提督「艦娘が二千万特攻すれば、この戦争は勝てる」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

2 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/14(月) 22:13:58.09 ID:jCgtfsIT0
北上「で、どうすんの? 私たちにも体当たりして[ピーーー]ってこと?」

提督「お前ら古株は、まだ使いどころがあるから、そうはしない。新入りたちの中から……志願でな」

金剛「実際、体当たりで戦果なんて出せるかわからないネ」

提督「……まだ、極秘だが、既にP島方面では作戦を実行。そこそこの戦果を挙げているということだ」

北上「あー、アタシは病院のベッドの上だったけどP島方面はどうなったの?」

提督「残念ながら、我が方は大敗北を喫して敗走だ」

北上「痺れるね〜」

提督「というわけで、明日にでも全員を練兵場に集めてくれ」

青葉「いよいよ、死にたがりを集めるとか、濡れちゃいますね……」

金剛「でも、そんな自分から、死ぬようなヤツが集まるとは思えないネー」

提督「……そこは、考えてあるさ」
3 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/14(月) 22:14:44.43 ID:jCgtfsIT0
=翌日=

提督「……というわけで、いよいよ本当の決戦は近づきつつある。我が軍の挺身にも拘わらず、空襲は日増しに激しくなっている。この中にも慣れ親しんだ故郷を焼かれ、親兄弟や友を失った者も多いだろう……」

青葉「ふーん、司令官、芝居がかった演説させると上手いですねえ」

提督「……この特別攻撃隊は、訓練によって得た技術。あるいは艤装の優劣を問わず、悪逆非道の深海棲艦に一矢を報いる、またとない機会である。もとより生還の可能性はまったくない。だが、すべての艦娘はもちろん、本官も必ず後から続くことを固く心に誓っている。なので、志願するものは、名乗り出て欲しい!」

青葉「……後から続きます?」

北上「アタシは続かないと思うな」

明石「わたしも、そういうのは苦手で……」

ザワザワ、シガンダッテ……

大淀「では、志願者を登録します。決して強制ではありません。強制ではありませんので、志願する方は前へお願いしますね」
4 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/14(月) 22:15:36.25 ID:jCgtfsIT0
ザワザワ……

青葉「うは〜案の定ですね。当然ですけど……」

提督「志願するものは、いないのか!!」

ザワザワ、ザワザワ……

矢矧「はい!」

提督「矢矧、志願するのか」

矢矧「いえ、違うわ」

提督「では、なんだ、説明はこれ以上は必要ないと思うぞ」

矢矧「提督……わからないの? 志願なんて必要ないじゃない」

提督「どういうことだ?」

矢矧「私たち艦娘は、常に全力で敵に食らいつくわ。そう、提督の命令一下でね……だから、志願なんて募らなくても……すでに、ここにいるすべての艦娘が体当たりするつもりだわ」
5 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/14(月) 22:16:59.87 ID:jCgtfsIT0
ザワザワ、ザワザワ……

提督「ぜ、全員が……!」

矢矧「そう、私たちが全軍特攻、一億総特攻の先駆けとなるなら、そんな名誉はないわ。死んでいった仲間のため、親兄弟、友のために……華々しく散るのが艦娘じゃないの」

提督「そ、そうか……そこまで……ウウッ……」

青葉「あ、ほら、司令官が泣き真似を始めました。わたしたちも……」

大淀「う、ッグス……」

金剛「その決意、泣かずにはいられないネ」

明石「下向いて……私は泣いてる……」

北上「……お葬式も、つい笑いたくなることあるよね」
6 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/14(月) 22:20:19.45 ID:jCgtfsIT0
提督「そうか、君たちの覚悟はよーくわかった。よーくわかった。本官は、全員が志願する意志を確認した。ついては、順次、全軍特攻、一億総特攻の先駆けとして出撃を命じることになるだろう。その名誉の日まで、引き続き訓練に励んで貰いたい、解散!」

ザワザワ、ソンナムチャナ……

青葉「ああ、青くなってる艦娘とか、震えている艦娘とか……無様なのがいっぱいますね……」

大淀「一方で新入りでも、平然した顔のがいますね、ちゃんとチェックしておきましょう」
7 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/14(月) 22:21:05.86 ID:jCgtfsIT0
=執務室=

提督「というわけで、無事に全員が志願という報告を大本営に送ることができたな」

青葉「いやー、矢矧さんって履歴書の通り真面目ですね。私が司令官の言葉として“まず、お国のために心を鬼にして全員志願の心意気を”って、伝えただけなんですけどね」

提督「新入りだが役に立つな、よく覚えておこう」

青葉「でも、ホントに全員特攻とかになったら、嫌ですねえ」

提督「まさか、練度の高い艦娘は、ちゃんと体当たりできるように訓練指導するのが役割だ」

青葉「うっは、私たち、絶対に地獄にイキそうですねえ」

提督「ま、散々っぱら、命令して殺して来たんだ。もとより楽に[ピーーー]るとは思ってない」

青葉「ほんと司令官ってば鬼畜……」

提督「というわけで、一両日中に、瀬戸内海に設けられた訓練用の泊地に移動だ。準備を頼むぞ」

青葉「わかりました……で、地獄に行きそうと思ったら、イキたくなったんですけど……ぐっちょんぐっちょんで」
8 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/14(月) 22:22:43.66 ID:jCgtfsIT0
ひとまずここまでです。

では、最初に出撃する艦娘の安価をとりたいと思います。
ここまで登場している艦娘以外は、海外艦も含めて誰でも構いません。

>>10
>>12
>>15
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:26:38.85 ID:NaW896dRo
(あえて雪風とかで思惑を外したい)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/14(月) 22:26:52.04 ID:7O9zSX/c0
朝潮
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:27:40.84 ID:oUQMdXsm0
一番槍いっちばーんな白露
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:28:45.27 ID:/PdVlKHlO
春雨
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:28:45.97 ID:r1Zeq6hS0
長門
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:31:52.43 ID:Rjc7U18KO
まつわ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:32:08.27 ID:J4yE5KLTO
ちくしょう!!踏め!!
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/14(月) 22:32:27.85 ID:7O9zSX/c0
キソー
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:33:26.00 ID:J4yE5KLTO
>>16
連取り乙
18 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/14(月) 22:34:37.39 ID:jCgtfsIT0
では、朝潮と春雨は確定で。
もう一人は……

>>21
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/14(月) 22:36:05.74 ID:7O9zSX/c0
誤爆したすまぬ
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:36:51.50 ID:0QmjG4cU0
そういう嘘いいから
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:36:53.50 ID:5dgwc4SDO
22 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/14(月) 22:38:47.85 ID:jCgtfsIT0
朝潮と春雨と電……この三人が名誉ある特攻の先駆けに
決まりました。
では、明日以降投下していきますので、しばしお待ち下さい。
しかし、みなさん駆逐艦好きですね。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 22:41:44.72 ID:Rjc7U18KO
大人組と違って100匹以上いるんだから多少殺してもいいでしょ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 04:18:01.23 ID:qVX4FCYEO
期待。
人型vs人型だと突っ込んでいっても蜂の巣→誘爆、で無駄死にしちゃいそう。 前の二人が斉射しつつも盾になって三人目が爆薬ガン積みてな、ジェットストリームアタックめいた特攻ならいけるか。
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 04:38:09.09 ID:7TzZyF4hO
夜戦で仕掛けりゃいいんじゃね。てか、対話が可能な敵ならまだしも、深海棲艦なんてわけわからん生き物に侵略されるくらいなら一般市民からでも特攻志願者なんてそこそこ集まりそうだけどな。あー、アサシオチャン背負って一緒に特攻したいんじゃ〜
26 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:46:48.16 ID:vIq79fDp0
青葉「さて、一月ほどが過ぎ、瀬戸内海の某所に設けられた施設で、訓練は順調に進んでいるのです。そして、いよいよ……」

=執務室=

提督「三人とも訓練ご苦労。ますます、意気が上がっているな」

朝潮「はい。いつでも出撃可能です!」

春雨「春雨に…ご用なのですか?」

電「なるべくなら、戦いたくはないですね」

提督「……まあ、よかろう。今日はいい知らせだ。先ほど、極秘電文が届いた。敵機動部隊は新たな本土空襲を企図し北上を続けているという。ついては、君たちに出撃してもらう」

親潮「はいっ! この朝潮、いつでも出撃可能です」

春雨「頑張りたい…です、はい!」

電「はわわっ……」
27 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:47:21.33 ID:vIq79fDp0
提督「おめでとう。君たちは体当たり攻撃の栄えある第一号だ。この誇りを胸に、戦果を挙げて欲しい」

青葉「……三人とも、次第に青ざめますねえ。なんか震えて、お漏らしでもされたら掃除が大変ですねえ」

提督「では、装備も特殊なので、明石から説明を」

明石「はいはい。えー、こちらに見本として親潮さんのを持って来ました。見た目は通常の艤装ですが、中には詰め込めるだけ爆弾を詰め込んでます。本体もろとも体当たりすれば、自動的に爆発するようになってますが……敵の弾に当たっても爆発しちゃうので、気をつけて下さい。以上です」

提督「……ということだ。出撃は、明朝7時。それまでは、自由にしてよろしい。以上、下がってよろしい」

朝潮「はい!では失礼します!」

春雨「頑張り……ます」

電「……です」
28 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:47:53.50 ID:vIq79fDp0
バタン

青葉「……大丈夫ですかねー?」

提督「大丈夫もなにも、戦果を挙げてもらわないと、俺たちが全員揃って最前線に送られるんだぞ」

青葉「次はホントに玉砕でしょう。やですねえ……」

提督「戦果の確認もあるので、途中まで金剛と北上に送っていかせる……。で、青葉、あいつらがヘンな気を起こさないかちゃんと見張っておけ」

青葉「はい、取材ですね!」
29 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:48:24.93 ID:vIq79fDp0
=駆逐艦寮=

青葉「さて、まずは朝潮さんの様子を……」

ゴソゴソ

荒潮「うふふふふ。朝潮ちゃん、おめでとう。しっかり戦果を挙げてきてね?」

霞「ガンガンいきなさいよ」

満潮「少し気持ちが沈むけど……すぐに私たちも続くから、寂しくないでしょ」

朝潮「みんなありがとう。朝潮型の誇りにかけて、華々しく散ってみせるね。じゃあ、明日に備えて、私はもう寝るわね」

荒潮「あら、まだ早いのに」

霞「別れを惜しむのに、私たちじゃ役不足かしら?」

満潮「別に感傷的になんかならなくてもね」

青葉「なるほど、朝潮さんは、真面目ですね。もう電灯も消して……ん?」

(ベッドの中で)

朝潮「……ん、っぐっす……いや、いやだ、いやだ……っぐっす……」

青葉「……まあ、口では優等生ぶっても……ですね、次に行きますか」
30 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:48:53.72 ID:vIq79fDp0
=春雨の部屋=

青葉「あら、姉妹で別れを惜しんでいるかと思いきや、なにをしているんでしょうか?」

春雨「お父さん、お母さん、まだ寒さは厳しいでしょうか。喜んで下さい。私は栄誉ある任務を頂き……きっと、弟や妹も喜んで……みんな、村の皆さんにも鼻が高いと……ですから、私は笑って……散って……だめ……だめ……もう、なにも書けません」

青葉「……はあ、遺書というわけですか。ま、遺書を送る家族がいるだけ、まだ幸せですねえ、春雨さんは……なにもなさそうですし、次にいきますか」

=食堂=

青葉「あ、部屋にいないと思ったら、第六のみなさんは、ここですね……」

暁「立派に任務を果たしてきてよね!」

響「長い付き合いではないが、仲間がこんな栄誉を手にして、嬉しいよ」

雷「元気ないわねーそんなんじゃ駄目よぉ。ほら、鳳翔さんがお酒まで出してくれたんだから」

電「はい、お酒、初めてだけど美味しいのです……」

暁「立派に笑って散ってよね。みんなで応援してるんだから」

響「そうだな、期待しているよ。お別れに歌でも歌おうか」

雷「いいわねー、そうしましょう!」

青葉「賑やかですけど、ここはなんにも心配なさそうですね……」
31 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:49:21.79 ID:vIq79fDp0
=翌朝=

提督「では、いよいよ時間だな。お前ら三人のために、所属する艦娘全員が、こうして見送りのために集まってくれた。水杯も交わした……こうして、栄誉ある艦娘を送り出せるのは、本当に嬉しい……どうか最後まで、頑張って欲しい!」

青葉「みんな、手に手に旗を持って……お祭りみたいに賑やかですね」

荒潮「がんばってね」

夕立「最後まで、気を抜いたらダメっぽい」

赤城「索敵は怠ってはいけませんよ」

川内「夜戦よりは、楽だよ多分」

朝潮「はい、では皆さん……朝潮、出撃します!」

春雨「いってきます……」

電「……なのです」

提督「じゃ、金剛に北上、護衛をよろしく頼む」

金剛「まかせるネ!」

北上「ちゃんと敵さんのほうまで引率するよ」
32 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:49:51.84 ID:vIq79fDp0
(旗を振る音と、歓声が続いている……)

青葉「見えなくなっちゃいました……で、ホントに戦果なんかあがるんですかね〜」

明石「あれだけの爆薬。当たれば確実です」

青葉「当たりますか?」

明石「それは……わかりません」

提督「当たってくれないと……俺たちも困る」
33 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:50:25.76 ID:vIq79fDp0
=本土近海・某海域=

北上「っと、ピケット艦は抜けたけど、私たちは引き返さないと不味そうだねえ……」

金剛「ですねー。でも、もうちょっと先まで連れて行かないとダメネー。この子たち、艤装が重くて足も遅くなってるんデース」

北上「っちい、提督ぅ。私らまで、死んじゃうじゃないか……」

朝潮「大丈夫です、もう、お世話になりました、反転して下さい」

北上「っと、そうもいかない……っと、見えた、本隊」

金剛「レ級eliteが3に、タ級flagshipが2。それに戦艦棲姫……って、どういうことデスか?」

北上「っと、下がったほうがよさそうだね。じゃ、三人とも、いってらっしゃい」

親潮「はい、お世話になりました……では、またどこかで」
34 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:50:55.58 ID:vIq79fDp0
春雨「さようなら……」

電「次に生まれてくる時は……ううん、本気を見るのです!」

金剛「っと、気づかれてるネ−!!」

北上「っと、下がるよ……ん、爆薬が重すぎるのか、あいつら、やっぱり鈍足になってる……」

親潮「一発必中! 肉薄するわ……っえ?」

ドッカーン……

北上「ああ、そうだ無電……だめ、親潮、轟沈……」

金剛「っちょ、全速で退避。こっちにくるヨー!」

電「命中させちゃいます、電の本気……あ……」

ドッカーン……

金剛「電も轟沈したヨー! なにが、体当たり攻撃……当たらないヨー!」
35 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:51:28.44 ID:vIq79fDp0
北上「ちょっと、爆煙で、なにも見えない……今のうちにアタシたちも……ん、無電」

春雨「……まだ、続行できます。前方、がら空き……このまま突入します」

金剛「見るネ−、10時方向、春雨が戦艦棲姫の前に……」

春雨「や、やめて!や、やめて!きゃぁっ!!おかあさ……」

ドッカーン……

北上「うわっ……眩しい」

金剛「見えないネー」
36 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:52:07.91 ID:vIq79fDp0
=執務室=

北上「……で、しばらく波も荒れて、大変だったんだけど」

金剛「レ級eliteが3、タ級flagshipが2に戦艦棲姫が跡形もなくなってたネー」

北上「春雨の一撃でさ」

提督「……すごい戦果だ」

明石「さすが、私の開発した艤装ですね」

青葉「ええ、三人ともまだ、改にもなってないのに、それだけ戦果が挙がれば、勘定は合いますね」
37 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:52:36.51 ID:vIq79fDp0
大淀「では、さっそく大本営に報告する文書を」

提督「そうだな。えーと、朝潮・春雨・電の三隻からなる体当り攻撃隊は、○○方面に出撃。春雨は<大日本帝国万歳>の訣別の言葉と共に壮烈にも戦艦棲姫に突入し、これを轟沈。これに続き朝潮・電も<天皇陛下万歳>を叫び、レ級・タ級に突貫したと認む……っと」

青葉「なんか話をつくってません?」

提督「朝潮と電が、無様に轟沈とは書けないだろ……」

北上「まーね、しっかし、鈍足になるのはどうかしたほうがいいと思うよ」

金剛「おまけに、白昼堂々は危険すぎるネー。こんな、まぐれはないよ」

提督「ああ、そこは検討が必要だな」

青葉「じゃ、体当たり攻撃は続行ですね」

提督「もちろん。じゃ、青葉、朝潮・春雨・電が軍神になったことを、艦娘たちにも報告してくれ」

青葉「はいはい、すぐにまとめますよ〜」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 22:53:05.70 ID:9f5OI18no
ヒエッ
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 22:53:55.75 ID:vKPTp5Uco
親潮、とばっちり…
40 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 22:54:32.43 ID:vIq79fDp0
というわけで、なんのまぐれか、サラっと上手くいってしまった最初の特攻作戦。
ここからが、本当の地獄のはじまりです、多分。

なので、次第に登場する艦娘たちを掘り下げながら展開していきます。

では、安価を。
物語を転がすために必要なので、青葉・大淀・北上・金剛・明石はNG。
あとは、海外艦も大丈夫です。

>>42
>>44
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 22:56:44.86 ID:cUSu7Hbe0
那珂ちゃん
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 22:57:35.02 ID:Uvaw44bR0
加賀さん
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 23:00:45.18 ID:PrA+ATPDO
大井
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 23:00:48.60 ID:mwiMInlGo
翔鶴
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 23:04:02.06 ID:9f5OI18no
曙、霞、満潮まとめて見たい
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 23:09:27.26 ID:jcmjrKo7O
よくやったぞ朝潮チャン!
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 23:11:18.38 ID:scxsY1rSO
空母ww矢筒にでも爆薬詰めるww?
48 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/15(火) 23:32:36.60 ID:vIq79fDp0
では、加賀と翔鶴に華々しく散って頂きましょう。
数日中に投下するので、お待ち下さい。
ま、明石の開発技術でなんとでもなります。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 23:55:44.79 ID:scxsY1rSO
期待
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/01/16(水) 00:02:06.12 ID:7XpxJsvG0
口が悪くて腹立つ女だと犠牲にしてもかまわないな
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 00:40:01.34 ID:jeG9b70G0
貴重な空母を特攻で使い捨てるのか・・・

大日本帝国の特攻は最初の一撃以外成功率かなり低かったらしい

有名な桜花やゼロ戦は半分以上が戦果無しだったらしいし回天も後発は対策されてほぼ無駄死にだったとか



>>50
>>45を支援するんだ
52 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:09:19.66 ID:FkMC/WHv0
=執務室=

提督「大本営からは戦果を褒める電文も届いたし、評判は上々だな」

青葉「なんか、自分の順番が怖くてしかたない艦娘もいる一方で、やる気満々になってるのもいますね」

大淀「失礼します。緊急電です」

提督「まだ午前中なのに、なんだ……ふんふん」

青葉「戦果が挙がれば、仕事も増えるんでしょうか?」

提督「そのようだな。青葉、訓練に出ていない艦娘は?」
53 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:09:51.29 ID:FkMC/WHv0
青葉「本日の予定は、こちらの書類ですよ」

提督「そうか……ん、青葉、すぐに加賀と翔鶴を呼んでくれ」

青葉「はいはい、なにか、また楽しいことのはじまりですか?」

5分ほど経って

加賀「何か相談?」

翔鶴「あの、なんでしょう?」

提督「嬉しい知らせだ。只今より、明石より艤装を受け取り、すぐに出撃してくれ」

加賀「……出撃?」

提督「そうだ。幸運にも、お前らは国のために命を捨てる機会を得たというわけだ」

翔鶴「ええ?」
54 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:10:22.61 ID:FkMC/WHv0
提督「作戦を説明する。本日早朝、四国方面○○市に艦砲射撃が加えられた。現在、敵艦隊は撤退中であるが、これを捕捉し、体当たり攻撃を敢行してもらいたい」

加賀「今すぐに……?」

提督「そうだ」

翔鶴「出撃して……?」

提督「当たり前だ」

加賀「あの、体当たり攻撃に向かう艦娘は、前日に命令を受けて……」

翔鶴「身辺整理をする猶予があるのではありませんか?」

提督「もちろん、時間に余裕がある時はな。今回は、そうじゃない」

加賀「そんな……」
55 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:19:42.44 ID:FkMC/WHv0
提督「ん? 上官に反抗するのか?」

加賀「そうじゃないわ。ただ、仲間に別れの言葉を告げる時間を、赤城さんとか」

翔鶴「瑞鶴にも……」

提督「残念ながら、訓練に出払っている。戻りを待ってる時間はない」

加賀「そんな、5分だけでも」

翔鶴「せめて、部屋に戻って手紙だけでも書かせて頂きませんか」

提督「その時間も惜しい。こうしているうちにも、敵艦隊は逃亡しているんだ」

加賀「3分、ほんの一言だけでも、手紙を書ければいいの」

翔鶴「提督、あの……」
56 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:20:10.02 ID:FkMC/WHv0
提督「ふーん……おい、青葉。こいつらはなんで、こうやって時間を無駄にしてると思う?」

青葉「いきなり振らないで下さい。えーと、そうですね。命が惜しくて、屁理屈を述べているんだと思います!」

提督「そうだ。お前らは怖がって、怖くて、怯えて、無駄口を叩いてるんだ。この腰抜け。お国のために日々散っている艦娘たちに、それで申し訳が立つのか! おい、青葉」

青葉「はい!加賀さん、翔鶴さん。あなたたちは艦娘の風上にもおけない卑怯者で裏切り者で、クズでカスです。先に散った朝潮さんや皆さんも、あっちで泣いてます、この恥知らず!売女!」
57 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:20:44.10 ID:FkMC/WHv0
加賀「……そんなんじゃない……それになんで空母が」

翔鶴「空母が、体当たり攻撃なんて」

提督「笑わせたいのか?お前らは艦娘になって二年に満たない。そのうち何度出撃した? ろくに出撃もせず、浮き砲台にもなれず。へっぴり腰で飛行機を飛ばすのが精いっぱいの無駄飯喰らい。お前らより鳳翔さんのほうが、よっぽど戦果があるんだ」

青葉「そうそう、さっさと出撃してくださいよ、役立たず」

加賀「……っ、一航戦、出撃します」

翔鶴「うう……五航戦、翔鶴、出撃します!」

提督「よおし、その意気だ、立派に散ってこい!」
58 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:21:10.93 ID:FkMC/WHv0
=夕方・執務室=

北上「で、出撃したわけ?」

金剛「見送りもなしに、可哀想ネー」

提督「見送ったぞ。俺と、青葉と、明石と大淀で」

北上「前回と大違いだね」

提督「毎回、お祭りをやるわけにはいかないだろう」

金剛「で、戦果は?」

青葉「潜水艦の皆さんが、後から確認に出てます。そろそろ、連絡があるんじゃないかと」

大淀「伊19から連絡です。海域で、加賀・翔鶴と共にワ級1隻と思われる残骸を確認とのことです」
59 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:21:39.81 ID:FkMC/WHv0
北上「んっはは、空母二隻で、ワ級が一匹?」

金剛「ま、空母の形をした置物みたいなものだったから仕方ないネー」

提督「ほんと、最近は艦娘学校の教育水準が酷いな……」

青葉「で、報告書どうします?」

提督「よし、書いてくれ。ええと、大部分は前とほとんど同じで……
戦果は、ル級3隻、ヌ級2隻を轟沈と認む……だ」

北上「水増し、しすぎじゃないかな?」

提督「かまわん、全軍がやる気を出すためにも花火を打ち上げたほうがいい。近々、敵が上陸を準備している南西諸島O島方面でも、各鎮守府による体当たり攻撃が開始されるそうなんでな」
60 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:22:05.34 ID:FkMC/WHv0
青葉「あっはは、ホントに総特攻なんですねえ」

提督「ま、弱いヤツでも役に立つ機会を与えている……これは温情だな」

バンッ

赤城・瑞鶴「入ります!」

提督「ノックをしろ。やり直せ……っ」

赤城「どういうことですか? 訓練から帰ってきたら、加賀さんが?」

瑞鶴「翔鶴姉ぇも……」

提督「喜べ、大戦果を挙げてくれたぞ」

赤城「そうじゃありません!」

瑞鶴「提督さん、酷いよ……」
61 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:22:34.24 ID:FkMC/WHv0
赤城「国のために命なら捨てます。体当たりで戦果を挙げて見せます。空母だって、体当たりはできます。でも、なぜ、なんで、別れの時間も、遺書も……」

瑞鶴「朝、夕方に話を続きをって、別れたのに……なんで……」

赤城「散りゆく艦娘に、それくらいの慈悲はなかったんですか。せめて、手紙を!一筆だけでも!書く時間も!なんで!なんで!なんでーーーーー!!!!」

提督「……緊急の命令だったからな」
62 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:23:14.83 ID:FkMC/WHv0
赤城「そんな、そんな、加賀さんが、加賀さんが、可哀想過ぎる!この、鬼!悪魔!あんたなんか!
軍人じゃない!人間じゃない!ひどい!ひどいーーーーーー!!!許さない!許さない!
ゆるさないいいいいいいいい!」

ボカッグシャ

青葉「……っと、赤城さんが司令官を殴るよりも早く、北上さんの蹴りと金剛さんの拳骨が赤城さんに……」

赤城「う、う、うげ……、お、おええええ……」

青葉「うわ、絨毯の上に吐かないで下さいよ」

提督「ちっ……おい、上官を殴ろうとした挙げ句に、部屋まで汚すのか? おい、赤城?」
63 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:24:12.58 ID:FkMC/WHv0
北上「はは、提督。靴の裏で頭をグリグリとか」

金剛「顔面まで、ゲロまみれネー」

瑞鶴「ひ、ひ、私は、殴ろうなんて……思ってない」

青葉「じゃ、黙ってみててくださいよ」

提督「おい、大食らいの空母。無駄飯赤豚女……おい。お前、俺のところの鎮守府で拾ってやった恩も、ウンコと一緒にひり出しちまったのか?」

赤城「ぐ、げぼ、ごぼ、ぼも」

提督「艦娘学校出たはいいけど、出撃する機会もなく。無駄飯喰らって、オマケに、
前の鎮守府じゃ物資の横領までして喰らいまくって。
軍法会議寸前のところを、たまたま使いにいった大淀が見つけて、拾ってやったよな?」

赤城「ぐも、ぐぼ……はい、ぐぼ……」

提督「軍法会議になれば、下手すりゃ極刑。よくて解体。そんな糞豚みたいな艦娘。
おい、人間に戻っても仕事なんかありゃしない。淫売にでも堕ちて、ボロボロになって、
お骨になるのが関の山だ……それを、拾って、生かしてやってるのは、誰だ」
64 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:24:40.50 ID:FkMC/WHv0
赤城「ぐぼ、ごめんなさい……すみません……心得違いでした」

提督「っけ、絨毯汚しやがって……全部、食って綺麗にしろ、ドスッ」

赤城「ぐぼ、お、おええ……」

ブリブリブリ

青葉「ちょ、司令官、やめて下さいよ。赤城さん、脱糞しちゃいましたよ」

北上「うわ……ちょっとぉ臭いなー」

金剛「なにを食べたら、こんなに臭くなるネー」
65 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:33:32.97 ID:FkMC/WHv0
提督「悪い悪い、ちゃんと掃除させるから……な、瑞鶴!」

瑞鶴「提督さん……うん……」

提督「素直だな、瑞鶴は。赤城の汚れ物、このまま洗濯はできないだろ。
ちゃんと、服にこびりついたウンコ、お前が全部食え」

瑞鶴「て、て……提督さん……」

青葉「ほら、瑞鶴さん。笑顔で返事しないと、司令官、怖いですよ?」

瑞鶴「ひ、ひ、や……解ってる……いい感じじゃない」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/01/16(水) 19:34:35.78 ID:7XpxJsvG0
軍隊で上司を殴ろうとしたら殺されてもおかしくないよな
67 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:35:13.37 ID:FkMC/WHv0
=食堂=

北上「最近、ご飯の量が増えたねえ」

提督「大淀と明石が上手くやってくれている。<体当たりで散りゆく艦娘たちに、少しでも多く食べさせたいとは思わないんですか!>と、いう感じで泣き落としたり、脅したりしてな」

金剛「肉も魚も、お米も、あるところにはあるものデスネー」

青葉「はいはい、様子見てきました?」

提督「掃除してたか?臭くってかなわん」

青葉「ええ、ゲロまみれの赤城さんと、顔にウンコつけた瑞鶴さんが、泣きながら掃除して、殴り合って、最後は抱き合って、ワンワン泣いてました」

北上「痺れる愛だねえ」
68 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:35:47.53 ID:FkMC/WHv0
金剛「ウンコ食っただけで、泣くとか。プライドが高すぎるネー」

青葉「やっぱり、皆さんも?」

北上「アタシの艦娘学校は、それくらいじゃなかったよ。<お前のせいで演習に負けたんだ>って、
夜中に寮で、股の間に一升瓶をブチ込まれたりさあ」

金剛「ワタシもお尻に花火されたネー。そうやって、艦娘は成長するものネ」

青葉「わたしも、毎晩、豚の餌を食べさせられた時には首をくくりたくなりましたねえ……提督はどうです?」

提督「いやあ、俺なんて。学校の初日に、古い革靴を<ステーキだ、食え>くらいだからな……」
69 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:36:15.33 ID:FkMC/WHv0
北上「前に前線で、捕虜にいた港湾棲姫の腹を割いて、みんなに食わせてくせに……」

提督「おかげで、胆力がついただろう?」

金剛「新入りども、そういう経験がないから、体当たりするくらいしか能が無いデス」

青葉「……で、次の出撃翌予定は……?」
70 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:37:25.07 ID:FkMC/WHv0
というわけで、今日はここまでです。
次は、また二人出撃して貰います。

>>74
>>76
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/16(水) 19:37:55.08 ID:jeG9b70G0
満潮
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 19:38:24.72 ID:xsDYpqrTO
武蔵
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/16(水) 19:40:15.50 ID:jeG9b70G0
早かったか
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 19:40:16.48 ID:uh2+7wZUO
カスミ
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 19:41:00.36 ID:IBMaohDK0
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/01/16(水) 19:41:15.62 ID:7XpxJsvG0
>>45
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 19:43:23.30 ID:dhS8+qmRO
満潮
78 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 19:51:55.12 ID:FkMC/WHv0
ちょ、>>76は、キャラを動かしきれない。
というわけで、改めて

>>85
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/01/16(水) 19:52:47.42 ID:7XpxJsvG0
安価下にずらせばいいよ
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 20:07:41.82 ID:jeG9b70G0
ksk
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 20:08:15.89 ID:jeG9b70G0
ksk
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/01/16(水) 20:08:17.76 ID:7XpxJsvG0
ksk
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 20:08:42.25 ID:jeG9b70G0
ksk
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/01/16(水) 20:08:43.08 ID:7XpxJsvG0
kssk
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 20:10:12.71 ID:k3C4ncZ40
満潮
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 20:10:15.49 ID:SjKVwf/wO
あけぼの
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 20:37:31.91 ID:2Li73TfmO
ワ級一匹でワロタ
そりゃ撤退してる敵に低速な空母で特攻なんて火薬と燃料の無駄遣いだろww
この加賀さんと翔鶴姉は普段からよっぽど艦隊のお荷物だったのだろうなあ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 20:40:24.42 ID:v2IX4ZrsO
ウンコ掃除しながら殴り合う姿想像して臭
89 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/16(水) 20:44:02.18 ID:FkMC/WHv0
じゃ、霞と満潮で。
話が思い続く限りは続くので、よろしくお願いします。
投下は、明日出来ればよいなという感じです。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/16(水) 21:03:00.80 ID:K7oiTr30O
ここの大淀は霞と仲がいいのかな
今までどおり淡々と仕事をこなすか、提督達に対して何らかのアクションを起こすか
オラワクワクしてきたぞ
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/17(木) 11:59:46.17 ID:/gq9rCwh0
霞も満潮も>>29で姉妹艦が死ぬのに否定的ではなかったけどいざ自分が死ぬ番になったらどうなるかね(愉悦
92 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:00:46.33 ID:Pc2YDMhO0
青葉「というわけで、相変わらず、猛訓練の毎日が続いてます。何のために? 華々しく散るために!」

提督「で、訓練の進み具合はどうだ? 敵の動きは活発だ。明日にも出撃命令が出るかも知れない」

北上「どうかなあ……訓練ばっかしているから、改二になるのもいるけどさあ」

青葉「改二になったら、特攻以外でも使い途があるんじゃないですか?」

北上「ん、まあ。練度は、いわば道場剣法みたいなもんだしさあ」

金剛「センスのないの、ばっかデース」
93 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:01:20.31 ID:Pc2YDMhO0
青葉「ああ、いますよねえ。学校で成績がいいのに、職についたら使い物にならないヤツら」

提督「猫も杓子も艦娘になれる。それに召集令状を乱発している状況だ、カスも多いさ」

北上「前の鎮守府からの転身の時、大破して入院したヤツらは、まだ復帰しないの? 
実質、アタシたち二人じゃ訓練も回らなくてさあ」

提督「とはいえ、大淀に青葉は事務。あとは、明石に、間宮に伊良湖だしな」
94 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:02:06.42 ID:Pc2YDMhO0
金剛「鳳翔さんは?」

提督「修復はしたがな。足がまともに動いてない。食堂で飯炊きはできるが、
もう艤装が積める身体じゃないしな。余生くらいは静かにさせてやろう」

青葉「司令官、意外に人情かけますね?」

提督「お前らよりも古くから、前線の鎮守府を守ってた古株だしな。
特攻は無理。とはいえ、解体して放り出すのもなあ」
95 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:02:37.89 ID:Pc2YDMhO0
北上「あーあ、帰る家があるヤツは幸せだねえ」

金剛「提督は無茶苦茶だけど、馴染みには気を遣ってくれるから、ここが家みたいなものデース!」

青葉「……だいぶ減りましたけどねえ」

提督「山城、秋月、夕立、龍驤……みんな轟沈して古株もだいぶいなくなったな」

青葉「同じ顔のは追加されたけど、全然、別人ですしねえ」
96 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:03:04.07 ID:Pc2YDMhO0
コンコン

大淀「失礼します。入電です。室戸岬方面、敵艦隊が接近中。かなりの大部隊です」

提督「出撃命令は?」

大淀「まだですね。おそらく空襲……阪神方面ではないかと」

提督「まだ、夕方なのに、悠々だな。おい、ラジオをつけておこう」

青葉「はいはい、最近はラジオのほうが早かったりしますからねえ」
97 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:03:47.08 ID:Pc2YDMhO0
=深夜・執務室=

青葉「……あたた。司令官、やっぱりお布団いったほうがよかったですね。三回もして、そのまま寝ちゃうから」

提督「お前が、ぐっちょんぐっちょんとか挑発するからだ。しっかし、板の上で寝ると、痛いし寒いな」

青葉「いやー、工廠にいったら明石さんが、開発中の艤装をペロペロしながら、大声でオナってるし。
最近、戦艦も空母も、駆逐も寮のあちこちから、食事後はすぐに、
ぐっちょぐっちょと音がしてますしい……なんですかね」
98 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:04:13.16 ID:Pc2YDMhO0
提督「何人か、柵を乗り越えていたな。街に男を漁りにでたか?」

青葉「処罰します?」

提督「まあ、しばらくは泳がしておこう……」

青葉「で、司令官。たまには、ほかにも誰か交えてやりません?」

提督「複数はめんどいんだよなあ」
99 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:04:39.32 ID:Pc2YDMhO0
青葉「北上さんに、金剛さんに、明石さんあたりって、私より付き合い長いですよね? 味見してないんですか?」

提督「昔は、すれ違いざまに乳をもんだりしてたけど、飽きたな」

青葉「……私も飽きられるんでしょうかねー。その前に、新入りにも味のよさそうなのいるから、
見繕ってあげますよ」

提督「アテはあるのか」

青葉「ええ、まず誰かというとですね……」
100 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:28:59.03 ID:Pc2YDMhO0
ブーブー

ラジオ「西部軍管区情報……午前零時15分、敵の編隊400機は、室戸岬を経て北西へ進んでおります。午前1時30分ごろ、呉、広島へ来るものと思われます……」

青葉「警戒警報ですね。……いよいよ、呉までやってくとか、相当、やられてますねえ」

提督「何度目かなあ。先日、出張したらあちこちを傷ついた艦娘が歩いているしなあ」

※今さらですが、この特攻訓練を行っている鎮守府は、周防灘に面した山口県あたりの設定です。

青葉「ま、内地で悠々とできると思ってたヤツらですよ、きっと……」
101 : ◆6ae5KZVV.rp/ :2019/01/17(木) 17:29:32.10 ID:Pc2YDMhO0
ブーブー

ラジオ「山口県空襲警報。西部軍管区情報……午前零時30分。
敵の編隊400機は松山市にあって、西北西へ進んでおります。
まもなく山口県方面へ来るものと思われます……」

提督「っと、今何時だ?」

青葉「えっと、零時40分です」

提督「遅い警報だな、この……くそ、電探をまともに装備してる艦娘が、
うちにはいないのか……いないな……くそ」

ウウーウウーウー

大淀「提督!空襲警報発令!西部軍管区より入電、敵編隊はこっちに向かってます……
っと、なんか着て下さい」
183.95 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)