【艦これ】提督「実は子日とデキている」【R-18】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

32 : ◆nYw485Zd/U [sage saga]:2018/07/10(火) 23:50:57.14 ID:Ny38WM+T0
>>31
ありがとうございます! めちゃくちゃ励みになりました。
33 : ◆nYw485Zd/U [sage saga]:2018/07/10(火) 23:54:20.81 ID:Ny38WM+T0

初春「初春…なんぞ、めでたいのう」

若葉「若葉だ」

初霜「もう、姉さんたち…第三遠征隊、北方鼠輸送作戦より帰投しました」

どやどやと、執務室になだれ込む駆逐艦たち。
古参の艦であり、もともと個性的な彼女らには、(初霜を除いて)遠慮も何もない。

提督「…う、うむ」

初春「と、そこに見えるは子日ではないか。もしや、お主が秘書艦かや!?」

子日「い、いや…そういうわけじゃ…ないんだけど」
34 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/10(火) 23:58:59.37 ID:Ny38WM+T0
ノックの音がしたと同時に、子日は素早く動き、今は執務机の傍らにいる。
なるほど、秘書艦らしい立ち位置に見える。

初霜「あ、ひょっとして研修中なんですか?」

子日「う、うん…そんなところカナー」

もぞもぞしながらも、姉妹たちの受け答えをする子日。
もちろん、真後ろから見れば、いまだにその恥部には提督の指がずぶりと食い込んだままである。

提督(なんと破廉恥な情景だ…)

初霜「あ、あとの遠征参加艦は先に補給に行ってます」

若葉「汗でべたつく…が、悪くない」

子日「んっ…ほんとは一隻だけでいいんだよ? 遠征の報告なん…てっ…」
35 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 00:03:24.99 ID:SoIDCWYF0

初春「わかっておるわ。わらわが直々に出向く気分だったに、二人がワラワラと着いて来たのじゃ。というかお主ら、なぜ着いて来たのじゃ?」

若葉「何となくだ」

初霜「二人とも報告書も何も持たずに行くから…あ、これ、報告書です」

子日「あ、そ、そこぉ…置いといて…」

喋るたびに、子日の肉壺は蠢き、提督の指を締め付ける。
うなじにも、玉のような汗が吹き出し始めていた。

初春「しかし、たまにはこうして来てみるものじゃな。面白いものが見れたわ」

子日「えっ! な…何のこと!?」
36 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 00:07:16.30 ID:SoIDCWYF0

初春「決まっておろう、あの子日が秘書艦研修とはのう! 成長したものじゃ」

初霜「最近別行動が多いと思ってましたが、密かに勉強してたんですね!」

若葉「やるな」

子日「う、うん…提督が、いろいろ教えてくれてたんだよ。ね、提督…」

ほんのりと赤く染まった顔で、提督に流し目を送る子日。
先ほどからとめどなく溢れてきている蜜は、さらにその量を増している。

提督「う、うむ」(エロい…)
37 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 00:11:25.47 ID:SoIDCWYF0

初春「しかし提督よ、夜や非番の時までも随分みっちり仕込んでくれてたようじゃが、おかげで姉妹の時間が減っておる」

初春「たまには子日をわらわたちの元へ返してくれんかの」

初霜「そうですね…正直、少し寂しい気もしていました。子日姉さんはムードメーカーですし」

若葉「子日を解放しろ」

子日「て、照れるなぁ…」

提督「…そうか。そうだな。善処する」
38 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 00:14:44.85 ID:SoIDCWYF0

初春「お、言うたな? そうじゃ子日、折角じゃしこれから間宮にでもどうじゃ? 秘書艦就任の前祝いも兼ねて」

若葉「赤飯だ」

初霜「ね、姉さん、さすがにそんな急には…」

初春「交代には、いつものように戦艦でも配すればよかろう。ちょうど何隻か談話室で暇そうにしておったぞ」

提督(小声)「子日…どうする?」

子日「え……あ、あの…だ、だめだよ…」

ぐに…♥ じゅる…

子日「まだ、今日の分は終わって…ないから」

ぐにぐにぐに…♥ じゅるじゅるじゅる…
39 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 00:18:41.42 ID:SoIDCWYF0

初霜「子日姉さん…!」(尊敬の目)

初春「ほう…すでに秘書艦たる自覚も備わっているものと見える。本気にするな、試しに言ってみただけじゃ」

若葉「なに、そうだったのか」

初春「しかし実に立派な心意気じゃ、姉として鼻が高い!」

初霜「初霜も、見習わなくちゃ!」

子日「…もう、みんな大げさだよ…ぅ」

初春「今日のところは退散しよう。いずれ、本当に祝いの席は設けさせてもらうがの」

若葉「楽しみだ。長波も呼ぼう」
40 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 00:24:31.07 ID:SoIDCWYF0

初春「…子日、しっかりな」

初春「そして提督…子日を頼みますぞ」

提督「……ああ、任せておけ」

初春「では。第二十一駆逐隊、一時解散!」ビシッ!

若葉「解散!」ビシッ!

初霜「解散!」ビシッ!


子日「か、かいさん…!」ぴしっ

ぐにぐにぐにぐに…! ぶしゃぁっ…

提督(あ…何かすごい噴き出た…そして指も抜けた…)
41 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 00:28:17.25 ID:SoIDCWYF0

初春「では、な」

若葉「さらばだ」

初霜「子日姉さんは、私たちの誇りです!」

意気揚々と、引き揚げていく三人。

その背を見送った直後、子日はガクリと床にくずおれた。
42 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 00:44:57.89 ID:SoIDCWYF0
ちょっと短いですが、今日はここまで。
明日が本番です(二重の意味で)
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 00:51:06.37 ID:/z2hoUH6O
続けたまへ
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 01:04:11.91 ID:slBV9VKTo
やったぜ。
45 : ◆nYw485Zd/U [sage saga]:2018/07/11(水) 23:39:18.58 ID:SoIDCWYF0
レスありがとうございます!
今夜中にラストまで行けるといいな、と思います。
46 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 23:49:19.04 ID:SoIDCWYF0

子日「はーっ、はーッ…」

提督「…イッたか」

子日「…うん……凄かった…」

そのまま子日はしばらく床で身を震わせていたが、やがて机の角に掴まりながら、ガクガクと立ち上がった。
伏せられていた顔が上がると、頬は紅潮しきり、美しい薄紫の目は、じっとりと濁った光をたたえていた。

子日「ふーッ…ふーッ…」

提督「すごい息遣いだ。まるで獣だな」

子日「提督…我慢できないよぉ…」
47 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/11(水) 23:57:12.69 ID:SoIDCWYF0

提督「奇遇だな、俺もギンギンだ。しかし、誰かさんがさっきは随分と焦らしてくれ…うおっ!?」

ほとんど飛び掛かるように、子日は提督に跨った。
二人分の体重に、革張りの椅子がギシギシと悲鳴を上げる。

子日「もう無理…挿れてぇ…」

よだれすら垂らしながら、子日はワンピースをまくり上げ、インナーの下腹部に手をかける。
ぷっくりと、秘唇の形をなぞりつつも隠していた部位が、力を込めて引き裂かれた。

提督「いや待て、そろそろ第二対潜哨戒隊が戻ってくるから鍵を…っくう!!」

露出させた提督の肉棒、天を衝くばかりに屹立したそれを、そこにあてがう。

提督「…ほんとうに、まるで、けだものだなっ!」

すとん、と。
いや、ズドン、と。子日の腰が落ちた。

子日「……〜〜〜ッ!!♥♥」
48 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 00:03:02.71 ID:ylF6Ijxx0

提督「…いつものアレ、言わないのか? 『待ってましたー!』ってヤツ」

両手を提督の背に回したまま、身をのけぞらせる子日。明らかに絶頂している。
ぱくぱくと、打ち上げられた魚のように口を開閉するばかり。

提督「どうだ? 姉妹の時間と引き換えの肉棒の味は? 美味いか?」

がくん、がくんと、頷くのか痙攣しているのかわからない動き。
すでに提督の白い軍服のズボンまでもが、大量の汁でびっしょりと濡れていた。

提督「美味いんだな…! 間宮の甘味…よりも!」

言葉で責めようとする提督だったが、彼にもさほどの余裕はなかった。
子日の、ただでさえ狭い膣道は、男根をいっそ粉砕せんばかりに締め付けている。
さきほど、指を捉えて離さなかった圧よりもなお、強力に貪欲に。
49 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 00:11:23.18 ID:ylF6Ijxx0

提督「ふふふ、思い出されるなあ、さっきの、初春の、若葉の、初霜の顔!」

子日「…い、言わないでえぇ…」

提督「姉妹の誇りとか、鼻が高いとか言ってたな!」

提督「まさか想像もできまい!! その子日が、実際には! こんなことに! なっているとは!!」

子日「う、うッ、うぁぁあああん♥」

激しい突き上げに、執務机に広がる仰向けの上半身が暴れる。

提督「はっは…いや、まったくよく成長した! 俺も誇りに思うよ!」

椅子を大きく軋ませながら、ズコズコと腰を浮かせる提督。
子日の手で、机に散らばった書類やペンが薙ぎ払われて落ちる。

50 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 00:20:48.87 ID:ylF6Ijxx0

子日「うぅ〜っ♥」

やがて子日はバネのように跳ね返り、提督にだらりとしなだれかかった。
対面座位の体勢になる。

子日「……敬礼とか反則だよね……あんなの、あんなの……思い出すだけでイッちゃう…」ブルブルッ

提督の耳に、むせかえるほど湿度の高い、桃色の吐息がかかる。
同時に、長い三つ編みがぐるりと、提督の首筋に絡みついた。

子日「子日……悪い子だ…」

提督「ああ、お前はいけない子だ。とんでもないスケベ娘だよ」

子日「…子日は、姉妹の恥だよ…」

どばっ、と。
再び、子日の秘所が決壊した。
子宮の奥底から湧き出すような、本気汁の洪水だった。
51 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 00:31:40.61 ID:ylF6Ijxx0

提督「いや、誇りに思え。こんなことは他の誰にもできん」

子日「……提督……うん、誰にも…させないよ…」

繋がったまま軽くキスを交わすと、子日はすでに何度目かもわからない絶頂に達した。

子日「提督…胸も舐めてぇ…」

提督「ああ…」

純白のワンピースをはぎ取るように脱がせ、全身をぴっちりと覆う黒いインナーをむき出しにする。
股のところだけが破かれて、白い素肌が覗いているのがエゲツない。

提督(汗でより貼りついているせいで、ウェットスーツみたいだ…へそも、肋骨の一本一本の位置までわかるな…)

子日は、机の端に追いやられたハサミを拾い、器用にインナーを丸く切り抜く。
ピンッピンに張った突起が二つ、執務室に顔を出した。
52 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 00:40:33.22 ID:ylF6Ijxx0

提督「乳首とアソコだけに穴が開いて…お前これは痴女の衣装だぞ」

子日「(/ω\)イヤン そんなこと言わないでよぉ」

提督「髪の毛みたいに、頭の中までピンク色だな!」(まあ、俺も人のことは言えんが)

リクエストに応え、小さいながらも最大限に膨張した乳首にむしゃぶりつく提督。

提督(乳首も、アソコも…きれいな弩ピンクだ…)

お返しにということか、提督の首筋に、かじり付くように歯を立てる子日。
舌が這い、男の汗を舐めとっていく。

提督「子日…いい匂いだ…」

子日「提督も…」

提督も子日も、五感の全てで相手を感じ取り、貪り味わっていた。
密着度の高い体位である。
お互いの喉が鳴り、胸板が激しく上下し、必死で空気を吸おうとしているのもわかった。
53 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 00:45:22.55 ID:ylF6Ijxx0

提督「…そろそろ限界だな」

子日「いいよ、出してぇ」

そのまま、ほんの数回の抽挿で提督は射精した。

子日「ん、ンあああぁぁああ……あ…♥」

結合部から、ぶくぶくと泡立つような一発だった。
54 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 00:49:44.45 ID:ylF6Ijxx0

提督(…俺は、何をやってるんだ)

不意に、我に帰る。
駆逐艦としては大柄な方だが、全てにおいて少女としか形容するほかない肢体。
それを意のままにしている。弄んでいる。傷付けている?
どれほど乱暴に腰を打ち付けて来たかわからない。
今だって、下りきった子日の子宮口と思しき部位は、鬼頭の中ほどよりも下に当たっているのがわかる。
小さい。
女の器は出来上がっているとはいえ、子日は、あまりに幼いのだ。

提督(自分は、とんでもないことをしているのではないか…)


子日「提督…?」
55 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 00:54:38.79 ID:ylF6Ijxx0

提督(恐ろしいことだ。
   到底許されるものではない。
   なぜこんなことになった。
   どうして一線を越えてしまった。
   俺は、こんなことがしたかったのか。
   俺は、子日と…
   本当に、これでいいのか――)


子日「提督…」


子日「まだ固いねーっ♥ もう一回、しよぉ?」

軽い口づけ。
その笑顔に、全てが吹き飛んだ。



子日「待ってましたーーー!!」
56 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:00:05.46 ID:ylF6Ijxx0

パン! パン! パン! パン!

提督「フン!フン!フン!フン!」

子日「あ♥ あ♥ あ♥ あ♥」

提督「ふはは、机に掴まらせての立ちバックこそ執務室でヤる醍醐味だな!!」

子日「いいよいいよぉ〜! もっと、もっとリズムが欲しいなぁ〜♪」

提督「よし来た! 俺のズンドコ節を食らえ!!」

子日「ズンドコ節(笑)」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 01:04:48.48 ID:pjFuAsqbO
>>56
58 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:05:46.93 ID:ylF6Ijxx0

ズンっ! ズンっ! ズンっ! ズンっ…!

提督「今度は駅弁だ!」

子日「ふわ〜っ、何だか身体が軽いなぁ〜!」

提督「ほーれ、高い高いだー!」ヌポォ!

子日「ああぁんっ♥ ぬ、抜かないでぇ」

提督「かーらーのー、急降下!」ドーン!

子日「おげっ♥ お、お腹やぶれちゃうよぉ…♥♥♥」

提督「あ、ごめん…痛かったか?」ぽんぽんさすさす
59 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:10:34.21 ID:ylF6Ijxx0

ギシギシギシギシ…

子日「騎乗位も、大好きだよ♥」

提督「子日、アレやってくれ、アレ!」

子日「あっあっあっ♥ な、何のことぉ?」

提督「アレだよアレ、たまに出撃中にもやってるやつ! あのクネクネって動き!」

子日「何のことだかわかんないんだけどぉ!」

提督「くっ、無意識だったか…!」
60 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:19:28.73 ID:ylF6Ijxx0

ぬぷッ! べちゃッ! じゅぼッ! ぐちゃッ!

提督「繋がりながら三つ編みを引っ張っるのは最高だな!!」

子日「やぁん! これ、ヒドイことされてるみたい♥」

提督「ふははは、こういう時は、脳みそまでピンク色の淫乱駆逐娘を犯してくれてありがとうございますと言え!」

子日「んんうぅ! 注文が複雑だよぉ!」

提督「うるさーい! よしイけ! アヘ顔でダブルピースしろ! 中で出すぞ!!」

子日「実践式提督語録〜『今日は何の日? 安全日!』 う゛っっ♥」アヘェ

提督「う゛っっ……正直すまんかった。変なこと教えて…」
61 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:21:14.65 ID:ylF6Ijxx0

ぐちゅぐちゅぐちゅ…

子日「子日アターック!!」

提督「うぎゃあああああ〜!!! えっ何だこれヤッバ、これヤッベ!!」

子日「うふふ、子日は、可愛いだけじゃないんだよ♥」

提督「えっこれ怖い、俺どうなってんのこれ…あ、ヤバイ意識とびそ……ッ……」

子日「抜かず五発目、頂きましたぁ!」

どぷっ、どぷどぷどぷ…びゅーびゅるびゅる………
62 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:25:36.10 ID:ylF6Ijxx0

●執務室前廊下

那珂「さて、帰投の報告だよっ! 急な雷雨で、大幅に遅れちゃったけど☆」

大鷹「あの、今度こそ私、ちゃんと報告します。皆さんの、無事の帰還を…」

国後「……あの、それ、いいです」

占守「しゅっ?」

大鷹「…まだ、怒ってます?」

国後「いいえ! 違うんです。嵐の中で、却っていろいろ考えられて…あたしなりに、意見がまとまったっていうか」

国後「ここに来てから、今日までに見たり、体験したこと…艦娘たちが言ってたこととか、思い出せて」
63 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:30:59.87 ID:ylF6Ijxx0

那珂「ふむふむ。それで?」

国後「…以前、艦だった頃にもあたし、挨拶のことで揉めた記憶があって…あの、子日…さんと。駆逐艦の」

占守「あー…あのことっしゅか」

国後「…その子日さんが、最初の日に鎮守府の案内をしてくれたんですよね」

那珂「子日ちゃん、何気に高練度の最古参だからねー。そういうのは適任かも」

大鷹「あ、そうだったんですか…何だか意外な気もします」

那珂「そういうの、表に出さない子だからねー」
64 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:36:36.78 ID:ylF6Ijxx0

国後「…あたしも、後から知って驚きました」

国後「その時の子日さん、単純にただただすっごく楽しそうで。艦だった頃のわだかまりみたいなのも、まるで最初からなかったみたいに接してくれて……正直、嬉しかったし、ホッとしました」

国後「案内の最後に、子日さん言ったんです」

国後「『これまで、色んなことがあったし、これからも色んなことがあると思うけど』」

国後「『毎日が、みんな仲良く、楽しく過ごせる日だといいよね』…って」

国後「その言葉に…心から、ここと、ここの皆のことが好きなんだなぁ、ってあたしにも感じられて」

国後「あたしもここで頑張ろう、ここでなら頑張れる気がするって、思えたんです」

国後「そのことを…さっきまで、忘れてました」
65 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:39:36.73 ID:ylF6Ijxx0

国後「あたし…今日まで出撃がなかったのを、内心では焦ったりもしてて」

国後「それなのに実戦に出たら出たで、自分が大切にされてないんじゃないかって、思い込んで」

国後「大事なことを忘れたまま…司令のことを悪く言っちゃった…」

国後「那珂ちゃん、大鷹さん、占守姉さん、ごめんなさい。見苦しいところを、見せちゃって…」

占守「クナ…」

大鷹「国後さん…」

那珂「クナちゃんすっごーい! この短い時間でよく、自分で納得できたね。ホントに偉い!」
66 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:45:13.87 ID:ylF6Ijxx0

国後「今日のこの隊も、最初の子日さんの案内も…司令も、表面は冷徹だけど色々と配慮してくれていたんだなぁ、とも思えました」

那珂「そこまで気付くとは、さっすがー!!」

大鷹「提督と、子日さんに感謝ですね」

国後「はい…今度は、胸を張って帰投の報告が出来そうです。みんな、無事よって」

占守「占守も何か言うー!」

国後「もう、姉さん…何か言えばいいってもんじゃないでしょ!」

大鷹「ふふ、よかった…国後さん…朗らかに戻られて…」
67 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 01:49:54.44 ID:ylF6Ijxx0

那珂「あっ、そういえばさっき、港でみんなが騒いでたよ。今、子日ちゃんが秘書艦の研修中なんだって!」

占守「っということは、このドアの向こうには子日さんが!」

国後「えっ、あ、そうなの!?」

大鷹「これは、よい機会ですね」

那珂「じゃあ、みんなで元気な姿を見せよう! 提督と子日ちゃんに!」

占守「先頭はクナっしゅ!」

国後「え、あの、ちょっと、なんか、そう思うと心の準備が…」

那珂「よーし、いっくよー!」



――そして、ドアが開かれた。



【完】
68 : ◆nYw485Zd/U [sage saga]:2018/07/12(木) 02:18:48.52 ID:ylF6Ijxx0
お読みくださった方、まことにありがとうございました!
初ssでしたが、何とか完走できました。

明日オマケ(エロなし)を追加して締めます。
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 02:27:54.37 ID:AWL9rRVv0
乙でした
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 14:29:19.35 ID:5AqJj+9Xo
おつ
71 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 22:20:04.61 ID:ylF6Ijxx0
おまけ

●戦艦寮 長門型部屋

陸奥「( ゚д゚)ハッ!」ガバッ

長門「…む、どうした陸奥。床に入ったばかりというのに…傷が痛むのか?」

陸奥「あ、ごめんなさい長門…イヤな夢を見たの…」

長門「あの戦闘の夢か? あのことなら忘れるんだ…不幸な事故だった」

陸奥「いえ…そんなもんじゃないわ…もっと…胸が締め付けられるような、はらわたが煮えくり返るような…」

長門「…艦だった頃の記憶か?」

陸奥「それでいて、こう、何というか、その…身体の芯が熱く疼くような…」

長門「なんだ淫夢か…。まったく、艦娘というのも良し悪しだな」

長門「ま、何にせよ忘れて早く寝なおせ」
72 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 22:25:55.49 ID:ylF6Ijxx0

陸奥「…何だかイヤな予感がするの…具体的には、提督がちっこいピンクの駆逐艦に寝取られてるような…」

長門「寝取られるも何も、陸奥は提督とは何でもないだろう」

陸奥「そりゃそうだけど! こうしちゃいられないわ、ちょっと出てくる」

長門「あ、おい、補聴器の調整は済んだからといって、早引けしておきながら出歩くなど…」

陸奥「長門は寝てて!」
73 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 22:28:29.71 ID:ylF6Ijxx0

●居酒屋 鳳翔

初春「なんぞ、なんぞなんぞめでたいのう!」

若葉「女将、もう一杯だ」

初霜「お酒が美味しいですねー♪」

長波「おいおい、流石に飲み過ぎだぞ」

初春「苦しゅうないぞ、近こう寄れ、ほれほれほれ!」

長波「あっ、オイ、んあ、どこ触ってんだこの酔っ払い!」

若葉「乳房だ」

長波「具体的に言えっていうんじゃないんだよ!」


どんちゃんどんちゃん♪

隼鷹「珍しく駆逐艦たちが出来上がってるねー。あの真面目な初霜まで」

龍驤「何でも、子日が次期秘書艦に内定したらしいって。その祝いの前祝いやって」
74 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 22:36:06.13 ID:ylF6Ijxx0

隼鷹「へー、あの子がねぇ…悪くないと思うけど、ウチって秘書艦は大艦巨砲主義じゃなかったっけ?」

龍驤「だからこそ、あんなに舞い上がってるんやろ」

千代田「さっきはすごかったわよ、初春を神輿に見立てて、輪形陣で花吹雪を撒きながら鎮守府中を練り歩いてたんだから」

千歳「『遠からん者は音にも聞け、近らば寄りて目にも見よ、我こそは次期秘書艦子日の長姉、初春じゃああ〜〜!!』って」

隼鷹「どこの時代劇だよ…」

千歳「でも、それだけ誇らしいのよね。姉妹のことなら、自分のことのように嬉しいはずだわ」

千代田「お姉…」

千歳「千代田…」

隼鷹「しかし何で長波まで混ざってんだ?」

龍驤「さあ? あ、でも子日と仲がいいって聞いたことあるなぁ」

千代田「お姉ぇ…」

千歳「千代田…ぁ…」

龍驤(スルーしつつ)「あ、青葉がどこからともなく湧いて出よったで。騒ぎを聞きつけよったな」
75 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 22:37:54.14 ID:ylF6Ijxx0

青葉「ども、青葉です! 一言よろしいですか!」

初春「ええのかええのか! ここがええのんか〜!?」

長波「ひゃあああ! んっ…! い、いいところに! た、助けてくれよ!」

若葉「駄目だ」

初霜「姉さんたちは忙しいみたいなので、インタビューでしたら私が」

青葉「恐縮です! まずは、おめでとうございます!」

初霜「ありがとうございます♪」

青葉「えー、それで! この度次期秘書艦に任命されたという子日さんですが!」

青葉「ずばり、決め手は何だとお考えでしょうか!」
76 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 22:42:36.56 ID:ylF6Ijxx0

初霜「そうですね…姉は、正直に申し上げて、これといった特性のあるわけでもない、改止まりのコモン艦…」

若葉「心が痛いぞ! …だが、悪くない」

青葉「青葉にも地味にダメージが…」

初霜「でも、この頃はしっかりして来ていまして!」

初霜「今まで初春型の家事は私がみんなの分もやって来たんですが、子日姉さんは、お洗濯だけは自分でやるようになったんです!」

青葉「え? は、はあ…」

初霜「最初は夜中に一人で下着を洗ったりしてたんですけど、最近はワンピースも、スパッツも、全部ちゃんと一人でしてるんです!」

初霜「歯磨きも、何も言わなくてもちゃんとするようになったし…!」

青葉「えっと…つまり生活力というか自立心というか、その辺の芽生えが決め手だと?」

初霜「はい! それ以外に考えられません!」

初霜「提督が前、アーケード版のモデルやモーションがどうとか言ってたような気がしますが、何のことかわかりませんし関係ないでしょう」

青葉「あの…失礼ですが、酔ってます?」

初霜「酔ってません! えへへ〜★」

青葉「ありがとうございました! では、今日はこの辺で…」
77 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 22:49:17.12 ID:ylF6Ijxx0

陸奥「邪魔するわ!!」ガラガラガラー

鳳翔「あら、陸奥さん。いらっしゃいませ。今日はグルマグのアンコウが入ってますよ」

陸奥「ごめんなさい、晩酌に来たんじゃないの」

陸奥「――そこの駆逐艦たち!!」

初春「ぬ?」

若葉「ん?」

初霜「へ?」

長波「あ、あああ…」ビクンビクン
78 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 22:51:27.95 ID:ylF6Ijxx0

陸奥「道中、だいたいの話は聞いたわ! 私抜きで次の秘書艦がどうとかこうとか、勝手に吹聴して回ってるそうね!!」

陸奥「この…泥棒ねk」

初春「これはこれは、陸奥殿」深々とお辞儀

初霜「陸奥さん」フカブカー

若葉「陸奥」フカブカー

陸奥「…こ……の姉妹艦たち…って何よ、随分と殊勝な態度じゃないの」

初春「ささ、陸奥殿どうぞこちらへ。これ、若葉、初霜、陸奥殿にお酌を!」

若葉&初霜「ははっ!」

陸奥「え、ちょ、ちょっと…飲みに来たんじゃないってば…」
79 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 22:56:35.46 ID:ylF6Ijxx0

初春「陸奥殿におかれては秘書艦の任、まことにまことにお疲れ様でございましたのう」

初春「その長年の功、いくら労っても労い切れず、感謝してもし切れず…」

初春「天下のビッグセブンが一、長門殿と共に日本の誇りとまで称されたその御威光にこれまで我ら、甘えに甘えを重ねて参ったもののうちより」

初春「この度、不肖初春の型二番艦、子日めが微力ながらもお助けできる栄誉を賜りしこと、寿ぎ存じまする」

陸奥「あなた、口調がいつもに増して変よ……にしても、随分と持ち上げるじゃない。悪い気はしないけど、その手には乗らないわよ」

初春「ささ、まずは一献」

陸奥「あっ、もう! 注がれちゃったものは、もったいないから頂くけど…」

初春「おお、流石の飲みっぷり! これは長門殿と併せて福島加藤の両雄と思うとったが、母里太兵衛でござったか」

陸奥「誰よそれ…大正以前の艦長は知らないわよ」

初春「ささ、次いで一献。なんなら長波のわかめ酒もありますぞ」

長波「ねえよ!!!」
80 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 23:03:22.37 ID:ylF6Ijxx0

〜サンマル分後〜


陸奥「まあね、私もね、流石に最近ちょっと働き過ぎかなと思ってたのよ」

若葉「二十四時間、寝なくても大丈夫」

陸奥「私はそういうわけにもいかないのよ〜。まあ動けはするけど、ほら、お肌がね…」

初春「そうじゃのう、そうじゃのう」

陸奥「わかる〜? 書類とにらめっこしてると、眉間にしわも寄っちゃうし…」

初霜「うッぷ、すみません、私ちょっとお手洗いに…」

陸奥「あら大丈夫? 行ってらっしゃい。あ、でも私なんか提督の前だと、トイレに行くっていうのも言いづらいじゃない?」

初春「そうじゃのう、そうじゃのう」



隼鷹「あれって、丸め込まれてるのか…?」

龍驤「微妙〜なとこやな。酔わされとるのは確かや。初春型、策士なんか天然なんか…」
81 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 23:05:33.48 ID:ylF6Ijxx0

〜さらにサンマル分後〜

陸奥「私もね、別に秘書艦ていうポジションそのものにこだわりがあるわけじゃないの」

若葉「うむ」

陸奥「ただ、別に不安なことがあってね…もう、隠してもしょうがないわね。実は私、耳をやられちゃってて…」

若葉「大丈夫だ」

陸奥「まあ、日常生活はね。でも、そのせいでまともに海戦ができないの…そんな戦艦、捨てられちゃうんじゃないかって、心配で…」

若葉「大丈夫だ」

陸奥「ふふっ、ありがとう…でも…やっぱり心細いのよ…」

82 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 23:08:26.58 ID:ylF6Ijxx0

初春「それなら、いっそ直接提督に訊いてみるのはどうかのう。きっと不安も晴れるじゃろう」

陸奥「え…そ、それは…どうかしら? どうなのかしら??」

若葉「大丈夫だ」

初春「そうと決まれば善は急げじゃ!」

初霜「鳳翔さ〜ん、お勘定お願いしまーす」

ドヤドヤドヤ…


隼鷹「お、何か提督んとこ行く流れみたいだな」

龍驤「面白そうやな、付いていこか」

隼鷹「さんせ〜い!」

龍驤「うちらもオアイソ! ツケで頼むで〜」

鳳翔「あ、ちょっと皆さん! そうはいきません、今日こそ払ってもらいますよ!」

ゾロゾロゾロ…
83 : ◆nYw485Zd/U [saga]:2018/07/12(木) 23:17:17.02 ID:ylF6Ijxx0

●執務室前廊下

陸奥「あら。あれは…第二対潜哨戒隊? 今頃の帰投なの?」

初春「濡れ鼠のようじゃのう。嵐にでも遭うたか」

長波「国後のヤツもいるな。何か、子日とは昔ひと悶着あったって聞いてるが」

若葉「今は大丈夫だ。むしろ尊敬しているはずだ」

初霜「帰投報告と重なっちゃったわけですね。後にしましょうか」

隼鷹「いーんじゃない? 秘書艦やってる子日の雄姿も見たいしさ」

龍驤「なら、続けて乗り込もかー」

鳳翔「ちょっと皆さん! お勘定!!」

千歳「千代田…」

千代田「お姉…」

突然の五十鈴「あら、みんなしてどうしたの? 何か面白いことでもあった?」

その他大勢の艦娘「ナニー?」「ナンカアツマッテル」「サワギデモアッタ?」ザワザワ…


――これまで、色んなことがあったし、これからも色んなことがあると思うけど

  毎日が、みんな仲良く、楽しく過ごせる日だといいよね――


【完】
84 : ◆nYw485Zd/U [sage saga]:2018/07/12(木) 23:23:57.73 ID:ylF6Ijxx0
改めて終わりです。
子日で明るいんだけどインモラル、不健全だけどラブい雰囲気とか書きたかったんですが、最後は何かふんわりしてしまいました。
HTML化依頼出して来ます。
お付き合いくださった方々、重ねてありがとうございました。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 01:10:21.43 ID:cWw8tx7Eo
おつ
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 19:50:12.05 ID:MvHPrjwSO
女神初霜

ナガモンじゃないやん
何モンだよ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 10:47:32.03 ID:D3k9QP2Do
大乱交大会あくあく
47.25 KB Speed:0   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)