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【安価】ローラ「リリウム魔法学校へ! 3人チームを組もう!」【百合】
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 22:45:02.94 ID:McCWB3PBO
- 休日にレナがデンを二人の思い出の場所に連れ出す
ただし思い出に関しては照れ隠しで言わない
- 407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 23:32:42.84 ID:j1ur/BknO
- カサブランカ(というより舞)の演技に発奮されて一層稽古に熱が入る演劇部
特に百合江が燃えており、そのせいか稽古の題材がいつもよりなんか際どい
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 23:35:33.70 ID:JfP6sEKEo
- 最後の闇の試練に備えて魔法の鍛練をしておこう
最近やってなかった気がするし
- 409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/19(木) 23:44:52.57 ID:QZshZHNA0
- ルクが人間化を使いこなすようになる。今までは必要がなく人間としてのイメージもなかったがこの前の事でイメージもでき仮の姿も学園で過ごす時は色々と便利とのこと
- 410 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/22(日) 07:20:45.17 ID:zaPtS5qlo
- 空き教室ーー
コンコン ガチャッ
クロエ「ルクさん……あら」
ルク「おや、クロエさん。どうかしましたか?」
クロエ「頼みたいことがあったんだけど……」ジロジロ
ルク「変ですか?」
クロエ「いえ、人化した姿も素敵よ」
ルク「ありがとうございます。この間の魔法を受けて人の姿がイメージしやすくなったので、もう一度やってみたら人化できました。いろいろ便利ですし、この姿も悪くないですね」
クロエ「そうね。外も出歩けるし……」
ルク「ところで頼みたいこととは?」
クロエ「そうそう、魔法の練習がしたいから見ててほしいのよ」
ルク「実戦なら私よりラピスさんの方が向いてると思いますが」
クロエ「ケガしたときにルクさんいたら便利じゃない」
ルク「不死鳥を救急箱扱いですか……つくづく面白い人間ですね。分かりました」スクッ
クロエ「褒め言葉として受け取っておくわ」
ルク「リズも行きますか?」
リズ「しゅあっ!」
クロエ「ルクさんがいれば平気かしら。じゃ、修練場に行くわよ」
ーーーーー
ーーー
ー
- 411 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/22(日) 07:21:14.07 ID:zaPtS5qlo
- 修練場ーー
ルク「今日はどんな練習をするんですか?」
クロエ「私は魔力と闇の力が別々に存在してて、闇の力は強くしようがないから……」
ルク「魔力の強化、ですか」
クロエ「ええ。とにかく魔力を強くできれば、闇の魔物も自分で対処できるかもしれないしね」
ルク「では僭越ながら、私の炎を的にさせてもらいましょう。それくらいしか手伝うこともなさそうですし」ボワッ
クロエ「ありがとう。それじゃあ……」フワ…
ボシュッ ドシュッ!
ーーーーー
ーーー
ー
ルク「お疲れ様です」
クロエ「ありがとう、助かったわ。付き合わせて悪かったわね」
ルク「いえ、こちらも退屈しませんでしたし」
リズ「しゅるる……」
ルク「おっと、リズはそうでもなかったですか。戻ります?」
リズ「しゅあっ!」
クロエ(仲いいわね……)
ルク「では、私達はこれで失礼します」
クロエ「ええ」
- 412 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/22(日) 07:21:46.12 ID:zaPtS5qlo
- 部室ーー
クロエ「ってことがあったのよ」グイー
ヒカリ「へえ。でも仲悪いよりいいんじゃない?」野美ー
クロエ「そうね。子供とはいえバジリスクを放ってはおけないし」グッグッ
百合江「はい、アップ終了ですわ。今日は練習としてエチュードをしますわ」
百合江「二人一組で、私の言うシチュエーションで即興劇を行ってくださいまし」
はいっ!
百合江「ではまず、ヒカリさんとクロエさん、お願いしますわ」
クロエ「はい」
ヒカリ「はいっ」
百合江「シチュエーションは……『仲を割かれた恋人たち』」
クロエ(ど直球ね……)
クロエ「『ヒカリ……逢いたいわ……今どこで何をしてるの……』」
ヒカリ「『クロエ!』」
クロエ「『ヒ、ヒカリ……?』」
ヒカリ「『ごめん、逢うなってお母さんに言われてたけど……無理だった。どうしても逢いたくて』」
クロエ「『なんで……』」
ヒカリ「『……好き、だから』」
百合江「っはぁーーーっ!」ドプッ
クロエ「だから鼻血!」
ーーーーー
ーーー
ー
- 413 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/22(日) 07:22:29.12 ID:zaPtS5qlo
- 食堂ーー
楓「ほーれ、肉だぞー」プラプラ
エアロ「はぐっ! ……きゅー!」パタパタ
楓「おーよしよし、美味いか」ナデナデ
クロエ「仲いいわね」
楓「こないだの魔獣人化事件の時に人化したエアロが来てさー。そしたらなんか仲良くなっちゃった」
クロエ「へえ。中々いい取り合わせじゃない?」
楓「あたしもエアロとは気が合うし、人化した時に会いに来てくれたっていうのも嬉しかったな」ナデナデ
晶「……」ムスッ
嵐「……」ムー
クロエ「ま、まあほどほどにね。ちゃんと人間とも付き合いなさいよ」
楓「分かってるって」
クロエ「……仲がいいって言えば……レナとデンも最近仲いいわよね」
楓「さっき一緒に出かけてくとこ見たよー」
クロエ「ふうん……」
ーーーーー
ーーー
ー
- 414 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/22(日) 07:23:19.64 ID:zaPtS5qlo
- 街の図書館ーー
デン「ここ……」
レナ「図書館よ」
デン「私読みたい本とか特に……」
レナ「いいじゃない別に。寮ですることもないんでしょ?」
デン「う、うん……」
レナ「……♪」
デン「機嫌いいね……?」
レナ「なっ、べ、別にいいでしょっ!」
デン「いいけど……」
デン(ここに何かあるのかな……)テクテク
ーーーーー
デン「……」キョロキョロ
デン(ダメだ……思い出せない)
レナ「これ借りたいんですけど」
「はい、貸出ですね。……どうぞ」
レナ「ありがとうございます」
デン「な、なに借りたの?」
レナ「演劇の本。特に台本関係ね」
デン「……」
デン「れ、レナさん。レナさんが演劇を始めた理由って……」
レナ「……秘密よ。もし思い出せたら教えなさい」
デン(『思い出せたら』ってことは……やっぱり私が関係してるんだ)
デン「……うん、きっと思い出すよ」
ーーーーー
ーーー
ー
- 415 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/22(日) 07:24:05.24 ID:zaPtS5qlo
- クロエ「そういえばそろそろ期末試験ね」
ヒカリ「うん。終わったらすぐ卒業式だ」
クロエ「卒業式ね……」
ローラ「寂しくなるね……」
クロエ「そうね……」
現在の目標
・皆の悩みを解決する
安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください
11/16回目の行動です
11回目の行動終了後、期末試験となりす
13回目の行動終了後、卒業式となります
- 416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 10:14:10.60 ID:iNo2kilPO
- 期末試験に向けてみんなで最後の追い込み勉強
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 11:06:52.46 ID:WEeWT0rkO
- 人化出来るようになったルクが水晶竜親子と共に街に赴いて人の味覚を大いに楽しむ(リズはリュックか何かに入れて連れていくorお留守番)
水晶竜親子の評判を知っている周囲からは『娘のが増えた』と思われたとか
- 418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 12:12:21.51 ID:cyn/VreH0
- ティアと一緒にお菓子作りの練習をしているアルシェを発見
ティアに渡す為のホワイトデーのお菓子を作るべく、ティアにいろいろ教わって練習しているらしい
何かがおかしいような気がしなくもなかったが、二人が幸せそうだったのでクロエは考えるのをやめた
- 419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 12:22:01.63 ID:er+DGVkA0
- クロエが部室に忘れ物を取りに行くと一人熱心に映像を見ている百合江が、クロエに気付き慌てて消すとまだ未完成の演劇用イメージなので秘密と言う
試験近いのに部長も大変なんだなと感心しその場をあとにするクロエ、実際は勉強の息抜きにクロエがヒカリとローラに取り合いされながら責められている妄想を魔法で映像化してお楽しみ中だった
- 420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/22(日) 12:54:27.95 ID:ZaQ/X9glO
- 勉強会前、いつものように講師役になってしまったナミネがリリィ先生に個人指導してもらう
勉強のはずなのに二人きりというシチュエーションに二人ともドキドキ
なお公私混同はしっかりしているので試験で実際に出題される問題や答えなどは教えていないしナミネも聞かなかった
- 421 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/25(水) 23:58:12.14 ID:YbDvlpX2o
- 部室ーー
ガチャッ
百合江「っ!」ビックゥ
クロエ「あら、部長」
百合江「ど、どうかしまして?」
クロエ「今何か見てたわよね。何見てたの?」
百合江「えー、えーっと……そう、次の舞台のイメージを練ってたんですわ。それを確認してて……」
クロエ「そうだったの。試験も近いのに部長も大変ねえ」
百合江「好きでやってることですわ。気にしないでくださいまし」
クロエ「よかったら私も確認のお手伝いしましょうか?」
百合江「み、未完成のものですし結構ですわ。お気づかいありがとうございます。それよりも、クロエさんはなぜこちらに?」
クロエ「そうそう、勉強しようと思ったら教科書がなくて。部室に置きっぱなしだと思って探しに来たのよ」
百合江「確かにありましたわね……。そこの机の上に置いておいたはずですわ」
クロエ「あ、あったわ。ありがとう」
百合江「いえ。お勉強頑張ってくださいましね」
クロエ「ええ」
バタン
- 422 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/25(水) 23:58:38.59 ID:YbDvlpX2o
- 百合江「……ふう。行ってくださいましたか」カチッ
ローラ『ヒカリさんだめだよ、クロエちゃんは私の幼馴染なんだから』
クロエ『ローラぁ……』トロン
ヒカリ『リリウムに来てから一緒に過ごした時間が一番多いのはボクだよ』
クロエ『ヒカリぃ……』ウットリ
百合江「こんな妄想、本人に見られるわけにはいきませんわ……!」ドプッ
百合江「……さて」
百合江「もう少し堪能してから私も試験の勉強としましょう」キリッ
ーーーーー
ーーー
ー
- 423 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/25(水) 23:59:06.11 ID:YbDvlpX2o
- 空き教室ーー
クロエ「ごめん皆。待たせたわね」
楓「全くもー、教科書くらい見せるのに」
クロエ「そういうわけにいかないでしょ。メモの書き込みだってあるし……」
ヒカリ「とりあえず勉強はじめよっか?」
アルシェ「ん」
嵐「じゃあナミネ先生、頼む」
ナミネ「は、はい。まずはそうですね……得意科目不得意科目、それぞれ把握するところからでしょうか」
楓「薬学苦手ー」
晶「魔法陣が覚えられなくて……」
嵐「錬金術の配合間違っちゃうんだよな」
クロエ(実技ならずば抜けてすごいのに……)
ーーーーー
ーーー
ー
- 424 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/25(水) 23:59:34.02 ID:YbDvlpX2o
- 勉強終了後ーー
ナミネ(ううん……もっと上手く教えられる方法はないでしょうか……)
リリィ「あ、ナミネさん」
ナミネ「リリィ先生!? こ、こんにちはっ」
リリィ「何か考えてたようですが……」
ナミネ「一年生で勉強会をしてたんですが、そこで先生役をしてて……どうにかしてもっと上手く教えられないか考えてたんです」
リリィ「そうでしたか。よければ教え方のコツをお教えしましょうか?」
ナミネ「お、お願いします!」
空き教室ーー
リリィ「ではまず、今は何をしてるか教えてもらっていいでしょうか」
ナミネ「はい。えっと、まず最初に皆さんの得意な科目と不得意な科目を教えてもらいました。そして、分からない人には得意な人が教えるという形をとってます」
リリィ「ふむふむ。それは良いですね」
リリィ「教える、というのは実はそれ自体が良い復習になります。さらに、分からない人に分かりやすく教えるためには『分かりやすくまとめる』という工程が必要になります。そうすると、教えてる側も理解が進むんです」
ナミネ「そうだったんですね」
リリィ「あとはそうですね……アドバイスとしては、一緒に考えるというのも有効ですよ」
ナミネ「一緒に考える……?」
- 425 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:00:01.24 ID:JXCEIYF6o
- リリィ「分からないところがある人に答えを教えるのも重要ですが、まず『どこが分からないのか』を一緒にくださいんです」
リリィ「もし根本的に解決できれば、今後は似た問題でつまずくこともないはずです」
ナミネ「なるほど、参考になります」
リリィ「ときにナミネさんは分からないところはありませんか? 分かる範囲で教えますよ」
ナミネ「あ、では魔獣学のことなんですが……」ペラペラ
ナミネ「ここです。『素材の使い道』で……」
リリィ「ふむふむ……」ピトッ
ナミネ「っ!///」ドキッ
リリィ「あ……///」
ナミネ「先生……」
ナミネ「キス……してもいいですか?」
リリィ「……///」コクリ
ナミネ「……///」ドキドキ
ちゅ……っ
ナミネ「……うぅ///」ドキドキドキドキ
リリィ(全然嫌なんかじゃない……ナミネさんが愛おしくてたまらない……)ドキドキ
ぎゅっ……
リリィ「少し……このままでいいですか……?」
ナミネ「は、はい……///」
ーーーーー
ーーー
ー
- 426 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:00:32.11 ID:JXCEIYF6o
- 食堂ーー
クロエ(頭を使ったあとは甘いものよねー)テクテク
アルシェ「難しい……」カショカショ
ティア「大丈夫です。できてますよ」
クロエ「二人とも。厨房借りてお菓子作り?」
ティア「そうです」
アルシェ「バレンタインのお返し」
クロエ「お返し?」
アルシェ「貰ったら、ホワイトデーに返すって聞いた」
クロエ「ティアに?」
アルシェ「ん」
クロエ「ティアから教わりながらティアへのお返しを作ってるってこと……?」
ティア「そうなりますね」
クロエ「そ、それなんか変じゃないかしら」
アルシェ「変? 分かんない」
ティア「あ、アルシェ。頬にチョコ跳ねてますよ」フキフキ
クロエ「……」
クロエ(あー……)
クロエ(考えるのやめましょう)
ーーーーー
ーーー
ー
- 427 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:00:59.93 ID:JXCEIYF6o
- 街中ーー
ルク「ラピスさん、あれはなんですか」
ラピス「あれはチョコレートフェアですね」
ルク「フェア……?」
ラピス「様々なお店が自慢のチョコレートを売ってるんですよ」
ルク「ほう……!」
クリア「行ってみよー!」
店員(よく食べる人今度お姉さん連れてきた……!)
通行人(お姉さん美人さんだあ……)
家族連れ(またフードファイトみたいなことになるのかな……)
最近街では大食いの三姉妹が見られるという噂が流れているようだ……。
- 428 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:01:32.72 ID:JXCEIYF6o
- 時は遡り、クリスマスの日……
- 429 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:02:02.25 ID:JXCEIYF6o
- ー幕間
ティアとアルシェのクリスマスデートー
街中ーー
ティア「……」ソワソワ
アルシェ「……」テクテク
ティア「…………」ソワソワソワソワ
アルシェ「……ティア」
ティア「は、はははははいっ!?」ビクーッ
アルシェ「どうかした?」
ティア「ど、どうもしてません」
アルシェ「ソワソワしてる」
ティア「し、してませんっ」
アルシェ「……ティア」ジーッ
ティア「ーーーっ、い、行きたいところがあるんです! それで、ソワソワ……してた……かも……」ゴニョゴニョ
アルシェ「だったらそこに行こう。連れてってくれる?」
ティア「え、ええっ、ほ、ほんとにいいんですか」
アルシェ「ん」コクン
ティア「じゃあこっち……です」テクテク
ーーーーー
ーーー
ー
- 430 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:02:28.91 ID:JXCEIYF6o
- ラブホテルーー
アルシェ「ここ……前になんのお店か教えてくれなかったところ……」
ティア「は、入りましょう」
ぎいいいぃぃ…… ばたん
アルシェ「……魔法案内板? お部屋の案内みたいな……」
ティア「こ、ここでお部屋を選びます」
アルシェ「……ホテル?」
ティア「そ、そうです。ホテルです」
ティア(ラブが付く方の、ですけど……)
アルシェ「でもこれどこも使えない……」フォン
ティア「えっ?」
アルシェ「多分満室……」
ティア「ええ……?」
ティア(クリスマス舐めてました……どうしましょう……)
アルシェ「ホテルに泊まりたかったの?」
ティア「ぅえっ!? えと、そうですけどそうじゃないと言いますか……」
アルシェ「じゃあ他のホテル探そう。他のところなら空いてるかも」
ーーーーー
ーーー
ー
- 431 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:02:56.48 ID:JXCEIYF6o
- ティア「全滅……」
アルシェ「なんでこんなにお部屋空いてないんだろ……ホテルってそういうもの?」
ティア「ホテル泊まったことないですか?」
アルシェ「うん。リリウムに来るまではずっと家だったし、リリウムに来てからは寮以外で寝たことないから」
ティア「えっと……普通はホテルはお部屋空いてます。ただ今日はクリスマスなので……」
アルシェ「クリスマスだと皆泊まるの?」
ティア「恋人同士とかが泊まってるかと」
アルシェ「一緒にお家にいればいいのに……」
ティア「家じゃできない人とかが使ってるんだと思いますよ」
アルシェ「できない……?」
アルシェ「何かホテルでするの? 恋人同士はしないとだめ?」
ティア「しないとだめではありませんが、してるという話は聞きますね」
アルシェ「んー……何するの?」
ティア「そ、それは……その……」
ティア「……ぇっち……なこと……です///」ボソボソ
アルシェ「えっち?」
ティア「こ、声が大きいです!///」
アルシェ「ご、ごめん」
アルシェ「……えっちなことってなあに?」コソコソ
ティア「し、知らないんですか……!」
アルシェ「ん……知らないの変かな……」
- 432 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:03:24.69 ID:JXCEIYF6o
- ティア「珍しいですが変ではないかと……」
アルシェ「ほっ」
アルシェ「……あ、じゃあティアが教えて?」
ティア「ぶっ!」
ティア「む、無理です! 無理無理!」
アルシェ「むー……」
ティア「と、とてもデリケートなことなんです。ゆっくり知ればいいですから」
アルシェ「……ティアがそう言うなら……」
ティア「じゃあ今日のところはどこかで食事でもして帰りますか」
アルシェ「……ん」
ーーーーー
ーーー
ー
公園ーー
アルシェ「お腹いっぱい」ポンポン
ティア「たくさん食べましたね」
アルシェ「……ティア」
ティア「はい?」
アルシェ「これ。クリスマスプレゼント」
ティア「!!」
アルシェ「ネックレス。ティアに似合うと思って買ってみた」
ティア「さすがのアルシェもクリスマスの文化は知ってたんですね」
アルシェ「うん、知ってる」
ティア「じゃあこれ……私からもプレゼントです」
ティア「ブレスレットです。気に入ってくれるといいんですが……」
アルシェ「ティアからのプレゼント……」
アルシェ「……嬉しい」ギュッ
ティア「私もアルシェからのプレゼント、すごく嬉しいです」
アルシェ「……えっと、ティアに言いたいことがある」
ティア「……? なんですか?」
- 433 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:03:51.21 ID:JXCEIYF6o
- アルシェ「感謝を伝える日だから……まず、ありがとう」ペコリ
ティア「これはこれは、こちらこそ」ペコリ
アルシェ「まだ出会って一年も経ってないけど、ティアにはいろんなことを教えてもらった」
アルシェ「一緒にご飯を食べると美味しいこと、誰かのためならいつもより頑張れること、なにより、人を好きになるのがどういうことか教えてもらった」
アルシェ「ドキドキして、一人の時でもティアのことを考えて、会いたくなって……」
アルシェ「ティアに出会えたからこの気持ちを知ることができた。きっとこの先も、ティア以外にこんな気持ちにはならないと思う」
アルシェ「……アルシェは、ティアのことが大好きです。恋人になってくれて、本当にありがとう」ニコッ
ティア「……」
ティア「……」
ティア「!!?///」ボンッ
ティア(な、え、あ、アルシェがカッコよすぎます……!)ドキドキドキ
アルシェ「それで、ここからはアルシェのわがまま」
アルシェ「今日は恋人の日だから、アルシェとずっといてほしい。友達にありがとうって言うのは明日にしてほしい」
アルシェ「すっごくわがままなことだって分かってるけど……」
ティア「〜〜〜っ!」キュンキュンキューン
ティア「き、今日はアルシェと過ごします! 学校には帰りません!」
アルシェ「……んっ」
ーーーーー
ーーー
ー
- 434 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:04:17.87 ID:JXCEIYF6o
- ホテルーー
アルシェ「ここはキラキラしてない……」
ティア「普通のホテルですからね」
アルシェ「ホテル……。あっ」
ティア「?」
アルシェ「えっちなこと、するの?」
ティア「し、しません。アルシェが理解できてからです」
ティア「……代わりに、くっついて寝ましょう」
アルシェ「ん」
もぞもぞ ぎゅっ
アルシェ「……あったかい」
ティア「一緒に寝るのも夏休みの旅行以来ですか……」
アルシェ「……ティア」
ティア「はい……?」
アルシェ「来年も、その来年も、クリスマスは二人で過ごそうね」
ティア「……はいっ」
アルシェ「ずっと……ずーっと、ティアのこと大切にするから……」
アルシェ「ずっと……いっしょに……」
ティア「……アルシェ?」
アルシェ「……すー……すー……」
ティア「……もう寝ちゃったんですか」ナデナデ
ティア「全く、プロポーズみたいなことをさらっと言わないでくださいよ」
ティア「ま、そこがアルシェらしいと言えばらしいですけど……」
ティア「……私もアルシェのことが大好きですよ」チュッ
ティア「……おやすみなさい……」
ーーーーー
ーーー
ー
- 435 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:04:44.90 ID:JXCEIYF6o
- そして学校では……
- 436 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:05:11.72 ID:JXCEIYF6o
- 時雨は食堂で人を探していた。
両手に何かを持ち、あたりをキョロキョロと見回している。
「時雨さん?」
後ろからかけられた声に肩を跳ねさせ、振り返った時雨は笑みを浮かべた。
「お、探したよ。晶、イオ」
「アタシ達のことを探してた?」
「な、なんでしょうか……」
「これを渡したくてな。修行を頑張ってる君たちにクリスマスプレゼントだ」
晶達に渡されたのは小さな箱だった。時雨いわく魔力の保存箱であり、普段から魔力を込めておけば好きな時に魔力を取り出せる代物だという。
「あ、ありがとうございますっ。大切にします」
「あとはアルシェにもと思ったんだが……」
「アルシェは恋人と街に出てます。よかったら渡しておきますよ」
「そうか、すまないな。実家が遠方なもので、今日行かないと年末のマホリオの全国大会に間に合わないんだ」
アルシェにも、と魔力の保存箱が晶の手に渡された。
「確かに預かりました」
「それじゃあ私はウィン達に会ってから出発するよ。メリークリスマス……それと、よいお年を」
二人に見送られ食堂を後にした時雨は、その足で寮へと向かった。
ーーーーー
- 437 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:05:40.60 ID:JXCEIYF6o
- ウィン達の部屋の前に立ち、ドアをノックする。
「ウィン、ナナ。入ってもいいか?」
少し遅れてからドアが開き、ナナがひょっこりと顔を出した。
「時雨さん。どうぞどうぞ」
ウィンはベッドの上でシーツにくるまって座っていた。
それを横目に、時雨は荷物の中からお菓子を取り出す。
「二人には……私からは特別な物を渡さなくてもいいだろう。お菓子を買ってきたから二人で食べてくれ」
「はい、いただきます」
ナナがお菓子を受け取る。それはチョッポと呼ばれる細長い棒状のお菓子で、『最後までチョコガッポリ、略してチョッポ』の広告でよく見るものだった。
クリスマス限定の味で、パッケージもきらびやかだった。
「これ高くて買うのためらってたんですよ! ありがとうございます」
にっこりと笑ったナナは、お返しにと小説を渡す。
ウィンと二人で選んだ小説だ。スポーツがメインだが恋愛要素もあり、時雨に少しでも恋愛を学んでほしいという二人からのクリスマスプレゼントだった。
「本か。ちょうどいい、移動中に読ませてもらうよ」
「やっぱり今日出発なんですね」
「ああ。大会に間に合わせるとなるとどうしてもな。二人は日程は大丈夫なのか?」
「ぼ、ボク達は大丈夫」
「……どうしたウィン。顔が赤いぞ? 大会前に風邪か?」
よく見てみれば額はうっすらと汗ばんでおり、頬も赤らんで上気している。
普通ではない様子に時雨は不安を隠せない。
「そ、それはない。大丈夫、うん」
「そうか……? ちゃんと体を温めて寝るんだぞ。全国大会前に風邪を引いては地区代表の名が廃る」
「ウィンさんは私が責任持って元気にさせますから、安心してください。それより時間は大丈夫ですか?」
時計を見ると、そろそろ学校を出ないと魔法列車の出発時間に間に合わなくなりそうだった。慌てて時雨は荷物を担ぎ直す。
「慌ただしくてすまないが……そろそろ行くよ。メリークリスマス」
「はい、メリークリスマスです」
「メリークリスマス〜」
ドアが閉じる。時雨の足音が遠のいて、やっとウィンはベッドから降りてきた。
- 438 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:06:06.69 ID:JXCEIYF6o
- 「ふふ、まさか裸で時雨さんと会話するとは思いませんでしたね?」
「ナナが部屋に入れたんじゃん! やめてって言ったのに〜!」
ウィンは何も身に着けていなかった。
白い肌にはいくつかキスマークがつけられており、今まさに情事が行われていたことを証明していた。
「まあまあ。貰ったお菓子でも食べましょう」
「う〜……」
箱から取り出し「はい」と差し出されたチョッポを、ウィンは無碍にはできなかった。
ぱくりと口に咥えてポリポリと食べ進める。
「もう一本どうぞ」
「ん……」
次のチョッポを口に咥えた瞬間、ナナに顔を抑えられる。
「んっ……!?」
ウィンが理解するより早く、ナナが逆側からチョッポを食べ進めていく。
どんどんと迫るナナの唇からウィンは逃げられなかった。
「んむっ……」
甘いチョコレートの味が口に広がる。
それだけでは飽き足らず、ナナはウィンに舌をねじ込んだ。
チョッポを噛み砕きながら、それを舌で送り込む。唾液と混ざったチョッポは、ゆっくりとウィンに飲み込まれていった。
「んは……あ……」
口を離すと、飲みきれないものがあったのか、でろりとチョコの塊がウィンの胸元へと落ちていく。
それを見たナナはそっとウィンをベッドに押し倒す。
「私が拭ってあげますから動かないでくださいね?」
ナナはゆっくりと顔をチョコに近づけると、それを舐め取った。
だが、チョコがなくなったあとも執拗に舌を往復させている。
「ふっ……んっ……も、もういいよナナ……あっ……!」
舌はゆっくりと胸の上部を滑り、やがて頂点に辿り着いた。
そのままちゅうっと吸い上げてから口を離せば、たぷんと大きく弾んで完璧な丸さで留まった。
- 439 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:06:33.83 ID:JXCEIYF6o
- じんとした甘い痛みが、先端から沁みるように駆け抜ける。
「ふう……きれいになりました」
「な、ナナぁ……」
甘い声でナナに訴えかける。ウィンは太ももをこすり合わせて、もじもじと何かに耐えていた。
「さっきイく直前までいきましたもんね? ちゃんとイかせてあげます」
ふわふわと頭を撫でつけると、そっと太ももを割り開く。
耐えきれないとばかりに薄ピンクのそこは濡れそぼり、シーツに濡れ跡を作っていた。
「ペロ……ッ」
「んぅ……!」
そっと口づけ、そのまま上下に舐めていく。
ひくんひくんと反応するウィンを見ながら、ナナは徐々にスピードを早めていく。
「ちゅぷ、れろ、れろれろ……」
「あっ……! ま、待って、まって、ナナ……!」
構わずナナは舌を出し入れし続ける。
水音が激しくなり、やがてウィンは限界を迎えた。
「だめ、でちゃう、でちゃ……!」
ぷしゅっ。吹き出したのが初弾。
ぶじゃっ! 後を追うようにナナの顔を濡らしていく。
ぷしゃああああ……。そしてそのままシーツも濡らしていった。
「……わあ」
「ご、ごめ……なな……出ちゃった……」
顔を濡らしたナナは、満足そうな顔で微笑む。
「いいんですよ。スッキリしましたか?」
「……うん。全部出ちゃったから……」
「ではこのまま二回戦に行ってみましょうか」
「えっ」
二人の性夜は、日付が変わっても続いたそうな……。
- 440 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:07:01.12 ID:JXCEIYF6o
- ーーーーー
ーーー
ー
- 441 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 00:11:44.04 ID:JXCEIYF6o
- 試験日ーー
クロエ「三年生がいないと校舎も静かね……」
楓「三年生はもう試験もないみたいだしね」
先生「はい、では期末試験を開始しますよ。皆さんしっかり勉強の成果を発揮してくださいね」
先生「では、テスト開始です!」
クロエの座学平均点↓コンマ
クロエの実技平均点↓↓コンマ
>>416によりコンマ+10のボーナス
また1学期満点のため、最低値50保証(ボーナス含め最低点は60になります)
- 442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 00:13:19.77 ID:20fh7j+UO
- とう
- 443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 00:15:16.15 ID:eD3uNQ+3O
- ウィンナナみたいな『普段強い娘が自分より弱い娘に性的に翻弄される』シチュが個人的に大好き
- 444 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 16:54:38.47 ID:JXCEIYF6o
- クロエ(テストの方は順調ね)
楓「よし、実技行こう実技」
晶「テストはだめだったのか?」
楓「う、うるさいなー。なんだかんだそれなりにやれたと思うよ。皆で勉強したし……」
晶「点数いいといいな。その前に……」
楓「実技ー♪」
ーーーーー
先生「飛行技能のテストは終了です。では、固有魔法と魔力のテストに移ります。今年度最後ですから、頑張ってくださいね」
はいっ!
先生「それじゃあ出席番号順で……アートルムさんから」
クロエ「はい」
先生「ではまず魔力の強さを計測します。あちらに向かってシュートを打ってください」
クロエ「魔弾【シュート】!」ゴッ!
先生「あら……。ずいぶん強くなりましたね。いい数値が出てますよ」
先生「では次、固有魔法の宣言と発動をお願いします」
クロエ「闇魔法よ。じゃあ、打つわね」キイ…
クロエ「闇よ……」
- 445 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 16:55:05.30 ID:JXCEIYF6o
- お前は独りだ
- 446 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 16:55:33.47 ID:JXCEIYF6o
- クロエ「ーーッ!!?」ガクッ
先生「クロエさん!?」
クロエ「う゛っ……!」ガバッ
白夢くるくまは、二度とお前の前には現れない
クロエ「いや! いやああああ!!」
お前の側には誰も……
楓「クロエ!」ガシッ!
晶「クロエ、しっかりしろ!」
嵐「先生! クロエのこと保健室まで連れていきます!」
先生「え、ええ。お願い!」
ーーーーー
ーーー
ー
- 447 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 16:56:04.68 ID:JXCEIYF6o
- 保健室ーー
クロエ「……」パチッ
ヒカリ「……あ、起きた?」
ローラ「よかったあ……心配したんだよ」
クロエ「私……」
ヒカリ「テストの実技試験中に倒れたんだよ」
クロエ「そ、そう。急に声が聞こえて……」
クロエ「くるくまさんが学校を離れるんだって思ったら、怖く、なって……」ポロ…ッ
ローラ「前の演劇部の部長さん……だよね? 呼んでこよっか」スクッ
クロエ「待って!」
ローラ「?」
クロエ「だめ、行かないで……怖いの……離れてほしくない……」
ヒカリ「重症みたいだね……」
ローラ「大丈夫。怖くなくなるまで一緒にいるよ」
クロエ「ありがとう、二人とも……」
ガラガラッ
楓「ヒカリー、クロエが落ち着いたら改めて再試験だって」ヒソヒソ
楓「ってありゃ、起きたのか」
クロエ「ええ。心配かけたわね」
楓「じゃあ先生に伝えてくるねー。ゆっくり休んどいて」
ローラ「……楓さんは行っても大丈夫なの?」
クロエ「そうね……ヒカリとローラがいなくなるのが一番怖いから……」
ヒカリ「そっか」
その後改めて行われた実技テストでも本領は発揮できず、追試は免れたものの60点という結果に終わった……。
- 448 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 16:56:38.10 ID:JXCEIYF6o
- 皆の悩み一覧
クロエ 皆を失うのが怖い
ローラ リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ 魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ 昔のことを掘り返されたくない
凜華 水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ 高い所が苦手(解決)
ティア 話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ 恋愛をしてみたい(解決)
楓 吸血鬼の体質で死にかけた
嵐 楓を失いかけた
晶 ケンカで守るべき人を傷付けた
デン 死にたくない
イオ 魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン 戦いがつまらない
- 449 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/26(木) 16:57:04.58 ID:JXCEIYF6o
- 現在の目標
・皆の悩みを解決する
安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください
12/16回目の行動です
- 450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 17:04:11.90 ID:pySUivxw0
- 試験でのことを気に病んでいるクロエを見かねてローラとヒカリが気晴らしにと町へと遊びに誘う
- 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 18:26:11.82 ID:NtIOqXsoO
- 楓のリハビリを目的に>>373
- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 18:31:40.79 ID:yBKjzW7SO
- 闇の悪夢を見たことから不安になり、休日にソフィアに相談に行く
可能ならばローラとヒカリも伴って
- 453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 18:46:34.87 ID:5wLQ4VSA0
- 休日ローラ&ヒカリと外出した帰りにそのままローラの屋敷に誘われ不安定なクロエを真ん中に3人で一緒に添い寝お泊まり
- 454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/26(木) 18:57:21.15 ID:uWU5EuQOO
- ふと演劇部に顔を出したくるくま
生憎クロエ達には会えなかったが百合江に『卒業後もアルトと一緒に公演を見に来る』と約束
なお『アルトと一緒に』の辺りで百合江の百合センサーが反応し進展を根掘り葉掘り聞かれた模様
- 455 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/29(日) 15:31:37.30 ID:eSOuBvYdo
- 空き教室ーー
楓「で、リズと触れあえばいいの?」
クロエ「ええ。リズが暴れたら死ぬこともあるでしょうし、トラウマ対策にはいいんじゃない?」
リズ「しゅあ?」
楓「うーん……本気で死ぬ場面じゃないとああならないしなあ……。多分リズとあたし仲いいから、本気で殺しにはこないでしょ?」
リズ「しゅあ!」コクン
クロエ「そうよね……。友達を襲えなんて言われて襲えないわよね……」
楓「……それよりさ、二人はどうしたの?」
ローラヒカリ「?」
楓「いや、クロエと一緒にいるけど何もしてないから……」
ヒカリ「ああ、クロエが闇の力の影響でボク達から離れられなくなってね」
ローラ「解決できるまでできるだけ一緒にいることにしたの」
楓「あたしよりそっち先に解決した方がよくない?」
クロエ「う……分かってるわよ。さすがにこのままじゃいられないわ」
楓「あたしのことはいいからさ、クロエは自分のことも大切にしなよ。そういうことすると心配する人たくさんいるんだからね?」
クロエ「わ、分かったわ。頑張って解決してみる」
楓「ん、頑張れ」
ーーーーー
ーーー
ー
- 456 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/29(日) 15:32:04.68 ID:eSOuBvYdo
- クロエ「とりあえず今日のところは寝るわ。おやすみなさい」
ローラ「おやすみ、クロエちゃん。寝るまでは一緒にいるからね」
クロエ「毎日ごめんなさいね」
ローラ「ううん、いいの」
ヒカリ「電気消すよー?」フッ
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「ん……」パチッ
クロエ「ヒカリ……ローラ……」ムクリ
クロエ「ヒカリ……? どこ……?」
クロエ「ひ、ヒカリ!」ダッ!
お前は弱い
クロエ「うるさいうるさいうるさいッ!! ローラ! ローラ!!」
お前には誰も近寄りはしない
クロエ「黙れええええええええええええええ!!!!」ゴウッ!!
ーーーーー
クロエ「ぁぁぁぁぁあああああああ!!」ガタガタガタッ!
ヒカリ「クロエ!! クロエ!!」
ローラ「クロエちゃん!!」
クロエ「あ、あ……?」ボケ…
ヒカリ「声は聞こえる? 返事できる?」ペタペタ
クロエ「ヒカ……リ……?」
ローラ「眠ったと思ったらすぐうなされて……」アセフキフキ
クロエ「ローラ……」
- 457 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/29(日) 15:32:31.46 ID:eSOuBvYdo
- クロエ「二人が……いない夢で……闇の声が……」
ヒカリ「うん、大丈夫。二人ともいるよ」
ローラ「今日は一緒に寝よっか。先生にも話せば分かってもらえると思うし」
クロエ「うん……一緒がいい……」ウト…
ローラ「……おやすみ、クロエちゃん」ナデナデ
ヒカリ「……さて、どうやって寝ようか」
ローラ「お布団借りてお部屋の真ん中に敷く?」
ヒカリ「それしかないね」
ーーーーー
ーーー
ー
- 458 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/29(日) 15:32:58.07 ID:eSOuBvYdo
- ソフィアの住む城ーー
ソフィア「それでご学友共々いらっしゃったのですね」
クロエ「ええ。悪夢の頻度と、その時の心の落ち込み方がだんだんひどくなってる気がして……」
ヒカリ「何か心当たりは……」
ソフィア「私にも同じ経験があります。おそらく闇が使い手の心を不安定にさせるために見せてるのだと思いますが」
ローラ「心を不安定に?」
ソフィア「そうすることで抵抗する気力を無くし、取り込みやすくするためではないでしょうか」
ヒカリ「闇もいよいよ本気で襲いに来たってわけか……」
ソフィア「そうなります。ここで心が折られれば、容易く闇に飲み込まれるでしょうね」
クロエ「ここが耐え時ってわけね……」
ソフィア「ただ……」
クロエ「?」
ソフィア「私の場合は周りに友人もいませんでしたから、見る悪夢も自分の体が崩れるような、私自身を対象にしたものでした。当時は自分のこともどうでもいいと思ってましたから、大して悪夢とも感じませんでしたね」
ソフィア「しかし、クロエの場合は友人を失う夢が多いらしいと聞きました。きっととても精神的に辛いはずです」
ソフィア「絶対に悪夢に負けないこと。友人を自分が守るんだと強く想うこと。そう心から強く思わないと、闇に負けてしまうかもしれません」
クロエ「……」
- 459 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/29(日) 15:33:26.17 ID:eSOuBvYdo
- ヒカリ「大丈夫ですよ」
ローラ「私達がいますから」
クロエ「ヒカリ……ローラ……」
ソフィア「よいご学友に恵まれたのですね、クロエ」
クロエ「……ええ」
ソフィア「私からできるアドバイスは先程申したとおり、こころを強く持つことだけです」
ソフィア「どうか負けないでください」
クロエ「ありがとう、ソフィアさん」
ローラ「よーし、それじゃあまず美味しいもの食べに行こう!」
ヒカリ「いいね。元気でるよ、きっと」
ーーーーー
ーーー
ー
- 460 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/29(日) 15:34:04.44 ID:eSOuBvYdo
- 街中ーー
ヒカリ「よし、まずカフェに行こう。凜華さんに教えてもらったおすすめがあるんだ」
ローラ「その後はカラオケだよ。歌ってスッキリしちゃおう」
ヒカリ「夜は水族館でナイトショーを見よう。きっと楽しいよ」
クロエ「二人とも……」
ローラ「ほら、行こっ?」
クロエ「……ええ!」
ーーーーー
ヒカリ「あ、クロエ。ほっぺにチョコついてる」フキフキ
ーーーーー
クロエ「〜♪」
ーーーーー
ローラ「ほら、見てクロエちゃん。この子はね……」
ーーーーー
ーーー
ー
- 461 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/29(日) 15:34:37.43 ID:eSOuBvYdo
- ローラの屋敷ーー
使用人「奥様方からお話は伺っております。お部屋は掃除してありますのでどうぞおくつろぎください」ペコリ
クロエ「あ゛りがと……」
ヒカリ「あはは、クロエ声ガラガラ」
クロエ「歌いすぎたわ゛……」
ローラ「喉にいいお茶をお願い」
使用人「かしこまりました」
ヒカリ「おお、お嬢様っぽい」
ローラ「え、そ、そうかな。偉そうだった?」アワワ
ヒカリ「うーん……かっこよかった、かな」
ローラ「そ、そっか……」テレテレ
クロエ「と、とりあ゛えずお水もらっていい?」
ローラ「あ、うん。どうぞ」
クロエ「んく、んく……」
ーーーーー
ーーー
ー
- 462 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/29(日) 15:35:14.20 ID:eSOuBvYdo
- 寝室ーー
ローラ「外泊許可出たよ。今日は屋敷に泊まっていいって校長先生が」
ヒカリ「よかった。帰るのにも時間かかっちゃうもんね」
クロエ「……」ウト…
ローラ「クロエちゃん、眠い?」
クロエ「ん……」
ヒカリ「最近悪夢のせいで寝不足気味だったもんね」
ローラ「じゃあ早めに寝ちゃおっか」
ヒカリ「ほら、真ん中に寝て」
クロエ「……」コロン
ヒカリ「おやすみ、クロエ」
ローラ「おやすみなさい、クロエちゃん」
クロエ「ん……」
ーーーーー
ーーー
ー
- 463 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/29(日) 15:35:40.57 ID:eSOuBvYdo
- 現在の目標
・皆の悩みを解決する
安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください
13/16回目の行動です
ホワイトデーが存在します
13回目の行動終了後、卒業式となります
- 464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 15:41:37.47 ID:zBZ9xNdFO
- 各所でホワイトデーのお返し祭り
案の定百合江はご堪能中だったが、自分も後輩達からいくらか受け取って動揺
- 465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 17:00:11.61 ID:ourVxcvuO
- 仲間に頼りきりになるわけにもいかないので、座禅を組むなどして精神を鍛える
念のため星光の羅針盤も常備するように心がける
- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 17:40:14.22 ID:XQAh0SkgO
- 卒業が近付き、一層エミール総受けの気が強くなっていた黒魔術部
そんな中で橘花が現れ卒業後の進路として自身の助手(+研究対象)としてエミール達を勧誘
- 467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 20:35:49.12 ID:798CEDBXO
- アルシェとティアによるホワイトデー
>>426で何を作るかは当然分かっているのだが、にも関わらずお互いに嬉しさが頂点になり極甘空間展開
- 468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 22:03:44.68 ID:YjzQf08Y0
- デンから『お返し配りの手伝い』を依頼される
他の子と話ている姿をレナに見せまいというデンなりの気遣いのつもりだったがハブられた事で結局レナは機嫌を損ねる
- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 22:40:01.84 ID:WfoxsndvO
- 見返してたら前スレ>>464でローラは父がいるって言ってるんね
@実はローラのパパ(意味深)だった
A経営上何らかの理由で男が必要だったので父を購入
Bリーケ家は母・父・ママの三親
どれだろう
- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/29(日) 23:41:45.78 ID:5MRoyIYvo
- 4.当時そこまで設定を固めてなかった
も入れてあげて
後から設定が生えてくるのは安価スレのお約束なんだ…(前科あり)
- 471 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2019/12/30(月) 00:08:53.32 ID:yKgTPmIQo
- >>469
4ですね…
あとになって「両親母とママでも書けるじゃん」って思って変えたので、そこまで深く考えてませんでした
その部分はママとして読み替えてもらえれば幸いです
ちなみにローラ母→魔獣関連事業の中心(研究所や保護施設を多数所有)
ローラママ→経営の中心(最近はスタジアムを建設するなどスポーツの発展に注力中)
みたいなイメージで書いてます
- 472 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:07:07.02 ID:4tIUSlXEo
- お久しぶりです
前回行動時に>>454を書いていなかったので、今回の行動の中で採用しました
久しぶりな上に長い投下になってしまいますが、お付き合いください
- 473 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:07:37.04 ID:4tIUSlXEo
- ホワイトデー当日ーー
アルシェ「ティア……これ……」
ティア「わあ、嬉しいです……!」
クロエ「……何あの茶番」
ローラ「ふ、二人が幸せならいいんじゃないかなあ」
アルシェ「食べさせてあげるね」
ティア「は、はい///」
ヒカリ「見てる方が恥ずかしくなっちゃうね……///」
クロエ「あーもー、修行いくわよー」
ーーーーー
クロエ達がいなくなった後、ティアの部屋ーー
アルシェ「はい、あーん」
ティア「あー……」パクッ
アルシェ「おいしい?」
ティア「美味しいです、とっても」
アルシェ「じゃあもっと美味しくしてあげる」
ティア「もっと?」
アルシェ(漫画で読んだ「口移し」を……)パクッ
アルシェ「んー……」
ティア「!?」
アルシェ「ちゅっ……れろ……」
ティア「ぁむ……! ふ、ん……!」
アルシェ「ぷは……。どう? 美味しい?」
ティア「はぃ……/////」ポーッ
ーーーーー
ーーー
ー
- 474 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:08:26.05 ID:4tIUSlXEo
- 修練場ーー
クロエ「じゃあ、ザゼンを組むから」
ヒカリ「そっと出てけばいいんだよね」
ローラ「ダメだったらすぐ出てきてね」
クロエ「ええ」
クロエ「……ふう」ストン
ローラ(それじゃあ……)コソコソ
ヒカリ(うん。外に出よう)コソコソ
ギイ…… バタン
クロエ「……」
クロエ「…………」
???「クロエ」
クロエ「!」ビクッ
晶「あ、悪い。驚かせちゃったな」
クロエ「ああ、晶だったの。どうかした?」
晶「外でヒカリ達に会ってクロエが座禅組んでるって聞いてさ。アタシ道場でよくやってるから手伝えるかもと思って」
クロエ「そうなの? なら手伝ってもらおうかしら」
晶「任せろ。まず、一番大事なのは呼吸だ」
クロエ「呼吸?」
晶「落ち着いて呼吸を繰り返すことで、とっさの時も心を落ち着かせることができるんだ」
クロエ「へえ……」
晶「じゃ、まず体勢から整えてこうか。真っ直ぐを意識して座ってみてくれ」
クロエ「体勢を……」
晶「そうそう。あ、目は閉じなくていい。そして深呼吸。吸って、吐いて」
クロエ「すぅ……はぁ……」
晶「そう。もう一回。吸って……吐いて」
クロエ「すー……はー……」
ーーーーー
ーーー
ー
- 475 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:08:53.80 ID:4tIUSlXEo
- 晶「ラスト。10秒そのまま……」
クロエ「………………」
晶「……よし、いい感じだな。あとはこれをできるだけ毎日すること」
クロエ「ありがとう、晶。だいぶスッキリしたわ」
晶「どういたしまして。アタシも手伝える時は手伝うし、いつでも気軽に声かけてくれ」
クロエ「助かるわ」
クロエ(あとは……星光の羅針盤も常備した方がいいわね。忘れないように持ち歩かないと)
ーーーーー
廊下ーー
デン「あ……クロエさん」
クロエ「あらデン。どうかした?」
デン「えっと、バレンタインのお返しを配るのを手伝ってほしくて……」
クロエ「? 私よりレナの方が……」
デン「機嫌悪くさせちゃうかなって思って……」
クロエ「あー……」
クロエ「分かったわ。そういうことなら手伝わせて」
デン「あ、ありがとう」
ーーーーー
- 476 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:09:27.49 ID:4tIUSlXEo
- デン「こ、これお返し……。バレンタインのときはありがとう」
「えー! お返し!? 嬉しい!」
クロエ「人気ねえ」
デン「私なんか人気になっても仕方ないのにね」
クロエ「はいはい、次行くわよー」
レナ「……」コソッ
ーーーーー
「ありがとー。ありがたくいただくねー」
クロエ「これで全員ね……疲れたわ」
デン「手伝ってくれてありがとう。すっごく助かったーー」
レナ「デン!」
デン「わっ!?」
レナ「なんでクロエと一緒にお返し配ってるのよ」
クロエ「あら、何か困ることでもあるの?」
レナ「べ、別に困ることなんかないけど……」
クロエ「ならいいじゃない。デンが誰と配ったって問題ないわ」
レナ「うぐぐ……!」
デン「れ、レナさん!」
レナ「なによ」
デン「こ、これ……バレンタインのお返し」
レナ「!」
デン「バレンタインにチョコくれた人と一緒にお返し配るのも変かなって……」
- 477 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:09:54.75 ID:4tIUSlXEo
- クロエ「あら」
クロエ(デンも中々隅に置けないわね)
デン「レナさんがくれたの手作りのチョコだったから、私も手作りなんだけど……形とか味とか良くないかも……」
レナ「そ、そんなの素人のチョコに求めてないわよ」
デン「そ、そう?」
レナ「……♪」
クロエ(あーあ、ずいぶんご機嫌になっちゃって)
デン「あ、それと一緒に配ってくれたお礼。はい、クロエさん」
クロエ「あら、ありがとう」
レナ「……」ジトー
デン「さ、さすがに何もお礼しないわけにはいかないから」
クロエ「そ、そうね……あはは……」
クロエ(わざわざレナのいるところで渡さなくたっていいでしょ……!)
ーーーーー
ーーー
ー
- 478 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:10:23.98 ID:4tIUSlXEo
- 部室ーー
百合江「も、持ちませんわ……」ボタボタ
百合江(本命を贈ったと思われる子が予期せぬお返しに顔を染めていたり、他の子とは明らかに違う包装のお返しを用意している方がいたり、バレないよう周りを気にしながらロッカーにチョコを置く方がいたり……)
百合江「なんて……幸せ……!」
「あ……!」
百合江「?」
後輩「あ、あの……! 舞台、素敵でした! バレンタインには渡せなかったんですけど、これ、チョコです!」バッ
後輩「し、失礼しましたっ!」タッタッタ…
百合江「……」ポツン
百合江「これ……私に……?」
百合江(わ、私は見る専ですわ。こんな、こんな……!)
百合江「と、とにかく今日のところは自室で休みましょう。血を流しすぎましたわ……」フラフラ
百合江の部屋ーー
百合江「あら、ポストに何か……」ヒョイ
百合江「『百合江先輩へ』……ま、まさかチョコですの!?」
百合江のクラスメイト「あ、百合江。これ百合江に渡してって頼まれてさ。はい、確かに渡したからね」
百合江「これは……ま、またチョコ……!」
百合江(こ、こんなにチョコが……。とてもありがたいことですわ。でも、私は百合に混ざりたい訳ではありませんの……)フッ
- 479 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:10:51.44 ID:4tIUSlXEo
- 百合江のクラスメイト「百合江ってさー、誰かと付き合ったりしないの?」
百合江「へっ!?」
百合江のクラスメイト「誰それが付き合ってるとかお似合いだとかよく言ってるけど、百合江自身はどうなのかなーって」
百合江「わ、私は誰かとお付き合いするつもりはありませんわ。見るだけで十分ですの」
百合江のクラスメイト「ふーん……恋愛いいと思うんだけどなー。私も最近毎日楽しいし」
百合江「その口ぶり……誰かとお付き合いを始めたのですわね」
百合江のクラスメイト「う、バレたか」
百合江「お相手は……」コショコショ
百合江のクラスメイト「せ、正解。すごいね百合江」
百合江のクラスメイト「ま、恋愛はいいよって話。やっぱり見るのとするのじゃ全然違うよ。百合江もいい人見つかるといいね」
百合江「いい人……」
百合江のクラスメイト「んじゃーね。あとでお礼言っとくんだよー」
百合江「え、ええ……」
ーーーーー
ーーー
ー
- 480 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:11:17.89 ID:4tIUSlXEo
- 卒業式前日、黒魔術部ーー
黒魔術部員「え、エミール。あのさ、卒業したら私と……」
黒魔術部員2「エミール! 卒業記念のお出かけしよう!」
エミール「あ、あわわ……みんな落ち着いて……」
こんこん ガチャッ
橘花「エミール、いるか」
エミール「あ、き、橘花先生。どうしました?」
橘花「いやなに、簡単なお誘いだよ」
エミール「お誘い……?」
橘花「卒業したら私の元で助手をしないか?」
部員「!」ザワッ
橘花「もちろんその魔法の研究を私にさせるという条件付きだが……どうだ?」ウキウキ
エミール「あ、え、えと、ごめんなさい。それはできません……」
橘花「なぜだ! しっかり給料は出すぞ! 手当もちゃんと付ける!」
エミール「進学先ありますし……」
橘花「……」
橘花「そうだな。卒業するとなると進路は決まってるか」
黒魔術部員「残念でしたね橘花先生。エミールは私達と大学生活を謳歌するんですよ」
橘花「なら四年後だ」
エミール「へ?」
橘花「お前の四年後を予約する。大学を卒業したらすぐここに来い。エミールなら大歓迎だ」
橘花「他の部員も、エミールの魔法について知りたければ研究員として雇おう。これでも私は学会じゃ多少は名の知れた魔法研究家だ。ここの部員を抱え込むくらいの給料は出せる」
エミール「な、なんでそこまでするんですか……?」
- 481 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:11:44.29 ID:4tIUSlXEo
- 橘花「お前の(魔法の)全てを知りたいからだよ、エミール」
- 482 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:12:11.64 ID:4tIUSlXEo
- 部員達「!!!」ザワザワザワッ!
エミール「そ、そうですか……///」
橘花「どうした、顔が赤いぞ」
エミール「い、いえ。あ、あの、四年後、本当に来るかもしれませんよ」
橘花「大歓迎だと言っただろう。何が起こるか分からない魔法使いなんて、他に聞いたことがない。研究家としてはぜひ研究したい対象だ」
エミール「じ、じゃあ……四年後……また、会いに来ます」
橘花「ああ、待ってる」
橘花「……それじゃあ、伝えることは伝えたし私は行くとするよ」スタスタ
黒魔術部員2「行っちゃった……」
黒魔術部員「ほ、ほんとに大学卒業したらここにくるの?」
エミール「ど、どうなるかは分からないけど……来てもいいかなって……」
黒魔術部員「ここにいる部員だけがライバルだと思ってたのに……!」ボソッ
エミール「?」
ーーーーー
ーーー
ー
- 483 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:12:39.47 ID:4tIUSlXEo
- そして卒業式ーー
樹「……以上で、卒業式を閉式いたします」
パチパチパチパチ……
クロエ(式はつつがなく終わった。式の途中で別れを惜しんで涙を流す人も何人かいて……私もその内の一人だった)
ヒカリ「クロエ、行こう。見れなくなっちゃうよ」
クロエ「そうね……ぐすっ。卒業生と在校生で最後のマホリオだものね」
ーーーーー
グラウンドーー
先生「卒業生は誰と戦いたいか指名してくださいね。もちろんマホリオ不参加でも大丈夫ですよー」
ざわざわざわざわ
クロエ「さすがにウィンさんは大人気ね……」
ヒカリ「プロ級の人と戦う経験なんてそうそうできないもんね」
先生「えーっと……あ、クロエさん。対戦指名ですよ」
クロエ「わ、私? 誰かしら……」
ーーーーー
- 484 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:13:17.51 ID:4tIUSlXEo
- くるくま「やあ」
クロエ「くるくまさんだったのね。百合江部長と戦わなくていいの?」
くるくま「彼女とは部活の中でいろいろ語り合ったしね。それにマホリオも得意ではないし……」
クロエ「なら喜んで試合を受けさせてもらうわ。凜華とモミジもいいわよね?」
凜華「もちろん」
モミジ「うん!」
アルト「そ、それじゃあよろしくね」フワ…
審判「試合開始ー!」
クロエくるくま「シュート!」ゴッ!
ーーーーー
ーーー
ー
凜華「ありがとうございました」
アルト「あ、ありがとうございました」ペコリ
モミジ「今回も負けちゃったね」
クロエ「ええ。やっぱり先輩達は強いわ」
くるくま「そんなことないよ。そもそも魔力量が違う三年生に対してあそこまで善戦できるのがすごいんだから」
クロエ「そう言ってもらえると嬉しいわ」
くるくま「うん……最後にふさわしい楽しい試合だった。ありがとう」
クロエ「……そうね」
くるくま「それじゃあね、クロエくん。これから大変かもしれないけど……頑張って」
クロエ「ええ」
ーーーーー
ーーー
ー
- 485 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:14:45.82 ID:4tIUSlXEo
- 部室ーー
くるくま「あ、いたいた」
百合江「くるくまさん……」
くるくま「百合江くん、演劇部を頼んだよ」
百合江「はい」
くるくま「ま、時々見に来ちゃうかもしれないけど……許してくれると嬉しいな」
百合江「もちろんですわ。くるくまさんが見にいらしてくだされば、部員みんな気が引き締まるはず」
くるくま「そう? じゃ、アルトと一緒に遊びに来るよ」
百合江「……アルトさんと?」ギラリ
くるくま「あ……」
百合江「何か進展はありましたの!? 最近はお二人で何をなさって!?」ハアハア
くるくま「あ、あー。今晩卒業記念のパーティーに呼ばれてたんだったー。時間だからもう行くよー。またねー!」
百合江「くっ、なんて下手くそな演技を……!」
百合江「……」
百合江「……卒業おめでとうございます、先輩」
ーーーーー
ーーー
ー
白夢くるくまが卒業しました。
アルト・ナナリーが卒業しました。
エミール・ストライアが卒業しました。
アリサ・シルフィが卒業しました。
- 486 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:15:12.50 ID:4tIUSlXEo
- 夜、自室ーー
ヒカリ「三年生がいないと、寮もこころなしか静かだね」
クロエ「そう、ね……」
ヒカリ「……クロエ?」
クロエ「……っ」ポタッ
ヒカリ「……」ナデナデ
クロエ「卒業って……寂しいわね……」グスッ
ヒカリ「うん……」
クロエ「人が、離れて……っ」
ヒカリ「クロエ、落ち着いて。クロエを嫌って離れた訳じゃない。分かるでしょ?」
クロエ「頭じゃ分かってるつもり……。でも、心の中で黒い部分が叫ぶの。『お前から人が離れていくぞ』って……!」
ヒカリ「クロエ……」
クロエ「怖い。怖いの……」ガタガタ
ーーーーー
樹「……!」ゾクッ
ーーーーー
クロエ「!」ビクッ!
ヒカリ「怖がらないで。大丈夫だから」
クロエ「ち、違うの……」
ヒカリ「え?」
クロエ「闇が……来た……」フラ…
- 487 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:15:40.26 ID:4tIUSlXEo
- 中庭ーー
ウィン「来たねー」
クロエ「……」フラフラ
ヒカリ「クロエ、掴まって」
ローラ「嫌な予感がして出てきたけど……」
ティア「正解みたいですね」
アルシェ「ん」
レナ「デン、今日来ることってあった?」
デン「ううん……初めて」
凜華「前部長にはよくしてもらったからね。それで仲良くなったから……」
モミジ「その分、反動が……」
樹「みんな、来るわよ」
ず……っ
がしゃどくろ?「ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! !」
ラピス「う……なんですかあれ……」
クリア「き、気持ち悪い……!」
ナナ「前やってきた骨に、肉がところどころ付いてるような……」
クロエ「あ……」フラ…
ヒカリ「クロエ!」ガシッ
クロエ「離して……呼んでるの……」
ヒカリ「違う! あいつはクロエを喰う気だ!」
クロエ「あ……う……!」ズキッ
クロエ「頭が……いた……い……!!」ズキズキズキ
- 488 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:16:26.60 ID:4tIUSlXEo
- ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『もう二度と白夢くるくまは会いに来ない』
『お前の力が恐いからな』
ラミー『黙りなさい! お前の言葉なんかに力はない!』
クロエ「……ラミーさん……いるのね」
ラミー『ええ、そう。それと……ごめんなさい。この闇は私を取り込んだことで知能を得たみたいなの。そして、あなたの心が不安定になったことを察知して、不完全な姿ながらもあなたを襲いに来た……』
クロエ「だから今日来たってわけね」
ラミー『ただ、私が中にいるせいで闇自身も私に影響されている。今日は絶対に手を出させないわ』
『クロエ、お前の心は弱い』
『何も考えず闇に飲み込まれた方が楽だぞ』
ラミー『あなたが心を強く持てば闇は諦めるはず。頑張って……!』
クロエ「……」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
- 489 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:16:58.42 ID:4tIUSlXEo
- ヒカリ「クロエ、クロエ!」
クロエ「……あ」ピク
ローラ「よかった……気がついた?」
クロエ「あの中に……ラミーさんが……」
樹「!」
クロエ「ラミーさんが、闇を止めてくれてる……!」
樹「ラミー……」
ウィン「どおりであの骨モドキが動かないわけだ」
ナナ「どうするんですか……?」
樹「助けに行きたいとは思うけど……そのせいで闇が暴れだすのが恐い」
クロエ「……ふん。なら悩むことはないわ」
クロエ「ローラやヒカリ達みんなに支えてもらえば、私の心は折れたりしない。そうなればあの不完全な闇くらい撃退できる」
時雨「なるほどな。ウィン、用意しておいて損はなさそうだ」
ウィン「うん」
樹「……ダメな校長ね。生徒を危険に晒すのを分かっていながら、気持ちが抑えられない」
ナミネ「そんなことありません。今の校長先生、とっても素敵ですよ」
樹「……私の愛しい生徒達、信じてるわよ」フワ…
クロエ「校長先生、念の為これを」
樹「星光の羅針盤……まさか私が使うことになるなんてね」
- 490 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:17:26.96 ID:4tIUSlXEo
- 樹「……ラミー、今行くわ」フオン!
がしゃどくろ?「イ ツ キ … … コ ナ イ デ … … ! !」
樹「さあ、私を食べなさい!」
がしゃどくろ?「ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」
ばくんっ!!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
闇の体内ーー
樹「ラミー! いるなら返事をして! ラミー!!」
ラミー「…………」
樹「ラミー!」ペタペタ
樹「息はしてる……本当に生きてたのね……!」グスッ
樹「ううん、泣いてる場合じゃないわ。すぐにこの絡みついてる闇も剥がして……外に出してあげるから……!」ベリベリ
『ソイツに触れルなア!!』バシュッ!
樹「魔弾【シュート】!」ゴウッ!
樹「邪魔をしないで。今私は忙しいの。魔弾【シュート】!」バリイッ!
樹「ほら、ラミー。闇は全部剥がれたわ。すぐに外に出ましょう」
『コノ暗闇ノ中、ドウ帰ル気ダ』
樹「ご心配どうも。……星光の羅針盤よ、道を示せ!」キイイ…!
『ヤメロ! ソイツヲツレテイクナ!!』ズルズルズルッ!
樹「……はあ。拘束解除【リミットブレイク】」ゴオオッ!
樹「邪魔な触手ごとぶち抜くわね?」キイイ…
樹「魔弾【シュート】」
カッ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
- 491 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:17:54.98 ID:4tIUSlXEo
- ウィン「っ」ゾクゾクッ!
どおおおぉぉぉぉぉん……!!
がしゃどくろ?「ア … … ガ … …」
ナミネ「な、なんですか今の! 校長先生は大丈夫なんですか!」
ウィン「大丈夫。今のは……」
樹「ふう」スタッ
樹「ナナさん。ラミーをお願いできる?」
ナナ「は、はい!」
クロエ「助けられたのね……。よかった……」
アルシェ「……えっと……どなたでしょう」
樹「ああ、この姿を見せるのは初めてだったかしら。私は樹よ。普段の姿は魔力を抑えてるだけで、こっちが本当の私」ドタプーン
アルシェ「そ、そうだったんですか」
ウィン「さっきあいつの腹に穴が空いたのも、校長先生が魔法を撃ったから」
樹「さすがウィンさん。正解」
ウィン「ぜひその姿でお手合わせ願いたいな」
樹「それはーー」
がしゃどくろ?「ガ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! !」
樹「……後で話しましょうか」
- 492 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:18:24.21 ID:4tIUSlXEo
- ウィン「……空気読んでくれないかなー。魔弾【シュート】」ズゴオッ!
がしゃどくろ?「グ ガ ア ア ア ア ! ! !」ボロボロボロッ
がしゃどくろ?「グ … … ! マ リ ョ ク … … コ ワ ス … … ! !」ズズン…!
樹「! 寮の方に!」
寮、楓と嵐の部屋ーー
楓「は、はっ、こわい……っ、からだ、うごかな……」
嵐「楓……」ギュッ
楓「ううぅぅぅぅ!!」ガバッ
楓「二人とも、もう、はなれて」ゼエゼエ
楓「死が……ここに迫ってきてる……」
晶「……」スクッ
嵐「おい、晶! 楓を見捨てるのか!?」
晶「違う……」
嵐「え?」
晶「楓はアタシが守る!!」
- 493 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:18:57.97 ID:4tIUSlXEo
- 中庭ーー
時雨「く……! 間に合え……!!」ギュン!
がしゃどくろ?「コ ワ レ ロ ! !」
晶「炎弾【ファイアボール】!!」ボウッ!
がしゃどくろ「ギ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」ボロボロボロッ
時雨「ナ、ナイスタイミング……」
晶「ど、どーだ! 熱かっただろ!」ガタガタ
クロエ「晶……」
がしゃどくろ?「ク ズ レ ル … … カ ラ ダ ガ … …」ボロボロボロ…
がしゃどくろ?「ツ ギ ハ … …」ボロッ…
しゅううううう……
クロエ「……消えた」
ヒカリ「大丈夫だった?」
クロエ「ええ……なんともなってないみたい」
晶「く、クロエー!」タタタッ
クロエ「晶……」
晶「あ、アタシ、アタシ……!」カタカタ
クロエ「大丈夫よ。あなたはもうルールがなくたって、自分の意志で魔法が撃てるわ」
晶「そ、そうだ! 楓!」ダッ
樹「今日のところは無事乗り切れたみたいね……」
ラピス「今日はもう解散した方がいいですね。みなさんも疲れてるみたいですし」
樹「そうね。明日から春休みだし、話し合う時間はあるはず」
クロエ「じゃあ、今日のところは解散で……」フラッ
ヒカリ「おっと」ガシッ
ローラ「また三人で寝よっか」
クロエ「うん……」
ーーーーー
ーーー
ー
- 494 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:19:25.08 ID:4tIUSlXEo
- 皆の悩み一覧
クロエ 皆を失うのが怖い
ローラ リーケの娘として見られたくない(解決)
ヒカリ 魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ 昔のことを掘り返されたくない
凜華 水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ 高い所が苦手(解決)
ティア 話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ 恋愛をしてみたい(解決)
楓 吸血鬼の体質で死にかけた
嵐 楓を失いかけた
晶 ケンカで守るべき人を傷付けた(進行中)
デン 死にたくない
イオ 魔法で人を傷つけた(解決)
ウィン 戦いがつまらない
- 495 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/09(木) 20:19:52.33 ID:4tIUSlXEo
- 現在の目標
・皆の悩みを解決する
安価↓〜↓5自由行動安価
今後5日程度の行動を指定してください
14/16回目の行動です
- 496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 21:11:28.71 ID:7L3D/TeN0
- 闇との決戦に向けて皆で戦闘訓練
クロエは別室で晶の指導のもと精神修行。晶自身も先日の闇襲来時に魔法を撃った感覚を想起してイメージトレーニングを行う
- 497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 22:27:30.94 ID:0sm4JS1e0
- せっかくだからラミーとお話しよう
- 498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/10(金) 02:06:46.89 ID:Fx6g6zfUO
- デンにこれまでのループであのようなこと(ラミー救出など)があったかどうかを確認
- 499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/10(金) 03:33:23.79 ID:PkeTGFrA0
- 嵐に先日の件で晶と違い楓のために何もできなかったことが悔しいとうち明けられる。ナナのことを守りながらでも強いウィンを参考にするため嵐の悩みのことも含め話をしてみる
- 500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/10(金) 03:57:04.99 ID:GajtmB/q0
- 精神修行後、ローラとヒカリを探しに行くと、二人が仲良く談笑しているところを発見。ちょっともやっとした気分に
- 501 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/15(水) 00:40:56.33 ID:N9SE1mlPo
- 校長室ーー
クロエ「ラミーさん、今いいかしら」
ラミー「は、はい?」
クロエ「会わせたい人がいて……。デン、入ってきていいわよ」
デン「し、失礼します」
ラミー「はじめまして」ペコリ
クロエ「なんて言ったらいいかしら……デンはこの一年をループしてるらしいのよ」
ラミー「ループ……?」
クロエ「それで、最後の対策にいろいろ話し合おうと思って」
クロエ「まずそうね……今までラミーさんと会ったことは?」
デン「な、ないよ」
クロエ「じゃあラミーさんのこと紹介したほうがいいわね。ラミーさんは……」
樹「ラミーはここの生徒よ。クロエさんと同じ闇魔法の使い手で、最後の試練の時私を守るために自分から闇に飛び込んで……」
デン「す、すごいですね。誰かを守るために自分を犠牲になんて」
ラミー「樹が傷つくのが嫌だったから……」
樹「ラミー……」
デン「な、なんか雰囲気が……」コソコソ
クロエ「二人とも好きあってるみたいよ」コソコソ
デン「ええっ」
樹「……こほん。というわけで私は二度とラミーを危険な目に合わせたくないわ」
- 502 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/15(水) 00:41:24.20 ID:N9SE1mlPo
- ラミー「で、でもわたしクロエさんの先輩だもん……! 闇への対処法ならわかってるつもり……」
クロエ「確かにラミーさんが味方になってくれるのは心強いわ。でも、校長先生の言い分も分かる」
デン「……作戦指示だけもらうとか」
クロエ樹「それよ!」
樹「それなら許可できるわ」ウンウン
ラミー「確かに魔法の実戦経験もずっとないし……それならできるかも」
クロエ「ナイスよ、デン!」
デン「じゃ、じゃあ私が知ってることも伝えておくね。どうせなら情報はたくさんあったほうがいいし」
クロエ「そうね。頼むわ」
樹「ならこの部屋を使ってていいわよ。私は試練に向けて、校舎や寮に防御魔法を上掛けしてくるから」
クロエ「なら私も修練場で精神修行してくるわね」
樹「頑張ってね、ラミー」ナデナデ
ラミー「う、うん。頑張るね」
クロエ「見せつけてくれるわね……」
樹「もう会えないと思ってた人に会えたのよ。これくらい許しなさい」
クロエ「はいはい。じゃあね、デン。頼んだわよ」
デン「うん」
ーーーーー
- 503 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/15(水) 00:41:51.30 ID:N9SE1mlPo
- 廊下ーー
嵐「く、クロエ。話し合いは終わったのか?」
クロエ「ええ。どうかしたの?」
嵐「ここじゃちょっと……。どこか別の部屋で話を聞いてくれるか?」
クロエ「ええ、いいわよ」
教室ーー
クロエ「今は春休みで誰もいないし……ここならいいかしら」
嵐「ああ。それで話っていうのは……晶のことで」
クロエ「晶? 楓じゃなくて?」
嵐「楓もまあ、関係あるけど……」モニョモニョ
嵐「晶が魔法を撃てるようになってさ。それがなんか……楓のために俺は何もできなくて惨めだなって……悔しくて……」
クロエ「なるほどね……」
嵐「楓のために俺も強くなりたい。楓を守れるくらい……」
クロエ「ウィンさんみたいになりたいってこと?」
嵐「ウィンさん……」
クロエ「だってあの人、ナナさん守りながら勝っちゃうじゃない」
嵐「あ、ああ。確かにそうだな」
クロエ「やっぱり強い人に弟子入りするのが早いわよね。私が相手するより格段に強くなれると思うわよ?」
嵐「……」ガタッ
クロエ「いい顔ね、嵐。しょんぼりするより、そのいつもの勝ち気な顔してる方が好きよ」
嵐「クロエ、ありがとな!」タッタッタ…
クロエ「頑張りなさいよー」
ーーーーー
ーーー
ー
- 504 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/15(水) 00:42:18.29 ID:N9SE1mlPo
- 食堂ーー
嵐「いた! ウィンさん!」
ウィン「むぐっ!?」ビクッ
ウィン「び、びっくりした……なに?」
嵐「頼む! 俺を弟子にしてくれ!」
ウィン「弟子〜?」
ナナ「ワケアリみたいですね……」
嵐「守りたい人がいるんだ。でも、俺は弱いから……」
ウィン「んーと……たしか君、雷の子だったよね」
嵐「あ、ああ」
ウィン「……わかった。いいよ」
嵐「ほんとか!」
ウィン「ま、詳しいことは後でね。まずはこのケーキを食べてから〜」パクッ
嵐(これで楓のことを……!)メラメラ
ウィン(たまたま転がってきた話だけど……試すにはちょうどいいかな)ペロリ
ナナ「あ、ほっぺについてますよ」フキフキ
ウィン「ん〜」
ーーーーー
ーーー
ー
- 505 : ◆ZOSRNJGVq. [saga]:2020/01/15(水) 00:42:51.72 ID:N9SE1mlPo
- 修練場ーー
晶「よーし、やるぞー」ウキウキ
クロエ「元気ね……」
晶「自分にも魔法が撃てるって思うと心が軽くなってさ。楓のためにも頑張らないとな」
クロエ「楓のためねえ……。嵐も言ってたわ」
晶「そっか。二人でならきっと楓も守れるよな」
クロエ「ええ」
晶「よし、じゃあまずクロエの修行だな。座ってくれ」
クロエ「今日もよろしくね、晶先生」ストン
ーーーーー
ーーー
ー
晶「……よし、大分ブレずに呼吸できるようになったな」
クロエ「そう? 指導がいいからかしら」
晶「クロエが真剣にやってくれるからだよ。さてと……」
クロエ「晶も修行?」
晶「ああ。あの時の感覚を忘れないようにな」
クロエ「みんなも外でマホリオ形式の練習してたし……ありがたいことだわ」
晶「クロエを闇に飲まれるなんてごめんだからな。みんなそうならないために必死なんだよ」
クロエ「私も闇の仲間入りなんてごめんよ」
晶「その意気だ。大事なのはまずは気持ちだからな」
晶「……そうだ。クロエはもう今日は終わりか?」
クロエ「そうね……みんなの様子も見ておきたいし、そろそろ終わろうかしら」
晶「ならさ、時雨さんを呼んできてほしいんだ。やっぱりあの人がいた方が気も引き締まるしな」
クロエ「分かった。呼んでくるわ」
ーーーーー
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