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【ヤマノススメ】ほのか「花畑と妖精さん」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/07/20(木) 01:52:13.41 ID:tOIXXBPCo
・ヤマノススメ
・百合要素あり
・エロエロかと思ったらガッカリなのです
・アウトドア知識とかありません、間違いだらけはご容赦を
2 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 02:02:57.00 ID:tOIXXBPCo
§ season 1 - 山の妖精さん / From ほのか
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1合目 LINEミーティング ”富士山リベンジ”
-
ひなた「ま、リベンジはあおいだけなんだけどね」
あおい「うっさい!早くはじめなさいよ」
ひなた「富士山の前に1度手近な山でウォーミングアップしようぜ」
あおい「ひなたにしてはいいアイデアじゃない」
ひなた「一言余計だよ!そんでさ、どこかいいところない?」
あおい「丸投げ!」
ここな「ウノタワなんてどうでしょうか。私が行ってみたいだけですけど」
ひなた「あおいと一度行ったよね」
ここな「えっ、もう行ってたんですか」
あおい「うん、でもまた行きたい。ひなたは?」
ひなた「いいよー。ほのかちゃんは?」
ほのか「ここだったら私も行きたい」
ひなた「そんじゃウノタワ、大持山と経由して武川岳までいこう」
あおい「それ結構時間かかるんじゃないかなあ」
ひなた「お、あおい自信ない?」
あおい「違うわよ」
ここな「私達はいいですけどほのかさんは大丈夫でしょうか」
ひなた「そっか。ほのかちゃんのところから日帰りじゃきついかも」
ほのか「大丈夫、5時起きでそっちに向かうから」
ひなた「いやいや、今回は別にそんな無理しなくてもいいから、もっと短いルートに変更しよう」
あおい「ひなたまって!ねえほのかちゃん。もし良かったら前日にうちに泊まりに来ない?そしたら朝ゆっくりできると思う」
ひなた「おおっ、あおいにしては名案」
あおい「一言余計!」
ほのか「うん、それはすごく助かる。でもいいのかな」
ひなた「もちろん!」
あおい「なんでひなたが答えるの!」
ここな「まあまあ」
3 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 02:04:47.83 ID:tOIXXBPCo
-
2合目 あおいちゃんの応援
-
金曜日。学校から帰ってすぐにあおいちゃんの家に向かった。
飯能駅に着いたのは午後7時頃。
「いらっしゃーい!」
「お世話になります」
ご両親も揃って出迎えてくれて、とても緊張する。
それからあおいちゃんの後をついていって部屋に入れてもらった。
広い部屋の真ん中に置かれた小さなテーブルの上にティーカップと見覚えのあるクッキーが並べられていた。
「ほのかちゃんがうちに来るって言ったら、店長さんとひかりさんがこの紅茶とクッキーを持たせてくれて」
「ああ、見覚えがあると思った」
「ほのかちゃんモテモテだねえ」
「あ、ええと……」
「……ごめんね、一緒に行けなくなっちゃって」
「それは……残念だけど仕方ない……勉強がんばって」
あおいちゃん、せっかく企画してくれたのに実力テストで散々だったらしく、期末テスト対策のため補習を受けることになり、そのうえひなたちゃんまで付き添うと言い出して、再度話し合った結果私とここなちゃんの2人だけで行くことになった。
「明日は2人でいくんだよね」
「うん。でもここなちゃんはしっかりしてるから特に不安はないかな」
「じゃなくて、告白するの?」
私はまるで漫画のように、あやうく飲みかけの紅茶を吹き出しそうになった。
「んなっ……?」
「ってひなたが言ってたんだけど何を告白するっていうのかな」
「さ、さあ……」
「ひなたってさ、ときどきわけがわからないこというから困るよね」
「あはは……そうだね」
「ただ一つ言えるのは」
「うん」
「どんな告白だろうと、ここなちゃんはほのかちゃんの気持ちを受け止めてくれるはず!ほのかちゃんファイト!」
あおいちゃん……意味、わかってるんだよね?
「じゃなくて、違う……ここなちゃんとはそういうのじゃないから」
「えっ、そうなの?……あっもうこんな時間。早く寝て明日に備えなきゃ」
「うん、おやすみなさい」
ここなちゃんのことは確かに好きだけど、それはあくまでも友達として。
告白するとか……ありえない。
4 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 02:10:01.49 ID:tOIXXBPCo
-
3合目 白岩登山口
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「ほのかさん、あおいさん、おはようございます」
翌朝、制服を来たあおいちゃんに飯能駅まで送ってもらい、ここなちゃん達と合流した。
「おはよー、ここなちゃん、私のぶんも楽しんできてね」
「はい!あとでたっぷり写真送りますね」
「あれ、ひなたも一緒?」
「あおいを迎えにきたのよ。補習さぼって一緒に山に行きたーい!って言いだすんじゃないかと心配で心配で」
「そんなことしないわよ!」
やれやれ、とばかり頃合いを見てここなちゃんが二人に割って入った。
きっとここなちゃんには誰もかなわない。
「それでは行ってきます」
「あ、うん。気をつけて」
……
長く続いてゆく林道を、こうして二人で並んで歩くと、なんだか胸がくすぐったくなるような、妙な気持ちになる。
あおいちゃんが変なこというから……だと思う。
「ほのかさん」
「うん」
「もしかして疲れちゃってます?少し休んでからでも」
「ううん、大丈夫。ちょっと考え事してた」
5 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 02:14:43.72 ID:tOIXXBPCo
-
4合目 道に迷ったら
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「ほのかさん……大変です」
「どうしたの?」
「道を間違えているかもしれません」
「あ……」
言われてみれば、すでに通過しているはずの分岐点が見当たらず、道の先はゆるやかな下りに向かっている。
「どこかで下山道に入っちゃったのかな」
「わかりません。一度引き返しましょう」
「そうだね」
まだ来た道すらわからなくなっているほど深刻な状況にはないと思っていた私達は、特段深く考えず引き返すことにした。
「ごめんなさい、私先導していたのに全然分かれ道に気づかなくて」
「いや……私も見てたつもりだったけど気づかなかった」
そんな苦境に追い打ちをかけるように小雨が降りだす。
間もなく滝のような土砂降りとなり、土道はところどころ泥沼になりかけている。
目の前は水のカーテンに阻まれて5メートル先も見えなくなった。
こんなときは闇雲に動かず視界が戻るまで待つのがセオリー。
とはいえ。今日は本格的な雨対策をしていない。
こんな日に、いつ止むかもわからない雨を耐え忍ぶのはあまりに辛すぎる。
雨に打たれ泥にまみれながらも慎重に歩を進めていると不幸中の幸い、雨除けになりそうな小屋を見つけて飛び込んだ。
「助かりました〜」
「休憩所みたいだけど、なんだかまともに使われてる形跡がない」
「やっぱり、登山道からは外れてるみたいですね」
崩れかけた床の上には木の板と塗料が片隅に並べられていた。
ここで看板でも作っていたのだろうか。
何か所も雨漏りしているし、小さな窓はガラスが入っていないため当然そこからも雨が入り込んでくる。
それでも屋根があるかないかの違いは大きい。
「もう雨は弱まってるけど、少し休んでいこうか」
「そうですね〜」
泥まみれのレインコートを脱ぐと上着まで泥まみれになっていることに気付く。
上着をはたいて泥を落としていると、ここなちゃんはインナーシャツまで脱ぎ始めた。
気持ちはわかるけど、私にはちょっと無理……
「ほのかさんは着替えないんですか?」
「いや、私は大丈夫……」
意識しすぎとはわかってるけど、今日に限ってはここなちゃんの下着姿さえもまともに見ることができずにうつむいてしまった。
6 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 02:17:08.98 ID:tOIXXBPCo
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5合目 フレームを作る
-
どうにも目のやり場に困った私は「外はいい景色だなあ」なんてわざとらしくつぶやき指でフレームを作り、小屋の外に向けて撮影ポイントを探す。
幸いにして、本当に窓からの眺望はなかなかのものだった。高原が広がり白い花がずらりと咲き並ぶ畑が見える。
このままここなちゃんが着替え終わるまで鑑賞しよう。
「もう少し待っててくださいね」
「うん」
「下着は替えがあるけどズボンはさすがにないんですよねー。しっかりきれいにしないと」
……?
何か不穏な発言を聞いたような気がしてここなちゃんのほうを見ると、下着まで脱ぎ捨てて着替えようとしていた。
「わあっ?何してるのここなちゃん。はやく服着て」
「大丈夫ですよー」
ここなちゃんは私の心配をよそに、素っ裸のままのんきにズボンの泥なんか落としている。
一体いつ誰が来るかもわからないというのに、大胆不敵すぎてこちらがハラハラする。
だけど、しばらく見とれているうちに好奇心が勝ってきて、フレームを作り直してここなちゃんに合わせる。
ここなちゃんはすぐに反応して持っていたズボンで胸を隠した。
「きゃっ!」
「あ……ごめん」
「いきなりびっくりしたじゃないですか〜。撮るなら言ってくださいね」
「いや、撮るつもりはない……」
いくらなんでも裸のここなちゃんを本当に撮るつもりなんてなかったのだけど……
「え……撮っていいの?」
「ほのかさんならいいですよー」
聞いておいてなんだけど、やっぱり早く服を着てほしい。
そう思いながらも、目の前の誘惑には勝てずにカメラを手にするのだった。
7 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 02:20:08.54 ID:tOIXXBPCo
-
6合目 永久保存版ここなちゃん
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ファインダーが映し出す裸体の少女。
なぜか肉眼で見るよりも生々しく、心を強く揺さぶってくる。
初めて見たのは二人で伊香保温泉に入浴したときだった。
いくら可愛いとはいっても女の子同士だし、そのときは特に思うところもなかったけど、まるで身体を隠そうともしないことには少し驚いたのを覚えている。今からすれば些細なことだけど。
「なんだか、緊張しますね〜」
「私も……」
カメラを持つ手の震えが止まらない。多少ブレるかもしれないが構わずシャッターを切る。
乾いた電子音が小屋に響き渡り、私の心臓は強く跳ねた。
ここまで”撮影する”という動作自体に意識が行き過ぎてつい忘れていたけど、これってここなちゃんの身体をいつでも好きなときに見ることができるということでもあるわけで……途端に身震いがした。
「撮れました?」
「あの……できれば外をバックに撮りたいけど……いい?」
「いいですよー」
ここなちゃんはゆっくりと横に移動して窓を背にした。
私の心臓はピッチを上げ続けている。
早く服を着てくれないと困るとは思ってはいるのだけど、頭の中では何枚撮れるか、という心配でいっぱいになっている。
「ちょっとドキドキしちゃいますねー……どうですか?」
「待って、もう少し……」
問題は構図の難しさだ。
こうしてみると花畑が占める面積はかなり小さく、ここなちゃんを主にするとまったく背景が目立たない。
ファインダーを見ながら調整を繰り返す。
「あの花畑のそばで撮れたらいいんだけど」
「くぇっ!?」
思わずつぶやいた一言に、ここなちゃんが珍しく変な声をあげた。
「あんなところで裸になるのはさすがにちょっと……ははぁ、さてはほのかさんって撮影にかこつけて露出プレイしようと目論んでたんですね〜」
「いや、そうじゃなくて構図として良いと思っただけ……って、そういうことする人いるんだ……」
「恋人を裸にして外に連れ出したりするそうですね。そうですかほのかさんも……」
「連れ出すって……いや、ちょっと待って。ここなちゃんにそんなことさせる気はないから」
「でもほのかさんとは恋人じゃないからできないです。残念ですけど」
「恋人にはなりたい」
8 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 19:03:13.58 ID:tOIXXBPCo
-
7合目 秘密
-
ふとついて出た自分の言葉に、一瞬遅れて全身から冷や汗が流れ落ちる。
さすがにここなちゃんも服を胸の前で握りしめてゆっくりと後ずさりしている。
「わぁ…そこまでして連れ出したいなんて……どうしよう、ほのかさんがこんな人だったとは思いませんでした」
だから連れ出したいわけじゃないのだけど、どうやって説明したらいいのか……
「違う。誤解。撮影とか関係なく、ここなちゃんのことが好き……」
「ええ……本当に?」
私はただ頷いた。
「わかりました……それじゃ、キスしてください。本当に私のこと好きならできますよね」
「うん……」
手を握ると、彼女は少し体を竦めて私を見つめていた。
キス……はじめてだけど、ちゃんとできるかな……
そんな不安もあったものの、気づけば自然と唇を重ねていた。
本当に、これでわかってくれるのか、不安だらけだけど、もうここまできたらなるようにしかならないと気づいた。
そっと唇を離す。
現実感のない感触だったような、案外なんでもないような、そんななんともいえない感情と感覚が入り混じる。
キスのあと彼女は軽く頭を下げた。
「ごめんなさい。実はほのかさんの気持ちにはもう気づいてました。ついからかっちゃいました」
「ひどい……って……今キスしたのも……?」
「うふふ。私だって、好きでもない人にあんなこといいませんよ」
「……え?」
「私もほのかさんのこと好きですよ。本当におつきあいしてくれますか?」
「うん……ここなちゃん、あらためてよろしく」
「それじゃおわびに、ほのかさんの大好きな露出プレイしましょうか」
「別に大好きなわけじゃ……まあいいか」
本来ならこんな危険な行為は止めるべきなのだろうけど、存外に私の理性はもろいものだった。
ここなちゃんの手をつないで、急かされるようにしながら外に出る。
私はまるでいたずらをする子供のように、心の片隅に不安を抱えおびえていた。
一方で、こんなに開けた場所で何ひとつ身体を隠せるものもないここなちゃんといえば、不安なんて微塵にも感じさせない笑顔で両手を天にかかげ伸びをしている。
なんであんなに堂々としていられるんだろう。
「それじゃ……撮るけど、いい?」
「はい!」
ここなちゃんには花畑の前に立ってもらい、少し離れて片膝を立てて座りカメラを構えた。
それはまるで咲き乱れる白い花にはしゃぐ妖精のよう。
私は段々と周囲を気にすることもなくなり夢中になってシャッターを切り続けた。
「さっそく二人だけの秘密できちゃいました」
「うん……」
ここなちゃんとの秘密。それだけでなんだかワクワクしてきた。
9 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 19:09:24.91 ID:tOIXXBPCo
-
8合目 ウノタワ
-
「こっちが登山道だったんですね」
「どこで間違えたんだろう」
視界さえ効けばこちらのもの。小屋を出てすぐに本来の登山道に復帰して、最初の目的地・ウノタワにたどり着いた。
すっかり体力と時間を消耗した私たちは、ここでしばらく休憩して横倉林道から下山することにした。
「ここがウノタワ……」
「やっぱり写真で見るのとは大違いですね〜」
この一帯は元々は沼だったところで、ここで山の神様の化身の鵜を猟師が誤って撃ち殺した為に沼ごと消滅してしまった……という伝説がある。
現在、ここだけぽっかりと木が生えておらず代わりに苔に覆われている。
「ここなちゃん、あっちのほうで撮らせてもらっていいかな」
「いいですよー」
何枚か撮り続けたあとここなちゃんが駆け寄ってきた。
「やっぱりほのかさんの趣味からして裸になったほうがいいですかねー」
「だから、そうじゃないって……」
と言ったものの、内心はだんだん否定できなくなっている。
もちろん本当に撮る気はないけど、脳裏ではすでに緑の絨毯の上で微睡む裸のここなちゃんの絵ができあがっている。
そんな邪心も彼女にはお見通しなのだろうか。
「あれ?違うんですか」
「そういう趣味はないし、だいたいここは普通に登山客が来るから無理」
「ほのかさん的に見られるのはだめなんですね。よかった。本当にここで脱げって言われたらどうしようかとおもっちゃいました」
だったらなんで焚き付けてくるんだろう?
「もちろんそんなこと言わない。ここなちゃんの裸は誰にも見せたくない」
それを聞いた彼女は私の背中をぽこぽこと叩く。
「うふふ。だからほのかさん大好きです」
10 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 19:19:25.76 ID:tOIXXBPCo
-
9合目 横倉林道・名郷・飯能駅前
-
「しかし……ここなちゃんがこんなに脱ぎたがりとは知らなかった」
下山しながらのんびり雑談。かなり人通りが少ないから少々きわどい話でも平然とできてしまう。
私も思わず饒舌になる。少なくとも、普段よりは。
「前々から、山頂とか見晴らしのいいところで裸になったら気持ちよさそうって思ってたんです」
「うん……まあ、それはわかるかも」
「だけど、私恥ずかしがりやさんじゃないですかー。一人ではこんなこととてもできませんから、ほのかさんみたいに理解してくれる人と一緒に楽しめてよかったです」
……え?
何か気になる発言がいくつかあったような。
「そうだ、こんどはほのかさんも一緒に脱ぎましょう。気持ちいいですよ」
「無理……見られたら恥ずかしすぎる……」
「それがいいのに……」
「えっ」
「何でもないです〜」
麓近くまで下りてきたところで、そっとここなちゃんを抱き寄せた。
もうすぐ二人きりの時間が終わると思うと急に心細くなって、泣き出してしまった。
年上なのにみっともない、そう自分に言い聞かせたけど、あふれだす感情を止めることができない。
「ほのかさん?」
「ごめん、少しだけこうしていたい」
「意外と甘えん坊さんですね〜」
「うん……自分でもびっくりした」
「こんなに想ってもらえて幸せです。また、いつだって会いに来てください。そうだ、私も遊びに行っていいですか?」
「もちろん……ありがとう。もう大丈夫」
それから私達は何度もキスをした。
最後はバス停に並ぶ人の列の後ろで人目を盗んで。
「見られそうって思うと、なんだかドキドキしますね」
その言葉で、やっと少しここなちゃんを知ることができたような気がした。
11 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 20:39:40.20 ID:tOIXXBPCo
-
10合目 回想
-
飯能駅に着いたのは午後3時過ぎ。
あおいちゃん達に連絡するとちょうど駅の近くにいるということだったので、商店街のカフェで待ち合わせて合流した。
「やっほー、7時間ぶり!」
「なによそれ……ところでほのかちゃん、その様子だと……」
「おーさっそく恋人つなぎなんかしちゃって」
「う……」
恥ずかしいから人前で手をつなぐのは遠慮したかったけど、
「おめでとう、かな?」
「うん……ありがとう」
「ほのかさんったら、とっても情熱的だったんですよ」
「ほうほう」
「裸になった私の身体を見つめながら好きって言ってくれて」
「待って。それ秘密にするって……」
「あっ、ごめんなさい。今の話はなしで」
ここなちゃんがあわてて取り消そうとするけどもう遅い。
ガタッと音がして振り向くと、あおいちゃんとひなたちゃんが立ち上がっていた。
「待ってなになにどういうこと?今すごいこと聞いちゃったんだけど」
「さあさあお姉さん達にどーんと話してみなさい」
あおいちゃん達、目を輝かせてすごい勢いで食いついてきた。
なんだか人格も口調も変わってない?
「それじゃ仕方ないですねえ。全部話しちゃいます」
それからここなちゃんの回想が始まり……
「ほのかさん、着替えてる私を撮影しようとしたんです。私恥ずかしくて思わず体を隠しちゃいました」
「いや待って……撮るつもりはなかった」
こんな調子でウソではないけど聞き手を誤解させるような説明が続き、私はそのたびに釈明するはめになった。
12 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 20:41:07.10 ID:tOIXXBPCo
-
11合目 限定公開
-
「ここなちゃんって大胆……」
あおいちゃん、私も同感。
「あおいも少しは見習いなよ」
「遠慮します……っていうか正直信じられないけど」
「ほのかさん、あの写真あおいさんたちに見せてあげてください」
「え……あれ見せていいの?」
「あおいさん達なら、よく一緒にお風呂に入ってますから裸見られても平気です」
それはちょっと、いやかなり違うような気がするのだけど、ここなちゃんがそういうなら、とカメラをテーブルに置いて画像を見せた。
……本音を言えば見せつけたい気持ちがあったのかもしれない。
「わぁー」
「ここなちゃん可愛い!妖精みたい!」
「うふふ、あんまり見られたら恥ずかしいですよ〜」
仮にも野外でのヌード撮影(しかも、なんというか……見えてるものもある)だというのに意外と普通に好評だった。
「いやーそれにしてもこの写真を撮ろうとしたほのかちゃんって」
「ある意味、ほのかちゃんのほうが大胆かも……」
「うん。本当に連れ出しちゃうなんてすごい」
「いや……あの……」
確かに撮りたいと言ったのも実際に連れ出したのも私だけど……なんだろうこの納得できない気持ち。
「私もあおいを裸にして連れまわしたら面白そうって思っちゃったけど、とてもそんなこと言えないなー」
「ちょっ、なんてこと想像してるの?やめてよ!」
「どんな反応するか楽しみじゃん?」
「あ、それわかります」
「もうここなちゃんまで」
「それなら、ひなたさんも、あおいさんと恋人になっちゃえばいいんじゃないですか?」
「おお、その手があったか。ね〜あおい〜」
「まずひなたと恋人にならないし、なってもそんなことしない……」
「ちぇー」
ひなたちゃん、いつもこんな感じなのか……
13 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 20:49:39.75 ID:tOIXXBPCo
-
12合目 再会を祈って
-
― こんな楽しい時間がいつまでも続いてほしい。
いくらそう願っても時計の針は休むことはなくただ過ぎてゆく。
東飯能駅2番ホーム。
ここなちゃん達に別れをつげる時がきた。
「……わざわざ見送りに来てくれてありがとう」
「こちらこそ来てくれてありがとう」
「ほのかちゃん、またね」
「次は富士山で」
「みんな揃って登頂しましょう」
「うん……ここなちゃん、帰ったら電話していいかな……」
「はい!いつでも待ってます。毎日でもお話したいです」
「見せつけてくれちゃって」
「あおいは私に電話してね」
「なんでよ……」
私はそっとあおいちゃんに耳打ちをする。
「あおいちゃんも、がんばって……」
「え?どういう意味?」
私は何も言わなかった。
あおいちゃんの赤みがかった頬を見て、もうそれ以上の言葉はいらないと思ったから。
〜 つづく 〜
14 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/20(木) 20:57:51.32 ID:tOIXXBPCo
ひとまずここまで
山の中で裸になって無邪気にはしゃぐここなちゃんを妄想したかった。
全然無邪気なんかじゃなかった。
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/07/20(木) 21:48:38.31 ID:dIFx+9efO
乙
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/07/20(木) 21:51:44.32 ID:s6kD7euaO
期待
17 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/22(土) 05:01:21.25 ID:1t5cpSU6o
§ season 2 - ふたりで見る景色 / From あおい
-
1合目 露出って何?
-
家に帰った私は、なんとなくここなちゃんが言ってた露出プレイというものを調べていた。別にしないけど、気になるから。なんとなく。
「露出入門みたいなサイトが結構あるんだ」
「うーん、当然だけど大半はアダルトサイト。見ようと思えば見れるけど、純情な女子高生である私には入りづらい。」
「性嗜好カテゴリ、年齢制限なしで絞って……《露出ノススメ》ってタイトル露骨!でもわかりやすくて助かる」
思い切って、《露出ノススメ》をタップして「心得」から順番に読み進めてみた。あとで履歴消すのを忘れないようにしなきゃ。
……
”やっぱりお互いに心から信頼のおけるパートナーを見つけて一緒にするのが一番。”
……えっ、なんでひなたの顔が頭に浮かぶの?引っ込んでなさいよ。
そもそも信頼のおけない人としようとは思わないだろうけど……そっか、一人でする人もいるんだ。
サポートしてくれる人がいないので場合によっては危険が大きい。おすすめしない……
なるほど、このへんは単独登山に似てるなあ。
”場合によっては警察のお世話になったり、女性の方であれば見つかって襲われるなど……”
うわっ、ある意味単独登山で滑落したほうがマシかも。
”とはいえ、誰しも適切なパートナーを見つけられるとは限りません。他人にはこういった特殊な嗜好をカミングアウトできないという方も多いでしょう”
そりゃそうだよね。私も露出したいから手伝ってーなんて誰かに言えるわけが
……だからひなたは出てこないで!
”そこで一人でもお気軽に試せる安全な露出を考えてみました。”
『課題1.部屋で全裸になる』
『課題2.夜、全裸で寝る』
なにこれ。私でもできそう。っていうか。露出っていうのかなあ。
部屋の鍵をかけて、カーテンも閉めてみた。
普段こうやって部屋で着替えたりしてるはずなのに、意味もなく脱ぐのってすごく妙な感じがする。
特に最後にパンツを脱ぐときの変な緊張感はなかなか他の行為で経験できそうにない。
今ノックされたらどうすればいいんだっけ。あれ、どうしよう。
なにこれ、すごくいろんなことが気になってしかたない。落ち着かない。正直、課題なめてた。
なんとなく、ここなちゃんだったらこのぐらいのことはきっと平然とやりそう、なんて考えてみてからやっと気づいたけど、あの子部屋どころか山の中で裸になってたじゃん!
話を聞いたときや写真を見たときも、そりゃもちろん大胆な子だと驚いたけど、自分でやってみてあらためて実感。
いいなあ、すごく気持ちよさそうだった……
……
あ、そうだ。ひなたに電話してやらなきゃ。なんか、裸で電話するのもこれまた変な感じだね。
スマートフォンを自分に向けると、画面の向こうから見られてそうな気がしてちょっとドキドキする。
「もしもしひなた?」
「おーあおい。何か用?」
「何かじゃないわよ。電話してこいっていったのひなたでしょ」
「あー……そうだった!本当に電話してくるとは思わなかった」
あっ……!どうしようやばっ恥ずかしい!
あの話の流れでなんで真に受けたのよ私のバカ!
「ひーなーたー!」
「ごめん!本当にごめんっ」
「ま、まあいいわよ用事があって電話したんだから」
「あ、そうなの?なになに?」
「明日補習終わったらどこか行かない?」
「オッケー!」
18 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/22(土) 05:02:18.39 ID:1t5cpSU6o
-
2合目 吾妻峡
-
朝、起きてすぐに自分が何も身につけていないことに気付いた。
そっか、裸で寝てたんだっけ。
なんかすごく疲れがとれた気がする。
露出はおいといて裸で寝るのは身体によさそう。
補習は午前中までで終わり、ひなたとスタバで待ち合わせ、吾妻峡に行くことになった。
「去年もそうだったけど、まだ水遊びなんて無理じゃない?」
「いーのいーの」
吾妻峡入り口から道なりに川岸へ。
一応、手で水面に触れてみたけどまるで氷のように冷たい。
「今日はここじゃないよー、こっちこっちー」
「どこまで行くのよ」
上流に向かうと脇道にそれて、ついには道を外れて林の中に突っ込んだ。
かすかにせせらぎが聞こえるのでまだ川の近くだろうか。
いくら一般道にはさまれた
「もしかして遭難してない?」
「大丈夫だって!このへんでいいかな」
そう言いながらひなたは制服を脱ぎはじめた。
結局泳ぎに来たの?
「ちょっとひなた、私水着持ってきてないわよ」
「私も持ってないよー」
「え」
ひなたのブラが丸見えになった。
水着じゃなくて本当にただの下着。
「ななっなにやってんのひなた!」
「ん?あー、なんていうか露出プレイってやつ?私もやってみたくなっちゃってさ」
「ちょっと、私はしないって言ったわよね」
「だからやるのは私。あおいは見てるだけでいいから」
「もう、危ない目にあっても知らないわよ」
私の心配など意にも介さず、ひなたはひょいっとブラも外して乳房をあらわにしている。
考えてみれば昔からちょっと変な奴だったけど、こんなことをするひなたは初めて見る。
19 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/22(土) 05:04:53.46 ID:1t5cpSU6o
-
3合目 言えないよ
-
トップレスのひなたは両手を後ろにやって大きく胸を張っている。
「あーっきーもちいいー……あっそうだ、あおい写真とってよ」
「やだ」
何が悲しくて友達の胸なんか撮らなきゃいけないのか。
「何もすることないと間がもたないわね。もう服着ようー……次はあおいの番ね」
「だから私はしないってば」
「いいじゃん、こんな美少女のおっぱいタダで見れたんだから少しぐらいあおいもサービスしてよ」
「ひなたが勝手に脱ぎだしたんじゃない」
「そっかー。私はそれなりに楽しんだから満足して帰りますか……ねえあおい、今日は変なことに巻き込んでごめん。あおいも実は興味あるかもって思って強引に誘っちゃったけど、もうこういうことはしないから安心して」
「待って!」
私は思わず叫んだ。
「ん?やっぱあおいもする?」
「そ、それは……」
そりゃ、ひなたのあんな気持ちよさそうな笑顔を見てたら私だって……
それに誰かと一緒に露出プレイできる最初で最後のチャンスかもしれない。
「えっと……」
「ふむ。だったら、あおいを脱がせちゃおう。いやだったら腕つかんでね。そこでやめるから」
ひなたは私に向かい合った。
このままじっとしていたらひなたに脱がされちゃう……こんなところで……?
それって……
なんだろう、この違和感。
場違いな姿になるということじゃない、それとは別の違和感。
ひなたの右手は制服のファスナーをあけている。
なんでだろう、意外と胸をあけられるのはあまり怖く感じない。
と思ってたら左手でいきなりスカートを落とされた。
「ちょっとひなた?」
「うっかりあおいのスカートを脱がせちゃってケンカしたこともあったね。懐かしいなー」
「みみ、見られたらどうするのよ」
「いやなら力づくで止めてみ」
20 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/22(土) 05:26:56.03 ID:1t5cpSU6o
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4合目 夢のつづき
-
口でいくら言ってもひなたはやめようとしない。
ちょっと手をのばせば止めるのは簡単なはずなのに、私はなぜかされるままになっていた。
「次は上ね、うふふふ」
「やだ、やめて、どこ触ってるの!」
ひなたってばどさくさに紛れて胸なでまわしてる。
やっぱり抵抗できなくて、あっというまに下着姿になっていた。
このままにしてたら本当に下着まで脱がされちゃうわよ、どうするのあおい。
まるで不安から逃避するように、どことなく他人事のようにひなたの行動を見守っていた。
「待って」
ここでようやく、ひなたの腕をつかんだ。
下着を脱がされそうになって、やっと違和感の正体がわかったから。
「じゃ約束通りこれでおしまい。ま、ブラ外してない分私の勝ちだけどあおいもよく頑張ったよ」
「ううん、頑張ってない」
「あおい……?」
「ひなたに脱がせてもらってるだけで、全然何もしてない。まるでロープウェイで山頂に登ったような……」
こんなときにまで登山にたとえて話すなんて我ながら可笑しいと思うけど、他に思いつかなかった。
「それじゃあおい、これからどうするの?」
それは……恥ずかしい。でも自分で言わなきゃいけないんだ。
「あとは自分で脱ぐ」
「わかった。私はしっかり見てるから安心して」
「見なくていいわよ」
「それじゃつまんないでしょ」
下着姿の今の自分は山でいえば八合目ぐらいの気分。
八合目……
八合目といえば去年は富士山でリタイアした地点だ。
ということは……ここで全部脱いでしまえば富士山登頂に匹敵する快挙ってことになるんじゃ……
下着を脱ぐところをひなたが見てるってだけですごく恥ずかしい。お風呂場なら気にならないのに、なんでだろう。
ブラを外して、それから一気にパンツを下ろして脱ぎ去った。
21 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/22(土) 05:33:46.86 ID:1t5cpSU6o
-
5合目 私は露出狂だったの?
-
ついに着ているものを全部脱ぎ捨ててしまった。
でも気持ちいい。人間社会という枷から解放された気分、自然との一体感。
それとともに極度の緊張感で表情は硬いまま。ここなちゃんみたいな笑顔はとてもできない。
足元がおぼつかない。寒くはないのに、足がカタカタと震えて立っているのもつらい。
今誰かが近くを通りかかって、こっちに気づいて見に来たらどうしよう。
怖い。はやくも自然を感じる余裕がなくなってきた。
一体私は何してるんだろう、そう思った次の瞬間には全身が熱くなって、内臓が焼き切れそうな、だけどさっきまでと違う緊張感が訪れる。
身体の敏感な部分が熱を帯びて溶けそう。
あ、これって……
興奮してるの?
うそっ!?これじゃ露出狂みたいじゃない。
「やっぱり、あおいは外で裸になって感じちゃう変態かー」
「そんなことないわよ」
「んーでもねえ」
「みっ、見ないで……変態……」
いくら否定したくてもあふれてくるものは止められない。
かすかに腰をくねらせているのもきっと気づかれてる。
触りたい、指で。
それでもさすがにひなたの目の前で[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]できるほど理性は飛んでいなかった。
だけど……
「ひなたぁ、触らせてあげてもいいわよ」
本当は触ってほしくて仕方ないのに、この期に及んでもまだ素直になれない私。
「いやーそれは遠慮するわー」
「なんでよ!」
「私そういう気分じゃないしー」
だったら、そういう気分にさせてやろうじゃない。
ひなたにぎゅっと抱きついて、少し離してからキスしてやった。
最初は驚いて押しのけようとしてたひなただったけど、すぐにお互いの唇を求めあうようになった。
気づけばすっかりその場に座り込んでいて、あとはひなたにされるまま、木に両手をついてひざ立ちになった。
22 :
◆JdP.BncS3o
:2017/07/22(土) 05:37:17.91 ID:1t5cpSU6o
-
6合目 ひなた
-
「仕方ないなー。すぐに気持ちよくしてあげるからね」
「お願い……ひなた……」
私、何やってるんだろう……
こんなにお尻を突き出した恥ずかしい格好で。
「ひゃんっ!」
太ももをなでられただけで体をのけぞらせた。
「あんまり大きな声出すと聞かれちゃうよー」
「だって……」
いつ誰に見られるかわからない……
そのことを思い知らされるたび体を震わせた。
「は、はやく…………」
「あおいはやらしーなー」
「いいからはやく……」
「はいはい」
ひなたの愛撫は優しくて心地良く、時折敏感なところに触れてくる。
そのたび私の体はより強い快感を渇望する。
「ひなたぁ……なんでそんなに上手なのよぉ。もしかして経験ある……?」
「んー?普段自分でしてるようなことをやってるだけ」
「そんなのでいいんだ」
「あおいは難しく考えすぎなのよ」
「ひなた……私も、したい……」
「それじゃこうしますか」
このときの私は、それがどういうことなのか、よくわかっていなかった。
23 :
◆JdP.BncS3o
[saga]:2017/07/22(土) 06:47:12.44 ID:1t5cpSU6o
久々の投稿なんでsaga忘れてました。残念。
書きためここまで。
今後もある程度まとめて投下する予定だけどエタらないようにがんばりたい
>>15-16
レスサンクス
反応があるとはかどります
24 :
全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる
[sage saga]:2017/07/22(土) 08:52:42.55 ID:8q4id4de0
FGOをディスル円光二位を許すな
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