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加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2018/12/01(土) 13:32:08.07 ID:HGHj6cYl0
〜
提督「黒潮。君、標準語でも喋れるだろう?」
浦風「標準語?」
黒潮「なんやの急に?」
提督(加賀に声が聞こえないようにいったん脱衣所に出た俺たち。俺の質問に二人が意味が分からないというように眉をひそめて俺を見つめている)
提督「どうなんだ、黒潮?」
黒潮「まあ喋られへんことないけど……」
提督「よし!!じゃあ黒潮」スッ
黒潮「?」
浦風「……」
提督(俺は黒潮の耳に口を寄せる。黒潮もまた俺に耳を寄せた。そんな俺たちに面白くなさそうな顔をする浦風)
提督「赤城のモノマネをしてみてくれないか?」
黒潮「あ、赤城はん?えっ、なんで?」
提督「いいからいいから。頼む、黒潮」
黒潮「ん〜……まあええけど……」
提督(いきなりの赤城のモノマネをしろとの頼みに困惑する黒潮。しかしそこは関西人。拒否することは無かった)
提督「よし。浦風。採点頼むぞ」
浦風「えっ?何の?」
黒潮「ん、ん〜。あ〜。こほんこほん。よっしゃいくで」
提督(戸惑う浦風をよそに黒潮が喉の調子を整える。どうだろうか?きっと上手い……いや、そっくりだと思うのだが)
提督(赤城と黒潮は声質が似ている。だがさすがに赤城の方が落ち着いた声をしているし、黒潮の方が子供らしい高い声だ)
提督(しかし先程の黒潮の囁きはいつもの黒潮と違い大人びた声で……つい赤城かと思うほどだった)
提督(思い返せばたまに赤城が出す高めの声。あの声は黒潮に似ている。だがそう思うのは俺だけかもしれない)
黒潮「この勝利に慢心しては駄目。索敵や先制を大事にしないと……って、頭の中で何かが……」
浦風「!?」
提督「やっぱり……!!」
提督(少し大げさというか何というかという感じだが、赤城だった。浦風が目を見開いてびっくりする)
黒潮「烈風?いえ、知らない子ですね。流星?九七艦攻とは違うのですか?」
浦風「あ、赤城さんじゃ……!!えっ、ばり上手い!!黒潮、そないな特技持ってたん!?」
黒潮「えっ?ほんま?そない似てるん?」
提督「ああ、完璧だ。ふふ……いいことを思いついたんだ、二人とも。協力してくれ」
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