あなたが目を覚ますと、見知らぬ天井が広がっていた。

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33 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/08(木) 23:18:59.54 ID:SLggp9pA0
>>32
 あなたは未だ解読を試みようとしているリィンに、自分の右上腕に刻まれた文字を露出させる。
 そこに描かれているものは、先ほどの手記で書かれていた文字と、同系統のものにみえる。

「どうしたの? それ、入れ墨?」
「しかも古代文字……というか、ここに書かれてる文字と一緒だね」
 そう言って彼女が指差すのは、あなたが未だ開いたままの手記の一節だ。
 丁度一行目の最後の二文字が、あなたの腕に刻まれたものと一致する。
「これ、あなたが書いたの?」
 手記を指差しながら、リィンはあなたに尋ねる。
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/08(木) 23:39:55.57 ID:bzl4MBgZo
自分が目を覚ましたときにはもう書かれていたことを話す

(いつ書かれたかや書いた人物について言及がなかったのはこちらが踏み込んでいないからか主人公の記憶がないからなのか?)
35 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/09(金) 00:00:22.47 ID:NNZK7x5c0
>>34
「そう、あなたが書いたわけじゃないんだ?」
 目を覚ました場所に手記があった事を告げると、リィンはどこか納得したように頷く。
「まあ、そうだよね。今時、わざわざ古代文字で文章を書く必要なんてないだろうし」
「それに、この文字はあんまり女の子っぽく無いように見えるよ」
 確かに手記に書かれた文字は乱雑で、その力強さはどちらかと言うと男性性をイメージさせる。
 兎にも角にも、この手記はどうやら現代において、あなただけでなく一般的にも用いられることのない言語であるようだ。
 そこにあなたの刻印と同じものが書かれているのは、ただの偶然なのかもしれない。
 少なくともこの手記について、リィンはこれ以上の情報を持ち合わせていないようだ。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/09(金) 01:40:11.52 ID:gSrWYD5A0
自分が来るまでに変わった出来事は無かったかリィンに聞く
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/09(金) 01:41:54.32 ID:T4rdNgn2o
骸について知っていることはないか尋ねる
38 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/09(金) 07:35:01.65 ID:NNZK7x5c0
>>36
 リィンに対して、自分がここに来るまでに何か変わったことが無かったかと質問する。
 あなたの質問を受けると、彼女は翅を振動させて浮かんだまま、腕を組んで中空を睨んだ。
 どうやら、最近の記憶を掘り出しているらしい。
「んん……そうだね」
「さっきも言った通り、そもそもこの区画にニンゲンさんが来ること自体初めてのことからね」
 暗闇の中で、あなたのカンテラとリィンの鱗粉だけが、光源となって輝いている。
 緑色の淡い輝きを纏いながら、彼女は言葉を続ける。
「少なくともボクが覚えている限り、この周辺で変わった事なんて無かったかなあ」
「今日あなたがここに現れたのが、一番変わった出来事かも」

>>37
 あなたはリィンに、骸についての情報を聞き出す。
 未だ扉の横で座り込む骸は、外套と装備を剥ぎ取られ、骨と幾つかの屑だけが周囲に散らばっている。
 底の見えない眼窩に、命あるものの意志は感じられない。
「そのニンゲンさんも、ボクがここに来た時から既に居たんだよね」
「多分相当昔からあるものだと思うんだけど……」
 リィンの話によれば、持ち物などは彼女がここに来た段階では、既に劣化に襤褸になっていたらしい。
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/03/09(金) 14:32:31.90 ID:lfMopiW60
その亡骸の性別はわかりますか、男だったか、女だったか
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/09(金) 18:01:49.16 ID:guCgHWCno
リィンはいつからいるのか
どこからきたのか
41 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/09(金) 23:39:49.93 ID:NNZK7x5c0
>>39
 あなたは再び亡骸に目を向けると、それをよくよく観察する。
 持ち物を剥ぎ取られ見窄らしくなった骸は、物言わぬ眼窩で中空を見つめている。
 頭蓋骨は大きく、眼の周辺は分厚い骨で覆われている。胸骨は太く大きく、そして横に広い。
 骨盤は尻すぼみに下部にいくほど細くなり、仙骨は骨盤から大きく突き出ている。
 これらは男性性の遺骨に一致する特徴ではある。

>>40
 リィンに、彼女自身の事についてを質問する。
 どこか中性的な小人は、あなたの近くに居るのに飽きたのか周辺を緩やかに飛び回っている。
 あなたに声をかけられる事で、彼女は再びあなたの近くまで舞い戻り、あなたの目の前で停止する。
「ボクかい? 何時からだったかなあ」
「忘れっぽい性格でね。昔のことなんて、殆ど覚えていないんだ」
「ボクは過去は振り返らない主義だからね」
 過去を思い出そうとと努力する素振りすらなく、リィンがくつくつと笑う。
 本当に覚えていないようにも、答えをはぐらかしているようにも見える。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 00:01:56.74 ID:nPQlfbz4o
そろそろ進んでみようか
麻布、カンテラをベルトに提げる
向かいの扉とその奥について教えてもらえないかとこの先一緒に来てくれるかをリィンに訊く
43 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/10(土) 00:34:01.53 ID:/WXe2NK00
>>42
 ではあなたは麻布とカンテラを、それぞれベルトに掲げていく。
 麻布をベルトに巻き付け、カンテラの取手を腰に引っ掛ければ、あなたの両手を遮るのは読めない手記だけになる筈だ。
 少なくとも片手で短剣を扱える程には、手の自由が効くだろう。

 あなたは今一度、石橋の向かいに存在する両開きの扉を一瞥する。
 あなたの身長よりもかなり大きな全長を持つそれは、一面に大きな画が描かれている。何が描かれているかは、ここからでは読み取れない。
 周囲には装飾が為され、扉により一層の神聖さを与えている。
 あなたはリィンに、あの扉についてを訪ねた。
「あの扉かい? ふふ、とても面白いものがあるんだ」
「ボクも見せたいと思ってたんだよ! ほら早く、きっと驚くよ!」
 好奇心と期待に満ち満ちた声で言うと、リィンはあなたが静止する間もなく扉の方へ飛翔していく。
 翅が鱗粉を漂わせ、中空に翡翠色の線を作る。
 どうやらあなたが提案するまでもなく、彼女はあなたについていく気があるようだ。
 リィンは装飾された扉の前で、中空に揺らめきながらあなたを待っている。
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 13:31:23.54 ID:hfHkh3PN0
扉を潜ろう
雑談
誰かこの少女に名前を付けてあげて、何となく名前がないのはイラつく
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/10(土) 14:02:44.06 ID:3yK+Bq1J0
亡骸から頭蓋骨を入手して扉を開ける
46 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/10(土) 22:22:20.56 ID:/WXe2NK00
>>44-45
 あなたは座り込む遺骨から頭蓋骨を抜くと、それを片手に抱え込む。
 白骨は乾いた臭いを発しており、底の見えない眼窩は中空を見つめている。
 頭蓋骨と手記によって、あなたの片手片腕は完全に塞がっている。
 緊急のときにそれらを動かすことは難しいかもしれない。

 石造りの橋を素足で歩いている。冷たい石の感覚を、足裏から知覚する。
 部屋には相変わらず、水音と微かな金属音が聞こえている。
 水音は直下から、金属音は遠い何処かから。
 やがて扉の姿が詳細に現れる。扉には植物の花や蔓を模った装飾が為されている。何の植物かまでは断定できない。
 扉の表面に刻まれているのは大きな石画だ。色のついていない、凹凸だけで表現された扉画がそこにある。
 画の最上段に描かれているのは、四対八枚の大翼を持つ女性だ。右手に炎を、左手に稲穂を持っている。
 画の二段目には、三人の女性たちが描かれている。何れも右手に剣を持ち、背中には一対の翼を生やしている。
 三段目に描かれているのは沢山の赤ん坊だ。彼らは全て背中に小さな羽を持ち、喇叭を鳴らしながら浮かんでいる。
 そして赤ん坊の下では、一人の少女が背を向けて祈りを捧げている。

 あなたが扉の前に立つと、画の中心を境にして扉の左右が断裂していく。
 重厚な音を立てて開かれた扉の隙間から眩い光が差し込み、石橋に光の筋を作り出していく。
 光の筋は扇状に広がっていき、伴って扉の奥の景色が姿を表している。
 見えてくるのは極めて大きな空間だった。
 室外ではない。八方全ての壁が、黄土色の石煉瓦で組み立てられている。
 部屋の中央に存在するのは、大きな女神像だ。全長は、あなたの身長の三倍はあるだろうか。あなたが出てきた扉の向きを背にして存在している。
 女神像は手を天井に向けて掲げており、そこには炎を模した輝く石が置かれている。部屋の光源はそれだけである筈だが、まるで太陽のように部屋中を照らして止まない。
 女神像の周囲を囲むようにして存在しているのは、三台の石の台座だ。それぞれ女神像の正面と左右の後ろに、等間隔で存在している。
 そのうち女神像の正面にある台座だけは、一本の剣が突き刺さっている。残りの二つの台座は空のままだ。
 部屋の外周には底の浅い水路が流れている。水路には緩やかな流れが存在し、部屋内で循環を繰り返している。
 部屋にある扉はふたつ。ひとつはあなたが今しがた出てきた扉だ。そして女神像を挟んで対面上にもうひとつ、同じような扉が存在している。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 11:16:06.35 ID:tQe/Pciq0
リィンにこの女神像について知ってるかと聞く
新しい扉を潜る
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/11(日) 11:38:17.94 ID:AuCIoE6Po
女神像とそれぞれの台座、剣を調べる
49 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/12(月) 07:43:27.87 ID:RJGmac4D0
>>47
 中空を飛ぶリィンに振り向き、女神像について尋ねる。
 全長30cm程度の彼女にとって、4m半ばはあるこの像は最早巨人にも等しい。
「すごいだろう、これ」
 そういって彼女が近づいたのは像ではない。そこに掲げられた石であった。
 炎を模った、緋色のそれ。部屋で唯一の光源であるそれは、本物の太陽のように燦然と輝いている。熱も発しているのか、部屋全体は仄かに暖かい。
 石に近づいているリィンはさぞかし暑いのだろうが、彼女はまるでそれを気にすることはなく、陶然とした瞳を石に向けている。
「ボクがここに来た時からずっと……もう本当に何年も、こうやって光を出し続けてるんだ。何の補給も無しにさ」
「本当にすごい……膨大な力の塊だよ」
「これを手にすることができれば、どんな奇跡を起こすことだって思いのままさ」
「それこそ、神様にだって……」
 まるで恋をしているかのように頬を紅潮させて、リィンは輝石を見つめ続けている。
 像について聞いているはずだが、彼女の口からは石の話題しか出てこない。

 あなたはリィンに語りかけるのを止めると、向かいの扉へと足を向ける。
 その扉は形状も装飾も、あなたが先程潜った扉と同じように見える。
 石の扉に描かれているのは、背を向けた祈りを捧げる少女と、その下で傅く異形の怪物達。
 そしてその下で異形の怪物達に鞭を以て仕事をさせている、無数の人間が描かれている。
 あなたが扉に軽く手を触れると、扉に描かれた画が緑色に光りだし、扉がひとりでに開いていく。
 重厚な音を立てて開かれる扉の奥には、長く続く石煉瓦の通路が見えた。
 通路の奥は暗闇に閉ざされており、先へ進んでみなければ、何があるかは判らない。

「もう先に進むのかな?」
 あなたが扉を開くと、背中越しに声がかけられる。
 振り向けばいつの間にかリィンが女神像の肩に座り、あなたを見下ろしていた。
 女神像も大層装飾が為され価値があるもののように見えるが、彼女がそれに価値を見出している様子はない。
「悪いけど、その奥まではボクもついていってあげるわけにはいかないのさ」
「もし進むなら、ここでお別れだね」
 足をぶらぶらと揺らしながら、リィンはそう言ってあなたに笑いかけた。
 ここで進むのも、一度留まるのもあなたの自由だ。
 あなたが思う選択をすると良いだろう。
50 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/12(月) 08:39:33.38 ID:RJGmac4D0
>>48
 あなたは扉を開いたまま振り向くと、再び部屋の中の探索を始める。
 あなたが扉から離れると再びひとりでに扉は閉まり、画の輝きも元に収まる。

 女神像に近づいていくと、今度はあなたは正面から女神像を見ることになる。
 象牙色の像は頭上の石の光を浴びて、橙色に染まっている。表面はよく磨かれており、触れてみれば取っ掛かりのひとつもない。
 それは女性を模っている。背中には四対計八枚の翼が生え、身体には薄いキトンが一枚だけ羽織られその身体を隠している。
 その顔には慈愛の笑みが浮かんでおり、どことなく母性を感じさせる。
 右肩にはリィンが座り、ぶらぶらと両足を動かしながら、興味深げにあなたを観察している。

 続いてあなたは、像を取り囲む台座に足を向ける。
 それぞれの台座で共通して、それらは三角錐の形状をしている。素材は簡素な石で出来ているが、表面は綺麗に磨かれている。
 剣の天辺には横一文字に何かを嵌めるための穴がある。うち一つは剣が収められ、残りの二つには何も収まってはいない。
 台座にはそれぞれ、腹に見られない文字が刻まれていた。像の右後ろ、像の左後ろ、像の正面の台座ごとに、次のようなものが刻まれている。
ttps://pbs.twimg.com/media/DYC02QlUMAEBNjz.jpg

 剣の正面の台座までいくと、収められた剣を観察する。
 それは100cm程度の長さがある、両刃の直剣だ。腹を女神像に向けて、静かに収まっている。
 その剣の柄も刃も、薄い緑色の石が用いられている。握りや柄頭には大した装飾が為されておらず、鍔は翼を模って掘られている。
 あなたが近づくと、剣は全体に緑色の光を放ち始める。あなたが近づいてきたことを喜ぶように、或いはあなたに握られることを望むように。
「シャルナスというんだ」
 女神像の肩に乗ったまま、リィンが口元に笑みを浮かべて言う。
「"秘翠のシャルナス"。その剣の名前だよ」
「普段はボクが近づいても全然光ってくれないんだけどね。どうやら彼女は、あなたがとても気に入ったみたい」
 リィンがそう言うと、剣はまるで名前を呼ばれて返事をするかのように、その光を強める。
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/12(月) 19:50:36.62 ID:yNEmd2VR0
この剣を持って行っていいか聞く
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/12(月) 19:54:13.16 ID:yNEmd2VR0
どうして剣の名前を知っているのか聞く
一緒にこの先へ行かないか誘う
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/12(月) 20:38:57.18 ID:+xtQnYRco
空の台座の穴を詳しく調べる
54 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/13(火) 04:14:10.49 ID:vVYgXq6C0
>>51
 あなたは剣を台座に収めたまま、リィンにそれを持ち出せないかを聞いてみる。
 剣はまるであなたに握られることを待ち望んでいるかのように、淡い緑色の輝きを放ち続けている。
「それを持っていきたい? ……ふふ、構わないよ」
「あなたにそれが必要なら、ボクはそれを貸してあげる。その方がきっと、彼女自身も喜ぶだろうからね」
 そこに剣への執着や、それを貸し出すことへの躊躇いは全く感じられない。どうやら彼女にとっては、この剣すらも対して価値のあるものではないようだ。
 あの輝石に向けていた陶酔の眼差しも、今はいつもの好奇心が強くどこか底の見えない笑みに変わっている。

>>52
「その子の名前?」
 あなたに問われると、リィンは頤に人差し指を当てて何かを思案する。
 どう答えれば良いのかを、悩んでいるような素振りに見える。
「……書いてあるでしょ? そこに」
 やや間を置いて彼女が指差したのは、淡く輝く剣ではなく、それを収めている台座だ。
 三角錐のそれはそれぞれ外壁面の腹に、小さな文字が刻まれている。
 リィンは先ず像の右後ろに人差し指を向けると、その名前を口にする。
「"抗蒼のアスティオン"」
 続いて向けられるのは、像の左後ろに存在する台座。
「"閃紅のボルガニッカ"」
 最後に女神像の正面、即ち今あなたが居る場所の目の前。
 緑色に光り輝く剣に指を向けて。
「"秘翠のシャルナス"」
「そこに書かれている文字で、ボクはその子の名前を知ったのさ」
55 : ◆ALICE6.PAk [saga]:2018/03/13(火) 04:40:50.14 ID:vVYgXq6C0
>>52
 リィンにこの先の同行を願い出る。
 あなたの誘いを受けて、彼女はまるで当然のように首を横に降る。そこには断固とした拒絶が感じられた。
「お誘いは嬉しいけどね」
「ボクにとっては、コレを見続けていることだけが唯一の楽しみなんだよ」
 輝石の輝きを背に受けて、彼女の顔が影に隠れている。
 そこにある表情は果たしてどういったものか。強い光に遮られ、それを見ることは叶わない。
 しかし言葉には、輝石への信仰と執着が隠されることもなく顕になっている。
 彼女の価値観では、この周辺から離れることなど想像もできない行為なのかもしれない。
 像に掲げられ周囲を照らすそれは、しかし信仰するほどの美しさがあるようには見えない。
「それに大丈夫さ」
 リィンは像の肩から飛び降りると、輝く鱗粉を中空に残しながら飛翔する。
 流線的な軌道を描いた後に、彼女はあなたの目の前までやってくる。
「ボクはここから離れることは無いからね」
「もしもボクに会いたくなったら、またここに戻ってくると良い」
「ボクはいつまでもここで待っているよ」
 そう言って、彼女はにっこりと笑った。

>>53
 あなたは女神像の後ろ左右にある、空の台座に近づいていく。
 それは刻まれている文字以外は、剣が刺さっていた台座と全く同一のものだ。
 その頂点には、横一文字に何かを指す穴が存在している。
 それらはふたつとも、何か細く、長いものを刺すための台座だ。長剣などがあれば、丁度いいように見える。
 そして、それらの穴に、今の所特殊な何かは感じられない。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/13(火) 10:25:36.15 ID:YifyfvywO
5作目じゃないかな
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/03/14(水) 18:44:01.09 ID:20zlyVB30
手に持っているものを全部荷物入れに入れて剣を持ち上げる
雑談
お前ら見てないで行動しろや
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 01:32:21.48 ID:FnuaqeQw0
リィンの体を詳しく見る
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