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【ミリマスR-18】徳川まつりにマッサージを要求される話
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筋肉痛になってしまうのです 2/10
[sage saga]:2020/12/26(土) 23:57:30.93 ID:xxUYYLm80
徳川まつりの世界を維持しているのは、頑固とも言える強靭な意思力と、物事の本質を正確に捉える観察眼だ。さっきの事務室で、俺がすぐにノーと言い出せないだけの躊躇を抱えていたことも、まつりに触れたい欲求を抑圧していたことも、見抜かれていた。だからこそ俺は「もっと自分を大切にしなさい」と今更説得力を失った言葉で諭すこともできず、事務室を閉め、仮眠室の鍵を開いている。
立場上は止めなければならないのに、そうすることもできない既成事実が横たわり、俺を唆した悪魔の囁きを後押ししていた。
まつりの背後でドアがロックされた。壁のスライダーも下ろされて、薄暗くなっていく部屋の照明。誘われていた。マッサージをするだけならば、照明は明るいままでよかったはずだ。
俺が暖房のスイッチを入れている間、まつりは畳の区画に入る前に置かれたベッドに腰かけ、ブーツの紐をほどいていた。黒いニ―ソックスに覆われた脚が、そこから抜かれていく。
「うつ伏せになってくれ。肩から始めよう」
まつりが顔を半分枕に埋めた。こうして近くで見ると、標準的な体型よりも、肩幅がしっかりしているように見える。掌を広げて、首から肩を掴み、ゆっくり体重をかける。痛過ぎたら言えよ、とは伝えてあるが、本当に痛くないのか、変に我慢強いのか、自分としては強い圧力をかけたつもりでも、まつりから「痛い」と言われたことはまだ一度も無い。肩は凝っていないようだったが、疲労の分散のためにはここへの処置も必要だ。そのまま背骨に沿って脊柱起立筋に触れるとやや硬くなっていて、姿勢の維持に負担がかかっていたことが窺える。こうなると、腰の周辺も血流を改善しておいた方がいいかもしれない。他の子と比べて肉体的にかなりタフなまつりがこうなっているのだから、よっぽどハードな自主練をこなしていたのだろう。
「痛むか?」
「ふふ……とっても心地よくて、わんだほー、なのです」
時折深呼吸をするように息を吐くまつりは、全身から力を抜いてよくリラックスしている。肩甲骨はがしをしようと背中に手を沿わせた時、ニット越しに下着の存在が伝わって来た。厚みのある毛糸を通しても掌に伝わってくる、線の細い女体の触感に、じりじりと疼きが生じ始めていた。裏側から太腿の筋肉をほぐしている間中はさらさらした素肌に直接触れていて、いつもよりも丈の短いスカート、そのプリーツの内側を気にせずにはいられなかった。
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