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【安価】ローラ「リリウム魔法学校へ! 3人チームを組もう!」【百合】

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273 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:07:03.36 ID:vYwhGwbBo
クロエ「そう。そのことで相談に来たの」


ソフィア「と言いますと」


クロエ「どうやって闇をコントロールできるようになったのか聞きたいの」


ソフィア「私の場合は闇と友達になりました」


クロエ「闇と友達? そんなこと可能なの?」


ソフィア「友達というのはあくまで比喩表現です。小さい頃から友達もできず家族にも見放された私に、15歳の頃闇が襲ってきました」

ソフィア「闇が私を捕らえようとしたその時、この闇が私の友達ならいいのにと思ったんです。そしたら闇は吸い込まれるように私の内側に入り込んで、それからは闇魔法を自由自在に使えるようになりました」


クロエ「へえ……。自由自在にっていうのはどのレベルで?」


ソフィア「このような感じです」


ざっざっざっ


クロエ「小人?」


ソフィア「これは私が産み出した使い魔です」


クロエ「へえ……」


ソフィア「言葉は話せませんが……結構気に入ってますよ」
274 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:08:11.88 ID:vYwhGwbBo
クロエ「闇を受け入れる……ね」


ソフィア「闇は使う人によって性質が微妙に異なります。私の場合は友達がいない『孤独』から生まれた闇。本質は『友達である使い魔となるまで闇を凝縮できること』です」


クロエ「私は皆を失いたくない『喪失感』……かしら」


ソフィア「であれば『闇の中に魔力を感じることができる』。あるいは『何かにぶつかっても消えることのない闇を撃つことができる』といった性質になるかと」


クロエ「なるほど……」


ソフィア「あくまで予想なのでどうなるかは分かりませんが。ちなみに今までに何回ほど闇の魔物に襲われましたか?」


クロエ「えーっと、3回ね。クモ、ヘビ、ドクロの順よ」


ソフィア「でしたら次が最後かと思います。私の場合はそうでした」

ソフィア「最後の魔物は、私の場合は鬼でしたね。そしてそれを倒したあとに闇そのものが襲ってきて……」


クロエ「それを受け入れた、と」


ソフィア「はい。私の場合は、ですが」


クロエ(やっぱり最後の魔物は鬼……そして闇が襲ってくる)

クロエ「ありがとう。いろいろ参考になったわ」


ソフィア「それはなによりです」


クロエ(闇を受け入れることで試練を乗り越えることができる……これは収穫だわ)

クロエ(闇の性質が違うってことは試練の乗り越え方も違うかもしれない。でも、目の前に闇の試練を乗り越えた人がいる)

クロエ「……頑張るわ」


ソフィア「はい。無事乗り越えられたらまた来てください。私も闇の魔法使いの友達が増えるのは大歓迎ですから」


クロエ「ええ。その時はよろしく」
275 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/01(日) 22:10:19.95 ID:vYwhGwbBo
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

4/16回目の行動です
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:26:47.06 ID:Hub+NLq2O
闇の試練云々を抜きにしても『死の危険が迫っていることが分かるのに動けない=危険から逃げられない』
ということはいざという時に不味いのではないかと考えて楓の事情を知っている樹や橘花に相談する
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 22:55:38.34 ID:RPJHF1hA0
エミールの魔法で再びロリ化現象が起き今回はナミネに直撃、一時的に保健室で預かることになりリリィ先生に任せると、母性が感じられたり弟妹の世話をしていた経験があったりでとても上手にあやしナミネの方も元に戻るまでリリィにべったりになった
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 23:15:42.01 ID:Jj9oUXkAO
ナナから魔翌力譲渡の指南。今度は実際に手を握ってナナからしてもらう
ナナ曰く『ウィンにする時と比較して効率が悪い』とのことで『相手のことを想ったり考えたりすれば効率が上がるのでは』と推測する
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/01(日) 23:51:48.91 ID:TrJplo4ZO
クリアのもう一人の母のことがふと気になったのでラピスに聞いてみる
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/02(月) 00:15:03.54 ID:JarqngAAO
未だ不明なレナの悩みについて探るべく、デンの方からレナに何か悩んでないか聞いてもらう
281 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:08:15.19 ID:bi0Pxdfto
修練場ーー


ヒカリ「では、よろしくお願いします」ペコリ


ナナ「はい。魔力の譲渡をヒカリさんにやればいいんですよね?」


クロエ「ええ。体験するのが早いと思ってね」


ナナ「ではやってみましょう」ギュッ

ナナ「……」キイイイ…


ヒカリ「あ、来てる……」


クロエ「すごいわね。ウィンさんチーム魔力切れしないんじゃない?」


ナナ「うーん……」


ヒカリ「どうかしましたか?」


ナナ「ウィンさんに魔力を補給するときと違って、あまり上手くいかなくて……」


クロエ「なにか違いでもあるのかしら。ヒカリも魔力を受け入れる準備をしないとだめとか」


ヒカリ「クロエ」ヒソヒソ


クロエ「?」


ヒカリ「好きな人に魔力を補給するときは上手くいきやすいのかも」ヒソヒソ


クロエ「あー……ウィンさん相手にってそういう……」


ナナ「?」


クロエ「ヒカリも相手のことを想ってやれば上手くいくかもね」


ヒカリ「かも。ありがとうございました、ナナさん。少し掴めた気がします」


ナナ「そうですか? お役に立てたなら嬉しいです」


ーーーーー
282 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:08:41.71 ID:bi0Pxdfto
校長室ーー


クロエ「失礼するわ」


樹「いらっしゃい。相談があるって聞いてるけど……なにかしら?」


橘花「む、席を外したほうがいいな」


クロエ「いえ。一緒に聞いてくれる?」

クロエ「楓のことで相談したいんだけど……教師になら聞かれても大丈夫でしょ?」


橘花「かえで……ああ、あの吸血鬼の」


樹「楓さんがどうかした?」


クロエ「昔死にかけたせいで、危険が迫ると体が動かなくなるって……」


樹「そんなことが……」


橘花「面白いな。未来予知はそこらの魔法使いにできる芸当じゃない」


樹「橘花、面白がるところじゃないわよ」


クロエ「仮に私の闇の試練のせいで体が動かなくなったら、最悪の場合攻撃を避けられないなんてことも考えられるじゃない」


樹「そうね……」


橘花「ならこういうのはどうだ? ウィンに全力で戦ってもらって荒療治するんだ」


クロエ「危険じゃないかしら」


樹「危険ね」


橘花「うむ……」


クロエ「橘花先生どうにかできないの?」


橘花「管轄外だな。魔法に起因しないことは分からん」
283 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:09:22.34 ID:bi0Pxdfto
クロエ「どうにかして助けたいのだけど……」


樹「……それは自分の闇の試練のために、強力な味方がほしいから?」


クロエ「は? そんな訳ないじゃない」キョトン

クロエ「私の闇の試練は避けられない。でもその過程で苦しむ人が出てほしくない。それじゃ理由にはならない?」


樹「……そう、それならいいの。もし自分のために危険なことに巻き込もうとしてたならこちらにも考えがあったけど……協力するわ」


橘花「どうするんだ?」


樹「それはまだ分からないけど……どうにかする」


クロエ「頼もしいわ」


樹「とにかくありがとう。私達のしらない問題を教えてくれて」


クロエ「ええ。頼り切りにはならないようにするけど、何か案があれば手伝わせて」

クロエ「それじゃあ私は部活に行くから失礼するわね」


樹「ええ」


バタン


橘花「……ところで闇の試練ってなんだ?」


樹「えーっと……」

樹(話してもいいわよね)

樹「ちょっと長くなるけど説明するわね」


ーーーーー

ーーー

284 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:09:49.22 ID:bi0Pxdfto
部室ーー


クロエ「さて、今日こそレナの悩みを聞かせてもらうわよ」


レナ「しつこい」


クロエ「だって悩んでるのに誰にも言えないなんて辛いじゃないの」


レナ「別に辛くないわよ」


クロエ「ぐぬぬ……」


ーーーーー


クロエ「私からはどうやっても聞き出せそうにないわ」


デン「そ、それで私が?」


クロエ「ええ。レナはデンのこと気に入ってるみたいだし、もしかしたら話してくれるかも」


デン「自信ないけど……」


クロエ「いいから行って。頼んだわよ」


デン「強引だ……死にたい……」


ーーーーー

ーーー

285 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:11:01.59 ID:bi0Pxdfto
クロエ(さて、どうかしら……)コソコソ


デン「え、えと、レナさん」


レナ「デン? どうかした?」


デン「レナさんが悩んでるってクロエさんから聞いて、力になりたいなーって……」


レナ「……クロエが差し向けたのね」

レナ「はあ……デン、あなたがそんなことしなくていいのに」


デン「た、確かにクロエさんに頼まれたけど、でもレナさんのおかげで昔の姿も取り戻せたから……だからレナさんの力になりたいのは本当」

デン「……それとも私なんかには話したくないかな……?」


レナ「そうね、他人には話したくないわ」

レナ「……でもあなたになら話してもいい」


デン「ほ、本当!? 聞くよっ」


レナ「……すう、はあ……」


デン「……」ゴクリ


レナ「……昔……まあ、中学までの頃の話ね。私、今のあなたみたいな……ううん、もっと酷い根暗だったの」

レナ「それを知られるのが怖い。昔のことを誰かに知られて、馬鹿にされるんじゃないかっていつも悩んでる」


デン「……そうだったんだ」
286 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:11:49.49 ID:bi0Pxdfto
レナ「あなたに話したのは、私は中学の頃のあなたを知ってるから」


デン「お、覚えてないけど……」


レナ「それでもあなたの根っこは変わってないって信じてる。誰にでも優しくて、人の違う一面だって受け入れてしまう」

レナ「それに、こんなふうに変われたのもあなたのおかげだから」


デン「そ、それってどういう……」


レナ「それはさすがに恥ずかしいから秘密。もしあなたが思い出せたらその時は教えて?」


デン「……うん」


レナ「話したら少しすっきりしたわ」

レナ「……あ、万が一にもないと思うけど、言いふらしたりしたら酷いわよ」


デン「言わないよ、絶対に」

デン「話してくれてありがとう、レナさん」ニコッ


レナ「っ///」ドキッ


デン「じ、じゃあ秘密を抱えてる者同士頑張ろうね」


レナ「あなたから頑張ろうなんて言葉が聞けるなんてね」


デン「信用ない……死にたい……」


レナ「ふふっ、からかっただけよ。頑張りましょうね」


クロエ(……聞いちゃったわ……)

クロエ(デンに任せるのが最善かしら……)


ーーーーー

ーーー

287 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 01:13:19.10 ID:bi0Pxdfto
ローラとティアの部屋ーー


ローラ「よしよし」ナデナデ


クリア「〜♪」


クロエ「……」


ローラ「クロエちゃん? ボーッとしてるけど何かあった?」


クロエ「あ、ううん。なんでもないわよ」

クロエ(レナの悩みのこと考えてたとは言えないものね……)

クロエ「……ただローラがクリアの母親っぽいなーって思って」


ラピス「母親ですか……」


クロエ「そういえばクリアのもう一人の親ってどこにいるのかしら。会ったことないわよね」


ローラ「うん。私も気になるなあ」


ラピス「いいですよ、お話します。私の嫁はですね……」


クリアのもう一人の親、ラピスの嫁は
1.人間
2.ドラゴン
3.その他(自由安価)
安価↓

仮にラピスの嫁がドラゴンであっても、クリアの恋人には人間・ドラゴンどちらもなることができます
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 01:26:28.61 ID:BCsnZPEzO
2
可能ならバリエーション増やしてみたいし水晶竜以外とかも行けるかな?
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 10:23:55.77 ID:i/Qirtkm0
レッドアイズダークネスメタルドラゴンは禁止のようですが青眼の白龍やタイラントドラゴンは可ですか?
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/03(火) 12:24:11.52 ID:dmnx8ZJwO
青眼はともかく個人的にレダメやタイラントは雄のイメージがある
291 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:17:46.04 ID:bi0Pxdfto
>>289
調べました
遊戯王ですね

クリアのお母さんも、機会があればどんなドラゴンなのか安価で募集するつもりです
種族としてありえそうなら、見た目がゴツいという理由で不採用にはしません
人化したときにかっこいい女性になるっていうのもありかもしれませんね
292 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:18:15.31 ID:bi0Pxdfto
ラピス「私の嫁はとても強いドラゴンなんです」


クリア「そうだよ! ママよりずっと強いの!」


クロエ「ラピスさんよりねえ……」


ローラ「お母さんの方はクリアと一緒にいなくていいんですか?」


ラピス「ドラゴンというのがそもそも個体の少ない種族なのはご存知ですよね」


ローラ「はい」


ラピス「実は、違う種族のドラゴン同士で番になると子どもは必ずそれぞれの種族の双子になるんです。そして、それぞれ同じ種族のドラゴンの親が双子が大人になるまで育てます」


ローラ「ということは、お母さんの方は水晶竜ではないということですか?」


ラピス「そのとおりです。何の種族かは……もしも会えたときのお楽しみにとっておきましょう」


クロエ「楽しみね。それに、ラピスさんより強いだなんてウィンさんが聞いたら喜びそう」


ラピス「ふふ、そうですね」


ーーーーー

ーーー

293 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:18:43.09 ID:bi0Pxdfto
保健室ーー


ぐすっ、ぐすっ……


リリィ「よしよし、泣かない泣かない」


ナミネ(幼女)「泣いてないもん……」グスッ


リリィ「うんうん、ナミネちゃんは強いね」ナデナデ

リリィ(エミールさんの魔法が暴発したって聞いたけど……まさかナミネさんが小さくなってしまうとは)


ナミネ「……」ギューッ


リリィ「私の妹になったみたい」ヨシヨシ


ナミネ「リリィ……お姉ちゃん?」


リリィ「はーい、お姉ちゃんですよ」


こんこんっ


エミール「あ、あの……何か手伝えることありますか……」オズオズ


ナミネ「やっ!」プイッ


リリィ「あらら……ナミネさんは私がお世話しますから、気にしなくて大丈夫ですよ」


エミール「そうですか……ご迷惑おかけします……」ペコリ


リリィ「いえいえ」


バタン


リリィ「もうあの怖い魔法使う人はいませんよー」


ナミネ「んー」ギュー


その後保健室に訪れた生徒によると、そこには微笑ましい二人組が佇んでいたという……。
294 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:19:15.86 ID:bi0Pxdfto
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   昔のことを掘り返されたくない
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(克服中)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(進行中)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
295 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/03(火) 23:19:43.69 ID:bi0Pxdfto
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

5/16回目の行動です
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/03(火) 23:59:57.59 ID:aUtzxxwYo
ということは、ラピスのパートナーに加えて彼女が育てているクリアの姉妹もいるわけか

ローラの夢の中に見知らぬ女性が出現
彼女が言うにはどうやらラピスが話していたパートナーのようで
故あって離れていたけど久々に彼女に会いたくなった、そちらに行ってもいいだろうか?と夢を介して近しい者にアポを取りに来たらしい
勿論断る理由はないしOKするローラ(夢の事はしっかりと覚えていた)
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/04(水) 00:14:07.87 ID:p+dSzjU6O
ロリ化した時のことをしっかりと覚えており何かとリリィ先生を意識してしまうナミネ
悶々としていたところで樹に会い、思いきって教師と生徒の恋愛について相談(ただし自分がかつてティアから相談された時のように『知り合いの話』などとぼかす)
ラミーのことを思い出し『愛するという気持ちに身分や歳の差なんて関係ない』とアドバイス
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 00:53:53.04 ID:bZoc/Q4JO
体調を崩して寝ていた楓のお見舞い中に過去の悪夢がフラッシュバック
普段からは考えられないほど弱々しく嵐にすがりつき啜り泣く楓と、それを抱き締めて必死に励ます嵐
途中から晶も励ましに入りどうにか落ち着かせることが出来た
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 02:06:02.84 ID:HWBnGPnYO
ナナから得た教訓を生かして早速クロエのことを考えながらヒカリの魔翌力譲渡
だがナナとウィンの色々なやり取りを思い出してどうしてもそっち方面を想像してしまう(なお譲渡の効率は目に見えて上昇した)
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 08:54:20.99 ID:gNsiywazO
訓練の成果もあって遂にモミジが高所恐怖症を克服、そのおかげか空中での制動や魔法の精度が上がった
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 09:16:20.89 ID:fFzKwGUH0
リズが好奇心に負け魔眼と毒で部屋を脱出

DOKI☆DOKI☆学校探検に乗り出す
302 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:16:51.84 ID:nEx3Setqo
自室ーー


クロエ「それじゃあ練習してみましょうか」


ヒカリ「うん。お願いします」


ぎゅっ


クロエ「ナナさんとウィンさんみたく考えるのよ」


ヒカリ「ナナさんみたいに……」


クロエ「……///」


ヒカリ「……///」


クロエ「ちょっと、なに顔赤くしてるのよ///」


ヒカリ「く、クロエこそ。なに考えてるのさ///」


クロエ「私のことはいいから早く魔力出しなさいよ///」


ヒカリ「わ、分かったよ」キイ…


クロエ「……あ」

クロエ「すごい、魔力が増えてるのが分かるわ」


ヒカリ「うん、ボクも感じる」


クロエ(ヒカリから来た魔力が体の中に溶けていく感覚……これが魔力が形を変えるってことかしら)


ヒカリ「これで他の魔力の形に変えられれば文句ないんだけど……」


クロエ「これでも十分よ。ナナさんほど効率もよくないし、魔力量も少ないかもしれない。でも、ナナさんと違って『その人にあった魔力』を補給できる」


ヒカリ「うん。自信ついてきたかも」


クロエ「これからも練習は付き合うわ。でも無理はしないように」


ヒカリ「うん」


ーーーーー

ーーー

303 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:17:19.09 ID:nEx3Setqo
中庭ーー


クロエ「モミジ、一回休憩よ」


モミジ「う、うん」


凜華「だいぶ安定してきたね」


モミジ「うん。高いところにも行けるようになったし……」


クロエ「あとは実戦かしら?」


モミジ「うん」

モミジ「でもその前にもう一回飛んでくるね」


クロエ「頑張るわねえ……」


凜華「……あれ? 箒が違うような……」


クロエ「え?」


びゅんっ!!


クロエ「も、モミジ! それ私の! 超速箒よ!」


なにそれええええええぇぇぇぇ


クロエ「落ち着いて! ゆっくり降りてきて!」


凜華「お」


モミジ「え、えいっ、真っ直ぐ! 真っ直ぐー!」ギュン!


クロエ「そう、そのまま! 凜華、空で捕まえるわよ!」フワッ


凜華「ああ!」フワッ


モミジ「と、止めてえええええ!」


クロエ「せー……」


凜華「のっ!」ガシッ!


クロエ「箒から手を離して!」


モミジ「!!」パッ


ひゅー…… からんからーん……


凜華「……ふう」


クロエ「なんとかなったわね……さ、降りましょう」
304 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:17:55.62 ID:nEx3Setqo
クロエ「まさか箒置き場に置いといたのを間違って使っちゃうなんてね」


モミジ「びっくりしたよ……」


凜華「大丈夫かい? また怖くなったり……」


モミジ「……そういえばそんなこと考える暇もなかったかも」


クロエ「じゃあ改めてもう一回飛んでみましょう。はい、こっちがモミジの箒よ」


モミジ「ありがとう」フワッ…


凜華「どうかな? 飛ぶのに支障はない?」フワー


モミジ「す、すごい……! 全然怖くないよ! さっきのが強烈すぎて……」


クロエ「そ、そう……」

クロエ(まさかあの箒でいい方向に転がるなんて)


モミジ「飛べるよ、私! 特訓に付き合ってくれてありがとう!」


クロエ「いい顔ね、モミジ。あとはたくさん飛んで、どんどん慣れていけばいいから」


モミジ「うん!」


ーーーーー

ーーー

305 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:18:36.74 ID:nEx3Setqo
楓と嵐の部屋ーー


こんこんっ


クロエ「失礼するわよ」ガチャッ


嵐「あ、クロエ。来てくれたんだな」


クロエ「ええ。楓の風邪の具合はどう?」


嵐「今は寝てる。なんだかうなされてるから、起きたときに悪化してないか心配だけど……」


楓「ぅ……あ……」


クロエ「辛そうね……」


嵐「こういう時は手を握れば大概落ち着くんだけど、今回はそうもいかないみたいでな……」ギュッ


楓「ら……ん……」


嵐「ここにいるよ、楓」


楓「や……こわ、い……」フルフル


嵐「……楓?」


楓「っ!!」ビクウッ!


嵐「楓!」ギュッ!


楓「やだっ! や……っ! からだ、動かなっ……!」ガタガタ


クロエ「楓、大丈夫!?」


楓「し、死ぬ、やだ、死にたくないっ、こわい、こわいこわいっ! らん、あきら!」ガタガタ


クロエ「あ、晶呼んでくるわ!」


嵐「頼む! 楓、大丈夫だ。怖くない、死んだりしないよ」ポンポン


楓「さむ、い……からだ、凍ってるみたいで……っ! 死ぬの……やだよ……っ」

楓「うっ……! げ、げええええ……」ビシャビシャ


嵐「大丈夫、大丈夫……」ナデナデ
306 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:19:11.44 ID:nEx3Setqo
バンッ!


晶「楓! 大丈夫か!」


クロエ「廊下にいた! ちょうどお見舞いに来たとこだったわ!」


嵐「ナイス、晶!」


楓「こひゅーっ、こひゅー……っ!」


嵐「落ち着いて、深呼吸するんだ」


晶「楓……大丈夫だぞ。アタシも来たからな」


嵐「晶、暖める程度の炎出せるか? 楓が寒いって言ってたから……」


晶「任せろ」ボワッ…


楓「あ……ゆび、動く……」


嵐「ゆっくり……ゆっくりな……」


楓「らん……あきら……くろえ……」


嵐「分かるか?」


楓「う、うん……ここ、学校……」


晶「ああ。寮の部屋だ。怖いものなんかないぞ」


楓「よかっ……た……」カクン


クロエ「楓!?」


嵐「大丈夫、安心して寝てるだけだ」


クロエ「そう……。驚いたわ、いつもの楓らしくなくて」


嵐「この発作が起きたときはいつもこんな感じだよ。文化祭の夜はこれより酷かったしな」


晶「……とりあえず片付けないか? 吐いたのがパジャマにも染みてるし、着替えさせないと」


嵐「そうだな」

嵐「あとは俺たちでなんとかするからクロエは帰って大丈夫だぞ。お見舞いありがとな」


クロエ「ええ。お大事にね」


ーーーーー

ーーー

307 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:20:05.95 ID:nEx3Setqo
ローラとティアの部屋ーー


クロエ「……って感じだったわ」


ローラ「そうだったんだ……楓さん大変だね……」


クロエ「ええ。まさかあんなに酷いとは思ってなかったわ」

クロエ「確かにあれじゃ闇の試練の日に外に出るなんてもってのほかよ」


ローラ「どうにかしてあげたいね……」


ーーーーー

ーーー




ローラ「……」

ローラ(あ、夢だ……)

ローラ(クロエちゃんと別れたあと、寝た記憶があるもん)

ローラ(すごい意識がハッキリした夢だなあ……)


「ーーーー」


ローラ「え?」


「ーーーー、ーー」


ローラ「あ、ラピスさんの奥さん!」


「ーーー」


ローラ「こっちに来たいって……それを伝えるために夢の中にテレパシーを?」


「ーーーーーー」


ローラ「ふんふん。学校の敷地にいるのは分かってるけど、ラピスさんには内緒でサプライズで会いたいと……それで近くにいる人に聞きに来たんですね」


「ーーーーーーーー」


ローラ「私はいいですけど……バレないようにはしてくださいね?」


「ーーーー!」


ローラ「ふふ、では待ってますね」
308 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 01:22:21.56 ID:nEx3Setqo
ーーーーー


ローラ「……」ムクリ

ローラ(うん、覚えてる。夢だけど、夢じゃないよね)

ローラ「すぐ来るのかな……」


ティア【なんの話ですか?】


ローラ「あ、おはようティアちゃん」


ティア【おはようございます】サッ


ローラ「ううん、こっちの話。人が来るかもしれないの」


ティア【そうでしたか】


ローラ「多分びっくりすると思うけど、皆にも会わせてあげたいな」


ティア「?」

ティア(誰なんでしょう……)


こんこんっ


ローラ「はーい」ガチャッ


親ドラゴンのプロフィール↓〜↓3
【名前】
【種族】
【容姿】(人状態での容姿です)
【性格】
【特殊能力】
【備考】

安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/05(木) 01:52:02.14 ID:JiNTdvr3o
【名前】レイア
【種族】黒鋼竜
【容姿】身長はラピスより一回り大きい程度
いつも西洋風の兜を被っている
兜の下は思わずハッとしてしまう程の黒髪ロング美人。瞳の色は紫
ちなみに胸の大きさはラピス以上
【性格】冷静沈着な武人肌。やや男性めいた口調で喋る
しかしその実極度のあがり症で、初対面の人の前では兜を被っていないと会話すらままならなくなってしまう
男性めいた口調も緊張感から来るもので、最愛の家族であるラピスやクリア、あるいは心を許した人の前では優しい女性口調になる
【特殊能力】己の肉体を金属質に変質させる。一部分だけ変化させることも可能
本気を出すと鈍く光る黒色の兜付きプレートメイルを纏い、見た目からは予想もつかない俊敏さで動ける
【備考】ラピスのパートナーでクリアのもう一人の母親
竜族のしきたりに従い遠く離れた地でもう一人の子供を育てていたが、ラピスの事が気になりはるばる彼女の元を訪れた
黒鋼竜はその名の通り黒く輝く鋼の肉体を持つ竜で
その鱗はとても価値が高く武具の材料・芸術作品などにも利用されている
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 03:43:42.54 ID:/bfzYg710
【名前】ルミア
【種族】白竜
【容姿】プラチナブロンドのさらさらロングヘアに蒼の瞳を持つ少女。身長は低く、胸もなだらか
【性格】物静かで穏やか。平穏とお昼寝をこよなく愛する平和主義者
【特殊能力】強力な光のブレスを吐くことができる
また、光のブレスは水晶竜が吸収し光エネルギーとして再利用することも可能
【備考】ラピスの奥さん……なのだが、身長の低さや外見の幼さのせいで妹か娘のようにも見える
人の世に干渉することを厭い、普段は遠く離れた異国の高原で娘(クリアの姉妹)と共に静かに暮らしている
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/05(木) 04:02:15.98 ID:sfx9bz1A0
【名前】ミラ
【種族】黒竜種(突然変異の超稀少ドラゴン)
【容姿】誰もが見惚れるような綺麗な黒髪ロングに金の瞳、ラピスにも負けず劣らずなスタイルをした妖艶の美女
【性格】一人称妾で高飛車
【特殊能力】ドラゴンとしての熱線や炎に闇魔法に似た力を合わせ持ち自分の物にしている。闇色と自称する黒鱗にも宿っており並の威力では力に阻まれ傷一つつかない
【備考】ラピスのパートナー、高飛車な態度だが本人に悪気はなくそれに伴うだけの実力もあり力ではラピスを凌駕する。美しく強いラピスこそ自分の番に相応しいと自負し同時にベタ惚れしており惚れた弱みか普段偉そうなのにラピスやクリアには甘々、当時求愛されても自分より弱い竜に興味はない考えだったラピスに勝負で勝ち押し倒して番にした
312 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/05(木) 06:14:25.65 ID:nEx3Setqo
1.レイア
2.ルミア
3.ミラ

↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが親ドラゴンとなります
本日中に誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが親ドラゴンとなります
自分の作成したキャラには投票できません
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 06:58:17.19 ID:h23/NAgLO
1
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 07:11:55.50 ID:k2/QwE3DO
2
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:00:16.44 ID:55Eo9PtI0
1
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:05:12.72 ID:Tyhtq2r/O
1
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:09:55.62 ID:5CMIy/V70
2
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:14:27.95 ID:76v6Ma5tO
1
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/05(木) 08:14:54.56 ID:GPG567wXO
2
320 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:36:20.51 ID:OmyetO1So
親ドラゴンはレイアに決まりました
設定は>>309を参照
321 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:36:53.53 ID:OmyetO1So
レイア「はじめまして。レイアと申す者だ」


ローラ「は、はじめまして……」


ティア【そちらの方は?】


ローラ「えーっと……ラピスさんの奥さん。まさか仮面なんてしてるとは思わなかったけど……」


レイア「これは……すまない。緊張してしまうのでな」


ローラ「そうだったんですね。じゃあ早速ラピスさんに会いに行きますか?」


レイア「ああ、頼む」


ーーーーー


食堂ーー


ラピス「朝ごはんはやっぱりご飯に限りますね」モグモグ


クリア「あ、ローラ! おはよう!」


ローラ「おはよう、クリア。それと、クリア達にお客さんだよ」


レイア「クリア、久しぶり」


クリア「お母さん!!」ガタッ


ラピス「むぐっ!?」

ラピス「げほっ、げほげほ」


レイア「落ち着いて、ラピス」


ラピス「ほ、本物ですか? ほんとにレイア?」ペタペタ


レイア「くすぐったいよ、もう……。ほら」スポッ


ローラ「わ……!」

ローラ(す、すごい美人さん……!)


レイア「ね?」


ラピス「レイアー」ギューッ


レイア「はいはい、レイアよ」ナデナデ
322 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:37:20.76 ID:OmyetO1So
ローラ「そ、そんなにふにゃふにゃなラピスさん初めて見ました……」


レイア「!」カポッ

レイア「そ、そうか。ついいつもの感じで接してしまったな」


クリア「お母さんー」ギュー


ラピス「レイアー」ギュー


レイア「……い、いつもはこんなに甘えたがらないぞ。もう少し節度はある」


ラピス「だって久しぶりなんですもん。ずっと会ってなかったからその分補給してるんです」スリスリ


レイア「く……///」

レイア(かわいい……)


ローラ「えっと、朝早いので人いませんけど、早めに移動しませんか? そろそろ朝ごはん食べに生徒が集まってくる時間なので……」


ラピス「そ、そうですね。クリア、食べますよ」


クリア「はーい!」


ーーーーー

ーーー

323 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:37:57.76 ID:OmyetO1So
ローラとティアの部屋ーー


ローラ「あの、娘さんは来てないんですか?」


レイア「私の娘は他の獣達と仲良く故郷で待ってるよ」


ラピス「そうだったんですね。あの子は仲良くなるのが得意な子ですから、きっと上手くやってるはずです」


レイア「ところで……ここに来る途中闇の魔物がいたから倒してきたんだが、問題なかったか?」


ローラ「闇の魔物……」


ラピス「大丈夫です。闇の試練とやらが迫っている子がいて、その子の影響で闇の魔物が産まれてるみたいですね」


レイア「闇の試練……鬼と魔法使いが戦うことか?」


ローラ「そうです。知ってるんですか?」


レイア「遠巻きに見てたことはある。その時は魔法使いが鬼に喰われて、そのまま闇が空中に溶けて消えてしまったがな」


ローラ「助けなかったんですか?」


レイア「助けようとはしたんだ。鬼とも戦ってみたかったしな」

レイア「だがその前に魔法使い自身が全てを諦めて、自ら死を選んだんだ」


ローラ「自ら……」


ラピス「……私は、この学校の闇の魔法使いの子にとてもお世話になってます。居心地もいいですし、毎日楽しく過ごさせてもらってます」

ラピス「だから、その子のことを助けたいです」
324 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:38:30.64 ID:OmyetO1So
レイア「そうか、ここが気に入ったんだな。だからずっとここに……」


ローラ「ずっとって……離れてても分かるんですか?」


レイア「ドラゴンの婦妻(ふさい)は基本的に離れて暮らすことになるが、愛し合う気持ちはそうそう消えない」

レイア「その気持ちがあれば、互いに相手がどこにいるかを感じ取れるんだ」


ローラ「素敵……」


レイア「さてラピス。私はもちろん止めたりしない」

レイア「あなたの好きなようにやって。それで、今度は親子揃って会おう」


ラピス「はい!」


レイア「クリアも、うちの娘に負けないくらい強くなるんだよ」


クリア「うん!」


レイア「よし。ラピスもクリアも元気そうで安心したよ」


ローラ「もう行っちゃうんですか?」


レイア「少しこのあたりを散策してから帰るよ。あまり長居しても迷惑をかけてしまうかもしれないからな」


ラピス「あ、じゃあ私が案内しますよ」


レイア「頼む。それじゃあローラさん、クリア達のことよろしくお願いします」ペコリ


ローラ「はい! 今度は娘さんも連れてきてくださいね!」


レイア「そうするよ。では失礼する」


ーーーーー
325 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:39:09.86 ID:OmyetO1So
ラピス「ほ、ほんとに帰っちゃうんですか?」テクテク


レイア「そのつもりよ。でもまた来ちゃうかも」テクテク


ラピス「!」パアッ


レイア「ローラさん、って言ったかしら」


ラピス「はい」


レイア「あの子、すごくいいわね。落ち着くというか……本能的に逆らえない感じ」


ラピス「そうなんです。とても愛されてますよ」


レイア「愛……」ムッ


ラピス「クリアもローラさんが大好きですし……んむっ!」


レイア「ちゅ……ん……」

レイア「私以外の人から愛されてるなんて、そんな嬉しそうに言わないの」


ラピス「ふぁい……///」トロン


レイア「とにかく……」コホン

レイア「あの人にならうちの子も会わせてもいいかも」


ラピス「あ、会えたらきっとローラさんも喜びますよ」


レイア「それと、闇の試練ね。闇の魔法使いのことは知らないけど……」


ラピス「もしレイアが力を貸してくれれば、とても心強いのですが……」


レイア「ラピスのためにも守ってあげたいわ」


ラピス「レイア……」キュン


レイア「ま、今日はひとまずゆっくりラピスとデートね」


ラピス「はいっ!」


ーーーーー

ーーー

326 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:39:37.01 ID:OmyetO1So
廊下ーー


ナミネ「……///」フラフラ


樹「おっと……ナミネさん?」


ナミネ「……///」フラフラ


樹「ナミネさーん?」


ナミネ「はっ……こ、校長先生……」


樹「ボーッとして、ナミネさんらしくないわね。何かあった?」


ナミネ「あ、あの……その……」

ナミネ「せっ、先生と生徒の恋愛ってどう思いますかっ!!?」


樹「き、急ね……」


ナミネ「わ、わーっ! えっと、友達の話です! 私のことじゃなくて……」


樹「焦らないの。落ち着いてナミネさん」


ナミネ「す、すみませんっ。なんか頭がぐちゃぐちゃーってなってて……。支離滅裂ですよね」


樹「……私は別に構わないと思ってるわよ」


ナミネ「え?」


樹「教師と生徒の恋愛よ」

樹「告白されたのか告白したのか分からないけど……愛に身分も肩書も関係ない」


ナミネ「……」


樹「ま、あまりえこひいきが過ぎるようなら考えなくちゃならないけど……うちの教師陣の中にそんな人はいないと思ってるわ」


ナミネ「あ、ありがとうございます。こんなヘンテコな質問に答えてくれて……」


樹「ううん。力になれたならいいのよ」


リリィ「校長先生! やっと見つけましたっ」タタタッ

リリィ「あ、ナミネさんも一緒にいたんですね。こんにちは」


ナミネ「こ、こんにちは」


樹「何かあった?」


リリィ「この書類なんですけど……」


樹「ふむふむ……」


ナミネ「……リリィ先生」ボソッ

ナミネ(私……先生のこと……)
327 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:40:03.88 ID:OmyetO1So
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   昔のことを掘り返されたくない
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(解決)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(進行中)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
328 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/06(金) 01:40:30.85 ID:OmyetO1So
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

6/16回目の行動です
(2月に入って3回目の行動です。バレンタインがあります)
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/06(金) 02:28:52.26 ID:pChxEhYK0
リズが好奇心に負け魔眼と毒で部屋を脱出

DOKI☆DOKI☆学校探検に乗り出す


ドラゴンが出ただの化け物に襲われかけただの周りの方が大騒ぎになる
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 05:53:30.35 ID:Q/z50JV6O
バレンタインデーにて周りから義理チョコをめっちゃ貰いご満悦でそれを頬張るアルシェとむくれるティア
意地になったティアが自分が用意したチョコをアルシェに口移しで食べさせるもお互い歯止めが効かなくなり……
(ちなみにウィンナナやアルくまも各々趣向を凝らした渡し方をしたそうな)
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 06:11:15.32 ID:GTAdfw6AO
1年生組でみんな義理チョコを配り合う
そんな中でナミネが不意に席を外したので気になってこっそり尾行
樹からのアドバイスとバレンタインデーというシチュエーションに意を決してリリィ先生へ告白、1年生組に目撃される
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 06:51:32.29 ID:52GBIkaM0
バレンタインの日に共に他の子たちに渡した友チョコとは明らかに違う、クロエに渡す特製の手作りチョコを持ったローラとヒカリが鉢合わせする
ほんの少しだけ気まずい空気になるが、すぐにクロエが二人に渡す手作りチョコを持ってきたことで霧散
結局3人で仲良くチョコを食べさせあう
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/06(金) 07:13:16.29 ID:GyMwe/nFO
バレンタインという一大百合イベントを百合江が見逃すはずが無かった
演劇部だけでなく、後輩を虜にしまくるアリサや黒魔術部で総受け状態のエミールなど学校中で至高の百合の数々を見て至福の時に酔いしれる
334 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:02:57.56 ID:HvjxDV7Ko
空き教室ーー


リズ「しゅる……?」


「バレンタインだから……はいこれ。あげる」


リズ「しゅー……」


「あ、ありがと。……これ、お返し」


リズ「しゅる……」ウズ…


「ケーキ? 作ったの?」

「うん。お砂糖多めで……」


リズ「しゅるる……」ウズウズ


「私が甘いの好きって覚えててくれたんだ」

「ま、まあね」


リズ「しゅあっ!」ビュッ


じゅわあっ!


リズ「……」キョロキョロ

リズ「しゅるる〜♪」スルスル


ーーーーー

ーーー

335 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:05:50.78 ID:HvjxDV7Ko
自室ーー


こんこんっ


ヒカリ「はーい?」ガチャッ


ローラ「クロエちゃんは……」


ヒカリ「出てってから戻ってきてないけど……」


ローラ「そっか」


ヒカリ「あ、それ……」


ローラ「!」


ヒカリ「チョコ……だよね」


ローラ「ひ、ヒカリさんこそ机の上にチョコがあるけど」


ヒカリ「考えてることは一緒かな」


ガチャッ


クロエ「ただいまー」

クロエ「あ、ローラもいたのね。ちょうどよかったわ」


ローラ「ちょうどよかった?」


クロエ「ええ。はいこれ」


ローラ「チョコ……?」


クロエ「ヒカリにも。キッチンで冷やしてたのを取りに行ってたのよ」


ヒカリ「これ……手作り……?」


クロエ「ええ。出来は良くないかもしれないけど……日頃の感謝を込めてね」


ローラ「あ、ありがとう! 大事に食べるね!」


ヒカリ「それじゃあボクたちからもお返し」


ローラ「はい、どうぞ」


クロエ「二人とも……! ありがとう! 嬉しいわ!」


ヒカリ「ふふっ」クスッ


ローラ「毒気抜かれちゃうなあ」


クロエ「? 二人ともニヤニヤしてどうしたのよ」


ローラ「なんでもないよ。これからもよろしくね」


クロエ「ええ。よろしく、ローラ、ヒカリ」
336 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:06:18.09 ID:HvjxDV7Ko
クロエ「ちょっと早いけど、さっそくいただいていいかしら」


ローラ「どうぞどうぞ。……あ、そうだ」

ローラ「はい、あーん」


クロエ「うぇっ!? は、恥ずかしいわね。あーん……///」パクッ

クロエ「うん。美味しいわ」


ヒカリ「じゃあボクも。あーんして」


クロエ「あーん……」パクッ

クロエ「こっちはちょっとビターね。美味しいわ」


ローラ「……」ソワソワ


クロエ「はいはい。ほらあーんしなさい」


ローラ「あーん」パクッ

ローラ「ん、おいしい!」


クロエ「ふふ、そう。ならヒカリも」


ヒカリ「あーん……」パクッ

ヒカリ「……うん、美味しいよ」


クロエ「よかったわ。じゃあ最後は……」


ヒカリ「……え?」


ローラ「ヒカリさん……と?」


クロエ「そこだけ食べないのは変じゃないかしら?」


ローラ「それもそうだよね……は、はい、あーん」


ヒカリ「あーん……」パクッ

ヒカリ「ボクの方も、はい」


ローラ「あーん」パクッ


ヒカリ「あ、美味しい……」


ローラ「ほろ苦で美味しい……!」


クロエ「おっと、そろそろ食堂行くわよ。みんなで交換するんだから」


ーーーーー

ーーー

337 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:06:47.26 ID:HvjxDV7Ko
食堂ーー


百合江(さて……)

百合江「今年も愉しませてもらいますわよッ!!」


クロエ「っ!?」ビクッ

クロエ「び、びっくりした……急に大声出して何事よ?」


百合江「なんでもありませんわ。ぜひバレンタイン楽しんでくださいませ」


クロエ「え、ええ……」


アリサ「おー、みんなこんなにくれるのか。ありがとな」ニコッ


「先輩卒業しないでください〜」


アリサ「泣かない泣かない。卒業しても遊びに来るよ」ポンポン


百合江(あ〜〜〜頭ポンポンイケメンムーブ〜〜〜)タラー


エミール「え、も、もらっていいの……?」


「ん。抜け駆けなしって決めたから全員から一つずつね」


エミール「抜け駆け……?」


百合江(無意識総受け顔が良い〜〜〜)フキフキ


「わっ、何これ!? 血溜まり!?」


百合江(鼻血が止まりませんわ)ボタボタ


ーーーーー

ーーー

338 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:07:15.23 ID:HvjxDV7Ko
楓「それじゃあ一年生で交換ターイム! いやー、この時を待ってたよー」


嵐「楓はチョコが食べたいだけだろ」


楓「そうとも言う」


クロエ「楓元気そうね」コショコショ


晶「ああ。なんともなくて良かったよ」コショコショ


ティア「……」ムー


ローラ「ティアちゃん怒ってる?」


ナミネ「アルシェさんがたくさんチョコをもらったのが面白くないそうです」


アルシェ「みんな優しい。たくさんくれた」


ティア「むー……!」


ローラ「まあまあ。交換しよ?」


モミジ「はい、どーぞ」


イオ「ありがとうございます。はい、お返しです」


レナ「はいこれ」


デン「あ、ありがと……」


ヒカリ「ファンの子からたくさんもらっちゃった……」


クロエ「ヒカリと凜華が頭一つ抜けた量もらってるわね」


凜華「好かれて悪い気はしないけど、さすがに多すぎるのも困るかな」


楓「ならあたしが減らすの手伝うよ!」


凜華「ありがたい申し出だけど、それはくらた人に悪いから遠慮するよ」


楓「ざんねーん」


百合江(演劇部のツートップがいれば百合の未来は明るいですわね……!)


ーーーーー

ーーー

339 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:07:55.72 ID:HvjxDV7Ko
ナミネ「それでは私はこの辺で失礼しますね」


アルシェ「ん」


楓「チョコありがとーねー」


クロエ「……なにか様子変じゃないかしら?」


凜華「そうかい?」


クロエ「もしかしたら悩みのことで進展があったのかも……。見てくるわね」


ローラ「あ、じゃあ私も……」


楓「なになに? 面白いの? ついてっていい?」


ぞろぞろ


ーーーーー


廊下ーー


ナミネ「リリィ先生っ」


リリィ「ナミネさん。こんにちは」


ナミネ「こ、こんにちは」


リリィ「どうかしましたか?」


ナミネ「えっと、チョコ、です。どうぞ」


リリィ「あら、手作り? 大変だったでしょう」


ナミネ「いえそんな。好きでやったことですから」


リリィ「でも……ナミネさん他の人にも配ってたから、何人分も作るのは大変だったんじゃない?」


ナミネ「……違います」


リリィ「え?」


ナミネ「て、手作りは……先生だけです」


リリィ「え……」


ナミネ「先生」


リリィ「は、はいっ」ドキッ


ナミネ「私、先生のことが好きです」


リリィ「え、ええっ!?///」カアッ
340 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:08:23.33 ID:HvjxDV7Ko
ナミネ「好きになるたびに、変になるんです」

ナミネ「頭の中がぐちゃぐちゃってなったり、でも先生といると安心して甘えたくなったり……」

ナミネ「先生は困るかもしれません。でも……大好きなんです」


リリィ「わ、わああっ///」


ナミネ「へ、返事を……聞かせてください」


リリィ「す、すごく嬉しい……けど、私、先生だし……」


ナミネ「分別はわきまえます。放課後や休みの日だけでもいいんです。先生と恋人になりたいんです」

ナミネ「私の……特別な、大切な人になってください」
341 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:08:49.62 ID:HvjxDV7Ko
リリィ「は……」

リリィ「……はい。よろしくお願いします……///」ペコリ
342 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:09:23.23 ID:HvjxDV7Ko
ナミネ「〜〜〜〜っ!!」ギュッ


リリィ「ひゃっ!?///」


ナミネ「先生、大切にします。この気持ち」


リリィ「……はい。大切にしてください」ギュッ…


ーーーーー


物陰ーー


ローラ「うわ、わ、わーー///」


嵐「ほー……」


凜華「素敵な組み合わせだね」


モミジ「うん……」


クロエ「これは付いてこないほうがよかったかしら……。すごいもの見ちゃったわ」


ヒカリ「バレないうちに戻ろうか?」


楓「さ、さんせー」


アルシェ「ナミネ、よかった……」


ティア「ナミネさん、おめでとうございます」ボソッ

ティア(私も彼女にバレンタインがなんたるものか教えないとですね……)


ーーーーー

ーーー

343 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:10:36.49 ID:HvjxDV7Ko
食堂ーー


楓「いやー、すごいもの見た……」ガクンッ


嵐「楓!?」


「キャーーーーーー!!」


晶「!!」バッ


クロエ「なに!?」


「ど、ドラゴンが出たの! 助けて!」

「あっちは教室の机が壊されてる! 化け物の仕業だ!」


ローラ「ドラゴン!?」ダッ!


ヒカリ「ローラさん、ボクも行くよ!」ダッ!


クロエ「ラピスさんやクリアが……? でもあの二人が暴れるなんて……」


レナ「いいから! あんたも来なさい!」タタタッ


クロエ「え、ええ!」ダッ


ーーーーー


ラピス「あら、皆さんおそろいで。どうしました?」パクパク


クリア「……?」ポリポリ


ヒカリ「チョコ食べてるだけ……だね」


レナ「まさか闇の魔物!?」


クロエ「いえ、闇が迫ってきてる感じはないわ」


ローラ「……まさか」


キンッ! バサアッ!


ルク「ああもう、人間鈍すぎでしょう……!」ビュン!


ローラ「る、ルクさん! だめ! 見られちゃう!」


ラピス「何事か分かりませんが……フッ!」パキュン!

ラピス「ルクさんの光の屈折率を変えました。これで見られることはありません」


ローラ「よ、よかった……」


クロエ「魔力展開!」ブワッ

クロエ「ルクさんの魔力を追えばいいのよね!?」


ローラ「う、うん! たぶん何が気づいてたから……!」


クロエ「ならこっちよ!」タタタッ
344 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:11:39.20 ID:HvjxDV7Ko
校舎裏ーー


リズ「フシュー……! フシュー……!」


ローラ「り、リズ!?」


クロエ「ルクさんは上に乗っかってるのね」


ルク「近づくな!!」


クロエ「!」ビクッ!


ルク「やはりこんな危険な魔物、卵の内に私が割っておけば……!!」


リズ「ブシャアアアアアアア!!」ブシュウ!


ルク「この……!」ジュウジュウ…


ミシッ……!


リズ「グ……ギ……!!」


ローラ「ルクさん!!」


ルク「!」ピタッ!


ローラ「リズ、怖かったんだね」テクテク


リズ「ジャアアアアアアアッ!!」ギンッ!


クロエ「うぶっ……!」

クロエ(なに……!? 睨まれただけで吐き気が……!)


ローラ「っ……」フラッ

ローラ「皆が騒ぐから、興奮しちゃったんだ」テクテク


リズ「シュアアアアア! シュアアアアアア!!」ビシュ! ブシャ!


どちゃっ! じゅわ……


ローラ「うっ……! ぐっ……」ヨロ…

ローラ「大丈夫……落ち着いて……」ナデナデ


リズ「しゅあ……!」


ローラ「そう……ゆっくり力を抜いて……」ナデナデ


リズ「しゅあ……しゅああ……」


ルク「……」パッ
345 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:12:07.86 ID:HvjxDV7Ko
リズ「……しゅああっ」


ローラ「……うん、落ち着いたね。大丈夫だからね」ヨシヨシ


ルク「……バジリスクを撫でるだけで懐柔する人間……」

ルク(卵から孵して育てたという理由があるにせよ、この力は……)


リズ「しゅあ、しゅああ……」ペロペロ


ローラ「心配してくれてるの? 大丈夫……とはいえないかな」フラッ


ルク「おっと」フワッ


ぽうう……


ルク「しばらくは私の側にいてください。バジリスクの毒程度なら数時間で抜けますから」


ローラ「う……ん……」


クロエ「……リズ」


リズ「……しゅあ」


クロエ「私にはあなたの言葉は分からないけど……ローラを傷つけて申し訳なく思ってるのは伝わってくるわ」

クロエ「だから今度からはその力、ローラを守るために使いなさいね」


リズ「しゅあっ!」コクン!


ルク「それじゃあ早速お手伝いです。このまま外にいては体が冷えますから、ローラさんを中に運びましょう」


リズ「しゅあ!」スルスル


クロエ「手伝うわ」


ーーーーー

ーーー

346 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:12:34.59 ID:HvjxDV7Ko
その頃カップル達はーー


ティア「アルシェ、100個のチョコと私からのチョコ、どっちが嬉しいですか」


アルシェ「ティアからのチョコ」キッパリ


ティア「ぐっ……///」キュン

ティア「な、なら他の人からのチョコで喜ばないでください。妬いてしまいます」


アルシェ「でも嬉しくないわけじゃないから……」


ティア「むう……」パクッ


アルシェ「? 自分のチョコ食べちゃうの……んむっ」


じゅぷ ちゅぷ……


アルシェ「!!?」ビクンッ


ティア「ぷは、はあ、はあ……」


アルシェ「なに、いまの……」


ティア「し、舌です。舌を絡めました」


アルシェ「した……? そんなの、しらない……」


ティア「だから今まで唇だけだったんですね……!」


アルシェ「ティア、いまのもっとして……」トロン


ティア「んっ……れろ、ちゅ……ちゅうう……」


アルシェ「はむ、ん……んーー……っ!」ピクッ


ティア「ぢゅる……じゅぷ、れろ……」


アルシェ「ひゃ、んっ……! んみゃ、あ、んんぅ!」ビクンッ!


ティア「ぷはっ、は、はあ……」

ティア「ど、とうですか。私からのチョコの方が甘くて美味しいでしょう」


アルシェ「う、ん……すごかった……」


ーーーーー
347 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:13:05.84 ID:HvjxDV7Ko
ウィンとナナの部屋ーー


ナナ「ハッピーバレンタインです」


ウィン「おお、去年はチョコケーキだったけど今年は……」カポッ

ウィン「チョコケーキ……」


ナナ「ちっちっち……ただのチョコケーキと侮るなかれですよ」


ウィン「てことはすごい高級とか!?」


ナナ「いえいえ。これは食べ方が特殊なんです」


ウィン「普通のケーキに見えるけど……」


ナナ「このケーキ、フォークを使ってはいけないんです!」


ウィン「な、なんだってー!」

ウィン「ってなんでさ! 食べれないよ!」


ナナ「こうですよ」ズプッ


ウィン「ケーキに指を突っ込んで何を……」


ナナ「はい、あーん」


ウィン「!?///」

ウィン「ゆ、指食べちゃうよ?」


ナナ「それが狙いです」


ウィン「……じゃあ……」パクッ


ナナ「んっ」ピクッ

ナナ「はい、次です」


ウィン「あむっ……れろ……」


ナナ「あっ……」ゾクッ


ウィン「ちゅぱ、ちゅぷ……」


ナナ「ひゃ、や……!」ゾクゾクッ

ナナ「ふ、ふふ……まだまだケーキは残ってますからね……」ズプッ


ウィン「うん……///」


ぱくっ


ーーーーー
348 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:13:51.20 ID:HvjxDV7Ko
アニ研部室ーー


アルト「な、なんの色気もない渡し方でごめんね。あんな廊下で渡しただけで……」


くるくま「ううん。それよりアルトが私の好みを覚えててくれたのが嬉しいよ。さっそく食べていいかな?」


アルト「う、うん。美味しくできてると思うよ」


くるくま「じゃあ……いただきます」パクッ

くるくま「……うん、甘くて美味しい!」


アルト「そっか、よかった」


くるくま「私の好みにドンピシャだよ」


アルト「あ、もう。口の端に付いてるよ」


くるくま「え、恥ずかしいな」フキフキ


アルト「逆逆。そっちじゃなくてこっち……」

アルト(って、近……!)


くるくま「あ……」

くるくま(アルトの唇……)

くるくま「……んっ」チュッ


アルト「ん……!」


くるくま「……ごめん、近かったからつい」


アルト「こ、こっちこそごめん。近すぎた……よね」


くるくま「……///」ポッ


アルト「……///」カアッ


ーーーーー
349 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:14:19.69 ID:HvjxDV7Ko
空き教室ーー


リリィ「では、早速いただきますね」


ナミネ「は、はいっ」ドキドキ


リリィ「あむっ」パクン

リリィ「ん、美味しいです!」


ナミネ「ほ、ほんとですか? 無理してませんか?」


リリィ「心配しないでください。ほんとに美味しいですよ」


ナミネ「うう……幻滅ですよね……。なんか、ほんとにダメなんです。先生にあの時みたいに甘えたいのに、気ばかり焦っちゃって……」


リリィ「あの時?」


ナミネ「私が小さくなったときの……」


リリィ「き、記憶あるんですか?」


ナミネ「あ……う……はい……///」


リリィ「そうでしたか……では、はい」バッ


ナミネ「?」


リリィ「どうぞ飛び込んできてください! ナミネさんならいつでも歓迎ですよ!」


ナミネ「で、では……!」オソルオソル


きゅっ……


ナミネ「……」ジワ…


リリィ「もう、泣くことないですよ」


ナミネ「なんか、嬉しくて……」グスッ


リリィ「よしよし。泣き止んだら一緒にチョコ食べましょうね」ナデナデ


ナミネ「はい……」グスグス
350 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:14:53.70 ID:HvjxDV7Ko
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   昔のことを掘り返されたくない
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(解決)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(解決)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
351 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/08(日) 07:15:21.43 ID:HvjxDV7Ko
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

7/16回目の行動です
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 08:05:20.92 ID:spH1G8P7O
楓の症状、軽くですらあれだともしもの時に逃げることすら出来ないしなんとかせんとな

というわけで人外(吸血鬼)のことは人外に聞こう
ラピスやルクに吸血鬼の体質や吸血鬼そのものについて知らないか尋ねる
これ場合によっては吸血鬼に話を聞く、とかになって新キャラ募集になる場合もあるかな?
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 08:45:16.60 ID:BQrN8nHCO
ヒカリとの魔翌力譲渡特訓
何度も特訓したためかクロエとヒカリの魔翌力が調和してきたが、その際極々僅かだがヒカリに闇の魔翌力が流れ込むのを感じた
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 09:50:13.00 ID:U6FR4bCDO
今まで以上にローラになついているリズを見ながら、ルクがクロエにローラが持ってると思われる力について話す
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/08(日) 11:40:04.32 ID:JFWCreegO
休日に舞と会う凜華、少し遅れたバレンタインデーのチョコを渡し合う(カサブランカ校や劇団の都合などで舞が忙しかったらしい)
リリウムでたくさんチョコを貰ったことを話した凜華だったが、それを聞いた舞が秘かに嫉妬の炎を燃やしていたことには気付かなかった
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/12/08(日) 12:31:20.46 ID:vb/+mMurO
何やらレナの機嫌が悪い。
どうやら中学時代の姿に戻ったデンが周囲に好評だったらしく結構多くのチョコ(※デン曰く『歴代ループで最多』)を貰ってたそうな。
357 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:28:39.90 ID:8WffvD1wo
修練場ーー


クロエ「だいぶコントロールできるようになってきたわね」


ヒカリ「うん。今は離れてても魔力補給できるよ」ポウウ…


クロエ「おおー」


ヒカリ「クロエ以外の人とも試してみたいかも」


クロエ「そうね。上手くいけばマホリオでもサポーターや大将として立ち回れると思うわ」


ヒカリ「でももう少し練習しないと。動いてる人に魔力を渡すのは一苦労しそうだし」


クロエ「そうね。飛びながらやってみる?」


ヒカリ「うん」


ふわ……


クロエ「まず修練場の壁に沿ってぐるぐる回りながら飛ぶわね」フワー…


ヒカリ「うん。いくよー」ポウ-


クロエ「来てないわー」フワフワ


ヒカリ「こう……かなっ」ポワンッ


クロエ「おおっ! 来たわ!」


ヒカリ「ちょっとだけだけどね……」


クロエ「ちょっとでも前進よ」ストッ


ヒカリ「止まってれば簡単なんだけどなあ」ポワー

ヒカリ「っ」ゾクッ


クロエ「え……今……」


ヒカリ「なんか入ってきた感じ……」


クロエ「私の闇が少し持ってかれた感じがしたわ」


ヒカリ「……まさか」
358 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:29:09.12 ID:8WffvD1wo
クロエ「大丈夫? 具合悪くなったりしてない?」


ヒカリ「大丈夫。違和感とかはないし……」


クロエ「ならいいけど……」

クロエ「もしかしたら、ヒカリの魔法はすごく危険なのかもしれないわ」


ヒカリ「うん……」


クロエ「形を変えた魔力を譲渡するだけじゃなくて、魔力の融合ができる魔法なのかも……」

クロエ「とにかく、すこし調べてみないと」


ヒカリ「分かった。ボクも詳しく知りたいし、調べてみるよ」


クロエ「ええ、お願いね」


ーーーーー

ーーー

359 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:29:36.13 ID:8WffvD1wo
廊下ーー


クロエ「それじゃあ私はこのままローラのところ行ってくるから。ヒカリはちゃんと部屋で寝てること。いいわね?」


ヒカリ「うん。行ってらっしゃい」


クロエ「行ってくるわ」テクテク


ーーーーー


クロエ「あら、レナ」


レナ「……ああ、クロエ」


クロエ「暗い顔してるわね……どうしたのよ」


レナ「デンが……」


クロエ「デンがどうかしたの?」


レナ「チョコもらってたの……」


クロエ「別にいいじゃない。デンだって嬉しいでしょうし」


レナ「1個や2個じゃないの……たくさん貰ってて……今までで一番の数だったって……」


クロエ「ふーん……?」


レナ「……なんか、ムカつくわ」


クロエ「レナって……デンのこと好きよね」


レナ「はあ!!?///」


クロエ「だって、今のって完全にヤキモチじゃない。そんなに取られたくないの?」


レナ「と、取られるとか、デンは物じゃないし……」


クロエ(分かりやすくうろたえてるわね……)

クロエ「デン可愛いし、本命チョコもあったりして……」


レナ「だっ、だめよ!」


クロエ「あら? なんであなたがダメなんて言うのかしら?」ニヤニヤ


レナ「なんでもよ! 今のデンは根暗でひねてて可愛いとこなんて一つもないんだから、付き合うとかダメ!」


クロエ「『今の』……ねえ」ニヤニヤ


レナ「そのニヤケ顔やめなさい!///」
360 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:30:03.23 ID:8WffvD1wo
クロエ「ま、さっさと素直になることね。デンが誰かに取られてからじゃ遅いんだから」


レナ「余計なお世話よ!」


クロエ「はいはい。じゃ、私ローラのところ行くから」


レナ「早く行きなさい!」

レナ(素直になんてなれるわけないじゃない……。思い出さないデンが悪いのよ……!)


ーーーーー

ーーー

361 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:30:30.62 ID:8WffvD1wo
空き教室ーー


リズ「しゅる、しゅるる〜♪」スルスル


クリア(龍形態)「きゅあ〜♪」スリスリ


ローラ「あはは、くすぐったいよ」


クロエ「ローラ、ルクさんとお話させてくれる?」


ローラ「うん、いいよ。ルクさん」キンッ


ルク「なんですか?」


クロエ「ラピスさんにも聞きたいんだけど……吸血鬼についてなにかしってる?」


ラピス「吸血鬼……ですか」


ルク「昔はそれなりにいましたけど、今の状況は知りませんね。どこかでこっそり暮らしてるのか、絶滅したか……」

ルク「しかしなぜ今吸血鬼のことを?」


クロエ「知り合いに吸血鬼の子孫がいるのよ。ただ体質で苦しんでて、どうにかしてあげたくて」


ルク「ふむ……私が癒やしてどうにかなりますかね」


クロエ「どうかしらね……」
362 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:31:23.02 ID:8WffvD1wo
ラピス「吸血鬼と言いますと……弱点が多い代わりに、小さな体で屈強な力を持つ種族だと聞いたことがあります」


ルク「日光、流水、にんにく、十字架、銀……確かに弱点だらけですね」


クロエ「楓は確かに、一年生の中ならトップクラスで魔法が強いわ」

クロエ「でも日に当たると体調が悪くなる程度だから……ウィンさんほどの強さって訳じゃない」


ラピス「日光に弱いのを治したいのですか?」


クロエ「ううん。死が近づくとトラウマで体が動かなくなるって……」


ルク「それはそれは……」


クロエ「実際にリズが暴れたとき、膝から崩れ落ちるのを見たわ。それに、悪夢のせいで我を失ってるのも見たことがある」


ルク「残念ですが、そんな吸血鬼は聞いたことがありませんね。私の癒やしの炎も効くかどうか……」


ラピス「誰か心の底から安心できる人に守ってもらうのが一番確実でしょうか……」


クロエ「難しいわね……」
363 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:31:53.98 ID:8WffvD1wo
ルク「そうそう、吸血鬼の話とは変わりますが……ローラさんのことで一つ」


クロエ「なに?」


ルク「ローラさんの力は、私が思ってるよりとんでもないものかもしれません」


クロエ「どういうこと?」


ルク「私はアートルムのことを知ってます。……あなたではありませんよ」


クロエ「まさか……伝説の魔法使いのこと?」


ルク「そうですね、そのアートルムです。彼女が生きていた時代から私は生きてますから」


クロエ「不死鳥すごいわね……」


ルク「それでですね、アートルムが存命の時にもその名声は光輝いていました。で、気になった私は一度会いに行ったんです」


クロエ「会いにって……不死鳥が簡単に人前に出ていいの?」


ルク「人目につかない遺跡で休息をとっている時に訪ねましたから。それに、魔獣には優しいと聞いていましたしね」


クロエ「ふーん……」


ルク「でですね、アートルムの近くには二人の魔法使いが常にいたんです」


クロエ「聞いたことあるわ。それがそもそもマホリオが三人チームになった理由だものね。伝説の魔法使いとその仲間のように、互いを助け合い高め合う……」


ルク「そうです。そしてその内の一人が……ローラさんのような方でした」
364 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:32:27.88 ID:8WffvD1wo
ルク「どんな魔獣とも会話ができ、その力を借りてアートルムの手助けをしていると、彼女は話してくれました」


クロエ「へえ……すごいわね」


ルク「ただ、全ての魔獣と『心を通わせる』ことはできなかった」

ルク「言ってしまえば、荒くれ者のバジリスクなどは手懐けることができなかったらしいです」


クロエ「え……」


ルク「もちろん、ローラさんは卵から育ててます。だからこそ心を開いてるのかもしれない」

ルク「でも、あの暴れたバジリスクを抑え込むのは簡単にできる芸当じゃないと……私はそう思います」


クロエ「神話クラスの力……」


ルク「安心してください。ローラさんがその力を悪いことに使う人じゃないのは、クロエさんこそよく知ってると思います」


クロエ「ええ、そこは心配してないわ」


ルク「私もラッキーですね。そんなすごい人にお世話してもらえるなんて」


クロエ「そうね。ローラは優しい子だから、きっとバジリスクのことも大丈夫よ」


ルク「ええ。私も無闇に喧嘩しないように気をつけます」


ーーーーー

ーーー

365 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:32:55.11 ID:8WffvD1wo
喫茶店ーー


凜華「舞さん、久しぶり」


舞「はい。お久しぶりです!」


凜華「ちょっと遅くなっちゃったけど……はい、チョコ」


舞「わあ! う、嬉しいです! まさか凜華さんから貰えるなんて……」


凜華「大げさだよ。それにお返しの練習にもなったしね」


舞「お返しの練習?」


凜華「ありがたいことに、いろんな子からチョコを貰ってね。ホワイトデーには返さないといけないから……」


舞「な……」

舞(なに凜華さんに群がってんですかリリウムの子たちは。凜華さんはあのトップスター真凜さんの娘。憧れるのもおこがましいってことを自覚してないんですか)


凜華「舞さん? どうかした?」


舞「はっ」

舞「いえいえ、なんでもありません。それより凜華さんの方こそお返しを楽しみにしててください。気合入れたの渡しますから」


凜華「それは楽しみだな。……おっと、そろそろ時間だね」


舞「そうですね。行きましょうか」ガタッ


凜華「まさかあの演目の再演を見られるなんてね。一人で見に行くのも寂しかったし、舞さんがいてくれて嬉しいよ」


舞「私こそですよ。カサブランカの人たちは観劇に誘いづらくて……」


ーーーーー

ーーー

366 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:33:22.36 ID:8WffvD1wo
皆の悩み一覧

クロエ  皆を失うのが怖い

ローラ  リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ  魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ   昔のことを掘り返されたくない
凜華   水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ  高い所が苦手(解決)
ティア  話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ  恋愛をしてみたい(解決)
楓    吸血鬼の体質で死にかけた
嵐    楓を失いかけた
晶    ケンカで守るべき人を傷付けた
デン   死にたくない
イオ   魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン  戦いがつまらない
367 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/11(水) 00:33:51.37 ID:8WffvD1wo
現在の目標
・皆の悩みを解決する

安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください

8/16回目の行動です
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 02:04:16.38 ID:VZfaxoPA0
リズがひとりぼっちなのも退屈だろうし以前のように脱走して騒ぎにならないためにもと、ローラが学校に行っている間ルクが保護部屋で一緒に過ごすようになる
後日こっそり様子を見に行くとまだ少し警戒心もありぎこちないが一緒にお昼寝したり遊び相手になってあげたりとルクの方からも仲良くしようとしているみたい
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 05:21:41.39 ID:ZWx4IqAKO
図書館で調べもの中の嵐と晶
どうやら楓の症状を和らげる方法がないか調べていたらしい
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 07:03:26.96 ID:9T9xzs7eO
ヒカリ闇の魔翌力が流れ込んだことについて樹に相談、ちょうど橘花には話していたのでアナライズしてもらう
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 09:06:43.47 ID:/Kj/z8MdO
マホリオ特訓
トラウマ克服からかモミジの動きが目に見えて良くなったので新たな連携を考える
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/11(水) 12:31:51.79 ID:fjyuWEUL0
大量のチョコを貰った面々の悩みが噴出、お返しまでに食べきって感想を伝えねばと思いながらも体重が気になったり毎日チョコばかりで飽きてきたり

なおアルシェや楓がおこぼれに与ることは無かった
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