【艦これ】ショタ提督「艦娘と体を重ねる世界で、僕は」【R18】

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605 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:18:16.35 ID:7nYKYUjE0
ショタ(荒潮お姉ちゃん……目が本気だ)

ショタ(本気で僕とセックスするつもりなんだ……!)

ショタ(いつもエッチなのに、今だってすごくエッチなのに、まだ足りないなんて……)

ショタ(僕……どうなっちゃうの……!?)
606 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:20:55.03 ID:7nYKYUjE0
そのころ――
風呂場――



霰「丸太があったよ……!」タタタ

大潮「でかした!」

朝潮「だから、物を壊してはいけません!」

霞「ならここは、テコの原理を使うわよ!」

朝潮「テコの原理! それがありましたね!」

満潮「何をどうするのか想像つかないけど、でかした!」

霰「でかした……!」
607 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:21:26.93 ID:7nYKYUjE0
提督私室――



荒潮「はっ♡ ぁっ♡ あ、んっ♡」ズッチュズッチュ

ぱんっ♡! ぱんっ♡! ぱんっ♡! ぱんっ♡!

ショタ「ひっひいっ♡ お゛♡ おふっ♡」ブルブル

荒潮「あぁ〜♡!! いいっ♡!! ショタ君のおちんちん最高っ♡!!」

ぱんっ♡! ぱんっ♡! ぱんっ♡! ぱんっ♡!

荒潮「どうっ♡?! ショタ君どうっ♡?!」

荒潮「荒潮の高速騎乗位っ♡!! 味わってえっ♡!!」

ぱんっ♡! ぱんっ♡! ぱんっ♡! ぱんっ♡!

ショタ「ひぎっ♡ かひゅっ♡ お゛んっ♡!」ガクガク
608 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:23:06.15 ID:7nYKYUjE0
ショタ「ひあっ♡ ま、また♡ またでりゅ……♡!」ゾワゾワ





どぴゅる♡! びゅるっ♡! ぴゅるぴゅるっ♡!

荒潮「あぁん♡♡♡」ビクビクッ

ぴゅー……ぴゅー……♡

荒潮「おちんちんさぁん♡ 荒潮はここですよぉ……えい♡」

ずんっ!!

荒潮「お゛んっ♡!」

ショタ「は、ひ……っ♡!?」ガクガク

荒潮「おちんちんさんと子宮口のディープキス♡ ぁ♡」

荒潮「ショタ君、出して♡ お姉ちゃんの子宮に直接ぴゅっぴゅしてっ♡」グーリグーリ

ぴゅるんっ♡ ぴゅっ♡ ぴゅる♡

ショタ「はひ……はひぃ……♡」
609 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:24:08.55 ID:7nYKYUjE0
荒潮「さすがに5回も連続だと、少なくなってきたわね」

荒潮「でもぉ……」

荒潮「私の子宮は……もっともっと♡ ……っておねだりしてるのよー?」ウフフ♡

荒潮「だ・か・ら……♡」

ショタ「かは……はひ……」ゼェハァ









荒潮「再開しまぁす♡!!」ズンズン♡

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「あ゛ぁあぁ゛ぁっ♡!?」ビグビグッ!!

荒潮「もっと……もっとちょうだい……♡!!」アヘェ

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!
610 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:24:55.36 ID:7nYKYUjE0
しばらくして――
風呂場――



ガラッ!

霞「よし! 開いたわ!」ダッ

朝潮「コラ! 濡れたまま外に出たら風邪引きますよ!」

満潮「でも、早く荒潮を探さないと!」

朝潮「もう手遅れと言えば手遅れなので、多少は諦めましょう!」

大潮「なるほど!」

満潮「なんて冷静な判断なの!」

霞「さすがネームシップ!」





霞「……」ブオー

朝潮「……」クシクシ

満潮「くっ……1キロ増えてる……!」ギリィ

大潮「ドライヤー貸してー」つ

霰「はい」つドライヤー

大潮「ありがと」ブオー

満潮「片足上げれば……!」プルプル
611 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:28:14.58 ID:7nYKYUjE0
そのころ――
提督私室――



ショタ「ぅ……ぁぁ……」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「あぁあぁ〜♡!! ショタ君おちんぽ素敵すぎぃ〜♡!!」ハッハッ♡

びくっ……びくっ……♡

荒潮「あはははは♡ イってるのに精液出ないのね♡ 打ち止めかしら♡」

荒潮「でもお姉ちゃん、まだまだ満足できないのっ♡ まだまだっ♡ まだまだあっ♡!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「はい♡ これで20回目の空の射精よぉ〜♡!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ひくっ……ひくひく……♡

荒潮「もう出ないのに♡ 私の中でヒクヒクしてるわ〜♡ 可愛い〜♡」アハハハハ♡
612 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:30:36.48 ID:7nYKYUjE0
荒潮「あはっ♡! あははっ♡!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「あははははははは〜♡!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「ぁ……ぅ……♡」ガクガク

荒潮「あはは……はは……♡」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「……」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「……う……て……?」グスッ
613 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:31:07.20 ID:7nYKYUjE0
荒潮「どうして……どうしてなの……?」グスグス

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「もう精液空っぽなのよ?」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「もうとっくに限界なハズなのに……!」ポロ...









荒潮「どうして『おしまい』って言ってくれないのぉ……!?」ポロポロ

ショタ「ぅ……♡!」ガクガク
614 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:31:46.38 ID:7nYKYUjE0
荒潮「止まらないの……止められないの……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「だってショタ君のことっ……大好きだからっ……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「ゴメンね……ゴメンなさい……!」グスッ

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「ショタ君のこと、大事にしたいのにっ……優しくしたいのにっ……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「私……私っ……激しいエッチしかできなくてっ……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「そのせいでっ……朝潮姉さんたちから、ショタ君とのエッチを制限されてて……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「でも♡ ショタ君とセックスするの、気持ちよくてっ♡ 幸せでっ♡」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「だから、腰を止められないのぉ! 止まらないのぉ!」グスッ

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「ショタ君、おねがい……私を止めて……『おしまい』って言ってぇ……!」グスグス

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「あらし……ぉ……姉……ちゃ……」ガクガク
615 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:33:15.53 ID:7nYKYUjE0
ショタ「それは……ダメ……」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「でもこれ以上はショタ君が――!!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「荒潮お姉ちゃんが……エッチだっていうなら……ぁ……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「僕はっ……それに耐えられなきゃ……ダメ、なんだ……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「だって僕……荒潮お姉ちゃんの……ひぎっ……提督だから……あ゛あっ……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「ショタ君……!」キュン
616 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:33:47.60 ID:7nYKYUjE0
ショタ「どんな荒潮お姉ちゃんでも……ぐぁ……受け止める……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「そうじゃなきゃ……荒潮お姉ちゃんは、幸せになれない……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「そのためなら、僕は……あ゛が……僕はあっ……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「だ、だからや゛めないっ! やめない゛っ!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「絶対に……諦めないっ……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「だから、荒潮お姉ちゃん……荒潮お姉ちゃんっ……!」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「もっと……もっと、シよ……?」ニコリ...









荒潮「」プツン
617 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:34:42.49 ID:7nYKYUjE0
荒潮「ありがとう……ショタ君……」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「ひあ゛っ……あ、ひぎっ……!?」ガクガクガクガク

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「お礼に、ショタ君のこと……全力で愛してあげるわ……」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

荒潮「あなたのおちんぽ……荒潮のおまんこで育ててあ・げ・る♡」

ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡! ぱ゛ん゛っ゛♡!

ショタ「あぁっ……あぁぁぁあぁ〜〜〜〜……♡!!」









…………
……
618 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:36:08.03 ID:7nYKYUjE0
そして――



ダダダダ……

朝潮<あとはショタ君の部屋しか……!

バンッ!!

満潮「あ、いた!」

霞「ショタ!」ダッ

大潮「うぉ!?」サッ

霞「ショタ! 大丈夫!?」バサッ









ショタ「っ……っ……!」ゼェハァ

荒潮「」死ーン





「「ショタ(君)!?」」ガビーン
619 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:36:38.83 ID:7nYKYUjE0
霞「ショタ大丈夫!?」ギュッ

ショタ「ぅ……ぐ……」

満潮「ショタ! 聞こえる!?」

ショタ「あ……あれ……」

ショタ「霞……お姉ちゃん……?」

霞「荒潮に襲われたの!?」

朝潮「まさか……全力セックスですか!?」

ショタ「う、うん……多分、それ……」

霰「なんてこと……!」ガクブル
620 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:37:31.33 ID:7nYKYUjE0
ショタ「でもね……僕、やり遂げたよ……」

ショタ「僕……荒潮お姉ちゃんを……受け止められたんだ……」

霰「荒潮を……受け止める……?」

朝潮「ま、まさか……!」

ショタ「最後まで、できたんだよ……」

ショタ「荒潮お姉ちゃんのこと……気持ちよくさせて……」

ショタ「最後は……疲れて、倒れちゃった……」

荒潮「」死ーン

大潮「……まさか荒潮は寝てるんじゃなくて……」

霰「体力勝負に負けて……気絶した……!」

荒潮「」死ーン

朝潮「お……おぉ……!」フルフル
621 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:38:25.32 ID:7nYKYUjE0
朝潮「なんということでしょう……!」

朝潮「ショタ君が……荒潮との全力セックスに、打ち勝ちましたよ……!」

朝潮「霞! 聞きましたか!? ショタ君は荒潮に勝ったんです!」ユサユサ

霞「聞こえてる! 聞こえてるから!」ユラユラ

ショタ「みんな……荒潮お姉ちゃんを責めないで……」

ショタ「僕が……自分で臨んだんだ……」

ショタ「だって僕は……お姉ちゃんたちの、提督……だから……」

朝潮「はい! はい……!」グスッ
622 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:39:43.78 ID:7nYKYUjE0
大潮「うんうん、頑張ったね!」ナデナデ

大潮「荒潮とのセックスで、廃人になった提督もいたんだよ……!」

大潮「だからみんな、ずっと心配してて……!」グスッ

ショタ「そうだったんだ……」

ショタ「みんな……心配かけて、ゴメンね……?」

大潮「良いよ! 荒潮に勝ったなら、うん!」グスグス









満潮「……」

満潮(私たち、少しゆっくりし過ぎたんじゃない?)ズーン

満潮(これ下手したらショタ、廃人になってたじゃないの……)

朝潮(終わり良ければ全て良しです!)キリッ

満潮(こいつ、直接脳内に……!)
623 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:40:36.79 ID:7nYKYUjE0
ショタ「……あ、あの……」

霞「何?」ギュー

ショタ「その、みんな来てくれたなら……」

ショタ「拘束具……取って欲しくて……」ギチギチ

霞「……」

霞「そうだったわね」カチャカチャ

朝潮「ショタ君……こんなに締め付けられて……!」オヨヨ...

霞「嘆いてないで、早く解いてあげなさいな」カチャカチャ

大潮「こっちはオッケー!」ガチャッ!

満潮「まったく、手間かけさせて……」ガチャッ!

霞「これで全部ね」ガチャッ!

ショタ「ふぅ……」グッタリ
624 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:42:07.59 ID:7nYKYUjE0
霞「何はともあれ、お勤めお疲れ様」ナデナデ

霞「これから晩御飯の準備だけど、食べに来る元気は?」

ショタ「さすがに、無い……かな」

霞「でしょうね」

大潮「大潮はたくさんセックスした後でも、普通に食べられるけどなー」

満潮「それはあんたが元気なだけだから!」

霞「気持ちは分かるけど、何か食べないと体力を回復できないわ」

霞「後で軽いものを持っていくから、それまで待ってなさい」

ショタ「うん……」
625 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:43:52.68 ID:7nYKYUjE0
満潮「おにぎりでも作れば良いのかな?」

朝潮「それが良いですね」

大潮「じゃあみんなで一緒に作ろっか?」

霞「いいえ、それは私が担当するわ」

霞「みんなは予定通り、晩御飯の準備してちょうだい」

朝潮「……」ニヤニヤ

大潮「……」ニヤニヤ

満潮「……」ニヤニヤ

霰「……」ニヤニヤ

霞「……何よ?」

朝潮「やっぱりショタのこと、大好きなんですね」ニッコリ

霞「……ふん///」
626 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:44:59.35 ID:7nYKYUjE0
満潮「それなら一旦戻ろっか」

大潮「そうそう! 早く晩御飯作らないとね!」

朝潮「霰、荒潮を背負うの手伝ってくれますか?」ヨイショット

霰「了解した……」ヨイショット

荒潮「」グッタリ

朝潮「私は荒潮を部屋に寝かせてから、食堂に向かいます」

霞「分かったわ」

大潮「こんなに動けなくなった荒潮とか初めて見るww」プークスクス

満潮「写真撮ろ写真ww」ピロリン♪

朝潮「大潮! 満潮! めっ!」

霰「めっ」
627 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:47:01.95 ID:7nYKYUjE0
朝潮「それではショタ君、そのまま休んでください」

大潮「何かあったら、すぐ大潮たちを呼んでね!」

ショタ「うん……ありがとう」

霞「また後でね」スタスタ

霰「ゆっくり休んで……」スタスタ

大潮「このだらしない顔、荒潮の待ち受けにしようよww」プークスクス

満潮「良いわねww」ピロリン♪

朝潮「めっ!」

ショタ「あの……お手柔らかにね……?」

大満「「はーい♪」」

ばたん!
628 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:47:54.50 ID:7nYKYUjE0
ショタ「……ふぅ」ガサゴソ

ショタ(さすがに……疲れた……)

ショタ(覚えてるだけでも、20回は搾られちゃったなぁ……)

ショタ(もう1滴の精液も出ないことは知ってるのに……)

ショタ(僕がビクビクッて震えるたびに荒潮お姉ちゃん……嬉しそうな顔してた……)

ショタ(最後はヘロヘロになって、倒れちゃったけどね)
629 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:48:59.61 ID:7nYKYUjE0
ショタ(僕は今まで、自分に自信を持てなかった)

ショタ(それはずっと、大人と比較され、子供だと言われ続けたから)

ショタ(だから大人の行為であるセックスにも、良い印象を持てなかった)

ショタ(でも、荒潮お姉ちゃんと全力を出しあって、ようやく気付いたんだ)

ショタ(そんな環境を変えたいなら、自分が全力を出さなきゃいけないってことに)

ショタ(おかげで僕は、提督としてやっていく自信がわいてきた)

ショタ(子供と言われっぱなしなのは、今日で終わり)

ショタ(もっともっと、大人にならなくちゃ……!)キリッ





…………
……
630 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:50:50.48 ID:7nYKYUjE0





鎮守府近海――




631 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:51:19.87 ID:7nYKYUjE0
……

……





ざばあっ!





イ級「……」
632 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:52:20.30 ID:7nYKYUjE0









イ級「……」ギロリ



続く
633 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:52:51.87 ID:7nYKYUjE0
艦娘辞典

【廃人】主に体力精力共に強い艦娘とのセックスで、日常生活に支障をきたすほどのダメージを受けた提督のこと。場合によっては労災が出ないこともあるので注意が必要。

――――――――
使用例:お隣の提督、大鯨を秘書艦にしてから2日と経たずに廃人になったってよ
634 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/01/02(火) 23:54:12.26 ID:7nYKYUjE0
今日はここまでです
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/03(水) 10:32:15.75 ID:bQYALftyo
おつおつ
次まで全裸で待ってる
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 12:05:17.90 ID:uHCuCPWAo
まだかー
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/13(火) 01:03:15.04 ID:QLbUS4070
書きかけでもいいから更新してくれよな〜頼むよ〜
638 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:08:32.38 ID:4GnkejWx0





08――ふるすで




639 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:09:43.88 ID:4GnkejWx0
艦娘寮――朝潮型大部屋――



霞「全員揃ってるわね?」

荒潮「えぇ」

霞「もう知ってると思うけど、今日、大本営から連絡が来たわ」パサッ

『大本営定例会議召集命令』

霰「とうとう……」

大潮「そっか、もうそんなに経ったんだ」
640 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:14:30.69 ID:4GnkejWx0
霞「本当なら、私が行くのが一番なんだろうけど……」

満潮「……」

霞「朝潮」

朝潮「……えっ? 私?」

霞「お願いできる?」

朝潮「……」

朝潮「はい! お任せを!」ビシッ
641 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:15:04.69 ID:4GnkejWx0
霞「あと……荒潮も良いかしら?」

荒潮「私も?」キョトン

霞「あんた、関係者に恐れられてるでしょう?」

荒潮「悲しいことに」シクシク

霞「万一の抑止力を考えると、あなたが一番だと思って」

荒潮「うふふ……ショタ君のためなら、何でも頑張れるわよ」

霞「助かるわ」
642 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:16:46.84 ID:4GnkejWx0
霞「3人が鎮守府に戻るまでの間、提督代理となる秘書艦には私が」

霞「残りは出撃と遠征にまわってもらうつもりよ」

霞「……それで良い?」

大潮「オッケー! 大潮たちに任せて!」

霰「大丈夫……問題ない……」

霞「ありがとう」

満潮「……」

大潮「満潮?」

満潮「納得いかないわ」

霞「っ……!」
643 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:17:29.55 ID:4GnkejWx0
朝潮「満潮! 今は私たちで争ってる場合j――!」

満潮「勘違いしないで、作戦に不満は無いから」

霞「……じゃあ何よ?」

満潮「霞。この期に及んで、まだ遠慮してるわね?」

霞「っ!」

大潮「ちょ、ちょっと、それ以上は――」

満潮「誰かが言わなきゃ分からないのよ、この石頭にはね!」

霞「……」
644 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:18:28.37 ID:4GnkejWx0
霞「だって……」

霞「みんな……私のせいで――!」

満潮「ふざけないで!」

満潮「そんなあなたについていくって、私たちは自分で決めたのよ!」

満潮「いつまでもウジウジされたら、こっちがたまったもんじゃないわ!」

荒潮「満潮……」
645 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:19:52.97 ID:4GnkejWx0
満潮「それに、霞に非があるなんて、私は絶対に認めない!」

満潮「ショタなら尚更よ!」

満潮「あなたは私たちの末っ子でしょう?! だったら姉に素直に甘えなさい!!」

霞「……本当に、良いのかな……?」

満潮「良いの! 少なくとも私にはそうすること!」

霞「……」ポロ...

霞「……!」ハッ!

霞「〜!」グシグシ

霞「……」
646 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:20:28.71 ID:4GnkejWx0
霞「……ありがとう」

霞「満潮お姉ちゃん……」ニコリ









満潮「ゴフッ!!」CRITICAL!

霞「何でよ!!!!!!!!」

満潮「かはっ……!」

満潮「霞の……突然の妹キャラ……」プルプル

満潮「卑怯、だ……わ……」ガクッ...!

大潮「み、満潮ぉおぉぉ〜!!」ユサユサ

霞「何この茶番(呆れ)」
647 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:21:09.56 ID:4GnkejWx0
大潮「……許さない」

大潮「絶対に……許さない……!」ギリッ





大潮「『大潮お姉ちゃん』って呼んでくれるまで絶対に許さない!!」キッ









霞「大潮お姉ちゃん」

大潮「ごばっ!!」CRITICAL!

霞「えぇ〜……」

荒潮「あ、私も〜♪」

霞「もういいから!!」
648 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/03/17(土) 18:22:05.86 ID:4GnkejWx0
霞「まったく、なんなのよ一体……!」

朝潮「みんな、あなたを和ませたいんです」

霞「変人ばっかりね」

朝潮「えぇ、あなたのお姉ちゃんたちですから」

霞「……」

霞「本当ね」クス...









霰「どきどき……」ジー

霞「今日はもう終わり!!!!!!!!」
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/19(月) 16:31:19.77 ID:n8sascw3O
続きはよ
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/04/05(木) 00:38:16.33 ID:WYaxpkzl0
新年度だし忙しいんかねぇ
651 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/04/29(日) 01:10:21.79 ID:whlalkdQ0
次の日――朝――
執務室――



大潮「失礼しまーす!」ガチャリ

ショタ「おはよう」シュババババ

大潮「おっ! 相変わらず精が出てるねぇ」

ショタ「お陰さまで」シュババババ

大潮「お茶淹れるね?」

ショタ「ありがとう」シュババババ
652 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/04/29(日) 01:10:55.90 ID:whlalkdQ0
ショタ「……あれ?」ピタッ

ショタ「大潮お姉ちゃん、ちょっとこれ見てくれる?」パサッ

大潮「なになに〜?」ピラリ

大潮「……あー定例会議かー」

大潮「この書類の山からよく見つけ出せたね、偉い偉い」ナデナデ

ショタ「えへへ……」テレテレ
653 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/04/29(日) 01:11:55.40 ID:whlalkdQ0
ショタ「これって、中央鎮守府に集まってたやつだよね?」

大潮「あれ? 知ってたっけ?」

ショタ「各地の提督が、自分の艦娘を連れて……」

大潮「そうそう!」

大潮「ショタは提督になったばかりだったからね。今回から参加義務があるんだよ」

ショタ「そっかぁ」

大潮「直接伝える重要情報を共有する場、というのが表向きの開催理由だけど……」

大潮「自分の艦娘を披露しあう、っていう裏の理由もあるんだよねー」
654 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/04/29(日) 01:12:48.44 ID:whlalkdQ0
ショタ(そっか……それで定期的に、エッチな艦娘のお姉ちゃんばかりが集まってたんだ……)

ショタ(詳しく聞こうとしても『お子様にはまだ早い』って霞お姉ちゃんに止められたんだよね)

ショタ(今よりもずっと幼かったから、その言葉の意味がようやく分かったよ……)

大潮「あれって面倒なんだよー。最低でも艦娘1人を連れなきゃいけないし、その間鎮守府に留守頼まなきゃいけないしで……」

ショタ「確かに。うちみたいに6人しかいないところじゃ、デイリー任務をこなすのもしんどいから」

大潮「分かってるねぇ♪ さすが大潮の有能司令官♪」ギュー

ショタ「はわわ……///」
655 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/04/29(日) 01:13:36.60 ID:whlalkdQ0
ショタ「それじゃ、メンバーどうしようかな?」

ショタ「……」ンー...

ショタ「何があるか分からないし、ここは霞お姉ちゃんを連れt――」

大潮「朝潮姉さんはどうかな?」

ショタ「え?」

大潮「大潮たち、定例会議には何度も参加したことがあるからさ」

大潮「そのベテラン艦娘として、何が起こるか分からないのは海の方だって断言出来るよ」

ショタ「そうなんだ」

大潮「納得いかない?」

ショタ「……ううん、大潮お姉ちゃんの言うことだから、信じるよ!」

大潮「はぁ〜ん♡ ショタは素直で良い子だなぁ〜♡」スリスリ

ショタ「ふがっ……ちょ、ちょっと、頬擦りはやめへ……///」アワワ
656 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/04/29(日) 01:17:26.29 ID:whlalkdQ0
大潮「だから指令部詰める(賢いの艦娘用語)霞を秘書艦にして、定例会議には朝潮姉さんを連れていくのがオススメかな?」

大潮「もし心配なら、そうだなあ……荒潮も連れていけば良いよ」

ショタ「荒潮お姉ちゃんかぁ……」

大潮「うちの荒潮は砲撃命中率が高いから、無闇に周囲を破壊できない場所での警護任務に最適なんだ」

大潮「それに、朝潮以上に顔が広いから、他の提督に舐められずに済むし」

大潮「うん! 2人を連れていくのが良いよ!」

ショタ「そうだね……分かった、そうするよ」

大潮「鎮守府は大潮たちが守るから、安心して出掛けてね」

ショタ「うん!」
657 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/04/29(日) 01:22:03.32 ID:whlalkdQ0
ショタ<えっと、必要な荷物は……

大潮「ふふふ……」









大潮( ( 霞 の ) 計 画 通 り )ケイカクドオリガオ
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 00:19:24.62 ID:ipJluVyr0
待ってたよ
659 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:10:02.29 ID:Fu24Sfsz0
当日――
執務室――



霞(提督代理)「……」ボー

大潮「……」

満潮「……」

霰「……」

霞「……」ボー

霰(心ここにあらず……)ヒソヒソ

大潮(やっぱりショタが気になるんだよ)ヒソヒソ

満潮(気持ちは分かるけど……)ヒソヒソ
660 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:13:06.74 ID:Fu24Sfsz0
満潮「ちょっと秘書艦!」

満潮「いつまでもボーッとしてないで、早く指示出しなさいよ!」

霞「大潮は大発積んで終日遠征で各地を巡ってもらうわ霰と満潮は艦隊を組んで出撃する事特に満潮は一番レベルが低いからもし演習があれば午後に1人で行ってちょうだい今日はどこも提督がいないだろうから問題ないでしょ」ボー

霰「アッハイ」

満潮「まったく、可愛いげがないんだから」

大潮「満潮には言われたくないって思ってるよきっと」

満潮「私に言われるほど深刻と受け取ってもらうわ」
661 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:14:33.17 ID:Fu24Sfsz0
洋上――



ザザッ……!

ショタ「艦娘って、背中に乗れるんだ……」

荒潮「おんぶくらい大丈夫よ」

ショタ「いや、そっちじゃなくて……」

ショタ「背負うのに邪魔だからって、まさか僕が代わりに艤装を背負うとは思わなくって……」

朝潮「朝潮型のタービンは、一般のランドセルと同じ形式ですから」

ショタ「ランドセル……?」

ショタ「あぁ、通学用背負い鞄のことだっけ?」

朝潮「その通りです!」

荒潮「よく知ってたわねぇ」ウフフ
662 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:15:54.95 ID:Fu24Sfsz0
ショタ「……」

朝潮「……」

朝潮「やっぱり、怖いですか?」

ショタ「怖くはないよ。ただ、すごく緊張しちゃって……」

荒潮「年上の男性の輪に入っていくんだもの、仕方ないわ」

ショタ「でも今はお姉ちゃんたちと一緒だから……」

ショタ「難しい時は、頼っても良い?」

朝潮「えぇ! 何でもお申し付けください!」パァァ

荒潮「今日は(霞がいないから)うんと甘えて良いのよ?」パァァ

ショタ(すっごい嬉しそうな笑顔……)

ショタ(でも、そんな何気無い顔を見たおかげか、どんどん落ち着いてきたみたい)

ショタ(お姉ちゃんたちには敵わないなぁ……)フフッ
663 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:16:25.38 ID:Fu24Sfsz0
朝潮「荒潮、ショタ君搭乗は大丈夫ですか?」

荒潮「えぇ。とっても上手よ」

ショタ「背負われるのに上手下手とかあるの?」

朝潮「もちろん。艦娘とバランスを合わせられないと、場合によっては航行不能に陥ります」

ショタ「そうなんだ……!」
664 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:17:04.60 ID:Fu24Sfsz0
荒潮「その点ショタ君は……えーい!」ザザッ

ショタ「わわっ!?」

ショタ(振り落とされそうな急転回の連続に、思わず小さな悲鳴をあげる)

ショタ(急加速、急転回、急減速……)

ショタ(数回のジグザグ航行から急停止しての砲撃構え)

朝潮「こらっ! 勝手に戦闘用航行に切り替えないの!」

ショタ(朝潮お姉ちゃんの一言で、ようやく止まってくれた荒潮お姉ちゃん)

荒潮「でも、ホラ! ショタ君とっても上手でしょう?」

朝潮「た、確かに……!」
665 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:17:40.42 ID:Fu24Sfsz0
ショタ「もしかして、今のが……?」

朝潮「はい! 艦娘の基本的な航行術です!」ビシッ

荒潮「これなら、ショタ君を連れて戦闘も可能ね♪」

ショタ「移送のために艦娘が民間人を背負った事例は聞いたことあるけど、さすがに戦闘は勘弁だよ」

朝潮「もちろんです! 艦隊の指揮官たる提督を戦線に送り出すなど言語道断!」

朝潮「朝潮一同! 最期まであなたを守り通します!」ビシッ

ショタ「ありがとう。でも、お姉ちゃんたちも無理しちゃダメだからね?」

荒潮「うふふ……お気遣いありがとうございます♪」

朝潮「……前方、目的地を確認!」

荒潮「さあ、ここからは気を引き締めなくちゃ」

ショタ「……うん」ギュッ
666 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:21:56.71 ID:Fu24Sfsz0
中央鎮守府――廊下――



ショタ「うぅ、緊張する……」

荒潮「初めての参加だもの、仕方ないわ」

朝潮「ショタ君」

ショタ(そう僕を呼び止める朝潮お姉ちゃんは、想像していたよりも落ち着いていた)

朝潮「もし不安な時は、私たちの顔を見てください」

ショタ「……うん、分かった」





ショタ(久し振りに帰ってきたかつての生家、初めて参加する会議、僕を守る2人の艦娘……)

ショタ(みんなのためにも、僕がしっかりしてなくちゃ!)グッ...!
667 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:22:27.90 ID:Fu24Sfsz0
ショタ「いざ……!」グッ

ギギィ……!









「「――!!」」





ショタ「!?」
668 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:23:23.89 ID:Fu24Sfsz0
ショタ(威圧感で吹き飛ばされる、という言葉の意味を理解した)

ショタ(大会議室の中央に置かれた、1つの巨大な机)

ショタ(それを取り囲むように、大勢の先輩提督たちが、その護衛である大勢の艦娘たちが、僕を鋭く睨み付けていた)





ショタ(こ……こわすぎる!!)ガビーン
669 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:24:08.52 ID:Fu24Sfsz0
朝潮「第8鎮守府、ただいま到着しました!」ビシッ

ショタ(そんな空気を切り裂くような、凛とした声)

ショタ「!」

ショタ(そ、そうだ!)

ショタ(これは僕が言うべきことじゃないか)

ショタ(それにまだ僕は、部屋に入っただけ)

ショタ(こんなところで怖じ気付いてる場合じゃないぞ!)

ショタ「た、ただいま到着しました!」
670 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:24:52.89 ID:Fu24Sfsz0
大淀「第8鎮守府の提督ですね?」

ショタ「あっ、あなたは……!」

大淀「中央鎮守府の大淀といいます。久し振りですね?」ペコリ

朝潮「警護の朝潮です」ペコリ

荒潮「同じく荒潮」ペコリ

大淀「あら、2人とも久し振り」

大淀「開始までまだ時間あるから、それまでに準備終わらせてね?」

ショタ「は、はひっ!」

ショタ(中央にいた頃、主に事務作業を中心に働いていた大淀お姉ちゃんだ)

ショタ(なんだか、懐かしい気分だなぁ)
671 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:25:30.22 ID:Fu24Sfsz0
大淀「席だけど、鎮守府設立順だから……」

大淀「あの空席にお願いします」

ショタ(ほとんど上座じゃないかあああああああどうなってるのこれえええええ!?!?!?!?)ガビーン

ショタ(普通は階級順で決まるんじゃないのおおおおおおおおおお!?!?!?!?)

荒潮「提督はすぐ階級が変わるから、席順はいつもこうなのよ?」ヒソヒソ

ショタ(それ早く言ってよおおおおおおおおおおお!?!?!?!?)

朝潮「司令官、着席しましょう」

ショタ「うん……」ズーン
672 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:27:54.92 ID:Fu24Sfsz0
ざわ……ざわ……



A新人提督「おいおい、ガキじゃねーか」

B新人提督「あれが噂の子供提督だよ」

C新人提督「あぁ、あれが噂の……!」

D新人提督「駆逐艦だけかよ、今度演習でボコしてやるか」



ざわ……ざわ……



A中堅提督「ふんっ……俺の方が上だぜ」

B中堅提督「なら俺はその上だな」

C中堅提督「いやはや、本当に子供がなっていたとは……」

D中堅提督「後ろの艦娘たち……やるな」



ざわ……ざわ……
673 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:28:39.14 ID:Fu24Sfsz0
ショタ(辿り着いたそこには『第8鎮守府』のプレートの置かれたスペースが)

ショタ「ここ、だよね?」

朝潮「はい!」ビシッ

ショタ「うぅ……」スッ

ショタ(これほど辛い着席が今まであっただろうか、いや無い)

朝潮「……」スッ

荒潮「……」スッ

ショタ(僕の椅子の両隣に置かれた小さな椅子は、護衛の艦娘専用なんだろう)

ショタ(他の艦娘のお姉ちゃんたちと同じように、そこにお姉ちゃんたちは腰を下ろした)
674 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:29:29.05 ID:Fu24Sfsz0
ざわ……ざわ……



A一流提督「あの子たち欲しいね、後で声をかけてみるか」

B一流提督「ほほぉ……あやつが……」

C一流提督「第8鎮守府ってまさか、あの霞の……?」

D一流提督「そうらしいな。今日は来てないみたいだけど」



ざわ……ざわ……



A古参提督「忌々しい第8の連中め……!」ギリッ

B古参提督「あんな面倒になったのも、全て……!」

C古参提督「興奮するな。全て終わったことだろう?」

D古参提督「まったく……頭の痛い日が戻って来るとはな」



ざわ……ざわ……
675 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:31:55.11 ID:Fu24Sfsz0
ショタ「う……」

ショタ(みんな、僕たちを睨んでる……)

ショタ(まだ始まってないのに、もう挫けそうだよ……)

ショタ「……」チラ...

朝潮「……」

朝潮「……!」

ショタ(あ、気付いてくれた)
676 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:32:58.23 ID:Fu24Sfsz0
朝潮「……」ニコリ

ショタ(いつもと変わらない、優しい笑顔)

ショタ(そして、その白く綺麗な手を、僕の手に重ねてくれた)

荒潮「……」ニコリ

ショタ(それに連動するように、隣の荒潮お姉ちゃんは、僕の背中を優しく撫でてくれる)

ショタ「……」ペコリ

朝潮「……」コクリ

荒潮「……」コクリ

ショタ(無言だったけど、それだけで僕たちの心はつながっているのが分かった)

ショタ(……)

ショタ(なんだか……嬉しいな)
677 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 01:42:11.24 ID:Fu24Sfsz0
そして――



大淀「本日はお集まりいただき――」

中央鎮守府提督「最近の深海棲艦側の動きは――」

ショタ「……」









ショタ(内容がちょっと難しい……)ショボン
678 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 02:17:30.23 ID:Fu24Sfsz0
ショタ(僕の分かる範囲でしか理解できなかったけれど……)

ショタ(最近の深海棲艦たちは、以前よりも賢くなってきたみたい)

ショタ(だから情報漏れには細心の注意を払うように、ということだった)

ショタ(実際に何をどうすれば良いのか、それはさっぱり分からなかったけれど)

ショタ(あとは、艦娘とのセックスについての注意をされて……)

ショタ(そのまま会議は終わっちゃった)

ショタ(……)





ショタ(案外、呆気なかったなぁ)
679 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 02:18:22.44 ID:Fu24Sfsz0
ちょっと休憩します
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/05/13(日) 08:11:12.37 ID:IdbKDCrSO
39:名無しNIPPER[sage]
2017/12/13(水) 07:00:47.97 ID:Vaip4FVHo
お前だんだんエロ書くの下手になってきたな
一回文章の書き方勉強してきたら?

ケンカ売ってるんじゃなくマジで
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/13(日) 09:40:32.52 ID:+M2s0kSnO
また末尾SOが暴れてるよ
作者も毎度のように色んなスレでコイツに粘着されてほんとに不憫だなあ
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/13(日) 09:46:48.88 ID:5KFY9gg9O
(そもそもエロ関係ないパートじゃないか
 粘着は作者にPCのDドラでも晒されたのか)
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/13(日) 18:38:00.86 ID:KXmcph7QO
会議でセックスの話題…
684 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 21:55:08.27 ID:Fu24Sfsz0
控室――



荒潮「ふふ」ポフッ

朝潮「……」ポフッ

ショタ「ふぅ……!」ボフッ

ショタ(大淀お姉ちゃんに案内され、鎮守府内の控室に案内された僕は、すぐさまソファに腰を下ろした)

ショタ(……と思ったら、お姉ちゃんたちが先に座って、僕がその間に収まる形になった)

ショタ「疲れたぁ〜……」グッタリ

朝潮「お疲れ様です♪」ナデナデ

荒潮「頑張ったわね〜♪」ナデナデ

ショタ「ふわぁ……♡」

ショタ(疲れた僕を癒すように、頭や胸を優しく撫でてくれる朝潮お姉ちゃんと荒潮お姉ちゃん)

ショタ(……もしかして、僕がソファに座り込むことを一瞬で察知したのかな?)

ショタ(お姉ちゃんたちってスゴイ……僕はあらためてそう思った)
685 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 21:56:36.62 ID:Fu24Sfsz0
ショタ「それにしても……」

ショタ「何で僕たちのことを、あんなに注目してるんだろう?」

朝潮「……」

荒潮「それは……」

ショタ「特に、霞お姉ちゃんのことを噂してたような気がするんだ」

朝潮「……」

荒潮「えっとぉ……」

ショタ「どうして霞お姉ちゃんのこと――」

朝潮「……嫉妬してるんですよっ……!」

ショタ「え……?!」
686 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 21:57:38.38 ID:Fu24Sfsz0
朝潮「嫉妬ですっ……!」

朝潮「真実の愛に気付いた霞のことを、ただ嫉妬してるだけですっ!」

朝潮「そんな醜い感情が、どれだけ霞を傷付けたか……! どれだけ助けを呼ぶ声を無視してきたか……!」

朝潮「あれだけ苦労していた時には、誰も何も知らないままで……!」

朝潮「みんな……みんな自分勝手なんですっ!」ダンッ!!

朝潮「最低なんです……!!」ギリッ...

ショタ「えっと、その……」

ショタ「あの……朝潮お姉ちゃん?」

朝潮「え……あっ!?」

朝潮「ご、ゴメンなさい! つい興奮してしまって……!」アワワ

荒潮「本当に、珍しいこともあるわねぇ」オホホ...!

ショタ(朝潮お姉ちゃんが、こんなに感情をむき出しにするなんて……)

ショタ(一体、何があったんだろう……?)
687 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 21:59:29.89 ID:Fu24Sfsz0
荒潮「きっと、会議のせいで、神経が昂ってるのよ」

荒潮「何か飲んだら?」ニコ...

朝潮「そうですね……そうしましょう」

朝潮「ショタ君もいかがですか?」ニコ...

ショタ「あ……うん、お願い」

朝潮「分かりました」

ショタ(ソファから立ち上がり、備え付けの小さな台所に足を運ぶ朝潮お姉ちゃん)

ショタ(長いこと一緒にいたから、僕には分かる)

ショタ(2人の笑顔は、心配かけさせまいとする、下手な取り繕いだった)

ショタ(過去に何があったのか、本当は問い詰めたかったけど……)

ショタ(お姉ちゃんたちの悲しい微笑みは、そんな僕を思いとどまらせるのに十分だった)
688 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/05/13(日) 22:16:40.47 ID:Fu24Sfsz0
今週はここまで。
以前と比べて書く時間が露骨に減りましたが最後まで頑張ります(自分語り)
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/04(月) 11:08:57.85 ID:CQrg2SA9O
まだかー
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/11(月) 12:58:25.38 ID:A3knhKUWO
春イベで忙しいんだろ
691 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 13:48:48.49 ID:5Te/0l4M0
コンコン



ショタ「……ん?」

荒潮「こんなタイミングに誰かしら?」

ショタ(本当に誰だろう?)

朝潮「私が出ます」スタスタ

朝潮「どちら様でしょうか?」

??『……別の鎮守府の提督だ』

??『ご挨拶でも……と思ってね』

朝潮「……どうしますか?」

ショタ「挨拶って言ってるし、追い出すのもちょっと……」

朝潮「……分かりました」

朝潮「少々お待ちください」

??『あぁ……』
692 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 13:54:23.64 ID:5Te/0l4M0
カチャカチャ……カチャッ!

ギイィ……



隻眼提督(以降、隻眼)「失礼する……」ズカズカ

浜風「失礼します」スタスタ

ショタ「えっ……」

ショタ(なんだ、この人?!)

ショタ(顔の半分に、酷い火傷を負ってるみたいだ)

ショタ(片目を覆う眼帯が、いかつい体躯も相まって、威圧感が凄いなぁ)

ショタ(いかにも軍人な提督も気になるけど……)

浜風「?」ボイーン

ショタ(あの艦娘のお姉ちゃんのおっぱいも気になってしまう……!!)

朝潮「くっ」Cond↓

荒潮「あらぁ〜」Cond↓
693 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 13:56:08.63 ID:5Te/0l4M0
隻眼「……」ズサッ

ショタ(よく見ると、それなりの年みたいだ)

ショタ(40、いや50は過ぎてるかな)

ショタ(そんな人が僕に、それもこんな子供に、一体何の用事だろう?)

隻眼「……」

ショタ「……」

隻眼「……」

ショタ(何か喋ってほしい……)
694 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:02:15.31 ID:5Te/0l4M0
隻眼「貴様か……久しいな」

ショタ「えっ?」

ショタ(僕を知ってる?)

ショタ(でも僕は、彼のことなど覚えがない……どうしよう)

ショタ(……)

ショタ(ここは、正直に答えよう)

ショタ「えっと……どなたでしょうか……?」

隻眼「……」

隻眼「なるほど」フフッ
695 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:04:16.47 ID:5Te/0l4M0









隻眼「それが答えというわけかッッッッ!!」








696 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:09:00.57 ID:5Te/0l4M0


















697 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:11:47.40 ID:5Te/0l4M0
ショタ(……)

ショタ(それは、一瞬の出来事だった)

ショタ(彼は大きく叫ぶなり、手のひらに隠し持ったナイフを光らせ、僕の胸に突き立てようとしたんだ)

ショタ(でも荒潮お姉ちゃんが、左手の艤装で、それをあっさり払いのけた)

ショタ(それはもう、まるで初めから分かっていたみたいだったよ)

ショタ(だけど隻眼の提督も負けていない)

ショタ(邪魔されたナイフをあっさり離し、代わりに荒潮お姉ちゃんの艤装をスルリと奪い取ったんだ)

ショタ(それを僕の頭部へ殴りつけようとした瞬間、その動きはピタリと止まった)

朝潮「そこまでです」ガチャ

隻眼「チッ……!」

ショタ(部屋に響き渡る、冷たく凛とした声)

ショタ(朝潮お姉ちゃんが銃口を提督に突き付けていると分かった時、全てが終わっていた)

荒潮「……」ガチャッ

浜風「っ……!」カチャリ

ショタ(僕を狙う隻眼の提督、それに狙いを定める朝潮お姉ちゃんと荒潮お姉ちゃん、そして2人に狙いをつける向こうの艦娘のお姉ちゃん)

ショタ(たった数秒の間に、それだけの攻防が行われていたんだ……)



ショタ(……あまりの速さに、遅れて解説するだけで精一杯だよ)
698 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:14:28.34 ID:5Te/0l4M0
朝潮「私たち第8鎮守府の提督に手を挙げるとは……」

朝潮「あなたも堕ちたものですね」

ショタ(朝潮お姉ちゃんの艤装は全て、この提督の急所に向けられていた)

隻眼「……何年もダラけてりゃ、鈍ってると思ったんだがな」

荒潮「うふふふ……そんなワケ無いじゃないですかぁ」ニッコリ

ショタ(目が笑ってない……)

朝潮「私たちの艤装を奪っても撃ち返せないのはご存知ですね?」

荒潮「艤装は、艦娘じゃないと引き金に反応しませんから〜♪」

隻眼「チッ……知ってるよ」
699 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:18:08.09 ID:5Te/0l4M0
荒潮「手下を1人連れてきたのは、念のためかしら? それとも忠誠心?」ニコニコ

荒潮「ねぇ、あなたはどっち?」ニコニコ

浜風「っ……く……!」プルプル

荒潮「あら、緊張してるみたいね」

朝潮「仕方ありませんよ」

朝潮「今の一瞬で、私たちとの練度の壁を理解したのですから」チャキッ

浜風「ぁ……ぅ……!」ブルブル

ショタ(おっぱいのお姉ちゃん可哀想過ぎる……)
700 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:21:22.75 ID:5Te/0l4M0
朝潮「あなたは何故反乱に参加したのですか?」

浜風「わ……私は……!」ギリッ

浜風「司令官、の……艦娘……ですっ……!」

浜風「ずっと……ずっと……一緒に、乗り越えて……!」ポロ...

浜風「だ、だから……彼の、望゛むことはっ……全て……!」ポロポロ

朝潮「……」

荒潮「なるほどねぇ」ニコニコ

ショタ(おっぱいのお姉ちゃんボロ泣きだ……)

ショタ(よく見ると隻眼の提督も、顔色が青いな……)

ショタ(でも、仕方ないよ)

朝潮「ふぅん……?」ギロリ

荒潮「あらぁ……?」ニコニコ

ショタ(今のお姉ちゃんたち……僕でも怖いって思うもの)
701 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:21:53.24 ID:5Te/0l4M0
朝潮「あなた方は、海軍の防衛の要たる提督に刃を向けました」

朝潮「どんな厳罰を喰らうか……分かっていますね?」

隻眼「あぁ……あの暗い部屋に戻るのは覚悟している」

浜風「そ、そんな提督!?」

隻眼「こいつは勝手についてきただけだ。俺は彼女の静止を振り切り、事に至っただけでな」

隻眼「それが真実だ……分かるだろう?」

浜風「提督……!」グスッ
702 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:23:33.20 ID:5Te/0l4M0
浜風「申し訳ありません……!」

浜風「私がっ……私が弱いばかりにっ……!」

隻眼「お前のせいではない。俺の自業自得だ」

浜風「提……督……!」グスグス

ショタ(うわぁ、なんだか大人なやり取りしてる……ちょっと憧れるや)

ショタ(そっか……僕を守るために、お姉ちゃんたちは……)

ショタ(それを理解した今は、怖さよりも格好良さが上回ってきた)

ショタ(さすがは朝潮お姉ちゃんと荒潮お姉ちゃん! 格好良いなぁ!)キラキラ

朝潮「……」

荒潮「……」
703 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:25:12.78 ID:5Te/0l4M0









荒潮「何を勘違いしてるんですかぁ?」ニタァ








704 : ◆ag9TZfREZs [saga]:2018/06/17(日) 14:29:23.28 ID:5Te/0l4M0
朝潮「動かないでください!!」ガチャッ

隻眼「なっ――!?」

朝潮「少しでも不審な動きをすれば、警告なく撃ちます!!」

浜風「くっ――!」

荒潮「まさか私たちが、あなたを憲兵に突き出して終わりだと思ったんですかぁ?」

ショタ(え……そんな……嘘だよね……?)

ショタ(まさかお姉ちゃんたち、この場で2人を……!?)

ショタ(いくらなんでも、そんなことしないよね……?!)





朝潮「……」ギロリ

荒潮「……」ニコニコ

ショタ(あっこれガチだ)
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