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【艦これ】提督「安価とコンマで学校生活」加賀「その5ね」【安価・コンマ】

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444 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 00:59:08.34 ID:d7eClbj30
――霞家


霞「……///」カキカキ

霞(うぅ、どうしても提督さんのことばかり考えちゃう……それじゃダメ!勉強に集中しないと……!///)カキカキ

ピンポーン!

霞「……!///」

提督『6周目提督だ。霞ちゃん、いるか?』

霞「……っ!///」ダッ

ガチャッ

霞「て、提督さん!遊びに来て……///」チラッ

如月「………」

霞「………」

霞(何でアンタまで一緒なのよ……折角、提督さんと2人きりになれると思ったのに……)

提督「……急に訪ねてすまない。大事な話があるんだ。今、大丈夫か?」

霞「大事な話……」

霞(サキュバスがいるってことは、少なくとも……告白だとか、そういう類の話じゃないわよね……って、何考えてるのよ私は!///)フルフル

如月「……!」

霞「……えぇ。ほら、入って」スッ…

提督「……お邪魔します」

如月「………」

如月(この子、もしかして……)
445 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 00:59:55.67 ID:d7eClbj30
霞「……それで、大事な話って?」

如月「私達を集めたということは、少なくとも……普通の悩み相談じゃないわよね?」

提督「………」コクリ

提督(覚悟を決めろ、俺……瑞鶴を救う為だ……!)

提督「……実は、俺が受け持つクラスの生徒が強姦被害に遭っている」

霞「っ!?」

如月「えっ……!?」

提督「いや、インキュバス関係じゃない。加害者は生徒の同級生だ」

霞「インキュバス関係無く大問題じゃない!」

如月「そうよ!提督さん、ひょっとしてそのことで悩んで……」

提督「そして……俺も、加害者の1人なんだ……」ギリッ…

霞「……はぁ!?」

如月「ちょ、ちょっと待って!?加害者って……」

提督「今から半年……いや、もう1年ほど前か?その生徒が男子生徒に強姦されている所を目撃して……」

提督「すぐにでも止めに入ろうと思ったはずなのに、急に性欲が湧き上がって来て……!」

霞「……!」

如月「……!」

提督「理性で抑えようとしても、思考が性欲で染まってしまって……その生徒を襲ってしまったんだ……!」

提督「その後も、何度も何度も同じ生徒を襲って……自分で自分を制御出来なくなって……っ!」ギリッ…!

提督「最終的には、その生徒には許してもらい、俺が責任を取ることにしたが……それでも、俺が教師失格だということに変わりない……!」

霞「ッ!」ズキッ

霞(えっ、う、嘘……責任を取るって、それ……じゃあ……提督さんには、もう……)

霞「……っ!」フルフル

霞(い、今はそんなこと考えてる場合じゃないでしょうが!提督さんが話した内容って……!)
446 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:02:26.90 ID:d7eClbj30
提督「……生徒は今も、同級生達に弱みを握られた状態なんだ。強姦された日の映像を録画されているから、迂闊に他の教師に相談も出来ない」

霞「………」

如月「………」

提督「俺が指導しようとしても、説得力も無ければ……同級生を刺激してしまって、彼らが生徒の映像をSNS……インターネットに流出してしまいかねない」

提督「だからこそ、魔法や魔術という不思議な力を扱える……2人にしか頼めないことなんだ……!」スッ…

霞「……!?」

如月「て、提督さん!?土下座なんて……」

提督「頼む……!俺のことはどうしてくれても良い!通報したり、今すぐここから叩き出してくれても良い!」ジワッ…

提督「俺が許されないことをしたという自覚はある……それでいて、今まで自首さえ出来なかったクズ野郎だということも分かってる……!」ポロポロ

提督「だけど、生徒のことは……今も同級生からの強姦被害に苦しむ生徒だけは、助けてやってほしいんだ……!」ポロポロ

霞「………」

如月「………」

提督「こんなこと、虫が良い話なのは分かってる……!だけど、頼む……!生徒の為に……!」ポロポロ

霞「………」チラッ

如月「………」コクッ

霞「……顔を上げて、提督さん」

提督「だが……」ポロポロ

如月「……結論から言うと、提督さんは悪くないわ」

提督「なっ……!?そ、そんなはずないだろ!俺は、自分の教え子に手を出して……」ポロポロ

霞「その時、まるで自分が自分で無いかのような錯覚に陥らなかった?」

如月「性欲が暴走している時、誰かに乗っ取られたかのように……思考が働かなくなって……」

提督「……!」ポロポロ

提督(た、確かに……瑞鶴を襲った時は、まるで自分とは思えないような状態になって……)
447 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:03:40.41 ID:d7eClbj30
霞「……前に説明したわよね?インキュバスには、人型だけでなく憑依する奴もいるって」

提督「あ、あぁ……ついこの間、そんな話を……ま、まさか!」

如月「えぇ。提督さんの心には、インキュバスが憑依している可能性が高いわ」

霞「半年前から1年前という話も、魔界から奴らが逃げ出した時期と一致するもの」

提督「そ、そんな……だが、今は正気で……」

霞「奴らも決して馬鹿じゃない。普段は心の奥底に潜んでいて、私達のような魔族やサキュバスにバレないようにしているの」

如月「だけど、憑依した人間が性欲を掻き立てられた時や……インキュバス自身が誰かを襲いたいという欲求に駆られた時……」

提督「……宿主の性欲を刺激、するのか?」

霞「そうよ。しかも、奴らは宿主の性欲だけでなく倫理観や理性さえ一時的に欠如させる」

如月「だからこそ、宿主は突然湧き上がる性欲を抑え切れなくなって……ターゲットの女性を強姦してしまうのよ」

如月(最初は単に行為の時だけ性格が豹変すると思い込んでいたけど……まさか、提督さんにインキュバスが憑依していたなんて……!)

如月(どうして初対面の時に気付かなかったのよ、私……!いや、あの時の私は初心だったから、インキュバスの憑依を考える余裕なんて無かったけど……)

提督「………」

提督(俺の、心の中に……インキュバスが……じゃあ、今まで頭の中に不埒なことばかり浮かんでいたのは……)

霞「……その生徒さんのことより、まずは提督さんね」スッ…

提督「……!」

霞「今から提督さんに精神干渉魔法をかける。それで心に寄生しているインキュバスを引きずり出して討伐するわ」

如月「で、でも、精神干渉魔法って……」

霞「……そんじょそこらの魔法使いと一緒にしないで。伊達に魔法の勉強を積み重ねて来ていないわ」

霞「戦闘時は厳しいけど、こうして魔法を確実に発動出来る状況なら……失敗なんてしないんだから!」カッ…

提督「………」

提督〈俺の中にインキュバス?そんなのいる訳ないだろうが!こっちは真剣に話してるんだぞ!?こうなったら、こいつらを犯して……!〉

提督「っ!」フルフル

霞「……!」

如月「どうしたの!?」

提督「い、今、また……いつもの衝動が……!」

霞「こいつ!無駄な抵抗を……さっさと出て来なさいったら!」パァッ

提督「うっ……!?」ドクン…

提督(む、胸が……苦し……っ!?)
448 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:04:14.22 ID:d7eClbj30
『……ぐああああああああッ!?』シュルルルッ…!

提督「ッ!?」

提督(な、何だこれは!?俺の胸から、真っ黒な霧が……!?)

霞「………」

霞(よりによって、提督さんに憑依するなんて……しかも、提督さんを苦しめ続けて……!)ギリッ…!

霞(許さない……よくも私が初めて好きになった人を、ここまで追い詰めて……絶対、許さないんだから……!)

霞「……死ねッ!!」カッ…!

『畜生!こんなことでバレるなんて!ぎゃああああああああああああああああッ!?』パァァ…ッ

サァーッ…

提督「……き、消えた」

如月「……消滅させたのね」

霞「……あんなクズ、消し去った方が良いのよ。世の中の為にも……」

如月「………」

如月(でも、本当は……怒ってたんでしょう?提督さんを苦しめた相手だから……)

提督「……っ」ウルッ…

霞「……!」

如月「……!」

提督「そう、か……俺に、インキュバスが憑依して……それで、俺は……あんなことを……」ポロポロ

提督「でも、そんなの言い訳だ……俺が生徒に手を出してしまったという事実は、変わらない……」ポロポロ

提督「結局、俺は……教え子に欲情して、挙句の果てに強姦してしまった……クソ野郎じゃないか……!」ポロポロ

霞「……自分を責めないで。奴らに憑依されてしまえば、その干渉に抵抗出来る人間はいないもの」

如月「そうよ。悪いのは提督さんを操っていたインキュバスで、貴方に罪は……」

提督「くっ……うぅっ……!」ポロポロ

霞「……っ」ズキッ…

如月「………」

霞(提督さん……ずっと、悩み続けていたのね。私と出会った時も、私を助けてくれた時も……だから、いつも辛そうな顔をして……)

霞「……!」グッ…

霞(……安心して。私が絶対、貴方の悩みを……何とかするから。その生徒さんのことを……必ず、救ってみせるから……!)

霞(惚れた相手の頼みだもの……全力を尽くさないと、魔法使いの名が廃るわ……!)
449 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:06:52.43 ID:d7eClbj30
霞「……大丈夫よ、提督さん。私なら、その生徒さんを救ってあげることが出来る」

提督「……!本当か……?」ポロポロ

霞「生徒さんを強姦している同級生の顔写真とか……何でも良いから、特定出来る物は持ってる?」

提督「あ、あぁ……これだ」スッ…

霞(スマホに撮影された学生名簿……その内の数人に印が……なるほど、彼らね)

霞「……よし、覚えたわ。恐らく彼らにもインキュバスが憑依している可能性が高いから、私が魔法で奴らを引きずり出す」

霞「そして透明化魔法を駆使して彼らの自宅に侵入した後、スマホやパソコンの電子機器に保存された動画も削除する。それで全て解決よ」

如月「……仮に、その同級生の子達が自分の意志で強姦していたら?」

霞「精神干渉魔法の応用で、彼らの罪悪感を強めて自白を促すわ。ただし、提督さんに関する記憶は消しておくけど」

提督「……!」ポロポロ

霞「提督さんは悪くないもの。全て奴らの仕業だから……それに生徒さんが許している以上、提督さんを罪に問うのはおかしいでしょ?」

如月「まぁ、そうするしかないわよね。出来れば私も協力したいけど……」

霞「性行為に関する能力以外ロクに扱えないサキュバスは黙ってなさい」

如月「うぐっ……」

如月(悔しいけど、事実だから言い返せない……!)

提督「……霞ちゃん、如月ちゃん……すまない、本当に……こんな俺なんかの、いや、俺の教え子の為に……!」ポロポロ

霞「……気にしないで。貴方には何度も助けられたもの」

提督「うぅっ……ありがとう……この恩は、一生忘れない……!」ポロポロ

霞「……っ」グッ…

霞(これで良い……好きな人の役に立てるだけでも、私にとって……幸せなことなんだから……)

如月「………」

如月(貴女は、それで良いの……?このまま、何も言わずにいるなんて……)
450 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:07:29.51 ID:d7eClbj30
――数日後・熊野家


瑞鶴「あれから、クラスメイトが全然襲って来なくなったのよね……」

熊野「まぁ、そうなんですの?」

提督「………」

提督(霞ちゃん、上手くやってくれたみたいだな……ただ、彼らが強姦したことを俺や熊野に言い出さないということは……)

提督(恐らく、インキュバスが憑依していたせいか……今の俺のように、彼らは罪悪感を感じて何も出来なくなっているのかもしれない)

提督(どちらにせよ、瑞鶴に被害さえ及ばなければ……それで良い。俺は彼らを咎められる立場では無い以上、これ以上を望むのはダメだ……)

瑞鶴「まぁ、別にどうでも良いけど。私は先生さえいてくれれば、他のことは気にならないし……ふふっ♪」ハイライトオフ

提督「……っ」ズキッ…

熊野「そ、そう……瑞鶴さんが納得しているなら、私からはこれ以上何も言いませんわ」

熊野(下手に告発でもして、提督のことまで暴露されてしまっては本末転倒ですもの。それより、瑞鶴さん……)

熊野(どことなく、危うげな雰囲気がありますわね……提督がいなくなってしまうと、途端に壊れてしまうかのような……)

瑞鶴「……私のことは良いの。それより、もっと重大な問題があるでしょ?」

提督「………」

熊野「……私達が3人で交際していること、ですわね」

瑞鶴「どうするの?一応、私は卒業さえしてしまえば、大っぴらに先生と付き合えるようになるけど……」

提督「……瑞鶴のことは、前に話した通りだ。卒業までは周りには隠し続けるしかない」

提督(逆に言えば、瑞鶴が卒業した後……彼女の両親と、俺の両親に……お互いを紹介するということになるが)

熊野「生徒と教師が交際していることが知られれば、大騒ぎですものね……」

瑞鶴「……熊野先生と付き合ってることは?」

提督「それは……」

熊野「……黙っておくしかありませんわ。瑞鶴さんが卒業した後も、ずっと……」

提督「……っ」ズキッ…
451 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:07:59.06 ID:d7eClbj30
熊野「いくらお父様やお母様が私に甘いとはいっても、提督の愛人になっているだなんて話せば……間違いなく否定するに決まってますもの」

提督「……すまない」

熊野「提督が謝る必要はありませんわ。元はと言えば、私が無茶を言い出したことがきっかけですし……」

瑞鶴「親に話さないってことは、縁を切るの?」

熊野「……最終的にそうなってしまう可能性も、否定は出来ませんわ」

提督「………」

瑞鶴「ふーん、そうなんだ」

熊野「……随分と軽いですわね」

瑞鶴「だって他人事だもん。私は別に熊野先生がいてもいなくても、どっちでも良いから」ハイライトオフ

熊野「……っ」ゾクッ

提督「……瑞鶴」

瑞鶴「あっ、せ、先生、怒った……?ごめんなさい、その……」

提督「いや、違う……違うんだ……そうじゃ、ない……」

提督(俺のせいで、瑞鶴は……クソッ、畜生っ……!)ギリッ…

熊野「………」

熊野(提督……やっぱり、責任を感じて……)

熊野「……決してこの関係を明るみには出来ませんけど、悲観することばかりでもありませんわ」

提督「……え?」

熊野「幸い、私と提督は既に定職についていますから……このまま何事も無ければ、食べて生きていくのには困りません」

熊野「例え結婚出来なくても、子供だって持てますし……共働きですから、学費や生活費も何とかなりますわ」

提督「……確かに、そうだ。でも、俺達が働いている間は、誰が子供の面倒を見るかが問題になる」

熊野「……えぇ、そこなのよね。ずっと育児休暇を取り続けるのは不可能ですし……」

瑞鶴「………」
452 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:08:41.59 ID:d7eClbj30
瑞鶴「……私が面倒見ようか?」

提督「……!」

熊野「……!」

瑞鶴「高校を卒業して……とりあえず、大学を出たら……先生と結婚して、専業主婦になる」

瑞鶴「そうすれば、先生も熊野先生も……仕事に専念出来るでしょ?」

提督「……良い、のか?」

瑞鶴「もちろん!私と先生の子供はもちろん、熊野先生との子供だって……先生の子供に違いないでしょ?だったら、私がしっかり子守りしてあげる!」

熊野「瑞鶴さん……」

瑞鶴(そう、例え血が繋がっていなかったとしても……先生の子供なら、将来の奥さんである私の子供でもあるから……♪)ハイライトオフ

熊野(……あんな真っ黒な目で頬を染める姿を見ると、瑞鶴さんにに任せるのが不安に思えてきましたわ)

提督「……っ」ギリッ…

瑞鶴「……!」

熊野「……!」

提督(俺は、どこまでも最低な野郎だ……インキュバスのせいとはいえ、瑞鶴を強姦し……あまつさえ、俺に好意を寄せてくれていた熊野を愛人にして……)

提督(霞ちゃんと如月ちゃんは、俺のせいじゃないと言ってくれているが……それでも、瑞鶴に辛い思いをさせてしまったのは事実なんだ……)

瑞鶴「………」

熊野「………」

提督(だが、俺は霞ちゃん達に慰められて……その優しさに、やはり甘えてしまった。こんな俺でも、普通に過ごして良いとさえ考えてしまった……!)

提督(自分で自分が嫌になる……!でも、この状況から……3人で共に過ごす、このぬるま湯から……抜け出したくない……ずっと、ここにいたいと思って……)

瑞鶴「………」ダキッ…

熊野「………」ダキッ…

提督「っ!」

瑞鶴「先生……私はもう、気にしてないから……それどころか、先生しか見えないもん……///」ギュウッ

熊野「これ以上、自分を責めるのはやめて下さい……何度でも言うけれど、私は何があっても提督の味方ですわ///」ギュウッ

提督「……瑞鶴、熊野……」ジワッ

瑞鶴「先生がいてくれるだけで良いんだよ?だから、もう……余計なことは考えないで?」ニコッ…

熊野「惚れた弱み……いや、少し違いますわね。とにかく、ここまできたからには……どこまでもお供します」ニコッ

提督「……すまない。うっ……すま、ないっ……!」ポロポロ

瑞鶴「……先生///」ハイライトオフ

熊野「……提督///」
453 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:09:48.94 ID:d7eClbj30






























「離さないからね?だから、私の傍にいて……ずっと、ずぅっと……」


「これからも、愛人として……よろしくお願い致しますわ」


「……あぁ。俺もこれからは、2人の為に生きる……2人の為だけに、生きるから……!」





























454 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:10:30.02 ID:d7eClbj30
――同時刻・霞家の玄関前


霞「………」シュタッ…

霞(これで、今夜の仕事もおしまいね……後は復習して寝るだけ……)

如月「………」

霞「……何しに来たのよ」

如月「……一旦魔界に戻る前に、貴女の様子を見ておこうかと思って」

如月(提督さんに彼女が出来た以上、居候を続ける訳にはいかないものね……でも、折角仲良くなった提督さんと離れるのも寂しいし……)

如月(魔界で正式に人間界で暮らす手続きを取って、今度は提督さんのお隣の部屋に引っ越せば……そう考えたけど、この魔法少女のことも気になったから……)

霞「ふん……余計なお世話よ」

如月「私が気付いていないとでも思っているのかしら?サキュバスは人の性欲……もとい色恋沙汰には敏感なのよ?」

霞「………」

如月「……本当に良いの?」

霞「………」

如月「このまま、自分の気持ちを伝えることもしないままで……」

霞「……サキュバスに心配される筋合いは無いわ」

如月「………」

霞「早く行きなさいな」

如月「……分かったわ」カッ…

如月(強がりを言ってるのが丸分かりよ……それで辛い思いをするのは、貴女なのに……)シュパッ…

霞「………」

霞(目障りなサキュバスが消えて清々したわ……)ガチャ…

バタン…
455 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:11:05.12 ID:d7eClbj30
――数十分後・霞家


霞「………」カキカキ

霞(人間界に逃げ出したインキュバスは徐々に討伐されていったけど、まだまだ多くの奴らが残ってる)カキカキ

霞(憑依型の奴らもどれだけ潜んでいるか分からない以上……私達、魔法少女の役目は終わらない)カキカキ

霞(まだまだ人間界に滞在し続けて、奴らを討伐しなきゃいけない……全く、お陰で勉強が進まないじゃない……)カキカキ

霞「………」カキカキ

霞(……大魔導士になる夢だって、諦めてない。こうして今でも、勉強を続けて……)カキカキ

霞「………」カキカキ…

霞(そのことだけを考えて、勉強を……大魔導士になること、を……)カキ…

霞「………」ピタッ…

霞(あ、あれ……どうして、手が止まっちゃったのかしら……早く、勉強を続けないと……)

霞「………」

霞(続けなきゃ……大魔導士に、なる……為に……)ジワッ…

霞「……っ!」グシグシ

霞(馬鹿!泣いちゃダメ!孤独なんてとっくに慣れてるでしょうが!どうして今更……)

霞「……っ」ジワッ…

霞(……違う。これは孤独なんかじゃない……私が初めて、失恋したから……)ウルウル…

霞(好きな人への想いが、実ることが無い……それが、分かってしまったから……)ウルウル…

霞「………」ポロポロ…

霞(好きな人が、他の女の人と一緒になって……それを考えたら、胸が痛くなって……!)ポロポロ

霞(……寂しい。初めて、仲良くなれた人が……自分以外の人と添い遂げるのが、辛くて……!)ポロポロ
456 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:12:00.22 ID:d7eClbj30
霞「ぐすっ……うぁっ……!提督さん……提督、さんっ……!」ポロポロ

霞(初めて出来た知り合いが、友人に変わって……それから、初恋の人になって……それなのに……)ポロポロ

霞(その人は、私の手の届かないところに行っちゃって……私は、置き去りになって……!)ポロポロ

霞「えぐっ……ひっく……!」ポロポロ

霞(提督さんに、生徒さんのことを相談された時だって……本当は、心が苦しかった……!)ポロポロ

霞(叶わないのが分かった初恋の相手、それも……彼の想い人の為に、力を貸さなきゃいけないだなんて……!)ポロポロ

霞(でも……でもっ!断れる訳、無いじゃない……!好きな人の頼みなのよ……?)ポロポロ

霞(好きな人が、涙を流して……地面に頭を付けてまで、頼んで来たのよ……!?)ポロポロ

霞(だったら……何とか、してあげなきゃ……あそこまでされて、拒絶なんて……出来るはず、無いでしょ……!)ポロポロ

霞「うあぁっ……提督さんっ……どうして、私じゃないのぉっ……!」ポロポロ

霞(だけど、それでも辛かった……!恋敵の為に、私が動かなきゃいけないことが……凄く、辛くて……!)ポロポロ

霞(それでも、好きな人の役に立ちたくて……その感情がぶつかりあって、訳が分からなくなってぇっ……!)ポロポロ

霞「うわぁぁぁぁん……提督さんっ……てぇとくさぁんっ……ぐしゅっ、うあぁぁっ……!」ポロポロ

霞「ぐすっ……えぐっ……ひっく……でも、泣いている場合じゃ、ない……のよね……」ポロポロ

霞(今も奴らは……インキュバスは、女性を狙って……こうしている間にも、犠牲者は増え続けて……)ポロポロ

霞(提督さんの同僚……熊野さんという人が、強姦されかけて……私がいなければ、今頃……)ポロポロ

霞「……守らなきゃ」ポロポロ

霞(例え、私の想いが実らなくても……提督さんに、私の気持ちを伝えられなくても……)ポロポロ

霞(初めて出来た友人で、初恋の人の……提督さんの人生を……守らなくちゃ……)ポロポロ

霞(せめて、奴らを全員討伐して……提督さんが安心して暮らせる状況になるまでは……!)ポロポロ

霞「……私が、守ってあげなくちゃ……だって、好きだから……!」ポロポロ

霞(私と仲良くしてくれた人で、私のピンチを救ってくれた人だから……今度は私が、提督さんを守らなきゃ……!)ポロポロ

霞(どれだけ心が痛くても、寂しくても……辛くっても、泣きたくなっても……!)ポロポロ
457 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:12:51.05 ID:d7eClbj30






























「ぐすっ……私が、守るから……えうっ……絶対、守って……うぐっ、うぅっ……うわぁぁぁぁん……!」





























――瑞鶴・熊野 GOODEND
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 01:15:30.61 ID:awb0dAF9O
霞ちゃんは強い女なんや……提督への気持ちをずっと忘れない
霞ちゃんは弱い女なんや……提督への気持ちをずっと忘れられない
459 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:15:33.15 ID:d7eClbj30
ここからは各ヒロインのプロットに加えてEND分岐の条件、そして世界観についての簡易的な解説を投下していきます。
ただ、今回はコンマの影響で途中の展開がややプロットから外れてしまったこともあり、以下のプロットは参考程度に考えていただけると幸いです。
まずは作中に登場した3つの勢力について解説します。


・霞含む『魔法少女』
魔界に存在する、魔法を行使出来る種族。人間と同様に、男女両方が存在する。
全員が魔力を宿した状態で、成長した後は魔法小学校で基本的な魔法を学ぶ。そしてある程度の課程が修了した後、まずは新人として簡単な活動をすることになる。
その後、実績を積んだ後に魔術中学校で少し難しい魔法を学ぶ。そして課程を修了した後、ようやく実践を伴う活動をすることになる(霞はここからしばらく経験を積んだ状態)。
そして、更に実績を積むと魔導高校〜大学で強力な魔法を身に付ける訓練が出来るようになる。こちらはかなり難しい為、義務教育では無い。更なる高みを目指す人のみが学ぶ。
要するに、魔法とは言っても簡単に使用出来るものではない。しっかりと知識を学び、何度も訓練して初めて身に付けることが出来る。

階級としては魔法を覚えたての『見習い』、ある程度実績がある『魔法使い』、難しい魔法をも操り強大な敵とも戦える『魔導士』が存在する(霞は魔法使いかつ女子なので『魔法少女』)。
魔導士クラスになると、時を操る魔法や瀕死の人間を瞬時に完治させる等、物理法則を超越した強力な魔法を行使出来る(その分、魔力消費も多くなるが)。
霞のような魔法使いクラスは、自由に飛行したり姿を消す魔法、ある程度の攻撃魔法等を扱えるが、魔導士のような難しい魔法は流石にまだ使用出来ない。

体に宿る魔力を利用して魔法を発動させるが、魔力が尽きると普通の人間と変わらないほどに弱体化してしまう。
魔力は魔法を使わずにいると自然に回復する。仲間の魔法使いがいれば魔法で回復させることも可能。
寿命は存在しない訳では無いが、やはり人間と比べても長寿。霞は既に100年近く生きているが、人間で言えば10代後半程度の扱い。
中には死を恐れた大魔導士が年齢操作や完全治癒魔法、不死の魔法を生み出し、自分や不死を望む者に対して行使することで、数百年〜数千年生き続けている者もいる。
年齢操作や完全治癒魔法は言葉通りの効果で、不死の魔法はオンオフの切り替えが可能である為、不死の体を得て絶望してしまう等の悲劇が起こったことは無い。
『それほどまでに有能なら大魔導士がインキュバスを討伐すべきでは?』という指摘もありそうだが、彼らは色々な世界から救助を依頼されることが多く、全ての事件に手が回らない。

普段は自分達が住む世界の治安を維持しているが、たまに魔法使いが魔法を悪用する為、そのような者と交戦して無力化している。
それだけでなく、如月のようなサキュバスとも『一応』面識があり、彼女らから協力を依頼されれば力を貸す。
とはいえサキュバスとはあまり仲が良くない。インキュバスによる悪事を頻繁に耳にし、実際に魔法使い達も被害に遭っている為、サキュバスには良いイメージを持っていない。

人間界については、基本的に他の世界からやって来た悪人を討伐する為に出向く程度。永住する者はあまり多くない。
それでも、人間に世話になったりする等で互いに惚れてしまい、定住先を人間界にする者もいない訳では無いが。
実際に昔から人間界に移り住み、そこから魔法使いとして活動している者も一定数存在する。今回のインキュバス騒動では、既に人間界に定住している彼らに討伐依頼が来た。
もっとも、それだけでは不足する為、霞達のような魔法使いも人間界に派遣された。

技術レベルは魔法が存在する分人間界より発達しているが、科学文明も馬鹿には出来ないと考えている。
特に、魔力を必要とせず長距離で会話可能なスマホや、電力さえあれば誰でも使える家電製品等、人間の技術も侮れないと考えている。
460 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:16:15.51 ID:d7eClbj30
・如月含む『サキュバス』
魔法使い同様、魔界に存在する。性交渉によって活力を得る種族。全員が女性であり、古来から魔界の魔法使い達、及び人間界で人間と性行為に励むことで栄えてきた。
下記のインキュバスとは違い、こちらは事前に事情を話した上で相手からの合意を得て行為に及ぶ。その為、人々からはむしろ歓迎されていた。
例え性行為をしなくとも死ぬことは無いが、性行為をしない期間が長くなるほど活力を失っていく。

サキュバスは全員が不老不死。ある程度の年齢まで成長した後は年を取らなくなる。しかし人間界含む色々な世界へ行ける『ゲート』がある為、人口爆発はしない。
不老不死とは言っても完全無敵という訳では無く、人間よりは頑丈だがある程度の肉体的・精神的苦痛は感じる。
基本的には不特定多数の男性と関係を持つ。飲食は可能だが、性行為からの精液さえあれば事足りる為、食費等はかからない。
しかし、中には特定の男性に心から惚れてしまい、その男性と一生を添い遂げる者も存在する。
それでもいずれは先立たれてしまう為、そうなった場合は自分が出産した子孫か、再び別の相手を探すことになる。

出産した場合、娘の場合は全員がサキュバスになる。息子の場合は普通の人間と変わりないが、通常の人間よりも性行為に関する技術が向上する。
通常であれば後の世代になればなるほど血が薄まっていくが、サキュバスの遺伝子は非常に強く、サキュバスとしての特性が無くなることは無い。
だからこそ昔から今までサキュバスが絶滅せず子孫が栄えてきた。
種族が種族な為、近親相姦に抵抗が無い。特に、特定の男性を愛し、寿命により先立たれた場合は孫や玄孫と関係を持つ者もいる。理由は惚れた者の面影がある為。

単に性行為すれば良いという訳では無く、サキュバスとして生まれた者は男性を喜ばせる為の教育を受ける。
その課程を修了した後に、人間界に出向いて色々な人と関係を持つ、あるいは特定の男性と何度も性行為をすることで、サキュバスとしての経験を積むことになる。

ただし最近は科学の発達により、人々がオカルト等に懐疑的になってしまっている。その為、人間界で活動する場合は戸籍の捏造が必要になる場合がある。
理由は『人間界で滞在するにしても、社会の中に溶け込むことで怪しまれないようにする為』。
幸い、様々な人間と関係を持ってきたサキュバスにはそういったコネが多数存在する為、戸籍を捏造するだけならば容易い。
如月はまだ課程を修了したばかりの新人サキュバスの為、まずは人間社会に溶け込む前に男性と性行為を繰り返して経験を積むことからスタートする。

魔法少女達とはあまり仲が良くない。しかしサキュバスは性関係以外の能力が皆無に等しい為、何かしらの争いが起これば魔法少女に頼らざるを得なくなる。
それでも相手は『サキュバス=インキュバス』と考えている為、『同族の争いくらい同族で対処してほしい』と散々嫌味を言われる。
サキュバス側も『あんな奴らと一緒にするな!』と反論しているが、一度植え付けられた偏見は中々取り払われない。


・魔法少女及びサキュバスと敵対している『インキュバス』
サキュバスの別種族で、男女両方が存在している。人型の存在もいれば魂だけの存在もいる。
前者は自らの欲を満たす為、人間を強姦する。流石に性欲を失った老人には手を出さないが、子供でも容赦無く襲い掛かる。
霞含む魔法少女達や如月含むサキュバス達と対立しており、特にサキュバスは『自分達の評判を落とす厄介な存在』と考えている。

今回、かつて人間界で悪事を働いた為に幽閉されていたインキュバス達が、同族の攻撃で人間界に逃走してしまい、罪の無い人々が強姦被害に遭う事態に陥ってしまった。
霞含む魔法少女達はサキュバスから『緊急事態』という連絡を受け、魔界や他の世界で治安を守っていた一部の魔法少女が人間界に派遣されることになった。
如月達サキュバスは戦闘能力がほぼ皆無の為、インキュバス討伐は魔法少女達に全面的に任せる形になる。
また、人型のインキュバスはサキュバスと違い、ある程度の戦闘能力を持っている。その為、油断していると返り討ちにされる危険がある。

人型のインキュバスは人間には見分けがつかないが、魔法少女やサキュバスから見れば一目瞭然。
しかし魂だけのインキュバスは人間の心に入り込み、性欲を刺激しつつ倫理観を取り払い人間に潜んで活力を得る為、魔法少女やサキュバスにも見分けがつかない。
その為、魔法少女達は人型インキュバスの討伐をしつつ、人の心に隠れたインキュバスを探さなければならない。
461 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:17:38.37 ID:d7eClbj30
ここからは各ヒロインのプロットを投下していきます。

・霞(リーチまで到達している為、END開放時〜エピローグの展開を解説します)

END開放時、霞は自分の心の弱さを、すなわち己に課せられた役目より自分の気持ちを優先してしまうことを情けなく思う。
しかし無意識の内に提督のことばかり考えてしまい、淫魔討伐の効率が下がってしまっている。この現状を打開する為には、もう想いを伝えるしかないと判断する。
今まで恋人どころか友人さえいなかった霞は、いざ告白しようとしても言葉に詰まってしまう。しかし提督が『ゆっくりで良いから』と言ってくれた為、霞は心を落ち着かせる。
そして自分の想いを告げ、それを聞いた提督は『告白してくれたのは嬉しいけど、俺は如月と肉体関係を持つ不潔な男だから……』と言う。
霞は『そんなこと分かってるけど、あいつはサキュバスだから例外よ!むしろそれが気にならないほど、提督さんのことが好きなのよ!』と断言しながら抱き締める。
提督、霞が本気で自分のことを好いてくれていることを感じ取り、彼女の告白を受け入れる。その瞬間、霞の魔力が増大する。両想いになったことで、宿る魔力が強化されたのだ。
しかしその一方で提督は『結局、瑞鶴のことを言えなかった……どうしよう』と考える。

エピローグは上記の展開が少し変化した形になる。瑞鶴の問題解決後、人間界に定住する手続きを取り、提督と同じ部屋で同棲生活を始める。その際、如月は霞に追い出される。
また、提督が瑞鶴の問題を何とかしてほしいと頼み込む展開は同じだが、瑞鶴の好感度の数値により、その後の展開が変化する。

好感度0〜19では、何も知らない間に瑞鶴は記憶を消され、治癒魔法の応用で体も処女の状態に戻し、瑞鶴は今まで通りの生活に戻ることになる。
好感度20〜29では、瑞鶴が提督の謝罪と霞(如月との複数ENDの場合は如月も含む)から事情を聴き、あまり納得はいかないが提督を許すことにする。
好感度30〜39では、むしろ提督とセックスすることにある程度の快感を感じており、強姦のトラウマも乗り越えた為、あっさり許すことにする(※後述の補足もご参照下さい)。
失恋時は、強姦した事実を明るみにすると脅して提督と恋仲になろうと考えるが、好きな人の人生を壊したくないと考え、涙を流しながら失恋の悲しさに耐える。

また、上記のエピローグのように、霞以外のヒロインとENDを迎えた場合も霞に協力を依頼し、瑞鶴の問題を解決する展開になる。
こちらは霞の好感度の数値により、提督の話を聞いた時の霞の反応が変化する。

好感度0〜19では、提督が瑞鶴のことを打ち明けた際、当然罵倒はするものの……最終的にはインキュバスのせいということに落ち着く。
好感度20〜29では、提督のことを罵倒……しようとするがやめる。こうして正直に打ち明けてくれたし、元はと言えばインキュバスのせいである為、提督を責めないことにした。
好感度30〜39では、もはや提督のことを最初から責めるつもりは無い。むしろ『全部インキュバスのせいだから提督さんは悪くない』と慰める。
失恋時は上記のエピローグを参照。


・如月(好感度30まで到達している為、リーチ〜エピローグの展開を解説します)

好感度40到達で、何度も性交した為か、互いに体の相性が抜群になってしまう。それだけでなく、身も心も提督にどっぷり浸かってしまい、彼以外の人間とは性交したくないと考える。
それが単なる快感だけでなく、明確に恋愛感情を抱いてしまったことを理解する。最初は提督で体を慣らしてから他の男性とも関係を持つつもりだったが、それは嫌だと思ってしまう。
しかし『提督には人間としての人生がある為、サキュバスである自分が彼に言い寄るのは迷惑では?』と考えてしまい、告白に踏み切れなくなってしまう。

END開放時、とうとう自分の気持ちもとい欲望を我慢出来なくなり、提督にキスしながら告白する。
提督は一瞬驚くも、彼も何度も性交している内に彼女の体に病み付きになってしまい、同時に心も彼女に惚れ込んでいたのだ。
だからこそ『如月を他の人に渡したくない』と考え、提督は彼女の告白を受け止め、自分も好きだと告げる。
如月は想いが実った嬉しさでサキュバスとしての本能が刺激されてしまい、そのまま提督を押し倒して獣のような激しいセックスに持ち込む。
(※後述の補足もご参照下さい)

エピローグは上記のように1度魔界へ戻る展開は同じだが、正式に手続きを取って戸籍を用意した後に、居候では無く恋人として同棲生活を送ることになる。
そしてやっぱりセックス三昧の日々を送り、提督も如月も互いに相性抜群な体で爛れているも充実した毎日を送る。
また、如月ENDの場合は他のヒロインの好感度の数値によって、エピローグの雰囲気(明るさ及び暗さ)が変化する。

如月ENDにおけるベストENDの順位としては、ベストが瑞鶴の好感度30〜39、2番目は瑞鶴の好感度20〜29、3番目は瑞鶴の好感度0〜19、4番目が瑞鶴失恋。
それぞれ4つのEND分岐を更に細分化すれば、ベストが霞の好感度30〜39、2番目が霞の好感度20〜29、3番目が霞の好感度0〜19、4番目が霞失恋。
熊野は失恋以外は直接の影響は無い。


※補足
本来は瑞鶴及び如月は『提督に散々襲われた結果、快感や体の相性で身も心も堕とされてしまう』という展開にする予定でした。
しかしこちらが想定していた以上に提督の性欲が中途半端な状態になってしまいました。
その為、プロットを変更して『瑞鶴はストックホルム症候群のように提督を慕うことで絶望から逃れる』という展開に変更しました。
如月についても、仮にこのままリーチになれば『最後まで体力が持たないのがネックだけど、そこがまた可愛いかも……///』という展開になっていました。

また、本来は瑞鶴や熊野にも他のヒロインによる好感度の数値次第でENDの内容が変化するというプロットを組み立てていましたが……
しかし瑞鶴が想定外の病み方をしてしまい、熊野のEND開放もこちらが想定していた内容とズレてしまった為、終盤は即席で考えて書き進める状況になっていました(白目)。

そして提督にインキュバスが憑依していたという展開ですが、既にお気づきの方もいるかと思いますが『提督〈○○〉』という文章がインキュバスによる精神干渉です。
正確には、通常の提督の思考は『提督(○○)←()が使用されている』ですが、インキュバス干渉時は『提督〈○○〉←〈〉が使用されている』です。

プロット等の投下は以上です。オープニングはもうしばらくお待ち下さい。
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 01:24:07.08 ID:awb0dAF9O
乙です
今回の設定は今後のヒロイン設定にも活かせそう
特にインキュバスは新たな可能性になりえそうな
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 01:25:40.20 ID:PL0t0EdqO

失恋したのに提督を守ろうとする霞が健気すぎて胸が痛い
というかここまで細かい設定考えてたのも凄すぎて脱帽ですわ
>>458の台詞も違和感ないしマジでこのssのスレタイはテイトククンポケットでいいと思う
464 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/07(日) 01:31:53.57 ID:d7eClbj30
すみません、少し訂正します。>>460のインキュバスについての記述『男女両方が存在する』は誤りです。正しくは『男性のみ存在する』です。
6周目のオープニングを描く途中で設定を変更したのですが、プロットに反映するのを忘れていました。
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 01:36:22.66 ID:awb0dAF9O
あ、インキュバスは男のみか了解です
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 02:28:01.58 ID:6to980cYo
おつおつ
複数エンドに失恋乗せだけど今までのと比べると全員にある程度希望残ってる、よね…
霞ちゃん…きっといい女になるよ貴女は

今回もプロットありがとうございます
これだけ仔細に組んであるものを想定からズレたと言って直すのそうそうできる芸当じゃない(畏怖)
7周目も楽しみにしています
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 07:28:53.61 ID:CKX6koPIO
前作にも言えるけど毎回の設定がしっかりしてるから読んでて面白いんだよな
だからこそキャラ安価も数秒で埋まるほどの人気スレになったと思うわ
このプロットの設定だけでも非安価で1スレくらいいけそう

…失恋キツかったからヤンデレ霞が魔法で提督を名取する小ネタ狙ってみるか(ゲス顔)
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 09:47:25.70 ID:oBldOY+Jo
霞エンドの瑞鶴好感度分岐で快楽堕ちパターンならまともだから失恋時脅すの諦めて涙を流しながら失恋の悲しさに耐えるけど
今のヤンデレ瑞鶴が失恋して霞エンドになったら平然と脅してきそうだし霞がやむを得ず記憶を消しても普通に取り戻しそう
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 09:54:26.02 ID:71u6sI40O
脅すどころか普通に実力行使してniceboat不可避やろ
霞が魔法使って無かったことにするだろうけど
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 14:34:37.77 ID:TO4mXlin0
正義の味方は大変だなぁ!守るモノが多くて!
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 14:50:28.39 ID:lltz87ZHO
今んとこ作中最強キャラは霞でいいんだろうか
いやでも時津風も化け犬?で強そうだし五月雨はタイムマシンで過去改変できるしなあ
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 15:01:10.59 ID:t/t5HX4l0
そういや提督のチン力ってインキュバス退治されてもそのままなのかね
近い将来腹上死しそうでちょっと心配
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 16:31:19.79 ID:cfPYeWB/O
六周目提督はずいずいをレイプするたびに泣いちゃう根は良い人だからチンポ力の不足はストレス性の肉体不調かもしれない

今後もセックスするたびにストレスため込むかもしれないけど「犯られたから犯り返す、パイ返しだ」って感じで瑞鶴がヤる分にはむしろストレス解消になって長持ちするかもしれない



教え子にSM逆レねだるとか歪んでんなぁ
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 17:04:32.29 ID:WkhwiJhm0
>>471
最強はその三人のどれかだと思うけど
とりあえず最弱が浜波だって事はわかる
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 17:04:56.95 ID:JBlMd4NgO
根は良い人というかそもそもが普通に善人なんじゃね?
霞と如月の説明見る限りインキュバスが憑依してたから性欲魔神になったっぽいし
その割にクソザコちんぽだったのは未だに草しか生えないが
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 22:03:55.83 ID:x9jksDz3O
>>471
不老不死と明言された如月も追加で

しかし6週目提督はやべーやつかまともか判断に困る
3週目よりはマシだけど4週目や1週目に比べると・・・断言できるのは歴代一のネタキャラ
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 18:01:11.78 ID:l/YBD5eaO
霞相手にゾロ目何発も引いてイケメン対応してきたし根は良いやつなんだろうなあ
こりゃ惚れるよな霞も
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 18:37:37.69 ID:cF8rpXH6O
前にやった提督の人格順位に5週目と6週目付け足すとしたら6(平常時)≒4>1>2≒5>>>>6(暴走時)>>>>3ってところか?
イムヤをホームレスに犯させた3週目に比べたら6週目はぬるいなww
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 18:51:48.82 ID:KpDc6Y4UO
漣のホームレスはガイジによる荒らし同然の凶行なのに
勘違いして延々とガイジ振りをアピールしてる猿は何やねん
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 18:55:26.52 ID:KpDc6Y4UO
読み返してみたらイムヤの間違いかサーセン
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 19:13:16.49 ID:cBejF3k90
そもそも伊168の件以前に山城を無理矢理脅迫して性的関係結んでいたんだから
ホームレス関係なしで3週目が今の所人の道から外れてたのは間違いないわな
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 19:43:43.15 ID:xpaj0uop0
>>479
漣とイムヤを見間違える文盲が何言ってるんだか
荒らしでも悪ノリでも採用されたからには三周目提督が作中でやらかしたことになるし外道扱いは残当だろ
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 19:51:42.98 ID:MKCKvzQMO
何故168のホームレスをアピールしたがる奴は山城をスルーしてるんだろう
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 19:55:55.13 ID:cBejF3k90
知能の低い奴ほど全体見ずにちっぽけなどうでも良いことに固執するからね 仕方ないね
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:10:17.25 ID:uheh1ThJO
まーた自己紹介大会か
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:19:10.86 ID:6ylXw3K2O
クソダサ単発の恒例行事
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:59:48.11 ID:wD5+shRFO
定期的に荒れるの動物園みたいで微笑ましくて好き
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:15:33.28 ID:Oma7NPrZO
(話題変えよう)今まで出た艦娘でどの子が好き?
俺は提督を想い続けて女を磨いたはぐはぐに一票
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:26:49.86 ID:gQynUUx5O
時津風を推す
子々孫々まで見守るわん娘ってええやん
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:28:32.59 ID:55KP6O5i0
U-511 羽黒が好きです
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:29:30.97 ID:vOSFyEk0o
清霜
無邪気妹から恋心覚醒が羽化する蝶を見るようで……
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:30:14.25 ID:yjH4pcRt0
潮っぱい
ダークなお話好きです
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 23:04:25.27 ID:FOln9ynP0
朝雲
年相応なやりとりが大変かわいらしくて良かった
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 00:16:13.71 ID:r0oBJbNY0
五月雨
近親エンド見たかったなー
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 00:22:25.56 ID:5gXrACHP0
阿武隈と潮と浜波が好き
結ばれてほしかった
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 06:36:00.30 ID:8kLas6l50
明暗が分かれた羽黒と阿武隈の幼馴染コンビが好き
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 07:05:48.47 ID:8Ex9ywbNO
>>487
パートスレで荒れずに書ききるとかまず不可能だしな。何年もここいるけどそんなスレ一度も見たことがない

伝説になった阿武隈が好きです
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 17:02:14.86 ID:lmmwaZU7O
矢矧と膣内ちゃんすこ
理由?エロかったから(賢者顔)
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 21:33:20.42 ID:9iDBFr+t0
イかせてあげないと好感度上がらない矢矧は根がエロいと思いました

ヒロインというよりも女というかそんな感じだった
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/12(金) 00:36:29.30 ID:xJBTGFz1O
メイドの漣はどうなるかな?
501 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/13(土) 00:55:43.04 ID:Bxn813+M0
何とか大まかなプロットは出来ましたが、オープニングはもう少しだけお時間をいただくことになりそうです。
スランプなのか、6周目以上に苦戦してしまいました……上手くいけば投下は本日の夜、もしかすると2〜3日後になるかもしれません。
必ず完成させますので、それまでお待ちいただけると幸いです。
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 00:59:41.18 ID:dWA/dsBlO
お疲れ様です。そもそもみんなリアルが自粛明けとか込みで例年以上に疲れ溜まりやすいですし
決して無理はなさらずに。楽しみに待ってます
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 01:19:28.64 ID:5Bx251mSo
了解
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 16:02:15.44 ID:QqJA34xVO
メイド二人と不良とストーカーだもんな
どこ主軸に組み立てるか迷うわな
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 18:50:19.00 ID:mLTdpuDh0
不良夕立の罪状

トイレのウォシュレットを全部強にする
シャーペンの芯を1本盗む
借りた消しゴムの角を使いきり丸くする
まだ中身がある缶ジュースを地面に起きっぱなしにする
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 18:59:55.58 ID:ZZKPIT1Yo
申し訳ないが重罪人にするのはNG
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 19:02:26.48 ID:LLnLbLT2O
何気にこの夕立が一番扱い難しそうだよな
口調のせいでどう頑張ってもシリアスが逃げていく
508 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:07:49.75 ID:F3QNtf150
お待たせしてすみませんでした!オープニング、投下します。
509 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:09:29.18 ID:F3QNtf150
――オープニング


漣『……ご主人様』

父『………』

漣『息子様が、幼稚園の演劇の主役に選ばれて……』

父『……忙しいんだ。話しかけないでくれ』

漣『……申し訳ございません』

提督『……おとう、さん』

父『………』

提督『もう、いっちゃうの……?』

父『……あぁ』

提督『でも、かえってきてくれて……まだ、ちょっとしか……』

父『………』クルッ

提督『あっ……』

父『………』スタスタ…

提督『………』

漣『……7周目提督様』ギュッ

提督『……さざなみ、おねえちゃん』

漣『ご主人様は、今は忙しいだけです。きっと、落ち着いたら……また、提督様と……』ナデナデ

提督『……ん、がんばる』

漣『………』ナデナデ

提督『………』

提督(おとうさん……)
510 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:10:53.09 ID:F3QNtf150
――早朝・自室


ジェーナス「起きて〜!朝だよ〜!」ユサユサ

提督「ん……」

提督(今のは、夢か……また、随分と昔の……)

ジェーナス「お母さんがご飯作ってくれてるから、早く早く!」ユサユサ

提督「……あぁ、いつもありがとう」ムクッ

ジェーナス「えへへっ!だってメイド見習いだもん!将来は提督のメイドさんになるんだから!」

提督「………」

提督(相変わらず姉さんの教育が行き届いてるな……いや、ジェーナスが望んでやってくれてることか。嫌ならこんなことしてくれないだろうから)

提督(……あんなことを知らされても、変わらず僕を慕ってくれる。本当に、"あいつ"とは大違いだ……)

ジェーナス「……提督?」

提督「……顔洗って歯を磨いて来る」

ジェーナス「うんっ!その間に、提督の学校の用意をしておくね!」

提督「……あぁ」スタスタ

提督(はぁ……朝から嫌なことを思い出してしまった……)


――10分後・ダイニングキッチン


漣「……おはようございます、ご主人様」ペコッ

提督「……おはよう、姉さん」

提督(別に血の繋がった姉妹という訳ではないが、僕にとっては……事実上の母親であり、姉のような存在だ)

提督(だからこそ、僕は彼女を"姉さん"と呼ぶ。メイドという立場ではあるものの、僕を育ててくれた人を……呼び捨てには出来ない)

漣「本日は和食です。お代わりもありますから、沢山食べちゃって下さい」ニコッ

提督「……ありがとう」

ジェーナス「私も手伝ったのよ!」

提督「……そうか、偉いな」ナデナデ

ジェーナス「ん……♪」

漣「まだまだ未熟ですけどね。他の人より習得が早いとは言っても、完璧には程遠いですしおすし」

提督「……いつも思うんだけど、姉さんが使うネットスラング……古くないか?」

漣「mjd!?いやでも匿名掲示板では何度も使われて……」

提督(……見てるサイトが古いんだな、きっと)
511 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:13:11.21 ID:F3QNtf150
――15分後


提督「……ご馳走様」

ジェーナス「ご馳走様ー!」

漣「お粗末様でした。いつもながらテーブルマナーも完璧ですね」

提督「姉さんからしっかり教え込まれたからな」

ジェーナス「私も出来てたでしょ?」

漣「……頬にご飯粒がついてる時点でお察し」

ジェーナス「へ?あっ……えへへ///」

提督「………」チラッ

テレビ『○○企業が破産手続きを開始するとの情報が……』

提督(……またか。さっきの夢と言い、今のニュースと言い……)

提督「……さて、腹も膨れた。そろそろ学校へ……」

漣「……ご主人様?」

提督「………」

漣「……今日は朝から"なさらない"んですか?」

提督「……悪い、そんな気分じゃ無いんだ。ちょっと嫌な夢を見て……」

漣「そうですか。では夜までお預けですね」

ジェーナス「………」

提督「……その時は頼むよ」

漣「おまかせあれ!」

ジェーナス(……"あの日"以来、私の前でも遠慮なく"そういう"会話するようになっちゃったのよね。う〜ん、やっぱり複雑……)

ジェーナス「……っ!」フルフル

ジェーナス(おっといけない!メイドの極意を思い出さなきゃ!こういうことだって、立派なメイドの仕事の1つだもんね!)

提督「……それじゃ、行って来る」ガチャ

漣「気を付けて行ってらっしゃいませ」ニコッ

ジェーナス「行ってらっしゃい!」

提督「………」バタン…

ジェーナス「さて、私もそろそろ行かないと!」パタパタ

漣「………」

漣(ご主人様……)
512 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:15:37.54 ID:F3QNtf150
――高級住宅街・7周目高校までの道


提督「………」スタスタ…

提督(僕が通っている7周目高校……それは大金持ちかつ日本屈指のエリートしか入学出来ない、選ばれし者のみが集う場所……)

提督(……何が選ばれし者だよ。本当にそうだとすれば、"あいつ"があんな風に……そして、僕がこんな風には……)

青葉「おはようございまーす!」タッタッタ…

提督「………」

青葉「いや〜奇遇ですね〜!またまた登校中に提督君と出会うなんて!」

提督「……毎日同じ台詞ばかり言って楽しいか?」

青葉「……つれませんね。それとも青葉流ジョーク、面白くありませんでした?」

提督「全然」

青葉「手厳しい!まぁでもこうして同じ道で登校するのは本当のことですし、折角なので一緒に行きましょう!」

提督「……好きにしろ」

青葉「はいっ!好きにします!」

提督「………」

提督(こいつ、1年前からずっとこんな調子なんだよな……もっとも、どうして僕に近付くかは既に見抜いているが)

青葉「……おっ!」つカメラ パシャッ!

提督「………」

青葉「見て下さいこの写真!マンションで干されていたお布団が、通行人の上に覆い被さる瞬間を激写出来ちゃいました!」

提督「………」

青葉「……あの、ちょっとくらい興味を持ってくれても良いと思うんですけど」

提督「……生憎、写真については疎い」

青葉「学年主席で入学した超優等生が何言ってるんですか!ほらほら、何か感想は無いんですか?」

提督「………」
513 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:17:58.93 ID:F3QNtf150
――昼休み・教室


青葉「相変わらず色とりどりで綺麗なお弁当ですね〜!メイドさんに作ってもらってるんでしたっけ?」モグモグ

提督「………」モグモグ

青葉「私のお母さんも料理は出来る方ですけど、流石に提督君のメイドさんには負けますね」モグモグ

提督「………」モグモグ


――男子更衣室


モブ1「体育なんてやる暇があれば、少しでも座学を進めるべきだよな」ヌギヌギ

モブ2「同感だ。確かに運動は健康を維持する為に必要不可欠だが、各自で行えば良いのにカリキュラムに加える意味が分からない」ヌギヌギ

提督「………」ヌギヌギ

提督(あいつのことだ。どうせ……)チラッ

青葉『………』ジー

提督「………」ヌギヌギ

モブ1「……ん?どうした?」

提督「……いや、何でも無い」

提督(……女子が男子の着替えを覗くなんて聞いたことが無いぞ。ただ、こいつの場合は覗きが目的では無いだろうけどな)

青葉『………』ジー

提督「………」

提督(その気になれば、社会的に抹殺することも出来るが……その労力が無駄だ。現状は無害である以上、わざわざ騒ぎ立てる必要もあるまい)

提督(……姉さんやジェーナスに直接迷惑をかけるようなことをするなら容赦しないが)

青葉『……っ』ゾクッ

青葉(あ、あれ?今、一瞬だけ寒気が……)


――放課後


青葉「一緒に帰りましょう……と言いたいところですけど、部活をサボる訳にはいかないんですよね〜」

提督「………」

青葉「私が活動を終えるまで待ってくれたりは」

提督「………」スタスタ…

青葉「ですよね、あはは……う〜ん、やっぱりガードが固いなぁ……こうしてずっと見てるのに……」ボソッ

提督「………」スタスタ…

提督(ようやく解放される……学校にいると、こいつが四六時中絡んで来てうざいんだよ……)
514 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:20:16.87 ID:F3QNtf150
――15分後・7周目提督家までの道


提督「………」スタスタ…

提督(……いつから、こうなったんだろうな。やっぱり、"あの日"が原因か……いや、それだと姉さんを責めているみたいじゃないか)

提督(姉さんは何1つ悪く無い。こうなってしまった僕か、"あいつ"だ……いや、"あいつ"が全部……)

提督「……?」チラッ

夕立「………」フラフラ…

提督「………」

提督(……どうでも良いな)スタスタ…

夕立「……そこのお兄さん、彼女いるっぽい?お金くれたら、私が良いことしてあげる!ほら、おっぱいだってこんなに……」ムニッ

提督「………」スタスタ…

夕立「ちょっ、無視!?待って待って!ちょっと待つっぽい!」

提督「……は?もしかして、僕に言ってるのか?」

夕立「アンタ以外にいないでしょうが!その、自分でも言うのも何だけど、この身体を見て何も思わないの?スタイル良いでしょ?ほらっ!」ポヨンッ

提督「………」

提督(今時、僕を知らない奴がいるとは。うちの企業、知名度だけはズバ抜けてるのにな……いや、無理も無いな。こいつの様子を見る限り……)

提督「………」スタスタ…

夕立「……っ!」ガシッ!

提督「……何するんだよ」

夕立「ま、また無視するなんて……どういうつもり!?馬鹿にしてるの!?」

提督「はぁ……ならはっきり言ってやる。僕はその手の相手や金には困ってないんでね。早く帰りたいから腕を離してくれるか?」

夕立「ぐぅッ!」ギリッ…!

夕立(こ、これだから金持ちは……私が、どれだけ苦労して……このぉっ……!)

提督「………」

提督(また面倒な奴に絡まれたもんだ……よし、ちゃんと起動してるな。厄介ごとはいつ、どこから降りかかるか分からないからな……)チラッ
515 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:22:34.51 ID:F3QNtf150
夕立「……いいから私とヤるっぽい!でないと、ここでアンタに乱暴されたって大声を上げて……」

提督「……嘘をつく訳か」

夕立「そうよ!それが嫌なら、すぐに私と……」

提督「……今の会話、録音してるんだが」

夕立「は?」

提督「ほら。お前はたった今、自分で自分の首を絞める発言をしたんだ」スッ…

夕立「あっ……」

提督「この録音内容を周りに聞かせれば、一体どっちの言い分を信じるだろうな?」

夕立「くっ……」

提督(まぁ、仮に証拠が無かったとしても、理不尽なイチャモンを付けて来る輩に情けなんてかけないけどな)

提督(大抵の奴は"あいつ"の企業を知るだけで掌を返して謝罪するだろうし、それでも喧嘩を売って来るなら……あらゆる手段で相手を叩き潰すだけだ)

提督("あいつ"は金と権力、そしてコネだけは無駄に沢山持っている……本当に、うんざりするくらいにな)

提督(それを利用するのは癪に障るが……自分や姉さん達の身を守る為なら、そんなこと言っていられない)

夕立「……っ」ヘナヘナ

夕立(こいつの目、凄く冷たい……まるで、他の奴がどうでも良いかのような……全てに冷め切ってるような……)

夕立(今ので、分かった……私程度の奴じゃ、こいつには……勝てない。絶対に……)

提督「……やっと離したか。ったく、学校外でも面倒な奴に……」

夕立「………」ハイライトオフ

提督「………」

提督(目が絶望で染まり切ってるな。放っておくと、そのまま自殺でもしかねないような……いや、援交持ちかけてる時点で強かだな)

提督(でも、このまま逆恨みで毎日絡まれるのも厄介だな……血色も悪いし、放置して野垂れ死にでもされたら面倒だ……仕方ない)スタスタ…

夕立「……?」

夕立(あいつ、急に目の前の……銀行に入って……)
516 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:24:56.51 ID:F3QNtf150
――5分後


提督「……ほら」ポイッ

バサァッ!

夕立「……何、これ」

提督「10万円。これだけあれば1ヶ月は食い繋げるだろ」

夕立「……金持ち自慢でもする気?」

提督「違う。それで飯でも何でも買えば良い。もう僕に絡んで来るなよ」スタスタ…

夕立「えっ!?あっ、ちょ、ちょっと待って!?」

提督「……まだ何かあるのか」

夕立「いや、その……これ、くれるの?」

提督「あぁ」

夕立「ほ、本当に貰って良いの!?」

提督「しつこいな……絡んで来るなって言っただろ。僕も暇じゃないんだ」スタスタ…

夕立「………」ポカーン…

夕立(な、何、あいつ……絡んだ私を返り討ちにしてきたかと思ったら、10万円くれるなんて……)

夕立「………」つ札束 パラパラ…

夕立(……全部、本物っぽい。子供の玩具とかじゃなくて、本物の1万円札……!)

夕立「あ、あはっ、あははっ……やった。これで1ヶ月……いや、切り詰めれば、1ヶ月半は……!」

夕立(援交で数万円稼げれば良い方だと思ってたけど……まさか、こんな大金を簡単に手に入れられるなんて……!)

夕立「……金持ち様様っぽい」

夕立(あいつ、確か『絡んで来るな』って言ってたよね……だったら、もっとしつこく絡めば……もっと……!)

夕立「……金が足りなくなったら、またたかれば良いや」

夕立(今までみたいに援交とかも続けるけど……それが上手くいかなかったら、また……)

夕立「………」ニヤッ

夕立(貧乏人をあざ笑う金持ちは全員、敵……!毟れるだけ毟り取るっぽい……!いや、それだけじゃなくて……)

夕立「……私に興味が無いなら、意識させてしまえば……そうすれば、私は……!」

夕立(今までの、そして今の辛い生活から解放される……人生、大逆転出来るかも……!)
517 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:26:25.37 ID:F3QNtf150
――7周目提督家・玄関前


提督「………」スタスタ…

提督(我ながら、金銭感覚がイカれてるな……赤の他人に対して、10万円を投げ付けるなんて……)

提督(だけど、あの場ではとっとと金を渡して立ち去るのが……少なくとも、僕には最適解だと思ったんだ)

提督(相手を潰すにしても、相応の時間と労力がかかる。そんなことの為に時間を割くなんて、バカバカしいにもほどがある)

提督「………」チラッ

提督(周囲に車が3台……どうせ粗探しでもしてるんだろうな。"あいつ"なら、どうせほとんどここに帰って来ないのに……それだけじゃない)

提督「………」スッ…

機械『生体認証……7周目提督と一致』ピッ

ウィーン…

提督「………」チラッ

青葉「………」ジー

提督(あいつ……毎度毎度、よくあんな死角を見つけられるな。でも、こっちも簡単にボロを出すつもりはないが)スタスタ…

青葉「………」

青葉(う〜ん……今日も収穫無しですね。1度家の中に入ってしまうと、それ以降は一切動きがありませんし……明日、また出直して来ましょうか)


――7周目提督家


提督「………」スタスタ…

漣「お帰りなさいませ。お荷物をお預かりします」

提督「ただいま、姉さん……いつもありがとう」

漣「ご主人様専属のメイドですから、これくらい当然ですよ」

ジェーナス「あっ、提督!お帰りなさい!」パタパタ

提督「……ただいま、ジェーナス」ナデナデ

ジェーナス「ん〜♪」

漣「夕食はもちろん、お風呂の用意も致しました。どちらにします?」

提督「……風呂で」

漣「畏まりました。では、本日もお背中をお流ししますね?」

ジェーナス「あっ、じゃあ私も入る!」

提督「………」

提督(今日は厄日だ……さっさと風呂に入って、美味い飯を食べて眠りたい……いや、その前に学校の課題を済ませないとな)
518 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:27:44.47 ID:F3QNtf150
――数時間後・自室


提督「……よし、終わった」

漣「流石はご主人様です。あっという間に終わらせましたね」

提督「この頭脳が"あいつ"譲りだと思うと、反吐が出るけどな……」

漣「………」

提督「……ごめん」

漣「いえ、むしろ愚痴でも何でも言って下さい。全部受け止めるのがメイドってもんですから!」

提督「姉さん……」

漣「……どうします?今日はそのまま眠りますか?それとも……しますか?」

提督「……頼む」

漣「分かりました。では、早速……んっ」チュッ

提督「んむっ……」

漣「ぷはっ……ふふっ、楽にして下さい。いつも通り、私が動きますから……」

提督「………」

漣「嫌なことや辛いこと、全部私に吐き出して下さい。こんな幼児体系で良ければ、何度でも致しますから」ニコッ

提督「………」ダキッ

漣「あっ……」

提督「……いつも、ごめん」ギュッ

提督(これも、全部……"あいつ"のせいで……)

漣「謝ることないですって。何度も言いますけど、ご主人様に仕えることが出来ることが、メイドである私の……1番の幸せなんですから」ナデナデ

提督「……姉さん」

漣「ふふっ……最初からクライマックスでイきますから!」

提督「……あぁ」
519 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:29:08.10 ID:F3QNtf150
――数十分後


提督『はぁっ、はぁっ……!///』

どちゅっどちゅっ!ずちゅっずちゅっ!

漣『んっ、ご主人様……もっと、腰を振って……!///』

ジェーナス「……///」ジー

ジェーナス(わ、わぁ……やっぱり、今夜もヤってる……///)ドキドキ

提督『分かって、る……っ!///』

ばちゅっばちゅっ!ずぷっずぷっずぷっ!

漣『ふあっ!ふ、ふふっ、昔より、立派になっちゃいましたね……あんっ!///』

提督『だってっ、姉さんが……何度もっ……!///』

ぐりゅっぐりゅっ!じゅぷっじゅぷっ!

漣『んぅっ!は、はいっ……ご主人様の筆下ろしや性処理も、メイドの務め……ですからぁっ!///』

ジェーナス「……っ///」ゴクッ

ジェーナス(わ、私も……いずれは提督と、こういうこと……するのか?今はまだ、お母さんに止められてるけど……///)

提督(な、何回ヤっても……姉さんの膣内に挿入れると、腰が止まらなくなる……っ!///)

どちゅどちゅどちゅっ!ぱんぱんぱんぱんっ!

漣『ひゃあっ!そ、そこは弱……いえっ!ご主人様が望むのであれば……んぁっ!どんどん突いて下さいっ!///』

ジェーナス「……でも」

ジェーナス(私と提督って……異母兄妹、なんだよね……戸籍上は他人同士になってるけど……)

提督『ね、姉さんっ!出るっ!///』

漣『は、いぃっ!そのまま、出して下さいっ!全部っ!///』

提督『ぐうぅ……っ!///』ゾクゾクッ

ビュルルルルルルッ!ドプッドプッ!

漣『んっ、あぁっ……ゴム越しとはいえ、感じてますよ……ご主人様の、温かさ……///』

ジェーナス「………」スタスタ…

ジェーナス(でも、私の中では……提督は昔から、お兄さんとして尊敬してた人。血の繋がりがどうとかは、別に関係無いよね)

ジェーナス(私は今まで通り、提督をメイド見習いとして支えて……妹みたいに、仲良くするだけだもの!)
520 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:30:24.61 ID:F3QNtf150
――数十分後


提督「………」

漣「……スッキリしましたか?」ナデナデ

提督「……あぁ」

漣「それなら良かったです。これで嫌なことを忘れて安眠出来ますね」ナデナデ

提督「………」

提督(こんな日々を繰り返しているせいか、僕は……世の中を冷めた目で見るようになってしまった)

提督("あいつ"のことは、はっきり言って軽蔑してるけど……僕がこうして生活出来ているのが"あいつ"のお陰であることも事実)

提督(そう考えると、余計にやるせなくなって……でも、この生活を手放す気も無くて……それでも、僕の中で何かが壊れてしまっていて……)

提督(さっきだって、面倒な奴をあしらう為に10万円を……今思えば、正気の沙汰じゃない)

提督(だけど、やっぱり……姉さんやジェーナス以外の奴らは、どうでも良い)

提督(こっちに迷惑さえかけてこなければ、どうなっても良いと思ってしまう……)

漣「……ご主人様は、何も悪くありません」ナデナデ

提督「……!」

漣「私がメイドとして至らないばかりに……」ナデナデ

提督「そんなこと無い!全部、"あいつ"が……」

漣「………」ナデナデ

提督「……ごめん。今日はもう、余計なことは考えないようにする」

漣「……ご主人様」

提督「……寝る」

漣「……分かりました。ご主人様が完全に眠るまで、こうしていますね?」ナデナデ

提督「……ん」

漣「………」ナデナデ

漣(メイドの分際で、ご主人様やかつての主に歯向かうような言動は……決して許されることじゃない)

漣(だけど、それでも……一言だけ、私から"かつての"ご主人様に物申したいことがあるとすれば……)

提督「………」

漣「………」ナデナデ

漣(7周目父様……せめて、息子様から目を背けるのは……やめるべきです。やはり子供には、親からの愛が必要不可欠なのですから……)


――オープニング・END
521 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 01:32:54.79 ID:F3QNtf150
漣とジェーナスの関係をどうするかでまず悩む。

やっぱり親子設定にしようと決めた次はジェーナスの父親をどうするかで悩む。

異母兄妹にすると決めた次は漣が何故ジェーナスを出産することになったかで悩む。

その後は青葉の設定(提督のストーカーになった理由)で悩み、比較的短時間で決まるものの夕立の設定で悩む。

夕立をどういう形で提督と関わらせていくかでかなり悩む(候補:不良仲間、援交でセックスする関係etc)。


このような状況が続き、最終的に上記のオープニングで落ち着きました。お気に召さない内容でしたら申し訳ございません。
特に夕立をどうするかは本当に悩みました。提督(の実家)がメイドを雇えるほどの資産家なのは確定なので、夕立をどう関わらせるかがかなり難産でした。
また、ジェーナスの生い立ちもかなり悩みました。最初は提督と漣&ジェーナスが別居状態にしようとも思いましたが、メイド感が薄れてしまいそうなので没にしました。
しかし同居するとなると、ジェーナスの作中における扱いをどうするかでまた悩み……正直に申しますと、今回は少し無理があるプロットになってしまったかもしれません。

提督と夕立の出会いについてですが、この部分もどうするかで非常に悩みました。2人に殴り合いをさせる訳にはいかず、かと言って夕立を良い子にしてしまうと不良設定が意味を成さなくなってしまうので……
7周目提督の性格設定も、最終的には『身内(漣・ジェーナス)には優しいが他者には非常にドライで、知識としての常識はあるがどこか壊れている』という形で落ち着きました……コンマ次第では、またプロット崩壊が起きかねませんが(白目)。
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:36:33.91 ID:T+9wZ5R2O
おつ
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:39:30.81 ID:hLU4KV+W0
乙乙
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:44:15.87 ID:Rwk7r7enO
乙です
R-18可能なヒロインは漣だけですか?
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:45:15.11 ID:sHcCj7BlO

前週とはまた違ったシリアス回になりそうな予感
そういや漣って某スレでも7週目にメイドで出てたっけ
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:49:22.86 ID:XWgidFyGo
おつおつ
七周目の凍えた心を溶かすのはだれかな?…青葉だけ怯えさせそう(小声)
漣のネットスラングで年齢を表現するのほぅってなった
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 02:32:16.87 ID:YSw761B/O
これって漣と提督は異母姉弟でジェーナスは漣の娘って事でいいの?
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 02:44:36.48 ID:hUJ6OQww0
ジェスと提督んが異母兄弟で漣はメイド兼母親代わり兼オナホ兼身近なお姉さんじゃない?

シリアス提督すぎて青葉とぽ犬に勝ちの目が見えない
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 02:47:20.78 ID:Rwk7r7enO
多分提督とジェーナスが異母兄弟だと思う
"あいつ"の事を元ご主人様って漣が言ってるから
"あいつ"が提督の母と"あいつ"のメイドだった漣を孕ませたんじゃないかな?
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 03:03:35.21 ID:7EENDxUrO
>多分提督とジェーナスが異母兄弟だと思う
>"あいつ"の事を元ご主人様って漣が言ってるから
>"あいつ"が提督の母と"あいつ"のメイドだった漣を孕ませたんじゃないかな?

マジかよ四週目提督結局両親と同類じゃん
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 03:36:29.93 ID:6udPe6D0o
ん、四週目漣と今週の漣は設定が似てるだけの他人の空似だよね?
>>1がキャラ募集の度に「過去の周回と同一人物はNG」って言ってるし
なんか不安になってきた
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 03:45:28.69 ID:keIzHaRnO
父親が提督の母親と漣を孕ませてそこから産まれたのが提督とジェーナスか
義母みたいなもんとはいえ漣とセックスしてる提督も相当やべえな…
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 07:39:08.46 ID:31OoUFeRO
これ仮にジェーナスゴールで漣が失恋とかなったら
俺らも巻き込んで何がなんやらになりそうやね
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 08:59:17.82 ID:hUJ6OQww0
四周目テイトククンが漣(4)を孕ませてできたのが漣(7)で"あいつ"が舞風を孕ませてできたのが七周目テイトククンで"あいつ"が漣(7)を孕ませてできたのがジェーナス

完璧b
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 11:31:29.05 ID:FRr0ie2YO
提督の漣の情事を覗いてる間も、スライムみてーな口してるに違いない(ジェーナス)
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 12:54:12.89 ID:Rwk7r7enO
漣は多分別人だとおもうよ?
4代目提督のIFだと面白そうだけど
明言は無理とのことだから匂わせるくらいになると思うよ?
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 13:43:13.50 ID:lw4H/CrlO
流石にそんなドロドロした四周目はNG
そういうのは小ネタ時空でお腹いっぱい
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 14:26:44.92 ID:F1BCir/dO
基本的に前作がそうだったけど
正史が同じ時空で繋がっていってる筈だし
ゴールしなかった4週目漣が今回の漣と同一人物は
現状ではまああり得んでしょ
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 15:35:38.81 ID:OGAEuL6lO
作者が前週と同一人物にはしないって明言してたような…
540 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/06/14(日) 18:24:35.00 ID:F3QNtf150
>>524
これについてもかなり悩みましたが、明確にR-18設定が明記されていたのは漣だけだった為、最終的にR-18系安価OKのヒロインは漣のみにしました。

また、漣(7周目)が漣(4周目)と同一人物なのかというご指摘もありましたが、これについては別人であり、顔と名前こそ同じですが赤の他人です(知人同士ではありますが)。
それだけでなく、7周目提督(の生い立ち)と4周目提督も全くの無関係です(こちらも知人同士ではありますが)。時系列は6周目終了直後なので、4周目提督は現在も高校2年生です。
>>538の方がご指摘して下さっている通り、前作と同様に今作も世界観が全て繋がっています(ただしサザエさん時空なので、本編作中における登場人物の年齢的な成長は基本的にありませんが)。

提督&漣&ジェーナスの関係ですが、分かりづらい描写をしてしまい申し訳ございません。提督と漣は血縁関係が無く(赤の他人同士)、漣とジェーナスは血の繋がった親子であり、提督とジェーナスは異母兄妹(父親は同じだが母親が違う)という関係です。

本編の更新につきましては、本日はお休みさせていただきます。申し訳ございません。他にも質問や疑問等がございましたら、現時点で答えられる範囲で回答させていただきます。
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 18:26:56.83 ID:3obk7E1Bo
丁寧にありがとうございました
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 18:28:52.45 ID:Rwk7r7enO
ご丁寧にありがとうございました
ごゆっくりお過ごし下さい
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 18:45:04.38 ID:IVuoMephO
解説乙です安心しました
しかし一周目の頃は平和だったのにどんどんシリアスでダークな感じが出てきたよなあ
時空繋がっててヒロインに人外や近親いるし某野球バラエティー化が進んでるような…ww
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