剣闘士の休息

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45 :IFネタ一旦終り  ◆sh9LE6ZD.AZt [saga]:2017/09/23(土) 01:00:09.23 ID:OzR3NiKNo


「邪な思い」


彼が胸を揉んでいる最中、何時も考えている事があった。

家の外でやって他人に見つかったりとか、兄君が混ざったりしないかとか。

好きな人が目の前に居るのに私はこんな想像ばかり。まるで痴女だ。

彼はこんな事を私が思っているとは夢にも思わないだろう。

イヤらしい想像をする変態女とはまだ知られていない。

……でも実の所は知って欲しい。むしろ知られたい。いや罵られたい。

人の往来で薄布一枚で放置されてみたり、急に衣服を破かれて情事に耽ったり。

有体に言えば男に乱暴がされたい。

極端に言えば誰が親かも解らない子を孕まされるぐらい輪姦されたい。

朝まで犯してくれる精力はあるけれど、私にとって彼は優し過ぎて物足りなくも感じるのだ。

いっそ、今度兄君のベッドにでも潜り込んで……
46 : ◆sh9LE6ZD.AZt [saga]:2017/10/25(水) 23:45:20.08 ID:R53SsePIo


「もしも女医の深くまで立ち入ろうとしていたら……」



「尿を採取していた理由?」

「それは勿論、金持ちに売るための道具よ」

「どんなに身分の高い権力者でも病は怖いのね」

「治らない病気に効くっていうのなら、人から作った物でもお構いなしよ?」

「巷では、闘いで命を落とした闘士を体内に取り入れると、治るって噂の病気があるの」

「医術の心得が無い者が伝播させた迷信ね……でも、そのお陰で私も一儲けが出来る」

「そ、そんな……」

「……話が逸れたわね。用途についてだけど」

「尿は洗浄効果があるの。それを抜いた歯に使って汚れを落とす……」

「汚れが落ちたら乾燥させて粉状になるまで磨り潰して、水と小麦を混ぜて小さく丸めて」

「その後は水気が粗方飛ぶまで焼き固めるの。これで妙薬の完成よ」

「ここなら材料も沢山あるし、在庫が切れることも無い」

「一部のお客には飛ぶように売れるわ」

「全く……医者の肩書は便利ね」

「嘘…ですよね……」


常軌を逸した内容を口にしながらも、彼女は悦に入っている。

君の背中を冷や汗が伝った。

……彼女は狂っている。
47 :没ネタ供養  ◆sh9LE6ZD.AZt [saga]:2017/10/25(水) 23:51:13.34 ID:R53SsePIo


「違法薬物製造者 サビニア」



「この場所に遺体が無かった?」

「……ああ。それは簡単な事よ、幻覚をあなたに見せたの」

「物質から抽出した成分を、揮発性の高い溶剤と混ぜ合わせる」

「これを部屋の中に充満させて、あなたが吸入すると……ふふっ」

「即効性はお察しだけど、キメればまるで別世界。本当に世界が変わるの!」

「でも、あなたはあまりにもかかるのが早いから、逆に怖くなったわ」

「私はあなたを手に入れる為に、ここまでしたの」

「長かったわ……でも今日でそれは終りね」
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