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【鯖鱒wiki】ふたたび坂松市で聖杯戦争が行われるようです【AA不使用】

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618 : ◆6QF2c0WenUEY [saga]:2020/11/07(土) 20:27:14.83 ID:Rd+VZw0r0


「……」

意気揚々と語る市長は、心の底から誇らしげ
だが街を守るその態度は疑いようは無い。問題は、それが此方と衝突しないか。だ

「じゃあ、あんた達は街を守る為なら……自分の為なら、手段は選ばないって言うの?」
「要点を得ない質問は止してくれ。何故、その発想に至ったのか教えてくれないかな?」

カチン。いけしゃあしゃあと話すアサシンの態度が、沸点を引き上げるほどに頭にくる

「あんた達が!裏で街に災害をもたらした奴と組んでいる事は知ってるのよ!」
「なのに、街を守る?ふざけんじゃないわよ!あんた達の発言は、明らかに矛盾してる!」

「………………おや、その話をどこで?」

一瞬。目の前の市長の顔から表情が抜ける。隣のアサシンもその眼光を鋭く光らせ

「……関係無いでしょ。そんな事」
「ええそうですね!これは失礼しました。私とした事がつい礼節を欠いてしまいましたよ!」
「お詫びにですが……先程の、お嬢さんの質問に答えさせていただきます」

「答えはケースバイケース!それが私の利益になるのであれば、話は別ですがね!」

答えると同時に、スーツ姿の女性が入室する。どうやら時間が来てしまったようだ

「おや!申し訳ありませんがこれでおしまいとさせていただきます!すみませんね!」
「では、私はお見送りを」「要らないわよ!」

馴れ馴れしく肩に触るアサシンの腕を払い、つかつかと市長室から出ていく
怪しいのは確かだが、それでも追及するにはまだ足りない

「覚えておきなさい。正しいのはどっちかを」
「あんた達が裏で何をしようが構わない。それで本当に守れるのなら、ね!」

不服そうな顔をするルゥナ。捨て台詞を吐いて退室した
その後ろでは、身支度を整えながら誰かに連絡を入れる市長とアサシン

その口元に笑みが浮かんでいた事を、ルゥナは知るよしもないのだった



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