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何も無いロレンシア
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◆SbXzuGhlwpak
[sage]:2019/06/01(土) 02:31:22.57 ID:zJUkddjZ0
「疑問は解けたな。では俺の質問に答えてもらう」
別に切っ先を向けられたわけではない。そしてかろうじて俺の手には獲物がある。
けどもう、今のやり取りでほんの少し残っていたかもしれない気力も、完全に無くなってしまった。
「オマエたちの人数は何人だ。拠点に残っていたものと、今回の襲撃に加わった者を別々にな」
「……拠点には三人。襲撃には二十六人が加わった」
「オマエたちの首領は猫背で髭のある、茶色がかった髪の男か?」
「そうだよ。そこの茂みでアンタに殺されちまってるんだろうがな」
全て本当のことを話した。そんな気力などもう残っていやしなしいが、嘘をつけばどうなってしまうか。考えたくもない。
「そうか。何せ真夜中の襲撃だったから、街の人間はオマエ達が四十いただの五十いただの言っていたが、まあそんなものか。俺が殺した数は二十二だったか? 首領も殺したことだし、盗賊団の壊滅という依頼は達成できた」
「……ッ!?」
その言葉にほんの少しの光を感じた。
もしかすると――
「とろこで、オマエ達が連れ去った姉妹がいたはずだ。どうなっている?」
「あ……アイツ等なら生きているぞ!! アンタが襲ってきたことがわかった時、たしか……そうだ、バルザの奴がくぼみに押し込んで、岩で封をして隠していた!! アイツ等は手枷と猿ぐつわをしているから、自力で出ることも助けを呼ぶこともできん!!」
「……で、もう一度案内してもらえるのか?」
「もちろんだ!!」
“奴”が引き受けた依頼は盗賊団の壊滅と、姉妹の救出。あとは奪われた金銀の回収もか。
盗賊団の壊滅は達成したも同然。そして残りの依頼の達成に協力さえすれば、もしかすると目こぼししてもらえ――
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