狸吉「華城先輩が人質に」アンナ「正義に仇なす巨悪が…?」【下セカ】

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421 : ◆86inwKqtElvs [saga]:2020/10/10(土) 20:14:35.85 ID:Gkb2hePb0


「あ、アンナ先輩に電話しないと」


 ピピピピピピピピ


『奥間君? わたくしですわ』

 バン、バン!と聞いたことのある音が聞こえてくる。

「アンナ先輩、今何を」

『ジムでストレス発散を。はあ、奥間君と一日でも会えないと思うと、自分を律しようとしても難しく……これから自分を慰めようかと』

 いいですねオナニーができて!!

「アンナの下ネタは生々しいのよね」

 親友の華城先輩が頭を抱えていた。ネタじゃなく真実を言ってるだけだと思うけど、そこには突っ込まないでおいた。

『父が明日、お見合いをすると言っていて、ちょっと揉めてますの。安心してくださいまし、わたくしは奥間君一筋ですので』

「……え……大丈夫ですか?」

『大丈夫ですわよ? ちょっと会食して、気が合わないでお断りするだけですから』

「よくある話っスよ。化け、お義姉ちゃんなら大丈夫っス。何度もお見合いはしたことあるんスよね?」

 鼓修理は上流階級の娘だから経験はあるのか、気楽そうだった。

『ええ、まあ。すべて母が断っていたのですが、今回は母の立場が弱く、わたくしがかなり強く出ないといけないみたいですけども。なんとかなりますわ』

「ちなみに、名前は?」

『……奥間君は覚えてます? あの、パーティーの中にいた方ですわ』

「え゛」

 あのSMパーティーにいたやつかよ。まあ趣味や性的志向で人柄を判断するべきじゃないんだろうけど、あそこに入れるという時点でろくでもない気がしてならない。

『まあそれはわたくしたちもですが』

 そりゃそうか。

『それじゃあ奥間君、お気をつけて』

「アンナ先輩も。おやすみなさい」

 通話が切れる。相手の素性を大体説明する。

「クソ親父の関係者っスか……、一応調べておくっスよ」

「ありがとう鼓修理。今のアンナに不確定要素が入るのは避けたいもの」

「それは……、お見合い相手が慶介の刺客だと?」

「そこまでは言わないけど、考えすぎるに越したことはないわ。オナニーと射精管理はしすぎると大変だけど」

「ああもうぶり返すな!!」 

 アンナ先輩、大丈夫かな……。データも気になるし、まだいろいろひと悶着ありそうだ。

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