勇者「………は?嘘だろ」

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13 :作者 ◆P0uwXoExSk [saga]:2019/03/15(金) 20:37:06.22 ID:mgxVjfNg0
聖剣『思念を送り込むのは疲れる』

勇者「知るか」

狩人「じゃあ今はどうやって喋ってるの?」

聖剣『勇者の右腕から直接音を発している』

勇者「そんなことできるのか」

商人「こっちだとラグがなくて助かりますな」

聖剣『すまなかったな、商人』

賢者「それで、何か用があって話しかけてきたのでは?」

聖剣『そうだ。文句を言いたくてな』

勇者「ほー、この俺に文句を言おうってのか」

聖剣『うるさい。我の力がなければ魔王の恩恵も破れぬくせに』

狩人「文句言われるようなことしたの、勇者?」

勇者「いや、記憶にねーな」

聖剣『はー!?正気か貴様!?』

聖剣『この我の身を粉々に打ち砕いておきながらよくもそんなッ!』

勇者「あれはわざとじゃないし、お前が勝手に折れただけだし」

聖剣『まだ言うか!』

賢者「聖剣殿、そろそろ本題を」

聖剣『ほぅ、文句を言いに来たことが本題ではないと見抜いたか』

狩人「いや、普通に考えれば分かるよ」

商人「そんなくだらない理由でわざわざ話しかけてくるとは思えませぬからな」

勇者「そういうことだ、で?用件は?」

聖剣『ぐぬぅ…いいだろう』

聖剣『選ばれし者達よ、そなたらの力は強大だ。しかしまだ魔王を倒すには足りん』

勇者「へぇ、側近あんなに弱かったのに…」ボソッ

聖剣『勇者よ、仲間たちよ!魔王を倒したくば己の"レベル"を限界まで引き上げるのだ!』クワッ
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