【ミリマスR-18】徳川まつりにマッサージを要求される話

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1 : ◆yHhcvqAd4. [sage saga]:2020/12/26(土) 23:54:26.59 ID:xxUYYLm80
スレが立ったら書きます。

「姫、レッスンで足がパンパンなのです。腕も、こんなにカチカチなのです。だから、プロデューサーさん、ね? ね?」

って、こういうことなのではないのでしょうか?

【概要】
・この徳川まつりは経験済みです
・2020年クリスマスプレゼントの下りがちょっと入っています

10レスぐらいの短めなお話となっております。
2 :筋肉痛になってしまうのです 1/10 [sage saga]:2020/12/26(土) 23:56:42.25 ID:xxUYYLm80
 さっき背伸びをしたのは一時間前だったと、壁の時計を見て初めて気が付いた。アイドル達の、二月までのスケジュールはひとまず形になった。ただこれも、レッスンの予定を増やさなければならなくなることもあるし、急なオファーやオーディションが入ったりするのが常なのだから、これだけ時間をかけて作成したものでさえ、暫定版に過ぎない。時計の短針が一日の仕事を終えるまで、あと四分の一という所だった。

 まだやれる仕事はあったが、せっかく重たい業務が終わったのだから、早く帰れるならそうしたかった。もう事務スタッフは皆退勤しているし、アイドル達が思い思いに「お疲れ様です」と帰っていったのも、二時間以上前のことだ。劇場の戸締りを済ませれば俺も帰れると考えると、手に取ったキーリングが軽かった。

 応接室、よし。控室、よし。忘れ物、無し。仮眠室で眠りこけたままの子もいない。順調だ、このまま……と思っていると、一ヶ所だけ灯りの漏れている部屋がある。居残りでダンスレッスンやボイストレーニングをやっている者がいるのは珍しいことではなかったが、時間が時間だ。今日、帰る姿をまだ見かけていないのは、こんな時間までレッスンルームを使うことがあるのは、誰だったか。頭の中で思い当たる人物を浮かべながらドアを開くと、予想した通りの人物が鏡の前に立っていた。

「あ、プロデューサーさん。お疲れ様なのです」
「ああ、まつりか。遅くまで頑張ってるな」
「ほ? 姫は妖精さんとお話していただけなのですよ?」
「ははっ、そうだったな。すまんが、今日はそろそろ劇場を閉めるんだ。まつりも支度を整えておいてくれ」

 扉を開いた瞬間にターンを決めて、首を傾げていた所までは見えていた。こんなに陰で努力を重ねているのだから別に隠すことも無いのに、とは思うのだが、徳川まつりは、確固とした自分の世界を持っている。無理にこちらの常識で見ようとするのが、時には間違っていることもあるのだ。実際、長時間鏡の前で振り付けの練習をしていたと思しき顔にも体にも、汗の気配は感じられなかった。

 着替え終わったら閉めておいてくれ、とドレスアップルームの鍵も一緒にまつりに手渡し、引き続き劇場の戸締りを続ける。カードキー形式のオートロックにしてくれたらいいのに、と思ったこともあったが、誰かがカードを忘れて面倒が増えるのが目に見えていた。こういう古き良き鍵閉めスタイルは、劇場においては正解なのかもしれない。
 いつもあんなに賑やかなのに、一人で見回る時の廊下には、怖くなるぐらいに革靴の足音が反響する。壁から天井から跳ね返ってくるその音は、抱えることになってしばらく経つ後ろめたさだった。曲がり角の向こう側へ進むのに、一瞬足がすくんだ。

 事務室に戻り、パソコンの電源を落とす頃になって、まつりは鍵を返しに来た。車で送ろうか、と申し出る俺の前に立ち、何か言いたそうに体を傾けている。

「プロデューサーさん、まつり、今日のダンスレッスンで体がカチカチなのです……。帰る前に、マッサージして欲しいのです。……ね?」

 静かに、だが確実に、一歩二歩とまつりが間合いを詰めてくる。

 ライブのステージで踊りながら高揚感のまま飛び跳ねたりすれば、かなりの運動量になる。いくら若くて代謝が良いとはいえ、遅くても翌日には筋肉痛に悩まされる。回復を待てずにすぐ別の仕事が入ることも多かったから、痛みやすい箇所へ応急処置的にマッサージを施すのが、いつの間にか業務の一つに数えられるようになっていた。セクハラじみたことをしているのにも関わらず、疲労の残り方が全然違う、とアイドル達からは好評で、まつりのように何かとせがんでくる者もいた。
 運動部の先輩にコキ使われて嫌々やらされていたことが将来役に立つなんて、あの時の自分はちらっとでも考えたことがあっただろうか。

 まつりの提案へ応えること自体は――男が若い女性の体に直接手を触れることを除けば――それほど非日常のことではない。だが……まつりとのその行為は、ある時に俺が誘惑に屈してしまったせいで、一線を越えたものと化してしまっていた。
3 :筋肉痛になってしまうのです 2/10 [sage saga]:2020/12/26(土) 23:57:30.93 ID:xxUYYLm80
 徳川まつりの世界を維持しているのは、頑固とも言える強靭な意思力と、物事の本質を正確に捉える観察眼だ。さっきの事務室で、俺がすぐにノーと言い出せないだけの躊躇を抱えていたことも、まつりに触れたい欲求を抑圧していたことも、見抜かれていた。だからこそ俺は「もっと自分を大切にしなさい」と今更説得力を失った言葉で諭すこともできず、事務室を閉め、仮眠室の鍵を開いている。
 立場上は止めなければならないのに、そうすることもできない既成事実が横たわり、俺を唆した悪魔の囁きを後押ししていた。

 まつりの背後でドアがロックされた。壁のスライダーも下ろされて、薄暗くなっていく部屋の照明。誘われていた。マッサージをするだけならば、照明は明るいままでよかったはずだ。
 俺が暖房のスイッチを入れている間、まつりは畳の区画に入る前に置かれたベッドに腰かけ、ブーツの紐をほどいていた。黒いニ―ソックスに覆われた脚が、そこから抜かれていく。

「うつ伏せになってくれ。肩から始めよう」

 まつりが顔を半分枕に埋めた。こうして近くで見ると、標準的な体型よりも、肩幅がしっかりしているように見える。掌を広げて、首から肩を掴み、ゆっくり体重をかける。痛過ぎたら言えよ、とは伝えてあるが、本当に痛くないのか、変に我慢強いのか、自分としては強い圧力をかけたつもりでも、まつりから「痛い」と言われたことはまだ一度も無い。肩は凝っていないようだったが、疲労の分散のためにはここへの処置も必要だ。そのまま背骨に沿って脊柱起立筋に触れるとやや硬くなっていて、姿勢の維持に負担がかかっていたことが窺える。こうなると、腰の周辺も血流を改善しておいた方がいいかもしれない。他の子と比べて肉体的にかなりタフなまつりがこうなっているのだから、よっぽどハードな自主練をこなしていたのだろう。

「痛むか?」
「ふふ……とっても心地よくて、わんだほー、なのです」

 時折深呼吸をするように息を吐くまつりは、全身から力を抜いてよくリラックスしている。肩甲骨はがしをしようと背中に手を沿わせた時、ニット越しに下着の存在が伝わって来た。厚みのある毛糸を通しても掌に伝わってくる、線の細い女体の触感に、じりじりと疼きが生じ始めていた。裏側から太腿の筋肉をほぐしている間中はさらさらした素肌に直接触れていて、いつもよりも丈の短いスカート、そのプリーツの内側を気にせずにはいられなかった。
4 :筋肉痛になってしまうのです 3/10 [sage saga]:2020/12/26(土) 23:58:14.96 ID:xxUYYLm80
 ふくらはぎのマッサージが終わる頃になると、血行の良くなった体はじんわりと熱を発していた。爽やかな制汗剤の匂いに混じった甘さが立ち上り、息をする度にまつりの「女」を感じて、股間の欲望が形をとり始める。微かに暑くなっていたのは暖房が効き始めているからだ、と思い込みたかった。

「プロデューサーさん」

 眠りに落ちているのではないかと思う程に大人しかったまつりが、くるりと仰向けになった。

「前も、マッサージして欲しいのです」
「前……」
「ね?」

 無邪気なスマイルが、ほんのりと赤みを帯びている。思考を読み切れない謎めいた瞳は妖しげな鈍い光を放ち、男を誘っている。頼んだ通りにマッサージをしてもらうという大義名分がまつりにはある。自分では手が届き辛い肩、背中、腰を始め、主要な箇所へのケアはもう済んでいた。これ以上手を出さなければ、罪悪感の増大は食い止めることができる。

「……っ」

 だが、俺は手を伸ばし、また過ちに手を染めていた。今日こそ、まつりの世界の内側を暴いてやる、と念じながら。身分を省みずただの男になってしまったのは、どうせ一度や二度ではないのだ、と自嘲する自分がどこかにいた。

「プロデューサーさん、脚を触っている時の手つき、ちょっぴりエッチだったのですよ?」
「マッサージ自体に下心は無いつもりだが……まつりの方こそ、意識し過ぎなんじゃないか?」
「太腿のついでに、さりげなくお尻も撫でていました。スカートの中もちらっと覗いていたのですよ」
「……よく観察してるな、全く」
「それはお互い様なのです、プロデューサーさん」

 取り繕った所で、隠し事ができるわけもない。どうせ、何度もしてきたのだ、という開き直りが、心の水面を覆って空気の出口を塞いでいく。
まつりの上半身をすっぽり包むゆったりしたカーディガンを開いて辿り着いた、ふわふわのニットの内側。そこには、しっとりとした温もりがあった。

 クレリックシャツの生地には、まつりにしては珍しく、いつもは空気を含んだ布地に隠れている体のラインが浮き出ていた。装飾の少ない胸元は若干張り詰めているし、くびれた腰の曲線まで見て取れる。
 蝶結びにされた紐状のリボンは音も無くほどけた。一番上までしっかり留められているボタンに指をかけて外していく俺をニコニコと見上げる無垢な笑顔は、ピンク地にチョコレート色の入ったブラジャーを剥き出しにされても変わらない。だが、背中に手をもぐり込ませてホックを外し、重力に逆らって自己主張する胸が露わになると、一瞬だけ視線が逸れた。

「恥ずかしいか?」
「お肌を見せるのが恥ずかしいのは、当たり前のことなのです」
「その割には、平然としているように見えるけどな」
「……そうでもないのです」

 二つ揃ったマシュマロをぐにゅぐにゅと弄ばれていても、まつりの涼しげですらある表情は崩れない。それでも、全身にしていたのと同じように、そこに合わせた力加減で揉んでいれば、時折ぴくっと眉が反応するし、落ち着いた呼吸のリズムは均一性を失いつつあった。
 自分の拙さ故に反応を得られないのではない、ということには安堵したが、まつりのその余裕を引き剥がしたかった。
 唇を奪い取ろうとした視線は勘づかれていて、鼻がぶつからないようにまつりは顔を傾けた。互いの唾液を交換するディープキスなんて品が無いな、と思いつつも、当のまつり姫は迷いなく舌を指し伸ばしてきた。少し手を抜こうものなら、こちらが主導権を握られてしまいそうなぐらいだ。

「……ぁ……っ」

 乳輪から先へ進まず焦らしていた乳首を口に含んだ時になって、初めて微かな声が漏れてきた。口の中で硬さを増していく突起をころころと舐られる愛撫に肩は震え、体はしっかり返事をしている。止めるでも促すでもなく、後頭部に掌がそっと添えられた。
5 :筋肉痛になってしまうのです 4/10 [sage saga]:2020/12/26(土) 23:59:06.85 ID:xxUYYLm80
 舌で転がされ、指で捏ねられて、反対側もすぐに充血して膨らんだ。ぴんぴんに尖った先端をねちっこく責められて、落ち着かない呼吸で身をよじっていたまつりだったが、スカートの内側へ手を差し入れようとすると、はしっと手首を掴んできた。

「どうした?」
「プロデューサーさんにも、そろそろマッサージが必要なのです」

 体を起こしたと思ったら、とん、と胸先を押された。寝そべってほしい、ということらしい。

「外からでもカッチカチなのが、丸わかりですよ?」

 言葉の合間に息が弾んでいる。バックルを外されたベルトはするっと抜かれてしまい、手際よくズボンも剥かれた。皺と汚れを残さないためにも、リードを取ろうとするまつりには素直に従うのが得策だった。

「ふわふわコースと、とろとろコース、どっちがいいのです?」

 脱がされかけの着衣もそのままに、まつりが俺を見下ろしている。

「何のことやら分からんが……『お任せ』でもいいか?」
「ほ? いいですよ、姫が夢心地にさせてあげるのです」

 男女の行為がもう始まっているのにこのテンションでいられるとどうにも調子が狂う……と思っていると、ぐいっと腰を引き寄せられ、まつりの太腿に尻が乗った。真上を向いた愚息が握られ、胸の谷間に導かれていく。ロリータファッションばかりに意識がいって普段は目立たないが、寄せれば男根を挟めるぐらいに大きな乳房がぴたっと寄り添ってくる。弾力豊かで瑞々しい。まつりが両胸を押し付けてくれば、その分圧力が高まって、擦れる刺激も大きなものになった。

「ふふ……どうです、プロデューサーさん?」

 ぬくもりと、ぷにぷにした肌が包み込んでくる。陰茎に与えられる感覚的な気持ちよさに加えて、性をあまり想起させない雰囲気を普段から纏っているまつりがいやらしい行為に及んでいる、この強烈な眺めだ。目の前で、乱れた衣服の隙間から裸体を晒しているまつりと、「はいほー」「わんだほー」とふわふわしているまつりは、同一人物であるはずなのに脳がそうだと認識してくれない。

 しっかり寄せられた乳房が、下から扱き上げ、上から圧迫をしかけてくる。裏筋が胸板に擦れ、漏れ出てくる先走りで段階的に滑りがよくなってきている。傘を引っ張られる瞬間、腰を中心に広がっていく痺れに、呻き声が漏れてしまった。それを聞き逃すはずもないまつりは、得意気に口角を上げている。意外とイタズラっぽい顔もするのだと気が付いたのは、こんな関係になってからだった。

「マッサージをしているのに、どんどん腫れてしまっているのですよ? もっと優しくほぐしてあげるのです」

 眼光妖しく、まつりが舌なめずりをした。

「……そういうモノだって、知ってるだろ……うっ……」
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