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安価とコンマでダンジョンタワー攻略 R-18

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816 :塔の主 ◆B2ErFCUzdE [saga]:2018/08/20(月) 23:55:50.80 ID:8w6POfzj0
ちょっとだけ更新

―――――――――

「う…うぅん…」

チュンチュン チチチ…

小鳥たちのさえずり、窓からの暖かな日差しを感じながらアリスは目を覚ました。

(あ… もどって きたんだ…)

自分の身体が白いシーツにつつまれ、ふかふかのベッドに身体が沈み込んでいるのを実感しながら、自分が無事に戻ってきたのだという事実を受け入れる。

「ようやくお目覚め? あなたって寝起き悪いわよね」

自分のすぐ傍から聞き覚えのある声。

ウェルだった。どうやら彼女もいっしょに脱出することができたらしい。

彼女はアリスと同じベッドに寝かされて共に一晩を過ごしたようだった。

「…ウェル。ここは…?」

「あなたのギルドのいる宿でしょう。さっきあなたの仲間の人が様子を見に来てたわ」

そういってウェルは飲みかけのホットミルクに口をつける。

「―ふう」

ウェルが安らかな気持ちを含めるように小さく微笑んだ。

「―あったかくておいしいわ。こんな感じ久しぶり…ううん、初めてかも」

昨日の陵辱劇から一晩明けたばかりだというのに、そんな事実はなかったかのようにウェルは落ち着いた表情を見せていた。

「あなたも、飲む?」

アリスは半身を起こすと差し出されたカップを受け取り、ゆっくり口をつけた。

一瞬、ウェルが焦るような顔を見せたがアリスは気づかずにミルクを味わう。

「うん おいしい ギンガがもってきてくれたの?」

「え、あっ」

なぜかアリスの唇をじっと見つめていたウェルがハッと我に返る。

顔が少し赤い。

「あ、あのシノビの人のこと? そうよ。あなたのことも心配してたわっ」

「なにか いわれた?」

「何があったのか、聞かれたわ。濁しておいたけど、何をされてたかっていうのは気づかれてるわね」

「…えっちなこと いっぱいされた…」

「そ、そうね…」

少し気まずい空気が二人の間に流れる。
817 :塔の主 ◆B2ErFCUzdE [saga]:2018/08/20(月) 23:56:44.37 ID:8w6POfzj0
やがてぽつりとアリスが―

「ごめんね。 わたし ウェルをまもれなかった」

「…ま、まだそんなこと気にしてたの? アレはしょうがないわ。相手が悪すぎたのよ」

責任を感じているのか、若干沈んだような口調のアリス。

だがそんなアリスの言葉をウェルはあっさりと『しょうがない』で片づけた。

「ジェネラルオークに目をつけられて生きて帰れただけでも奇跡なんだから。あれくらいで済んで良かったと思うしかない」

「よかった… ? 」

アリスはウェルの達観したかのような態度に少しもやもやしたものを感じた。

あんな凌辱を受けて『あれくらいで済んだ』と言えてしまうウェルはいったいこれまでどんな経験を積んできたのだろう。

無垢なアリスにはそれがウェルの人生観からくる知見であることにまだ気づくことはできなかった。

「まあ悔しいのは悔しいけどね…」

そう言って、ウェルはまた小さな笑みを浮かべる。

今度はわずかな苦みと…諦観を含んだような笑みを。

アリスは少し不安になった。

すぐ近くにいるはずのウェルがとても遠い場所にいるような気がする。

「ウェルは…これからどうするの?」

わずかな不安を抱きながら、アリスが問う。

「そうね…」

ウェルは窓から空を見上げた。

「どうしようかしら、ね…」
818 :塔の主 ◆B2ErFCUzdE [saga]:2018/08/20(月) 23:57:21.10 ID:8w6POfzj0
今はここまで。

進まなくてごめんねー
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 23:59:33.42 ID:wpx6QpPA0
乙ー!
気長に待ってます!
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/11/26(月) 21:30:01.53 ID:OB6PoxmgO
戻って来てほしい…
821 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/05(火) 19:01:24.71 ID:gwAK1vkF0
半年…近く…留守にしてしまった…
この間サーバ停止とかいろいろあったね…

ようやくウェル編書き終えたよ…
ちょっとずつ投稿するよ…
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 19:02:09.65 ID:BSi6/9VG0
待ってた!復活嬉しい!
823 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/05(火) 19:07:59.32 ID:gwAK1vkF0
久々なせいかトリップも変わっちゃってるけど本人です
それではいきます

――――――――――――――――


その少女は父親の愛を感じながら暮らしていたし、それなりに幸福を感じていたはずだった。

ただ周囲の人間たち、とりわけ同年代(ホムンクルスである彼女と比較する言葉として適当であるかどうかはわからないが)の子供たちのアリスに対する反応は冷たいものがあった。

「おまえ人間じゃないんだってなー」

「そうだよ。わたしホムンクルスっていうんだって」

「何考えてるかわかんねぇ 人形みたいだ」

「きもちわりー あっちいこうぜー」

そしてアリスは去っていく子供たちの背を見送りながらぽつりと呟くのだった。

「きょうも いっしょにあそべなかった」



「ダメじゃないかアリス。勝手に一人で出て行っては」

「だって とじこもってるばかりでつまんない」

「私たちがここにいることが知られてはまずいんだ。お前は世界の命運を左右できるほどの存在なんだぞ」

父親の言葉の意図はアリスには理解できなかったが、彼がそういうことを口にする時は決まって何かに怯えている様子を見せていた。

2人はことあるごとに住処を転々とした。

まるで何かに追われるように。

実際それは逃亡生活だったのだが、アリスはなぜ自分たちはずっと同じ場所で暮らせないのだろうといつも不思議に思っていた。

ある日、とある場所で父は倒れた。

元々身体が弱く、研究者として暮らしてきた彼の身体は続く逃亡生活の中で疲弊しきり、病魔に侵されていたのだ。

「アリス、ああ、アリス。私の最高傑作。お前だけは、お前だけは逃げ延びてくれ」

息も絶え絶えになりながら、彼はアリスに何かを伝えようとする。

「お前が奴らに捕まってしまえば、世界は…ああ、いや、違う。世界、なんて…どうでも、いいんだ。私は、お前が、自由に、生きていてくれさえいれば」

「おとうさん、しんじゃうの。」

「許してくれ、アリス。私には、お前にこんな…こんな忌まわしいものしか残してやれない」

布にくるまれたそれは奇怪な装飾が施された『銀の鍵』だ。

「この世でお前だけが…お前だけがその『鍵』の真の力を引き出せる…私がそのようにお前を作った…作ってしまったんだ」

言葉の端々に後悔と罪悪感が滲み出ているようだった。

「これからは自由に生きるんだ。その鍵を使って、何をしてもいい…世界を救うことも、滅ぼすことも、お前の望んだままに。だが、ああ…願わくば」

男は優しい笑みを浮かべながら、言った。

「幸せになってくれ アリス。 私の…可愛い娘」

父親はそれきり動かなくなった。

アリスは一人になった。

「おとうさんも いなくなっちゃった」

父の最期の言葉の意味を考えるよりも、アリスの心は初めて感じる孤独感に押しつぶされそうになっていた。

ふらふらと街中を歩くアリスを、人々は薄気味悪そうに遠巻きに眺めている。

その視線は、かつて自分を仲間外れにした子供たちの視線を思わせた。

一人になったホムンクルスの少女に手を差し伸べる者など誰もいない。


824 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/05(火) 19:11:56.04 ID:gwAK1vkF0

どうして みんな わたしを ひとりにするんだろう。



「わたしが…」



(おまえ人間じゃないんだってなー)

(何考えてるかわかんねぇ 人形みたいだ)

(きもちわりー あっちいこうぜー)



「にんげんじゃ、ないから?」



久々に昔の夢を見た。

プリうさのメンバーになってからは久しく見ていなかった夢だ。

やはり疲れがまだ残っているのか、ウェルとの語らいの後、うとうとして再び眠りにおちてしまったらしい。

「ふわ…ごめんねウェル。 わたし どれくらいねてた…」

瞼を眠たげにこすりながら隣りにいるはずのウェルに話しかける。

―返事はない。

「…ウェル?」

徐々に意識を覚醒させながら隣りを見やる。

アリスの隣りのスペースはもぬけの殻だった。

ベッドのすぐ傍ではわずかに開いた窓がきぃきぃと幽かに軋んだ音を立てている。

「…っ!」

アリスはシーツの感触を確かめた。

まだわずかにぬくもりが残っている。

いなくなってから、それほど時間は経過していないはずだ。

「ウェル…!」

嫌な予感がする。

以前に味わった喪失の瞬間が再び訪れる…そんな予感が。

「いや、だ…!ウェル、探さなきゃ…!」

焦燥感に突き動かされるように、アリスは窓の外に飛び出していく。




「さぁて。これからどうしようかしら」

ウェルは大通りから離れた人の気配の少ない路地裏を歩きながら一人呟いた。

「アリスは怒るかしらね」

結局書置き一つ残さぬまま、アリスたちのいる宿から抜け出してしまった。

「しょうがないじゃない。あの場所は…居心地が良すぎるもの」

(わたしみたいな悪党がいていい場所じゃあないんだから。

とはいえ、タワーの根城に戻ろうという気は不思議と起こらなかった。

奴隷調教師としての自分を放り出してしまったら、もう自分には何もないというのに。
825 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/05(火) 19:15:44.69 ID:gwAK1vkF0

「…これからどうしようかしら」

また同じことを呟く。

心を入れ替えて、真面目に生きる?

やっぱりアリスたちのところに戻って、仲間に入れてもらう?

「…何をいまさら」

何人もの少女たちの、身体を狂わせ、心を壊してきた。

彼女らは…最初はどんなに泣き叫ぼうとも、「ご主人様」に玩具として買われていくときは幸せそうだった。

そうやって何人も何人も偽りの幸福という名の地獄へと堕としてきた。

ああ、そうだ。

私は奴隷調教師、毒使いのウェルだ。

それしか選択肢はないではないか。

やはりあの場所こそが、自分の生きるべき場所だ。

自分の才能を最大限に活かせる天職だ。

だが、それでも、それでも…あの時の、アリスの言葉が自分の心の中に響き続ける。




「ウェルはわるいこだけど それでも ともだちになれると おもうから」



(ああ…もうっ…)

綺麗な紫髪をくしゃくしゃとかきむしるウェル。

こんな気持ちのまま、自分は奴隷調教師に戻れるのか…?

思考はぐるぐると回り続ける。




「お前。毒使いのウェルだな」

突如振ってわいた素性を指摘する声。

「!?」

思考のループが途絶え、ウェルはビクリと身体を震わせた。

「だ、誰…」

声のした方向には一人の冒険者と思しき男が立っていた。

腰にはショートソード、身体はレザーアーマーというありふれた装備。

…本当に知らない顔だ。

「誰でもいいさ。賞金首『毒使いのウェル』。その首…いただくぜ」

そう言って男はショートソードを引き抜き、構えた。

(バウンティハンター!? くっ、こんな近くに来るまで気付かないなんて!)

自分の迂闊さに舌打ちしながらも、そういえば以前に自分の手配書を見たことがあったなとウェルは思い出していた。

『毒使いのウェル 賞金額2000万エイン ※生死問わず』

それにしても街中に現れたことを早速嗅ぎつけられるとは、バウンティハンター(賞金稼ぎ)どもの情報網もなかなか馬鹿にできない。

だがウェルにとって幸運だったのは、この男は賞金稼ぎとしては三流だったということ。

826 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/05(火) 19:18:09.57 ID:gwAK1vkF0
「正々堂々とやりたかったのかもしれないけど、話しかける前に攻撃すべきだったわねっ」

男が剣を構える寸前、ウェルは既に一匹の触手を路地裏の暗がりの中に走らせていた。

シャアッ、と蛇のように声を上げながら男に接近した触手は足元から胴を素早く這い上がり瞬時に首に巻き付いた。

「ォオっ!?ゴエぇっ!」

巻き付いた触手は喉元に食い込み、男の気道を締め上げていく。

「ぐ…がへっ…」

抵抗する間もなく、男は泡を吹いて気を失った。

(ふぅ…今はこれが限界か)

普段なら首の骨をへし折るくらいはできるはずが、今は疲労が残っているせいか窒息させるくらいが精一杯。

(一匹見かけたら他にまだ10匹いる…なんて言うわよね。他の賞金稼ぎに嗅ぎつけられないうちに移動しなきゃ)

ウェルは意識を失った男を残してその場を立ち去ろうとした。

しかし―

「あら。おそかった…かしら」

ウェルの前には既に新たな人影が立ちはだかっていた。

その人影―銀髪の少女は、透き通るような瞳でこちらを見据えている。

今度はウェルもよく見知った顔だ。

「…来ちゃったのねアリス」

「 ウェル…! 」



人造生命の少女アリス。

人と淫魔の混血児ウェル。


『半端モノ』の2人が静かに対峙する。


―決着の時が来た。
827 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [sage saga]:2019/02/05(火) 19:19:11.11 ID:gwAK1vkF0
ちょっとご飯食べてくる
828 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [sage saga]:2019/02/05(火) 20:06:37.94 ID:gwAK1vkF0

港町の寂れた裏通り。

物音と言えば大通りの喧騒が微かに聞こえてくる程度。

2人のはぐれ者はしばし無言のまま対峙していたが、やがて黒衣のローブをまとう少女―ウェルが口を開いた。

「―それで?

私に追いついてどうするつもりだったのかしら。もしかして」

わずかに吊り上げた唇から紡がれる、少々の嘲りを含んだ言葉。

「私をギルドの仲間に引き入れて…『なかよしごっこ』でもさせたいのかしら?」

一瞬だけククッと哄笑するかのように喉を鳴らすが、次の瞬間にはキッとアリスの瞳を見据え真顔で言い放った。

「残念だけど答えは ノーよ。 私は貴方たちとつるむつもりはない」

ぴしゃりと放たれたウェルの拒絶の言葉に、アリスの無表情が一瞬だけ狼狽の色を見せる

「あはは。アリスもそんな顔するんだ」

けらけらと今度ははっきりと声に出して嗤う。

「もし捕まえていたなら調教中にもそんな顔が見られたのかしら? そのへんはちょっと惜しいかもね。ふふっ」

「ウェル…なんで…そんな…」

同じような境遇を感じた。

共感を得られたと思った。

仲間に…友達になれると思った。

―でも、なぜ? なぜウェルはそんなことを言うの?

「今度は『信じられない』って顔してる」

ウェルは地面に落ちていた一枚の紙きれ(そこに倒れている賞金稼ぎの持っていたものだ)を拾い上げ、さっと目を通すと自嘲めいた笑みを浮かべてソレをアリスに見せつける。

「わかる? これ私の手配書。『毒使いのウェル 賞金額3500万エイン ※生死問わず』…ちょっと額が上がってたわね」

手配書にはウェルの人相書きや賞金額の他にこれまで彼女が犯してきた様々な罪状が記載されていた。

「―この通り。奴隷調教師『毒使いのウェル』の名は結構売れてるのよ?

貞淑なお嬢様も強気な女戦士も。私の手にかかれば男の腹の上で卑しく腰を振る肉人形に早変わり。なかには美少年とかもいたかしらね。ふふっ」

妖艶な笑みを浮かべながら、重ねてきた悪行を自慢げに並べ立てるウェル。

「つまり私はあのジェネラルオークみたいな奴らの同類。人間を食い物にして弄ぶ側。そんな私が―」

その妖艶な笑みがふっと陰る。

「―あなたたちと一緒にいられるわけないじゃない」

「ウェル…」

透き通るようなアリスの瞳がウェルの歪んだ笑みを映しだす。

「そんな綺麗な目で私を見ないでよ、アリス」

自嘲めいた笑みのままウェルの言葉は続く。

「あなたの仲間たちも私を同じように見つめてくれるのかしら。でも私はそんな人たちをどんなふうに見つめ返せばいいわけ?」

ウェルは見てきた。自分自身が体験した、そして自分が他人に体験させてきた汚らわしい地獄のような光景を。

「そこは私の居場所じゃない。…いるべきところじゃない」

そして放たれる拒絶と断絶の言葉。

「だから一緒には居られない」



「…」

再び二人の間を重苦しい沈黙が包んだ。
829 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [sage saga]:2019/02/05(火) 20:12:04.35 ID:gwAK1vkF0

「やだ…」

そしてその沈黙を破ったのはアリス。

「ウェルと、いっしょにいたいよ…いっしょがいいよ… わるいことしたとか、きれいだとか、そんなことしらないよ…!」

アリスにはウェルの過酷な人生など知らないし、かけてあげる言葉など判るはずもない。

だから口から出てくるのは、ただの子供じみたわがままのような言葉だけだ。

「…」

(ほんとにもう、この子は…)

ウェルは今度は嘲笑ではなく苦笑を浮かべていた。

「…だからあなたは世間知らずのお馬鹿さんだっていうのよ」

なんだか子どもの我儘に付き合う姉のような気分だった。

「おばかさんでいいよ… ほんとうにわからないもん…」

いつの間にか涙声になっていたアリスがぐすっと鼻をすすった。

「―ねぇ、アリス。貴方、そんなにも私と一緒にいたいの?」

「…うん」

「そっか…それじゃあ」

「わたしと組んで、一緒に『お仕事』してみない?」

「え…」

「ふふっ、そうよ、それがいいわ。貴方とはきっといいパートナー同士になれるもの。貴方は私と一緒にいられるし、私も奴隷調教師としての仕事がさらにやりやすくなるわっ」

さも素晴らしいアイディアであるかのように、ウェルが笑う。

だがそんなウェルの提案にアリスは困惑の色を浮かべた。

「それは…じゃあ プリうさのみんなとは…」

「正義のギルドと奴隷調教師が相容れるわけがないでしょう? だから、選んで。『わたし』か、『あの人たち』か―」

「」

混乱する思考の中で、プリうさの仲間たちの顔が次々と浮かんでくる。。

リーダーツバキ、ギンガ、クチナ、そしてミルキィ。

ウェルはなんて意地悪なことを言うんだろう。

ウェルと同じくらいプリうさのみんなも大切な存在なのに。

みんな大切な人たちなのに、どちらかを選ばなければならないなんて。

「わ わたし…」

ツバキたちの仲間として、人々を救うか。

ウェルのパートナーとして魔道を歩むか。

(わからない。 わたしは、わたしは…)



アリスが再び思考の迷宮にはまりこもうとしていたその時だった。

830 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/05(火) 20:15:02.04 ID:gwAK1vkF0


「居たぞ!賞金首だ!」



状況を破壊するかのような無粋な叫びが裏通りに轟く。

賞金稼ぎどもだ。

足元に倒れているやつの仲間か商売敵かはわからないが、何人もの武装した連中がウェルたちに向かって駆けつけてくる。

はん、と小さく鼻を鳴らすとウェルは向かってくる連中に向けて触手を放つべく手のひらをかざす。

「空気が読めないわね―」

しかし思った以上に数が多い。

今の自分に奴らとやりあうような力が残っているかどうかは怪しかった。

(これは不味いかもしれない…)

ここは戦闘よりも逃げの一手か。しかしその先に既に追手が回り込んでいる可能性も捨てきれない。

進退窮まったか、とウェルが覚悟する。

しかしそんなウェルを背にして、賞金稼ぎたちの前に立ちはだかる小さな影があった。

「アリス…?」

既視感がよぎる。

「にげて ウェル」

前にもあったはずだ、こんな状況が。

「あのときとおなじさくせん。こんどはせいこうさせるから」

言われてウェルがハッと息を呑む。

この状況は、オークたちに襲われた時と同じ。

「こんどは きっといっしょに…」



その澄んだ瞳には もう迷いの色は無い。



アリスは選択したのだ。

ウェルと共に行く未来を。



(ああ…!)

ウェルはアリスの背を前に感極まっていた。

(アリス。ありがとう。私を選んでくれて)

熱い涙が零れ落ちそうになるのを必死でこらえながら、刹那ウェルは素敵な光景を想い描いていた。



アリスと一緒の食事。

アリスと一緒のおしゃべり。

アリスと一緒におふろ。

アリスと一緒に、ずっと一緒に。



「アリス」

831 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/05(火) 20:18:33.72 ID:gwAK1vkF0

敵に立ち向かう友達の背中に優しく声をかける。

「アリス。ありがとう…でも」



―もう

―じゅうぶんだから。



触手が。

アリスの身体に一本の触手が巻き付いていた。

瞬時に手足の自由を奪われ、アリスは身動きが取れず地に倒れ伏す。

「えっ…」

アリスには何がなんだかわからない。

地に這いつくばってもがくアリス。

困惑顔の彼女にウェルの顔が近づいた。

「作戦、また失敗ね」

「ウェル、なんで…」

ウェルに問いただそうと顔を上げたアリスの唇に、ウェルの唇が重なる。




―それはお別れのキス。




「またね。 アリス。

大好きよ」



それがアリスの聴いたウェルの最後の言葉だった。

直後アリスは口移しで飲まされた薬液の効果により猛烈な睡魔に襲われ意識を失っていた。

832 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/05(火) 20:20:53.07 ID:gwAK1vkF0


結局。

毒使いのウェルは賞金稼ぎの追手から逃げおおせることに成功したらしい。

眠りこけたアリスを賞金稼ぎの集団に向かって触手の力で投げつけ、ひるんだ隙に煙幕や薬液などを振りまいて混乱している間に姿を眩ましたのだとか。



事が終わり、ふらふらと宿に戻ってきたアリスをプリうさの一同は暖かく迎え入れた。

アリスは少し落ち着いたあとリーダーであるツバキに、ウェルとの間に何があったのかゆっくりと話し始めた。

「―リーダーツバキ。 ごめんなさい。わたしは…」

「謝ることなど何もない。お前は彼女と友達でいたかった。ただそれだけじゃないか」

「で、でも」

ぽろぽろとアリスの双眸から大粒の涙が零れ落ちる。

「わ、わたし、ウェルをまもることいがい、どうでもよくなってた…ウェルがたいせつで、い、いっしょにいたかったけど…でも、プリうさのみんなだって、たいせつな はずなのに」

「どんな未来を選ぼうと、誰かを選ぼうと、それはお前の自由だ。けどこれだけは言える。例えお前が本当にウェルの処に行っていたとしても…」

アリスをツバキがそっと抱きしめる。

「お前は私が認めた『プリティーうさちゃんズ』の一員だ。それだけは決して変わらん。絶対にな」

「うっ、ぅうぅっ…うわっ、うわぁぁぁん…うわぁぁーーーん…」

力強く暖かい腕に包まれながらアリスは泣きじゃくった。ぐしゃぐしゃの感情の赴くままに。



この日以来、凄腕の奴隷調教師『毒使いのウェル』は裏の世界から忽然と姿を消した。

彼女のその後については、野垂れ死んだとか調教の被害者の家族からの報復を受けたとか、謎の隠れ家に身を隠して新たな仕事の準備を始めているとか様々な憶測が飛び交っているがどれも信憑性に欠ける情報ばかりである。

『毒使いのウェル』の行方は杳として知れない。

今はまだ―



毒使いのウェル編 了

833 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/05(火) 20:25:27.96 ID:gwAK1vkF0
ウェル編書ききった…
なんか肩の荷が降りた感じです。
ウェルちゃんに仲間になってほしかった人ごめんね。

スレの継続についてはもうちょっと落ち着いたらやるかもです。
それではまた…
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 20:28:48.41 ID:BSi6/9VG0
乙乙
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 23:34:38.80 ID:QEHiFt9OO
うお!?生存報告やったぜ!

期待して待ってます!!
836 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 17:36:31.14 ID:Qfv9kVYT0
ちょっとだけやります

――――――――――

第4回目探索の翌朝。

「よし、それでは本日の会議を始めるぞ」

元気を取り戻したツバキが音頭を取り、作戦会議が始まった。

「今日からは私も復帰だ。先日皆に迷惑をかけたぶん、しっかり取り返させてもらう。改めてよろしく頼む」

部屋に集まったのはツバキ他、ミルキィ、クチナ、ギンガの三名。

「さて本日の行動を決めたいところだが、その前に…アリスの様子はどうだ?」

「今はよく眠っているみたいですよ。昨日は…本当に大変でしたから。あの子には心身共にしっかり休息をとってもらいます」

「そういうリーダーはもう大丈夫なの?その、身体とか…」

「んん?はっはっは。ミルキィ、私を誰だと思っている」

ツバキはそういうとミルキィに向かってぐっと胸を張ってみせる。

「一日休んだお陰で活力は有り余っているぞ。今からでもダンジョンに殴り込みをかけたいくらいだ」

(…なら良いのですが…)

ミルキィは安心したようだが、やり取りを聞いていたギンガは微かな不安を抱いていた。

これまで―ダンジョン攻略に挑む前―とは何か違う、違和感のようなモノが見え隠れしているようだった。

長年ツバキに仕えてきたギンガだからこそ感じる微妙な変化。

(妙に…『色気』づいてきている)

ツバキはこれまで尿道蛭や触手、敵ギルドといった手合いによって何度か凌辱の憂き目に遭っている…その為だろうか?

(やはり…拙者がお守りしなければ。ツバキ様が…これ以上汚されぬように!)

表情を変えぬまま。人知れず、ギンガは握りこぶしを固めていた。強い意志と決意を込めて。
837 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 17:40:06.39 ID:Qfv9kVYT0

【アリス、一日休みとなります 探索・買い物に出かけることはできません】

ツバキ「アリスが頑張ってくれたおかげで魔力球ゲージが3段階目になったな」

ミルキィ「私も負けてらんない!」

クチナ「アイテムの手持ちは大丈夫かしら?」

到達階層 1F 
現在の魔力球ゲージ 3/5


現在の所持アイテム
『全員攻撃コンマ+20』0個
『敵攻撃コンマ半減』  0個
『携帯脱出ポータル』  0個
『疲労回復』      1個
『便利なカギ』     0個


淫乱度
ツバキ淫乱LV2
ギンガ淫乱LV1
ミルキィ淫乱LV0
アリス淫乱LV1
クチナ淫乱LV0


【今日のプリティーうさちゃんズ方針】

5日目です
今日はどうする?

1.探索に向かう

2.買い物にいく

↓1〜3安価指定・最大コンマを採用
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 17:46:30.13 ID:uLfXdmPLO
1
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 17:57:20.94 ID:bYrD2F16O
1
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 18:06:25.27 ID:X/hoSeI4O
1
841 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 18:29:01.04 ID:Qfv9kVYT0

コンマ94 

1.探索に向かう

ツバキ「うむ、それでは探索に向かうとするか!」



5人の中から3人選択してください

ミルキィ
ツバキ
ギンガ
アリス(行動不能)
クチナ

一つのレスに名前3人書いてください
↓1〜3 コンマ最大を採用します
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 18:31:04.16 ID:dUWDGWkrO
ツバキ
ギンガ
クチナ
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 18:32:57.86 ID:4QPM6vR/O
クチナ
ツバキ
ミルキィ
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 18:41:21.21 ID:HSLAL6DXO
ツバキ
ギンガ
クチナ
845 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 18:59:17.62 ID:Qfv9kVYT0
コンマ86

パーティ決定しました
以下3人で探索します

クチナ
ツバキ
ミルキィ
846 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 19:12:05.45 ID:Qfv9kVYT0

ツバキ「プリティーうさちゃんズ、出陣!」

ミルキィ「お、おー!(やっぱ恥ずかしい)」

クチナ(恥ずかしい)

タワー内を探索中

魔力球ゲージ 3/5

疲労回復     1
携帯脱出ポータル 0

ツバキ 疲労度 00
スキル:気合注入
スキル効果:攻撃コンマ+20(戦闘中使用可)

ミルキィ 疲労度 00
スキル:主役補正
スキル効果:コンマ・疲労度関係なく勝利する(戦闘中使用可)

クチナ 疲労度 00
スキル:特製ハーブ
スキル効果:全員の疲労回復(戦闘時以外使用可)

※戦闘用スキルは自分にのみ効果が発揮されます

01〜60 敵との遭遇
61〜98 宝箱発見 
奇数ぞろ目 敵ギルドとの戦闘
偶数ぞろ目 脱出ポータル発見(ダンジョンから脱出できます)

↓1コンマで判定
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 19:15:20.34 ID:miwq7psQ0
えいや
848 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 19:57:40.91 ID:Qfv9kVYT0

コンマ34

01〜60 敵との遭遇

モンスターの気配!

※前回女の子エネミーが選択されたので今回は通常モンスターのみです
※女の子エネミー枠は次回戦闘で復活します

※オーガ復活です

<モンスター>
フェルモン触手
黒騎士
産卵蟲
肉壁
デルタホース
オーク
スライム
ゴブリン
デリバリーテーブル
強姦ゾンビ
食道ゴキブリ
イクボカズラ
ショジョトリグサ
パリピ
コスプレさせイヤー
ドラッグドライアド
キューピッド
粘着ブロブ
巨大ウサギ軍団
海賊団船長
エモーション・イーター
バロン・ミシェル
トロル
試作型キメラ
キノコお化け
吸血商人セウェルス
オーガ

能力の詳細は >>629 〜 >>634 を参照
↓1〜3 登場させたい敵名一体 コンマ最大を採用します
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 20:00:20.68 ID:yjFjCjnHO
試作型キメラ
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 20:02:30.95 ID:L5dfcihnO
産卵蟲
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 20:07:05.36 ID:PgfuuztFO
キューピッド
852 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 20:11:00.32 ID:Qfv9kVYT0

>>850
コンマ95

産卵蟲が出現します

しばしお待ちを

853 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 20:33:38.34 ID:Qfv9kVYT0
・産卵蟲
子宮または腸内に卵を産み付ける蟲型の生物
孵化した幼虫は生存に人間を含む動物の精液が必要なため脳に作用する物質を分泌する
そのため感染者は性欲が増大し本能的に寄生された場所へ精液を送り込むことを求めるようになる
虫下しは存在しないが一週間程度性欲を我慢することで死滅することが知られている

――――――――――――

ぶううーーーん…
ぶううーーーん…

不快さを催す奇妙な振動音がダンジョンの通路にこだまする。

クチナ「これは…蟲の羽音ですか?」

ツバキ「うむ…中型の蟲型の魔物といったところか」

ミルキィ「! リーダーあそこ!」

ミルキィが指さした方向から3匹の大きなトンボのようなモンスターが飛来してきた!

トンボの特徴である長い胴体を含めた全長は子供の腕くらいの長さはあるだろうか。

複眼をギラリと光らせ、キシャア!と獰猛な鳴き声を上げながら奇怪な形状をした尻尾をこちらに向けている。

ミルキィ「うわぁ…あのシッポの形、すっごいイヤな予感がする…」

ツバキ「ふっ!飛んで火にいる蟲とは正にこのこと!ミルキィ、クチナ!まとめて叩き落すぞ!」



産卵蟲と戦闘に入ります!
854 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 20:43:05.30 ID:Qfv9kVYT0

 産卵蟲 が現れた!

ツバキ「蟲風情に後れを取るこのツバキではない!」」

ミルキィ「キモいけど、触手よりはマシよねっ!」」

クチナ「こういうときは…えーとどれだっけ(ごそごそ」

※敵の最大コンマは50とし、
51以上は全て50として扱います

戦闘用アイテム所持数

『全員攻撃コンマ+20』0
『敵攻撃コンマ半減』  0

攻撃順はコンマ高い順に決まります
(1〜3コンマで決定)
 ↓1ツバキ 疲労度 00
 ↓2ミルキィ 疲労度 00
 ↓3クチナ  疲労度 00
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 20:45:51.83 ID:PgfuuztFO
ほい
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 20:48:28.07 ID:V/LFK9qzO
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 20:48:57.32 ID:HMc57x9fO
ほい
858 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 20:56:54.64 ID:Qfv9kVYT0
あっ珍しい クチナが2番手です

ツバキ > クチナ > ミルキィ
の順番で攻撃します!

3本勝負1本目!

現在 0勝0敗

ツバキのターン!

戦闘コンマ判定
↓1ツバキ(スキル使用可)疲労度 00
↓2敵
↓3スキル使う使わない?(安価で使うまたは使わないと指定してください)
※スキルが使えない場合3の判定は発生しません
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 21:02:45.74 ID:hWvx3QZ2O
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 21:04:38.11 ID:2Zjz38C/O
ゾロ目
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 21:06:53.59 ID:nHomacwuO
使わない
862 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 21:33:06.90 ID:Qfv9kVYT0

スキル使用は分けたほうがいいなコレ。

ツバキ 疲労度 00
コンマ74 − 00 = 74

敵コンマ 11
・コンマぞろ目は攻撃力2倍になります 
 例:コンマ11の場合22 コンマ22の場合44となります

ツバキ74
敵  22

産卵蟲「ぎっしゃあああああ!!」

ツバキ「醜悪な…!ふんっ!」

ツバキの太刀が一閃し、向かってくる蟲の一匹をカウンター気味に切り捨てた!

ツバキ「よし!まずは一匹!」

一本取りました!

3本勝負2本目!

現在 1勝 0敗

ミルキィのターン!

戦闘コンマ判定
↓1ミルキィ(スキル使用可)疲労度 00
↓2敵

※スキル使用は上記コンマ判定後おこないます
863 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 21:33:53.20 ID:Qfv9kVYT0
あ、ちがった!修正します
864 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 21:36:23.44 ID:Qfv9kVYT0

↓修正 2番手はクチナでした
ごめんね
―――――――――

ツバキ 疲労度 00
コンマ74 − 00 = 74

敵コンマ 11
・コンマぞろ目は攻撃力2倍になります 
 例:コンマ11の場合22 コンマ22の場合44となります

ツバキ74
敵  22

産卵蟲「ぎっしゃあああああ!!」

ツバキ「醜悪な…!ふんっ!」

ツバキの太刀が一閃し、向かってくる蟲の一匹をカウンター気味に切り捨てた!

ツバキ「よし!まずは一匹!」

一本取りました!

3本勝負2本目!

現在 1勝 0敗

クチナのターン!

戦闘コンマ判定
↓1クチナ 疲労度 00
↓2敵
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 21:40:19.48 ID:XhDJqJf+o
ホァイ
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 21:43:43.85 ID:nHomacwuO
ゾロ
867 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 22:30:46.85 ID:Qfv9kVYT0

クチナ 疲労度 00
コンマ48 − 00 = 48

敵コンマ 85
※敵の最大コンマは50とし、
51以上は全て50として扱います

85の為 50

クチナ48
敵  50

クチナ「あった!ふふふ受けてみなさい!薬師クチナの特製殺虫剤です!」

産卵蟲「キィエェェェーー!!」

クチナ「きゃっ…!」

 つるっ 
 
クチナ「あっ」

がちゃーーん!!

殺虫剤入りのビンは砕けて中身が飛び散った!

ミルキィ「なんでビン入りにしたーーー!!(ガビーン」

クチナ「ごめんなさーーい!!」

敵側に一本取られました!

3本勝負2本目!

現在 1勝 1敗

ミルキィのターン!
決戦です!

戦闘コンマ判定
↓1ミルキィ(スキル使用可)疲労度 00
↓2敵

※スキル使用は上記コンマ判定後おこないます
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 22:35:30.01 ID:nHomacwuO
ほい
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 22:37:46.03 ID:XhDJqJf+o
ダメみたいですね
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 22:42:15.59 ID:nHomacwuO
クチナのエロが見たいのに!
871 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 22:42:36.26 ID:Qfv9kVYT0
なんてへっぽこな子たち…しかしまだスキルがある…!

↓ スキル使う使わない?(使う・使わない 先に2票とった方を採用))
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 22:45:59.69 ID:3HtpDasaO
使う
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 22:47:39.84 ID:vfuLHrU4O
使う
874 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 23:10:50.62 ID:Qfv9kVYT0
やっちゃえミルキィ

スキル使用します

ミルキィ 疲労度 00
コンマ01 
※ スキル『主役補正』使用のためコンマ関係なく勝利します!

敵コンマ 03

ミルキィ01(スキル:主役補正により勝利)
敵  03

クチナ(あっ…しまった、他の薬が入ったポーチまで…)

ツバキ「しまった!蟲がクチナの方へ…!」

クチナ(なんで…なんで私、いつもこんななの…!)

ミルキィ「デンジィィィンッブレェェェイクッッッ!!!」

ビッシャアアアアンンッッッ!!!

かつてオーガの肉体を完膚なきまでに破壊した強烈な電撃が2匹の蟲を焼き尽くした!!

クチナ「え…今の…ミルキィの?」

頭を抱えていたクチナがおそるおそる顔を上げる。

ミルキィ「ふーっ…ふーっ…あっ!」

ミルキィ「しまったぁ〜っ!…咄嗟だったとはいえ蟲相手に魔石は勿体なさすぎたぁ!」

勝利の喜びに浸るどころか、思わぬ損失にミルキィもまた頭を抱えるのだった。


『プリティーうさちゃんズ』
2本奪取!
戦闘に勝利しました!
875 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 23:57:59.22 ID:Qfv9kVYT0
産卵蟲の魔力を吸い上げたのか、魔力球の輝きがまた少し大きくなった。

「よし、もう少しで魔力球も完成しそうだ。ミルキィ、お前の活躍のお陰だな!」

「あ、あはは…ソレハヨカッタネー」

ツバキの称賛の言葉に、しかしミルキィは乾いた笑みを返す。

出し惜しみはしないと豪語したものの、流石に蟲相手に1000万エイン相当の魔石消費は痛かったようである。

だがそれ以上に…

暗く落ち込んでいるのがクチナだった。

(何やってるんだろう、私…みんなの足を引っ張ってばかりで…)

「くーちーなー?」

「はっ、はぃぃ!?」

急にミルキィに詰め寄られて、クチナは身を縮こませる。

「もう、そりゃ私だって一千万はもったいないと思うけど。十分取り返せる額だし心配ないよ。クチナが気にするようなことじゃないって」

ミスしたクチナを気遣ってなのか、明るく接するミルキィ。

「クチナ、あの手の失敗は私もしょっちゅうやっている。その度にギンガの手を煩わせてしまっているが、人間同士で生きていくというのはそういうものだ。お前も私たちが失敗した時は助けてくれればいい」

「そういうこと。お互い様ってやつ。それでいいじゃん。ね」

「ツバキ…ミルキィ」

ツバキの度量の大きさにはいつも救われてばかりだ。そして今は、ミルキィにも。

「まぁ、クチナが実は結構ドジっ子だってのはなんとなくわかってるしね!」

「ははは。確かに、今更だな!」

「ひどっ!?」

笑顔の二人とのやり取りに、クチナの気持ちは少し落ち着いてきた。

(そう…ね。こんなことで落ち込んでるようじゃダメ)

クチナはグッと唇をかみしめて、顔を上げた。

(私は…頑張らないといけないんだ)

決意を新たにしたその表情には、どこか悲壮な色が滲んでいた。
876 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/06(水) 23:58:55.94 ID:Qfv9kVYT0
というわけで今日はここまでです
おつかれさまでした
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/07(木) 00:08:33.80 ID:W6mlxZzco
おつー!
878 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 03:34:00.39 ID:lT4NJ2Dz0

ちょっと魔力球の魔力ゲージのカウントにミスがあったかも

>>327 アルストに勝利 +1
>>497 わがまま王女(アイリーン)に勝利 +1
>>671 オーガに勝利 +1
>>813 毒使いのウェルと引き分け でも>>699で魔力球ゲージに+1すると明言してるので +1

つまりウェルとの戦闘後に魔力球ゲージは

4/5 になってるはずなんですね

>>813の表記が間違ってました
ごめんなさい
879 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 03:51:48.41 ID:lT4NJ2Dz0

というわけで…

次回は 魔力球ゲージ5/5(MAX)状態になったところから始めます

いよいよ2Fへ進むための魔力球が完成したプリティーうさちゃんズ

2Fへの転移魔法陣へとたどり着いた一行だが、彼女らの前に魔法陣を守護するボスが立ちはだかる。

果たしてプリうさは無事に2Fへと進むことができるのか…

つづく!

(期待しないでまっててね)
880 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 03:57:37.98 ID:lT4NJ2Dz0
(寝る前に産卵蟲との戦闘後の状況を置いときます)

戦闘に勝利したので魔力球ゲージがプラス1されます

魔力球ゲージ 5/5(MAX)

戦闘勝利後は疲労度が全員+5されます

疲労回復     1
携帯脱出ポータル 0

ツバキ 
疲労度 05
スキル:気合注入(使用〇
スキル効果:攻撃コンマ+20(戦闘開始時)

ミルキィ
疲労度 05
スキル:主役補正(使用×
スキル効果:コンマ・疲労度関係なく勝利する(戦闘開始時)

クチナ
疲労度 05
スキル:特製ハーブ(使用〇
スキル効果:全員の疲労回復
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 09:09:28.46 ID:Lhg2rNU50
期待
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 11:27:21.42 ID:aOWzsKm0o
復帰は嬉しいわ
これからも期待してます
883 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 16:49:02.78 ID:lT4NJ2Dz0

「おや…?魔力球の光が…」」

産卵蟲を倒して後、さらに魔力を吸収した魔力球は不規則に明暗のリズムを繰り返し始めた。

「なんていうか…まるで私たちを誘導してるみたいだね。ちょっと貸してみて」

ミルキィはツバキから魔力球を受け取ると、いろいろな方向に球をかざしてみた。

すると一定の方向にかざした時だけ、魔力球は一層大きな光を放った。

「やっぱり!光が大きくなる方へ向かえってことじゃないかな! この方向にあるのはたぶん…」

「ああ、転移魔法陣だ!」

プリうさ一行は魔力球の光に導かれながら、迷宮を奥へ奥へと進んでいく。

やがて彼女らは迷宮の中、ひときわ大きな広場のような場所へとたどり着いた。

「空気が…変わりましたね。その…違う世界からの雰囲気が、流れ込んでいる…というか…表現が難しいですけど」

クチナが周囲を警戒しながら思いを口にする。

「リーダー、床を見て!」

同じく周囲を警戒しながら進んでいたミルキィが叫ぶ。

「こ、これは…」

うっすらと蒼い光を放つ、不可思議な紋様の魔法陣が床に大きく描かれていた。

「大きいな。これが転移魔法陣か」

「起動させるには魔力球が必要っていう話だけど、どう使うんだろうね」

「魔法陣を守護するボスがいる、とも石板には記されていたハズですけど…」

その時だった。

―カッ!

突如ミルキィが手にする魔力球が一際大きく眩く輝いた。

「うおっ!?」

魔力球の輝きにより、光に照らされたツバキの足元から大きな『影』が伸びる。

「な、なにこれ!?」

「な、なにが起こっているんですか!?」

盲目のクチナもただならぬ気配を察して狼狽する。

やがて光は収まり、魔力球の輝きは元に戻った。

「ぐ…おさまった、か…? なんだったんだ、今の光は…」

眩んだ眼をゆっくりと開きながらツバキが呻いた。

「え…あれ、ツバキさん…えっ…なんで…?」

「どうしたクチナ、何かあったか?」

「なんで…えっと、そのツバキさんの気配がもう一つ…ツバキさんが、『二人いる』…?」

「クチナ、何言って…えっ?」

その時、ミルキィは気づいた。

既に光は消えているというのに。

先ほど光に照らされて浮かび上がったツバキの影が…まだ消えていない。
884 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 16:51:31.46 ID:lT4NJ2Dz0
「リーダー、気を付けてっ!後ろに何かいるッ!!」

「むうっ!?」

前に跳び、『後ろの何か』から距離を取りつつ振り返るとツバキは見た。

それは『自分の影』だ。

床に伸びた影が―まるで実体を得たかのように『立ち上がっていた』。

「なんだ…こいつは」

訝しげにつぶやくツバキに応えるように、そいつの…ツバキの影が口を開いた。

『神殺しの刃…振るいし者の…末裔』

「!」

「しゃ、しゃべった…!」

驚く一行の前で、その影はさらに姿を変容させた。

長い黒髪と東方風ライトアーマー。

顔立ち、体形、立ち振る舞いまでツバキと瓜二つ。

だがその瞳や肌、纏う鎧は影の色。

正に『漆黒のツバキ』というべき姿だった。



『我は試練にして門番。領域に至らんとする者ども。覚悟を以て、我を乗り越えてみせよ…!』



1F魔法陣を守護するボス

『ツバキシャドー』出現!
885 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 17:17:25.45 ID:lT4NJ2Dz0

ボス戦前の注意!

『ツバキシャドー』は姿こそツバキですが女の子エネミー扱いではないため倒してもエッチなシーンはありません。

しかし負けた場合は普通にプリうさ側がエッチな目にあいます。

キミはどっちを応援する!(ルパパト風)


では次のレスで戦闘順を決めますがその前に…


>>880 現在の状態

クチナのスキル『疲労回復』 またはアイテム『疲労回復』を使用するかどうか安価指定します

1.クチナのスキル『特製ハーブ』を使用 残り回数 1
2.アイテム『疲労回復』を使用 所持数 1
3.使わない

↓1で指定
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 17:41:17.85 ID:7fYrljbJO
3
887 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 17:49:37.93 ID:lT4NJ2Dz0
3.使わない
疲労度はそのままです

魔法陣を守護するボス 
ツバキシャドー が現れた!

ツバキ「くっ面妖な…まさか自分の姿と戦うとは!」

ミルキィ「やりづらいけど、気合いれていくよー!」

クチナ (神殺し…それって…?)

※ボス戦なので敵側の最大コンマ制限がなくなります!

戦闘用アイテム所持数

『全員攻撃コンマ+20』0
『敵攻撃コンマ半減』  0

攻撃順はコンマ高い順に決まります
(1〜3コンマで決定)
 ↓1ツバキ 疲労度 05
 ↓2ミルキィ 疲労度 05
 ↓3クチナ  疲労度 05
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 17:56:31.98 ID:7fYrljbJO
ほい
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 17:59:05.02 ID:bMVmFNyMo
アフン
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 18:15:39.55 ID:v8tXYOLcO
ほいほい
891 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 18:27:43.47 ID:lT4NJ2Dz0
ツバキ > クチナ > ミルキィ
の順番で攻撃します!

3本勝負1本目!

現在 0勝0敗

ツバキのターン!

(ちょっとこのコンマ指定の順番変えます)
※スキルが使えない場合1の判定は発生しません

戦闘コンマ判定
↓1スキル使う使わない?(安価で使うまたは使わないと指定してください)
↓2ツバキ(スキル使用可)疲労度 05
↓3敵
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 18:32:12.94 ID:h8rAxoM0O
使わない
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 18:36:27.07 ID:1/BY3ELJO
低く
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 18:47:53.26 ID:v+WKhuJjO
ほい
895 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 19:05:03.79 ID:lT4NJ2Dz0
スキル 使わない

ツバキ 疲労度 05
コンマ07 − 05 = 02

敵コンマ 26

ツバキ02
敵  26

ツバキ「はぁぁぁーーーっっっ!!!」

影ツバキ(…)スチャッ

斬りかかるツバキ。対して黒い太刀を構えるツバキシャドー。

ガッキィィィン!!!

ぶつかり合う刃と刃。押し負けたのは…

ツバキ「っくあぁぁぁぁっ!!な、なんだとっ!!」

打ち負けたツバキが体勢を崩す。

無防備になった腹にツバキシャドーの蹴りがめり込んだ。

ツバキ「ごふうっ!?」

ツバキは後ろに吹っ飛ばされ、石床に転がった!

ツバキ「こいつっ…強い…!」

敵側に一本取られました!

3本勝負2本目!

現在 0勝 1敗

クチナのターン!

戦闘コンマ判定
↓1クチナ 疲労度 05
↓2敵
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 19:06:31.68 ID:v+WKhuJjO
いけ
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 19:08:23.27 ID:TN+6TprIO
高コンマ
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 19:15:29.16 ID:r5M443fAo
そら
899 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 19:25:17.69 ID:lT4NJ2Dz0

クチナ 疲労度 05
コンマ68 − 05 = 63

敵コンマ 27

クチナ63
敵  27

影ツバキ『これで最期か…不甲斐ない』

ツバキシャドーはまだ起き上がれないツバキに対して太刀を上段に構える。

クチナ「させませぇぇぇぇんっっっ!!!」

背後からクチナがメイスを振りかぶる!

影ツバキ『甘いな』

ガキンッ!!

こんどはメイスと太刀のつばぜり合い。

やはりクチナが打ち負ける…とはならなかった。

クチナ「私だって…わたし…だってぇぇぇぇーーー!!!」

びきっ!びききっ!!

金属が砕けるような鈍い音が聞こえる。

先ほどのツバキの一撃はただ打ち負けただけではない。

ツバキシャドーの刃にほんのわずかな亀裂を入れていたのだ。

そこにクチナのメイスが追い打ちをかけ…

クチナ「うぁぁぁぁーーーーっっっ!!」

ばきぃぃぃんっっ!!!

ツバキシャドーの太刀はへし折れ、切っ先は床に突き刺さった!

影ツバキ『なん…だとっ』

一本取りました!

3本勝負3本目!

現在 1勝 1敗

ミルキィのターン!
決戦です!

戦闘コンマ判定
↓1ミルキィ(スキル使用可)疲労度 05
↓2敵
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 19:26:01.04 ID:bMVmFNyMo
そらっ
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 19:44:31.70 ID:TN+6TprIO
勝ったな風呂入ってくる
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 19:53:43.57 ID:95UN5yaUO
903 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 20:20:56.18 ID:lT4NJ2Dz0

ミルキィ 疲労度 05
コンマ04 − 05

敵コンマ 70

ミルキィ−1
敵  70


ミルキィ「やったぁ!すごいよクチナっ!」

クチナ「い、今ですミルキィ!今なら相手は無防備よ!」

ミルキィ「おっけー! くらえニセモノぉぉぉっっっ!!」

無防備なツバキシャドーに向かい、ミルキィが短剣を振りかざす!

―しかし。

ツバキ「…いかんミルキィ!!ナイフを引けぇぇぇぇっっ!!!」

影ツバキ『やはり甘い』

短剣の切っ先は…ツバキシャドーには届かなかった。

ミルキィ「…えっ」

クチナ「え?」

ツバキ「…ぐっ…」

―白刃取り(しらはどり)。

短剣の切っ先はツバキシャドーの身体に突き刺さる前に、相手の合わせた両手の平に収まるようにして受け止められていた。

ミルキィ「…う…そ…」

勝利を確信していたミルキィは愕然とせざるを得ない。

影ツバキ『太刀を失えば勝てると思った貴様の負けだ』

両手で短剣を抑えたままの状態でツバキシャドーはミルキィの腹部を蹴り上げた。

「ごふぉぉっ!」

真上に舞い上がり、そして床に叩きつけられる。

「あ…がっ…げほっ…」

激しく咳き込みながら床の上で悶絶するミルキィ。

影ツバキ『勝負あったな』

倒れたミルキィを見下ろし、ツバキシャドーは冷たく言い放った。



敵に二本取られました!

『プリティーうさちゃんズ』は敗北してしまった…

負けたメンバー中で
戦闘コンマが一番低かった仲間は…


ツバキ 07
ミルキィ 04

ミルキィがエッチな目にあいます
904 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 21:25:38.45 ID:lT4NJ2Dz0

「しょ…勝負あった、だと…? まだだ!私はまだ戦えるぞ!」

ダメージから回復したのか、立ち上がったツバキが太刀を構える。

しかしツバキシャドーは…

『そうだ。お前は戦える。だから太刀を折られた時点で…私はもうお前に勝てない』

「な、なんだと?」

「えっ…勝負あり、ってまさか…『どうせ負けるからおしまい』って、そういうこと…?」

まさかの敗北宣言にツバキもクチナも狐につままれたような顔をしている。

『そういうことだ。お前たちは私に勝利した。だからお前たちにタワーの第二階層へ至る権利を受け渡そう』

そう言ってツバキシャドーは床に転がる魔力球を拾い上げる。

その魔力球の色は紫色から黄色へと変化していた。

『この魔力球があれば第二階層へ移動することができる。受け取るがいい』

放り投げられて宙を舞った黄色い魔力球をツバキが受けとめる。

『第三階層へ移動するなら引き続きその魔力球を使って、第二階層の魔物を倒し魔力を蓄積していけばいい。私が言えるのはそこまでだ』

そこまで言うと、ツバキシャドーの姿が少しづつ闇に溶けるように消えていく。

どうやら本当に負けを認めたらしい。

「む…むう、少し納得がいかんが…だが勝ちは勝ちか。ミルキィ、クチナ、お前たちは大丈夫か…」

「つ、ツバキさん!大変です、ミルキィが!」

困惑したクチナの叫びがツバキの耳を打つ。

何事かと倒れたミルキィの方を見れば、なんとミルキィの身体が魔法陣の中へと沈んでいくではないか。

まるで底なし沼に沈むかのように。

「な、なんだと!!おいニセモノ!これはどういうことだ!負けを認めたのではなかったのか!?」

『ふむ、どうやらどこかに転移するようだな』

ツバキシャドーはあっさりと言い放った。

『残念だがそれは私の意思ではない。その娘、なかなかの潜在能力を秘めているようだからな…魔法陣が反応して、誤作動を起こしているのかもしれん』

「そんなっ!?」。

(魔法陣が誤作動するほどの…潜在能力? まさかあれだけ強力な魔法剣を自在に操れるのも…)

いやそんな推察などどうでもいい。今はミルキィを救い出さなければ。

「起きて、ミルキィ!起きてそこから抜け出して!!」

しかしミルキィは気を失ってしまったまま、ただずぶずぶと魔法陣へと沈んでいく。

「き、貴様!この魔法陣の守護者なんだろう!なんとかしてみせろ!」

『そこまで面倒は見切れない。だが魔法陣の性質上、この塔の外や異次元空間に放り出されることはないだろう』

「お、おい、待て!消えるな!せめてミルキィがどこに飛ばされるのか教えろ!」

『さらばだ。神殺しの末裔よ。お前の望み、果たしてみせるがいい』

ツバキの呼びかけも空しく、ツバキシャドーはついにその姿を消してしまった。

「くそっ…なにが『勝ちは勝ち』だ…!ミルキィ…ミルキィーーー!!!!」

ツバキの悲壮な叫びが魔法陣の広間に轟いた…

905 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 21:46:41.73 ID:lT4NJ2Dz0
というわけで
ドラマ的には勝利を掴んだプリうさでしたが、スレのシステム&ルール的には負けてしまったのでエッチイベントです。

ノリとしてはアリスとウェル戦のあとみたいに塔のどこかに飛ばされたあとどうなったかみたいな感じですね。

(毎度毎度エロ担当になった子を孤立させる手段が強引ですね)

ところでエロ安価指定の前にスレ主的にプリうさの各メンバーがどんな感じなのかお伝えしますと

ツバキ
艦隊これくしょんの戦艦長門みたいなイメージ

アリス
前にも言いましたがFateシリーズのジャックザリッパ―ちゃんみたいなイメージ

クチナ
同じくFateシリーズのメドゥーサさんを黒髪にしてポンコツ臭を増した感じ
(スレンダーだし目隠ししてるし)

ギンガ
意外とイメージするのが難しかったんですけど赤髪短髪&ナイスバディということで
『エロ絵師がキュアショコラを退魔忍っぽく書いた感じ』
(なんじゃそら)

ミルキィ
おっぱい&快活さを増したグラブルのゼタみたいなイメージ

それぞれこんなイメージで書いてます
906 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/08(金) 21:48:36.17 ID:lT4NJ2Dz0

それではエロ安価指定をしたいと思います



意識を失ったまま魔法陣の誤作動により塔のどこかへ飛ばされてしまったミルキィ。

彼女の身にいったいどんなエロいことが降りかかるのか募集いたします。

人間とか他のモンスターとかを絡ませてもらってもかまいません。

今回は 2/9 00:00を締め切りとします…が、少なかったら再募集するかもしれません。
締め切り時間以降に>>1の出したレスのコンマにもっとも近い安価を採用させていただきます。
※内容は作者が書きやすいよう改変する可能性がありますのでご了承ください。

では今日はここまでです
おやすみなさい

↓それでは募集開始
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 21:51:35.44 ID:r5M443fAo
用意していた安価を張り付ける時がきた……!(ガタリッ)

魔方陣によって、上の階層に飛ばされると同時に多数の怪物に襲われる
なんとか、それを捌いているが手数がどうしても足りなく、体力も尽きかけたところを、とある男冒険者に助けられて、なんとかその場を切り抜ける
その後、男冒険者から外へ繋がる魔法の扉にまで繋がる道を教えられるが、一週間ほど時間がかかることが判明する
男冒険者の善意もあり、扉まで同行してもらうことになるが、一日目の夜 男冒険者がトロルだと判明する
ミルキィも、相手は怪物ではあるが恩人は恩人であることには変わりはないと受け入れ、トロルの方もミルキィが自分に好意的だと理解して一つ、お願い……童貞卒業させてくれないかと頼み込む
恩人の願いなのでと一度だけ相手するが、トロルの超巨根とテクニック、絶倫っぷりに魅了され、魔法の扉まで続く一週間、セックスしてない時間がない程、熟れた日々を送り、外へ帰還する
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 22:00:06.96 ID:P/+CAMFf0
飛ばされた先はラミア三姉妹の巣だった。
ラミア達に良いようにおもちゃにされた後、彼女たちが種付けゲームを開催
三姉妹のうち誰かの子を孕むまで種付けされる

1週間後、無理やり出産させられ、育児用に母乳を無理矢理搾乳された後に解放される
その体には「ラミアの玩具」と刻まれていた。
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 22:15:01.00 ID:jdMYwWhHO
>>174
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 22:22:01.97 ID:Ievtoke0o
>>454
最後の下りは雌豚として忠誠を誓わされたに変えて
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 22:35:25.47 ID:T/GRbInsO
飛ばされた先で同じく飛ばされてしまった男性冒険者に出会う。
仕方なく二人でパーティを組んで、外に出ようとするが何日も彷徨ってしまう
彷徨う迷宮という不思議な、通常では入れない回廊に入ってしまったのだ
食料も少なく、水も少なくなって焦燥感だけが募っていく中、ある晩男性がミルキィを押し倒してセックスしてしまう
すまないと謝りながら死にたくない、ちくしょうと罵倒しながら泣いており、最初は恐怖していたミルキィも男性を抱きしめ、頭を撫でたり、ゆっくりといたわりながらセックスをしていた
それから二人は発情期のような獣のようにセックスを重ねる。ふと、ミルキィが気がつくと、ミルキィはボテ腹になっており、臨月の妊婦になっていた。

そのまま産気づき、子供を出産するが、生まれた子供は透明であって、産声は幽霊の嘆きの声のようであった。

その赤子をみて、男性は悟ったように、赤子とミルキィをお姫様抱っこで抱えて、壁の中に入っていく

そしてミルキィが気がつくと外に出ていた。
後日、行方不明の人間の手配書を見ていたら男性の顔があった。その日付はかなり前で、ミルキィと同じ目にあってから行方不明だったということだった
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 23:41:02.22 ID:aOWzsKm0o
スライムに捕まって性力を吸われまくる
弱りきった所を狙ってゴブリンが乱入、彼女を剥ぎ取り巣まで持っていき拘束用に飼っているデルタホースで拘束する
ゴブリン達は彼女の持ち物を物色し、デルタホースに為すがままにされている彼女をダンジョンで拾ったテイマーの鞭(テイマーが使うのと比べて効果が低い)でいたぶる
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 23:55:20.90 ID:3HerBLcUO
目の前にないている幼女がいて助けようとしたが正体はようじょであった
騙し討ちをくらって彼女の家に拉致されてむち打ちや三角木馬、アナル責めなどのsmプレイを強いられる
914 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/09(土) 05:00:41.77 ID:b1E4+Nxj0
起きてしまったので 判定レス


このスレのコンマに最も近いコンマを採用します。
915 :塔の主 ◆VfcsCSY7us [saga]:2019/02/09(土) 05:10:34.05 ID:b1E4+Nxj0
>>914のコンマ77に近いのは>>913のコンマ90ですね

こちらを採用させていただきます

ふむ ようじょか…


ようじょ

見かけは幼女だが実際は妖女でありドs
その見た目を利用し冒険者を罠にはめる
また罠を回避したとしても本人の戦闘力が高いため突破は困難を極める


よし頑張ってかいてみます

期待しないでまっててね
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