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【安価&コンマ】亡国の姫と従者の逃亡記録

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525 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 13:00:19.60 ID:Q8xY2nb+O
【名前】リルリラ
【性別】女性
【年齢】16
【見た目】オレンジ髪のもこもこセミロング 低身長ロリ巨乳 下半身もややむちむち
【性格】明るく好奇心旺盛 背伸びしたいお年頃
【その他】商人の娘なので読み書きも達者で計算も早い。
注意深くめざとい。お金の匂いには特に敏感。
将来親から独立するため貯金中。戦闘は出来ない。
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 13:02:49.39 ID:OYWhBV5rO
【名前】ティセ
【性別】女性で固定
【年齢】12
【見た目】身長150cm弱。健康的に日焼けした肌、赤い瞳、一本のお下げにした赤髪、活発で生意気そうな雰囲気など。小柄で幼い顔立ち気だが一般的な男性のモノなら挟めるほどに豊かなロリ巨乳。
【性格】元気いっぱいで生意気盛りだけど両親大好きな孝行娘。耳年増なところがあるおませさん。
【その他】
行商夫婦の娘で幼いながらも家業の手伝いをしている自称看板娘。
頭の回転が速く機転も利き恵まれた容姿ゆえにちやほやされることが多いが、両親によって強い悪意からは遠ざけられて育てられたためか危機管理に甘いところがある。
戦闘能力に関しては見た目相応非力な一般人にすぎない。
527 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 18:39:35.19 ID:r6WO6GFbO

>>524で行きます。


リトア「リトアと申します、父と母の商隊で会計を担当しています」

クロウス「俺はクロウスだ、シルヴェロギアに到着するまであなた方のキャラバンの護衛をすることになった」

リトア「護衛…? まさかお父さん、湿原を抜けるつもりなの?」

行商人A「渡りに船だと思ってね、先も急がねばならんしお言葉に甘えようかと」

リトア「はー…少しは私に相談してほしかったんだけど……それで、幾らでこの人たちを雇ったの?」

行商人「いやぁそれがなんとタダで良いと言ってくれたんだ」

リトア「た、タダ…?」

クロウス「まぁそういうことだ、金の事に関しては心配しないでくれ」

リトア「……貴方たち、何が目的で私たちに近づいたの?まさか人気の少ないところで強盗しようって算段じゃ…」

クロウス「そんなつもりならとっくに襲ってる……というか俺たちは純粋にシルヴェロギアに行きたいだけだ」

行商人B「まぁまぁリトアちゃん、悪い人では無さそうだから!ここはお父さんの顔をたてるつもりでね?」

リトア「分かっています……すみません、旅の冒険者を装ってキャラバンに近づく強盗も多いので警戒してました」

クロウス「いや、君の言うことも最もだ。だが俺たちは決して君たちに危害を加えるつもりで近づいたわけでは無いんだ……そこだけは信じて欲しい」

リトア「ええ、失礼をしました。少しの間ですがよろしくお願いします」
528 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 18:49:05.41 ID:r6WO6GFbO


───霧雨の湿原


そこは年中止むこと無く霧のような小雨が降り注ぎ続けている不思議な湿原である。

一種の説によればその地に流れる魔力の流れが乱れている結果らしいが、真相は未だに明らかにされていない。

分かる事といえば止まない雨のせいで視界が悪い、ぬかるみが酷いせいで馬の足がとられやすいということぐらいか。


フローリア「それじゃあリトアさんは子どもの時からずっと両親のお手伝いをしていたんですね」

リトア「ええそうよ、子どもの頃からずっと街から街への移動しながらの暮らしだったから他にやることが無かったの」

ルル「うっわー偉いなぁ、私なんてちっちゃい頃なんて親の手伝いなんかしないで遊びまくってたのに…」

ジェニファー「ルルはもう少し落ち着きを持った方が良いですわ、いつも振り回される身にもなりましてよ」

リトア「ふふ、そういうあなた方も色んな経験を積んできてるんじゃないかしら?」

ルル「おっ?分かっちゃう?いやーそういうオーラが出ちゃってるかぁ〜!私ってばもう!!」

ジェニファー「何をおっしゃっているのやらこの子は…」

リトア「ぷ、ふふっ…あなた達やっぱり興味深いわ、もっとあなた達の旅の話を聞かせてくれない?」

フローリア「あ、はは……それはえーっと」

行商人妻「全くこの子ったら、一度興味を示すとすぐにこれなんだから」

フローリア「あっ…お騒がせしているみたいですみませんでした…!」

行商人妻「いいのよ、あの子が同年代の子達と楽しそうにお喋りしてるなんて久しぶりなんだから」

行商人妻「あの子には私たちのせいで色々と苦労かけさせっぱなしだったから……良ければもっとあの子の話し相手になってくれないかしら?」

フローリア「はい、私でよければぜひ!」
529 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 18:58:18.66 ID:r6WO6GFbO

女性人が馬車の中で話に華を咲かせている頃、クロウスは馬車を引いている行商人達と周囲の警戒をしながら前進していく。


クロウス「どうどう……落ち着け、落ち着け…」

行商人A「ふむ、クロウスくんは馬の扱いにも長けているようだね」

クロウス「ええ、一応馬術をかじっていた時もありまして…」

行商人A「うむ、ここはぬかるみも酷いがたまに地面に深い穴簿のような凹凸があってな…転んだりしないように気を付けねばならんからなぁ」

行商人B「っとと、どわっ!?」ズルッ

行商人A「……こうならんように注意せねばならんな、はっはっは」

クロウス「肝に命じておきます」

行商人B「笑い事じゃないですよー!」

クロウス「はは……むっ?」ピリッ


こちらもこちらでのんびりとした空気になりつつあったが、クロウスだけは騎士としての勘が戦闘前のひりつく気配を察していた。
530 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 19:04:11.82 ID:r6WO6GFbO

クロウス「……ご主人、どうやら囲まれているようです」

行商人A「なに…?しかし私にはさっぱり分からんが…」

クロウス「来ます!戦闘用意!!」

行商人B「お、おう!!」


そうクロウスが叫ぶと湿地の水溜まりから魚型の魔物やスライムなどが飛び出てきた。

何人かのキャラバンの商人たちは戦えるよう槍などの武器を持っていて応戦する。

魔物自体は小柄なものが多く一匹の力は弱かったがいかんせん数が多かった。


クロウス「むんっ!!せいっ!!」ブンッ

魚魔物「ギシャーッ!?」ザシュッ

行商人A「むむっ、言うだけあってあの男かなりやりおる!!皆のもの負けるなよ!商人の意地を見せるのだ!」


この中で一番戦闘になれているクロウスは誰よりも多くの魔物を切り伏せているがそれでも数が一向に減らない。

まるで徒党を組んでるかのような動きにクロウスもやりにくさを感じている。


クロウス「ちっ…魚群はともかくスライムが厄介だ、剣が通りにくい」

ルル「なら私の出番じゃない?」

クロウス「ルル!?」
531 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 19:07:33.68 ID:r6WO6GFbO

ルルは魔方陣を展開すると即座に風と雷撃の魔法による狙い撃ちで物理が効きにくいスライムを沈めていく。


ルル「こっちは任せてよ、クロウスさんは魚をよろしく!」

クロウス「まったく……頼もしいもんだな!!」


クロウスは魚型の魔物に集中することにし、二人の活躍で少しずつ巻き返していった。



リトア「すごい…あの子本当に戦えたんだ」

ジェニファー「こうしてはいられませんわ!私も出ますわね!!」バッ

フローリア「ま、待ってくださいジェニー!」

リトア「あっ…二人とも!?」



ジェニファー「ルルにだけ活躍させてたまるもんですか!そこの魚肉ソーセージ、覚悟しなさいまし!!」

ジェニファー「水弾魔法!!」ドパーンッ!!

ルル「ジェニー…!?」


テントから飛び出たジェニファーは魚型の群れに向かって得意の水魔法を浴びせるが、効果は薄いようだった。


魚魔物「キッシャー!!」


逆に文字通り水を得た魚のように勢いをつけて突進してくる魔物の攻撃を避けきれずにジェニファーは吹き飛ばされる。
532 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 19:09:28.42 ID:r6WO6GFbO

ジェニファー「んぎっ!?しまった…!!」

ジェニファー(冷静に考えたら魚に水はまずかった…!)

ルル「ジェニー!?危ないっ!」

フローリア「ま、任せてください…!!」


続いて迫る敵の突進はフローリアの軟化魔法により柔らかくなった木片の防御により直撃は避けることはできたが、勢いを殺しきれずに二人ともより霧雨の濃い方へと飛ばされていった。

フローリア「きゃあっ!?」
ジェニファー「くうっ!!」



クロウス「姫様っ!? くっそどけぇっ!!!」

行商人A「クロウスくん!前も来てるぞ!!」

クロウス「くっ…ルル、この場は任せた!!」

ルル「うえっ!?この数一人で捌けって!?」

クロウス「他の商人もいるだろ、何とかしろ!!」


クロウス(霧が濃い…!どっちに二人は飛ばされた!?)

クロウス(フローリア様、ジェニファー……無事でいてくれ!)
533 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 19:12:29.93 ID:r6WO6GFbO

ジェニファー「うっ…」

フローリア「あっ、ジェニー!大丈夫ですか!?」

ジェニファー「え、ええ……わたくしは平気ですわ…」

フローリア「はぁ〜…良かった、ジェニーを守ることが出来て…」ヘナヘナ

ジェニファー「……その、ごめんなさい……フローリアに守っていただくなんて…!」

フローリア「き、気にしないでください!私も体が勝手に動いてしまったのでつい…!」

ジェニファー(……最悪ですわ、本当ならわたくしがフローリアを守るべき立場なのに…)

ジェニファー(ルルへのライバル心を先走らせて、少し考えれば分かる判断を間違えて凡ミスして……!!)グググッ


ジェニファーは先ほどクロウスに言われていた事を今更ながらに理解した。

先ほどの自分は努力の方向を完全に間違えていた、その事を理解していれば自分の不得意なシチュエーションでの戦闘になんて踏み切らなかったのに。


ジェニファー(悔しい…!なんでわたくしは弱いままなんですの!!)

ジェニファー(こんなんじゃ、ライバルとして…ルルの隣に立っている資格なんて……わたくしには…)

フローリア「あの…ジェニー、何かおかしくありませんか?」

ジェニファー「え……何がですの?」

フローリア「私たち、少し飛ばされただけな筈なのに……もう周りに誰もいませんよ?」

フローリア「それどころか、なんか……これって霧雨って言うより…もう霧深くなりすぎて視界が全く…」


フローリアの言う通りであった。

先ほどまでは少し先の景色ぐらいなら見通せていた雨だったのに、今となっては周りは殆ど霧で囲まれているようで自分達以外の人影はまったく見えない状態である。


ジェニファー「……嫌な予感、しますわね」


そう呟くと霧のカーテンの中から黒い影のようなものが近づいてくる。

それは明らかに人の姿をしていなくて……。


霧の中から出てきた魔物
↓1から↓3の間で募集

【名前】
【生態】
【攻撃方法】
【弱点】
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 19:13:23.16 ID:Q8xY2nb+O
【名前】エロガッパ
【生態】カッパ。緑色の滑りのある生臭い肌。クチバシがあり手足には水掻き、背中には硬い甲羅を持つ。沼や池に潜んでいる。他の動物のメスを犯して子供を産ませようとするがオスは用が無いので[ピーーー]か無力化させて放置したりする
カッパ一族に伝わる薬を使って傷を癒したりメスを強烈に発情させることができる。
辿々しいが人語を解する。
【攻撃方法】相撲の達人。素早い動きで相手の体勢を崩して投げ飛ばしたり沼に沈めたりする。
また「尻子玉」を抜くことで相手の身体から自由を奪ってしまう。
【弱点】乾燥 頭の皿を割られる
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2021/09/17(金) 19:26:22.41 ID:FUvNV+teo
【名前】霧霊
【生態】近くで死んだ人の怨念が淀んだ魔力によって霧を媒介に半実態を持つ
【攻撃方法】まとわりついて動きを止め、薄く憑依して対象に自慰をさせる。これは感情の高まりが霊体の維持に繋がるから
【弱点】乾燥、強風、その他霧を晴らされる事
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 19:35:15.90 ID:3azl0354O
【名前】マッドスキュラ
【生態】
上半身は人間の女性だが、粘液に包まれた無数の触手で構成された下半身をもつ湿原の魔物。
粘液には人の精神を狂わせる作用があり媚薬や麻薬になりうる。
片言ながら人の言葉を解し人質などをとることもある。
基本的にメスしかいない種族で男性を繁殖のため巣に持ち帰ることもある。
【攻撃方法】
粘液を気化させてRPGでいうところの混乱状態にしてくる(乱交に発展することも)。まれに水と土の魔法を使う個体も存在する。
【弱点】
熱や乾燥に弱く、また物理的な防御力は人間と大差無い。
537 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/17(金) 20:59:06.74 ID:r6WO6GFbO

戦う魔物は>>536で行きたいと思います。
今日は用事ができてしまったのでここで打ち止めにします。
次回は戦闘シーンからになります。



以下、ちょっとした小話

>>233のアシュラー戦で負けた場合。
4本の腕でルルが両手足を拘束され、後ろから持ち上げられるように犯され処女喪失&謎の体液を膣出しされてました。

クロウスが同行していた場合は行為後になんとか助け出す事に成功してそのまま物語は進行。(代わりにナール編終了までルルとの交流不可に)

フローリアが同行していた場合はフローリアも首を捕まれながらアシュラーの巨大な指マンで再び処女喪失。
その後、行為後に四肢をもがれて絶命するルルの姿にショックを受けて時戻しが発動し強制コンティニュー。

……といった流れになってました。
今となってはお蔵なのでここで紹介させて頂きました。
今後もお流れになった敗北えっちはこんな感じのシチュ紹介はするかもしれません。
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 21:15:59.12 ID:Q8xY2nb+O
乙でした

フフフ それにしてもいい趣味をお持ちでおられる
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/17(金) 22:37:41.45 ID:XAxUNEyiO
よく考えたらクロウスやディアナのように実戦経験がないのに普通に戦ってるルルすごい
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 11:16:09.14 ID:Kdo4U2FWO
妹姫そろそろ来るか?
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 12:05:03.52 ID:eT2asAmZO
アシュラー戦で負けたらナールは滅ぼなかったのだろうか?
542 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 19:08:26.02 ID:EV73USsGo
もう少ししたら戦闘安価を初めていこうと思います。
今回は戦う…というよりは相手の凌ぎ切る感じの内容になってきます。
543 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 19:10:07.59 ID:EV73USsGo
>>542相手の"攻撃を"凌ぎ切る、が正しかったですね。
抜け落ちてました、失礼。
544 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 20:18:52.27 ID:EV73USsGo

霧の中から出てきたのは上半身こそ女性のものだったが、腰から下の下半身は粘液にまみれた触手が無数に生えていた。

その目付きは人のそれではなく、血を走らせて獲物を狙う魔物の眼。
スキュラと呼ばれる魔物は妖しい笑い声を上げながらフローリア達に近づいていく。


マッドスキュラ「ウフ、ウフフフ、フフフ…」

フローリア「ひっ…!? あ、あれは人……なんですか?」

ジェニファー「そんなわけありませんわ……、恐らくはスキュラの上位種…!!」

ジェニファー(こいつがこの辺り一帯の魔物の親玉だとしたら先ほどの魔物の襲撃もこいつが…!?)

マッドスキュラ「フフフ、モチ…カエル……ウフフフフ」

ジェニファー(……っ!!気後れしない!!) 

ジェニファー「フローリアは下がりなさい!今度は……私が貴女を守る番です!!」
545 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 20:20:13.89 ID:EV73USsGo

────戦闘開始────

【Act.1】


ジェニファー(落ち着いて…!!落ち着きますのよわたくし!こんなピンチ…切りぬけられないようじゃルルの側になんていてられませんわ!)

ジェニファーの行動選択
@分身魔法による陽動(チャージ系◯、テクニック系×)
A相手の攻撃に水魔法を合わせる(テクニック系◯、アタック系×)
B重力魔法による対象の行動制限(アタック系◯、チャージ系×)



マッドスキュラの行動パターン

01~20 土魔法による泥弾(チャージ系)
21~30 高笑いをしている…(無条件で攻撃が通る)
31~50 水魔法による粘液混じりの雨を降らす(テクニック系)
51~60 高笑いをしている…(無条件で攻撃が通る)
61~98 触手によるぶん回し(アタック系)

奇数ゾロ目 結果に関係なくジェニファーの勝ち
偶数ゾロ目 結果に関係なく敵の勝ち


↓1でジェニファーの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:20:37.78 ID:cfWrvxpwO
1だ
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:26:26.44 ID:zVxIcOsV0
さて、どうなる?
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:27:14.56 ID:zVxIcOsV0
おっと、マジか……
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:28:36.75 ID:x14+LGBWO
ぐへへ
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 20:28:37.65 ID:JNW1qVfxO
即堕ち2コンマw
551 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/18(土) 20:29:47.62 ID:EV73USsGo
ジェニファーさん……
書き溜めしてきます。
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 21:04:37.00 ID:KULYouxDo
待ってこの子美味しすぎるw
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 22:34:56.07 ID:OK0PAJUyo
天才のライバルだと思ってる一般人かわいい
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/18(土) 22:39:11.75 ID:PS2aOF7kO
やっぱり戦闘経験もなしに普通に殴り合ってるルルがおかしいだけなんだなって
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 21:08:21.58 ID:u3fWMFDZO
設定的にお持ち帰りされるのはクロウスみたいだけどジェニファーはどんな目に遭うのやら
556 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 22:56:51.53 ID:+auqzx7QO
>>555
残念ながらクロウスはこの場にいないので逆レはまたの機会で!

11時からジェニファーとフローリアの敗北陵辱投下します。
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 23:01:38.31 ID:9AjWKx390
やっぱり巻き込まれるフローリアに草生えますよ
558 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:05:35.21 ID:+auqzx7QO

ジェニファーは相手の出方を伺おうとしたが、その判断が間違いだった事に気づけなかった。

マッドスキュラは触手で地面を叩き、水飛沫をジェニファー達の方へと飛ばす。


フローリア「ひゃあっ!?」

ジェニファー「な、何をしてますの…!?水遊び…?」


マッドスキュラが飛ばしてきた水を二人は直に被ってしまった。

二人は高笑いを止めない目の前の魔物に不気味なものを感じていく。


フローリア「じぇ、ジェニー……あの魔物はなにがしたいの…?」

ジェニファー「分かりませんがどうせろくな事では……っ!?」


ドクンッと心臓が跳ねる音がする。
目の前がゆらゆらと揺れていき視界もぼやけてくる。

加えて身体から沸き上がってくる熱のようなモノのせいでフローリアとジェニファーは身体の力が抜けていき崩れ落ちていった。


フローリア「あっ……なにこれ…頭が…くらくらします…」

ジェニファー「くっ…!いま飛ばしてきた水に……おそらく何かが混じっていて…ぐぅっ!?」

フローリア「ジェニー…!? ん、んぐぅっ!!?」


マッドスキュラはジェニファー達の首を触手で絞め上げ、触手の一本を彼女らの口の中にねじ込んでいく。

当然息が苦しくなっていく二人はやがて抵抗する力を失う。


「姫様!!姫様ぁー!!」

「ジェニー!!どこ、どこに行ったの!?」


やがてお互いが聞きなれた声を最後に聞いたところで、二人は意識は闇に落ちた。


マッドスキュラ「モチカエル……ウフ、タクサン、アソブ……ウフフフフ」
 
559 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:07:41.45 ID:+auqzx7QO

ジェニファー(ん……ここ、は…)

フローリア「ん、ジェニー……?」

ジェニファー「フローリア……ここはいったい…」


暗闇の中から意識が少しずつ戻っていく。

マッドスキュラに気絶させられてどのくらいたったのだろう、二人は洞窟のような場所で両手を蔓のようなもので縛られて動き回る事ができないような状況だった。

どうやらここはマッドスキュラの巣のようで、二人は連れ去られてしまったようである。

二人がお互いの状況を把握すると、すぐ近くからつん裂くような悲鳴が上がった。


「ぐ、ぐあああああっ!!!」

フローリア「なっ!?なに…!?」

ジェニファー「……っ!?ふ、フローリア…見てはいけません!!」






じゅぷっ!じゅぷっ!じゅぷっ!
 じゅぷっ!じゅぷっ!じゅぷっ!
 

マッドスキュラ「ウフフ♥ コダネ、モット、ダス♥ ウフフフフフッ♥」

男a「も、もうやめてくれ…っ!!うがぁっ!?」ビクンビクンッ

二人の視線が悲鳴の方へと向かう。

その先には先ほど自分達を気絶させ連れ去っていったマッドスキュラが見知らぬ男の肉棒を膣穴で咥え込み激しいピストン運動をしていた。
560 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:10:37.68 ID:+auqzx7QO

スキュラという魔物には基本的にメスしか存在しておらず種の存続のために異種族の、特に人間の男性との交尾により仔を成している事が多い。

巣に持ち帰られた男性はスキュラの為の子種袋として死ぬまで飼われ、女性は遊び道具として玩ばれるケースもあったりする。


どびゅっ!びゅくっ、びゅくっ…!


男性a「がぁっ…!か、はー…っ…はーっ!」

マッドスキュラ「アウッ♥ …フフ、コダネ…コダネ♥」


ジェニファー「み、見ては………あ…っ」

フローリア「はっ……ぁ……なに、あれ…」


スキュラの搾り取ろうとする膣の流動に男は耐えきれずに荒い息を吐き出しながら今日何度目かも分からない精液をマッドスキュラの膣中に放流する。

あまりにも醜悪な光景なのだがジェニファーもフローリアもなぜか眼を逸らす事が出来なかった。むしろ二人ともこのあまりにも現実離れした行為に眼を離す事もできずに身体は妙な火照りを感じ始める。

マッドスキュラの触手から分泌される粘液には一種の興奮を促す成分が含まれており、その中毒性の強さからある国では媚薬、或いは麻薬の原材料として扱われている危険なものであった。

先ほど気絶させられる前に二人は粘液が混じった水飛沫を浴びせられ、口内に触手を突っ込まれる際に少量だが粘液を飲み込んでしまっている。

だめ押しに精液と魔物の体液が混じった饐えた匂いと共に粘液が気化された空気を吸ってしまっており、二人の肉体や脳内は既に媚薬成分による汚染が始まっていた。


フローリア(なんで、なんであんな事をしてるんだろ…///おそこはおしっこをする穴なのに……なんで…)

ジェニファー(う、嘘……わたくし……魔物の交尾を見て…濡れてきて…っ/// )
561 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:12:46.18 ID:+auqzx7QO

マッドスキュラ「ウフフ……フフ、ツギ……アソブ…アソブ…!」ズルッ

男性a「お"っ…!!ぅう…」グタッ

男性b「うー……ぁ…ーーあっ」シコシコ


ジェニファー(よく見たら他にも何人か男の人が捕まえられてますわね……きっと冒険者とか何かでしょうけど、助けだすのは難しいですわ…)

フローリア「……ひっ!?」

マッドスキュラ「ウフフ、イッショニ、アソボ…?」


マッドスキュラは二人に近づき、妖艶な笑みを浮かべると足の触手を器用に扱いフローリア達のドレスや制服を破り捨てていく。

そしてお尻や乳が露出する程度に破くと二人の美しい肢体に触手を絡めていった。


フローリア「はわっ…!?や、やめてください……く、くすぐったい…んんっ!?」

ジェニファー「あ、ン……こ、このぉ…わたくし達の服を…高くつきますわよ…!!」


フローリアの大き過ぎず小さ過ぎず、美しく整えられた小ぶりな美乳がぴんと弾ける。
ジェニファーの豊満な果実が、触手の動きにより柔らかく形を変えていく。

二人は抵抗しようと身体を捻ったりして動かすが端から見れば扇情的な動きにしか見えず、二人の股からは愛液が滴りつつあった。


マッドスキュラ「アソボ…?ウフフフフ、タクサン、イッショニ…!!」


じゅぶぷぷっプツン…!!


ジェニファー「……っ!?ちょっ!待ってくださいまし!?わたくしまだ殿方にも捧げて……あ"っ!?いっ、だい"い"い"ーーーっ!!!!?」

フローリア「や……いやっ!そんなの入るわけなっ……あ、ああ…いっ!うっ!!ひぎぃいいいいっ!!!?」


人間の拒否の言葉など魔物の耳には届かず、フローリアとジェニファーは二人同時に触手で処女を引き裂かれた。
562 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:14:41.19 ID:+auqzx7QO

フローリア(ああ…なんだろ、これ……前にも同じような事があった気がする…?)

ジェニファー「うっ…うう……」


股から伝う血の滴が激痛と共に二人の初めてを奪う証となる。

フローリアだけはどこか違和感も一緒に感じていたが触手の抽挿のせいでその考えはすぐに何処かへ消え去ってしまう。


マッドスキュラ「ウフフ、ウフフ…」


ずりゅっ、ずりゅっ、ずりゅっ
 じゅぷ…じゅぷっ!じゅぷっ!じゅぴっ!!


ジェニファー「あ"っぐぅあ!?な、ながで…動いて…ひ、ひぃいいい!?」

フローリア「うっ…!!かはっ…い、いやぁ…!!こんなの、あっ、あ"ぁっ!?」


じゅぷ、じゅぷ、ずりゅ…ずりゅずりゅりゅ!


ジェニファー「あっ、あっ……ふ、フローリア…見ないでくださいまし……はうっ!?あ"っあ"っあっ!」

フローリア「じ、ジェニー…耐えてぇ……きっと、クロウスとルルが…助けに……ぃい!?」


入れられた直後は苦痛から出る悲鳴が止まなかったが、次第に粘液から分泌される媚薬成分により二人の声はだんだんと喘ぎ声に似たようなものになってくる。

膣の律動が侵入する異物を拒む動きから無意識にだが触手の動きに合わせて絡めとるような動きへと変化していく。
563 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:17:10.30 ID:+auqzx7QO

ジェニファー「あ"ひっ!ひぃっ!?な、なんれしゅのこれぇ…?なんか、わたくひ……あたまが、頭が真っ白になって、あっ、は、はひぃい…♥」

フローリア「じ、じぇにー……!だめ、そんな、そんなとろけた顔見せられたら…わ、わたしも…もぉ…♥」

男a「う、うう……」モゾッ


ふと、先ほどマッドスキュラに犯されていた男が立ち上がったのをフローリアは視界の端に捉える。


フローリア「お、お願いします…!たすけて……たすけてください!!」

男a「くっ……うぁ……もっと…」

男b「はぁ…あぁー……あな…あな…」


フローリアは反射で男に助けを求めるが男の様子が明らかに変だ。
先程まで雄叫びを上げてた様子とは異なり、目は虚ろで半開きの口からよだれが垂れてきている事も気にしていないようだ。

そしてもう一人、意識朦朧と自分の肉棒をシゴいていた男も近寄ってくる。


マッドスキュラ「ウフフ……ミンナデ、アソボ…アソボ♥」

男b「……に、にぐぁな"…づっこみでぇぇ!」ガシッ

ジェニファー「ふへ……っ!?そ、そんな!?やめてくださいまし!!そこは…!!!」


男たちはフローリアの叫びに耳も貸さず、二人の柔らかな尻肉を掴み欲望を滾らせた肉棒を二人にあてがう。

そして…、


男a「もっと……モット…!!!」グググッ

フローリア「や、やだぁ……!?おちんちん、そんなとこに…だ、だめだめだめぇ!!」



ず、ぢゅぢゅっ…!!!ずにゅるるるるるっ!!!


ジェニファー「お、おひりいぃぃぃィィィィ〜〜〜っ!!!?」

フローリア「かひっ!、あ、ぎひぃいいいィィィィイイイ!!?!?」


フローリアとジェニファーはお尻の穴に肉棒を同時に捩じ込まれた。
564 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:19:48.51 ID:+auqzx7QO

マッドスキュラ「タノシイ、タノシイ…ウフフ♥」



ずりゅっ、ずりゅっ、ずりゅっ
 じゅぷ…じゅぷっ!じゅぷっ!じゅぴっ!!

ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
 ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!


ジェニファー「お"っ!!ほぉっ!?あ"、あづいの♥ にほんもはいっで♥ あはっ、ははっ♥ ひぎっ♥ いひぃぃ♥」

フローリア「じぇ、じぇにぃい…!!ら、らめぇ♥ もうわらひも♥ あ"っ♥ らめっ♥ うんちあなっ♥ ずぽずぽしゅごいぃぃ♥」


前の穴はマッドスキュラの触手でほぐされ、後ろの穴は正気を失った男たちの剛直で激しく突かされる。

もはやフローリアもジェニファーも痛みや快楽が全てごちゃ混ぜになってしまっているようで、無理やり裂かれた尻の穴からは血が出ているもそれさえ二人には甘美の味へと変換されてきた。


ジェニファー「はぁん♥ はっ♥ あ"ひっ♥ わ、わらくひぃ♥ だめっだめぇ♥ おひりにもぉ♥ おまんこにもぉ♥ もっと…もっときてぇえええ♥」

フローリア「はへっ♥ あっ♥ あ"ーっ♥ りゃめぇ♥ はひ、ひぃい♥ たしゅけてぇ♥ たしゅけてぇ、くりょうすぅううう♥」

マッドスキュラ「ウフフ!ウフフフフ!!アハハハハ!!」
565 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:21:02.28 ID:+auqzx7QO


マッドスキュラは四人の絶頂の高まりを感じたのか、触手の動きを早め全員がスパートをかけていく。

その激しさに二人の思考も視界も明滅していく。



ずりゅっ、ずりゅっ、…ずぷぷぷっ!!
 ずりゅっ、ずりゅっ、ずりゅっ、ずりゅっ!!

ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
 ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!!



男a「がぁぁぁ、きもぢいい……ぎもぢいい!!!」

フローリア「あーっ♥ ぁあ"ーーーっ♥♥」

男b「にぐあな"でる!でる、でるでるぅぅぅ!!!」

ジェニファー「はへっ♥ んひっ、んひぃぃぃ♥♥」

マッドスキュラ「タノシイ♥ タノシイ♥ タノシイ♥」



どびゅっ!!びゅるるるっ!びゅるるるっ!!
 びゅぐんっ!びゅるっ!!どびゅぷぷぷっ!!!

どぷっ!!!どびゅぴゅっ!!びゅるっ!!
 びゅるびゅぐんっ!びゅぷっ!!どぷぷぷっ!!!


ジェニファー「ぉ、おひりぃ!!しゅごぃッ…ぎひいぃィィィーーーッ♥♥♥」びくっびくっびくんっ!!

フローリア「あへぇあぁぁ♥ はぁ♥ あ"ぐっ、んぎいいぃぃーーーッ♥♥♥」びくんっびくんっ!!


男たちはフローリアたちの尻穴に熱く迸る精を吐き出していった。
566 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:23:03.88 ID:+auqzx7QO

ジェニファー「は、へぇ…♥」

フローリア「あ"っ、はぁ…♥」

マッドスキュラ「ウフフ…」


マッドスキュラは二人の膣穴から触手を引き抜く、次いで男達もフローリア達のお尻から肉棒を引き抜いた。

お尻の穴からはどろりと精液が溢れ落ち、太ももを伝って綺麗なお御足を汚していく。

フローリアもジェニファーももはや脱出や助けが来るのを待つといった事は考えられなかった。
男たちと同じく粘液による混乱効果と快楽中毒の症状によりただ己の火照りを満たすことしか考えられずにいた。


男b「ふーっ!!ふーっ!!」ピトッ

ジェニファー「あっ……♥」


男はまだ射精し足りないと言わんばかりに、先程まで触手が入っていたジェニファーの膣穴に肉棒を挿入していく。

ジェニファーはもう気持ちよくなることしか求めず、男の汚ならしい肉棒を淫らに受け入れていく。


男b「はぁ…!!もっとだす…!!モットモット…!!」パンパンッ

ジェニファー「あぁん♥ きてぇ♥ きもちいいの、もっと♥」

フローリア「じぇにー……あっ…」

男a「はぁ…!はぁ…!!」

フローリア「あぁ…♥」


やがてフローリアにも先ほど自分のお尻を汚した男が前に立つ。
ジェニファーを羨望の目で見ていたフローリアも慈愛の眼差しを男の肉棒に向けた。

男は肉棒をフローリアの卑裂にあてがう。
また気持ちよくなれる、今度はもっと凄いかもしれない。

フローリアの期待は高まった。
567 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:24:05.87 ID:+auqzx7QO

マッドスキュラ「コダネ♥ ソソグ♥ イッショニコドモ、ソダテル♥」


その一言が、フローリア酷く冷静にさせた。

568 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:26:44.09 ID:+auqzx7QO


思えばあの時もそうであった。


かつて、自分のミスでクロウスを死なせ。
カエルに自らの身体を蹂躙された時。

あの時も、自分の身体から得体の知れない生物が自分から出てきていた。

あの時と同じことが繰り返されるのか?
そもそもこの行為にはなんの意味がある…?


コドモ………?


あの時、私は魔物子どもを宿し……孕まされた。
そしてそれは夢なんかでは無かったのだ。






そして今度は名前も知らないこの男の子どもを………産まされる……?


フローリア「……あっ、やだ!やだ!!いやだ!!それだけは本当に嫌ァァァ!!」
569 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:30:36.92 ID:+auqzx7QO

性知識の乏しいフローリアだが嫌でも勘づいてしまった。

自分が正しいと信じていた知識は間違っていたと。
赤ちゃんは愛する男と女が供にいれば神様から授かうものだと信じていた。

現実はこうも汚く、蠱惑的なものだった。

目の前の名も知らぬ男の子を孕み、育てる、この魔物の巣窟で下手すれば一生だ。





どうせ……どうせ……子を産むというのなら、あの人の…。


フローリア(クロウス……クロウス!クロウス!!)

フローリア「私を……助けにきて…」


彼女の涙がペンダントにこぼれ落ち、いつか体験したことのある光にフローリアは包み込まれていった。
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 23:31:21.84 ID:9AjWKx390
ペンダントさん過労死しそう
571 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:32:58.09 ID:+auqzx7QO

フローリアの淫欲値の上昇度
下1のコンマ一桁目(0は10扱い)

※現在のフローリアの淫欲値 8/100
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 23:33:56.56 ID:9AjWKx390
へい
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 23:35:02.72 ID:iFGiIQcAO
ナイス凌辱シーンでした
ペンダントさんコンティニューはもうちょっと待って欲しかったぜ
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 23:35:38.91 ID:HVAKUPZl0
どこまで巻き戻るかね
575 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/19(日) 23:42:58.78 ID:+auqzx7QO

フローリアの淫欲値 14/100


再び時が巻き戻る所で今回はおわりです。

地味にフローリアが2回陵辱されるというのは物語的に重要な部分でもあるので早めに書けて良かったです。(ペンダントの効果を知る、自分の性知識が間違っていた事を自覚する、自分が二度も処女を破られ犯されていた)

それでは今夜はこの辺で失礼します、少なくとも明日は更新できなさそうです。
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/19(日) 23:46:15.65 ID:GM4zuK2iO
乙でした!
今後も期待
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/20(月) 00:32:39.86 ID:UUBj8WGQo
おつおつー
578 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 19:55:14.12 ID:0Gm3c9nro
20時半ぐらいに続きを投下していきたいと思います。
久しぶりの野郎(味方)安価入ります。
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 20:18:17.33 ID:FXVW5v6/O
まってましたぁん
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 20:19:20.30 ID:VtbiUO+po
待機ー
581 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 20:32:06.76 ID:0Gm3c9nro

フローリア「………はっ!?」


気がつくとフローリアは魔物の巣ではなく、再び霧の中でマッドスキュラと対峙していた。

先ほどまで自分たちを弄んでいた魔物も、隣にいる友人も何事も無かったかのようにお互いに睨み合っていた。


フローリア(あぁ……そっか、私はまた戻ってきたんだ…!)


いつかのカエルの魔物に犯された時もそうだった、あの時も夢などではなく本当に時間が戻っていたのだと今は気づいている。

フローリアは迷うことなく、どう戦うか考えているジェニファーの手を無理やり引っ張った。


ジェニファー「なっ!?フローリア!?」

フローリア「逃げましょうジェニー!! わたし達だけではこの魔物には勝てません!!」

ジェニファー「なにを…!?逃げ場なんてどこにも…!」

フローリア「ならせめてクロウス達が来るまで凌ぐの!足を止めないで!」

マッドスキュラ「ウフフ…アハハハハ!」
582 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 20:44:09.90 ID:0Gm3c9nro

マッドスキュラは触手で地面を叩き、水飛沫をジェニファー達の方へ飛ばす。

当然既に知っている攻撃なのでフローリアは水を被ることなく避けていく。


フローリア「あの触手の粘液にはこちらを惑わす効能があるようです…!とにかく避けて時間を稼ぐの!!」

ジェニファー「ふ、フローリア……貴女いったい何が視えていますの?」

マッドスキュラ「アハハハハッ」ブンッブンッ

ジェニファー「くっ…!重力魔法…!!」


ジェニファーは魔法による重力操作をマッドスキュラの周りにかける、範囲内に入ったターゲットの動きを制限するこの魔法はスキュラの触手の攻撃を著しく遅くさせる。

ジェニファーの腕前では重くする方は大雑把に場所を指定することしかできないが、回避に徹するのであれば十二分に効果を発揮できている。

問題はジェニファーの魔力量に対して消費が激しいのであまり長い持久戦には向いていないというとこだが…。



マッドスキュラ「ウフフフフ!!」ブンッ

ジェニファー「さ、さすがにこのペースが続くと魔力が持ちませんわ…!」

フローリア「もう少し…!!もう少しだけ耐えきれば…!」

マッドスキュラ「ウフフ……アハッ!!」カッ

ジェニファー「魔法っ!?」

ジェニファー(ヤバいっ、軽くする方……間に合わないっ!?)


スキュラには魔法を使用する種も存在し、湿った大地を裂くように岩の隆起がジェニファー達を襲う。


しかし、その魔法が二人に届く前に別の土魔法がスキュラの岩波を打ち砕いた。
583 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 20:59:27.80 ID:0Gm3c9nro

クロウス「おおおおお!」

フローリア「クロウス…!!」

クロウス「でぇえい!!」ザンッ

マッドスキュラ「ギャアアアッ」


岩影に隠れて接近していたクロウスがスキュラの触手を斬り刻む、そして体勢が崩れた所にルルが怒りの形相でバチバチしたと魔力を解き放つ。


クロウス「ルル!!」

ルル「人の親友に何してくれるんだあぁァァァ!!!」バチバチッ

マッドスキュラ「ギヒィッ!?」


怒りの雷撃が敵の脳天を撃ち抜き、マッドスキュラは黒焦げになりながら地面に倒れた。
584 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 21:13:26.51 ID:zE1g22azO

ルル「ジェニー、リア!!良かった…無事!?」

ジェニファー「え、ええ……わたくしは何とも」

フローリア「私も……うん」

クロウス「全く……生きた心地がしなかったですよ」

フローリア「ごめんなさいクロウス……わたし、また」

クロウス「……いえ、あの時に姫様が助けに入っていなかったらジェニファーが危なかったのは分かっています」

ジェニファー「そ、そうよクロウス様!私が……わたくしが、足を引っ張って…」

クロウス「そんなにしょげるな、元々俺たちが雑魚相手に苦戦していたのが悪い」

ジェニファー「ですが私は!クロウス様の言っていた事を……ちゃんと理解していませんでした」

クロウス「そうか、……悔しいか?」

ジェニファー「……ええ、とても」

クロウス「ならお前はちゃんと強くなれる」

ジェニファー「…え?」

クロウス「そこで弱い自分と向き合えるなら、今回の経験はきっと糧になる」

ジェニファー「クロウス様……」

ルル「ぶーぶー、華麗にトドメ刺した私には誉め言葉の一つも無いの?」

クロウス「あー、ルルも助かった。キャラバンに被害が行かなかったのはお前のお陰だ」

ルル「にしし!ありがとありがと!」
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 21:17:15.27 ID:4+VY7fr/O
ルルは元気で可愛いなあ
586 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 21:19:32.13 ID:zE1g22azO


フローリア(良かった……みんな、無事で…)


フローリアは一人離れた所でみんなを見つめている。
望んでいた通りにクロウスが助けてくれたのに、みんなの元に行くことが躊躇われた。

故に、みんなが勝利に酔いしれている時に一人だけ、マッドスキュラが動き出している事に気づけたのはフローリアだけだった。


フローリア「っあ……あぶない!」

クロウス「むっ!?」

マッドスキュラ「アソ、ボ……アソ…!」


マッドスキュラは残りの触手をクロウス達の方へ振るった。


???「竜弓隊、射てぇーい!!!」


どこからともなく聞こえてくる号令と共にマッドスキュラに霧雨ではなく矢の雨が降り注ぐ。

クロウス達には届かない絶妙な距離感で放たれた矢は満身創痍のマッドスキュラにトドメを刺すには十分であった。
587 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 21:24:10.59 ID:zE1g22azO

マッドスキュラ「サ、ビシイ…ノ…ヤ…」ズシーンッ


ルル「え、ええ……まだ生きてたのこいつ」

クロウス「だがこの矢は何処から…」

???「間に合ったか」


霧雨の中から数名の弓を携えた兵士を連れた男が現れる。

その胸には竜を司るエンブレムが付けられており、クロウス達は後から知るがそれはシルヴェロギアの国の紋章であった。


クロウス達を助けたシルヴェロギアの兵士長(味方サイドのキャラになります)
↓1から↓3までの間で募集


【名前】
【性別】男性で固定
【年齢】
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足など
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 21:33:50.37 ID:4+VY7fr/O
【名前】レビュオス
【性別】男性で固定
【年齢】35
【見た目】明るい銀髪のストレートヘア。竜の意匠が拵えられた白銀のフルアーマー装備。武器はこれまた銀の双剣で、二つ合わせる事で魔翌力の弦が生成され弓としても機能する
【性格】任務にあたる時はクソ真面目、それ以外の時は気さくなムードメーカー
【その他】シルヴェロギアの兵士長。剣術と弓術に秀でる。妻との間に娘を授かっていたが既に個人であり、それ故か小さな子供を守ろうという思いは人一倍強い
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 21:33:52.46 ID:VtbiUO+po
【名前】ギンゴ
【性別】男性で固定
【年齢】49
【見た目】銀髪のオールバックに髭を蓄えた年齢相応の男。肉体は鍛えられており引き締まっている
【性格】豪快で懐深い。シルヴェロギア民にしては銀竜信仰にあまり傾倒していない
【その他】ルルくらいの孫がいる
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 21:35:13.45 ID:SVk3PA570
【名前】ケイン
【性別】男
【年齢】28
【見た目】黒髪の男。やや痩せ方だが体つきは引き締まっている
【性格】生真面目で分別あるロリコン紳士
【その他】貴族出身のエリート。実力もある。しかし幼女しか愛せない哀しみを背負っている
幼女への変態行為が教育・道徳的に良くないことは理解しており、実際に幼女に手を出したことはない
いかなる時も幼女たちの健やかな成長を見守る紳士であろうと自身を厳しく律している
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 21:46:37.45 ID:Xh0HYmJ20
【名前】カイン
【性別】男性で固定
【年齢】26
【見た目】赤毛の短髪、整った顔つき、高身長(175くらい)
【性格】誠実な熱血漢だが、隊長らしく戦局を落ち着いて俯瞰する冷静さもある。ちょっとうるさい
【その他】シルヴェロキアの将軍を父に持ち若くして隊長を務める程の実力者であり部下や軍隊からの評価は高い。婚約者もいるが当人は仕事に集中したくて特に興味なし。父に関しては尊敬の念を抱いている
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 22:51:11.80 ID:4+VY7fr/O
誰になるやらやら
593 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 22:55:41.43 ID:0Gm3c9nro

>>588で行きます。


銀の髪に白銀の鎧を纏った男はクロウス達の無事を確認するとほっと胸を降ろしたような顔を見せる。


クロウス「貴方はいったい…」

レビュオス「これは失礼、自分はレビュオスという者だ。シルヴェロギアにて兵士長を務めさせている」

ルル「シルヴェロギアの兵士さん……が、なんでこんな所にいるの?」

レビュオス「橋の修理をしていた職人から君たちが湿原を越えて行こうとしているのを聞いてね、私たちも湿原を荒らし回っている魔物の親玉を討伐しに向かう所だったのさ」

レビュオス「だから急いで駆けつけて来たみたものの……ふっ、どうやら君たちはただ者では無かったみたいだな」


レビュオスは倒れ付しているマッドスキュラの死骸を見て、クロウス達の戦いの腕前に感心しているようだった。


レビュオス「俺たちに代わり魔物を倒そうとしてくれた事に礼を言う、本当にありがとう!」スッ

クロウス「いや、礼を言うのはこちらの方だ…危ないところを助かった」ガシッ


二人の戦士は互いに握手を交わし合う、どうやら二人は何となくだが波長の合う相手だと思ったようだ。


ジェニファー「……あっ、そういえばいつの間に霧が晴れてますわね」

ルル「本当だ、雨は相変わらずだけど…そういえばリアは怪我とかは大丈夫なの?」

フローリア「え、ええ……わたしは、………へいき、です」フラッ

ルル「…リア?なんか顔が真っ赤だけど……」スッ


ルルがフローリアの額に手を当てた。
するとルルは驚いたように手を引き、フローリアに問い詰める。
594 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 22:59:46.67 ID:0Gm3c9nro

ルル「り、リア!?凄い熱だけど大丈夫!?」

フローリア「だ、大丈夫……わたしは……っ」フラ…





パシャンッ



ジェニファー「っ!?フローリア!?しっかりしなさい!!」

ルル「クロウスさん!!フローリアが!凄い熱で…」

クロウス「なっ…!姫様…だいじょうぶですか………」

レビュオス「これはいかん……しきゅう…ばしゃに乗せてあげるん………」




フローリア(わたしは……だいじょうぶ…だって、そう思わなきゃ……わたしは……………)


酷く淀んだ瞳を瞼の裏に隠し……フローリアの意識はそこで飛んだ。
595 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 23:12:02.95 ID:0Gm3c9nro

次に目を覚ました時は見知らぬ天井が眼に映った。

そして横には少し前に知り合ったばかりの少女が一人。


リトア「あっ、起きたみたいね…はぁ、良かった…!」

フローリア「…あれ、ここは……」


むくりと起き上がろうとするが、身体が重く感じ起き上がるのすらつらかった。


フローリア「リトアさん、私はいったい…それにここは……」

リトア「ここはシルヴェロギアのホテルよ、私たちキャラバンが暫くの間滞在する間に使わせてもらってる部屋よ」ギューッ

リトア「あなたは熱を出して倒れたのよ、お医者さんはたぶん疲労からくる風邪だって言ってたわね……はい、頭のタオル代えるわよ」

フローリア「あ、ごめんなさい……わたし、リトアさんたちにも迷惑をかけて…」

リトア「謝らなくてもいいわ、むしろあなた達のお蔭で予定通りにシルヴェロギアに到着できたもの…礼を言うのはこっち」

リトア「あなたは体力が回復するまでまだ寝てなさい、いいわね?」


熱と頭痛でまだ頭がボーっとするが、それでもまだ聞かなければならない事があった。


フローリア「あ、あの……クロウスは……他のみんなはどこにいるんですか?」

リトア「彼らはシルヴェロギアの竜遇宮に呼ばれたわ」

フローリア「竜遇宮……?」



リトア「ええ、シルヴェロギアの銀竜信仰の象徴ともいえる存在……【竜巫女】様への謁見に向かったわ」

596 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 23:19:34.97 ID:2b8mPpU40
竜とかいういかにも古代文明と関わってそうな種族、ワクワクするな
597 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/22(水) 23:19:57.54 ID:0Gm3c9nro
あまり進まなくてすみませんが今日は眠気がMAXなのでここで一旦止めます。

次は明日のお昼頃にキャラ安価【竜巫女】の案内と夜に募集になる思います。

それではおやすみなさいませ…。
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 23:21:24.47 ID:2b8mPpU40
乙です。22時以降じゃないと間に合わないなー間に合うといいな
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 23:23:32.30 ID:VtbiUO+po
おつ
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 23:29:48.59 ID:Gp1X97B+O
レビュオスさん良い人そう
それだけにモルガンヌみたいなフローリア達を庇う役割背負わされs
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 23:33:57.98 ID:QPbsQGp90
レビュオスさんしにそう(直球
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 23:44:24.04 ID:SSXYs+WgO
プロトギルの終末剣エンキみたいな変形武器かな、あれかっこいいよね
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/22(水) 23:49:02.53 ID:2b8mPpU40
ふと気になったんだけど、現在のキャラの戦闘力って不等号使って全員並べるとしたらどんな感じになるんだろう?
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 00:09:13.80 ID:V8nvqYkz0
ハラマセカエルとクロウスさんが互角ということだけはわかる
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 00:23:51.59 ID:Psv+TIFdO
アマティアス>>モルガンヌ様≧ディアナ(裏切り)≧四獅星>>>レビュオス=クロウス>ディアナ≧ルル>>>>>>>>>他

こんなじゃない?
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 01:00:02.97 ID:34o7TfTio
描写的にクロウスとルルに差はあまりなさそう
強靭な肉体で押しきる戦い方と多種多様な魔法で柔軟な戦い方とでは方向性が違うし、だからこそ二人のコンビネーションは上手くいってる訳だし
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 02:21:21.36 ID:2BWCS/VZO
ルルが一々可愛い
自由行動で純愛Hみたい
608 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/23(木) 14:02:14.84 ID:JpSqgh86O

今日の夜22時頃に竜巫女のキャラ安価をします。
今回は募集の範囲を広げて22時から↓1~↓5まで広げてみます。


竜巫女という立場はシルヴェロギアにてはるか昔から生きている銀竜に仕える巫女のことで、シルヴェロギアのまとめを担いながら銀竜からの啓示を人々に示す役割を持っているような感じです。
下にキャラシを置いておきます。

シルヴェロギアの銀竜に仕える巫女
本日22時から↓1〜5までで募集


【名前】
【性別】女性で固定
【年齢】
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足や生い立ちなどがあれば
609 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/23(木) 14:22:25.71 ID:JpSqgh86O

少しレス返タイムとルルの強さについての解説

>>603
概ね>>605で合ってますが、アマティアスがまだ実力が未知数なのと魔力吸収後のディアナは四獅星達の少し下、ルルと吸収前のディアナではルルの方が強いです。


ルルはまだ正式な国属の魔導士では無いですが勝手に外に行ったりして魔物との戦いには慣れています。

学院生同士の模擬戦でもディアナに勝ち越してたりと対人戦でも強いのですが本当の命のやり取りになってくると本人も未経験の領域になってくるのでどうなるかは分かりません。



……というか設定上強そうなクロウスがカエルくんにあっさり殺られたりとコンマ判定でどうとでもなるのでフレーバーテキストみたいな感覚で捉えるぐらいが一番です。
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 16:18:39.43 ID:6fYdZdkY0
埼玉と群馬ってレスの意味を今更理解してお茶吹いた
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 18:46:13.34 ID:SdeWn+MO0
アシュラーとルルのシチュ凄い良い
未遂に終わったのが惜しい
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:00:00.22 ID:t5Pgyg8Ho
【名前】サンペディラ
【性別】女性で固定
【年齢】280
【見た目】地面に付くくらいの銀長髪に銀目。完全な幼女体形。にやにやしてたり余裕そうな表情をしていることが多い。左右側頭部から木の枝のような角が1本ずつ生えている
【性格】のじゃ口調で話すいわゆるロリババア。意外と親切。年齢からくる豊富な知識と銀竜からの啓示で民に寄り添ってはいるが、本人は表舞台に立つことをあまり好んではいない
【その他】銀竜巫女となった時点から見た目に全く変化がない。また本人は魔法が使えない。ルルジェニの見立てでは竜と心通わせる術のような特殊魔法で全スロット埋まっている状態のようだ
甘い物好き(子供舌)
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:00:00.74 ID:nLYcnGoDO
【名前】アンリエッタ
【性別】女性
【年齢】19
【見た目】
白銀の長髪でお団子(角を隠している)。背中に小さい翼が生えている。背丈は中学生の平均身長くらい。瞳は濃いオレンジ色
普段は竜巫女としての正装(銀を基調とした十二単っぽいイメージ)、私服は白メインの質素な服
【性格】
落ち着いた性格。公私で振る舞いを切り替えるタイプ(レビュオスを見習って育ったところが大きい)
【その他】
シルヴェロギアの竜巫女。銀竜様との関係は良好で孫のように思われている
部分的に竜としての性質を持って生まれた先祖返りのような存在(竜人に非ず)で、魔法適性は持たないが杖を使って竜の力を行使できる(ドラゴンブレスなど)
銀竜様の祝福を受けし者として幼い頃から巫女になるための教育を受けて育った。
竜巫女と兵士長という関係性を抜きにしても自身を案じて何かと側にいることの多かったレビュオスは彼女にとっての精神的な支柱となっている。恋愛感情に近い想いを抱いているもののそれが横恋慕でしかない事に苦悩したり、いつまでも子供としてしか扱われていない事に不満を感じたり中々複雑な内面
本人には自覚が無いがかなり嫉妬深いタイプ
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:00:01.21 ID:GCsh50cC0
【名前】シルビィ
【性別】女性で固定
【年齢】35(見た目はルルよりちっこいロリ少女)
【見た目】長く美しい銀髪 切れ長のやや吊り目 瞳は赤い 竜巫女伝統の巫女服(ところどころ際どい) 少女のようなつるぺたボディ
【性格】クールで常に余裕ある大人の女 口調も冷静だが子ども扱いされるとムスッと拗ねる
【その他】少女の頃、竜巫女になる際に儀式の一環として竜の血を呑んで肉体の成長が止まっているため、見かけこそ少女であるが実際はレビュオスと同い年の35歳である。彼とは幼馴染でありお互い恋心を抱いていた。
竜巫女を継いだ為に彼との恋は破れたが、今も彼への思いは捨てきれておらず、こっそり彼を想って自慰に浸ってしまうことも。
彼が妻を愛していること、亡き子のことを想い続けていることも知っており胸が締め付けられるような想いを抱いている。
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:00:05.86 ID:+FbAI47BO
【名前】リーン
【性別】女性で固定
【年齢】14
【見た目】外見年齢10歳程度。小柄で華奢な体つき。つるぺた。ストレートの白い髪。爬虫類のごとく縦に割れた赤い瞳。
【性格】気は弱いが心優しく生真面目。
【その他】
銀竜の加護によって竜の力を宿すという巫女の一族に伝わる秘法を使う巫女で幼い見かけとは裏腹に大の男を片手であしらえる膂力を持つ。
銀竜の花嫁として身を捧げる使命を帯びており、最終的には竜の身に化身しようとしている。
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:00:16.71 ID:qfGErni9o
【名前】シル
【性別】女性
【年齢】13
【見た目】銀髪蒼眼の少女。小柄で華奢
【性格】人前では超然とした振る舞いを心がけるが、内面は厭世的で冷めきっている
【その他】お飾りの巫女。巫女としての才は開花せず、摂政の傀儡となっている
盲目的に銀竜を信仰する人々や、自分を利用して国を支配する老人たちを嫌悪し、世の中に失望している
なお夢の中で銀竜の化身を名乗る者に強姦されたことがあり、その影響か密かに被虐願望を募らせている
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:02:22.56 ID:9tJJYTu30
【名前】エルナ
【性別】女性で固定
【年齢】20
【見た目】銀髪ロングでサファイアを思わせる青眼の美少女、しっかり成長しているナイスバディ
【性格】穏やかで争い事を好まない優しい性格
【その他】母である先代から地位を受け継ぎ巫女として君臨、巫女としての能力も母を超えているとの評価。病気で亡くなってしまった母を尊敬しているが巫女として必要な事を本格的に教わる前に亡くなってしまったので国の長としては四苦八苦
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:10:32.10 ID:U2PaObNo0
どの巫女もいいな……!
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/23(木) 22:51:34.76 ID:V8nvqYkz0
レビュオスとの関係を意識してる案すこ
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 00:05:07.51 ID:xXhvZ3s10
どれになったんだろう
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 01:25:15.03 ID:MvHkTJwqO
下1〜3だと1秒しか猶予ないんか、ほえぇ
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 08:09:09.14 ID:8hP2x95VO
むしろ1秒もあるなら取り方覚えれば確実にいける希ガス
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 12:35:12.62 ID:XZwwalwxO
金曜は割と更新あるイメージだけど来るかな?
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 20:43:45.30 ID:je5R7gK/0
時間かけただけあって良質な案が多くて一つしか選ばれないのが惜しいな
625 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/24(金) 22:12:51.16 ID:L0NMHAQ3o
さぁいざ募集案を見ようとした所で泥のように眠り、今日も疲れが溜まりに溜まってしまったので大人しく書きために入ります…。
一応誰にするかは決めたので四獅星の時と同じ様に話の流れで紹介してきますね。(早ければ明日再開します)

それとキャラ安価は時間開けての募集の方が皆さん書きやすそうですかね?(今回は開けすぎましたが)
そっちのが良さそうなら今後も時間空けて募集するようなスタイルに統一しようと思います。
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 22:20:09.57 ID:GrQpZfQgO
キャラの重要度次第じゃ無いかなあ
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 22:20:34.63 ID:C9yv7wm5o
お疲れ様です
まあ時間合った方が考えやすいよね
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 22:22:37.56 ID:GrQpZfQgO
時間があると良くも悪くも色々詰め込みすぎちゃうかもだしなー

キーパーソンとなる人物の時だけ長めに時間をとって、関連キャラに関してはそこまで時間かけなくてもよさそう
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/24(金) 23:00:32.94 ID:xXhvZ3s10
乙です
キャラ安価については上に概ね同意
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/25(土) 22:20:27.61 ID:MOIWBZzfO
wktk
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/27(月) 00:36:08.98 ID:1z3J00880
どの案も銀髪(白髪)だからどれ当たっても自分的には嬉しいやつだ
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/27(月) 10:20:41.48 ID:6+16qfmsO
ナールはディアナが自動採用だったけどシルヴェロギア編は敵キャラ枠もあるのかな
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/27(月) 20:42:54.83 ID:VtKoDF79O
まだかな
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/28(火) 18:28:37.23 ID:mKsaw0WP0
モルガンヌの時みたいにキャラ構築に時間かかってそう
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/28(火) 20:05:25.64 ID:bSBWSXUX0
設定とか辻褄合わせとかかっちりやるタイプですな
じっくりやっていただきたい
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/28(火) 21:49:26.25 ID:9FSJ0E8yO
アマティアスの時と違って投下されるまでどれが選ばれたのか分からないからワクワクする
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 11:18:45.81 ID:Qs0A/a25O
2週間以上かかりそうな時は生存報告欲しいな
638 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/29(水) 15:32:36.14 ID:XH7Erv62O

たいへんおまたせ致しました。
ぼちぼち続きを始めていきたいと思います。

その前に純愛えっちイベントへの発展方法とクロウス以外の男性キャラについて改めて説明をします。




・純愛えっちについて

純愛えっちは各キャラのフラグを3本集めた上で次回の自由行動を消費する事で展開されます。
また、話の進行上えっちシーンに突入できない自由行動時間もあります。(今回の自由行動がそれに該当します)


・他の男性キャラについて


クロウス以外の男性キャラは自由行動時に他の女性キャラと一緒に選択する事でそのキャラとフラグを建てる事が可能になっています。クロウスやフローリアと同様にフラグを3本集めるとそのキャラとの関係が発展していきます。

ただし、クロウスとえっち済みのキャラとは基本的にはフラグは立たなくなります。逆にクロウスも他の男キャラがフラグを集めて関係が成立したキャラとのフラグは入手することができなくなります。(自由行動での交流自体は可能でその場合はコンマ判定で色々とボーナスが貰えるようになります)

また、クロウスと男性キャラが交流した場合はフラグの入手などはありませんが次の交流や戦闘でボーナスが付くイベント等を起こすことができます。


その他追加事項などが出てくればその都度ご報告しますね。

639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 15:42:41.49 ID:PUAqTiVJO
報告あると安心する
640 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/29(水) 15:44:47.72 ID:XH7Erv62O


フローリアが起きるほんの少し前…。


クロウス達は周辺を騒がせていた魔物を討伐したことにより、シルヴェロギアのまとめ役でもある竜巫女から御礼を申し上げたいと言われ竜遇宮と呼ばれる社に来ていた。

東の方にあるという島国に近い異国風情に三人は緊張の面持ちで座っている。


ルル「うわぁ〜…ナールとは全然雰囲気が違うなぁ」キョロキョロ

ジェニファー「ルル…!あまりキョロキョロしないでくださいまし!私たちの品位が落ちましてよ…!」ヒソヒソ

クロウス「いやお前ら二人とも落ち着け…」

クロウス(キャラバン隊の方達が姫様を看病してくれているとはいえ…やはり容態が気になる、一刻も早く馳せ参じたい……!)ソワソワ


レビュオス「はは、そんなに忙しくしなくとも巫女様は直ぐに来るさ。気持ちは分からなくもないがな」

クロウス「しかし……俺たちの様な根無し草の旅人にわざわざ礼を言いに来るなど良いのか?竜巫女というのはこの国の領主みたいなものなんだろ?」

レビュオス「そんなに気にしなくともうちの巫女様は庶民派なんでね……おっと、巫女様のご準備が整ったみたいだ」


ガラガラと立派な竜の紋様が入った襖が開かれる、襖の奥から一人の少女が現れた。

背丈等はルルとそう変わらなさそうに見えるがその落ち着いた振る舞いは見た目とは裏腹に精神的な年齢の高さを思わせる。

641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 15:47:35.55 ID:PUAqTiVJO
案のほとんどがちびっ子だからまだどれか分からないな
642 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/29(水) 15:56:40.50 ID:XH7Erv62O

アンリエッタ「お待たせ致しました、異国からの来訪者の皆さん」

アンリエッタ「私の名はアンリエッタ(>>613)と申します、このシルヴェロギアで竜巫女を勤めさせてもらっています。此度は私達の領土で騒ぎを起こしていた魔物を討伐してくださいまして本当にありがとうございます」ペコリ


静穏な振る舞いで部屋に入ってきた少女はクロウス達に深くお辞儀をした。


クロウス「い…いえ、トドメはそこの兵士長殿が率いてくれていた隊が刺してましたので…むしろ俺たちの方が助けられたようなものですよ」

アンリエッタ「だとしても、隠れるのが上手いあの魔物の発見をご助力してくださっていたのは変わりませんし……それにレビュオスが駆けつけた時には魔物は瀕死の状態だったと聞いております」

レビュオス「ええ、その通りです…腕の良い騎士と魔法使いが居たので俺たちは美味しいとこだけ持ってっただけですよ」

ルル「いやぁ〜それほどでも」ニコニコ

ジェニファー「すぐ調子に乗る…」

643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 16:10:41.45 ID:mQKznACq0
レビュオスを逆レしそう
644 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/29(水) 16:12:06.59 ID:XH7Erv62O

クロウス(…ん?)

クロウス「待ってくれ、俺は自分の事を騎士だなんて一言も言ってないぞ?」

レビュオス「ありゃ?そうでしたかい……でもまぁ、あの時にあの少女の事を姫様って呼んでたじゃないですか?」

クロウス(うっ…)

レビュオス「それとあのキャラバン隊には冒険者だって嘘吹いてたみたいだし……そういや少し前にどこかの国が陥落したって噂も聞く」

レビュオス「そう確か……ミクトラム王国、だったかな?」


レビュオスのこちらを見る目が鋭くなっていく。
身分を偽って入国してきた者に対して警戒しているのだろう。

こちらとしては穏便にこの国を通過したくて吐いた嘘ではあったのだが……。


アンリエッタ「ふぅ…おやめなさいレビュオス、少し意地悪が過ぎますよ?」

レビュオス「……はは、すみません巫女様。クロウス殿も悪かったね、探るような真似をして」

クロウス「いや、そもそも最初に説明しなかった俺が悪いんだ……謝るのはこちらの方だ」

レビュオス「なら今度はちゃんと説明してくれるだろ? この国には何が目的で来たんだ?」


クロウスはルルとジェニファーに目配せする。
ルルはお好きにどうぞという風に、ジェニファーはクロウスの事を信頼していると視線に込めてに頷いた。


クロウス「……話せば長くなるが、どこから説明したものか」
645 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/29(水) 16:15:03.29 ID:XH7Erv62O

クロウスはこれまでの経緯を全て話した。
レビュオスは驚きを隠せない様子でアンリエッタは何かを考え込むように俯く。


レビュオス「おいおい……ミクトラムの事は知ってたがナールもラジル帝国の手に落ちたなんて聞いてないぞ」

アンリエッタ「確かにナール魔導帝国は大昔にシルヴェロギアと友好関係であったと聞いてます……何が原因で別たれたかは私も分かりませんが、転移魔方陣があった場所は確かに昔のシルヴェロギアがあった場所と一致しています」

レビュオス「それにしてもラジルの奴ら動きが派手すぎるな、このご時世に天下統一でも狙っているのか?」

クロウス「それは分からないが、少なくともこのまま大人しくするような奴らでは無い事は確かだな」

レビュオス「このシルヴェロギアを狙ってくる理由など無いとは思うが…」

アンリエッタ「……ともあれここまでの長旅はお疲れでしたでしょう、お連れの姫君も熱を出しているようですし……今しばらくはこのシルヴェロギアにご滞在ください。ホテルの料金はこちらで受け持ちましょう」

クロウス「本当に良いのですか?俺たちのようなよそ者にそんなご待遇を…」

レビュオス「気にしなさんな、少なくとも俺はあんた達の事は悪いヤツだとは思ってないし…あんた達には仮があるからな」

アンリエッタ「レビュオスの言う通りです、それにこう見えて人を見る目だけには自信がありますから安心してください」

クロウス「何から何まで本当にかたじけない…」
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 16:34:06.73 ID:PUAqTiVJO
アンリエッタのキャラシからして竜神様も多分良い人だし、この国が攻め落とされるのは心が苦しくなりそう
647 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/09/29(水) 16:51:48.86 ID:XH7Erv62O

ルル「良かったー…!これでリアもゆっくり休めれそうだね!」

ジェニファー「ええ、早く治ると良いのですが…」

アンリエッタ「時間を取らせてしまって申し訳ありません、もし良ければ街の中なども自由に歩き回っても構いませんので……あっ、もちろん立ち入り禁止の場所などもありますが」

レビュオス「修練場なんかも好きに使っても良いし、なんだったら俺が美味い飯が食えるところを紹介してやるよ」

アンリエッタ「ふふ…レビュオス、これが終わったら勤務終了とはいえまだお仕事中ですよ?」

レビュオス「おっと…こいつは失礼しました」


その後……クロウス達はホテルに戻りフローリアの体調を確認し、それぞれが自由行動を取ることになった。




───クロウス視点───


クロウス(巫女殿が手配してくれた医者が看てくれるのはありがたい、早く元気になってくれれば良いのだが)

クロウス(……くそ、こういう時に何もできない自分が腹立たしいな…!!)


クロウス自由行動1回目(残り2回)
↓2でクロウスの行動を選んでください

@誰かと交流しに行く(二人まで、ただしフローリアのみ単独)
 フローリア>>4、ルル>>79、ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588


A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)


シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。

手持ちのフラグ(クロウス)
フローリア×1
ルル×2
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 16:54:22.66 ID:JTbrXHdr0
ふみ
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 16:55:14.59 ID:PUAqTiVJO
2 銀竜の像を眺める
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 19:32:46.11 ID:mQKznACq0
アンリエッタと交流できないの嫌な予感しかしないんですが
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 19:40:40.97 ID:YZ8uKya1o
ほら、いきなり国の象徴的な人とは仲良う出来ないだろうし……

モルガンヌ様は知らぬ
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 19:50:28.15 ID:zCCZ6zYP0
同じ従者を想う者同士でフローリアとの交流は見たいな
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 20:50:04.06 ID:WEtuD+qBO
誰のフラグも回収しないまま最終選択肢を迎えたらどうなるんだろ
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/29(水) 21:29:36.36 ID:5siP9Yx0O
おおお、アンリエッタの容姿設定がとても自分好みだ……
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 00:04:30.09 ID:xQdEzk63O
質問、今回の自由行動ではえっちシーンに突入できないとのことだったけど、それってつまり次の2回目の行動でルルを選んでも3つ目のフラグを取得できないってことでよろしい?
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 00:19:10.57 ID:4GE9Y3Za0
更新乙です

ナール編でこのスレの大まかな方針が判明した訳だがスレ民は今後どのように自由行動安価を取っていくのだろう。凌辱見たさであえて選ばないのか、それとも幸せを願って積極的に狙いに行くのか
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 00:31:18.31 ID:xQdEzk63O
旅に同行さえ出来れば合間合間で敗北凌辱のチャンスがあるだろうし、離脱確定の一度きりの凌辱見たい!なんて物好きな人いるのか……?
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 00:44:20.94 ID:XZjZ3wb9O
陵辱もいいけどそろそろ純愛描写も欲しいな
光と影で双方が映える
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 00:52:21.56 ID:OhM3PQHzO
>>657
人の集まる安価スレの常だけど、嫌がらせにしろ本気にしろそれが結構いたりするから困る
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 10:54:24.10 ID:9vtAphEJ0
レビュオスと女性キャラとの間でフラグが成立する度にアンリエッタの嫉妬ゲージが溜まっていきそう、「私は我慢してるのにどうしてあの女とだけ……」的な
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 16:39:37.94 ID:9xRigw96O
(皆敗北ゾロ目出したがってるし陵辱狙うこと自体は何ら問題ないと思ってたが違うのか)
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 16:52:53.71 ID:yT5UP+XZo
>>657
取り返しが付かないからこそ鬱シコが捗るんだぞ
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 22:30:12.78 ID:zqmP0XXg0
どう転んでも面白い
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/09/30(木) 23:58:01.57 ID:4GE9Y3Za0
>>661
一つの分岐として見る分には問題ないけどそれが正史になるとしんどいって人が多いんじゃないか(多分)
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/01(金) 02:16:44.36 ID:cL+4//Dq0
そういう人多そう
666 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/01(金) 17:04:15.45 ID:CFB/yAB7O

また続きを初めていきます。

>>655
フラグの入手自体は可能です。えっち展開はフローリア復帰後の自由行動で選択できるようになります。
667 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/01(金) 17:06:00.92 ID:CFB/yAB7O

手持ち無沙汰で街を歩いてくと丁度広場のような場所へと着いた。

風景や賑やかさに差はあれど和やかな空気が街の中を包んでおり、クロウスに王国の市街を思い出させる。


クロウス(ミクトラムもこんな感じで平和な国だった、あれからそんなに時間は経ってないのになぜだろうな……少し懐かしい気分になる)

クロウス「ん?」


クロウスの目にある像が目に留まる。
それは竜を象っていて、雄々しく翼を広げたその像だけがどこか厳かな雰囲気を醸し出していた。


クロウス(うーむ…恐らくこれがこの国が信仰しているという銀竜というやつなのだろう)

クロウス(竜なんて今となっては出くわすのも難しい存在だが、本当に存在などしているのか?)

お婆「そこの旅のお方、どうやら銀竜様に興味がお有りのようですな?」


突然声をかけられ、クロウスが振り向くとにこやかな表情をしたお婆さんがクロウスの後ろに立っていた。


クロウス「むっ? ああ……俺が外から来た人間だと分かりましたね」

お婆「もちろん……シルヴェロギアは国と呼ぶには小さな街ですから、わたしのような歳寄りなら街の人間の顔は大体覚えているのじゃよ」

クロウス「そうだったのですね…」

668 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/01(金) 17:08:39.68 ID:CFB/yAB7O

お婆さんはクロウスの横に移動すると、まるで孫に語りかけるような優しい口調で説明し始めた。


お婆さん「銀竜さまはこの国をずー…っと守護している守り神のようなものでな、普段は滅多に人前に姿を現すことは無いのじゃよ」

お婆さん「3年に一度……銀黎祭にて巫女さまが行う銀黎の舞、そこで銀竜さまへの祈りと感謝を捧げ、わたしたちは銀竜さまからの祝福と加護を授かるのです」

クロウス「…という事は銀竜様を見ることが出来るのはその祭の期間だけなのか」

お婆さん「ええ、じゃがお主は運に恵まれておるようじゃよ……次の銀黎祭は十日後には開催されるのじゃからのう」

クロウス「十日後ですか…」

お婆さん「銀黎祭では屋台や出店などを出して街中のみなが盛り上がる祭りじゃ……良かったらお連れの方々ともども楽しんでいくとええ」

クロウス「ええ、ありがとうございます」

クロウス(十日後…それまでに姫様も元気になってくれれば良いのだが…)

669 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/01(金) 17:11:00.54 ID:CFB/yAB7O

お婆さん「そうじゃのう…お主もここに来るのは初めてのようじゃし、シルヴェロギアのことで何か聞きたいことがあれば力になれるじゃろう」

クロウス「聞きたいこと……か」


地元に詳しいお婆さんに何か尋ねてみる?
↓1のコンマで内容決定
↓2で他に何か聞きたいことがあれば何か(特に無いならスルーでも良し)


00~20 本屋や図書館などは無いか聞く
 (次のフローリアとの交流でフラグが多く手に入る)

21~40 落ち着ける場所ついて聞く
 (次のルルとの交流でフラグが多く手に入る)

41~60 鍛治屋について聞く
 (次のジェニファーとの交流でフラグが多く手に入る)

61~80 公益が盛んな場所について聞く
 (次のリトアとの交流でフラグが多く手に入る)

81~99 レビュオスについて聞く
 (次のレビュオスとの交流で多めにボーナスが貰える)

670 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/01(金) 17:12:50.61 ID:IqujbDnQ0
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/01(金) 17:21:01.98 ID:cL+4//Dq0
竜巫女様の評判
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/01(金) 17:28:37.78 ID:dp5m/2HrO
次でルルとリトアの複数交流取りたいな
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/01(金) 19:52:22.74 ID:9UahvvNBO
フラグ3つでHは早すぎない?って最初思ってたけど、各国ごとの自由行動が2回だとすれば会ったばかりの人とはHシーンまで進めないようになってたんだな
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/02(土) 01:06:44.55 ID:mK58rtZb0
結局アンリエッタはどういうポジションなんだろう
675 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/02(土) 13:24:28.75 ID:ZtluQL9BO

クロウス「竜巫女とはどういった人なんだ? この街のまとめ役だと聞いたんだが…」

お婆さん「あぁ…あの娘かい、あの娘はとても良い娘じゃよ。まだ19歳なのに小さい体でとても頑張ってくれてねぇ…」

クロウス(じ、じゅうきゅう…姫様より歳上だったのか…)

お婆さん「若くして竜巫女に選ばれて辛いことや大変なこともあるだろうに、それをおくびにも出さないんじゃ」

お婆さん「じゃからみんな、竜巫女さまには感謝しておるしいっぱい可愛がっておるよ」

クロウス「ふむ…臣民に慕われる良き人なのは分かりました」

クロウス(ナールはモルガンヌ殿の強大な力で民を引っ張っていくスタイルだったが……シルヴェロギアは竜巫女という存在を民が支えていく感じなのだろうか)

クロウス「そうだ、ここら辺で交易が盛んな場所ってどこにありますか?」

お婆さん「それならあっちの道を真っ直ぐ行った先に市場があるよ、確か荷物をたくさん積んだ馬車が向こうの方に行っていったねぇ」

クロウス(恐らくリトア達のキャラバン隊だな……)

クロウス「ありがとうございます、お陰で色々と助かりました」

お婆さん「ほっほっほ、どういたしまして…あんたも今どき礼儀正しい真面目な男だねぇ」


※次回の自由行動時、リトアとのフラグを多く得られます。(複数交流の場合はリトアの確定フラグ入手が優先され、残りのキャラの方のみコンマ判定が入ります)
676 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/02(土) 13:55:22.15 ID:ZtluQL9BO

クロウス自由行動2回目(残り1回)
↓2でクロウスの行動を選んでください


@誰かと交流しに行く(二人まで、ただしフローリアのみ単独)
 フローリア>>4、ルル>>79、ジェニファー>>96、★リトア>>524(ボーナス発生中)、レビュオス>>588

A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)


シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。

手持ちのフラグ(クロウス)
フローリア×1
ルル×2
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/02(土) 13:56:27.11 ID:5WbW69LYo
@リトア
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/02(土) 14:01:15.01 ID:iI8eskwF0
1 レビュオス
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/02(土) 15:08:41.64 ID:kieoPsEIO
男同士の交流楽しみ
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/03(日) 19:13:34.07 ID:FGo2CDvTO
まだかな
681 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/04(月) 20:49:39.33 ID:hWGYThLMO
空き時間を使ってちまちまと投下してましたがスローペースに成りすぎましたね…
そろそろどこかで一気に進めれるような時間を取りたいところ

続き始めます
682 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/04(月) 20:55:58.67 ID:hWGYThLMO

もうそろそろ日も落ちてくる頃、クロウスは前方から顔見知りになったばかりの男が歩いてくるのを知る。


レビュオス「クロウスの旦那じゃないですか、さっきはどうも」

クロウス「レビュオス殿、仕事は終わったようだな」

レビュオス「レビュオスでいいよ、お互い歳も近いだろうし。その代わり俺のことも呼び捨てで呼んでくれて構わないよ」

クロウス「そうかなら遠慮なくそうさせてもらうとするか」

レビュオス「おお…そうだ、この後は時間はあるか?」

クロウス「あぁ、宿に戻るつもりだったんだがどうかしたか?」

レビュオス「すこし付き合ってくれないか、あんたとは一度腹を割って話してみたくてな」

クロウス「…ふむ」

クロウス(レビュオスには借りもある、早く姫様の所へ戻るつもりだったが…)

クロウス「分かった、俺も貴方には聞きたいこともある」

レビュオス「はは、決まりだな!」


レビュオスとの交流内容(クロウスやレビュオスに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1から↓3で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 21:02:41.39 ID:6SX2kFmZO
クロウスはともかくルルの方はどうしてああも戦闘に慣れていたのか

レビュオスの発言で
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 21:25:13.35 ID:VJc231p2o
女のタイプ
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/04(月) 21:29:08.13 ID:FQ4yzL67O
酒の飲み比べ
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 11:08:12.36 ID:7jkCrvQ70
自由行動早く終わらせたいな
687 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/06(水) 15:47:59.73 ID:JX02l0ehO

二人はレビュオスのおすすめする居酒屋という場所にやってきた。

レビュオス曰く、東方の国の文化を取り入れている酒場らしくこちらの大陸だとシルヴェロギアぐらいしか無いだろうと太鼓判を押している。

実際出てくる料理も酒もレベルが高い上に料金も安めだという事もあって二人の酒もどんどん進んでいった。


レビュオス「ぷはーっ、いやぁ〜仕事の後の酒は美味いもんだ!はっはっは」

クロウス「よく飲むな……まっ、こんだけ美味い酒が出れば分からなくもないが」

レビュオス「そう言うわりにはクロウスは酒が強いみたいだな?」

クロウス「まぁこれぐらいのアルコールならばもう少しは行けるが……それでも結構飲んだ方だぞ」

レビュオス「それもそうか……ははっ」

レビュオス「……悪かったな、さっきは尋問のような真似をしてしまったな」


レビュオスはグラスを置くと真剣な表情で先ほどの竜遇宮での一件について非礼を詫びてきた。
クロウスにとっては何も言わないでいた自分たちに非があると思っていたのでレビュオスの謝罪を軽く受け止めた。


クロウス「気にしないでくれ、さっきも言ったが何も言わなかったこっちにも責があるんだ。だから……」

レビュオス「そうか!?そう言ってくれると助かるぜ!」ケロッ

クロウス「おまっ…意外と仕事外では自由なやつなんだな」

レビュオス「これでも公私の切り替えはしっかりとしている方なんだがな、まぁ普段真面目ぶっている反動だと思ってくれたまえ」

レビュオス「というかクロウスはもうちっと羽目を外しても良いんじゃないか〜、状況が状況とはいえ諸国を巡ってるわけだしな」

クロウス「これが俺の性根なんだ、悪いな」
688 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/06(水) 15:52:55.19 ID:JX02l0ehO


レビュオス「でも旦那、あんなに可愛い娘3人と旅をしてて何とも思わないんですかい?」

クロウス「仕えている姫様に欲情するなど護衛騎士失格だろ……それに残り二人も成り行きで同伴しているに過ぎん」

レビュオス「かぁーっ!つまらない返答だねぇ、だったら女の好みとかは!?胸派か!?尻か!?それとも太ももとかうなじ派か!?」

クロウス「さては結構酔ってるなレビュオス…!そんなもの俺は別に…」

レビュオス「まぁまぁ、下手に溜め込むよりここで吐いちゃえば楽になるって!俺にだけで良いからちょこっと教えてくれよ!」

クロウス「………はぁ、俺だけ教えるのはアンフェアだ。お前も教えてくれれば俺も言う、それでどうだ」

レビュオス「へへっ、そうこなくちゃな!」


↓1でクロウスの好きな女性のタイプ
↓2でレビュオスの女性のタイプ
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 15:55:43.54 ID:rHTnkYACO
真面目な子。胸はほどほどの方がいい(自分で育てたい)
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 15:56:34.64 ID:gBboxtWq0
自身と同い年か近しければと思うくらいにフローリア
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 15:58:06.54 ID:uiyAhsOkO
レビュオスの好みがフローリアになってしまった
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 15:59:31.35 ID:7jkCrvQ70
奥さんの名前もフローリアなのかもしれない(混乱)
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 16:00:58.25 ID:gBboxtWq0
クロウスのつもりで書いたので取り消し再安価でも文句ないです(´・ω・`)
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 16:03:57.27 ID:JZakPsghO
クロウスの方はフローリアと、ルルも該当かこれは
695 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/06(水) 16:14:25.61 ID:JX02l0ehO
さすがにレスが近すぎたということでレビュオスの好みだけやり直しますね
改めて↓2でレビュオスの女性のタイプ
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 16:16:46.05 ID:qyP6WeZmO
自分が守ってあげたくなるような大人しい子
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 16:18:28.39 ID:7jkCrvQ70
普段はキリッとしてるけど自分と二人きりの時だけデレデレになってくれる
698 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/06(水) 19:18:34.07 ID:d5HYqMdjo


クロウス「そうだな……やはり真面目な人が俺はいいな、一緒に居て苦労することも無さそうだしな」

レビュオス「ほうほう、んで?身体の好みはどうだ、胸の大きさぐらいはあるだろ?」

クロウス「……別に大きくても小さくても構わん、強いて言うなら自分で育てる方が好みと言えば好みだからほどほどにある方がいいな」

クロウス(全く……やはり俺も酔っているな、なんでこうも口が軽くなるんだか)

レビュオス「ほほーう、なるほどねぇ…」

クロウス「というかお前はどうなんだ、俺に喋らせるだけ喋らせて逃げるなんてことは許さないからな」

レビュオス「分かってるって……そうだな、俺は普段はキリッとしてるのに俺と二人きりの時だけはデレデレになってくれるような娘が好みだなぁ」

クロウス「二面性があるのがタイプってことか?良く分からんな…」

レビュオス「はは、まぁ理想はあくまで理想ってことで…もう選り好みできる歳でもないからな、それに…」

クロウス「レビュオス?」


ふと一瞬だけ見せたレビュオスの悲しげな表情をクロウスは見逃さなかったが、追求するよりも早くレビュオスはバッと顔を上げて普段の調子に戻る。
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 19:25:08.79 ID:ptYkL6Dr0
レビュオスさん、握手
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/06(水) 20:11:20.61 ID:PS8/QSO7O
ボーナスは何になるんだろか
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/07(木) 21:43:43.94 ID:e761cO+gO
https://i.imgur.com/8N9Zzdr.jpg

アンリエッタちゃん描いてみた
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/07(木) 22:09:05.02 ID:BbVduslEo
おおお〜!
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 00:30:53.10 ID:zXMq1Wd4O
服めっちゃ豪華で可愛い
この優しいタッチの絵は別の姫スレでも支援絵描いてくれてる人と同じかな?
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 08:57:13.29 ID:QbJ4WpbtO
絵たすかる
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 15:36:27.39 ID:oY0F3w+rO
アンリエッタの場面たのしみ
706 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/08(金) 22:29:28.24 ID:4hvp1pUao
>>701
こんな社畜の亀更新スレに2度目の支援絵なんて…本当にありがとうございます…!元気が出る…!
アンリエッタちゃんに関してはストーリーが進んでからの自由行動で交流可になりますのでもう少々お待ちくだされ…!
707 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/08(金) 22:41:11.12 ID:4hvp1pUao

レビュオス「そんなことよりもだ!クロウス、あのルルって子はなんであんなに強いんだ?」

クロウス「ルルか?どうしたんだいきなり…」

レビュオス「守ることを生業とする者にとってはどうしても気になるんだよ、魔法を扱えるとはいえなんであんな小さな娘があんなに戦闘慣れしてるのかだ」

クロウス「ふむ……一度本人に聞いたことがあったんだが、ナールの魔導学院は許可なしに学外の外に出る事は許されない場所だったんだが…」

クロウス「あいつはそういう規則を無視して好き勝手に外に出ては魔法の実験のために魔物の巣窟に一人で突っ込みに行く事が多々あったそうだぞ」

レビュオス「お、おお…中々にクレイジーな娘だな」

クロウス「だから魔物相手の実戦経験は他の学院生と比べても頭一つ抜けていたようだ、戦闘のセンスもある。アイツはきっとまだまだ強くなるよ」

レビュオス「そうだったのか、しかしあんな小さい子が戦い慣れしているなんて複雑だな……」

クロウス「全くだ………それに…」グイッ

レビュオス「それに?」
708 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/08(金) 22:42:16.83 ID:4hvp1pUao

クロウス「幾ら魔物との戦闘経験が豊富とはいえ、人間同士の殺し合いは経験してないはずだ」

クロウス「そうなった時にアイツが平常心でいられるのか……それが俺には心配だ」

レビュオス「……そうだな、できる限りなら平和に暮らせる場所を見つけて戦いとは無縁の生活を送ってほしいもんだよ、ルルとジェニファーって娘には」

クロウス「そうするのが俺の仕事だと思ってるよ」

クロウス(でなければモルガンヌ殿に申し訳が立たない……)

レビュオス「まぁ……なんだ、少なくともここに居る間ぐらいは困ったことがあれば頼ってくれよな?」

クロウス「…機会があればそうさせて貰う」



レビュオスとの交流で得るボーナスを選択してください。
以下から二つ選び、↓2から↓4のコンマが高いレスのボーナス二つを獲得


@次回の自由行動でフローリアとの交流で多くフラグを得る(※リトアのボーナスを解除、Aとの重複は不可)

A次回の自由行動でルルとの交流で多くフラグを得る(※リトアのボーナスを解除、@との重複は不可)

B次回の自由行動でレビュオスと??????を一緒に交流するとボーナスが発生する。

C次回の戦闘安価にて特殊スキルが発動する。(【亡き娘への誓い】戦闘に敗北しそうになった時、1度だけ判定をやり直す事ができる)

DフローリアとのフラグAを手に入れる
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 22:44:17.51 ID:l76p69Ft0
加速しろォッ!
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 22:45:53.49 ID:oY0F3w+rO
2
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 22:46:32.73 ID:MniaNVBfO
2
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 22:46:47.83 ID:a3jLOShao
4
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 22:50:41.70 ID:dECehxmt0
4
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 22:51:26.78 ID:l76p69Ft0
ルルとのフラグってあと1つで合計3つになるけど多くもらうとなんか特典あったりするんです?
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 22:57:11.23 ID:YEbJoUzw0
確かにそこは気になるポイント

そして不利判定振り直しは美味しい
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 22:59:05.95 ID:MniaNVBfO
Bは字数的にアンリエッタだったか。埋まりそうだったから気付く前に取ってしまった
717 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/08(金) 23:22:33.49 ID:4hvp1pUao
書き方が悪かったんですがこれ一人2つまでボーナスを組み合わせて、3レスの中からコンマの高いものを選ぶつもりでした。(@とB、CとDみたいな)

ほぼ結果は変わらないとは思うのですが一応再安価しますね。
5分後の↓1から↓3までの間でコンマが高かったボーナス二つを獲得。
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 23:22:57.25 ID:x3YJYr9o0
振り直しって任意のタイミングで使えるのかな
例えば1回目&2回目共に不利引いた後のゾロ目判定では望み薄だから敢えて温存するみたいな
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 23:25:18.94 ID:MniaNVBfO
そういう感じだったのか
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 23:27:34.33 ID:MniaNVBfO
2と3
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 23:27:41.61 ID:a3jLOShao
そういうことかすまない
改めて2と4
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 23:28:23.43 ID:pPV7JZxFO
2と4で
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 23:28:24.53 ID:OZhzsZWqO
2と4
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/08(金) 23:40:54.15 ID:4QZo3h5J0
レビュオス&アンリエッタ間のフラグって回収して大丈夫なのかね……
725 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 00:00:29.23 ID:U1pk2vO+o
>>714
溢れたフラグ分は次に持ち越される形になります。(1本余した後は2本集めればまた次のえっちイベに繋げれます)

>>718
2回目の不利判定引いた後に引き直しを考えていました。ちなみに今後は戦闘シーンにおけるゾロ目の扱いを微妙に変更する予定です。


今回のボーナスはAのルルのフラグボーナスとCの1度限りの戦闘における根性付与になります。
726 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 00:02:32.92 ID:U1pk2vO+o

翌日の朝……、

酒を飲んで帰ったことでクロウスは一部の女性陣からは冷ややかな視線を浴びたが、今後もこの国に居させてもらう上での重要な会合だった(もちろん言い訳)と説明しなんとか事なきを得てた。

クロウス自身、仕える主君が風邪を引いてるのにお酒を飲んだことに引け目もあったが当のフローリアは怒るどころか笑顔でクロウスに許しを与えた。


フローリア『クロウスは今まで頑張り過ぎなぐらいでした、それぐらいで怒ったりはしません』

フローリア『むしろクロウスも人並みにお酒を楽しむような休息を得られてて私はとても嬉しいですよ?』


クロウス(あの人は……我が仕える姫ながら人が良すぎる、叱ってくれた方がまだ良かったぐらいだ)


良心の呵責に苛まれながらも、だからこそあの方に尽くしていこうと思える。

小さく笑みをこぼし、フローリアに朝の挨拶をしようと部屋の扉を開けようとした時だった。
ドアノブに手をかけるよりも早く扉が開いた。



ルル「く、クロウスさん!!大変!大変だよ!!」

クロウス「なんだ…?朝からうるさいな、どうかしたのか?」

ルル「り、リアが!!リアが凄い熱が出始めて…!!」




クロウス「…………は?」
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 00:04:51.77 ID:ONEislI50
ルルはフローリアとの百合えっちフラグも立ってるんだよな(触診イベントwktk)
728 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 00:07:15.66 ID:U1pk2vO+o


フローリアが療養している部屋に入るとそこにはジェニファーや診察をしてくれていたお医者さんにキャラバン隊の面々もいた。


クロウス「姫様!!」

フローリア「あ………くろうす…」


一目で見てフローリアの状態が酷いことが分かった、昨日までは普通に話をするぐらいには回復していたのだが今は顔が真っ赤になるほどに紅潮しており、意識も朦朧としているみたいだ。

ただの風邪にしては酷い熱のうなされ様にクロウスは思わず医者に詰め寄ってしまう。


クロウス「おい…!姫様はただの風邪じゃなかったのか!?」

医者「き、昨日までは本当に普通の風邪の症状だったんですよ!?それが今朝がたになってから急に容態が悪化して…!」

ジェニファー「ちょっと!病人の前で騒がないでくださいまし!」

リトア「そうよ、それにまだお医者さんの診断の結果を聞いてないわ」

クロウス「……っ、すまない…」


クロウスは逸る気持ちを抑え冷静でいようとするが焦燥を隠しきれてはいなかった。

医者は冷や汗をかきながらもフローリアの病状について説明をする。


医者「…高熱と視界の霞みを確認しています、息苦しさもあり呼吸もしづらそうですが……一番の問題点はこれです」

クロウス「なっ…!?」

ルル「うそ……なにこれ…!」
729 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 00:14:42.24 ID:U1pk2vO+o


医者がフローリアの寝巻をそっとずらして肩を露出させると、肩口から二の腕辺りまでの皮膚が赤くささくれているような状態になっていた。

それはまるで鱗のような状態で汗が皮膚の上を滴る度にフローリアは苦しそうな声を上げている。


医者「昨日までは全く正常だった皮膚が熱を持って硬くなっています……恐らくこれは」



アンリエッタ「竜鱗炎……ですね」

医者「り、竜巫女さま…!?」


声の方を見ると部屋の外からアンリエッタとレビュオスが部屋に入ってきていた。

思わぬ来客に一同は驚くがすかさずレビュオスが状況説明をする。


レビュオス「騒ぎを聞いて駆けつけてきたんだ、巫女様の護衛も兼ねてな」

ルル「そ、それよりも!その竜鱗炎ってなに!?どんな病気なの…!!」

アンリエッタ「………竜鱗炎はかつてシルヴェロギアで流行った病の一つです、蚊のような小さな虫を媒介にして発病して高熱と皮膚に走る激痛でじわじわと人を死に至らしめる病気でございます」

アンリエッタ「今ではあまりかかる者も居なくなっていましたが、この病は皮膚の異常が発生するまで普通の風邪となんら症状が変わり無いのが特徴で…このまま放置すればフローリアさんは…」

ジェニファー「ち、治療法は…!?勿論あるのでしょう!?」

医者「……あるにはあります、しかし…」
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 00:15:49.76 ID:ONEislI50
フローリアが同行出来ないときたか……
731 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 00:19:15.10 ID:U1pk2vO+o

レビュオス「この病気を治すには問題点が三つあるんだ」

クロウス「なんだ、その問題点というのは…!!」


レビュオス「一つはこの病を治すには火無き草という植物が必要なんだが、その植物が生えている場所は魔物の巣窟になってるんだ」

レビュオス「栽培の難しい植物でな……何度も人工栽培を試してみてるんだが成功した試しが無いんだ」


医者「二つ目は鮮度ですな、過去の例を見ると竜鱗炎の治療に成功した殆どが採取してから五時間以内の火無き草を使用しているようです」

クロウス「なら手早く持って帰ってくれば良いだけだろ…!?」

レビュオス「最後の問題点、火無き草の回りには同じ様な見た目をした火回り草という植物がうじゃうじゃ生えているんだ」

レビュオス「ハッキリ言って素人目だとどれが目当ての火無き草なのかが全然分からんぞ……、医者せんせーなら分かるかもしれんがもう歳だし、そんな危ないとこには連れて行きにくいだろうな…」

クロウス(……くそ、俺は悪夢でも見てるのか…)

クロウス(護ると決めたのに……フローリア様はこんなにも苦しんで…!!)ギリッ

クロウス(………所詮俺なんかじゃ…誰か一人を護ることすらできないのか…?)


奥歯が潰れても可笑しくない程に悔しさで思わず歯を食い縛る。





しかし……そこに予想外の所から声が上がってきた。


リトア「あ、あの……火無き草って葉の先端に行くにつれて朱色になってる草ですよね?」
732 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 00:22:15.04 ID:U1pk2vO+o
リトア「私、たぶん分かります…!図鑑で何度も見たこともあるし、商隊で取り扱った事もあるわ!」

医者「確かにそうだが、しかし…火無き草だけ分かってても火回り草が分からなければ…」

リトア「火回り草は葉の淵がうっすらギザギザしていて、火無き草は丸みを帯びてた筈!細かく言えば葉の裏の筋がしっかりと出ているのも火無き草の特徴ですよね!?」

医者「う、うむ…その通りだ」

ルル「はいはい!あのさ!時間の問題なら行きはともかく、帰りは私のポケットワープくん使えば一気に短縮できると思うよ!!」

クロウス「二人とも…!」

ルル「友達が大変なのに何も出来ないだなんて…そんなのできっこないよ!」

リトア「私はあなた達には恩があるし…戦いはできないけど護衛さえ居てくれればきっと力になれるわ」

クロウス「ああ、恩に着る!後は場所さえ分かれば俺が…!!」


僅かながら光明が見え、クロウスは今すぐにでも治療薬の材料を取りに行こうと席を立つ。

しかしレビュオスはそんなクロウスに待ったをかける。


レビュオス「いや、クロウスはここに残っていた方が良い」

クロウス「な、何でだ!!姫様の火急だぞ!!護衛の騎士である俺が行くのが筋だろ!?」

レビュオス「………」スッ
733 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 00:24:16.43 ID:U1pk2vO+o

レビュオスが無言で指した方を見る。

そこには熱と痛みにうなされながらもクロウスの服の端を掴んで離さないフローリアの姿があった。


フローリア「くろうす……ごめんなさい…ごめんなさい……」

クロウス「………っ!!」

フローリア「わたし……めいわくをかけて……ごめんなさい…!」


レビュオス「そんな状態の姫様を放置して行くのは本当に貴殿の筋なのかクロウス殿?」


フローリア「こわいよ……くろうす…」

クロウス「……ひめ、さま……俺は…!」

ジェニファー「け、けど……ルルとリトアだけではさすがに危ないのでは」

レビュオス「土地勘のある人間が案内した方が事は早く済む、だろ?」


レビュオスはアンリエッタに目配せをするとアンリエッタは小さな笑みを浮かべる。


アンリエッタ「……貴方ならそう言うと思っていました」

レビュオス「…ありがとうございます」





レビュオス「俺が君たちの護衛を引き受ける、道中の道案内は任せてくれ」

734 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 00:27:25.52 ID:U1pk2vO+o

ルルとリトア、そしてレビュオスの三人は火無き草採取の準備をしていた。

ジェニファーやキャラバン隊の人たちは代わり代わりでフローリアの看病をしてくれる事になった。

そしてクロウスは……。


レビュオス「すまないな、結果的にあんたのやる気を挫くような真似をしてしまったな…」

クロウス「……いや、いい。今はもう納得している」

レビュオス「……姫様は?」

クロウス「今は少し落ち着いて眠っていらっしゃる……こんな頼りない俺の手を、ずっと握っているんだ」

フローリア「すー…すー…」ギュッ

レビュオス「……手前勝手な意見だが、こういう弱っている時こそ親しい人間が側にいることが病人にとって何よりも力になる時がある。お前はフローリアちゃんの側にいてやれ」

クロウス「…………レビュオス」

レビュオス「なんだ?」

クロウス「昨日の今日で悪いが……頼らせて貰うぞ」

レビュオス「ああ、直ぐに届けてやるから待っていろ」


レビュオス(これは俺にとっても……譲れない大事なことだからな)
735 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 00:29:08.90 ID:U1pk2vO+o

レビュオス「すまない、待たせたな!」

ルル「おっそーい!リアが大変なのに油売ってる場合じゃないよ!」

リトア「こちらの準備は万端です、そちらは大丈夫なんですか?」

レビュオス「ああ、いま場所を教える」


火無き草の採取地
↓1から先に2票入ったダンジョンに向かいます。

@熱波の吹き荒ぶ地  アグロ火山の麓
A砂塵が吹く断崖   流砂の谷
B薬と毒の宝物庫   夜光の森 
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 00:30:06.32 ID:ONEislI50
1
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 00:31:07.08 ID:oxKptqIXO
コンマ一桁が1〜3なら1、4〜6なら2、7〜9なら3

0なら下と同じ
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 00:37:57.66 ID:BaIZraONO
1
739 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/09(土) 01:03:59.13 ID:U1pk2vO+o
ここで一旦止めにします。(久しぶりの終了宣言、体力の余裕があるって素晴らしい…)

薄々感づいている人もいるかと思いますが、フローリアのいない戦闘では巻き戻しによる強制コンティニューは発生しません。つまり負けてしまえば敗北陵辱を受けたままストーリーが進行してします、その点はお気をつけください。

それではおやすみなさいませー。
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 01:05:24.28 ID:BaIZraONO
乙ですん
「娘」として募集したあたり今回はリトアが陵辱対象になってそう()
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 01:09:17.11 ID:rPPJ+u0jo
おやすみー
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/09(土) 17:27:06.48 ID:1Jfgep3fO
今のところ一人ずつ順番に凌辱ターン回ってきてるから今回がリトアで次がアンリエッタ???

リトアを庇い切れるかどうかみたいな変則的な戦闘になりそう
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 04:20:09.27 ID:cmqXqeaw0
ルルは可愛いなあ
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 14:12:48.32 ID:xQ9H7slXO
>>1も動かしやすいらしいしね
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/12(火) 10:59:51.14 ID:Guvv0CX40
そろそろ来るか
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 01:33:47.15 ID:4FYqycgbO
>>1含め、現時点で既にお気に入りのキャラとかいたりする?自分はルルジェニの二人が好きなんだけど
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/13(水) 07:53:36.68 ID:FVq2p2gZ0
ルル
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 10:10:58.54 ID:xfH2hKcAO
まだかな
749 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/14(木) 14:20:39.10 ID:5WSHvZRyo
>>746
個人的にはなんだかんだでフローリアとクロウスの主人公二人ですかね…何だかんだで愛着が沸きますし、これからドンドン辛い目に合っても乗り越えていってもらいたいものです。

15時からちょこちょこ再開していきます。
750 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/14(木) 15:09:06.30 ID:5WSHvZRyo

シルヴェロギアより東の方角、アグロ火山と呼ばれる火山地帯が存在している。

そこには炎龍と呼ばれる魔物がいると噂されているが険しい地形と常人では耐えきれない灼熱の暑さが襲う為、確認した者は誰もいないという。

レビュオス達はそんな危険地帯の麓まで来ていた。
フローリアを救うための火無き草はシルヴェロギア周辺だとこの辺りにしか生息していないからだ。


ルル「うー……あっつい…」

リトア「火山そのものからはまだ離れているとはいえ、もうここまで熱気が伝わってくるわね……」

レビュオス「ここは炎の魔力が自然と発生していてな、そのせいもあって暑さに適応した生物や植物も多いんだ」

リトア「それは魔物もってことですか?」

レビュオス「そうだ、火の魔力を宿したスライムやコウモリなんかもそうだし、天然のゴーレムやリザードマン…泥や枯れ草に擬態した魔物なんかもいるんだ」

リトア「あまり相対したくは無いですね…」

レビュオス「ああ、そもそも俺たちの目的は戦うことでもないしな……ルー坊、準備はできたか?」

ルル「うん、街からここまで簡易のワープを繋げる事はできたよ……ってルー坊ってなに!?うら若き乙女に付けるあだ名それ!?」

レビュオス「こりゃ失礼、そんじゃあサクッと終わらせに行きますか!」

ルル「こらー!あっさりと流すな!」
751 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/14(木) 15:31:54.31 ID:5WSHvZRyo

三人は魔物に足止めされるのを避けるため、見つからないように岩肌を渡り歩いていく。

レビュオスはともかくリトアも意外と体力があるようで足元が安定しない道でも難なく進めて行っていた。


ルル「あっついぃー……二人ともよく平然としていられるよね」

リトア「まぁ私はもっと暑いとこに居たこともあったから……それになにも暑くない訳ではないわよ」

レビュオス「意識していれば余計暑くなるだけだからな、まぁここら辺は慣れもあるだろ」

ルル「うーん…」


ふとルルは気になる事があったのを思い出し、思いきってレビュオスに聞いてみることにした。


ルル「そういえばさ……なんでレビュオスさんってここまで私たちに気をかけてくれるの?」

レビュオス「何でと言われてもな…困っている人間がいれば助けるのは兵士としての義務だろ?」

ルル「だったとしてもこれって兵士の職務の中に入ってるとは思えないよ、巫女さんの護衛ほったらかして私たちを助ける理由って他にもあるんじゃないの?」


レビュオスはルルが思っていたよりも聡い人間だと言う事に今更ながら気づく。
何となく空気が重くなっていくのを嫌ってか、観念したかのようにレビュオスは口を開く。
752 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/14(木) 15:48:11.45 ID:5WSHvZRyo

レビュオス「…………娘がいたんだ」

ルル「……えっ、レビュオスさんって既婚者だったの?」

レビュオス「昔はな、今は離婚して独り身ではあるんだけど…俺が20の時に産まれた子だから生きてりゃ今頃は13歳ぐらいか…」

リトア「生きてればって……そんな…」

レビュオス「別に生まれつき持病を持っているわけでもない元気な子だったよ、けどある日風邪かと思って寝かせていたら急に容態が悪化してな……気づいたときにはもう手遅れに近い状態だったよ」

ルル「……っ」


ルルは自分の好奇心を初めて恨む。

レビュオスの娘に降りかかった病状はフローリアの病状と酷似している事に気づいた。

今こうして背中越しに語り続けている男の顔はどのようなことになっているのだろう。ルルとリトアは黙って聞くことしか出来なかった。


レビュオス「そんときはシルヴェロギアにも嵐が来ててな、みんなに止められながらもここに来て薬の材料を採って、やっとの事で戻ってきた時にはもう間に合わなかった」

レビュオス「だからこれは俺の自己満足なんだ、あの日…出来なかった事を成し遂げるために俺は今日ここに来たんだ」

レビュオス「あっ、クロウスには言うなよ? あれこれ言って来たけど結局は俺の超個人的な理由だしな!」

ルル「……安心してよ、誰にも言わないしリアは絶対私たちで助けるんだから!」

リトア「ふふ、これは尚更急いで探さないとね」


レビュオスは振り替えると、とぼけたような顔をしてシーっと口の前に立てる。

二人に気を使ったその行動にルルとリトアは俄然やる気が湧いてきたみたいだった。
753 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/14(木) 16:02:37.22 ID:5WSHvZRyo


そして二人はレビュオスに案内され、火無き草が生えていたという崖まで到達したのだが…。


リトア「えっと…ここに火無き草があったんですか?」

レビュオス「あ、ああ……確かにここにあった…だが」

ルル「全然無いじゃん…本当にここで合ってるの!?」


レビュオスは記憶を頼りにかつて娘のために訪れた地に着いたのだが、土石流に飲み込まれてしまったのか…かつて枯れ草混じりに生えていた火回り草や火無き草は全て岩の下敷きになってしまったようだ。


レビュオス(くそ…ここが駄目となるともう少し上か…?しかしこれ以上進むのは女性二人を連れては危険過ぎる気もする…!)

ルル「んあーもう!どうしよう……このままじゃあリアは…!」

リトア「落ち着いてルル…ひとまず周りを見て他に生えてそうな場所を見つけ…」


リトアがルルを宥めようとした時、グラグラと地面が揺れ始める。
三人は噴火を警戒したのだが次の瞬間、リトアが何かに足を取られるかのように地面に引きずり込まれてしまう。


リトア「えっ…!? ひゃっ!?」

レビュオス「リトア嬢!?」







リトア「痛ったた……この下って洞窟になってたのね」


リトアは自分が落ちた場所の上を見るとぽっかりと穴が空いていて、レビュオスとルルが覗き込んでるのを確認した。
わりと深く落ちてしまったようだが声でのやり取りができるぐらいは出来るようだ。


ルル「リトアー!!だいじょーぶーー!?」

リトア「ええ…問題ないわ!」

レビュオス「待っていろ、今ロープで引き上げてやる…!」

リトア「…ん? ちょっと待って…!」


リトアは洞窟の先を目を凝らして見てみる。

僅かながらに日が差しているところに目的の火無き草らしき草が生えているのが分かった。


しかし火無き草が生えているところには、魔物が住み着いていたようで……。


火無き草が生えている洞窟を縄張りにしていた魔物
↓1から↓3の間で募集

【名前】
【生態】
【攻撃方法】
【弱点】
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 16:05:13.10 ID:TCCje3mzO
【名前】アカゲサライザル(繁殖期)
【生態】熱耐性のある猿。火回り草が大好物
力の強い個体のみがメスに性転換し、その個体を中心とした小〜中規模の群れを形成する。繁殖期のオスは仲間と連携して他種族(特に哺乳類)のメスを攫い、自分達の群れの雌に見立てて輪姦するという習性がある
【攻撃方法】群れによるチームワーク&素早い動きで相手を撹乱。モンスターとしては非力な部類だが抵抗手段を持たない一般人相手には十分脅威となり得る
【弱点】氷属性。また、根は臆病なので群れの被害が大きくなると蜘蛛の子を散らしたように逃げ出す
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 16:06:45.01 ID:gEgbPzsfO
【名前】エロゴン
【生態】尻尾から媚薬効果のあるフェロモンを発して攻撃。生息地周辺の元々の暑さも相まり襲撃に気付きにくい
【攻撃方法】
のしかかり
まとわりつく
したでなめる
なかにだす
【弱点】うっかりフェロモンを出し尽くすとその命は終わってしまう
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 16:14:27.80 ID:9MprE32T0
【名前】火鳴き花
【生態】火無き草が異常に成長した変異種で自身や他の火無き草を守るために反撃する
【攻撃方法】火炎弾で出鱈目に爆撃
【弱点】弱点かどうかは微妙だがこれ自体がクソ目立つ火無き草ということで採取が手っ取り早い
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 22:41:04.47 ID:14Rzy8oA0
戦闘って負けたら陵辱される形式だからモンスター案にはエロ要素含めてくださいって書いておいた方が良いんじゃないか?
>>227>>756みたいなのがエロ無いからって理由で絶対に採用されないならただの枠潰しでしかない
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 23:11:08.63 ID:Dq2Ej6knO
人によってはバイオレンスな描写にエロを見出すかもしれんし……
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/14(木) 23:56:06.13 ID:9MprE32T0
この場面に合うかなと思って投げたけどダメだったら次以降控えるわごめん
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 00:28:31.95 ID:X8z9/NCbO
>>759は悪くないよ。ちゃんと場に合ったモンスター考えてるわけだし
出てくるモンスター全部エロ特化ってのもバランス悪いでしょ
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 10:50:58.61 ID:EqOaaMxmO
とりあえずは>>1の判断待ちでしょう
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/15(金) 16:35:32.60 ID:CEuYbc3LO
どちらにせよコンティニューできないバトルであることに変わりはないから怖い
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/16(土) 22:33:04.83 ID:dxYfJFeGO
忙しそうだな
764 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 21:24:20.16 ID:qtM7INDZO
続きを始めていきますー。


今回は>>754を採用ですがモンスターのエロは正直あっても無くても大丈夫です。
何となくピンと来たものを選んでるだけですし無いなら無いで色々と考えるので…。(>>756とかも根を使った触手プレイとかと迷ってましたし)

あと今回の戦闘ですが取り返しのつかない要素(キャラクターの処女など)が含まれますので初手ゾロ目で一発敗北だと理不尽過ぎるかなと思ったのでゾロ目判定は敵味方問わず最後の最後の一発逆転の手段にしてみます。
765 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 21:33:52.33 ID:xFhhM/Uao


アカゲサライザルa「ウキャキャキャッ」

アカゲサライザルb「ケキャキャ?」

アカゲサライザルc「ウキィー!!キャッキャッ!」

リトア「さ、猿…!?」


リトアの目の前には3匹の猿……いや、猿型の魔物がいた。
3匹は獲物の来訪を待ちわびていたと言わんばかりに興奮を隠してはいなかった。


アカゲサライザルa「キャキャッ!キャキャッ!」

リトア(コイツら……本で見た事あるかも、サライザルの亜種だったはず)

リトア(繁殖期になると哺乳類のメスを拐って……ってまさかコイツら!?)

アカゲサライザルb「ウキィーキッキッ!!」

アカゲサライザルc「ウキウキ!ケキャケキャ!!」

リトア「や、やめなさい…!近づかないで!!」

アカゲサライザルa「ウキッキィーーー!!!」バッ


一匹の猿がリトアに飛びかかってくる。

しかしその瞬間、一筋の矢が猿の肩に突き刺さりじめんに転がり倒れていった。
766 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 21:39:39.18 ID:xFhhM/Uao

アカゲサライザルa「イギャッ!?」

レビュオス「よっと…無事かい、リトア嬢」ザッ

リトア「あ…ありがとうございます」

ルル「レビュオスさん、私も助太刀するよー!」

レビュオス「いや…こんな狭いとこで嬢ちゃんが魔法で暴れたら崩落する危険があるだろ、それに上に誰かいなかったら脱出の時に手間がかかる」

ルル「むー…でも」

レビュオス「ここは俺に任せてくれよ、さて…」キンッ


弓の弦が淡く発光しながら消えていく。
そしてレビュオスの武器が一張の弓から二振りの剣へと姿を変える。


アカゲサライザル雌「キキキ…」

レビュオス「そこのボス猿、お前が尻に敷いてるその草は俺たちにとって必要な薬草なんだ」



レビュオス「その汚いケツをどいてもらうぞ」
767 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 21:46:04.83 ID:xFhhM/Uao

────戦闘開始────

【Act.1】


レビュオス「リトア嬢もいるし…さて、どうするか」

レビュオスの行動選択
@双剣による華麗な捌き(チャージ系◯、テクニック系×)
Aバックステップで下がり弓矢の連射(テクニック系◯、アタック系×)
B双剣と弓のコンビネーション(アタック系◯、チャージ系×)
スキル【亡き娘への誓い】(2回目の負け判定を無かったことにして判定をやり直す、この戦闘のみ有効)


アカゲサライザル達の行動パターン

00~20 雌の号令で三匹同時に襲い掛かる(チャージ系)
21~30 撹乱からの雌の奇襲攻撃(無条件で攻撃を食らう)
31~50 火回り草を食べ、炎を吹いてくる(テクニック系)
51~90 それぞれが順番に攻撃してくる(アタック系)
91~99 引け腰になっている(無条件で攻撃が通る)


↓1でレビュオスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります

768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 21:54:44.77 ID:A7eaSwZF0
3
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 21:56:29.25 ID:mRf4rqkDO
はい
770 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 22:26:34.36 ID:xFhhM/Uao

先に動いたのは猿たちの方だった。

三匹同時にレビュオスの周りをぐるぐると回りながら攻撃を仕掛けてくる。

レビュオスは双剣を巧みに操り猿たちを寄せ付けないが、闇に紛れて一匹……猿の親玉が気配を消してレビュオスに迫った。


アカゲサライザル雌「ウキキッ」グルグル

レビュオス「うおっ!?」ドンッ


雌猿のローリングアタックにレビュオスはよろめくが直ぐに反撃の体勢に入る。

しかし雌猿はまた直ぐに後ろの方へと引っ込んでしまった。


レビュオス「そーいう事してくるのね……魔物が連携とか生意気だな」



───サライザルの勝ち───
     1 2 3
レビュオス ✕
サライザル◯
771 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 22:28:14.92 ID:xFhhM/Uao


────戦闘開始────

【Act.2】


レビュオス「ちっ…面倒くさいことになるか?」

レビュオスの行動選択
@(チャージ系◯、テクニック系×)
A(テクニック系◯、アタック系×)
B(アタック系◯、チャージ系×)
スキル【亡き娘への誓い】(2回目の負け判定を無かったことにして判定をやり直す、この戦闘のみ有効)


アカゲサライザル達の行動パターン

00~20 雌の号令で三匹同時に襲い掛かる(チャージ系)
21~30 撹乱からの雌の奇襲攻撃(無条件で攻撃を食らう)
31~50 火回り草を食べ、炎を吹いてくる(テクニック系)
51~90 それぞれが順番に攻撃してくる(アタック系)
91~99 引け腰になっている(無条件で攻撃が通る)


↓1でレビュオスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 22:28:41.25 ID:MHhlDFyn0
2
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 22:28:58.23 ID:+I9ehr9gO
3
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 22:30:28.92 ID:RFcKtggvo
猿つええ
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 22:36:41.52 ID:rvk3iSTrO
ルル以外一度も勝ててないという
現在進行形で負けかけてるレビュオスさんどうなる
776 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 23:16:44.09 ID:xFhhM/Uao

レビュオスは想定以上の苦戦を強いられていた。
彼自身も腕の立つ戦士ではあるが一対四の数の不利を押し付けられ、好機を見出だせずにいる状態だった。


レビュオス「はぁ…はぁ…」

アカゲサライザル雌「ウキッウキッウキッ!!!」

リトア「レビュオスさん…!」



ルル「もう…こうなったら私も下に降りるしか…!」

アカゲサライザルd「ウキキッ」ガササッ

ルル「えっ?」

アカゲサライザルe「キィーッ、ウキッキ」

アカゲサライザルf「ウキウキィー!」

アカゲサライザルg「キッキッキ!」

ルル「……ひょっとしてこっちもヤバい感じ?」
777 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/17(日) 23:23:49.56 ID:xFhhM/Uao

レビュオス(くそ……こんな所で負けてられるかよ)

レビュオス(もう同じことは繰り返させない……!!死んじまった娘にカッコ悪いところは見せないって決めたんだ…!!)

レビュオス「天国にいるあいつに…これ以上醜態は見せたくねぇな…!!」グググッ


スキル【亡き娘への誓い】によりこの判定をやり直します。



レビュオスの行動選択
@(チャージ系◯、テクニック系×)
A(テクニック系◯、アタック系×)
B(アタック系◯、チャージ系×)


アカゲサライザル達の行動パターン

00~20 雌の号令で三匹同時に襲い掛かる(チャージ系)
21~30 撹乱からの雌の奇襲攻撃(無条件で攻撃を食らう)
31~50 火回り草を食べ、炎を吹いてくる(テクニック系)
51~90 それぞれが順番に攻撃してくる(アタック系)
91~99 引け腰になっている(無条件で攻撃が通る)


↓1でレビュオスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:24:13.22 ID:lpiasuRW0
3
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:24:21.68 ID:rvk3iSTrO
3
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/17(日) 23:34:32.88 ID:w8mBO8/zO
何で皆3ばかり選ぶんだと思ったけど、少しだけ勝率が高くなってるのか
781 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/18(月) 00:00:54.21 ID:bSNtGL2eo

アカゲサライザルa「ウキキッ!」ブンッ

レビュオス「ふっ!」キンッ

アカゲサライザルb「キィーッ」グルンッ

レビュオス「くっ…せい!!」キンッ…ブンッ

アカゲサライザルb「ウギッ!!」

アカゲサライザルc「ウキャキャッ!!」グオンッ

レビュオス「よっ…はぁ!!」ドカッ、ビシュッ

アカゲサライザルc「キィーッ!?」ドスッ


一匹目の攻撃を片手で払い、二匹目の攻撃をもう片方で受け止め空いた剣で切り裂く。

三匹目は蹴っ飛ばして距離を開けた後に双剣を合体し、即座に射撃による追撃を放つ。


アカゲサライザル雌「ウキ…!」ジリッ

レビュオス「おい、動くなアホ」ビシュッ

アカゲサライザル雌「ウキキッ!?」ヒョイッ


雌猿の動きにも警戒を解かず、動き出しに常に牽制を入れている為雌も姿を消しづらくなっていた。



───レビュオスの勝ち───
     1 2 3
レビュオス ✕ ◯
サライザル◯ ✕
782 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/18(月) 00:12:13.91 ID:bSNtGL2eo

【Act.3】

火山地帯ということもあり、洞窟内の温度は決して涼しいわけではない。

鎧を着ているレビュオスにとってはスタミナを奪われる一因にもなっている。

レビュオス(長期戦は俺に不利だ、短期決戦!ここで仕留める!)


レビュオスの行動選択
@双剣による華麗な捌き(チャージ系◯、テクニック系×)
Aバックステップで下がり弓矢の連射(テクニック系◯、アタック系×)
B双剣と弓のコンビネーション(アタック系◯、チャージ系×)


アカゲサライザル達の行動パターン

00~20 雌の号令で三匹同時に襲い掛かる(チャージ系)
21~30 撹乱からの雌の奇襲攻撃(無条件で攻撃を食らう)
31~50 火回り草を食べ、炎を吹いてくる(テクニック系)
51~90 それぞれが順番に攻撃してくる(アタック系)
91~99 引け腰になっている(無条件で攻撃が通る)


↓1でレビュオスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:12:36.89 ID:CLU+X9uB0
3
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:12:45.94 ID:renCMeaOO
ふぁ
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:12:48.46 ID:QIQG7jNIo
たのむたのむたのむ
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:19:13.50 ID:C08QrgC10
何とか勝てた
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 00:36:55.55 ID:renCMeaOO
まだ猿側のゾロ目判定がある
788 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/18(月) 01:10:55.46 ID:bSNtGL2eo

レビュオス「はっ!!そらっ!!」

アカゲサライザルa「ウキッ…ギィッ!?」

アカゲサライザルb「キャウッ!?」


本来のペースを取り戻したレビュオスは双剣による連撃で巧みに相手を追い詰めていく。

焦れた雌猿は三度、奇襲を狙っていこうと天井まで登り飛び降りた。

しかしレビュオスはその行動を既に読んでいた。


レビュオス「三回も同じ攻撃を喰らうかよ…」


レビュオスは即座に弓に戻し魔力で形成された弦を引く、狙いは雌猿の脳天。

アカゲサライザル雌「アギッ!?」ドスッ

空中にいる雌猿は身動きが取れなかった。
頭を魔力の矢が貫き、雌猿は即座に息絶えた。


アカゲサライザル雌「」ドサッ

アカゲサライザルb「ウキッ!?キ、キィー…!!」ビクビク

アカゲサライザルc「キャウ……ウキウキィ!!」ダッ


ボス猿が殺られた事により先ほどまで強気だった他の猿たちは直ぐに怯えた態度を見せ、一目散に洞窟の奥へと逃げ去っていった。


レビュオス「はぁ…はぁ……あー、少し実戦から離れすぎてたのかな」ヘトッ

リトア「レビュオスさん…!?」

レビュオス「苦戦したぁ…!!」ゴロン


しかしどこかやりきった表情のレビュオスは大の字になって地面に寝転んだ。
789 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/18(月) 01:15:13.32 ID:bSNtGL2eo
今回はここまでで。

腐る可能性もあるかなーと思ってた戦闘スキルがまさかの活躍をするとは…。
次はなるべく早めに更新でけるように頑張ります。
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 01:45:26.18 ID:aL+1bngto
おつおつ
ひいいなんとかなったな……
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 01:47:40.77 ID:C08QrgC10
おつ

ルルの時はフローリアの魔法獲得というボーナスがあった(?)けど今回は何があるんだろう

リトア×レビュオスでフラグ発生する?
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/18(月) 10:21:13.85 ID:zegHOWgFO
やっぱ巻き戻せないなら陵辱はNGって人が多いんだな
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 17:07:36.41 ID:fX80M1vpO
この後はまた自由行動かな?
794 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 00:50:15.11 ID:1beGODmUo
昼前ぐらいからまた再開していきます。
その前に少しレス返タイムと報告を。


>>791
今回は特に何もボーナスは予定してませんでしたがそれぐらいなら有りかな…?

>>793
この後の予定としましては通常通りクロウスとフローリアの自由行動→ストーリー進行→銀黎祭(ちょっとしたデートイベ)→ストーリー進行(シルヴェロギア編終了)
その後は妹姫編を挟んでからまた新国といった流れを予定しております。(我ながら先が長い)


それと魔導帝国編ではフラグの数で仲間入りするキャラがある程度決まりましたが今回はフラグの数で決まる形式にはなりませんので好きなキャラと交流をして大丈夫です。

ただし別の形で重要なルート分岐はありますが…それはその時になってから説明入れます。


それでは皆さまおやすみなさい…。
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 01:17:40.58 ID:PFsBsgMVo
おつおやすみ
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 08:16:54.68 ID:ZBqzVJGj0
乙です&楽しみ
797 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 11:50:46.93 ID:1beGODmUo
それではゆったーりと始めていきます。
798 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 11:53:38.89 ID:1beGODmUo

リトア「レビュオスさん大丈夫ですか!?」

レビュオス「ああ、何とかな」

リトア「ごめんなさい……私がアイツらの巣に引きずり込まれたからこんな事に…!」

レビュオス「君が気にすることではないよ、それに君が無事で本当に良かった」

リトア(こんな傷だらけになってまで……ちょっとだけカッコよかったかも…)

レビュオス「それにそのお陰で目的のブツが見つかったんだからな」

リトア「あ…そうだ、あの猿の魔物……食い荒らしてたりしてなきゃいいんだけど」

レビュオス「俺のことはいいから、君は火無き草の採取を頼む」

リトア「分かりました!………レビュオスさん、ありがとうございます」ペコリッ


リトアはレビュオスにお辞儀をすると直ぐに火無き草の採取に取りかかった。

苦戦を強いられたレビュオスは一息つきながら天井の外で待機しているルルに声をかける。


レビュオス「終わったぞルー坊、リュックにロープが有るから引っ掻けて垂らしてくれー」




レビュオス「………ルル?」

799 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 11:56:28.44 ID:1beGODmUo

返ってこぬ返事にレビュオスは一つの不安を抱いた。

それは自分達が戦っている間にルルもまた魔物に襲われたのではないかと…。


レビュオス(くそしまった…自分の事だけに集中し過ぎたか!?)

レビュオス「ルル、返事をしろ!!ルル!!」

ルル「もぉー…そんなに大声出さなくても分かるって」ヒョコッ

レビュオス「……って、へ?」

ルル「ごめんごめん、ちょっとこっちの方でも色々あってさ……今ロープ降ろすから待ってて!」

レビュオス「お、驚かせないでくれ……おっちゃんの心臓もたんから…」ヘナヘナ

ルル「へへへー」


ルルが垂らしたロープを伝い、なんとか洞窟から出てきた二人だったがそこで色んな意味で意外な光景を目の当たりすることになる。


アカゲサライザルd「う、うきぃ〜…」ビクビク

アカゲサライザルe「ウキ…」オドオド

リトア「な、なにこれ…」

800 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:03:36.90 ID:1beGODmUo

外に出るとそこには先ほどまで戦っていた猿型の魔物たちが怯えていたり正座してたり、土下座してる者までいた。


レビュオス「おい……何したんだルー坊」

ルル「あはは……まぁちょっと、弱肉強食の順位を教え込ませたというか」

アカゲサライザルf「ウキーーーッ!?」ビクビク

アカゲサライザルg「うきき、うき…!!」オドオド


如何に数で有利をとろうと遮蔽物の少ない地形で親玉による統率の無い烏合……いや、猿合の衆では広範囲をカバーできるルルの敵では無かったようだ。

クロウスの言う通り、彼女には天性の戦闘センスが有るのだろう……。

しかし、


ルル「ほら二人とも!火無き草が見つかったんならとっとと街に戻ろう!!」

アカゲサライザル達「ウキキッ!!」ザッ


ルルが通ろうとする道の脇に猿達は素早く整列した。
もはや猿達に戦意など無くむしろルルに対して畏敬の念を抱いているようにも見えた。


リトア(さ、さっきの雌猿よりよっぽど親玉してるわ)

レビュオス(まさに猿山の大将…)


わりと失礼な事を考えながらも二人は決して口には出さず、猿の魔物に見送られながら静かに下山していった。


レビュオスとリトアにフラグ@が建ちました。
801 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:13:25.31 ID:1beGODmUo

フローリア「はぁ…はぁ…」

クロウス「姫様…お気を確かに」

ジェニファー「クロウス様…タオルを取り替えに来ましたわ」

クロウス「すまない、助かる…」


あれからクロウスはずっとフローリアの側にいた。
熱と痛みに浮かされていたが彼女はずっとクロウスの手を握り続けていて離さないでいる。

クロウスもまたそんな彼女を勇気づけるように握り返していて手のひらが汗ばむのも気にせずに献身的に声をかけ続けている。


クロウス「きっとルル達が薬の材料を採ってきてくれる、だから姫様も負けないでください…」ギュッ

フローリア「はぁ…はぁ……ごめんなさい…くろうす、たくさん迷惑かけて…」

クロウス「謝らないでください、そんな事は気にしてませんしむしろ何もできない俺が…」


フローリア「ごめんなさい…いっぱいくろうすが守ってくれてるのに……汚されちゃって…ごめんなさい……!」

クロウス「……? フローリア様…?」


熱のせいで悪夢でも見ているのだろうと思いたかったが、なぜかフローリアの発したその譫言は気になってしまった。

だがその懸念は待ちわびた吉報によりすぐに頭から消えることになった。

802 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:16:13.20 ID:1beGODmUo

リトア「お待たせしました…!!」ガチャッ

ルル「ただいま!!」

クロウス「っ!! リトアさん、ルル…!それに……!」

レビュオス「よっ…友人。約束、ちゃんと果たしたぞ」

クロウス「はは…!かたじけない!」

レビュオス「喜ぶのはまだ早いぞ、すぐに医者先生に薬を調合して貰わなくちゃいけないしな」

ジェニファー「そうですわね!なら早くお医者様をお呼びしなくては!」

クロウス「ああ!そうだな!!」



部屋に活気が戻り皆がそれぞれ動き出していく中、レビュオスだけがなぜか部屋の隅の方をジッと見ていた。


リトア「……? レビュオスさん、どうかしたんですか?」

レビュオス「えっ……あぁ、何でもない」


どこか唖然としていたレビュオスだったがそそくさと部屋を出ていった、その横顔はどこか嬉しそうな表情をしていた。

その真意を知る者はきっと本人だけだろう。
803 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:18:23.68 ID:1beGODmUo

そして1週間後………。


フローリア「この度は本当に申し訳ございませんでした…!」


体調が回復したフローリアは竜遇宮にてアンリエッタとレビュオスに会いに来ていた。

理由は公務中であったレビュオスがわざわざ自分の治療のために動いてくれていた事に対しての謝罪だった。


アンリエッタ「そんなにかしこまらないでください、私たちは自分に出来ることをしようとしただけですから…」

レビュオス「そうそう、それに祭りの前に湿っぽくなるのはごめんだしな。だから姫さんもあまり気にしなさんな」

フローリア「うう…ですが」

レビュオス「それに…病み上がりのお姫様を責め立てるような事をしちゃあそこの騎士様に怒られちまう」

クロウス「姫様…大丈夫ですか?お体に障られますしもうそろそろお部屋に戻られては…!」オロオロ

フローリア「もう平気よクロウス……ごめんなさい、なんだか体調が戻ってからずっとこの調子で…」

アンリエッタ「ふふ、愛されてる証拠じゃないですか♪」

レビュオス「はは、違いない!」

フローリア「あ、あい…///…こほんっ」

フローリア「しかし……私たちの事はもう知っていると聞きました、帝国から逃げている身の私たちがこのままここに居てはやはりマズイのでは」
804 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:21:16.15 ID:1beGODmUo

アンリエッタ「ふむ…どう思いますかレビュオス」

レビュオス「そうですね……とりあえず祭りが終わるまではここに居て良いんじゃないですか?その後の事は後で考えましょう」

アンリエッタ「そうですね、私もそう思ってました」

フローリア「え……そんなあっさりと…!」

アンリエッタ「迷える恩人を放っておくなど銀竜様の名に恥じる行為はできません」

レビュオス「右に同じく、だからとりあえず明後日の銀黎祭を楽しみにしておいてくれよ!」

クロウス「姫様、ここは竜巫女様と兵士長殿の言う通りにしましょう」

フローリア「クロウスまで……分かりました、ではまた暫くご厚意に甘えさせて頂きます」ペコリッ
805 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:22:13.93 ID:1beGODmUo

───クロウス視点───


クロウス「はぁ……」

クロウス(フローリア様が元気になられたのは良いことだが…まさかあんな事を言われるとは)


フローリア『ごめんなさいクロウス……今は一人で考えたい事があるの…』


クロウス(今思えば熱に浮かされていたと思っていたが……それ以前にフローリア様の様子は少しおかしかった)

クロウス(従者として側に居て気づくのが遅すぎだ……しかしどうする?いったいどこまで踏み込めば良いんだろうか?)モヤモヤ

クロウス(……駄目だ!一人で考えてても答えが見つからん!!)

クロウス「……他のみんなは祭りの手伝いやらなんやらをしてるみたいだな、どうしたもんかな…」



クロウス自由行動1回目(残り3回)
↓2でクロウスの行動を選んでください


@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可)
 フローリア>>4、★ルル>>79(ボーナスハッセイチュウ)、ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613

A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)


シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。

手持ちのフラグ(クロウス)
フローリア×1
ルル×2

他キャラ同士のフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×1(二人の関係を踏まえ、初期から1本持ってる事にします)
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 12:26:39.96 ID:yicYex8vO
1ルル
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 12:26:55.45 ID:tt1RxtfqO
1 ルル
808 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 12:56:32.26 ID:1beGODmUo

クロウス「はぁ〜…」


クロウスは悩んでいた。

最近のフローリアの様子のおかしさや己の不甲斐なさに胸の内のモヤモヤが全然晴れない事に。

無論フローリアの事に関しては本人に直接聞けば済む話なのだが……真面目なクロウスは姫が自分に隠している以上は聞かない方が良いのかという考えも有りどうしたもんかと手を込まねいていた。


そこに見知った顔が一人、クロウスに近づいていた。


ルル「あれ?どうしたのクロウスさん、こんなとこで」

クロウス「ルルか……いや特に何をしてるわけでも無いんだが…」

ルル「なんか辛気くさい顔してるねー、また何か悩みでも抱えちゃってるの?なんなら私が聞いてあげよっか!!」

クロウス「俺は何も…!」

クロウス「……いや、一人で悩んでるよりはマシか」

ルル「ふふーん、そういう事!クロウスさんはもっと周りを頼った方がいいよ!」


ルルとの交流内容(聞きたい事、話したい事、一緒にやりたい事など内容)
下1から下3の間で募集
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 13:01:39.99 ID:JBwMgdKX0
ルルの目から見てフローリアに何か変わったことは無いか
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 13:02:58.33 ID:ZBqzVJGj0
改めて感謝の意を伝える
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 13:16:27.19 ID:0UULjTBNO
なんとなくルルの頭を撫でちゃう
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 14:55:44.97 ID:23LkAHRFO
クロウスにしろレビュオスにしろヒロイン達との歳の差やべえな()
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 16:00:08.56 ID:d91pZzoh0
フロルル間が仲良しなクロウスはともかくレビュオスの方はどうなってしまうのか
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 20:14:35.58 ID:V8s+CebjO
新米とかならまだしも、キャラがベテランだったり地位があると年齢が離れやすくなるのはしゃあない
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 20:30:06.08 ID:OPVGvSnsO
そこに愛があれば年齢なんて問題ないさ
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 22:11:39.47 ID:QfpMcLpkO
終了宣言されてないけど今日の更新まだあるのかな
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 22:16:12.26 ID:fmrd0vIHo
別にフラグが三つ貯まったからって恋愛関係になるとは限らないだろ!(クロウス一途派)
818 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 23:40:08.83 ID:bbn56KUTO

クロウス「なら聞きたいんだが……お前から見て最近姫様に変わったことは無かったか?」

ルル「え、リアに変わったこと?」

ルル「うーん……特には無いと思うけど、まぁ元気は無さそうだしまだ病み上がりで疲れてるだけだと思うんだけどなぁ」

クロウス「そうか……」

ルル「なんだ、深刻そうな顔してたけどリアの事で悩んでたのかぁ…いつものクロウスさんで何よりだよ」

クロウス「姫様のことになれば深刻にもなるだろ…俺は従者であり護衛の騎士だ、姫様に何かあれば心配するのは当然だろ」

ルル「うーん……でもクロウスさんって結構過保護なとこあるからなぁ、意外とリアにうざがられてたりして…」

クロウス「う、うざっ!?」ガーン

ルル「リアだって思春期の女の子なんだから、四六時中付きまとわれるのを嫌がってる可能性だってあるかもよー?」ニヤニヤ

ルル(まぁリアに関してはそんな事は無さそうだけどねー、本人もクロウスさんを一番慕ってそうだ、し……?)


クロウス「そ、そうか……俺は姫様にウザいと思われてたのか……」ズーン

ルル「ちょっ!?クロウスさん、今のはちょっとした冗談だから!リアがクロウスさんを嫌うなんてこと無いでしょたぶん!!」

クロウス「そ、そうか…?いやしかし…」

ルル「もぉ……戦ってるときはカッコいいのに、変なところで打たれ弱いんだから…」ボソッ


口に出してから自分の言ったことを自覚したのか、ルルはぶんぶんと頭を振り自分よりも二回りも大きい男を慰めにかかる。
819 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/21(木) 23:43:31.90 ID:bbn56KUTO

ルル「と、とにかく!そんなに気になるならやっぱりリアに直接聞いた方がいいよ、ひょっとしたら私たちにも話せない悩みを抱えてるかもしれないし……それを聞き出せるのはクロウスさんしかいないと思うんだ」

クロウス「ルル……」

ルル「元気だしてよ、クロウスさんがそんな調子だとこっちも調子狂っちゃうよ!」

クロウス「……まったく、我ながら女々しすぎて泣けてくるな」

クロウス「すまない…少しだけだか吹っ切れた。ありがとうな、ルル」ナデナデ


感謝の言葉を述べ、クロウスはルルの頭を撫でた。

前に遺跡の時にも撫でた事はあったがルルは頭を撫でられるのが好きなようで大人しくクロウスの豆が潰れて堅くなった手のひらを受け入れていった。


ルル「ん…!」

クロウス「それと、姫様を助けるのにも協力してくれてありがとう。本当に助かったぞ」

ルル「リアは私の友達だもん、友達を助けるのは当然だよ」

クロウス「しかし俺からすれば幾ら礼を言っても足りんぐらいだ」

ルル「そう…? なら少しだけお願いがあるんだけど…」

クロウス「なんだ?」

ルル「……もう少しだけ、なでなでしてもらいたいなぁ〜…なんて///」

クロウス「……あぁ、そんな事なら幾らでもしてやるさ」ナデナデ

ルル「にしし…♪ ありがと、クロウスさん」


ルルとのフラグB、Cを手に入れました。
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:03:16.08 ID:8m/7HJdh0
かわええのー
821 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 00:30:39.19 ID:zoB4Vrg4O

クロウス自由行動2回目(残り2回)
↓2でクロウスの行動を選んでください


@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可)
 フローリア>>4、ルル>>79、ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613

A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)

Bフラグを消費してえっちシーンを見る
 ルル【興味と本音と建前と】


シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。

手持ちのフラグ(クロウス)
フローリア×1
ルル×4

他キャラ同士のフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×1(二人の関係を踏まえ、初期から1本持ってる事にします)
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:32:07.45 ID:aZHdbI2po
おお!?
3
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:35:23.58 ID:8m/7HJdh0
3!
824 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 00:54:41.63 ID:zoB4Vrg4O
ひとまず今回はここまで。

スレ立てて3ヶ月目でようやく純愛(?)えっちシーンです。
いやほんと毎度毎度時間かかってすみません…、それでは次の更新で。
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:56:41.85 ID:aZHdbI2po
おつおつ
純愛初か
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 00:59:56.24 ID:7ZhL+tpTO
乙です
初の純愛描写たのしみ
827 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 16:56:35.87 ID:Bntiwe5xO

筆が乗ったので今日の夜に再開します。

先に言ってしまうと今回、本番シーンは無いです。
いきなり生ハメ本番シーンに持っていける構成力の無さを恨んでおくれ…。

それではまた夜にー。
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 17:00:06.96 ID:8m/7HJdh0
待ってるぜ
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 19:31:55.75 ID:yR9cfxtFO
またフラグ溜め直さないといけないのか……
本番に辿り着くまでルルが無事だといいが
830 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:19:35.17 ID:Z+R4hUMRo

21時半ぐらいから投下いたします。

今日はたぶん自由行動の選択まで進めて終わりになりそう。
831 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:43:42.14 ID:Z+R4hUMRo

クロウス「はぁ…」ギシッ


クロウスはホテルの自分の部屋に戻っていた。

フローリアの事、祭りの事、帝国の事、今後の事……今の考えをまとめる為だ。

彼の部屋は旅の中で唯一の男性と言うこともあって一人部屋を宛がわれている為、落ち着いて考えるには丁度良かった。


だがクロウス自身も心労が祟っているようで、ベットに腰かけて考えていると睡魔が襲ってくる。


クロウス(くぁ……眠いな…)

クロウス(ここのところ姫様の看病やら何やらで忙しかったからな……)

クロウス(…たまには昼寝というのも悪くはないか?)


腰かけたままクロウスは背中を倒してベットシーツの上に柔らかに沈んでいく。

窓から差し込む暖かな光がクロウスの眠気を余計に掻き立てる。


クロウス(少しだけ仮眠を取る、か………)





コンコン

  …ガチャッ

ルル「クロウスさんいるー?」

832 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:47:09.19 ID:Z+R4hUMRo

クロウスの部屋に入ってきたのはルルだった。

先の一件で話そびれていた事があってそれを伝えるためにクロウスを探していたらしい。

しかし当のクロウス本人は睡眠を取っていて丁度深めの眠りに入ってしまっているみたいだ。


ルル「ありゃ、タイミング悪かったかなー」

ルル(クロウスさんも最近は……というかナールから逃げてからずっと忙しかったし、仕方ないよね)

ルル(まぁ私は優しいし!無理に起こすような真似はしないもんね!話は後でも出来るし今はゆっくり寝かせ………えっ?)


改めてルルがクロウスを見るとある違和感に気づく。




なんとクロウスのズボン……もっと言うと男性の局部のある部分に立派なテントが張られていたのだ。



ルル(ぇ、え、うえええええぇぇぇーーーーーっ!!?)
833 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:53:53.03 ID:Z+R4hUMRo

ルル(ちょっ、何してるのクロウスさんっ!?こ、ここここれって…!!ぼ、ぼぼっ勃起ってやつじゃない!?///)


過保護に育てられ、ろくに性知識を教えられてこなかったフローリアと違いルルは普通(?)の女の子だ。

人体と魔力の関係性を知るために人体の構造を書した本などを読み漁っていた時期があり、その過程で男性の生理現象なども知っていたらしい。

しかし実際に見たことなどは勿論無く、ただただルルは狼狽している。


ルル(く、く、クロウスさんそれは最低だよ!///乙女の前でお、おちんちん勃たせるなんて…!!)

クロウス「う、うーん…」

ルル「っ!?」ビクッ

クロウス「…………すー…すー…」zzZ

ルル「あっ……そうだ、寝てるんだった…!」

ルル(そういえば男の人って…本当に疲れてる時とか寝てる時でもぼ、勃起しちゃう事があるって書いてあったっけ…)

ルル「………」ジッ


ルルはクロウスの下半身をジッと見ている。

クロウスはちょっとやそっとの事では起きそうには無い。




ゴクリ、と…生唾を飲む音が部屋に響く。
834 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:56:11.13 ID:Z+R4hUMRo

ルルはクロウスのズボンのベルトをカチャカチャと外していく。

耳まで真っ赤になりながらも手を止めるつもりは更々無いようだ。


ルル(こ、これは学術的なこーき心ってやつだよ…!男性の勃起時と魔力の因果関係を確かめるための貴重な実験って訳で…!!)

ルル(わ、私が変態って訳じゃないんだからね…!!そこんとこ誤解してもらっちゃあ困るよ!!///)


いったい誰に対して向けてるのかも分からない言い訳を心の中でぶちまけながらばれない程度にゆっくりとズボンを降ろす。

後は薄布一枚……下着を捲れば目的の物は目の前である。


ルル(あ、後はこれを脱がせば……え、えーい!!!)ガバッ


ルルは勢いに任せてクロウスの下着を脱がす。

ブルンッとクロウスの雄々しく反り立ったイチモツが外気に晒される。


ルル「あっ……」

ルル(で、でっかーーーっ!?昔お風呂で見たお父さんのとは比較にならないんだけど!?)
835 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 21:59:38.38 ID:Z+R4hUMRo

無論、ルルが見た父親のイチモツは勃起などしてなかったので大きさに関しては比較にはならないだろう。

むしろ男の本性を現したような、グロテスクな見た目をした肉棒を初めて見たことによるショックの方がルルにとっては大きかった。

しかしそんな事で止まるような性格では無いのも確かであり、ルルの中で徐々に好奇心の方が恐怖を勝っていった。


ルル「えっと…長さと横幅はこれぐらいで…か、硬さは…うわ、血行が巡ってるから熱い…!わっ!わっ…!ぴくんって動いてる!!」ツンツン

ルル(それに……うぅ、なんかすっぱい臭いがする…!)

ルル(けどなんだろ……そんなに嫌じゃない感じもする…、これってクロウスさんのおちんちんだから、かな…?)


顔を肉棒に近づけ、すんすんと匂いを確かめる。
どこか臭い気もするが何故だか頭がくらくらするような気もしてもっと確かめたくなる。

ルルの吐息が熱を帯びて漏れていく、今の彼女の脳内に『ここで止める』の文字など無かった。


ルル(あ、味も見ておかないと……ね?)

ルル(これは魔法の進歩に必要な事だよ…!だから大丈夫、大丈夫…!!)ドキドキ


ルル「い、いただきま〜す…///」


836 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:02:20.08 ID:Z+R4hUMRo


クロウス「……ん」


下半身が寒く感じる。

しかし一部だけ熱く感じる部分もあった。

生暖かく粘液を纏った何かが身体を這っている感覚にクロウスの意識は少しずつ覚醒していく……。




ルル「ん///ちゅぷ、れろ…んじゅ///」

クロウス「は…? なっ!?」

ルル「あ…クロウスさんおはよー……れろ、れろ///んちゅ…んはぁ…!」

クロウス「る、ルル!? 待て! お前はいったい何を……うおっ!?」ビクンッ


目を開けて最初に見た光景が、父と娘のように年の離れた仲間が自分のイチモツにしゃぶりついている姿という衝撃に一気に目が覚める。


ルル「んちゅ、ちゅ…クロウスさんがいけないんだよ?」

ルル「部屋に入ったらおちんちん、ぼっきしてるし……物凄く溜まってたんだよね…?」

ルル「こんなに性欲溜め込んでたら、いつかジェニーやリアを襲っちゃうかもしれないじゃん……だから///」アーン

クロウス「そんなことする訳ないだろ…!!というか止め…くおっ!?」

837 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:21:24.35 ID:8m/7HJdh0
えっちですね
838 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:22:55.58 ID:Z+R4hUMRo

女性にフェラチオをされるのは初めてでは無かった。

クロウスとて男なので当然性欲などは日々の生活のなかで溜まっていく。

だが普段から仕事命なクロウスにとって性欲の発散などは常日頃からやっている訳ではなく、溜まったら自慰で抜くか、我慢できない時は王国にあった夜のお店で吐き出したりしていた。

クロウスにとって性欲の発散は健康管理のような感覚で意識して女性で抜くような事は意外と少なかったのだ。

しかし年端も行かない女の子にいちもつを舐め回され、口に含まれるなどクロウスにとっては未曾有の経験であった。


ルル「んちゅ、ちゅぱ…はむっ、ちゅっ…ぺろっ……だからわらひが処理しないとね…///じゅる、ちゅっ///」


娼婦の手馴れたフェラチオテクニックとは違い、どこかたどたどしく竿を舐めたり亀頭を含んでみたり、時には歯が当たりそうになることもあったがそれら全て含めてクロウスのいちもつに刺激を与えていく。

王国を抜け出してから性処理を怠っていた為、不馴れなルルの舌使いでも今のクロウスにとっては充分であった。


クロウス「は…!本当にやめろ……!これ以上は本当に怒るぞ…!」

ルル「ちゅぱっ、ぷはっ…だったら力ずくで止めればいいじゃん…!本当はクロウスさんも気持ちいいんでしょ…?」

クロウス「それ、は…」


気持ちよくないわけがない、しかし嘘をついて否定するほどクロウスは器用ではなく実直な性格が否定をするのを躊躇ってしまう。
839 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:28:05.05 ID:Z+R4hUMRo

無言は肯定と捉えたルルはその幼い顔立ちに似合わない妖しげな笑みを浮かべるとクロウスに囁いた。


ルル「だいじょーぶだよ…誰にも言ったりしないから……これは頑張ってるクロウスさんへのご褒美だから」

ルル「だからここで……一回すっきりしよ?」ニコッ

クロウス「る、ルル……!」

ルル「ん、ぺろ…ちゅるっ!じゅぷっ、んぷっ!ぷは…///はっ…んじゅ!くちゅ、ちゅる!んちゅるっ///」

ルル(あああ……どうしよう…!本当はここまでするつもりなんて全然無かったのに!!)

ルル(これじゃあ私が本当に淫乱みたいに見られるじゃん………うう、でも…!)チラッ

クロウス「くぅ…はぁ…!ルル…!」


ルル(クロウスさんの気持ち良さそうな顔を見てたら……もっと気持ちよくしてあげたくなってくる…!///)


ルルも最早ブレーキの効くような状態ではなかった。
目の前の男に奉仕することに興奮を覚え本能のままに雄の精子を吐き出す肉棒にしゃぶりつく。


ルル「じゅぽ!じゅぽっ、ちゅっじゅぴっ♥ ちゅっ、ちゅっ…ん、んぷ…はむっ…♥」

クロウス「はぁ!駄目だルル…口を離せ……もう限界だ…!!」

ルル「じゅるじゅぷっ♥ んはぁ…/// いいよ…くろうすさん…受け止めるから…いっぱいわたしのお口にちょーらい…?」

ルル「んじゅ、ちゅぱっ♥ れろ、じゅるる♥ はぁ、らひて、いっぱいすっきりして♥ じゅぱっちゅぱっ♥」

クロウス「ぐ、うう……ルル!出る!!」



びゅくっびゅぐっ!!びゅるる!!
 びゅぷっ!びゅる、びゅーっ!びゅくんっ!!


ルル「んぶぷぅっ!?ん"っ!んぐっ…!!ん、んふぅうう…!」


クロウスは溜め込んでいた精液をルルの口腔内に射精してしまった。
ルルも射精の勢いに驚いてしまうがいちもつからは口を離さず、一滴も残さずクロウスの精液を受け止めた。


ルル「ん、んく…ん……ぷはっ…///」

クロウス「はぁ…!!くそ…言わんこっちゃない…!!ルル…汚いからとっとと吐き出せ…!!」

ルル「ん…、…ごくんっ♥」
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:30:14.63 ID:m0jPpiG/O
エッッッッッッッ
841 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:30:49.42 ID:Z+R4hUMRo

クロウス「お、おい馬鹿!なに飲んでんだ!?」

ルル「…………に、にっがぁ……」オエッ

クロウス「だから言っただろ!?ああほら、顔を向けろ…!口元から垂れてるぞ!!」


情欲の熱が灯った空間はあっさりと日常の空気に戻ろうとしていた。

そして……。




クロウス「………それで?何か申し開きはあるか」ゴゴゴゴ

ルル「え、えっと……好奇心に負けて、ついおちんちん見たくなってヤっちゃいました………スンマセン」


ルルは清々しいまでの土下座を自発的に披露していた。

クロウス自身は自分が力ずくでもルルを退かせれば良かったものを性欲に負けてされるがままだったのでそこまで怒る気は無かったのだが。


クロウス「はぁ……顔をあげろ、俺も悪いし怒ってはいない」

クロウス「だがな、お前みたいな大人になってない女の子が興味本意だけでこういう事に手を出すなよ……俺以外の男だったらこれだけじゃ済まなくなるかもしれないんだぞ?」

ルル「……ていうかクロウスさん以外とこんな事なんてしないもん」ボソッ
842 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:32:59.32 ID:Z+R4hUMRo

クロウス「なんか言ったか?」

ルル「いやいや!何も!!」

クロウス「というかお前、俺になにか用事があって来たんじゃないのか?」

ルル「え?……ああ!そうだった!!」

ルル「えっと…あの後ジェニーにもリアの事で気になったことはないか聞いてみたんだけどさ、なんか顔を合わせた瞬間に一瞬だけ目を剃らされたって言ってた」

クロウス「ジェニファーを見て……?」

ルル「うん、その後はごめんって謝られてその後は普通みたいだったけど…」

クロウス「そうか……」

ルル「と、とりあえず私はもう行くね!!変なことしちゃってほんとごめんなさい!」

クロウス「もう気にするな、俺も……忘れるようにはする」

ルル「あはは!そうして!それじゃあね!!」ガチャッ


バタンッ

クロウス「………本当に何がしたかったんだ、アイツは…」




ルル「………はぁ」

ルル「………別に私は忘れてほしくは無いんだけどなー………なんて、言えないよね…そんなの」


ルル・純愛えっちしーん@ おわり

843 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/22(金) 22:44:43.84 ID:Z+R4hUMRo

クロウス自由行動3回目(残り1回)
↓2でクロウスの行動を選んでください


@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可)
 フローリア>>4、ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613

A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)


シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。


手持ちのフラグ(クロウス)
フローリア×1
ルル×1

他男性キャラのフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×1
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:49:28.25 ID:ta0Abg+XO
1フローリア
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:49:31.11 ID:YPxIy2CgO
1 レビュオスと↓2のキャラとで竜泉境
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 22:54:13.58 ID:aZHdbI2po
リトア
一応
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 23:19:26.51 ID:WAe4JOG1O
直下のコンマが01〜50ならリトア、51〜00ならアンリエッタ
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 23:30:39.54 ID:8m/7HJdh0
踏み
849 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/23(土) 00:03:12.90 ID:2yIMcd47o
次回、友人と巫女と一緒に温泉に行こうな回です。
初の凌辱以外のえっちシーンだったのですが大丈夫だったかな…本番シーンはたぶん次回になるかも。

それではまた次の更新で。
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/23(土) 06:12:59.74 ID:Z/AXrVn40
最高の和姦でしたありがとうございます
これでまた凌辱が引き立つ
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/23(土) 10:54:50.71 ID:tjBDcSctO
ディアナにクロウス寝とらせてえ〜
852 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 19:27:36.32 ID:1ovclE52o
ロリ娘のふぇらえっちを書いた後に男同士のむさ苦しい入浴シーンを書くこの落差。
やる事色々済ませてから今宵更新します。
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 19:36:14.54 ID:/S1BCSJbO
野郎同士の掛け合いが好き
854 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 22:49:57.18 ID:nb+b3lzBO

クロウス「……ああ、なんか余計に疲れた気がする」ゲッソリ


体の疲れを取るための仮眠だったのにルルの来訪のお陰で更に疲れが溜まってしまう。

そこにまたしても別の客人が来ることになる。


レビュオス「いよっ、なんかゲッソリしてないか親友!」

クロウス「レビュオス…仕事しなくて大丈夫なのか」

レビュオス「今日は嬉しいことに午前上がりなのさ、それよりも…あんたを良いところに連れていきたくてな。どうだ、この後時間は?」

クロウス「とくに問題はないが……いったいどこに連れてく気だ?」

レビュオス「それは着いてからのお楽しみだ、さぁ行こうか!」


レビュオスに連れられるがままに暫く山を登っていくとどこか風情のある木造の建屋に着いた。

周りにはちらほらと住民の姿も見られるので立ち入りが厳しい所といったわけではなさそうだ。

看板には竜泉境と書かれている。


クロウス「ここは……何の施設なんだ?」

レビュオス「んー、疲れが取れる所ってとこかな……それよりも」キョロキョロ



アンリエッタ「あっ!ようやく来たぁ…!」

855 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 22:53:32.56 ID:nb+b3lzBO



クロウス「え…?り、竜巫女殿…?」


こちらに駆け寄ってくる影を見ればそれは数時間前に竜遇宮にて謁見していた竜巫女アンリエッタであった。

最も、今の彼女は竜巫女としての正装はしておらず白がメインの質素な服を着ていた。


レビュオス「お待たせ巫女様、待たせてしまってすみませんね」

アンリエッタ「あ…誘いたかった人ってクロウスさんだったんですね…!」

クロウス「ちょ、ちょ…!ちょっと待ってくれレビュオス!!なんで竜巫女殿がいるんだ…?そもそもこれから何をしようって言うんだ…!!」

アンリエッタ「レビュオス…クロウスさんに道中説明していなかったんですか?」

レビュオス「サプライズにしておこうかなっと思ってね……まぁなにも言わずに連れてきたのは謝るよ」

クロウス「なら教えてくれ…ここでいったい何をするつもりなんだ」

レビュオス「風呂」

クロウス「……は?」

レビュオス「だから風呂だよ風呂、温泉って言った方が良いか?」

クロウス「いやそれは分かるが…なぜいきなり」

レビュオス「いいから行くぞ!ほれ!」グイッ

クロウス「ぬおっ!?」
856 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 23:05:59.23 ID:nb+b3lzBO


かぽォーー〜ん…


クロウス「………はぁーー…」クテーン


湯気の立った温泉に肩までゆっくり浸かっていると体の芯から疲れが溶けて無くなっていくような感覚になっていく。

王国にも風呂屋は存在していたが、源泉かけ流しの露天風呂はさすがに無いので外で入る風呂というのも新鮮な気分になる。


レビュオス「はは、どうだ?中々悪くは無いだろう?」ザブーン

クロウス「ああ…!これは良いものだな……姫様にも教えたいものだ」

レビュオス「是非そうしてくれ、シルヴェロギアに来て露天風呂に入らないのは損ってもんだからな」

レビュオス「巫女さまー!湯加減どうですかー!!」


アンリエッタ『とても心地よいですよー、はぁー……わたしも疲れが取れちゃいます…♪』

レビュオス「はっは、そいつは重畳だな」
857 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/25(月) 23:06:50.35 ID:nb+b3lzBO

竹で出来た策の奥からアンリエッタの声が聞こえてくる。
とてもリラックスしているようか声色で、クロウス達と謁見していた竜巫女の時とは振る舞いも変えているらしい。


クロウス「竜巫女様は普段はああいう感じなのか…?」

レビュオス「ああ、オフの時はあんなもんだよ。年相応に子供っぽくて笑えるだろ?」

アンリエッタ『聞こえてますよレビュオス?それに私はもう19歳です、もう子ども扱いは止めて欲しいかな』

レビュオス「おっとそいつは失礼!」

クロウス(……公私で振る舞いを切り替えるのはお前を見習ったからじゃないのか?)


レビュオスとアンリエッタのやり取りを聞いている内に内心そう思ってしまったクロウスであったが言わないでおくことにした。



レビュオスとの交流内容(クロウスやレビュオスに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1と↓2で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:17:17.75 ID:+vZa8yTZ0
どうしてげっそりしてたのか
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 23:26:36.78 ID:/S1BCSJbO
リトア嬢やルー坊も今度誘いたいなと
860 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 11:12:57.43 ID:Db4kdkpNO

レビュオス「そういえばホテルで話してたときやけにゲッソリしてたけど何かあったのか?」

クロウス「……ベツニナニモナイガ?」

レビュオス「なんでそんなに固くなってんだ…?」

レビュオス「しかし姫様は勿論ルー坊やジェニファーちゃん、リトア嬢も連れてくれば良かったかな」

レビュオス「その方が巫女様も同年代の友人との会話を楽しめただろうし…」

クロウス「」ザッパンッ!!

レビュオス「うわっ、どうした!?」


ルルの名前が出た途端、あの時の光景が思い出されてクロウスは顔を思い切り温泉の水面に叩きつけた。


クロウス(あれは忘れろあれは忘れろあれは忘れろ…)ブクブクブク

レビュオス「おいおい大丈夫か…?」

クロウス「……大丈夫だ」ザバッ

レビュオス「お、おう…なら良いんだが」


その後、キンキンに冷たい水風呂で頭と股間を冷やしたクロウスであった。
861 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 11:43:57.04 ID:Db4kdkpNO


レビュオス「いやぁ、良いお湯だったな…うん!」

アンリエッタ「うん、私も久しぶりにすっきりしたかも!」

レビュオス「巫女様は普段から頑張ってますからねぇ、ご褒美にふるぅつ牛乳を買ってあげますよ」

アンリエッタ「もう…すぐにそうやって子ども扱いして」

レビュオス「なら要らない?」

アンリエッタ「う………ほ、ほしいです…」モジモジ

レビュオス「なら今買ってくるんでクロウスと待っててくださいよ」

アンリエッタ「うん!」



クロウス「……」ボケーッ

アンリエッタ「クロウスさん、クロウスさん」ユサユサ

クロウス「……はっ!?な、何でしょうか竜巫女殿…!」

アンリエッタ「あそこの東屋でレビュオスを待ちましょう!」

クロウス「わ、分かりました…」


クロウスはアンリエッタと外にある休憩所で椅子に腰かけてレビュオスを待つことにした。

今のアンリエッタはお風呂上がりという事もあり、普段のお団子ヘアを解いていて頭には竜の角らしきものが生えているようだ。


クロウス(髪飾り……という訳ではないよな)

アンリエッタ「あっ……これ、気になりますか?」

クロウス「すみません、ジロジロと見るような真似をして…」

アンリエッタ「いえいえ、外の人から見れば珍しいと思うのは間違いでは無いので…」

アンリエッタ「私たち竜巫女の一族は遥か昔に龍神と契りを交わし、偉大なる竜の力を受け継いだと伝えられています」

アンリエッタ「私はどうやら古き一族の血が強く出た見たいで先祖返りが起きたんです」

クロウス「そうだったのですか…」

クロウス(……これを機に竜巫女殿と色々お話してみるか?)



アンリエッタとの交流内容(クロウスやアンリエッタに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1から↓2で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 11:46:50.49 ID:ql7VCDZG0
いいところですね、シルヴェロギアは
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 11:56:44.59 ID:3g5MxkAOO
レビュオスとの付き合いはどれくらいになるの?
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 12:03:37.93 ID:v90hAkJnO
竜神様の強さ
865 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 14:22:18.34 ID:HyQb5j6MO

クロウス「レビュオスとの付き合いはどれぐらいになるんですか?」

アンリエッタ「レビュオスですか…?んー……私が7歳の時からレビュオスが兵士になったので大体12年前ぐらいですね…」

クロウス(12年前……俺はもうとっくに騎士になっていて姫様をお守りしていたぐらいか)

アンリエッタ「当時の私はこの角や翼が理由で周りの同年代の人たちから苛められていたんです、だけどレビュオスは…」






クソガキa「おまえ、父ちゃんも母ちゃんも人間なのになんで角とか翼生えてるんだよー」

クソガキb「きもちわるっ!うつったりしたら嫌だから来るなよ!」

アンリエッタ(7歳)「うぅ……ひぐっ、ぐすんっ」

子供の母親「こらアンタ達!!巫女様になんて口の聞き方をしてるんだい!!!」

クソガキa「だって母ちゃん!こいつヒトなのに角生えてるんだよ!」

クソガキc「それにコイツばっかりいつも贔屓されててムカつくし!」

子供の母親「アンタらねぇ…!!」イライラ

アンリエッタ(7歳)「あっ……ぐしぐし…い、良いんです!わたし、気にしてたりはしてませんから…!!」ニコーッ

子供の母親「ですけど巫女様…」

クソガキb「トカゲ女がまた大人にごますりしてるー」

アンリエッタ(7歳)(そんなつもりじゃないもん……わたしは…わたしは……!)プルプル




レビュオス(21歳)「くぉら!!クソガキども!!巫女様になに不敬を働いてんだ!!!」

866 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 14:33:59.45 ID:HyQb5j6MO

ゴンッ!! バキッ!! ドガッ!!


クソガキa「いってぇーーー!!!」

子供の母親「ちょっ、ちょっとアンタ!幾らなんでも子どもを殴るのはやりすぎでしょうが!!」

レビュオス(21歳)「やかましい!!親なら親で子供の躾ぐらいちゃんとしろ!!」

アンリエッタ(7歳)「へ、へいしさん……ケンカはダメですよぉ!」

クソガキa「またコイツばっかり贔屓されんのかよ!!」

クソガキb「くっそー、しんぺー(新兵)の癖に生意気だぞぉ!!」

クソガキc「そ、そうだそうだー!市民への暴力は兵士がすることじゃないだろ!」

レビュオス(21歳)「ほぉ…まだほざくかクソガキ…」パキッポキッ

クソガキa「うっ…!」

レビュオス(21歳)「ちなみにだが……仮に巫女様がオマエらに全く同じことをしようもんなら、俺は容赦なく同じ様に巫女様にゲンコツをかますからな」

アンリエッタ(7歳)(えっ…!)ゾワッ

レビュオス(21歳)「それでも贔屓だのなんだの言うならもう一度説教してやるからそこに正座するんだな…!」

クソガキa「ち、ちくしょー!覚えてやがれ!!」タッタッタ

子供の母親「あんたねぇ…もう父親になってるんだからもうちょっと大人になりなさいよ!」

レビュオス(21歳)「大人だから叱ってやったんだろ、アンタの代わりにな」

子供の母親「まったく、どっちが子どもなんだい…」ブツブツ
867 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 14:48:07.12 ID:HyQb5j6MO


レビュオス(21歳)「……ようやくいったか…さて」クルッ

アンリエッタ(7歳)「あっ……あ…!」ガタガタ

レビュオス(21歳)「ここ、腫れてるじゃないですか…俺のハンカチで良ければ巻いてください」スッ

アンリエッタ(7歳)「え…?」

レビュオス(21歳)「あのクソガキどもめ…好きな子苛めも大概にしろってんだ」

アンリエッタ(7歳)「あ、あの…兵士さん……わたしのつのって、変じゃありませんか…?」ビクビクッ

レビュオス(21歳)「角?俺はむしろカッケェって思ってるぐらいですけど」

アンリエッタ(7歳)「かっ…カッコいい…って///」

レビュオス(21歳)「こんなの新兵の俺が言うことでも無いと思うんですけど…巫女様はもっと自信を持って行動した方が良いと思います!」

レビュオス(21歳)「そうしたらきっとアイツらの方から仲良くしてくださいって言ってくるに違いないですよ!」ニィッ




アンリエッタ「それから私はレビュオスの様に堂々とする様に心がけるようになったんです」

アンリエッタ「この角も今ではそんなに嫌じゃなくて……でも小さい時にレビュオスが『そんなに気になるなら自信が出るまで隠しておけばいい』って言って今のお団子ヘアーしてくれたんですけどそっちも気に入ってて…♪」ニコニコ

アンリエッタ「知ってますか、昔のレビュオスって今よりもずっとヤンチャで…」
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 14:57:51.83 ID:v90hAkJnO
レビュオス35歳だから、12年前となると22〜24のどこかじゃないかな
869 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 15:09:55.44 ID:HyQb5j6MO
あっ、なぜか33歳と勘違いしていた…失礼しました。
すみませんが各自で脳内補完しておいてください…。
870 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 15:26:16.56 ID:Db4kdkpNO


クロウス「はは、レビュオスもそんな一面があったんですね」

クロウス(なるほど…竜巫女殿が慕うわけだな)

レビュオス「お待ちどー、ん…どうかしたのか二人とも?」

アンリエッタ「ふふふ、別になんでもないですよー?」

クロウス「そうだな……竜巫女殿、レビュオスも」

アンリエッタ「何ですか?」

クロウス「……シルヴェロギアっていいとこだな」

レビュオス「…何をいまさら」ニッ

アンリエッタ「ええ、自慢の故郷です!」



レビュオスとアンリエッタの間にフラグAが立ちました。


レビュオス、アンリエッタとの交流で手に入れるボーナスを↓2でひとつ選んでください。

@混浴イベントの解禁(交流場所が竜泉境にて任意で発生させる事が可能になる)

Aアンリエッタのフラグ@を入手する。

B次回の戦闘安価にて特殊スキルが発動する。(【竜の加護】次の戦闘時、勝利判定までのコンマの誤差+-10以内なら勝利扱いにする)
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 15:29:01.39 ID:v90hAkJnO
時間的に人少なそうだしkskしておこう
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 16:15:39.31 ID:AQQFKMkQ0
1
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 16:22:09.41 ID:v90hAkJnO
可能ならフローリアのターン中に戦闘ボーナス貰っておきたいかな
874 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 18:20:51.39 ID:Kl2UEdk+O

───フローリア視点───



フローリア『い"だいっ!!あぐっ!いぎ、できなっ!!あ"っ!!やめで!!もうやめ"てぇえ!!!』



フローリア『はへっ♥ あっ♥ あ"ーっ♥ りゃめぇ♥ はひ、ひぃい♥ たしゅけてぇ♥ たしゅけてぇ、くりょうすぅううう♥』






フローリア「いやあぁっ!!!」ガバッ


目を覚ますと寝汗にまみれて寝巻が肌に張りつく感覚が気持ち悪かった。

やがて呼吸が整っていくと同時に悪夢にうなされていた事に気づく。


フローリア「あっ……はぁ…はぁ……また、同じ夢…」

フローリア(違う……夢なんかじゃない、あれは本当にあった出来事…)

フローリア(だけどみんなは知らない…私しか、私しか覚えていない……!!)クシャッ


竜鱗炎による症状は既にだいぶ治まっていたが、心に刻まれた傷痕は時間が経つ毎により深まっていく。

人知れず深まっていく闇にフローリアはやりどころの無い恐怖に身が竦み上がっていた。



フローリア自由行動1回目(残り3回)
↓2でフローリアの行動を選んでください
 ※現在、フローリアの一部の行動に制限がかかっています。


@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可)
 クロウス>>7、ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613

A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)


シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。


手持ちのフラグ(フローリア)
クロウス×1
ルル×2

他男性キャラのフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×2
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 18:22:10.59 ID:uJZWfdX00
1 レビュオスアンリエッタ
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 18:23:24.75 ID:z5qwALbwO
1クロウス
877 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 19:20:37.16 ID:MtpDG+dXo


フローリア(………はぁ)


街は祭りも目前で賑やかになっていた…。
しかしフローリアの表情は暗く沈んでいる。

少女一人で背負うには余りにも辛い現実、しかし到底人に話せるような無いようでは無く抱え込むしかない。

せめて人前では普段通りの自分らしくいようと気持ちを無理やり切り替えていく。最近はそういった行動を取るのが半ば日課になりつつあった。


フローリア「…………よしっ」

クロウス「姫様?」

フローリア「あっ…クロウス」


意気込んで部屋を出ると、そこにはいつも自分の傍らに居てくれる護衛の騎士の姿があった。

何故だか目を合わせづらく、フローリアは目線を反らしながらクロウスに話しかける。


フローリア「ど、どうしたの…クロウス?こんなところで…」

クロウス「自分は姫様の護衛ですよ、何もなければ姫様の側にいるのは当然です」

フローリア「うん、そうよね……でもごめんなさいクロウス、今日も自由にしてくれていいのよ?」

クロウス「……それは命令ですか?」

フローリア「……ええ、そうよ」

クロウス「そうですか……なら」


クロウスは何かを考え込んでいたが、フローリアの前に跪くと手を取り優しく語りかけてくる。


クロウス「少しだけフローリア様のお時間を頂いてもよろしいですか?」スッ

フローリア「え…?」

クロウス「今はただ、久しぶりにフローリア様の側に居たいのです、それが俺の望む自由です……駄目ですか?」

フローリア「そ、そんなことはないわ…!!」


久しぶりに名前で呼ばれた事もありなぜか心がドキドキして落ち着かなかった。

本当は人気の無いところで一人で居ようとしていたのだが反射的にクロウスの誘いに答えてしまった。



クロウスとの交流内容(フローリアやクロウスに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
19時30分から↓1から↓3で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)

※内容次第ではフローリアの心の闇が取り除かれます。

878 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:32:48.23 ID:uJZWfdX00
一人になろうとしてたっぽいし逆に皆で集まってお食事とか。姫様は一人じゃないから心配するな的な
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:34:03.16 ID:i8pC720JO
ルルにしたみたいに頭を撫でる
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:34:21.78 ID:5nQEOlrto
温泉に誘う
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:36:17.14 ID:nkI8xnH/O
えっちもしたしクロウスはルルに一途になって欲しいと思ってるけどやっぱエロSSって事で他のキャラとも普通に関係持つのか?
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:37:02.41 ID:nkI8xnH/O
まだ本番まではいってないけども
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 19:59:42.70 ID:uJZWfdX00
野郎はともかくスレの仕様上女性陣は皆一途になってくれるはず(複数の男性キャラと関係を持てないので)
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 20:58:21.72 ID:lsac8wePO
関係を持てば持つほどNTR描写に耐性がつきそうなのは気になる
885 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/26(火) 22:19:56.62 ID:MtpDG+dXo

今日はちょっと更新できそうにないので終わりにします。

たぶん>>878>>880どっちかの展開に絞ると思います。どっちにするかはまだ悩み中。
それでは次の更新で。
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 22:20:23.05 ID:5nQEOlrto
おつでした
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 22:22:26.65 ID:uJZWfdX00
乙でっすん
最悪コンマに委ねるとか
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/27(水) 00:04:12.88 ID:Xaq5htoY0
フローリアもルルも普通に歳が近い相手を見つけてクロウスさんは保護者ポジ維持してほしみあるけど自分だけなんかなあ
889 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/28(木) 16:40:18.62 ID:/TskPx96O
今夜、もしくは明日には再開します。
話の展開は>>880のルートの方で行こうと思います。
念のためですが……混浴イベント、入りますか?(入らない事でメリットデメリットとか違いはないです)

それでは19時頃にまた更新できるか報告しに来ますね。
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 17:13:50.57 ID:ptrg6SKAO
同じ壁に背中をくっつけてお話みたいなの雰囲気出て好きだけど混浴望む人の方が多そう
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 17:17:50.01 ID:MQqtytaV0
>>1が書きたいようにしてくださいな
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 17:38:57.52 ID:MfVp4QmGo
いらんかなー
893 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/28(木) 19:16:10.99 ID:kG23+r3ao
今夜の21時ぐらいから再開していきます。

混浴イベはわりとどちらでも良いみたいな反応なのでこのレスのコンマが偶数なら混浴、奇数なら>>890みたいなシチュで話を書き進めていきます。
それではまた。
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:12:06.71 ID:xB5H8Zp8O
これもう流れ的に竜泉境イベント見れない気がするけどレビュアン交流のボーナス選び直したりできんかね
895 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/28(木) 21:19:00.98 ID:kG23+r3ao


かぽォーー〜ん……


フローリア「はわぁ…」ザプン


クロウスに連れられるがままに来たのは前日にクロウスがレビュオスとアンリエッタの三人で来た温泉だった。

クロウス同様、外での入浴などした事の無かったフローリアは温泉の気持ちよさに少しだけ気分が良くなっていく。


フローリア(凄いです……身も心も溶けてしまいそうな………これが露天風呂、というものなんですね)

クロウス『フローリア様、ご気分はどうでしょうか?』

フローリア「へぇっ!?く、く、くろうす!?ど、どこにいるんですか!?」ザバッ

クロウス『ここは竹の策を隔てて男の湯もあるんです、俺はこちらの湯に入らせてもらってます』

フローリア「え、あ……そ、そうでしたか…///」チャプンッ

クロウス『実は昨日レビュオスから教えてもらいまして……気に入ってしまったのでフローリア様にも体験して貰いたかったのです』

フローリア「そうだったのですね、でも確かに……クロウスが気に入るのも分かります。外で入る温泉って……とても心地の良いものなんですね」

クロウス『はは、フローリア様にも気に入って貰えて何よりです』

フローリア「はい、私もとても気に入りました…!」


柵に隔たれど、心に隔たりは無いように……二人はかつての城で過ごしていたように飾らない言葉と心を交わしていく。

しかしやがて言葉も少なくなり、口火はクロウスの方から切られることになる。


クロウス『……フローリア様、何か俺に隠していることはありませんか』

フローリア「……っ!」
896 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/10/28(木) 21:34:00.58 ID:kG23+r3ao
クロウス『最近のフローリア様は抱えきれないような何かを背負い込んでる様にしか見えません、だからこのような機会を設けさせてもらいました』

フローリア「わ、私はなにも隠してなんか…」

クロウス『……俺にとってはフローリア様は護るべき大切な御方です』

クロウス『ですが護るべきはその御身だけでなく、出来うることなら貴女の心も御守りしたいのです…』

クロウス『俺が頼りないのなら言わなくても構いません、ですがせめて俺じゃなくルルやジェニファー、竜巫女殿やレビュオス、リトアでもいい……貴女一人で抱え込まないでください』


フローリア(……クロウス)ウルッ


クロウスの自分を大切に想ってくれている言葉にフローリアの目頭が熱くなる。

しかし、どこまでも誠実な彼にいったいどこまで説明すれば良いのだろう。

ひょっとしたら責任感の強い彼に更なる重荷を背負わせてしまうのでは無いのか。

しかし……フローリア自身もまた、心に限界を迎えつつあるのも事実であった。

出来ることならこの苦しみを今すぐにでも吐き出したい、それは嘘偽りの無いフローリアの本心でもある。


フローリア(わたしは……わたしは…!)


時戻しの事実をクロウスに伝えますか?
↓1から↓5でクロウスに教えるかどうか

@全てを打ち明ける
 (フローリアの心の闇が取り除かれる。代わりにコンマ判定でクロウスが…)
A大切だからこそ……答えられない
 (フローリアの心の闇はそのまま。純愛えっちが封印され、放置してると恐ろしいことに…)
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:39:14.07 ID:tvjFUyEaO
1
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:39:18.51 ID:mYBTI8Z80
どちらもデメリットがあるな……1を選ばさせてもらおう
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:40:15.23 ID:6OcOZdErO
1
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 22:09:35.13 ID:xB5H8Zp8O
コンマ時代でクロウスがペンダント破壊するのかな
901 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/10/29(金) 02:31:26.95 ID:OZa+M+GE0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 17:51:24.36 ID:x0eP8T0DO
参加者20人超とかで毎度踏む人が変わるならともかくほぼ4〜5人固定の中で多数決出しても少数派が一生勝てないだけじゃないか?今のところ無難な選択肢しか選ばれてないけど
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 18:32:27.28 ID:0HU+LgmbO
>>902
ちょっと何言ってるかわからない
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 19:53:29.18 ID:4JqnPgJAo
なっちゃうもなにも多数決ってそういう物だしそうしたいからやってんでしょ
ここの板民は安価スレなのに展開が変わるのを極度に嫌うから妥当な方法だよ
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/10/29(金) 22:24:26.00 ID:x0eP8T0DO
ここの>>1バッドな展開で本領発揮するタイプだからリスキーな展開選ばれないの勿体無いなって思っただけなんだけどすまん
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 15:32:05.47 ID:v2+Q402KO
まだかな
907 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 00:52:31.53 ID:r1fyrycIo
夜中の報告で失礼します、明日は一日完全に用事無いので昼前ぐらいから更新していきます。
待たせてしまって申し訳ないです…。
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 01:05:39.93 ID:944CxW+Lo
リアル大事に
報告乙
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 02:16:32.23 ID:fXE8Qv390
おつおつ
910 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 12:06:41.05 ID:r1fyrycIo
少し遅くなりましたが再開していきますー。
911 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 12:07:33.69 ID:r1fyrycIo

フローリア「………あの、ね……信じてくれなくてもいいの……私自身も信じられないような事だから…」


フローリアはゆっくりと……クロウスに自分が体験した出来事を話す。

蒼湖の岩洞で言いつけを守らず、自分が飛び出したせいでクロウスを死なせてしまい自身はカエルの魔物に凌辱されオタマジャクシを産まされてしまったこと。

ジェニファーと共に霧雨の湿原ではぐれた際にマッドスキュラの巣に連れ去られ、同じく捕らえられていた男とスキュラに膣穴とお尻の両方を犯されたこと。


そしてその窮地をペンダントに秘められた不思議な力………時を戻すという魔法とは別種の力によって自身の体験した記憶以外の全てが直前のところまで戻るという普通では到底信じられない出来事だった。

全てを話し終えるまでフローリアの声はずっと震えたままだった。

時折漏れる嗚咽を必死に隠そうとしたが、途中からは止められなくなった。


フローリア「ごめんなさい…私はもう、二度も辱しめを受けてしまったの……」

フローリア「クロウスが必死に守ってくれてたのに……!私は…私が勝手な真似をしちゃったから…!!」グスッ
 
フローリア「ごめんなさい………ひっく、ほんとうにごめんなさぃ……!!」ポロッ…ポロッ…


クロウス(………そうか)

クロウス(それはそんな事、誰かに話す事なんて出来るわけが無い…!)


泣きじゃくる主の懺悔を聞き、クロウスは…。

↓2でクロウスがフローリアにかける言葉
↓3のコンマでクロウスの精神状態


一の桁が奇数
 己の弱さを悔いつつも今よりも強くなりたいと願うようになる(次回の戦闘安価にてバフ系のスキルが発動するようになる)

一の桁が偶数 
 フローリアを護れていなかった事実に己の不甲斐なさを呪うようになる(次回の戦闘安価にてデバフ系のスキルが発動してしまう)
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 12:14:31.65 ID:TuoTjxWTO
精神状態先に判定してから言葉決めた方が良くないか?

一応安価下
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 12:16:16.47 ID:Cddpc8BKO
話してくれたことへの感謝と、今後時を巻き戻させるような事態に姫様を陥れないよう守り抜くという決意の言葉
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 12:23:59.93 ID:iqj9YGSnO
精神コンマ
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 12:25:51.68 ID:Cddpc8BKO
なんとなく前向きな言葉にしちゃったけど結果オーライっぽい
916 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 16:07:41.27 ID:r1fyrycIo

クロウス(情けない……情けないぞクロウス)

クロウス(俺が弱いせいでフローリア様が傷ついておられる……それを受け止めずしてなにが騎士だ…!!)


クロウス「フローリア様、辛いのにお話して頂きありがとうございます…!!」

クロウス「そして俺が不甲斐ないばかりに姫様をお護りできなくてすみませんでした…!」

フローリア「ち、違うの…クロウスのせいじゃない……わたしが…」

クロウス「今後は姫様に時を巻き戻させる様な事態には陥れません……俺が必ず姫様を護り抜きます!」

クロウス「だから泣かないでください……俺も国王様たちも皆、フローリア様の笑顔が好きなのですから」

フローリア「……っ、くろ、うす…!」


正直なところ、嫌忌されたり気味悪がられたりするのでは無いかと思っていた。

しかしこの男は否定したりもせず、信じて受け止めてくれた。フローリアはどこかずっと傍で支えてくれていた騎士さえも信じられなくなりかけていた自分を恥じていく。


フローリア(ああ……そうだ、クロウスはこういう人だったよね)

フローリア(いつでも私の事を考えてくれて……わたしは、なんでこの人の事まで信じられなくなっていたんだろう)

クロウス「ふ、フローリア様……大丈夫ですか?のぼせてたりしないですか…?」

フローリア「大丈夫よクロウス……ごめんなさい、少しだけ時間をちょうだい…」チャプ…

フローリア(この人は私に勇気を……暖かさをくれる、だから信じよう)

フローリア(過去は変えられなくても未来は変えられる、だからたとえ何が起きても大丈夫だと信じるの…!)
917 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 16:16:59.32 ID:r1fyrycIo

お風呂から上がり、二人は休憩所にて顔を会わせる。

泣きじゃくった痕こそあれど、フローリアはどこかスッキリとした面持ちでクロウスを迎えた。


フローリア「温泉、暖かかったですね…クロウス!」

クロウス「ええ、そうですね…」

フローリア「こんなに気持ちがよかったなんて思わなかったわ……また来てみてみたくなっちゃった」

クロウス「はは、そこまで気に入っていただけるとレビュオスも竜巫女殿も喜ばれますよ」

フローリア「……クロウス、私もっと強くなるね」

フローリア「どんな目に遭っても貴方なら助けてくれる……だけどそれだけじゃなく、貴方を助けられるぐらいに私も強くなるから」

クロウス「姫様……」


フローリアはそっとクロウスの肩に頭を預ける、幼い頃から辛くなったときはいつもこうやってクロウスに寄っ掛かって慰めてもらっていたからだ。

クロウスはフローリアの頭をそっと撫で、心の内で更なる決心を固める。


クロウス(もうこの人に悲しい思いや、怖い思いをさせたくない…)

クロウス(もっと強く………今の自分の強さに満足するな!誰よりも俺が姫様を護れるように強くあらねば…!!)


クロウスとのフラグAを手に入れた。
スキル【不撓不屈の剣】(1度だけ判定に負けてもこちらの行動選択時コンマが相手より高ければ勝利扱いにする)
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 16:17:49.37 ID:Cddpc8BKO
シルヴェロギアは守り抜けるといいなあ

レビュアン交流時ののボーナススキル名から推測するに今回の対帝国戦闘はナールのような強制敗北戦闘じゃなさそうだし頑張ってほしい
919 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 16:43:40.32 ID:r1fyrycIo

フローリア自由行動2回目(残り2回)
↓2でフローリアの行動を選んでください


@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可(竜仙境は選択不可))
 ジェニファー>>96、リトア>>524、レビュオス>>588、アンリエッタ>>613

A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)


シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。


手持ちのフラグ(フローリア)
クロウス×2
ルル×2

他男性キャラのフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×2
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 17:04:53.29 ID:gXE+RcW5O
1 レビュオス&アンリエッタ
アンリエッタお気に入りのお団子屋さん(お団子ヘアーだけに)
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 17:08:35.33 ID:uW2aDS9Y0
うえ
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 17:47:18.69 ID:DrF9ssB3O
不撓不屈の剣って各戦闘毎に使用できるのかな?
923 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 18:17:15.36 ID:r1fyrycIo
>>922
ひとまずシルヴェロギア編終了までは継続可能です。
ですが他のバトルスキルを手にいれる場合、そのスキルとの入れ替えになる予定です。
924 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 18:18:01.98 ID:r1fyrycIo

クロウスと別れたフローリアは街の中を出歩いてみることにした。

気持ちの切り替えは出来たのか、改めて見歩いていくとミクトラムともナールとも違う異国情緒に溢れたシルヴェロギアの景観はフローリアの好奇心を刺激していった。


フローリア(東方の国々の街並みは本で見たことがありますけど…それに近い文化なのですね)

フローリア(今までこんな事にさえ気づけなかったなんて……私は凄く勿体ない事をしてましたね…)


幾ばくか心の余裕ができたフローリアはシルヴェロギアの街並みを楽しむことにした、するとそこに…。


アンリエッタ「あ……フローリアさん!」

レビュオス「やっ、お姫様お元気ですかい」

フローリア「あ……竜巫女様、それと兵士長様」

レビュオス「俺の事はレビュオスで良いですよ、肩書きで呼ばれるのはどうにも苦手なんでね」

アンリエッタ「私もアンリエッタで良いですよ、同じ国の上に立つもの同士仲良くしましょう」

フローリア「えっと……ありがとうございます、アンリエッタ様、レビュオスさん」

アンリエッタ「んー……様付けも無くても良いんですが」

レビュオス「はは、そこは公務中ですし我慢しときましょ。幾ら俺たちが庶民派だからといって他国の人間に呼び捨てで呼ばれるのを嫌う人も中には居ますでしょうからね?」

フローリア「お二人は今日はお仕事なんですね、なら私があまりお邪魔する訳には…」

レビュオス「まぁそう言わずに、街の様子を視察するだけなんでそんな大したことでは無いですし」

アンリエッタ「そうですよ、それに私は…」


ぐぅーーー〜……


アンリエッタ「あ、あう……///」

レビュオス「ぷっ、はっはっは!うちのお姫様の腹太鼓は盛大な音がするな!」

アンリエッタ「も、もぉ!レビュオス!調子に乗りすぎです!!」プンスコ

925 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/02(火) 18:19:14.92 ID:r1fyrycIo


フローリア「あはは…」


アンリエッタとレビュオスの主従の差など関係ないようなやり取りに自分とクロウスを重ね、思わず笑みが出る。


レビュオス「折角ですしそこの団子屋で菓子でもつまんで行きますか、巫女様好きでしょお団子?」

アンリエッタ「確かに好きですけど今は公務中………いや、お腹が減っては戦ができぬと言いますし…ううん」

フローリア「あの、お二人が良ければ私も同席してもよろしいでしょうか?」

アンリエッタ「フローリアさんまで……な、なら仕方ないですよね?間食ですが必要なエネルギーですし、うん!」



アンリエッタ、レビュオスとの交流内容(フローリアやレアンリエッタ、レビュオスに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1と↓3で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)

926 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 18:32:58.13 ID:y2160SvOo
巫女様のおすすめを頼んで文化の違いをまたも体験する姫
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 18:34:09.10 ID:ruEf1Y8yO
レビュオス、娘のことを思い出しフローリアの頭を無意識に撫でてしまう
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 18:51:59.25 ID:lBq8D0lRO
魔法が使えるかの話になってフローリアが試しに団子に魔法をかけたらもちふわ絶品団子が奇跡的に完成しおばちゃんに内で働かないかと勧誘を受ける
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/02(火) 20:45:37.29 ID:d/nD02WxO
ワンチャン今日でフローリアの自由行動終わるかな
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/05(金) 14:04:46.75 ID:59oLl5kHO
来るかな
931 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 08:37:24.22 ID:dveSbw0ZO
ワンチャン無くてすみません…。

本日もちょびちょび再開していきます、フローリアの自由行動終わらせられるかなぁ?
932 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 08:38:12.73 ID:dveSbw0ZO

レビュオス「おばちゃん、みたらしとゴマ餡と三色!それぞれ一本ずつ三皿よろしく!」

団子店主「はいはい、まったくせっかちなのは昔から変わらないねぇ…」

アンリエッタ「すみません、急にお邪魔しちゃいまして」

フローリア「お、お邪魔します!」

団子店主「あら……あんた巫女さまだけじゃなくこんなべっぴんさんまで引っかけたのかい!?」

レビュオス「いや言い方よ!?別にこの娘はそんなんじゃないからな!?」

アンリエッタ「むむむ…」

フローリア「ど、どうしましたかアンリエッタ様…!?」

アンリエッタ「いえ、何でもないです…」


フローリアはお盆の上に乗っけられたお団子をまじまじと見る、ミクトラム王国には無い変わったお菓子だ。


フローリア「はむっ……んぐっ、もふっ」モグモグ

レビュオス「ほらお茶ですよ、よく噛んで飲まないと喉詰まらせちゃいますからね」

フローリア「ごくん…あ、ありがとうございます…!凄く美味しいです、このお団子!」

アンリエッタ「お気に召して頂いて何よりです♪」


フローリアは初めて食べるお団子の味……何よりもっちりとした食感にとても感銘を受けた。

城に居た頃では味わえなかった食感だろうと思い夢中で頬張っていく。
933 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 08:41:55.00 ID:dveSbw0ZO

レビュオス「ここいらの子どもはだいたいここの団子を食べて育つからなぁ」ナデナデ

フローリア「んふぇ!?」ビクッ

アンリエッタ「れれれレビュオス!?何してるんですか!?」

レビュオス「ん、ああすまない…!つい昔を思い出してな」パッ

アンリエッタ「仮にも一国のお姫様に何をしてるんですか……!!もう…!」

フローリア「あ、いや、私は平気ですよ?撫でられるのは慣れてるというか、ついさっきも撫でられたと言うか…」

レビュオス「ほほう?やるなクロウスくんは…」

フローリア「だ、誰もクロウスとは言ってませんよ!?」

アンリエッタ「うう…羨ましい…」シュン




レビュオス「そういえばフローリア嬢は魔法を使えるようじゃないですかい、どんな魔法を使えるんですか?」

フローリア「えっと…私のは軟化魔法と言って対象を柔らかくする魔法です、主に防御にしか使えませんが…」

アンリエッタ「羨ましいです、私は先祖の血が邪魔して魔法を扱えない体質なので…」

レビュオス「俺は小難しい事は嫌いだから覚えようとも思わなかったな…」

アンリエッタ「それにしても軟化魔法ですか…硬化は聞きますが柔らかくする魔法はあまり聞いたことが無いです」

レビュオス「この団子に魔法をかけたらもっとモッチモチになるかもな」


何気なくレビュオスが言った言葉にフローリアはハッと電流が走ったかのような反応を見せる。


フローリア「料理に魔法…!それは考えたことも無かったです…!」

レビュオス「いやぁ流石に冗談ですよ、お姫様にそんな事で魔法を使わせるわけには」

アンリエッタ「もちもち団子……美味しそう…!!」ジュルリ

レビュオス「って巫女様は案外乗り気ですかい!?」

934 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 08:43:08.23 ID:dveSbw0ZO

フローリアは自分の三色団子に軟化魔法をかけてみた。

見た目の変化などは見受けられなかったが、もちもちした団子にふわっとした食感が加わり新しい味わいが生まれていた。


アンリエッタ「ん、んん〜〜!おいひぃー♪」

レビュオス「お、コイツは中々…」モグモグ

団子店主「あれま……この道何十年とやってたけどこれは新食感だねぇ!」

フローリア「ほっ、加減を間違えちゃうと逆にふにゃふにゃになっちゃうんですけど成功して良かったです…」

団子店主「アンタうちで働かない?綺麗だしうちの看板娘になれると思うんだけどねぇ」

フローリア「え、ええ!?」


団子屋さんにまさかのスカウトをされるものの旅の途中ということで丁重にお断りしたフローリアであったが、お店の制服は和の優雅さもあってちょっと良いな思った。

こうして久しぶりの和やかな時間は過ぎていく…。


レビュオスとアンリエッタのフラグ判定(ゾロ目は61~98の判定になります)
↓1のコンマのフラグを入手

01~30 レビュオスのフラグ@
31~60 アンリエッタのフラグ@
61~98 両方同時ゲット
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 08:56:01.27 ID:Io17PikF0
936 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 09:24:43.28 ID:dveSbw0ZO

レビュオスとのフラグ@を手に入れた。
レビュオスとアンリエッタの間にフラグBが立ちました。(えっちイベントの解放はまだ先になります)



フローリア自由行動3回目(残り1回)
↓2でフローリアの行動を選んでください


@誰かと交流しに行く(二人まで、場所の指定も可(竜仙境は選択不可))
 ルル>>79、ジェニファー>>96、リトア>>524

A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)


シルヴェロギアSPOT
【竜遇宮・庭園】【修練場】【武具防具店】【飲み屋街】【竜泉境(温泉)】【キャラバン商店】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。


手持ちのフラグ(フローリア)
クロウス×2
ルル×2

他男性キャラのフラグ
レビュオスとリトア×1
レビュオスとアンリエッタ×3
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 09:44:08.35 ID:rmzp7nCf0
加速
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 10:25:38.72 ID:fznLSI520
1ルル
939 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 13:02:30.77 ID:6L1tZXOnO

フローリアはアンリエッタ達と別れそろそろ泊まり先のホテルへ戻ろうとしていた。

すると視界の端にルルの姿を捉え、そちらの方を振り替える。


フローリア「あ……ルル!」

ルル「……」スタスタ

フローリア(あれ、気づいてないのかな…?それにちょっと様子が変…?)


普段から活発な姿を見せるルルであったが、少なくとも今は雰囲気が少し違ってるように見える。

気になったフローリアはルルの後をこっそりと追いかけることにした。

940 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/06(土) 13:03:23.31 ID:6L1tZXOnO

フローリア「あ、あれ…?こっちに行ったと思ったのに…」


ルルを追いかけると彼女は人気の少ない森の方へとどんどん進んでいき、フローリアはルルを見失っていた。

しかし諦めずに周りを見渡していると、そこには立ちながら瞑想をしているルルを見つける。

フローリアは声をかけようとするが集中してるルルの邪魔をするのも悪いと思い木陰から様子を見守った。


フローリア(凄い集中力……魔力を練る練習だよね)

ルル「………」


両手で輪を作り、その中で魔力を循環させるこの修練は魔力の流れを掴むための練習法としてナールでは広く知られている方法だ。

ルルの魔力の流れに淀みは無く彼女の魔力コントロールの質の高さが伺える、しかし……。


ルル「………っ」バチンッ

フローリア「ひゃっ!?」

ルル「えっ…り、リア!?いつからそこにいたの!?」


綺麗に流れていた魔力が突然乱れ、弾けるような音にびっくりしてフローリアは思わず声を上げてしまった。


フローリア「ここに着いたのはついさっきで……街で声をかけても気づかなかったので着いて来ちゃったの」

ルル「そっかぁ……いやぁ、お恥ずかしい所を見られちゃったかも!あはは!」


いつもの調子に戻るルルであったがフローリアは何となく違和感を感じたままこの後どうしようかと考える。


ルルとの交流内容(フローリアやルルに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1から↓3で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 13:21:14.62 ID:LxmGv8v3o
なにしてたの
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 13:42:37.46 ID:XAcr86iPO
何か困ってたら話聞きますよ?
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/06(土) 13:52:48.90 ID:mzKOAsEvO
ルルの頭をなでなでする
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 01:57:22.88 ID:GT9p/iC2O
もしかしてルルとの百合えっちって魔法適性の触診だったりする?
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/07(日) 16:37:44.42 ID:CvbboUmHO
銀竜ってキャラメイクするのかな
もしするなら準備しておきたい
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/10(水) 01:47:44.69 ID:na4B0mPGO
この後ストーリー進むみたいだから書き溜めタイムかな
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 10:53:12.16 ID:0W0mH1Ro0
妹姫の従者は女性でもいいんだっけ
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/11(木) 21:42:44.04 ID:FbOhB8rp0
やるなら女性固定って言ってる
949 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:11:39.07 ID:UxCkQwlZo
こんばんはー、更新前に少しレス返タイムです。(なお今回はほぼ会話更新のみです、寝オチしたらごめんなさい)


>>944
その予定です、えっちイベついでにフローリアのスロットコンマも取る予定です。

>>945
銀竜はアンリエッタのキャラ安価から構想を得てしまったので作成はしないです。

>>946
モロバレ、遅筆で申し訳ないです。

>>947
妹姫の従者は女性固定ですね、クロウスやフローリアとの関係性なども募る予定ですー。

950 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:16:38.30 ID:UxCkQwlZo

フローリア「ルル、ひょっとして何か困っていたりするの?」

ルル「え……やだなぁ、私に限ってそんな…!」

フローリア「でもルル……なんだか集中しきれて無かったような気がして、いつものルルならたぶんあんな風に魔力が弾けるようなミスはしないと思ったので…」

ルル「あー…………やっぱりそう見える?」

フローリア「はい…」

ルル「はぁ、だから人気の無いとこで修行したかったんだけどなぁ…」

フローリア「ご、ごめんなさい…」シュン

ルル「気にしなくたって大丈夫!これは私自身の問題だし………あんまり楽しい話じゃあないけど聞く?」

フローリア「うん、私で良かったらルルの悩みを聞かせて?」

ルル「………」


ルルは暗い顔をしたまま、倒木して転がっている木の上にちょこんと座る。

フローリアもルルの隣に座り彼女が喋るまでジっと待つことにした。


ルル「……魔導帝国に裏切り者が居たってことはもう聞いてるよね? あれって実は学院の生徒だったんだよね」

ルル「私その人のこと結構尊敬しててさ、私と比べて人には好かれてるし貴族だからといって差別をするような人でも無かったんだ」

951 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:25:30.72 ID:UxCkQwlZo

フローリア「……だからその人がナールを裏切ってラジルについた事がショックだった?」

ルル「うん………だけどね、それ以上に私がショックだったのは、なんでナールを裏切ったのか聞いたとき」



ディアナ『それを貴女に聞かれるなんてね』



ルル(あんなゾッとするような冷たい視線をディアナに向けられるのは初めてだった…)

ルル(あれ以来、時々あの光景が脳裏に過ると魔力が乱れることがある……今のとこ戦ってる時は大丈夫だけど、もし戦闘中に魔法が暴発するような事があれば…)


ルル「……だからこれは私が乗り越えなくちゃいけない壁なんだ、いつかナールに戻れた時…私はきっとディアナと向き合って本当の事を……ディアナが何を思っていたのか聞かなくちゃいけないんだ」グッ

フローリア「ルル…」

ルル「だからリアは気にしないで!ただでさえ熱も引いて間もないんだから余り無茶しちゃ駄目だぞ!……って、無茶ばかりしてる私が言えたことじゃないか…あはは」


ルルの決意を聞いたフローリアは少し前の自分を思い出し、自分だけが重たいものを背負い込んでると勘違いしていた事を恥じる。
952 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:27:19.41 ID:UxCkQwlZo

フローリア(……私だけじゃない)

フローリア(ルルも……きっとジェニファーも、重たい悩みや覚悟を背負ってるのね)

フローリア(それなのに私は自分だけが不幸だと思い込んで鬱ぎ込んでて……本当に私は無知な人間だ…!!)

フローリア「ルル……今の私は、貴女の悩みを一緒に分かち合えるほど強くは無いです……けれど」

フローリア「いつか必ずルルを助けられる自分になります…!」

ルル「リア…」

フローリア「だから、その……せめて我慢できなくなったら私に吐き出しちゃってください。ジェニファーやクロウスに言い出しにくい事とか…」

ルル「……はは、参ったなぁ。リアにはそんなに弱ってるようにみえてたかぁ…」

フローリア「あっ、ごめんなさい…私なんかが…出すぎた事を言い過ぎて…」

ルル「ううん、むしろ嬉しいな……あのさリア」

フローリア「なんですか?」

ルル「ちょーっとだけ……身体預けてもいいかな?」

フローリア「……うん、いいよ」

ルル「えへへ、それでは失礼して…」ポテッ


ルルはフローリアの膝の上に頭を乗せた。
フローリアがルルの頭を優しく頭を撫でていくと次第に安らかな寝息が聴こえてくる。

自分よりも一回り小さいこの身体のどこにこんな強さがあるのだろうと思いながら、ひとときの休息に身を預ける魔法使いをもう少しだけ寝かしておこうと決めた。


ルルのフラグB(フローリア)を手に入れた。
953 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:37:21.47 ID:UxCkQwlZo

ルル「はぁー、食べた食べた」

ジェニファー「まったくお行儀が悪いのだから……ソースがまだ口に付いてますわよ」フキフキ

ルル「うむ!くるしゅうない!!」

ジェニファー「何を偉そうに」ビシッ



行商人B「よ、よーし……今度こそフローリアさんに…」

リトア「あら…貴方なにやってるのよ、そんな所で」

行商人B「うわぁ!!…り、リトアちゃん!?」

リトア「お父さんが明日の商売の事で探してたからさっささと行くわよー」

行商人B「う、うわぁ〜そんなぁー!!」ズリズリー


クロウス「姫様、そろそろお休みになられますか?」

フローリア「ううん、もう少しだけ起きていたいの……この本をもう少しだけ読み進めていたくて」

クロウス「ならお供致しますよ、いまお茶を貰ってきますね」

フローリア「ふふ、ありがとう」


明日の祭りに向け、皆がそれぞれ思い思いの時間を過ごしていく。

少し浮き足立つような、それでも賑やかなひとときを今は感じたくてフローリアはもう少しだけ起きていることにした。

そこにとある来客がくる。


アンリエッタ「あのぉ…すみません」

フローリア「えっ?竜巫女様…どうしてこちらに?」

レビュオス「俺もいるぞ」ヒョコッ

クロウス「レビュオス、こんな時間にどうしたんだ」

アンリエッタ「実は貴方たちに折り入っての頼みがあってここに来たんです」
954 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:48:28.51 ID:UxCkQwlZo

クロウス「頼み……とはいったい?」

アンリエッタ「……明日の朝、私と共に竜遇宮の裏手にある霊峰に登って頂きたいのです」

フローリア「霊峰って……あの大きな山ですか?」

アンリエッタ「ええ、説明すると長くなってしまうのですが……私たち竜巫女は代々銀竜様にお仕えするシルヴェロギアにとって重要な役職なんです」

アンリエッタ「その最たる役目は銀竜様とコンタクトを取り、銀竜様の意思や意向を国民に伝えるのも役目の一つとなります」


アンリエッタは手に持っている、銀竜を模した装飾が施されている杖をフローリア達に見せる。


アンリエッタ「この【竜杖】と呼ばれる杖を通して、私たち竜巫女は銀竜様と会話をしているんです」

レビュオス「ちなみに竜杖の力は誰でも出来るわけでは無く、竜の血が流れる者にしか使用できないようだ」

クロウス「ふむ…それが何で俺たちがその霊峰に登る事に繋がるんだ」


アンリエッタ「その……先ほど銀竜様からメッセージを受けとりまして」

アンリエッタ「シルヴェロギアに滞在する異国の姫と直接会ってお話したい……との事です」

フローリア「わ、私が銀竜様と…お話を!?」

アンリエッタ「はい、それとクロウスさんにも付いて来て欲しくて…」

クロウス「ちょっと待ってくれ、さすがに姫様にそんな険しい山道を登らせるわけには…!」

レビュオス「まぁまぁ落ち着いて話を聞けって、別に山を登ると言ってもちゃんと参道を通ってくから魔物の危険も少ないし安全だよ」

アンリエッタ「元々銀黎祭の開催前に銀竜様と直接打ち合わせをするのは毎回の決まりなんです、そして竜巫女と共に兵士長も護衛として付いていくのが恒例なんですが…」

レビュオス「俺は午前中に急な任務が入ってしまってな…だから俺の代わりに巫女様の護衛をしてくれるヤツを探してたんだ」

クロウス「それで俺もお呼びがかかったのか…」

レビュオス「頼むよ、あんたはうちの兵士と比べてもずっと強いし俺も信頼してるからさ!この通り!!」パンッ

955 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:54:14.57 ID:UxCkQwlZo

クロウス(……正直レビュオスには恩があるし助けにはなってやりたい)

クロウス(しかし姫様を危険から遠ざけたい今、少しでもリスクがあるような行為はあまりしたくは無い…)


フローリア「わかりました、そのお話を引き受けます」

アンリエッタ「本当ですか!?」

クロウス「姫様……大丈夫なんですか?」

フローリア「……正直、私一人だけなら断ってたかもしれません。でも…。」

フローリア「貴方が側に居てくれるならきっと大丈夫だから…」

クロウス「姫様…」

レビュオス「ひゅーひゅー♪お熱いねぇお二方」

クロウス「茶化すなレビュオス……わかった、俺もその話引き受けた」

アンリエッタ「お二人とも…本当に感謝致します!」

レビュオス「祭りは夕方から始まるし朝から上っていれば祭りには十分間に合うさ」

フローリア「はい!そちらも楽しみにさせて頂きます!」



クロウス(ルルとジェニファーには街に居てもらうか…リトア達のキャラバンの手伝いでもさせよう)

クロウス(気がかりはその銀竜とやらの話の内容だな、わざわざ他国の人間である姫様と直接話したいなんて余程のことがない限りはしない事だろ)

クロウス(鬼が出るか蛇が出るか……せめて俺だけでも警戒して行くにこしたことはないな)

956 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 00:58:11.10 ID:UxCkQwlZo

翌日の早朝、霊峰に登る者、それを見送る達は竜遇宮裏手の鳥居の前に集まっていた。


ルル「ちぇー、私もドラゴンに会ってみたかったのになぁ」

ジェニファー「クロウス様たちが決めた事なんですからあまり文句は言わないの、それに私たちは私たちでやることはたくさんありましてよ?」

クロウス「商長さん、リトア…すみませんが二人の事をお願いします致します」

行商人A「うむ、こちらとしてもお手伝いが増えるのは嬉しいことだから構わんよ」

行商人妻「気をつけて行くのよ?」

リトア「二人とも帰ってきたらうちのお店に寄って行ってよ、ちょっとだけサービスしてあげてもいいからさ」

フローリア「はい、リトアさん達の商店も楽しみにしてますね」


レビュオス「すまないな、本来は俺が務めるべき役目なのに…」

クロウス「大丈夫だ、姫様を救ってくれた恩もある。これぐらいの事はさせてくれ」

アンリエッタ「レビュオス……」

レビュオス「巫女様、良い子にしてるんですよ?万が一の事があればクロウスの言うことを聞くように!良いですね?」

アンリエッタ「はい、レビュオスも任務頑張ってくださいね!」
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 01:05:35.18 ID:02C+oCE10
話が動きそう
958 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 01:09:02.87 ID:UxCkQwlZo

霊峰と呼ばれる竜蔵の山はとても高い山脈から連なり、中でも一際高い山の一角が銀竜の住まうとされる神聖なる地である。

本来ならば切り立った険しい崖を素手で登り上がっていかなければいけないが、シルヴェロギアの竜巫女一族に伝わる秘密の参道が存在し三人はそこから地道に山を上っていった。


アンリエッタ「古きよりシルヴェロギアの巫女一族は竜から力を授かるためにこの山を登る事を巫女になるための試練としてされていました」

アンリエッタ「今はこのように整備されていますが昔は獣道も同然で……この山に隠されている山頂に通ずる転移魔方陣を探さなければいけなかったようです」

クロウス「なるほど……それでショートカットする事が出来るんですね」

クロウス(こんな山々をどうやって一日もかからずに登りきるんだと思っていたがそういう事か……)

フローリア「そういえば……銀竜様はどうして私と話がしたいなどと言ったのでしょうか…」

アンリエッタ「私もそれとなく聞いてみたのですが……どうにもはぐらかされてしまいまして…」

クロウス(わざわざ人には言えないような話しか……?いや、そもそも本当に話し合いだけで済むような事なのかも怪しいぞ…)

アンリエッタ「あ……でも安心してくださいね!竜と行っても決して悪い魔物とかでは無いですし!私からすれば気さくでからかい癖のあるお婆ちゃんみたいなものですから!!」アセアセ

フローリア「お、お婆ちゃんですか…?」

アンリエッタ「はい、私には意地悪しますけど基本的には良い人ですから!」

クロウス「はは……竜巫女殿がそこまで仰られるのであれば大丈夫そうですね」

アンリエッタ「勿論です!!……あっ、あれが転移の魔方陣ですよ!」


アンリエッタの指差す方にはナールから逃げるときに使ったのと同じぐらいに古びた魔方陣が洞窟の中に安置されていた。

一同が魔方陣の中央に足を踏み入れると転移の光が三人を包む。
959 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 01:12:16.23 ID:UxCkQwlZo

やがて眼を開けると祭壇のような場所に到着しており、崖下から辺り一帯の山脈やシルヴェロギアを一望できる程の高さまで転移していた。


クロウス「ここが銀竜様のいる場所か……?」

アンリエッタ「いえ、銀竜様はもう少し進んだ先の社に居ます」

フローリア「く、く、クロウス…!?あれ…!!」

クロウス「どうしましたか姫さ……うおっ!?」


ワイバーン「ギャオオオォォォォーー…!!!」


フローリアの指差した方を見ると翼の生えた竜が数匹、空を飛んでいた。

ワイバーンと呼ばれる魔物はとても獰猛であり、自身のテリトリーに侵入した生き物は全て補食対象として認識するほど狂暴な魔物として認識されている。


クロウス「姫様…!私の後ろに…!!」


そのワイバーンが今、クロウス達目掛けて滑空して近づき…………そのまま通り過ぎていった。


フローリア「お……襲ってこない?」

アンリエッタ「驚かせてしまってごめんなさい、あの子達は魔物だけど……同時に銀竜様の眷属でもあるの」

アンリエッタ「なので竜の血を受け継ぐ私の側にいれば襲われることはありません、むしろとても良い子たちばかりなの」

クロウス「無許可で入れば侵入者を排除する番人だが、俺たちは客人として認められている……と思ってて良いのですか?」

フローリア「はわぁ…!流石にびっくりしました…!!」

アンリエッタ「ふふ…ちょっと意地悪が過ぎちゃいましたね、もう少し先に進めば休憩できる広い所もありますから先に進みましょう!」


途中休憩を挟みながらアンリエッタの案内で竜蔵の山を更に上へ登っていく、すると岩肌に囲まれているが少し広い場所に出た。

先を見ると鳥居が連なる石階段があり、その先が目的地のようだった。

960 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 01:16:24.42 ID:UxCkQwlZo


フローリア「ふぅ…ふぅ…」

クロウス「…大丈夫ですか姫様?やはり病み上がりのお身体ではキツかったのでは」

フローリア「平気よクロウス、今はへこたれているより前を見ていたいから…」

クロウス「……分かりました、ですが無理はせずに本当にダメそうならすぐに私に言ってください」

フローリア「ありがとう……その時は昔みたいにおんぶでもしてもらおうかな?」

クロウス「お、おんぶですか…?」

フローリア「駄目ですか…?昔は私が転んだ時はよくしてくれてたのに」

クロウス「いや、それはまだ姫様がまだ幼い頃の話ですし…!あ、いや、しかし姫様のご命令であれば…」



アンリエッタ(……二人とも、主従の関係と聞いてたけど仲が良いなぁ)

アンリエッタ(……わたしもレビュオスとあんな感じになれてるかな………………えっ?)ピクッ


ほのぼのとした二人のやりとりを眺めていたアンリエッタであったが、自身に流れる竜の血が無意識にこの場にいる自分達以外の存在に気づかせた。



???「ムシャ……ムシャ…」

ワイバーン「」ピクッピクンッ


視線をそちらに向けると……そこには先ほどまで雄々しく空を駆け巡っていたワイバーンが他の魔物に補食されており、凄惨な光景が広がっていた。


フローリア「……ひっ!?」ビクッ

クロウス「こいつ……さっきのワイバーンを喰っている…のか!?」

アンリエッタ「そんな……酷い…!」


その魔物の姿はおよそ竜と呼ぶには程遠く………いや、そもそもこの魔物の姿はクロウスの経験上でも見たことが無く、まるで他の魔物と魔物をツギハギに融合でもされてるかのような異形の姿をしていた。


???「ムシャ…ぐちゃ、ぐちゃっ」

クロウス(なん……だ…!?コイツは…!?魔物………なんだよな…!?)

クロウス「………一応聞きますがコイツはこの山に生息している魔物なんですか?」

アンリエッタ「し、知りません…!!この山には幼いときから何度も登ってますが……そもそも竜型以外の魔物は一匹も見たことが無いです!!」

フローリア「じゃあ………この魔物は、いったい…!?」

961 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/12(金) 01:23:52.28 ID:UxCkQwlZo
クロウス達の前に現れた人造合成魔獣(キメラ)
2時から↓1〜↓3の間で募集

【名前】
【生態】
【攻撃方法】
【弱点】

今回の魔物安価を募集して今夜はオチます、そういえばもう少しでこのスレも終わりが近いので近々次スレの準備もしなくては…。
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 02:34:21.83 ID:P2QB5N2MO
【名前】グリーフキメラ
【生態】果てしない食欲と惨虐さを持つ合成魔獣の一つ。様々な動物や魔物に加えて人間さえも材料とされている
その恩恵として通常のキメラよりも知能や戦況判断能力は高いが、望まぬ姿に変えられた嘆きの感情も強く
五体満足な人間を妬み、じわりと獲物を嬲り絶望させてから捕食する異端さも持つ
【攻撃方法】牙と爪が主だが、複数の効果を持つ毒性の強い尾の一撃も強力
【弱点】他キメラよりも脳が発達しているが、代わりに頭部の防御力が低い。また自身の理解ができない状況に陥ると深い混乱状態となる
963 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 08:24:11.03 ID:F9v2crud0
【名前】ドラゴンイーター
【生態】竜種を好んで食す風変わりなキメラであらゆる動物を組み込まれた結果「自分は全ての生命の上位捕食者」という思い込みがある
竜相手では当然返り討ちにされることもあるが食欲が優先され捕食に成功した暁には格段に強さを増していく
【攻撃方法】最大の武器は唾液とそれを纏う舌で竜の鱗を溶かす程の酸と一度付着すると粘ついて翼の自由を奪う粘性を持つ
【弱点】粘液を洗い流し以後の付着を妨げる水
964 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 09:27:28.62 ID:vF9cSV1FO
【名前】オーガバット
【生態】鬼の身体に巨大な蝙蝠の羽を持つ
飛行能力とパワーを併せ持った戦闘生物というコンセプトで作られたが食欲と性欲が暴走してしまい手が付けられなくなってしまった
なお飛行能力を考慮して素体にはやや細身のオーガが使用されている
メスと見るやたちまち襲いかかって激しく犯し尽くし飽きたら骨まで噛み砕き食欲まで満たしてしまう
【攻撃方法】宙を舞い牙と爪で襲いかかる 超音波で対象の整体機能を狂わせる
【弱点】意外と滞空時間は短い
965 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 09:52:26.06 ID:02C+oCE10
セヴェル本人は来てるのか気になる
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 19:20:33.90 ID:OaQH/RdPO
どれ選ばれてもリョナ寄りになりそうで楽しみになってきました
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/12(金) 22:41:43.76 ID:12r4a3LzO
全体的に普通のモンスターとして強そうだけど負けたらこれまでとは比較にならない目に遭いそうで怖い
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/13(土) 00:20:30.23 ID:9YCgXM/E0
おそらくセヴェル製のキマイラなんだろうけどアマティアス直属の配下の場合時戻しの対策とか知ってそうで怖いよな、念じる隙も与えずに命を刈り取れとか
969 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/15(月) 11:06:58.85 ID:QjKMGXuaO
そろそろ来るかな
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/18(木) 06:23:28.75 ID:hdCJKt0V0
忙しそう
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/18(木) 11:40:35.99 ID:7Nxq4t/OO
巻き戻せる戦闘は敗北時に容赦なくキャラが死ぬからヒロインの絶望度合いが強烈になるの好き
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/18(木) 20:27:12.02 ID:wvNujceCO
1週間空くと少し心配になるな
973 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/18(木) 23:42:40.70 ID:9mKsUwWPo
最近お仕事が忙しくなってきたのもあるけど今後の展開どうしようと悩んでたら一週間経とうとしてました、毎度毎度遅筆ですみません…。

ギリギリ戦闘終わらせられそうなので今から更新始めていきます。

それとモンスター採用は>>963なのですが>>962>>964の案は後の展開で使わせてもらうかもしれません、ご了承くださいませ。
974 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/18(木) 23:43:51.06 ID:9mKsUwWPo

ドラゴンイーター「ぐりゅりゅ…っ!!!」


ワイバーンの死骸を喰らっていた生き物はこちらの存在に気がつくと、威嚇とも取れる鳴き声を唸らし近づいてくる。


クロウス「っ……姫様、どうかお下がりを」

フローリア「ええ……クロウス、どうかご無事で…!」

クロウス「竜巫女様もお下がりください……コイツはかなりヤバそうです!」

アンリエッタ「………っ」ブルッ


レビュオス『万が一の事があればクロウスの言うことを聞くように!良いですね?』

手を震わせながらレビュオスの言葉を思い出すアンリエッタ。

しかし彼女の震えは次第に収まっていき、竜杖を握る手に力が戻る。


アンリエッタ「……いえ、私も戦います…!」

クロウス「なっ…しかし…!!」

アンリエッタ「私とて竜の血を引く者!少しながらも同じ血を分け合う同胞を目の前で殺されて黙って下がるわけにはいきません!」

アンリエッタ「戦い方は心得ております、私はクロウスさんのサポートに回りますので今は目の前の敵に集中してください!」

ドラゴンイーター「ぐりゅりゅ!ぐらららっ!!!」

クロウス「ぐっ…!後でレビュオスにチクらないでくださいよ!!」
975 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/18(木) 23:44:18.41 ID:9mKsUwWPo

────戦闘開始────

【Act.1】

アンリエッタ「…っ!」

クロウス(全く……レビュオスにバレたらしこたま怒られそうだな!気合い入れていくぞ!!)


クロウス達の行動選択
@竜の豪腕を召喚する(チャージ系◯、テクニック系×)
A細かくヒット&ウェイを仕掛ける(テクニック系◯、アタック系×)
B竜の魂を召喚しブレス攻撃(アタック系◯、チャージ系×)
スキル【不撓不屈の剣】(1度だけ判定に負けてもこちらの行動選択時コンマが相手より高ければ勝利扱いにする、シルヴェロギア編終了まで有効)


ドラゴンイーターの行動パターン

00~20 巨体を地面に叩きつけ衝撃波を放つ(チャージ系)
21~60 粘液を撒き散らし行動を制限する(テクニック系)
61~80 鋭い爪を振りかざす(アタック系)
81~99 こちらを無視して竜の死骸をむさぼる(無条件で攻撃を食らう、攻撃パターンが変化する)

↓1でクロウスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/18(木) 23:46:04.59 ID:hdCJKt0V0
これは2か
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/18(木) 23:46:46.28 ID:eIlSQDkxO
2なら4割
978 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/19(金) 00:07:15.14 ID:pjUnN7EVo


ドラゴンイーター「ぐらららっ!!!」ドシンッドシンッ

クロウス「せいやっ!!」ザシュッ


合成魔獣がその巨体を揺らしながらクロウス達に近づく、クロウスは細かくステップを刻みながら斬りつけていく。

手数で押しながらも危なげなく攻撃を仕掛けていくが、ドラゴンイーターは身体を震わせたのちに口から長い舌を振り回す。


クロウス「よっ……と!」


クロウスは舌の攻撃も避けていくが、滴る唾液が辺り一帯に撒き散らされる。

クロウスは盾で唾液を防ぐがその瞬間、盾の表面がジュウジュウと音を立てながら溶けていた。


クロウス「ちっ…何か嫌な予感はしていたがそういう攻撃か」

ドラゴンイーター「ぐるるらぁあららっ!」ドシンッドシンッ


その動きは怒りを表現しているのか、または餌を見つけた喜びなのか。
雄叫びを上げながら合成魔獣は更にクロウス達に攻撃を仕掛けにいく。


───クロウスの勝ち───
    1 2 3
クロウス◯
合成魔獣 ×
979 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/19(金) 00:10:37.83 ID:pjUnN7EVo

【Act.2】

フローリア(クロウス…)

クロウス(こんなヤツに姫様を傷つけさせる訳にはいかない…!!本気で潰してやる…!!)


クロウス達の行動選択

@竜の豪腕を召喚する(チャージ系◯、テクニック系×)
A細かくヒット&ウェイを仕掛ける(テクニック系◯、アタック系×)
B竜の魂を召喚しブレス攻撃(アタック系◯、チャージ系×)
スキル【不撓不屈の剣】(1度だけ判定に負けてもこちらの行動選択時コンマが相手より高ければ勝利扱いにする、シルヴェロギア編終了まで有効)


ドラゴンイーターの行動パターン

00~20 巨体を地面に叩きつけ衝撃波を放つ(チャージ系)
21~60 粘液を撒き散らし行動を制限する(テクニック系)
61~80 鋭い爪を振りかざす(アタック系)
81~99 こちらを無視して竜の死骸をむさぼる(無条件で攻撃を食らう、攻撃パターンが変化する)

↓1でクロウスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 00:11:18.68 ID:qPr1bZ710
3
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 00:12:19.53 ID:1G97W4QX0
たまには1で
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 00:14:39.52 ID:wGy9MFV2O
反撃判定はあるだろうけどスキル込みであっさり勝ってしまった
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 00:15:32.00 ID:wGy9MFV2O
あっ、判定に負けてはないからこれは引き分けか
984 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/19(金) 00:51:00.49 ID:pjUnN7EVo

ドラゴンイーター「ぐらっばぁっっ!!!」


びちゃびちゃと粘液状のよだれを撒き散らし続け、クロウスは攻撃を避ける事に手一杯になっていた。

まるで酸の雨が降り注いでいるような状況であったが必死に避けるしか為す術は無かった。


クロウス「うおっ!?……くっ、拉致が明かないな…!」

アンリエッタ「クロウスさん!そのまま突っ切ってください!」

クロウス「そうしたいのは山々なんですが…!さすがにこの汚ならしい唾液を当たらずにはちょいと危険ですね……って危なっ!」ヒョイッ

アンリエッタ「ご安心を……貴方の活路は私が切り開きましょう」スチャッ


アンリエッタは杖を横に構えると眼を閉じ集中する。
蒼い焔のようなオーラが彼女を包んだかと思えばオーラは竜の形を成していき、やがて竜の頭の部分から蒼白い焔を吐き出す。


アンリエッタ「竜の息吹(ドラゴンブレス)……!!お願い、焼き尽くして!!」


竜の焔はクロウスに降り注ぐ酸のよだれを燃やし尽くしていく。

その一瞬の好機にクロウスはご了承魔獣目掛けて一直線に駆けていった。


クロウス(ここが勝機……!!キメに行く!)

───引き分け───
    1 2 3
クロウス◯ ー
合成魔獣 ×  ー

985 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/19(金) 00:54:07.74 ID:pjUnN7EVo

【Act.3】


クロウス達の行動選択

@竜の豪腕を召喚する(チャージ系◯、テクニック系×)
A細かくヒット&ウェイを仕掛ける(テクニック系◯、アタック系×)
B竜の魂を召喚しブレス攻撃(アタック系◯、チャージ系×)
スキル【不撓不屈の剣】(1度だけ判定に負けてもこちらの行動選択時コンマが相手より高ければ勝利扱いにする、シルヴェロギア編終了まで有効)


ドラゴンイーターの行動パターン

01~20 巨体を地面に叩きつけ衝撃波を放つ(チャージ系)
21~60 粘液を撒き散らし行動を制限する(テクニック系)
61~80 鋭い爪を振りかざす(アタック系)
81~98 こちらを無視して竜の死骸をむさぼる(無条件で攻撃を食らう、攻撃パターンが変化する)
ゾロ目 判定に関係なくドラゴンイーターの勝利(スキルの効果も無効にする)

↓1でクロウスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 00:56:48.95 ID:ukR6P37FO
2
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 01:00:42.55 ID:1G97W4QX0
せい
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 01:02:09.62 ID:wGy9MFV2O
草生える
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 01:07:02.80 ID:e8qOk0x30
やったか!?
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 01:07:26.84 ID:1G97W4QX0
Oh……
991 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/19(金) 01:08:54.55 ID:pjUnN7EVo
ゾロ目ってこんなにあっさり出てくるもんなんですね…いやホントビビりました(白目)

という事でフローリア&アンリエッタの敗北陵辱なのですが今日のところは次スレを建て、今後の方針についてご報告して終わらせたいと思うので少々お待ちくださいませ。
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 01:10:29.47 ID:ukR6P37FO
アンリエッタがイートされちゃうのか……
993 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 01:15:54.43 ID:PmF5EgqmO
一旦おつ
994 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 01:19:32.10 ID:1G97W4QX0
ゾロ目が悪さしかしてない……
995 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2021/11/19(金) 01:52:29.41 ID:pjUnN7EVo

こちら次スレの案内になります、書き貯めしてたテンプレが一部消し飛んでしまったので後日追加していきます。

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1637252279/


今後の展開は前に話した通りシルヴェロギアの祭りシーンを挟んでシルヴェロギア編の山場を書いていき、お待たせし過ぎていた妹姫編へと視点を移していきます。
あとどこかのタイミングで各キャラの過去編なんかも書けていけたらなとも思っています。(現状キャラ立ちが薄いなと思ってるキャラが何人かいて情報の保管をしたり愛着が湧いてくれたらなという理由です)

それでは次回の更新からは次スレを使っていきます〜。
最後に初期3人娘からのメッセージイラストを置いておいて終わります。(るるじぇには支援絵書いてくれた方のイメージに寄せちゃいました、気分を害したらごめんなさい)

https://i.imgur.com/6rsWzIO.jpg
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 02:18:02.91 ID:PmF5EgqmO
おつちゃー
取り返しのつかない敗北回がまだ来てないので楽しみにしてる
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 06:48:14.82 ID:DkiVt2ytO
お疲れ様です
無理はしないでね
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 07:46:24.72 ID:PYDfrnfoo
おつうめ
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 14:15:43.00 ID:ZufL0PH9O
>>1000なら次スレもルルが可愛い
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2021/11/19(金) 16:18:07.15 ID:wmE32P6B0
埋め
1001 :1001 :Over 1000 Thread
                     ___, - 、
                    /_____)
.                    | | /   ヽ || 父さんな、会社辞めて小説で食っていこうと思うんだ
                    |_|  ┃ ┃  ||  
                   (/   ⊂⊃  ヽ)        /  ̄ ̄ ̄ \
  \僕はSS!/           \_/  !        ( ( (ヽ     ヽ
                   ,\ _____ /、       | −、ヽ\     !  <私は二次創作
   ゝ/  ̄ ̄ ̄ \     /. \/ ̄\/   .\     | ・ |─ |__   /
   / _____ヽ    |  |  _┌l⊂⊃l  |  |    ┌ - ′  )   /
   | | /  ─ 、−、!    |  |  / ∋ |__|  |  |    ヽ  /   ヽ <
   |__|─ |   ・| ・ |    |  /`, ──── 、 |  |     ` ─┐  ?h ̄
   (   ` ─ o−i    ヽ /         \ .ノ_      .j ̄ ̄ |
    ヽ、  ┬─┬ノ / ̄ ./            ヽ- 、\    /   ̄ ヽ\
  // /ヽ─| | ♯|  /   i  ぼくオリジナル   | ..) ) \  i  ./   |\\
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忍野忍「それでもいい……それでもいいのじゃ」 @ 2021/11/18(木) 23:21:04.53 ID:gFdjDzhvO
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【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 @ 2021/11/18(木) 20:34:56.46 ID:uUkbKYqQ0
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【スーパーダンガンロンパ2】「地獄でも天国でもない場所」【安価】 @ 2021/11/18(木) 04:00:14.91 ID:H0AAtjJO0
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父「スマホの履歴見せてみろ」息子「う、うん……」 @ 2021/11/17(水) 22:59:53.03 ID:UgyVGt9W0
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【ミリマス】真壁瑞希「765フードデリバリー」 @ 2021/11/17(水) 17:48:28.92 ID:kdFCVtkI0
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ナイツの歌ネタ漫才 しあわせ未満/太田裕美 @ 2021/11/17(水) 17:17:49.72 ID:uaUxq8YV0
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【コードギアス】俺「安価でもう一度ブリタニアと戦う」part2 @ 2021/11/16(火) 23:45:39.64 ID:ddkZhQ7oO
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未来「静香ちゃんが私のパンツ嗅いでる……」 @ 2021/11/15(月) 21:10:02.41 ID:T9ADe3C40
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