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【安価】女探偵「奇々怪々な事件ならおまかせあれ」
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◆VewnKbCuMWTD
[saga]:2020/03/01(日) 20:12:24.45 ID:MhZfMzmZO
奈月(まぁ、決定的な瞬間を撮っちゃうのが一番手っ取り早いよね)
女子高教師「本当にうまくいくんですか、こんなの……」ヒソヒソ
奈月「任せてください。私こう見えて鍛えてるんで、いざというとき走るのめっちゃ速いですよ」
女子高教師「バレるかどうかの心配ですよ!? あなたはともかく私はバレたら即アウトなんですから!」
奈月「勤め先の生徒と付き合う方がチャレンジャーだと思いますよ、せんせい♥」
女子高教師「っ……!」
放課後。
奈月は売春の決定的証拠を掴むため、依頼主である男性教師と一緒に校舎内を歩いていた。
学園という閉ざされた空間で、よそ者が怪しまれることなく内部に潜り込むのは極めて難しい。
だが、奈月はいつもの人懐っこい笑みを浮かべながら廊下を堂々と歩いていた。
途中、何人かの生徒や教師とすれ違ったが、奈月の存在が怪しまれることはなく、むしろ挙動不審となった男教師の方が怪訝な目で見られていた。
奈月は迷いのない足取りで理事長室に向かう。
歩みに合わせ、ひだのついたチェックスカートが揺れた。すらりと伸びた健康的な太ももが、白い素肌を大胆に晒している。
奈月は今、その学園の制服を着て女子生徒に扮していた。
奈月「この制服かわいいですねー! ふふ、私もまだまだイケますよね?」
女子高教師「そ、そうですね……」
奈月「ちょっと、今のはジョークですよ。ツッコんでくれないと私が痛い人みたいじゃないですか」
奈月はそういうが、実際のところ違和感はほとんどないといってよかった。
やや背は高く要所要所の発育はいいものの、幼さの残った端正な顔立ちのおかげで女子高生として十分通用した。
そもそも、年齢で言えば奈月は去年まで高校三年の一つ上でしかない。探偵としていろいろと危ない橋を渡ってきているとはいえ、彼女もまだまだ少女だった。
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