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【安価・コンマ】女神「もう一度、青春を味わってみない?」 無職「んえ?」

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17 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 20:21:29.22 ID:uMItD5070


女神「シーフォーン大陸の……ああ、『コルミス』ね」

無職「ん、んん? なんて?」

女神「どう説明したらいいんだろう……ラノベみたいな設定だと思ってくれればいいんじゃない?」

無職「把握。 で、そのコルミスとやらは危険なのか? 安全なのか? かわいい子はいるのか?」

女神「呑み込み早。最期のがちょっとよくわからないけど……ええ、一番マシでしょうね」

女神「えっと、無職……貴方、異世界ってどんなものだと思う?」

無職「あん? そんなもん決まってんだろ、>>18みたいな……」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 20:22:19.25 ID:DndVOqgr0
色々な異種族がいるイメージ
19 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 20:35:03.90 ID:uMItD5070

女神「……異世界、って感じね」

無職「大体あってるだろ。ケモミミっこがいたりとか、地球ではありえないことがいっぱいある、みたいな」

女神「そうね、そうだけど……やっぱり本質は、人間でしかないの」

女神「貴方の世界、何度も見たことがあるわ」

女神「急激に成長を遂げていく都市、人、そして―――退屈と感じる、人の闇が」

無職「退屈、か」

無職(耳が痛いな……。いや、俺の場合、つまらない生き方をしてきただけか)

女神「ねぇ、知ってる? 人の苦しみってね、とてつもない、『娯楽』なの」

無職「…………」

女神「この世界じゃ、貴女の言ういろいろな異種族が虐げられ、奴隷として売られてる」

無職「どの世界にもそういうのがあるんだな」

女神「魔法があって、いっぱいの人がいて」

女神「異なる世界だとしても、人は変わらないのよ」

無職「…………その中だったら、コルミスとやらはマシだと」

女神「それどころか最高ってこともあるわ」

女神「流通もあるし、差別なしで亜人と人が共生している」

女神「貴方の言う『かわいい子』だって、探せばいるんじゃないの?」

無職「さいこーだな!」

女神「…………」
20 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 20:53:56.88 ID:uMItD5070


女神「あと技術大国でもあるからね」

無職「そうなのか? 異世界なのに」

女神「異世界っていえばどれも前時代のものだと思っているの……?」

女神「確かに地球ほどではないけど、一世代ぐらい前の銃なら製造されてるし」

女神「亜人の『ドワーフ』ってやつのおかげで、飛空艇も巨大な船もあるぐらいには発達しているわ」

無職「ぐ……そんなこと聞いてたら行きたくなっちまう」

女神「これから行くんだから良いじゃない……あ、あと。ほら!」

無職「……? ローブ? 異世界気分を味わえってか?」

女神「……下を隠しなさいってことよ。粉砕されたいの?」

無職「ひゅ」

無職(見事にトラウマを植え付けられたみたいだ)


女神「デザインに関しては、何も言わないでよね」

無職「ん? 俺は好きだがな」

無職(体全体を覆うようにして作られているローブ。黒を基調とした布に金の刺繍とは、高そうな作りだ)

女神「そ、そう! ならよかったんだけど……」

無職「ああ、ありがとうな。……じゃあ行くか」

女神「ぅ……うん。もちろん!」


無職(ってか本当に異世界なんだな。言葉とか通じるのか? そもそもこれ青春とかの話で始まったんじゃなかったっけ)

女神「うーん? なーんか忘れてるような気が……」

無職(なんにしろ、俺はこの世界で生きていくことを余儀なくされた、ってことでいいのか)

女神「えーとえーと…………」

無職(にしても、あれだな! こういう時はもう少し盛り上がりが欲しいもんだ。例えば…………)

女神「あ! そうそう、貴方にあげた能りょ―――」


無職「―――近くで女の子が暴漢に襲われてる、とかな!」

女神「……くのことで、話したかった、の……だけど」



>>19「―――誰かぁ! 助けて!」




身長
体重
肉体的特徴
身体的特徴
オモテのカオ(性格)
ウラのカオ(素)
能力(魔法や、ぼくのかんがえたこのこのちから!)


亜人か否か
お好みでどんなストーリー、過去があったか―など書いても大丈夫です!(というか書いて!!!!)

あと『これこれこーだからこう書いて』とかも大丈夫です(限度はありますが)

21 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 20:54:29.63 ID:uMItD5070
おっと再安価↓
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/07/04(水) 20:58:57.64 ID:g+0jrQyh0
身長 161cm
体重 50kg
肉体的特徴 すらりとしながらも適度に鍛えられた体つき、胸はそれなりに大きめ
身体的特徴 緑髪ポニーテール、緑を基調としたマントつきの旅装と白のロングブーツはいている
オモテのカオ(性格) ちょっと意地っ張り
ウラのカオ(素) がんばり屋さんで優しくてお人好し
能力 風の魔法と、神がかった視力と弓の腕前。料理がとても上手

エルフ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:01:21.72 ID:4oQVi/z30
職業とかについたに無職から名前変わったりするのかな?
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:01:36.41 ID:weL86/VE0
身長138
体重35
肉体的特徴 色々と貧相
オモテのカオ(性格)内気で気弱だが心優しい
ウラのカオ(素)二重人格で戦闘狂
能力魔法使い 普段は回復や補助魔法を使うが、性格が変わると身体強化の肉弾戦をおっこなう
人間とエルフのハーフ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:02:11.65 ID:weL86/VE0
間に合わなかった……
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:04:37.05 ID:MDc9e3DDO
仲間というかメインキャラはどれくらい募集しますか?
27 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 21:25:47.00 ID:uMItD5070

>>23無職は無職です。現実は非常でありまする




エルフ「ハァ……ハァ……ッ!」

暴漢A「……! っと、あぶねぇなぁ……頭に一直線に弓矢をぶち込んでくるなんてヨォ」

エルフ(距離が近すぎる……しかも相手は結構の手練れ……山賊の、頭……!?)

暴漢B&C「疾ッ!」

エルフ「…………っ! ツァ……く、ぅぅ…………」

暴漢A「おいおいきれいな顔に傷がついちまったなァ? それ以上めちゃくちゃにされたくなかったらヨ、わかんだロ?」

エルフ(こいつら……何者なの!? 魔力も尽きてしまったし、なによりも…………)

暴漢B「ケケケ! 毒が回ってきたようだな!」

エルフ(視界が……定まらない! ダメ、こんなところで倒れちゃ……!)

暴漢C「ぐへへ、ついに観念したのか力が抜けちまってますでぇ」

エルフ「はな、しなさい……!」

暴漢A「振り払えないようじゃ、もうおもちゃ確定だなァ……」

エルフ「ひぅ……やめ、て……!」

エルフ(…………ッ!? うそ、後ろに木が!?)

暴漢B「もう逃げられねぇな! やっちまいましょうよボス!」

暴漢A「ああ、こんな上玉、久しぶりだからな……それに、『売れる』亜人とまで来た」

暴漢C「もう終わりでっせ、ぐへへ」

エルフ(やだ、やだやだやだ―――!)



エルフ「―――誰かぁ! 助けて!」


暴漢C「…………は、来るわけないで―――」



無職「よぉ」シュタッ!



暴漢s「な、貴様は…………!?」

エルフ「あな、たは…………?」



無職「なに、ただの……>>27
28 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 21:26:13.93 ID:uMItD5070
おっと再安価↓
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:26:38.66 ID:EzwnG1X4O
通りすがりさ
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:27:08.80 ID:MDc9e3DDO
通りすがりのお節介やきさ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:28:58.30 ID:EzwnG1X4O
出来たら>>30
32 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 21:35:46.42 ID:uMItD5070
>>26 決めてはいませんが、とりあえずたくさんですね




女神『貴方の能力は、なにもかもを台無しにできる力を持つ』

女神『貴方が天動説を唱えれば、宇宙の法則が乱れるし、貴方が死ねといえば相手は死ぬ』

女神『制約もなければ、底なしの力も併せ持つ』

女神『口は災いの門……覚えておいてね』




無職「ただの……通りすがりだよ」

暴漢A「なにぃ? ふざけたことを抜かすな! ええい貴様も売り払ってくれよう!」

暴漢B「え、こいつなんかすっげーでかいんだけど」

暴漢C「ボスよりでかいっすな」

無職「生まれも育ちも格が違うのだろう」

暴漢A「」プチッ


エルフ(な、なんなのあの人……でも危険よ! 彼を止めなきゃ!)


エルフ「>>32
33 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 21:36:24.32 ID:uMItD5070
うーんガバる。ごめんなさい再安価↓
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:38:19.88 ID:T3Yxt4jgO
待ちなさいよ! 貴方達の狙いは私でしょ! この人は関係ないじゃない!
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:41:35.54 ID:N10CEhJA0
やはり安価指定は
安価↓
みたいな方がいいかも?
36 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 21:45:14.24 ID:uMItD5070


無職「…………? ハハハ、狙われてるのは俺じゃないか」

暴漢A「てめぇのけつの穴で一晩過ごしてやるよ!」

暴漢B「少し体はだらしないが……悪くないしな」

暴漢C「ぐへへ、おとなしく俺たちについてくるっすよ」

エルフ「…………!? ど、どういうこと!?」

無職「って! 俺そんな趣味ないから、ゴーホーム! 二度とかかわってくんなあっちいけあっち!」

無職(しっ!しっ! おかげでちょっと目覚めそうだったじゃないか!)

暴漢s「ったく、帰る!」


無職(うわマジで何事もなかったかのように帰っていった)

エルフ「え? え??????」

無職(困惑具合がパネェ)

無職「あー……えーと……」

無職(ん??? あれ???? 女の子にどうやって話しかければいいの?????)



助けて天の声様! 安価↓
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 21:46:32.97 ID:weL86/VE0
大丈夫ですか?お嬢さん
38 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 21:58:57.06 ID:uMItD5070

無職「大丈夫ですか?お嬢さん」イケボォ

無職(そう、これこそかけてあげるべき言葉。彼女にはきっと、俺が白馬に乗った王子様に見えているはずだ)


エルフ「…………ひっ」

無職「…………ひ?」

エルフ「…………」カクカク

無職「…………」

無職(怖がられてね)

女神(―――当たり前でしょ! 貴方、あの暴漢どもの味方にしか見えてなかったわよ)

無職(うせやん)

エルフ「オイシクナイオイシクナイオイシクナイ」


女神(ど、どうすんのよ! これ!)

無職(正直調子乗ってた。…………こういうときこそ(>>安価↓)だ!!)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 22:02:17.38 ID:GRGziAt50
俺は君のボディーガードだよ言う(能力を使って)
40 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 22:16:05.81 ID:uMItD5070


エルフ「ボディーガード……ボディーガード……」


無職(えっと……これ大丈夫なのか? 目からハイライトが消えてるし、どこか上の空って感じで……犯罪臭がするけど)

女神(記憶の再構築中なんじゃない?)

無職(こっっっっっわ。え? それってつまり……)

女神(まあ、場合にもよるけど、貴方のボディーガードとしての記憶が刷り込まれるわね)

無職(…………)

女神(…………)

無職(…………こわぴ)

女神(今回は助けたからいいけど。悪用だってできちゃうんだからね)

無職(ギク)

女神(……だめだからね?)

無職(はひ)

無職(お、俺のボーイが再び粉砕される……なんてことはないようにしよう。うん)



エルフ「―――思い出した! 貴方は…………」





>>安価↓ コンマによって判定します

99〜65 普通のボディーガード。基準としては、着替え中とかは外で待たされるぐらい。寝てる時も

64〜30 特別なボディーガード。着替え中、『うっかり』入ってしまっても怒られない

29〜1 ロマンティックボディーガード。一緒に着替えられる。

00 大切な人、兼ボディーガード。もはや夫婦である。


ゾロ目だとボーナスあり。ではどうぞ↓
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 22:17:59.17 ID:4oQVi/z30
ゾロ目
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 22:18:08.25 ID:dwYS/dnU0
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 22:19:22.22 ID:4oQVi/z30
これってどんな職業にも慣れない意味での無職?
それとも表記はどんなことも変わらないっていう意味?
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 22:20:26.16 ID:GRGziAt50
珍しい、コンマの低い方が良いのか
45 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 22:38:25.56 ID:uMItD5070
>>43表記の意味でこのままですね。要望があれば変えていくこともできますけども



エルフ「お…………」

無職「お?」

エルフ「遅かったじゃないのよ、来るのが……」

女神(あら、良い感じに成功したみたいね)

無職(いいから後ろに隠れてなさい)

無職「わ、悪かった! すぐに助けに行けなくて……っ! 血が出てるじゃないか!」

無職(うぉおおおおいあいつら手まで出しやがっていたのか!)

エルフ「あっこれは……べ、別に大丈夫だから! はやく―――キャッ!」グラ

無職「っとと……おい、本当に大丈夫なのか? 力が全然入ってないじゃないか」

女神(すこし心配ね…………)

エルフ「…………」ポー

無職「ん? どうしたんだ?」

エルフ「―――んなっ、なんでもない! なんでもないから!」

無職「ったく、良いから! 俺に体重預けてろ」

エルフ「んむっ!?」

女神(ヒュー、抱き寄せるなんてやりてー!)

無職(うるせぇあ黙ってろい! 近所のおばちゃんみたいなこと言いやがって)

エルフ「はなしなさい! ぼ、ボディーガードでしょう貴方は!」

無職(とは言っても嫌がらないんだもんなぁ。力が入ってないからっていうのもあるんだろうけど……)

無職(む、胸……いや、おっぱいが! あといい香りもする!)

無職(これが……女の子の香り、ってやつなのか!? おおここが楽園か……!)

女神(ちょっと)

無職(のぅ! ちちちちがうんですよ別にやましいこととかそういうのは―――)

女神(静かに)


エルフ「…………くぅ…………んぅ…………」

無職(あらら、俺の腕の中で眠っちまってる)


無職(この子、エルフなのか……耳がとんがってる)

無職(この旅装束も決して真新しいものではない)

無職(それでも修繕したり手直ししたであろう跡がいくつか見える)

無職(…………こんな頑張れるものなのか、人は)


エルフ「う……ん……」

無職(エロス!!!!!!!)


無職(彼女がさらに無防備に俺にもたれかかってくる)

無職(彼女のその姿を見て、俺は……>>安価↓)

女神(…………)



46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 22:39:37.25 ID:N10CEhJA0
乳をじっくり揉む!
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 22:39:59.04 ID:4oQVi/z30
少し興奮するが、理性を保ちどこか寝られる場所に寝かせてあげる
48 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 22:48:27.92 ID:uMItD5070
>>44 確かに!! ってことで、好感度の時のコンマは優先順位みたいなものだと考えてください


無職(お、おっぱお! おっぱお! おっぱお!)

無職「ォ!」

女神(―――)ニッコリ

無職「じょじょじょ、冗談に決まってんだろ?」

無職(う……『まだこの世界に来たばっか』だから女神の監視から逃れることができない!)

無職(……しかたない。興奮するが、彼女の安全が第一か)ショボーン

無職「どこか寝られる場所を探そう」


>>安価↓

1 森から降りて、町のほうへと行ってみる

2 森の中で空間を見つけ、そこで夜を過ごす

3 その他(何か書いてね!)
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 22:49:35.82 ID:sSldzObFO
50 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/04(水) 23:03:12.54 ID:uMItD5070


無職「森を出てみるか」

女神「どうして急に? ここでもよくない?」

無職「森だし、ここは山だろ? どんな危険があるかもわからないし、何かあってからじゃ遅いだろ。……よ、っと……結構軽いんだな」

女神「……そうだね。また暴漢どもに襲われたら困っちゃうし」

無職「町の方向は分かるのか」

女神「まぁね」

無職「どんな町かは?」

女神「ふふふ、行ってからのお楽しみ、かな!」

無職「楽しそうだなお前」

女神「うん! さ、夜が明ける前に行っちゃおうよ!」


無職「……はいはい」

無職(しょっぱなからいろいろ起こりすぎて頭がパンクしそうだが)

無職(とりあえずはいい方向に進めているん、だよな?)

無職(エルフを治癒して……この『言葉』の力も、迂闊には使えねぇなぁ)


無職(青春、か。 亜人の大陸と、人の大陸に挟まれるようにあるシーフォーン大陸)

無職(そして商業国『コルミス』……)

無職(どちらにも肩入れしていない中立国の学校には……)

無職(―――どんな奴がいるんだろうな?)





ということで、今日は一旦ここで切らしていただきます
状況的には『プロローグ、完!』ってところでしょうか?


初めての創作で不慣れなことも多いのですが、どうだったでしょうか
できれば改善点などを教えてくださるとありがたいです


おやすみなさい
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 23:06:55.94 ID:g+0jrQyh0
乙なのです

文章も良くてとても期待しています
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 23:08:01.47 ID:vs5MAYJdO
乙!期待
現状特に大きな問題点はないかな。強いて言うなら>>1がこのテンションを維持し続けられるかが心配w
こういうノリノリなのは好きよ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 23:25:38.37 ID:uTpG8A8qO
乙です
登場キャラが増えるなら名前はあるほうがいいかもね
54 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 :2018/07/05(木) 17:23:48.99 ID:LWXZ3yk+0
青春の時間だオラァッ!!!!!!(再開します)


―――の、前にちょっとした説明を少々




「このssの趣旨ってどんなものなの? どうするのが正解?」

「非リアの無職君をどうにかしてもて男にしてあげようというssです。友達、果てには恋仲まで」


「もて?????? 具体的には?」

「後述する無職のパラメータを鍛え上げ、少年少女の好感度を上げていきます」


「ダークって世界観にしてるけど、つまりどういうことだってばよ」

「どうにでもできる世界です。のほほんと生きるのもあり、[ピーーー]のもあり。すべては安価神の召すままに」


「このssの終着点ってかゴールってどこよ」

「俺の気力がなくなったら」




・無職には基本的に、『筋力』、『頭脳』、『コミュ力』、『カリスマ』、『敏捷』があります(増えるかも)
それぞれ力の強さ、頭の良さ、人付き合いの効率化、好感度上昇のボーナス取得、ちょっとした戦闘描写で先攻をとれるようになる……といった効果があります

好感度というのは、このssでは数値化されるものではなく、無職の行動によって進められる『サブイベント』に依存します

『サブイベント』というのは、よくある好感度イベントだと思ってくださって大丈夫です

温泉イベントとか、そういうのとかね!



・あと、vs暴漢の時は能力説明のために簡単に終わらせましたけど、戦闘はしっかり戦っていく方針です(安価による)
戦闘描写についてはたぶんどっかのパクリです。ゆるして
55 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 :2018/07/05(木) 17:36:10.27 ID:LWXZ3yk+0


亜人についてもいくらか


正直、どんな亜人でも良いような気はしますが、安価してくれた人と自分の思う亜人が違ってくる可能性もあります
それでもいいょ! って寛大な人ばかりだと思いますが、一応

それと、亜人の種類をさらに細分化するため『ハーフ』、『クォーター』、『ワンエイス』を追加します(めんどいって人はなくてもいいです)


例えば! 『ケモミミっこ』定番の『猫の獣人』がいたとしましょう

純血の獣人であれば、猫がそのまま立っているような見た目

ハーフであれば、人に近いが体毛に覆われた猫のような見た目

クォーターであれば、腕や足は猫のようになっているが、それ以外は人間の見た目

ワンエイスであれば、猫耳猫尻尾の、人間とあまり変わらない見た目



ケモノは奥が深いですからね
それ以外にもこの細分化が適応される亜人もいます

『うるせぇ! 獣人つったらケモミミケモシッポだろがぃ!!!!!!!』

って方は『エイス猫獣人』みたく書いてくだされ
全部書かずともわかるぐらいの省略でしたら大丈夫です


キャラ安価すぐでしたら、『やっぱクォーターだ!』というのもありとします
無職の能力で簡単に修正できますしね

ですが、それが安価を踏んでいない別の人だったり、追加してから結構経っていたりするとできません

ご了承ください



(細分化したほうがかわいいこがいっぱい増えると思って!!!!!!!)

(ってなわけで本当に再開します)

(あ、わからないような亜人を指定されたときは調べるか聞くかします)

(後の説明は……物語と並列しながらでいっか!)

(では!!!!!)
56 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 :2018/07/05(木) 17:49:45.05 ID:LWXZ3yk+0



無職「……お前、空飛んでるから楽そうだよな」

女神「うらやましい〜?」

無職「いやぜんぜん」

女神「…………」

無職(エルフの呼吸はとりあえず落ち着いたものになった)

無職(今では俺の背中で寝息を立てている)

無職(疲れたかって? ハハハまさか。おっぱいエリクサーを背中から吸収しているからね)

無職(……服越しのおっぱいって、こんなにエッロいものだったんだな)

女神「……ん! 無職無職! 見えてきた! 『コルミス』!」

無職「ん……お、本当だ……まるで>>安価↓みたいな町だな」



どんな町か、特徴やなんやかんやを書き込んでください
例→(要塞のように堅牢な壁に囲まれてる。海に隣接しているからか、灯台の光がまぶしい)

みたく、簡単な特徴だけでもけっこうです↓
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 17:52:41.90 ID:LJBjbplj0
大通りは人通りが多く様々な商店が並んでいる
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 17:52:42.66 ID:4ap+nIuKO
沢山の市が立っており、いい意味で雑然としている
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/07/05(木) 17:52:44.39 ID:j7iokenx0
美食の町
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 17:53:15.08 ID:sXhjNI2So
山をくり抜くようにして数層で創られており南側が海に隣接している
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 17:53:54.70 ID:odNP6T28O
このスレは人気があるみたいだし、場合によって範囲安価して>>1が選ぶみたいでいいんじゃないかな?
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 18:00:42.87 ID:LXhepiq6O
よく見るときらびやかな建物の陰には貧しい身なりで佇む子供たちの姿が
63 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 :2018/07/05(木) 18:08:21.25 ID:LWXZ3yk+0
>>61 なるほど、こういった場面では今度からそうさせていただきます。ありがとう!

良い感じになっているので、>>57>>60をまぜまぜします



無職「……今って、夜、なんだよな? ずいぶんと活気あふれてる町なんだな」

女神「ま、このご時世じゃ、一番安全な街といっても過言じゃないからね」

無職「ああ、納得。しかし、段々の町って……おもしろいな」

無職(一旦山から下りるものかと思っていたが、意外とすぐ近くに門がある)

無職(この山が削られてできたような地形、上から見ると三日月状にでもなってんのか? 南側には海があるが、あっちに道はなさそうだ。船だけが見える)

無職(よくわからないが、『自然の要塞』ってやつなのかもな)

無職(ってか広っ! 一見すると港町って感じだが、どうみても主要都市ですありがとうございました)

無職「おいおい、小さな大陸の商業国って……こんなレベルたけぇのかよ」

無職(灯台は海を照らしている。よくわからない歯車仕掛けの機会が遠くに見えるが……あれがドワーフってやつの技術なのか?)

女神「隣の首都のほうがものすごいわよ」

無職「これでもまだ首都じゃないのかよ!?」

無職(白い家が海に降りていくように坂に建てられている。青い屋根が特徴的だな)

無職(あと一番目を引くのが、あの大通りか)

無職(ずいぶんとにぎわっているが……ん?)


行商人らしき集団「―――」ゾロゾロ

無職「…………」

女神「あー……あっちに街道があったのね。女神さんつーいうっかり!」テヘッ!

無職「おい」


無職(ハァ……ま、町が見つかっただけでも良かったか)

無職「ほら、行くぞ」

女神「うん!」



64 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 :2018/07/05(木) 18:21:48.17 ID:LWXZ3yk+0



無職(行商人……? ずいぶんと大きい荷物だな)

無職(ってぇ! ……あ、危なっかしいなあの行商人。今なんか落としそうだったぞ)

無職(後ろのは……なにあれ、でかい。馬? 象? ま、まぁ異世界的なあれなんだろう)


女神「……? ねぇ、あの行商人、入り口で捕まってるっぽいけど」

無職「え?」

行商人「―――! ―――!」

無職「うわホントだ、兵士たちに取り押さえられてる」

女神「な、なにかあったのかな?」

無職「…………いや、こういうのは無視―――」


行商人「―――!」

無職「やべぇみつかった」

女神「す、すっごい涙目で迫真の表情をしてるけど……行くしか、ないんじゃないかな」

無職「…………うぃっす」


無職(うっわ……近づくと分かるけど、すっごい修羅場だな)

兵士「おい! お、おとなしくしろ!」

兵士「こ、こいつすばしっこ……ん? あ、おいそこの君! 手伝ってはくれないか!」

無職「んー…………>>安価↓」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 18:24:11.20 ID:odNP6T28O
いったい何があったんですか?
66 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 :2018/07/05(木) 18:33:22.47 ID:LWXZ3yk+0


無職「一体何があったんだ?」

兵士「いや……この怪しい奴がな、行商人の集団に紛れてコルミスに入ろうとしてたんだ」

無職「……もしかして、国に入るにはなんかしらが必要なのか?」

兵士「普通に入国できるんだが……行商人だっていう割には承認に発行される『券』を持ち合わせていないみたいでね」

兵士「そっちのほうで怪しい認定さ」

無職「うわぁ」

女神(もしかしてだけど、無視してたほうがよかったのかしら)

行商人「ん―――!」

兵士「フードで顔を隠して……! ええい、その顔を見せろ怪しい奴め!!」


無職「…………!」



怪しい行商人の正体は……! >>安価↓


性別←ここ重要


身長
体重
肉体的特徴
オモテのカオ(性格)
ウラのカオ(素)
能力(魔法や、ぼくのかんがえたこのこのちから! スキルとかアビリティみたいなもん)


亜人か否か  純血 ハーフ クォーター ワンエイス
お好みでどんなストーリー、過去があったか―など書いても大丈夫です!(というか書いて!!!!)

あと『これこれこーだからこう書いて』とかも大丈夫です(限度はありますが)
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 18:35:47.03 ID:9Fr6EE3Z0
性別女
身長142
体重39
肉体的特徴 色々と貧相
身体的特徴 ローブの下は動きやすい軽装
オモテのカオ(性格)内気で気弱だが心優しい
ウラのカオ(素)二重人格で戦闘狂
能力魔法使い 普段はサポート特化だが、性格が変わると身体強化の肉弾戦を行う
人間
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 18:37:23.23 ID:ypnJ79G90
性別 女
身長  170p
体重  60キロ
肉体的特徴  豊満な胸 銀色の髪 ワンエイスの猫の亜人
オモテのカオ(性格)  おっちょこちょい
ウラのカオ(素)   狡猾、冷酷、残忍
能力       どんな言葉であっても男を信じさせる
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/07/05(木) 18:37:26.15 ID:uhHu/uTe0
性別 女性

身長 159cm
体重 51kg
肉体的特徴 髪は金のストレート、セミロング。背中に白い翼を持ち、出し入れ可能。84/60/86
身体的特徴 薄い紺を基本としたローブを着て、大きな樫の杖を持つ
オモテのカオ(性格) 元気でほんわかぽやぽや、人懐っこい
ウラのカオ(素) 意外に真面目でしっかりもの、そして優しい子
能力 光系統の魔法が得意。世界各地の土地の歴史、風俗に詳しい。あと空を飛べる

天使と人間のクォーター(天使が四分の一)

この近辺の小さな村や町を渡り歩いて行商している。必要なものを売り買いして流通させており、辺境の人達には感謝されている
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 18:38:25.05 ID:odNP6T28O
当たらなかったのは今後安価の時に使わせてもらうか
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 18:43:00.52 ID:9Fr6EE3Z0
過去の追加が可能でしたら、家庭環境が貧乏なことと、その性格のせいで口減らしの形で丁稚奉公として出され、なれない行商人として働いているで
72 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 :2018/07/05(木) 18:45:45.62 ID:LWXZ3yk+0


行商人「は、離すっすよ……! あ、そ、そこの黒いローブのお方……たすけてくだしあ!」

兵士「お、女!? 男かと思っていたのだが……」

兵士「しかも人間か。ドワーフみたいにちっこいから亜人かと思ってた」

行商人「ひどくないっすか!? う……ぅぅ……汚されちゃうっす〜助けてくださいよ道行くお人〜……」スルッ

兵士「あ、こら待て!」

無職「ハハハ逃げられてやんの」

無職「…………」

無職「っていやいやいやいやこっちくんなよぉぉおおおお!?」

女神(…………ファイト)

無職(なにが!?)

行商人「……」ササッ

無職(って!! いつの間に回り込まれてる!?)

兵士「…………ハハ、君君、そこをどいてくれないかい?」

兵士「我々とて、罪もなき人を痛めつけるのは心苦しいのだよ……」

無職「ちょ」

女神(……南無阿弥陀仏!!!!!!)

無職(うるせぇ! ってかお前仏じゃなかろうがボケェ!!!)


行商人「助けてくれる……っすよね?」ウルウル

無職「…………」

兵士s「―――」スマイリィ


無職「>>安価↓」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 18:47:23.84 ID:1W8vtN1DO
彼女を解放してくれないか?
74 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 :2018/07/05(木) 18:54:57.54 ID:LWXZ3yk+0



無職「か……彼女を解放したりとか、ないぃ?」

兵士「ないですね」

兵士「ないな」

無職(意識高すぎかよこの兵士)

無職(ってか冗談じゃねぇ! こちとらエルフ背負ってる身だぞ……!)

無職「い、いやほらさ……こいつ、子供だろ? 悪戯かもだって―――」

行商人「子供じゃないっす!」

兵士「……と、言っているが?」

無職「」ピキピキ

無職(う……迂闊に能力は使わないって言ったそばからこれか?)

無職(仕方ない……背に腹は代えられん! 能力を使用す―――)


???「―――待てぇい!!」


兵士s「む!? なにやつ!?」

無職「こ、この声は!?」




固定キャラです。安価なし
75 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/05(木) 19:05:53.88 ID:LWXZ3yk+0


兵士??「まったく、最近何もないからってピリピリしすぎでござるよ」

兵士「…………な! あ、貴方は!」

無職(って、門の陰から出てきたわけだが……変な口調をしてんな)

無職(だが兵士たちの反応を見るに、どうやら上司的な立場に立っているもののようだ)

兵士「兵士長! 怪しい奴をひっとらえました!」

兵士「行商人を騙りコルミスに入国しようとしていた者です!」

兵士長「……行商人を騙ったところで何もメリットはないでござるよ」

兵士長「売り場を開くなら『券』が必要になるし、そもそも仕入れすらできないでござる」

兵士「で、ですが……」

兵士長「……悪いことはしてないんでござるがね。……荷物を見てみればいいでござる」

行商人「あ!」

兵士長「旅の者、かまわないでござるね?」

行商人「あ……は、はいっす……」

無職(落ち着き払ってる、冷静沈着な男といったところか?)

無職(口調はふざけているが、顔つきは戦士のそれだ)

無職(にらみつけるかのような鋭い目は……見透かされてるようで、正直苦手だな)

行商人「あ、あれを見られるっすか……? だ、だから行商人って嘘ついたのにぃ―……」

無職(あ? 急に顔を赤く染めやがったぞ?)


兵士「―――ん!? これはなんだ?」


無職(馬? に付けられた旅用の鞍につけられた大きなカバン)

無職(そこから兵士は>>安価↓を取り出した)
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 19:08:25.62 ID:ypnJ79G90
女性の春画集
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 19:08:37.67 ID:3E7gUC14O
トゲつきヌンチャクやメリケンサックなど、殴る系統のみの武器の数々
78 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/05(木) 19:23:52.07 ID:LWXZ3yk+0


無職「」

兵士「」

兵士長「…………」

行商人「ぅ……ひぐっ……だから……ダメだったのにぃ……」

無職(…………ああ、見事に春画だな。異世界版のエロ本ってわけだ)

無職(……ってあれ男性向けのやつじゃね?)

行商人「……もうやだぁ……」

無職(それさらされるとか死にたくなるやつじゃね?)

兵士「ン゛ッ、ゴホン!」パタン

兵士「ま、まぁ……人というのはそういうものだ」

無職(性の字には生が入ってるもんね! ってやかましいわ!)

無職(あ、顔を赤くした兵士がそっと春画を戻した)

兵士「その……すまん」

兵士「年頃って、やつなんだろ? 汲み取れなくて、すまない」

行商人「謝らないでほしぃっす……余計消えたくなるっすぅぅ……!」

女神(しゃがみ込んじゃった……)

無職(こんなにかわいらしい幼女がどぎつい春画を読む……あると思います!)


兵士長「…………これは予想外だったでござるな」

兵士長「人は見かけによらないってことなのでござろうか……」


行商人「」

無職(とどめさしやがった)

行商人の馬(?)「…………ブモ」

無職(いやペット(?)にまで嘲笑されてんだけど)

兵士長「とりあえず兵士たちは門の警護に戻れ」

兵士s「ハッ! …………その者らは?」


兵士長「……ついてきてもらおうでござる、旅の者たちよ」

無職&女神(えっ)

兵士長「その背負っている少女について、話が聞きたいのでござる」

無職(あっ…………終わったかも)



無職(涙ぐむ幼女とそのペット(仮)を連れて、俺たちは兵士長についていくことになった)




少し時間が空きます
まっててね!!!!!!!!!!!
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 19:30:25.98 ID:uhHu/uTe0
一旦乙でーす
80 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/05(木) 20:51:06.70 ID:LWXZ3yk+0

再開します




兵士長「某のような下っ端では、歓迎などできないのだが」

兵士長「ああ、すまない。そこに腰かけてくれてかまわないでござる」

無職(案内されるまま来たわけだが、俺が今いるのは門から少し離れた塔のようななにかだった)

無職(というよりかは兵舎のような場所だったようにも思える)

無職(革張りの椅子と、ガラス張りの机。高貴さを感じさせる執務室だ)

無職(……なんか、仕事の面接っぽいからいやだな)

行商人「な、なんでウチらこんなとこに連れてこられたっすか……?」

女神(んー……別に敵意とかはなさそうだけど)

女神(エルフのことを知っているような口ぶりだったわね)

無職(関係者か? ……あまり、疑われたくもないものだが、さて)

兵士長「その子はそこに寝かせておくといい」

無職「あ、ああ……感謝する」


無職(……どこまでも無防備だな、コイツ)ツンツン

無職「で? ただの親切心から来るとは思えない行動だが……なにか、用があるのか?」

兵士長「おっと、まだ要件を話してなかったでござるな」

兵士長「そのエルフの子なんだが……実は知り合いなんでござる」

無職「知り合い?」

兵士長「そこまで親しいわけではないでござるがね。顔見知り、というくらいさ」

行商人「よ、っと……あのエルフっ子とここに呼ばれたこととが関係してるってことっすか?」

無職(ナチュラルに隣に座ってきたな)

無職「……お前は関係なかったんじゃないのか?」

行商人「え」

兵士長「…………」

行商人「え、え……?」

兵士長「…………話を続けるでござる」

行商人「(´・ω・`)」

女神(……ドンマイ)
81 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/05(木) 20:59:52.33 ID:LWXZ3yk+0


兵士長「『ケルセニス』……隣の首都が建立した学園があるんだが、一度、そこで武器の指南を行ったことがあるんでござるよ」

兵士長「某が指南するのは馬上槍なんでござるが……彼女は、それはもう素晴らしい弓の名手だったでござる」

無職(学園、か…………ついにそれらしい名前が出てきたな)

無職(ってかそんな語尾して馬上槍とかどんだけだよ怖いわ)

行商人「―――!! ま、まさか貴方は……!」

無職「知っているのか雷電!」

行商人「らい……? いや、聞いたことがあるだけっすよ」

行商人「港町に駐屯する建国の英雄だったか何だか…………」


行商人「二つ名なんかで『>>安価↓』、って呼ばれてた……と、思うっす」


82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:01:35.31 ID:SYxq654bo
猛る稲妻
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:06:24.31 ID:zvwA8uhR0
さっきワンピース読んでいたせいで兵士長が錦えもんで再生される
84 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/05(木) 21:18:21.56 ID:LWXZ3yk+0


兵士長「……気恥ずかしいでござるよ、その話題は」

無職(え、何それめっちゃかっこいいじゃん)

無職(そうだな……俺だったら―――)

女神(迸る性欲ね)

無職(そんなえろくないもん……)

兵士長「所詮、某はただの兵士長ござる」

兵士長「でも確かに、その名は広く知れ渡っているでござる」

兵士長「そのためか『ケルセニス学園』の指南に行ったわけなんでござるが」

無職「そこでエルフと出会ったんだったな」

兵士長「……あの子は天才でござったよ。百発百中、その矢すべてが同じ場所に突き刺さるぐらいには」

兵士長「初めて戦慄したでござる。突き刺さった矢に、新たに矢が刺さるなど……彼女ほどの才能は、どこにもないだろう」

無職(…………エルフは学園の生徒だったのか)

無職(しかしじゃあ、あの旅装束は何だったんだろうな……)

兵士長「彼女のあの格好が気になるでござるか?」

無職「…………!」

無職「まぁ、な……まるで永年旅してきたみたいな……」

行商人「あ、それはウチも思ったっす。並大抵の旅じゃあ、あんな年期は入らないっすから」

兵士長「それもそうだろう……」

兵士長「―――彼女は、一度、逃げてきたのだよ」

無職「……逃げてきた? いったいなにからだ?」

兵士長「隣国『エリケッシュ』……差別も奴隷制度もはびこる、かの国から、でござる」

無職「…………」

行商人「ま、待つっす! あの国は、そんな……亜人が簡単に抜け出せるような国では、ないっす」

兵士長「……さらに言えば、それ以前には帝国のほうにもいたという」

行商人「…………」

兵士長「…………なぁ、彼女を背負ってきた、黒いローブに身を包む其方」

兵士長「聞かせては、くれないでござろうか」


兵士長「…………味方、なのでござろうな?」


無職「……ああ」

兵士長「―――其方には、彼女はどう見えた?」

無職「?」


兵士長「率直な感想を聞かせてほしいでござるよ。どう思ったのかを」



無職「…………>>安価↓」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:21:24.90 ID:zvwA8uhR0
誰かに助けて欲しかったかもしれない
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:23:36.14 ID:uhHu/uTe0
とても疲れはててるように見えた……けど、それでも彼女はとっさに俺を庇おうとしたんだ。すごく心が強くて優しい子だと思う
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:25:48.02 ID:zvwA8uhR0
>>86まで待つんだった…
88 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/05(木) 21:44:56.25 ID:LWXZ3yk+0


兵士長「…………それは、どういう意味でござるか?」

無職「エルフは、森の中で暴漢に襲われててな」

無職「彼女自身、俺を庇うように叫んでくれたんだわ。とてもやさしい子だとは思う」

無職「だけど……俺なんかが分かったような口を利くのもあれだが、救いを渇望、してたような……」

無職「…………何かあったのかはわからないが、俺はそう思えたんだ」

無職(我ながらふわっとしているな……)

無職(だが、俺が彼女のボディーガードだとエルフの記憶を書き換えた時、彼女のその感情は消えたように思えた)

無職(もしかして、だが……聞く限りじゃ、エルフはものすごい才能の持ち主だったと)

無職「エルフって……学園じゃ、孤立してたりするのか?」

兵士長「ん、そう、でござるよ……才能の差から生まれた僻みで、彼女の周りに人は来ないでござる」

兵士長「しかしどうしてまた……そんなことを?」

無職「孤独っていうのは、辛いもんだろ? 支えがないっていうのは、寂しいんだわ」

無職(彼女がなぜ森に入ったのかはわからない)

無職(それでも俺は、彼女の瞳に昔の自分を覚えたんだ)

無職「どん底にいるときは無双するもんだろうがよ。這い上がれるための救いをさ」

無職(……一人ぼっちで、知っている人も、知らない人も、全部『人だ』としか認識できないような)

無職(考えすぎか? ……つっても、そう思えたってだけだしな)

兵士長「ク、ククク…………」

無職「んお?」

兵士長「いや、失礼。実に面白いものだと思えてしまって」

無職「…………??」

兵士長「彼女が森に潜った理由、聞きたければ彼女に聞くといいでござる」

エルフ「!」ビクッ

無職「でぇっ!? ―――起きてたのかよっ!?」

兵士長「さて、ここは自由に使っていいでござるから」

無職「ど、どこに行くつもりなんだ?」

兵士長「まだ残業が残っているでござるからね……散歩、でござるよ」

兵士長「では、おやすみでござる」


兵士長「エルフの『ボディーガード』殿? ククク…………」キー、パタン


無職「」

無職(あの、女神さん?)

女神(んみゃ!? な、なにかしら?)

無職(寝てんじゃねーよ。……俺の能力ってさ、エルフだけに効く、とかじゃなかったの!?)

女神(……言ったじゃないの。いい? 貴方が天動説を唱えたらね、人々の思想が変わるんじゃないの)

女神(世界の法則が、根っから書き換えられるの)

無職(つ、つまり……?)

女神(貴方は、過去に生きていた……ボディーガードとしての貴方が、世界のすべてに適用されたことになるわ)

女神(エルフの関係者なら、貴方を知っている、ということになるんじゃないかしら?)


無職「」



89 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/05(木) 21:48:34.83 ID:LWXZ3yk+0


無職「さて、と……盗み聞きしてくれたエルフ」

無職「どうしてくれようか…………」


(エルフはまだ寝たふりを続けている)


>>安価↓
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 21:52:32.12 ID:zvwA8uhR0
起きているんだろー?とかいって何も反応しないなら「起きないならキスするぞー」と言って反応を見る
それでも起きないなら放置するふりをしてその場を離れる
91 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/05(木) 22:06:34.18 ID:LWXZ3yk+0


無職「起きてんだろ」

エルフ「…………」ピク

無職「…………起きなきゃキスすんぞ」

エルフ「……!」ピクピク

女神(ふふふ)ピキピキ

無職(おさえてや)

無職(……こんな顔を赤くして、寝てるって言うほうが無理があるぞ……)

無職(……まぁいい。起きてくるまではどこかで時間をつぶして…………うぉ!?)グイ

エルフ「…………」

無職「…………」

無職(な、なんだ……急に袖を引かれたから、エルフを押し倒しているみたいになってしまった)

無職(興奮する…………じゃなくて! どうしたんだ、ホント)

エルフ「眠ってたら、キスしてくれたの?」

無職「!?」

無職(ななななな、何を言っているんだこのエロフは! ちょっとドキッとしてしまったじゃないか!)

無職「ハ、ハハ……な、なんの―――」

エルフ「して、くれた?」

無職(そんな、真っ赤な顔で見つめられたらこっちが持たねぇって!)

女神(瞳がうるんでる……乙女なのねぇこの子も)

無職(うっせぇ年増みたいなこと言いやがって)

女神(は?)

無職(あ?)

行商人「…………」キャー

無職(……なんだその隠せてるようで隠せてない顔の覆い方は。隙間から見えてるやろがい!)

無職(…………存在を忘れてたとは言えない)

無職(どうしようこの空気)

エルフ「あ……ぇ……うそ、なんで、ひと……」パクパク

無職(こっちもこっちで気づいてなかったのな)

女神(わー! 耳まで真っ赤っか!)

無職(…………俺では、ないはずだ)


無職(…………)
92 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/05(木) 22:22:07.14 ID:LWXZ3yk+0


中途半端かもしれませんが、ここでいったん区切らさせていただきます
ここからは、『猛る稲妻』こと兵士長のお散歩風景を描いていきます(短いよ!)



暴漢「ハァッ、ハァッ……な、なんなんだよあいつはァ!?」

兵士長「ククク……八つ裂きにされるでござるよ」

暴漢「な、なんで馬上槍で人が木っ端みじんになるんだよ!」

兵士長「我々は正義に生きる人間でござる」

暴漢「グッ……燃え尽きろッ!!!」

兵士長「…………悪のすべてが、無意味なのでござる」

暴漢「…………は?」

兵士長「……しかしなぜはびこるのでござろうか」

暴漢「あ、あ、ああああっぁあああああああああ!!! 俺の腕があぁあああああ!!!!!!」

兵士長「血潮を煙とし、叫びを戒めとし」

暴漢「あ、あああああああ…………ひぃいいいいいいい…………」

兵士長「死を持って償いたまえ」


暴漢「ッハァ゛ッ! ……ァ…………」

兵士長「また、この槍で悪を貫くのか」

兵士長「どれほどまでに、屍を築き上げてきたのでござろうな」

兵士長「これからも、どれだけを殺していくのでござろうな?」

兵士長「ククク、どうか、其方が決して悪道に堕ちないことを」


兵士長「ククク、ククククク……フハハハハハハハハハ!!!!」


兵士長「神よ、貴様は堕ち逝くか?」





次回はエルフの会話からスタートする予定です
『あれ、青春全く関係なくね?』とか思ったそこのあなた、ごめんなさい!

も、もうちょっとだけ続くんじゃ……けっしてスレタイ詐欺ではないのじゃ………




ということで、おやすみなさい
改善点等あったのなら、遠慮せず書いてください
安価もあれで多いのか少ないのか微妙なとこなので、アドバイスお願いいたします

では!!!!!!!!!!
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:30:32.46 ID:OMstkacD0
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:40:09.36 ID:Npw4n0d3O
乙なのです

安価はちょうどいいかなと思います
これと言って不満はないけど、キャラ安価が詳細の記述を推奨してるのに、下1と早い者勝ちになってるのがアンバランスかも
けど表の性格と裏の性格と分けてるのは面白いと思いました。おかげでエルフとかおいしいキャラしてる
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:43:05.11 ID:ypnJ79G90
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:43:46.50 ID:tdVarxFA0
まるで行商人が魅力無いキャラみたいなw
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:49:19.00 ID:aeCHoC2UO
>>96
まだ戦闘狂の部分が出てないから言及してないだけで他意はないねん……(けど投稿者さんすみません)
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:53:24.15 ID:wghoI7P+0
まだ出会ったばかりでどうなるか分からないけど、行商人にはすぐにお別れとならずに無職たちと行動を共にして欲しいな。
99 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 15:47:44.43 ID:Lzs0qv3p0
もうそろ百行きそうですね、再開します

…………の、前に兵士長のステータスのようなものを


性別 男
身長 178cm
体重 89kg
肉体的特徴 帯電している
オモテのカオ 考えは読めないが、何となく良い奴そう
ウラのカオ 悪を滅ぼす系男子
能力 霹靂の鎧



無職(謎の多い人物だが、敵に回さなければ心強い味方になりそうだ)


無職(というわけで、エルフの会話から再開しましょ)

無職(では!!!!!!!!!!)
100 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 15:58:25.58 ID:Lzs0qv3p0


エルフ「…………」

行商人「ア、アハハ……お気になさらず……」

エルフ「う……お見苦しいところを…………」

無職(両者ともに見合って、頭を下げ合ってるわけだが、つまりどういうことだってばよ)

無職(お見苦しいところは行商人も見せてたけどな)

行商人「……でも、珍しいっすね……人と亜人が一緒に行動してるなんて」

無職「ん? いや俺たちは出会ったばか―――」

無職「―――ンン゛ッ! ま、まぁな? 人のボディーガードがついてる亜人なんて、そりゃ珍しいだろうさ」

無職(世界を書き換えていたんだったな…………危ない危ない)

エルフ「ええ……まぁ」

無職(こっちはこっちでさっきのショックが抜けてないみたいだ)

無職(……俺も俺でかなり動揺しちまったが……とりあえず話を進めるか)

無職「で、あー……なんだったっけ、行商人」

行商人「……もう忘れたっすか? 確か、エルフっ子が森の中にいた理由……とかだった気がするっす」

無職(……変にボロを出して矛盾を産むのはまずい)

無職(もしも俺と彼女が知るようなことだったのなら……追及は免れないだろう。慎重にいかねば)

エルフ「…………その子は、信用できるの?」

無職「安心しろ。弱みを握ってるから大丈夫だ!」

行商人「……なぁにが『大丈夫だ!』っすか。弱みなんてウチにはないっす」

無職「春画」

行商人「へいどこまでもついていきまっすぁ!!!!!!」

エルフ「……続けるわよ」

101 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 16:19:52.18 ID:Lzs0qv3p0

エルフ「私が大陸のほうから逃げてきたのは……聞いてるわよね」

女神(帝国から逃げてきたんだよね)

エルフ「それでまぁ、ここまで流れ着くことができたのだけど……」

エルフ「身寄りもなければ、行く宛てもなかったの」

エルフ「だから、一時期は孤児みたいなものだった……でも、ある日、とある人に拾われてね」

無職「とある人?」

エルフ「ええ。森の奥で孤児院を開いている人だったわ」

行商人「……んー? ここらで孤児院の話は聞かないっすけど」

エルフ「亜人だけの孤児院で、しかも秘匿されている施設だったからね」

無職(ふむ……それが理由なのだろうか?)

無職「それで、そこの子供たちに会ってきたってことか」

エルフ「…………」

無職「?」

無職(あれ、もしかして違ったのか?)

エルフ「理由が、孤児院にあるのは違いないわ」

エルフ「でも……そうね、今度連れて行ってあげる」

行商人「う、ウチも行きたいっす!」

エルフ「……もの好きなのね。いいわよ、別に人間を拒んでいるわけでもないしね」

無職「あ、ああ……連れて行ってくれるなら構わないが」

エルフ「もう夜遅いし、寝ましょう? 私は山道を走ってたから疲れてて……」

行商人「えっと、ここは自由に使っていいって言われたっすけど、寝ちゃっていいんですかね」

無職「自由にっていうのは本当に何してもいいってことだろ」

無職(あのいかにもな兵士長が言ったことだしな)

行商人「う……ウチも遠くから歩いてきたもんっすから、実は眠たかったんすよ……」

無職(俺も、今日はいろいろありすぎた……)

無職「いろいろなことは明日やるとしよう!」

無職(明日のことは明日の俺に、だ)



無職(…………うーんこの革張りの椅子の具合がとても良い…………むにゃむにゃ)



サブイベント―――『静謐なる邂逅』(エルフ)が追加されました
翌日の『自由行動ターン』にて選択してください


※自由行動ターンとは?
■■■■■■■■■□ ……といった表記の体力の数だけ一日に自由に行動ができます
初期の体力は10。無職の行動によって限度は上下します
基本的には一ずつ減っていきますが、場合によっては値が変動します

体力がゼロになった場合、強制的に近くの施設で一日を過ごすことになります
その時は体力の上限が半減し、また色々な方からの叱責ももらえます
効率よく、そしてたくさんのイベントをこなしたい場合、体力管理が重要になってくるでしょう
半減した体力は、さらに一日経過で回復します

選択肢のほうはこちら側で決めてしまいますが、『その他(書き込み)』でまた違ったイベントも見れるかも……?

サブイベントは残り体力に関係なく進行し、一日(変動あり)を経過させます
体力消費はゼロですので、残り体力がわずかの時に選択するのがいいかもしれません

あとはおいおい説明していきます
説明不足だな? と思った時には質問してください
答えられれば答えます

(創作童貞なんです!!!! ゆるして!!!!!!)
102 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 16:31:20.09 ID:Lzs0qv3p0
〜自由のターンだオラァッ!!!!!!〜



無職「んー…………ん?」

無職(外が明るい……そうか、もう朝になったのか)

無職「……誰もいなくね」

手紙「オレヲミヤガレッテンダ」

無職「…………書置き?」


『町の中を回ってきます! 夕方までにはここに帰ってきますのでご安心を!』

『追記 昨日のお詫びと、ほんの感謝の気持ちっす』


無職「……ん、これは……金貨か。それも大量の」

無職(あいつって、意外と金持ちだったんだな)

無職(どうするかな。言葉は通じるみたいだし、あの大通りにでもいってみるか?)




>>安価↓

1 執務室で時間をつぶす (体力消費なし)

2 外の訓練場に行ってみる。どうやら兵士長がいるようだ

3 郊外を歩いてみよう

4 大通りを歩いてみよう

5 町の中をぶらりと散歩してみよう

6 海のほうにでも行ってみようか(体力2消費)

7 そういえば、ここは美食の町だったんだっけ? 食べ歩きもいいかもしれないな

8 金貨を使って買い物でもしてみるか


サブイベント『静謐なる邂逅』―――❕ 強制的に一日が経過します!


103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 16:32:28.44 ID:7bwhHZzG0
7
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 16:32:34.91 ID:QhLTNIV/O
7
105 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 16:42:10.22 ID:Lzs0qv3p0

体力記入忘れ ■■■■■■■■■■ MAX!


→■■■■■■■■■□ 残り体力9  ―――まだ夕方までかなり時間がある




無職「……昨日は夜だったが……やはり日中だと格が違うな!」

無職(大通りのほうへ来てみたが、人の通りが多い多い)

無職(市を開く者たちが客を呼び込んで、良い感じの喧騒に包まれてるって感じだ)

無職(かなり横幅の広い道だった記憶があるが、活気と人であふれかえってやがる)

無職(……くっ、朝飯食ってないから、このかぐわしい香りは腹に効く!)

屋台のおっちゃんA「さぁさぁ安いよぉ! モンドリ鳥の焼き串だ!」

屋台のおっちゃんB「近海で取れたイカめしの甘辛ダレ焼き! どうだい! そこのお人!」

屋台のおっちゃんC「首都のほうでとれた野菜をたれでつけて焼いてみたぜ! 格別のうまさだぞ!」

無職(……どれも魅力的だな……)

無職(…………どうするか!)ジュルリ



>>安価↓

1 漢は黙って肉だ!!!!!!!

2 海に幸あれ我に幸あれぃ!!! 魚だろうがよぉ!!!!!

3 野菜がいいと思います。うん


無職(くっ! 脳内会議が白熱してやがる!)
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 16:45:40.50 ID:mf9AAyaK0
2
107 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 17:18:07.92 ID:Lzs0qv3p0


無職(……この世界の魚、味が気になるな……)

無職(どうでもいいけど、イカって魚なの?)

屋台のおっちゃんB「お、どうした嬢ちゃん! イカめし、買っていくかい?」

無職(誰かいるのか…………?)

無職「ちょ、すいません通してくださーい」

???「えっと……イカめし、二つもらえますかー?」

屋台のおっちゃんB「ハッハッハ! 嬢ちゃん気前がいいねぇ! 待ってな、今一番焼き上がりのいいものあげてやっからよ!」

???「ほ、本当!? わーいおっちゃんサイコー!」

無職「…………」


そこにいたのは?>>安価↓ (既存の女性キャラのみ)

108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 17:19:02.12 ID:gXWcER4DO
行商人
109 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 17:32:42.55 ID:Lzs0qv3p0


行商人「…………あ」

無職「よう。元気そうだな……っていうのもおかしいが」

無職「俺も腹が減ってたんだわ。おっちゃん! 俺にも一本くれや!」

屋台のおっちゃんB「なんだい嬢ちゃん、もしかして、彼かぁ!? 最高の逸品を作ってやんなきゃなぁ!!」

無職「あそうですこの子の彼です」テレッ

行商人「ちちち、違うっすよ! ……も、もう! 勝手なこと言わないでほしいっす!」

無職「いたたたた! 踏むな踏むな、奢ってやっから!」

行商人「……それ元はウチのものだった気がするっすけど」

無職「心の温かさはプライスレス」ネイティブゥ

無職「それに、あんま感謝されるようなこともしてないっての」

無職「俺に使わせてくれよ! いいだろ?」

行商人「う……べ、別にいいっすけど? そこまで言うなら、止めはしないっす」

屋台のおっちゃんB「くぅ〜! 見せつけてくれるね! あいよ、イカめし三本! 銀貨二枚だ!」

無職(銀貨……? ああ、この銀色のやつか。よく見ると銅色の硬貨もある)

無職「ありがとうおっちゃん! また来るぜ!」

屋台のおっちゃんB「おうよ! 彼女さん大事にしろよ!」

行商人「だから違うっす―――!!!!」


無職「ハハハハハ! 悪い悪い! とにかく、どこか食べられるとこ行こうぜ!」

行商人「……食べ歩き、しないっすか?」

無職「ん……俺も考えたが、人が多すぎやしないか?」

行商人「大通りだけじゃないんすよ、ここ」クイッ

無職「お……こんな細道があるのか」

無職(茶店や、小さな商店が並んでる人通りの少ない細い道)

無職(白色の建物ばかりで目が疲れそうだったが、こういう日陰のある道は居心地が良い)

行商人「行きましょう……っす」

無職「……あいよ」
110 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 17:38:15.93 ID:Lzs0qv3p0


行商人「んふー! うまいっすー!!」

無職(まさかのイカめし二刀流。二本とも食べるとは思わなかったな)

無職(しかし確かに、このイカめしはうまい)

無職(米があったことにも驚きだが、この料理の発想まであるとは)

無職「たれの具合が素晴らしいな」

行商人「っすね〜……あ、そうだ。無職さんはこれから何か用事があるっすか?」

無職「用事? …………>>安価↓」(あるかないか)
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 17:39:11.71 ID:ZKE2Gitm0
特に無い
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 17:39:24.74 ID:B1rudZ890
ない
113 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 17:48:56.65 ID:Lzs0qv3p0


無職「特にはないが……なぜだ?」

行商人「! な、ないっすか!」パァー

無職「あ、ああ……適当に時間をつぶそうと思っていたからな」

行商人「へへへー! じゃ、じゃあ一緒に回らないっすか!?」

無職「町をか?」

行商人「ハイっす! って言っても、行くとこは決まってないっすけど!」

無職「……構わないぞ、一緒にぶらりと適当にほっつき歩くか」

無職(……とは言ったものの、俺もこれといっていきたい場所はないんだよな)


無職(あ! そういえばあそこが気になったな……)




■■■■■■■■■□ 残り体力9  ―――まだ夕方までかなり時間がある


1 執務室で時間をつぶす (体力消費なし)

2 兵舎の近くの訓練場に行ってみよう (体力2消費)

3 郊外を歩いてみよう

4 大通りを歩いてみよう

5 町の中をぶらりと散歩してみよう

6 海のほうにでも行ってみようか (体力2消費)

7 金貨を使って買い物でもしてみるか


サブイベント『静謐なる邂逅』―――❕ 強制的に一日が経過します ❕

114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 17:52:09.22 ID:B1rudZ890
安価↓1ということ?書いてないけれど…
安価下
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 17:54:29.40 ID:gXWcER4DO
6
116 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/06(金) 18:11:05.61 ID:Lzs0qv3p0
>>114 申し訳ないです。書き忘れていました



■■■■■■■■■□ → ■■■■■■■□□□ 残り体力7




船の乗組員「よーし! そのまま荷を下ろしてくれ!」

船の乗組員「…………よし! これで最後だ! みんな、ご苦労だった!」

無職「へー、ここは港だったんだな。町のほうは活気がすごかったが、こっちは熱気がすごいな」

行商人「海の漢! って感じの方々っすから。コルミスの海漢の話は結構有名っすよ?」

無職「どんなのなんだ?」

行商人「荒波も彼らの一言で収まり、曇天も彼らの雄たけびに掻き消える」

行商人「……ただただ海の漢たちの熱さを書いた物語っすけどね」

無職「ハハハ……情熱的なんだな」

無職(なんというか、楽しそうな連中だ)

乗組員s「疲れたなぁー! お前らぁ! もちろんこの後一杯やるよなぁ!?」

―――ウォォオオオオオオオオオオオ!!!

行商人「ね? 雨もすぐやみそうな人たちでしょう」

無職(疲れたら寝ないの? 俺がおかしいの? あれぇ?)

船の乗組員「ハッ! てめぇら忘れてねぇだろうなぁ! 俺が単騎でクラーケンをぶっ殺したら奢るって約束をよ!」

乗組員s「チッ、うるせぇなぁ! お前はいつも俺たちに奢らせてただろうがぁ!」ソーダソーダ!

船の乗組員「んだとぉ!? ……って、ん? お! 行商人の嬢ちゃんじゃねぇか! 久しぶりだなぁ!」

無職「え」

行商人「だから嫌なんすよ、この『種族』は…………!」

船の乗組員「んだよぉー連れねぇなぁ! ほら、俺の胸へ飛び込んでおいで!!!!!」



行商人「…………>>安価↓」

 
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