【安価】住人(♀)「白百合荘で過ごす日々」【百合】

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814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 01:10:29.96 ID:1mckoHAcO
偶然入った喫茶店で透と相席になった綾子
透から「レイラが好きなのか」と切り出されて困惑する
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 23:56:25.99 ID:2rTLSC7A0
綾子の部屋に遊びに行った際にどこかぎこちなくも珍しく綾子から寄って来るがぎこちないので解すために悪戯で胸を揉むレイラ
嫌とは思わず自分の気持ちがよく分からない綾子がなすがままなのでそのまま悪ノリしてテクを発揮
816 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 19:57:09.10 ID:0jAAj3Sco
喫茶店ーー


カランカラン……


綾子「あの、一人なんですけど……」


店員「申し訳ございません、ただいま大変混み合っておりまして……相席となりますがよろしいでしょうか?」


綾子「あ、はい、大丈夫です」


店員「ではご案内しますね。こちらへどうぞ」


綾子「え」


透「あ」


綾子「……カフェモカ一つお願いします」


店員「はい、ただいまお持ちいたしますね」


透「……」


綾子「……」ストン


透(相席って……よりによってこの人と……)


綾子(んー……なんかこの人苦手なんだよなあ。レイラと仲いいし……)


透「……」チラッ


綾子(あー、練習終わりだからってこんなとこで休憩しなきゃ良かったかなー……)


透「……あの」


綾子(レイラと相席だったら楽しいんだけどな……上手くいかないもんだ)


透「……あのっ」


綾子「わっ、え、なに?」


透「……聞きたい、こと、が……」


綾子「聞きたいこと?」


透「……あなたは、レイラさんが好きなん……ですか?」


綾子「は、はあっ!?」ガタッ


店員「きゃっ!」


綾子「あ、す、すみません……」オズオズ


店員「いえ……あ、こちらカフェモカになります」コトッ

店員「し、失礼しましたっ」ピュー
817 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 19:57:36.18 ID:0jAAj3Sco
綾子「れ、レイラを好きって……」


透「レイラさんといると、笑顔が多いから……わたしといても楽しくないからかもしれないけど……そういうのを抜きにしても、綾子さんはレイラさんといる時が一番嬉しそう、だから」


綾子「ま、待って。考える」

綾子(好きって、いや……あいつといるのは楽しいけど、キスも気持ちいいけど、いや、ええ?)

綾子(好き、好きってなんだ? キスして、え、えっちしたりしたくなることか? それって私がレイラに感じてること……か?)グルグル


透「……あの、ごめんなさい、そんなに悩むとは思ってなかった」


綾子「ん、ん? もういいの?」


透「うん、もういい。……また時間取れるときにでも聞くかもしれないけど、今は早く席空けてあげた方がいいと思うし……」


綾子「そ、それもそうだな。さっさと飲んで帰ろう」ガバッ ゴクゴク

綾子「ぅあちっ!」


透(焦りすぎ……)


ーーーーー


カランカラン


店員「ありがとうございましたー」


綾子(あーもー……透の奴が変なこと言うからレイラのことしか考えられないじゃないか)

綾子(……レイラの唇気持ちよかったな……)

綾子(じゃなくて! あーもー!)
818 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 19:58:02.65 ID:0jAAj3Sco
白百合荘ーー


レイラ「あ、おかえりー」


綾子「れ、レイラ!? なんでここに……」


レイラ「近くまで来たからせっかくだし寄ってみた。都合悪かった?」


綾子「いや、それは大丈夫だけど……」


レイラ「よかったー。じゃ早く部屋に行こうよ。寒くてかなわないや」


綾子「あ、ああ……」


ガチャ


綾子(こんな状態でレイラに会うなんて……どうしたらいいんだ)モンモン


レイラ「コーヒー淹れるねー」


綾子「あ、ああ……私にも頼む」


レイラ「はいよー」コポコポ


綾子「……なあ」


レイラ「んー?」


綾子「あー……なんだ、その……」

綾子「んと……」

綾子「……な、なんでもない」


レイラ「んー。はい、コーヒー」


綾子「あ、ああ……ありがとう」


レイラ「……」ジーッ


綾子「……」ポケーッ


レイラ(……変なの。アヤコがこんなにぼーっとしてるの初めて見たかも)


綾子「な、なあレイラ……き、キスしてくれないか?」


レイラ「おおう、突然だね。したくなっちゃった?」


綾子「したくなったっていうか、確かめたくなったっていうか……」ゴニョゴニョ


レイラ「してもいいけど……そうだな、アヤコからしてみてよ」


綾子「私から……?」


レイラ「そ。アヤコから私にキスするの」

レイラ「できないならー……今回はなしかな?」


綾子「す、するっ、するよ」
819 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 19:59:09.00 ID:0jAAj3Sco
レイラ「ではいつでもどーぞ」


綾子「……っ」ギュッ


ちゅっ


綾子(……柔らかい。あったかい)


レイラ「……おしまい?」


綾子「……うん、もういい」


レイラ(なんだ、つまんないの)

レイラ(イタズラでもしてあげようかな)ニヒッ

レイラ「ア、ヤ、コー」スリスリッ


むにゅむにゅ


綾子「な、お、おい!」


レイラ「対価対価ー。キスしてあげたんだからちょっとぐらいいいじゃん?」


綾子「はぁ……っ、レイ、ラ……!」


レイラ「……っと、イタズラはこんなもんでいいや。あんまりしつこくして嫌がられてもあれだしねー」ピタッ


綾子「……ゃじゃない」


レイラ「ん?」


綾子「いやじゃ……ない」


レイラ「……アヤコ、それはずるい」

レイラ「今拒否しなかったらまた最後までしちゃうよ?」スリ…


綾子「……っ」ギュッ
820 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 19:59:37.62 ID:0jAAj3Sco
レイラ「ふー……」


綾子「っ!」ゾクゾクッ


レイラ(あー、これはマズい……。私も止まれない……)スルッ


ふにっ、むにゅっ


綾子「は、あ……っ」


レイラ「ほんと、でかいね」


もにっ、きゅっきゅ


綾子「ちくび、だめ……っ」


レイラ「もっとして、でしょ……?」


綾子「あ、う……!」ゾクゾクッ

綾子「も、もっと……して……」


レイラ「よくできました♪」


ぎゅうぅっ


綾子「あぁっ! は、あぁんっ!!」ビクビクッ


レイラ「でっかくて感度もいいとかお得だねー」クニクニ
821 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 20:00:04.03 ID:0jAAj3Sco
綾子「れいら、れいら……っ」ギュウウッ


レイラ「……っ」


するっ


レイラ「したも触るよ……?」


綾子「っ」コクコクッ


くちっ くちゅっ


綾子「あっ……ぅ……」フルフル


ぐちゅっ、ぬちゅっ


綾子「あ゛っ……は、あ……!」ビクン


レイラ(すご……どろどろだ……)


ぐぢゅ、ぶちゅ、ずちゅ


綾子「あ、んぁ……!! ひ、っ、ーーーっ」ビクビクッ


レイラ(イった……)


綾子「はっ、はっ、はぁ……っ」フルフル

綾子(こんな、また、簡単に……)ヒクッヒクッ


レイラ「あー、えっと……ご、ごめん帰るねっ」

レイラ「なんかさ、どっちも冷静じゃなかったし、ね、一回落ち着こう!」バタバタ


レイラ「じ、じゃあねっ!」


バタンッ
822 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 20:00:36.01 ID:0jAAj3Sco
奏サイドーー


奏「サラさん、おはようございます」


サラ「あ、奏ちゃん。お、おはようございます」


奏「サラさ……」


サラ「す、すみません奏ちゃん。ワタシもう行くので、失礼しますねっ」タタッ


奏「……」

奏(えーっと……)

奏(この反応は手紙を読んだってことで間違いない……ですよね)

奏(嫌われた……かな)


ーーーーー


綾子の部屋ーー


綾子「突然どうしたの、奏。あ、お茶どうぞ」コトッ


奏「ありがとうございます……」ズズ…

奏「……サラさんのことで、相談があります」


綾子「お、おう」ゴクリ


奏「実は、去年のクリスマスに告白をして……」


綾子「お、おお! ど、どうだった?」


奏「……振られてしまいました。友達でいましょうって」


綾子「そっか……」


奏「それは、まあいいんです。気持ち悪いとか、そういうことを言われなかっただけでも嬉しかったです」

奏「でもその……最近サラさんが冷たい……っていうより、避けられてるみたいで」


綾子「そうか……」

綾子「サラが奏のことを嫌いになったわけではないもんな」


奏「嫌われた……かもしれません」

奏「新年パーティのとき書いた手紙に、もしかしたら引かれてしまったのかも……」
823 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 20:01:15.96 ID:0jAAj3Sco
綾子「手紙? 何書いたんだ?」


奏「ええと……『私はまだサラさんのことが好きです、きっと私のことを好きにさせてみせます。もう一度お話しさせてくれませんか』みたいなことを書きました」


綾子「ふむ……随分大胆な……」


奏「ま、まさかサラさんのところに手紙が行くなんて思ってなくて……手品ってすごいです」


綾子「でもそうだな……サラが奏を嫌ってるのはないと思うぞ」

綾子「ここで何度か会ってるけど、むしろ奏のことを心配してて……ああ、振ったから奏が落ち込んでないか不安だったのかな」

綾子「まあつまり、サラは奏を避けてなんかいない。むしろ奏のことは気にしてるよ」


奏「ほ、ホントですか?」


綾子「不安になる必要なんてないさ。友達でいようって言うくらいだから、奏と一緒にいたくないってわけじゃないんだ」

綾子「それよりさ、もう一回話そうって手紙に書いちゃったんだから、どうせだしもう一度話し合ってみたらいいと思うよ」

綾子「なんで避けるのか、とかやっぱ本人に聞いた方が早いもんね」


奏「そう、ですね……。うん、そうですよねっ」


綾子「お、いい返事だ。頑張れ」


奏「頑張ります! 綾子さんも何かあったら……いや、中学生になんか相談しても意味ないかもですけど、お話し聞くくらいならできますから!」


綾子「わ、私!? 私はいいよ、そんな、相談なんてないし、うん」


奏「と、とにかくっ私行かないと! サラさん!」


綾子「そんなに焦らなくても……。ま、行ってらっしゃい」


奏「はいっ、行ってきます!」
824 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 20:01:42.88 ID:0jAAj3Sco
ーーーーー


奏(サラさんのお部屋に来たけど……)


サラ「……」


奏(何も喋らない……)

奏「……サラさん?」


サラ「は、はいっ!?」ビクッ


奏「えと、そんなビックリされると……」


サラ「それは、あの、手紙の……」モニョモニョ


奏「手紙……」

奏(や、やっぱり読んでるよね……)


サラ「そう、です」


奏「えーっと」

奏(完全に嫌われたわけではないんですよね……。友達ではいてくれるって……)

奏「……サラさん」

奏「なんで避けるんですか。手紙、気持ち悪かったですか」


サラ「そ、そんなことありませんっ」


奏「だったらなんで……」


サラ「それは……」


奏「それは……?」ジッ


サラ「っ」ドキッ

サラ(変にドキドキしてしまうから……なんて言えませんよ)


奏「……言えないならいいです。無理には聞きません」
825 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 20:02:31.39 ID:0jAAj3Sco
奏「私はまだ、サラさんのことが好きですから。……無理に聞いて嫌われたくありません」


サラ「っ」


奏「確かに、何年も経ったら他に好きな人もできるのかもしれません」


サラ「そう、そうですよ。それでいいんです。ワタシのことなんてその内忘れてーー」


奏「いえ、逆です。今はサラさんのことしか考えられません。だから……」

奏「だから、私のことを好きになってもらえるよう努力します」


サラ「奏……ちゃん」


奏「私の言いたいことは以上です。明日からよろしくおねがいします」ペコリ


サラ「は、はい」


奏「では、失礼しました」


がちゃ……ばたん


サラ「ーーーっ」カアアッ

サラ「奏ちゃん、奏……ちゃん……っ」ドキドキ


ーーーーー


奏(い、言いましたっ、言いましたよ、綾子さん!)

奏(これで避けられたりはしなくなる……はずです。やった、やった!)


奏ちゃんの行動にドキドキします。

  なんでレイラなんかにドキドキするんだろう。

きっとワタシはもう……。

  まさか私がレイラを……?

『一月のパーティ』

826 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 20:02:58.13 ID:0jAAj3Sco
奏「私はまだ、サラさんのことが好きですから。……無理に聞いて嫌われたくありません」


サラ「っ」


奏「確かに、何年も経ったら他に好きな人もできるのかもしれません」


サラ「そう、そうですよ。それでいいんです。ワタシのことなんてその内忘れてーー」


奏「いえ、逆です。今はサラさんのことしか考えられません。だから……」

奏「だから、私のことを好きになってもらえるよう努力します」


サラ「奏……ちゃん」


奏「私の言いたいことは以上です。明日からよろしくおねがいします」ペコリ


サラ「は、はい」


奏「では、失礼しました」


がちゃ……ばたん


サラ「ーーーっ」

サラ「奏ちゃん、奏……ちゃん……っ」ドキドキ


ーーーーー


奏(い、言いましたっ、言いましたよ、綾子さん!)

奏(これで避けられたりはしなくなる……はずです。やった、やった!)


奏ちゃんの行動にドキドキします。

  なんでレイラなんかにドキドキするんだろう。

きっとワタシはもう……。

  まさか私がレイラを……?

『一月のパーティ』

827 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 20:04:11.47 ID:0jAAj3Sco
最後連投してしまいました…

>>813
>>814
>>815
を採用しました
828 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/18(金) 20:04:49.49 ID:0jAAj3Sco
霞「……さむ」

霞「さむいさむいさむい〜っ」ブルルッ

霞「菫も学校始まっちゃったからいないし〜……」

霞「ていうか受験生だもんね。もうなかなか来れないよな〜……」

霞「……ネタ探し行くのもめんどいなあ〜……」


安価↓から2月中のイベントを募集
誰かの行動を指定してもいいです(ただし渚、理緒、茅、真央、早苗、亜利砂の優先度は下がります)
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:02:38.95 ID:Zk0KcH/OO
おつ

サラ、故郷のママに好きな人ができたかもしれない、でもこの気持ちが本当に恋なのかわからない、相手にどう伝えるべきかもわからない、と電話で相談
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 03:08:11.87 ID:XVnSC0Vh0
2、3日来れなかった間に汚部屋と化してしまった霞の部屋を掃除する菫だが受験勉強の疲れから途中で寝てしまう
目が覚めたら霞が膝枕してくれていた
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/19(土) 03:33:45.29 ID:KbT3nelAO
綾子との関係でモヤモヤしているレイラを偶然見かけた翼がマジックでレイラを笑顔にする
その後レイラの恋愛相談に乗りアドバイス、レイラは綾子への想いを自覚する
832 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/21(月) 19:12:09.43 ID:QcS//QwQo
>>829
>>830
>>831
を採用します
833 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/21(月) 19:12:49.94 ID:QcS//QwQo
霞の部屋ーー


菫「あーもー! また! 汚い!」


霞「お〜、久しぶり菫〜」


菫「なんでまだ三日も経ってないのになんでこんな汚くできるの……」


霞「不思議だね〜」


菫「もー……片付けるからゴミ袋出してくれる?」


霞「はいよ〜」


ーーーーー

ーーー




菫「っ、あ、あれ……」ゴシゴシ


霞「おはよ〜」ナデナデ


菫「わたし、ねてた……?」


霞「ん、寝てたね。ちょっとソファに腰掛けた瞬間に横になってたよ〜」


菫「ごめん、片付けの途中で……」ムクッ


ぐいっ ぽすんっ


霞「たまには寝てな〜。掃除させてたわたしが言っても説得力ないけど、とりあえず掃除はいいからさ〜」

霞「……もう少しで受験……ってかセンターももう終わってるんだもんね〜。せめて試験までは余計なこと考えなくていいよ〜」ナデナデ


菫「……そんなこと言うなら最初から部屋を汚くしないでくれればいいのに」


霞「これは手厳しい〜」


菫「でもま、ありがと。少し楽になったかも」

菫「……私がこうして片付けに来れるのもあとちょっとなんだね」


霞「……うん」

霞「……寂しくなるね〜……」ナデ…
834 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/21(月) 19:13:25.74 ID:QcS//QwQo
サラサイドーー


プルルルル……プルルルル……


サラ母「もしもし、サラ?」


サラ「もしもし、ママ、久しぶり」


サラ母「元気にしてるかしら?」


サラ「うん、元気。……あのねママ、お話があるの」


サラ母「どうしたの?」


サラ「ワタシね、好きな子ができたの」


サラ母「あら」


サラ「でも、ホントに好きなのか分からなくて、それに、告白すべきなのかも分からなくて……」


サラ母「うーん……」

サラ母「『好きな子』って……女の子かしら? 普通男の人に『子』なんて使わないわよね?」


サラ「あっ」

サラ「……うん、そう。女の子」


サラ母「ふふ、日本語って難しいわよね」

サラ母「ま、それは置いといて……女の子ねえ……」


サラ「変……かな」


サラ母「別に変じゃないわよ? というより変だって言われても好きなことには変わりないでしょう?」


サラ「うん」


サラ母「ならいいじゃない。私は応援するわよ」

サラ母「あ、ホントに好きなのか分からないんだったかしら。あと、告白するかも迷ってる」


サラ「うん、そう」
835 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/21(月) 19:14:04.66 ID:QcS//QwQo
サラ母「じゃあ聞くけど、あなたの留学の期限はいつまでかしら?」


サラ「……3月いっぱい」


サラ母「もう残り2ヶ月もないけど、伝えないで帰ってきても後悔しない?」


サラ「……する」


サラ母「はい、決まり。告白しなさい。で、私にその子の写真の一つでも見せてちょうだい」


サラ「……ママ、さっき言わなかったけどその子ね、まだ中学生なの」


サラ母「……」


サラ「きっと困らせちゃうよ……」


サラ母「……あーあ。私のサラがこんなに乙女になるなんて……」

サラ母「いい? サラはすごく良い子なの。そんなサラが理由もなく中学生を好きになるはずない」


サラ「……奏ちゃんは……」


サラ母「カナデちゃんっていうのね。そのカナデちゃんはサラから見て素敵な人?」


サラ「うん。小さいけど一生懸命で、すごく素敵な子だよ」


サラ母「サラにそこまで言わせる子よ。きっと応えてくれるわ」

サラ母「とにかく、残された時間は大してないんだから、後悔しない内に告白する! いいわね?」


サラ「……うん、ありがとうママ。スッキリした」


サラ母「ふふん、ママは強いのよ。じゃあね、しっかりやんなさいよ」


ブツッ


サラ「……よしっ」
836 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/21(月) 19:14:39.34 ID:QcS//QwQo
翼サイドーー


翼(まずった……)


レイラ「……」


翼(手品見せて調子に乗ってたらいつの間にか恋愛相談されることになった……)

翼(どうしてこうなった。いやほんとに)

翼「あー、レイラさん? なんで僕に相談を?」


レイラ「なんとなく?」


翼「そうですか……」

翼「……まあいいや。それで、相談って?」


レイラ「んーと、アヤコのことが好きなのかどうか分からないの」


翼「……はい?」


レイラ「だから、アヤコのことを好きなのか分からないの」


翼「あー、うん分かった。分かんないけど分かった」


レイラ「初めてなんだよ、こんな、自分から誰かに触りたいと思ったの」

レイラ「何人も抱いたことはあるけど……こんな感情はじめてで」


翼「だ……っ」

翼「……他の人に抱いたことのない感情を抱くって、それだけで特別なことなんじゃない」

翼「それが好意なのかどうかはボクには分からないけど、充分恋する人の顔してるように見えるよ」


レイラ「特別……アヤコは特別なのか……」

レイラ「なんかスッキリしたかも! ありがとう!」


がちゃっ ばたんっ 


翼「……ま、ボクに相談するのは違う気もするけどね」

翼「恋ねー……ボクもいずれするのかなー……」


安価↓からバレンタインのイベントを募集
誰かの行動を指定してもいいです(ただし渚、理緒、茅、真央、早苗、亜利砂の優先度は下がります)
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/21(月) 19:44:10.73 ID:FuRBSg1h0
翼が白百合荘面子なチョコを配って回る
うち一つに『激辛チョコ』を混ぜており、見事に真央が引き当ててしまう
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 10:28:23.97 ID:gyOEkhMd0
透がレイラにチョコを渡している所を目撃する綾子
見るからに本命のチョコに自分のチョコと比較して落ち込むがレイラは綾子から貰った方が嬉しいと発言する
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 16:21:55.87 ID:jC8pDH8j0
チョコをひたすらサラにアタックする奏とそれを避けるサラ
840 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/23(水) 18:10:56.65 ID:geADgcs4o
>>837
>>838
>>839
を採用します
841 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/23(水) 18:12:43.77 ID:geADgcs4o
綾子サイドーー


透「れ、レイラさん……こ、これっ」


レイラ「お、チョコくれるの!? そういえば今日バレンタインだったっけ」


透「っ」コクコク


レイラ「あーでもお返しするものないや……どうしよう」


透「お、お返しとか、そんな、いらないからっ」


レイラ「んー……じゃ、ちゅーしたげる。お返しになるかな」チュッ


透「……!!!」カアアッ


レイラ「ほんじゃね! 私これからアヤコのとこ行くから!」バイバーイ


綾子(アイツはまた家の前で……)


レイラ「アーヤコー」


ぴんぽーん


がちゃっ


綾子「はいはい、いらっしゃいレイラ」


レイラ「やほ。で、用事ってなにかな」


綾子「あー、その、私もチョコを用意したんだが……」


レイラ「!!」


綾子「なんか、透のやつの後だとどうしても見劣りするっていうか……」


レイラ「ほしい! ちょうだい!」ガバッ


綾子「あ、ああ……そんなに言うなら……これ」スッ


レイラ「わぁ……!」

レイラ「ふへ、なんか、アヤコからもらうと嬉しいねえ」ニヨニヨ


綾子「っ」ドキッ


レイラ「トオルのも嬉しくないわけじゃないけど、アヤコのがすごく嬉しい。ありがとね!」


綾子「……それは良かったな。ま、用事はそんだけだ」


レイラ「おー、じゃあ帰って大事に食べるよ」


綾子「ん。じゃあな」


ばたん


綾子「……へへ」ドキドキ
842 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/23(水) 18:13:20.59 ID:geADgcs4o
奏サイドーー


奏「サラさん」


サラ「!」ビクッ


奏「あの、これ」


サラ「し、失礼しますっ」ピューッ


ーーーーー


奏「チョコ……」


サラ「……」ダダッ


ーーーーー


奏(また避けられ……いや、それはない)

奏(だって、ついこの間話し合ったばかりだし、変な事だってしてない……はず)

奏(……もしかして)
843 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/23(水) 18:13:51.66 ID:geADgcs4o
奏「サラさんっ!」ガシッ


サラ「! な、なんですか奏ちゃ、けほっ」


奏「お部屋に入ってください!」グイグイ


サラ「げほっ、こほっ」


奏「咳してるじゃないですか! なんで歩き回ってるんです!」


サラ「だ、って、こほっ。熱は出てないから、けほっ」


奏「あーもー! 薬! 薬はどこですか!」


サラ「そ、そこの棚の下に薬箱が……」


奏「あった、咳止め……」ガサガサ

奏「とりあえず熱も測ってください」スッ


サラ「は、はい」


……ぴぴぴっ ぴぴぴっ


サラ「……38度1分……」


奏「熱あるじゃないですか……。食欲はありますか?」


サラ「はい、大丈夫です……」


奏「おかゆ作りますから、待っててください。すぐできますから」
844 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/23(水) 18:14:26.72 ID:geADgcs4o
ーーーーー


ことっ


奏「どうぞ」


サラ「ふー、ふー……あむっ」

サラ「……あむ……んぐっ」


奏「食べたら薬飲んでくださいね。咳止めと、解熱剤と」

奏「病院……明日平日だし……学校はお休みしてもらって……」ブツブツ


サラ「……奏ちゃん」


奏「はい?」


サラ「……なんでここまでしてくれるんですか?」


奏「?」キョト

奏「……理由なんていりますか? 好きな人が苦しんでたから、すこしでも楽にしてあげようと……」


サラ「……」ギュッ

サラ「奏ちゃん……こっち、来てください」トントン


奏「? はい……」ストッ


ぎゅうっ


奏「っ!? なぅあ!?」ビクッ


サラ「少しだけ、こうさせてください……」

サラ「今は誰かに甘えたい気分なんです……」ギュウ


奏「……」ナデナデ

奏「私でよければ、甘やかしてあげますよ」

奏(……今までサラさんが私にしてくれたように)
845 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/23(水) 18:14:54.69 ID:geADgcs4o
翼サイドーー


翼「あ、早苗さん! チョコどうぞ!」


早苗「あらいいの〜? いただきま〜す」パクッ

早苗「ん〜、甘くて美味しいわね〜」


翼「ハズレかー。次つぎー」


早苗「ハズレ……?」


ーーーーー


翼「あ、お二人! チョコどうぞ!」


渚「あ、ありがとうございます……」パクッ


理央「いただくね、あむっ」パクッ


渚「おいしい……」


理央「甘いねー」


翼「またもハズレか。そろそろ誰か当たらないかなー」テッテッテ…


渚理央「?」


ーーーーー


ぴんぽーん


翼「……あれ?」


ぴんぽーん


ーーーーー


奏サイドーー


ぴんぽーん


奏「あの、インターホン……」


サラ「いいです、出なくて」ギュウ…


奏「……」ナデナデ


ーーーーー


翼サイドーー


翼「出てこないや。別のとこ行こっと」
846 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/23(水) 18:15:27.43 ID:geADgcs4o
ぴんぽーん


がちゃっ


真央「はーい?」


茅「あ、手品師の人」


翼「あ、二人ともいた! チョコあげる!」


真央「おー! いいの!?」パクッ


茅「ラッキー。いただきまーす!」パクッ

茅「ん、んまっ!」


真央「……っ!!」

真央「かっ、っ!! ん、んんぅっ!!」ジタバタ


茅「ま、真央ちゃん!?」


翼「お、当たった当たった! 激辛ロシアンチョコレート!」


真央「ふん゛んん〜〜〜!!」ダンダン


茅「あああ……! だ、出して出して! あたしの手に出していいから!」


真央「んべっ! ひ、からっ! からいっ!」


翼「いひひ! じゃーねー!」


茅「アイツ……! と、とにかく部屋戻ろう! 水飲んで水!」


真央「ッ!」コクコクッ


茅「はいっ、お水!」


真央「んくっ、んぐっ……ぷはっ!」

真央「……まりゃひりひりする……」
847 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/23(水) 18:16:16.23 ID:geADgcs4o
茅「あ、甘いの食べたら治るかな……」


真央「? なにかあるの?」


茅「いや、ほんとはもっと後でかっこよく渡そうと思ってたんだけどさ……」ゴソゴソ

茅「その、チョコ、あたしも作ってきたから。これ食べて口直しして?」


真央「! うん! いただきます!」

真央「あ……」ピタッ


茅「?」


真央「茅ちゃんが食べさせてくれたらもっと効くかなー、なんて……」


茅「……ふふ、いいよ。あーんして」


真央「あー……」


茅「あむっ」パクッ

茅「んっ」チュッ


真央「んむっ!? ん、んぅ……」


茅「れろ、ちゅ……」


真央「んぁ、む、ちゅう……」


茅「……ぷはっ、どう? 甘かった?」


真央「……ん、甘かった。……もう一回して……?」


茅「っ」キューン

茅「お望みなら何度でも」パクッ


ちゅうっ


安価↓から2月のイベントを募集
誰かの行動を指定してもいいです(ただし渚、理緒、茅、真央、早苗、亜利砂の優先度は下がります)
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 18:23:55.88 ID:K2ZxnizG0
師匠命令でミニスカサンタ(スパッツ無し)のコスでマジックショーの宣伝をさせられてる翼を見つけた白百合荘メンツ+亜利沙
恥ずかしがってる翼に対し真央は仕返しとばかりに写真を撮ったりするがその後マジックショーを観覧する
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 20:40:43.43 ID:fyIcOOlCO
雪が降った事でテンションMAXなレイラを発見した綾子と偶然居合わせた透
ふざけたレイラに雪玉をぶつけられて童心に帰り三つ巴の雪合戦が始まる
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 21:39:26.52 ID:p/kzWHfA0
サラの風邪も無事全快したので当日でなくなってしまったけど改めてチョコを渡しまた自分の気持ちを伝えようとする奏、しかし奏が言おうとするのをやんわりと止め今度は自分から告白するサラ
851 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:51:08.13 ID:uxG9M8nho
>>848
>>849
>>850
を採用します
852 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:51:47.89 ID:uxG9M8nho
茅「あ」


真央「あー!」


翼「お、おねがいしまーす……っ! マジックショー、見てってくださーい……!」モジモジ

翼(す、スースーする……!)モジモジ


茅「どうする、真央ちゃん」


真央「んへへ……」スチャッ

真央「激辛チョコの恨みもあるけど……それを差し置いてもあの子も美少女だからねえ……」フヘヘ


カシャッ! カシャカシャ!


翼「!」ビクッ


真央「あ、こっちは気にせずどうぞー♪」


翼「んぐぐ……!!」モジモジ

翼「これからマジックショーやりまーす! 見てってくださーい!」


ーーーーー


早苗「マジックショー……」


亜利砂「見に行きますか?」


早苗「そうですね〜、うちの住人の晴れ舞台だし、見に行ってみましょうか〜」


ーーーーー


理央「渚、こ、これ……」


渚「マジックショー? あ、翼さんの……」


理央「い、一緒に見に行かない……?」


渚「っ」キュン

渚「理央さんの頼み事ならぜひっ、行きましょう!」
853 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:52:15.67 ID:uxG9M8nho
ーーーーー


菫「おーきーてー!」


霞「や〜だ〜……!」


菫「翼さんに来てって言われてるんだから、早くー……!」グイー


霞「あ〜も〜……。わかった、わかりましたよ〜」シブシブ


菫「まったく……早く支度してよね」


ーーーーー


綾子「サラ、大丈夫か?」


サラ「お医者さん曰く『心労から来る発熱なので、少し寝てれば治る』と。お薬も貰いましたし、大丈夫です」


綾子「そうか……。私は翼のとこ行ってくるけど、何かあったら連絡入れてくれよ」


サラ「ふふ、それも大丈夫です。なんたって奏ちゃんがいてくれますからね」


奏「わ、私ですか?」


綾子「ああ、確かにそれは安心だな。奏ってホントしっかりしてるよな。いろいろと」


奏「あ、ありがとうございます……」テレテレ


綾子「じゃ、行ってくるな」


サラ「はい、行ってらっしゃいです」
854 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:52:45.79 ID:uxG9M8nho
ーーーーー


翼(師匠はどっかズレてるんだよな……もう2月も終わるのにサンタの服って……)

翼(とりあえずやるか……)モジッ


ーーーーー


翼「どうもー! 今日はボク、千場翼のマジックショーに来てくれてありがとうございまーす!」

翼「さてでは、あいさつ代わりにこんなものを……」ゴソゴソ

翼「……あれ、名刺がここに……あ、あったあった」ズルッ

翼「お、おおっ」ズルズルズル

翼「おおーーーー」ズルズルズルズルズルズル


観客「あはははっ、すごいすごーい!」ドッ


翼「いや失敬失敬。ではちょっと名刺をばら撒かせてもらおうかな」グイッ


ばっ!!


翼「はっ!」


ふわっ


観客「あれ、名刺は!?」

観客「なにこれ、雪?」

観客「溶けた!? すごーい!」


翼(なんだ、ミニスカでもやれるじゃないかボク!)


ーーーーー


真央「パンツ見えてるね、チラチラ」


茅「うん……恥ずかしくないのかな」


ーーーーー


翼「まだまだいきますよー!」ワーッ


ーーーーー


渚「気にしてなさそうですし、いいんじゃないでしょうか……」


理央「良くはないけど、どうもできないもんね……」
855 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:53:15.55 ID:uxG9M8nho
ーーーーー


翼「ありがとうございましたー!」


ぱちぱちぱちぱちぱち


翼「へへっ、大成功だったな♪」


ーーーーー


しんしん……


綾子「……雪?」


早苗「あら、少し寒いとは思ってましたけど〜……」


亜利砂「一度帰りましょうか」


渚「……」ギュッ


理央「!」

理央「……」ギュウ


茅「外にいちゃ冷えるよ、帰ろう!」


真央「うん!」タタッ


ーーーーー


レイラ「うわはー! 雪ー!」


透「……きれい」


綾子「お、二人とも家の前でなにやってんだ」


レイラ「雪がすごいから外出てきたの! そしたらトオルもいた!」


透「……」ペコリ


綾子「んー……外じゃ寒いだろ、中入っ」ボスッ


レイラ「Yes! 命中!」


綾子「レーイラー!」ギュッギュッ


ひゅっ


透「んぶっ!?」


綾子「あ……」
856 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:53:45.88 ID:uxG9M8nho
透「……」ギュッギュッ


ひゅっ


レイラ「うおっ!?」

レイラ「トオル私のこと狙っ」ボスッ


綾子「油断大敵だぞレイラ! ははは!」


レイラ「ぬー!」ギュッギュッ


ひゅっ ひゅっ


透(……ちょっと楽しい)ワクワク


綾子「でりゃっ!」


レイラ「あまい!」


透「そこっ」


ひゅっ ひゅっ わーわー


ーーーーー


綾子の部屋ーー


綾子「あー……年甲斐もなくなにしてたんだ私たちは……」


レイラ「顔痛いよー」ジンジン


透「手が……」ジンジン


綾子「楽しかったけど、もうこりごりだな……」コポコポ


透「……同感」


レイラ「トオルー、手貸してー」ヒョイッ


ぴとっ


レイラ「うひゃー、私のほっぺよりトオルの手の方が冷たいー」


透「っ」ドキドキ


綾子「ほら、コーヒー淹れたぞ。二人とも飲め」


レイラ「わーい、いただきまーす」


透「……えへへ」ドキドキ
857 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:54:45.50 ID:uxG9M8nho
奏サイドーー


ぴぴぴっ ぴぴぴっ


奏「……36度7分。……良かった」


サラ「奏ちゃんの看病のおかげですっかり良くなりました!」ムンッ


奏「そうだ、あの、ほんとはバレンタインに渡そうと思ってたんですけど……」

奏「これ、チョコレートです。正真正銘、本命です」


サラ「あ、ありがとうございます」ドキッ


奏「サラさんっ、やっぱり私……」


サラ「……奏ちゃん、待ってください」


奏「は、はい?」


サラ「その続きは、ワタシに言わせてください」


奏「え……」


サラ「……すぅ」

サラ「……好きです。奏ちゃんのことが、大好きです」


奏「あ、え……!」


サラ「こんなにお返事が遅くなってごめんなさい」

サラ「ホントは、あの告白されたときにでもオーケーしたかったくらいです」


奏「……」


サラ「でも……」

サラ「ワタシ、もう少しでイギリスに帰ってしまうんです」
858 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:55:20.08 ID:uxG9M8nho
サラ「だから、別れることが分かっているなら最初からオーケーしないでおこうと……でも、ダメでした」

サラ「このまま帰ったら、絶対に後悔するなって思ったんです」

サラ「それくらい、好きなんです」


奏「っ!」ガバッ

奏「サラさん……っ」


サラ「ほんの2ヶ月もありませんけど……それでも、お付き合いしていただけますか?」


奏「はい、はい……っ」グスッ


サラ「あはは、なんか照れますね……」


奏「サラさん、好きです、好き……っ」


サラ「っ」キュウ…

サラ(どうしましょう……ワタシ、思ったよりも奏ちゃんのことが好きみたいです)

サラ(ドキドキして、すごい……っ)


自分の気持ちに素直になれば、なんてことはありませんでした。

  多分私はレイラのことが好きなんだろう。

奏ちゃんのことが好きで、とても暖かい気持ち。

  奏の恋愛は上手くいったのかな。今度は私が相談してみようか。

『二月のバレンタイン』

859 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:56:30.99 ID:uxG9M8nho
いよいよ最終月です。

現状誰とも付き合っていないのは
琴崎綾子
語部霞
甲斐菫
千場翼
(レイラ・リトルビーチ)
(遠州透)
(沖上要)
となっています。
()は白百合荘外の人間です。

それと最終的な部屋状況はこうなっています。

早真綾
苗央子翼
管876(2階)

5321(1階)
サ霞理渚
ラ&緒
 菫

誰がどうなるかはみなさんの安価次第です。
ぜひハッピーエンドに導いてあげましょう。
860 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 21:57:01.06 ID:uxG9M8nho
翼サイドーー


翼(年度末って少し暇だなー)

翼(催し物も少ないから、パフォーマーとしても呼ばれないし……)

翼(どこか遊びにでも出かけようかな……)


安価↓から3月のイベントを募集
誰かの行動を指定してもいいです(ただし渚、理緒、茅、真央、早苗、亜利砂、奏、サラの優先度は下がります)
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 22:13:23.28 ID:whwt5WBfO
遂にこのスレもラストか…

奏、今更ながらサラの「もう少しでイギリスに帰る」という言葉を反芻し、彼女ともっと一緒にいるためにどうにかできないか考える
最終的に「サラを引き留めるのではなく、自分が彼女についていけばいいのでは?」と考え、将来的にイギリスに留学することを検討し始める
862 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/24(木) 22:20:54.37 ID:uxG9M8nho
そういえば、スレが終わり次第それぞれのカップルに最後にセックスでもさせようと思ってます
今の内からでも見てみたいシチュエーションとかあればレスしていってください
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 00:47:12.15 ID:iSIxBxjL0
透が意を決してレイラに告白、それを目撃した綾子も勢いのまま告白し、どちらが選ばれるのかドギマギしていたがレイラは両方と付き合うと宣言
レイラの文化圏は一夫多妻とか一妻多夫なり同性カップルと愛人など普通に存在していた為「だれか一人を選ぶ」といえ価値観がわからなかった
「無駄に緊張して損した」と笑う綾子と透はその関係を承諾する
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 00:48:58.43 ID:iSIxBxjL0
エロシュチュとしては
レイラの熟練テクになすすべなくイカされ続ける二人
二人同時手マンやキスなどで思考をドロドロに溶かされる
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 01:59:34.40 ID:em+POSwZ0
翼の部屋を訪れた菫
どうやら受験に成功したら前々から想いを寄せていた翼に告白しようと考えていた
突然の告白に思わず承諾してしまう翼であるが、どうやら満更でもないようだ
866 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/25(金) 20:44:40.56 ID:YRvLuFJ4o
3月は一度にストーリーを進めようと思います
ラストにダラダラと時間をかけてもレスを無駄に消費してしまいますし

よって今回の安価をストーリー上ラストとします
もう少し募集するので、みなさんガンガンレスしてください
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 22:51:40.47 ID:DIKLulR9O
イギリスに帰るサラのお別れ会が開かれる
奏、意を決して「いつか必ず迎えに行くから、少しの間待っていてほしい」とサラに伝える
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 22:56:26.98 ID:qTWE2deF0
理緒&渚、茅&真央が『ダブルデート』と評して理緒の運転する車で桜の名所まで旅行に行き旅先で浴衣エッチ
その頃、白百合荘で亜利沙&早苗は窓から見える夜桜を肴に晩酌からのホロ酔いエッチ
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 23:52:58.80 ID:O1/K8TmA0
霞に百合カップル面子が集められネタ集め協力のためみんなそれぞれどんな付き合い方をしてるのかとか相手を好きになったきっかけ等を話し合う、そこから渚・真央・奏等による自分の彼女が一番可愛い論争に発展
870 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:35:50.55 ID:6bfu+x8Qo
>>861
>>863
>>865
>>867
>>869
を採用します
871 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:36:31.79 ID:6bfu+x8Qo
菫サイドーー


某大学前ーー


ざっ……


菫「……」ドクン ドクン


じぃ……


菫「……っ、よしっ、よしっ!」


霞「お、その反応は〜」


菫「うん、あった! 私の番号!」


霞「合格おめでと〜!」ワー

霞「それじゃ、見たいものは見たし、さくっと帰ろうか〜」


菫「ごめんね、霞ちゃん。車出してもらって……」


霞「いいのいいの〜、こういうとこは大人に甘えなさいな〜」


ばたんっ ぶろろろろ……


菫「……」ドキドキ


霞「さ、帰ったら翼っちに告白するのかな〜」


菫「な!? なんで、それ、を……!」


霞「何年見てると思ってんの〜。大人舐めちゃいけないよ〜」


菫「……うん。合格したら告白しようって決めてたから……」


霞「おお、菫ちゃんが大人になってゆく〜」


菫「もう、茶化さないで!」


霞「ごめんごめん〜」


ぶろろろろ……
872 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:37:00.42 ID:6bfu+x8Qo
ーーーーー


霞「さ、ついたよ。……頑張れ」


菫「……」コクッ


翼の部屋ーー


ぴんぽーん


翼「はいはーい」ガチャッ


菫「こんにちは、翼さん」


翼「およ、菫くん。どしたの? あ、上がって上がって」


菫「失礼しますね」


翼「珍しいね、菫くんがうちに来るなんて」


菫「ちょっと、言いたいことがありまして」


翼「ん、なになに?」


菫「大学、合格しました」


翼「おお! おめでとー!」パチパチ


菫「それで、合格したら言おうと思ってたことがあるんです」


翼「ふむ?」


菫「……好きです、翼さん」

菫「……それだけです」


翼「す……は、へっ!!?」カアアッ


菫「いつの間にか、惹かれてました。理由は……よく分からないんですけど」

菫「好き、です」


翼「あ……うん……///」
873 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:37:27.74 ID:6bfu+x8Qo
翼「でもそんな、今更言われたって……」


菫「そうですよね、今更です。私は来月にはまた引っ越してしまいますから」

菫「でも、だからこそそれでいいんです」


翼「……?」


菫「翼さんを困らせることは分かってましたから。でも、気持ちも伝えたかった。だから、絶対に離れることが分かってから告白したんです」


翼「……そか。ホントにキミはしっかりしてる子だね」


菫「ただ……」


翼「ただ?」


菫「思い出として、最後に抱きしめてくれませんか?」


翼「……ん、いいよ」スクッ


ぎゅう……


菫「……ふふっ、幸せです」


翼「菫くん」


菫「?」


ちゅっ


菫「んっ、んぅ……!?」


翼「……へへ、これがボクの、菫くんにできる最後のドッキリだ」ニコッ


菫「……っ」ギュッ

菫(ありがとうございます……翼さん)

菫(ホントに……大好きです)

菫(……さよなら)
874 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:38:00.01 ID:6bfu+x8Qo
綾子サイドーー


綾子(雪合戦をしてから、透も交えてよく三人で遊ぶようになった)

綾子(今は喫茶店で平和にお茶をしている)ズズ…


レイラ「……」モジ


綾子透「「どうした?」の?」


レイラ「二人とも私のこと見すぎ……」


綾子「あ……悪い」プイッ


レイラ「見られるのは好きだけど、見つめられ続けたらさすがに恥ずかしいなー、なんて」


透「ご、ごめん……」


綾子(……今のレイラ可愛かったな)


透「……あ、あのねっ!」


レイラ「お、おお? トオルが大声なんて珍しいね」


透「す、しゅ……き、だからっ、み、見ちゃう……」ボソボソ


綾子「!?」


レイラ「ん? ありがとー」


綾子「れ、レイラ!」


レイラ「今度はアヤコ?」


綾子「今お前、こ、告白されたんだぞ!?」


レイラ「え? あ、好きって……ええっ!?」

レイラ「お、おー、そっか。そっかそっか」テレッ


綾子「てか待て! 私もお前のこと……! す、好きだぞ!」


透「!!」
875 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:38:27.97 ID:6bfu+x8Qo
レイラ「ふ、二人ともか……!」


綾子「っ」ドキドキ


透「……」ドクンドクン


レイラ「えっと……よろしくお願いします」ペコリ


綾子「……?」

綾子「……レイラ?」


レイラ「ん?」


綾子「今のはどっちに対して……?」


レイラ「どっちにって……どっちもだけど」


綾子「は、はあ!?」


レイラ「え、あ、そっか! 日本って一夫一妻か! てことは付き合うのも一対一……?」


透「え、ま、まさか……故郷は一夫多妻……とか?」


レイラ「一夫多妻っていうか、付き合うことに対して制限がないっていうか……二人が好きなら二人ともと付き合えばいいし、五人と結婚したければ結婚したらいい、みたいな?」


綾子「な、なんだよそれ……」ヘナヘナ


レイラ「えと、だから……二人ともと付き合えるなら付き合いたい。……どっちも好きだし」


透「私は……それでいいなら、いい……」

透「好きだって言ってくれるなら、嬉しいし……」


綾子「……私もそれでいいよ」

綾子「ま、現状私の方がレイラに好かれてるみたいだしな」フフン


透「そんなの関係ない……これからもっと仲良くなる……」


レイラ「あー、喧嘩しない喧嘩しない。ね?」


綾子透「「……レイラ(さん)がそう言うなら」」
876 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:38:56.79 ID:6bfu+x8Qo
奏サイドーー


奏(本当に……本当にあっという間に三月の終わりが近づいてきました)

奏(それはつまり……サラさんとの別れが近づいているということ)

奏(もっと……もっと一緒にいたいよ……!)


ーーーーー


早苗「それでは、年度末パーティーを開催しま〜す!」ワーッ


ぱちぱちぱちぱちぱち


早苗「まず、菫ちゃん。大学合格おめでとう」


霞「おめでと〜」


渚「おめでとうございます」


菫「ありがとうございますっ」


早苗「そして、サラちゃん」


サラ「はい」


早苗「サラちゃんとは今月でお別れになっちゃいます」

早苗「でも、最後だからこそ、楽しんでね〜!」


サラ「はいっ!」


早苗「では……かんぱーいっ!」


「「「かんぱーいっ!!!」」」
877 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:39:30.05 ID:6bfu+x8Qo
ーーーーー


わいわい がやがや


亜利砂「んー……! おいひい……!」


霞「元気でやるんだよ〜」


菫「大丈夫だよ」チラッ


翼「……」コクンッ


菫「それより、霞ちゃんの方が心配。ちゃんと片付けられるようになるの?」


霞「あ〜、うん〜」モグモグ


菫「ちょっと! 無視しない!」


真央「菫ぢゃ〜ん゛……最後にコスプレについて語ろうね〜……」


菫「あ、はい、ぜひ!」


ーーーーー


奏「……っ」

奏「サラさんっ!!!」スクッ


みんな「!!」ビクッ


しーん……


サラ「は、はい……?」


奏「私、いつかピアノで有名になります。絶対にです」


ーーサラさんは故郷に帰ってしまう


奏「そして、世界中をツアーで回れるくらいのピアニストになります」


ーーとても、とても遠いところに


奏「そしたら、そしたらっ、一番にイギリスに行きます……っ!」


ーー来月には、サラさんはもういない


奏「だからっ、待ってて……っ、待っててください……!!」グスッ


ーーそんなの嫌だ、けど。きっと


奏「いつか……迎えにいきますからっ! それまで、少しだけ待っててください……!!」ニコッ


ーーきっと、また会えるから


ぎゅっ


サラ「……待ってます。……ずっと」
878 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:39:58.02 ID:6bfu+x8Qo
真央「……お、おお! かっこいいぞ奏ちゃん!」パチパチ


茅「奏ぇ……! そんなに立派なこと……!」ウルッ


亜利砂「ま、まさか目の前で自分の生徒の告白を見ることになるなんて……」ドキドキ


奏「え、あ……」カアアッ


サラ「ふふ、お部屋に行きましょうか」


奏「っ」コクコクッ


サラ「それじゃあ、失礼しますね」ニコッ


ばたんっ


渚「わ、わー……//// 情熱的でしたね……////」


理緒「うん、すごかった……」


早苗「ほらほら、みんなあんまり騒いじゃ奏ちゃんが可哀想よ〜」


綾子「ん、それもそうだ。サラはいなくなっちゃったけど、菫のお祝いもちゃんとしないとね」


わいわい がやがや
879 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:40:38.54 ID:6bfu+x8Qo
ーーーーー


サラの部屋ーー


奏「……もう荷物もほとんどないんですね」


サラ「はい。出発はもう数日後ですから」


奏「……あんな、みんなの前で、ごめんなさい。恥ずかしい思いをさせて……」


サラ「恥ずかしくなんてありませんでしたよ。むしろ嬉しさと幸せで胸がいっぱいです」

サラ「……ふふ」ニコッ


奏「う」ドキッ

奏(微笑んでるだけなのに……綺麗すぎる)


サラ「奏ちゃん、キス、しましょうか」


奏「へ……」


サラ「思い出と、証と。両方のために」


とんっ


奏「……っ」ギュッ


サラ「そんなに固く目をつぶらなくても……」クスッ


なでなで……


サラ「……んっ」


ちゅう……


奏「ん……!」

奏(あった、かい……柔らかくて、幸せで……)


サラ「……ぷは」

サラ「……どうでしたか?」


奏「……す、すごかった……です」ポヤン


サラ「この続きは、いつか奏ちゃんが大人になったらにとっておきましょう」


奏「続き……?」


サラ「ふふ、分からないなら分からなくて大丈夫ですよ」ナデナデ

サラ「それより、せっかくなのでハグもしましょう。そして、今日はお泊りです!」


ぎゅうっ!


奏「は、はいっ!」

奏(も、もう今日のことは一生忘れないようにしよう……!)
880 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:41:10.87 ID:6bfu+x8Qo
霞サイドーー


霞「え〜、諸君に集まってもらったのは他でもありません」


渚「……」


真央「……」


奏「……」


綾子「……」


早苗「……」


霞「実はみなさんが女性の方とお付き合いしているのは調べがついているのです〜」

霞「そこで〜……え〜っと? そうそう、女性同士のお付き合いをテーマに本を書きたいので、お力をお貸しください〜」

霞「ということでお呼びしました〜」


早苗「え、っと……」


霞「好きになったきっかけとか〜、相手が女性だからこその話とか〜、そういうのを聞かせてもらえたらな〜と」


渚「それは……」


真央「あのね、茅ちゃんはね、向こうから告白してきてくれたの! でもでも真央もその時には茅ちゃんのことが好きになっててね!」

真央「あーもー、何話そう! 何話したらいい!? 茅ちゃんの可愛いところとか話したらどこに惹かれたか分かるかな!?」


綾子「お、おい真央……」


霞「ぜひぜひお話しください〜」メモメモ
881 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:42:08.01 ID:6bfu+x8Qo
真央「なんといってもね! やっぱり年下だから時々困ることがあると年上に頼るの! まあそれは真央のことなんだけど、そのときの「迷惑じゃないかな……?」みたいな目線がもうね……!」


渚「ま、待ってください! 頼み事をするときの可愛さなら絶対に理緒さんの方が上です! 私より大人なのに眉尻を下げて肩もすくめて「なぎさ……」って……! あんなの可愛いに決まってるじゃないですか!」


早苗「大人なのに、っていうなら亜利砂さんが一番よ〜? 褒めてあげると子犬みたいに目を輝かせて喜ぶの〜。きっと亜利砂さんが本物の犬だったら尻尾も振ってるわ〜」


綾子「いや、レイラを差し置いてそういう話はできないでしょ。元気印だけかと思ったら大事な舞台ではちっちゃくなって緊張したりさ、ギャップってやつ? そういうのズルいよね、レイラは」


奏「可愛さという話ならサラさんが一番に決まってますよ。ていうかみなさんよくあの美貌を前に普通でいられますね」


真央「サラちゃんは確かにすごい可愛いけど、真央的には茅ちゃんの方が上だなー」


奏「むっ……茅お姉ちゃんだって確かに可愛い系ですけど、サラさんには敵いません!」


早苗「大人の魅力っていうのをやっぱりみんなは分からないのよね〜」フウ


綾子「色気とは無縁だからじゃない? やっぱレイラくらいアクティブだとみんなクラっとくるよ」


早苗「むむ〜……!」


霞「おお〜、みんな彼女さんが好きなんだね〜」


渚「当然です!」
真央「当たり前でしょ!」
早苗「もちろんよ〜!」
綾子「決まってるだろ!」
奏「無論ですっ!」


ぎゃいぎゃい!


白百合荘は季節を巡る。
そこにほんの少しの恋の風を乗せて。

『三月の白百合荘』

882 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:43:27.08 ID:6bfu+x8Qo


 
883 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:43:54.21 ID:6bfu+x8Qo
ーーーーー

ーーー

884 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:44:42.98 ID:6bfu+x8Qo
「ここが白百合荘か……」

「5号室……ここが私の部屋か」ガチャッ

「よし、荷解きして……あ、隣の人にあいさつくらいしなきゃ」


がちゃっ


「5号室は一階の角部屋。つまり隣は3号室一つだけ……っと」


ピンポーン


霞「は〜い……」ガチャッ


「はじめまして、私、隣に越してきた者です」ペコリ


霞「おお、お隣さんか〜。ん〜と、お名前は……」


「私の名前はーー」


白百合荘は季節を巡る。
何度でも、何度でも。


『四月からの日々』


「ーーみかん」


霞「……へ?」


「漢字は美しいに甘い、で美甘。両親曰く、長生きできるように、人生という物語が完結してしまわないように、なんて大仰な理由でつけられたみたいですけどね」


霞「そっか、美甘ちゃんか」


この物語は完結しない。


霞「じゃ、これから隣人としてよろしくね〜」


白百合荘で過ごす日々は続いていく。
今までも、これからも。
885 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/26(土) 19:45:10.09 ID:6bfu+x8Qo
以上でこのスレの本編終了となります。
十ヶ月もの間のお付き合いありがとうございました。

残りのレスは>>862でも言ったようにエロシーンに充てようと思います。

奏とサラで書く場合は数年後の設定になると思われます。

見たいシチュエーションをどんどんお書きください。

あらためて、長々とお付き合いありがとうございました。
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/26(土) 20:38:54.56 ID:kbk3gpSZ0
乙です。良い百合でした。これから先もまたあれば楽しみ
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/26(土) 23:12:37.40 ID:+/rJiuRW0
乙乙、良い百合でした
菫の通う大学の文化祭でマジックショーをすることになった翼
終了後の控え室で菫との『一生忘れない思い出』を作る為に百合セックス(貝合わせ、手マンなど)
翼の器用な手さばきに散々イカされる菫
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/05/27(日) 07:48:43.42 ID:Q9yWzAXI0
サラと再会を果たす奏。外で食事を終わらせた後サラの家に行き「あの日の続きをしましょう」と奏がサラに言うが、サラは恥ずかしさもありはぐらかしてしまう。
そこで奏はサラがしたいと言うまでディープキスをする。
そしてサラが自分もずっとやりたかった我慢してたと言う姿に奏がキュンとしサラを押し倒し奏攻めで百合セックスをする

すみませんちょっと意味がわからない文章になってしまったかもしれないです....
主さん乙でした。このスレが建てられた時から追っていましたが、とうとう終わってしまうということで少し残念です。主さんの月終わりの所に書かれる文がとても好きでした。日常パートはもちろんエロ描写も濃厚で良い百合を書いて頂きありがとうございました。また書かれることがあれば是非読ませて頂きたいです。
長文失礼しました。
889 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/27(日) 21:29:51.97 ID:4Ze3LvyIo
>>864
投下します
890 :レイラと綾子と透の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/27(日) 21:30:21.70 ID:4Ze3LvyIo
「わ、私、抱いてもらってない……」

透の発言に私の部屋が凍りつく。

なぜ抱くだのという話になったかと言えば、それはレイラの身の上話にある。
透はレイラの故郷のことを聞いたことがなく、興味深々に話を聞いていた。
私はまたセックスしまくってたどうのという話を聞くのもあれだったので、コーヒーを淹れるふりをしてその場から離れていた。

しかし、レイラは悪びれもせず言い放ったのだ。

「アヤコとも何回かやったよ!」

と。

それがどう透に響いたのかは知らないが、どういうわけか冒頭の言葉へと繋がったのだ。

「確かに。彼女になったのに抱いてないね。する?」

「おいレイラ!」

すでにレイラは立ち上がり透のすぐそばまで近寄っていた。
というより肩に手をやり今にもキスせんという距離だ。

「どしたの、アヤコ。あ、アヤコもしたい?」

「はあ!? さ、三人でなんかするかよ!」

透もこくこくと頷いている。

「またそれ……。二人じゃないとしないって神経がよく分からないんだよなー。んっ」

「ひあっ……!」

こ、こいつ目の前でキスしやがった!
あ、すご、舌も……。透気持ち良さそう……。

「じゃなくて! ここ私の部屋だぞ!」

「何か問題が?」

「なんで私の部屋で私以外の奴らが、セッ……し、しようとしてるんだよ!」

「いいじゃない別に。んっ、ぢゅ……。どこでしてもさ」

ああ、ダメだ。レイラに貞操観念とかそういうものを教えるのは不可能だったんだ。
諦めて家から出ようとする。一時間も外で時間を潰せばさすがに終わってるだろう。

「ひ、ん……! ん、くぁ……!」

「あは、トオルの声かわいーんだ」

う。
後ろからぴちゃぴちゃというキスの音と同時に衣擦れの音も聞こえる。
私も胸、触ってもらったとき……。
レイラの手付きを思い出すと、下腹部に熱が籠もるのを感じてしまう。

「はぁ、そこ……だめ……っ」

あ、あ。ヤバい、下着濡れちゃう。
な、なんで。興奮してる? 私が?
891 :レイラと綾子と透の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/27(日) 21:30:48.36 ID:4Ze3LvyIo
くるりと後ろを振り向くと、そこにはすでに全裸の二人がいた。
透は赤い顔を蕩けさせ、よだれまでだらしなく垂らしている。

「……ふふっ」

ばちりとレイラと目が合うと、意味深に笑みを浮かべてくる。
多分もう私はレイラから逃れられないのだろう。

するするとまるで自動人形のように服を脱ぎ去っていきながら、私はなんの迷いもなくレイラたちに近づく。

「レイラ、私も……」

私の声に驚いた透が顔を跳ね上げるが、レイラのキスによって容赦なく口を塞がれる。
その状態のままちょいちょいと手招きをして、自分のそばに来いと命令してくる。
大人しく脇に腰を降ろすと、私の腰を優しく抱き寄せ、そのまま上まで手を上げていく。

「くっ、ふぁ……っ」

「んぢゅ、ん、んぅ……!」

ふにふにと優しい手付きではあるものの、私の体は正直に反応してしまう。
胸を軽く揺すられるようにされると、私のやや人より大きい胸はたゆんと弾む。

「この大きさは……ん、ほんと羨ましい……れろ、ぢゅ……」

透とのキスを継続しながら私にも手を伸ばし続けているレイラ。
レイラは余裕な顔で私達を責めているが、逆に私達二人はもう息も絶え絶えだった。

「ぷはっ、はっ、はっ……!」

やっと透が口を離してもらい、存分に酸素を吸い込む。
そのときレイラが私の背中をグイと押しーー。

「ーーはぶっ!?」

「んぁっ!?」

左胸が上手いこと透の口の中に吸い込まれていってしまった。

「ほらトオル、舐めてあげて?」

私を跳ね除けようとしたのか、透は腕が上がっていた。
しかしその腕がゆるゆると私を抱きしめ、より密着させようと力をこめてくる。

「ん、れろ、れる……ぢゅ」

「とお、る……やめ……ぇ! あぁんっ!」

「んへへ、こっひも舐めへあげう、ん、ぺろ、んー……」

透だけかと思いきや、もう片方にレイラが吸い付いてくる。
左右バラバラの刺激にぐんぐんと快感が高まってしまう。

「ひ、だ、め……! ふ、ぅーーーーーっ……!」

きゅうううっと、自分の胸の奥から快感が爆ぜるのをゆっくりと感じる。
腰がカクカクと跳ね、やがて数秒してからへたりと座り込んだ。
892 :レイラと綾子と透の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/27(日) 21:31:24.52 ID:4Ze3LvyIo
「ひっ、はっ、あっ……」

舌もうまく動かない。
よく分からない音を発しながらなんとか胸に酸素を取り入れる。

「トオル、えっちの才能あるかもね」

「そ、それはいらない……」

くたりと倒れ込んだ私を放置し、二人が行為を再開させる。
レイラがくにくにと透の胸を揉みながら首を舐めて……あ、イッた。
透はぎゅっと目をつぶり、びくびくと体に溢れる快感に耐えていた。

「うはは〜、二人ともイキやすいんだねー」

呑気に声を上げるレイラは私の肩を掴むと、優しく抱き上げ壁に寄りかからせるように座らせた。
同じように透のことも隣に座らせる。
そして何もできないでいる私達の様子を見て、軽く足を広げさせソコを観察し始めた。

「わ、すご。アヤコ太ももまでベタベタじゃん。って透もすごい。床に糸引いてるよ」

くぱくぱと広げたりして遊んでいたが、不意にレイラが笑みを浮かべた。

「えいっ♪」

「「あぁっ!!?」」

透と嬌声のハーモニーを奏でてしまう。
見ると、片手ずつで私達へ指を挿入しているようだった。

「お゛っ、あ、あぁっ! は、あ゛っ!」

奥までゴリゴリと責められ、喘ぎ声とともによだれも飛び出してしまう。
視界の端に映る透も同じように指を咥え入れ、情けない声を出していた。
しかし透に気をやっている場合でもなかった。
レイラは中指と薬指を挿入しつつ、親指の腹でクリトリスをなで上げてくる。

「ひっ、ああぁぁ……!」

ぞわぞわと全身が再び快感に染まっていく。
足先までがピンと張り、いよいよ絶頂が近づいてくる。

「二人とも……イっちゃえ!」

ぢゅぷぢゅぷぢゅぷ!
レイラのその声とほぼ同時に、膣内を激しく擦られる。
そして、喉を反らせるようにして私達二人はほぼ同時に達した。

「く、ひっ……! ん、あああああああっ!」

「ん、んんんんっ! や、やぁあ……! あ、ぁぁぁあ……っ!!」

ぶじゃっ、と何かが噴き出す音と同時に下腹部の収縮を感じる。
飛びかけた意識ではあるが、それが私の潮吹きではあると理解できた。

「おお、トオルの方が遠くまで潮吹いたねー」

なんだそれ、と心の中でレイラにツッコミを入れながら私は気だるい快感に飲まれて、ゆっくりとまどろみに落ちていくのだった。
893 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/05/27(日) 21:34:59.56 ID:4Ze3LvyIo
短いしエロくないし…
エロ書かなすぎて完全に力落ちてますね
明日以降も書き溜め完了し次第投下していきますが、エロくなるよう頑張って書こうと思います
シチュエーションもまだまだ募集中です

それと次スレも建てようと思ってるんですが、ここは番外編のみで更新頻度少なくなると思うので、もう次スレ建てても大丈夫ですかね
2スレ同時進行が迷惑なようならここをしっかり書ききってから建てようと思います
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 21:58:58.63 ID:4o6bXX5BO
乙!

新スレは立ててもいいんじゃないかな?自分的には構わない、むしろ大歓迎ですよ!
(キャラメイクには絶対参加するぞ!)
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 23:24:21.16 ID:UJS3gFV70

新スレ歓迎です、楽しみにしてます
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/28(月) 23:48:04.87 ID:9pEo8x1A0
シチュリク
クリスマス以降弱点のおへそを責められると真央にエッチの主導権を握られてしまう茅、負けっぱなしは悔しいのでディープキスしつつ押し倒してまた真央がお漏らしイキするくらいに激しく責める。
897 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/06/05(火) 20:29:56.41 ID:ErelBTlUo
>>868
渚理緒の方は完成して、全員分書き終えてから投下しようと思ったのですが、それだとクリスマスの二の舞になりかねないので先に渚理緒だけ投下します
898 :桜の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/06/05(火) 20:30:39.75 ID:ErelBTlUo
トンネルを抜けるとそこはトンネルでした。
意味不明でしょうか?
しかしこの視界の先の先まで続く桜並木、トンネルを抜けども抜けどもトンネルに入っていくようです。

「おー!」

後部座の大岸さんと桃山さんが声を上げます。
そう、今日は私と理緒さん。そして大岸さんと桃山さん四人でのお出かけなのです。

「渚、大丈夫? 大分走ったけど酔ったりしてない?」

「大丈夫です。こう見えて私酔いには強いので」

桜並木、その下を車が走り抜けいよいよ終わりを迎えます。
桜の木は後方に置き去りにされ、私達はまだまだ進んでいきます。

「あー、さくらー……」

桃山さんが悲しげな声を上げますが心配ありません。
このルートも予定通りですし、私達の目的地にも桜はたくさん咲いているのです。

「真央ちゃん、もうちょっとで目的地つくからさ。ね?」

「うん……」

睦まじい二人のやり取りを聞きながら車はいよいよその公園へと到着しました。

さすがに桜の名所、人がたくさんいます。
車から降りて荷物を降ろし、その公園へと足を踏み入れていきます。
そして、足を進めるたびに視界がピンクに染まっていきます。
車の窓からも見ましたが、自分の足で桜に向かうというのも非常に乙なものです。

「渚」

「はい?」

ぐっと顔を近づけられ、あまりに不意な行動にドキリと心臓が高鳴ります。

「頭に桜が咲いてる」

ひょいと桜の花びらを持ち上げて理緒さんが離れます。
な、な。
私の顔は桜以上にピンクに染まっているでしょう。それくらい頬が熱くなっているのを感じます。

「もー、もー!」

「いたた、なになに?」

カッコよすぎる彼女さんは少しポコポコと痛めつけてあげないといけません!

「……真央ちゃん、何あのいちゃいちゃ空間」

「……周りが見えてないとああなるからね。真央達も気をつけないとね」
899 :桜の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/06/05(火) 20:31:17.43 ID:ErelBTlUo
となんだかんだしながら歩いている内にスペースを見つけたので、そこにシートを敷きます。
そしてせっせとお弁当を広げて。

「かんぱーい!」

私達は皆お酒は飲めないので、ジュースですが。
紙コップをぶつけて乾杯しました。

花より団子。
皆それぞれが持ち寄ったおかずをとっかえひっかえに食べていきます。
桃山さんの甘い卵焼き。
大岸さんのおにぎり。
理緒さんのからあげ。
どれも美味しいです。

しかし、楽しい時間が続かないのも現実。

「ね、ね、お姉ちゃん達俺らと飲まない?」

いかにも酔っ払った男子大学生と思われる人が五人ほど。
有無を言う前にシートに座り込んできます。
私は声も出せずに理緒さんの陰に隠れることしかできません。

「ちょいちょい、そこの子隠れてないで顔見してよー」

「……ちっ」

理緒さんが凄むとその人は大人しくしてくれました。
でもどうしよう、無理言ってここから出て行かせたら何されるか……。

「いやー、みんな可愛いなー! そんな君らと飲めて俺らは幸せもんだー!」

ガバッとそばにいた大岸さんの肩を抱き寄せる男性。

「離せ」

「……は?」

そこにすぐさま桃山さんが食って掛かります。

「離せっつってんだよ……」

「あー、君はなに? 中学生? 誰かの妹さんかい?」

「黙ってさっさと茅ちゃんから手ェ離せ!!」

小柄な女の子とは思えない腕力で大岸さんの肩から男性の腕を引き剥がします。
そしてそのままスマホを取り出して何やら操作をして……。
900 :桜の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/06/05(火) 20:32:00.27 ID:ErelBTlUo
「……もしもし、警察ですか? ええ、女の子の誘拐未遂がありまして。……来てもらえます? ああ良かった。場所はーー」

「ゆ、誘拐? 俺達そんなこと……」

「に、逃げるぞ! こんなめんどくさいとこさっさと離れるんだよ!」

大慌てで荷物を抱えてかけだす男性達。
それを横目で冷たく見ながら桃山さんはスマホを降ろします。

「……ってあれ? 通話画面じゃない……」

「いやー、さすがにね。肩抱かれただけで警察は動いてくれないよ」

電話をかける……フリ?
しかしその演技のおかげで私達は平穏を手にしました。

「真央ちゃん……!」

ガバッと。今度は大岸さんが桃山さんに抱きつきます。

「アイツらキモかった……。キモかった……!」

「……くっそ、茅ちゃんのことこんなに怖がらせて許せないな……!」

人目も憚らず抱き合う二人。
スリスリと肩を撫でたり、潤んだ瞳で見つめ合ったりしています。

「……なんか、甘い雰囲気って感じですね」

「……周りのことなんて目に入ってないって感じ……。私達は気をつけよう」
901 :桜の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/06/05(火) 20:32:32.21 ID:ErelBTlUo
夜になり、私達は近くの旅館へと向かいました。
そう、泊りがけでの旅行なのです。
部屋にたどり着き中を覗くと、そこにはすでにお布団が。夕食の時間は確かにすでに過ぎており、旅館的には夜に向けて準備中なのでしょう。

「ゆっかたゆっかたー♪」

「浴衣茅ちゃんもパシャリ」

部屋に入り早速浴衣に着替えると、大岸さんたちは撮影会をはじめてしまいました。
くるくると楽しそうに回る大岸さん、それを嬉しそうに撮る桃山さん。
本当に二人はいいコンビだと思います。

「渚、少し散歩しよっか」

理緒さんが耳打ちをしてきます。
くすぐったいけど、心地よい声が耳に響きます。

「はい」

「二人ともー、私達少し出かけてくるねー」

はーいと聞こえてるんだから聞こえてないんだか曖昧な返事をして、二人は撮影会を続けています。
それを横目に見ながら私達は部屋を出ました。

外に出ると昼間のうららかな空気は鳴りを潜め、夕暮れの静かな空気が漂っていました。
胸に空気を吸い込むと、肺が微かな温かさで滲みます。

あまり旅館から離れても帰るのが大変だと思い、旅館の周りを巡ることにしました。
裏手に小さな池と椅子を見つけた私達は一度そこに腰を降ろします。
鯉が何匹かたゆたっている池を見つめながら、理緒さんが問いかけてきます。

「渚、楽しい?」

「はい、すごく楽しいですよ」

「そっか、良かった」

ふわりと微笑む理緒さん。
それだけなのに心臓が高鳴ってしまいます。
胸が暖かくなって、この気持ちを理緒さんにも味わってほしくて。

「ん……」

唇をくっつけました。
突然のキスに驚いた理緒さんは少し硬直して、それからゆっくりと腕を回してきました。

「ん……ふ……」

「ちゅぷ……ちゅ……」

そっと顔を離すと、潤んだ瞳の理緒さんが見つめてきます。
浴衣姿と相まってその顔が色っぽくて……。

「は、ん……ちゅ」

「なぎさ……んぅ……」

こんな外ではダメだと分かっているのに、体が止まってくれません。
止めなきゃ、止めなきゃーー。
902 :桜の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/06/05(火) 20:33:04.20 ID:ErelBTlUo
がっと肩を掴まれ、理緒さんに押しのけられます。
どちらも上気した顔で、息も切れていました。
……ここまできて、やめちゃうんでしょうか……。

「……こっち」

池から離れ、ずんずんと進んで行く理緒さん。
やがてたどり着いたのは駐車場でした。
停めるの下手くそだからさ、とのことで駐車場の端の方、ほとんど車の停められていない所に理緒さんは車を停めていました。
そこに向かいながらどこからかキーを取り出すと、車の鍵を開けて車内で何やらやっています。
作業が終わったのかこちらにやってくると、手首を掴んで車の中に押し込められるように乗せられます。

「あ……」

シートが倒され、寝転がれるようになっていました。
確かにこれなら……。

「ここでなら、いい……?」

ドアを閉め、覆いかぶさってくる理緒さん。
私ももう我慢できそうにありません。
首に腕を回し、理緒さんの顔を降ろさせます。

「ん、ん……」

「ちゅ、は……ちゅう……」

ちゅぷちゅぷと理緒さんの唾液が流れ込み、それを飲み下していきます。
舌はとろける程熱く、互いに無我夢中で絡ませ合います。

帯を緩めるのももどかしそうに、理緒さんは肩から浴衣を外します。
肌着の下から手を滑り込ませ、下着も押し上げて胸を触ります。
決して大きいとは言えないサイズですが、ふにょんとした柔らかさで跳ね返してきます。

「ふ、ぁ……!」

乳首がゆっくりと固さを持ち、やがてピンと張り詰めました。
可愛らしいその乳首を摘むと、より高い声で反応してくれます。
903 :桜の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/06/05(火) 20:33:33.48 ID:ErelBTlUo
ぐりぐりと、太ももに擦り付けられる感覚。
一生懸命に理緒さんが腰を上下させています。
その下着越しにぬめった水気を感じ、理緒さんの快感を教えてくれました。
体を起こして、逆に理緒さんを押し倒します。
下着を降ろすと、糸が引いているのが見えました。
膝の辺りまで降ろし、そのまま下を触ります。

「ひっ……!」

びくんと一度体を震わせ、次に体を縮めるように背を丸め、理緒さんは快感に耐えていました。
指がぬるりと飲み込まれていき、とろとろの粘液が奥へ奥へと迎え入れてくれます。

「あっ、ぅっ……!」

「理緒さん、しー、ですよ?」

ちらりと外に目線をやり、さも誰かいる風を装います。(実際には誰もいないんですけどね)
しかし理緒さんには効果てきめん。
口に手をあて、ふーふーと息を漏らすばかりです。

「ほら、ぐちゅぐちゅしてあげます」

わざと音を立てるよう指を動かすと、膣内が大きく反応しました。
理緒さん自身も体をよじっていますが、膣内はそれの比ではなくうねっていました。

「っ! あっ! く、ぅう……!!」

より一際強く締め付ける動き。
これは……イキましたね。
しかしそこで止まらないのが今日の私です。
指を抜くフリをして、ゆっくりと腕を引いていきます。

「ひぁ……っ、は……っ」

ぜえぜえと息も絶え絶えの理緒さん。

「えいっ」

「うぅあぁっ!!?」

理緒さんが目を白黒させて体を跳ねさせます。
その膣内は私の指を再び奥深くまで咥え込んでいました。

「ふふ、口、塞いであげますね?」

「ひあぁっ!! あ、ぁあっ!! うぁ、んぶっ!? ん、んぅう!」
904 :桜の後日談 ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/06/05(火) 20:34:06.69 ID:ErelBTlUo
キスをしながらも指の動きは止めません。
むしろ加速させていきます。

「ひぐっ、んんぅ! んぐ、ぢゅ、んぶぅ……!!」

わ、わ。すごい反応。
収縮を繰り返す膣内がその快楽の大きさを物語っています。
指が溶かされるかと思うような熱さで、ぎゅぷぎゅぷと締め付け続けます。

「ん、んぅう! んんんんっ! ふ、ん、んんんんううううううっ っ!!」

がくんと体を大きく震わせ、背中を浮かせて仰け反る理緒さん。
お腹が面白いほどに上下させ、盛大に達しています。

「ふ、ふー……! ふー……!」

目尻から涙を流しながら、ゆっくりと落ち着きを取り戻していきます。

「なんか、やば……。はぁ……今も腰、ひゅんひゅんって……」

ふるふると体を震わせつつなんとか体を起こした理緒さんは、芳香剤に手をかけ、それをジャバジャバと大きく振りました。

「窓もちょっと開けとこう……。明日帰るとき変な匂いしなきゃいいけど……」

理緒さんを責めることに必死になりすぎていて忘れていましたが、ここは理緒さんの車内でした。
明日帰るときには大岸さんも桃山さんも乗るんですよね……。
あの二人の顔を思いだし、部屋に戻るとき変な顔にならないようにと気を引き締めてから、私達は車から出たのでした。
905 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/06/05(火) 20:41:02.38 ID:ErelBTlUo
渚理緒はここまで
次の茅真央は>>896のシチュを混ぜて投下すると思います
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/05(火) 20:59:43.72 ID:ZYbzcv5m0
乙乙
907 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/11/19(月) 05:44:51.39 ID:r178T1m2o
お久しぶりです
久しぶりに来てみたら板開けるようになってました

半年近くぶりになりますが、また続きから書いていこうと思います
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 11:28:17.26 ID:8a4BmZNKO
わぁい
909 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/11/20(火) 06:28:48.33 ID:jDcWyLr9o
「たくさん撮ったね」

「うん。画面全部茅ちゃんだよ」

撮影会を終え、真央ちゃんのスマホを覗きこむと、そこにはもののみごとにあたししか写っていなかった。
照れくさいが、その全部が消えない思い出だと思うと嬉しくもある。

「ね、あたしも真央ちゃんのこと撮りたいな」

「わ、私? 私なんか撮って楽しいかな……」

そう言いつつ立ち上がり、い、いぇーいとぎこちなくピースサイン。
撮り慣れてはいても、撮られ慣れてはいないようだ。
スマホを構え、まず一枚。
そのシャッター音にびくりと体を揺らす真央ちゃん。そんなに慣れてないのか。

「もうちょっと自然な感じでさ……」

「自然な感じ……?」

いぇーいと今度はダブルピース。不自然の上乗せだ。
少し歩いてみて、もっと笑って、どんどん注文していくと、徐々にではあるが真央ちゃんを上手く撮れるチャンスが増えてきた。
向こうも慣れてきたのか、ポーズなんて取っている。

「こんなのはどう? うふーん?」

変な語尾で両腕を頭の上で組み、ぎこちないセクシーポーズ。

「あははっ、いいよいいよー!」

笑いながらシャッターを切っていく。
真央ちゃんもにこにことしながら次のポーズに移る。
910 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/11/20(火) 06:29:16.87 ID:jDcWyLr9o
今度は前かがみになり、胸元を強調するようなポーズだ。
強調する胸も真央ちゃんにはないが、それでも不覚にも一瞬ドキリとさせられてしまった。

お次は浴衣の裾を持ち、すすすと上げていく。
膝まで上げたところでばさっと降ろしてしまった。

ーー“降ろしてしまった”?
もしかしてあたし、真央ちゃんのことをもっと見たがってた?

ふと真央ちゃんを見やると、今度は帯を緩めていた。
帯を外し、前は見せないよう手で抑えている。
シャッター音。
右手がずれ、太ももの間にちらりと白いものが見えた。
シャッター音。
左手がずれ、キャミソールがあらわになる。

「……お腹見せて、真央ちゃん」

その指示で、真央ちゃんはキャミソールの裾を持ち上げていく。
おへそが見えたあたりで止まり、顔は背けられている。

「もっと」

さらに手が上がり、スポーツブラの縁が見える。
シャッター音。
びくりと震えるが、なおも顔は明後日の方向に向いたままだ。

「真央ちゃん、そこに寝て」

すでに敷かれている布団に誘導し、はだけた浴衣のまま仰向けに寝てもらう。
いつの間にか張り詰めた乳首はピンと天井を向いていた。
それも余すことなく写真に収めていく。

「茅ちゃん、そろそろ終わろ? ね?」

真央ちゃんがここにきて抵抗の声を上げるが今更遅い。なにより最初にいやらしいポーズを取ったのは真央ちゃんなのだ。
あたしはそのお手伝いをしているだけ。

「手、どけて」

ショーツを隠すようにしていた手は、存外簡単に外された。
とうとう真央ちゃんは本当に「はだけた浴衣であたしを誘っているだけ」になってしまった。
911 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/11/20(火) 06:29:47.20 ID:jDcWyLr9o
ここまでやらせておいて何もしない訳にもいかないが、そこであたしはあることを思い出していた。
そう、おへそだ。

いつの日か真央ちゃんにおへそを責められて頭がぐちゃぐちゃになってしまった時があった。
それ以来、主導権を取ろうにも上手くいかなくなってしまったのだ。

となれば取るべき行動は一つ。
逆襲しかない。

スマホを片手に持ったまま、真央ちゃんの脇に手をつく。
顔を近づけ、真央ちゃんがぎゅっと目をつぶったところで一度だけ口づける。

「んっ……」

離してくっつけてまた離して。
時折わざと長くキスをして、呼吸を乱していく。

「ひぅ……! ん、んぅ……、ん、んんん……っ! ぷはっ! え、んむっ!? ん、くっ、んん……!!」

ここで一息つく。
眼前で真っ赤な顔をしてはふはふと息を切らしている真央ちゃん。
今度は向こうから首に腕を回してきて、それに応えるようにあたしがキスする形になる。

「ん、ん……」

あー、すごい。ほんと。
なんでこんなにキスしても飽きないんだろう。いや、飽きても困るけど。
キスの度にほわほわと胸が暖かくなる。

そんな幸せな感覚を噛み締めていると、いつの間にやらあたしも横になっていて、互いに寝転がりながらキスをしている状態だった。
溢れ出た唾液がぽたりと布団へ垂れていく。

「んひひ」

真央ちゃんが意地悪く笑うと、今度はあたしの太ももの上に跨ってきた。
右手はすでにあたしのおヘソの上に。

「ま、待って真央ちゃ……」

ずぷっ。

「んぃぃいっ!!」

く、くそう。気持ちいいけど! いいようにやられすぎ!
912 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/11/20(火) 06:30:17.19 ID:jDcWyLr9o
ニ撃目を打ち込もうとしてきた右手を捕まえて、それを口元まで持ってくる。

「んっ……くぷっ……ちゅ、ちゅぶ……」

人差し指と中指を舐める。
舌をくるくると回してみたり、奥深くまで咥え込んでみたり。
ちらと上目遣いに真央ちゃんを見てみると、気持ちいいのか目を細めて微笑んでいる。
そう、徐々にだ。徐々にこっちのペースに持っていくんだ。

真央ちゃんの手首をはむはむと甘噛みしながら、顕になっている太ももをさすっていく。
時折ぴくりと体を揺するところを見るに、真央ちゃんも昂ぶってきてくれているみたいだった。

腹筋に力を入れて体を起こすと、対面座位で抱き合う形になった。
柔らかい肌を体正面で受け止めながら、その体勢のままキスをする。
太ももに乗っかっている分ほんの少しだけ真央ちゃんの方が高い位置にいて、普段ならありえない上から降ってくるようなキスに興奮してしまう。

「ちゅ、ぢゅ……。んぶ、んぅ……」

深いキスを繰り返すうちに、再び真央ちゃんに余裕がなくなっていく。
つぱ、と口を離すと寂しそうな顔の真央ちゃん。
今度はもう一度押し倒して、覆いかぶさるようにキスをする。

「んぎゅ、ん、ふぅ、ふ……っ、あっ……! ちゅ、ぷあ……はう、ぅ……!」

倒れ込みながら脇によけられていた帯を手繰り寄せ、それをふんわりと真央ちゃんの両手首に絡みつけていく。
ぽやんとした顔を見るに、何をされるのか分かってはいないようだ。
キスを続けながら、準備もしていく。

「ん、ん、っく、ぁ……んむ、ちゅ、れろ……」

帯を二周ほどさせたところでぐいと引っ張り上げる。すると、簡単に真央ちゃんの腕は固定できてしまった。

「へ、なに……?」

未だぼーっとしている真央ちゃんを眼下に眺めつつ、固結びで帯を締める。これで真央ちゃんの腕は動かなくなった。

「今日はあたしがするから、真央ちゃんに抵抗されないために結んだの」

体重をかけて腕を抑え込んでみると、真央ちゃんはもう両手を使えなくなる。
片手だけでも十分に抑え込めるので、左手で抑えたまま、右手を下へと動かしていく。
913 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2018/11/20(火) 06:30:46.41 ID:jDcWyLr9o
ふにんふにんと胸をやわっこくつまんでみると、くぁ、とか、うぁ、みたいな潰れた吐息を漏らす。
その吐息すらも取り入れるように唇を重ね、真央ちゃんのすべてを奪っていく。

「かや、ひゃ……した、さわってよぉ……」

かくかくと腰を震わせながら懇願する真央ちゃん。
目尻に涙を溜めて訴える姿はあまりにも扇情的で、あたしはぞくぞくと興奮してしまう。

「触ってほしいの?」

「ん……さわって、ほしぃ……」

「自分からおねだりするんだ。ふふ」

押さえ込む力を強めて、耳元に口を寄せる。

「真央ちゃんの……へんたい」

びくんっ。

「っ、は、ぁ……! ちが、へんたいじゃ、ないもん……!」

嘘だ。よだれを垂らして笑っているくせに。

「ふー……っ」

「ふひゃっ!? みみ、やめてぇ……!」

身をよじって逃げようとするが、あたしが押さえているのでもちろん逃げられない。

「やめてほしくないんでしょ……? へんたいさん、なんだから……」

こしょこしょと、まるで内緒話をするように囁き続ける。
一語一句ごとに真央ちゃんは反応してくれて、やめ時が分からなくなってしまう。
でも、そうだな。やめてしまうのも面白いかもしれない。

「ちが、ちがぁ……! へんたいさんじゃ、ないもん……! ふぁ……っ!」

「ならやめよっか」

「ふぇ……」

ぱっと離れると、体の前面が一気にひやりと冷める。自分から離れておいて恥ずかしい話だが、あたしの体はきゅうきゅうと真央ちゃんの熱を求めていた。

「……ゃ」

真央ちゃんが太ももを擦り合わせながら、きゅっと控えめに手を取ってくる。

「……やめ、ないで……」

「っ!」
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