチャカチャ


奏(……もう夜だ。家には泊まるって連絡してあるけど……)

奏(いい雰囲気になったら告白して、ガーベラを渡して……)

奏(……いい雰囲気? いい雰囲気ってなんだっけ……)

奏(なんか、こう、仲良し? な感じで……それで、えっと)

奏(……わ、分からない)ズーン

奏(どうしよう、『いい雰囲気』が分からないのに告白なんてできるの?)


サラ「奏ちゃん?」


奏「わっ!? な、なんですか!?」


サラ「お、おどかしてすみません。でも奏ちゃんボーッとしてて……考え事でも?」


奏「あ、その、えと……こ、これ!」ガサガサバッ
739 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:28:37.79 ID:Ipyk1RmMo
サラ「お花……ですか?」


奏「す、す、す、すきです!!」


サラ「…………」


奏「……っ……」


サラ「そう、ですか」

サラ「それは多分「人として」とかではなく……「恋愛的な意味で」の「好き」……なのですよね」


奏「は、はい……っ」


サラ「なんとなく、知ってはいました」

サラ「学園祭のときの奏ちゃんの態度で、なんとなく」


奏「……」


サラ「いえ、ここでうだうだ言っても仕方ありませんね。お返事をさせてください」


奏「っ」ビクッ
740 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:29:04.04 ID:Ipyk1RmMo


サラ「奏ちゃんとは付き合えません。ごめんなさい」ペコリ

741 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:29:30.07 ID:Ipyk1RmMo
奏「そ……」

奏「そう、ですか」


サラ「ワタシも奏ちゃんのことは好きです。でもそれは友達として、です」

サラ「そもそも奏ちゃんもワタシも若すぎます。高校生と小学生……こんなカップル聞いたことありませんよね」


奏「それは、そうですが……っ」


サラ「……普通に、お友達でいましょう? この話は聞かなかったことにしますから」


奏「は……いっ」ポロポロ

奏「ぐずっ……えぐ……っ」


サラ「もう……」ギュッ ナデナデ

サラ「焦ることなんかないんですよ。ゆっくり大人になって、それから好きな人を見つけたらいいんです」ポンポン


奏「はい゛……っ」グスグス


サラ「……」ポンポン ナデナデ


ーーーーー
742 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:29:58.00 ID:Ipyk1RmMo
朝ーー


奏「……」ムクッ

奏(泣きすぎた……頭痛い……)コツンッ

奏「……?」

奏(なんだろ、この箱。……『奏ちゃんへ』って書いてあるけど)カパッ


〜♪


奏「っ」ビクッ

奏(お、オルゴール? びっくりした……)

奏(メッセージカードも入ってる。えっと……)


サラ『Merry Christmas!
   このオルゴールの曲はイギリスでも有名な曲です。つい買ってしまいました。
   ぜひ奏ちゃんにも聞いてほしいので、クリスマスプレゼントとしてさしあげます! Sarah Minadzuki』


奏「……」


♪ ♪ ♫


奏「『木星』……」


♫ ♫ ♫


奏「……」


サラ「んー……」ゴロン


奏(フラれた……のに、こういうことされたら……期待するじゃないですか)

奏「……ばか」ボソッ
743 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:31:24.24 ID:Ipyk1RmMo
茅サイドーー


時を少し遡りーー。
奏と別れたあと、茅の部屋。

たべたたべたー。お腹をぽんぽんさすりながら真央ちゃんが呟く。
テキパキとお皿をさげて水に漬けて、こういう細かいところで少し尊敬してしまう。
あたしは面倒くさがってお皿も下げないでいるタイプで、お母さんに怒られることも何度となくあった。
真央ちゃんはさも当然のように家事をこなすし、苦労だとか面倒だとか思っていないんだと思う。
そんな人の彼女である以上、あまりにものぐさだと捨てられかねない。
つい今しがた真央ちゃんがしたように、満たされたお腹をぽんぽんとさすり、そしてあたしもお皿を流しへと持っていく。

「あ、置いといてー」

真央ちゃんはすでに手を泡まみれにして、自分のお皿を洗っていた。
あたしもお皿を持ってきてくれると信頼しているからこそ、さっさと皿洗いに取り組んだのだろう。
ちょっと意思疎通できたようで、嬉しくなる。

「ごめん茅ちゃん、袖まくってくれる?」

「あ、うん」

見ると、真央ちゃんの右腕がシャツの袖によって隠れていた。
右手で手首を、左手で袖を手首のあたりで掴んで、肘まで持ち上げる。
ずるっと露わになる真央ちゃんの細くて白い腕。
雰囲気もなにもないのに、ドキッとしてしまう。

「ありがとー」

その言葉にハッとして手を離し、あたしは一度部屋に引っ込む。
744 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:31:51.59 ID:Ipyk1RmMo
ああもう。変態な自分がいやになる!

去年はクリスマスに誰とセックスをしたかと嬉々として語るクラスメイトが何人もいた。
デリカシーがないなと聞き逃していたが、いざそれが可能な立場に置かれるといやでも意識してしまう。

性の六時間……と言ったか。
ややそれには早い時間だが、時間帯はそこまで問題ではない。
好きな人と、二人きりである。
彼女と、二人きりである。
彼女と、クリスマスに、二人きりである。

……ああ、やっぱり考えちゃう。

「茅ちゃん?」

「は、はいっ!?」

うわ、今自分でも分かるくらい肩跳ねた。驚きすぎでしょ。

「いや、ボーっとしてるからどうしたのかなーって。眠い?」

「いや、そんなまさか。まだ7時だよ?」

「だよねー。なになに、なんか考えごと?」

考えごと、と言われてついさっきのことを思い出す。
性の六時間……。
いやいや。

「んーん、なんにも。ボーっとしてただけだよ」

「そっか」

それ以上追求してくることもなく、二人で並んでテレビ前に座る。
バラエティ番組を笑いながら見て、どんどん夜はふけていった。
745 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:32:18.73 ID:Ipyk1RmMo
が、真央ちゃんの様子がおかしい。
九時を過ぎたあたりから、しきりに時計を気にするのだ。
そのたびに性の六時間という言葉が脳裏をよぎるが、なんとかして堪えていく。

「ま、真央ちょっとおトイレ行ってくるね」

「うん、行ってらっしゃい」

とてとてと愛らしくお手洗いに向かう後ろ姿を見送って、机の上に放置されたスマホに気がついた。
画面の電源が入りっぱなしで、何かのお悩み相談サイトのようなものが表示されている。
大した差はないだろうが、充電ももったいないなと電源ボタンに手をかける。
その寸前、画面に目をやって。

「クリスマスのカレの誘い方……?」

そう。ディスプレイにはそう表示されていた。
え、え、と脳内が慌て始める。
これはつまり、真央ちゃんも期待していたというーー。

その数瞬の思考は小さな手によって阻まれることになる。
トイレから戻ってきた真央ちゃんが赤い顔をしてスマホを取り上げたのだ。

「み、みた……?」

スマホを胸に抱きかかえるようにして隠し、赤い顔で涙目で上目遣い。可愛いのフルコース。

「ご、ごめん……見た」

その言葉を受けて、真央ちゃんはベッドへと勢いよく潜り込んだ。
ホコリが舞う中、枕で顔を隠している。

「も、もう寝る! 恥ずかしいから寝る!」

わーっと叫び、掛け布団にくるまってしまう真央ちゃん。
いや、もうこれ……。我慢しなくていいよね。
746 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:32:59.55 ID:Ipyk1RmMo
ベッドに片膝を立て、真央ちゃんに被さるように腕をつく。
もぞっとシーツがうごめいて、赤い顔の真央ちゃんが顔を出した。
言葉も交わさずに黙って顔を近づける。

「……んっ」

ふに、と唇が柔らかく触れる。

「ん、んぅ……」

数ミリだけ離して、くっつけて、何回も何回もキスをする。
真央ちゃんはリップクリームもグロスもほとんど塗らないのにいつもつやつやの唇で、瑞々しさがそのまま溢れてしまったかのような錯覚に陥ってしまう。

「はぅ……かやちゃん……」

ぽーっとした顔の真央ちゃんが身じろぐ。
厚着した服のままでベッドに潜り込んだせいか暑いらしく、すでにうっすらと額に汗が浮かんでいる。
とりあえずベッドから降り、真央ちゃんをシーツから開放する。
真央ちゃん自身で厚手の長袖シャツを脱ぎ去り、上はヒートテック一枚となる。
その間あたしがジーンズのベルトを外し、下も触りやすくする。

服の上から胸に優しく触れると、ぴくんと小さく体を跳ねさせたあと声を圧し殺すように唇を固く結んでしまった。
それでは面白くないので、キスをして口を強制的に割り開く。

「んぅ……! ちゅ、ぢゅう……! あぅ……っ!」

服の下に手を侵入させ、そのまま下着もずらす。
ぴんと張った頂きを探り当て、軽くつまんでみる。

「ひゃあっ! あ、んあぁっ!」

がくがくと体を震わせ感じてくれる真央ちゃん。
力の抜けた体を寝かせ、ジーンズも一気に脱がせて床に落とす。
いつもの下着とは違う、濃いピンク。レースが全面にあしらわれたちょっぴり派手なものだ。
お気に入りの、勝負下着。
真央ちゃんの期待を感じるたびに、ぎゅうと胸が締め付けられる。
あたしを萌え殺す天才なのかもしれない。
747 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:33:40.50 ID:Ipyk1RmMo
下着の上から指を当てると、すでにうっすらと湿るほどにそこは潤んでいた。
そのまま上下に軽く擦ると小さな水音が聞こえてくる。

「は、く……んっ! あ、あ……!」

すでに腰は軽く震え、絶頂が近いことを示している。
いつもならここでスパートをかけるのだが、今日はもっと長く楽しみたかった。
真央ちゃんに覆いかぶさり、首筋にキスを落とす。
もちろんその間も下をいじるのはやめない。

「は、はあっ、かやちゃん、かやちゃんっ……! ん、ふ……あ……!」

かくかく、かくかく、と腰が震え、ついに真央ちゃんはあたしにしがみつく。

「ん、う、ぅうう……!! はあぁうう……!」

きゅううとあたしの頭を抱えるようにしながら真央ちゃんは体を震わせ続ける。

くてんと体から力を抜いた真央ちゃん。
はあはあと胸を上下させながら荒い息を吐き、その額には汗がじっとりと浮かばせている。
むあ、とやや汗ばんだ真央ちゃんの臭いが鼻をつく。

「……っ」

その臭いを浴びただけで胸の奥底がざわつく。

「かやちゃん、真央にも触らせて……?」

ああ、もう。ほんとうに。
愛らしくて、愛おしい。
748 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:34:08.26 ID:Ipyk1RmMo
互いに着ていた服は全て脱ぎ去り、裸で向き合う。
我慢できずに抱きつくと、あたしの胸がむにゅりと形を潰した。
抱き合ったまま深いキスをしながら、お互いに背中を撫であう。
背中を指でなぞられているだけなのに、ふわふわと気持ちいい。

「んふ、んう……! んっ、ふやぁ!?」

真央ちゃんが頭を下げて首を舐めてきて、あたしは間抜けな声を上げてしまう。
ちゅ、ちゅと頭をゆっくりと下げながら、キスをすることは忘れない。
そしてそのままてっぺんにたどり着き、ぱくりと咥えられてしまった。

「ん、まおちゃ……そこ、だめ……っ!」

「えー? それならー……」

つい口をついて「だめ」だなんて言ってしまったが、そんなつもりはちっともなかった。
やってしまったと思ったが、真央ちゃんは少しニヤけている。多分わざと胸を責めるのを止めたのだ。く、くそう。

悔しがっていると、真央ちゃんはさらに頭を下げてきた。
とりあえずキスをしやすいように寝転がると、真央ちゃんは四つん這いになって追撃してくる。

「な、なぁ!? そこ、はぁ……!」

真央ちゃんが動きを止めたそこは、あたしのおへそだった。
舌をくるくると穴の周りに走らせて、ちゅううっと吸ってくる。

「く、う……! はあ、まおちゃん、そこ、だめ……!」

ほんとにだめだ。おへそは、なんかだめだ。

「んー?」

聞こえないふりをする真央ちゃんは、躊躇なくつぷっと穴へ舌を突き入れてきた。

「あ、ああぁぁぁっっ!? な、んうううう、だめ、だめほんとだめっ!! あ、うぁあう!」

軽く出し入れされているだけなのに、とてつもない衝撃が体を走り抜ける。
ほんの数回、時間にして数秒のことだったが、舌を離す頃にはあたしは息が上がっていた。
おへその下がきゅうきゅうと疼く。
749 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:34:35.79 ID:Ipyk1RmMo
「わー、濡れ濡れだよ茅ちゃん」

おもしろ半分にあたしの下を割り開いて実況してくる真央ちゃん。
曰く、くぱくぱひくひくして、とっても具合がよさそう、らしい。
まさかおへそでそんなことになるなんて……。

「挿れるねー」

その声と共に、真央ちゃんの小さな指があたしの中に入ってくる。
ゆっくりとした動きだが、二本の指が的確に擦ってーー。

「に、にほんっ!?」

「え、うん。ほんとにすっごい濡れてるから最初っから二本でもいいかなーって」

「な、なああ……!」

今まで体を重ね合わせたときは、絶対に最初は指一本から始めていた。
なんとなく最初から二本も入れるのは怖かったし、一本でも充分に気持ちよかったのだ。
でも、そんな。そんなに濡れてるだなんて。

「ーーっ!!? あ、まお、ちゃんっ、まっ、まって……!」

考え事もなんのそのと、真央ちゃんは指を動かす。
何を考えていたかなど即座に吹き飛んで、気持ちいいことしか考えられなくなる。

「あ、あっ、あぁ……! まおちゃん、ぎゅー、ぎゅーして……!」

腕を伸ばすと、ふわりと体を被せてくれる。
全身で真央ちゃんの温もりを感じると、すごくイきやすいのだ。

体の奥から熱が溢れて、いよいよ爆発しそうになる。
それを見計らったのか真央ちゃんは頭を下げていく。

やだ、やだ、まおちゃんぎゅーして、ぎゅーしてイきたい。

そんなことしか考えられない。
頭がバカになって、気持ちよくイくことだけしか頭にない。
750 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:35:36.27 ID:Ipyk1RmMo
それを上目に見ながら真央ちゃんは舌を出す。

ずぷっ。

そんな擬音が脳によぎって。

「あ゛ぁっ! おへそ、おへそだめえっ!!」

体が大きく跳ねる。
とっくに脳の処理能力は限界だった。

「んぶ、ぢゅ、ぢゅぶっ」

「お゛っ、あ゛あっ! ん、ぐ……ぅぅう……! う、あ、あぁあ゛……!」

全身が気持ちいい。頭の中は真っ白で、まるで空を飛んでいるかのような浮遊感がつま先まで。
全然収まらなくて、きもちよくて、ちからはいらないのにびくってなって、あ、ああ。

「ふぁ、あ、あああああぁぁ……」

なんかちょろちょろきこえる。おしっこみたいなにおいして、でももうわかんなくて。

「おもらししちゃったね、茅ちゃん♪」

まおちゃんがなにいってるかわからないまま、あたしはいしきをてばなした。
751 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/04(日) 22:38:30.56 ID:Ipyk1RmMo
今日はここまで
明日、12月イベントを終了させたらキャラメイクをします

投下が遅れて本当に申し訳ありませんでした
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 22:41:22.01 ID:gl86KLfa0
3人分一気に書いてたらそら遅くなる訳ですわ。
相変わらず内容も濃くて素晴らしい。乙です。
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/05(月) 07:34:52.93 ID:Bl1Ngwp0o
ぐわああああああ これはァ!!
百合のときめきに身を焦がされまくりだぜ…おつおつ!!
754 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/05(月) 21:34:06.41 ID:zKKYliEso
早苗サイドーー

早苗(さむ……)ブルッ

早苗(あ、あら。裸……)


亜利砂「ん……」モゾ


早苗(そうでした。わたし、とうとうやってしまったんでした……)

早苗「……」ドキドキ

早苗「お、起きてくださーい……起きないとキスしちゃいますよー……」


亜利砂「んー……」


早苗「……んっ」チュッ


亜利砂「ん……?」パチッ

亜利砂「ふあ……」ノビー

亜利砂「……あ……!///」カアアア


早苗「おはようございます、亜利砂さん」


亜利砂「お、おはようございます……」


早苗「えーっと……」テレテレ


亜利砂「あ、あの、確認ですけど……」

亜利砂「私達……付き合う、ってことで……いいんですよね?」


早苗「は、はい」


亜利砂「そ、そうですか……」モジモジ
755 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/05(月) 21:34:58.95 ID:zKKYliEso
早苗「と、とりあえずシャワー浴びて着替えましょう」


亜利砂「え、あ……!」バッ


早苗「もうたっぷり見せてもらいましたから、今さら恥ずかしがらなくていいんですよ〜?」


亜利砂「む、無理です。まだ恥ずかしいですっ」


早苗「ではわたしは目を閉じてますから」パチッ

早苗「先にシャワー浴びてきてください。裸のままじゃ風邪を引いてしまいますよ」


亜利砂「それもそうですね……」ブルッ

亜利砂「じゃあお先に……」


早苗「あ、亜利砂さん」


亜利砂「?」


早苗「これからよろしくお願いします、ね?」


亜利砂「あ……は、はいっ!」


早苗と亜利砂編『八年』 完
756 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/05(月) 21:37:08.04 ID:zKKYliEso
綾子サイドーー


綾子(今年も終わりか……)

綾子(いろいろあったけど、いい一年だった)


レイラ「アヤコー! 遊びに来たよー!」


綾子「はいはい、よく来たな」

綾子(……来年はどうなることやら)


告白、されてしまいました。

  とうとう、告白しました。

好きです。たった四文字。それだけで、確かに何かが変わってしまう。

  好きで、大好きで、この人にずっと愛されていたことが嬉しい。

友達でいれたら。

  友達のままではいられなかった。

『十二月のクリスマス』

757 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/05(月) 21:40:05.63 ID:zKKYliEso
22時から新キャラを募集します(2キャラ)

テンプレート↓
【名前】
【年齢】
【職業】
【容姿】
【性格】
【好きなこと、もの】
【入居理由】
【備考】

22時になったら改めて募集開始の宣言をします
758 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/03/05(月) 22:00:00.38 ID:zKKYliEso
では募集します
安価↓から3人程出るまで
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/05(月) 22:02:07.77 ID:GCIK7bur0
【名前】 千場 翼(ちば たすく)
【年齢】 22
【職業】 大道芸人
【容姿】 明るい茶髪のショートで碧眼、かわいい系の見た目。胸は大きく、背は低めのトランジスタグラマー。
服装は普段はジーパンとシャツ、ステージ衣装は黒いミニスカートの魔女っ娘のような格好にスパッツを履いている。
【性格】 ボーイッシュなボクっ娘、飄々としたいたずらっ娘
【好きなこと、もの】 手品、ドッキリグッズ集め、ジャグリング、サプライズ、人の驚いた顔と笑顔
【入居理由】 独立のための拠点を探していたら『師匠』から紹介された。
【備考】 家の事情が複雑であり、幼い頃は『男子』として育てられた。一人称がボクなのはその影響。その後紆余曲折あり『師匠』に引き取られてからは『女性』として生きているが、未だにスカートはスパッツを履かないと恥ずかしくてはけない。
最近売りだし中であり、路上公演や地域のイベントなどを中心に参加している。
暇なときは住民に対して手品やドッキリグッズを使ったいたずらを仕掛けて遊んでいる。
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/05(月) 22:37:20.12 ID:2yFa8Hm90
2人暮らしです、少し重たいです

【名前】轟 由(とどろき ゆう)
【年齢】20
【職業】大学生
【容姿】金髪ロング、日によって髪型はコロコロ変える、低身長、流行物な服装
【性格】男と妹の敵以外には饒舌、少しドジだが良いお姉ちゃん、むっつりスケベツンデレ
【好きなこと、もの】妹、料理、我が家、人肌、会話
【入居理由】大学に近くて女性しかいないアパートを選んだ
【備考】双子姉、あの時にもっと妹を守れたらといつも後悔している、妹が心配でたまらない
常に妹を守るように行動してるが、男と暴力がトラウマなので逆に守られることも多々
    すごいかっこつけたがり、中2病、ドヤ顔がチャームポイント、不安から来るスキンシップ過多が原因でその手の人を勘違いさせやすい

【名前】轟 貝(とどろき かい)
【年齢】20
【職業】大学生
【容姿】黒髪ゆるふわロング、低身長、ちょっと心配な細さ、男に媚びる服装
【性格】一見愛想良く見えるが内心黒くて冷めてる、2人きりの時のみ姉に素直に甘える、隙あらば姉とヤろうと考えてる
【好きなこと、もの】姉、姉との性行為、ネトゲ
【入居理由】姉に引っ付いてきた
【備考】双子妹、元ツンデレだが不信(姉除く)が原因でデレが消え去った、姉が心配でたまらない
    過眠症も患っていて外でもよく寝るために姉に背負われる日々、恥ずかしいけど満更でもない
    言わないだけで不信を治したいと思っている、生粋の変態、姉をディスる人に手を出すのが早すぎで容赦もないためにかなりの問題児

【双子備考】中学の時に誘拐、監禁、数週間に渡る暴行と強姦の後に救出されたロリ体型双子姉妹、これが原因で双子の人生が狂った
    依存し合い、何かがあると頻繁に姉妹間性行為に走る、恋愛的な意味合いは薄く歪んだ姉妹愛の結果
    姉がレズにモテるために頻繁に付き合う、が依存気味で不安定な本性を見るとすぐに逃げられる、なので最近は恋愛自体諦め気味
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